JP2001101860A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001101860A
JP2001101860A JP27376999A JP27376999A JP2001101860A JP 2001101860 A JP2001101860 A JP 2001101860A JP 27376999 A JP27376999 A JP 27376999A JP 27376999 A JP27376999 A JP 27376999A JP 2001101860 A JP2001101860 A JP 2001101860A
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power supply
data
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internal
circuit
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JP27376999A
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English (en)
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Teruhiko Amano
照彦 天野
Kiyohiro Furuya
清広 古谷
Takeshi Hamamoto
武史 濱本
Yasuhiro Konishi
康弘 小西
Takashi Kono
隆司 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 共通のチップを用いてシングルデータレート
およびダブルデータレートの動作モードで動作する同期
型半導体記憶装置を容易に実現する。 【解決手段】 メモリアレイを、2つのメモリセルマッ
ト(4a,4b)に分割し、これらをシングルデータレ
ートモード時には、上位ビットデータおよび下位ビット
データ格納領域として利用し、ダブル・データ・レート
モード時には、偶数列アドレスおよび奇数列アドレスデ
ータ格納領域として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特に、共通のチップ上に形成されかつ異なる規
格に従って動作することのできる半導体記憶装置に関す
る。より特定的には、この発明は、異なる規格に従って
動作する半導体記憶装置の共通のチップ上へのレイアウ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理システムの高性能化に伴っ
て、CPU(中央演算処理装置)などのプロセッサも高
速化されている。このプロセッサの高速化に対応するた
め、主記憶として用いられる半導体記憶装置も動作速度
が高速化されてきている。このプロセッサの高速化に対
応し、高速でデータ転送をプロセッサと主記憶装置との
間で行なって、プロセッサの待ち時間を短くするため
に、たとえばシステムクロックであるクロック信号に同
期してデータの入出力を行なうクロック同期型半導体記
憶装置が実現されている。クロック信号に同期してデー
タの入出力を行なうことにより、データの転送速度がク
ロック信号により規定され、高速のデータ転送が実現さ
れる。このクロック信号と同期してデータの入出力を行
なう記憶装置の規格として、2つの規格が存在する。1
つは、シングル・データ・レート・シンクロナス・DR
AM(SDR DRAM)であり、もう1つは、ダブル
・データ・レート・SDRAM(DDR SDRAM)
である。SDR−SDRAMにおいては、たとえばシス
テムクロックである基準クロック信号の立上がりエッジ
に同期してデータの入出力が行なわれる(SDRモー
ド)。DDR−SDRAMにおいては、基準クロック信
号の立上がりエッジおよび立下がりエッジ両者に同期し
てデータの入出力が行なわれる(DDRモード)。
【0003】これらのSDR−SDRAMおよびDDR
−SDRAMは、ともに、クロック信号に同期してデー
タの入出力を行なっており、高速のデータ転送が可能で
あり、プロセッサの待機時間を低減することができる。
一般に、超高速システムには、DDRモードで動作する
DDR−SDRAMが利用され、通常の高速システムに
おいては、SDRモードで動作するSDR−SDRAM
が利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図19は、従来のSD
RAMの品種展開手順を概略的に示す図である。まず、
たとえばEDO(エクステンディッド・データ・アウト
プット)DRAM900のような低速のDRAMを用い
て、メモリアレイ、センスアンプおよびデコーダなどを
含むDRAMコア901の設計を行なう。このDRAM
コア901を最新の設計ルールに従って設計し、このD
RAMコア901の動作を確認する。この動作が確認さ
れたDRAMコア901を利用して、SDR−SDRA
M910およびDDR−SDRAM920の品種展開を
行なう。SDR−SDRAM910は、SDRモードで
動作し、基準クロック信号CLKの立上がりエッジに同
期してデータの入出力を行ない、一方、DDR−SDR
AM920は、DDRモードで動作し、基準クロック信
号CLKの立上がりエッジおよび立下がりエッジ両者に
同期してデータの入出力を行なう。したがって、この内
部動作を最適化するため、SDR−SDRAM910の
周辺回路911およびDDR−SDRAM920の周辺
回路921は、それぞれ別々に設計される。これによ
り、周辺回路911および921の最適化を図り、高性
能の半導体記憶装置を実現する。
【0005】しかしながら、DDR−SDRAM920
およびSDR−SDRAM910は、そのコア部分のD
RAMコア901は共通である。異なる点は、データ入
出力ビット数およびデータ入出力のトリガとなるクロッ
クエッジである。これらを別々のマスクセットを用いて
設計して製造している場合、製品価格が高くなる。ま
た、これらのSDRAMは、製造から実際の製品までの
ターンアラウンドタイムには、数ヶ月程度かかる。これ
らを別々のマスクセットを用いて設計し製造する場合、
SDR/DDR−SDRAMの需要の動向(一方より他
方の需要が大きく変化する)に迅速に対応することがで
きなくなる。また、このSDR−SDRAMおよびDD
R−SDRAMにおいて別々にマスクを作製した場合、
このマスク作製の費用が高くなり、結果として半導体記
憶装置のコストが高くなる。
【0006】それゆえ、この発明の目的は、共通のチッ
プで、DDRモードおよびSDRモードいずれでも動作
する半導体記憶装置を実現することである。
【0007】この発明の他の目的は、低価格でかつ需要
動向の変化に迅速に対応することのできるレイアウトを
備える半導体記憶装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、行列状に配列される複数のメモリセルを有
し、かつ少なくとも2つの列グループに分割されるメモ
リアレイを備える。これら2つの列グループは、第1の
動作モード時には多ビットデータの上位ビットデータお
よび下位ビットデータを個別に格納し、第2の動作モー
ド時には、偶数列アドレスのデータおよび奇数列アドレ
スのデータを個別に格納する。
【0009】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1の装置が、さらに、第2の動作モード時、データアク
セスを指示するアクセスコマンド印加時偶数列アドレス
のデータおよび奇数列アドレスのデータを互いに異なる
タイミングで外部装置との間で転送する入出力回路をさ
らに含む。
