JP2001104140A - 傘立て - Google Patents
傘立てInfo
- Publication number
- JP2001104140A JP2001104140A JP32592099A JP32592099A JP2001104140A JP 2001104140 A JP2001104140 A JP 2001104140A JP 32592099 A JP32592099 A JP 32592099A JP 32592099 A JP32592099 A JP 32592099A JP 2001104140 A JP2001104140 A JP 2001104140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- umbrella
- base plate
- plate
- umbrella stand
- holding plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用時における容積を可及的に小さくするこ
とによって居住スペースをより有効に確保できるととも
に、不使用時には折り畳み作業をしなくても薄型化でき
る取り扱いが容易な傘立てを提供する。 【解決手段】 本発明の傘立て1は、壁面Wに対して取
り付け可能なベースプレート2と、このベースプレート
2の表面下部に取り付けられた樋部材3と、ベースプレ
ート2の表面側でかつ樋部材3よりも上方の部分に重合
可能な傘抑え板4と、この傘抑え板4がベースプレート
2から離れるに従って上方に移動するように両者を連動
連結するリンク機構5と、を備えている。
とによって居住スペースをより有効に確保できるととも
に、不使用時には折り畳み作業をしなくても薄型化でき
る取り扱いが容易な傘立てを提供する。 【解決手段】 本発明の傘立て1は、壁面Wに対して取
り付け可能なベースプレート2と、このベースプレート
2の表面下部に取り付けられた樋部材3と、ベースプレ
ート2の表面側でかつ樋部材3よりも上方の部分に重合
可能な傘抑え板4と、この傘抑え板4がベースプレート
2から離れるに従って上方に移動するように両者を連動
連結するリンク機構5と、を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的狭い場所に
設置するのに適した傘立てに関する。
設置するのに適した傘立てに関する。
【0002】
【従来の技術】マンションや一戸建て住宅等の玄関口に
設置される傘立てとして、縦長の有底筒状に形成された
筒体より構成された比較的小型の傘立てが知られてい
る。しかし、かかる筒体よりなる傘立ての場合には、傘
を収納しない時でもその容積が変わらないため、特にマ
ンションのような狭い玄関口の場合にはその居住スペー
スをよりいっそう狭くするという欠点がある。
設置される傘立てとして、縦長の有底筒状に形成された
筒体より構成された比較的小型の傘立てが知られてい
る。しかし、かかる筒体よりなる傘立ての場合には、傘
を収納しない時でもその容積が変わらないため、特にマ
ンションのような狭い玄関口の場合にはその居住スペー
スをよりいっそう狭くするという欠点がある。
【0003】そこで、傘を収納しない時には折り畳んで
おくことで玄関口の居住スペースを確保できるようにし
た折り畳み可能な薄型の傘立てが既に市販されていて、
この傘立ては、壁面に対して取り付け可能なベースプレ
ートと、このプレートの表面下部に上下揺動自在に枢着
された底板と、同プレートの表面中央に上下揺動自在に
枢着された中間フレームとから構成されている。
おくことで玄関口の居住スペースを確保できるようにし
た折り畳み可能な薄型の傘立てが既に市販されていて、
この傘立ては、壁面に対して取り付け可能なベースプレ
ートと、このプレートの表面下部に上下揺動自在に枢着
された底板と、同プレートの表面中央に上下揺動自在に
枢着された中間フレームとから構成されている。
【0004】かかる従来の傘立てを使用するには、ベー
スプレートに対して折り畳まれている底板と中間フレー
ムを下方に揺動させてそれらを水平状に張り出し、その
張り出された中間フレーム内に上から傘を挿入してその
先端部を底板に当接させ、その傘を中間フレームに立て
