JP2004169032A - インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ - Google Patents

インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ Download PDF

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Abstract

【課題】 好ましくない色光沢のない印刷画像を形成するインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせを提供する。
【解決手段】 A)60度で測定した光沢値が少なくとも5であるインクジエット画像記録要素と、
B)少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットと
を含んでなるインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせであって、
前記インクセットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
【数1】
Figure 2004169032

[式中の各記号は明細書中に規定するものである]
により算出したときに1.25未満である、
インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ。
【選択図】 なし

Description

本発明は、顔料系インクセットと光沢画像記録要素との組み合わせ、およびインクジエット印刷用組成物に関する。この組み合わせにより色光沢が最小である印刷画像を得ることができる。
インクジエット印刷は、デジタル信号に応答して画像記録要素にピクセルごとにインク小滴を付着させることにより画像を形成する非インパクト法である。画像記録要素へのインク小滴の付着を制御して所望の印刷画像を得るのに利用できる種々の方法がある。そのうちの一つは、連続インクジエット法として知られている。この方法では、連続した小滴流れを、帯電させ、そして画像記録要素の表面に向けて像様に偏向させ、一方、未画像形成小滴を受け取り、インク溜に戻す。ドロップオンデマンドインクジエットとして知られている別の方法では、個々のインク小滴を、必要としたときに画像記録要素上に飛翔させて所望の印刷画像を形成する。ドロップオンデマンド印刷でインク小滴の発射を制御する一般的な方法には、圧電変換器の利用およびサーマルバブル形成などがある。インクジエットプリンターは、工業用ラベルから、デスクトップドキュメントの少量印刷および画像形成にいたる市場で広範な用途がある。
種々のインクジエットプリンターに使用されているインクは、顔料系と染料系に分類できる。顔料は、キャリア媒体には不溶であるが、分散剤を使用することにより凝集および沈降に対してしばしば安定となる小粒子の形態で分散または懸濁する着色剤である。染料は、キャリア媒体に溶解する着色剤である。どちらの場合でも、キャリア媒体は、室温で液体でも固体であってもよい。一般的に使用されるキャリア媒体は、水性であり、水、水混和性保湿剤および水混和性有機補助溶媒を含む。
顔料系インクは、染料系インクを用いて形成した印刷画像と比較して、光学濃度が高く且つ耐光性および耐オゾン性がよい印刷画像を形成できることから、染料系インクよりも好ましいことがしばしばある。しかしながら、顔料系インクには、顔料粒子が画像記録要素の表面に蓄積する性質から生じやすいそれら固有の欠陥がある。例えば、顔料粒子は、耐擦性が悪かったり、印刷画像において異なる色の画像形成領域間に光沢の差が生じることがある。これらの問題についての解決策が、特許文献、例えば、米国特許第6,161,929号および第5,925,178号;欧州特許公開等1108760号;欧州特許出願第02080407.6号および同第02080397.9号において広く検討されてきた。
顔料系インクの別の欠陥は、印刷画像の一定領域においてときどき色光沢を生じることである。色光沢とは、印刷画像の表面に対する視角および/または照明角度が変化したときに印刷画像の表面から着色した輝きまたは光沢として現れる人工物(アーチファクト)である。インクジエットインクと画像記録要素とを用いて形成する印刷画像では、色光沢は、典型的にはシアン色画像形成領域ではピンク色の輝き、マゼンタ色画像形成領域では黄色-オレンジ色の輝きおよびイエロー色画像形成領域では青色の輝きとして現れる。色光沢は、とりわけ顔料系インクを光沢のある画像記録要素上に印刷するときに問題となる。本明細書で示すように、色光沢は画像記録要素上に印刷された市販の顔料系インクセットで観察されているが、インクジエット印刷における色光沢についての検討や認識が、文献ではなされていなかった。
別の同様なブロンズ光沢と称されるアーチファクトが、グラフィックアート印刷の分野において記載されており、インクジエット印刷画像でも見えることがある。ブロンズ光沢は色光沢と同じプリンターシステムからの試料で現れることがあるが、ブロンズ光沢は、金属ブロンズ色の輝きとして現れ、色光沢とは異なる。本発明は、色光沢に関するものである。
色光沢を最小限とするように設計されていないけれども、この問題の一つの可能な解決策として、印刷画像全体に保護層を積層することがある。別の可能な解決策として、インク成分が浸透できる溶融性最上層を有する画像記録要素上に印刷した後、最上層を溶融して平滑な光沢面を得ることである。このような技法の例が米国特許第6,497,480号に開示されており、また、欧州特許公開第1057646号および同第1048466号に記載されている画像形成領域上に保護層を塗布することがある。しかしながら、これらの全ての方法には、印刷後の別の工程が含まれており、プロセス全体が複雑になるとともにコストがかかる。
米国特許第5,925,178号明細書 米国特許第6,161,929号明細書 米国特許第6,497,480号明細書 米国特許第6,644,799号明細書 米国特許第6,598,967号明細書 米国特許公開第2003−0128263号明細書 欧州特許公開第1048466号明細書 欧州特許公開第1057646号明細書 欧州特許公開第1108760号明細書
インクジエット印刷により高品質写真様画像を形成する場合、顔料系インクセットにより、好ましくない色光沢のない印刷画像を形成しなければならない。本発明の目的は、印刷後に別個の工程を必要としないで、許容レベルまで色光沢を最小限にする、インクジエット印刷画像を形成するための顔料系インクセットと光沢のある画像記録要素との組み合わせを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、上記要素を用いるインクジエット印刷用組成物を提供することである。
本発明によれば、
A)60度で測定した光沢値が少なくとも5であるインクジエット画像記録要素と、
B)少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットと
を含んでなるインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせであって、
前記インクセットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
Figure 2004169032
[式中、Xはインクであり、nは試験画像の一部分として前記画像記録要素上に印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Xn)]maxはインクXを用いて印刷した濃度パッチについて算出した[NΔRS(Xn)]値の最大値であり;
前記インクセットにおける各インクについての前記試験画像は、パッチ上のインクレイダウンが、インクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
Figure 2004169032
(式中、RSmax(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、
インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせを提供することにより上記問題が克服される。
スペクトル反射率特性
不透明物体の色の見えは、部分的には物体から反射される光の挙動によるものであることは、色測定の技術分野では周知である。色測定についての完全な説明については、R.W.G.Hunt,「Measuring Color(色の測定)」,2nd Edition,Ellis Horwood社発行(1991)を参照されたい。反射率は、拡散反射率と正反射率の観点から評価される。反射率分光分析法についての完全な説明については、W.W.WendlandtおよびH.G.Hecht,「Chemical Analysis(化学分析)」,第21巻,第2章および第3章,Interscience Publishers発行(1966)を参照されたい。光源からの放射線のほとんどは、物体に入り、物質が光と相互作用すると部分的に吸収されたり、散乱されたりする。人は、物体を通過した(透過した)光または物体から散乱して戻った光(拡散反射)の部分を観察する。正反射は、入射光の一部分が物体に進入せず、最初の媒体(通常は、空気)と物体との間の界面と相互作用して散乱するときに生じる。拡散反射は、典型的には観察物体から出るときに全方向に等しく分散(均等拡散反射と称される)し、一方、正反射は、表面粗さに応じて高度に方向性がある。
図1に示すように、入射光3が光沢のある画像記録要素4の表面にあたると、正反射1および拡散反射2が生じる。入射角(Θi)5は光が画像記録要素にあたる角度であり、補角は反射角(Θr)6(ここで、Θr=−Θiである)である。ΘiとΘrの両方が、画像記録要素の平均面に対する法線7に対して規定される。要素8は、観測者または検出器を表す。光沢は、物体からΘrで反射して戻ってくる光であり、主に正反射である。拡散反射では、全ての角度で反射して戻ってくる。
図2に示すように、正反射1と拡散反射2は、入射光3が艶消し画像記録要素9の表面にあたったときに生じる。正反射と拡散反射の両方が、全ての角度で生じ、光沢がほとんど観察されない。
インクジエット画像記録要素には、完成品として艶消し型、サテン型、半光沢型および光沢型等の種々のものがある。人が見る完成品は、光が画像記録要素と相互作用するときに生じる拡散反射および正反射の量に直接従う。正反射の量は、次には画像記録要素の表面に従う。画像記録要素の表面が粗いと、光は表面から全ての方向に反射し、この画像記録要素の外観が艶消し状態となる。これに対して、画像記録要素の表面が平滑であると、光が主に一つの方向に表面から反射し、画像記録要素の外観が光沢状態となる。
光沢のある画像記録要素は、60°で測定したときの光沢値が、5〜90の範囲となることができる。光沢画像記録要素としては、例えば、カタログ番号8103137(60度光沢;64)のKodak Instant−Dry Photographic Glossy Media(コダックインスタント乾式フォト光沢媒体)、カタログ番号SP91001(60度光沢;34)のEpson Photoglossy Paper(エプソンフォト光沢紙)およびカタログ番号8648263(60度光沢;30)のKodak Instant−Dry Photographic Satin Media(コダックインスタント乾式フォトサテン媒体)がある。インクジエット印刷用の艶消し画像記録要素、サテン画像記録要素、半光沢画像記録要素および光沢画像記録要素の数多くの例が、例えば、米国特許第6,045,917号、第5,605,750号、第5,723,211号および第5,789,070号並びに欧州特許公開第813978号等の特許文献に記載されている。
インクジエットインクをインクジエット画像記録要素上に印刷すると、インク成分は、印刷画像が完全に乾燥した後も印刷画像の表面上にとどまることができる。表面の成分が着色剤である場合、正反射の量が着色剤に依存する。着色剤は可視スペクトル領域で光を吸収するので、正反射は、波長の関数として変化し、色光沢として現れる。
