JP2000310721A - 複屈折性ポリイミド層およびそれを用いた複屈折性光導波路 - Google Patents

複屈折性ポリイミド層およびそれを用いた複屈折性光導波路

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JP2000310721A
JP2000310721A JP12084599A JP12084599A JP2000310721A JP 2000310721 A JP2000310721 A JP 2000310721A JP 12084599 A JP12084599 A JP 12084599A JP 12084599 A JP12084599 A JP 12084599A JP 2000310721 A JP2000310721 A JP 2000310721A
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Katsuhiro Kaneko
勝弘 金子
Rika Yoshiura
里果 吉浦
Yuriko Ueno
由里子 上野
Shigeo Tanahashi
成夫 棚橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の複屈折性光導波路は、種々の基板上に
簡便な方法で生産性良く作製することが困難であった。 【解決手段】 基板1上に形成され、この基板1の表面
に平行な偏光面を有する偏光に対する屈折率が垂直な偏
光面を有する偏光に対する屈折率より0.008 以上大きい
複屈折性ポリイミド層である。また、基板1上に形成し
た下部クラッド層2上に、この複屈折性ポリイミド層を
用いたコア部3を形成した複屈折性光導波路である。種
々の基板上に小型軽量化を図りつつ簡便な方法で生産性
良く作製できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信モジュール
等に用いられる光信号の偏光分離を行なう導波路型偏光
分離器等に好適な、複屈折性を有したポリイミド層およ
びそれを用いた複屈折性光導波路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信分野や光計測分野においては、使
用する伝搬光の偏光成分を分離させる偏光分離器が利用
されている。中でも導波路型の偏光分離器は、小型軽量
という点で種々の提案や開発が進められている。
【0003】従来の導波路型の偏光分離器としては、例
えば図3(a)および(b)にそれぞれ平面図で示すよ
うな、ニオブ酸リチウム等の複屈折性を有する材料で形
成した複屈折性の光導波路を用いた光方向性結合型やマ
ッハツェンダ形光干渉計型の導波路型偏光分離器が知ら
れている。これらのうち光方向性結合型の導波路型偏光
分離器は、2本の単一モード型の光導波路L1・L2が
近接した構造から成り、例えば同図中に矢印で示すよう
に第1の光導波路L1に入射されたTE/TM光は、第
1の光導波路L1および第2の光導波路L2の間を一定
の周期でパワーが移行しながら伝搬する。このとき光導
波路L1・L2に複屈折性がある場合には、TEおよび
TMの2つの偏光成分の伝搬定数がそれぞれ異なるため
に、その偏光成分によりパワーが移行する周期に差が生
じる。
【0004】また、マッハツェッダ形光干渉計型の導波
路型偏光分離器は、図3(b)に示すように、分岐部で
2経路に分岐された光が結合部で干渉するように構成さ
れており、結合部での干渉条件の違いによって、出射口
へのパワーの分岐比が決定される。複屈折によってTE
光とTM光とでは干渉条件に差が生じるため、TE光と
TM光とをそれぞれ別々の出射口へ分離することができ
る。
【0005】従って、同図中に矢印で示すように、第1
の光導波路L1の出射口で一方の偏光成分、例えばTE
光のパワーが最大になるようにし、同時に、第2の光導
波路L2の出射口でもう一方の偏光成分であるTM光の
パワーが最大になるように光導波路L1・L2の長さを
設定すれば、入射した光の偏光成分を分離して第1およ
び第2の光導波路L1・L2から別々に出射させること
ができるというものである。
