JP2001105918A - センタディファレンシャル - Google Patents

センタディファレンシャル

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JP2001105918A
JP2001105918A JP37151499A JP37151499A JP2001105918A JP 2001105918 A JP2001105918 A JP 2001105918A JP 37151499 A JP37151499 A JP 37151499A JP 37151499 A JP37151499 A JP 37151499A JP 2001105918 A JP2001105918 A JP 2001105918A
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gear
differential
rear side
pinion
gears
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JP37151499A
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Seiken Kan
政 憲 甘
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Hyundai Motor Co
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Hyundai Motor Co
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    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/06Differential gearings with gears having orbital motion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
    • B60K17/344Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
    • B60K17/346Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear
    • B60K17/3462Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear with means for changing distribution of torque between front and rear wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い差動制限力を確保すると共に前後輪の接
地力に対するバランスを合わせて基本駆動トルクを配分
できるセンタディファレンシャルを提供する。 【解決手段】 駆動ピニオンに連結するリングギヤを一
体形成した差動ギヤケース;該ケースの前後側に挿入さ
れ駆動軸にスプライン結合し外周面にヘリカルギヤ歯を
形成した前後側サイドギヤ;ケース内のギヤ溝を経て該
サイドギヤに2つ1組で噛み合うピニオンギヤ;サイド
ギヤとケースとの間及びサイドギヤの間の摩擦部材のワ
ッシャ部材からなるセンタディファレンシャルにおい
て、該ピニオンギヤは所定角の斜線方向に配置し、差動
ギヤケースと前後側サイドギヤ問で駆動トルク配分比を
異にして動力伝達するように、該ケースは後側から前側
に向けて外径が次第に大になり、外周線は所定角の斜線
を有し、該サイドギヤは斜線方向のピニオンギヤと噛み
合うように後側から前側に向けて直径が次第に大にな
り、歯線は該斜線方向に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のセンタディ
ファレンシャル(Center Diffrentia
l)に係り、より詳しくは、差動制限機能を有し、前、
後輪の基本駆動トルク配分を異にすることができるセン
タディファレンシャルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、4輪駆動用車両は軍用車両によ
ってその有用性が一般化され、最近では、ジープ車両の
みに使用され得るという固定観念から脱して、エンジン