掛けるようにすればよい。他方、当該傘立てを使用しな
い場合には、底板と中間フレームを上方に揺動してベー
スプレートに対して折り畳んでおくことにより、玄関口
の居住スペースを可及的に広く確保できる。
スプレートに対して折り畳まれている底板と中間フレー
ムを下方に揺動させてそれらを水平状に張り出し、その
張り出された中間フレーム内に上から傘を挿入してその
先端部を底板に当接させ、その傘を中間フレームに立て
掛けるようにすればよい。他方、当該傘立てを使用しな
い場合には、底板と中間フレームを上方に揺動してベー
スプレートに対して折り畳んでおくことにより、玄関口
の居住スペースを可及的に広く確保できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の薄
型の傘立てでは、それを使用しないときは確かに底板と
中間フレームを折り畳んでおくことで大幅に薄型化でき
るが、その反面、当該傘立てを使用する際には、底板と
中間フレームが水平状に大きく張り出され、従前の筒型
の傘立てとほぼ同程度の容積を占めるため、その使用時
においては玄関口の居住スペースを広く確保することは
できない。
型の傘立てでは、それを使用しないときは確かに底板と
中間フレームを折り畳んでおくことで大幅に薄型化でき
るが、その反面、当該傘立てを使用する際には、底板と
中間フレームが水平状に大きく張り出され、従前の筒型
の傘立てとほぼ同程度の容積を占めるため、その使用時
においては玄関口の居住スペースを広く確保することは
できない。
【0006】また、従来の薄型の傘立てでは、底板と中
間フレームがそれぞれ別個にベースプレートに枢着され
ているので、傘立てを薄型化するにはその底板と中間フ
レームの双方をそれぞれ別個に折り畳む必要があり、こ
のため、当該傘立てを薄型化する作業が面倒であり取り
扱い難いという欠点もある。
間フレームがそれぞれ別個にベースプレートに枢着され
ているので、傘立てを薄型化するにはその底板と中間フ
レームの双方をそれぞれ別個に折り畳む必要があり、こ
のため、当該傘立てを薄型化する作業が面倒であり取り
扱い難いという欠点もある。
【0007】そこで、本発明の課題は、使用時における
容積を可及的に小さくすることによって居住スペースを
より有効に確保できるとともに、不使用時には折り畳み
作業をしなくても薄型化できる取り扱いが容易な傘立て
を提供する点にある。
容積を可及的に小さくすることによって居住スペースを
より有効に確保できるとともに、不使用時には折り畳み
作業をしなくても薄型化できる取り扱いが容易な傘立て
を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本
発明の傘立ては、壁面に対して取り付け可能なベースプ
レートと、このベースプレートの表面下部に取り付けら
れた樋部材と、前記ベースプレートの表面側でかつ前記
樋部材よりも上方の部分に重合可能な傘抑え板と、この
傘抑え板が前記ベースプレートから離れるに従って上方
に移動するように両者を連動連結するリンク機構と、を
備えている。
めに、本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本
発明の傘立ては、壁面に対して取り付け可能なベースプ
レートと、このベースプレートの表面下部に取り付けら
れた樋部材と、前記ベースプレートの表面側でかつ前記
樋部材よりも上方の部分に重合可能な傘抑え板と、この
傘抑え板が前記ベースプレートから離れるに従って上方
に移動するように両者を連動連結するリンク機構と、を
備えている。
【0009】本発明の傘立てによれば、ベースプレート
に対して重合可能な傘抑え板がリンク機構によってベー
スプレートに連動連結されているので、ベースプレート
に重合されている傘抑え板を同プレートから前方へ引き
離すことにより、両者の間に傘の挿通スペースを形成す
ることができる。そして、その挿通スペースに傘を上か
ら挿通してその先端を樋部材に嵌め込むことにより、傘
をベースプレートと傘抑え板との間に立て掛けることが
できる。
に対して重合可能な傘抑え板がリンク機構によってベー
スプレートに連動連結されているので、ベースプレート
に重合されている傘抑え板を同プレートから前方へ引き
