JP2001108854A - ポリマー光導波路 - Google Patents

ポリマー光導波路

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JP2001108854A
JP2001108854A JP2000080174A JP2000080174A JP2001108854A JP 2001108854 A JP2001108854 A JP 2001108854A JP 2000080174 A JP2000080174 A JP 2000080174A JP 2000080174 A JP2000080174 A JP 2000080174A JP 2001108854 A JP2001108854 A JP 2001108854A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性があり、かつ周辺部材との熱膨張係数
差が小さいポリマー光導波路を提供すること。 【解決手段】 コア層41とそれを囲むクラッド層4
2,43からなる光導波路の外側に、酸二無水物として
「6FDA」、ジアミンとして「TFDB」を含むポリ
イミド1割に対し、酸二無水物として「PMDA」、ジ
アミンとして「TFDB」を含むポリイミド9割の割合
からなるポリイミド共重合体による、前記クラッド層4
2,43より熱膨張係数の小さい第二クラッド層44,
45を設けることにより、ポリマー光導波路全体の熱膨
張係数を低く抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気・光素子との
熱膨張係数の整合性に優れるポリマー光導波路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ガラスやポリマーを材料にした光導波路
は、光通信システムの発展に伴ってその重要性を増して
いる。特に、波長分割多重方式(WDM)のシステムで
使われるアレイ導波路格子(AWG)フィルタや、光ネ
ットワークユニット(ONU)に使われる光送受信モジ
ュール等に向けた光導波路の需要が高まっている。ま
た、交換機や計算機の内部にも光を使った並列光伝送シ
ステムの適用が検討されている。
【0003】これら光導波路部品への需要が高まるにつ
れて、その低価格化への要求も高まっている。光導波路
の低価格化を目指して、材料にポリマーを採用するのは
有力な方策である。
【0004】ところが、一般に、ポリマーは耐熱性が低
く、半田溶融温度で使えるポリマー材料は限られてい
る。また、ポリマー材料は熱膨張係数が数十ppm/℃
のオーダーと、半導体や金属材料の熱膨張係数の10倍
近い値であり、整合性が良くない。
【0005】耐熱性に関しては、フッ素化ポリイミドを
使用することで耐熱性のポリマー光導波路が実現されて
いる。例えば、特許第2657700号にはトリフルオ
ロメチル基を有するポリイミドが耐熱性光学材料に適し
ていることが述べられている。
【0006】熱膨張率の小さなポリイミドも、例えば特
許第2843314号には、剛直な骨格を有する低熱膨
張率のフッ素化ポリイミドが、また、T.Matsuu
ra他著「Polyimides Derived f
rom 2,2’−Bis(trifluoromet
hyl)−4,4’−diaminobipheny
l.」(Macromolecules,vol.2
6,pp.419−423,1993年)には、熱膨張
係数が−5ppm/℃から80ppm/℃の間で制御可
能なフッ素化ポリイミド共重合体が述べられている。
【0007】このように、耐熱性と低熱膨張率を兼ね備
えたポリマー材料がないわけではない。
【0008】しかしながら、例えば特許第284331
4号に記載された低熱膨張率のフッ素化ポリイミドは、
屈折率が1.647と高く光導波路のクラッド材に用い
るのには適さない。また、他の種類のフッ素化ポリイミ
ドに比べ透明性が劣るため、光導波路のコア材に用いる
