JP2001102425A - 基板処理装置および基板処理装置のシミュレート装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

基板処理装置および基板処理装置のシミュレート装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001102425A
JP2001102425A JP27830999A JP27830999A JP2001102425A JP 2001102425 A JP2001102425 A JP 2001102425A JP 27830999 A JP27830999 A JP 27830999A JP 27830999 A JP27830999 A JP 27830999A JP 2001102425 A JP2001102425 A JP 2001102425A
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智彦 宮城
Kenichi Ito
健一 伊藤
Shuji Nagara
修治 長良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の基板群の投入タイミングを調整するこ
とによって用力消費量を所定の範囲内に制限すること。 【解決手段】 複数の基板群についての投入順序を取得
するとともに、各基板群に設定されたレシピを取得し、
それらのレシピに基づいて各基板群についての単位時間
ごとの用力消費量を求める。最初の投入対象となる基板
群の用力消費量を時間軸上に設定し、投入順序に応じて
順次に各基板群の用力消費量を時間軸上に設定していく
とともに、基板処理装置で消費される所定の用力の総消
費量が予め設定される許容値で規定される範囲内となる
ように、順次に設定される基板群の投入タイミングが修
正される(ステップS15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示用ガラス基板、プラズマディスプレイパネル等
の薄板状精密基板(以下、単に「基板」という。)に対
し、複数の処理部にて順次に所定の処理を施していく基
板処理装置、および、そのような基板処理装置のシミュ
レート装置、並びに、基板処理装置のシミュレートプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、基板の大口径化に伴って、そのよ
うな基板に対して処理を行う基板処理装置も大型化する
傾向にある。
【0003】このため、基板処理装置によって消費され
るガス、純水、電力等の用力(ユーティリティ)の消費
量も多大なものとなる。例えば、基板処理装置において
1または複数の基板からなる基板群を所定の水洗槽に浸
漬させることによって該基板群に洗浄処理を施す場合、
基板の大口径化に伴って水洗槽自体が大型化し、洗浄処
理に必要な純水の量が増加する。このことは純水に限っ
たものではなく、ガス、電力等の工場設備側から供給を
受ける任意の用力についても同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】大口径化基板を処理す
る基板処理装置を導入するにあたっては、上記のような
理由により、工場設備として用力の大量消費に耐えうる
用力供給設備を設置する必要があり、多大な投資を要す
るという問題がある。
【0005】また、例えば、基板処理装置に複数の水洗
槽が設けられている場合、全ての水洗槽に対して単位時
間当たり最大の純水量を供給することを前提に装置を構
築する必要があるため、装置自体に用いられる各部品も
大型化し、設置スペースの増大や装置コストの増加を招
くことになる。
【0006】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、複数の基板群の投入タイミングを調整する
ことによって用力消費量を所定の範囲内に制限すること
のできる基板処理装置、基板処理装置のシミュレート装
置、および、そのような基板処理装置のシミュレートプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、1または複数の基板から
なる複数の基板群を、複数の処理部に順次に搬送してい
くことで、前記複数の基板群のそれぞれに対して所定の
処理を施す基板処理装置であって、(a) 基板群ごとのレ
シピに応じて単位時間ごとの所定の用力の用力消費量を
求める用力消費量算出手段と、(b) 前記複数の基板群ご
とに求められる前記用力消費量を前記単位時間ごとに累
積して前記用力の総消費量を求めて、当該総消費量が所
定の範囲内にあるか否かを判定し、前記総消費量が前記
範囲内にない場合に、前記複数の基板群のうちの少なく
とも1つの基板群の投入タイミングを修正することによ
り、前記総消費量を前記範囲内となるように設定するタ
イミング修正手段とを備えている。
【0008】請求項2に記載の発明は、1または複数の
基板からなる複数の基板群を、複数の処理部に順次に搬
送していくことで、前記複数の基板群のそれぞれに対し
て所定の処理を施す基板処理装置のシミュレート装置で
あって、(a) 基板群ごとのレシピに応じて単位時間ごと
の所定の用力の用力消費量を求める用力消費量算出手段
と、(b) 前記複数の基板群ごとに求められる前記用力消
費量を前記単位時間ごとに累積して前記用力の総消費量
を求めて、当該総消費量が所定の範囲内にあるか否かを
判定し、前記総消費量が前記範囲内にない場合に、前記
複数の基板群のうちの少なくとも1つの基板群の投入タ
イミングを修正することにより、前記総消費量を前記範
囲内となるように設定するタイミング修正手段とを備え
ており、前記基板処理装置とは別体として構成されるこ
とを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に、コンピュータを、請求項2に
記載の基板処理装置のシミュレート装置として動作させ
るための基板処理装置のシミュレートプログラムが記録
されたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ説明する。
【0011】<1.基板処理装置の概要>図1は、本実
施形態の基板処理装置1の構成を示す平面図である。な
お、図1にはX軸、Y軸およびZ軸からなる3次元座標
が定義されている。
【0012】図1に示すように、基板処理装置1は、バ
ッファ部10、移載ロボット20、搬送ロボット30、
処理部群40及び制御部CLを備える。
【0013】バッファ部10は、複数枚の基板Wを収納
するキャリアCを複数個収容し、基板処理装置1の外部
装置(例えば、AGV等)との間で、キャリアCの搬入
および搬出を行う。また、バッファ部10の内部にはバ