【0010】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1の装置において第1の動作モードが、クロック信号の
一方方向の変化に同期してデータの入力および出力を行
なう動作モードであり、第2の動作モードは、クロック
信号の一方方向および他方方向の変化両者に同期してデ
ータの入力および出力を行なう動作モードである。
【0011】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
1の装置が、さらに、メモリアレイの2つの列グループ
の間に設けられ、アドレス信号に従って2つのグループ
のアドレス指定された行を選択状態へ駆動するための行
選択回路をさらに備える。
【0012】請求項5に係る半導体記憶装置は、行列状
に配列される複数のメモリセルを有しかつ少なくとも2
つの列グループに分割されるメモリアレイと、複数のデ
ータパッドと、これら複数のデータパッド各々に対応し
て配置される複数の内部データ線と、列アドレス信号に
従ってメモリアレイの2つのグループ各々から同時に選
択された所定数の複数の内部データ線と選択列との間で
とデータ転送を行なうための読出/書込回路と、複数の
内部データ線と複数のデータパッドとの間に結合され、
第1の動作モード時、複数の内部データ線と複数のデー
タパッドとの間でデータを転送し、かつ第2の動作モー
ド時内部データ線のメモリアレイの2つの列グループ各
々に対応する内部データ線の組各々と互いに異なるタイ
ミングで、複数のデータパッドの所定のデータパッドと
の間でデータ転送を行なうためのデータ転送回路を備え
る。
【0013】請求項6に係る半導体記憶装置は、行列状
に配列される複数のメモリセルを有するメモリアレイ
と、このメモリアレイのメモリセルの選択を行なうため
の周辺回路と、第1の動作モード時には外部電源ノード
の電圧を降圧して周辺回路へ供給される動作電源電圧を
生成し、かつ第2の動作モード時には外部電源ノードの
電圧を降圧してメモリアレイへ供給されるアレイ電源電
圧を生成するための内部電源回路を備える。
【0014】請求項7に係る半導体記憶装置は、請求項
6の内部電源回路が、第1の動作モード時の電流駆動能
力よりも第2の動作モード時の電流駆動能力を大きくす
るための調整回路を含む。
【0015】請求項8に係る半導体記憶装置は、請求項
6の内部電源回路が、外部電源ノードと内部電源線との
間に並列に結合される複数のプログラミング用ドライブ
素子を含む。これら複数のプログラミング用ドライブ素
子は、外部電源ノードまたは内部電源線に結合するキャ
パシタにプログラム可能な絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタを含む。複数の歩プログラミング用ドライブ素子
の各々は、動作可能状態にプログラムされたとき、電源
ノードと内部電源線上の電圧の差に応じた電流を電源ノ
ードと内部電源線との間で流す。
【0016】請求項9に係る半導体記憶装置は、請求項
6の内部電源回路が、基準電圧と内部電源線上の電圧と
を比較し、該比較結果を示す信号を出力する比較回路
と、この比較回路の出力信号に従って電源ノードと内部
電源線との間で電流を流すドライブトランジスタを含
む。これらの比較回路およびドライブトランジスタは、
第2の動作モード時、その駆動電流能力が大きくされる
ように、プログラム可能な素子を含む。
【0017】請求項10に係る半導体記憶装置は、電源
パッドに結合する第1の電源線と、この第1の電源線下
層かつ近傍に配置され、第1の動作モード時第1の電源
線上の電圧を降圧して内部電源電圧を生成する内部電源
回路とを備える。この内部電源電圧は、第1の動作モー
ド時第1の電源線と近接して配置される内部電源線に伝
達され、第2の動作モード時にはその内部電源線配置領
域には、第1の電源線が延在して配置される。
【0018】請求項11に係る半導体記憶装置は、請求
項6または10の第1の動作モードが、クロック信号の
一方の変化に同期してデータの入出力を行なう動作モー
ドであり、第2の動作モードは、このクロック信号の立
下がりエッジおよび立上がりエッジ両方向に同期してデ
ータの入出力を行なう動作モードである。
【0019】第1の動作モードおよび第2の動作モード
でメモリアレイの上位ビットデータおよび下位ビットデ
ータ格納領域と偶数列アドレスデータおよび奇数列アド
レスデータ格納領域とを切換えることにより、同一アレ
イ構成で第1および第2の動作モードに対応することが
でき、また列系信号線の配線領域も変更する必要がな
く、配線領域を効率的に利用でき、また列系信号線を最
適配置することができる。
【0020】また、第1および第2の動作モードで内部
電源電圧回路の発生する内部電圧を切換えることによ
り、第1および第2の動作モードで電源電圧レベルが変
更される場合においても、効率的に内部電源回路を利用
して必要な内部電源を生成することができる。
【0021】また、内部電源回路を外部電源線近傍に配
置することにより、動作モードに応じて内部電源線配置
領域を効率的に利用することができ、内部電源回路の設
計を変更することなく、第1および第2の動作モードに
容易に対応することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体の構成を
概略的に示す図である。図1において、半導体記憶装置
1は、チップの4分割領域それぞれに配置されるバンク
♯A−♯Dと、チップ中央領域に配置され、かつバンク
♯A−♯Dに共通に設けられ、図示しない外部制御信号
に従ってバンク指定信号および動作指定信号を生成する
マスタ制御回路2と、バンク♯Aおよび♯Bの間に配置
され、マスタ制御回路2からの制御信号に従ってバンク
♯Aおよび♯Bに対する動作制御を行なうためのローカ
ル制御回路3aと、バンク♯Cおよび♯Dの間に配置さ
れ、マスタ制御回路2からの制御信号に従ってバンク♯
Cおよび♯Dに対する動作を制御する信号を生成するロ
ーカル制御回路3bを含む。
【0023】ローカル制御回路3aおよび3b各々は、
マスタ制御回路2からのバンク指定信号が対応のバンク
を指定するとき、この指定されたバンクに対する動作制
御信号を生成する。このローカル制御回路3aおよび3
bの制御の下に、バンク♯A−♯Dは、互いに独立に活
性状態(メモリセルアレイ内において行(ワード線)が
選択状態へ駆動される状態)へ駆動することができる。
【0024】図2は、バンク♯A−♯Dの構成を概略的
に示す図である。バンク♯A−♯Dは、同一構成を有す
るため、図2においては、1つのバンク♯を代表的に示
す。図2において、バンク♯は、各々が行列状に配列さ
れる複数のメモリセルを有するメモリセルマット4aお
よび4bと、ローカル制御回路3からの行アドレス信号
および制御信号に従って、メモリセルマット4aおよび
4bのアドレス指定された行を選択状態へ駆動するため
のXデコーダ5と、ローカル制御回路3からのYアドレ
ス信号および制御信号に従って活性化され、メモリセル
マット4aおよび4bにおいてアドレス指定された列を
選択するための列選択信号を生成するYデコーダ6aお
よび6bと、ローカル制御回路3の制御に下に、Yデコ
ーダ6aおよび6bにより選択されたメモリセル列と内
部データバス8との間でデータの転送を行なう書込/読
出回路7aおよび7bを含む。
【0025】メモリセルマット4aおよび4b各々にお
いては、メモリセル行それぞれに対応してワード線WL
が配設され、メモリセル列それぞれに対応してビット線
対が配置される。図2においては、メモリセルマット4
aおよび4bにおいて配設されるワード線WLaおよび
WLbを代表的に示す。メモリセルマット4aおよび4
bの間の中央領域にXデコーダ5を配置することによ
り、メモリセルマット4aおよび4bにおけるワード線
(WLa,WLb)の長さを短くし、高速でアドレス指
