JP2003237219A - 色の組と受容体との組み合わせにおけるインクジェットインクおよび受容体の選択方法 - Google Patents

色の組と受容体との組み合わせにおけるインクジェットインクおよび受容体の選択方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像形成領域と非像形成領域との間での光沢レ
ベル変動並びにカラー画像における種々の色の間での光
沢レベル変動が同時に最小化されている画像を生ずる事
が可能なインクジェットカラーインクの組と受容体との
組み合わせを選ぶための方法を提供する。 【解決手段】 インクジェットカラー印刷のための顔料
インクの組と受容体との組み合わせを選ぶ方法であっ
て、 a)各々のインクがキャリヤー及び顔料を含んでなる少
なくとも2色のインクを用意する事、 b)Dmax 濃度の単色パッチからなる試験画像を使用し
て受容体の組に上記インクを印刷する事、 c)予め規定された反射角で各々のパッチ及び上記受容
体の光沢レベルを測定する事、 d)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
差(RGD)(%)値を計算する事、 e)反射角として60°を使用した場合のRGD値が40%
未満となるように、上記インクの組と受容体との組み合
わせを選ぶ事、 を含む方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された、像形
成領域および非像形成領域における光沢差並びに色間の
光沢差を有する画像を提供する、インクジェット印刷の
ためのインクジェットカラーインクの組と多孔質インク
ジェット記録要素との組み合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なインクジェット記録システムま
たはインクジェット印刷システムにおいては、インク液
滴が、記録要素または記録媒体に向かってノズルから高
速で噴射され、媒体上に画像を生ずる。インク液滴(ま
たは記録液体)は、一般に、記録薬剤(例えば、染料ま
たは顔料)および大量の溶媒を含んでなる。溶媒(また
はキャリヤー液体)は、概して、水および有機材料(例
えば、一価アルコール、多価アルコール、またはこれら
の混合物)から作られている。
【0003】インクジェット記録要素は、概して、少な
くとも一方の表面に、インク受容層または画像受容層を
担持している支持体を含んでなり、このような要素に
は、不透明な支持体を有する、反射式観察を目的とする
もの、および透明な支持体を有する、透過光による観察
を目的とするものが含まれる。
【0004】インクジェット記録要素の重要な特性は、
それらが印刷後に素速く乾燥する必要があるということ
である。この目的のために、液体インクを有効に含有す
るのに十分な厚みおよび孔隙量を有する限り、ほぼ瞬間
的な乾燥を提供する多孔質記録要素が開発されてきた。
例えば、多孔質記録要素は、微粒子含有コーティングを
支持体に適用して、磨かれた平滑面と接触させた状態で
乾燥させる、キャストコーティングによって製造するこ
とができる。
【0005】現行のインクジェット記録要素の大きな不
都合の1つは、特に、顔料系インクを使用して印刷され
る画像上での「光沢差」である。顔料系インクにおいて
は、着色剤は、別個の粒子として存在する。これらの顔
料粒子は、通常は、顔料粒子が凝集および/または沈降
しないように保つのに役立つ分散剤または安定剤として
知られる添加剤で処理される。ゆえに、光沢面を有する
記録要素上に顔料系インクを印刷する場合、像形成領域
上のインクは、受容体の表面上に留まる傾向を有する。
「光沢差」には、「像形成および非像形成の光沢差」お
よび「色間での光沢差」の両方が含まれる場合がある。
「像形成および非像形成の光沢差」とは、非像形成領域
の光沢が像形成領域の光沢とは非常に異なる画像アーテ
ィファクトを意味する。「色間での光沢差」とは、異な
る色の像形成領域の光沢レベルが互いに非常に異なる画
像アーティファクトを意味する。いずれのタイプの画質
上の欠陥も、通常の観察者に対してさえ、極めて目立つ
場合がある。「光沢差」を改良するように設計されてい
る訳ではないけれども、この問題に対する1つの可能な
解決策は、印刷された画像を積層すること、または受容
体の頂部可融性高分子層を融着させて連続的なオーバー
コート層とすること(例えば、Wexlerの、2001年9月18
日に出願された、米国特許出願第09/954,779号明細書に
おいて開示されているもの)、または欧州特許第 10576
46号および同 1048466号の各明細書に記載されているよ
うに、像形成された領域の上に保護層を塗布すること、
などの技法によって、保護層で受容体全体を覆うことで
ある。しかしながら、これらの取り組みはいずれも、印
刷後に別個の工程を必要とし、過程全体を複雑で高価な
ものとする。
【0006】当該技術分野において要求されているもの
は、像形成領域および非像形成領域における光沢レベル
変動並びに受容体上に種々のインクが付着および乾燥さ
れる場合の種々の色の間での光沢レベルの変動を最小化
する方法である。この方法は、印刷後の別個の工程とし
てではなく、印刷過程の一部として行われるべきであ
る。
【0007】この出願の発明に関連する先行技術文献情
報としては次のものがある。
【特許文献1】米国特許第 4,597,794号明細書
【特許文献2】米国特許第 5,026,427号明細書
【特許文献3】米国特許第 5,085,698号明細書
【特許文献4】米国特許第 5,086,698号明細書
【特許文献5】米国特許第 5,141,556号明細書
【特許文献6】米国特許第 5,160,370号明細書
【特許文献7】米国特許第 5,169,436号明細書
【特許文献8】米国特許第 5,172,133号明細書
【特許文献9】米国特許第 5,853,965号明細書
【特許文献10】米国特許第 5,866,282号明細書
【特許文献11】米国特許第 5,874,205号明細書
【特許文献12】米国特許第 5,888,643号明細書
【特許文献13】米国特許第 5,888,681号明細書
【特許文献14】米国特許第 5,888,683号明細書
【特許文献15】米国特許第 5,888,714号明細書
【特許文献16】米国特許第 6,268,101号明細書
【0008】
【特許文献17】欧州特許出願公開明細書第 1 057 646
【特許文献18】欧州特許出願公開明細書第 1 048 466
【特許文献19】米国特許出願公開第10/034,721号明細
【特許文献20】米国特許出願公開第10/034,285号明細
【特許文献21】米国特許出願公開第10/032,931号明細
【特許文献22】米国特許出願公開第10/034,281号明細
【特許文献23】米国特許出願公開第09/954,779号明細
【非特許文献1】リサーチディスクロージャー、アイテ
ム308119、1989年12月、1007〜1008頁
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、像形成領域
と非像形成領域との間での光沢レベル変動並びにカラー
画像における種々の色の間での光沢レベル変動が同時に
最小化されている画像を生ずることが可能なインクジェ
ットカラーインクの組と受容体との組み合わせを選ぶた
めの方法を提供する。光沢変動は、インクが受容体上に
付着および乾燥された後に判断されるけれども、本発明
は、インクおよび受容体の選択並びに印刷過程の一部で
あって、印刷後の別個の工程ではない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、受容体
上の単色パッチから測定されて、インクの光沢レベルが
予め測定される。また、受容体の光沢レベルも、同様の
測定条件下で測定される。種々のインクの間での光沢レ
ベル変動並びに像形成領域と非像形成量との間での相対
光沢差の両方が計算される。インクと受容体との組み合
わせの相対光沢差並びに上記光沢変動を特定の範囲に同
時に保つことによって、画質が改良される。
【0011】
【発明の実施の形態】このゆえに、本発明は、インクジ
ェットカラー印刷のための顔料インクの組と受容体との
組み合わせを選ぶ方法であって、 a)各々のインクがキャリヤーおよび顔料を含んでなる
少なくとも2色のインクを用意すること、 b)Dmax 濃度( 100%ドット付着量)の単色パッチか
らなる試験画像を使用して受容体の組に上記インクを印
刷すること、 c)予め規定された反射角で各々のパッチおよび上記受
