JP5421043B2 - 基板処理装置及びこれを備えた基板処理システム - Google Patents

基板処理装置及びこれを備えた基板処理システム Download PDF

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Description

本発明は、半導体ウエハや液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に基板と称する)等を処理する処理部と内部バッファとを備えた基板処理装置及びこれを備えた基板処理システムに係り、特に、複数枚の基板を収容するFOUP(Front-Opening Unified Pod)で基板を搬送する技術に関する。
従来、この種の基板処理システムとして、未処理の基板を収容したFOUPを受け入れて基板を処理し、処理済の基板が収容されたFOUPを払い出す基板処理装置を複数台備え、未処理の基板が収容されたFOUP及び処理済の基板が収容されたFOUPとを一時的に収容しておくストッカーと、複数台の基板処理装置間や、複数台の基板処理装置とストッカーとの間などでFOUPを搬送する搬送系とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、搬送系としては、例えば、自動ウエハ搬送システム(AMHS: Automated Material Handling System)が挙げられる。
このように構成された基板処理システムでは、例えば、ストッカーに保管されているFOUPが、ある基板処理装置に搬送されて処理部で処理が行われ、処理を終えた基板がFOUPごとストッカーに搬送され、次の処理が行われるまで一時的に保管される。
また、基板を処理する処理部を備えた基板処理装置として、複数個の処理部と、FOUPを搬入・搬出する搬入出ポートと、処理部と搬入出ポートとの間に配置された内部バッファとを備えたものがある(例えば、特許文献2参照)。なお、内部バッファは、複数個のFOUPを収容可能に構成され、他の基板処理装置とのスループットとの差異などを吸収する。
特開2006−162450号公報 特開2006−237559号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
(1)ストッカーに保管された基板は、基板処理装置で次の処理を施す際に、必ず搬送系によって搬送され、その基板処理装置で処理が行われた後、再び搬送系によって搬送される。その後、内部バッファで待ち時間が調整できないと判断される場合には、一旦ストッカーへと戻される。したがって、ストッカーへ戻される時間が余分に生じるので、全体として待ち時間が長くなるという問題がある。
(2)サイクルタイムのうち、基板が位置している場所を時間の割合で調べると、ストッカーに位置している時間が約半分となる。したがって、基板処理システム全体においてサイクルタイムの短縮を図ることが困難である。
(3)半導体デバイスの微細化が進行する中、基板は密閉されたFOUPごと保管されているとはいえ、ストッカーに保管されている間に基板の汚染が問題になることがある。そこで、基板の清浄度を確保するために、基板処理装置で本来の処理を行う前に、他の基板処理装置において工程前洗浄を実施することが行われる場合がある。このような工程前洗浄を余分に実施する場合には、搬送頻度が増えるとともに搬送待ち時間が増大し、結果としてサイクルタイムが長くなるという問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、待ち時間及びサイクルタイムを短縮することができて効率的な処理を行うことができる基板処理装置及びこれを備えた基板処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、FOUPに収容した基板を処理する基板処理装置において、基板を収容したFOUPを取り込むとともにFOUPを払い出す搬入出ポートと、基板に対して処理を行う処理ユニットと、前記搬入出ポートと前記処理ユニットとの間に配置され、基板をFOUPごと載置する複数個の棚を備えた内部バッファと、前記複数個の棚の一部を、前記搬入出ポートと前記処理ユニットとの間における処理用として設定するとともに、ストッカーとしての保管用として設定し、かつ処理用と保管用との割合を変更させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記内部バッファ内の保管用のFOUPを搬出する情報を受信した場合には、工程前洗浄を前記処理ユニットにおいて実施した後に前記搬入出ポートに前記FOUPを搬送することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、内部バッファ内の複数個の棚の一部を、搬入出ポートと処理ユニットとの間における処理用として設定するとともに、ストッカーとしての保管用として設定する。