のにも適さない。この点は、T.Matsuura他著
「Polyimides Derived from
2,2’−Bis(trifluoromethyl)
−4,4’−diaminobiphenyl.」(M
acromolecules,vol.26,pp.4
19−423,1993年)に述べられた共重合体につ
いても同様である。
【0009】これは、一般に、低熱膨張率のポリマーは
剛直な構造を持ち、密度が高いため、密度に比例する屈
折率も高くなるためである。
【0010】このため、従来のポリマー光導波路は、熱
膨張係数が数十ppm/℃という通常の値の材料で作ら
れていた。そのため、シリコン等の熱膨張係数の小さい
基板上に形成したポリマー光導波路には応力が加わり、
光導波路の偏波依存性の原因となったり、光導波路と基
板が反ってしまう原因となっていた。
【0011】[従来例1]図1、図2は従来のポリマー
光導波路の一例を示すもので、図中、1は基板、11は
コア層、12,13はクラッド層である。
【0012】ポリイミド光導波路の場合、ポリアミド酸
溶液状態で基板上に塗布され、イミド化するために30
0℃以上に加熱される。例えば、ガラス転移温度320
℃、熱膨張係数80ppm/℃のポリイミドが350℃
でイミド化されたとすると、350℃ではガラス転移温
度以上であるため、ヤング率は小さく、ほぼ図1に示し
たように平坦な状態にある。
【0013】これを室温25℃まで冷却すると、ポリイ
ミドからなるコア層及びクラッド層11〜13は(30
0−25)×80ppm=2.2%だけ収縮する。基板
1がシリコン(熱膨張係数4ppm/℃)であれば、基
板の収縮は(300−25)×4ppm=0.11%で
あるため、ポリイミドの収縮がかなり大きい。このた
め、ポリイミドからなるコア層及びクラッド層11〜1
3並びに基板1は図2に示すように下に凸の形状に反っ
てしまう。ポリイミド膜が厚い場合には、基板1が破壊
されることもある。
【0014】[従来例2]図3、図4は従来のポリマー
光導波路の他の例を示すものである。
【0015】従来例1に示したガラス転移温度、熱膨張
係数を持ったポリイミドで作製された光導波路上に半田
接続用の金属電極を形成し、次いで基板から剥離して電
極21付のフィルム光導波路10を作製する。
【0016】このフィルム光導波路10に、半田バンプ
22を搭載した光素子23を位置合わせして接続する。
この時、電極21と半田バンプ22のピッチを合わせて
おけば、光素子23上に、電極21を持ったフィルム光
導波路10が半田バンプ22を介して位置合わせされ
る。
【0017】半田を溶融させてフィルム光導波路10と
光素子23とを接続するために加熱すると、半田溶融温
度では、フィルム光導波路10と光素子23との熱膨張
率差のために位置ずれが発生し、室温に戻った状態で
は、図4に示すように位置ずれが固定されてしまう。
【0018】位置ずれの大きさは、フィルム光導波路1
0と光素子23の熱膨張率差に依存する。半田の融点を
180℃、光素子23の熱膨張率を4ppm/℃とし、
半田バンプ22のピッチが250μmであれば、約1
%、即ち250μmピッチあたり約3μmの位置ずれが
発生してしまう。光素子23全体の大きさが2mmであ
れば、半分の1mmの約1%、即ち10μmの位置ずれ
が発生する。このため、光素子23とフィルム光導波路
10との光軸がずれてしまい、光損失の増大等の問題が
発生する。
【0019】[従来例3]図5、図6は従来のポリマー
光導波路のさらに他の例を示すものである。
【0020】従来例1に示したポリイミドで作製された
光導波路を基板から剥離してフィルム光導波路10を作
製する。このフィルム光導波路10の片面に、例えばス
パッタで金属31を蒸着して金属層32を形成する。図
5に示すように一方向から金属31が蒸着されるので、
金属31が衝突するフィルム光導波路10のクラッド層
13は温度が上昇して膨張し、フィルム光導波路10は