容体の光沢レベルを測定すること、 d)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
差(RGD)(%)値を計算すること、並びに e)反射角として60°を使用した場合のRGD値が40%
未満となるように、上記インクの組と受容体との組み合
わせを選ぶこと、を含み、 上記RGD値が、方程式(A)に従って計算され、
【0012】
【数12】
【0013】上式中、Iは、評価において使用される特
定のカラーパッチを識別する変数であり、Nは、評価に
おいて使用されるカラーパッチの総数である、方法を開
示する。
【0014】もう1つの態様は、インクジェットカラー
印刷のための顔料インクの組と受容体との組み合わせを
選ぶ方法であって、 a)各々のインクがキャリヤーおよび顔料を含んでなる
少なくとも2色のインクを用意すること、 b)Dmax 濃度( 100%ドット付着量)の単色パッチか
らなる試験画像を使用して受容体の組に上記インクを印
刷すること、 c)予め規定された反射角で各々のパッチおよび上記受
容体の光沢レベルを測定すること、 d)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
差(RGD)(%)値および相対光沢変動(RGV)
(%)値を計算すること、並びに e)反射角として60°を使用した場合の、RGD値が40
%未満となり、かつ、インク間のRGV値が10%未満と
なるように、色の組のためのインクと受容体との組み合
わせを選ぶこと、を含み、 上記RGD値およびRGV値が、それぞれ、方程式
(A)および(B)に従って計算され、
【0015】
【数13】
【0016】
【数14】
【0017】上式中、AGは、以下の式によって定義さ
れ、
【0018】
【数15】
【0019】Iは、評価において使用される特定のカラ
ーパッチを識別する変数であり、Nは、評価において使
用されるカラーパッチの総数である、方法を開示する。
【0020】さらにもう1つの態様は、インクジェット
カラー印刷のための顔料インクの組と受容体との組み合
わせを選ぶ方法であって、 a)各々のインクがキャリヤーおよび顔料を含んでなる
少なくとも2色のインクを用意すること、 b)上記インクの顔料粒子の大きさを調整して、所望の
光沢を達成すること、 c)Dmax 濃度( 100%ドット付着量)の単色パッチか
らなる試験画像を使用して受容体の組に上記インクを印
刷すること、 d)予め規定された反射角で各々のパッチおよび上記受
容体の光沢レベルを測定すること、 e)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
差(RGD)値および相対光沢変動(RGV)値を計算
すること、並びに f)反射角として60°を使用した場合の、RGD値が40
%未満となり、かつ、インク間のRGV値が10%未満と
なるように、色の組のためのインクと受容体との組み合
わせを選ぶこと、を含み、 上記RGD値およびRGV値が、それぞれ、上記方程式
(A)および(B)に従って計算される、方法が開示さ
れる。
【0021】もう1つの態様は、インクジェットカラー
印刷のための顔料インクの組と受容体との組み合わせを
選ぶ方法であって、 a)各々のインクがキャリヤーおよび顔料を含んでなる
少なくとも2色のインクを用意すること、 b)所望の光沢を達成するように選ばれた粒径を有する
非フィルム形成性粒子をインクに添加すること、 c)Dmax 濃度( 100%ドット付着量)の単色パッチか
らなる試験画像を使用して受容体の組に上記インクを印
刷すること、 d)予め規定された反射角で各々のパッチおよび上記受
容体の光沢レベルを測定すること、 e)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
差(RGD)値および相対光沢変動(RGV)値を計算
すること、並びに f)反射角として60°を使用した場合の、RGD値が40
%未満となり、かつ、インク間のRGV値が10%未満と
なるように、色の組のためのインクと受容体との組み合
わせを選ぶこと、を含み、 上記RGD値およびRGV値が、それぞれ、上記方程式
(A)および(B)に従って計算される、方法が開示さ
れる。
【0022】さらにもう1つの態様は、インクジェット
インクの組と記録要素との組み合わせであって、 A)少なくとも約5の60°鏡面光沢度を有する多孔質イ
ンクジェット記録要素、および B)少なくとも2種のインクを含む顔料系インクジェッ
トインクの組、を含んでなり、反射角として60°を使用
した場合の上記RGD値が40%未満であり、上記RGD
値が、上記方程式(A)に従って計算される、組み合わ
せが開示される。
【0023】また、印刷方法も開示される。
【0024】本発明の利点は、上記受容体上での、像形
成領域と非像形成領域との間での光沢差並びに印刷され
るカラー画像における種々の色の間での光沢差を最小化
することであり、このことは、初期印刷過程の一部とし
て行われる。
【0025】インクの組および受容体の光沢の整合 表面の光沢(一般的には鏡面光沢と称される)は、鏡状
の表面に近付く度合いであると定義される。それは、入
射角に等しい反射角または入射角に近い反射角において
反射されるエネルギーの量の尺度である。鏡面光沢は、
種々の角度(例えば、表面法線から20°、30°、45°、
60°、75°、および80°)において、光沢単位によって
測定することができる。光沢度計を使用して、種々の角
度における試料の光沢を測定する。BYK-Gardner micro-
TRI-glossmeterは、このような機器の例である。
【0026】本発明において使用される多孔質受容体
は、5以上の60°鏡面光沢度を有するインク記録要素を
指す。インクジェット記録要素は、概して、少なくとも
一方の表面に、インク受容層または画像形成層を担持し
ている支持体を含んでなり、インク受容層は、毛管作用
によってインクを吸収する多孔質層である。受容体の光
沢レベルは、受容体層の設計および各々の層における各
成分の性質(例えば、表面コーティングの粒径、支持体
の表面粗さなど)によって達成することができる。例え
ば、インク受容層中の無機粒子の大きさを変更すること
によって、 KodakInstant-Dry Photographic Glossy Me
dia(カタログ番号 8103137)の60°光沢レベルは、64
の値に達する。
【0027】一方、 Epson Photoglossy Paper(商標)
SP91001 の60°光沢レベルは、34しかない。さらに、当
該技術分野において知られているように、受容体内の支
持体の表面平滑性を変えることによっても、光沢レベル
を変更することができる。例えば、Kodak Instant-Dry
Photographic媒体は、支持体製造の樹脂塗布工程におい
て使用される冷却ロールの表面平滑性を変えることによ
って(例えば、F−表面対テクスチャード加工されたE
−表面)、30の60°光沢レベル( Satin Media、カタロ
グ番号 8648263)から64の60°光沢レベル(Glossy Med
ia、カタログ番号 8103137)までの、広範囲の光沢レベ
ルを有する。
【0028】受容体上にインクを印刷する場合、印刷さ
れる画像の光沢レベルは、インクおよび受容体の両方に
よって定まる。例えば、インク中のポリマーの屈折率、
印刷後のインク中のポリマーのフィルム形成特性、およ
び受容体上でのインク装填付着などのインク特性は、個
々にまたは組み合わさって、印刷される画像の光沢に影
響を及ぼす場合がある。顔料系インクについては、例え
ば、2001年12月28日に出願された、Chen他の米国特許出
願公開第10/034,721号明細書において開示されているも
ののように、顔料の粒径および粒径分布、および非フィ
ルム形成姓粒子の使用もまた、光沢レベルに大きい影響
を及ぼし得る。本発明は、受容体の光沢レベルを、イン
クの組から生ずる光沢レベルと整合するように設計する
と、印刷される画像の像形成領域と非像形成領域との間
の光沢差がより目立たなくなることを発見した。そのう
え、種々のインクの間での光沢レベルの変動を特定の範
囲に保つことによって、印刷される画像の色間の光沢差
がより目立たなくなる。これらの両方により、全体とし
てのプリントの画質の改良が助けられる。
【0029】本発明において、受容体とインクの組との
間の整合性は、方程式Aにおいて定義されている相対光
沢差(RGD)(%)と呼ばれるパラメーターによって
特徴付けられる。色間の光沢差は、方程式Bにおいて定