ッファ内搬送部11が設けられており、このバッファ内
搬送部11が所定の投入順序に応じて複数のキャリアC
のうちから投入すべき基板Wが収納されるキャリアCを
特定し、そのキャリアCを所定の受け渡し位置TPに搬
送する。
【0014】移載ロボット20は、受け渡し位置TPに
アクセスしてキャリアCから処理単位となる1または複
数の基板Wからなる基板群を取り出したり、キャリアC
に基板群を収納する移載機構20aと、基板群の姿勢を
水平姿勢と垂直姿勢との間で変換する姿勢変換機構20
bと、垂直姿勢の基板群を昇降させる昇降機構20cと
を備え、バッファ部10と搬送ロボット30との間で基
板群の搬送を行うように構成されている。
【0015】搬送ロボット30は、X軸に沿った水平移
動及びZ軸に沿った昇降移動が可能であり、一対の挟持
機構31により基板群を垂直姿勢で挟持して基板群の搬
送を行う。この搬送ロボット30は、昇降機構20cと
の間で基板群の受け渡しを行う。また処理部群40に設
けられている第1リフタ35、第2リフタ36、第3リ
フタ37のそれぞれとの間での基板群の受け渡しを行う
こともできる。
【0016】処理部群40は、基板群に対して所定の処
理を行う複数の処理部が設けられている。具体的には、
基板群に対する減圧乾燥を行う乾燥処理部41と、純水
を収容する水洗槽WB1を有する第1水洗処理部42
と、薬液を収容する薬液槽CB1を有する第1薬液処理
部43と、純水を収容する水洗槽WB2を有する第2水
洗処理部44と、薬液を収容する薬液槽CB2を有する
第2薬液処理部45とを備える。これら複数の処理部は
X方向に直線的に配列されており、この直線的配列に沿
って前述の搬送ロボット30の搬送路が形成されてい
る。
【0017】乾燥処理部41の後方側には第1リフタ3
5が配置されており、この第1リフタ35は上下動(Z
方向)が可能であり、搬送ロボット30から受け取った
基板群を乾燥処理部41の内部側に搬送する。
【0018】また、第1水洗処理部42及び第1薬液処
理部43の後方側には第2リフタ36が配置されてお
り、第2水洗処理部44及び第2薬液処理部45の後方
側には第3リフタ37が配置されている。第2リフタ3
6及び第3リフタ37は、上下動(Z方向)および横行
(X方向)が可能である。そして、第2リフタ36は、
搬送ロボット30から受け取った基板群を第1薬液処理
部43の薬液槽CB1に浸漬したり、第1水洗処理部4
2の水洗槽WB1に浸漬したりする。また、第3リフタ
37は、搬送ロボット30から受け取った基板群を第2
薬液処理部45の薬液槽CB2に浸漬したり、第2水洗
処理部44の水洗槽WB2に浸漬したりする。
【0019】この実施の形態において、基板群に対する
各処理部41〜45と、バッファ内搬送部11、移載ロ
ボット20、搬送ロボット30及び第1〜第3リフタ3
5〜37からなる基板群の搬送手段とは、基板処理装置
1において基板処理を行う際に必須の機能手段を形成し
ている。これらの機能手段の動作制御は、制御部CLに
よって行われる。
【0020】なお、図示を省略するが、水洗槽WB1,
WB2には工場設備側より純水の供給を受けるための配
管系統が連結されており、また、各機能手段には動作に
必要な工場設備側からの電力供給を受けるための配電系
統が連結されている。さらに、その他のガス等の供給系
統も図示を省略するが、工場設備側より連結されてい
る。
【0021】このような構成により、処理対象となる各
基板群は、それぞれにあらかじめ規定されたレシピに応
じて各処理部に順次搬送されるとともに、各処理部にお
いて所定の処理がなされていくことになる。また、レシ
ピに応じた処理が終了した基板群は、搬送手段によって
再びバッファ部10に戻されて、キャリアC内に収納さ
れるように構成されている。また、各基板群に対して処
理を行う際には、工場設備側より様々な用力の供給を受
けつつ、レシピに応じた適切な処理が行われる。
【0022】ここで、基板処理装置1による基板処理手
順の一例について説明する。バッファ内搬送部11は、
予め設定されている投入順序に従って、バッファ部10
内に収容されて待機状態にある複数のキャリアCを順次
に受け渡し位置TPまで搬送する。
【0023】移載ロボット20は、キャリアCから基板
Wを1枚又は複数枚の処理単位である基板群ごとに取り
出し、水平姿勢から垂直姿勢に変換した後に、基板群を
搬送ロボット30に渡す。
【0024】搬送ロボット30は、基板群を受け取ると
X方向に移動して第2リフタ36又は第3リフタ37に
その基板群を渡す。第2又は第3リフタ36,37は、
処理対象の基板群を受け取ると、基板群を下降させ、薬
液層CB1,CB2内の所定の薬液中に基板群を浸漬さ
せる。これにより基板群に対する薬液処理が開始され
る。なお、基板群に対する浸漬処理中においても第2又
は第3リフタ36,37は基板群を垂直姿勢で保持した
状態を持続する。
【0025】そしてレシピに基づいた薬液処理時間が経
過すると、第2又は第3リフタ36,37は基板群を上
昇させることによって薬液中から取り出し、水洗槽WB
1,WB2上に移動した後に純水中に基板群を浸漬させ
る。これにより基板群に対する洗浄処理が行われる。基
板群に対する洗浄過程においては、レシピに応じて単位
時間ごとに工場設備側から一定の量の純水供給が行わ
れ、水洗槽WB1,WB2での純水のオーバーフローが
行われる。
【0026】基板群に対する薬液処理および純水処理が
終了すると、搬送ロボット30は第2又は第3リフタ3
6,37から基板群を取り出し、それを第1リフタ35
に渡す。そして、第1リフタ35は搬送ロボット30か
ら受け取った基板群を乾燥処理部41内に搬送すること
により基板群を乾燥させる。
【0027】乾燥が終了すると、搬送ロボット30は第
1リフタ35から乾燥の終了した基板群を取り出して、
移載ロボット20に全ての処理が終了した基板群を渡
す。移載ロボット20は処理の完了した基板群を垂直姿
勢から水平姿勢に変換した後、それをバッファ部10の
受け渡し位置TPにあるキャリアC内に収納する。
【0028】以上で一連の基板処理が終了することにな
るが、1つの基板群が特定の処理部にて処理中であると
き、他の処理部や搬送ロボット30等に空き状態が生じ
るため、この実施の形態では、そのような空き状態を利
用して他の基板群の搬送や処理を行うように基板処理に
関するスケジュールを設定して基板処理の効率化を図る
ように構成される。
【0029】<2.基板処理装置の制御機構>図2は、
上記のような基板処理装置1の制御部CLの詳細を示す
ブロック図である。図2に示すように、この制御部CL
には、マスタ制御部2と処理制御部3と搬送制御部4と
の3つの制御部が設けられている。