定された行を選択状態へ駆動する。ワード線WLaおよ
びWLbは、メインワード線とサブワード線とを有する
階層ワード線構成であってもよい。
【0026】書込/読出回路7aおよび7bは、クロッ
ク信号に同期してデータを転送するためのフリップフロ
ップを含む。これらの書込/読出回路7aおよび7b
は、メモリセルマット4aおよび4bにおける選択列へ
データを書込むためのライトドライバおよび選択列から
のメモリセルデータを増幅するプリアンプを含んでもよ
い。この図2に示すバンク構成は、DDRモードおよび
SDRモードのSDRAMに対して共通である。
【0027】図3は、SDRモードの半導体記憶装置の
配線レイアウトを概略的に示す図である。図3において
は、メモリセルマット4aおよび4b各々が、8K行・
4K列に配列されるメモリセルを有する場合の構成が一
例として示される。メモリセルマット4aおよび4b
は、各々、32Mビットの記憶容量を有する。バンク♯
においては、16ビットのデータの書込/読出が行なわ
れる。すなわち、メモリセルマット4aおよび4bそれ
ぞれにおいて、8ビットのデータが、一度に書込/読出
される。
【0028】メモリセルマット4aおよび4bそれぞれ
に対応して配置されるYデコーダ6aおよび6bは、自
身に近接して配置される列アドレス信号線11aおよび
11b上のYアドレス信号YAをデコードする。Yデコ
ーダ6aおよび6bの各々は、1K本の列選択線(CS
L)に接続しており、Yアドレス信号YAとして、9ビ
ットの列アドレスCA0−CA8を受ける。Yデコーダ
6aおよび6bは、それぞれ、メモリセルマット4aお
よび4bにおいて2つの列選択線(CSL)を同時に選
択する。1つの列選択線(CSL)により4ビットのメ
モリセルが同時に選択される。
【0029】Xデコーダ5は、Xアドレス信号としてビ
ットRA0−RA12を受けてデコードし、8K本のワ
ード線WLのうち1つのワード線を選択状態へ駆動す
る。
【0030】Yデコーダ6aおよび6bに隣(近)接す
る信号配線領域10においてYアドレス信号線11aお
よび11bを配設し、またこの信号配線領域10におい
て、さらに、書込/読出回路7aおよび7bの動作を制
御するために、書込制御信号WDEUおびWDELをそ
れぞれ伝達する書込制御線12aおよび12bと、読出
制御信号RDCUおよびRDCLを伝達する読出制御線
13aおよび13bが配設される。
【0031】信号配線領域10において、これらの信号
線11a,11b,12a,12b,13aおよび13
bが、メモリセルマット4aおよび4bの間の中央領域
から、外側領域に延在するように2分割されている。図
2に示すように、ローカル制御回路3が、ほぼXデコー
ダ5と対向して配置され、このローカル制御回路3か
ら、これらの信号線11a,11b,12a,12b,
13aおよび13bに、双方向に制御信号が伝達され
る。
【0032】図4は、図3に示す配置におけるデータア
クセス時の、メモリセルマット4aおよび4bと内部デ
ータバス8の接続を概略的に示す図である。内部データ
バス8は、8ビットの上位データを伝達する上位データ
バス8uと、8ビットの下位ビットデータを伝達する下
位ビットデータバス8lを含む。このバンク♯へのアク
セスにおいては、メモリセルマット4aが上位ビットデ
ータバス8uに結合され、メモリセルマット4bが下位
ビットデータバス8lに結合される(書込/読出回路7
aおよび7bを介して)。内部データバス8は、クロッ
ク信号CLKに同期してデータを転送するデータ転送回
路14に結合される。データ転送回路14が、内部デー
タバス8と外部データ端子との間でデータの転送を行な
う。
【0033】16ビットデータ転送時において、2つの
メモリセルマット4aおよび4bに上位ビットデータお
よび下位ビットデータをそれぞれ転送する。
【0034】メモリセルマット4aおよび4bに対して
は、それぞれデータマスク指示信号DQMUおよびDQ
MLにより、データの書込/読出にマスクがかけられ
る。データマスク指示信号DQMUおよびDQMLを利
用することにより、8ビット単位でデータの書込/読出
にマスクをかけることができる。データマスク指示信号
DQMUおよびDQMLがデータマスクを指示するとき
には、対応の書込制御信号WDE(WDEUまたはWD
EL)および読出制御信号RDC(RDCUまたはRD
CL)が非活性状態に維持される。
【0035】図5は、DDRモードにおける半導体記憶
装置の配線レイアウトを概略的に示す図である。図5に
おいて、メモリセルマット4aに対応して配置されるY
デコーダ6aに対しては、アドレス信号線11cを介し
て偶数列アドレスYAe(CA0=0)が与えられ、ま
たメモリセルマット4bに対応して配置されるYデコー
ダ6bに対しては、アドレス信号線11dを介して奇数
列アドレスYAo(CA0=1)が与えられる。また、
メモリセルマット4aに対して設けられる書込/読出回
路に対しては、制御線12cおよび13cを介してそれ
ぞれ書込制御信号WDEeおよび読出制御信号RDCe
が与えられる。メモリセルマット4bに対して設けられ
る書込/読出回路に対しては、制御線12dおよび13
dを介して書込制御信号WDEoおよび読出制御信号R
DCoが与えられる。DDRモード時においては、1つ
のデータマスク指示信号DQMによりデータの書込/読
出にマスクがかけられる。すなわち、このデータマスク
指示信号DQMは、クロック信号の立上がりエッジまた
は立下がりエッジで入出力されるデータにマスクをかけ
る。このデータマスクをかけるために、偶数列アドレス
および奇数列アドレスそれぞれに対して制御線12cお
よび13cと制御線12dおよび13dを別々に設け
る。SDRAM内においてDDRモード動作では、偶数
列アドレスデータおよび奇数列アドレスデータが交互に
入出力される。
【0036】信号配線領域10においては、列アドレス
信号線11c、11eと制御線12c,12dおよび1
3cおよび13dが配置される。信号配線領域10に配
設される信号線は、先の図3に示す制御線と対応する。
したがって、DDRモードおよびSDRモードにおい
て、この信号配線領域10内の各信号線領域を共通とす
ることができ、同一チップを用いて、DDRモードおよ
びSDRモードの半導体記憶装置を実現することができ
る。
【0037】この信号配線領域10においては、低抵抗
のたとえば電源線と同数の上層メタル配線で各配線を配
置する。DDRモードおよびSDRモード共通に、信号
配線領域10における配線を除いてマスタ工程で各構成
要素(DRAMコアおよび周辺回路)を作製する。最終
のスライス工程において、信号配線領域10の配線を上
層メタル配線でレイアウトすることにより、DDRモー
ドまたはSDRモードの半導体記憶装置を実現する。
【0038】なお、DDRモードにおいては、8ビット
単位でデータの入出力が行なわれる。偶数列アドレスお
よび奇数列アドレスの設定は、以下のようにして実現さ
れる。Yデコーダ6aおよび6bにおいて列アドレスビ
ットCA0−CA8に従って列選択を行なう。メモリセ
ルマット4aおよび4b各々において選択された8ビッ
トデータを内部データバス8の偶数列アドレスバスおよ
び奇数列アドレスバスに結合する。DDRモードでは、
与えられた列アドレスの奇偶により奇数/偶数列アドレ
スバスとデータ端子の結合順序が決定される。結果とし
てメモリセルマット4aおよび4bが偶数列アドレスデ
ータおよび奇数列アドレスデータを格納する。したがっ
てYデコーダ6a,6bと列アドレス信号YAとの接続
は、SDRモードと異ならせる必要はない(DDRモー
ドでも9ビットCA0−CA8のとき)。また、DDR
モード時、列アドレスビットCA0−CA9が用いられ
るとき、ビットCA1−CA9をYデコーダ6aおよび
6bに与え、ビットCA0を偶奇判定に用いる。
【0039】DDRモード時における内部データバス8
