JP2001107464A - ユニット建物とその構築方法 - Google Patents

ユニット建物とその構築方法

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JP2001107464A
JP2001107464A JP28591299A JP28591299A JP2001107464A JP 2001107464 A JP2001107464 A JP 2001107464A JP 28591299 A JP28591299 A JP 28591299A JP 28591299 A JP28591299 A JP 28591299A JP 2001107464 A JP2001107464 A JP 2001107464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の建物ユニットに渡り、地盤と同一レベ
ルの床面を持つ大空間を形成すること。 【解決手段】 ガレージ付ユニット建物10において、
複数の建物ユニット12A〜12Dの柱省略コーナー部
41Aと、柱省略コーナー部41Aに交差する床梁切除
部42Aとを定め、複数の建物ユニット12A〜12D
の柱省略コーナー部41Aを柱省略接合部14にて互い
に突き合せ配置し、各建物ユニット12A〜12Dの床
梁切除部42Aの側傍部分を地中梁28に接続してなる
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のガレージ等
を構成するに好適なユニット建物とその構築方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ガレージ付ユニット建物として、
特開平9-165823号公報に記載の如く、複数の相隣る建物
ユニットにまたがってガレージを形成したものがある。
このユニット建物は、図10(B)に示す如く、ガレー
ジの出入口を形成する建物ユニットの出入口部で床梁を
切除するとともに、相隣る建物ユニットのガレージ内に
位置する床梁を切除し、広いガレージスペースを確保す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、ガレージを構成するように相隣る建物ユニット
が柱を無くするものではないから、ガレージスペースの
形状の選定、ガレージスペースの拡大に制限がある。
【0004】本発明の課題は、複数の建物ユニットに渡
り、地盤と同一レベルの床面を持つ大空間を形成するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、柱と床梁と天井梁を箱形に接合した建物ユニットを
地盤上にて隣接設置して構築されるユニット建物におい
て、複数の建物ユニットのそれぞれに少なくとも1個の
柱省略コーナー部と、該柱省略コーナー部に交差する床
梁切除部とを定め、複数の建物ユニットの柱省略コーナ
ー部を柱省略接合部にて互いに突き合せ配置し、各建物
ユニットの床梁切除部の側傍部分を、該床梁切除部に対
応して設けられている地中梁に接続し、柱省略接合部の
一方側の建物ユニットの天井梁側から、他方側の建物ユ
ニットの天井梁側に渡る補強梁を隣接ユニット間隙に設
け、補強梁の両端部は、柱省略接合部の一方側の建物ユ
ニットの柱まわりと、柱省略接合部の他方側の建物ユニ
ットの柱まわりのそれぞれに接続され、補強梁の中央部
には、複数の建物ユニットの各柱省略コーナー部が接続
されてなるようにしたものである。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記建物ユニットが、柱省略
コーナー部では、相交差する天井梁をジョイントピース
により短柱に接合し、短柱の下部に仮柱を着脱自在に接
合し、床梁切除部では、相対する柱と仮柱の間に仮床梁
を着脱自在に架け渡してなるようにしたものである。
【0007】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載のユニット建物の構築方法であって、柱が省略
され、床梁が切除される建物ユニットとして、柱省略コ
ーナー部に仮柱を着脱自在とし、床梁切除部に仮床梁を
着脱自在としてなるものを用い、建物ユニットを地中梁
に接続するまでは仮床梁を設けておき、地中梁の接続完
了後に仮床梁を取外し、建物ユニットに補強梁を接続完
了するまでは仮柱を設けておき、補強梁の接続完了後に
仮柱を取外すようにしたものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば下記、の作用があ