【0030】マスタ制御部2は、基板処理装置1におけ
る各部の全体的な動作を統括的に制御管理する制御部で
ある。マスタ制御部2には、基板ごと又はロットごとに
設定される処理内容に関するレシピや基板処理装置1の
構成に関するデータ等を記憶するメモリ5、オペレータ
(操作者)に対して基板処理状況等の幾種類もの情報を
表示する表示部6、オペレータによって操作入力が行わ
れることにより所定の情報を入力するキーボード7、処
理制御部3及び搬送制御部4がそれぞれ接続されてい
る。
【0031】処理制御部3は、処理部群40における各
処理部の動作に関するパラメータ等を個別に送信するこ
とによって各処理部を制御するものであり、上述した乾
燥処理部41、第1水洗処理部42、第1薬液処理部4
3、第2水洗処理部44、第2薬液処理部45のそれぞ
れと通信可能な状態で接続されている。
【0032】搬送制御部4は、基板処理装置1における
各搬送手段に対して搬送指令等を送信することによって
各搬送手段を個別に制御するものであり、上述のバッフ
ァ内搬送部11、移載ロボット20、搬送ロボット3
0、第1リフタ35、第2リフタ36、第3リフタ37
のそれぞれと通信可能な状態で接続されている。
【0033】基板処理装置1において基板群を処理する
際には、まず、処理対象の基板Wが複数枚収納されたキ
ャリアCがバッファ部10に搬入される。このキャリア
Cの搬入とほぼ同時に、当該キャリアCに収納されてい
る基板群の処理内容に関するレシピがデータ入力され、
マスタ制御部2によってメモリ5に格納される。なお、
レシピの入力は、オペレータによってキーボード7より
入力されてもよく、また、図示しないデータ入力手段を
介して他のコンピュータ(例えば、工場内に設けられる
管理コンピュータ等)から入力されてもよい。
【0034】レシピには、基板群に対してどのような処
理を施すかが所定のデータ形式で記述されている。例え
ば、乾燥処理部41における減圧の際の圧力値や乾燥処
理時間、第1水洗処理部42および第2水洗処理部44
における水洗処理時間や純水をオーバーフロー供給する
際の単位時間当たりの純水供給量、第1薬液処理部43
および第2薬液処理部45における薬液処理時間等の基
板群に対する処理手順や処理内容が詳細に記述される。
【0035】基板群に対する処理を行う際には、マスタ
制御部2が当該基板群に関するレシピをメモリ5より読
み出して、各種パラメータを処理制御部3及び搬送制御
部4に与えることにより、搬送制御部4が各搬送手段に
駆動指令を与えて基板群を処理手順に応じた順序での基
板搬送を行わせるとともに、処理制御部3が各処理部に
おける基板群に対する処理を適切に行わせるよう管理制
御する。
【0036】そして、このように構成された基板処理装
置1では、純水や電力等の用力に関して予め設定された
許容値に基づいて、複数の基板群を順次に処理するよう
に基板処理に先立って各基板群の投入タイミングが決定
される。換言すれば、基板処理装置1は、複数の基板群
を順次に処理する際に消費する用力の総消費量に予め制
限を設けておき、用力の総消費量がその制限の範囲内と
なるように、基板ごと又はロットごとの処理単位となる
基板群ごとの投入タイミングを調整するのである。な
お、用力の総消費量の制限を規定する許容値は、予めメ
モリ5に格納されていてもよいし、また、オペレータが
基板処理に先立って、工場設備側の用力供給能力や基板
処理装置1の各部品の能力等を考慮しつつキーボード7
より設定入力するものであってもよい。
【0037】図3は、マスタ制御部2によって実現され
る機能を模式的に示した図である。
【0038】マスタ制御部2は、実際の基板処理に先立
ってスケジュール決定部25として動作することによ
り、各基板群を処理する際に消費する基板処理装置1全
体での用力の総消費量が許容値で規定される範囲内とな
るような各基板群の投入タイミングを決定する。
【0039】また、実際に基板処理を行う際、マスタ制
御部2は投入管理部26として動作することにより、各
基板群ごとに予め決定された投入タイミングで各基板群
の投入動作を制御する。すなわち、各基板群を決定され
た投入タイミングでバッファ部10から順次に投入して
いくように、処理制御部3および搬送制御部4に動作指
令を与えて制御するのである。
【0040】基板処理装置1全体での用力の総消費量を
許容値の範囲内に設定するスケジュール決定部25は、
さらに、用力消費量算出部25aおよびタイミング修正
部25bとしても機能する。
【0041】用力消費量算出部25aは、処理単位であ
る各基板群に対して規定されたレシピに基づいて、当該
基板群を処理する際に各処理部にて消費する用力の消費
量を単位時間ごとに求める。つまり、用力消費量算出部
25aで求められる用力消費量は、当該基板群について
の処理開始(投入)から処理終了(搬出)までの単位時
間ごとに所定の用力をどれだけ消費するかを示すもので
あり、レシピに記述された処理内容等に基づいて複数の
基板群のそれぞれについて求められるのである。
【0042】タイミング修正部25bは、複数の基板群
ごとに求められる用力消費量を所定の時間軸に沿って単
位時間ごとに累積し、基板処理装置1が稼働中であると
きの基板処理装置1における用力の総消費量を求める。
そして、タイミング修正部25bは、メモリ5(図2参
照)等から用力消費量の制限を規定する許容値を取得
し、単位時間ごとの用力の総消費量が許容値で規定され
る範囲内にあるか否かを判定する。ここで、総消費量が
許容値で規定される範囲内にある場合には、投入タイミ
ングを調整する必要はなく、異なる基板群が同一の機能
手段を占有することにならない限りにおいて効率的な投
入タイミングで順次に各基板群を投入していけばよい。
一方、単位時間ごとの総消費量がある時間帯において許
容値で規定された範囲を越えている場合には、複数の基
板群のうちの少なくとも1つの基板群の投入タイミング
を調整することにより、その時間帯での用力の消費量を
他の時間帯にシフトさせ、それによって総消費量が許容
値で規定される範囲内になるように修正する。
【0043】そして、これらの各部が密接に関係するこ
とにより、基板処理に先立って、各基板群を処理する際
に基板処理装置1における単位時間ごとの用力消費量を
所定の範囲内に制限することが可能な投入タイミングを
決定できる。
【0044】以下、このようなマスタ制御部2における
処理の詳細について説明する。
【0045】<3.処理シーケンス>バッファ部10に
複数のキャリアCが待機しており、各キャリアCには、
投入順序の予め規定された処理単位となる基板群が収納
されている。なお、予め規定されている投入順序は、メ
モリ5に記録されているものとする(図2参照)。
【0046】なお、以下の説明においては、各手順を理
