JP2001104381A - 機能椅子及び機能寝台の滑り止め機構 - Google Patents

機能椅子及び機能寝台の滑り止め機構

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JP2001104381A
JP2001104381A JP32733799A JP32733799A JP2001104381A JP 2001104381 A JP2001104381 A JP 2001104381A JP 32733799 A JP32733799 A JP 32733799A JP 32733799 A JP32733799 A JP 32733799A JP 2001104381 A JP2001104381 A JP 2001104381A
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Masaki Suzumori
正基 鈴森
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 患者が着座姿勢から起立姿勢へ、着座姿勢か
らリクライニングを経て寝座姿勢に変化する時の患者の
臀部の滑りを防止する機構。 【解決手段】 腰座2が斜めに持ち上がると共に、臀部
の角度座板14が水平の儘立上って支へ臀部が滑るのを
防止する。又着座姿勢から寝座姿勢に到る体位の滑りを
止めるため、背もたれ特別下端の傾むく力を創生棒に伝
え、創生棒の滑り先端を連動させると、角度座板が斜め
に立ち上がり、体位の滑りを止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高齢者、身体障害者
福祉に関する介護用椅子、或いは介護用寝台を着座姿勢
から起立姿勢、着座姿勢から寝座姿勢へと変化する機構
に属する。
【0002】
【従来の技術】過去から現在まで、存在する介護用椅子
においては、動作が着座姿勢から起立姿勢への移行か、
または着座姿勢から寝座姿勢への単独機構が多く、着座
姿勢から起立姿勢へ、着座姿勢から寝座姿勢へと2つの
姿勢変化を兼ねる椅子で、しかも完全な起立姿勢や寝座
姿勢の形態になるものは見当らない。また、寝台におい
ては、公開特許公報平4−67814号で、寝台として
上半身がリクライニング状となったり、寝座姿勢で膝裏
が持ち上がったり、起立姿勢の時寝台が床から上に持ち
上がったりする動作が一つの機構として統一されている
ものもあるが、一個のモーターで姿勢全体の制御はでき
ない、また、構成する機構も全く今回提案する構造とは
異にしている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】平成9年11月19日
出願の特願平9−361992号と、平成10年3月1
8日出願の特願平10−112641号と、平成10年
12月16日優先権主張による出願の特願平10−37
7988号では、図3、図4、図5の機能椅子の構造を
大別して、機能椅子フレーム1と、背もたれ3と、背も
たれ下部51から足掛48に連動する上梁49と、下梁
50から成り立っているが、課題を解決する手段として
背もたれ3に図で示すように、背もたれ下部51とは別
に、背もたれ特別下端8を設けた。また、上梁49に課
題解決の為の加工を施し、以下文中では部品名をリンク
上梁41とする。今回は先願を元として更に新規な二つ
の機構を加えた、一つには着座姿勢から起立姿勢へ変わ
る時、先願では患者5が腰かけている腰座2を斜めに傾
けると体位が滑るから、滑りを止める為の機構を新規に
発明した。もう一つの課題は着座姿勢からリクライニン
グを経て寝座姿勢に変わる時、患者背部の体位が滑り、
衣服が背中部で上にめくられる状態を防止することを機
能椅子及び機能寝台に応用することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】さて、平成10年12月
16日優先権主張による出願の特願平10−37798
8号に記載せる着座から起立へと、着座からリクライニ
ングを経て寝座へと変化できる機能椅子の機構を大別す
ると、腰を乗せる腰座と背もたれと足掛の3つになる。
特徴として図3,4,5は先願の特願平10−3779
88号の図に新規に背もたれ特別下端8を加えた図であ
る。先願では機能椅子の形を変化させて、機能椅子の着
座姿勢から起立姿勢と、着座姿勢から寝座姿勢へ変化さ
せ、2つの異なった機能を成立する為に、椅子に取り付
けられた腰座板押上げ棒と摺動軸の位置を、着座の位置
から起立または寝座の位置へ誘導させることで成立させ
た。その機構はループ状の伝導帯に取り付けられたロッ
ド軸金に摺動軸、腰板押上げ棒を関連させ、伝導帯を右
