JP2001109326A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001109326A
JP2001109326A JP28806899A JP28806899A JP2001109326A JP 2001109326 A JP2001109326 A JP 2001109326A JP 28806899 A JP28806899 A JP 28806899A JP 28806899 A JP28806899 A JP 28806899A JP 2001109326 A JP2001109326 A JP 2001109326A
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image
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forming apparatus
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Toshiyuki Hamada
敏行 浜田
Hisafumi Miyake
尚史 三宅
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱ローラ定着方式を採用した定着装置にあっ
ては,熱ローラによって溶融されたトナーが接着剤とな
って転写紙が上記熱ローラに貼り付き,転写紙の先端が
熱ローラに巻き上げられて紙詰まりを発生しやすい。 【解決手段】 トナー占有率検出部11により,画像メ
モリ122に格納された画像データを読み出し,その画
像データにおける転写紙先端側の所定領域内でのトナー
占有率を検出する。続いて,先端マージン量設定部12
により,上記トナー占有率に基づいて,転写紙上にトナ
ー像を転写する際の最適な先端マージン量を設定する。
この先端マージン量は,上記トナー占有率がんが大きい
ほど大きな値に設定される。先端マージン量が設定され
ると,画像形成制御部13により,例えば感光体に対す
るレーザ露光のタイミングを調整することにより転写紙
上での先端マージン量が調整される。以上により,定着
装置における熱ローラからの転写シートの分離性が向上
し,例えば剥離爪によって転写紙が熱ローラから確実に
剥離できることで紙詰まりを防止でき,更には上記剥離
爪を省略することも可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,トナー像が転写さ
れた転写シートを,互いに圧接された一対の定着手段の
間に通し,上記トナー像を上記転写シートに定着させる
ように構成された画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば複写機やプリンタなどの画像形成
装置においては,感光体上に形成されたトナー像は,転
写部において静電的に転写紙に転写されるが,この段階
ではトナーはまだ転写紙に定着されておらず,転写紙上
のトナー像は容易に乱れうるため,何らかの方法でトナ
ーを転写紙に定着させる必要がある。転写されたトナー
を転写紙に定着させる方式は,過去幾つか提案されてい
たが,現在では熱ローラ定着方式が広く用いられてい
る。図3に,熱ローラ定着方式を採用した定着装置の構
成例を簡略的に示す。図3に示す定着装置1は,トナー
像が転写された転写紙Pの搬送路上に設けられ,熱ロー
ラ2と該熱ローラ2に圧接される圧ローラ3とを有す
る。上記熱ローラ2は,ハロゲンランプなどの熱源21
や,金属製の芯金22などからなり,転写紙Pのトナー
T付着面側に配置される。一方,転写紙PのトナーT付
着面とは反対側の面に配置される上記圧ローラ3は,シ
リコンゴムなどの弾性層31を有する。図示しない転写
部から搬送されガイド板4により案内された転写紙P
は,上記熱ローラ2と圧ローラ3との間に挿入され,両
ローラに挟まれた状態で排出部方向へ搬送される。この
時,上記圧ローラの弾性層31が変形して形成される上
記熱ローラ2と圧ローラ3との間のニップ部Nにおい
て,上記転写紙Pには上記熱ローラ2及び圧ローラ3に
より熱及び圧力が与えられ,これによってトナー像が転
写紙Pに溶融定着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記のよう
な定着装置1にあっては,上記ニップ部Nにおいて溶融
されたトナーTが接着剤となって上記転写紙Pが上記熱
ローラ2に貼り付き,上記転写紙Pの先端が熱ローラ2
に巻き上げられて紙詰まりが発生しやすいという問題点
があった。尚,上記熱ローラ2の排紙側には,熱ローラ
2に巻き上げられた転写紙Pを剥離する剥離爪5が設け
られていることが多いが,このような剥離爪5が設けら
れていても,転写紙Pの先端部と熱ローラ2との間にあ
る程度の剥離しろがなければ転写紙Pをうまく剥離する