図6に示すように反ってしまう。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように、耐熱性と
低熱膨張率を兼ね備えた光導波路用ポリマー材料はな
く、両特性を兼ね備えたポリマー光導波路の実現が望ま
れていた。
【0022】本発明の目的は、耐熱性があり、かつ周辺
部材との熱膨張係数差が小さいポリマー光導波路を提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明では、屈折率の高いコア層と、コア層よ
り屈折率の小さいクラッド層とを含むポリマー光導波路
において、クラッド層の外側に該クラッド層より熱膨張
係数の小さい第二クラッド層を備えたことを特徴とす
る。
【0024】第1の発明によれば、ポリマー光導波路の
クラッド層の外側に熱膨張係数の小さい第二クラッド層
を設けることにより、ポリマー光導波路全体の熱膨張係
数が低く抑えられる。これにより、周辺部材との熱膨張
係数の差に起因する応力発生や位置ずれを抑制すること
ができる。コアを導波する光は、第二クラッド層を導波
しないため、ポリマー光導波路の光損失が低下すること
はない。
【0025】また、第2の発明では、屈折率の高いコア
層と、コア層より屈折率の小さいクラッド層とを含むポ
リマー光導波路において、コア層及び該コア層を囲むク
ラッド層が該クラッド層より熱膨張係数の小さい第二ク
ラッド層で挟み込まれたことを特徴とする。
【0026】第2の発明によれば、ポリマー光導波路の
コア層及びクラッド層が熱膨張係数の小さい第二クラッ
ド層で挟み込まれることにより、ポリマー光導波路全体
の熱膨張係数が低く抑えられる。これにより、周辺部材
との熱膨張係数の差に起因する応力発生や位置ずれを抑
制することができる。コアを導波する光は、第二クラッ
ド層を導波しないため、ポリマー光導波路の光損失が低
下することはない。
【0027】また、第3の発明では、屈折率の高いコア
層と、コア層より屈折率の小さいクラッド層とを含むポ
リマー光導波路において、コア層及び該コア層を囲むク
ラッド層が該クラッド層より熱膨張係数の小さい第二ク
ラッド層に埋め込まれたことを特徴とする。
【0028】第3の発明によれば、ポリマー光導波路の
コア層及びクラッド層が熱膨張係数の小さい第二クラッ
ド層に埋め込まれることにより、第二クラッド層が上下
方向にも連続することになり、第1、第2の発明に比
べ、さらにポリマー光導波路全体の熱膨張係数が低く抑
えられる。これにより、周辺部材との熱膨張係数の差に
起因する応力発生や位置ずれを抑制することができる。
コアを導波する光は、第二クラッド層を導波しないた
め、ポリマー光導波路の光損失が低下することはない。
【0029】また、第4の発明では、第二クラッド層の
材料として、化学式1に示す構成単位
【0030】
【化5】
【0031】と、化学式2に示す構成単位
【0032】
【化6】
【0033】との共重合体、または前記化学式2に示す
構成単位のポリイミドを用いたことを特徴とする。
【0034】第4の発明によれば、熱膨張係数の小さい
第二クラッド層の材料として、6FDA/TFDBとP
MDA/TFDBの共重合体、またはPMDA/TFD
B単体を用いることにより、熱膨張係数を周辺部材に合
わせて調整することが可能である。また、その高い耐熱
性により、ポリマー光導波路の耐熱性を低下させること
なく、熱膨張係数の制御が可能である。
【0035】本発明のポリマー光導波路は、基板を持た
ないフィルム光導波路として用いた場合に、特にその低
熱膨張性を活かすことができる。通常のポリマーフィル
ム光導波路では、製膜時の基板との熱膨張率差に起因す
る残留応力のために、反りの発生が懸念される。例え
ば、シリコンウェーハやアルミニウム基板等の低熱膨張
性基板上で形成した場合、本発明のポリマー光導波路
は、自身の熱膨張係数も小さいため、製膜時の残留応力
が小さく、反りの発生が少ない。
【0036】ここで、これらのコア層、クラッド層、第
二クラッド層はその熱膨張係数が異なることから、剥離
することも心配される。