離すことにより、両者の間に傘の挿通スペースを形成す
ることができる。そして、その挿通スペースに傘を上か
ら挿通してその先端を樋部材に嵌め込むことにより、傘
をベースプレートと傘抑え板との間に立て掛けることが
できる。
【0010】この場合、傘抑え板がベースプレートから
離れるに従って上方に移動するようにその両者がリンク
機構によって連動連結されているので、両者の間に挟ま
れた傘が傘抑え板の自重によってベースプレート側に圧
縮され、これによって使用時における傘立ての容積を可
及的に小さくすることができる。
離れるに従って上方に移動するようにその両者がリンク
機構によって連動連結されているので、両者の間に挟ま
れた傘が傘抑え板の自重によってベースプレート側に圧
縮され、これによって使用時における傘立ての容積を可
及的に小さくすることができる。
【0011】一方、ベースプレートと傘抑え板との間に
挟まれている傘を上方へ抜き取ると、傘抑え板はその自
重によってベースプレートの表面側に重合し、傘立てが
自然に元の薄型状態に戻ることになる。従って、傘立て
の不使用時においては、従来のようにいちいち折り畳み
作業をしなくても当該傘立てを薄型化することができ
る。なお、傘抑え板をベースプレート側へ付勢する付勢
ばねを設けておけば、傘立ての使用時における容積をよ
り小さくすることができ、また、傘立ての不使用時には
傘抑え板のベースプレート側への重合をより確実にする
ことができる。
挟まれている傘を上方へ抜き取ると、傘抑え板はその自
重によってベースプレートの表面側に重合し、傘立てが
自然に元の薄型状態に戻ることになる。従って、傘立て
の不使用時においては、従来のようにいちいち折り畳み
作業をしなくても当該傘立てを薄型化することができ
る。なお、傘抑え板をベースプレート側へ付勢する付勢
ばねを設けておけば、傘立ての使用時における容積をよ
り小さくすることができ、また、傘立ての不使用時には
傘抑え板のベースプレート側への重合をより確実にする
ことができる。
【0012】上記の本発明において、リンク機構は、よ
り具体的には、ベースプレートに対する枢着点が傘抑え
板に対する枢着点よりも高くなるように各端部がその両
部材にそれぞれ枢着された上下一対のリンクアームより
構成することができる。そして、この場合、上側のリン
クアームの方を下側のリンクアームよりも長尺に形成し
ておくことが好ましい。
り具体的には、ベースプレートに対する枢着点が傘抑え
板に対する枢着点よりも高くなるように各端部がその両
部材にそれぞれ枢着された上下一対のリンクアームより
構成することができる。そして、この場合、上側のリン
クアームの方を下側のリンクアームよりも長尺に形成し
ておくことが好ましい。
【0013】その理由は、上側のリンクアームの方を下
側のリンクアームよりも長尺に形成すると、傘抑え板の
下部をベースプレートにほぼ近接させたまま傘抑え板の
上部だけを同プレートから引き離すことが可能になり、
このため、比較的小さい力で上部側が大きく開放された
傘の挿通スペースを形成することができ、傘の挿通作業
が行い易くなるからである。
側のリンクアームよりも長尺に形成すると、傘抑え板の
下部をベースプレートにほぼ近接させたまま傘抑え板の
上部だけを同プレートから引き離すことが可能になり、
このため、比較的小さい力で上部側が大きく開放された
傘の挿通スペースを形成することができ、傘の挿通作業
が行い易くなるからである。
【0014】また、ベースプレートの上部における傘抑
え板よりも上方の部分に小物入れを設けておけば、傘立
てを印鑑や筆記具の保管具等としても兼用することがで
き、当該傘立ての商品価値を高めることができる。
え板よりも上方の部分に小物入れを設けておけば、傘立
てを印鑑や筆記具の保管具等としても兼用することがで
き、当該傘立ての商品価値を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。図1に示すように、本
実施形態の傘立て1は、マンションや一戸建て住宅の玄
関口等の比較的狭い場所に設置するのに適したものであ
り、玄関口等の壁面Wに対して取り付け可能なベースプ
レート2と、このベースプレート2の表面下部に取り付
けられた樋部材3と、を備えている。
の実施の形態について説明する。図1に示すように、本