しかも、その割合を制御手段が動的に変えるので、従来、外部のストッカーに一旦FOUPを搬送する場合であっても、内部バッファの処理用を保管用に制御手段が設定変更することで搬送せずに済む。したがって、待ち時間及びサイクルタイムを短縮することができ、効率的な処理を行うことができる。また、工程前洗浄を実施する場合であっても、搬送系によりストッカーから基板処理装置へ搬送する必要がなく、基板処理装置内部で完結させることができる。したがって、工程前洗浄を行う場合であってもサイクルタイムを短縮することができる。
なお、処理用と保管用との設定を変えるのは、制御手段が予め決めたルールにしたがって行うようにしてもよく、また外部のホストコンピュータから受信した情報に基づいて行うようにしてもよい。
また、本発明において、前記制御手段は、前記処理用と前記保管用として、前記複数個の棚をほぼ半分ずつに初期設定しておくことが好ましい(請求項2)。初期状態では、どのようい使い分けるのが効率的か不明であるので、ほぼ半分ずつに初期設定することで、状況に応じて柔軟な対応を容易に行うことができる。
(削除)
また、請求項に記載の発明は、FOUPに収容した基板を処理する基板処理装置と、基板を収容したFOUPを一時的に保管するストッカーと、前記基板処理装置と前記ストッカーとの間でFOUPを搬送する搬送系と、前記基板処理装置と前記ストッカーと前記搬送系とを制御するホストコンピュータとを備えた基板処理システムにおいて、前記基板処理装置は、基板を収容したFOUPを取り込むとともにFOUPを払い出す搬入出ポートと、基板に対して処理を行う処理ユニットと、前記搬入出ポートと前記処理ユニットとの間に配置され、基板をFOUPごと載置する複数個の棚を備えた内部バッファと、前記ホストコンピュータとの間で通信可能であって、前記ホストコンピュータから受信した情報に基づき、前記複数個の棚の一部を、前記搬入出ポートと前記処理ユニットとの間における処理用として設定するとともに、ストッカーとしての保管用として設定する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記ホストコンピュータから前記内部バッファ内の保管用のFOUPを搬出する情報を受信した場合には、工程前洗浄を前記処理ユニットにおいて実施した後に前記搬入出ポートに前記FOUPを搬送することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項に記載の発明によれば、基板処理装置の制御手段は、ホストコンピュータから受信した情報に基づき、複数個の棚の一部を、搬入出ポートと前記処理ユニットとの間における処理用として設定するとともに、ストッカーとしての保管用として設定する。しかも、ホストコンピュータから受信した情報に基づいて、その割合を制御手段が動的に変えるので、従来、外部のストッカーに一旦FOUPを搬送する場合であっても、内部バッファの処理用を保管用に制御手段が設定変更することで搬送せずに済む。したがって、待ち時間及びサイクルタイムを短縮することができ、効率的な処理を行うことができる。また、工程前洗浄を実施する場合であっても、搬送系によりストッカーから基板処理装置へ搬送する必要がなく、基板処理装置内部で完結させることができる。したがって、工程前洗浄を行う場合であってもサイクルタイムを短縮することができる。
また、本発明において、前記制御手段は、前記処理用と前記保管用として、前記複数個の棚をほぼ半分ずつに初期設定しておくことが好ましい(請求項)。初期状態では、どのようい使い分けるのが効率的か不明であるので、ほぼ半分ずつに初期設定することで、受信した情報に応じて柔軟な対応を容易に行うことができる。
また、本発明において、前記制御手段は、前記ホストコンピュータから前記内部バッファ内の保管用のFOUPを搬出する情報を受信した場合には、工程前洗浄を前記処理ユニットにおいて実施した後に前記搬入出ポートに前記FOUPを搬送することが好ましい(請求項6)。工程前洗浄を実施する場合であっても、搬送系によりストッカーから基板処理装置へ搬送する必要がなく、基板処理装置内部で完結させることができる。したがって、工程前洗浄を行う場合であってもサイクルタイムを短縮することができる。
