JP2001106214A - テープ貼り装置 - Google Patents

テープ貼り装置

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JP2001106214A
JP2001106214A JP28471099A JP28471099A JP2001106214A JP 2001106214 A JP2001106214 A JP 2001106214A JP 28471099 A JP28471099 A JP 28471099A JP 28471099 A JP28471099 A JP 28471099A JP 2001106214 A JP2001106214 A JP 2001106214A
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Yukitaka Kumihashi
幸高 組橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの一部に粘着テープを貼り付けるテー
プ貼り装置に関するものであり、特に屋根瓦の一部に粘
着テープを貼り付ける用途に活用される。 【解決手段】 テープ貼り装置1は、テープ繰り出し装
置2と、載置台3と、移動装置5と、テープ保持装置6
及びコンベア側装置7によって構成される。テープ繰り
出し装置2は、粘着テープ15を保持すると共に粘着テ
ープを繰り出して所定の長さに切断する。載置台3は、
一定の傾斜角度を持った台であり、テープ繰り出し装置
2のハウジング10の外部であってテープ排出口近傍に
設けられている。移動装置5は、二つのエアーシリンダ
ー20a,20bと一つのトルクアクチェータ(回転装
置)21が組み合わされた構成である。テープ保持手段
6がエアーシリンダー20a,20bによって直線運動
して載置台3上の粘着テープ15と接触し、粘着テープ
15を保持してコンベア装置23上の所定の位置に粘着
テープ15を移動し、粘着テープ15の接着面をワーク
30に押しつけて粘着テープ15をワークに貼る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの一部に粘
着テープを貼り付けるテープ貼り装置に関するものであ
る。本発明のテープ貼り装置は、例えば屋根瓦の一部に
粘着テープを貼り付ける用途に活用される。
【0002】屋根瓦は、一般的に傾斜した形状であるた
め、積み重ねて運搬する際に荷崩れを起こしやすい。そ
こで積み重ねた際の荷崩れを防止するため、裏面の一部
に突起を設けた屋根瓦が知られている(特開平4−35
0241号)。図2は、この種の屋根瓦の裏面図であ
る。この種の屋根瓦30は、瓦本体の裏面に7条の凸条
31が設けられ、7条の凸条31のうちの1条おきの4
条の凸条31の前端縁33に近い箇所に半球状突起
(「スタック突起」とも言う)32が突設されている。
この突起32によって、図3に示すように、多数の瓦3
0,30,30・・・を上下に一定間隔をもって、且
つ、その前端縁33及び後端縁34が載置面に対して鉛
直面上に並ぶように積み重ねることができるようになっ
ている。しかしながら、この屋根瓦30は、突起32が
設けられているので、重ねて運搬する際に突起32が下
の瓦の表面を擦る。そのため屋根瓦30の表面を傷つけ
たり汚してしまうという問題があった。そこでこの問題
を解決するため、本出願人は、先に突起32の表面に粘
着テープを貼りつける構成を発明した(特願平9−23
0427号)。
【0003】図4は、突起の表面に粘着テープを貼りつ
ける構成の屋根瓦の突起部分の拡大断面図である。特願
平9−230427号に開示した構成では、突起32の
表面が粘着テ−プ製の半球殻状の小片36が粘着される
ことにより被覆されている。粘着テ−プ36の基材は布
製であり、粘着テ−プ36の粘着剤はブチルゴム製であ
る。
【0004】特願平9−230427号に開示した屋根
瓦は叙上の構成を備えているので、多数の屋根瓦30を
積み重ねた状態で長距離を輸送しても突起32により下
側の瓦の表面に傷が付くおそれはない。またこの屋根瓦
30は、積み重ねた状態でも安定し、輸送中に荷くずれ
等を起こしたりすることもない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した屋根
瓦を工業的に量産する場合には、どのようにして粘着テ
