JP2004169032A - インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 A)60度で測定した光沢値が少なくとも5であるインクジエット画像記録要素と、
B)少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットと
を含んでなるインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせであって、
前記インクセットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
【数1】
[式中の各記号は明細書中に規定するものである]
により算出したときに1.25未満である、
インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ。
【選択図】 なし
Description
A)60度で測定した光沢値が少なくとも5であるインクジエット画像記録要素と、
B)少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットと
を含んでなるインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせであって、
前記インクセットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
前記インクセットにおける各インクについての前記試験画像は、パッチ上のインクレイダウンが、インクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、
インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせを提供することにより上記問題が克服される。
不透明物体の色の見えは、部分的には物体から反射される光の挙動によるものであることは、色測定の技術分野では周知である。色測定についての完全な説明については、R.W.G.Hunt,「Measuring Color(色の測定)」,2nd Edition,Ellis Horwood社発行(1991)を参照されたい。反射率は、拡散反射率と正反射率の観点から評価される。反射率分光分析法についての完全な説明については、W.W.WendlandtおよびH.G.Hecht,「Chemical Analysis(化学分析)」,第21巻,第2章および第3章,Interscience Publishers発行(1966)を参照されたい。光源からの放射線のほとんどは、物体に入り、物質が光と相互作用すると部分的に吸収されたり、散乱されたりする。人は、物体を通過した(透過した)光または物体から散乱して戻った光(拡散反射)の部分を観察する。正反射は、入射光の一部分が物体に進入せず、最初の媒体(通常は、空気)と物体との間の界面と相互作用して散乱するときに生じる。拡散反射は、典型的には観察物体から出るときに全方向に等しく分散(均等拡散反射と称される)し、一方、正反射は、表面粗さに応じて高度に方向性がある。
顔料からインクを調製する方法は、一般的に:(a)顔料を一次粒子にまで粉砕する分散工程または微粉砕工程と、(b)工程(a)からの分散顔料コンセントレートを、キャリアおよび他の添加剤で希釈して使用濃度インクを調製する工程の2工程を含む。微粉砕工程では、顔料を、通常硬質の不活性ミリングメディアとともにキャリア(典型的には完成インクにおけるキャリアと同じ)に懸濁させる。この顔料コンセントレートに機械エネルギーを加え、ミリングメディアと顔料との間の衝突により、顔料を一次粒子に解凝集させる。分散剤もしくは安定化剤またはそれらの両方を分散した顔料コンセントレートに添加して解凝集を容易にし、粒子の安定性を維持し、粒子の再凝集および沈降を阻止する。
60°で測定した光沢値が少なくとも5であるいずれの画像記録要素も、本発明の組み合わせに使用できる。インクセットで印刷する画像記録要素は、NΔRS(X)を求めるのに使用される画像記録要素と同じとなることができる。好ましい実施態様によれば、画像記録要素は、60°光沢値が少なくとも30である。
シアン顔料分散液
平均直径が50マイクロメートルである高分子ビーズ325gと、ピグメントブルー15:3(Sun Chemical社)30.0gと、オレオイルメチルタウリン酸カリウム(KOMT)10.5gと、脱イオン水209.5gとの混合物を調製した。これらの成分を、二重壁容器中、Morehouse−Cowles Hochmeyer製高エネルギーメディアミルを用いて室温で8時間微粉砕した。この混合物を、4〜8マイクロメートルブフナー漏斗により濾過して高分子ビーズを除去し、得られた濾液を希釈して顔料最終濃度10.0質量%であるシアン顔料分散液を得た。顔料の中央粒度は、MICROTRACII超微粒子アナライザー(UPA)(Leeds&Northrup製)を用いて測定したとき、40nmであった。濃度を230ppmとするのに必要な量のProxel(商標)GXL(Avecia社)を添加した。
ピグメントブルー15:3の代わりにピグメントレッド122(Sun Chemical社)を使用する以外は、シアン顔料分散液と同様にしてマゼンタ顔料分散液を調製した。顔料の最終濃度は11.6質量%であり、平均粒度は15nmであった。
ピグメントブルー15:3の代わりにピグメントイエロー155(Clariant社)を使用する以外は、シアン顔料分散液と同様にしてイエロー顔料分散液を調製した。顔料の最終濃度は10.0質量%であり、平均粒度は10nmであった。
本発明のシアンインクC−1
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、シアンインクC-1を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール6.5質量%、グリセロール3質量%、エチレングリコールブチルエーテル(Dowanol(商標)EB;Dow Chemical社製)2.5質量%、Surfynol(商標)465(Air Products and Chemicals社)0.2質量%、Joncryl(商標)70(S.C.Johnson社より入手可能なスチレン−アクリルコポリマー)をインク総質量に対して、0.95質量%などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
シアン顔料分散液の代わりにマゼンタ顔料分散液2.1質量%を使用し、ジエチレングリコール4.5質量%を使用し、Joncryl(商標)70を1.5質量%使用した以外は、シアンインクC−1と同様にして、マゼンタインクM−1を調製した。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、マゼンタインクM−1と同様にして、イエローインクY−1を調製した。
