JP2001106951A - インクジェット用水性顔料インクおよびインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット用水性顔料インクおよびインクジェット記録方法Info
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Abstract
ト用光沢メディア上で光沢度の高い画像を得ることがで
き、さらに、耐水性および耐擦過性に優れた画像が形成
可能であるインクジェット用水性顔料インクおよび該顔
料インクを用いたインクジェット記録方法を提供するこ
と。 【解決手段】 顔料、ラテックスを含有するインクジェ
ット用水性顔料インクにおいて、顔料の平均粒径が10
nm以上150nm以下、ラテックスの平均粒径が10
nm以上100nm以下であり、かつ、0.5≦a/b
≦4〔a:顔料の平均粒径(nm)、b:ラテックスの
平均粒径(nm)〕の関係を満たし、ラテックスの含有
量が0.1重量%以上10重量%以下であるインクジェ
ット用水性顔料インク。
Description
顔料インクおよびインクジェット記録方法に関し、中で
も水性のインクジェット用顔料インクおよび該顔料イン
クを用いたインクジェット記録方法に関する。特に、イ
ンクジェット用光沢メディア上で光沢度の高い画像を得
ることができ、かつ、画像の耐水性および耐擦過性に優
れた画像が形成可能であるインクジェット用水性顔料イ
ンクおよび該顔料インクを用いたインクジェット記録方
法に関するものである。
装置で高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速
な発展を遂げている。広範囲の分野でインクジェット記
録方式を採用したプリンタが製造されており、また、そ
の使用用途に応じてインクの種類も多岐に及んでいる。
する用途向けのインクとして、染料に比べて耐光性が比
較的良好である顔料を着色剤として用いる顔料インクが
使用されている。しかし、一般にインクジェット用光沢
紙、インクジェット用光沢フィルムといわれるような表
面光沢度の高いメディアに記録した場合、メディアへの
固着性が顔料インクでは染料インクと比較して劣る傾向
にあり、画像の耐水性が不足したり、耐擦過性が不足し
たりすることが往々にしてあった。これは、表面光沢度
の高いメディアでは高い光沢を発現させるため、水溶性
バインダーを塗設した膨潤型メディア或いはフィラーと
バインダーにより微細な空隙構造を形成した空隙メディ
アが好ましく用いられる。高い光沢を発現させるために
空隙の大きさは微細であり、一般に顔料粒子の平均粒径
よりも小さい。従って表面光沢度の高いメディアに顔料
インクの記録を行う場合には、メディア上に着弾した顔
料インク中の顔料粒子の大部分はメディア表面の外側に
定着する。この為に耐擦過性が不足しやすいものと考え
ている。
ば、油溶性溶剤を用いた油性インクを使用することが考
えられる。油性インクを用いると記録画像の耐水性は良
好になる場合が多いが、溶媒の臭気や安全性等の問題、
また、油性インク専用のメディアが必要になるなどが問
題であった。また、油性インキにしても耐擦過性は依然
として問題であった。
わゆるソリッドジェットインクと呼ばれるインクを用い
て耐水性を改良することも考えれられる。ソリッドジェ
ットインクでは臭気や安全性、また、メディアの選択の
問題は油性顔料インクに比較して少ないが、プリンタの
内部機構が複雑であり装置が大型化しやすいこと、イン
クの溶解に大きなエネルギーを必要とすることなどが問
題であった。また、油性顔料インキと同様にソリッドジ
ェットインキにしても耐擦過性に問題があった。
べく様々な技術手段が考案されている。例えば、特開昭
56−84992号公報、同59−20696号公報、
同59−155089号公報には、記録メディアの記録
層中にカチオン性の化合物を添加することにより水性イ
ンク中のアニオン性色素を固着させ耐水性を改良するこ
とが記載されている。しかし、この方法ではメディアの
表面に定着される顔料インクの耐水性の改良が十分では
なく、また、記録に際して専用の記録メディアを使用す
る必要があるといった問題が残されていた。
同64−69381号公報、特開平6−99576号公
報、同8−20159号公報、同8−218498号公
報には、カチオン性の化合物を含有した無色のインクを
アニオン性の色材を含有するインクと記録画像上で合一
させることにより耐水性を改良することが記載されてい
る。しかし、この方法では無色インクを吐出させるため
に専用ノズルが少なくとも1系列必要であること、ヘッ
ドのクリーニング機構が複数必要なことなど装置が複雑
化、大型化しやすいという問題があった。
は、平均粒径0.3ミクロン以下の顔料を1〜10重量
%および顔料の3倍以上の重量平均分子量が20,00
0以下のアルカリ可溶性樹脂の中和物を水性インクに添
加することにより画像の耐水性、耐擦過性を改良するこ
とが記されている。しかし、この方法では樹脂の含有量
が多くなることに起因して、インク全体の粘度が高くな
り吐出に際して高いエネルギーが必要になったり、場合
によっては安定に吐出させることが難しくなること、ま