【0037】そこで、第5の発明では、クラッド層及び
第二クラッド層を形成するポリマーとしてポリイミドあ
るいはその共重合体を用い、ポリイミドあるいはその共
重合体を構成する酸二無水物もしくはジアミンの少なく
とも一方が各層共通であることを特徴とする。
【0038】第5の発明によれば、これらの全ての層に
共通のポリイミドあるいはその共重合体の構成成分を含
有させることにより、各層間の接着性を高め、剥離を防
ぐことができる。
【0039】また、第6の発明では、クラッド層と第二
クラッド層との間に接着性ポリマー層を設けたことを特
徴とする。
【0040】第6の発明によれば、特に熱膨張係数の差
の大きいクラッド層と第二クラッド層との間に接着性ポ
リマー層を形成することで、剥離を効果的に防ぐことが
できる。
【0041】また、第7の発明では、接着性ポリマー層
の材料として、化学式3に示す構成単位
【0042】
【化7】
【0043】のポリイミドを用いたことを特徴とする。
【0044】第7の発明によれば、接着性ポリマー層と
して、6FDA/ODAを用いることにより、クラッド
層及び第二クラッド層を構成するポリイミドとの高い接
着性が得られ、層間の剥離を防止することができる。
【0045】また、第8の発明では、コア層及びクラッ
ド層を形成する材料として前記化学式1に示す構成単位
と、化学式4に示す構成単位
【0046】
【化8】
【0047】との共重合体、または前記化学式1に示す
構成単位のポリイミドを用いたことを特徴とする。
【0048】第8の発明によれば、コア層及びクラッド
層の材料として、例えば6FDA/TFDBとPMDA
/TFDBの共重合体に比べ、850nm帯域等の短波
長領域での光透過性に優れる6FDA/TFDBと6F
DA/DDSの共重合体、または6FDA/TFDB単
体を用いることにより、損失の少ないポリマー光導波路
を実現できる。
【0049】また、第9の発明では、これらの光導波路
を、基板を持たないフィルム光導波路としたことを特徴
とする。
【0050】第9の発明によれば、これらのポリマー光
導波路は、基板から剥離させてフィルム光導波路として
用いた場合にもその低熱膨張性という特徴が発揮され
る。
【0051】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図7、図8は本
発明のポリマー光導波路の第1の実施の形態を示すもの
で、図中、1は基板、41はコア層、42,43はクラ
ッド層、44,45は第二クラッド層である。
【0052】シリコンウェーハ等の基板1上に、低熱膨
張率のフッ素化ポリイミド共重合体の前駆体を、例えば
30μm塗布する。このポリイミド共重合体は、酸二無
水物として「6FDA」、ジアミンとして「TFDB」
を含む下記化学式1に示すポリイミド1割に対し、酸二
無水物として「PMDA」、ジアミンとして「TFD
B」を含む下記化学式2に示すポリイミド9割の割合か
らなり、熱膨張係数は約2ppm/℃である。このポリ
イミド前駆体を、例えば350℃まで加熱してイミド化
し、低熱膨張率の第二クラッド層44を形成する。
【0053】第二クラッド層44の上に、化学式1で示
すポリイミドからなるクラッド層42を同様に20μm
形成する。このクラッド層42の熱膨張係数は約60p
pm/℃である。さらにクラッド層42の上に、化学式
1で示すポリイミド3割に対し、酸二無水物として「6
FDA」、ジアミンとして「DDS」を含む下記化学式
4で示すポリイミド7割の割合からなるポリイミド共重
合体でコア層41を約50μm形成する。
【0054】
【化9】
【0055】
【化10】
【0056】
【化11】
【0057】コア層41は、必要に応じて反応性イオン
エッチング等の手法によりリッジ構造に加工される。同
様にクラッド層43、第二クラッド層45を各々クラッ
ド層42、第二クラッド層44と同様の材料で形成す
る。コア層41がリッジ構造に加工されている場合は埋
込形光導波路、コア層41が平面の場合はスラブ光導波