色光沢の問題は、顔料系インクを光沢画像記録要素上に印刷して得た印刷画像において顕著である。顔料着色剤は、直径0.5マイクロメートル以下となることができる。この大きさは、平滑な光沢多孔性画像記録要素の表面に形成された微細孔よりもはるかに大きい。このような場合、顔料着色剤は、毛管作用により画像記録要素の微細孔に入り込むことはできず、画像記録要素の表面に捕捉されたままとなる。顔料着色剤は、典型的には膨潤性非多孔性媒体中に拡散するには大きすぎる。両者の場合、色光沢が一般的に観察される。
本発明は、一定のインクセットにおける各インクの特定の正反射特性を利用して、光沢画像記録要素上に印刷したインクセットについて観測される色光沢の程度を求めることができることを開示する。このインクセットは、少なくとも一種のインクを含む。例えば、このインクセットは、インクジエット印刷の技術分野において周知なように、一種のインク、例えば、シアンインクから構成されてもよいし、3種のインク、例えば、シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクから構成されてもよいし、4種のインク、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクおよび黒色インクから構成されてもよい。他の例として、6種のインク、7種のインク、8種のインクまたはそれ以上の種類のインクからなるインクセットが挙げられる。正反射特性は、正規化した微分正反射率NΔRS(X):
Figure 2004169032
(式中、Xはインクであり、nは試験画像の一部分として印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Xn)]maxはインクXを用いて印刷した濃度パッチについて算出した正規化した微分正反射率値の最大値である)である。
インクXについての試験画像は、パッチのインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなる。試験画像を、60度光沢値が少なくとも5である画像記録要素上に印刷する。各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))を、式:
Figure 2004169032
(式中、RSmax(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)により求める。
濃度パッチに入射角5としてΘi=45°で照射し、分光放射計を用いて、反射角6としてΘr=−45°での反射光強度を測定することにより、NΔRS(Xn)を求める。この結果を、Θi=45°およびΘr=−45°を用いて測定した研磨黒色ガラスの較正された(NIST)片の反射率と照合する。RSmax(Xn)、RSmin(Xn)およびRSmean(Xn)を求め、これらを使用して式2により各パッチについてのNΔRS(Xn)を算出する。得られたNΔRS(Xn)値を使用して、式1によりNΔRS(X)を算出する。顔料系インクセットは、インクセットにおけるインクのいずれか一つのNΔRS(X)が1.25より大きいと、好ましくない色光沢を生じる。
顔料系インク
顔料からインクを調製する方法は、一般的に:(a)顔料を一次粒子にまで粉砕する分散工程または微粉砕工程と、(b)工程(a)からの分散顔料コンセントレートを、キャリアおよび他の添加剤で希釈して使用濃度インクを調製する工程の2工程を含む。微粉砕工程では、顔料を、通常硬質の不活性ミリングメディアとともにキャリア(典型的には完成インクにおけるキャリアと同じ)に懸濁させる。この顔料コンセントレートに機械エネルギーを加え、ミリングメディアと顔料との間の衝突により、顔料を一次粒子に解凝集させる。分散剤もしくは安定化剤またはそれらの両方を分散した顔料コンセントレートに添加して解凝集を容易にし、粒子の安定性を維持し、粒子の再凝集および沈降を阻止する。
ミリングメディアとして使用できる材料には、ガラス、セラミックス、金属およびプラスチック等の数多くの種類がある。好ましい実施態様によれば、粉砕メディアは、粒子、好ましくは形状が実質的に球状の粒子、例えば、高分子樹脂から実質的になるビーズからなることができる。一般的に、ミリングメディアとして使用するのに好適な高分子樹脂は、化学的および物理的に不活性であり、実質的に金属、溶媒およびモノマーを含まず、微粉砕中にチッピングや破砕を回避するのに十分な硬度と脆性を有しているものである。好適な高分子樹脂には、架橋ポリスチレン、例えば、ジビニルベンゼンで架橋されたポリスチレン、スチレンコポリマー、ポリアクリレート、例えば、ポリ(メチルメチルアクリレート)、ポリカーボネート、ポリアセタール、例えば、Derlin(商標)、塩化ビニルポリマーおよび塩化ビニルコポリマー、ポリウレタン、ポリアミド、ポリ(テトラフルオロエチレン)、例えば、Teflon(商標)および他のフルオロポリマー、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロースエーテルおよびセルロースエステル、例えば、セルロースアセテート、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ヒドロキシエチルアクリレート)、シリコーン含有ポリマー、例えば、ポリシロキサン等がある。ポリマーは、生分解性であってもよい。典型的な生分解性ポリマーには、ポリ(ラクチド)、ラクチドとグリコリドとからなるポリ(グリコリド)コポリマー、ポリ酸無水物、ポリ(イミノカーボネート)、ポリ(N−アシルヒドロキシプロリン)エステル、ポリ(N−パルミトイルヒドロキシプロリノ)エステル、エチレン−ビニルアセテートコポリマー、ポリ(オルトエステル)、ポリ(カプロラクトン)およびポリ(ホスフアゼン)などがある。高分子樹脂の密度は、0.9〜3.0g/cm3となることができる。より効率的な粒度減少ができると思われる限りは、樹脂の密度が高いほうが好ましい。スチレンを主成分とする架橋または未架橋高分子媒体が、最も好ましい。
微粉砕は、いずれかの好適な粉砕ミルでおこなうことができる。好適なミルには、エアージェットミル、ローラーミル、ボールミル、アトライターミルおよびビーズミルなどがある。ミリングメディアが5メートル/秒を超える速度を得る、高速高エネルギーミルが好ましい。本発明においては、9,000rpmで動作させたときに直径40mmであるのこ歯インペラー(Morehouse−Cowles Hockmeyer社より入手可能)が使用される。ミリングメディア、顔料、キャリアおよび随意選択の分散剤の好ましい割合は、広い範囲で異なることができ、例えば、具体的顔料、ミリングメディアのサイズおよび密度並びに具体的な印刷用途に従う。本発明の顔料系インクの場合、顔料は、分散顔料コンセントレート中1〜50質量%で存在し、顔料の分散剤に対する質量比は20:1〜1:2である。微粉砕の完了後、分散顔料コンセントレートを、単純な篩い分けまたは濾過によりミリングメディアから分離する。
分散剤は、分散顔料コンセントレートを調製するのに使用される任意成分である。本発明で使用される好ましい分散剤には、ドデシル硫酸ナトリウム、アクリルおよびスチレン−アクリルコポリマー、例えば、米国特許第5,085,698号および第5,172,133号に開示されているもの、並びにスルホン化ポリエステル類およびスチレン樹脂、例えば、米国特許第4,597,794号に開示されているものなどがある。顔料の入手性に関連して上記で言及した他の特許にも、選択できる多種多様な分散剤が開示されている。実施例では、分散剤としてN−メチル−N−オレオイルタウリン酸カリウムを使用している。顔料粒子自体が凝集や沈降に対して安定である場合には、分散剤を必要としない場合がある。自己分散顔料は、分散剤を必要としない顔料の一例としてあげられる。これらの種類の顔料は、インクジエット印刷の技術分野において周知である。
微粉砕時間は、広く異なることができ、選択される顔料、微粉砕手段および滞留条件、初期および所望の最終粒度等に従う。本発明によれば、微粉砕時間は、典型的には1時間〜100時間の範囲である。
本発明において有用な顔料粒子は、インクジエットプリントヘッドを通って噴射できる粒度であればよい。顔料粒子の平均粒度は、0.5マイクロメートル以下となることができる。好ましくは、顔料粒子の平均粒度は、0.3マイクロメートル未満、より好ましくは0.15マイクロメートル未満である。
本発明のインクに使用するのに、多種多様な有機顔料および無機顔料を、単独または組み合わせて選択できる。本発明で使用できる顔料には、例えば、米国特許第5,026,427号、第5,086,698号、第5,141,556号、第5,160,370号および第5,169,436号に開示されているものなどがある。厳密にどの顔料を選択するかは、具体的用途および性能要件、例えば、色再現性および画像安定性に依存する。
本発明に使用するのに好適な顔料には、例えば、アゾ顔料、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、アゾ顔料レーキ、β−ナフトール顔料、ナフトールAS顔料、ベンゾイミダゾロン顔料、ジスアゾ縮合顔料、金属錯体顔料、イソインドリノン顔料およびイソインドリン顔料、多環式顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料およびペリノン顔料、チオインジゴ顔料、アントラピリミドン顔料、フラバントロン顔料、アンタントロン顔料、ジオキサジン顔料、トリアリールカルボニウム顔料、キノフタロン顔料、ジケトピロロピロール顔料、酸化チタン、酸化鉄およびカーボンブラックなどがある。
使用可能な顔料の典型例として、例えば、カラーインデックス(C.I.)ピグメントイエロー1、2、3、5、6、10、12、13、14、16、17、62、65、73、74、75、81、83、87、90、93、94、95、97、98、99、100、101、104、106、108、109、110、111、113、114、116、117、120、121、123、124、126、127、128、129、130、133、136、138、139、147、148、150、151、152、153、154、155、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、183、184、185、187、188、190、191、192、193、194;C.I.ピグメントレッド1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、21、22、23、31、32、38、48:1、48:2、48:3、48:4、49:1、49:2、49:3、50:1、51、52:1、52:2、53:1、57:1、60:1、63:1、66、67、68、81、95、112、114、119、122、136、144、146、147、148、149、150、151、164、166、168、169、170、171、172、175、176、177、178、179、181、184、185、187、188、190、192、194、200、202、204、206、207、210、211、212、213、214、216、220、222、237、238、239、240、242、243、245、247、248、251、252、253、254、255、256、258、261、264;並びにC.I.ピグメントブルー1、2、9、10、14、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、15、16、18、19、24:1、25、56、60、61、62、63、64、66が挙げられる。本発明の好ましい実施態様によれば、顔料は、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイエロー74または米国特許第4,311,775号に記載されているビス(フタロシアニルアルミノ)テトラフェニルジシロキサンなどがある。