Joncryl(商標)70の代わりにMeadWestvaco社より入手可能なスチレン−アクリルコポリマーであるTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、シアンインクC−1と同様にして、シアンインクC−2を調製した。
Joncryl(商標)70の代わりにTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、マゼンタインクM−1と同様にして、マゼンタインクM−2を調製した。
Joncryl(商標)70の代わりにTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、イエローインクY−1と同様にして、イエローインクY−2を調製した。
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、シアンインクC−3を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール11.0質量%、グリセロール6.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Silwet(商標)L−77(Witco社)1.0質量%、Eastman Chemical社より入手可能なポリエステルであるEastman AQ(商標)55(インク総質量に対してポリエステル0.95質量%となる量)などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
シアン顔料分散液の代わりにマゼンタ顔料分散液2.1質量%を使用し、ジエチレングリコール9.0質量%を使用し、Eastman AQ(商標)55 1.5質量%を使用した以外は、シアンインクC−3と同様にして、マゼンタインクM−3を調製した。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、マゼンタインクM−3と同様にして、イエローインクY−3を調製した。
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、シアンインクC-4を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール12.0質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4655が1.2質量%であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.9であった。
上記したマゼンタ顔料分散液をインク総質量に対して顔料2.1質量%となる量で使用して、マゼンタインクM-4を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール10.0質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4655が1.96質量%などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.9であった。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、マゼンタインクM−4と同様にして、イエローインクY−4を調製した。
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC−1を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール13.5質量%、グリセロール6.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%であった。
上記したマゼンタ顔料分散液をインク総質量に対して顔料2.1質量%となる量で使用して、比較マゼンタインクCM−1を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール12.0質量%、グリセロール6.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%であった。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−1と同様にして、比較イエローインクCY−1を調製した。
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC-2を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール17.0質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4655が0.4質量%であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.3であった。
上記したマゼンタ顔料分散液をインク総質量に対して顔料2.1質量%となる量で使用して、比較マゼンタインクCM-2を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール15.0質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4655が0.65質量%などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.3であった。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−2と同様にして、比較イエローインクCY−2を調製した。
米国特許第6,426,167号に記載の方法に準じて、ネオペンチルグリコールとビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸とビス(シクロヘキシルメチレン)ジイソシアネート(モル比=1:2:3)のポリウレタンコポリマー25質量%からなるポリウレタンコポリマー分散液を調製した。このコポリマーを、ポリウレタンNBBと称する。
シアン顔料分散液の代わりにマゼンタ顔料分散液2.1質量%を使用し、ジエチレングリコール4.5質量%を使用し、ポリウレタンNBB1.0質量%を使用した以外は、比較シアンインクCC−3と同様にして、比較マゼンタインクCM−3を調製した。コポリマーの顔料に対する比は、0.5であった。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−3と同様にして、比較イエローインクCY−3を調製した。