【0006】このような導波路型偏光分離器は、伝搬す
る光の偏光成分に対して屈折率が異なる性質、すなわち
複屈折性を有する2つの光導波路を用い、それらを伝搬
する光の偏光成分による伝搬定数の違いを利用して2つ
の偏光成分に分離するものである。
【0007】従来、これらの導波路型偏光分離器に用い
られる複屈折性を有した光導波路を作製するためには、
ニオブ酸リチウムやルチル等の複屈折性を有する材料を
利用したり、光導波路上に応力開放溝や高屈折率材料か
らなる薄膜を光導波路上に装荷するなどの構造的な工夫
が利用されていた。
【0008】例えば特開平9−236718号公報には、基板
上に2本の単一モード型の光導波路を有する方向性結合
型の導波路型偏光分離素子において、複屈折性を有する
ように形成された単一モード型の第1の光導波路と、伝
搬定数が前記第1の光導波路の一方の偏光成分の伝搬定
数とほぼ一致するように形成された単一モード型の第2
の光導波路とを有することを特徴とする導波路型偏光分
離素子が提案されている。
【0009】この導波路型偏光分離素子によれば、図4
に断面図で示したように、基板1上に下部クラッド層2
とコア部3と上部クラッド層4とからなる2本の光導波
路が形成され、光導波路のコア部3よりも屈折率の高
い、例えばアルミナなどの薄膜5を少なくともいずれか
1つの光導波路のコア部3の上面に設けることによって
複屈折性を得ている。
【0010】このような構成の導波路型偏光分離素子で
は、第1の光導波路、例えば薄膜5が設けられた側の光
導波路が複屈折性を有することから、TEおよびTMの
2つの偏光成分のそれぞれの伝搬定数が異なっている。
そして、第2の光導波路の伝搬定数が第1の光導波路の
一方の偏光成分の伝搬定数とほぼ一致するように形成さ
れているので、入射された光のうち一方の偏光成分は第
1の光導波路および第2の光導波路の間を一定の周期で
パワーが移行しながら伝搬することとなる。従って、第
2の光導波路の出射口で一方の偏光成分のパワーが最大
になるように光路長を設計すれば、例えば第1の光導波
路から入射した光の一方の偏光成分を、他方の偏光成分
と分離して第2の光導波路から出射させることができる
というものである。
【0011】また、特公平7−82132 号公報に開示され
た導波路型偏光分離器は、基板上に2個の方向性結合器
をほぼ等しい長さの2本の複屈折性単一モード光導波路
で連結してなるマッハツェンダ形光干渉計を基本構成と
し、所望の波長の光に対して基板に平行な電界成分(T
E)および垂直な電界成分(TM)のうち、一方の電界
成分の光導波路に沿った光路長差が光波長のM倍(Mは
整数)、他方の電界成分の光導波路に沿った光路長差が
光波長のN+1/2 倍(Nは整数)になるように、2本の
光導波路の複屈折値分布を調整するものである。
【0012】ここで、複屈折値分布を調整するための具
体的な方法としては、図5に断面図で示したように、基
板1上に形成されたいずれか一方の光導波路に沿って応
力開放溝6を形成することにより、その設計値によって
応力複屈折値分布を調整する技術が開示されている。な
お、図5において3は光導波路のコア部、7は光導波路
のクラッド部である。
【0013】さらに、この特公平7−82132 号公報に開
示された導波路型偏光分離器においては、いずれか一方
の光導波路の上部に薄膜ヒータを設けて、光路長を等方
的に微調整できるようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】光信号伝送用途の光モ
ジュール用基板には通常はシリコン基板やセラミック基
板等が用いられており、光モジュールの小型軽量化のた
めに偏光分離器も同一の基板上に形成されることが望ま
れている。従来より用いられている複屈折性を有する光
学材料はニオブ酸リチウムやルチル等の単結晶材料であ
り、シリコン基板やセラミック基板上にこれらの単結晶
材料からなる光導波路を形成して小型の偏光分離器を作
製することは極めて困難であるという問題点があった。
【0015】また、光導波路間に応力開放溝を形成す
る、あるいは光導波路上に高屈折率材料からなる薄膜を
装荷する等して複屈折性を得る方法は、作製方法が煩雑