実施形態の傘立て1は、マンションや一戸建て住宅の玄
関口等の比較的狭い場所に設置するのに適したものであ
り、玄関口等の壁面Wに対して取り付け可能なベースプ
レート2と、このベースプレート2の表面下部に取り付
けられた樋部材3と、を備えている。
【0016】また、この傘立て1は、上記ベースプレー
ト2の表面側でかつ樋部材3よりも上方の部分に重合可
能な傘抑え板4と、この傘抑え板4がベースプレート2
に対する重合状態から上方に移動するにつれて同プレー
ト2から離れるように両者を連動連結するリンク機構5
と、を備えている。上記傘立て1の構成部材のうち、ベ
ースプレート2は、硬質プラスチックを縦長の長方形状
に形成してなる板材よりなり、左右両縁部に補強フレー
ム6を一体に有するプレート本体7と、このプレート本
体7よりも幅狭に形成されかつ同プレート本体7の表面
中央部に固定された中央プレート8とを備えている。
ト2の表面側でかつ樋部材3よりも上方の部分に重合可
能な傘抑え板4と、この傘抑え板4がベースプレート2
に対する重合状態から上方に移動するにつれて同プレー
ト2から離れるように両者を連動連結するリンク機構5
と、を備えている。上記傘立て1の構成部材のうち、ベ
ースプレート2は、硬質プラスチックを縦長の長方形状
に形成してなる板材よりなり、左右両縁部に補強フレー
ム6を一体に有するプレート本体7と、このプレート本
体7よりも幅狭に形成されかつ同プレート本体7の表面
中央部に固定された中央プレート8とを備えている。
【0017】図4に示すように、中央プレート8の左右
両側縁と補強フレーム6の枠内面側には、表裏方向(図
4の上下方向)に延びる段差フランジ9,10が形成さ
れ、これらの段差フランジ9,10同士の間で後述する
補強レール21の収納溝11が形成されている。また、
プレート本体7の補強フレーム6の近傍の部分には嵌合
溝12が形成され、中央プレート8の段差フランジ9の
先端には嵌合片13が形成されている。そして、この嵌
合片13を嵌合溝12に嵌合することにより中央プレー
ト8がプレート本体7の表面側に固定されている。
両側縁と補強フレーム6の枠内面側には、表裏方向(図
4の上下方向)に延びる段差フランジ9,10が形成さ
れ、これらの段差フランジ9,10同士の間で後述する
補強レール21の収納溝11が形成されている。また、
プレート本体7の補強フレーム6の近傍の部分には嵌合
溝12が形成され、中央プレート8の段差フランジ9の
先端には嵌合片13が形成されている。そして、この嵌
合片13を嵌合溝12に嵌合することにより中央プレー
ト8がプレート本体7の表面側に固定されている。
【0018】図1〜3に示すように、樋部材3は、上方
開口状の開口溝14を内部に有する横長のフレーム材よ
り構成されていて、左右の補強フレーム6間に挟まれた
状態でプレート本体7の表面下部に固定されている。こ
の樋部材3は、その開口溝14内に傘15の先端を嵌め
込むことによって当該傘15の先端をベースプレート2
の下部側に保持する機能を有する。
開口状の開口溝14を内部に有する横長のフレーム材よ
り構成されていて、左右の補強フレーム6間に挟まれた
状態でプレート本体7の表面下部に固定されている。こ
の樋部材3は、その開口溝14内に傘15の先端を嵌め
込むことによって当該傘15の先端をベースプレート2
の下部側に保持する機能を有する。
【0019】また、ベースプレート2の上部における傘
抑え板4よりも上方の部分には、印鑑や筆記具等を入れ
ておくための小物入れ16が設けられている。この小物
入れ16は、プレート本体7の上端部に形成した底板部
17と、この底板部17に薄肉ヒンジ部を介して上下方
向に開閉自在に取り付けられた蓋部材18とを備えてい
る。
抑え板4よりも上方の部分には、印鑑や筆記具等を入れ
ておくための小物入れ16が設けられている。この小物
入れ16は、プレート本体7の上端部に形成した底板部
17と、この底板部17に薄肉ヒンジ部を介して上下方
向に開閉自在に取り付けられた蓋部材18とを備えてい
る。
【0020】図1に示すように、プレート本体7の裏面
側の上部、中央部及び下部には、それぞれマグネットキ
ャッチ19が固定されており、この各マグネットキャッ
チ19を壁面Wに接着剤等で固定された鉄板20に吸着