義されている平均光沢(AG)から導かれる、相対光沢
変動(RGV)(%)と呼ばれるパラメーターによって
特徴付けられる。
【0030】
【数16】
【0031】
【数17】
【0032】上式中、AGは、以下の式によって定義さ
れ、
【0033】
【数18】
【0034】Iは、評価において使用される特定のカラ
ーパッチを識別する変数であり、Nは、評価において使
用されるカラーパッチの総数である。
【0035】本発明において、RGDおよびRGVは、
以下の手順に基づいて得られる。少なくとも2種のイン
クを含んでなる選ばれたインクの組をプリンター中に装
填し、試験画像を使用して本発明の記録要素上に印刷す
る。この試験画像は、Dmax濃度( 100%ドット付着
量)の単色パッチを含むように設計されている。ばらつ
きのない光沢測定のためには、このパッチの大きさが十
分に大きい(例えば、およそ3×3cmの大きさ)必要が
ある。また、画素レベルでインクによって覆われていな
い局所的な領域からの光沢への寄与を最小化するために
は、ドット付着量も重要である。通常は、 100%ドット
付着量において、 1.5の反射濃度(Dmax)を達成し得
る。上記評価において使用される色は、原色(例えば、
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)または任意選
択的な第二色(例えば、赤、緑、青)、プロセスブラッ
ク(シアン、マゼンタ、およびイエローの組み合わせ)
または 400%ブラック(シアン、マゼンタ、イエロー、
およびブラックの組み合わせ)などの、選ばれたインク
の組によって生じさせることが可能な色のいずれの組み
合わせを含んでいてもよい。印刷された試験画像を周囲
温度および周囲湿度において24時間にわたって乾燥させ
た後、次に、特定の反射角(例えば、60°)における各
々のカラーパッチの光沢レベルを、光沢度計(例えば、
BYK-Gardner micro-TRI-glossmeter)を使用して測定す
る。また、同じ条件下で、受容体(非像形成領域)の光
沢レベルをも測定する。
【0036】インクの組と多孔質インクジェット記録要
素との組み合わせは、(反射角として60°を使用した場
合に)40%未満のRGD値および(反射角として60°を
使用した場合に)10%未満のインク間のRGV値を生ず
ることが可能であるのが好ましい。インクの組と多孔質
インクジェット記録要素との組み合わせは、(反射角と
して60°を使用した場合に)30%未満のRGD値および
(反射角として60°を使用した場合に)7%未満のイン
ク間のRGV値を生ずることが可能であるのがさらに好
ましい。
【0037】インクジェット記録要素 本発明において使用されるインクジェット記録要素のた
めの支持体は、樹脂コート紙、紙、ポリエステル、また
は微孔質材料(例えば、Pittsburgh, PennsylvaniaのPP
G Industries, Inc.によってTeslin(商標)という商品
名で販売されているポリエチレンポリマー含有材料)、
Tyvek(商標)合成紙(DuPont Corp.)、およびOPPalyte
(商標)フィルム(Mobil Chemical Co.)、並びに米国特
許第 5,244,861号明細書に列挙されている他の複合フィ
ルムなどの、インクジェット受容体に通常使用されるも
ののいずれにすることもできる。不透明な支持体には、
普通紙、コート紙、合成紙、写真印画紙支持体、溶融押
出コート紙、および積層紙(例えば、二軸配向支持体積
層物)が含まれる。二軸配向支持体積層物は、米国特許
第 5,853,965号、同 5,866,282号、同 5,874,205号、同
5,888,643号、同 5,888,681号、同 5,888,683号、およ
び同 5,888,714号の各明細書に記載されている(これら
の開示は、引用により、本明細書に取り入れられる)。
これらの二軸配向支持体には、紙ベースおよび紙ベース
の片面または両面に積層された二軸配向ポリオレフィン
シート(概してポリプロピレン)が含まれる。透明支持
体には、ガラス、セルロース誘導体(例えば、セルロー
スエステル、三酢酸セルロース、二酢酸セルロース、酢
酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース)、ポ
リエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート、ポリ -1,4-シクロヘキサンジ
メチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、およびこれらのコポリマー)、ポリイミド、ポリア
ミド、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリオレフィ
ン(例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン)、ポ
リスルホン、ポリアクリレート、ポリエーテルイミド、
およびこれらの混合物が含まれる。上記に列挙されてい
る紙には、高品位紙(例えば、写真印画紙)から低品位
紙(例えば、新聞用紙)までの広範囲の紙が含まれる。
好ましい態様においては、ポリエチレンコート紙が用い
られる。
【0038】本発明において使用される支持体は、50〜
500μm 、好ましくは75〜 300μmの厚みを有していて
もよい。望まれる場合には、酸化防止剤、帯電防止剤、
可塑剤、および他の既知の添加剤を支持体に導入しても
よい。
【0039】本発明において使用されるインクジェット
記録要素のためのインク受容層は、多孔質であってもよ
い。本発明の好ましい態様において、上記多孔質インク
受容層は、粒子を含有している。本発明において有用な
粒子の例には、アルミナ、ベーマイト、クレー、炭酸カ
ルシウム、二酸化チタン、焼成クレー、アルミノ珪酸
塩、シリカ、硫酸バリウム、または高分子ビーズが含ま
れる。これらの粒子は、多孔質であっても、非多孔質で
あってもよい。本発明の好ましい態様において、上記粒
子は、金属酸化物、好ましくはヒュームド金属酸化物で
ある。多くのタイプの無機粒子および有機粒子が、種々
の方法によって製造されており、画像受容層のために市
販されているけれども、非常に速いインク乾燥を得るた
めには、画像受容層の多孔性が必要である。これらの粒
子の間に形成される孔隙は、印刷用インクがこの層を素
速く通過して、外面から過ぎ去って、速乾の印象を与え
るように、十分に大きく、かつ十分に連続的でなければ
ならない。同時に、これらの粒子は、それらの間に形成
される孔隙が、可視光を散乱させないように、十分に小
さいものとなるように配置されなければならない。
【0040】上記粒子は、一次粒子の形であっても、二
次的な凝集粒子の形であってもよい。上記凝集体は、直
径が7〜40nmの、より小さい一次粒子を含んでなり、凝
集して、直径が 300nmにも及ぶ。このような凝集体の乾
燥コーティングにおける細孔は、低い光学的散乱および
十分なインク溶媒吸収を確保するのに必要な範囲に入
る。
【0041】本発明においては、いずれのヒュームド金
属酸化物粒子を使用してもよい。このような粒子の例に
は、ヒュームドアルミナ、シリカ、チタニア、カチオン
性シリカ、酸化アンチモン(III) 、酸化クロム(III) 、
酸化鉄(III) 、酸化ゲルマニウム(IV)、酸化バナジウム
(V)、または酸化タングステン(VI)が含まれる。本発明
において使用してもよいヒュームド金属酸化物の好まし
い例には、シリカおよびアルミナのヒュームド酸化物が
含まれる。ヒュームド酸化物は、上述の凝集体の乾燥形
態または分散体として入手可能である。
【0042】また、上記画像受容層は、媒染剤をも含有
していてもよい。使用してもよい媒染剤の例には、水溶
性カチオン性ポリマー、金属塩、ラテックスの形の水不
溶性カチオン性高分子粒子、水分散性ポリマー、ビー
ズ、またはコアが有機物もしくは無機物であって、シェ
ルは、いずれの場合においてもカチオン性ポリマーであ
るコア/シェル粒子が含まれる。このような粒子は、付
加重合もしくは縮合重合、または両者の組み合わせの生
成物であってもよい。それらは、直鎖、枝分かれ鎖、超
枝分かれ鎖、グラフト、ランダム、ブロックであって
も、または当業者によく知られている他の微細構造を有
するものであってもよい。また、それらは、部分的に架
橋されていてもよい。
【0043】粒子を含んでなる多孔質画像受容層におい
て、その空隙率は、印刷用インクのすべてを吸収するの
に十分なものでなければならない。例えば、多孔質層が
