JP2001106299A - 炭酸飲料供給装置 - Google Patents

炭酸飲料供給装置

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JP2001106299A
JP2001106299A JP28502199A JP28502199A JP2001106299A JP 2001106299 A JP2001106299 A JP 2001106299A JP 28502199 A JP28502199 A JP 28502199A JP 28502199 A JP28502199 A JP 28502199A JP 2001106299 A JP2001106299 A JP 2001106299A
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JP
Japan
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carbonated water
tube
carbonated
bib
cup
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JP28502199A
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English (en)
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Toshiya Chiku
俊哉 知久
Takayasu Yanagisawa
貴保 柳澤
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Sanden Corp
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 飲料濃縮液と炭酸水とを吐出して、BIBか
ら導出されたチューブの先端と炭酸水吐出ノズルとの下
方に置かれたカップへ炭酸飲料を供給する炭酸飲料供給
装置。 【解決手段】 飲料濃縮液が充填されたBIBから導出
されたチューブの先端と炭酸水吐出ノズルとの下方に置
かれたカップへ炭酸飲料を供給する炭酸飲料供給装置で
あって、BIBから導出されたチューブの先端部に係合
するチューブ押圧部材を備え、炭酸水吐出ノズルが、吐
出した炭酸水がカップ横断面の接線方向からカップ側壁
内面に当たりカップ側壁内面に沿う旋回流を形成するよ
うに、斜め下方へ差し向けられ、BIBから導出された
チューブの先端が、吐出した飲料濃縮液がカップ側壁内
面に当たり炭酸水の旋回流と同一方向の流れを形成する
ように斜め下方へ差し向けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭酸飲料供給装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、飲料濃縮液が充填さ
れたBIB(Bag In Box)1と、BIB1か
ら導出されたチューブ2内の飲料濃縮液をチューブ2か
ら押し出すチューブポンプ3と、炭酸水供給源に接続さ
れた炭酸水吐出ノズル4とを備え、飲料濃縮液と炭酸水
とを吐出して、BIB1から導出されたチューブ2の先
端と炭酸水吐出ノズル4との下方に置かれたカップAへ
炭酸飲料を供給する炭酸飲料供給装置が、従来から使用
されている。飲料濃縮液と炭酸水とを均一に混合させる
べく、従来、図1に示すように、鉛直下方へ差し向けら
れたチューブ2の先端から吐出した飲料濃縮液と、斜め
下方へ差し向けられた炭酸水吐出ノズル4から吐出した
炭酸水とを空中で衝突させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の炭酸飲料供給装
置には、チューブ2から吐出した飲料濃縮液と炭酸水吐
出ノズル4から吐出した炭酸水とが空中で衝突する際
に、衝突の衝撃で炭酸水から炭酸ガスが分離して空気中
に拡散し、気が抜けた炭酸飲料がカップAに注がれると
いう問題があった。本発明は上記問題に鑑みてなされた
ものであり、飲料濃縮液が充填されたBIBと、BIB
から導出されたチューブ内の飲料濃縮液をチューブから
押し出すチューブポンプと、炭酸水供給源に接続された
炭酸水吐出ノズルとを備え、飲料濃縮液と炭酸水とを吐
出して、BIBから導出されたチューブの先端と炭酸水
吐出ノズルとの下方に置かれたカップへ炭酸飲料を供給
する炭酸飲料供給装置であって、炭酸水と飲料濃縮液と
が均一に混合された炭酸飲料であって気が抜けていない