廻り、左廻りすることで、機能椅子は腰座を腰掛けた患
者の着座姿勢から起立姿勢に移行させることと、着座姿
勢から背もたれが次第にリクライニングになり同時に足
掛が持ち上がり、次第に椅子全体が寝台状の寝座姿勢と
なることである。以上のごとき出願済みの機構に、更に
今回新規の機構を加えることで、機能椅子及び機能寝台
の滑りを解決することができた。
【0005】着座姿勢から起立姿勢に移るのにリンク機
構を用い、腰座2が斜めに持ち上がると共に、患者の臀
部を角度座板14が水平の儘立ち上がって支え、臀部が
滑るのを防止する、又、着座姿勢から寝座姿勢に到るリ
クライニング中に患者の体位の滑りを止める為、背もた
れ特別下端8の傾むく力を創生棒18に伝え、創生棒1
8の滑り先端19を連動させると、角度座板14が斜め
に立ち上がり、患者の体位の滑りを止める機能椅子及び
機能寝台の滑り止め機構とした。
【0006】図1において、図1(a)については後述
する。図2(a)の患者5の着座姿勢から図1(b)の
起立姿勢に変化する時、患者5が腰をかけている腰座2
が斜めに傾き滑り台状となり、臀部が腰座2から滑り落
ちる状態となる。課題解決として図1(c)に示すよう
に、腰座2は角度座板14と固定腰座板52で構成し、
着座姿勢から起立姿勢になる時、角度座板14が水平に
立ち上がって、腰掛けた患者の臀部を支える。
【0007】図2(a)は患者5は着座姿勢であり、図
2(b)は患者5の体形がリクライニングにより後方に
傾きつつある。このリクライニングから寝座姿勢に変わ
る時、患者の臀部は背もたれ3や腰座2から矢印方向へ
滑り、上衣服が背中部で上にめくられ、患者は寝台状態
から体位を足方向に滑り移動する。図2(c)は、この
状態を防止する為に着座姿勢からリクライニングになる
時、腰座2の角度座板14は一端の板孔15を軸として
斜めに立ち上がり、患者の臀部を支えると共に、膝も立
てて滑りの状態を発生させない。
【0008】次に、図2(d)に示すように、患者5の
体位をリクライニングから寝座姿勢に変わる時には、角
度座板14は板孔15を軸として腰座2の中に納まって
平らなベット状の寝座姿勢となり患者は寝返ることもで
きる。
【0009】以上の動作の逆で、寝座姿勢からリクライ
ニングを経て着座姿勢に戻る時は、寝座姿勢からリクラ
イニングを経て着座姿勢へ変化につれ、腰座2内の角度
座板14は再び板孔15を軸として起き上がり、患者の
臀部を支え滑りを発生させない。リクライニングの姿勢
が着座姿勢に近くなるに従って、角度座板14は板孔1
5を軸として、再び腰座2の中に納まり平らな着座姿勢
の腰座2状となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
【実施例】発明の実施の形態を機能椅子と機能寝台を対
象にするが、これからの記述では機能椅子を代表とし
て、実施例にもとづき機能椅子図面を参照して説明す
る。着座姿勢から起立姿勢に至る間の機構を説明する。
図3と図6と図7は着座姿勢の椅子の形である。図4と
図8は起立姿勢の椅子の形で、腰座2と背もたれ3も斜
め前方に立ち上がって患者5を前方に押し出す形となっ
ている。然し、市販の椅子では図1(a)や図9右図の
ように背もたれ3が機能椅子フレーム1に固定されてい
る椅子がほとんどであり、その時には、腰座2だけが図
1(a)のように斜めに立ち上がる。
【0011】図9は、椅子の骨格である機能椅子フレー
ム1の側面図で、右図には背もたれ3があり、左図の機
能椅子フレーム1には背もたれ3が無い。椅子の脚7の
前支柱4には前支柱上孔35と前支柱下孔36がある。
【0012】図10は起立姿勢の時、滑り止めを構成す
る部品である。図11〜図12の図では椅子の片側の側
面図が描かれているが、実際の機能椅子では反対側にも
一組の機構が対象的に存在する。図10の左上は腰座2
の角度座板14で、板孔15は角度座板14を貫通し
て、貫通孔10を構成する。機能椅子フレーム1の左右
双方のリンク上梁41の角度板受孔44位置に回転状に
軸着する。
【0013】図10右上図は直角腕37である。リンク
上梁41の直角腕受上孔53と直角腕37の直角孔39
は回転状に軸着し、リンク下梁45の直角腕下受孔54
と直角腕37の直角下孔40も同じく回転状に軸着す
る。そして直角腕37の腕38は角度座板14の角度座
板裏17の位置に対応する。
【0014】そのようにして組み立てたリンク上梁41
とリンク下梁45を、図9左図の背もたれ3の付いてい
ない機能椅子フレーム1を使用して、前支柱4の前支柱
上孔35にリンク上梁41のリンク上梁左孔43を、ま
た、前支柱下孔36にリンク下梁45のリンク下梁左孔
46をそれぞれに回転状に軸着する。
【0015】ここで書き添えたい事は、10図のリンク