60容量%の開放孔を有する場合に、32cm3/m2(32 cc/
m2)のインクを即座に吸収するためには、多孔質層は少
なくとも54μm の物理的厚みを有していなければならな
い。
【0044】インク受容層の支持体に対する接着性を改
良するために、画像受容層を適用する前に、支持体の表
面をコロナ放電処理に付してもよい。
【0045】本発明において用いられるコーティング組
成物を、例えば、浸漬コーティング、線巻きロッドコー
ティング、ドクターブレードコーティング、グラビアお
よび反転ロールコーティング、スライドコーティング、
ビードコーティング、押出コーティング、カーテンコー
ティングなどの周知の技法のいくつかによって適用して
もよい。既知の塗布方法および乾燥方法は、1989年12月
に発行されたリサーチディスクロージャー(Research Di
sclosure) 、第308119号の1007〜1008頁に、さらに詳細
に記載されている。ベース層とオーバーコートとを同時
に適用することができるスライドコーティングが好まし
い。塗布後、これらの層を単純な蒸発によって乾燥させ
るのが一般的であるけれども、対流加熱などの既知の技
法によって乾燥を促進してもよい。
【0046】着色剤の退色を改良するために、当該技術
分野においてよく知られている紫外線吸収剤、ラジカル
失活剤、または酸化防止剤を上記画像受容層にさらに添
加してもよい。他の添加剤には、pH調節剤、接着性促
進剤、レオロジー調節剤、界面活性剤、殺生剤、滑剤、
色素、蛍光増白剤、艶消し剤、帯電防止剤などが含まれ
る。妥当な塗工性を得るために、例えば、界面活性剤、
脱泡剤、アルコールなどの、当業者に知られている添加
剤を使用してもよい。コーティング助剤の一般的な量
は、全溶液質量に対して、0.01〜0.30質量%の活性コー
ティング助剤である。これらのコーティング助剤は、非
イオン性、アニオン性、カチオン性、または両性のもの
であってもよい。具体例は、MCCUTCHEONの第1巻、Emul
sifiers and Detergents, 1995, North American Editi
onに記載されている。
【0047】上記コーティング組成物は、水または有機
溶媒のいずれから塗布することもできるけれども、水か
らの方が好ましい。全固形分は、もっとも経済的な方法
において有用なコーティング厚を生ずるように選ばれる
べきであり、微粒子コーティング調合物においては、10
〜40質量%の固形分が典型的である。
【0048】顔料の粉砕およびインクの配合 顔料からインクを調製するための方法には、一般的に、
以下の2つの工程が含まれる。(a)顔料を一次粒子ま
でバラバラにするための分散工程または粉砕工程、およ
び(b)上記分散された顔料濃厚物をキャリヤーおよび
他の添加剤で希釈して使用濃度のインクとする希釈工
程。上記粉砕工程において、顔料は、通常は、硬く、不
活性な粉砕媒体といっしょに、キャリヤー(概して、完
成インク中のキャリヤーと同じキャリヤー)中に懸濁さ
れる。この顔料分散体に機械的エネルギーを供給して、
粉砕媒体と顔料との間の衝突により、顔料をその一次粒
子まで解凝集させる。分散剤もしくは安定剤、またはこ
れらの両方を、上記顔料分散体に添加して、粗顔料の解
凝集を促進し、コロイド状粒子の安定性を維持し、そし
て粒子の再凝集および沈降を遅らせるのが一般的であ
る。
【0049】粉砕媒体として使用してもよい材料には、
ガラス、セラミック、金属、およびプラスチックなどの
多くの異なるタイプがある。好ましい態様において、粉
砕媒体は、本質的に高分子樹脂からなる、好ましくは形
状が球形の、粒子(例えば、ビーズ)を含んでなること
ができる。一般に、粉砕媒体として使用するのに好適な
高分子樹脂は、化学的かつ物理的に不活性であり、金
属、溶媒、およびモノマーが実質的に無く、そしてそれ
らが粉砕時に欠けたり潰れたりするのを回避することが
できるのに十分な硬度および破砕性を有するものであ
る。好適な高分子樹脂には、架橋ポリスチレン(例え
ば、ジビニルベンゼンで架橋されたポリスチレン)、ス
チレンコポリマー、ポリアクリレート(例えば、ポリメ
タクリル酸メチル)、ポリカーボネート、ポリアセター
ル(例えば、Derlin(商標))、塩化ビニルのポリマー
およびコポリマー、ポリウレタン、ポリアミド、ポリテ
トラフルオロエチレン(例えば、Teflon(商標))およ
び他のフルオロポリマー、高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、セルロースエーテルおよびセルロースエステ
ル(例えば、酢酸セルロース)、ポリメタクリル酸ヒド
ロキシエチル、ポリアクリル酸ヒドロキシエチル、シリ
コーン含有ポリマー(例えば、ポリシロキサン)などが
含まれる。上記ポリマーは、生分解性であってもよい。
例示的な生分解性ポリマーには、ポリラクチド、ポリグ
リコリド、ラクチドおよびグリクリドのコポリマー、ポ
リ無水物、ポリイミノカーボネート、ポリ (N-アシルヒ
ドロキシプロリン) エステル、ポリ (N-パルミトイルヒ
ドロキシプロリノ) エステル、エチレン−酢酸ビニルの
コポリマー、ポリオルトエステル、ポリカプロラクト
ン、およびポリホスファゼンが含まれる。上記高分子樹
脂は、 0.9〜 3.0 g/cm3の密度を有することができる。
より有効に粒径を低減させると信じられているので、よ
り高密度の樹脂ほど好ましい。もっとも好ましいのは、
架橋されているかまたは架橋されていないスチレン系高
分子媒体である。
【0050】粉砕は、いずれの粉砕機においても行うこ
とができる。好適な粉砕機には、エアジェットミル、ロ
ーラーミル、ボールミル、磨砕ミル(attritor mill) 、
およびビードミルが含まれる。高速ミルが好ましい。高
速ミルとは、5m/秒を超える速度まで粉砕媒体を加速す
ることが可能な粉砕装置を意味する。十分な粉砕媒体速
度は、例えば、40mmの直径を有するCowlesタイプの鋸歯
羽根車において、 9,000 rpmで動作している場合に達成
される。粉砕媒体、顔料、液体分散媒体、および分散剤
の好ましい割合は、広い限度内で変化することができ、
例えば、選ばれる個々の材料並びに粉砕媒体の大きさお
よび密度などに依存する。粉砕が完了した後に、活性材
料の分散体を、単純な篩い分けまたは濾過によって、粉
砕媒体から分離する。上記方式のいずれにおいても、ミ
ル粉砕物の成分の好ましい量および比は、特定の材料お
よび目的とする用途に応じて幅広く変化するであろう。
粉砕混合物の内容物は、ミル粉砕物および粉砕媒体を含
んでなる。ミル粉砕物は、顔料、分散剤、および水など
の液体キャリヤーを含んでなる。水性インクジェットイ
ンクにおいて、顔料は、通常は、ミル粉砕物中に1〜50
質量%(粉砕媒体を除く)の量で存在する。顔料の分散
剤に対する質量比は、20:1〜1:2である。上記高速
ミルは、Morehouse-Cowles、Hockmeyer などによって製
造されるものなどの高速撹拌装置である。
【0051】分散剤は、上記ミル粉砕物における、もう
1つの重要な成分である。本発明において使用される好
ましい分散剤には、ドデシル硫酸ナトリウム、アクリル
系コポリマーおよびスチレン−アクリル系コポリマー
(例えば、米国特許第 5,085,698号および同 5,172,133
号の各明細書において開示されているもの)、並びにス
ルホン化ポリエステルおよびスチレン系誘導体(例え
ば、米国特許第 4,597,794号明細書において開示されて
いるもの)が含まれる。また、顔料の入手可能性に関連
して上記において参照されている他の特許明細書におい
て、多種多様な分散剤の選択肢も開示されている。例に
おいて使用される分散剤は、N-メチル -N-オレイルタウ
レート (taurate)(K−OMT)である。
【0052】粉砕時間は、幅広く変化することができ、
選ばれる顔料、機械的手段、および滞留条件、初期粒径
および所望の最終的な粒径などに依存する。水性ミル粉
砕物において、上述の好ましい顔料、分散剤、および粉
砕媒体を使用すると、粉砕時間は、概して、1〜 100時
間の範囲にわたるであろう。粉砕された顔料濃厚物は、
濾過によって粉砕媒体から分離するのが好ましい。
【0053】本発明において有用な顔料粒子は、プリン
トヘッドを通して射出することができるならば、いずれ
の粒径を有していてもよい。顔料粒子は、好ましくは
0.5μm 未満、より好ましくは 0.2μm 未満の平均粒径
を有する。
【0054】多種多様な有機顔料および無機顔料を、単
独でまたは組み合わせとして、本発明における使用のた