炭酸飲料をカップに注ぐことができる炭酸飲料供給装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、飲料濃縮液が充填されたBIB
(Bag In Box)と、BIBから導出されたチ
ューブ内の飲料濃縮液をチューブから押し出すチューブ
ポンプと、炭酸水供給源に接続された炭酸水吐出ノズル
とを備え、飲料濃縮液と炭酸水とを吐出して、BIBか
ら導出されたチューブの先端と炭酸水吐出ノズルとの下
方に置かれたカップへ炭酸飲料を供給する炭酸飲料供給
装置であって、BIBから導出されたチューブの先端部
に係合するチューブ押圧部材を備え、炭酸水吐出ノズル
が、吐出した炭酸水がカップ横断面の接線方向からカッ
プ側壁内面に当たりカップ側壁内面に沿う旋回流を形成
するように、斜め下方へ差し向けられ、BIBから導出
されたチューブの先端が、吐出した飲料濃縮液がカップ
側壁内面に当たり炭酸水の旋回流と同一方向の流れを形
成するように斜め下方へ差し向けられていることを特徴
とする炭酸飲料供給装置を提供する。
【0005】本発明に係る炭酸飲料供給装置において
は、BIBから導出されたチューブの先端から吐出した
飲料濃縮液と、炭酸水吐出ノズルから吐出した炭酸水と
は、共に下方に置かれたカップの側壁内面に当たり、カ
ップの側壁内面に沿う旋回流を形成する。炭酸水の旋回
方向と飲料濃縮液の流れの方向とは同一なので、カップ
内で炭酸水と飲料濃縮液の混合液の旋回流が形成され、
飲料濃縮液と炭酸水とが均一に混合される。BIBから
導出されたチューブの先端部をチューブ押圧部材で押し
つぶし、チューブの先端部内の流路を縮小させると、飲
料濃縮液の吐出圧が増加し、飲料濃縮液の吐出速度が増
加する。高速の飲料濃縮液の噴流がカップの側壁内面に
当って広く拡散する。この結果、飲料濃縮液と炭酸水の
均一な混合が促進される。チューブの先端から吐出した
飲料濃縮液と炭酸水吐出ノズルから吐出した炭酸水とは
空中で衝突しないので、カップに注がれる前に炭酸水か
ら分離して空気中に拡散する炭酸ガスの量は少ない。炭
酸水吐出ノズルから吐出した炭酸水は、カップ横断面の
接線方向からカップ側壁内面に当たるので、炭酸水がカ
ップ側壁内面に当たる際に発生する衝撃は小さく、炭酸
水から分離して空気中に拡散する炭酸ガスの量は少な
い。BIBから導出されたチューブの先端から吐出した
飲料濃縮液は、炭酸水の旋回方向と同一方向へ差し向け
られてカップの側壁内面に当たるので、炭酸水の旋回流
と飲料濃縮液の流れとは正面衝突せず、大きな衝撃は発
生せず、炭酸水から分離して空気中に拡散する炭酸ガス
の量は少ない。従って、本発明に係る炭酸飲料供給装置
は、気が抜けていない炭酸飲料をカップに注ぐことがで
きる。
【0006】本発明においては、飲料濃縮液が充填され
たBIB(Bag In Box)と、BIBから導出
されたチューブ内の飲料濃縮液をチューブから押し出す
チューブポンプと、炭酸水供給源に接続された炭酸水吐
出ノズルとを備え、飲料濃縮液と炭酸水とを吐出して、
BIBから導出されたチューブの先端と炭酸水吐出ノズ
ルとの下方に置かれたカップへ炭酸飲料を供給する炭酸
飲料供給装置であって、BIBから導出されたチューブ
の先端に装着されたノズルを備え、炭酸水吐出ノズル
が、吐出した炭酸水がカップ横断面の接線方向からカッ
プ側壁内面に当たりカップ側壁内面に沿う旋回流を形成
するように、斜め下方へ差し向けられ、BIBから導出
されたチューブの先端に装着されたノズルが、吐出した
飲料濃縮液がカップ側壁内面に当たり炭酸水の旋回流と
同一方向の流れを形成するように斜め下方へ差し向けら
れていることを特徴とする炭酸飲料供給装置を提供す
る。BIBから導出されたチューブの先端にノズルを装
着すると、飲料濃縮液の吐出圧が増加し、飲料濃縮液の
吐出速度が増加する。高速の飲料濃縮液の噴流がカップ
の側壁内面に当って広く拡散する。この結果、飲料濃縮
液と炭酸水の均一な混合が促進される。
【0007】本発明の好ましい態様においては、BIB
から導出されたチューブの先端が、或いはBIBから導
出されたチューブの先端に装着されたノズルが、吐出し
た飲料濃縮液が、炭酸水の旋回流の始点近傍下流域でカ
ップ側壁内面に当たるように差し向けられている。炭酸
水の旋回流の始点近傍下流域では、カップ側壁内面に当
たった炭酸水がカップ側壁内面に沿って拡散しつつ流れ
ている。拡散しつつある炭酸水の流れに飲料濃縮液を合
流させることにより、飲料濃縮液は炭酸水中に広く拡散
する。この結果、炭酸水と飲料濃縮液との均一な混合が
促進される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る炭酸飲