解し易くするために、バッファ部10内に同一の処理内
容である3つの基板群A,B,Cが待機状態にある場合
を一例として説明する。また、これら各基板群A,B,
Cにはそれぞれレシピa,b,cが設定されているもの
とする。
【0047】図4、図5および図6は、マスタ制御部2
によって行われる処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0048】図4に示すように、実際の基板処理(ステ
ップS2)に先立って、マスタ制御部2がバッファ部1
0に待機する基板群が複数ある場合に、それら基板群の
投入タイミングを決定する(ステップS1)。つまり、
マスタ制御部2がステップS1の処理を行う際には、ス
ケジュール決定部25(図3参照)として機能するので
ある。
【0049】投入タイミングの決定(ステップS1)の
詳細な処理内容は図5のフロチャートである。
【0050】マスタ制御部2は、ステップS11におい
て複数の基板群について予め規定された投入順序を取得
する。具体的には、マスタ制御部2がメモリ5にアクセ
スすることによって複数の基板群A,B,Cについての
投入順序を取得するのである。ここでは、基板群A,
B,Cについての投入順序が「A→B→C」というよう
に規定されていると仮定する。
【0051】そして、マスタ制御部2は、メモリ5にア
クセスしてバッファ部10に待機する基板群ごとに設定
されたレシピを取得する(ステップS12)。これによ
り、マスタ制御部2は各基板群に対する処理内容を解明
することができる。例えば、上記例の場合、基板群A,
B,Cのそれぞれについて個別に設定されたレシピa,
b,cを取得することになる。ただし、この例では、各
基板群A,B,Cは基板処理装置1によって同一の処理
内容が行われるように設定されているので、レシピa,
b,cの内容は実質的に同一内容となっている。
【0052】そして、マスタ制御部2は、基板群ごとの
レシピに基づいて、各基板群を処理する際に消費する単
位時間ごとの用力を算出する(ステップS13)。用力
とは、工場設備側より供給される純水、電力、ガス等の
全てを含む概念であるが、これらのうちのいずれについ
ての消費量を算出するかは、予めメモリ5内に格納され
ており、マスタ制御部2がメモリ5にアクセスすること
で算出対象となる用力を特定し、レシピに記述された処
理内容に基づいてその用力の消費量を算出するのであ
る。このとき、マスタ制御部2は、用力消費量算出部2
5aとして機能することになる。
【0053】例えば、基板群A,B,Cについてのレシ
ピa,b,cには「第1薬液処理部43、第1水洗処理
部42、第2薬液処理部45、第2水洗処理部44、乾
燥処理部41」という手順での処理内容が記述されてお
り、用力消費量の制限対象として「純水」が特定されて
いるとする。また、用力消費量(純水消費量)の許容値
としてメモリ5には150(リットル/分)が設定され
ているとする。
【0054】マスタ制御部2が上記のような基板群A,
B,Cについてレシピa,b,cに基づいて純水の消費
量を単位時間Δtごとに求めると図7に示すようにな
る。つまり、図7(a)は基板群Aについての単位時間
Δtごとの用力消費量SAを示しており、図7(b)は
基板群Bについての単位時間Δtごとの用力消費量SB
を示しており、図7(c)は基板群Cについての単位時
間Δtごとの用力消費量SCを示している。各基板群
A,B,Cは同一の処理内容であるので、単位時間Δt
ごとの純水の消費量は等しい量となる。
【0055】図7の用力消費量SA,SB,SCについ
て説明する。基板群A,B,Cは処理開始(時刻0)か
ら時刻taの間に第1薬液処理部43にて薬液処理が行
われ、時刻taから時刻tbの間に第1水洗処理部42
にて水洗処理が行われる。基板群に対する薬液処理中は
純水は使用されないので、時刻0から時刻taまでの間
にその基板群のために純水は消費されることはなく、用
力消費量は0(リットル/分)となる。一方、水洗処理
の際には、純水が水洗槽WB1に満たされて、さらに水
洗処理中も純水のオーバーフロー供給が行われるので、
単位時間Δtごとの純水に関する用力消費量が求められ
る。ここで、純水処理の開始時には比較的多量の純水を
水洗槽WB1に供給する場合があり、このために時刻t
aからの単位時間Δtの間は純水消費量が80(リット
ル/分)となっているのに対し、それ以後は単位時間Δ
t当たりの純水消費量は30(リットル/分)となって
いる。なお、単位時間Δtは、1秒であってもよいし、
1分であってもよく、また、その他の時間であってもよ
い。
【0056】そして、基板群A,B,Cは時刻tbから
時刻tcの間に第2薬液処理部45にて薬液処理が行わ
れ、時刻tcから時刻tdの間に第2水洗処理部44に
て水洗処理が行われる。時刻tbから時刻tcの間は薬
液処理であるので、純水消費量は0(リットル/分)で
あるのに対し、時刻tcから時刻tdの間は水洗処理で
あるので、最初の単位時間Δtの間は80(リットル/
分)、それ以後は30(リットル/分)の純水を消費す
る。
【0057】そして基板群A,B,Cは、時刻tdから
時刻teの間に乾燥処理部41にて減圧乾燥が行われて
該基板群に対する処理が終了する。時刻tdから時刻t
eの間も乾燥処理であるので、該基板群のために純水が
消費されることはなく、単位時間Δtごとの用力消費量
は0(リットル/分)となっている。
【0058】なお、厳密には、基板群を処理するために
は搬送手段による基板の搬送中の時間も考慮に入れて単
位時間ごとの用力消費量を表現したスケジュールを考慮
することが好ましいが、この実施の形態では説明を簡単
にするためにそれらについては無視するものとする。
【0059】そして、ステップS14では、ステップS
11で取得した投入順序において最初に投入対象となる
基板群の用力消費量を時間軸上の所定位置に設定する。
上記例の場合は、最初の投入対象は基板群Aであるの
で、基板群Aについての用力消費量SAを時間軸上の所
定位置(例えば、時間軸原点位置t=0)に設定する。
【0060】図8は、時間軸上に設定される用力消費量
を示す図である。図8に示すように、ステップS14で
は基板群Aについての用力消費量SAが投入開始時を時
間軸原点t=0に一致させて時間軸上に設定される。
【0061】そして、ステップS15に進み、マスタ制
御部2は投入順序に応じて順次に各期板群の用力消費量
を時間軸上に追加設定していくとともに、追加された基
板群の投入タイミングを修正していくことで単位時間ご
との用力の総消費量が許容値で規定される範囲内となる
ようにする。つまり、ステップS15においてマスタ制
御部2はタイミング修正部25bとして機能するのであ
る。
【0062】このステップS15の詳細な処理内容は図