ポリウレタンNBBの代わりにJoncryl(商標)70を使用した以外は、比較シアンインクCC−3と同様にして、比較シアンインクCC−4を調製した。
ポリウレタンNBBの代わりにJoncryl(商標)70を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−3と同様にして、比較マゼンタインクCM−4を調製した。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−4と同様にして、比較イエローインクCY−4を調製した。
ポリウレタンNBBの代わりにTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、比較シアンインクCC−3と同様にして、比較シアンインクCC−5を調製した。
ポリウレタンNBBの代わりにTruDot(商標)IJ−4655を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−3と同様にして、比較マゼンタインクCM−5を調製した。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−5と同様にして、比較イエローインクCY−5を調製した。
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC−6を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール9.0質量%、グリセロール6.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Silwet(商標)L−77が1.0質量%、インク総質量に対してポリエステル0.7質量%とする量のEastman AQ(商標)55であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.5であった。
シアン顔料分散液の代わりにマゼンタ顔料分散液2.1質量%を使用し、ジエチレングリコール7.0質量%を使用し、Eastman AQ(商標)55を1.0質量%を使用した以外は、比較シアンインクCC−6と同様にして、比較マゼンタインクCM−6を調製した。コポリマーの顔料に対する比は、0.5であった。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−6と同様にして、比較イエローインクCY−6を調製した。
上記したシアン顔料分散液をインク総質量に対して顔料1.4質量%となる量で使用して、比較シアンインクCC−7を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール3.5質量%、グリセロール2.0質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、MeadWestvaco社より入手可能なスチレン−アクリルコポリマーであるTruDot(商標)IJ−4680が0.95質量%であった。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
上記したマゼンタ顔料分散液をインク総質量に対して顔料2.1質量%となる量で使用して、比較マゼンタインクCM−7を得た。他の添加剤は、ジエチレングリコール3.0質量%、グリセロール1.5質量%、エチレングリコールブチルエーテル2.5質量%、Surfynol(商標)465が0.2質量%、TruDot(商標)IJ−4680が1.5質量%などであった。コポリマーの顔料に対する比は、0.7であった。
マゼンタ顔料分散液の代わりにイエロー顔料分散液を使用した以外は、比較マゼンタインクCM−7と同様にして、比較イエローインクCY−7を調製した。
上記のインクを、各々シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクからなる三色インクセットとして評価した。さらに、以下のインクセットを、比較例として評価した。例において使用した全てのインクセットを、表1に示す。
比較インクセットCIS−1は、Encad社からEncad Graphic Outdoor(商標)(GO)インクとして入手可能なシアン顔料系インク、マゼンタ顔料系インクおよびイエロー顔料系インクから構成されるものであった。シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクのカタログ番号は、それぞれ210504−00、210505−00および210506−00であった。
比較インクセットCIS−2は、Epson社からEpson Stylus Photo 2000Pとして入手可能なシアン顔料系インク、マゼンタ顔料系インクおよびイエロー顔料系インクから構成されるものであった。この三色カートリッジのカタログ番号は、T106201であった。
比較インクセットCIS−3は、Epson社からEpson Stylus C80として入手可能なシアン顔料系インク、マゼンタ顔料系インクおよびイエロー顔料系インクから構成されるものであった。シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクのカタログ番号は、それぞれT032220、T032320およびT032420であった。
比較インクセットCIS−4は、Hewlett−Packard社からHewlett−Packard 5000UVインクとして入手可能なシアン顔料系インク、マゼンタ顔料系インクおよびイエロー顔料系インクから構成されるものであった。シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインクのカタログ番号は、それぞれC4941A、C4942AおよびC4943Aであった。
Lexmark Z51インクジエットプリンターとカタログ番号12A1990の空インクカートリッジを用いて、インクセットIS−1〜IS−4およびCIS−5〜CIS−11の印刷をおこなった。CIS−2についてはEpson Stylus Photo 2000Pプリンターを用いて印刷をおこない、CIS−3についてはEpson Stylus C80プリンターを用いて印刷をおこない、CIS−4については、Hewlett−Packard DesignJet 5000プリンターを用いて印刷をおこなった。全ての場合において、印刷はカラーマネージメントを用いず、各パッチが単一のインクで印刷されるようにした。
Photo Research Spectroscan社から入手可能な直線フォトダイオードアレイスペクトル測定装置であるPR−705分光放射計を用いて、正反射率測定値を得た。光源は、相関色温度が6700KであるOriel光学繊維イルミネータ77501であり、液体光ガイド(Θi=45°)を用いて投射した。検出器のアパーチャーは、0.5°×1.5°であった。
