JP2001110422A - リチウム二次電池用負極活物質及びその製造方法 - Google Patents

リチウム二次電池用負極活物質及びその製造方法

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JP2001110422A JP2000265417A JP2000265417A JP2001110422A JP 2001110422 A JP2001110422 A JP 2001110422A JP 2000265417 A JP2000265417 A JP 2000265417A JP 2000265417 A JP2000265417 A JP 2000265417A JP 2001110422 A JP2001110422 A JP 2001110422A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量が大きく、充放電効率に優れてお
り、電流密度が高く、寿命特性に優れたリチウム二次電
池用負極活物質を提供する。 【解決手段】 結晶質炭素を含むコアと、前記コア上に
形成される炭素シェルを有し、前記炭素シェルが、黒鉛
化触媒効果があり、周辺炭素構造の改質が可能な元素ま
たは互いに異なる二つ以上の前記元素が結合した化合物
を含み、ターボストラチックまたは半オニオンリング構
造を有する準結晶質炭素シェルであるリチウム二次電池
用負極活物質。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム二次電池用
負極活物質及びその製造方法に関し、詳しくは高い容量
と優れた充放電効率を有するリチウム二次電池用負極活
物質及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウム二次電池の負極活物質としてリ
チウム金属が最初用いられていたが、充放電過程で容量
が急激に減少し、リチウムが析出してデンドライト状を
形成することによってセパレータが破壊するので電池の
寿命が短縮する問題点があった。これを解決するため
に、リチウム金属の代わりにリチウム合金が用いられた
がリチウム金属を使用する時の問題点を大きくは改善で
きなかった。
【0003】その後、負極活物質としてリチウムイオン
をインタカレーションし、デインタカレーションするこ
とができる炭素系物質が主に用いられている。このよう
な炭素系物質としては結晶質炭素と非晶質炭素がある。
その中で主に使用されている結晶質炭素は再人造黒鉛と
天然黒鉛とに分類することができる。代表的な人造黒鉛
としてメゾカーボン繊維(MCF)、メゾカーボンマイ
クロビー(MCMB)があり、最近は異種元素がドーピ
ングされた人造黒鉛の出現で安価で高性能の負極活物質
が生産されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メゾカーボンマイクロ
ビードやメゾカーボン繊維は製造上の利点があるが、高
価で同時に安定化工程を必ず経なければならない工程上
の理由で天然黒鉛に比べてその放電容量が著しく低い。
また天然黒鉛系は放電容量は大きいが、メゾカーボン
マイクロビードやメゾフェース繊維に比べて非可逆容量
が非常に大きく形状が板状であるために高密度の極板製
造時に放電特性が非常に悪化する傾向がある。
【0005】このような問題点を解決するためにコーク
ス系無定形で安価な人造黒鉛を使用するが、その電池性
能を向上させるためにボロンなどの元素をドーピングし
た。このようにボロンを用いて負極活物質を製造する方
法は多様な文献に記述されている。
【0006】日本特許公開平3−165463号公報に
はCVD(化学蒸着)工程を使用してB、C、Nまたは
Hを含有するBCN(H)形態の負極活物質を製造する
方法が記述されている。日本特許公開平3−24545
8号公報にはオートクレーブ法を使用して有機材料の炭
化時のB化合物を0.15乃至2.5重量%添加して負
極活物質を製造する方法が記述されている。
【0007】日本特許公開平5−266880号公報に
は石油系ピッチにB、B23、H3BO3を添加した後、
2000℃で20時間熱処理して負極活物質を製造する
方法が記述されている。
【0008】日本特許公開平9−63584号公報及び
平9−63585号公報にはメゾフェース繊維粉砕後、
B化合物を添加した後に熱処理する方法が記述されてい
る。
【0009】しかし、前述した全ての方法で製造された
負極活物質の容量、充放電効率、電流密度、寿命特性な
どの物性が満足する程の水準に到達していないのが実情
である。
【0010】本発明は前記問題点を解決するためのもの
であって、本発明の目的は容量が大きく、充放電効率に
優れたリチウム二次電池用負極活物質を提供することに
ある。
【0011】本発明の他の目的は電流密度が高く、寿命
特性に優れたリチウム二次電池用負極活物質を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は結晶質炭素を含むコアと、前記コア上に形
成される炭素シェルとを有し、前記炭素シェルに、黒鉛
化触媒の効果があり、周辺炭素構造の改質が可能な元
素、または互いに異なる二つ以上の前記元素が結合した
化合物を含み、ターボストラチックまたは半オニオンリ
ング構造を有する準結晶質炭素シェルを含むリチウム二
次電池用負極活物質を提供する。
【0013】また、本発明はメタルボライド0.01乃
至20重量%含むリチウム二次電池用負極活物質を提供
する。
【0014】本発明は、また非晶質または結晶質炭素
と、黒鉛化触媒の効果があり、周辺炭素構造の改質が可
能な元素、その化合物または互いに異なる二つ以上の前
記元素が結合した化合物を混合する混合工程、及び前記
混合工程で得られた前記混合物を2000乃至3200
℃で黒鉛化する黒鉛化工程を含むリチウム二次電池用負
極活物質の製造方法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0016】本発明のリチウム二次電池用負極活物質は
結晶質炭素コアとこのコア上に形成された炭素シェルを
有する。
【0017】前記炭素シェルは、黒鉛化触媒の効果があ
り、周辺炭素構造の改質が可能な元素または互いに異な
る二つ以上の前記能力を有する元素が結合した化合物
(以下“触媒元素または触媒元素M123.....