とメモリセルマット4aおよび4bの結合関係は、図4
に示すものと同じとなる(データバス8uおよび8lが
偶数列アドレスデータバスおよび奇数列アドレスデータ
バスとして利用される)。
【0040】図6は、SDRモード時のデータのアクセ
スシーケンスを示す図である。クロック信号CLKのサ
イクル1における立上がりエッジにおいてデータ読出を
指示するリードコマンドを印加し、同時に列アドレス信
号Y0を印加する。このとき、図示しないバンクアドレ
ス信号も同時に与えられる。リードコマンドが与えられ
ると、内部でローカル制御回路の制御の下に、列選択動
作が行なわれ、次いで書込/読出回路の読出回路に対す
る読出制御信号RDCUおよびRDCLが活性化され、
選択された16ビットのメモリセルのデータが内部デー
タバス8上に伝達される。次いで、入出力回路(図4の
データ転送回路14)を介してクロック信号CLKに同
期して読出データQが出力される。ここで、読出データ
Qが、クロックサイクル3のクロック信号CLKの立上
がりエッジでサンプリングされるコラムレイテンシが2
の場合の読出動作が一例として示される。
【0041】データ書込時においては、たとえばクロッ
ク信号CLKのサイクル5の立上がりエッジでデータ書
込を指示するライトコマンドが与えられ、同時に列アド
レス信号Y1が与えられる。このライトコマンド時にお
いては、同時にクロック信号CLKの立上がり時で書込
データDが与えられ、入出力回路(データ転送回路)を
介して内部データバス8上に16ビットデータが転送さ
れる。次いで、書込制御信号WDCUおよびWDCLが
活性化され、メモリセルマット4aおよび4bにおいて
選択された16ビットのメモリセルへのデータの転送が
行なわれる。
【0042】図7は、DDRモード時におけるデータ入
出力シーケンスを示す図である。DDRモードにおいて
も、クロック信号CLKの立上がりエッジでコマンドが
与えられる。図7において、クロックサイクル1におい
てデータ読出を指示するリードコマンドが与えられ、そ
のとき同時に、列アドレス信号Y0が与えられる。今、
バースト長が2であるとする。このリードコマンドに従
ってメモリセルマット4aおよび4bにおいて同時に列
選択動作が行なわれ、読出制御信号RDCeおよびRD
Coが同時に活性化され、内部データバス8上に、16
ビットの選択メモリセルデータが転送される。列アドレ
ス信号Y0が奇数列アドレスであるか偶数列アドレスか
に従って(ビットCA0により判定する)、図示しない
パラレル/シリアル変換回路においてバス選択動作が行
なわれ、クロックサイクル3から、クロック信号CLK
の立上がりエッジおよび立下がりエッジに同期して8ビ
ットのデータQ1およびQ2がそれぞれ順次出力され
る。データマスクは、この8ビットデータ個々に対して
かけられる。8ビットデータQ1およびQ2は、SDR
モード時におけるメモリセルマット4aおよび4bから
の上位ビットデータおよび下位ビットデータにそれぞれ
対応する。
【0043】データを書込む場合、クロックサイクル5
においてクロック信号CLKの立上がりエッジでデータ
書込を示すライトコマンドを与え、同時に、列アドレス
信号Y1を与える。このデータ書込時、クロック信号C
LKの立上がりエッジおよび立下がりエッジに同期して
書込データD1およびD2が与えられる。書込データD
1およびD2は、図示しないシリアル/パラレル変換回
路を介して16ビットデータとして内部データバス8上
に伝達される。次いで、書込制御信号WCEeおよびW
CEoが活性化され、メモリセルマット4bおよび4b
の選択列上に転送される。
【0044】したがって、データの入出力は、クロック
信号CLKの立上がりエッジ、立下がりエッジに同期し
て実行される。しかしながら、書込/読出回路およびメ
モリセルマットは、SDRモード時と同じ動作速度で動
作する。データ書込時においても、8ビットデータD1
およびD2に、それぞれ、データマスク指示信号DQM
により、マスクをかけることができる。
【0045】図8は、データ入出力部の構成を概略的に
示す図である。図8において、16ビットの内部データ
バス8が、それぞれ8ビットのサブデータバス8aおよ
び8bを含む。これらのサブデータバス8aおよび8b
は、書込/読出回路7aおよび7bにそれぞれ結合され
る。書込/読出回路7aおよび7bの上層の近接領域
に、信号配線領域10が設けられる。この信号配線領域
10においては、列アドレス信号YA、書込制御信号W
CEおよび読出制御信号RDCを伝達する信号線が、D
DRモードおよびSDRモードに応じて配線される。こ
れらの信号配線領域10に配設される配線は、スライス
工程において、たとえば電源線と同層の上層メタル配線
により配設され、その配線抵抗が低減される。
【0046】サブデータバス8aおよび8bには、図4
に示すデータ転送回路14に含まれる転送回路15aお
よび15bが結合される。これらの転送回路15aおよ
び15bは、SDRモード時においては、クロック信号
CLKに従ってデータの転送を行ない、DDRモード時
においては、それぞれ、クロック信号CLKeおよびC
LKoに従ってデータの取込転送を行なう。これらの転
送回路15aおよび15bは、SDRモード時において
は、入出力回路17aおよび17bにそれぞれ結合され
る。DDRモード時においては、転送回路15aおよび
15bは、入出力回路17bに結合される。したがっ
て、DDRモード時においては、転送回路15aおよび
15bがクロック信号CLKeおよびCLKoに応答し
て交互に動作し、データ読出時にはデータバス8上の1
6ビットデータを、8ビットデータに変換して順次出力
し、またデータ書込時においては、入出力回路17bか
らの8ビットデータを受けて、16ビットデータに変換
して内部データバス8上に転送する。SDRモード時に
おいては、転送回路15aおよび15bは、内部データ
バス8aおよび8b上に与えられたデータをクロック信
号CLKに従って転送する。転送回路15aおよび15
bと入出力回路17aおよび17bは、図4のデータ転
送回路14に対応する。
【0047】これらの転送回路15aおよび15bは、
内部データバス8が書込データおよび読出データ両者を
転送する場合、書込用のトライステートバッファおよび
読出用のトライステートバッファを含む。入出力回路1
7aおよび17bは、リードコマンド印加時およびライ
トコマンド印加時それぞれ活性化されるリードイネーブ
ル信号およびライトイネーブル信号に従って活性化され
て、外部装置との間でデータ転送を実行するバッファを
含む。転送回路15aおよび15bと入出力回路17a
および17bの間の接続は、スライス工程でたとえばメ
タル配線を用いて実現され、データビット構成(語構
成)が変更される。またこのとき、同時にクロック信号
CLKとCLKe/CLKoの切換も、スライス工程で
たとえばメタル配線を用いて実現される。
【0048】データマスク指示信号DQMUおよびDQ
MLが、ローカル制御回路により、信号配線領域10上
に伝達される信号と組合せられる。これらのデータマス
ク指示信号DQMUおよびDQMLの一方が、DDRモ
ード時、データマスク指示信号DQMとして用いられ
る。このデータマスク指示信号DQMおよびDQMU/
DQMLの切換も、スライス工程において実現される。
【0049】なお、図8においては、内部データバス8
が、書込データおよび読出データ両者を転送し、また入
出力回路17aおよび17bは、データ入出力端子DQ
を介してデータ転送を行なっている。しかしながら、こ
の内部データバス8においては書込データを転送する書
込データバスおよび読出データを転送する読出データバ
スが別々に設けられていてもよく、また、併せて、入出
力回路17aおよび17bが、それぞれデータ入力ピン
Dおよびデータ出力ピンQにそれぞれ結合される入力回