めに選ぶことができる。本発明において用いてもよい着
色剤粒子には、例えば、米国特許第 5,026,427号、同
5,086,698号、同 5,141,556号、同 5,160,370号、およ
び同 5,169,436号の各明細書において開示されている顔
料が含まれる(これらの開示は、引用により、本明細書
に取り入れられる)。顔料の厳密な選択は、特定の用途
および性能要求条件(例えば、色再現および画像安定
性)に依存するであろう。本発明における使用に好適な
顔料には、例えば、アゾ顔料、モノアゾ顔料、ジスアゾ
顔料、アゾ顔料レーキ、β−ナフトール顔料、ナフトー
ルAS顔料、ベンゾイミダゾロン顔料、ジスアゾ濃縮顔
料、金属錯体顔料、イソインドリノン(isoindolinone)
顔料およびイソインドリン(isoindoline) 顔料、多環式
顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ペリレ
ン顔料およびペリノン顔料、チオインジゴ顔料、アント
ラピリミドン顔料、フラバントロン顔料、アントアント
ロン(anthanthrone)顔料、ジオキサジン顔料、トリアリ
ールカルボニウム顔料、キノフタロン顔料、ジケトピロ
ロピロール顔料、二酸化チタン、酸化鉄、並びにカーボ
ンブラックが含まれる。
【0055】使用してもよい顔料の典型例には、カラー
インデックス(C.I.)ピグメントイエロー1、2、
3、5、6、10、12、13、14、16、17、6
2、65、73、74、75、81、83、87、9
0、93、94、95、97、98、99、100、1
01、104、106、108、109、110、11
1、113、114、116、117、120、12
1、123、124、126、127、128、12
9、130、133、136、138、139、14
7、148、150、151、152、153、15
4、155、165、166、167、168、16
9、170、171、172、173、174、17
5、176、177、179、180、181、18
2、183、184、185、187、188、19
0、191、192、193、194;C.I.ピグメ
ントオレンジ1、2、5、6、13、15、16、1
7、17:1、19、22、24、31、34、36、
38、40、43、44、46、48、49、51、5
9、60、61、62、64、65、66、67、6
8、69;C.I.ピグメントレッド1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
15、16、17、18、21、22、23、31、3
2、38、48:1、48:2、48:3、48:4、
49:1、49:2、49:3、50:1、51、5
2:1、52:2、53:1、57:1、60:1、6
3:1、66、67、68、81、95、112、11
4、119、122、136、144、146、14
7、148、149、150、151、164、16
6、168、169、170、171、172、17
5、176、177、178、179、181、18
4、185、187、188、190、192、19
4、200、202、204、206、207、21
0、211、212、213、214、216、22
0、222、237、238、239、240、24
2、243、245、247、248、251、25
2、253、254、255、256、258、26
1、264;C.I.ピグメントバイオレット1、2、
3、5:1、13、19、23、25、27、29、3
1、32、37、39、42、44、50;C.I.ピ
グメントブルー1、2、9、10、14、15:1、1
5:2、15:3、15:4、15:6、15、16、
18、19、24:1、25、56、60、61、6
2、63、64、66;C.I.ピグメントグリーン
1、2、4、7、8、10、36、45;C.I.ピグ
メントブラック1、7、20、31、32、およびC.
I.ピグメントブラウン1、5、22、23、25、3
8、41、42が含まれる。
【0056】本発明の好ましい態様において、顔料は、
C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメン
トレッド122、C.I.ピグメントイエロー155、
C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメント
ブラック7、または米国特許第 4,311,775号明細書(こ
の内容は、引用により、本明細書に取り入れられる)に
記載されているビス (フタロシアニルアルミノ) テトラ
フェニルジシロキサンである。
【0057】本発明の要素において使用される顔料は、
上記インクジェットインクにおいて、いずれの有効な量
で存在していてもよく、一般には、 0.1〜10質量%、好
ましくは 0.5〜6質量%の量で存在する。
【0058】概して、上記インク組成物のための水性キ
ャリヤーは、水または水と少なくとも1種の水混和性補
助溶媒との混合物である。好適な混合物の選択は、特定
の用途の要求条件(例えば、所望の表面張力および粘
度、選ばれる顔料または染料、インクジェットインクの
乾燥時間、並びにインクが印刷される紙のタイプ)に依
存する。選んでもよい水混和性補助溶媒の代表例には、
(1)アルコール(例えば、メチルアルコール、エチル
アルコール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n-ブチルアルコール、s-ブチルアルコール、t-
ブチルアルコール、イソブチルアルコール、フルフリル
アルコール、およびテトラヒドロフルフリルアルコー
ル)、(2)ケトンまたはケトアルコール(例えば、ア
セトン、メチルエチルケトン、およびジアセトンアルコ
ール)、(3)エーテル(例えば、テトラヒドロフラン
およびジオキサン)、(4)エステル(例えば、酢酸エ
チル、乳酸エチル、炭酸エチレン、および炭酸プロピレ
ン)、(5)多価アルコール(例えば、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセロール、2-メチル
-2,4-ペンタンジオール、1,2,6-ヘキサントリオール、
およびチオグリコール)、(6)アルキレングリコール
から誘導される低級アルキルモノエーテルおよび低級ア
ルキルジエーテル(例えば、エチレングリコールモノメ
チル(またはエチル)エーテル、ジエチレングリコール
モノメチル(またはエチル)エーテル、ジエチレングリ
コールモノブチル(またはエチル)エーテル、プロピレ
ングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル、ポ
リエチレングリコールブチルエーテル、トリエチレング
リコールモノメチル(またはエチル)エーテル、および
ジエチレングリコールジメチル(またはエチル)エーテ
ル)、(7)窒素含有環式化合物(例えば、ピロリド
ン、N-メチル -2-ピロリドン、および1,3-ジメチル -2-
イミダゾリジノン)、並びに(8)硫黄含有化合物(例
えば、ジメチルスルホキシド、 2,2'-チオジエタノー
ル、およびテトラメチレンスルホン)が含まれる。
【0059】概して、用いられる水性キャリヤーの量
は、インクの全質量に対して、およそ70〜98質量%、好
ましくはおよそ90〜98質量%の範囲にある。水と多価ア
ルコール(例えば、ジエチレングリコール)との混合物
は、水性キャリヤーとして有用である。好ましい態様に
おいて、インクは、5〜60質量%の水混和性有機溶媒を
含有している。百分率は水性キャリヤーの全質量に対す
るものである。
【0060】インクジェットインク中に任意選択的に存
在していてもよい他の添加剤には、増粘剤、導電性増強
剤、コゲーション防止剤、乾燥剤、耐水堅牢剤、色素可
溶化剤、キレート剤、バインダー、光安定剤、ビスコシ
ファイヤー(viscosifier) 、緩衝剤、防カビ剤、抗カー
ル剤、安定剤、および脱泡剤が含まれる。さらに、イン
ク組成物は、用途よって必要とされるように、湿潤剤、
界面活性剤、浸透剤、殺生剤などを含むこともできる。
【0061】通常は、本発明のインクジェット組成物に
おいて湿潤剤を用いて、インクが乾固したり、プリント
ヘッドのオリフィス中で固まったりするのを防ぐのを助
ける。使用することができる湿潤剤の種類には、多価ア
ルコール(例えば、エチレングリコール、ジエチレング
リコール(DEG)、トリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、グリセロール、2-メチル -2,4-ペンタ