上梁41とリンク下梁45の図の右側に点線孔16の軸
孔が描かれていることである、この点線孔16の軸孔は
リンク上梁41の角度板受孔44、直角腕受上孔53と
同一で、リンク下梁45では直角腕下受孔54と同一で
ある。この点線孔16の軸孔は次に説明する図11の
(a)(b)では角度座板14が腰座2の前方位置にあ
り、この時には実線で書いた10図のリンク上梁41の
角度板受孔44、直角腕受上孔53の軸孔とリンク下梁
45の直角腕下受孔54の軸孔を使用する。また、図1
1の(c)(d)の時のように角度座板14の位置が腰
座2の後方にある時には、10図のリンク上梁41の角
度板受孔44、直角腕受上孔53の軸孔と、リンク下梁
45の直角腕下受孔54の軸孔を右側の点線孔16の位
置に移動して使用する。
【0016】ついでに関連の事項として、図12の椅子
の場合では、椅子のフレームと背もたれ3が一体になっ
ているので、図10のリンク上梁41のリンク上梁右孔
42とリンク下梁45のリンク下梁右孔47は背もたれ
3に対して関係しない。
【0017】図11(a)(b)は二組のリンク機構を
有する。図10の部品図からリンク上梁41の角度板受
孔44に角度座板14の板孔15を回転状に軸着し、リ
ンク上梁右孔42を背もたれ3の背もたれ上軸孔55
へ、リンク上梁左孔43を前支柱上孔35へ、リンク下
梁45のリンク下梁右孔47を背もたれ3の背もたれ下
軸孔56へ、リンク下梁左孔46を前支柱下孔36へ回
転状に軸着する。斯様に組み立てると、リンク上梁41
と、リンク下梁45と、前支柱4と、背もたれ3の間で
は一組のリンク機構を構成する。
【0018】もう一組のリンク機構は、リンク上梁41
の直角腕受上孔53を直角腕37の直角孔39へ、リン
ク上梁左孔43を前支柱上孔35へ、リンク下梁左孔4
6を前支柱下孔36へ、リンク下梁45の直角腕下受孔
54を直角腕37の直角下孔40へそれぞれ回転状に軸
着する。結果として、リンク上梁41、リンク下梁4
5、前支柱4、直角腕37の間でも一組のリンク機構が
形成される。斯様にしてこの図では二組のリンク機構が
着座姿勢から起立姿勢になる時に可動する。この組み立
てたものを側面から見た椅子の形が図11(a)とな
る。従って椅子の反対側の側面も同様である。
【0019】図11(b)において、着座姿勢から起立
姿勢に椅子の機能が作動した時、前支柱上孔35、前支
柱下孔36と直角腕37に対してリンク上梁41、リン
ク下梁45の間では前述のリンク機構により、腰座2は
斜めに持ち上がり、背もたれ3は垂直近くの角度で立
つ、リンク上梁41、リンク下梁45、前支柱4、直角
腕37の間でも一組のリンク機構が形成されているの
で、直角腕37の腕38は水平に立ち上がり、腕38に
押されて角度座板14も一緒に水平に立ち上がり、図1
(c)の形態となり、患者5の腰を斜め上方に持ち上げ
つつ、患者の臀部を角度座板14が水平に支え、腰座2
から滑り落ちるのを防ぐ機構となる。この時には、背も
たれ3も垂直近き角度で斜め前方に移動し、患者の背中
を支えつつ前方に押し出して起立姿勢を容易にする。但
し、この二組のリンク機構を保有する機能椅子では着座
姿勢から寝座姿勢は出来ない。そこで着座姿勢から起立
姿勢を作りたい時には、リンク下梁45のリンク下梁右
孔47と背もたれ3の背もたれ下軸孔56の関係を切り
離した、次の図11(c)(d)の単独リンク機構とす
る。
【0020】図11(c)(d)について、リンク機構
は単独である。リンク上梁41の角度板受孔44には角
度座板14の板孔15を回転状に軸付け、リンク上梁左
孔43は前支柱上孔35と、リンク下梁45のリンク下
梁左孔46は前支柱下孔36と、リンク上梁41の直角
腕受上孔53は直角腕37の直角孔39と、リンク下梁
45の直角腕下受孔54は直角腕37の直角下孔40と
それぞれ回転状に軸着すれば一組のリンク機構が成立す
る。更に背もたれ3の背もたれ上軸孔55はリンク上梁
41のリンク上梁右孔42と回転軸で結合する。機能椅
子或いは機能寝台が、着座姿勢から起立姿勢に変化する
時には、図(d)のように腰座2が斜め前方に持ち上が
ると共に、直角腕37の腕38に押されて腰座2内に納
まっていた角度座板14は、水平の儘立ち上がって患者
の臀部を角度座板14が支え、患者の体位が斜めに傾斜
した腰座2上を滑るのを防止する。この機構では背もた
れ3は斜め前方へ患者の背中を支えつつ移動するが、背
もたれ3を垂直に立たせるのは平成10年12月16日
優先権主張による出願の特願平10−377988号の
機構による。
【0021】図11(a)(b)と(c)(d)を比較
して、腰座2を形成するリンク上梁41に設けた角度座
板14の位置も(a)(b)では腰座2の前方にあり、