本発明の要素に使用される顔料は、効果的な量、一般的に0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜6質量%で存在する。
ポリマーを、本発明のインクに使用してもよい。いずれかのホモポリマーまたはコポリマーを、水性媒体、特に水性塩基媒体中で安定化できる限り本発明において使用でき、一般的に水溶性、水還元性または水分散性として分類される。
本発明のインクに有用なポリマーには、ビニルまたはエチレン系不飽和モノマーのフリーラジカル重合により調製される付加ポリマーと称されるものが含まれる。好ましい実施態様によれば、付加ポリマーは、ポリマー化学の技術分野において周知であるアクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから得られる。本明細書において使用される用語「アクリルモノマー」とは、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマー(重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成してもよい)が挙げられるが、これらには限定されない。本明細書において使用される用語「スチレン系モノマー」とは、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンなどが挙げられるが、これらには限定されない。
好ましい付加ポリマーの具体例として、市販のポリマー、例えば、Joncryl(商標)57、Joncryl(商標)59、Joncryl(商標)63およびJoncryl(商標)70(これらは全てS.C.Johnson社製);TruDot(商標)IJ−4655およびTruDot(商標)IJ−4680(これらの両方ともMeadWestvaco社製);並びにVancryl(商標)68S(Air Products and Chemicals社製)などが挙げられる。
本発明のインクに有用なポリマーには、種々の異なる種類のモノマーを縮合してポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリ尿素、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリ酸無水物および上記した種類の組み合わせを含むポリマーを形成することにより調製される縮合ポリマーと称されるポリマー等がある。
好ましいポリエステルの具体例として、イーストマンケミカル社より入手可能な水分散性Eastman AQ(商標)ポリエステルなどがある。Eastman AQ(商標)29、Eastman AQ(商標)38およびEastman AQ(商標)55は、各々種々の量のイソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールからなる。水分散性ポリウレタンも、好ましい。
本発明のインクに使用される付加ポリマーおよび縮合ポリマーは、インクの所望の性能特徴のいずれにも影響することなくインクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する。特に、ポリマーの使用量は、インク組成物がインクジエットプリントヘッドを用いて噴射できるように十分少なくなければならない。必要量は、使用する具体的ポリマーだけでなく、インク組成物における他の成分の種類および量にもよる。好ましい実施態様によれば、ポリマーを、ポリマーの顔料に対する比が少なくとも0.5であるような量で使用する。別の好ましい実施態様によれば、ポリマーの顔料に対する比は、少なくとも0.7である。
本発明のインクには、インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とする他の添加剤を含んでいてもよい。他の添加剤の例として、インク組成物を印刷したときに記録要素の表面に浸透しない非揮発性有機化合物などがある。好ましい実施態様によれば、グリコール含有オリゴマーを使用する。
水混和性保湿剤および水混和性有機補助溶媒の代表的な例として、(1)アルコール類、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t−ブチルアルコール、イソ−ブチルアルコール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール;(2)ケトン類またはケトアルコール類、例えば、アセトン、メチルエチルケトンおよびジアセトンアルコール;(3)エーテル類、例えば、テトラヒドロフランおよびジオキサン;(4)エステル類、例えば、酢酸エチル、乳酸エチル、エチレンカーボネートおよびプロピレンカーボネート;(5)多価アルコール類、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールおよびチオグリコール;(6)アルキレングリコールから得られる低級モノ−アルキルエーテル類、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコールおよびポリ(エチレングリコール)のモノ−メチルエーテル、モノ−エチルエーテル、モノ−プロピルエーテルおよびモノ−ブチルエーテル;(7)アルキレングリコールから得られる低級ジ−アルキルエーテル類、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコールおよびポリ(エチレングリコール)のジ−メチルエーテル、ジ−エチルエーテル、ジ−プロピルエーテルおよびジ−ブチルエーテル;(8)窒素含有化合物、例えば、尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドンおよび1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;並びに(9)イオウ含有化合物、例えば、ジメチルスルホキシド、2,2’−チオジエタノールおよびテトラメチレンスルホンなどがある。
本発明のインクにとって好ましい保湿剤には、ジエチレングリコール、グリセロール、エチレングリコールブチルエーテルおよびそれらの混合物などがある。保湿剤は、5〜60質量%の量、好ましくは5〜30質量%の量で使用できる。
典型的には、インクに用いられる水性キャリアの量は、インクの総質量基準で約70〜98質量%の範囲、好ましくは約90〜98質量%の範囲である。好ましい実施態様によれば、インクは、インクの総質量基準で5〜60質量%の一種以上の水混和性保湿剤および/または水混和性有機補助溶媒を含有する。
本発明のインクに随意選択的に存在することができる他の添加剤には、界面活性剤、浸透剤、殺生物剤、増粘剤、導電率増加剤、コーゲーション防止剤、乾燥剤、耐水剤、染料可溶化剤、キレート化剤、バインダー、光安定化剤、粘度調節剤、緩衝剤、防かび剤、カール防止剤、安定化剤および消泡剤などがある。
界面活性剤をインクに添加して、表面張力を適切なレベルに調節できる。界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、両性または非イオン性であることができ、0.01〜2質量%のレベルで使用できる。好ましい界面活性剤には、Surfynol(商標)465(Air Products and Chemicals社)およびSilwet(商標)L−77(Witco社)などがある。
殺生物剤を本発明に用いられるインクに添加して、水性インク中の糸状菌、真菌類等の微生物の成長を抑制できる。本発明において用いられるインク用の好ましい殺生物剤は、Proxel(商標)GXL(Avecia社)(最終濃度0.0001〜0.5質量%)である。
欧州特許出願第02080407.6号および同第02080397.9号明細書に記載のように、印刷画像における異なる色の画像形成領域の間の光沢差を最小限とするために、本発明で用いられるインクに粒子を添加することができる。有用な粒子には、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物などがある。
本発明で用いられるインクのpHは、有機酸もしくは有機塩基または無機酸もしくは無機塩基を添加することにより調整できる。有用なインクの好ましいpHは、2〜10である。典型的な無機酸には、塩酸、リン酸および硫酸などがある。典型的な有機酸には、メタンスルホン酸、酢酸および乳酸などがある。典型的な無機塩基には、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ金属炭酸塩などがある。典型的な有機塩基には、アンモニア、トリエタノールアミンおよびテトラメチルエチレンジアミンなどがある。
本明細書で使用される用語「インクセット」は、画像形成するためにプリンターで使用する全てのインクジエットインクを言う。インクセットは、数多くの色のインク;異なる濃度または色相の数多くの色のインク;一つの色のみのインク;または異なる濃度または色相の一つの色の複数のインクなどを含むことができる。この用語は、カラー画像または白黒画像を形成するのに使用される、少なくとも一種のインク、通常複数のインクを意味する。例えば、インクセットは、インクジエット印刷の技術分野において周知なように、一種のインク、例えば、シアンインクから構成されてもよいし、3種のインク、例えば、シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクから構成されてもよいし、4種のインク、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクおよび黒色インクから構成されてもよい。
他の例として、6種のインク、7種のインク、8種のインクまたはそれ以上の種類のインクからなるインクセットが挙げられる。本発明のインクセットに使用できる他のインクとして、C.I.ピグメントブラック1、7、20、31または32等の黒色顔料を含む黒色インクが挙げられる。ライトシアンインクまたはライトマゼンタも使用でき、ライトシアンインクまたはライトマゼンタはインクジエット印刷の当業者には周知である。このようなインクは、シアンインクまたはマゼンタインクで使用される顔料と同一または異種の顔料を含有することができ、ライトインクにおける顔料の量は、シアンインクまたはマゼンタインクにおける顔料の量よりも少ない。例えば、シアンインクは ピグメントブルー15:3を3質量%の濃度で含有でき、ライトシアンはピグメントブルー15:3を0.5質量%の濃度で含有できる。
本発明において有用な顔料系インクセットは、種々の他のインクを含むことができる。これらの例としては、オレンジ顔料、例えば、C.I.ピグメントオレンジ1、2、5、6、13、15、16、17、17:1、19、22、24、31、34、36、38、40、43、44、46、48、49、51、59、60、61、62、64、65、66、67、68、69等を含むオレンジインク;C.I.ピグメントグリーン1、2、4、7、8、10、36、45等の緑色顔料を含む緑色インク;C.I.ピグメントバイオレット1、2、3、5:1、13、19、23、25、27、29、31、32、37、39、42、44、50等のバイオレット顔料を含むバイオレットインク;またはC.I.ピグメントブラウン1、5、22、23、25、38、41、42等の褐色顔料を含む褐色インクなどがある。
画像記録要素
60°で測定した光沢値が少なくとも5であるいずれの画像記録要素も、本発明の組み合わせに使用できる。インクセットで印刷する画像記録要素は、NΔRS(X)を求めるのに使用される画像記録要素と同じとなることができる。好ましい実施態様によれば、画像記録要素は、60°光沢値が少なくとも30である。