路および出力回路を含んでもよい。
【0050】また、図8においては、入出力回路17a
が8ビットデータDQ8−15を入出力し、入出力回路
17bが8ビットデータDQ0−7を入出力している。
このピン配置は、SDRモード時におけるピン配置であ
り、DDRモード時においては、データ入出力端子DQ
0−DQ15の所定の8ビットのデータ端子(たとえば
DQ0,DQ2,DQ4,DQ6…)が用いられてもよ
い。
【0051】また、図8においては、転送回路15aお
よび15bと入出力回路17aおよび17bの間の接続
を、スライス工程でのメタル配線で実現しているが、た
とえばボンディングパッドに与えられる固定電位に従っ
て、これらの転送回路15aおよび15bと入出力回路
17aおよび17bの接続経路が切換えられるように構
成されてもよい。
【0052】図8に示すように、転送回路15aおよび
15bに与えるクロック信号をDDRモードおよびSD
Rモードで切換えることにより、これらの転送回路15
aおよび15bを、DDRモード時には、パラレル/シ
リアル変換回路およびシリアル/パラレル変換回路とし
て動作させ、SDRモード時においては、単なる転送回
路(バッファ回路)として動作させることができる。
【0053】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、メモリセルマットの2分割領域を、上位ビット
データおよび下位ビットデータ格納領域または偶数列ア
ドレスデータおよび奇数列アドレスデータ格納領域に割
当てており、信号配線領域において列アドレス信号配線
領域および書込制御信号配線領域および読出制御信号配
線領域をDDRモードおよびSDRモード時において共
通化させることができ、配線レイアウト領域を有効に利
用して、SDRモードで動作する半導体記憶装置および
DDRモードで動作する半導体記憶装置を共通のチップ
を用いてマスタ/スライス工程により実現することがで
きる。
【0054】なお、上述の説明においては、上位ビット
データを格納するメモリセルマットを偶数列アドレスデ
ータ格納領域に割当て、また下位ビットデータを格納す
るメモリセルマットを奇数列アドレスデータを格納する
メモリセルマットに割当てている。しかしながら、この
割当は交換されてもよく、上位ビットデータを格納する
メモリセルマットを奇数列アドレス領域に割当て、下位
ビットデータを格納するメモリセルマットを偶数列アド
レスデータを格納する領域に割当ててもよい。それぞれ
DDRモードおよびSDRモードにおいてデータマスク
をかける単位となるように、メモリセルマットのデータ
格納領域が割当てられればよい。
【0055】[実施の形態2]現在、ワークステーショ
ンおよびパーソナルコンピュータにおいては、記憶容量
が16Mビットから64MビットのSDR−SDRAM
が主流として用いられている。このSDR−SDRAM
に対しては、3.3Vの外部電源電圧VCCが標準電圧
として使用されている。一方、このSDR−SDRAM
に変わって主流になると考えられるDDR−SDRAM
は、規格では、外部電源電圧は2.5Vが標準電圧とし
て定められている。
【0056】チップ内部を考えた場合、SDRAMの記
憶容量がたとえば64Mビットで変化しない場合でも、
実際のメモリデバイス製造現場においては、コスト低減
を目指し、チップサイズの縮小、すなわち加工技術の微
細化が行なわれている。トランジスタの微細化が進んで
いくと、耐圧の低下に対する信頼性確保の観点から、動
作電源電圧を低下させる必要がある。数多くのシステム
で使用される汎用メモリにとって、世代が変わるごとに
外部電源電圧を任意に低下させることはできない(シス
テム電源電圧による制限を受ける)。外部電源電圧は従
来のとおり3.3Vに維持し、内部で3.3Vの外部電
源電圧を低下させて必要な電圧レベルの動作電源電圧を
発生する内部降圧回路(ボルテージ・ダウン・コンバー
タVDC)をチップ内に搭載することが多い。
【0057】また、DRAMにおいては、センス動作時
におけるメモリセルアレイの充放電電流を低減し、消費
電力を低減するために、周辺回路へ印加される動作電源
電圧VCCP(2.5V)に対して、メモリセルアレイ
の電源電圧VCCAを2.0Vとさらに低く設定するこ
とが多くなってきている。したがって、チップ内部にお
いては、周辺回路に対する動作電源電圧VCCPを発生
する周辺回路用降圧回路(VDCP)とアレイ電源用降
圧回路(VDCA)と2種類の内部降圧回路が搭載され
ることが多い。
【0058】図9は、この内部降圧回路の構成の一例を
示す図である。図9において、内部降圧回路VDCは、
基準電圧Vrefと内部電源線20上の内部電源電圧V
inとを比較する比較器21と、比較器21の出力信号
に従って外部電源ノード22から内部電源線20へ電流
を供給する電流ドライブトランジスタ23を含む。
【0059】この図9に示す内部降圧回路VDCにおい
ては、内部電源電圧Vinが基準電圧Vrefよりも高
いときには、比較回路21の出力信号はHレベルとな
り、電源ドライブトランジスタ23はオフ状態を維持す
る。
【0060】一方、内部電源電圧Vinが基準電圧Vr
efよりも低くなると、比較回路21の出力信号がこの
内部電源電圧Vinと基準電圧Vrefの差に応じたロ
ーレベルとなり、電源ドライブトランジスタ23のコン
ダクタンスが大きくなり、外部電源ノード22から内部
電源線20へ電流が供給され、内部電源電圧Vinの電
圧レベルが上昇する。したがって、この図9に示す内部
降圧回路VDCにおいては、内部電源電圧Vinが基準
電圧Vrefのレベルに維持される。
【0061】図10は、SDRモードのSDRAMの内
部降圧回路の配置を概略的に示す図である。図10にお
いては、外部電源ノード22へ与えられる3.3Vの外
部電源電圧Vexが、電源線25を介して内部降圧回路
27および29へ与えられる。内部降圧回路27は、周
辺降圧回路(VDCP)として動作し、この3.3Vの
外部電源電圧Vexを降圧して周辺電源線26上に、
2.5Vの周辺電源電圧VCCPを生成する。
【0062】一方、内部降圧回路29は、アレイ降圧回
路(VDCA)として動作し、電源線25上の3.3V
の外部電源電圧Vexを降圧して、アレイ電源線28上
に2.0Vのアレイ電源電圧VCCAを生成する。周辺
電源電圧VCCPは、ロウデコーダおよびコラムデコー
ダおよび内部制御信号を発生する制御回路へ動作電源電
圧として与えられる。アレイ電源電圧VCCAは、セン
スアンプ回路の動作電源電圧として供給される。このア
レイ電源電圧VCCAは、また、ビット線プリチャージ
電圧およびセルプレート電圧などの中間電圧を生成する
ために利用される場合もある。周辺電源電圧VCCPは
また、基板バイアス電圧VBBおよび選択ワード線上に
伝達されるワード線駆動信号を生成するための昇圧電圧
VPPを生成するために利用される場合もある。内部降
圧回路27および29は、マスタ工程において製造され
る。スライス工程において、電源配線25および26お
よび28が形成される。
【0063】図11は、DDRモードのSDRAMに対
する内部降圧回路の構成を概略的に示す図である。この
図11に示すように、DDRモードのSDRAMにおい
ては、外部電源ノード22へ与えられる2.5Vの外部
電源電圧Vexが、内部降圧回路27および29へ与え
られる。これらの内部降圧回路27および29は、とも
にアレイ降圧回路VDCAとして動作し、外部電源電圧
Vexを降圧して、2.0Vのアレイ電源電圧VCCA
をアレイ電源線28上に生成する。一方外部電源ノード
22は、また周辺電源線26に結合され、周辺電源電圧
VCCPとして、2.5Vの外部電源電圧Vexが伝達
される。
【0064】アレイ降圧回路(VDCA)として2つの
内部降圧回路を利用するのは以下の理由による。図9に