(c)(d)では腰座2の後方にある。腰座2につい
て、腰をかける全面を角度座板14にするも良し、角度
座板14を腰座2の前方に設置し、後半の空白部分を固
定腰座板52で埋めても良し、或いは逆に、角度座板1
4を腰座2の後方に設置し、前半の空白部分を固定腰座
板52で埋めても良い。
【0022】図12は、背もたれ3が機能椅子フレーム
1に固定された椅子で、着座姿勢から起立姿勢へ変わる
時のリンク機構による角度座板14の機構変化を示す。
図9左図に示す機能椅子フレーム1の前支柱4の前支柱
上孔35へ図10のリンク上梁41のリンク上梁左孔4
3を、前支柱下孔36にはリンク下梁45のリンク下梁
左孔46をそれぞれ回転状に軸着し、更にリンク上梁4
1の直角腕受上孔53は直角腕37の直角孔39と、リ
ンク下梁45の直角腕下受孔54は直角腕37の直角下
孔40と、リンク上梁41の角度板受孔44は角度座板
14の板孔15とそれぞれ回転状に軸着すれば、図12
(a)に示す形態となる。但し、この折りにはリンク上
梁41のリンクの上梁右孔42、リンク下梁45のリン
ク下梁右孔47は背もたれ3と関係しない。図は機構の
側面図で反対側にも同様の機構があり、角度座板14は
腰座2の後部に位置し、前部は固定腰座板52とした。
図12(b)、(c)は起立姿勢で腰座2が斜め前方に
上がり角度座板14も水平の形態で患者の臀部を支え
る。
【0023】もう一つの課題は、図3と図2(a)の着
座姿勢からリクライニングを経て図4と図2(d)の寝
座姿勢に変わる時、リクライニングの進行につれて患者
の臀部と背中が腰座と背もたれ3から滑り、衣服が背部
で上にめくられ、患者の体形は寝台の足方向へ滑る。こ
の状態を防止することを、二つ目の発明課題として、こ
れより説明する。
【0024】その解決方法として図2を示す。図(a)
の着座姿勢においては腰座2の腰当て面は平らである、
図では角度座板14を腰座2の前方にして固定腰座板5
2は後方に位置している。足掛48も未作動で下方に垂
れている。機能を着座姿勢から寝座姿勢へ作動させる
と、図2(b)のように背もたれ3はリクライニングし
て足掛48も次第に上がりかける。この時、患者の体位
は臀部と背中が背もたれ3に対して下方に滑る。
【0025】リクライニングする時の患者体位の滑りを
止める為に、背もたれ3の傾く力を利用する。角度座板
14がリクライニングの進行に応じて、図2(c)のよ
うに角度を付けて立って起き、患者5の臀部を支えて滑
りを止めると同時に、角度座板14の表面が膝裏を押す
ことで膝も立ち上げて非常にリラックスな姿勢となる。
リクライニングが更に進行して、足掛48も完全に水平
に上がり、背もたれ3も平らになると、図(d)のよう
に角度座板14は再び腰座2の中に納まって、機能椅子
全体は平らな寝座姿勢の寝台状態となり、患者が寝返り
することも容易である。
【0026】次にその機構について述べる。図13は機
能椅子フレーム1の左右に地板9を固定し、地板9には
回転軸孔a11、回転軸孔b12を設置する。
【0027】それらに関連した部品を図14に示す。上
より角度座板14は前述のリンク機構による起立姿勢の
時に用いたもので、リンク上梁41の角度板受孔44
に、角度座板14の板孔15、貫通孔10で既に回転状
に軸着されていて、着座姿勢から起立姿勢、リクライニ
ングから寝座姿勢の時に発生する患者の体位の滑りを角
度座板14で以て止める役目をする。創生棒18の創生
軸孔20は地板9の回転軸孔a11と、縦棹上端孔26
は地板9の回転軸孔b12と、創生軸下端孔21は連絡
棹22の連絡棹左端孔23と、連絡棹右端孔24は縦棹
25の縦棹下端孔27と、それぞれ回転可能な状態に軸
着する。創生棒18の滑り先端19は角度座板14の角
度座板裏17を滑って作用する。連絡棹22の連絡棹右
端孔24の回転軸上には一例として、ローラー28をロ
ーラー軸孔29で回転状に取り付け、背もたれ3の背も
たれ特別下端8に関係する。
【0028】図15上図は、地板9に関係した軸孔関係
部品と、また、前述のリンク上梁41とリンク下梁45
のリンク機構の関係部品を組み立てた側面図である。何
故この図を画いたかというと、角度座板14を課題とす
る二つの滑り止め機構が共有していることを示すためで
ある。この図では細線は起立姿勢の時の体位の滑りを止
めるリンク機構を示し、太線はこれから説明するリクラ
イニングの時の体位の滑り止め機構を示す。
【0029】15図下図は機能椅子を上から見た平面機
構配置図で、中央に先願で説明した機能椅子の駆動部1
3を配置し、その両側にリクライニング時の体位滑り止
め機構の地板9があり、更に外側左右にリンク機構があ
る。図ではリンク上梁41で示す。角度座板14は図で