ープを突起に貼り付けるかという技術的課題がある。ま
た実用的には、次の要求を満足しなければならない。す
なわち屋根瓦の単価は低いものであるから、粘着テープ
の単価も低く抑える必要があり、市販の粘着テープを加
工度が低いままで屋根瓦に貼りつける必要がある。また
生産ラインのレイアウトに適合する様に装置は小型でな
ければならない。さらに貼りつけ目標たる突起は、小さ
いものであるから、相当の貼りつけ精度が必要である。
さらに屋根瓦の生産速度に合わせて2秒程度の間隔で貼
りつけ作業を完了する必要がある。しかしながら、列記
した要求を満足する手段やその装置は知られていないの
が現状であり、新たな装置の開発が嘱望されている。本
発明は、当該技術の現状に注目し、上記した要求を満足
するテープ貼り装置を開発することを課題とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして上記した課題を解
決するための請求項1に記載の発明は、粘着テープを保
持すると共に当該粘着テープを繰り出して所定の長さに
切断するテープ繰り出し装置と、粘着テープの保持及び
離脱が可能なテープ保持手段と、テープ保持手段を移動
させる移動装置を備え、テープ繰り出し装置によって切
断された粘着テープをテープ保持手段によって保持し、
移動装置によってテープ保持手段を所定の位置に移動
し、粘着テープの接着面をワークに押しつけて粘着テー
プをワークに貼ると共にテープ保持手段から粘着テープ
を離脱することを特徴とするテープ貼り装置である。
【0007】本発明のテープ貼り装置では、テープ繰り
出し装置によって粘着テープを切断し、これを保持手段
で保持して移動装置で所定の部位に運ぶ。そして粘着テ
ープをワークに貼り終わるとテープ保持手段から粘着テ
ープを離脱する。
【0008】また請求項2に記載の発明は、粘着テープ
を保持すると共に当該粘着テープを繰り出して所定の長
さに切断するテープ繰り出し装置と、切断された粘着テ
ープを載置する載置台と、粘着テープの保持及び離脱が
可能なテープ保持手段と、シリンダー装置と、回転装置
と、ワークを移動させるコンベア装置と、ワークを所定
の位置に停止させる位置決め装置を有し、前記テープ保
持手段は、シリンダー装置と回転装置によって直線運動
と回転運動が可能であり、載置台はテープ繰り出し装置
の近傍にあってテープ繰り出し装置によって切断された
粘着テープが載置され、テープ保持手段がシリンダー装
置によって直線運動して載置台上の粘着テープと接触
し、粘着テープを保持して直線運動及び回転運動をして
コンベア装置上の所定の位置に粘着テープを移動し、粘
着テープの接着面を位置決め装置によって停止されたワ
ークに押しつけて粘着テープをワークに貼ると共にテー
プ保持手段から粘着テープを離脱することを特徴とする
テープ貼り装置である。
【0009】本発明のテープ貼り装置では、テープ繰り
出し装置によって粘着テープを切断し、これをテープ繰
り出し装置の近傍に設けられた載置台に載せる。そして
載置台上の粘着テープをテープ保持手段によって保持す
る。ここで本発明のテープ貼り装置では、テープ保持手
段はシリンダー装置によって直線移動が可能であり、さ
らに粘着テープは載置台上にあるから、テープ保持手段
を載置台に対して略垂直方向から近接し、テープ保持手
段を粘着テープと接触させることができる。そのためテ
ープ保持手段は、確実に粘着テープを保持することがで
きる。またテープ保持手段は、シリンダー装置と回転装
置によって直線運動と回転運動が可能であり、粘着テー
プを保持して直線運動及び回転運動をしてコンベア装置
上の所定の位置に粘着テープを移動させることができ
る。そしてシリンダー装置によってテープ保持手段を直
線移動させ、粘着テープの接着面を位置決め装置によっ
て停止されたワークに押しつけて粘着テープをワークに
貼る。また粘着テープをワークに貼り終わるとテープ保
持手段から粘着テープを離脱する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の実施形態につ
いて説明する。図1は、本発明の実施形態のテープ貼り
装置の概略図である。本実施形態のテープ貼り装置1
は、大きく分けてテープ繰り出し装置2と、載置台3
と、移動装置5と、テープ保持装置6及びコンベア側装
置7によって構成される。テープ繰り出し装置2は、通
常テープカッターと称されて市販されているものであ