トルクを十分に路面に伝達して加、減速する能力を向上
させるという点と、高速走行を中心にして日常の走行中
にも常に4輪に駆動力を伝達してその走行安定性を向上
させるという点とで、乗用自動車への適用も次第に拡大
されている趨勢である。
【0003】このような4輪駆動用車両は、エンジンの
駆動力を4輪に適切に供給するためにクラッチと変速機
及び差動装置などを適用しているが、前記のような4輪
駆動用車両の差動装置は4輪の回転速度に差異がある状
態を差動するものであって、前輪側左、右車輪の回転速
度差を差動するためのフロントディファレンシャルと、
後輪側左、右車輪の回転速度差を差動するためのリアデ
ィファレンシャルと、前記前、後輪の回転速度差を差動
するために前記フロントディファレンシャルとリアディ
ファレンシャルとの間で駆動軸によって連結されて駆動
トルクの配分と回転力の伝達を行うセンタディファレン
シャルとからなる。
【0004】一方、前記ディファレンシャルは、車輪が
泥招にはまるなど4輪が接している路面との摩擦力に大
きな差異が発生するようになると、摩擦力が少ない方の
車輪は空転し、摩擦力が大きい方の車輪は停止するので
適切な駆動トルクの伝達が行われないようになり、正常
な運行が困難になる。
【0005】このような問題点を解決するために、前記
フロント及びリアディファレンシャルには差動制限機能
を追加して両駆動輪を直結することによって差動を抑制
して駆動トルクの伝達を効率的に行えるように構成する
のが普通であり、前記センタディファレンシャルにも前
記フロント及びリアディファレンシャルと同様に同一の
差動制限機能を追加して前記フロント及びリアディファ
レンシャルに駆動力を伝達する駆動軸を直結することに
よって駆動トルクの配分及び回転力の伝達を効果的に行
えるようにする趨勢にある。
【0006】このように差動機能を有する前記ディファ
レンシャルのうち、一般的なセンタデイファレンシャル
の側断面図を図3に、その内部のピニオンギヤとサイド
ギヤとの噛み合った状態を示した斜視図を図4に示す。
図3及び図4に示されているように、エンジンからの回
転力を伝達する駆動ピニオン(図示しない)に連結され
るリングギヤ51が一体に形成された差動ギヤケース5
2の前後側に前、後側サイドギヤ53、54が挿入され
て駆動軸(図示しない)にスプライン結合され、前記
前、後側サイドギヤ53、54の外周面にはへリカルギ
ヤ歯55が形成される。
【0007】また、前記差動ギヤケース52の内側に設
けられたギヤ溝56を通じて前記前、後側サイドギヤ5
3、54に2つを1セットとする4つのピニオンギヤセ
ット57が噛み合い、前記ピニオンギヤセット57は同
軸にロングへリカルギヤ58、63とショートヘリカル
ギヤ59、62とが形成され、1セットをなす2つのピ
ニオンギヤ60、61は互いに反対に接するように配置
され、第1ピニオンギヤ60のロングへリカルギヤ58
及びショートへリカルギヤ59はそれぞれ第2ピニオン
ギヤ61のショートヘリカルギヤ62及びロングへリカ
ルギヤ63と互いに噛み合う。
【0008】この時、前記1セットをなす2つのピニオ
ンギヤ60、61はそれぞれのロングへリカルギヤ5
8、63が前記前、後側サイドギヤ53、54にそれぞ
れ噛み合う。
【0009】また、前記前、後側サイドギヤ53、54
と差動ギヤケース52との間にはそれぞれエンドワッシ
ヤ64が介され、前記前、後側サイドギヤ53、54の
間にはセンタワッシヤ65が介される。
【0010】このように構成されるセンタディファレン
シャルの作動を以下に説明する。まず、直進走行時には
前、後側サイドギヤ53、54問に回転速度差が発生し
ないので、ピニオンギヤ60、61は自転せずに、前、
後側サイドギヤ53、54と差動ケース52とが一体に
回転するようになる。
【0011】また、差動走行時には前、後側サイドギヤ
53、54間に回転速度差が発生するので、ピニオンギ
ヤ60、61が互いに逆回転しながら回転差を吸収する
ようになり、前記差動ギヤケース52に対して高速側は
前記ピニオンギヤ60、61の空転の分だけ増速され、
低速側は減速されるので、差動が実現されて既存のディ
ファレンシャルと同一の作動原理で作動が行われる。
【0012】また、差動制限時に、前、後輪の路面摩擦
係数が異なったり路面の異常条件によって前記前、後輪
の負荷に不均衡が発生する場合、前記前、後側サイドギ
ヤ53、54の駆動は相互に影響を与えて各サイドギヤ
53、54とピニオンギヤ60、61との間に噛合い反
