JP3033676U - ソレノイド - Google Patents
ソレノイドInfo
- Publication number
- JP3033676U JP3033676U JP1996008395U JP839596U JP3033676U JP 3033676 U JP3033676 U JP 3033676U JP 1996008395 U JP1996008395 U JP 1996008395U JP 839596 U JP839596 U JP 839596U JP 3033676 U JP3033676 U JP 3033676U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- movable iron
- adjusting screw
- suction
- suction position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】可動鉄芯の吸着位置寸法を容易に可変出来、簡
単な方法で安定した吸引力を得られる構造を提供する。 【解決手段】固定鉄芯5の中心軸に設けた調整ネジ8の
ねじ込み量によって、その調整ネジ8に吸着させる可動
鉄芯6の吸着位置寸法を可変する。調整ネジ8をゆるめ
れば可動鉄芯6の吸着位置は吸着方向に変化し、調整ネ
ジ8をねじ込めば吸着位置は吸着方向と逆方向に変化す
る。この調整ネジ8は固定鉄芯5の中心軸に有し、相手
方機器との接合部材ではないことから、相手方機器に固
定した後、可動鉄芯6の吸着位置寸法を容易に調整する
ことが出来る。
単な方法で安定した吸引力を得られる構造を提供する。 【解決手段】固定鉄芯5の中心軸に設けた調整ネジ8の
ねじ込み量によって、その調整ネジ8に吸着させる可動
鉄芯6の吸着位置寸法を可変する。調整ネジ8をゆるめ
れば可動鉄芯6の吸着位置は吸着方向に変化し、調整ネ
ジ8をねじ込めば吸着位置は吸着方向と逆方向に変化す
る。この調整ネジ8は固定鉄芯5の中心軸に有し、相手
方機器との接合部材ではないことから、相手方機器に固
定した後、可動鉄芯6の吸着位置寸法を容易に調整する
ことが出来る。
Description
【0001】
本考案は直進型ソレノイドの構造に関する。さらに詳しくは可動鉄芯の吸着位置 寸法を可変するソレノイドに関する。
【0002】
従来の直進型ソレノイドは可動鉄芯の吸着時の位置寸法を調整する手段はなく、 相手方の機器と相対的に寸法調整する方法をとっていた。その方法として、ソレ ノイド自体を移動する。あるいは第3図に示すように、可動鉄芯6の後端に設け た調整器1で寸法調整を行っていた。
【0003】
しかるに、ソレノイド自体を移動させる方法では、微少な位置調整が容易ではな く、仮に調整が出来たとしてもその固定時にズレが生じたりする。 又、第3図で示す方法では、相手方の機器に組み込みした後での調整は容易では なく、調整作業はソレノイド単体でせねばならない。 本考案は、このような点にかんがみ、可動鉄芯の吸着位置寸法を容易に可変出来 、簡単な方法で安定した吸引力を得られるようにしたものである。
【0004】
このため、固定鉄芯の中心軸に調整ネジを設け、可動鉄芯先端部を吸着させるよ うにしている。 又、他方に設けた導磁板と、その導磁板を貫通する可動鉄芯を有し、前記導磁板 の可動鉄芯貫通穴を数カ所凸状にし、磁気回路の効率を向上させている。
【0005】
本考案では、調整ネジのねじ込み量によって可動鉄芯の吸着位置寸法を可変する 。可動鉄芯は吸着時に調整ネジの一方端部に当たり位置が定まる。 このとき、調整ネジをゆるめれば可動鉄芯の吸着位置は吸着方向に変化し、調整 ネジをねじ込めば吸着方向の逆方向に変化する。 このように本考案では、調整ネジのねじ込み量によって可動鉄芯の吸着位置寸法 を調整することが出来る。 ここで、調整ネジをねじ込むことによって吸着時に可動鉄芯と固定鉄芯との間に 生じる隙間が大きくなるので、吸引保持力は小さくなる。しかし、導磁板の貫通 穴の形状を前述のように数カ所凸状にし、導磁板と可動鉄芯との距離を小さくす ることにより磁気回路の効率を向上させ、前述の吸引保持力減少を防止する。 又、本考案ではソレノイドを相手物に固定した後、可動鉄芯の吸着位置寸法を調 整することが出来る。そのため本考案では、ソレノイド自体の位置調整の工程が 不要となる。従って組み立て作業がやりやすくなり、作業工数を削減することが 出来る。