た、ヘッド内での目詰まりが発生しやすいことなどの問
題があった。
開平4−18462号公報には、インク中にラテックス
を含有させることにより耐水性、耐擦過性を改良するこ
とが記されている。しかし、この方法では、表面光沢度
の高いメディアにおいても耐水性、耐擦過性が十分に発
揮される量のラテックスをインクに添加するとインクの
保存性の低下やヘッドのノズル部の目詰まりやフィルタ
ー部の詰まりによる吐出不良が生じやすいという問題が
あった。
水性および耐擦過性の改良は困難であり、また、同時に
インク保存性の劣化、ノズルの目詰まり、吐出安定性の
劣化等を生じやすいという問題を抱えていた。また、特
に記録されるメディアが表面光沢度の高いインクジェッ
ト用光沢紙やインクジェット用光沢フィルムの場合に
は、顔料がメディア表面に定着されるため、顔料がメデ
ィア内部に定着されやすい普通紙やコート紙に比較し
て、耐水性や耐擦過性の改良はより一層難しいという問
題があった。
には、耐水性や耐擦過性と共に画像の質感、特に、光沢
感が高く、非印字部(白地)との光沢差が無いことが要
求される。前記のように光沢紙や光沢フィルムに顔料イ
ンクで記録すると顔料の大部分はメディア表面に定着さ
れることから、染料インクに比べて質感が悪くなりやす
い。さらに、耐水性や耐擦過性を高めるためにインクに
施される技術は更に質感の劣化を招きやすいという問題
があった。また、顔料インクをトランスペアレンシーメ
ディアに記録した場合、光学的散乱のため画像部の光透
過率が劣り、オーバーヘッドプロジェクター等を用いて
スクリーンに画像を投影した場合に彩度の悪い画像にな
りやすいという問題があった。
は、吐出安定性が良好であり、且つインクジェット用光
沢メディア上で光沢度の高い画像を得ることができ、か
つ、耐水性および耐擦過性に優れた画像が形成可能であ
るインクジェット用水性顔料インクおよび該顔料インク
を用いたインクジェット記録方法を提供することにあ
る。さらに、本発明の目的は、インクジェット用トラン
スペアレンシーメディア上で透明度の高い画像を得るこ
とができ、かつ、耐水性および耐擦過性に優れた画像が
形成可能であるインクジェット用水性顔料インクおよび
該顔料インクを用いたインクジェット記録方法を提供す
ることにある。
ェット用水性顔料インクにおいて、顔料の平均粒径が1
0nm以上150nm以下、ラテックスの平均粒径が1
0nm以上100nm以下であり、かつ、0.5≦a/
b≦4〔a:顔料の平均粒径(nm)、b:ラテックス
の平均粒径(nm)〕の関係を満たし、ラテックスの含
有量が0.1重量%以上10重量%以下であることを特
徴とするインクジェット用水性顔料インク。 (2)少なくとも顔料、ラテックスを含有するインクジ
ェット用水性顔料インクにおいて、顔料の平均粒径が1
0nm以上100nm以下、ラテックスの平均粒径が1
0nm以上100nm以下であり、かつ、0.5≦a/
b≦3〔a:顔料の平均粒径(nm)、b:ラテックス
の平均粒径(nm)〕の関係を満たし、ラテックスの含
有量が0.1重量%以上10重量%以下であることを特
徴とするインクジェット用水性顔料インク。 (3)ラテックスがソープフリーラテックスであり、か
つ、ソープフリーラテックスの含有量が0.1重量%以
上10重量%以下であることを特徴とする上記(1)ま
たは(2)に記載のインクジェット用水性顔料インク。 (4)多価アルコールのアルキルエーテルを1重量%以
上含有することを特徴とする上記(1)〜(3)のいず
れかに記載のインクジェット用水性顔料インク。 (5)一般式(I)で示される化合物を少なくとも1種
含有することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれ
かに記載のインクジェット用水性顔料インク。
を表し、nは2以上20以下の整数を表す。また、Mは
ナトリウム、カリウム、リチウムおよび4級アンモニウ
ムを表す。 (6)フッ素系界面活性剤を含有することを特徴とする
上記(1)〜(5)のいずれかに記載のインクジェット
用水性顔料インク。 (7)親水性シリコーン化合物を含有することを特徴と
する上記(1)〜(6)のいずれかに記載のインクジェ
ット用水性顔料インク。 (8)JIS Z 8741(1983)に記載の60
度鏡面光沢度が30%以上である記録メディアに、上記
(1)〜(7)のいずれかに記載のインクジェット用水
性顔料インクを用いて記録することを特徴とするインク
ジェット記録方法。 (9)インクジェット用トランスペアレンシーに、上記
(1)〜(7)のいずれかに記載のインクジェット用水
性顔料インクを用いて記録することを特徴とするインク
ジェット記録方法。により達成された。
ず、本発明のインクジェット用水性顔料インクに用いら
れるラテックスについて説明する。本発明において、ラ
テックスとは媒質中に分散状態にあるポリマー粒子を指
す。用いられるポリマーとしては、例えば、スチレン−
ブタジエン共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体、アクリル酸エステル共重合体、
ポリウレタン、シリコン−アクリル共重合体およびアク