n化合物(nは整数)”と称する)を含む。
【0018】前記触媒元素としては遷移金属、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、3A族半金属(IUPAC無
機化学命名法改訂版(1989)による3族半金属)、
3B族半金属(IUPAC無機化学命名法改訂版(19
89)による13族半金属)、4A族半金属(IUPA
C無機化学命名法改訂版(1989)による4族半金
属)、4B族半金属(IUPAC無機化学命名法改訂版
(1989)による14族半金属)、5A族元素(IU
PAC無機化学命名法改訂版(1989)による5族元
素)、5B族元素(IUPAC無機化学命名法改訂版
(1989)による15族元素)、ランタノイド系列元
素またはアクチノイド系列元素のうちの一つ以上を使用
することができ、好ましくはMn、Ni、Fe、Cr、
Co、Cu、Mo、W、Te、Re、Ru、Os、R
h、Ir、PdまたはPtの遷移金属、Li、Na、K
のアルカリ金属、Be、Sr、Ba、CaまたはMgの
アルカリ土類金属、Sc、Y、La、Acの3A族半金
属、B、Al、Gaの3B族半金属、Ti、Zrまたは
Hfの4A族半金属、Si、Ge、Snの4B族半金
属、V、Nb、Taの5A族元素、P、Sb、Biの5
B族元素、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbまたはLuの
ランタノイド系列元素、またはTh、U、NbまたはP
uのアクチノイド系列元素のうちの一つ以上を使用する
ことができる。また、前記触媒元素M1
23.....Mn化合物の例としてはM1
23.....B化合物、つまり、メタルボライドが好
ましく、その代表的な例としてTiB2、ZrB2、Dy
2、HfB2、HoB2、LuB2、ScB2、Ni2B、
TaB2、TmB12、VB2、W25、CrB2、カルシ
ウムボライド、リチウムボライドまたはコバルトボライ
ド等がある。
【0019】前述した触媒元素または触媒元素M12
3.....Mn化合物は黒鉛化触媒の効果があり、周辺
炭素構造の改質が可能であるので、非晶質を結晶質構造
に変化することができ、最終製造される活物質の表面構
造を骨格構造であるターボストラチック構造または半オ
ニオンリング構造に変化することができる。即ち、本願
にいう「黒鉛化触媒の効果があり、周辺炭素構造の改質
が可能である」とは、炭素内に触媒として添加された状
態で、非晶質を結晶質構造に変化することができ、構造
を骨格構造であるターボストラチック構造または半オニ
オンリング構造に変化することができることを意味す
る。図1(a)にターボストラチック構造の形態を、図
1(b)に半オニオンリング構造の形態を示した。同図
において、線状に見えるのは炭素原子が線状に配列され
たものを示す。
【0020】本発明の負極活物質に含まれている触媒元
素の量は全活物質重量の0.01乃至20重量%であ
る。触媒元素の量が0.01重量%より小さい場合には
最終活物質の黒鉛化度を増加させる効果が微小となり、
表面構造の改造がよく起こらず初期充放電効率向上が微
小であり、20重量%を超過する場合には過量の触媒元
素によって放電量が減少することがある。但し、この範
囲は良好な効果を得られる好ましい範囲である。本発明
の負極活物質が触媒元素M123.....B化合物
であるメタルボライド含む場合にも、メタルボライドが
触媒元素だけからなった化合物であるので、負極活物質
に含まれるメタルボライドの量は全活物質重量の0.0
1乃至20重量%であることが分かる。
【0021】より好ましくは、前記触媒元素中のBを全
活物質重量の0.005乃至10重量%含み、Bを除い
た他の触媒元素、つまり、Mn、Ni、Fe、Cr、C
o、Cu、Mo、W、Te、Re、Ru、Os、Rh、
Ir、PdまたはPtの遷移金属、Li、Na、Kのア
ルカリ金属、Be、Sr、Ba、CaまたはMgのアル
カリ土類金属、Sc、Y、La、Acの3A族半金属、
B、Al、Gaの3B族半金属、Ti、ZrまたはHf
の4A族半金属、Si、Ge、Snの4B族半金属、
V、Nb、Taの5A族元素、P、Sb、Biの5B族
元素、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、T
b、Dy、Ho、Er、Tm、YbまたはLuのランタ
ノイド系列元素、またはTh、U、NbまたはPuのア
クチノイド系列元素のうちの一つ以上の元素を0.00
5乃至10重量%含む。このように、使用元素にBを含
むと、ボロンが黒鉛化工程でアクセプターとして作用す
ることができ、初期リチウム挿入反応時に電子伝達反応
を速くすることができる長所がある。
【0022】また、ボロンが添加されることによって、
最終活物質である人造黒鉛末端エッジ部分が半オニオン
リング構造を有することによってプロピレン系列の電解
液に強くて非可逆容量が減少する効果を得ることができ
る。
【0023】このような触媒元素または触媒元素M12
3.....Mn化合物によって、本発明の負極活物質
の炭素シェルは骨格構造が形成されたターボストラチッ
ク構造または半オニオンリング構造を有する準結晶質炭
素シェルである。この準結晶質炭素シェルには触媒元素
または触媒元素M123.....Mn化合物、特に好
ましくはメタルボライドナノ粒子が均一に分布されてい
る。
【0024】本発明の負極活物質の表面構造であるター
ボストラチック構造及び半オニオンリング構造と非晶質
構造を比較するために、この構造を先に述べたように図
1(a)乃至1(b)に各々示した。図1(a)及び図
1(b)に示したようにターボストラチック構造と半オ
ニオンリング構造は単純な非晶質炭素の構造(図1
(c)に図示)とは区別される準結晶質構造であって、
このような構造によって非晶質炭素の物性とは異なる物
性を示すようになる。
【0025】このような構成を有する本発明の負極活物
質を製造する方法を、非晶質炭素前駆体の使用の有・無
によって詳細に説明する。
【0026】1)非晶質炭素前駆体を使用しない場合 非晶質炭素または結晶質炭素と、触媒元素またはその化
合物を混合する(混合工程)。または、触媒元素を二つ
以上含む化合物を混合することもできる。以下、触媒元
素またはその化合物や、触媒元素を二つ以上含む化合物
を全て添加物質と称する。
【0027】前記混合は非晶質炭素または結晶質炭素に
添加物質を固状で添加して実施することもでき、液状で
添加して実施することもできる。添加物質溶液で溶媒と
しては水、有機溶媒またはその混合物を使用することが
できる。有機溶媒としてはエタノール、イソプロピルア
ルコール、トルエン、ベンゼン、ヘキサン、テトラヒド
ロフランなどを使用することができる。添加物質溶液の
濃度は均一混合が可能な程度の濃度が好ましく、添加物
質の濃度が過度に低ければ溶媒の乾燥及び均一混合に問
題があり、過度に高い場合は触媒元素などの化合物がか
たまって炭素と反応し難いという問題点がある。