であったり、高度な作製技術が必要であるという問題点
があった。
【0016】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みて案
出されたものであり、その目的は、光モジュール用のシ
リコン基板やセラミック基板等に小型軽量化を図りつつ
簡便な方法で生産性良く作製できる、光導波路用の複屈
折性を有する光学材料およびそれを用いた複屈折性光導
波路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の複屈折性ポリイ
ミド層は、基板上に形成され、この基板の表面に平行な
偏光面を有する偏光に対する屈折率が垂直な偏光面を有
する偏光に対する屈折率より0.008 以上大きいものであ
る。
【0018】また、本発明の複屈折性光導波路は、基板
上に形成した下部クラッド層上に、上記構成の複屈折性
ポリイミド層を用いたコア部を形成したことを特徴とす
るものである。
【0019】本発明の複屈折性ポリイミド層によれば、
スピンコート法やディップコート法などの周知の有機膜
形成法により、簡便にシリコン基板やセラミック基板な
どの上に複屈折性を有した光導波路用ポリイミド層が形
成できる。そして、それを用いた複屈折性光導波路によ
れば、得られたポリイミド層は複屈折性を有しているの
で、このポリイミド層で光導波路のコア部を形成するこ
とにより、シリコン基板やセラミック基板等の種々の基
板に簡便な方法で生産性良く複屈折性を有する光導波路
を作製することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光導波路用複屈折
性ポリイミド層およびそれを用いた複屈折性光導波路に
ついて図面を参照しつつ説明する。
【0021】図1は本発明の複屈折性ポリイミド層およ
びそれを用いた複屈折性光導波路の実施の形態の一例を
示す断面図である。図1において、1 は基板、2 は光導
波路の下部クラッド層、3は光導波路のコア部、4は下
部クラッド層2およびコア部3を被覆した上部クラッド
層である。
【0022】基板1は、光集積回路基板や光電子混在基
板等の光信号を扱う基板として使用される種々の基板、
例えばシリコン基板やアルミナ基板・ガラスセラミック
ス基板・多層セラミック基板・プラスチック電気配線基
板等が使用できる。
【0023】コア部2は、本発明の複屈折性ポリイミド
層を下部クラッド層3上に形成した後、フォトリソグラ
フィやRIE(反応性イオンエッチング)等の周知の薄
膜微細加工技術を用いて所定の形状で形成すればよい。
【0024】下部クラッド層3としては、コア部2より
も屈折率の小さい材料であれば良い。この層3にはシリ
カ層の他、例えばフッ素樹脂層・シロキサン系ポリマ層
等の樹脂系材料を用いれば、屈折率の制御が容易であ
り、スピンコート法等の簡便な方法によって成膜でき、
光透過性も優れており好適である。また、この下部クラ
ッド層3には本発明の光導波路用複屈折性ポリイミド層
を用いても良い。
【0025】上部クラッド層4としては、コア部2より
も小さな屈折率を有する層を形成する。例えば、本発明
の複屈折性ポリイミド層やフッ素樹脂層・シロキサン系
ポリマ層等の樹脂系材料層を用いれば、屈折率の制御が
容易であり、スピンコート法等の簡便な方法で層が形成
でき、光透過性も優れており好適である。なお、上部ク
ラッド層4は必ず必要なものではなく、コア部2が大気
あるいは真空に露出していても良い。
【0026】本発明の複屈折性ポリイミド層に用いるポ
リイミドとしては、テトラカルボン酸二無水物またはそ
のテトラカルボン酸もしくはその反応性誘導体と、芳香
族ジアミンとを反応させて相当するポリアミド酸共重合
体を得、さらにこれを脱水閉環させて得られたポリイミ
ド共重合体を用いる。中でも、2,2−ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水
物またはそのテトラカルボン酸もしくはその反応性誘導
体と、4,4′−オキシジアニリンおよび2,2′−ビ
ス(トリフルオロメチル)−4,4′−ジアミノビフェ
ニルとから製造されるポリイミド共重合体は、その共重