本発明に係る基板処理装置によれば、制御手段は、内部バッファ内の複数個の棚の一部を、搬入出ポートと処理ユニットとの間における処理用として設定するとともに、ストッカーとしての保管用として設定する。しかも、処理用と保管用との割合を制御手段が変更するので、従来、外部のストッカーに一旦FOUPを搬送する場合であっても、内部バッファの処理用を保管用に制御手段が設定変更することで搬送せずに済む。したがって、待ち時間及びサイクルタイムを短縮することができ、効率的な処理を行うことができる。また、工程前洗浄を実施する場合であっても、搬送系によりストッカーから基板処理装置へ搬送する必要がなく、基板処理装置内部で完結させることができる。したがって、工程前洗浄を行う場合であってもサイクルタイムを短縮することができる。
実施例に係る基板処理装置の概略構成を示す斜視図である。 搬入出部の概略構成を示す斜視図である。 搬入出部の初期設定の状態を示す模式図である。 搬入出部の異なる設定の状態を示す模式図である。 基板処理システムの全体図を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
<基板処理装置>
図1は、実施例に係る基板処理装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は、搬入出部の概略構成を示す斜視図である。
実施例に係る基板処理装置1は、基板Wに対して所定の処理を行う処理ユニット3と、未処理の基板Wを収容したFOUP(Front-Opening Unified Pod)5から基板Wを取り出し、処理ユニット3との間で受け渡す搬入出部7とを備えている。なお、図中においては、z方向を鉛直方向とし、xy平面を水平面とするxyz直交座標系を付している。
処理ユニット3は、例えば、基板Wを洗浄したり、基板Wを乾燥させたり等の処理を行うための複数種類の処理部9を備えている。処理部9では、搬入出部7から受け取った基板Wが処理され、処理済の基板Wを再び搬入出部7に払い出す。
搬入出部7は、FOUP5を搬入出するためのロードポート11を備えている。
ロードポート11は、搬入出部7に付設されたユニットであり、搬入出部7との間でFOUP5の搬送が行われる。本実施例におけるロードポート11は、例えば、上面に二つのFOUP5を載置可能に構成されている。
未処理の基板Wを収容したFOUP5が外部からロードポート11に載置されると、ロードポート11が備えた搬入出機構(図示省略)が、搬入出部7内にFOUP5を搬入する。処理ユニット3に基板Wが渡されることによって空となったFOUP5は、ロードポート11が備えた搬入出機構(図示省略)によって搬入出部7内からロードポート11に搬出される。また、未処理の基板Wを収容したFOUP5や、処理済の基板Wを収容したFOUP5が内部からロードポート11に載置される。
なお、ロードポート11が本発明における「搬入出ポート」に相当する。
搬入出部7は、ロードポート11と処理ユニット3との間に配置されており、ロードポート11から搬入されたFOUP5をその内部に一時的に収容する。また、FOUP5に収容されている基板Wを処理ユニット3に渡す。さらに、搬入出部7は、詳細は後述するが、制御部13の指示の下、この基板処理装置1の処理ユニット3には搬送されないFOUP5も収容する。
上述したように、基板処理装置1においてFOUP5に収容された基板W(ロットとも呼ばれる)は、搬入出部7から処理ユニット3に受け渡され、所定の処理が完了すると、処理ユニット3から再び搬入出部7へ受け渡される。したがって、搬入出部7は、処理ユニット3との間で基板Wの受け渡しを行う本発明における「内部バッファ」に相当する。
基板処理装置1は、制御部13によって統括的に制御されている。制御部13は、メモリやカウンタ・タイマなどを内蔵している(図示省略)。メモリには、基板Wを処理する手順を規定したレシピや、レシピに応じて処理ユニット3を操作するスケジュールなどが記憶されている。また、制御部13は、通信部15を内蔵している。この通信部13は、外部のネットワーク17に接続されており、ネットワーク17に接続された他の装置やホストコンピュータ(図示省略)との通信を行う機能を備えている。
次に、図2を参照して搬入出部7の構成について説明する。
搬入出部7は、鉛直方向(z方向)に沿ってFOUP5を収容する固定棚列19及び変位棚列21と、固定棚列19及び変位棚列21等に収容されたFOUP5を搬送する搬送ロボット23とを備えている。
固定棚列19は、所定の間隔で鉛直方向に一列に配置された複数個の固定収容棚25を備えている。本実施例では、固定収容棚25を6個備えている。これらの固定収容棚25は、上から順に、固定収容棚25a〜25fとなっている。この固定棚列19は、処理ユニット3側から見て左側に配置されている。