本発明の組み合わせに有用なインクジエット画像記録要素は、典型的には支持体上に塗布したインク受容層または画像形成層を含む。インク受容層は、毛管作用によりインクを吸収するミクロ細孔を有する多孔型であることができる。多孔性インク受容層は、通常粒子を少なくとも20質量%と高分子バインダー50質量%未満とを含む。有用な粒子には、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子およびそれらの混合物などがある。一般的な高分子バインダーには、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリジノン、ポリビニルアセテート、セルロース誘導体またはそれらの誘導体などがある。インク受容層は、無孔型でもよい。無孔型では、インク成分が無孔層に拡散してその層を膨潤させなければならない。無孔インク受容層は、主として上記したような一般的な高分子バインダーからなる。
多孔性インク受容層を有する好ましいインクジエット画像記録要素として、カタログ番号8103137のKodak Instant−Dry Photographic Glossy Media(コダックインスタント乾式フォト光沢媒体)、カタログ番号SP91001のEpson Photoglossy Paper(エプソンフォト光沢紙)、およびカタログ番号8648263のKodak Instant−Dry Photographic Satin Media(コダックインスタント乾式フォトサテン媒体)がある。米国特許第6,045,917号、第5,605,750号、第5,723,211号および第5,789,070号;欧州特許第1002660号;欧州特許公開第813978号;並びに米国特許第6,542,777号に記載されている画像記録要素も、好ましい。
本発明の組み合わせに有用な画像記録要素は、種々の異なる種類の支持体(これらの全ては上記文献に記載されている)からなることができる。好ましい実施態様によれば、支持体は、紙またはポリエチレン塗工紙、例えば、印画紙に使用される種類のものである。
以下の例により本発明を具体的説明する。
顔料分散液の調製
シアン顔料分散液
平均直径が50マイクロメートルである高分子ビーズ325gと、ピグメントブルー15:3(Sun Chemical社)30.0gと、オレオイルメチルタウリン酸カリウム(KOMT)10.5gと、脱イオン水209.5gとの混合物を調製した。これらの成分を、二重壁容器中、Morehouse−Cowles Hochmeyer製高エネルギーメディアミルを用いて室温で8時間微粉砕した。この混合物を、4〜8マイクロメートルブフナー漏斗により濾過して高分子ビーズを除去し、得られた濾液を希釈して顔料最終濃度10.0質量%であるシアン顔料分散液を得た。顔料の中央粒度は、MICROTRACII超微粒子アナライザー(UPA)(Leeds&Northrup製)を用いて測定したとき、40nmであった。濃度を230ppmとするのに必要な量のProxel(商標)GXL(Avecia社)を添加した。
マゼンタ顔料分散液
ピグメントブルー15:3の代わりにピグメントレッド122(Sun Chemical社)を使用する以外は、シアン顔料分散液と同様にしてマゼンタ顔料分散液を調製した。顔料の最終濃度は11.6質量%であり、平均粒度は15nmであった。
イエロー顔料分散液
ピグメントブルー15:3の代わりにピグメントイエロー155(Clariant社)を使用する以外は、シアン顔料分散液と同様にしてイエロー顔料分散液を調製した。顔料の最終濃度は10.0質量%であり、平均粒度は10nmであった。
インク組成物の調製
本発明のシアンインクC−1
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、シアンインクC-1を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール6.5質量%、グリセロール3質量%、エチレングリコールブチルエーテル(Dowanol(商標)EB;Dow Chemical社製)2.5質量%、Surfynol(商標)465(Air Products and Chemicals社)0.2質量%、Joncryl(商標)70(S.C.Johnson社より入手可能なスチレン−アクリルコポリマー)をインク総質量に対して、0.95質量%などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
本発明のマゼンタインクM−1
シアン顔料分散液の代わりにマゼンタ顔料分散液2.1質量%を使用し、ジエチレングリコール4.5質量%を使用し、Joncryl(商標)70を1.5質量%使用した以外は、シアンインクC−1と同様にして、マゼンタインクM−1を調製した。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
本発明のイエローインクY−1
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、マゼンタインクM−1と同様にして、イエローインクY−1を調製した。
本発明のシアンインクC−2
Joncryl(商標)70の代わりにMeadWestvaco社より入手可能なスチレン−アクリルコポリマーであるTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、シアンインクC−1と同様にして、シアンインクC−2を調製した。
本発明のマゼンタインクM−2
Joncryl(商標)70の代わりにTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、マゼンタインクM−1と同様にして、マゼンタインクM−2を調製した。
本発明のイエローインクY−2
Joncryl(商標)70の代わりにTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、イエローインクY−1と同様にして、イエローインクY−2を調製した。
本発明のシアンインクC−3
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、シアンインクC−3を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール11.0質量%、グリセロール6.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Silwet(商標)L−77(Witco社)1.0質量%、Eastman Chemical社より入手可能なポリエステルであるEastman AQ(商標)55(インク総質量に対してポリエステル0.95質量%となる量)などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
本発明のマゼンタインクM−3
シアン顔料分散液の代わりにマゼンタ顔料分散液2.1質量%を使用し、ジエチレングリコール9.0質量%を使用し、Eastman AQ(商標)55 1.5質量%を使用した以外は、シアンインクC−3と同様にして、マゼンタインクM−3を調製した。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
本発明のイエローインクY−3
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、マゼンタインクM−3と同様にして、イエローインクY−3を調製した。
本発明のシアンインクC−4
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、シアンインクC-4を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール12.0質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4655が1.2質量%であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.9であった。
本発明のマゼンタインクM−4
上記したマゼンタ顔料分散液をインク総質量に対して顔料2.1質量%となる量で使用して、マゼンタインクM-4を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール10.0質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4655が1.96質量%などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.9であった。
本発明のイエローインクY−4
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、マゼンタインクM−4と同様にして、イエローインクY−4を調製した。
比較シアンインクCC−1(ポリマーの添加なし)
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC−1を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール13.5質量%、グリセロール6.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%であった。
比較マゼンタインクCM−1(ポリマーの添加なし)
上記したマゼンタ顔料分散液をインク総質量に対して顔料2.1質量%となる量で使用して、比較マゼンタインクCM−1を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール12.0質量%、グリセロール6.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%であった。
比較イエローインクCY−1(ポリマーの添加なし)
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−1と同様にして、比較イエローインクCY−1を調製した。
比較シアンインクCC−2(低いコポリマー:顔料比)
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC-2を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール17.0質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4655が0.4質量%であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.3であった。
比較マゼンタインクCM−2(低いコポリマー:顔料比)
上記したマゼンタ顔料分散液をインク総質量に対して顔料2.1質量%となる量で使用して、比較マゼンタインクCM-2を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール15.0質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4655が0.65質量%などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.3であった。
比較イエローインクCY−2(低いコポリマー:顔料比)
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−2と同様にして、比較イエローインクCY−2を調製した。
比較シアンインクCC−3(低いコポリマー:顔料比)
米国特許第6,426,167号に記載の方法に準じて、ネオペンチルグリコールとビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸とビス(シクロヘキシルメチレン)ジイソシアネート(モル比=1:2:3)のポリウレタンコポリマー25質量%からなるポリウレタンコポリマー分散液を調製した。このコポリマーを、ポリウレタンNBBと称する。
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC−3を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール6.5質量%、グリセロール3質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、インク総質量に対してポリウレタンNBB0.7質量%となる量の上記したポリウレタン分散液であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.5であった。