合比を変えることで一定の複屈折を有しながらその屈折
率を特定の範囲で任意に制御できるので好適である。
【0027】また、これらのポリイミド共重合体は、基
板上にスピンコート法等により塗布して熱処理を行なう
ことにより層を形成する際に、熱処理のキュア温度によ
ってその複屈折を大きくすることができ、また、特定の
範囲で複屈折を任意に制御できる。
【0028】熱処理の方法としては、ホットプレートや
オーブン等を用いて基板全体を加熱したり、ハロゲンラ
ンプ等の加熱用光を全面あるいは局所的に照射して熱処
理を行えばよい。熱処理時の雰囲気は150 ℃以上の高温
においては窒素等の還元雰囲気下とする。熱処理の温度
としては350 ℃以上から急激な熱分解が生じる580 ℃以
下、より好ましくは熱分解による重量変化が生じ始める
510 ℃以下の温度とする。
【0029】図2に、2,2−ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物または
そのテトラカルボン酸もしくはその反応性誘導体と、
4,4′−オキシジアニリンおよび2,2′−ビス(ト
リフルオロメチル)−4,4′−ジアミノビフェニルと
から製造されるポリイミド共重合体の層をシリコン基板
上に形成したときの熱処理の温度(キュア温度)と、得
られたポリイミド層の複屈折との関係を示す。同図にお
いて、横軸は層形成の際のキュア温度(℃)を示し、縦
軸は得られたポリイミド層の複屈折を示す。複屈折は、
基板面と平行な偏向面を有する偏光に対する屈折率(n
TE)と基板面に垂直な偏向面を有する偏光に対する屈
折率(nTM)との差(nTE−nTM)で表した。図
中の黒点は測定結果を、実線の曲線は特性曲線を示す。
【0030】図2より分かるように、この例のポリイミ
ド層においては、キュア温度を高くしていくと複屈折は
約310 ℃で極小となり、その後、キュア温度が高くなる
につれて増加する。これは、このポリイミド層中のポリ
イミド分子内に含まれるベンゼン環やイミド環は構造的
な異方性が大きいため、層形成の際のポリイミドの収縮
やそれによって生じる応力により面内に配向し、基板の
表面と平行な偏向面を有する偏光に対する屈折率(nT
E)と基板の表面に垂直な偏向面を有する偏光に対する
屈折率(nTM)とに差が生じることとなり、キュア温
度が高いほど層形成の際のポリイミドの収縮やそれによ
って生じる応力が大きくなるため、それに相応して配向
性も大きくなり、複屈折が大きくなることによるものと
考えられる。
【0031】本発明者が種々評価したところ、ポリイミ
ド層の熱重量変化測定と示差熱分析(DTA)の結果に
よると、キュア温度が510 ℃を超えるとポリイミドの熱
分解による重量減少が始まり、約580 ℃に達すると急激
に熱分解が生じることが分かった。このため、キュア温
度は510 ℃程度以下に抑える必要がある。また、層形成
後の種々の工程に耐え得る十分強固な層を得るには、35
0 ℃程度以上のキュア温度が必要であり、350 ℃より低
いキュア温度では、その後の種々の工程でクラックが生
じるなど、十分に強固な層を得ることが困難な傾向にあ
る。
【0032】また、2,2−ビス(3,4−ジカルボキ
シフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物またはそ
のテトラカルボン酸もしくはその反応性誘導体と、4,
4′−オキシジアニリンおよび2,2′−ビス(トリフ
ルオロメチル)−4,4′−ジアミノビフェニルとから
製造されるポリイミド共重合体について、その他の共重
合比のポリイミド共重合体についても同様の実験を行な
ったが、屈折率の値は異なるものの、複屈折の値および
変化の傾向としては図2の結果にほぼ一致するものであ
った。
【0033】このように、キュア温度を変えることによ
って、約350 ℃から約510 ℃の範囲の実用的な温度範囲
で、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘ
キサフルオロプロパン二無水物またはそのテトラカルボ
ン酸もしくはその反応性誘導体と、4,4′−オキシジ
アニリンおよび2,2′−ビス(トリフルオロメチル)