各固定収容棚25a〜25fは、処理ユニット3との雰囲気遮断を行う隔壁27に固定して取り付けられている。各固定収容棚25a〜25fの上下間隔は、少なくともFOUP5の高さに合わせて設定されている。したがって、各固定収容棚25a〜25fは、1個のFOUP5を載置することができる。なお、各固定収容棚25a〜25fは、未処理の基板Wを収容したFOUP5や、基板Wが取り出された後の空となったFOUP5、処理済の基板Wを収容したFOUP5が載置される。
変位収容棚21は、鉛直方向に変位する複数個の変位収容棚29を備えている。本実施例では、変位収容棚29を5個備えている。変位収容棚29は、上から順に、変位収容棚29a〜29eとなっている。変位収容棚列21は、載置棚31と固定棚列19との間に配置されている。なお、各変位収容棚29a〜29eは、それぞれ上面にFOUP5を載置することができ、未処理の基板Wを収容したFOUP5や、基板Wが取り出された後の空のFOUP5、処理済の基板Wを収容したFOUP5が載置される。
なお、上述した固定収容棚25と変位収容棚29は、後述するように制御部13によってその使い分けが変更される。
搬入出部7を処理ユニット3側から見た場合の右側には、鉛直方向に沿って上から順に、収容棚33、オープナー35、収容棚37、収容棚39が配置されている。
収容棚33,37,39は、固定棚列19と同様に、隔壁27に対して固定的に取り付けられている。各収容棚33,37,39は、1個のFOUP5を載置することができる。
オープナー35は、FOUP5に収納された基板Wを処理ユニット3に対して受け渡すために使用され、鉛直方向に沿って配設された収容棚33と収容棚37との間に配設されている。未処理の基板Wが収容されたFOUP5が、搬送ロボット23によりオープナー35の載置棚31に載置されると、オープナー35はFOUP5の蓋(図示省略)を取り外すとともに、FOUP5から未処理の基板Wを取り出して、開口41を介して処理ユニット3に未処理の基板Wを受け渡す。
搬送ロボット23は、固定収容棚25(25a〜25f)、変位収容棚29(29a〜29e)、収容棚33,37,39及びオープナー35の載置棚31のうち、着目する二つの収容棚または載置棚の間においてFOUP5を搬送する。
搬送ロボット23は、主として、支柱43と、水平方向駆動部45と、搬送アーム47とを備えている。
搬送アーム47は、FOUP5を保持した状態で搬送する。支柱43は、z方向にレール49が付設されており、搬送アーム47は、そのレール49に沿って鉛直方向に摺動可能に取り付けられている。
支柱43は、鉛直方向に延伸された部材であり、その上端部付近には、x方向に延設されたガイドレール51に沿って摺動可能に取り付けられている。さらに、支柱43は、基端部が水平方向駆動部45に連結されている。
水平方向駆動部45は、底部に付設されているレール部53に沿って摺動可能に取り付けられている。レール部53は、x方向の上面に二本のレール55が付設されており、水平方向駆動部45はこれらのレール55に摺動して移動し、固定棚列19と、変位棚列21と、オープナー35とにわたって水平方向に移動する。また、搬送アーム47は、レール49に沿って鉛直方向に移動可能に構成されているので、搬送ロボット23は、搬入出部7内において、FOUP5をxz平面内で搬送する。
換言すると、搬送ロボット23は、固定収容棚25a〜25f、変位収容棚29a〜29e、収容棚33,37,39、載置棚31のいずれにもアクセスできるように構成されている。制御部13は、固定収容棚25a〜25fへアクセスする際に、必要に応じて昇降機構(図示省略)を操作して変位収容棚29a〜29eを昇降させる。
なお、本発明における「制御手段」に相当する制御部13は、上述した固定棚列19と変位棚列21を使い分ける。この使い分けについて、図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は、搬入出部の初期設定の状態を示す模式図であり、図4は、搬入出部の異なる設定の状態を示す模式図である。
初期状態では、制御部13は、図3に示すように固定棚列19の固定収容棚25a〜25fの全てを「保管用」とし、変位棚列21の全ての変位収容棚29a〜29eを「処理用」として設定している。つまり、固定棚列19と変位棚列21に含まれる全棚をほぼ半分ずつ使い分ける。なお、説明の理解を容易にするために、収容棚33,37,39については処理用や保管用などの棚種について設定しないものとして説明する。