6に示すフローチャートである。
【0063】ステップS151では、ステップS11で
取得された投入順序に基づいて次に投入される基板群を
特定し、その基板群についての用力消費量を時間軸上の
所定位置に追加設定する。上記例の場合であると、基板
群Aの次に投入されるのは基板群Bである。したがっ
て、基板群Bについての用力消費量SBを、基板群Aの
用力消費量が設定されている時間軸上に追加する。
【0064】このとき、基板群Bの投入開始時は、基板
群Aの処理と干渉しないように設定される。なぜなら、
基板群A,Bは共に「第1薬液処理部43→第1水洗処
理部42→第2薬液処理部45→第2水洗処理部44→
乾燥処理部41」という順序で処理が行われていくた
め、基板群Aが第1薬液処理部43および第1水洗処理
部42にて処理中である場合には第2リフタ36が基板
群Aによって使用中となっている。したがって、第1薬
液処理部43および第1水洗処理部42での基板群Aの
処理が終了しない限り、次の基板群Bを投入することは
できない。このことから、基板群Bの投入開始時は、基
板群Aの処理と干渉しないようなタイミングで設定され
ることになるのである。
【0065】この結果、図8に示すように基板群Aの第
1水洗処理部42での処理が終了したタイミング(時刻
t1)で基板群Bが投入されるように時間軸上に追加設
定される。
【0066】次に、ステップS152においてマスタ制
御部2は基板処理装置全体での単位時間ごとの用力の総
消費量を求める。つまり、時間軸に対して設定された各
基板群について消費される用力消費量を単位時間ごとに
累積し、基板処理装置全体として単位時間ごとに消費さ
れる用力の総消費量を求めるのである。例えば、図8の
場合であると、時間軸に沿って時刻t=0から単位時間
ごとに基板群Aおよび基板群Bの用力消費量を累積して
いき、単位時間ごとの総消費量ST1を求める。
【0067】図8において、時刻0から時刻t1までは
基板処理装置1において基板群Aのみが処理されるだけ
であるので、単位時間ごとの用力(純水)の総消費量は
基板群Aについて用力消費量に一致する。一方、時刻t
1以降の時間であって基板群A,Bが基板処理装置1に
おいて並行的にそれぞれの処理が行われる間は、基板群
AとBとの用力消費量の累積値が基板処理装置1におけ
る総消費量となる。
【0068】次に、ステップS153においてマスタ制
御部2はメモリ5から用力消費量に関する許容値を読み
出し、単位時間ごとの総消費量が許容値で規定される範
囲内にあるか否かを判定する。例えば、上記例の場合、
マスタ制御部2がメモリ5から用力消費量に関する許容
値を読み出すと、許容値が150(リットル/分)であ
ると判明するので、マスタ制御部2は単位時間ごとの総
消費量が150(リットル/分)以下であるか否かを判
定する。図8に示す総消費量ST1において、時間軸0
から時間軸に沿って順次に単位時間ごとの総消費量が1
50以下であるか否かを判定していくと、時刻t3と時
刻t4との間の総消費量が160となっており、許容値
で規定される範囲を超えている。したがって、ステップ
S153においてはNOと判定され、ステップS154
に進むことになる。なお、ステップS153における判
定の際には、単位時間ごとの総消費量が全て許容値で規
定される範囲内にある場合に限り「YES」と判断され
てステップS156に進み、少なくとも1つの時間帯に
範囲を超える値があれば「NO」と判断される。
【0069】そしてステップS154では、総消費量に
おいて許容値で規定される範囲内にない時間幅を求め
る。例えば、図8の場合であると、時刻t3から時刻t
4までの時間幅は単位時間Δtに等しいため、ステップ
S154で求められる時間幅はΔtとなる。なお、ここ
での時間幅は、時間軸に沿って総消費量が許容値で規定
される範囲を連続的に越えている場合の連続的時間幅で
ある。
【0070】次に、ステップS155に進み、マスタ制
御部2はステップS154で求めた時間幅に応じて、追
加された基板群の投入タイミングを時間軸に沿ってシフ
トさせる。すなわち、総消費量が許容値を超えている時
間幅に相当する時間分だけ、後に追加した基板群の投入
タイミングを遅延させることにより、基板群の処理スケ
ジュールを修正し、同一時間帯で多量の用力を消費する
ことがないようにするのである。
【0071】図8の場合、総消費量が160となってい
る時間幅は単位時間Δtに一致するため、ステップS1
55においては基板群Bの投入タイミングがΔtだけ遅
延される。図9は、図8の投入タイミングを修正した結
果を示す図である。図9に示すように、マスタ制御部2
はステップS155の処理を行うことによって基板群B
の投入タイミングをΔtだけ時間軸後方側にシフトさ
せ、基板群Bが時刻t2に投入されるように修正する。
この結果、時刻t3と時刻t4との間の総消費量は80
(リットル/分)となり、許容値で規定される範囲内の
用力消費量となる。
【0072】このように追加された基板群の投入タイミ
ングをシフトさせた後は、修正後の処理内容に基づいて
再び総消費量を求めるべく、ステップS152に戻る。
【0073】そして、ステップS152では、マスタ制
御部2が修正後の用力消費量に基づいて、基板処理装置
全体での単位時間ごとの用力の総消費量を求める。例え
ば、図9の場合であると、時間軸に沿って時刻t=0か
ら単位時間ごとに基板群Aおよび基板群Bの用力消費量
を累積していき、単位時間ごとの総消費量ST2を求め
る。
【0074】そして、ステップS153においてマスタ
制御部2は、単位時間ごとの総消費量ST2が許容値で
規定される範囲内にあるか否かを判定する。図9の場
合、総消費量ST2において、時間軸0から時間軸に沿
って順次に単位時間ごとの総消費量が150以下である
か否かを判定していくと、全ての時間帯で総消費量が1
50以下となっており、ステップS153では「YE
S」と判定されて、ステップS156に進むことにな
る。
【0075】ステップS156では、マスタ制御部2は
ステップS151にて追加設定された基盤群の投入タイ
ミングを確定させる。つまり、図9に示すように用力の
総消費量が全ての時間帯で許容値で示される範囲内とな
ったときの投入タイミングを追加した基板群の投入開始
時刻として確定させるのである。この結果、基板群Bは
基板群Aの投入開始から時間t2が経過した後に投入す
れば、基板処理装置1で消費される用力が所定の範囲内
に制限される。
【0076】そしてステップS157に進み、マスタ制
御部2は次に投入される基板群があるか否かを判定し、
YESであればステップS151からの処理を繰り返
し、NOであれば、準備された全ての基板群に対する投
入タイミングが決定されたことになるので投入タイミン
グの決定(図4のステップS1)の処理を終了し、実際