−4,4′−ジアミノビフェニルから製造されるポリイ
ミド共重合体の複屈折、つまり基板の表面と平行な偏向
面を有する偏光に対する屈折率(nTE)と基板面に垂
直な偏光面を有する偏光に対する屈折率(nTM)との
差(nTE−nTM)を約0.008 から約0.02の間で任意
の値にすることができる。これは導波路型偏光分離素子
等に用いる複屈折性光導波路を形成する層として、十分
大きな複屈折値である。
【0034】なお、実際に作製する場合の複屈折の値
は、作製しようとする導波路型偏光分離素子等の設計に
合わせて設定すれば良い。
【0035】本発明の複屈折性ポリイミド層を形成する
には、ポリイミド共重合体の前駆体であるポリアミド酸
共重合体のN−メチル−2−ピロリドン・N,N−ジメ
チルアセトアミド・ジメチルホルムアミド等の極性有機
溶媒による溶液を基板上にスピンコート法等によって塗
布した後、100 ℃程度の加熱処理により有機溶媒を乾燥
させ、より高い温度での加熱処理によりポリアミド酸共
重合体をイミド化してポリイミド共重合体層を形成す
る。ポリアミド酸共重合体を製造するには、テトラカル
ボン酸二無水物等のモル比と2種類のジアミンのモル比
の和が同じになるようにする。ここで2種類のジアミン
のモル比を変えることで、最終的に得られるポリイミド
共重合体の屈折率を精密に制御することが可能である。
例えば特開平8−143666号公報等に開示されているよう
に、これらの原料からN−メチル−2−ピロリドン・
N,N−ジメチルアセトアミド・ジメチルホルムアミド
等の極性有機溶媒中で通常のポリアミド酸の重合方法と
同様に反応させれば良い。
【0036】なお、本発明の複屈折性ポリイミド層によ
れば、このようにして屈折率を制御した場合であって
も、複屈折の値がそれにより影響を受けて変動して異な
る範囲にシフトしたり、基板に平行な偏光面の偏光に対
する屈折率と垂直な偏光面の偏光に対する屈折率との大
小関係が逆転したりすることがなく、所望の複屈折を維
持しつつ屈折率を所望の値に制御することができるとい
う実用上きわめて有用な特性を有しているものである。
【0037】また、下部クラッド層2の屈折率や厚さ、
コア部3の高さや幅・屈折率、上部クラッド層4の厚さ
や屈折率は、周知の光導波路に関する理論や実験等から
検討し設計すれば良い。
【0038】
【実施例】次に、本発明の複屈折性ポリイミド層および
それを用いた複屈折性光導波路について具体例を説明す
る。
【0039】[実施例1]まず、4,4′−オキシジア
ニリンと2,2′−ビス(トリフルオロメチル)−4,
4′−ジアミノビフェニルおよびN,N−ジメチルアセ
トアミドの溶液に2,2−ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物を加えて反
応させて、ポリアミド酸共重合体のN,N−ジメチルア
セトアミド溶液を得た。このとき、4,4′−オキシジ
アニリンと2,2′−ビス(トリフルオロメチル)−
4,4′−ジアミノビフェニルおよび2,2−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロ
パン二無水物の配合量は、モル比で0.4 :0.6 :1とし
た。
【0040】次に、このポリイミド前駆体溶液をシリコ
ン基板上にスピンコーティング法によって塗布し、大気
雰囲気下で100 ℃で30分加熱して乾燥させた後、窒素雰
囲気下で1時間かけて300 ℃まで昇温し、300 ℃で1時
間保持してキュアして、膜厚10μmのポリイミド層を形
成した。また、同様の手順で、キュア温度を350 ℃・38
0 ℃・420 ℃・500 ℃の種々の温度としたポリイミド層
を作製した。
【0041】これら各ポリイミド共重合体層について波
長1.3 μmでの屈折率を測定したところ、nTEは1.53
662 から1.54576 の間の値を、nTMは1.5301から1.52
613の間の値をとり、nTE−nTMは図2と同様の特
性を示し、0.00742 から0.01963 の間の値であった。ま
た、波長1.55μmでの屈折率の測定においても波長1.3
μmの場合と同様の複屈折性が見られた。そして、光導