(態様1)
A)60度で測定した光沢値が少なくとも5であるインクジエット画像記録要素と、
B)少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットと
を含んでなるインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせであって、
前記インクセットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
前記インクセットにおける各インクについての前記試験画像は、パッチ上のインクレイダウンが、インクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、
インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ。
(態様2)前記顔料系インクが、シアン顔料を含むシアンインク、マゼンタ顔料を含むマゼンタインク、またはイエロー顔料を含むイエローインクである態様1に記載の組み合わせ。
(態様3)前記シアン顔料が、金属フタロシアニン顔料またはビス(フタロシアニルアルミノ)テトラフェニルジシロキサン顔料を含む、態様2に記載の組み合わせ。
(態様4)前記マゼンタ顔料が、ピグメントレッド122、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202およびピグメントレッド207からなる群から選択された顔料を含む、態様2に記載の組み合わせ。
(態様5)前記イエロー顔料が、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー13およびピグメントイエロー93からなる群から選択された顔料を含む、態様2に記載の組み合わせ。
(態様6)前記顔料系インクが、中央粒度が0.3マイクロメートル未満である顔料を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様7)前記顔料系インクが、中央粒度が0.15マイクロメートル未満である顔料を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様9)前記顔料系インクが、水溶性ポリマー、水還元性ポリマー、水分散性ポリマーまたはそれらの混合物を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様10)前記水溶性ポリマー、前記水分散性ポリマー、前記水還元性ポリマーまたはそれらの混合物が、顔料系インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様9に記載の組み合わせ。
(態様11)前記顔料系インクが、付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含む、態様9に記載の組み合わせ。
(態様12)前記顔料系インクが、アクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから調製した付加ポリマー、ポリエステルまたはポリウレタンを含む、態様9に記載の組み合わせ。
(態様14)前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様13に記載の組み合わせ。
(態様15)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様12に記載の組み合わせ。
(態様16)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様12に記載の組み合わせ。
(態様17)前記顔料系インクが、さらに前記記録要素の表面に浸透しない非揮発性有機化合物を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様19)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様17に記載の組み合わせ。
(態様20)前記顔料系インクがさらに顔料を含み、且つ付加ポリマーまたは縮合ポリマーの顔料に対する比が少なくとも0.5である、態様9に記載の組み合わせ。
(態様21)前記顔料系インクがさらに顔料を含み、且つ付加ポリマーまたは縮合ポリマーの顔料に対する比が少なくとも0.7である、態様9に記載の組み合わせ。
(態様22)前記画像記録要素の光沢値が、60°で測定したとき少なくとも30である、態様1に記載の組み合わせ。
(態様23)前記画像記録要素が、支持体上に塗布されたインク受容層を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様24)前記画像記録要素が、支持体上に塗布された多孔性インク受容層を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様25)前記画像記録要素が、支持体上に塗布されたインク受容層を含み、前記インク受容層が、前記インク受容層の総乾燥質量基準で、少なくとも20質量%の粒子と50質量%未満の高分子バインダーを含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様26)前記粒子が、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様25に記載の組み合わせ。
(態様28)前記画像記録要素が、支持体上に塗布された無孔膨潤性インク受容層を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様29)前記画像記録要素が、支持体上に塗布された無孔膨潤性インク受容層を含み、前記無孔膨潤性インク受容層がゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリジノン、ポリビニルアセテート、セルロース誘導体またはそれらの誘導体を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様30)前記画像記録要素が、支持体上に塗布されたインク受容層を含み、前記インク受容層が高分子開口気孔膜を含む、態様1に記載の組み合わせ。
(態様31)
シアン顔料と、水と、水混和性保湿剤および/または水混和性有機補助溶媒、随意選択の界面活性剤、もしくはそれらの混合物とを含んでなるインクジエット印刷用シアン顔料系インク組成物であって、
前記インク組成物の正規化した微分正反射率(NΔRs(C))が、式1:
画像記録要素の60度光沢値が少なくとも5であり;
前記シアンインク組成物の試験画像は、パッチ上のインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Cn))は式2:
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、シアン顔料系インク組成物。
(態様32)前記シアン顔料が、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー60およびビス(フタロシアニルアルミノ)テトラフェニルジシロキサンからなる群から選択された顔料を含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様33)前記シアン顔料の中央粒度が、0.3マイクロメートル未満である、態様31に記載のインク組成物。
(態様35)前記シアン顔料が、複合着色剤粒子である、態様31に記載のインク組成物。
(態様36)前記シアン顔料が、ポリマーにより分散されている、態様31に記載のインク組成物。
(態様37)前記シアン顔料が、両親媒性物質により分散されている、態様31に記載のインク組成物。
(態様39)さらに粒子を含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様40)さらにシリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様41)さらに水溶性ポリマー、水還元性ポリマーまたは水分散性ポリマーを含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様42)前記水溶性ポリマー、前記水還元性ポリマー、前記水分散性ポリマーまたはそれらの混合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(C)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様41に記載のインク組成物。
(態様43)さらに付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含む、態様41に記載のインク組成物。
(態様45)前記アクリルモノマーが、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマーを含む、態様44に記載のインク組成物。
(態様46)前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様45に記載のインク組成物。
(態様47)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様44に記載のインク組成物。
(態様48)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様44に記載のインク組成物。
(態様49)さらに前記記録要素の表面に浸透しない非揮発性有機化合物を含む、態様31に記載のインク組成物。
(態様50)前記非揮発性有機化合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(C)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様49に記載のインク組成物。
(態様51)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様49に記載のインク組成物。
(態様52)付加ポリマーまたは縮合ポリマーのシアン顔料に対する比が少なくとも0.3である、態様41に記載のインク組成物。
(態様53)付加ポリマーまたは縮合ポリマーのシアン顔料に対する比が少なくとも0.5である、態様41に記載のインク組成物。
(態様55)前記顔料系インクが、シアン顔料を含むシアンインク、マゼンタ顔料を含むマゼンタインク、またはイエロー顔料を含むイエローインクである態様31に記載のインク組成物。
(態様56)前記マゼンタ顔料が、ピグメントレッド122、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202およびピグメントレッド207からなる群から選択された顔料を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様57)前記マゼンタ顔料の中央粒度が、0.3マイクロメートル未満である、態様55に記載のインク組成物。
(態様58)前記マゼンタ顔料の中央粒度が、0.15マイクロメートル未満である、態様55に記載のインク組成物。
(態様59)前記マゼンタ顔料が、複合着色剤粒子である、態様55に記載のインク組成物。
(態様61)前記マゼンタ顔料が、両親媒性物質により分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様62)前記マゼンタ顔料が、N−メチル−N−オレオイルタウレートの無機塩により分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様63)さらに粒子を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様64)さらにシリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様66)前記水溶性ポリマー、前記水還元性ポリマー、前記水分散性ポリマーまたはそれらの混合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(M)を0.50未満とするのに必要な量で存在する、態様65に記載のインク組成物。
(態様67)さらに付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含む、態様65に記載のインク組成物。
(態様68)さらにアクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから調製した付加ポリマー、ポリエステルまたはポリウレタンを含む、態様65に記載のインク組成物。
(態様70)前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様69に記載のインク組成物。
(態様71)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様68に記載のインク組成物。
(態様72)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様68に記載のインク組成物。
(態様73)さらに前記記録要素の表面に浸透しない非揮発性有機化合物を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様75)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様73に記載のインク組成物。