リル変性フッ素樹脂等が挙げられるが、なかでも、アク
リル酸エステル共重合体、ポリウレタンおよびシリコン
−アクリル共重合体が好ましい。
用いてポリマー粒子を分散させたものであっても、ま
た、乳化剤を用いないで分散させたものであってもよ
い。乳化剤としては界面活性剤が多く用いられるが、ス
ルホン酸基、カルボン酸基等の水に可溶な基を有するポ
リマー(例えば、可溶化基がグラフト結合しているポリ
マー、可溶化基を持つ単量体と不溶性の部分を持つ単量
体とから得られるポリマー)を用いることも好ましい。
を用いることが特に好ましい。本発明のソープフリーラ
テックスとは、乳化剤を使用していないラテックス、及
びスルホン酸基、カルボン酸基等の水に可溶な基を有す
るポリマー(例えば、可溶化基がグラフト結合している
ポリマー、可溶化基を持つ単量体と不溶性の部分を持つ
単量体とから得られるポリマー)を乳化剤として用いた
ラテックスのことを指す。
粒子全体が均一であるポリマー粒子を分散したラテック
ス以外に、粒子の中心部と外縁部で組成を異にしたコア
・シェルタイプのポリマー粒子を分散したラテックスも
存在するが、本発明においては、このタイプのラテック
スも好ましく用いることができる。
粒子の平均粒径は10nm以上100nm以下であり、
10nm以上50nm以下であることがより好ましい。
ラテックスの平均粒径が100nmを越えると、画像の
光沢感の劣化が起こり、10nm未満であると耐水性、
耐擦過性が不十分となる。ラテックス中のポリマー粒子
の平均粒子径は光散乱法、電気泳動法、レーザードップ
ラー法を用いた市販の粒径測定機器により求めることが
できる。
量としてインクの全重量に対して0.1重量%以上10
重量%以下となるように添加されるが、ラテックスの固
形分添加量を0.5重量%以上3重量%以下とすること
が特に好ましい。ラテックスの固形分添加量が0.1重
量%未満では、耐水性に関して十分な効果を発揮させる
ことが難しく、また、10重量%を越えると、経時でイ
ンク粘度の上昇が起こったり、顔料分散粒径の増大が起
こりやすくなるなどインク保存性の点で問題が生じるこ
とが多い。
の有機及び無機顔料が使用できる。これら有機及び無機
顔料としては、例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、
縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料や、フタ
ロシアニン顔料、ペリレン及びペリノン顔料、アントラ
キノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、
チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロ
ン顔料等の多環式顔料、塩基性染料型レーキ、酸性染料
型レーキ等の染料レーキ、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、
アニリンブラック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、カーボ
ンブラック等の無機顔料が挙げられる。
しては、例えば、高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アル
キルエステル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコ
ハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルリン酸
塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、
ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリ
セリンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、あるい
は、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導
体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレ
イン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマル
酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以上の単量体から
なるブロック共重合体、ランダム共重合体およびこれら
の塩を挙げることができる。
ル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェ
ルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パー
ルミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等各種
を単独または適宜組み合わせて用いることができる。ま
た、遠心分離装置を使用して、あるいは、フィルターを