波路作製プロセスに耐え得る十分強固な層とするために
350 ℃以上の温度で作製された層においては、nTE−
nTMは0.00802 から0.01963 の間の値であった。
【0042】[実施例2]まず、4,4′−オキシジア
ニリンと2,2′−ビス(トリフルオロメチル)−4,
4′−ジアミノビフェニルおよびN,N−ジメチルアセ
トアミドの溶液に2,2−ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物を加えて反
応させて、ポリアミド酸共重合体のN,N−ジメチルア
セトアミド溶液を得た。このとき、4,4′−オキシジ
アニリンと2,2′−ビス(トリフルオロメチル)−
4,4′−ジアミノビフェニルおよび2,2−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロ
パン二無水物の配合量は、モル比で0.3 :0.7 :1とし
た。
【0043】次に、このポリイミド前駆体溶液をシリコ
ン基板上にスピンコーティング法によって塗布し、大気
雰囲気下で100 ℃で30分加熱して乾燥させた後、窒素雰
囲気下で1時間かけて300 ℃まで昇温し、300 ℃で1時
間保持してキュアして、膜厚10μmのポリイミド層を形
成した。また、同様の手順で、キュア温度を350 ℃・38
0 ℃・420 ℃・500 ℃の種々の温度としたポリイミド層
を作製した。
【0044】これら各ポリイミド共重合体層について波
長1.3 μmでの屈折率を測定したところ、nTEは1.53
222 から1.54106 の間の値を、nTMは1.52562 から1.
5215の間の値をとり、nTE−nTMは図2と同様の特
性を示し、0.0078から0.01956 の間の値であった。そし
て、光導波路作製プロセスに耐え得る十分強固な層とす
るために350 ℃以上の温度で作製された層においては、
nTE−nTMは0.00822 から0.01956 の間の値であっ
た。
【0045】[実施例3]まず、4,4′−オキシジア
ニリンと2,2′−ビス(トリフルオロメチル)−4,
4′−ジアミノビフェニルおよびN,N−ジメチルアセ
トアミドの溶液に2,2−ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物を加えて反
応させて、ポリアミド酸共重合体のN,N−ジメチルア
セトアミド溶液を得た。このとき、4,4′−オキシジ
アニリンと2,2′−ビス(トリフルオロメチル)−
4,4′−ジアミノビフェニルおよび2,2−ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロ
パン二無水物の配合量は、モル比で0.2 :0.8 :1とし
た。
【0046】次に、このポリイミド前駆体溶液をシリコ
ン基板上にスピンコーティング法によって塗布し、大気
雰囲気下で100 ℃で30分加熱して乾燥させた後、窒素雰
囲気下で1時間かけて300 ℃まで昇温し、300 ℃で1時
間保持してキュアして、膜厚10μmのポリイミド層を形
成した。また、同様の手順で、キュア温度を350 ℃・38
0 ℃・420 ℃・500 ℃の種々の温度としたポリイミド層
を作製した。
【0047】これら各ポリイミド共重合体層について波
長1.3 μmでの屈折率を測定したところ、nTEは1.52
786 から1.53611 の間の値を、nTMは1.5171から1.52
11の間の値をとり、nTE−nTMは図2と同様の特性
を示し、0.00806 から0.01901 の間の値であった。そし
て、光導波路作製プロセスに耐え得る十分強固な層とす
るために350 ℃以上の温度で作製された層においては、
nTE−nTMは0.00806 から0.01901 の間の値であっ
た [実施例4][実施例2]に示したポリイミド前駆体溶
液をシリコン基板上にスピンコーティング法によって塗
布し、大気雰囲気下で100 ℃で30分加熱して乾燥させた
後、窒素雰囲気下で1時間かけて420 ℃まで昇温し、42
0 ℃で1時間保持してキュアして、膜厚が15μm、nT
Eが1.53396 、nTMは1.52236 のポリイミド層を下部
クラッド層として形成した。