させることにより、ベースプレート2を壁面Wに固定す
るようにしている。なお、ベースプレート2は接着剤、
両面テープ又はねじ止め等によって直接壁面Wに固定す
ることもできる。
側の上部、中央部及び下部には、それぞれマグネットキ
ャッチ19が固定されており、この各マグネットキャッ
チ19を壁面Wに接着剤等で固定された鉄板20に吸着
させることにより、ベースプレート2を壁面Wに固定す
るようにしている。なお、ベースプレート2は接着剤、
両面テープ又はねじ止め等によって直接壁面Wに固定す
ることもできる。
【0021】図1及び図2に示すように、傘抑え板4
は、ベースプレート2の表面側における樋部材3よりも
上方でかつ小物入れ16よりも下方の部分に重合可能な
縦長の金属製板材より構成されている。この傘抑え板1
6の左右両側縁には、ベースプレート2の前記収納溝部
11に丁度嵌まり込む断面形状を有する補強レール21
が屈曲形成されており、この補強レール21に、後述す
る各リンクアーム23,24の先端部が枢着ピン27に
よって枢着されている。
は、ベースプレート2の表面側における樋部材3よりも
上方でかつ小物入れ16よりも下方の部分に重合可能な
縦長の金属製板材より構成されている。この傘抑え板1
6の左右両側縁には、ベースプレート2の前記収納溝部
11に丁度嵌まり込む断面形状を有する補強レール21
が屈曲形成されており、この補強レール21に、後述す
る各リンクアーム23,24の先端部が枢着ピン27に
よって枢着されている。
【0022】図1及び図3に示すように、前記リンク機
構5は、金属棒材をほぼコの字状に屈曲形成してなる上
下一対のリンクアーム23,24よりなり、この各リン
クアーム23,24は、水平方向の枢着軸部25と、こ
の軸部25の軸方向両端部から直交状に屈曲形成された
揺動リンク26とを備えている。図4に示すように、各
リンクアーム23,24は、前記枢着軸部25を前記中
央プレート8の段差フランジ9に回動自在に挿通するこ
とにより、ベースプレート2に対して上下揺動自在に枢
着されている。また、各リンクアーム23.24の揺動
リンク26は、その先端部に回動自在に挿通した枢着ピ
ン27を前記傘抑え板4の補強レール21に連結するこ
とにより、当該傘抑え板4の左右両縁部に回動自在に枢
着されている。
構5は、金属棒材をほぼコの字状に屈曲形成してなる上
下一対のリンクアーム23,24よりなり、この各リン
クアーム23,24は、水平方向の枢着軸部25と、こ
の軸部25の軸方向両端部から直交状に屈曲形成された
揺動リンク26とを備えている。図4に示すように、各
リンクアーム23,24は、前記枢着軸部25を前記中
央プレート8の段差フランジ9に回動自在に挿通するこ
とにより、ベースプレート2に対して上下揺動自在に枢
着されている。また、各リンクアーム23.24の揺動
リンク26は、その先端部に回動自在に挿通した枢着ピ
ン27を前記傘抑え板4の補強レール21に連結するこ
とにより、当該傘抑え板4の左右両縁部に回動自在に枢
着されている。
【0023】そして、これら上下一対のリンクアーム2
3,24は、ベースプレート2に対する枢着点(枢着軸
部25の位置)が傘抑え板4に対する枢着点(枢着ピン
27の位置)よりも高くなるように各端部がその両部材
2,4にそれぞれ枢着されており、このため、これらの
上下のリンクアーム23,24は、傘抑え板4がベース
プレート2から離れるにつれて上方に移動するようにそ
の傘抑え板4を同ベースプレート2に連動連結してい
る。
3,24は、ベースプレート2に対する枢着点(枢着軸
部25の位置)が傘抑え板4に対する枢着点(枢着ピン
27の位置)よりも高くなるように各端部がその両部材
2,4にそれぞれ枢着されており、このため、これらの
上下のリンクアーム23,24は、傘抑え板4がベース
プレート2から離れるにつれて上方に移動するようにそ
の傘抑え板4を同ベースプレート2に連動連結してい
る。
【0024】なお、本実施形態では、補強レール21が
収納溝部11に嵌合して傘抑え板4がベースプレート2
に重合すると、図4に示すように、下方に揺動した各リ
ンクアーム23,24の揺動アーム26が補強レール2
1とともにベースプレート2の収納溝部11内に収納さ