料供給装置を説明する。図2に示すように、飲料濃縮液
であるシロップが充填されたBIB(BagIn Bo
x)5から、シリコンゴム等の柔軟な素材で形成された
チューブ6が導出され下方へ延在している。BIB5の
直下にチューブポンプ7が配設されている。チューブポ
ンプ7は、図示しないモータの出力軸に取り付けられた
円板7aと、円板7aに回転可能に取り付けられた3つ
のローラ7bと、ローラ7bと協働としてチューブ6を
挟持する弧状ガイド7cと、チューブ6の下流部を押圧
してチューブ6内の流路を開閉するピンチソレノイド7
dとを有している。
【0009】チューブポンプ7の直下に、チューブ押圧
部材8が配設されている。図2、3に示すように、チュ
ーブ押圧部材8は、チューブポンプ7の基板に取り付け
られた固定板8aと、係止爪8b′により固定板8aに
固定されたチューブホルダー8bと、チューブホルダー
8bに回動可能に取り付けられたホルダーレバー8cと
を有している。チューブホルダー8bは円弧状の凹部8
b″を有している。チューブ6の先端部が円弧状の凹部
8b″に挿通され、チューブホルダー8bによって保持
されている。ホルダーレバー8cは係止爪8c′と突起
8c″とを有している。図3(a)に示すように、ホル
ダーレバー8cがチューブホルダー8bから離れる方向
ヘ回動している時には、突起8c″は凹部8b″から離
れており、チューブ6の先端部内の流路は開いている。
図3(b)に示すように、ホルダーレバー8cがチュー
ブホルダー8bに接近する方向へ回動すると、突起8
c″が凹部8b″へ進入してチューブ6の先端部を押圧
する。この結果チューブ6の先端部が押しつぶされて、
チューブ6の先端部内の流路の一部が閉じ、チューブ6
の先端部内の流路が縮小する。ホルダーレバー8cの係
止爪8c′がチューブホルダー8bに係合すると、ホル
ダーレバー8cはチューブ6の先端部を押しつぶした状
態で、チューブホルダー8bに係止する。
【0010】図2に示すように、チューブポンプ7の側
方下方に炭酸水吐出ノズル9が配設されている。図示し
ない炭酸水供給源から加圧された炭酸水が炭酸水吐出ノ
ズル9へ供給される。炭酸水吐出ノズル9は、図2、4
に示すように、炭酸水吐出ノズル9から吐出した炭酸水
が、炭酸水吐出ノズル9の下方に置かれたカップAの横
断面の接線方向からカップAの側壁内面に当たり、カッ
プAの側壁内面に沿う旋回流を形成するように、斜め下
方へ差し向けられている。
【0011】BIBから導出されたチューブ6の先端
は、図2、4に示すように、チューブ6の先端から吐出
したシロップが、炭酸水の旋回流の始点近傍下流域で、
チューブ6の先端の下方に置かれたカップAの側壁内面
に当たり、炭酸水の旋回流と同一方向の流れを形成する
ように斜め下方へ差し向けられている。
【0012】本実施例に係る炭酸飲料供給装置の作動を
説明する。炭酸飲料供給装置の作動停止時には、チュー
ブポンプ7は停止している。ピンチソレノイド7dはチ
ューブ6の下流部を押圧しており、チューブ6の下流部
内の流路は閉じている。チューブ押圧部材8のホルダー
レバー8cは、図3(a)に示すようにチューブホルダ
ー8bから遠ざかる方向へ回動しており、チューブ6の
先端部内の流路は開いている。炭酸水吐出ノズル9には
炭酸水は供給されていない。
【0013】炭酸飲料供給装置の作動時には、図3
(b)に示すように、チューブ押圧部材8のホルダーレ
バー8cが手動操作の下にチューブホルダー8bへ接近
する方向ヘ回動し、ホルダーレバー8cの係止爪8c′
がチューブホルダー8bに係合してホルダーレバー8c
がチューブホルダー8bに係止する。ホルダーレバー8
cの突起8c″がチューブ6の先端部を押圧し、チュー
ブ6の先端部内の流路の一部が閉じて流路が縮小する。
チューブポンプ7が作動を開始する。ピンチソレノイド
7dによるチューブ6の下流部の押圧が解除され、チュ
ーブ6の下流部内の流路が開く。円板7aが図2で矢印
で示す方向ヘ回転し、3個のローラ7bが円板7aに随
伴して回転してチューブ6を順次押圧し、隣接する2個
のローラ7bの間で延在するチューブ6内にBIB5か
ら順次シロップを取り込み、取り込んだシロップを順次
チューブ6の下流方向へ圧送する。チューブポンプ7に
より、BIB5からチューブ6の下流部へ圧送されたシ
ロップは、チューブ6の下流部内の開いた流路を通って
チューブ6の先端部に到達し、チューブ6の先端部の縮
小された流路を通って、図2、4に示すようにチューブ
6の先端から吐出する。図示しない炭酸水供給源から炭
酸水吐出ノズル9へ炭酸水が圧送され、図2、4に示す
ように、炭酸水が炭酸水吐出ノズル9から吐出する。