【0028】液状で使用した混合方法は添加物質溶液と
非晶質炭素または結晶質炭素を機械的に混合したり、噴
霧乾燥したり、噴霧熱分解したり、凍結乾燥して実施す
ることができる。このような混合方法中、機械的混合方
法の一例として非晶質炭素または結晶質炭素を添加物質
溶液を使用してニーディング(練り混ぜ)する方法及び
混合時の剪断応力がかかるように混合器の翼の構造を変
えたメカニカル混合または機械的に粒子間の剪断力を加
えて粒子表面間の融合を誘導するメカノケミカル法など
を用いる方法がある。
【0029】炭素コアに微細粒子、つまり、一次粒子を
使用する場合、上記のような混合工程にあって、炭素コ
アに炭素シェルを形成するコーティング(コーティング
工程)と共に造粒(造粒工程)を同時に実施することも
できる。コーティングと造粒を同時に実施すれば、微細
な一次粒子の多数個が造粒されて大きな二次粒子が形成
される。前記コーティング及び造粒工程で、非晶質炭素
がバインダーの役割もし、この非晶質炭素によって、一
次粒子が造粒されて二次粒子が形成される。前記コーテ
ィング工程で噴霧乾燥を実施すれば、球形の二次粒子が
製造され、他の方法を使用すれば無定形の二次粒子が製
造できる。
【0030】前記混合工程で、非晶質炭素または結晶質
炭素:触媒元素の重量比(全活物質重量に対する重量%
表示)は、(99.99:0.001)乃至(80:2
0)であるのが好ましく、触媒元素の化合物を使用した
り、互いに異なる触媒元素を二つ以上含む化合物を使用
する場合にも、非晶質炭素または結晶質炭素:触媒元素
の化合物の重量比を触媒元素金属の比で換算した比率で
上述した範囲と同様に混合する。
【0031】前記触媒元素としては遷移金属、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、3A族半金属、3B族半金
属、4A族半金属、4B族半金属、5A族元素、5B族
元素、ランタノイド系列元素またはアクチノイド系列元
素のうちの一つ以上を使用することができ、好ましくは
Mn、Ni、Fe、Cr、Co、Cu、Mo、W、T
e、Re、Ru、Os、Rh、Ir、PdまたはPtの
遷移金属、Li、Na、Kのアルカリ金属、Be、S
r、Ba、CaまたはMgのアルカリ土類金属、Sc、
Y、La、Acの3A族半金属、B、Al、Gaの3B
族半金属、Ti、ZrまたはHfの4A族半金属、S
i、Ge、Snの4B族半金属、V、Nb、Taの5A
族元素、P、Sb、Biの5B族元素、Ce、Pr、N
d、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、YbまたはLuのランタノイド系列元素、ま
たはTh、U、NbまたはPuのアクチノイド系列元素
のうちの一つ以上の元素を使用することができる。前記
触媒元素の化合物としては前記触媒元素を含む化合物は
いずれも使用することができ、その例として酸化物、硝
酸化物、炭化物、硫化物、水酸化物、水素化物があり、
代表的な例としてはチタニウム−t−イソプロポキシ
ド、ニッケルナイトレート、B2O3を使用することが
できる。
【0032】または、互いに異なる触媒元素を二つ以上
含む化合物としては前記触媒元素中二つ以上を含む化合
物はいずれも使用することができ、その例としては酸化
物、硝酸化物、炭化物、硫化物、水酸化物、水素化物で
あることができ、代表的な例としてはCa(BH42
LiBH4、TiB2、ZrB2、DyB2、HfB2、H
oB2、LuB2、ScB2、Ni2B、TaB2、TmB
12、VB2、W25、CrB2、カルシウムボライド、リ
チウムボライドまたはコバルトボライドを使用すること
ができる。
【0033】炭素コアとしては1乃至75μmの直径を
有する単一粒子を使用することもでき、0.1乃至30
μmの直径を有する微細粒子、つまり、一次粒子を使用
することもできる。
【0034】前記非晶質炭素としてはソフトカーボン
(低温焼成炭素)またはハードカーボンを使用すること
ができる。前記ソフトカーボンは石炭系ピッチ、石油系
ピッチ、タール、低分子量の中質油を約1000℃で熱
処理して得ることができ、前記ハードカーボンはフェノ
ール樹脂、ナフタレン樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂、セル
ロース樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂などを約
1000℃で熱処理して得ることができる。
【0035】また、熱処理を行う工程で、重合触媒とし
てBr2、Cl2、I2などの触媒を使用したり、カーボ
ン原料化合物を約350乃至400℃で熱処理して軟化
点が増加し、炭化収率が増加した化合物を約1000℃
で熱処理して製造したソフトカーボンまたはハードカー
ボンを使用することもできる。また、石油系、石炭系炭
素原料または樹脂系炭素を300乃至600℃で熱処理
したメゾフェースピッチ、原料コークス及び炭素原料を
不融和処理した後または処理せずに600乃至1500
℃で熱処理したメゾフェースピッチ炭化物、焼成された
コークスなどの非晶質炭素を使用することもできる。
【0036】前記結晶質炭素としては無定形、板状、フ
レイク、球形または繊維形の天然黒鉛または人造黒鉛を
単独または二つ以上混合して使用することができる。
【0037】次に、添加物質がコーティングされた炭素
コアを2000乃至3200℃で非活性雰囲気や空気遮
断雰囲気下で熱処理する(黒鉛化工程)。この熱処理工
程で、触媒元素を使用した場合はもちろん、その化合物
を使用した場合にも触媒元素だけが結晶質炭素または非
晶質炭素表面に残存することがある。
【0038】または、触媒元素を二つ以上使用した場合
には、その触媒元素同士が結合して触媒元素M1
23.....Mn化合物が結晶質炭素または非晶質炭
素表面に形成されることもある。生成できる触媒元素M
123.....Mn化合物の代表的な例としてはTi
2、ZrB2、DyB2、HfB2、HoB2、LuB2
ScB2、Ni2B、TaB2、TmB12、VB2、W
25、CrB2、カルシウムボライド、リチウムボライ
ドまたはコバルトボライドがある。
【0039】また、互いに異なる触媒元素を二つ以上含
む化合物を添加した場合にも、結晶質炭素または非晶質
炭素の表面に触媒元素M123.....Mn化合物だ
けが残存する。
【0040】さらに、前述のように、本発明では目的化
合物である触媒元素M123.....Mn化合物、例
えばTiB2、ZrB2、DyB2、HfB2、HoB2
LuB2、ScB2、Ni2B、TaB2、TmB12、VB
2、W25、CrB2、カルシウムボライド、リチウムボ
ライドまたはコバルトボライドを直接結晶質炭素または
非晶質炭素と混合することもできる。
【0041】また、結晶質炭素または非晶質炭素の表面
は触媒元素または触媒元素M12 3.....Mn化合
物によって骨格構造が形成されて準結晶質炭素構造であ
るターボストラチック構造または半オニオンリング構造