る。 ユニット建物を構成する複数の建物ユニットは、柱省
略コーナー部と、この柱省略コーナー部に交差する床梁
切除部とを備え、この柱省略コーナー部を柱省略接合部
にて互いに突き合せ配置した。従って、柱省略接合部を
中心として、複数の建物ユニットに渡り、地盤と同一レ
ベルの床面を持つ大空間を形成できる。
【0009】ユニット建物は、柱省略接合部の両側の
建物ユニットにおいて、各建物ユニットの床梁切除部の
側傍部分を地中梁に接続するとともに、両建物ユニット
の天井梁に連続して添設される補強梁を備えた。従っ
て、両建物ユニットは、それらの互いに相対する柱と、
両柱の上端部間に渡る補強梁と、両柱の下端部間に渡る
地中梁とで、柱省略接合部を含んで両建物ユニットに渡
る閉断面ラーメンフレームを形成するものとなり、柱と
床梁を無くした大空間を形成しながら、建物の構造強度
を確保できる。
【0010】請求項2、3の発明によれば下記の作用
がある。 建物ユニットに仮柱、仮床梁を設けた。建物ユニット
の工場生産段階、輸送保管段階を経た現地据付け後、地
中梁、補強梁の接続完了まで、それらの仮床梁、仮柱を
取外さないことにより、施工段階までの建物ユニットの
強度を十分に確保でき、施工性と建物品質を向上でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はユニット建物を示す正面
図、図2は標準建物ユニットを示す斜視図、図3は柱省
略建物ユニットを示し、(A)は柱を省略し床梁を切除
した建物ユニットを示す斜視図、(B)は仮柱と仮床梁
を設けた建物ユニットを示す斜視図、図4は柱省略建物
ユニットを地中梁に接続した状態を示し、(A)は斜視
図、(B)はB‐B線に沿う断面図、(C)はC−C線に沿
う断面図、図5は柱省略建物ユニットに補強梁を接続す
る過程を示す斜視図、図6は補強梁を示し、(A)は正
面図、(B)は側面図、図7は補強梁の接続状態を示す
正面図、図8は補強梁の端部接続構造を示す斜視図、図
9は補強梁の中央部接続構造を示す斜視図、図10はガ
レージ付ユニット建物の要部を示し、(A)は本発明の
構成を示す平面図、(B)は従来例の構成を示す平面
図、図11はガレージ付ユニット建物の変形例を示す平
面図、図12はガレージ付ユニット建物の他の変形例を
示す平面図である。
【0012】ガレージ付ユニット建物10は、図1、図
10(A)に示す如く、工場生産した複数の標準建物ユ
ニット11、4個の柱省略建物ユニット12A〜12D
を建築現場に輸送し、地盤1の上に予め設置してある基
礎13の上にて水平、鉛直方向に隣接設置して下階部分
10A、上階部分10Bが構築される。
【0013】標準建物ユニット11は、図2に示す如
く、4本の角鋼管製柱21と、4本の型鋼製床梁22
と、4本の型鋼製天井梁23とを箱形に接合した骨組構
造体である。建物ユニット11は、4個のコーナー部
で、相交差する床梁22をジョイントピース22Aによ
り柱21の下端部に接続し、相交差する天井梁23をジ
ョイントピース23Aにより柱21の上端部に接合して
構成される。
【0014】柱省略建物ユニット12Aは、図3に示す
如く、標準建物ユニット11の4本の柱21のうちの1
本の柱21を省略した1つの柱省略コーナー部41A
と、標準建物ユニット11の4本の床梁22のうちで上
述の柱省略コーナー部41Aに交差する2本の床梁22
を切除した2つの床梁切除部42Aと、ユニット建物1
0のガレージ100の出入口部101で床梁22を切除
した1つの床梁切除部42Bとを有する。
【0015】柱省略建物ユニット12Aは、柱省略コー
ナー部41Aでは、相交差する天井梁23をジョイント
ピース23Aにより短柱24に接合し、短柱24の下部
に仮柱25を着脱自在に接合している。また、柱省略建
物ユニット12Aは、床梁切除部42Aでは、相対する
柱21のジョイントピース22Aと仮柱25の間に仮床
梁26を着脱自在に架け渡している。また、柱省略建物
ユニット12Aは、床梁切除部42Bでは、相対する一
方の柱21のジョイントピース22Aと他方の柱21の
ジョイントピース22Aとの間に仮床梁27を着脱自在
に架け渡している。仮柱25、仮床梁26、27は、ボ
ルトとナット等の着脱手段により着脱自在とされる。
【0016】柱省略建物ユニット12B〜12Dは、標
準建物ユニット11の4本の柱21のうちの1本の柱2
1を省略した1つの柱省略コーナー部41Aと、標準建
物ユニット11の4本の床梁22のうちで上述の柱省略
コーナー部41Aに交差する2本の床梁22を切除した