【0048】次に、その上に[実施例1]に示したポリ
イミド前駆体溶液をシリコン基板上にスピンコーティン
グ法によって塗布し、大気雰囲気下で100 ℃で30分加熱
して乾燥させた後、窒素雰囲気下で1時間かけて420 ℃
まで昇温し、420 ℃で1時間保持してキュアして、膜厚
が8μm、nTEが1.5385、nTMは1.52704 のポリイ
ミド層を形成した。
【0049】次に、その層上にスパッタリング法によっ
てAl薄膜を形成し、フォトリソグラフィ等周知の薄膜
加工技術を用いて、光導波路のコア部のパターンの元と
なるAl薄膜パターンを形成した。このAl薄膜パター
ンをレジストとして酸素ガスによるリアクティブイオン
エッチングを行ない、幅8μm×高さ8μmのリッジ形
状のコア部を形成した。その後、コア部を被覆した上部
クラッド層を下部クラッド層と同材料・同方法により形
成し、埋め込み型の光導波路を作製した。
【0050】この光導波路に対する複屈折率の数値解析
によると、この光導波路に波長1.3μmの光が伝搬する
場合の基板の表面に水平な偏光面を有する偏光に対する
実効屈折率は1.5365、基板の表面に垂直な偏光面を有す
る偏光に対する実効屈折率は1.5250で、その差は0.0112
であり、良好な複屈折性を有した光導波路となってい
た。
【0051】[実施例5]さらに、[実施例4]の光導
波路を用いて、図3(b)に示したような、2個の方向
性結合器を2本の直線光導波路で連結してなる形式のマ
ッハツェンダ形光干渉計から成る偏光分離器を作製し
た。
【0052】まず、[実施例2]で用いたポリイミド前
駆体溶液をシリコン基板上にスピンコーティング法によ
って塗布し、大気雰囲気下で100 ℃で30分加熱して乾燥
させた後、窒素雰囲気下で1時間かけて420 ℃まで昇温
し、420 ℃で1時間保持してキュアして、膜厚が15μ
m、nTEが1.53396 、nTMは1.52236 のポリイミド
層を下部クラッド層として形成した。
【0053】次に、その上に[実施例1]で用いたポリ
イミド前駆体溶液をシリコン基板上にスピンコーティン
グ法によって塗布し、大気雰囲気下で100 ℃で30分加熱
して乾燥させた後、窒素雰囲気下で1時間かけて420 ℃
まで昇温し、420 ℃で1時間保持してキュアして、膜厚
が8μm、nTEが1.5385、nTMは1.52704 のポリイ
ミド層を形成した。
【0054】次に、その層上にスパッタリング法によっ
てAl薄膜を形成し、フォトリソグラフィ等周知の薄膜
加工技術を用いて、2個の方向性結合器を2本の直線光
導波路で連結してなるマッハツェンダ形光干渉計形状の
Al薄膜パターンを形成した。このAl薄膜パターンを
レジストとして酸素ガスによるリアクティブイオンエッ
チングを行ない、幅8μm×高さ8μmのリッジ形状の
コア部を形成した。
【0055】その後、コア部を被覆した上部クラッド層
を下部クラッド層と同材料・同方法により形成し、2個
の方向性結合器を2本の直線光導波路で連結してなるマ
ッハツェンダ形光干渉計を作製した。このとき、2個の
方向性結合器は、いわゆる3dBカップラーとして機能
するように、結合部の長さおよび間隔を設定した。ま
た、2個の方向性結合器を連結する2本の直線光導波路
の長さを種々変えたマッハツェンダ形光干渉計型偏光分
離器を作製した。
【0056】そして、これらの偏光分離器について、円
偏光の波長1.3 μmの光を光ファイバを通して入射側光
導波路の一方に入射して、出力側光導波路の一方からの
出射光を光ファイバで受けて強度の偏波依存性を測定し
た。その際、市販の偏波依存性測定装置を用いて強度の
偏波依存性を測定した。その結果、直線光導波路の長さ
を変えた種々の偏光分離器のうち、2個の方向性結合器
を連結する2本の直線光導波路の長さが、波長1.3 μm
の光に対して電界が基板に平行な偏光成分(TE)およ
び垂直な偏光成分(TM)のうち、一方の偏光成分の導
波路に沿った光路長差が光波長のM倍(Mは整数)、他
方の偏光成分の光導波路に沿った光路長差が光波長のN
+1/2 倍(Nは整数)になるような場合に、最も高率よ
く偏光の分離ができ、TE成分の光とTM成分の光との
クロストークは20dB以下であり、偏光分離器として有