使用して顔料分散体から粗粒分を除去することも好まし
い。
散体の平均粒径は10nm以上150nm以下である。
更に、10nm以上120nm以下であることが好まし
く、なかでも10nm以上100nm以下であることが
より好ましく、10nm以上80nm以下であることが
更に好ましい。顔料分散体の平均粒径が150nmを越
えると光沢メディアに記録した画像では著しい光沢感の
劣化が起こり、トランスペアレンシーメディアに記録し
た画像では著しい透明感の劣化が起こる。また、顔料分
散体の平均粒径が10nm未満になると顔料分散体の安
定性が悪くなりやすく、インクの保存安定性が劣化しや
すくなりやすい。
動法、レーザードップラー法等を用いた市販の粒径測定
機器により求めることができる。また、透過型電子顕微
鏡によって100粒子以上の粒子像撮影を行い、この像
をImage−Pro(メディアサイバネティクス製)
等の画像解析ソフトを用いて統計的処理を行うことによ
っても求めることが可能である。本発明において、顔料
分散体の平均粒子径とラテックスの平均粒子径の粒径比
a/b〔a:顔料の平均粒径(nm)、b:ラテックス
の平均粒径(nm)〕は0.5以上4以下である。さら
に、本発明の水性顔料インクに使用する顔料分散体の平
均粒径を10nm以上100nm以下とし、顔料分散体
の平均粒子径とラテックスの平均粒子径の粒径比a/b
を0.5以上3以下とすることが好ましい。なお、顔料
分散体、ラテックスの粒径分布が各々複数のピークを有
する場合には、顔料分散体、ラテックスの平均粒径と
は、顔料分散体のピーク同士またはラテックスのピーク
同士で統計処理をすることによって求めた平均粒径をい
う。
用光沢メディア、インクジェット用トランスペアレンシ
ーメディア等に光沢度の高い画像を得、かつ、耐水性お
よび耐擦過性に優れた画像を形成するためには、前記の
ような関係が必要であることを見いだしたものである。
つまり、本発明は、優れたインク保存安定性を発揮する
ためには、ラテックスの含有量を0.1重量%以上10
重量%以下とすることが必要であることを見出し、さら
に、このラテックス含有量で耐水性能、耐擦過性能を維
持し、かつ、高い光沢や透明性を得るためには、顔料と
ラテックスの粒径に大きな差があってはならないこと、
ラテックスの平均粒径(b)と顔料分散体の平均粒径
(a)との比a/bが0.5に満たない場合には、著し
い光沢の劣化が起こること。逆に、ラテックスの平均粒
径(b)と顔料分散体の平均粒径(a)との比a/bが
4を超える場合には、耐水性、耐擦過性が著しく劣るこ
とを見出して、それぞれを閾値とした顔料分散体の平均
粒径とラテックスの平均粒径の関係式を見出してなされ
たものである。
れるインクの種類は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックであり、また、プリンタによっては、色材濃度の
違うインクやグリーン、オレンジ、ブルー等といった特
定の色を出す特色インクが合わせて使用される場合があ
る。本発明はいずれの色および濃度のインクで実施する
ことが出来る。複数インクがプリンタに使用される場合
には、少なくとも1つのインクが本発明を満たせば良
い。
に用いられる多価アルコールのアルキルエーテルとして
は、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレン
グリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコール
ジメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエー
テル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、
テトラエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエ
チレングリコールジエチルエーテル等が挙げられる。こ
れら中でも、多価アルコールの末端水酸基のうち1つを
アルキルエーテル化したタイプの多価アルコールのアル
キルエーテルが、水との混和性等の点から好ましい。多
価アルコールのアルキルエーテルの添加量は如何なる量
でも構わないが、光沢性を上げる目的からはインクに対
して1重量%以上添加することが好ましい。
に用いる一般式(I)の式中で、Rは飽和または不飽和
の炭化水素基を示すが、より好ましくは分岐または直鎖
のアルキル基、アルキルフェニル基およびアルキルナフ
チル基である。また、nは2以上20以下の整数を表
す。さらに、Mはナトリウム、カリウム、リチウムおよ
び4級アンモニウムを表す。一般式(I)で示される化
合物の具体例を下記に例示するが、いうまでもなく以下
の化合物に限定されるものではない。
ェット用水性顔料インクに対する好ましい添加量は、
0.01重量%以上3重量%以下である。
に用いるフッ素系界面活性剤は、アニオン型、ノニオン
型、カチオン型のいずれでもよく、また、これらを2種
以上併用しても構わないが、アニオン型およびノニオン
型のフッ素系界面活性剤を使用することが好ましい。
インキ製造(株)製 メガファックF−110、同F−