2つの床梁切除部42Aとを有する。柱省略建物ユニッ
ト12B〜12Dは、柱省略コーナー部41A、床梁切
除部42Aにおいてそれぞれ仮柱25、仮床梁26を備
える点で、柱省略建物ユニット12Aと実質的に同一で
ある。
【0017】しかるに、ユニット建物10は、下階部分
10Aの一部にて、図10(A)に示す如く、4個の柱
省略建物ユニット12A〜12Dそれぞれの柱省略コー
ナー部41Aを柱省略接合部14にて互いに突き合せ配
置し、地盤1と同一レベルの床面を持つ大空間のガレー
ジ100を形成するため、下記(A) 各建物ユニット12
A〜12Dの床梁切除部42A、42Bの側傍部分の地
中梁28との接続構造、(B) 建物ユニット12A〜12
Dの柱省略接合部14の補強梁30による補強構造を採
用している。
【0018】(A) 各柱省略建物ユニット12A〜12D
の床梁切除部42A、42Bの側傍部分の地中梁28と
の接続構造(図4) 柱省略建物ユニット12Aは、基礎13の上に据付けら
れた状態で、床梁22のジョイントピース22Aを基礎
13のアンカーボルト13Aに固定されるとともに、床
梁切除部42A、42Bの側傍部分であるジョイントピ
ース22Aをそれらの床梁切除部42A、42Bに対応
して設けられている地中梁28の両側で、基礎13のア
ンカーボルト13Aに固定される。地中梁28は、基礎
13の一部においてその上面レベルを地中に設定された
ものであり、基礎13の全長に渡る鉄筋13Bも備えて
基礎13の一部を構成する。従って、柱省略建物ユニッ
ト12Aは、床梁切除部42A、42Bの側傍部分であ
るジョイントピース22Aを基礎13に固定され、結果
として地中梁28に接続されるものとなる。図4(A)
は柱省略建物ユニット12Aの床梁切除部42Bの側傍
部分であるジョイントピース22Aを基礎13に固定し
た状態を示すものであるが、柱省略建物ユニット12A
の床梁切除部42Aの側傍部分のジョイントピース22
Aも基礎13に固定されて地中梁28に接続されるもの
となる。
【0019】柱省略建物ユニット12B〜12Dも、柱
省略建物ユニット12Aと同様に、床梁22のジョイン
トピース22Aを基礎13のアンカーボルト13Aに固
定されるとともに、床梁切除部42Aの側傍部分である
ジョイントピース22Aをそれらの床梁切除部42Aに
対応して設けられている地中梁28の上端で、基礎13
のアンカーボルト13Aに固定される。これにより、柱
省略建物ユニット12B〜12Dも、床梁切除部42A
の側傍部分であるジョイントピース22Aを基礎13に
固定され、結果として地中梁28に接続されるものとな
る。
【0020】柱省略建物ユニット12A〜12Dの床梁
切除部42A、42Bのジョイントピース22Aが基礎
13のアンカーボルト13Aに接続されて地中梁28に
接続されるとき、各柱省略建物ユニット12A〜12D
の床梁切除部42A、42Bには、柱21のジョイント
ピース22Aと仮柱25、又は相対する柱21のジョイ
ントピース22A同士に着脱自在の仮床梁26、27が
未だ接続されている。そして、地中梁28の接続完了後
に、仮床梁26、27は取外される。
【0021】(B) 柱省略建物ユニット12A〜12D
の柱省略接合部14の補強梁30による補強構造(図5
〜図9) 4個の柱省略建物ユニット12A〜12Dの柱省略接合
部14は、補強梁30にて補強される。補強梁30は、
図6に示す如く、長尺板材からなり、図5、図7に示す
如く、柱省略接合部14の左右の一方側にて相隣る2個
の建物ユニット12A、12Bの天井梁23、23の間
から、左右の他方側にて相隣る他の2個の建物ユニット
12C、12Dの天井梁23、23の間に渡って設けら
れる。図4において、15は下階天井板、16は上階床
板である。
【0022】補強梁30の両端部は、図8に示す如く、
柱省略接合部14の左右の一方側にて相隣る2個の建物
ユニット12A、12Bの各柱21と、柱省略接合部1
4の他方側にて相隣る2個の建物ユニット12C、12
Dの各柱21のそれぞれに接続される。このとき、補強
梁30の両端部は、高力ボルト31を用いた天井梁2
3、ジョイントピース23Aとの高力ボルト接合(摩擦
接合)を介して柱21に接続される。
【0023】補強梁30の中央部には、図9に示す如
く、4個の建物ユニット12A〜12Dの各柱省略コー
ナー部41Aが接続される。このとき、補強梁30の中
央部は、高力ボルト32を用いた天井梁23、ジョイン
トピース23Bとの接合を介して短柱24に接続され
る。
【0024】補強梁30が上述の如くにて柱21、短柱