示す電流ドライブトランジスタ23は、不飽和領域で動
作しており、そのドレイン電流Idsは次式で表わされ
る。
【0065】Ids=β{(Vgs−Vth)Vds−
Vds2/2} ここで、Vgsは、ゲート−ソース間電圧を示し、Vd
sは、ドレイン−ソース間電圧を示し、βは電流ドライ
ブトランジスタのチャネル幅とチャネル長の比で表わさ
れる定数である。外部電源電圧Vexが2.5Vに設定
される場合、アレイ電源電圧VCCAと外部電源電圧V
exの差は0.5Vである。一方、外部電源電圧Vex
が3.3Vの場合、アレイ電源電圧VCCAと外部電源
電圧Vexの差は約1.3Vである。したがって、電流
ドライブトランジスタ23のドレイン−ソース間電圧V
dsがDDRモード時小さくなり、電流駆動能力が小さ
くなる。すなわち、2.5Vの外部電源電圧Vexから
2.0Vのアレイ電源電圧VCCAを生成する内部降圧
回路は、3.3Vから2.0Vを生成する場合に比べて
2倍の電流駆動力が要求される。
【0066】したがって、このDDRモードにおいて、
周辺電源電圧VCCPを発生する必要がない内部降圧回
路27は、アレイ電源電圧VCCAを発生する内部降圧
回路(VDCA)として利用することにより、2つの内
部降圧回路27および29を用いてアレイ電源電圧VC
CAを生成することができ、外部電源電圧Vexが2.
5Vの場合にも、安定にアレイ電源電圧VCCAを生成
することができる。
【0067】また、この内部降圧回路27および29
は、SDRモードおよびDDRモードいずれにおいても
利用されており、内部降圧回路の利用効率を高くするこ
とができ、チップ面積の増大を伴うことなく、DDRモ
ードおよびSDRモードいずれにおいても安定に必要と
される内部電源電圧を生成することができる。
【0068】またこのSDRモードおよびDDRモード
における内部電源電圧の切換は、スライス工程において
電源線25、26および28のおよび基準電圧線の接続
を切換えることにより実現され、マスター工程において
は、SDRモードおよびDDRモードで動作可能なSD
RAMを形成する。
【0069】図12は、内部降圧回路に用いられる比較
回路の構成を概略的に示す図である。図12において、
比較回路は、外部電源ノード22に互いに並列に接続さ
れるPチャネルMOSトランジスタT1−T6と、MO
SトランジスタT1−T3それぞれに対応して設けら
れ、対応のMOSトランジスタT1−T3のドレインを
外部電源ノード22と内部ノード31の一方に選択的に
接続するためのマスク切換配線SW1、SW3およびS
W5と、MOSトランジスタT1−T3のそれぞれのゲ
ートに対応して設けられ、対応のMOSトランジスタT
1−T3のゲートを外部電源ノード22および内部ノー
ド30の一方に接続するためのマスク切換配線SW2、
SW4およびSW6と、MOSトランジスタT4−T6
のゲートにそれぞれ対応して設けられ、対応のMOSト
ランジスタT4−T6のゲートを外部電源ノード22お
よび内部ノード30の一方に接続するためのマスク切換
配線SW7、SW9およびSW11と、MOSトランジ
スタT4−T6のドレインにそれぞれ対応して設けら
れ、対応のMOSトランジスタT4−T6のドレインを
内部ノード30および外部電源ノード22の一方に接続
するためのマスク切換配線SW8、SW10およびSW
12を含む。マスク切換配線SWは、スライス工程にお
ける上層メタル配線により接続経路が決定される。
【0070】この比較回路は、カレントミラー型比較回
路であり、これらのMOSトランジスタT1−T6が、
MOSトランジスタT4−T6をマスター段とするカレ
ントミラー回路を構成する。この図12に示す接続にお
いては、MOSトランジスタT1、T2、T5およびT
6は、それぞれのゲートおよびドレインが外部電源ノー
ドに接続され、オフ状態を維持する。MOSトランジス
タT3およびT4が動作可能な状態に設定され、ノード
30および31に、同じ大きさの電流を供給する。
【0071】比較回路はさらに、内部ノード33に互い
に並列に結合されるNチャネルMOSトランジスタT7
−T12と、基準電圧VRFSおよびVRFPの一方を
選択して基準電圧線32に伝達するマスク切換配線SW
30と、MOSトランジスタT7−T9のゲートそれぞ
れに対して設けられ、対応のMOSトランジスタT7−
T9のゲートを内部ノード33および基準電圧線32の
一方に接続するためのマスク切換配線SW13、SW1
5およびSW17と、MOSトランジスタT7−T9の
ドレインにそれぞれ対応して設けられ、対応のMOSト
ランジスタT7−T9のドレインを内部ノード33およ
び31の一方に選択的に接続するためのマスク切換配線
SW14、SW16およびSW18と、MOSトランジ
スタT10−T12のゲートにそれぞれ対応して設けら
れ、対応のMOSトランジスタT10−T12のゲート
を内部電源線34および内部ノード33の一方に接続す
るためのマスク切換配線SW20、SW22およびSW
24と、MOSトランジスタT10−T12のドレイン
それぞれに対応して設けられ、対応のMOSトランジス
タT10−T12のドレインを内部ノード30および3
3の一方に接続するためのマスク切換配線SW19、S
W21およびSW23を含む。
【0072】MOSトランジスタT7−T12は、基準
電圧線32上の基準電圧と内部電源線34上の電源電圧
(VCCP/VCCA)と比較し、その比較結果に応じ
てノード30および31に電流差を生じさせる比較段を
構成する。基準電圧VREFSおよびVREFPは、そ
れぞれ、電源電圧VCCAおよびVCCPを規定する。
【0073】この図12に示すマスク切換配線SW13
−SW24のレイアウトにおいては、MOSトランジス
タT7、T8、T11およびT12が、それぞれのゲー
トが内部ノード33に接続され、かつそれぞれのドレイ
ンが内部ノード33に接続され、オフ状態を維持する。
一方、MOSトランジスタT9が、ゲートに、基準電圧
線32上の基準電圧を受け、ノード31とノード33の
間に電流を流す。MOSトランジスタT10が、ゲート
に内部電源線34上の電源電圧VCCP/VCCAを受
け、ノード30とノード33の間に電流を生じさせる。
【0074】比較回路はさらに、接地ノードに並列に結
合され、かつそのゲートに基準電圧ICSを受けるNチ
ャネルMOSトランジスタT13−T16と、MOSト
ランジスタT13−T16それぞれに対応して設けら
れ、対応のMOSトランジスタT13−T16のドレイ
ンを内部ノード33および接地ノードの一方に接続する
マスク切換配線SW25−SW28を含む。
【0075】この図12に示す構成において、MOSト
ランジスタT15およびT16は、基準電圧ICSに従
ってノード33から接地ノードへ電流を引き抜き、一
方、MOSトランジスタT13およびT14は、ドレイ
ンおよびソースが接地ノードに結合され、そのゲートに
基準電圧ICSを受け、MOSキャパシタとして動作す
る。
【0076】内部ノード31上の出力電圧DOは、電流
ドライブトランジスタTRのゲートへ与えられる。この
MOSトランジスタTRのチャネル幅も調整可能である
(これについては後に説明する)。
【0077】したがって、この図12に示す比較回路を
利用する場合、マスク切換配線SW1−SW28の接続
をスライス工程でのマスクにより切換えることにより、
電流駆動能力を切換えることができる。したがって、た
とえば、電流ドライブトランジスタTRのチャネル幅W
が大きくされた場合、そのゲート容量も大きくなるた
め、この比較回路の電流駆動能力も大きくして、高速
で、電流ドライブトランジスタTRを駆動することがで
きる。
【0078】この図12に示すマスク切換配線SW1−
SW28の接続は、基準電圧VREFPに従って、外部
電源電圧から周辺電源電圧VCCPを生成する内部降圧
回路において用いられる。外部電源電圧がたとえば2.