に変換される。
【0042】内部に非晶質炭素を使用した場合に、非晶
質炭素は結晶質炭素に変換され、結晶質炭素を使用した
場合にも結晶性が増加する。本明細書で、ターボストラ
チック構造とは極端に低い結晶度及び小さい結晶の大き
さを示して非晶質構造と類似していて多少無秩序な方向
性(オリエンテーション)を示す構造を意味する。触媒
元素は表面の非晶質炭素前駆体を結晶性が多少高い準結
晶質構造に変化することができ、内部の非晶質炭素を結
晶化度の高い結晶質構造に変化することができる。
【0043】同時に、この熱処理工程(黒鉛化工程)で
添加物質の一部が揮発して最終負極活物質の表面には添
加物質に起因する触媒元素の含量が投与量より減ること
がある。
【0044】2)非晶質炭素前駆体を使用する場合 以下、製造方法中、前記非晶質炭素前駆体を使用しない
方法と同一な部分はその説明を省略する。非晶質炭素ま
たは結晶質炭素を添加物質及び非晶質炭素前駆体と混合
する。この混合にあっては乾式混合方法を使用すること
もでき、液状混合方法を使用することもできる。湿式混
合方法を使用する場合には添加物質と非晶質炭素前駆体
を溶媒に添加して製造された添加物質−非晶質炭素前駆
体溶液を使用する。前記溶媒としては水、有機溶媒また
はその混合物を使用することができる。有機溶媒として
はエタノール、イソプロピルアルコール、トルエン、ベ
ンゼン、ヘキサン、テトラヒドロフランなどを使用する
ことができる。
【0045】前記混合工程で、非晶質炭素または結晶質
炭素と非晶質炭素前駆体の混合重量:触媒元素の重量比
率(全活物質重量に対する重量%表示)は、(99.9
9:0.001)乃至(80:20)である。触媒元素
の化合物または、互いに異なる触媒元素を二つ以上含む
化合物を使用する場合にも、非晶質炭素または結晶質炭
素:触媒元素の重量比を触媒元素の比に換算した比率で
前述した範囲と同様に混合する。非晶質炭素または結晶
質炭素と非晶質炭素前駆体の混合比は最終生成物の所望
の物性によって適切に調節することができる。
【0046】前記非晶質炭素前駆体としては、フェノー
ル樹脂、ナフタレン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、
ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、フラン樹脂、セルロー
ス樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂などの樹脂
類、石炭系ピッチ、石油系ピッチ、タールまたは低分子
量の中質油などを使用することができる。また、これら
の混合物を使用してもかまわない。この中から、石炭系
ピッチ、石油系ピッチを使用するのがより高容量でまた
小さい非可逆容量を示すことができて好ましい。
【0047】前記混合工程で、炭素前駆体として300
乃至600℃の低い温度で焼成されたメゾフェースピッ
チを使用する場合、または混合工程を実施した後、炭化
工程または仮焼工程を実施して揮発性非晶質炭素前駆体
を揮発させるのが好ましい。このように、揮発性非晶質
炭素前駆体を揮発させれば、耐久性及び寿命向上の効果
がある。
【0048】次に、添加物質と非晶質炭素前駆体がコー
ティングされた炭素コアを2000〜3200℃で非活
性雰囲気や空気遮断雰囲気下で熱処理する。この熱処理
工程(黒鉛化工程)で、表面の非晶質炭素前駆体と炭素
コアの表面構造は触媒元素または触媒元素M1
23.....Mn化合物によって準結晶質炭素構造で
あるターボストラチック構造または半オニオンリング構
造に変換される。この準結晶質炭素シェルには触媒元素
または触媒元素M123.....Mn化合物、特にメ
タルボライドが均一に分布されている。
【0049】前述のように、コーティングされたコアを
2000〜3200℃で熱処理を実施すれば(002)
面のCuKαX線回折強度に対する(110)面のCu
KαX線回折強度比であるI(110)/I(002)
が0.04以下の負極活物質が得られる。CuKαX線
回折強度比が小さいほど容量が増加し、高容量である天
然黒鉛の場合0.04以下程度のCuKαX線回折強度
比を有する。従って、本発明の負極活物質は高い容量を
有する電池を提供することができる。
【0050】また、本発明による負極活物質の結晶性黒
鉛コアのラマン分光法強度比であるI(1360)/
I(1580)は0.3以下であり、前記炭素シェルの
ラマン分光法強度比であるI(1360)/ I(15
80)は0.2以上を示した。
【0051】最終製造された活物質の結晶性炭素コアは
50〜99.9重量%であり、ターボストラチック構造
の準結晶質炭素シェルは0.1〜50重量%(これはコ
ア重量に対する残余の重量として対応する)であるのが
好ましい。炭素シェルが0.1重量%未満である場合に
は充放電効率が低下する場合があり、炭素シェルが50
重量%を超過する場合には放電容量及び電圧平坦性が優
良でない場合がある。
【0052】製造された活物質は図2に示したように、
結晶質炭素コア(A)と表面に準結晶質炭素シェル
(B)で構成されている。また、図3に示したように、
準結晶質炭素シェル(B)内部には均一に触媒元素また
は触媒元素M123.....Mn化合物(C)が形成
されていることがある。また、炭素コアとして一次粒子
を使用する場合には図4に示したように一つ以上の炭素
コア一次粒子1が造粒されて二次粒子を形成しており、
表面に準結晶質炭素シェル2が形成されている。
【0053】基本的には緻密な二次粒子が製造される
が、場合によって一次粒子の間にマイクロポーラスチャ
ンネル3が形成されることもある。本明細書で、マイク
ロポーラスチャンネルとは一次粒子が球形以外にも板
状、フレイクまたは繊維状などの多様な形態を有するこ
とによって、一次粒子の間に形成された空間をいう。こ
のようなマイクロポーラスチャンネルは電解液が容易に
活物質内に含浸できるようにする役割を果たす。
【0054】本発明の負極活物質はこのように、表面の
構造がターボストラチックまたは半オニオンリング構造
を有することによって、電解液との副反応を減少させる
ことができ、コアの結晶化度が高いので放電容量が優れ
ている。
【0055】以下本発明の好ましい実施例及び比較例を
記載する。しかし下記の実施例は本発明の好ましい一実
施例だけであり、本発明が下記の実施例に限られるわけ
ではない。
【0056】(実施例1)黒鉛の前駆体である低温焼成
炭素粉末コークス500gを流動層分散造粒装置(アグ
ロマスター、細川社製)に投入した。チタニウム−t−
イソプロポキシド10gを充分な量の水に分散させて製
造されたチタニウム溶液とB2320gを充分な量の水
に溶解して製造されたボロン溶液を前記流動層分散造粒
装置内に噴射した。この時、チタニウム−t−イソプロ
ポキシドとB23が小さい粒子形態でコークス粉末表面
に付着した。次に、得られた物質を非活性雰囲気下の2
800℃で高温熱処理してチタニウムボライド含有炭素