比較マゼンタインクCM−3(低いコポリマー:顔料比)
シアン顔料分散液の代わりにマゼンタ顔料分散液2.1質量%を使用し、ジエチレングリコール4.5質量%を使用し、ポリウレタンNBB1.0質量%を使用した以外は、比較シアンインクCC−3と同様にして、比較マゼンタインクCM−3を調製した。コポリマーの顔料に対する比は、0.5であった。
比較イエローインクCY−3(低いコポリマー:顔料比)
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−3と同様にして、比較イエローインクCY−3を調製した。
比較シアンインクCC−4(低いコポリマー:顔料比)
ポリウレタンNBBの代わりにJoncryl(商標)70を使用した以外は、比較シアンインクCC−3と同様にして、比較シアンインクCC−4を調製した。
比較マゼンタインクCM−4(低いコポリマー:顔料比)
ポリウレタンNBBの代わりにJoncryl(商標)70を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−3と同様にして、比較マゼンタインクCM−4を調製した。
比較イエローインクCY−4(低いコポリマー:顔料比)
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−4と同様にして、比較イエローインクCY−4を調製した。
比較シアンインクCC−5(低いコポリマー:顔料比)
ポリウレタンNBBの代わりにTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、比較シアンインクCC−3と同様にして、比較シアンインクCC−5を調製した。
比較マゼンタインクCM−5(低いコポリマー:顔料比)
ポリウレタンNBBの代わりにTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−3と同様にして、比較マゼンタインクCM−5を調製した。
比較イエローインクCY−5(低いコポリマー:顔料比)
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−5と同様にして、比較イエローインクCY−5を調製した。
比較シアンインクCC−6(低いコポリマー:顔料比)
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC−6を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール9.0質量%、グリセロール6.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Silwet(商標)L−77が1.0質量%、インク総質量に対してポリエステル0.7質量%とする量のEastman AQ(商標)55であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.5であった。
比較マゼンタインクCM−6(低いコポリマー:顔料比)
シアン顔料分散液の代わりにマゼンタ顔料分散液2.1質量%を使用し、ジエチレングリコール7.0質量%を使用し、Eastman AQ(商標)55を1.0質量%を使用した以外は、比較シアンインクCC−6と同様にして、比較マゼンタインクCM−6を調製した。コポリマーの顔料に対する比は、0.5であった。
比較イエローインクCY−6(低いコポリマー:顔料比)
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−6と同様にして、比較イエローインクCY−6を調製した。
比較シアンインクCC−7(低いコポリマー:顔料比)
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC−7を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール3.5質量%、グリセロール2.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、MeadWestvaco社より入手可能なスチレン−アクリルコポリマーであるTruDot(商標)IJ−4680が0.95質量%であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
比較マゼンタインクCM−7(低いコポリマー:顔料比)
上記したマゼンタ顔料分散液をインク総質量に対して顔料2.1質量%となる量で使用して、比較マゼンタインクCM−7を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール3.0質量%、グリセロール1.5質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4680が1.5質量%などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
比較イエローインクCY−7(低いコポリマー:顔料比)
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−7と同様にして、比較イエローインクCY−7を調製した。
インクセット
上記のインクを、各々シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクからなる三色インクセットとして評価した。さらに、以下のインクセットを、比較例として評価した。例において使用した全てのインクセットを、表1に示す。
比較インクセットCIS−1
比較インクセットCIS−1は、Encad社からEncad Graphic Outdoor(商標)(GO)インクとして入手可能なシアン顔料系インク、マゼンタ顔料系インクおよびイエロー顔料系インクから構成されるものであった。シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクのカタログ番号は、それぞれ210504−00、210505−00および210506−00であった。
比較インクセットCIS−2
比較インクセットCIS−2は、Epson社からEpson Stylus Photo 2000Pとして入手可能なシアン顔料系インク、マゼンタ顔料系インクおよびイエロー顔料系インクから構成されるものであった。この三色カートリッジのカタログ番号は、T106201であった。
比較インクセットCIS−3
比較インクセットCIS−3は、Epson社からEpson Stylus C80として入手可能なシアン顔料系インク、マゼンタ顔料系インクおよびイエロー顔料系インクから構成されるものであった。シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクのカタログ番号は、それぞれT032220、T032320およびT032420であった。
比較インクセットCIS−4
比較インクセットCIS−4は、Hewlett−Packard社からHewlett−Packard 5000UVインクとして入手可能なシアン顔料系インク、マゼンタ顔料系インクおよびイエロー顔料系インクから構成されるものであった。シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクのカタログ番号は、それぞれC4941A、C4942AおよびC4943Aであった。
Figure 2004169032
印刷
Lexmark Z51インクジエットプリンターとカタログ番号12A1990の空インクカートリッジを用いて、インクセットIS−1〜IS−4およびCIS−5〜CIS−11の印刷をおこなった。CIS−2についてはEpson Stylus Photo 2000Pプリンターを用いて印刷をおこない、CIS−3についてはEpson Stylus C80プリンターを用いて印刷をおこない、CIS−4については、Hewlett−Packard DesignJet 5000プリンターを用いて印刷をおこなった。全ての場合において、印刷はカラーマネージメントを用いず、各パッチが単一のインクで印刷されるようにした。
試験画像は、11の濃度パッチから構成されるものであった。各濃度パッチは、大きさが約7×7mmであり、CMYKモードにおいて、Adobe(商標)PhotoShop(商標)v4.0ソフトウエア(Adobe Systems社)を用いて作成した。パッチの濃度は、100%で印刷したパッチが濃度1.5〜2.0であるように、インクレイダウンが10、20、30、40、50、60、70、80、90および100%となるように漸増変化させた。インクセットの印刷を、カタログ番号8103137のコダックインスタント乾式フォト光沢媒体上におこなった。印刷された試験画像を、周囲温度および湿度で24時間乾燥させた。
試験画像の評価
Photo Research Spectroscan社から入手可能な直線フォトダイオードアレイスペクトル測定装置であるPR−705分光放射計を用いて、正反射率測定値を得た。光源は、相関色温度が6700KであるOriel光学繊維イルミネータ77501であり、液体光ガイド(Θi=45°)を用いて投射した。検出器のアパーチャーは、0.5°×1.5°であった。
各パッチについて、反射光強度(単位:ワット/sr/m2)を、波長範囲390〜770nmにわたって10nmづつ増加させて測定した。基準正反射率は、研磨黒色ガラスの較正(NIST)したものについてΘi=45°およびΘr=−45°で得た。各反射光強度値を基準反射率で割って、対応の正反射率値を得た。各パッチについて、RSmax(Xn)、RSmin(Xn)およびRSmean(Xn)を求め、NΔRs(X1)〜NΔRs(X10)を式2により求めた。インクについての正規化した微分正反射率NΔRs(X)を、式1により求めた。得られた結果を、表2に示す。1.25未満のNΔRs(X)値が、望ましい。
Figure 2004169032
表2の結果から、比較の組み合わせでみられる色光沢よりも、好ましくない印刷画像の色光沢が少ない印刷画像が本発明の組み合わせにより得られることが明らかである。本発明の組み合わせは、インクの各々についての最大正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、60°で測定したときの光沢値が5を超えるインクジエット画像記録要素上に印刷したときに1.25未満であるインクから構成されている。比較の組み合わせは、一つのインクの最大正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、60°で測定したときの光沢値が5を超えるインクジエット画像記録要素上に印刷したときに1.25を超えるインクセットから構成されている。市販のインクセットCIS−1〜CIS−4は、NΔRS(X)が少なくとも1.30であるインクから構成されている。
本発明の他の態様を以下に示す。
(態様1)
A)60度で測定した光沢値が少なくとも5であるインクジエット画像記録要素と、
B)少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットと
を含んでなるインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせであって、
前記インクセットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
Figure 2004169032
[式中、Xはインクであり、nは試験画像の一部分として前記画像記録要素上に印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Xn)]maxはインクXを用いて印刷した濃度パッチについて算出した[NΔRS(Xn)]値の最大値であり;