路と呼ばれる。
【0058】このようにして基板1上に形成された光導
波路は、光の導波するコア層41の回りをクラッド層4
2,43、第二クラッド層44,45が囲む5層構造の
マルチモード光導波路となる。第二クラッド層44,4
5の熱膨張係数が約2ppm/℃と小さいために、例え
ばシリコンウェーハ(熱膨張係数=約3ppm/℃)を
基板とした場合も、基板との熱膨張係数の差が小さく、
図2に示したような反りは発生しない。
【0059】また、この光導波路は共通の構成成分(化
学式1に示すポリイミドを構成する酸二無水物「6FD
A」もしくはジアミン「TFDB」)を全ての層に含ん
でいるため、各層間の接着性に優れ、例えばクラッド層
と第二クラッド層との間での剥離も起き難い。
【0060】また、この光導波路を基板1から剥離する
ことにより、図8に示すような、フィルム光導波路40
が得られる。このフィルム光導波路40は最外層部が熱
膨張係数の小さい第二クラッド層44,45であるの
で、例えば第二クラッド層44の側が室温、第二クラッ
ド層45の側が200℃の高温に曝された場合でも、
(200−25)×2ppm=0.035%の伸びしか
発生せず、ほとんど反りは起きないといえる。従来例3
に示したように片面に金属がスパッタ蒸着されるような
場合でも反りは無視できることになる。
【0061】[実施の形態2]図9は本発明のポリマー
光導波路の第2の実施の形態を示すものである。
【0062】実施の形態1で作製したフィルム光導波路
40に金属をスパッタ蒸着し、パターニングして、例え
ば直径30μmの電極51を複数、250μm間隔に形
成する。また、片方の端面46を45度に切断して光路
を90度変換できるようにしておく。
【0063】シリコンを主成分とするフォトダイオード
アレイ等の光素子52上に同じく直径30μmの電極
(図示せず)を複数、250μm間隔で形成し、半田バ
ンプ53を形成しておく。
【0064】光素子52上にフィルム光導波路40を搭
載し、45度切断端面46の直下に光素子52の受光部
54が来るように位置合わせする。半田バンプ53を溶
融させて冷却することにより、光素子52の受光部54
とフィルム光導波路40とが光軸合わせされた、いわゆ
るフィルム実装部品が実現できる。この場合、光導波路
のコア層41を伝搬し、45度切断端面46で反射され
た光は、クラッド層42、第二クラッド層44を透過し
て、光素子52の受光部54に照射される。
【0065】第二クラッド層44はコア層41やクラッ
ド層42に比べれば、わずかに透明性に劣るが、透過す
る距離は第二クラッド層44の厚み約30μmであるの
で、全体の光損失にはほとんど影響を与えない。
【0066】この時、フィルム光導波路40の熱膨張係
数は約2ppm/℃と小さく、光素子52の熱膨張係数
(約3ppm/℃)に近いため、熱膨張率差による位置
ずれはほとんど発生しない。また、熱膨張率差が小さい
ため、熱履歴による歪みの蓄積等も小さく、信頼性の高
い接続ができる。光素子として、例えばGaAs系の面
発光レーザー(VCSEL)を用いることもできる。G
aAsの熱膨張係数も6ppm/℃程度の値であるの
で、本実施の形態の第二クラッド層を有する光導波路で
あれば、熱膨張係数差による位置ずれ等はほとんど無視
できる。
【0067】[実施の形態3]フィルム光導波路を、例
えばアルミ基板に半田バンプ接続する場合もある。アル
ミの熱膨張係数は約25ppm/℃であるので、実施の
形態1や実施の形態2に比べて、第二クラッド層の熱膨
張係数をやや大きくしてやる必要がある。そのために
は、実施の形態1で示した第二クラッド層用のポリイミ
ド共重合体の組成(化学式1に示すポリイミド1割に対
し、化学式2に示すポリイミド9割の割合)を変更し、
化学式1に示すポリイミド2割に対し、化学式2に示す
ポリイミド8割の割合とすれば良い。
【0068】この組成のポリイミド共重合体の熱膨張係
数は約23ppm/℃であり、アルミ基板との熱膨張率