120、同F−142D、同F−144D、同F−17
7、同F−191、住友スリーエム(株)製 フロラー
ドFC−93、同FC−95、同FC−129、同FC
−170C、同FC−430、同FC−431等が挙げ
られる。フッ素系界面活性剤のインクジェット用水性顔
料インクに対する好ましい添加量は、0.01重量%以
上3重量%以下である。
物とはポリシロキサンの末端および/または側鎖にポリ
アルキレンオキシド基、カルボキシル基およびスルホ基
等の親水性基を付加した化合物である。親水性シリコー
ン化合物の例としては、東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン(株)製シリコーン界面活性剤 SH3746、同
SH3748、同SH3749、同SH3771、信越
化学工業(株)製非反応性シリコーンオイルKF−35
1、同KF−352、同KF−353、同KF−35
4、同KF−355、同KF−945、同KF−61
8、同KF−6011、同KF−700等が挙げられ
る。親水性シリコーン化合物の好ましい添加量は0.0
1重量%以上3重量%以下である。
述べ、本発明を詳細に説明する。本発明の水性顔料イン
クには、必要に応じて、水溶性有機溶剤を添加すること
ができる。好ましく用いられる水溶性有機溶媒として
は、例えば、アルコール類(例えば、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシ
ャリーブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シク
ロヘキサノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコ
ール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、
ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘ
キサントリオール、チオジグリコール等)、アミン類
(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、
N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチ
ルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリ
アミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、アミド
類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類
(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリド
ン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホ
キシド類(例えば、ジメチルスルホキシド等)、スルホ
ン類(例えば、スルホラン等)、尿素、アセトニトリ
ル、アセトン等が挙げられる。
て、界面活性剤を含有させてもよい。本発明の水性顔料
インクに好ましく使用される界面活性剤としては、例え
ば、ジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩類、脂肪酸塩類等のアニオン性界面活性
剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル類、アセチレングリ
コール類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
ブロックコポリマー類等のノニオン性界面活性剤、アル
キルアミン塩類、第4級アンモニウム塩類等のカチオン
性界面活性剤が挙げられる。これらの中で特に、アニオ
ン性界面活性剤およびノニオン性界面活性剤が好まし
い。本発明の水性顔料インクには、この他に、防腐剤、
防黴剤、粘度調整剤等を必要に応じて含有させてもよ
い。
メディアとしては、普通紙、コート紙、インクジェット
用光沢紙、インクジェット用光沢フィルム、インクジェ
ット用トランスペアレンシー等が挙げられる。本発明の
水性顔料インクを用いて普通紙およびコート紙に記録し
た場合にも優れた耐水性、耐擦過性等の性能を発揮する
が、特に、JIS Z 8741(1983)に記載の
60度鏡面光沢度が30%以上であるインクジェット用
光沢紙、インクジェット用光沢フィルム、インクジェッ
ト用トランスペアレンシー等に本発明の水性顔料インク
を用いて記録するときには、従来の顔料インクを用いた
ときと比較して、特に優れた性能を発揮する。ここで、
インクジェット用光沢紙とは、吸水性の紙、基紙等の片
面または両面をポリエステル樹脂でコーティングしたレ
ジンコート紙、バライタ紙等の支持体片面または両面に
インク吸収層を設けたメディアであり、且つ光沢の高い
メディアをいう。また、インクジェット用光沢フィルム
とは、酸化チタンを練り込んだり、基体中にボイドを設
けることにより光透過性を無くしたポリエチレンテレフ
タレート等の樹脂支持体の片面または両面にインク吸収