前記インクセットにおける各インクについての前記試験画像は、パッチ上のインクレイダウンが、インクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
Figure 2004169032
(式中、RSmax(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、
インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ。
(態様2)前記顔料系インクが、シアン顔料を含むシアンインク、マゼンタ顔料を含むマゼンタインク、またはイエロー顔料を含むイエローインクである態様1に記載の組み合わせ。
(態様3)前記シアン顔料が、金属フタロシアニン顔料またはビス(フタロシアニルアルミノ)テトラフェニルジシロキサン顔料を含む、態様2に記載の組み合わせ。
(態様4)前記マゼンタ顔料が、ピグメントレッド122、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202およびピグメントレッド207からなる群から選択された顔料を含む、態様2に記載の組み合わせ。
(態様5)前記イエロー顔料が、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー13およびピグメントイエロー93からなる群から選択された顔料を含む、態様2に記載の組み合わせ。
(態様6)前記顔料系インクが、中央粒度が0.3マイクロメートル未満である顔料を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様7)前記顔料系インクが、中央粒度が0.15マイクロメートル未満である顔料を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様8)前記インクセットが、さらにシアン顔料を含むライトシアンインクまたはマゼンタ顔料を含むライトマゼンタインクを含む、態様2に記載の組み合わせ。
(態様9)前記顔料系インクが、水溶性ポリマー、水還元性ポリマー、水分散性ポリマーまたはそれらの混合物を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様10)前記水溶性ポリマー、前記水分散性ポリマー、前記水還元性ポリマーまたはそれらの混合物が、顔料系インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様9に記載の組み合わせ。
(態様11)前記顔料系インクが、付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含む、態様9に記載の組み合わせ。
(態様12)前記顔料系インクが、アクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから調製した付加ポリマー、ポリエステルまたはポリウレタンを含む、態様9に記載の組み合わせ。
(態様13)前記アクリルモノマーが、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマーを含む、態様12に記載の組み合わせ。
(態様14)前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様13に記載の組み合わせ。
(態様15)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様12に記載の組み合わせ。
(態様16)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様12に記載の組み合わせ。
(態様17)前記顔料系インクが、さらに前記記録要素の表面に浸透しない非揮発性有機化合物を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様18)前記非揮発性有機化合物が、顔料系インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様17に記載の組み合わせ。
(態様19)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様17に記載の組み合わせ。
(態様20)前記顔料系インクがさらに顔料を含み、且つ付加ポリマーまたは縮合ポリマーの顔料に対する比が少なくとも0.5である、態様9に記載の組み合わせ。
(態様21)前記顔料系インクがさらに顔料を含み、且つ付加ポリマーまたは縮合ポリマーの顔料に対する比が少なくとも0.7である、態様9に記載の組み合わせ。
(態様22)前記画像記録要素の光沢値が、60°で測定したとき少なくとも30である、態様1に記載の組み合わせ。
(態様23)前記画像記録要素が、支持体上に塗布されたインク受容層を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様24)前記画像記録要素が、支持体上に塗布された多孔性インク受容層を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様25)前記画像記録要素が、支持体上に塗布されたインク受容層を含み、前記インク受容層が、前記インク受容層の総乾燥質量基準で、少なくとも20質量%の粒子と50質量%未満の高分子バインダーを含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様26)前記粒子が、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様25に記載の組み合わせ。
(態様27)前記高分子バインダーが、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリジノン、ポリビニルアセテート、セルロース誘導体またはそれらの誘導体である、態様25に記載の組み合わせ。
(態様28)前記画像記録要素が、支持体上に塗布された無孔膨潤性インク受容層を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様29)前記画像記録要素が、支持体上に塗布された無孔膨潤性インク受容層を含み、前記無孔膨潤性インク受容層がゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリジノン、ポリビニルアセテート、セルロース誘導体またはそれらの誘導体を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様30)前記画像記録要素が、支持体上に塗布されたインク受容層を含み、前記インク受容層が高分子開口気孔膜を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様31)
シアン顔料と、水と、水混和性保湿剤および/または水混和性有機補助溶媒、随意選択の界面活性剤、もしくはそれらの混合物とを含んでなるインクジエット印刷用シアン顔料系インク組成物であって、
前記インク組成物の正規化した微分正反射率(NΔRs(C))が、式1:
Figure 2004169032
[式中、Cは前記シアンインク組成物であり、nは試験画像の一部分として印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Cn)]maxは前記シアンインク組成物を用いて印刷した濃度パッチについて算出した正規化した微分正反射率の最大値であり;
画像記録要素の60度光沢値が少なくとも5であり;
前記シアンインク組成物の試験画像は、パッチ上のインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Cn))は式2:
Figure 2004169032
(式中、RSmax(Cn)はパッチCnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Cn)はパッチCnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Cn)はパッチCnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、シアン顔料系インク組成物。
(態様32)前記シアン顔料が、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー60およびビス(フタロシアニルアルミノ)テトラフェニルジシロキサンからなる群から選択された顔料を含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様33)前記シアン顔料の中央粒度が、0.3マイクロメートル未満である、態様31に記載のインク組成物。
(態様34)前記シアン顔料の中央粒度が、0.15マイクロメートル未満である、態様31に記載のインク組成物。
(態様35)前記シアン顔料が、複合着色剤粒子である、態様31に記載のインク組成物。
(態様36)前記シアン顔料が、ポリマーにより分散されている、態様31に記載のインク組成物。
(態様37)前記シアン顔料が、両親媒性物質により分散されている、態様31に記載のインク組成物。
(態様38)前記シアン顔料が、N−メチル−N−オレオイルタウレートの無機塩により分散されている、態様31に記載のインク組成物。
(態様39)さらに粒子を含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様40)さらにシリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様41)さらに水溶性ポリマー、水還元性ポリマーまたは水分散性ポリマーを含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様42)前記水溶性ポリマー、前記水還元性ポリマー、前記水分散性ポリマーまたはそれらの混合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(C)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様41に記載のインク組成物。
(態様43)さらに付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含む、態様41に記載のインク組成物。
(態様44)さらにアクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから調製した付加ポリマー、ポリエステルまたはポリウレタンを含む、態様41に記載のインク組成物。
(態様45)前記アクリルモノマーが、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマーを含む、態様44に記載のインク組成物。
(態様46)前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様45に記載のインク組成物。
(態様47)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様44に記載のインク組成物。
(態様48)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様44に記載のインク組成物。
(態様49)さらに前記記録要素の表面に浸透しない非揮発性有機化合物を含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様50)前記非揮発性有機化合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(C)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様49に記載のインク組成物。
(態様51)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様49に記載のインク組成物。