差は極めて小さい。共重合体の組成を精密に調整すれ
ば、熱膨張率をより正確に合わせることもできる。ま
た、この共重合体の組成で変えられる範囲(約−5pp
m/℃から80ppm/℃)で、種々の周辺部材の熱膨
張率に合わせて調整することができる。
【0069】[実施の形態4]図10、図11、図12
は本発明のポリマー光導波路の第4の実施の形態を示す
ものである。
【0070】シリコンウェーハ等の基板1上に、例えば
化学式2に示すフッ素化ポリイミドからなる第二クラッ
ド層61を30μm形成する。第二クラッド層61の上
に接着性ポリマー層(図示せず)として、酸二無水物と
して「6FDA」、ジアミンとして「ODA」を含む下
記化学式3に示すポリイミドを0.3μm形成する。さ
らに、化学式1で示すポリイミドからなる下部クラッド
層62を同様に20μm形成する。下部クラッド層62
の上に、化学式1で示すポリイミド6.5割に対し、化
学式4で示すポリイミド3.5割の割合からなるポリイ
ミド共重合体でコア層63を35μm厚で形成し(図1
0(a))、反応性イオンエッチングにより幅35μm
のリッジ構造に加工する(図10(b))。
【0071】
【化12】
【0072】次に、上部クラッド層64を下部クラッド
層62と同様の材料で20μm厚に形成し、幅55μm
のレジストパターン65を形成する(図10(c))。
反応性イオンエッチンクにより、レジストでマスクされ
てない部分の上部クラッド層64及び下部クラッド層6
2を除去する(図10(d))。その結果、残された上
部クラッド層64の上とともに、露出した下部クラッド
層62及び第二クラッド層61の上に接着性ポリマー層
(図示せず)として、化学式3で示すポリイミドを0.
3μm形成した後、第二クラッド層66を30μm形成
する(図10(e))。
【0073】このようにして基板1上に形成された光導
波路は、光の導波するコア層63の回りをクラッド層6
2,64が囲み、さらにこれら全体を第二クラッド層6
1,66が囲む埋め込み構造のマルチモード光導波路と
なる。
【0074】また、この光導波路は共通の構成成分(化
学式1に示すポリイミドを構成する酸二無水物「6FD
A」もしくはジアミン「TFDB」)を全ての層に含ん
でおり、かつ接着性ポリマー層を設けたため、各層間の
接着性に優れ、例えばクラッド層と第二クラッド層との
間での剥離も起き難い。
【0075】また、この光導波路を基板1から剥離する
ことにより、図11に示すような、低熱膨張性フィルム
光導波路60が得られる。実際には、フィルムの上面
は、図12に示すようにコアの部分で盛り上がった形状
となる。
【0076】このフィルム光導波路の熱膨張係数を熱機
械分析(TMA)で測定したところ、2ppm/℃であ
った。このため、本実施の形態の光導波路は、シリコン
基板から剥離した場合も膨張/収縮は少なく、また、半
田接続時の膨張/収縮も極めて小さい。
【0077】[実施の形態5]図13は本発明のポリマ
ー光導波路の第5の実施の形態を示すものである。
【0078】実施の形態4で作製したフィルム光導波路
60に金属をスパッタ蒸着し、パターニングして、例え
ば直径30μmの電極71を複数、250μm間隔に形
成する。また、片方の端面67を45度に切断して光路
を90度変換できるようにしておく。
【0079】GaAsを主成分とするフォトダイオード
アレイ等の光素子72上に同じく直径30μmの電極
(図示せず)を複数、250μm間隔で形成し、半田バ
ンプ73を形成しておく。
【0080】光素子72上にフィルム光導波路60を搭
載し、45度切断端面67の直下に光素子72の受光部
74が来るように位置合わせする。半田バンプ73を溶
融させて冷却することにより、光素子72の受光部74
とフィルム光導波路60とが光軸合わせされた、いわゆ
るフィルム実装部品が実現できる。この場合、光導波路
のコア層63を伝搬し、45度切断端面67で反射され
た光は、クラッド層62、第二クラッド層61を透過し
て、光素子72の受光部74に照射される。