り、ハウジング10内に粘着テープ15のロール11を
保持する機能と、駆動ロール12及びカッタ13が内蔵
されたものである。駆動ロール12は、図示しないモー
タの動力を受けて回転する。またモータ或いは駆動ロー
ル12の回転数は、公知の手段によってカウントされ
る。カッタ13は、剪断カッタ或いは丸刃の回転刃物で
あり、粘着テープ15を切断するものである。カッタ1
3は、ハウジング10内であって、テープ排出口近傍に
設けられている。
【0011】テープ繰り出し装置2では、内部のロール
11に巻き付けられた粘着テープ15が、駆動ロール1
2を経てカッタ13に至っている。テープ繰り出し装置
2は、所定の信号を受けて駆動ロール12が所定の回転
数だけ回転する。その結果、ロール11から所定の長さ
の粘着テープ15が巻き出される。そしてカッタ13に
よって切断され、所定の長さの粘着テープ15が得られ
る。なお粘着テープは、従来から知られている様な基材
の片面に粘着剤層が設けられた構成のものがそのまま使
用でき、特段の限定はない、粘着テ−プの基材として、
布、軟質塩化ビニル樹脂、紙、セロファン等が使用で
き、粘着テ−プの粘着剤として、ブチルゴム等の合成ゴ
ムや天然ゴム等が使用できる。
【0012】載置台3は、一定の傾斜角度を持った台で
あり、テープ繰り出し装置2のハウジング5の外部であ
ってテープ排出口近傍に設けられ、テープ繰り出し装置
2に対して一体的に取り付けられている。載置台3の表
面は、シリコン樹脂等の粘着テープが粘着しにくい素材
で作られている。
【0013】移動装置5は、二つのエアーシリンダー2
0a,20bと一つのトルクアクチェータ(回転装置)
21が組み合わされた構成である。すなわち移動装置5
は、長尺のエアーシリンダー20aと、それよりも短い
エアーシリンダー20bを持つ。そして二つのエアーシ
リンダー20a,20bは、直列に接続されている。よ
り具体的には、長尺のエアーシリンダー20aのロッド
の先端部分に、もう一つのエアーシリンダー20bが接
続されている。そのため長尺のエアーシリンダー20a
だけを伸長した場合と、双方のエアーシリンダー20
a,20bを伸長した場合では、最終的な到達距離が異
なる。移動装置5は、前記した二つのエアーシリンダー
20a,20bが一体化されたものが、さらにトルクア
クチェータ21によって全体が回転される構造となって
いる。
【0014】テープ保持装置6は、具体的には真空吸着
パッドであり、前記したエアーシリンダー20bのロッ
ド先端部分に取り付けられている。またテープ保持装置
6には真空ポンプ22が接続されている。
【0015】コンベア側装置7は、ベルトまたはチェー
ンを使用したコンベア装置23と、位置決め装置25に
よって構成されている。位置決め装置25は、エアーシ
リンダー26のロッドにストッパー板27が取り付けら
れたものである。位置決め装置25は、コンベア装置2
3の近傍に配置され、所定の信号を受けてエアーシリン
ダー26のロッドが伸び、ワーク30たる屋根瓦の進行
路内にストッパー板27が突出する。
【0016】本実施形態のテープ貼り装置1は、コンベ
ア側装置7を中心とし、その近傍に架台31が設けられ
てテープ繰り出し装置2と移動装置5が載置されてい
る。また移動装置5のエアーシリンダー20a,20b
の回転中心は、載置台3の垂直延長上に位置する。そし
て移動装置5の二つのエアーシリンダー20a,20b
の内、長尺のエアーシリンダー20aだけを伸長させた
場合、エアーシリンダー20bの先端に取り付けられた
テープ保持装置6が載置台3に到達可能となる。またエ
アーシリンダー20a,20bの双方を伸長させると、
先端のテープ保持装置6がワーク30に到達可能とな
る。
【0017】次に本実施形態のテープ貼り装置1の動作
手順及び作用について説明する。本実施形態のテープ貼
り装置1は、ワーク30たる屋根瓦の製造ラインに直接
的に接続されている。そのためコンベア装置23上をワ
ーク30が流れる。そして所定の信号を受けて位置決め
装置25のエアーシリンダー26のロッドが伸び、ワー
ク30たる屋根瓦の進行路内にストッパー板27が突出
する。そのためコンベア装置23上を走行するワーク3
0は、ストッパ板27が障害となって停止する。
【0018】またこれと平行してテープ繰り出し装置2
に所定の信号が送られ、駆動ロール12が所定の回転数
だけ回転すると共にカッタ13が動作し、所定の長さの