シェルを有するリチウム二次電池用負極活物質を製造し
た。
【0057】(実施例2)チタニウム−t−イソプロポ
キシド15g、B2330gを使用したことを除いては
前記実施例1と同一に実施してチタニウムボライド含有
炭素シェルを有するリチウム二次電池用負極活物質を製
造した。
【0058】(実施例3)チタニウム−t−イソプロポ
キシド30g、B2360gを使用したことを除いては
前記実施例1と同一に実施してチタニウムボライド含有
炭素シェルを有するリチウム二次電池用負極活物質を製
造した。
【0059】(実施例4)ニッケルナイトレートを10
g、B2320gを使用したことを除いては前記実施例
1と同一に実施してニッケルボライド含有炭素シェルを
有するリチウム二次電池用負極活物質を製造した。
【0060】(実施例5)ニッケルナイトレート15
g、B2330gを使用したことを除いては前記実施例
1と同一に実施してニッケルボライド含有炭素シェルを
有するリチウム二次電池用負極活物質を製造した。
【0061】(実施例6)ニッケルナイトレート30
g、B2360gを使用したことを除いては前記実施例
1と同一に実施してニッケルボライド含有炭素シェルを
有するリチウム二次電池用負極活物質を製造した。
【0062】(実施例7)コークス500gとチタニウ
ムボライド粉末10gを流動層造粒分散装置に噴射して
均一に混合したことを除いては前記実施例1と同一に実
施してチタニウムボライド含有炭素シェルを有するリチ
ウム二次電池用負極活物質を製造した。
【0063】(実施例8)コークス500gとチタニウ
ムボライド粉末20gを流動層造粒分散装置に噴射して
均一に混合したことを除いては前記実施例1と同一に実
施してチタニウムボライド含有炭素シェルを有するリチ
ウム二次電池用負極活物質を製造した。
【0064】(実施例9)コークス500gとニッケル
ボライド(アルドリッチ社製)粉末10gを流動層造粒
分散装置に噴射して均一に混合したことを除いては前記
実施例1と同一に実施してニッケルボライド含有炭素シ
ェルを有するリチウム二次電池用負極活物質を製造し
た。
【0065】(実施例10)コークス500gとニッケ
ルボライド(アルドリッチ社製)粉末20gを流動層造
粒分散装置に噴射して均一に混合したことを除いては前
記実施例1と同一に実施してニッケルボライド含有炭素
シェルを有するリチウム二次電池用負極活物質を製造し
た。
【0066】(実施例11)コークス500gとコバル
トボライド(アルドリッチ社製)粉末10gを流動層造
粒分散装置に噴射して均一に混合したことを除いては前
記実施例1と同一に実施してコバルトボライド含有炭素
シェルを有するリチウム二次電池用負極活物質を製造し
た。
【0067】(実施例12)コークス500gとコバル
トボライド(アルドリッチ社製)粉末20gを流動層造
粒分散装置に噴射して均一に混合したことを除いては前
記実施例1と同一に実施してコバルトボライド含有炭素
シェルを有するリチウム二次電池用負極活物質を製造し
た。
【0068】(実施例13)コークス500gとジルコ
ニウムボライド粉末10gを流動層造粒分散装置に噴射
して均一に混合したことを除いては前記実施例1と同一
に実施してジルコニウムボライド含有炭素シェルを有す
るリチウム二次電池用負極活物質を製造した。
【0069】(実施例14)チタニウム−t−イソプロ
ポキシド10gが溶解されたイソプロピルアルコールと
2320gが溶解されたエチルアルコールとのアルコ
ール混合溶液にチタニウム溶液とB23溶液をトルエン
に溶解したピッチ(溶解されたピッチ重量20g)を添
加して混合した。この混合物とコークス500gを混合
装置に投入してコークス表面にチタニウム−t−イソプ
ロポキシドとB23及びピッチが均一に塗布された複合
化した粉末を得た。
【0070】次に、得られた粉末を2800℃で加熱し
て結晶化度が高く、チタニウムボライド含有炭素シェル
を有するリチウム二次電池用負極活物質を製造した。
【0071】(実施例15)TiO2を使用したことを
除いては実施例1と同一に実施した。この時、TiO2
の量はコークスとTiO2混合重量の3.6重量%にし
た。
【0072】(実施例16)B23とSb23を使用し
たことを除いて実施例1と同一に実施した。この時、B
23とSb23の量はコークス、B23及びSb23
合重量の各々3重量%、1.3重量%になるようにし
た。
【0073】(実施例17)B23とMn(NO32
6H2Oの混合物を使用したことを除いては実施例1と
同一に実施した。この時、B23とMn(NO32・6
2Oの量はコークス、B23及びMn(NO32・6
2O混合重量の各々3重量%と5.7重量%になるよ
うにした。
【0074】(実施例18)B23とV25の混合物を
使用したことを除いては実施例1と同一に実施した。こ
の時、B23とV25の量はコークス、B23とV25
混合重量の各々3重量%と2重量%になるようにした。
【0075】(実施例19)B23とAl23を使用し
たことを除いては実施例1と同一に実施した。この時、
23とAl23の量はコークス、B23とAl23
合重量の各々3重量%と1.7重量%になるようにし
た。
【0076】(実施例20)チタニウム−t−イソプロ
ポキシド15gだけを使用したことを除いては前記実施
例1と同一に実施した。
【0077】(実施例21)ニッケルナイトレート15
gだけを使用したことを除いては前記実施例1と同一に
実施した。
【0078】(実施例22)ボロンオキサイド30gだ
けを使用したことを除いては前記実施例1と同一に実施
した。
【0079】(比較例1)コークスを2800℃に加熱
してリチウム二次電池用負極活物質を製造した。
【0080】前記実施例1〜22及び比較例1の方法で
製造された負極活物質90重量%をフッ化ビニリデン樹
脂結合剤10重量%とN−メチルピロリドンを混合して
スラリーを作った。このスラリーを銅ホイルに薄く塗布
し乾燥して負極を製造した。製造された負極とセパレー
タ、リチウム金属を対極として使用し、2016タイプ
のリチウム二次電池を製造した。製造された活物質の電
気化学的特性を測定した。電気化学特性測定時の電解液
は1モルLiPF6を含むエチレンカーボネート/ジメ
チルカーボネートを使用した。前記方法で製造されたリ
チウム二次電池の第1サイクルの放電容量と充放電効率
を測定してその結果を下記の表1に示した。放電容量は
放電電圧を1.5Vと0.25Vで各々測定した。
【0081】
【表1】
【0082】前記表1に示したように、触媒元素化合物
を含む実施例1〜22の活物質を利用した電池が触媒元
素化合物を含まない比較例1の電池に比べて放電容量と
充放電効率が優れていることが分かる。また、実施例1
〜19の電池と、炭素シェルにチタニウム、ニッケルま
たはボロンだけが含まれている実施例20〜22の電池
を比較すると、放電容量は似ているが、実施例1〜19
の電池が0.25V以下での平坦電圧がより低く、初期