ンジオール、2-エチル -2-ヒドロキシメチル -1,3-プロ
パンジオール(EHMP)、1,5-ペンタンジオール、1,
2-ヘキサンジオール、1,2,6-ヘキサントリオール、およ
びチオグリコール)、アルキレングリコールから誘導さ
れる低級アルキルのモノエーテルまたはジエーテル(例
えば、エチレングリコールのモノメチルエーテルまたは
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールのモノメチ
ルエーテルまたはモノエチルエーテル、プロピレングリ
コールのモノメチルエーテルまたはモノエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールのモノメチルエーテル、モ
ノエチルエーテル、またはモノブチルエーテル(TEG
MBE)、ジエチレングリコールのジメチルエーテルま
たはジエチルエーテル、ポリエチレングリコールのモノ
ブチルエーテル(PEGMBE)、およびジエチレング
リコールのモノブチルエーテル(DEGMBE))、窒
素含有化合物(例えば、尿素、2-ピロリジノン、N-メチ
ル -2-ピロリジノン、および1,3-ジメチル -2-イミダゾ
リジノン)、および硫黄含有化合物(例えば、ジメチル
スルホキシドおよびテトラメチレンスルホン)などが含
まれる。
【0062】本発明のインクに好ましい湿潤剤には、D
EG、グリセロール、DEGMBE、TEGMBE、1,
2-ヘキサンジオール、1,5-ペンタンジオール、尿素、2-
ピロリジノン、EHMP、およびこれらの混合物が含ま
れる。湿潤剤は、各々のインクにおいて、5〜60質量%
の量で用いることができる。
【0063】上記インクに界面活性剤を添加して、表面
張力を適切なレベルに調整してもよい。界面活性剤は、
アニオン性、カチオン性、両性、または非イオン性であ
ってもよく、インク組成物の0.01〜1%の量で使用して
もよい。好ましい界面活性剤には、Surfynol(商標)46
5 (Air Products Corp.から入手可能)およびTergitol
(商標)15-S-5( Union Carbideから入手可能)が含ま
れる。
【0064】また、受容基材が高度にサイジング処理さ
れた紙である場合はとりわけ、本発明の方法において用
いられるインク組成物に浸透剤(0〜10質量%)を添加
して、インクが受容基材に浸透するのを助けてもよい。
このような浸透剤の例には、アルコール(例えば、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、n-プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコール、s-
ブチルアルコール、t-ブチルアルコール、イソブチルア
ルコール、フルフリルアルコール、およびテトラヒドロ
フルフリルアルコール)、ケトンまたはケトアルコール
(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、およびジア
セトンアルコール)、エーテル(例えば、テトラヒドロ
フランおよびジオキサン)、およびエステル(例えば、
乳酸エチル、炭酸エチレン、および炭酸プロピレン)が
含まれる。
【0065】本発明において用いられるインク組成物に
殺生剤を添加して、水性インク中での微生物(例えば、
カビ、真菌など)の生育を抑制してもよい。本発明にお
いて用いられるインク組成物に好ましい殺生剤は、最終
濃度が0.0001〜 0.5質量%のProxel(商標)GXL (Aveci
a Corp.)である。
【0066】有機または無機の酸または塩基の添加によ
って、本発明において用いられる水性インク組成物のp
Hを調整してもよい。有用なインクは、使用されている
色素のタイプに応じて、2〜10の好ましいpHを有して
いてもよい。典型的な無機酸には、塩化水素酸、燐酸、
および硫酸が含まれる。典型的な有機酸には、メタンス
ルホン酸、酢酸、および乳酸が含まれる。典型的な無機
塩基には、アルカリ金属の水酸化物および炭酸塩が含ま
れる。典型的な有機塩基には、アンモニア、トリエタノ
ールアミン(TEA)、およびテトラメチルエチレンジ
アミンが含まれる。
【0067】上記インク組成物にフィルム形成性高分子
樹脂を添加して、印刷される画像の湿潤耐摩擦性および
乾燥耐摩擦性を改良してもよい。好ましくは、上記フィ
ルム形成性高分子樹脂は、水分散性である。本発明の要
素において使用される上記ポリマーは、一般に、水性媒
体中で安定化され得るいずれの組成の疎水性ポリマーで
あってもよい。このような疎水性ポリマーは、一般に、
縮合ポリマーまたは付加ポリマーのいずれかに分類され
る。縮合ポリマーには、例えば、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリウレタン、ポリウレア、ポリエーテル、ポリ
カーボネート、多酸無水物、および上述のタイプの組み
合わせを含んでなるポリマーが含まれる。付加ポリマー
は、例えば、アリル化合物、ビニルエーテル、ビニル複
素環式化合物、スチレン、オレフィンおよびハロゲン化
オレフィン、エチレン系不飽和カルボン酸およびそれら
から誘導されるエステル、不飽和ニトリル、ビニルアル
コール、アクリルアミドおよびメタクリルアミド、ビニ
ルケトン、多官能価モノマーなどのビニルタイプのモノ
マーの重合から形成されるポリマー、またはこれらのモ
ノマーの種々の組み合わせから形成されるコポリマーで
ある。
【0068】好ましいフィルム形成性高分子樹脂には、
水性エマルジョン中でのビニルモノマーのラジカル重合
によって調製されるスチレン/アクリル系ポリマー、Ea
stman AQ(商標)ポリエステル(Eastman Chemical Com
pany)(例えば、Eastman のポリエステル、 AQ 29、 A
Q 38、および AQ 55)、およびポリウレタン(例えば、
2000年4月13日に出願された Yacobicci他の米国特許第
6,268,101号明細書において開示されているもの(この
開示は、引用により、本明細書に取り入れられる)、Wi
tco Corp. による Witcobond(商標)ポリウレタン分散
体、および BFGoodrich Companyによる Sancure(商
標)ポリウレタン)が含まれる。
【0069】本発明のインクの組において使用される水
分散性フィルム形成性高分子樹脂は、上記組成物におい
て、いずれの有効な量で存在していてもよく、一般には
0.1〜10質量%、好ましくは 0.5〜5質量%の量で存在
する。
【0070】上記インクは、ポリマー粒子および無機粒
子(例えば、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、クレ
ー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、または酸化亜鉛)
などの非フィルム形成性粒子をさらに含んでなっていて
もよい。上記ポリマー粒子は、60℃よりも高いガラス転
移温度を有するのが好ましい。より好ましくは、上記ポ
リマーは、80℃よりも高いガラス転移温度を有するべき
である。
【0071】本発明のインクの組において使用される非
フィルム形成性粒子は、上記組成物において、いずれの
有効な量で存在していてもよく、一般には 0.1〜10質量
%、好ましくは 0.5〜5質量%の量で存在する。本発明
において使用される非フィルム形成性粒子の平均粒径
は、一般に0.01〜1μm 、より好ましくは0.03〜 0.5μ
m の範囲にある。
【0072】本明細書において開示されている記録要素
は主にインクジェットプリンターにおいて有用であると
言及したけれども、それらをペンプロッター集成装置の
ための記録媒体として使用することもできる。ペンプロ
ッターは、インク溜めと接触している毛管の束からなる
ペンを使用して、記録媒体の表面に直接筆記することに
よって作動する。
【0073】本発明を説明するために、以下の例を提供
する。
【0074】
【実施例】顔料分散体の調製 シアン顔料分散体 シアン顔料分散体には、8000gの平均直径50μm の高分
子ビーズ(粉砕媒体)、1600gの橋かけアルミニウムフ
タロシアニン顔料 (Eastman Kodak)、 960gのオレイル
メチルタウリン(OMT)カリウム塩、および5440gの
脱イオン水を含有させた。
【0075】上記各成分を、Morehouse-Cowles Hochmey
erによって製造された高エネルギー媒体ミルを使用し