れるようになっており、これにより、重合状態における
傘立て1の厚さを可及的にスリム化している。
収納溝部11に嵌合して傘抑え板4がベースプレート2
に重合すると、図4に示すように、下方に揺動した各リ
ンクアーム23,24の揺動アーム26が補強レール2
1とともにベースプレート2の収納溝部11内に収納さ
れるようになっており、これにより、重合状態における
傘立て1の厚さを可及的にスリム化している。
【0025】また、本実施形態では、図1及び図3に示
すように、上側の第一リンクアーム23の揺動アーム2
6の方が下側の第二リンクアーム24の揺動アーム26
よりも長尺に形成されており、これにより、傘抑え板2
の下部をベースプレート2にほぼ近接させたまま傘抑え
板2の上部だけを同プレート2から引き離すことができ
るようになっている。
すように、上側の第一リンクアーム23の揺動アーム2
6の方が下側の第二リンクアーム24の揺動アーム26
よりも長尺に形成されており、これにより、傘抑え板2
の下部をベースプレート2にほぼ近接させたまま傘抑え
板2の上部だけを同プレート2から引き離すことができ
るようになっている。
【0026】従って、本実施形態の傘立て1では、比較
的小さい力で傘抑え板2の上部だけをベースプレート2
から引き離すだけで、上部側が大きく開放された傘15
の挿通スペースを形成することができ、傘立て1に対す
る傘15の挿通作業を極めて行い易くすることができ
る。
的小さい力で傘抑え板2の上部だけをベースプレート2
から引き離すだけで、上部側が大きく開放された傘15
の挿通スペースを形成することができ、傘立て1に対す
る傘15の挿通作業を極めて行い易くすることができ
る。
【0027】次に、上記構成の傘立て1の使用方法をそ
の作用とともに説明する。まず、本実施形態の傘立て1
を使用するには、玄関口の壁面Wの所望位置に鉄板20
を張り付け、この鉄板20にマグネットキャッチ19を
吸着させて当該傘立て1のベースプレート2をその壁面
Wに固定する。すると、傘抑え板4は、上記リンク機構
5によってベースプレート2に連動連結されているの
で、その自重によってベースプレート2に自然に重なり
合い、図2に示すような折り畳み状態になる。
の作用とともに説明する。まず、本実施形態の傘立て1
を使用するには、玄関口の壁面Wの所望位置に鉄板20
を張り付け、この鉄板20にマグネットキャッチ19を
吸着させて当該傘立て1のベースプレート2をその壁面
Wに固定する。すると、傘抑え板4は、上記リンク機構
5によってベースプレート2に連動連結されているの
で、その自重によってベースプレート2に自然に重なり
合い、図2に示すような折り畳み状態になる。
【0028】そこで、当該傘立て1を使用する場合、ベ
ースプレート2に重合している上記傘抑え板4の上端部
を同プレート2から前方へ引き離すことによって、図3
に示すように両者2,4の間に傘15の挿通スペースを
形成する。そして、その挿通スペースに傘15を上から
挿通してその先端を樋部材3に嵌め込むことにより、図
1に示すように当該傘15をベースプレート2と傘抑え
板4との間に立て掛けることができる。
ースプレート2に重合している上記傘抑え板4の上端部
を同プレート2から前方へ引き離すことによって、図3
に示すように両者2,4の間に傘15の挿通スペースを
形成する。そして、その挿通スペースに傘15を上から
挿通してその先端を樋部材3に嵌め込むことにより、図
1に示すように当該傘15をベースプレート2と傘抑え
板4との間に立て掛けることができる。
【0029】この場合、傘抑え板4がベースプレート2
から離れるに従って上方に移動するようにその両者2,
4がリンク機構5によって連動連結されているので、両
者2,4の間に挟まれた傘15は傘抑え板4の自重によ
ってベースプレート2側に圧縮され、これによって使用
時における傘立て1の容積を可及的に小さくすることが
できる。
から離れるに従って上方に移動するようにその両者2,
4がリンク機構5によって連動連結されているので、両
者2,4の間に挟まれた傘15は傘抑え板4の自重によ
ってベースプレート2側に圧縮され、これによって使用
時における傘立て1の容積を可及的に小さくすることが
できる。
【0030】そして、ベースプレート2と傘抑え板4と