は左端に示してある。角度座板14の角度座板裏17に
リンク機構の直角腕37の腕38と、リクライニング時
の体位滑り止め機構の創生棒18の滑り先端19が共有
して関係している。
【0030】以上の部品を椅子に組み込むと図18
(a)となる。現物の機能椅子では、図18(a)と図
17の前述の起立姿勢におけるリンク機構が角度座板1
4を共有合体して組合わせられ、その側面図は図15と
なる。
【0031】ここで、はっきりと区分しておきたいこと
は、重ねて記述するが、角度座板14は板孔15で、リ
ンク上梁41の角度板受孔44に回転状に軸着されてい
て、前述のリンク機構にも使用するし、これから説明す
るリクライニングにおける患者の体位の滑り止めにも使
用するもので、地板9の軸孔には軸着されていない。角
度座板14の板孔15を軸着しているのはリンク上梁4
1の角度板受孔44である。従って、起立姿勢のリンク
の時には腰座2は斜めに立ち上がり、角度座板14は水
平に立ち上がって患者の臀部の滑り止めに作用し、リク
ライニングから寝座姿勢に到る時には、地板9上の部品
と関係して角度座板14は斜めに立ち上がって患者の体
位の滑り止めとして機能する。
【0032】図16は角度座板14の共有を理解し易く
するために、起立姿勢の時の側面図を示す。角度座板1
4は完全にリクライニングの時の滑り止め機構の創生棒
18とは分離していることが分かる。
【0033】図18(a)(b)(c)(d)では、着
座姿勢からリクライニングを経て寝座姿勢へ変化する
時、角度座板14がリクライニングの進行に応じて、図
2(c)のように角度を得て立ち上がってくる。リクラ
イニングが更に進行して足掛48も水平となり、背もた
れ3も平らになると、図2(d)のように角度座板14
は再び腰座2の中に納まって機能椅子全体は寝台状態と
なる。
【0034】図18(a)において、背もたれ3が着座
姿勢の時では、連絡棹22の連絡棹右端孔24は右に留
まっている。背もたれ特別下端8が連絡棹右端孔24を
移行させる為の方法については、図19,20,21で
詳しく説明するが、ここでは一例としてローラー28で
説明する、連絡棹右端孔24に回転状に取り付けられた
ローラー28は、着座姿勢時には干渉していない。従っ
て角度座板14は腰座2内に納まっている。
【0035】機能椅子或いは機能寝台において、着座姿
勢からリクライニングを経て寝座姿勢に変化する時、図
18(b)は、背もたれ3のリクライニングが始まる
と、背もたれ3の背もたれ上軸孔55を中心として、背
もたれ特別下端8が時計周りで傾く。傾くにつれて背も
たれ特別下端8はローラー28を左方に押し、連絡棹2
2は左方に移行する、連鎖反応で、連絡棹左端孔23も
創生棒18の創生軸下端孔21を左に押し、創生棒18
は創生軸孔20を中心として時計周りで円弧を描き、滑
り先端19は角度座板14の角度座板裏17を滑りなが
ら上に押す、すると角度座板14は板孔15を中心とし
て時計周りで斜めに立ち上がり患者の臀部の滑り止め
と、膝の裏を押して立てる。
【0036】図18(c)にて、更に背もたれ特別下端
8が傾くにつれて創生棒18は創生軸孔20を中心とし
て時計周りで円弧を描き、創生棒18の滑り先端19は
時計の短針の13時近くを示した時、角度座板14の角
度は背もたれ3に対して直角近くになり、滑り止め効果
は最大となる。
【0037】更にリクライニングが進むと、創生棒18
の滑り先端19や、ローラー28位置は始めに対して反
対の左の位置に移行し、背もたれ3はリクライニングも
終わって、角度座板14は再び腰座2の中に納まって平
らな寝座姿勢の寝台状となる。図(d)に到ると創生棒
18の角度は14時になり、角度座板14の角度は腰座
2の中に再び戻りリクライニングも終わって、寝座姿勢
の寝台状の図2(d)または図5となる。この時、足掛
48は着座姿勢時の下方に垂れていた位置から先願で説
明した水平の寝座姿勢となる。
【0038】次に、寝座姿勢から再びリクライニングを
経て着座姿勢に戻る時は、図18(d)(c)(b)
(a)と機構は逆に作用して着座姿勢に戻る。この時、
ローラー28の位置は左方から再び始めの右方に移動す
る、角度座板14も再び角度を得て立ち上がり、創生棒
18の滑り先端19は、時計の短針に例えて、図(d)
の14時の位置から、(c)の13時近くを示した時、
再び、角度座板14の角度は背もたれ3に対して直角近
くになり、患者の体位の滑りを止めつつ、(b)の12
時、(a)の10時と戻り、次第に角度座板14は腰座
2内に納まってローラー28の位置も右に戻って、寝座
姿勢からリクライニングを経て着座姿勢に戻る機能椅子
及び機能寝台の機構とする。
【0039】図19、図20、図21は背もたれ3の背
もたれ特別下端8と連絡棹22の連絡棹右端32とが軽