【0006】
次に、本考案の一実施例を説明する。 第1図a、b及び第2図において3は電磁コイル2を巻装した筒状ボビンで、そ のボビン3の一方開口端には固定鉄芯5が嵌合している。また固定鉄芯5は電磁 コイル2を囲むように設けられたフレーム4にかしめられている。 上記ボビン3の他方開口端には導磁板7が設けられ、その導磁板7はフレーム4 にかしめられている。この導磁板7にはボビン3に連通する開口7aを有し、そ の開口7aより移動自在の可動鉄芯6をボビン2の中空部に挿通している。また 開口7aの形状は数ヶ所凸状になっている。尚、6aは他への連結用穴部である 。 上記固定鉄芯5の中心軸には貫通する雌ねじ5aを有し、その雌ねじ5aには調 整ネジ8が嵌合する。この調整ネジ8を可動鉄芯6側にねじ込み、調整ネジ8の 可動鉄芯側端部(以下では調整ネジ端部)8aが雌ねじ5aの可動鉄芯6側開口 端から出た場合、可動鉄芯6を吸引させると第1図bで示すように可動鉄芯6は 調整ネジ端部8aに吸着する。この調整ネジ8のねじ込み量を可変することによ り、可動鉄芯の吸着位置寸法を変化させることが出来る。 ここで、調整ネジ8をねじ込むことによって吸着時に可動鉄芯6と固定鉄芯5と の間に生じる隙間が大きくなるので、吸引保持力は小さくなるが、上記導磁板開 口7aの形状を前述のように数カ所(図示例ではa、b、c、d、の4カ所)凸 状にし、導磁板7と可動鉄芯6との距離を小さくすることにより磁気回路の効率 を向上させ、吸引保持力減少を防止する。
【0007】
このように本考案では、調整ネジにより可動鉄芯の吸引位置寸法を調整するよう にしたので、従来の相手方機器にソレノイド本体を相対的に位置調整する手段に 比べ、調整がやりやすくなり組立時の作業工数を削減することが出来る。
【第1図】本考案の一実施例を示すソレノイドの側面断
面図でaは動作前、bは動作後である。
面図でaは動作前、bは動作後である。
【第2図】本考案の一実施例を示すソレノイドの正面図
である。
である。
【第3図】従来のソレノイドの一例を示す側面図であ
る。
る。
1 調整器 2 電磁コイル 3 ボビン 4 フレーム 5 固定鉄芯 5a 雌ねじ 6 可動鉄芯 6a 連結用穴部 7 導磁板 7a 導磁板開口 8 調整ネジ 8a 調整ネジ端部
Claims (1)
- ボビンに巻装した電磁コイルと、該コイルを内装するフ
レームと、該フレームの一方開口端に設けた固定鉄芯
と、該フレームの他方開口端に設けた導磁板と、該導磁
板を貫通する可動鉄芯とを備えたソレノイドにおいて、
該固定鉄芯の中心軸に調整ネジを備え、該導磁板の可動
鉄芯貫通穴が数カ所凸状に構成したことを特徴とするソ
レノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996008395U JP3033676U (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996008395U JP3033676U (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | ソレノイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3033676U true JP3033676U (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=43168553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996008395U Expired - Lifetime JP3033676U (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033676U (ja) |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP1996008395U patent/JP3033676U/ja not_active Expired - Lifetime
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