「保管用」に設定された固定棚列19の固定収容棚25a〜25fは、制御部13により、外部に設置されるストッカーと同様に利用される。つまり、処理を行うために投入されたロット(基板W)を含むFOUP5が、実際に処理を行う装置が空くまでの間や、装置で処理が行われた後、次の装置が空くまでの間、待機を行わせるために利用される。また、待機時間が所定時間よりも長くなった後、実際に処理を行う装置が空いたため、ホストコンピュータから通信部15を介して搬送指令を制御部13が受信した場合には、その装置に搬送する前に、処理ユニット3にて規定の工程前洗浄を実施することが好ましい。この場合には、搬送系によりストッカーから基板処理装置1へ搬送する必要がなく、基板処理装置1の内部で完結させることができる。したがって、工程前洗浄を行う場合であってもサイクルタイムを短縮することができる。
「処理用」に設定された変位棚列21の変位収容棚29a〜29eは、制御部13により、処理ユニット13で処理される前のFOUP5や処理後のFOUP5を収容するために利用される。
上記のように、棚種を初期状態では「保管用」と「処理用」で半分ずつとすることにより、どのようい使い分けるのが効率的か不明であっても、ほぼ半分ずつに初期設定することで、状況に応じて柔軟な対応を容易に行うことができる。
制御部13は、予め設定されているルールに基づいて上記棚種の設定を棚ごとに動的に変える。または、通信部15を介してホストコンピュータから受信した情報に基づいて、上記棚種の設定を棚ごとに動的に変えるようにしてもよい。
例えば、制御部13が予め設定されているルールに基づき、保管用よりも処理用を多くした方が適切であると判断した場合には、図3の設定から、図4に示すように設定を変える。具体的には、変位棚列21の変位収容棚29a〜29eに加え、固定棚列19の固定収容棚25fを処理用とする。そして、固定棚列19の固定収容棚25a〜25eを保管用として設定する。このようにすると、例えば、FOUP5をストッカーから本装置に搬送する必要が生じた場合、固定収容棚25fにFOUP5を載置しておけば、従来は、外部のストッカーにあるFOUP5を搬送する必要が生じるが、保管用に載置してあるFOUP5であれば、図3から図4のように棚種を変更することで、搬送を省略することができ、搬送に要する時間を節約することができる。その一方、この基板処理装置1の搬入出部7から、外部のストッカーへ搬送する必要が生じた場合であっても、固定収容棚25fにFOUP5を載置しておけば、図4から図3のように制御部13が棚種を変更することにより、FOUP5を搬送せずに済む。したがって、待ち時間及びサイクルタイムを短縮することができ、効率的な処理ができる。
上述したように、この基板処理装置1では、制御部13が、搬入出部7内の固定収容棚25a〜25f、変位収容棚29a〜29eの一部を、ロードポート11と処理ユニット3との間における「処理用」として設定するとともに、ストッカーとしての「保管用」として設定する。しかも、その割合を制御部13が変更しているので、従来、外部のストッカーに一旦FOUP5を搬送する場合であっても、搬入出部7の「処理用」を「保管用」に制御部13が設定変更することで搬送せずに済む。したがって、待ち時間及びサイクルタイムを短縮することができ、効率的な処理を行うことができる。
<基板処理システム>
次に、上述した基板処理装置1を含む基板処理システムの一例について図5を参照して説明する。なお、図5は、基板処理システムの全体図を示すブロック図である。
この基板処理システムは、複数台の上述した基板処理装置1と、所定台数の基板処理装置1ごとに配置されたストッカー71と、各基板処理装置1や各ストッカー71にFOUP5を搬送する搬送系73と、上記各部を統括的に制御するためのホストコンピュータ75とを備えている。各部は、ネットワーク17で通信可能に接続されている。なお、搬送系としては、例えば、自動ウエハ搬送システム(AMHS: Automated Material Handling System)が挙げられる。
各基板処理装置1は、ホストコンピュータ75から受信した情報に基づき、上述したように複数個の棚の一部を、ロードポート11と処理ユニット3との間における処理用として設定するとともに、ストッカー71としての保管用として設定する。これらの設定としては、上述したように棚種が設定可能な全棚数を半分ずつにすることが挙げられる。しかも、ホストコンピュータ75から受信した情報に基づいて、その割合を制御部13が変更しているので、従来、外部のストッカー71に一旦FOUP5を搬送する場合であっても、搬入出部7の処理用を保管用に制御部13が設定変更することで搬送せずに済む。したがって、待ち時間及びサイクルタイムを短縮することができ、効率的な処理を行うことができる。
なお、制御部13は、ホストコンピュータ75からの情報に基づいて棚種を変えるのではなく、自身のルールも適用して、前記情報と併せて棚種を変えるようにしてもよい。