【0081】第二クラッド層61はコア層63やクラッ
ド層62に比べれば、わずかに透明性に劣るが、透過す
る距離は第二クラッド層61の厚み約30μmであるの
で、全体の光損失にはほとんど影響を与えない。
【0082】この時、フィルム光導波路60の熱膨張係
数は約2ppm/℃と小さく、光素子72の熱膨張係数
(約6ppm/℃)に近いため、熱膨張率差による位置
ずれはほとんど発生しない。また、熱膨張率差が小さい
ため、熱履歴による歪みの蓄積等も小さく、信頼性の高
い接続ができる。
【0083】[実施の形態6]フィルム光導波路を、例
えばアルミ基板に半田バンプ接続する場合もある。アル
ミの熱膨張係数は約25ppm/℃であるので、実施の
形態4や実施の形態5に比べて、第二クラッド層の熱膨
張係数をやや大きくしてやる必要がある。そのために
は、実施の形態4で示した第二クラッド層用のポリイミ
ドを変更し、化学式1に示すポリイミド2割に対し、化
学式2に示すポリイミド8割の割合のポリイミド共重合
体を用いれば良い。
【0084】この組成のポリイミド共重合体の熱膨張係
数は約23ppm/℃であり、得られるフィルム光導波
路の熱膨張係数は、アルミ基板の熱膨張率に極めて小さ
い。共重合体の組成を精密に調整すれば、熱膨張率をよ
り正確に合わせることもできる。また、この共重合体の
組成で変えられる範囲(約−5ppm/℃から80pp
m/℃)で、種々の周辺部材の熱膨張率に合わせて調整
することができる。
【0085】なお、第1乃至第3の実施の形態におい
て、第4の実施の形態で述べた接着性ポリマー層を設け
ても良い。
【0086】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
ア層とそれを囲むクラッド層からなる光導波路の外側に
低熱膨張率の材料からなる第二クラッド層を設ける、も
しくはコア層とそれを囲むクラッド層を低熱膨張率の材
料からなる第二クラッド層で挟み込む、あるいは低熱膨
張率の材料からなる第二クラッド層に埋め込むことによ
り、全体として熱膨張係数の小さな光導波路を得ること
ができる。
【0087】この第二クラッド層の材料に、化学式1と
化学式2に示されるポリイミド重合体、または化学式2
に示すポリイミドを用いることにより、その熱膨張係数
をほぼ全ての光学用の周辺部材に一致させることがで
き、従って熱膨張率の差による歪み、反り、位置ずれ等
を抑制することができる。これにより光導波路の接続の
性能が向上するのみならず、信頼性も大きく向上すると
いう利点がある。また、第二クラッド層には光が導波し
ないため、光導波路の損失を増大させることなく熱膨張
係数を制御できるという利点も大きい。
【0088】また、熱膨張係数の差の大きいクラッド層
と第二クラッド層との間に接着性ポリマー層を形成する
ことで、剥離を効果的に防ぐこともできる。
【0089】これらの特徴により、熱膨張係数が通常の
ポリマーより小さな第二クラッド層を含む光導波路は、
光実装等の分野で実装精度と信頼性の向上をもたらし、
ひいてはその経済化に大きく貢献すると期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のポリマー光導波路の一例を示す断面図
【図2】従来のポリマー光導波路で発生する反りのよう
すを示す断面図
【図3】従来のポリマー光導波路の他の例を示す断面図
【図4】従来のポリマーフィルム光導波路と光素子とを
半田バンプにより接続した際の位置ずれのようすを示す
断面図
【図5】従来のポリマー光導波路のさらに他の例を示す
断面図
【図6】従来のポリマーフィルム光導波路の片面に金属
を蒸着した際の反りのようすを示す断面図
【図7】本発明のポリマー光導波路の第1の実施の形態
を示す断面図
【図8】図7のポリマー光導波路を基板から剥離してフ
ィルム光導波路とした場合のようすを示す断面図
【図9】本発明のポリマー光導波路の第2の実施の形態
を示す断面図
【図10】本発明のポリマー光導波路の第4の実施の形
態を示す製造工程図