層を設けたメディアをいい、インクジェット用トランス
ペアレンシーとは、ポリエチレンテレフタレート等の樹
脂支持体の片面または両面にインク吸収層を塗布等によ
り付与した光透過性の高いメディアをいう。
所製True Gloss GM−26PRO光沢度計
で測定を行った値である。本発明のインクジェット記録
方法で使用するインクジェットヘッドはオンデマンド方
式でもコンティニュアス方式でも構わない。また、吐出
方式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングル
キャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、
ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型
等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェ
ット型、バブルジェット(登録商標)型等)、静電吸引
方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及
び放電方式(例えば、スパークジェット型等)などを具
体的な例として挙げることができるが、いずれの吐出方
式を用いても構わない。
説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。なお、実施例及び比較例において、顔
料分散体、ラテックスの平均粒径の測定はゼータサイザ
ー1000(マルバーン社製)を使用して行なった。
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、イエロー顔料分散体1
を得た。得られたイエロー顔料分散体1の平均粒径は1
25nmであった。
散体1に対して20,000rpmで30分間遠心分離
処理を行い、イエロー顔料分散体2を得た。得られたイ
エロー顔料分散体2の平均粒径は75nmであった。 (イエロー顔料分散体3) C.I.ピグメントイエロー74 150g ジョンクリル62 100g ジエチレングリコール 100g グリセリン 100g イオン交換水 150g を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で6
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、イエロー顔料分散体1
を得た。得られたイエロー顔料分散体3の平均粒径は1
70nmであった。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク1を
調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク2を
調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク3を
調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク4を
調製した。 (インク5)インク1のイエロー顔料分散体2をイエロ
ー顔料分散体3に変え、インク5を調製した。
クロン、駆動周波数12kHz、1色当たりのノズル数
128、同色間のノズル密度180dpiであるピエゾ
型ヘッドを搭載し、最大記録密度720×720dpi
のオンデマンド型のインクジェットプリンタを使用し、
セイコーエプソン(株)製フォトプリント紙2(60度
鏡面光沢度45%)上に、インク1からインク5を用い
て反射濃度0.8を与える均一画像パターンを記録し
た。
画像を20℃、50%RHの環境下で1時間乾燥させた
後、画像部分を二分割し、片方を20℃のイオン交換水
中に30分浸した。画像を水から引き上げた後に両面の
水を拭き取り、20℃、50%RHの環境下で十分に乾
かした。この後に光学濃度計;X−Rite938(日
本平版機材(株)製)を用いて、水浸漬処理を行った画
像部分のブルー光に対する光学反射濃度(浸漬処理部分
の反射濃度)と行わなかった画像部分のブルー光に対す
る光学反射濃度(浸漬未処理部分の反射濃度)を計測
し、下記により色素残存率(%)を求め、この色素残存
率(%)をもって耐水性を評価した。 (色素残存率%)=[(浸漬処理部分の反射濃度)/
(浸漬未処理部分の反射濃度)]×100
像が表面になるように平面性が保たれた定盤に張り付
け、消毒用ガーゼを付けた板(3cm角)に2kgの荷
重をかけた器具を画像表面に当て、機械的に100往復
画像表面を擦った。擦る前と擦った後での画像の光学反
射濃度を3ポイントで測定し、平均値をもって、擦る前
の光学反射濃度(耐擦過性試験前の反射濃度)及び擦っ
た後での画像の光学反射濃度(耐擦過性試験後の反射濃
度)とした。得られた耐擦過性試験前の反射濃度及び耐
擦過性試験前の反射濃度から下記により色素残存率
(%)を求め、この色素残存率(%)をもって耐擦過性
を評価した。 色素残存率(%)=[(耐擦過性試験後の反射濃度)/
(耐擦過性試験前の反射濃度)]×100
て60度鏡面光沢度計True Gross GM−2
6PRO〔(株)村上色彩研究所製〕を用い3点で光沢