24に接続されるとき、各建物ユニット12の柱省略コ
ーナー部には短柱24に着脱自在の仮柱25が未だ接合
されている。そして、補強梁30が柱21、短柱24に
接続完了した後、仮柱25は短柱24から取外される。
【0025】尚、補強梁30は、補強梁30を挟んで相
隣る2個の建物ユニット12A〜12Dの相接する天井
梁23、23と、ジョイントピース23A、23Bのな
い部分でも、ボルト等を用いて接合されて良い。
【0026】以下、本実施形態の作用について説明す
る。 ユニット建物10を構成する複数の柱省略建物ユニッ
ト12A〜12Dは、柱省略コーナー部41Aと、この
柱省略コーナー部41Aに交差する床梁切除部42A、
42Bとを備え、この柱省略コーナー部41Aを柱省略
接合部14にて互いに突き合せ配置した。従って、柱省
略接合部14を中心として、複数の柱省略建物ユニット
12A〜12Dに渡り、地盤1と同一レベルの床面を持
つ大空間のガレージ100を形成できる。
【0027】ユニット建物10は、柱省略接合部14
の両側の柱省略建物ユニット12A〜12Dにおいて、
各柱省略建物ユニット12A〜12Dの床梁切除部42
A、42Bの側傍部分を地中梁28に接続するととも
に、両柱省略建物ユニット12A〜12Dの天井梁23
に連続して添設される補強梁30を備えた。従って、両
柱省略建物ユニット12A〜12Dは、それらの互いに
相対する柱21と、両柱21の上端部間に渡る補強梁3
0と、両柱21の下端部間に渡る地中梁とで、柱省略接
合部14を含んで両柱省略建物ユニット12A〜12D
に渡る閉断面ラーメンフレームを形成するものとなり、
柱21と床梁を無くした大空間を形成しながら、建物の
構造強度を確保できる。
【0028】柱省略建物ユニット12A〜12Dに仮
柱25、仮床梁26、27を設けた。柱省略建物ユニッ
ト12A〜12Dの工場生産段階、輸送保管段階を経た
現地据付け後、地中梁28、補強梁30の接続完了ま
で、それらの仮床梁26、27、仮柱25を取外さない
ことにより、施工段階までの柱省略建物ユニット12A
〜12Dの強度を十分に確保でき、施工性と建物品質を
向上できる。
【0029】図11のユニット建物50は、その一部に
4個の柱省略建物ユニット51A〜51Dの柱省略コー
ナー部を柱省略接合部にて互いに突き合せ配置し、ガレ
ージ100を構成したものである。柱省略建物ユニット
51A、51Cは長尺建物ユニット、柱省略建物ユニッ
ト51B、51Dは短尺建物ユニットであり、ガレージ
100の出入口部101の間口を広くとることができる
ようにしている。柱省略建物ユニット51Aは、ガレー
ジ100の出入口部101を構成するものであり、各3
個の床梁切除部を備え、柱省略建物ユニット51B〜5
1Dは、各2個の床梁切除部を備える。ユニット建物5
0にあっても、ユニット建物10と同様に、各柱省略建
物ユニット51A〜51Dの床梁切除部の側傍部分(ジ
ョイントピース22A)を地中梁に接続し、相隣る柱省
略建物ユニット51A、51Bの天井梁23、23の間
から、相隣る柱省略建物ユニット51C、51Dの天井
梁23、23の間に渡って設けられる補強梁を備える。
尚、ユニット建物50にあっても、ユニット建物10に
おいて用いたと同様の仮柱、仮床梁が用いられる。
【0030】図12のユニット建物60は、その一部
に、4個の柱省略建物ユニット61A〜61Dと2個の
建物ユニット61E、61Fを用い、柱省略建物ユニッ
ト61A〜61Dの柱省略コーナー部を柱省略接合部に
て互いに突き合せ配置し、ガレージ100を構成したも
のである。柱省略建物ユニット61A、61Bは、ガレ
ージ100の出入口部101を構成するものであり、各
3個の床梁切除部を備え、柱省略建物ユニット61C、
61Dは、建物ユニット61E、61Fとの連通路を構
成し、各3個の床梁切除部を備える。建物ユニット61
E、61Fは、柱省略建物ユニット61C、61Dとの
連通路を形成するため、各1個の床梁切除部を備える。
ユニット建物60にあっては、ユニット建物10と同様
に、各柱省略建物ユニット61A〜61D、各建物ユニ
ット61E、61Fの床梁切除部の側傍部分(ジョイン
トピース22A)を地中梁に接続し、相隣る柱省略建物
ユニット61A、61Bの天井梁23、23の間から、
相隣る柱省略建物ユニット61C、61Dの天井梁2
3、23の間に渡って設けられる補強梁を備える。尚、
ユニット建物60にあっても、ユニット建物10におい
て用いたと同様の仮柱、仮床梁が用いられる。