(態様52)付加ポリマーまたは縮合ポリマーのシアン顔料に対する比が少なくとも0.3である、態様41に記載のインク組成物。
(態様53)付加ポリマーまたは縮合ポリマーのシアン顔料に対する比が少なくとも0.5である、態様41に記載のインク組成物。
(態様54)NΔRS(C)が、式1により算出したときに1.15未満である、態様31に記載のインク組成物。
(態様55)前記顔料系インクが、シアン顔料を含むシアンインク、マゼンタ顔料を含むマゼンタインク、またはイエロー顔料を含むイエローインクである態様31に記載のインク組成物。
(態様56)前記マゼンタ顔料が、ピグメントレッド122、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202およびピグメントレッド207からなる群から選択された顔料を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様57)前記マゼンタ顔料の中央粒度が、0.3マイクロメートル未満である、態様55に記載のインク組成物。
(態様58)前記マゼンタ顔料の中央粒度が、0.15マイクロメートル未満である、態様55に記載のインク組成物。
(態様59)前記マゼンタ顔料が、複合着色剤粒子である、態様55に記載のインク組成物。
(態様60)前記マゼンタ顔料が、ポリマーにより分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様61)前記マゼンタ顔料が、両親媒性物質により分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様62)前記マゼンタ顔料が、N−メチル−N−オレオイルタウレートの無機塩により分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様63)さらに粒子を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様64)さらにシリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様65)さらに水溶性ポリマー、水還元性ポリマーもしくは水分散性ポリマーまたはそれらの混合物を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様66)前記水溶性ポリマー、前記水還元性ポリマー、前記水分散性ポリマーまたはそれらの混合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(M)を0.50未満とするのに必要な量で存在する、態様65に記載のインク組成物。
(態様67)さらに付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含む、態様65に記載のインク組成物。
(態様68)さらにアクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから調製した付加ポリマー、ポリエステルまたはポリウレタンを含む、態様65に記載のインク組成物。
(態様69)前記アクリルモノマーが、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマーを含む、態様68に記載のインク組成物。
(態様70)前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様69に記載のインク組成物。
(態様71)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様68に記載のインク組成物。
(態様72)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様68に記載のインク組成物。
(態様73)さらに前記記録要素の表面に浸透しない非揮発性有機化合物を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様74)前記非揮発性有機化合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(M)を0.50未満とするのに必要な量で存在する、態様73に記載のインク組成物。
(態様75)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様73に記載のインク組成物。
(態様76)前記付加ポリマー、前記縮合ポリマーまたはそれらの混合物の前記マゼンタ顔料に対する比が少なくとも0.3である、態様67に記載のインク組成物。
(態様77)前記付加ポリマー、前記縮合ポリマーまたはそれらの混合物の前記マゼンタ顔料に対する比が少なくとも0.5である、態様67に記載のインク組成物。
(態様78)前記イエロー顔料が、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー13およびピグメントイエロー93からなる群から選択された顔料を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様79)前記イエロー顔料の中央粒度が、0.3マイクロメートル未満である、態様55に記載のインク組成物。
(態様80)前記イエロー顔料の中央粒度が、0.15マイクロメートル未満である、態様55に記載のインク組成物。
(態様81)前記イエロー顔料が、複合着色剤粒子である、態様55に記載のインク組成物。
(態様82)前記イエロー顔料が、ポリマーにより分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様83)前記イエロー顔料が、両親媒性物質により分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様84)前記イエロー顔料が、N−メチル−N−オレオイルタウレートの無機塩により分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様85)さらに粒子を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様86)さらにシリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様87)さらに水溶性ポリマー、水還元性ポリマーまたは水分散性ポリマーを含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様88)前記水溶性ポリマー、前記水還元性ポリマー、前記水分散性ポリマーまたはそれらの混合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(Y)を0.30未満とするのに必要な量で存在する、態様87に記載のインク組成物。
(態様89)さらに付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含む、態様87に記載のインク組成物。
(態様90)さらにアクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから調製した付加ポリマー、ポリエステルまたはポリウレタンを含む、態様87に記載のインク組成物。
(態様91)前記アクリルモノマーが、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマーを含む、態様90に記載のインク組成物。
(態様92)前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様91に記載のインク組成物。
(態様93)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様90に記載のインク組成物。
(態様94)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様90に記載のインク組成物。
(態様95)さらに前記記録要素の表面に浸透しない非揮発性有機化合物を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様96)前記非揮発性有機化合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(Y)を0.30未満とするのに必要な量で存在する、態様95に記載のインク組成物。
(態様97)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様95に記載のインク組成物。
(態様98)付加ポリマー、縮合ポリマーまたはそれらの混合物のイエロー顔料に対する比が少なくとも0.3である、態様89に記載のインク組成物。
(態様99)付加ポリマー、縮合ポリマーまたはそれらの混合物のイエロー顔料に対する比が少なくとも0.5である、態様89に記載のインク組成物。
(態様100)
少なくとも一種の顔料系インクを含んでなるインクジエット印刷用顔料系インクセットであって、
前記セットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
Figure 2004169032
[式中、Xはインクであり、nは試験画像の一部分として画像記録要素上に印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Xn)]maxはインクXを用いて印刷した濃度パッチについて算出した[NΔRS(Xn)]値の最大値であり;
画像記録要素の60度光沢値が少なくとも約5であり;
インクXについての前記試験画像は、パッチのインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも約1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
Figure 2004169032
(式中、RSmax(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、インクジエット印刷用顔料系インクセット。
(態様101)前記顔料系インクが、シアン顔料を含むシアンインク、マゼンタ顔料を含むマゼンタインク、またはイエロー顔料を含むイエローインクである態様100に記載のインクセット。