粘着テープ15がテープ排出口から排出されて直接的
(自動的)に載置台3に載置される。すなわちテープ繰
り出し装置2では、カッタ13がテープ排出口の近傍に
設けられているので、カッタ13で切断される際に、所
定の長さの粘着テープ15は、その大部分がテープ排出
口よりも外側にある。そして前記した様に載置台3は、
テープ繰り出し装置2のハウジング10の外部であって
テープ排出口近傍に設けられているから、カッタ13で
切断される際には、所定の長さの粘着テープ15の大部
分が既に載置台3の上にある。なお、粘着テープ15が
載置台3に載置された際には、粘着テープ15の粘着面
は、載置台3側に位置する。
【0019】また上記した動作と同時に、移動装置5の
トルクアクチェータ21を回転させて、エアーシリンダ
ー20の軸線を略載置台3の垂直延長上に位置させる。
そして二つのエアーシリンダー20a,20bの内、長
尺側のエアーシリンダー20aのロッドだけを伸ばす。
その結果、丁度先端のテープ保持装置(真空吸着パッ
ド)6が、載置台3上の粘着テープと当接する。ここで
本実施形態では、エアーシリンダー20の回転中心は、
載置台3の垂直延長上に位置し、さらにエアーシリンダ
ー20の軸線が略載置台3の垂直延長上に位置させた状
態からエアーシリンダー20のロッドを延ばして先端の
テープ保持装置(真空吸着パッド)6を載置台3上の粘
着テープと当接させるので、テープ保持装置(真空吸着
パッド)6は載置台3上の粘着テープ15に対して真っ
直ぐに接し、真空吸着パッドは粘着テープを均等に押
す。そしてこの状態からテープ保持装置(真空吸着パッ
ド)6を真空状態にし、粘着テープ15を吸引保持す
る。本実施形態のテープ貼り装置1では、この様にテー
プ保持装置(真空吸着パッド)6が粘着テープ15を均
等に押した状態でテープ保持装置6を真空状態とするか
ら、テープ保持装置6は確実に載置台3上の粘着テープ
15を拾う。
【0020】続いてエアーシリンダー20aのロッドを
縮めて粘着テープ15を載置台3から離す。そしてトル
クアクチェータ21を回転してエアーシリンダー20
a,20bの軸線を略垂直に向ける。この状態のとき、
エアーシリンダー20a,20bの下には、ワーク30
たる屋根瓦がストッパ板27によって停止されており、
さらにエアーシリンダー20a,20bのロッドの延長
上には、前記した屋根瓦の突起32が位置する。
【0021】そしてエアーシリンダー20a,20bの
双方のロッドを伸ばし、テープ保持装置6に吸引保持さ
れた粘着テープをワーク30の突起32に押し当てる。
すなわち先に載置台3上の粘着テープを吸引保持する際
には一方のエアーシリンダー20aだけを伸長し、他方
は縮めたままの状態としたが、粘着テープをワーク30
の突起32に押し当てる際には、双方のエアーシリンダ
ー20a,20bを伸長させる。この理由は、エアーシ
リンダー20a,20bの回転中心から載置台3までの
距離よりも回転中心からワーク30までの距離の方が長
いためである。
【0022】本実施形態では、粘着テープ15は、粘着
面を下にしてテープ保持装置6に保持されているから、
ロッドを伸ばして粘着テープ15をワーク30に押し当
てることにより、粘着テープ15はワーク30に貼り付
けられる。そしてテープ保持装置6を大気状態にして、
粘着テープの吸引を解き、粘着テープを離脱させる。後
は、順次この工程を繰り返し、ワーク30に粘着テープ
15を貼りつけてゆく。
【0023】以上説明した実施形態では、移動装置5の
回転装置としてトルクアクチェータを採用したが、これ
に代わってモータを活用することもできる。また上記し
た実施形態では、移動装置5は、二つのエアーシリンダ
ーを直列に繋いだ構成とした。これは移動装置5から載
置台3までの距離とワーク30までの距離の間の差異
を、二つのエアーシリンダー20a,20bを使用する
ことにより吸収するためである。実施形態では、エアー
シリンダー20a,20bの回転中心から載置台3まで
の距離よりも回転中心からワーク30までの距離の方が
長い場合を前提として説明したが、逆に回転中心から載
置台3までの距離よりも回転中心からワーク30までの
距離の方が短い場合もあり、その場合は、載置台3上の
粘着シート15を拾う際に二つのエアーシリンダー20
a,20bを伸長し、ワーク30に粘着シート15を貼
りつける際に一方だけのエアーシリンダーを伸長させ