度を測定し、その平均値をもって光沢度とした。以上の
インクは比較例2のインク5を除いて吐出性は良好であ
った。得られた結果を表1に示す。
ジェット用水性顔料インクおよびインクジェット記録方
法により、吐出安定性が良好であり、且つ高い光沢があ
り、耐水性、耐擦過性に優れた画像を得ることができ
る。
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散し、マゼンタ顔料分散体1
を得た。得られたマゼンタ顔料分散体1の平均粒径は6
5nmであった。
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散した後、20,000rp
mで30分間遠心分離処理を行い、マゼンタ顔料分散体
2を得た。得られたマゼンタ顔料分散体2の平均粒径は
35nmであった。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク6を
調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク7を
調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク8を
調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク9を
調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク10
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク11
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク12
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク13
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク14
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク15
を調製した。
クロン、駆動周波数12kHz、1色当たりのノズル数
128、同色間のノズル密度180dpiであるピエゾ
型ヘッドを搭載し、最大記録密度720×720dpi
のオンデマンド型のインクジェットプリンタを使用し、
コニカ(株)製フォトジェットペーパーQP厚手(60
度光沢度34%)上に、インク6からインク15を用い
て反射濃度1.8を与える均一画像パターンを記録し
た。
濃度測定をグリーン光にて行った以外は実施例1〜3お
よび比較例1〜2と同様にして、耐水性、耐擦過性およ
び光沢度の評価を行った。インク6からインク15の吐
出時の安定性はインク15を除いて良好であった。得ら
れた結果を表2に示す。
ジェット用水性顔料インクおよびインクジェット記録方
法により、吐出安定性が良好であり、且つ高い光沢があ
り、耐水性、耐擦過性に優れた画像を得ることができ
る。
0%充填した横型ビーズミル(アシザワ(株)製システ
ムゼータミニ)を用いて分散した後、20,000rp
mで30分間遠心分離処理を行い、シアン顔料分散体を
得た。得られたシアン顔料分散体の平均粒径は55nm
であった。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク16
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク17
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク18
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク19
を調製した。
ロンのミリポアフィルターを2度通過させてインク20
を調製した。
クロン、駆動周波数12kHz、1色当たりのノズル数
128、同色間のノズル密度180dpiであるピエゾ
型ヘッドを搭載し、最大記録密度720×720dpi
のオンデマンド型のインクジェットプリンタを使用し
て、コニカ(株)製フォトジェトペーパーQP厚手(6
0度鏡面光沢度33%)上に表3に示したインクの組み
合わせで、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、ブ
ルー、グリーン、レッドの各均一画像および高精細カラ
ーデジタル標準画像データN3(日本規格協会製)を出
力した。
℃、50%RHの環境下で1時間乾燥させた後、画像部
分を20℃のイオン交換水中に30分浸した。画像を水
から引き上げた後に両面の水を拭き取り、20℃、50
%RHの環境下で十分に乾かした。引き上げた後の画像
に対して以下のような評価基準で目視評価を行った。
像が表面になるように平面性が保たれた定盤に張り付
け、消毒用ガーゼを付けた板(3cm角)に2kgの荷
重をかけた器具を画像表面に当て、機械的に100往復
画像表面を擦った後、以下のような評価基準で目視評価
を行った。
て以下の評価基準で目視評価を行った。 〈評価基準〉 ◎ 全体に光沢感に優れており、また、光沢のムラも見