の間に挟まれている傘15を上方へ抜き取ると、傘抑え
板4はその自重によってベースプレート2の表面側に重
合し、傘立て1が自然に元の薄型状態(図2の折り畳み
状態)に戻ることになる。従って、傘立て1の不使用時
においては、従来のようにいちいち折り畳み作業をしな
くても当該傘立て1を薄型化することができる。
の間に挟まれている傘15を上方へ抜き取ると、傘抑え
板4はその自重によってベースプレート2の表面側に重
合し、傘立て1が自然に元の薄型状態(図2の折り畳み
状態)に戻ることになる。従って、傘立て1の不使用時
においては、従来のようにいちいち折り畳み作業をしな
くても当該傘立て1を薄型化することができる。
【0031】なお、本実施形態は上記の実施形態に限定
されるものではなく、種々の設計変更が可能である。例
えば、上下のリンクアーム23,24は、枢着軸部25
で一体に連結せずに、互いに分離された左右一対の揺動
リンク26により構成することもできる。
されるものではなく、種々の設計変更が可能である。例
えば、上下のリンクアーム23,24は、枢着軸部25
で一体に連結せずに、互いに分離された左右一対の揺動
リンク26により構成することもできる。
【0032】また、各リンクアーム23,24の枢着部
に傘抑え板4をベースプレート2側へ付勢する付勢ばね
を設けることにしてもよい。この場合には、傘抑え板4
の自重だけなく付勢ばねの付勢力が加わるので、傘立て
1の使用時における容積をより小さくすることができ、
また、傘立て1の不使用時には傘抑え板4のベースプレ
ート2側への重合をより確実できるという利点がある。
に傘抑え板4をベースプレート2側へ付勢する付勢ばね
を設けることにしてもよい。この場合には、傘抑え板4
の自重だけなく付勢ばねの付勢力が加わるので、傘立て
1の使用時における容積をより小さくすることができ、
また、傘立て1の不使用時には傘抑え板4のベースプレ
ート2側への重合をより確実できるという利点がある。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、使用時における傘立て
の容積を可及的に小さくできるので、居住スペースをよ
り有効に確保することができるとともに、不使用時には
傘立てが自然に元の薄型状態に戻るので、当該傘立ての
取り扱いを大幅に容易化することができる。
の容積を可及的に小さくできるので、居住スペースをよ
り有効に確保することができるとともに、不使用時には
傘立てが自然に元の薄型状態に戻るので、当該傘立ての
取り扱いを大幅に容易化することができる。
【図1】本発明の傘立ての使用状態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】傘抑え板が折り畳み状態にある当該傘立ての斜
視図である。
視図である。
【図3】傘抑え板が開放状態にある当該傘立ての斜視図
である。
である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
1 傘立て 2 ベースプレート 3 樋部材 4 傘抑え板 5 リンク機構 16 小物入れ 23 リンクアーム(上側) 24 リンクアーム(下側) W 壁面
Claims (4)
- 【請求項1】 壁面(W)に対して取り付け可能なベー
スプレート(2)と、 このベースプレート(2)の表面下部に取り付けられた
樋部材(3)と、 前記ベースプレート(2)の表面側でかつ前記樋部材
(3)よりも上方の部分に重合可能な傘抑え板(4)
と、 この傘抑え板(4)が前記ベースプレート(2)から離
れるに従って上方に移動するように両者を連動連結する
リンク機構(5)と、 を備えている傘立て。 - 【請求項2】 リンク機構(5)は、ベースプレート
(2)に対する枢着点が傘抑え板(4)に対する枢着点
よりも高くなるように各端部がその両部材(2,4)に
それぞれ枢着された上下一対のリンクアーム(23,2
4)よりなる請求項1に記載の傘立て。 - 【請求項3】 上側のリンクアーム(23)の方が下側
のリンクアーム(24)よりも長尺に形成されている請
求項2に記載の傘立て。 - 【請求項4】 ベースプレート(2)の上部における傘
抑え板(4)よりも上方の部分に小物入れ(16)が設