電解液との副反応による容量損失を抑制することによっ
て放電容量が相対的に高いことが分かる。これは実施例
1〜19の活物質は炭素シェルに電気伝導度が優れたメ
タルボライドが形成されることによって活物質の電流密
度が向上したためと思われる。
【0083】また、前記実施例2、5、8、10、20
及び22の方法で製造された負極活物質に含まれた触媒
元素の含量をICP(インダクティブカップルドプラズ
マ)分析で測定してその結果を下記の表2に示した。
【0084】
【表2】
【0085】前記表2に示したように、実施例に全て投
入された元素成分が各々存在することが分かる。
【0086】また、実施例2の方法で製造された負極活
物質のXRDパターンを図5に示した。図5に示したよ
うに、実施例2の負極活物質には触媒元素化合物である
TiB2が形成されていることが分かる。
【0087】(実施例23)低温焼成炭素粉末に酸化ボ
ロン(B23)が溶解された蒸溜水/イソプロピルアル
コール混合溶液(水:アルコール=70:30重量%)
を添加して混合した。この時、低温焼成炭素粉末と酸化
ボロンの量は炭素粉末及び酸化ボロン混合重量の各々9
4重量%と6重量%になるようにした。この混合物を混
合装置に投入し、炭素粉末に酸化ボロンとピッチが均一
に塗布された複合化した粉末を得た。得られた粉末を2
800℃に加熱して結晶化度の高いリチウム二次電池用
負極活物質を得た。
【0088】(実施例24)酸化ボロン(B23)6重
量%の代わりにTiO26重量%を使用したことを除い
ては前記実施例23と同一に実施した。
【0089】(実施例25)酸化ボロン(B23)6重
量%の代わりに酸化ボロン(B23)3重量%とTiO
21.8重量%の混合物を使用したことを除いては前記
実施例23と同一に実施した。
【0090】(実施例26)酸化ボロン(B23)6重
量%の代わりに酸化ボロン(B23)3重量%とNi
(NO32・6H2O5.4重量%の混合物を使用した
ことを除いては前記実施例23と同一に実施した。
【0091】(実施例27)炭素粉末の代わりにメゾフ
ェースピッチを500℃で熱処理した後、炭化して製造
された炭化物を使用したことを除いては前記実施例23
と同一に実施した。
【0092】(実施例28)炭素粉末の代わりに人造黒
鉛粉末を使用したことを除いては前記実施例23と同一
に実施した。
【0093】(実施例29)炭素粉末代わりに天然黒鉛
粉末を使用したことを除いては前記実施例23と同一に
実施した。
【0094】(実施例30)酸化ボロン(B23)6重
量%の代わりにTiO21.8重量%及びフラン樹脂5
重量%の混合物を使用したことを除いては前記実施例2
3と同一に実施した。
【0095】(比較例2)低温焼成炭素粉末を2800
℃に熱処理して結晶化度の大きい人造黒鉛を製造した。
製造された人造黒鉛をリチウム二次電池用負極活物質と
して使用した。
【0096】(比較例3)天然黒鉛粉末をリチウム二次
電池用負極活物質として使用した。
【0097】(比較例4)コークス粉末を2800℃で
黒鉛化処理して製造した粉末をリチウム二次電池用負極
活物質として使用した。
【0098】前記実施例23〜30及び比較例2〜4の
方法で製造された負極活物質をフッ化ビニリデン樹脂結
合剤とN−メチルピロリドンを混合してスラリーを作っ
た。このスラリーを銅ホイルに薄く塗布し乾燥して負極
を製造した。製造された負極とセパレータ、リチウム金
属を対極として使用し、2016タイプのリチウム二次
電池を製造した。製造された活物質の電気化学的特性を
測定した。電気化学特性測定時の電解液は1モルLiP
6を含むエチレンカーボネート/ジメチルカーボネー
ト/プロピレンカーボネートを使用した。前記方法で製
造されたリチウム二次電池の放電容量と充放電効率を測
定してその結果を下記の表3に示した。また、前記実施
例16〜19の方法で製造された負極活物質のプロピレ
ンカーボネート電解液での電気化学的特性を知るために
同一な実験を実施し、その結果も下記の表3に示した。
【0099】
【表3】
【0100】前記表3に示したように、触媒元素を使用
した実施例16〜19、23、27及び30の電池が触
媒元素を使用しない比較例2の電池に比べて放電容量と
充放電効率が優れていることが分かる。また、炭素コア
に結晶質炭素を使用した場合にも、触媒元素を使用した
実施例28及び29の電池が使用しない比較例3及び4
の電池に比べて放電容量が優れており、充放電効率がは
るかに優れていることが分かる。このような結果は本発
明の負極活物質は触媒元素よって負極活物質のコアの結
晶化度が増加して放電容量が増加し、触媒元素によって
表面構造がターボストラチックまたは半オニオンリング
構造を有する負極活物質に変化して電解液との反応性が
低下したことによって充放電効率が増加したためと思わ
れる。従って、プロピレンカーボネート電解液を使用し
ても充放電効率が優れていることが分かる。
【0101】(実施例31)低温焼成炭素粉末85重量
%にホウ酸5重量%とピッチ10重量%を混合した。こ
の混合物を混合装置に投入し、炭素粉末にホウ酸とピッ
チが均一に塗布され複合化した粉末を得た。得られた粉
末を2800℃に加熱して結晶化度の高いリチウム二次
電池用負極活物質を得た。
【0102】(実施例32)ホウ酸をニッケルナイトレ
ートに変更したことを除いては前記実施例31と同一に
実施した。
【0103】(実施例33)ホウ酸をシリケートに変更
したことを除いては前記実施例31と同一に実施した。
【0104】(実施例34)炭素粉末を天然黒鉛粉末に
変更したことを除いては前記実施例31と同一に実施し
た。
【0105】(実施例35)炭素粉末を人造黒鉛粉末に
変更したことを除いては前記実施例31と同一に実施し
た。
【0106】(比較例5)人造黒鉛粉末をリチウム二次
電池用負極活物質として使用した。
【0107】前記実施例31〜35の方法で製造された
負極活物質の(002)面のCuKαX線回折強度に対
する(110)面のCuKαX線回折強度比であるI
(110)/I(002)を測定してその結果を下記の
表4に示した。
【0108】
【表4】
【0109】前記表4に示したように、実施例31〜3
5の方法で製造された負極活物質のCuKαX線回折強
度比は0.04以下であった。つまり、実施例31〜3
5の方法で製造された負極活物質は高容量である天然黒
鉛と類似したCuKαX線回折強度比を示すので高い容
量を有することが分かる。
【0110】また、前記実施例31〜35及び比較例5
〜7の方法で製造された負極活物質をポリビニリデンフ
ルオリド結合剤とN−メチルピロリドンを混合してスラ
リーを作った。このスラリーを銅ホイルに薄く塗布し乾
燥して負極を製造した。製造された負極とセパレータ、
リチウム金属を対極として使用し、2016タイプのリ
チウム二次電池を製造した。製造された活物質の電気化
学的特性を試験した。電気化学特性の測定時に電解液は
1モルのLiPF6を含むエチレンカーボネート/ジメ
チルカーボネート/プロピレンカーボネート系塩を使用