やかに関連するように、考えた例で、図19は前述の説
明にも使ったローラー28で、連絡棹22の連絡棹右端
32には回転軸30にローラー28が回転状に取り付け
られている。この機構では、図の矢印方向にスプリング
等で連絡棹22を引く必要がある。
【0040】図20ではローラー28の代わりに、連絡
棹右端32の回転軸30に挿入環34を矢印に示すよう
に回転状に取り付け、背もたれ3の背もたれ特別下端8
を丸棒にして挿入する。背もたれ特別下端8は背もたれ
3の挿入環34の環中を移動しながら作動する。
【0041】図21では連絡棹右端32の回転軸30に
段つき受け軸6を取り付け、背もたれ3の背もたれ特別
下端8の形を二つ割り溝31として、二つ割り溝31の
溝中を回転軸30が作動する。
【0042】以上で着座姿勢から起立姿勢の時に角度座
板14が出て患者5の体位の滑りを止める機構と、着座
姿勢から寝座姿勢に至る間のリクライニング状態の時、
角度座板14の働きで患者の体位の滑りを止め、寝座姿
勢になれば再び角度座板14は腰座2の中に納まって平
らな寝台状になる、以上2つの機構と作用について述べ
てきたが、これら2つの機構は一個の角度座板14を共
有して、複合機構として特願平10−377988号の
機能椅子に組み入れることができる。また、2つの機構
の内、1つを単独で機能椅子に組み込むこともできる。
【0043】実施例として前述の方法も一種のリンク機
構である。別の方法として図22に示すような歯車60
とラックギヤ59と創生カム62がある。図22上は部
品図を示し、角度座板14の板孔15はリンク上梁41
の角度板受孔44に回転状に軸着されている。地板9に
はカム軸歯車孔57とラック軸受58を有す。ラックギ
ヤ59は左右のラック軸受58に摺動軸66で摺動状に
可動し、歯車60と噛み合っている。歯車60の歯車軸
孔61と創生カム62のカム軸孔63とは歯車軸孔61
は同軸で両者は固定していて、カム軸歯車孔57に回転
可能な状態で軸着されている。創生カム62のカム先端
64角は度座板14の角度座板裏17に位置している。
関連棹68の関連棹左孔69はラックギヤ59の摺動軸
孔67と、関連棹右孔70は背もたれ下孔71とそれぞ
れ回転状に軸付けされている。
【0044】着座姿勢からリクライニングを経て寝座姿
勢に変化する時、背もたれ上軸孔55を軸として背もた
れ特別下端8は時計周りで左方に傾き、背もたれ下孔7
1が関連棹68の関連棹右孔70を介して関連棹左孔6
9から摺動軸孔67に伝達し、ラックギヤ59の摺動軸
66を左方に押す、ラックギヤ59は歯車60を時計周
りで回転させ、同軸で歯車60に固定されている創生カ
ム62も同時に回転する、カム先端64は角度座板裏1
7を上に押し上げる。角度座板14は板孔15を軸とし
て斜めに立ち上がり、図2(c)のように患者の臀部を
支え体位の滑りを止め、又、膝裏を持ち上げる。リクラ
イニングが終わるとカム先端64は角度座板裏17を右
方に通過し角度座板14は腰座2に戻って、椅子全体が
平らな寝台状となって寝座姿勢となる。
【0045】寝座姿勢からリクライニングを経て着座姿
勢に戻る時には、ラックギヤ59は右方に戻り、歯車6
0は反時計周りに回転し、歯車60に固定されている創
生カム62のカム先端64は再び角度座板裏17を押し
上けて、リクライニング時の患者の体位の滑りを止めつ
つ次第に角度座板14は腰座2の中に納まって着座姿勢
となる、足掛48も水平位置から戻る。足掛48の機構
の動きについては先願の記述による。
【0046】上記の機構では着座姿勢から寝座姿勢の作
動は可能だが、着座姿勢から起立姿勢への移動は不可能
である。何故なら関連棹右孔70は背もたれ下孔71と
軸付けされているからである。着座姿勢から起立姿勢を
させるには、背もたれ下孔71と関連棹68との接続を
断ち、前記実施例27項で示したように、地板9に縦棹
25の縦棹上端孔26を回転軸着し、縦棹下端孔27を
関連棹68の関連棹右孔70に回転軸着し、関連棹左孔
69をラックギヤ59の摺動軸孔67に回転軸着し、関
連棹右孔70の回転軸上には一例として、ローラー28
を回転状に取り付け、背もたれ3の背もたれ特別下端8
に間接的に関連させれば、着座姿勢から起立姿勢へ、着
座姿勢から寝座姿勢へと作動は可能となる。
【0047】図22下端に画いてあるのは、角度座板1
4の角度座板裏17に突起カム72を設け、背もたれ特
別下端8の移動を関連させて角度座板14を押し上げる
方法も実施例として存在する。
【0048】
【発明の効果】身体障害者や高齢者が、本発明の機能椅
子により、椅子の着座姿勢から起立姿勢に移る時、患者
の体が椅子の腰座を滑ったり、着座姿勢から寝座姿勢に
移る時または、逆に寝座姿勢から着座姿勢に移る時、患