の基板処理の開始(ステップS2)に進む。上記例の場
合であると、さらに次に投入される基板群Cが存在する
ため、ステップS151からの処理が繰り返される。
【0077】そしてステップS151にて、次に投入さ
れる基板群Cを特定し、その基板群Cについての用力消
費量SCを時間軸上の所定位置に追加設定する。このと
き、基板群Cの投入開始時は、基板群AおよびBの処理
と干渉しないように設定されるため、図10に示すよう
に基板群Bの第1水洗処理部42での処理が終了したタ
イミング(時刻t6)で基板群Bが投入されるように時
間軸上に追加設定される。
【0078】そしてステップS152にて、図10に示
すように時間軸に対して設定された各基板群A,B,C
について消費される用力消費量SA,SB,SCを単位
時間ごとに累積し、基板処理装置1全体として単位時間
ごとに消費される用力の総消費量ST3を求める。
【0079】そしてステップS153においてマスタ制
御部2は単位時間ごとの総消費量が150(リットル/
分)以下であるか否かを判定する。図10に示す総消費
量ST3において、時間軸0から時間軸に沿って順次に
単位時間ごとの総消費量が150以下であるか否かを判
定していくと、時刻t8と時刻t9との間の総消費量が
160となっており、許容値で規定される範囲を超えて
いる。したがって、ステップS154に進み、時刻t8
から時刻t9までの時間幅を求める。
【0080】次に、ステップS155に進み、総消費量
が160となっている時間幅に相当する時間だけ、基板
群Cの投入タイミングをシフトさせる。図11は、図1
0の投入タイミングを修正した結果を示す図である。図
11に示すように、マスタ制御部2はステップS155
の処理を行うことによって基板群Cの投入タイミングを
Δtだけ時間軸後方側にシフトさせ、基板群Cが時刻t
7に投入されるように修正する。この結果、時刻t8と
時刻t9との間の総消費量は80(リットル/分)とな
り、許容値で規定される範囲内の用力消費量となる。
【0081】そして、ステップS152に戻り、マスタ
制御部2が修正後の各基板群A,B,Cの用力消費量S
A,SB,SCに基づいて、基板処理装置1全体での単
位時間ごとの用力の総消費量ST4を求める。
【0082】そして、ステップS153においてマスタ
制御部2が、単位時間ごとの総消費量ST4が許容値で
規定される範囲内にあるか否かを判定すると、図11の
総消費量ST4において、全ての時間帯で総消費量が1
50以下となっており、ステップS153では「YE
S」と判定されて、ステップS156に進むことにな
る。
【0083】そしてステップS156にてマスタ制御部
2が基板群Cについての投入タイミングを確定させる
と、次に投入される基板群は存在しないので、全ての基
板群についての投入タイミングが確定されたことにな
り、ステップS1の処理が終了する。
【0084】したがって、上記例の場合であると、各基
板群A,B,Cはそれぞれ図11に示すような投入タイ
ミングで確定される。図11に示すように、基板処理装
置1にて各基板群に対する処理を並行させるような場合
であっても、上記のような処理を行うことによって、基
板処理に先立って、基板処理装置1によって消費される
所定の用力の単位時間ごとの総消費量を所定の範囲内に
制限することが可能になる。
【0085】そして、図4のステップS2に進み、実際
の基板処理が開始されると、ステップS1にて決定され
た投入タイミングに基づいて各基板群を投入していけ
ば、それらの基板群を処理する際に消費される基板処理
装置1全体での総消費量を所定の範囲内に制限した状態
で、基板処理装置1を稼働させることができる。このと
き、マスタ制御部2は図3に示す投入管理部26として
機能し、ステップS1で決定された投入タイミングに基
づいて各基板群を順次に投入していくことで、用力の総
消費量を所定の範囲内に制限しつつ、適切な基板処理を
施すことができる。
【0086】上記の処理手順においては、基板処理装置
1における実際の基板処理に先立って、用力消費量を所
定の範囲に制限することができるように構成されている
ため、工場設備として用力の大量消費に耐えうる用力供
給設備を設置せずとも、既存の用力供給設備の用力供給
能力に応じた基板処理を行うことが可能になる。
【0087】また、上記の処理手順を行うことによっ
て、この実施の形態で示した基板処理装置1のように複
数の処理部が設けられている場合に、各処理部に対して
単位時間当たり最大の用力を供給することを前提に装置
を構成する必要もなくなる。上記例の場合であると、1
つの水洗槽に対して単位時間当たり最大80(リットル
/分)の純水が供給される場合があるため、水洗槽が2
槽設けられていることに鑑みると、基板処理装置1全体
では160(リットル/分)の純水供給能力を有するよ
うに配管系統を構築することが本来的に必要であるかの
ように思われる。しかしながら、この実施の形態では単
位時間当たりに基板処理装置1全体にて消費される用力
の総消費量を許容値で規定される範囲内に制限するよう
に各基板群の投入タイミングを決定することができるた
め、配管系統の純水供給能力は160(リットル/分)
以下であってもよいのである。換言すれば、この実施の
形態では、複数の処理部が同時に最大用力を消費するこ
とがないように、各基板群の投入タイミングが決定され
るのである。したがって、基板処理装置1を構築する際
に、比較的小型の部品を用いて構築してもよく、設置ス
ペースの小型化や装置コストの削減を図ることができ
る。
【0088】また、例えば、工場内に基板処理装置1が
複数台設置されるような場合には、その設置台数の増加
に伴って、工場設備側の用力供給設備が1台の基板処理
装置1に対して供給することのできる用力が減少する。
このような場合であっても、用力に関する許容値を設置
台数に応じて変動させることにより、複数台の基板処理
装置1を何ら問題なく同時に稼働させることが可能にな
るのである。
【0089】さらに、上記処理手順によって各基板群の
投入タイミングを調整することで、基板処理装置1全体
として用力の総消費量を所定の範囲内に制限することに
より、基板処理装置1に供給される用力変動(最大と最
小の差)を小さくすることができるので、基板処理プロ
セスの安定化を図ることも可能になる。つまり、基板処
理装置1において複数の基板群を安定して処理するため
には、様々な条件を安定化させることが望ましく、用力
消費量についてもその変動を小さくすることが望ましい
のである。
【0090】なお、処理対象となる基板群に対応づけら
れたレシピ等に基づいて用力の総消費量が所定の範囲内
となるような各基板群の投入タイミングを決定するまで
の処理は、実際の基板処理装置1の稼働(物理的動作)