した。
【0111】前記方法で製造されたリチウム二次電池の
放電容量と充放電効率を測定してその結果を下記の表5
に示した。
【0112】
【表5】
【0113】前記表5に示したように、触媒元素を使用
した実施例31〜33の電池が触媒元素を使用しない比
較例5の電池に比べて放電容量と充放電効率が優れてい
ることが分かる。また、炭素コアを結晶質炭素を使用し
た場合にも、触媒元素を使用した実施例34及び35の
電池が使用しない比較例6及び7の電池に比べて放電容
量が優れており、充放電効率が非常に優れていることが
分かる。
【0114】このような結果は本発明の負極活物質は触
媒元素によって負極活物質のコアの結晶化度が増加して
放電容量が増加し、表面がターボストラチック構造に変
化して電解液との反応性が低下したことによって充放電
効率が増加したと思われる。従って、プロピレンカーボ
ネート電解液を使用しても充放電効率が優れていること
が分かる。
【0115】前述のように、本発明のリチウム二次電池
用負極活物質は放電容量と充放電効率が優れており、高
率特性が優れていて高寿命特性に優れた特性を有する。
また、プロピレンカーボネートを含む全ての電解液で電
気化学的特性に優れた電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の負極活物質及び非結晶質炭素の表面構
造を示した図面である
【図2】本発明の一実施例による負極活物質の構造を概
略的に示した断面図である
【図3】本発明の負極活物質の表面構造でメタルボライ
ドが存在する形状を示した図面である
【図4】本発明の他の実施例による負極活物質の構造を
概略的に示した断面図である
【図5】本発明のリチウム二次電池用負極活物質のXR
Dパターンを示したグラフである
【符号の説明】
1 炭素コア一次粒子 2 準結晶質炭素シェル 3 マイクロポーラスチャンネル A 結晶質炭素コア B 準結晶質炭素シェル C 触媒元素化合物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尹 相 榮 大韓民国忠清南道天安市聖城洞山24‐1番 地 (72)発明者 金 相 珍 大韓民国忠清南道天安市聖城洞山24‐1番 地 (72)発明者 沈 揆 允 大韓民国忠清南道天安市斗井洞(無番地) 極東アパートメント111棟1004号

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶質炭素を含むコアと、前記コア上に
    形成される炭素シェルとを有し、 前記炭素シェルに、黒鉛化触媒効果があり、周辺炭素構
    造の改質が可能な元素、または互い異なる二つ以上の前
    記元素が結合した化合物を含み、 ターボストラチックまたは半オニオンリング構造を有す
    る準結晶質炭素シェルを含むリチウム二次電池用負極活
    物質。
  2. 【請求項2】 前記黒鉛化触媒の効果があり、周辺炭素
    構造の改質が可能な元素は遷移金属、アルカリ金属、ア
    ルカリ土類金属、3A族半金属、3B族半金属、4A族
    半金属、4B族半金属、5A族元素、5B族元素、ラン
    タノイド系列元素及びアクチノイド系列元素からなる群
    より選択される一つ以上の物質である請求項1に記載の
    リチウム二次電池用負極活物質。
  3. 【請求項3】 前記遷移金属はMn、Ni、Fe、C
    r、Co、Cu、Mo、W、Te、Re、Ru、Os、
    Rh、Ir、Pd及びPtからなる群より選択され、前
    記アルカリ金属はLi、Na及びKからなる群より選択
    され、前記アルカリ土類金属はBe、Sr、Ba、Ca
    及びMgからなる群より選択され、前記3A族半金属は
    Sc、Y、La及びAcからなる群より選択され、前記
    3B族半金属はB、Al及びGaからなる群より選択さ
    れ、前記4A族半金属はTi、Zr及びHfからなる群
    より選択され、前記4B族半金属はSi、Ge及びSn
    からなる群より選択され、前記5A族元素はV、Nb及
    びTaからなる群より選択され、前記5B族元素はP、
    Sb及びBiからなる群より選択され、前記ランタノイ
    ド系列元素はCe、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、G
    d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuから
    なる群より選択され、前記アクチノイド系列元素はT
    h、U、Nb及びPuからなる群より選択されるもので
    ある請求項2に記載のリチウム二次電池用負極活物質。
  4. 【請求項4】 前記黒鉛化触媒の効果があり、周辺炭素
    構造の改質が可能な前記元素または前記化合物に関し
    て、前記元素の重量は全活物質重量の0.01乃至20
    重量%である請求項1に記載のリチウム二次電池用負極
    活物質。
  5. 【請求項5】 Bを全活物質重量の0.005乃至10
    重量%を含み、Mn、Ni、Fe、Cr、Co、Cu、
    Mo、W、Te、Re、Ru、Os、Rh、Ir、Pd
    及びPtからなる群より選択される遷移金属、Li、N
    a及びKからなる群より選択されるアルカリ金属、B
    e、Sr、Ba、Ca及びMgからなる群より選択され
    るアルカリ土類金属、Sc、Y、La及びAcからなる
    群より選択される3A族半金属、B、Al及びGaから
    なる群より選択される3B族半金属、Ti、Zr及びH
    fからなる群より選択される4A族半金属、Si、Ge
    及びSnからなる群より選択される4B族半金属、V、
    Nb及びTaからなる群より選択される5A族元素、
    P、Sb、Biからなる群より選択される5B族元素、
    Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
    y、Ho、Er、Tm、Yb及びLuからなる群より選
    択されるランタノイド系列元素、及びTh、U、Nb及
    びPuからなる群より選択されるアクチノイド系列元素
    からなる群より選択される元素の一つ以上を全活物質重
    量の0.005乃至10重量%を含むものである請求項
    1に記載のリチウム二次電池用負極活物質。
  6. 【請求項6】 全活物質重量の50乃至99.9重量%
    の前記結晶性炭素を含むコアを有し、残余の重量が前記
    炭素シェルの重量となる請求項1に記載のリチウム二次
    電池用負極活物質。
  7. 【請求項7】 前記負極活物質の(002)面と(11
    0)面によるCuKαX線回折強度比であるI(11
    0)/I(002)が0.04以下である請求項1に記
    載のリチウム二次電池用負極活物質。