【0014】チューブ6の先端から吐出したシロップ
と、炭酸水吐出ノズル9から吐出した炭酸水とは、共に
下方に置かれたカップAの側壁内面に当たり、図4で矢
印で示すように、カップAの側壁内面に沿う旋回流を形
成する。炭酸水の旋回方向とシロップの流れの方向とは
同一なので、カップA内で炭酸水とシロップの混合液の
旋回流が形成され、シロップと炭酸水とは均一に混合さ
れる。チューブ6の先端部をチューブ押圧部材8で押し
つぶし、チューブ6の先端部内の流路を縮小させると、
シロップの吐出圧が増加し、シロップの吐出速度が増加
する。高速のシロップの噴流がカップAの側壁内面に当
って広く拡散する。この結果、シロップと炭酸水の均一
な混合が促進される。炭酸水の旋回流の始点近傍下流域
では、カップAの側壁内面に当たった炭酸水がカップA
の側壁内面に沿って拡散しつつ流れている。拡散しつつ
ある炭酸水の流れにシロップを合流させることにより、
シロップは炭酸水中に広く拡散する。この結果、シロッ
プと炭酸水の均一な混合が促進される。
【0015】チューブ6の先端から吐出したシロップと
炭酸水吐出ノズル9から吐出した炭酸水とは空中で衝突
しないので、カップAに注がれる前に炭酸水から分離し
て空気中に拡散する炭酸ガスの量は少ない。図4に示す
ように、炭酸水吐出ノズル9から吐出した炭酸水は、カ
ップA横断面の接線方向からカップAの側壁内面に当た
るので、炭酸水がカップAの側壁内面に当たる際に発生
する衝撃は小さく、炭酸水から分離して空気中に拡散す
る炭酸ガスの量は少ない。チューブ6の先端から吐出し
たシロップは、炭酸水の旋回流と同一方向ヘ差し向けら
れてカップAの側壁内面に当たるので、炭酸水の旋回流
とシロップの流れとは正面衝突せず、大きな衝撃は発生
せず、炭酸水から分離して空気中に拡散する炭酸ガスの
量は少ない。。従って、本実施例に係る炭酸飲料供給装
置は、気が抜けていない炭酸飲料をカップAに注ぐこと
ができる。
【0016】本発明の第2実施例に係る炭酸飲料供給装
置を説明する。図5に示すように、本実施例において
は、第1実施例のチューブ押圧部材8に代えて、BIB
5から導出されたチューブ6の先端にノズル10を装着
している。上記を除き、本実施例に係る炭酸飲料供給装
置の構成は第1実施例に係る炭酸飲料供給装置の構成と
同一である。チューブ6の先端にノズル10を装着する
と、シロップの吐出圧が増加し、シロップの吐出速度が
増加する。高速のシロップの噴流がカップAの側壁内面
に当って広く拡散する。この結果、シロップと炭酸水の
均一な混合が促進される。
【0017】上記説明では、シロップを炭酸水で希釈し
て炭酸飲料を調製したが、シロップに代えて糖分を含ま
ない飲料濃縮液を炭酸水で希釈して飲料を調製する場合
でも、本発明に係る装置を使用すれば、カップの底に飲
料濃縮液が溜まらず、飲料濃縮液と炭酸水との均一な混
合が促進される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る炭酸
飲料供給装置においては、BIBから導出されたチュー
ブの先端から吐出した飲料濃縮液と、炭酸水吐出ノズル
から吐出した炭酸水とは、共に下方に置かれたカップの
側壁内面に当たり、カップの側壁内面に沿う旋回流を形
成する。炭酸水の旋回方向と飲料濃縮液の流れの方向と
は同一なので、カップ内で炭酸水と飲料濃縮液の混合液
の旋回流が形成され、飲料濃縮液と炭酸水とは均一に混
合される。BIBから導出されたチューブの先端部をチ
ューブ押圧部材で押しつぶしてチューブの先端部内の流
路を縮小させ、或いはチューブの先端にノズルを装着す
ると、飲料濃縮液の吐出圧が増加し、飲料濃縮液の吐出
速度が増加する。高速の飲料濃縮液の噴流がカップの側
壁内面に当って広く拡散する。この結果、飲料濃縮液と
炭酸水の均一な混合が促進される。
【0019】チューブの先端から吐出した飲料濃縮液と
炭酸水吐出ノズルから吐出した炭酸水とは空中で衝突し
ないので、カップに注がれる前に炭酸水から分離して空
気中に拡散する炭酸ガスの量は少ない。炭酸水吐出ノズ
ルから吐出した炭酸水は、カップ横断面の接線方向から
カップ側壁内面に当たるので、炭酸水がカップ側壁内面
に当たる際に発生する衝撃は小さく、炭酸水から分離し
て空気中に拡散する炭酸ガスの量は少ない。BIBから
導出されたチューブの先端から吐出した飲料濃縮液は、
炭酸水の旋回方向と同一方向へ差し向けられてカップの
側壁内面に当たるので、炭酸水の旋回流と飲料濃縮液の
流れとは正面衝突せず、大きな衝撃は発生せず、炭酸水
から分離して空気中に拡散する炭酸ガスの量は少ない。