ことはできない。本発明は,上記事情に鑑みてなされた
ものであり,その目的とするところは,定着装置を構成
する熱ローラへの転写紙先端部の貼り付きを防止し,転
写紙を熱ローラから確実に剥離できる画像形成装置を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した定着装置1にお
ける転写紙先端部の熱ローラ2への貼り付き,及びそれ
による紙詰まりは,転写紙先端部におけるトナー量が多
いほど発生しやすいと言える。また,転写紙先端部のマ
ージン量が大きければ,それ以降の部分のトナー量が多
くても,例えば紙のコシや剥離爪の作用によって転写紙
は熱ローラ2から容易に剥離されると考えられる。これ
らのことから,転写紙に転写される画像の転写紙先端部
におけるトナー量に応じて先端マージン量を変化させて
やれば,転写紙先端部を熱ローラ2から確実に剥離でき
る。
【0005】従って,上記目的を達成するために本発明
は,トナー像が転写された転写シートを,互いに圧接さ
れた一対の定着手段の間に通し,上記トナー像を上記転
写シートに定着させる画像形成装置において,上記転写
シートに転写される画像における,上記転写シート先端
側の所定領域内でのトナー占有率を検出するトナー占有
率検出手段と,上記トナー占有率検出手段で検出された
トナー占有率に基づいて,上記転写シートの先端マージ
ン量を設定する先端マージン量設定手段と,トナー像が
上記先端マージン量設定手段で設定された先端マージン
量を確保して上記転写シートに転写されるように画像形
成の制御を行う画像形成制御手段とを具備してなること
を特徴とする画像形成装置として構成されている。ま
た,ディジタル式の画像形成装置であれば,上記トナー
占有率検出手段を,メモリ内の画像データに基づいて上
記トナー占有率を検出するように構成することが可能で
ある。或いは,上記トナー占有率検出手段を,像担持体
表面に形成されたトナー像に基づいて上記トナー占有率
を検出するように構成してもよい。尚,この構成につい
てはアナログ式の画像形成装置にも適用できる。更に,
ディジタル式の画像形成装置であれば,上記画像形成制
御手段において,感光体表面への露光タイミングを調整
することにより上記先端マージン量を制御するように構
成することが可能である。また,上記画像形成制御手段
において,トナー像転写部への転写シートの搬送タイミ
ングを調整することにより上記先端マージン量を制御す
るように構成してもよい。尚,この構成についてはアナ
ログ式の画像形成装置にも適用できる。
【0006】また,ディジタル式の画像形成装置であれ
ば,上記画像形成制御手段において,上記先端マージン
量に応じて画像スケールを変倍したり,或いは上記先端
マージン量に応じて画像の先端部若しくは後端部を一部
欠損させるように構成することが可能である。更に,先
端マージン量設定手段において,更に温度と湿度の少な
くとも一方,画像形成枚数,或いは上記転写シートの種
類等を考慮して上記先端マージン量を設定するようにす
ることも可能である。
【0007】
【作用】本発明に係る画像形成装置では,まず,トナー
占有率検出手段により,上記転写シートに転写される画
像における,上記転写シート先端側の所定領域内でのト
ナー占有率が検出される。このトナー占有率は,ディジ
タル式の画像形成装置であれば,例えばメモリ内の画像
データから検出できる。また,アナログ式の画像形成装
置であっても,像担持体表面に形成されたトナー像を例
えば光学的手段で測定することにより上記トナー占有率
を検出できる。続いて,先端マージン量設定手段におい
て,上記トナー占有率に応じた最適な上記転写シートの
先端マージン量が設定される。トナー占有率が高ければ
それだけ転写シートが定着装置の熱ローラに強く貼り付
くため,先端マージン量が大きく設定される。この時,
温度や湿度,初期からの画像形成枚数,転写シートの種
類などによっても転写シートの熱ローラへの貼り付き具
合は変化するため,それらの値も考慮して先端マージン
量を設定することが望ましい。トナー占有率に応じた最
適な先端マージン量が設定されると,トナー像が上記先
端マージン量設定手段で設定された先端マージン量を確
保して上記転写シートに転写されるように画像形成制御
手段によって画像形成が制御される。具体的には,ディ
ジタル式の画像形成装置であれば,例えば感光体表面へ
の露光タイミングの変更により上記先端マージン量を調
整することができる。また,アナログ式の画像形成装置
であっても,トナー像転写部への転写シートの搬送タイ
ミングを調整することによって上記先端マージン量を制
御できる。尚,先端マージン量を標準値よりも大きくす
ることによって後端マージン量が所定量確保できない場
合には,画像形成制御手段によって画像を変倍するか,
或いは画像の後端部若しくは先端部を一部欠損させて後