力を発生させるようになり、前記噛合い反力はヘリカル
ギヤの歯面に対して軸方向推力として作用する。
【0013】これによって、前記サイドギヤ53、54
はワッシヤ64、65を押しながら摩擦が発生するよう
になり、また、ピニオンギヤ60、61も前記反力によ
って差動ギヤケース52の内部面との摩擦が発生して内
部のギヤ(即ち、サイドギヤ及びピニオンギヤ)が差動
ギヤケース52と一体に直結されるので、フロント及び
リアデイファレンシャル(図示しない)に同一の駆動ト
ルク配分及び回転力伝達を行う差動制限が行われるよう
になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記センタデ
ィファレンシャルは前、後側サイドギヤの直径が同一に
構成され、これによってピニオンギヤも水平に配列され
て装着されるので、差動制限走行時に必要な分だけの強
い差動制限力を確保するには前記内部ギヤと差動ギヤケ
ースの内部面との摩擦面積が不足するという問題点があ
り、また、車種によって異なる前、後輪の接地力に対す
るバランスを合わせるために、前記前、後輪に伝達され
る駆動トルクの配分を異にするのが好ましいにもかかわ
らず、前記駆動トルクの配分比が50:50に固定され
て前記センタディファレンシャルの運動能力の領域を拡
大することができないという問題点を有している。
【0015】従って、本発明は前記のような問題点を解
決するためのものであって、その目的は、ピニオンギヤ
セットの配置を斜線構造に配列し、これに従って前、後
側サイドギヤの半径もそれぞれ相異するように構成する
ことによって、高い差動制限力を確保すると共に前、後
輪の接地力に対するバランスを合わせて基本駆動トルク
を配分できるセンタディファレンシャルを提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を実現するため
に、本発明のセンタディファレンシャルは、エンジンか
らの回転力を伝達する駆動ピニオンに連結されるリング
ギヤが一体に形成された差動ギヤケースと、前記差動ギ
ヤケースの前後側に挿入されて駆動軸にスプライン結合
され、外周面にはヘリカルギヤ歯が形成された前、後側
サイドギヤと、前記差動ギヤケースの内側に設けられた
ギヤ溝を通じて前記前、後側サイドギヤに2つを1セッ
トとして噛み合ったピニオンギヤと、前記前、後側サイ
ドギヤと差動ギヤケースとの聞及び前記前、後側サイド
ギヤの間に介されて摩擦部材として作用するワッシヤ部
材とからなるセンタディファレンシャルにおいて、前記
ピニオンギヤが所定の角の斜線方向に配置され、前記差
動ギヤケースと前、後側サイドギヤとの間で基本駆動ト
ルク配分比を異にして動力伝達を行うことができるよう
に、前記差動ギヤケースは後側から前側に向かってその
外周面の直径が次第に大きくなってその外周線が所定の
角の斜線を有するように形成され、前記前、後側サイド
ギヤは前記斜線方向に配置されたピニオンギヤと噛み合
うことができるように、前記後側サイドギヤから前側サ
イドギヤに向かって直径が次第に大きくなってその歯線
が所定の角の斜線方向に形成されることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、前記目的を具体的に実現す
ることができる本発明の好ましい実施形態を添付図面に
基づいて詳しく説明する。
【0018】図1は本発明のセンタディファレンシャル
の一実施形態の側断面図であり、図2は前記図1のA−
A線による断面図であって、図1、2では、エンジンか
らのエンジンカを伝達する駆動ピニオン(図示しない)
に連結されるリングギヤ1が一体に形成された差動ギヤ
ケース3の前、後側に前、後側サイドギヤ5、7が挿入
されて駆動軸(図示しない)にスプライン結合され、前
記前、後側サイドギヤ5、7はその外周面にへリカルギ
ヤ歯9が形成されている。
【0019】前記差動ギヤケース3の内側に設けられた
ギヤ溝11には2つを1セットとする4つのピニオンギ
ヤセット13が挿入されて前記前、後側サイドギヤ5、
7に噛み合い、前記前、後側サイドギヤ5、7と差動ギ
ヤケース3との間にはエンドワッシヤ15が介され、前
記前、後側サイドギヤ5、7の間にはセンタワッシヤ1
7が介されて摩擦部材として作用する。
【0020】前記差動ギヤケース3は後側から前側にそ
の外周面の直径が次第に大きくなってその外周線19が
所定の角(α)の斜線を有するように形成される。
【0021】これによって、前記差動ギヤケース3内に