【0031】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明のユニット建物が複数の建物ユニットに渡って形成
する大空間は、ガレージの他、店舗、倉庫等としても利
用できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の建
物ユニットに渡り、地盤と同一レベルの床面を持つ大空
間を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はユニット建物を示す正面図である。
【図2】図2は標準建物ユニットを示す斜視図である。
【図3】図3は柱省略建物ユニットを示し、(A)は柱
を省略し、床梁を切除した建物ユニットを示す斜視図、
(B)は仮柱と仮床梁を設けた建物ユニットを示す斜視
図である。
【図4】図4は柱省略建物ユニットを地中梁に接続した
状態を示し、(A)は斜視図、(B)はB-B線に沿う断
面図、(C)はC-C線に沿う断面図である。
【図5】図5は柱省略建物ユニットに補強梁を接続する
過程を示す斜視図である。
【図6】図6は補強梁を示し、(A)は正面図、(B)
は側面図である。
【図7】図7は補強梁の接続状態を示す正面図である。
【図8】図8は補強梁の端部接続構造を示す斜視図であ
る。
【図9】図9は補強梁の中央部接続構造を示す斜視図で
ある。
【図10】図10はガレージ付ユニット建物の要部を示
し、(A)は本発明の構成を示す平面図、(B)は従来
例の構成を示す平面図である。
【図11】図11はガレージ付ユニット建物の変形例を
示す平面図である。
【図12】図12はガレージ付ユニット建物の他の変形
例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 地盤 10、50、60 ユニット建物 11 標準建物ユニット 12A〜12D、51A〜51D、61A〜61D 柱
省略建物ユニット 14 柱省略接合部 21 柱 22 床梁 22A、23A ジョイントピース 23 天井梁 24 短柱 25 仮柱 26、27 仮床梁 28 地中梁 30 補強梁 41A 柱省略コーナー部 42A、42B 床梁切除部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 6/02 E04H 6/02 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と床梁と天井梁を箱形に接合した建物
    ユニットを地盤上にて隣接設置して構築されるユニット
    建物において、 複数の建物ユニットのそれぞれに少なくとも1個の柱省
    略コーナー部と、該柱省略コーナー部に交差する床梁切
    除部とを定め、 複数の建物ユニットの柱省略コーナー部を柱省略接合部
    にて互いに突き合せ配置し、 各建物ユニットの床梁切除部の側傍部分を、該床梁切除
    部に対応して設けられている地中梁に接続し、 柱省略接合部の一方側の建物ユニットの天井梁側から、
    他方側の建物ユニットの天井梁側に渡る補強梁を隣接ユ
    ニット間隙に設け、 補強梁の両端部は、柱省略接合部の一方側の建物ユニッ
    トの柱まわりと、柱省略接合部の他方側の建物ユニット
    の柱まわりのそれぞれに接続され、補強梁の中央部に
    は、複数の建物ユニットの各柱省略コーナー部が接続さ
    れてなることを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 前記建物ユニットが、柱省略コーナー部
    では、相交差する天井梁をジョイントピースにより短柱
    に接合し、短柱の下部に仮柱を着脱自在に接合し、床梁
    切除部では、相対する柱と仮柱の間に仮床梁を着脱自在
    に架け渡してなる請求項1記載のユニット建物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のユニット建物の
    構築方法であって、 柱が省略され、床梁が切除される建物ユニットとして、
    柱省略コーナー部に仮柱を着脱自在とし、床梁切除部に
    仮床梁を着脱自在としてなるものを用い、 建物ユニットを地中梁に接続するまでは仮床梁を設けて
    おき、地中梁の接続完了後に仮床梁を取外し、 建物ユニットに補強梁を接続完了するまでは仮柱を設け
    ておき、補強梁の接続完了後に仮柱を取外すことを特徴
    とするユニット建物の構築方法。
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