5Vと低くなった場合には、動作可能状態にプログラム
されるMOSトランジスタの数を増加させる。これによ
り、基準電圧VREFSに従って、アレイ電源電圧VC
CAを生成するための内部降圧回路を実現することがで
きる。
【0079】単に、マスク切換配線SW1−SW28に
おけるマスク配線により比較回路の電流駆動能力が変更
されるだけであり、何ら占有面積はDDRモードおよび
SDRモードで変化は生じない。動作モードに応じて外
部電源電圧の電圧レベルが変化しても、最適な駆動能力
を有する比較回路を実現することができる。
【0080】図13は、図12に示す電流ドライブトラ
ンジスタTRの構成を示す図である。図13において、
電流ドライブトランジスタTRは、外部電源ノード22
に並列に結合されるPチャネルMOSトランジスタT1
7−T20と、MOSトランジスタT17−T19のゲ
ートにそれぞれ対応して設けられ、対応のMOSトラン
ジスタT17−T19のゲートを、比較回路の出力駆動
信号DOを受けるように結合するかまたは外部電源ノー
ド22へ結合するマスク切換配線SW30−SW32
と、MOSトランジスタT20のゲートに対して設けら
れ、MOSトランジスタT20のゲートを接地ノードお
よび駆動信号DOの一方に結合するマスク切換配線SW
33と、MOSトランジスタT20のドレインを外部電
源ノード22および内部電源線34の一方に結合するマ
スク切換配線SW34を含む。
【0081】電流ドライブトランジスタTRもプログラ
マブルなMOSトランジスタを並列に設け、選択的にマ
スク切換配線SW30−SW32により動作可能状態と
することにより、電流ドライブトランジスタTRのチャ
ネル幅を大きくすることができ、大きな電流駆動力を実
現することができる。
【0082】図13に示す接続構成においては、MOS
トランジスタT17およびT18が比較回路DOの出力
駆動信号DOに従って外部電源ノード22から内部電源
線34へ電流を供給する。MOSトランジスタT19
は、ゲートが外部電源ノード22に結合されており、オ
フ状態を維持する。
【0083】MOSトランジスタT20は、そのゲート
が接地ノードに接続され、かつドレインおよびソースが
外部電源ノード22に結合される。したがって、この状
態においてはMOSトランジスタT20は、外部電源ノ
ード22に対するデカップリングキャパシタとして作用
する。
【0084】通常、内部降圧回路においては、半導体記
憶装置の製造時においてプロセス状況に変動が生じた場
合、MOSトランジスタの電流駆動能力が低下したりす
る状態が生じる。このようなプロセス変動による電流駆
動能力の変化に即座に対処するために、上層のメタル配
線の変更により、電流ドライブトランジスタの電流駆動
能力の増強を行なうことができるように、予備用の電流
ドライブトランジスタが予め準備される。図13におい
ては、MOSトランジスタT20が、この電流駆動能力
低下補償用の予備のドライブトランジスタに相当する。
電流駆動部のMOSトランジスタT17−T20は、内
部回路に含まれる論理回路を構成するMOSトランジス
タに比べてはるかに大きなサイズを有する(内部電源線
34を高速で駆動する必要があるため)。したがって、
予備のMOSトランジスタT20が、電流ドライブトラ
ンジスタとして利用されない場合、マスク切換配線SW
33およびSW34により、外部電源ノード22に対す
るデカップリング容量(容量値20pF程度)として利
用することにより、外部電源ノードを安定に維持させる
ことができる。特に、DDRモード時においては、外部
電源ノード22上の電圧が周辺電源電圧として内部電源
線に伝達される。この予備のMOSトランジスタT20
を、外部電源に対するデカップリング容量として利用す
ることにより、周辺電源電圧を安定に維持させることが
できる。
【0085】なお、この電流ドライブトランジスタTR
を、アレイ電源電圧を生成するための内部降圧回路とし
て利用する場合には、MOSトランジスタT17−T1
9をすべて動作可能状態にプログラムし、その電流駆動
能力を大きくする。
【0086】またマスク切換配線SW30−SW34
は、すべて上層のメタル配線であり、スライス工程によ
りレイアウトされる配線であり、容易にマスタ工程にお
いてDDRモード用の内部降圧回路およびSDRモード
用の内部降圧回路を形成することができる。
【0087】DDRモード時に周辺降圧回路をアレイ降
圧回路として利用するとき、アレイ降圧回路全体の1/
2の電流駆動能力をマスク切換配線により正確に実現す
る。
【0088】なお、この動作モードに応じて電流ドライ
ブトランジスタTRの電流駆動能力を大きくしたとき、
そのゲート容量が大きくなるため、図12に示す比較回
路において各カレントミラー回路、比較段および電流源
トランジスタのチャネル幅を大きくして、大きなゲート
容量を高速で駆動して、応答速度の低下を防止する。
【0089】[変更例1]図14は、この発明の実施の
形態2の変更例1の構成を概略的に示す図である。図1
4において、電流ドライブトランジスタTRの予備用の
MOSトランジスタT20のソースが、マスク切換配線
SW35により、外部電源ノード22および内部電源線
34の一方に結合される。予備用のMOSトランジスタ
T20のソースは内部電源線34に結合される。この場
合、内部電源線34に、MOSトランジスタT20をデ
カップリング容量として接続することができ、内部電源
線34上の電源電圧を安定化させることができる。
【0090】なお図12および図13に示す内部降圧回
路は、周辺電源電圧VCCPおよびアレイ電源電圧VC
CAのいずれかを動作モードに応じて形成する。この図
12および図13に示す内部降圧回路は、SDRモード
時においては周辺電源電圧VCCPを生成し、DDRモ
ード時においては、図示しないアレイ電源電圧生成用の
内部降圧回路と組合わせて用いられて、アレイ電源電圧
VCCAを生成する。外部電源電圧Vexの電圧レベル
が3.3Vから2.5Vに低下し、アレイ電源電圧生成
用の内部降圧回路(VDCA)を2つ組合わせても、そ
の電流駆動能力が小さい場合、図12および図13に示
す構成においてマスク切換配線により電流駆動能力を調
整でき、安定にアレイ電源電圧を生成することができ
る。
【0091】[変更例2]図15(A)は、この発明の
実施の形態2の変更例2のSDRモード時の電源配線を
概略的に示す図である。
【0092】図15(A)においては、電源回路は、外
部電源線25上の外部電源電圧Vex(3.3V)から
周辺電源電圧VCCPを生成する周辺降圧回路と(VD