(態様76)前記付加ポリマー、前記縮合ポリマーまたはそれらの混合物の前記マゼンタ顔料に対する比が少なくとも0.3である、態様67に記載のインク組成物。
(態様77)前記付加ポリマー、前記縮合ポリマーまたはそれらの混合物の前記マゼンタ顔料に対する比が少なくとも0.5である、態様67に記載のインク組成物。
(態様78)前記イエロー顔料が、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー13およびピグメントイエロー93からなる群から選択された顔料を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様79)前記イエロー顔料の中央粒度が、0.3マイクロメートル未満である、態様55に記載のインク組成物。
(態様81)前記イエロー顔料が、複合着色剤粒子である、態様55に記載のインク組成物。
(態様82)前記イエロー顔料が、ポリマーにより分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様83)前記イエロー顔料が、両親媒性物質により分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様84)前記イエロー顔料が、N−メチル−N−オレオイルタウレートの無機塩により分散されている、態様55に記載のインク組成物。
(態様86)さらにシリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様87)さらに水溶性ポリマー、水還元性ポリマーまたは水分散性ポリマーを含む、態様55に記載のインク組成物。
(態様88)前記水溶性ポリマー、前記水還元性ポリマー、前記水分散性ポリマーまたはそれらの混合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(Y)を0.30未満とするのに必要な量で存在する、態様87に記載のインク組成物。
(態様89)さらに付加ポリマーまたは縮合ポリマーを含む、態様87に記載のインク組成物。
(態様91)前記アクリルモノマーが、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマーを含む、態様90に記載のインク組成物。
(態様92)前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様91に記載のインク組成物。
(態様93)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様90に記載のインク組成物。
(態様94)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様90に記載のインク組成物。
(態様96)前記非揮発性有機化合物が、前記インク組成物についての正規化した微分正反射率NΔRS(Y)を0.30未満とするのに必要な量で存在する、態様95に記載のインク組成物。
(態様97)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様95に記載のインク組成物。
(態様98)付加ポリマー、縮合ポリマーまたはそれらの混合物のイエロー顔料に対する比が少なくとも0.3である、態様89に記載のインク組成物。
(態様99)付加ポリマー、縮合ポリマーまたはそれらの混合物のイエロー顔料に対する比が少なくとも0.5である、態様89に記載のインク組成物。
少なくとも一種の顔料系インクを含んでなるインクジエット印刷用顔料系インクセットであって、
前記セットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
画像記録要素の60度光沢値が少なくとも約5であり;
インクXについての前記試験画像は、パッチのインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも約1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、インクジエット印刷用顔料系インクセット。
(態様101)前記顔料系インクが、シアン顔料を含むシアンインク、マゼンタ顔料を含むマゼンタインク、またはイエロー顔料を含むイエローインクである態様100に記載のインクセット。
(態様102)前記シアン顔料が、金属フタロシアニン顔料を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様103)前記シアン顔料が、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー60およびビス(フタロシアニルアルミノ)テトラフェニルジシロキサンからなる群から選択された顔料を含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様104)前記マゼンタ顔料が、キナクリドン顔料を含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様105)前記マゼンタ顔料が、ピグメントレッド122、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202およびピグメントレッド207からなる群から選択された顔料を含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様106)前記イエロー顔料が、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー13およびピグメントイエロー93からなる群から選択された顔料を含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様108)前記顔料系インクが、中央粒度が約0.3マイクロメートル未満である顔料を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様109)前記顔料系インクが、中央粒度が約0.15マイクロメートル未満である顔料を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様110)前記顔料系インクが、カーボンブラックを含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様111)前記インクセットが、さらにシアン顔料を含むライトシアンインクまたはマゼンタ顔料を含むライトマゼンタインクを含む、態様101に記載の顔料系インクセット。