端マージン量を確保するようにすることが可能である。
以上のように,本発明によれば,定着装置における熱ロ
ーラからの転写シートの分離性が向上し,剥離爪によっ
て転写紙が確実に剥離できることで紙詰まりを防止で
き,更には上記剥離爪を省略することも可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は本発明を具
体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する
性格のものではない。ここに,図1は本発明の実施の形
態に係る画像形成装置A1の要部の概略構成を示すブロ
ック図,図2は上記画像形成装置A1の全体構成図であ
る。
【0009】本実施の形態に係る複写機A1は,本発明
に係る画像形成装置を中間転写ベルトを用いたディジタ
ルフルカラー複写機として具現化したものであり,図
1,図2に示すような概略構成を有する。本複写機A1
の特徴的構成について説明する前に,図2を参照しなが
ら,まず本複写機A1における複写機としての一般的構
成について略述する。図2に示す複写機A1において
は,まず原稿載置台101上にセットされた原稿に対し
て,矢印Xで示す副走査方向に走査される光源102か
らの光が照射され,その反射光がミラーM1,M2,M
3,及びレンズ103を介して複数のCCD等からなる
光学センサ104上に結像される。上記光学センサ10
4上に結像された原稿画像は,画像処理部121(図1
参照,図2では図示省略)において画像出力信号に変換
され,画像メモリ122(図1参照,図2では図示省
略)に一旦格納される。続いて,上記画像メモリ122
に格納された画像出力信号に基づく光がレーザスキャナ
105から感光体ドラム106に照射されて上記感光体
ドラム106の表面に静電潜像が形成される。上記感光
体ドラム106表面に形成された静電潜像は,各色毎に
独立に設置された4つの現像装置107a,107b,
107c,107dの内の一つによって顕像化されてト
ナー像が形成され,該トナー像は中間転写ベルト108
上に転写される。上記現像,転写処理を上記4つの現像
装置について繰り返すことにより,上記中間転写ベルト
108上には4色全てのトナー像が重ねられる。その
後,カセット109若しくは手差しトレー110から矢
印Y1若しくはY2の方向に搬送された転写紙を,上記
中間転写ベルト108のトナー像形成位置と同期させな
がら転写ローラ111間を通過させつつ一定の転写電圧
を印加することにより,上記トナー像は上記中間転写ベ
ルト108から上記転写紙に転写される。トナー転写
後,上記中間転写ベルト108はクリーニングブレード
112によってクリーニングされ,感光体ドラム106
から新たなトナー像が転写される。上記中間転写ベルト
108からトナー像が転写された転写紙は,搬送ベルト
113によって矢印Y3方向に搬送され,ガイド板4に
より定着装置1を構成する熱ローラ2と圧ローラ3との
間に案内され,上記熱ローラ2及び圧ローラ3によって
上記トナー像が定着された後,排紙トレー114上に排
出される。尚,この定着装置1の構成は図3に示したも
のと同様であり,熱ローラ2の排紙側には熱ローラ2の
表面から転写紙を剥離する剥離爪5が設けられている。
【0010】続いて,本複写機A1における特徴的構成
について説明する。上述した定着装置1における転写紙
先端部の熱ローラ2への貼り付き,及びそれによる紙詰
まりの問題は,転写紙先端部におけるトナー量が多いほ
ど発生しやすいと言える。また,転写紙先端部のマージ
ン量(以下,先端マージン量という)が大きければ,そ
れ以降の部分のトナー量が多くても,例えば紙のコシや
剥離爪の作用によって転写紙は熱ローラ2から容易に剥
離される。これらのことから,転写紙に転写される画像
の転写紙先端部におけるトナー量に応じて先端マージン
量を変化させてやれば,定着装置1において転写紙先端
部を熱ローラ2から確実に剥離できる。以上のような考
えに基づき,本複写機A1には,図1に示すように,上
述した基本的構成に加え,トナー占有率検出部11,先
端マージン量設定部12,及び画像形成制御部13が搭
載されている。
【0011】上記トナー占有率検出部11は,上記画像
メモリ122に接続されており,上記画像メモリ122
に格納された画像出力信号を読み出し,その画像出力信
号における転写紙先端側の所定領域(以下,画像先端領
域という)内でのトナー占有率を検出する。例えば,上
記画像先端領域内での全画素数がNA,その中でトナー
現像される画素数がNTであれば,トナー占有率は(N
T/NA)×100(%)となる。尚,本実施の形態で
は,上記画像先端領域を画像先端から50mmの範囲の
領域とする。上記トナー占有率検出部11で検出された
上記トナー占有率の値は,先端マージン量設定部12に
出力される。