従って、本発明に係る炭酸飲料供給装置は、気が抜けて
いない炭酸飲料をカップに注ぐことができる。
【0020】炭酸水の旋回流の始点近傍下流域では、カ
ップ側壁内面に当たった炭酸水がカップ側壁内面に沿っ
て拡散しつつ流れている。拡散しつつある炭酸水の流れ
に飲料濃縮液を合流させることにより、飲料濃縮液は炭
酸水中に広く拡散する。この結果、炭酸水と飲料濃縮液
との均一な混合が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の炭酸飲料供給装置の正面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る炭酸飲料供給装置の
正面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る炭酸飲料供給装置が
備えるチューブ押圧部材の断面図である。(a)は開い
た状態を示し、(b)は閉じた状態を示す。
【図4】本発明の第1実施例に係る炭酸飲料供給装置か
らのシロップの吐出状況と炭酸水の吐出状況とを示す図
であり、カップを上方から見下ろした図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る炭酸飲料供給装置の
正面図である。
【符号の説明】
1、5 BIB 2、6 チューブ 3、7 チューブポンプ 4、9 炭酸水吐出ノズル 8 チューブ押圧部材 10 ノズル A カップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 2/00 T

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料濃縮液が充填されたBIB(Bag
    In Box)と、BIBから導出されたチューブ内
    の飲料濃縮液をチューブから押し出すチューブポンプ
    と、炭酸水供給源に接続された炭酸水吐出ノズルとを備
    え、飲料濃縮液と炭酸水とを吐出して、BIBから導出
    されたチューブの先端と炭酸水吐出ノズルとの下方に置
    かれたカップへ炭酸飲料を供給する炭酸飲料供給装置で
    あって、BIBから導出されたチューブの先端部に係合
    するチューブ押圧部材を備え、炭酸水吐出ノズルが、吐
    出した炭酸水がカップ横断面の接線方向からカップ側壁
    内面に当たりカップ側壁内面に沿う旋回流を形成するよ
    うに、斜め下方へ差し向けられ、BIBから導出された
    チューブの先端が、吐出した飲料濃縮液がカップ側壁内
    面に当たり炭酸水の旋回流と同一方向の流れを形成する
    ように斜め下方へ差し向けられていることを特徴とする
    炭酸飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 BIBから導出されたチューブの先端
    が、吐出した飲料濃縮液が炭酸水の旋回流の始点近傍下
    流域でカップ側壁内面に当たるように差し向けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の炭酸飲料供給装
    置。
  3. 【請求項3】 飲料濃縮液が充填されたBIB(Bag
    In Box)と、BIBから導出されたチューブ内
    の飲料濃縮液をチューブから押し出すチューブポンプ
    と、炭酸水供給源に接続された炭酸水吐出ノズルとを備
    え、飲料濃縮液と炭酸水とを吐出して、BIBから導出
    されたチューブの先端と炭酸水吐出ノズルとの下方に置
    かれたカップへ炭酸飲料を供給する炭酸飲料供給装置で
    あって、BIBから導出されたチューブの先端に装着さ
    れたノズルを備え、炭酸水吐出ノズルが、吐出した炭酸
    水がカップ横断面の接線方向からカップ側壁内面に当た
    りカップ側壁内面に沿う旋回流を形成するように、斜め
    下方へ差し向けられ、BIBから導出されたチューブの
    先端に装着されたノズルが、吐出した飲料濃縮液がカッ
    プ側壁内面に当たり炭酸水の旋回流と同一方向の流れを
    形成するように斜め下方へ差し向けられていることを特
    徴とする炭酸飲料供給装置。
  4. 【請求項4】 BIBから導出されたチューブの先端に
    装着されたノズルが、吐出した飲料濃縮液が炭酸水の旋
    回流の始点近傍下流域でカップ側壁内面に当たるように
    差し向けられていることを特徴とする請求項3に記載の
    炭酸飲料供給装置。
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