形成されるギヤ溝11の配置も斜線方向に傾いて行わ
れ、従って、前記ピニオンギヤセット13は所定の角
(α)を有して前記ギヤ溝11に挿入されて前記差動ギ
ヤケース3内で斜線方向に配置される。
【0022】ここで、1つのピニオンギヤセット13は
同一軸21の両端にロングへリカルギヤ23及びショー
トへリカルギヤ25が形成された2つのピニオンギヤ2
7、29が互いに反対に接するように配置され、第1ピ
ニオンギヤ27のロングへリカルギヤ23及びショート
ヘリカルギヤ25が第2ピニオンギヤ29のショートヘ
リカルギヤ25及びロングへリカルギヤ23とそれぞれ
噛み合って形成され、前記各ピニオンギヤ27、29の
ロングへリカルギヤ23は前記前側又は後側サイドギヤ
5、7にそれぞれ噛み合って形成される。
【0023】このように、前記前、後側サイドギヤ5、
7は前記斜線方向に配置されたピニオンギヤセット13
と噛み合うように、前記後側サイドギヤ7から前側サイ
ドギヤ5に向かって直径が次第に多くなって、その歯線
31が所定の角(α)の斜線方向に形成される。
【0024】以上のような構成を有するセンタディファ
レンシャルの作動は、まず、直進走行時には前、後側サ
イドギヤ5、7の間に回転速度差が発生しないので、ピ
ニオンギヤセット13は自転せずに、前、後側サイドギ
ヤ5、7と差動ギヤケース3とが一体に回転する。
【0025】この時、前側サイドギヤ5及び後側サイド
ギヤ7は平均直径が一定の比率で異なるように形成され
ることによって、前側サイドギヤ5を通じてフロントデ
ィファレンシャル(図示しない)に伝達されるトルク
と、前記後側サイドギヤ7を通じてリアディファレンシ
ャル(図示しない)に伝達されるトルクとの駆動トルク
配分比は、前側と後側とが互いに異なるようになされ、
これについては本実施形態の最終部分で再度説明する。
【0026】また、差動走行時には前、後側サイドギヤ
5、7の問に回転速度差が発生してピニオンギヤセット
13が相互逆回転しながら回転差を吸収するようにな
り、前記差動ギヤケース3に対して高速側は前記ピニオ
ンギヤセット13の空転の分だけ増速され、低速側は減
速されるので、差動が実現されて既存のディファレンシ
ャルと同一な作動原理で作動が行われる。
【0027】また、差動制限時に、前、後輪の路面摩擦
係数が互いに異なったり路面の異常条件によって前記
前、後輪の負荷に不均衡が発生する場合、前記前、後側
サイドギヤ5、7の駆動は相互に影響を与えて各サイド
ギヤ5、7とピニオンギヤセット13との間に噛合い反
力を発生させ、前記噛合い反力はへリカルギヤの歯面に
対して軸方向推力として作用する。
【0028】これによって、前記前、後側サイドギヤ
5、7はワッシヤ15、17を押しながら摩擦を発生す
るようになり、また、ピニオンギヤセット13も前記反
力によって差動ギヤケース3の内部面と摩擦を発生して
内部ギヤ(即ち、サイドギヤとピニオンギヤ)が差動ギ
ヤケース3と一体に直結されるので、フロント及びリア
ディファレンシャル(図示しない)に同一な回転力を伝
達する差動制限が行われる。
【0029】ここで、前記ピニオンギヤセット13は中
心軸に対して所定の角(α)の斜線方向に配置した構造
を有し、差動ギヤケース3のギヤ溝11内で表面接触面
積が増加して前記ヘリカルギヤの噛合い反力によって発
生する推力を受けて前記ギヤ溝11の内面で摩擦接触す
ると、放射方向への摩擦トルクが増大するため強い差動
制限力を実現できるようになる。
【0030】前述のように、前、後側サイドギヤ5、7
への基本駆動トルク配分比を、前側サイドギヤ7の直径
を大きくすることにより高く設定されるように構成した
本発明のセンタディファレンシャルは、車両の前方荷重
が多くかかる前輪駆動(FF)タイプの車種に適用可能
なものであり、前輪側に荷重が多くかかる車両の車輪接
地力に対するバランスを、前記駆動トルクの配分比を異
にすることによって走行安定性を確保しようとするもの
である。
【0031】また、本発明によるセンタディファレンシ
ャルは、前記のように前輪駆動(FF)タイプの車種の
みにその適用が限定されるのではなく、フロント差動制
限装置(FRONT LSD)としてトランスミッショ
ンの内部に構成させることもできるなど、フルタイム4
ホイルドライブ(FULL TIME 4WHEELD
RIVE)車種において前輪と後輪との間に駆動力を車
輪の接地力に基づいて変化させて伝達することができる
箇所であれば、その適用が可能である。