【0012】上記先端マージン量設定部12は,上記ト
ナー占有率検出部11で検出された上記トナー占有率に
基づいて,転写紙上にトナー像を転写する際の先端マー
ジン量を設定する。上記先端マージン量の設定は,例え
ば予め実験等によって求めたテーブルを参照して行えば
よい。上記テーブルの一例を表1に示す。
【表1】 ここで,上記表1に示したテーブルでは,トナー占有率
だけでなく,初期からの画像形成枚数によっても先端マ
ージン量を変化させるようにした。これは,画像形成を
重ねるにつれて次第に剥離爪にトナーが付着し,同じ先
端マージン量でも紙詰まりしやすくなるからである。ま
た,高温・高湿の環境下では,より転写紙が熱ローラ2
へ貼り付き易くなるため,温度や湿度を監視し,所定温
度(例えば35°C)以上,所定湿度(例えば85%R
H)以上では上記テーブルの値よりも若干(例えば1m
m)先端マージン量を増加させるようにすることが望ま
しい。また,転写紙の種類(紙とOHPシート,紙の厚
さ,紙質など)によって上記先端マージンの量を変化さ
せることも可能である。転写紙の種類については,使用
者がキー入力するようにしてもよいし,光学的手段(例
えば紙とOHPシートの違いの検出)や機械的手段(例
えば紙の厚さの検出)によって自動検出するようにして
もよい。以上のようにして設定された先端マージン量の
値は,上記画像形成制御部13に出力される。
【0013】画像形成制御部13は,上記先端マージン
量設定部12で設定された先端マージン量に基づいて,
レーザスキャナ105による露光タイミングを調整す
る。例えば上記先端マージン量設定部12で設定された
先端マージン量が標準値よりも2mm大きい値であれ
ば,感光体ドラム106上での露光開始位置を標準位置
よりも2mm後退させるように上記レーザスキャナ10
5を制御する。また,先端マージン量を標準値よりも大
きくすることによって後端マージン量が所定量確保でき
ない場合には,画像形成制御部13によって予め上記画
像メモリ122内の画像を変倍するか,或いは画像の後
端部若しくは先端部を一部欠損させて後端マージン量を
確保するようにしてもよい。
【0014】以上説明したように,本実施の形態に係る
画像形成装置A1では,画像メモリに格納された画像出
力信号に基づいて画像先端領域内でのトナー占有率を検
出し,該トナー占有率に基づいて設定された最適な先端
マージン量を確保するように画像形成されるため,定着
装置における熱ローラからの転写紙の分離性が向上し,
剥離爪によって転写紙が確実に剥離できることで紙詰ま
りを防止でき,更には上記剥離爪を省略することも可能
となる。
【0015】
【実施例】上記複写機A1では,画像形成制御部13に
より,レーザスキャナ105による露光タイミングを変
更することによって先端マージン量を調整するようにし
たが,その他,例えば転写紙の転写部への搬送タイミン
グを変更することによっても同様に先端マージン量を調
整することが可能である。また,レーザスキャナ105
による露光タイミングや転写紙の搬送タイミング等を変
更することなく,単に画像の変倍や一部欠損のみによっ
て先端マージン量を調整することも可能である。
【0016】また,上記実施の形態に係る複写機A1は
ディジタル複写機としたが,本発明はアナログ複写機に
も適用可能である。但し,アナログ複写機の場合には画
像メモリ内の画像出力信号に基づいてトナー占有率の検
出を行うことはできないため,例えば感光体ドラムや中
間転写体などの像担持体上に形成されたトナー像を光学
センサなどで読み取ってトナー占有率を求めるなどの方
法を用いる必要がある。勿論,ディジタル複写機でこの
ような方法を用いてもよい。また,アナログ複写機で
は,上記のようにトナー占有率の検出を例えば像担持体
上に形成されたトナー像に基づいて行わなければならな
いため,先端マージン量の調整を露光タイミングの変更
や画像の変倍,一部欠損などによっては行うことはでき
ず,例えば転写紙の転写部への搬送タイミングを変更す
るなどの方法で行う必要がある。更に,上記実施の形態
に係る複写機A1はフルカラー複写機としたが,モノク
ロ複写機であっても同様に適用可能であることは言うま
でもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように,本発明は,トナー
像が転写された転写シートを,互いに圧接された一対の
定着手段の間に通し,上記トナー像を上記転写シートに
定着させる画像形成装置において,上記転写シートに転
写される画像における,上記転写シート先端側の所定領
域内でのトナー占有率を検出するトナー占有率検出手段
と,上記トナー占有率検出手段で検出されたトナー占有
率に基づいて,上記転写シートの先端マージン量を設定
する先端マージン量設定手段と,トナー像が上記先端マ
ージン量設定手段で設定された先端マージン量を確保し