効に機能することが確認でき、本発明の複屈折性光導波
路が十分な複屈折性を有していることが確認できた。
【0057】[実施例6]まず、[実施例2]で用いた
ポリイミド前駆体溶液をシリコン基板上にスピンコーテ
ィング法によって塗布し、大気雰囲気下で100 ℃で30分
加熱して乾燥させた後、窒素雰囲気下で1時間かけて33
0 ℃まで昇温し、330 ℃で1時間保持してキュアして、
膜厚が15μm、nTEが1.53396 、nTMは1.52236 の
ポリイミド層を下部クラッド層として形成した。
【0058】次に、その上に[実施例1]で用いたポリ
イミド前駆体溶液をシリコン基板上にスピンコーティン
グ法によって塗布し、大気雰囲気下で100 ℃で30分加熱
して乾燥させた後、窒素雰囲気下で1時間かけて330 ℃
まで昇温し、330 ℃で1時間保持してキュアして、膜厚
8μmの層を形成して光導波路を作製しようとしたとこ
ろ、その層にはクラックが発生した。
【0059】以上のように、本発明によれば、シリコン
基板やセラミック基板等の上に複屈折性を有した所望の
屈折率の光導波路用のポリイミド層が形成でき、さら
に、その複屈折性ポリイミド層を用いて複屈折性を有し
た光導波路を簡便に作製できることが確認できた。
【0060】なお、本発明は以上の実施の形態の例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変更・改良を加えることは何ら差し支えない。
【0061】
【発明の効果】本発明の複屈折性ポリイミド層およびそ
れを用いた複屈折性光導波路によれば、基板上に形成さ
れ、この基板の表面に平行な偏光面を有する偏光に対す
る屈折率が垂直な偏光面を有する偏光に対する屈折率よ
り0.008 以上大きいことによって、スピンコート法やデ
ィップコート法等の周知の有機膜形成法により、シリコ
ン基板やセラミック基板等の上に複屈折性を有した所望
の屈折率の光導波路用のポリイミド層が簡便に形成で
き、得られたポリイミド層は複屈折性を有しているの
で、このポリイミド層で光導波路のコア部を形成して、
複屈折性光導波路を簡便に作製することができる。
【0062】以上により、本発明によれば、光モジュー
ル用のシリコン基板やセラミック基板等に小型軽量化を
図りつつ簡便な方法で生産性良く作製できる、光導波路
用の屈折率および複屈折性を有する光学材料である複屈
折性ポリイミド層およびそれを用いた複屈折性光導波路
を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複屈折性ポリイミド層およびそれを用
いた複屈折性光導波路の実施の形態の一例を示す断面図
である。
【図2】本発明の複屈折性ポリイミド層のキュア温度と
複屈折との関係の例を示す線図である。
【図3】(a)および(b)は、それぞれ複屈折性光導
波路を用いた偏光分離器の例を示す平面図である。
【図4】従来の複屈折性光導波路の例を示す断面図であ
る。
【図5】従来の複屈折性光導波路の他の例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・光導波路の下部クラッド層 3・・・光導波路のコア部
フロントページの続き (72)発明者 棚橋 成夫 京都府相楽郡精華町光台3丁目5番地 京 セラ株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KA12 KB04 LA21 PA02 PA21 PA24 PA28 QA05 TA43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成され、該基板の表面に平行
    な偏光面を有する偏光に対する屈折率が垂直な偏光面を
    有する偏光に対する屈折率より0.008以上大きい複
    屈折性ポリイミド層。
  2. 【請求項2】 基板上に形成した下部クラッド層上に、
    請求項1記載の複屈折性ポリイミド層を用いたコア部を
    形成したことを特徴とする複屈折性光導波路。
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