  8. 【請求項8】 メタルボライドを0.01乃至20重量
    %含むリチウム二次電池用負極活物質。
  9. 【請求項9】 前記メタルボライドはBを含み、Mn、
    Ni、Fe、Cr、Co、Cu、Mo、W、Te、R
    e、Ru、Os、Rh、Ir、Pd及びPtからなる群
    より選択される遷移金属、Li、Na及びKからなる群
    より選択されるアルカリ金属、Be、Sr、Ba、Ca
    及びMgからなる群より選択されるアルカリ土類金属、
    Sc、Y、La及びAcからなる群より選択される3A
    族半金属、B、Al及びGaからなる群より選択される
    3B族半金属、Ti、Zr及びHfからなる群より選択
    される4A族半金属、Si、Ge及びSnからなる群よ
    り選択される4B族半金属、V、Nb及びTaからなる
    群より選択される5A族元素、P、Sb、Biからなる
    群より選択される5B族元素、Ce、Pr、Nd、P
    m、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
    m、Yb及びLuからなる群より選択されるランタノイ
    ド系列元素、及びTh、U、Nb及びPuからなる群よ
    り選択されるアクチノイド系列元素からなる群より選択
    される元素一つ以上を含むものである請求項8に記載の
    リチウム二次電池用負極活物質。
  10. 【請求項10】 前記メタルボライドはTiB2、Zr
    2、DyB2、HfB2、HoB2、LuB2、ScB2
    Ni2B、TaB2、TmB12、VB2、W2 5、Cr
    2、カルシウムボライド、リチウムボライド及びコバ
    ルトボライドからなる群より選択される一つ以上の化合
    物である請求項9に記載のリチウム二次電池用負極活物
    質。
  11. 【請求項11】 非晶質または結晶質炭素と、黒鉛化触
    媒効果があり、周辺炭素構造の改質が可能な元素、その
    化合物、または互いに異なる二つ以上の前記元素が結合
    した化合物を混合する混合工程及び、 前記混合工程で得られた前記混合物を2000乃至32
    00℃で黒鉛化する黒鉛化工程を含むリチウム二次電池
    用負極活物質の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記混合工程で非晶質炭素前駆体をさ
    らに添加する請求項11に記載のリチウム二次電池用負
    極活物質の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記黒鉛化触媒の効果があり、周辺炭
    素構造の改質が可能な元素は遷移金属、アルカリ金属、
    アルカリ土類金属、3A族半金属、3B族半金族、4A
    族半金属、4B族半金属、5A族元素、5B族元素、ラ
    ンタノイド系列元素及びアクチノイド系列元素からなる
    群より選択される一つ以上の物質である請求項11に記
    載のリチウム二次電池用負極活物質の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記遷移金属はMn、Ni、Fe、C
    r、Co、Cu、Mo、W、Te、Re、Ru、Os、
    Rh、Ir、Pd及びPtからなる群より選択され、前
    記アルカリ金属はLi、Na及びKからなる群より選択
    され、前記アルカリ土類金属はBe、Sr、Ba、Ca
    及びMgからなる群より選択され、前記3A族半金属は
    Sc、Y、La及びAcからなる群より選択され、前記
    3B族半金属はB、Al及びGaからなる群より選択さ
    れ、前記4A族半金属はTi、Zr及びHfからなる群
    より選択され、前記4B族半金属はSi、Ge及びSn
    からなる群より選択され、前記5A族元素はV、Nb及
    びTaからなる群より選択され、前記5B族元素はP、
    Sb及びBiからなる群より選択され、前記ランタノイ
    ド系列元素はCe、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、G
    d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuから
    なる群より選択され、前記アクチノイド系列元素はT
    h、U、Nb及びPuからなる群より選択される請求項
    13に記載のリチウム二次電池用負極活物質の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記互いに異なる二つ以上の前記元素
    が結合した化合物はメタルボライドである請求項11に
    記載のリチウム二次電池用負極活物質の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記メタルボライドはBを含み、M
    n、Ni、Fe、Cr、Co、Cu、Mo、W、Te、
    Re、Ru、Os、Rh、Ir、Pd及びPtからなる
    群より選択される遷移金属、Li、Na及びKからなる
    群より選択されるアルカリ金属、Be、Sr、Ba、C
    a及びMgからなる群より選択されるアルカリ土類金
    属、Sc、Y、La及びAcからなる群より選択される
    3A族半金属、B、Al及びGaからなる群より選択さ
    れる3B族半金属、Ti、Zr及びHfからなる群より
    選択される4A族半金属、Si、Ge及びSnからなる
    群より選択される4B族半金属、V、Nb及びTaから
    なる群より選択される5A族元素、P、Sb、Biから
    なる群より選択される5B族元素、Ce、Pr、Nd、
    Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
    m、Yb及びLuからなる群より選択されるランタノイ
    ド系列元素、及びTh、U、Nb及びPuからなる群よ
    り選択されるアクチノイド系列元素からなる群より選択
    される元素の一つ以上を含む請求項15に記載のリチウ
    ム二次電池用負極活物質の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記非晶質または結晶質炭素は一つ以
    上の粒子で形成された請求項11に記載のリチウム二次
    電池用負極活物質の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記混合工程に、炭素コア上に炭素シ
    ェルを形成するコーティング工程を含むとと共に、前記
    コーティング工程で同時に造粒工程をさらに実施する請
    求項11に記載のリチウム二次電池用負極活物質の製造
    方法。
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