は伴わないため、基板群の処理手順や処理内容に基づい
て所定の用力の消費状況のシミュレート処理を行うこと
に相当する。
【0091】また、上記処理手順で示した例では、純水
が制限対象の用力である場合について説明したが、ガ
ス、電力等のその他の用力についても同様に許容値で規
定される範囲内に制限することが可能であることは勿論
である。この場合、いずれの用力を制限対象とするか
は、例えば上記処理手順の最初の段階でモード選択等を
行うようにしてもよい。また、全ての用力(すなわち、
純水、電力、ガス等の全て)について各消費量が所定の
範囲内となるように制限するように構成してもよいし、
任意の用力の組み合わせが所定の範囲内となるように制
限するように構成してもよい。
【0092】また、上記処理手順の説明では、処理内容
が同一の基板群A,B,Cについて基板処理を行う際の
用力の総消費量を所定の範囲内に制限する例を説明した
が、処理内容が異なる場合であっても上記と同様の処理
手順を行うことによって単位時間ごとの用力の総消費量
を所定の範囲内に制限することは可能である。すなわ
ち、上記図4、図5および図6に示したフローチャート
は、各基板群で異なるレシピが設定されている場合であ
っても適用することができ、基板処理装置1全体で消費
される用力の総消費量を所定の範囲内に制限するような
各基板群の投入タイミングを決定することができる。
【0093】<4.基板処理装置のシミュレート装置>
上述した投入タイミングの決定(ステップS1)に関す
る処理は、実際の基板処理装置1の動作を伴わないた
め、装置の物理的構成を有していなくとも複数の基板群
についての投入タイミングの決定を行うことは可能であ
る。
【0094】すなわち、基板群ごとのレシピに関するデ
ータ、基板処理装置の構成に関するデータ、および、用
力に関する許容値があれば、基板処理装置1とは別体と
して構成される一般的なコンピュータにおいても各基板
群の投入タイミングの決定を行うことは可能である。
【0095】そして、基板処理装置とは別体として構成
されたコンピュータを使用して投入タイミングの決定を
行うことにより、基板処理装置1から離れた場所であっ
ても複数の基板群を処理する際に必要な用力の総消費量
をレシピデータ等に基づいてシミュレート処理を行うこ
とが可能となり便利である。
【0096】なぜなら、コンピュータでシミュレート処
理を行うことにより、基板処理装置1を導入する前の時
点で、既存の用力供給設備で基板処理装置1を稼働させ
た場合にどの程度のスループットが実現できるかを仮想
的にシミュレートすることができるからである。
【0097】ここでは、このような観点から基板処理装
置1の本体とは別体として構成される基板処理装置のシ
ミュレート装置について説明する。
【0098】図12は、この実施の形態における基板処
理装置のシミュレート装置200の構成の一例を示す図
である。図12に示すように、入出力装置201,CP
U202,メモリ203,記憶部204,インタフェー
ス205,206,209がバスライン210を介して
相互に接続されている。入出力装置201は、フレキシ
ブルディスク,光磁気ディスク,CD−ROMなどのコ
ンピュータ読み取り可能な可搬性記録媒体211からデ
ータを読み込んだり、それらに対してデータを書き込ん
だりする装置である。CPU202は演算処理を行う処
理部である。メモリ203はデータを一時的に記憶保持
しておくための装置である。記憶部204は磁気ディス
クなどのコンピュータ読み取り可能な固定の記録媒体で
あり、オペレーティングシステム(OS)、シミュレー
ト装置を実現するシミュレートプログラム、基板処理装
置の構成に関するデータ、レシピデータ、用力に関する
許容値等が格納される。
【0099】そして、インタフェース205にはさらに
CRTや液晶ディスプレイ等の表示装置207が接続さ
れており、インタフェース206にはキーボード208
が接続されている。さらに、インタフェース209は、
外部装置(例えば、基板処理装置1等)と通信等を行う
ためのインタフェースである。
【0100】このような構成からも明らかなように、こ
の基板処理装置のシミュレート装置200は基板処理装
置1とは別体として構成されている。
【0101】そして、シミュレート装置200は、処理
対象となる基板群のレシピに関するデータや基板処理装
置の各機能手段の配置構成に関するデータ等をインタフ
ェース209又は入出力装置201を介して取得する。
そして、これらのデータをメモリ203又は記憶部20
4に格納保存しておく。
【0102】その後、シミュレート装置200のCPU
202は、記録媒体211または記憶部204からシミ
ュレートプログラムを読み出して、それを実行すること
により、図3に示したスケジュール決定部25として機
能する。この結果、CPU202は、図5および図6に
示したフローチャートの処理手順に沿った処理を行い、
複数の基板群のレシピに応じた用力消費量を求めて、基
板処理装置にて消費される用力の総消費量が許容値で規
定される範囲内となるように各基板群の投入タイミング
が決定される。
【0103】このように、基板処理装置1とは別体とし
て構成される一般的なコンピュータによってシミュレー
ト装置200を実現すれば、クリーンルーム内以外の場
所でも複数の基板群を処理する際に消費される用力の総
消費量を所定の範囲内に制限した基板処理状況をシミュ
レートすることが可能になる。この結果、例えば工場内
に設けられた管理コンピュータ等においても、基板処理
装置1における複数の基板群の投入タイミングを決定す
ることが可能になる。
【0104】なお、上記のシミュレートプログラムは、
図5および図6のフローチャートに示した処理シーケン
スを実行させるためのプログラムであり、可搬性記録媒
体211から読み込まれても良いし、予め記憶部204
に記憶させておいても良い。すなわち、このシミュレー
トプログラムが格納される対象は、可搬性記録媒体であ
るか、固定の記録媒体であるかを問わない構成となって
いる。そして、OS等の基本ソフトウェアによってCP
U202がそれら記録媒体からプログラムを読み出して
実行することができるように構成された一般的なコンピ
ュータにおいて、シミュレートプログラムを実行するこ
とにより、基板処理装置1のシミュレート装置200と
して動作するのである。
【0105】<5.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は上記説明した内容に
限定されるものではない。
【0106】例えば、基板処理装置1における処理形態
は、枚葉式処理形態であってもよいし、また、バッチ式
処理形態であってもよい。また、処理対象の基板群を液
中に浸漬させるものに限定されない。すなわち、基板処