て、BYK-Gardner から得た40リットルの二重壁容器中
で、粉砕した。このミルは、室温において、およそ8時
間にわたって運転した。上記粉砕過程の間に、顔料のメ
ジアン粒径が、Leeds & Northrupによって製造されたMI
CROTRAC II超微粒子分析装置(UPA)によって測定さ
れた場合に、約30nmおよび100nmとなるように、PC−
1およびPC−2として、2種のバッチの顔料試料(各
々15.0g)を得た。上記メジアン粒径は、試料の50容量
%が、示されている大きさよりも小さいことを表す。VW
R Scientific Products から得た4〜8μmの KIMAX
(商標)ブフナー漏斗を通して上記ミル粉砕物を濾過す
ることによって、上記分散媒体から分散体を分離した。
この濾過された分散体に、さらに8000gの希釈水を添加
し、次いで殺生剤Proxel(商標)GXL (Zeneca Corp.)を
添加した。顔料は、最終的な全分散体の約10質量%であ
り、殺生剤は、最終的な全分散体の約 230 ppmである。
【0076】イエロー顔料分散体 この分散体は、橋かけアルミニウムフタロシアニン顔料
の代わりに、ピグメントイエロー155 (Clariant Cor
p.) を使用したことを除き、シアン顔料分散体と同じに
調製した。OMTカリウム塩の量は、顔料に対して25質
量%とした。粉砕過程の間に、顔料のメジアン粒径が、
Leeds & Northrupによって製造されたMICROTRAC II超微
粒子分析装置(UPA)によって測定された場合に、約
110nmおよび 130nmとなるように、PY−1およびPY
−2として、2種のバッチの顔料試料(各々15.0g)を
得た。
【0077】インク−Y1 インクY−1を調製するために、 2.5gの顔料分散体P
Y−1(活性10%)、0.05gのSurfynol(商標)465 (A
ir Products Inc.) 、 0.8gのグリセロール、1.0gの
トリエチレングリコール、および 0.3gのジプロピレン
グリコールメチルエーテル ( Dowanol(商標)DPM)、並
びに0.33gのAQ55(商標)(活性30.5%)を蒸留水とい
っしょに添加して、インクの最終的な質量が10.0gとな
るようにした。最終的なインクは、 2.5%のピグメント
イエロー155、0.50%のSurfynol(商標)465 、 8.0
%のグリセロール、10.0%のトリエチレングリコール、
3%のジプロピレングリコールメチルエーテル、および
1%のAQ55(商標)を含有していた。この溶液を、3μ
m のポリテトラフルオロエチレンフィルターに通して濾
過し、空の Epson 660インクジェットカートリッジに充
填した。
【0078】インク−Y2 インク−Y2は、顔料分散体PY−1の代わりに、顔料
分散体PY−2を使用したことを除き、インク−Y1と
同様に調製した。
【0079】インク−C1 インク−C1は、顔料分散体PY−1の代わりに、 2.2
gの橋かけアルミニウムフタロシアニン顔料分散体PC
−1(活性10%)を使用したことを除き、インク−Y1
と同様に調製した。最終的なインクは、 2.2質量%の橋
かけアルミニウムフタロシアニン顔料を含有していた。
【0080】インク−C2 インク−C2は、顔料分散体PC−1の代わりに、顔料
分散体PC−2を使用したことを除き、インク−C1と
同様に調製した。
【0081】インク−M1 インク−M1は、Epson 2000P カラーカートリッジ(カ
タログ番号 T106201)の暗マゼンタチャネルから得た。
次に、このインクを、空の Epson 660カートリッジに再
び充填した。
【0082】インク−M2 インク−M2は、Epson C80 マゼンタカートリッジ(カ
タログ番号 T032320)から得た。次に、このインクを、
空の Epson 660カートリッジに再び充填した。
【0083】インクの組1(S−1) インクの組1は、Epson C80 カートリッジ(それぞれ、
カタログ番号 T032220、 T032320、および T032420)か
ら得たシアン、マゼンタ、およびイエローからなる3色
インクの組である。
【0084】インクの組2(S−2) インクの組2は、Epson 2000P カラーカートリッジ(カ
タログ番号 T106201)から得た暗シアン、暗マゼンタ、
およびイエローのインクからなる3色インクの組であ
る。
【0085】インクの組3(S−3) インク−C1、M1、およびY1を、シアン、マゼン
タ、およびイエローの組として使用し、それぞれ、空の
Epson 660カートリッジのC、M、およびYのチャネル
に充填した。
【0086】インクの組4(S−4) インクC2、M2、およびY2を、シアン、マゼンタ、
およびイエローの組として使用し、それぞれ、空の Eps
on 660カートリッジのC、M、およびYのチャネルに充
填した。
【0087】受容体1(R−1) 受容体R−1は、多孔質の光沢受容体である、 Kodak I
nstant-Dry Photographic Glossy Media(カタログ番号
8103137)とした。
【0088】受容体2(R−2) 受容体R−2は、多孔質の光沢受容体である、 Epson P
hotoglossy Paper(商標)SP91001 (Epson Corporatio
n) とした。
【0089】本発明の要素1(I−1) 本発明の要素1(I−1)は、インクの組3(S−3)
と受容体1(R−1)との組み合わせである。
【0090】本発明の要素2(I−2) 本発明の要素2(I−2)は、インクの組4(S−4)
と受容体1(R−1)との組み合わせである。
【0091】比較用要素1(Comp−1) 比較用要素1(Comp−1)は、インクの組1(S−
1)と受容体2(R−2)との組み合わせである。
【0092】比較用要素2(Comp−2) 比較用要素2(Comp−2)は、インクの組2(S−
2)と受容体2(R−2)との組み合わせである。
【0093】比較用要素3(Comp−3) 比較用要素3(Comp−3)は、インクの組3(S−
3)と受容体2(R−2)との組み合わせである。
【0094】比較用要素4(Comp−4) 比較用要素4(Comp−4)は、インクの組4(S−
4)と受容体2(R−2)との組み合わせである。
【0095】比較用要素5(Comp−5) 比較用要素5(Comp−5)は、インクの組2(S−
2)と受容体1(R−1)との組み合わせである。
【0096】印刷並びにRGD(%)およびRGV
(%)の評価 使用した試験画像は、Dmax 濃度( 100%ドット付着
量)を有する、大きさがおよそ3×3cmのシアン、マゼ
ンタ、イエロー、赤、緑、および青の単色パッチからな
るものとした。上記3色インクの組が装填されている E
pson 660インクジェットプリンターを使用して、上記試
験画像を、上述の記録要素上に印刷した。試験画像を、
周囲温度および周囲湿度において、24時間にわたって乾
燥させた。BYK-Gardner micro-TRI-glossmeterを使用し
て、各々のパッチに由来する光沢レベルを、60°の反射
角において測定した。同じ色の3つの個々のパッチを使
用して多重測定を実行した平均値を使用した。同じ条件
下で、非像形成領域に由来する光沢レベルも測定した。
方程式Aおよび方程式Bを使用して、上記データに基づ
いて、RGD(%)値およびRGV(%)値を計算し
た。これらの結果を、表Iに示す。
【0097】画質の評価 インクの組1、インクの組2、インクの組3、およびイ
ンクの組4を使用して、十分な量の「非像形成」または
「白色」を含有している写真画像をも、上述の記録要素
上に印刷した。これらの試験画像を、周囲温度および周
囲湿度において、24時間にわたって乾燥させた。次に、
これらの試験画像を、画質評価試験に付した。4人の中
立の観察者を選択し、普通の事務所の灯りの下で、同じ
画像を独立に観察させた。1〜5の格付け等級を使用し
て、各観察者が、とりわけ像形成領域と非像形成領域と
の間の位置における光沢差並びに色間での光沢差に基づ
いて、画質を評価した。上記1〜5の格付けは、以下の
定義に基づくものである。 1:強く目立つ光沢差がある、2:若干の目立つ光沢差
がある、3:許容可能な光沢差がある、4:僅かに目立
つ光沢差がある、5:目立つ光沢差は無い。これらの評
価結果を、表IIに示す。
【0098】
【表1】
【0099】
【表2】
【0100】上記結果は、本発明において用いられる多
孔質インクジェット記録要素の光沢レベルが、インク間
での光沢レベルを整合させつつ、顔料系インクの組の光