られない △ やや光沢感に欠ける。または、光沢にムラが見られ
る。 × 光沢感に乏しい 得られた結果を表3に示す。
インクの吐出安定性はいずれも良好であった。以上から
明らかなように、本発明のインクジェット用水性顔料イ
ンクおよびインクジェット記録方法により、吐出安定性
が良好であり、且つカラー印字においても、高い光沢が
あり、耐水性、耐擦過性に優れた画像を得ることができ
る。
周波数12kHz、1色当たりのノズル数128、同色
間のノズル密度180dpiであるピエゾ型ヘッドを搭
載し、最大記録密度720×720dpiのオンデマン
ド型のインクジェットプリンタを使用して、セイコーエ
プソン(株)製インクジェット用OHP用フィルム上に
表4に示したインクの組み合わせで、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック、ブルー、グリーン、レッドの各
均一画像およびSCID画像No.2(日本規格協会
製)を出力した。
例11および比較例6と同様にして、耐水性および耐擦
過性の評価を行った。また、透明性について、以下の評
価基準で目視評価を行った。 〈評価基準〉 ◎ ヘイズが殆ど認められない ○ 僅かにヘイズが認められるが、全体的に透明感が高
い △ ヘイズが大きく、透過光の鮮やかさに欠ける × 透明性に欠け、透過光の発色が極めて悪い 得られた結果を表4に示す。
インクの吐出安定性は全て良好であった。以上から明ら
かなように、本発明のインクジェット用水性顔料インク
およびインクジェット記録方法により、吐出安定性が良
好であり、且つトランスペアレンシーに対する印字にお
いても、高い光沢があり、耐水性、耐擦過性に優れた画
像を得ることができる。
クは、吐出安定性が良好であり、且つインクジェット用
光沢メディア、インクジェット用トランスペアレンシー
メディア上で光沢度、光沢感の高い画像を得ることがで
き、さらに、画像は耐水性および耐擦過性に優れてい
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも顔料、ラテックスを含有する
インクジェット用水性顔料インクにおいて、顔料の平均
粒径が10nm以上150nm以下、ラテックスの平均
粒径が10nm以上100nm以下であり、かつ、0.
5≦a/b≦4〔a:顔料の平均粒径(nm)、b:ラ
テックスの平均粒径(nm)〕の関係を満たし、ラテッ
クスの含有量が0.1重量%以上10重量%以下である
ことを特徴とするインクジェット用水性顔料インク。 - 【請求項2】 少なくとも顔料、ラテックスを含有する
インクジェット用水性顔料インクにおいて、顔料の平均
粒径が10nm以上100nm以下、ラテックスの平均
粒径が10nm以上100nm以下であり、かつ、0.
5≦a/b≦3〔a:顔料の平均粒径(nm)、b:ラ
テックスの平均粒径(nm)〕の関係を満たし、ラテッ
クスの含有量が0.1重量%以上10重量%以下である
ことを特徴とするインクジェット用水性顔料インク。 - 【請求項3】 ラテックスがソープフリーラテックスで
あり、かつ、ソープフリーラテックスの含有量が0.1
重量%以上10重量%以下であることを特徴とする請求
項1または2に記載のインクジェット用水性顔料イン
ク。 - 【請求項4】 多価アルコールのアルキルエーテルを1
重量%以上含有することを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載のインクジェット用水性顔料インク。 - 【請求項5】 一般式(I)で示される化合物を少なく
とも1種含有することを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載のインクジェット用水性顔料インク。 【化1】 式中、Rは飽和または不飽和の炭化水素基を表し、nは
2以上20以下の整数を表す。また、Mはナトリウム、
カリウム、リチウムおよび4級アンモニウムを表す。 - 【請求項6】 フッ素系界面活性剤を含有することを特
徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェッ
ト用水性顔料インク。 - 【請求項7】 親水性シリコーン化合物を含有すること
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジ
ェット用水性顔料インク。 - 【請求項8】 JIS Z 8741(1983)に記
載の60度鏡面光沢度が30%以上である記録メディア
に、請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット用
水性顔料インクを用いて記録することを特徴とするイン
クジェット記録方法。 - 【請求項9】 インクジェット用トランスペアレンシー
に、請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット用
水性顔料インクを用いて記録することを特徴とするイン
クジェット記録方法。
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