【図11】図10のポリマー光導波路を基板から剥離し
てフィルム光導波路とした場合のようすを示す断面図
【図12】図11のポリマー光導波路の実際の形状を示
す断面図
【図13】本発明のポリマー光導波路の第5の実施の形
態を示す断面図
【符号の説明】
1:基板、40,60:フィルム光導波路、41,6
3:コア層、42,43,62,64:クラッド層、4
4,45,61,66:第二クラッド層、46,67:
フィルム光導波路の45度切断端面、51,71:電
極、52,72:光素子、53,73:半田バンプ、5
4,74:光素子の受光部。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H047 KA02 KA04 QA05 TA00 4J002 CM041 GQ00 4J043 PA02 PC146 RA35 UA132 UA431 UB012 UB122 UB302 VA022 VA051 ZA35 ZB21 ZB47

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率の高いコア層と、コア層より屈折
    率の小さいクラッド層とを含むポリマー光導波路におい
    て、 クラッド層の外側に該クラッド層より熱膨張係数の小さ
    い第二クラッド層を備えたことを特徴とするポリマー光
    導波路。
  2. 【請求項2】 屈折率の高いコア層と、コア層より屈折
    率の小さいクラッド層とを含むポリマー光導波路におい
    て、 コア層及び該コア層を囲むクラッド層が該クラッド層よ
    り熱膨張係数の小さい第二クラッド層で挟み込まれたこ
    とを特徴とするポリマー光導波路。
  3. 【請求項3】 屈折率の高いコア層と、コア層より屈折
    率の小さいクラッド層とを含むポリマー光導波路におい
    て、 コア層及び該コア層を囲むクラッド層が該クラッド層よ
    り熱膨張係数の小さい第二クラッド層に埋め込まれたこ
    とを特徴とするポリマー光導波路。
  4. 【請求項4】 第二クラッド層の材料として、化学式1
    に示す構成単位 【化1】 と、化学式2に示す構成単位 【化2】 との共重合体、または前記化学式2に示す構成単位のポ
    リイミドを用いたことを特徴とする請求項1乃至3いず
    れか記載のポリマー光導波路。
  5. 【請求項5】 クラッド層及び第二クラッド層を形成す
    るポリマーとしてポリイミドあるいはその共重合体を用
    い、ポリイミドあるいはその共重合体を構成する酸二無
    水物もしくはジアミンの少なくとも一方が各層共通であ
    ることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載のポリ
    マー光導波路。
  6. 【請求項6】 クラッド層と第二クラッド層との間に接
    着性ポリマー層を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    5いずれか記載のポリマー光導波路。
  7. 【請求項7】 接着性ポリマー層の材料として、化学式
    3に示す構成単位 【化3】 のポリイミドを用いたことを特徴とする請求項6記載の
    ポリマー光導波路。
  8. 【請求項8】 コア層及びクラッド層を形成する材料と
    して前記化学式1に示す構成単位と、化学式4に示す構
    成単位 【化4】 との共重合体、または前記化学式1に示す構成単位のポ
    リイミドを用いたことを特徴とする請求項1乃至7いず
    れか記載のポリマー光導波路。
  9. 【請求項9】 基板を持たないフィルム光導波路とした
    ことを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載のポリマ
    ー光導波路。
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