【0032】これによって、従来の駆動トルク配分比が
50:50に固定されたセンタディファレンシャルの運
動能力の領域を拡大することができ、車輪接地力に対応
する走行性を確保することができるようになる。
【0033】
【発明の効果】上述のように、本発明によるセンタディ
ファレンシャルは、ピニオンギヤセットの配置を斜線構
造に配列し、これによって前、後側サイドギヤの半径も
それぞれ相異するように構成することによって、前記ピ
ニオンギヤと差動ギヤケースのギヤ溝の内周面との問の
摩擦面積が広くなって高い差動制限力を確保することが
でき、同時に、各車輪の路面との接地力に対応する駆動
トルクを配分することができるので車両の走行安定性を
確保することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセンタディファレンシャルの一例
の側断面図である。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】従来の技術によるセンタディファレンシャルの
側断面図である。
【図4】従来の技術によるセンタディファレンシャルの
内部のピニオンギヤとサイドギヤとの噛み合った状態を
示した斜視図である。
【符号の説明】
1 リングギヤ 3 差動ギヤケース 5 前側サイドギヤ 7 後側サイドギヤ 9 ヘリカルギヤ歯 11 ギヤ溝 13 ピニオンギヤセット 15 エンドワッシヤ 17 センタワッシヤ 19 外周線 21 同一軸 23 ロングヘリカルギア 25 ショートヘリカルギア 27、29 ピニオンギア 31 歯線
フロントページの続き Fターム(参考) 3D043 AA01 AA05 AB17 EA02 EA22 EA24 EA39 EB02 EB05 EB13 EC01 EF17 3J027 FA02 FA04 FA34 FB04 GA03 GA04 GB03 GC11 GC22 GD04 GD09 GD11 GE06 GE11 GE16 GE18 GE23 GE29 HH01 HH02 HK10 HK42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの回転力を伝達する駆動ピ
    ニオンに連結されるリングギヤが一体に形成された差動
    ギヤケースと、 前記差動ギヤケースの前後側に挿入されて駆動軸にスプ
    ライン結合され、外周面にはヘリカルギヤ歯が形成され
    た前、後側サイドギヤと、 前記差動ギヤケースの内側に設けられたギヤ溝を通じて
    前記前、後側サイドギヤに2つを1セットとして噛み合
    ったピニオンギヤと、 前記前、後側サイドギヤと差動ギヤケースとの間及び前
    記前、後側サイドギヤの間に介されて摩擦部材として作
    用するワッシャ部材とからなるセンタディファレンシャ
    ルにおいて、 前記ピニオンギヤが所定の角の斜線方向に配置され、前
    記差動ギヤケースと前、後側サイドギヤとの問で駆動ト
    ルク配分比を異にして動力伝達を行うことができるよう
    に、 前記差動ギヤケースは後側から前側に向かってその外周
    面の直径が次第に大きくなってその外周線が所定の角の
    斜線を有するように形成され、 前記前、後側サイドギヤは前記斜線方向に配置されたピ
    ニオンギヤと噛み合うことができるように、前記後側サ
    イドギヤから前側サイドギヤに向かって直径が次第に大
    きくなってその歯線が所定の角の斜線方向に形成される
    ことを特徴とするセンタディファレンシャル。
  2. 【請求項2】 前記1セットをなすピニオンギヤは、 同軸の両端にロングヘリカルギヤとショートへリカルギ
    ヤとが形成された2つのピニオンギヤが互いに反対に配
    置され、1つのピニオンギヤのロングへリカルギヤ及び
    ショートへリカルギヤが他の1つのピニオンギヤのショ
    ートヘリカルギヤ及びロングヘリカルギヤとそれぞれ噛
    み合って形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    センタディファレンシャル。
  3. 【請求項3】 前記ピニオンギヤのロングへリカルギヤ
    は、前記前側又は後側サイドギヤにそれぞれ噛み合って
    形成されることを特徴とする請求項2に記載のセンタデ
    ィフアレンシャル。
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