者の腰や背中が滑ることを防止すると共に、リクライニ
ングの時、膝裏が持ち上がって楽な体形となる。その他
患者を介護する介護者が、無理な姿勢で患者の体を持ち
上げたりするために発生する頸椎や腰椎の損傷から介護
者を守る。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図 1】 機能椅子による患者の起立姿勢3形態の側
面図。
【図 2】 機能椅子による患者の着座姿勢からリクラ
イニングを経て寝座姿勢に到る4形態の側面図。
【図 3】 機能椅子の着座姿勢の斜視図。
【図 4】 機能椅子の起立姿勢の斜視図。
【図 5】 機能椅子の寝座姿勢の斜視図。
【図 6】 機能椅子の着座姿勢の骨組み斜視図。
【図 7】 機能椅子の着座姿勢の側面図。
【図 8】 機能椅子の起立姿勢の骨組み側面図。
【図 9】 機能椅子フレーム2形態の側面図。
【図10】 機能椅子の起立姿勢の滑り止め構造の部品
斜視図。
【図11】 二組リンク機構による着座姿勢から起立姿
勢の滑り止め機能側面図と、一組のリンク機構による着
座姿勢から起立姿勢の滑り止め機能側面図。
【図12】 背もたれ付き機能椅子フレームによる一組
のリンク機構による着座姿勢から起立姿勢の滑り止め機
能側面図と斜視図。
【図13】 リクライニングから寝座姿勢に到る滑り止
め機構の機能椅子フレーム側面図。
【図14】 リクライニングから寝座姿勢に到る滑り止
め機構の部品斜視図。
【図15】 単一のリンク機構による着座姿勢の機能側
面図と、リクライニングの時の滑り止め機構の合体側面
図と平面図。
【図16】 単一のリンク機構と、リクライニングの時
の滑り止め機構の合体機構を起立姿勢した時の機構作動
側面図。
【図17】 着座姿勢の単一リンク機構椅子の側面図。
【図18】 リクライニングから寝座姿勢に到る滑り止
め機構を(a)から(d)に到る推移を側面図で表す。
【図19】 背もたれ特別下端8が滑り止め機構に関係
する一例としてローラー方法の斜視図。
【図20】 背もたれ特別下端8が滑り止め機構に関係
する一例として挿入環方法の斜視図。
【図21】 背もたれ特別下端8が滑り止め機構に関係
する一例として二つ割り溝方法の斜視図。
【図22】 歯車60とラックギヤ59と創生カム62
を角度座板14に関連させたリクライニングの時の滑り
止め機構図。 〔図面の簡単な説明〕
【符号の説明】
1:機能椅子フレーム 2:腰座 3:背もたれ
4:前支柱 5:患者 6:段つき受け軸 7:脚 8:背も
たれ特別下端 9:地板 10:貫通孔 11:回転軸孔a 1
2:回転軸孔b 13:駆動部 14:角度座板 15:板孔 1
6:点線孔 17:角度座板裏 18:創生棒 19:滑り先端
20:創生軸孔 21:創生軸下端孔 22:連絡棹 23:連絡棹
左端孔 24:連絡棹右端孔 25:縦棹 26:縦棹左端
孔 27:縦棹右端孔 28:ローラー 29:ローラー軸孔 30:回転
軸 31:二つ割り溝 32:連絡棹右端 33:回転軸孔 34:挿入環
35:前支柱上孔 36:前支柱下孔 37:直角腕 38:腕 3
9:直角孔 40:直角下孔 41:リンク上梁 42:リンク
上梁右孔 43:リンク上梁左孔 44:角度板受孔 45:
リンク下梁 46:リンク下梁左孔 47:リンク下梁右孔 4
8:足掛 49:上梁 50:下梁 51:背もたれ下部 52:固定腰座
板 53:直角腕受上孔 54:直角腕下受孔 55:
背もたれ上軸孔 56:背もたれ下軸孔 57:カム軸歯車孔 5
8:ラック軸受58 59:ラックギヤ 60:歯車 61:歯車軸孔
62:創生カム 63:カム軸孔63 64:カム先端 65:角度
座カム 66:摺動軸 67:摺動軸孔 68:関連棹
69:関連棹左孔 70:関連棹右孔 71:背もたれ下孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月20日(1999.12.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図9】
【図10】
【図13】
【図14】
【図15】
【図11】
【図16】
【図17】
【図19】
【図20】
【図12】
【図21】
【図18】
【図22】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座姿勢から起立姿勢に移るのにリンク
    機構を用い、腰座(2)が斜めに持ち上がると共に、患
    者の臀部を角度座板(14)が水平の儘立ち上がって支
    え、臀部が滑るのを防止する、又、着座姿勢から寝座姿
    勢に到るリクライニング中に患者の体位の滑りを止める
    為、背もたれ特別下端(8)の傾むく力を創生棒(1