理装置は、それぞれが1または複数の基板からなる複数
の基板群を複数の処理部に順次に搬送していくことで、
レシピに応じた処理を各基板群に施す基板処理装置であ
ればよいのである。
【0107】また、上記説明においては、主として、基
板処理のために消費される用力を制限する場合について
説明したが、それ以外の用力の制限に基づいて投入タイ
ミングを決定するようにしてもよい。例えば、工場設備
側の排液能力に応じて基板処理装置1から排液される液
量を所定の範囲内に制限するように各基板群の投入タイ
ミングを制限するようにしてもよい。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
基板処理装置によれば、複数の基板群ごとに求められる
用力消費量を単位時間ごとに累積して用力の総消費量を
求め、該総消費量が所定の範囲内にない場合に、複数の
基板群のうちの少なくとも1つの基板群の投入タイミン
グを修正することにより、総消費量を範囲内となるよう
に設定するため、各基板群に適切な基板処理を施しつつ
も単位時間ごとの用力の総消費量を制限することができ
る。
【0109】請求項2に記載の基板処理装置のシミュレ
ート装置によれば、複数の基板群ごとに求められる用力
消費量を単位時間ごとに累積して用力の総消費量を求
め、該総消費量が所定の範囲内にない場合に、複数の基
板群のうちの少なくとも1つの基板群の投入タイミング
を修正することにより、総消費量を範囲内となるように
設定するための構成が、基板処理装置とは別体として構
成されているため、基板処理装置から離れた場所におい
ても各基板群を処理する際に消費される用力の総消費量
についてのシミュレート処理を行うことが可能となる。
【0110】請求項3に記載のシミュレートプログラム
が記録された記録媒体によれば、コンピュータを基板処
理装置のシミュレート装置として動作させることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における基板処理装置の
構成を示す平面図である。
【図2】基板処理装置の制御部の詳細を示すブロック図
である。
【図3】マスタ制御部によって実現される機能を模式的
に示した図である。
【図4】この発明の実施の形態における処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態における処理手順を示す
フローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態における処理手順を示す
フローチャートである。
【図7】複数の基板群についての単位時間ごとの用力消
費量の一例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態における処理概念を示す
図である。
【図9】この発明の実施の形態における処理概念を示す
図である。
【図10】この発明の実施の形態における処理概念を示
す図である。
【図11】この発明の実施の形態における処理概念を示
す図である。
【図12】基板処理装置のシミュレート装置の構成の一
例を示す図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 2 マスタ制御部 25 スケジュール決定部 25a 用力消費量算出部(用力消費量算出手段) 25b タイミング修正部(タイミング修正手段) 10 バッファ部 30 搬送ロボット 35 第1リフタ 36 第2リフタ 37 第3リフタ 41 乾燥処理部 42 第1水洗処理部 43 第1薬液処理部 44 第2水洗処理部 45 第2薬液処理部 SA,SB,SC 用力消費量 ST1〜ST4 総消費量 200 シミュレート装置 211 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 健一 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 長良 修治 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 FA01 FA02 FA03 FA11 FA12 FA15 GA43 MA23 PA03 PA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または複数の基板からなる複数の基板
    群を、複数の処理部に順次に搬送していくことで、前記
    複数の基板群のそれぞれに対して所定の処理を施す基板
    処理装置であって、 (a) 基板群ごとのレシピに応じて単位時間ごとの所定の
    用力の用力消費量を求める用力消費量算出手段と、 (b) 前記複数の基板群ごとに求められる前記用力消費量
    を前記単位時間ごとに累積して前記用力の総消費量を求
    めて、当該総消費量が所定の範囲内にあるか否かを判定
    し、前記総消費量が前記範囲内にない場合に、前記複数
    の基板群のうちの少なくとも1つの基板群の投入タイミ
    ングを修正することにより、前記総消費量を前記範囲内
    となるように設定するタイミング修正手段と、を備える
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 1または複数の基板からなる複数の基板
    群を、複数の処理部に順次に搬送していくことで、前記
    複数の基板群のそれぞれに対して所定の処理を施す基板
    処理装置のシミュレート装置であって、 (a) 基板群ごとのレシピに応じて単位時間ごとの所定の
    用力の用力消費量を求める用力消費量算出手段と、 (b) 前記複数の基板群ごとに求められる前記用力消費量
    を前記単位時間ごとに累積して前記用力の総消費量を求
    めて、当該総消費量が所定の範囲内にあるか否かを判定
    し、前記総消費量が前記範囲内にない場合に、前記複数
    の基板群のうちの少なくとも1つの基板群の投入タイミ
    ングを修正することにより、前記総消費量を前記範囲内
    となるように設定するタイミング修正手段と、を備え、 前記基板処理装置とは別体として構成されることを特徴
    とする、基板処理装置のシミュレート装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータを、請求項2に記載の基板
    処理装置のシミュレート装置として動作させるための基
    板処理装置のシミュレートプログラムが記録されたこと
    を特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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