沢レベルと整合しており、印刷される画像が、比較例に
由来する相対光沢差(RGD)(%)値および相対光沢
変動(RGV)(%)値と比較して、はるかに小さいR
GD値およびRGV値を有することを示している。その
うえ、本発明において定義されるRGD(%)およびR
GV(%)の数値は、人間による観察に基づく画質評価
から得られる結果と一致している。
【0101】本明細書の記載は、特に、本発明に係る装
置および方法の一部を形成する要素に、または本発明に
係る装置および方法とより直接的に協力する要素に関す
るものである。具体的に示されたり、記載されたりして
いない要素も、当業者によく知られている種々の形態を
取り得ることが理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フイジュアン ダイアナ チェン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,セイジブルック ウェイ 1240 (72)発明者 ジェイムズ エー.レクゼク アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,パークサイド レーン 46 Fターム(参考) 2C056 EA04 EA09 EB27 EB29 FC02 FC06 2H086 BA02 BA15 BA33 BA41 BA55 BA59

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットカラー印刷のための顔料
    インクの組と受容体との組み合わせを選ぶ方法であっ
    て、 a)各々のインクがキャリヤーおよび顔料を含んでなる
    少なくとも2色のインクを用意すること、 b) 100%ドット付着量であるDmax 濃度の単色パッチ
    からなる試験画像を使用して受容体の組に上記インクを
    印刷すること、 c)予め規定された反射角で各々のパッチおよび上記受
    容体の光沢レベルを測定すること、 d)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
    差(RGD)(%)値を計算すること、並びに e)反射角として60°を使用した場合のRGD値が40%
    未満となるように、上記インクの組と受容体との組み合
    わせを選ぶこと、を含み、 上記RGD値が、方程式(A)に従って計算され、 【数1】 上式中、 Iは、評価において使用される特定のカラーパッチを識
    別する変数であり、 Nは、評価において使用されるカラーパッチの総数であ
    る、方法。
  2. 【請求項2】 インクジェットカラー印刷のための顔料
    インクの組と受容体との組み合わせを選ぶ方法であっ
    て、 a)各々のインクがキャリヤーおよび顔料を含んでなる
    少なくとも2色のインクを用意すること、 b) 100%ドット付着量であるDmax 濃度の単色パッチ
    からなる試験画像を使用して受容体の組に上記インクを
    印刷すること、 c)予め規定された反射角で各々のパッチおよび上記受
    容体の光沢レベルを測定すること、 d)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
    差(RGD)(%)値および相対光沢変動(RGV)
    (%)値を計算すること、並びに e)反射角として60°を使用した場合の、RGD値が40
    %未満となり、かつ、インク間のRGV値が10%未満と
    なるように、色の組のためのインクと受容体との組み合
    わせを選ぶこと、を含み、 上記RGD値およびRGV値が、それぞれ、方程式
    (A)および(B)に従って計算され、 【数2】 【数3】 上式中、 AGは、以下の式によって定義され、 【数4】 Iは、評価において使用される特定のカラーパッチを識
    別する変数であり、Nは、評価において使用されるカラ
    ーパッチの総数である、方法。
  3. 【請求項3】 インクジェットカラー印刷のための顔料
    インクの組と受容体との組み合わせを選ぶ方法であっ
    て、 a)各々のインクがキャリヤーおよび顔料を含んでなる
    少なくとも2色のインクを用意すること、 b)上記インクの顔料粒子の大きさを調整して、所望の
    光沢を達成すること、 c) 100%ドット付着量であるDmax 濃度の単色パッチ
    からなる試験画像を使用して受容体の組に上記インクを
    印刷すること、 d)予め規定された反射角で各々のパッチおよび上記受
    容体の光沢レベルを測定すること、 e)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
    差(RGD)値および相対光沢変動(RGV)値を計算
    すること、並びに f)反射角として60°を使用した場合の、RGD値が40
    %未満となり、かつ、インク間のRGV値が10%未満と
    なるように、色の組のためのインクと受容体との組み合
    わせを選ぶこと、を含み、 上記RGD値およびRGV値が、それぞれ、方程式
    (A)および(B)に従って計算され、 【数5】 【数6】 上式中、 AGは、以下の式によって定義され、 【数7】 Iは、評価において使用される特定のカラーパッチを識
    別する変数であり、 Nは、評価において使用されるカラーパッチの総数であ
    る、方法。
  4. 【請求項4】 インクジェットカラー印刷のための顔料
    インクの組と受容体との組み合わせを選ぶ方法であっ
    て、 a)各々のインクがキャリヤーおよび顔料を含んでなる
    少なくとも2色のインクを用意すること、 b)所望の光沢を達成するように選ばれた粒径を有する
    非フィルム形成性粒子をインクに添加すること、 c) 100%ドット付着量であるDmax 濃度の単色パッチ
    からなる試験画像を使用して受容体の組に上記インクを
    印刷すること、 d)予め規定された反射角で各々のパッチおよび上記受
    容体の光沢レベルを測定すること、 e)上記インクの組と受容体との組み合わせの相対光沢
    差(RGD)値および相対光沢変動(RGV)値を計算
    すること、並びに f)反射角として60°を使用した場合の、RGD値が40
    %未満となり、かつ、インク間のRGV値が10%未満と
    なるように、色の組のためのインクと受容体との組み合
    わせを選ぶこと、を含み、 上記RGD値およびRGV値が、それぞれ、方程式
    (A)および(B)に従って計算され、 【数8】 【数9】 上式中、 AGは、以下の式によって定義され、 【数10】 Iは、評価において使用される特定のカラーパッチを識
    別する変数であり、Nは、評価において使用されるカラ
    ーパッチの総数である、方法。
  5. 【請求項5】 インクジェットインクの組と記録要素と
    の組み合わせであって、 A)少なくとも5の60°鏡面光沢度を有する多孔質イン
    クジェット記録要素、および B)少なくとも2種のインクを含む顔料系インクジェッ
    トインクの組、を含んでなり、 反射角として60°を使用した場合の相対光沢差(RG
    D)(%)値が40%未満であり、 上記RGD値が、方程式(A)に従って計算され、 【数11】 上式中、 Iは、評価において使用される特定のカラーパッチを識
    別する変数であり、 Nは、評価において使用されるカラーパッチの総数であ
    る、組み合わせ。
  6. 【請求項6】 上記RGD値が、反射角が60°である場
    合に30%未満である、請求項5に記載の組み合わせ。
  7. 【請求項7】 前記多孔質インクジェット記録要素の多
    孔質インク受容層が、無機粒子と高分子バインダーとの
    総合質量に対して、20〜95質量%の無機粒子および5〜
    80質量%の高分子バインダーを含んでなる、請求項5に
    記載の組み合わせ。
  8. 【請求項8】 前記高分子バインダーが、ゼラチン、ポ
    リビニルアルコール、ポリビニルピロリジノン、もしく
    はポリ酢酸ビニル、またはこれらの組み合わせである、
    請求項5に記載の組み合わせ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の受容体上に像様配置さ
    れている、請求項5に記載のインクの組。
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