て上記転写シートに転写されるように画像形成の制御を
行う画像形成制御手段とを具備してなることを特徴とす
る画像形成装置として構成されているため,定着手段に
おける熱ローラからの転写シートの分離性が向上し,例
えば剥離爪によって転写紙が確実に剥離できることで紙
詰まりを防止でき,更には上記剥離爪を省略することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置A1
の要部の概略構成を示すブロック図。
【図2】 上記画像形成装置A1の全体構成図。
【図3】 定着装置1の概略構成を示す模式図。
【符号の説明】
1…定着装置 2…熱ローラ 3…圧ローラ 5…剥離爪 11…トナー占有率検出部 12…先端マージン量設定部 13…画像形成制御部 122…画像メモリ 105…レーザスキャナ P…転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA14 DA45 DB01 DC02 ED04 ED17 ED24 ED25 FB12 FD04 2H033 AA16 BA16 BB00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が転写された転写シートを,互
    いに圧接された一対の定着手段の間に通し,上記トナー
    像を上記転写シートに定着させる画像形成装置におい
    て,上記転写シートに転写される画像における,上記転
    写シート先端側の所定領域内でのトナー占有率を検出す
    るトナー占有率検出手段と,上記トナー占有率検出手段
    で検出されたトナー占有率に基づいて,上記転写シート
    の先端マージン量を設定する先端マージン量設定手段
    と,トナー像が上記先端マージン量設定手段で設定され
    た先端マージン量を確保して上記転写シートに転写され
    るように画像形成の制御を行う画像形成制御手段とを具
    備してなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル式の画像形成装置であって,
    上記トナー占有率検出手段が,メモリ内の画像データに
    基づいて上記トナー占有率を検出するように構成されて
    なる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル式若しくはアナログ式の画像
    形成装置であって,上記トナー占有率検出手段が,像担
    持体表面に形成されたトナー像に基づいて上記トナー占
    有率を検出するように構成されてなる請求項1記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル式の画像形成装置であって,
    上記画像形成制御手段が,感光体表面への露光タイミン
    グを調整することにより上記先端マージン量を制御する
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル式若しくはアナログ式の画像
    形成装置であって,上記画像形成制御手段が,トナー像
    転写部への転写シートの搬送タイミングを調整すること
    により上記先端マージン量を制御する請求項1〜4のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル式の画像形成装置であって,
    上記画像形成制御手段が,上記先端マージン量に応じて
    画像スケールを変倍する請求項1〜5のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ディジタル式の画像形成装置であって,
    上記画像形成制御手段が,上記先端マージン量に応じて
    画像の先端部若しくは後端部を一部欠損させる請求項1
    〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 先端マージン量設定手段が,更に温度と
    湿度の少なくとも一方を考慮して上記先端マージン量を
    設定する請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 先端マージン量設定手段が,更に画像形
    成枚数を考慮して上記先端マージン量を設定する請求項
    1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 先端マージン量設定手段が,更に上記
    転写シートの種類を考慮して上記先端マージン量を設定
    する請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (5)

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