また、制御部13は、ホストコンピュータ75から、保管用の棚にあるFOUP5を他の基板処理装置1に搬送するように搬送指令を受けた場合には、一旦、今の基板処理装置1の処理ユニット3にて工程前洗浄を実施した上で搬出することが好ましい。この場合には、搬送系73によりストッカー71から他の基板処理装置1へ搬送する必要がなく、今の基板処理装置1の内部で完結させることができる。したがって、工程前洗浄を行う場合であってもサイクルタイムを短縮することができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、初期設定で棚種を半分ずつとしているが、想定される状況や、基板処理装置1の使用目的等に応じて適宜に初期設定の割合を変更してもよい。例えば、ストッカーとしての機能を重視する初期設定として、処理用:保管用を1:2としたり、1:3としたりする。
(2)上述した各実施例では、保管用から搬送する場合には、今の基板処理装置1の内部で工程前洗浄を行うとしているが、必ずしも工程前洗浄を行う必要はない。
(3)上述した各実施例では、搬入出部7が固定棚列19と変位棚列21とを備えているが、変位棚列21も固定棚列19とした構成としてもよい。この場合には、搬送ロボット23が棚に干渉しない手前側を走行するように構成し、搬送アーム47が棚に対して進退可能に構成すればよい。
W … 基板
1 … 基板処理装置
3 … 処理ユニット
5 … FOUP
7 … 搬入出部
9 … 処理部
11 … ロードポート
13 … 制御部
15 … 通信部
17 … ネットワーク
19 … 固定棚列
21 … 変位棚列
23 … 搬送ロボット
25 … 固定収容棚
25a〜25f … 固定収容棚
27 … 隔壁
29 … 変位収容棚
29a〜29e … 変位収容棚
31 … 載置棚
33 … 収容棚
35 … オープナー
41 … 開口
43 … 支柱
71 … ストッカー
73 … 搬送系
75 … ホストコンピュータ

Claims (4)

  1. FOUPに収容した基板を処理する基板処理装置において、
    基板を収容したFOUPを取り込むとともにFOUPを払い出す搬入出ポートと、
    基板に対して処理を行う処理ユニットと、
    前記搬入出ポートと前記処理ユニットとの間に配置され、基板をFOUPごと載置する複数個の棚を備えた内部バッファと、
    前記複数個の棚の一部を、前記搬入出ポートと前記処理ユニットとの間における処理用として設定するとともに、ストッカーとしての保管用として設定し、かつ処理用と保管用との割合を変更させる制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記内部バッファ内の保管用のFOUPを搬出する情報を受信した場合には、工程前洗浄を前記処理ユニットにおいて実施した後に前記搬入出ポートに前記FOUPを搬送することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記制御手段は、前記処理用と前記保管用として、前記複数個の棚をほぼ半分ずつに初期設定しておくことを特徴とする基板処理装置。
  3. FOUPに収容した基板を処理する基板処理装置と、基板を収容したFOUPを一時的に保管するストッカーと、前記基板処理装置と前記ストッカーとの間でFOUPを搬送する搬送系と、前記基板処理装置と前記ストッカーと前記搬送系とを制御するホストコンピュータとを備えた基板処理システムにおいて、
    前記基板処理装置は、
    基板を収容したFOUPを取り込むとともにFOUPを払い出す搬入出ポートと、
    基板に対して処理を行う処理ユニットと、
    前記搬入出ポートと前記処理ユニットとの間に配置され、基板をFOUPごと載置する複数個の棚を備えた内部バッファと、
    前記ホストコンピュータとの間で通信可能であって、前記ホストコンピュータから受信した情報に基づき、前記複数個の棚の一部を、前記搬入出ポートと前記処理ユニットとの間における処理用として設定するとともに、ストッカーとしての保管用として設定する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記ホストコンピュータから前記内部バッファ内の保管用のFOUPを搬出する情報を受信した場合には、工程前洗浄を前記処理ユニットにおいて実施した後に前記搬入出ポートに前記FOUPを搬送することを特徴とする基板処理システム。
  4. 請求項に記載の基板処理システムにおいて、
    前記制御手段は、前記処理用と前記保管用として、前記複数個の棚をほぼ半分ずつに初期設定しておくことを特徴とする基板処理システム。
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