る。もちろん移動装置5から載置台3までの距離とワー
ク30までの距離の間の差異が小さい場合は、移動装置
5は、一本のシリンダーだけを持つ構成であってもよ
い。また本発明のテープ貼り装置は、屋根瓦の突起に粘
着テープを貼ることを目的として開発されたものである
が、もちろん他のワークに粘着テープを貼る場合にも使
用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に記載のテ
ープ貼り装置では、テープ繰り出し装置によって粘着テ
ープを切断し、これを保持手段で保持して移動装置で所
定の部位に運び、粘着テープをワークに貼ることができ
る。また請求項2に記載のテープ貼り装置では、テープ
繰り出し装置によって粘着テープを切断し、これをテー
プ繰り出し装置の近傍に設けられた載置台に載せ、テー
プ保持手段によって保持してシリンダー装置と回転装置
によって所定の位置に移動させ、粘着テープの接着面を
位置決め装置によって停止されたワークに押しつけて粘
着テープをワークに貼る。
【0025】このように本発明のテープ貼り装置は、単
に粘着テープを切断したものを使用することができるの
で、市販の粘着テープを加工度が低いままでワークに貼
りつけることができる。そのため本発明のテープ貼り装
置は、運転費が低廉である。また本発明のテープ貼り装
置は、テープ繰り出し装置、テープ保持手段、移動装置
といった少数の構成部品によって作られているので、小
型であり、生産ラインのレイアウトに適合し易い。さら
に本発明のテープ貼り装置は、相当の貼りつけ精度が期
待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のテープ貼り装置の概略図で
ある。
【図2】ワークたる屋根瓦の裏面図である。
【図3】ワークたる屋根瓦を積み重ねた状態の断面図で
ある。
【図4】突起の表面に粘着テープを貼りつける構成の屋
根瓦の突起部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 テープ貼り装置 2 テープ繰り出し装置 3 載置台 5 移動装置 6 テープ保持装置 7 コンベア側装置 15 粘着テープ 20a,20b エアーシリンダー 21 トルクアクチェータ(回転装置) 23 コンベア装置 26 エアーシリンダー 27 ストッパー板 30 ワーク(屋根瓦) 32 突起 36 粘着テ−プ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープを保持すると共に当該粘着テ
    ープを繰り出して所定の長さに切断するテープ繰り出し
    装置と、粘着テープの保持及び離脱が可能なテープ保持
    手段と、テープ保持手段を移動させる移動装置を備え、
    テープ繰り出し装置によって切断された粘着テープをテ
    ープ保持手段によって保持し、移動装置によってテープ
    保持手段を所定の位置に移動し、粘着テープの接着面を
    ワークに押しつけて粘着テープをワークに貼ると共にテ
    ープ保持手段から粘着テープを離脱することを特徴とす
    るテープ貼り装置。
  2. 【請求項2】 粘着テープを保持すると共に当該粘着テ
    ープを繰り出して所定の長さに切断するテープ繰り出し
    装置と、切断された粘着テープを載置する載置台と、粘
    着テープの保持及び離脱が可能なテープ保持手段と、シ
    リンダー装置と、回転装置と、ワークを移動させるコン
    ベア装置と、ワークを所定の位置に停止させる位置決め
    装置を有し、前記テープ保持手段は、シリンダー装置と
    回転装置によって直線運動と回転運動が可能であり、載
    置台はテープ繰り出し装置の近傍にあってテープ繰り出
    し装置によって切断された粘着テープが載置され、テー
    プ保持手段がシリンダー装置によって直線運動して載置
    台上の粘着テープと接触し、粘着テープを保持して直線
    運動及び回転運動をしてコンベア装置上の所定の位置に
    粘着テープを移動し、粘着テープの接着面を位置決め装
    置によって停止されたワークに押しつけて粘着テープを
    ワークに貼ると共にテープ保持手段から粘着テープを離
    脱することを特徴とするテープ貼り装置。
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