けられている請求項1〜3のいずれかに記載の傘立て。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32592099A JP2001104140A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 傘立て |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32592099A JP2001104140A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 傘立て |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001104140A true JP2001104140A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=18182082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32592099A Pending JP2001104140A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 傘立て |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001104140A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100943965B1 (ko) | 2008-12-19 | 2010-02-26 | (주)홍원 아이.디 | 우산 보관함 |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP32592099A patent/JP2001104140A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100943965B1 (ko) | 2008-12-19 | 2010-02-26 | (주)홍원 아이.디 | 우산 보관함 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2562806B2 (ja) | 傘の袋収納装置 | |
JP2001104140A (ja) | 傘立て | |
JPH08182604A (ja) | 荷物受け用ボックス | |
US11674633B2 (en) | Flexible and collapsible stand for portable electronic devices | |
JP2011098023A (ja) | 額縁フレーム | |
JP3507951B2 (ja) | 携帯用簡易トイレ | |
CN210564140U (zh) | 一种多开式结构的铝合金门窗 | |
JP4330825B2 (ja) | ウェットティッシュケースの取付具 | |
JP2670430B2 (ja) | 冷蔵庫のドア開閉装置 | |
JP2681871B2 (ja) | 傘の袋収納装置およびそれに用いる傘収納袋 | |
JP2000253911A (ja) | クリップ | |
JP2984780B2 (ja) | 傘袋被着装置 | |
JP3002467B1 (ja) | 引扉用ラッチ装置 | |
JP2000017972A (ja) | シャッター装置 | |
JP2953056B2 (ja) | ファイル | |
JP3066042U (ja) | クリップ | |
JP3908018B2 (ja) | 簡易衝立 | |
JP2586077Y2 (ja) | スクリーンを内蔵する蓋開閉式映像機器 | |
JPH08244735A (ja) | 傘袋装着器 | |
JPH08191748A (ja) | 折り畳み式ハンガー | |
JPH0119507Y2 (ja) | ||
JP2001190337A (ja) | 家 具 | |
JP2596098Y2 (ja) | 連動折り戸のフォールディングヒンジ | |
JP3038331B1 (ja) | ストッパー機構付きステ−装置 | |
JP3116109U (ja) | 収納ケース |