    8)に伝え、創生棒(18)の滑り先端(19)を連動
    させると、角度座板(14)が斜めに立ち上がり、患者
    の体位の滑りを止める機能椅子及び機能寝台の滑り止め
    機構。
  2. 【請求項2】リンク上梁41の角度板受孔(44)には
    角度座板(14)の板孔(15)を回転状に軸付け、リ
    ンク上梁左孔(43)は前支柱上孔(35)と、リンク
    下梁(45)のリンク下梁左孔(46)は前支柱下孔
    (36)と、リンク上梁(41)の直角腕受上孔(5
    3)は直角腕(37)の直角孔(39)と、リンク下梁
    (45)の直角腕下受孔(54)は直角腕(37)の直
    角下孔(40)とそれぞれ回転状に軸着すれば一組のリ
    ンク機構が成立する。更に背もたれ(3)の背もたれ上
    軸孔(55)はリンク上梁(41)のリンク上梁右孔
    (42)と回転軸で結合する。着座姿勢から起立姿勢に
    変化する時、腰座(2)が斜め前方に持ち上がると共
    に、直角腕(37)の腕(38)に押されて腰座(2)
    内に納まっていた角度座板(14)は、水平の儘立ち上
    がり患者の臀部を支え、患者の体位を斜めに傾斜した腰
    座(2)上を滑るのを防止する。請求項1記載の機能椅
    子及び機能寝台の滑り止め機構。
  3. 【請求項3】着座姿勢からリクライニングを経て寝座姿
    勢に変化する時、リクライニングが始まると、背もたれ
    (3)の背もたれ上軸孔(55)を中心として、背もた
    れ特別下端(8)が時計周りで傾くにつれ連絡棹(2
    2)は左方に移行する、創生棒(18)は創生軸孔(2
    0)を中心として時計周りで円弧を描き、滑り先端(1
    9)は角度座板(14)の角度座板裏(17)を滑りな
    がら上に押す、角度座板(14)は板孔(15)を中心
    として斜めに立ち上がり患者の臀部の滑り止めと、膝の
    裏を押して立てる。寝座姿勢から再びリクライニングを
    経て着座姿勢に戻る時は、機構は逆に作用して左方から
    再び始めの右方に移動する、角度座板(14)も再び角
    度を得て立ち上がり、創生棒(18)の滑り先端(1
    9)は、角度座板(14)の角度は背もたれ3に対して
    直角近くになり、患者の体位の滑りを止めつつ戻り次第
    に角度座板(14)は腰座(2)内に納まって着座姿勢
    に戻る請求項1記載の機能椅子及び機能寝台の滑り止め
    機構。
  4. 【請求項4】 着座姿勢からリクライニングを経て寝座
    姿勢に変化する時、背もたれ上軸孔(55)を軸として
    背もたれ特別下端(8)は時計周りで左方に傾き、関連
    棹(68)を介してラックギヤ(59)の摺動軸(6
    6)を左方に押す、ラックギヤ(59)は歯車(60)
    を回転させ、創生カム(62)も同時に回転する、カム
    先端(64)は角度座板裏(17)を上に押し上げる。
    角度座板(14)は板孔(15)を軸として斜めに立ち
    上がり、患者の臀部を支え体位の滑りを止め、又、膝裏
    を持ち上げる。リクライニングが終わるとカム先端(6
    4)は角度座板裏(17)を右方に通過し角度座板(1
    4)は腰座(2)内に戻って、椅子全体が平らな寝台状
    となって寝座姿勢となる、寝座姿勢からリクライニング
    を経て着座姿勢に戻る時には、ラックギヤ(59)は右
    方に戻り、歯車(60)は反時計周りに回転し、創生カ
    ム(62)のカム先端(64)は再び角度座板裏(1
    7)を押し上げて、リクライニング時の患者の体位の滑
    りを止めつつ、次第に角度座板(14)は腰座(2)の
    中に納まって着座姿勢となる請求項1記載の機能椅子及
    び機能寝台の滑り止め機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275320A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Seiren Co Ltd シート材
CN110327597A (zh) * 2019-07-08 2019-10-15 天津科技大学 一种多功能康复训练椅
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JP7293454B1 (ja) 2022-05-06 2023-06-19 喬山健康科技股▲ふん▼有限公司 動力付チェアのシート構造

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