(態様113)前記顔料系インクが、粒子を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様114)前記顔料系インクが、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、ジルコナ、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、高分子粒子またはそれらの混合物を含む、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様115)前記セットにおける各インクについての前記正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1により算出したときに1.15未満である、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様116)前記少なくとも一種の顔料系インクが、水溶性ポリマー、水還元性ポリマー、水分散性ポリマーまたはそれらの混合物を含み、前記水溶性ポリマー、前記水還元性ポリマー、前記水分散性ポリマーまたはそれらの混合物が、前記少なくとも一種の顔料系インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様118)前記少なくとも一種の顔料系インクが、アクリルモノマーおよび/またはスチレン系モノマーから調製された付加ポリマー、ポリエステルまたはポリウレタンを含み、前記付加ポリマー、前記ポリエステルまたは前記ポリウレタンが、前記少なくとも一種の顔料系インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様119)前記アクリルモノマーが、アクリル酸の誘導体、アクリル酸エステル、アクリルアミドまたは不飽和無水物もしくは不飽和イミドモノマーを含み、前記不飽和無水物または不飽和イミドモノマーが、重合後に完全にまたは部分的に加水分解されて対応のカルボン酸またはアミド官能性を形成する、態様118に記載の顔料系インクセット。
(態様120)前記スチレン系モノマーが、スチレンの誘導体、α−アルキルスチレン、トランス−β−アルキルスチレン、アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲン化スチレンまたはビニルナフタレンを含む、態様118に記載の顔料系インクセット。
(態様121)前記ポリエステルが、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ナトリウム、ジエチレングリコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールから誘導されたものである、態様118に記載の顔料系インクセット。
(態様123)前記顔料系インクが、さらに前記少なくとも一種の顔料系インクが印刷されたときに前記記録要素の表面に浸透しない一種以上の非揮発性有機化合物を含み、前記一種以上の非揮発性有機化合物が、前記インクについての正規化した微分正反射率NΔRS(X)を1.25未満とするのに必要な量で存在する、態様100に記載の顔料系インクセット。
(態様124)前記非揮発性有機化合物が、グリコール含有オリゴマーである、態様123に記載の顔料系インクセット。
(態様125)前記顔料系インクがさらに顔料を含み、且つ前記付加ポリマーまたは前記縮合ポリマーの前記顔料に対する比が少なくとも約0.5である、態様117に記載の顔料系インクセット。
(態様126)前記顔料系インクがさらに顔料を含み、且つ前記付加ポリマーまたは前記縮合ポリマーの前記顔料に対する比が少なくとも約0.7である、態様111に記載の顔料系インクセット。
A)デジタルデータ信号に応答するインクジエットプリンターを準備する工程と、
B)前記プリンターに第一画像記録要素を装填する工程と、
C)前記プリンターに、少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットであって、前記セットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))は、式1:
D)前記第一画像記録要素上に、デジタルデータ信号に応答して前記顔料系インクジエットインクセットを用いて印刷する工程と、
を含むインクジエット印刷方法。
2…拡散反射
3…入射光
4…光沢のある画像記録要素
5…入射角
6…反射角
7…法線
8…観測者または検出器
9…艶消し画像記録要素
Claims (3)
- A)60度で測定した光沢値が少なくとも5であるインクジエット画像記録要素と、
B)少なくとも一種の顔料系インクを含む顔料系インクジエットインクセットと
を含んでなるインクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせであって、
前記インクセットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
前記インクセットにおける各インクについての前記試験画像は、パッチ上のインクレイダウンが、インクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、
インクジエットインクセットと画像記録要素との組み合わせ。 - シアン顔料と、水と、水混和性保湿剤および/または水混和性有機補助溶媒、随意選択の界面活性剤、もしくはそれらの混合物とを含んでなるインクジエット印刷用シアン顔料系インク組成物であって、
前記インク組成物の正規化した微分正反射率(NΔRs(C))が、式1:
画像記録要素の60度光沢値が少なくとも5であり;
前記シアンインク組成物の試験画像は、パッチ上のインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Cn))は式2:
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、シアン顔料系インク組成物。 - 少なくとも一種の顔料系インクを含んでなるインクジエット印刷用顔料系インクセットであって、
前記セットにおける各インクについての正規化した微分正反射率(NΔRS(X))が、式1:
画像記録要素の60度光沢値が少なくとも約5であり;
インクXについての前記試験画像は、パッチのインクレイダウンがインクレイダウン無しから少なくとも約1.5の濃度を生じる最大レベルまで漸増するように印刷された一連の少なくとも10の濃度パッチからなり;
前記各パッチについての正規化した微分正反射率値(NΔRS(Xn))は式2:
により求められたものである]
により算出したときに1.25未満である、インクジエット印刷用顔料系インクセット。
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