(態様102)前記シアン顔料が、金属フタロシアニン顔料を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様103)前記シアン顔料が、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー60およびビス(フタロシアニルアルミノ)テトラフェニルジシロキサンからなる群から選択された顔料を含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様104)前記マゼンタ顔料が、キナクリドン顔料を含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様105)前記マゼンタ顔料が、ピグメントレッド122、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202およびピグメントレッド207からなる群から選択された顔料を含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様106)前記イエロー顔料が、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー13およびピグメントイエロー93からなる群から選択された顔料を含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様107)前記顔料系インクが、無機顔料を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様108)前記顔料系インクが、中央粒度が約0.3マイクロメートル未満である顔料を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様109)前記顔料系インクが、中央粒度が約0.15マイクロメートル未満である顔料を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様110)前記顔料系インクが、カーボンブラックを含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様111)前記インクセットが、さらにシアン顔料を含むライトシアンインクまたはマゼンタ顔料を含むライトマゼンタインクを含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様112)前記インクセットが、さらにオレンジ顔料を含むオレンジインク、緑色顔料を含む緑色インク、バイオレット顔料を含むバイオレットインクまたは褐色顔料を含む褐色インクを含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様113)前記顔料系インクが、粒子を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様114)前記顔料系インクが、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様115)前記セットにおける各インクについての前記正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1により算出したときに1.15未満である、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様116)前記少なくとも一種の顔料系インクが、水溶性ポリマー、水還元性ポリマー、水分散性ポリマーまたはそれらの混合物を含み、前記水溶性ポリマー、前記水還元性ポリマー、前記水分散性ポリマーまたはそれらの混合物が、前記少なくとも一種の顔料系インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様117)前記少なくとも一種の顔料系インクが、付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含み、前記付加ポリマーまたは前記縮合ポリマーが、前記少なくとも一種の顔料系インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様118)前記少なくとも一種の顔料系インクが、アクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから調製された付加ポリマー、ポリエステルまたはポリウレタンを含み、前記付加ポリマー、前記ポリエステルまたは前記ポリウレタンが、前記少なくとも一種の顔料系インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様119)前記アクリルモノマーが、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマーを含み、前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様118に記載の顔料系インクセット。
(態様120)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様118に記載の顔料系インクセット。
(態様121)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様118に記載の顔料系インクセット。
(態様122)前記ポリウレタンが、水分散性である、態様118に記載の顔料系インクセット。
(態様123)前記顔料系インクが、さらに前記少なくとも一種の顔料系インクが印刷されたときに前記記録要素の表面に浸透しない一種以上の非揮発性有機化合物を含み、前記一種以上の非揮発性有機化合物が、前記インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様124)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様123に記載の顔料系インクセット。
(態様125)前記顔料系インクがさらに顔料を含み、且つ前記付加ポリマーまたは前記縮合ポリマーの前記顔料に対する比が少なくとも約0.5である、態様117に記載の顔料系インクセット。
(態様126)前記顔料系インクがさらに顔料を含み、且つ前記付加ポリマーまたは前記縮合ポリマーの前記顔料に対する比が少なくとも約0.7である、態様111に記載の顔料系インクセット。
127)インクジエット印刷方法であって、
A)デジタルデータ信号に応答するインクジエットプリンターを準備する工程と、
B)前記プリンターに第一画像記録要素を装填する工程と、
C)前記プリンターに、少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットであって、前記セットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))は、式1:
Figure 2004169032
[式中、Xはインクであり、nは試験画像の一部分として第二画像記録要素上に印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Xn)]maxはインクXを用いて印刷した濃度パッチについて算出した[NΔRS(Xn)]値の最大値であり;前記第二画像記録要素の60度光沢値が少なくとも約5であり;インクXについての前記試験画像は、パッチのインクレイダウンがゼロのインクレイダウンから少なくとも約1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn)):
Figure 2004169032
(式中、RSmax(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)により求められたものである]により算出したときに1.25未満である、インクセットを装填する工程と、
D)前記第一画像記録要素上に、デジタルデータ信号に応答して前記顔料系インクジエットインクセットを用いて印刷する工程と、
を含むインクジエット印刷方法。
光沢のある画像記録要素の表面を反射する光を示す図である。 艶消し画像記録要素の表面を反射する光を示す図である。
符号の説明
1…正反射
2…拡散反射
3…入射光
4…光沢のある画像記録要素
5…入射角
6…反射角
7…法線
8…観測者または検出器
9…艶消し画像記録要素

Claims (3)

  1. A)60度で測定した光沢値が少なくとも5であるインクジエット画像記録要素と、
    B)少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットと
    を含んでなるインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせであって、
    前記インクセットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
    Figure 2004169032
    [式中、Xはインクであり、nは試験画像の一部分として前記画像記録要素上に印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Xn)]maxはインクXを用いて印刷した濃度パッチについて算出した[NΔRS(Xn)]値の最大値であり;
    前記インクセットにおける各インクについての前記試験画像は、パッチ上のインクレイダウンが、インクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
    前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
    Figure 2004169032
    (式中、RSmax(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)
    により求められたものである]
    により算出したときに1.25未満である、
    インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ。
  2. シアン顔料と、水と、水混和性保湿剤および/または水混和性有機補助溶媒、随意選択の界面活性剤、もしくはそれらの混合物とを含んでなるインクジエット印刷用シアン顔料系インク組成物であって、
    前記インク組成物の正規化した微分正反射率(NΔRs(C))が、式1:
    Figure 2004169032
    [式中、Cは前記シアンインク組成物であり、nは試験画像の一部分として印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Cn)]maxは前記シアンインク組成物を用いて印刷した濃度パッチについて算出した正規化した微分正反射率の最大値であり;
    画像記録要素の60度光沢値が少なくとも5であり;
    前記シアンインク組成物の試験画像は、パッチ上のインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
    前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Cn))は式2:
    Figure 2004169032
    (式中、RSmax(Cn)はパッチCnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Cn)はパッチCnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Cn)はパッチCnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)
    により求められたものである]
    により算出したときに1.25未満である、シアン顔料系インク組成物。
  3. 少なくとも一種の顔料系インクを含んでなるインクジエット印刷用顔料系インクセットであって、
    前記セットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
    Figure 2004169032
    [式中、Xはインクであり、nは試験画像の一部分として画像記録要素上に印刷した各濃度パッチと関連した整数であり、[NΔRS(Xn)]maxはインクXを用いて印刷した濃度パッチについて算出した[NΔRS(Xn)]値の最大値であり;
    画像記録要素の60度光沢値が少なくとも約5であり;
    インクXについての前記試験画像は、パッチのインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも約1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
    前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
    Figure 2004169032
    (式中、RSmax(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最大正反射率であり、RSmin(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における最小正反射率であり、RSmean(Xn)はパッチXnについての390nm〜720nmの可視スペクトル領域における平均正反射率である)
    により求められたものである]
    により算出したときに1.25未満である、インクジエット印刷用顔料系インクセット。
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