CP)として動作する内部電源回路40と、この外部電
源線25上の外部電源電圧Vexを構成してアレイ電源
電圧VCCAを生成するアレイ降圧回路(VDCA)と
して動作する内部電源回路42を含む。この周辺降圧回
路(VDCP)として動作する内部電源回路40は、図
12および図13に示す構成を備える。すなわちSDR
モード時においては、マスク切換配線SWにより、その
電流駆動能力が比較的小さくされて、周辺電源電圧VC
CPを周辺電源線26上に生成する。アレイ降圧回路
(VDCA)として動作する内部電源回路42も同様、
動作し、アレイ電源線28上にアレイ電源電圧VCCA
を生成する。
【0093】一方、DDRモード時においては、図15
(B)に示すように、内部電源回路40を、アレイ電源
電圧VCCAを生成するアレイ降圧回路(VDCA)と
して動作させる。この内部電源回路40は、DDRモー
ド時には外部電源電圧Vexがたとえば2.5Vと小さ
いため、図12および図13に示すようにマスク切換配
線により、電流駆動能力を大きくし、大きな電流駆動能
力でアレイ電源電圧VCCAを、内部アレイ電源線28
上に生成する。
【0094】一方、周辺電源電圧VCCPは、外部電源
線25上の外部電源電圧Vexにより生成される。SD
Rモード時においてアレイ電源電圧VCCAを生成する
ために利用された内部電源回路42は、このDDRモー
ド時においては使用されない。DDRモード時において
は、内部電源回路40の電流駆動能力が大きくされるだ
けであり、また電源線26および28のレイアウトがス
ライス工程で変更されるだけであり、何らチップ面積は
増大しない。また、この図15(A)および(B)に示
すように、内部電源回路40を、SDRモード時には周
辺電源電圧VCCPを生成するために利用し、DDRモ
ード時には、アレイ電源電圧VCCAを生成するために
利用することにより、単にスライス工程における上層メ
タル配線のレイアウト変更だけで、その電流駆動能力を
最適化して、いずれのモードに対しても最適な電圧レベ
ルの内部電源電圧を生成することができる。なお、DD
Rモード時、内部電源回路42の電流ドライブトランジ
スタを、内部電源回路40の電流ドライブトランジスタ
の電流駆動能力調整のために用いてもよい(メタル配線
で駆動信号経路設定)。
【0095】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、マスタ工程で、周辺電源電圧生成用の内部電源
回路およびアレイ電源電圧生成用の内部降圧回路を生成
し、動作モードに応じてスライス工程で、内部電源線の
レイアウトを変更することにより、容易にDDRモード
およびSDRモードに同一チップで対応することのでき
る半導体記憶装置を実現することができる。
【0096】なお、この内部電源回路の構成変更は、動
作モードではなく、電源電圧が異なるシステムに適用さ
れる構成に対しても適用することができる(動作モード
が同じ場合)。
【0097】[実施の形態3]図16は、この発明の実
施の形態3に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図16において、外部電源電圧VCC
を受けるボンディングパッド50と、外部からの接地電
圧GNDを受けるボンディングパッド51と、図示しな
いアドレス信号または制御信号またはデータを受けるボ
ンディングパッド52が設けられる。ボンディングパッ
ド50へは、SDRモード時、外部電源電圧VCCとし
て3.3Vの電源電圧が印加される。このボンディング
パッド50は、外部電源配線53に接続され、この外部
電源配線53と近接して平行に内部電源配線54が配設
される。この内部電源配線54上には、たとえば2.5
Vの周辺電源電圧が生成される。この外部電源配線53
および内部電源配線54を近接して配設することができ
るように、これらの電源配線53および54下部に、周
辺電源電圧を生成するための内部電源回路60が配設さ
れる。
【0098】内部電源回路60は、電源配線53および
54の下層に配設される電流ドライブトランジスタ60
aと、この内部電源配線54に近接して配置される比較
回路60bを含む。この比較回路60bからの出力信号
は下層の配線を介して電流ドライブトランジスタ60a
のゲートへ接続される。電源配線53および54は、上
層メタル配線であり、スライス工程においてレイアウト
される。
【0099】この内部電源配線54外部に、アレイ電源
電圧を生成するためのアレイ降圧回路(VDC)として
動作する内部電源回路62が配設される。この内部電源
回路62からの内部電源電圧が、内部電源配線55上に
伝達される。この内部電源回路62は、外部電源配線5
3上の電源電圧を降圧して内部電源配線55上に、約
2.0Vのアレイ電源電圧を生成する。
【0100】この内部電源回路62は、その電流駆動能
力が、メタル配線により変更可能である(図12および
図13参照)。スライス工程で電流駆動能力が調整され
るため、内部電源回路62は、内部電源配線54および
55と重なり合わない領域に配設される。
【0101】なお内部電源配線54上の周辺電源電圧は
約2.5Vであり、基準電圧発生回路およびデータ出力
バッファ等の外部電源電圧を利用する回路を除く周辺回
路において使用される。
【0102】この内部電源回路60を、外部電源配線5
3および内部電源配線54が近接して配置されるように
マスタ工程でレイアウトする。
【0103】図17は、DDRモード時における電源レ
イアウトを概略的に示す図である。図17に示す配置に
おいては、ボンディングパッド50に与えられる電源電
圧VCCは2.5Vである。このボンディングパッド5
0に接続される電源配線53は、図16に示す内部電源
配線54の配設領域にまで拡張される。すなわちDDR
モード時において、外部電源電圧が、内部電源電圧とし
て利用される。この場合、この電源配線53下部に配設
される内部電源回路60は用いられない。一方、メモリ
アレイに対する電源電圧を供給するアレイ降圧回路(V
DCA)として動作する内部電源回路62は、たとえば
図12および図13に示す配置を備え、この電源配線5
3と同層のマスク切換配線により電流駆動能力が大きく
され、電源配線53上の電源電圧を降圧して、たとえば
2.0Vの内部電源電圧を生成する。
【0104】この図17に示す場合、電源配線53の幅
を大きくすることができ、配線抵抗を低減でき、安定に
周辺回路へ動作電源電圧を供給することができる。ま
た、内部電源回路のマスタ工程における構成は何ら変更
されない。したがって容易に、SDRモードおよびDD
Rモードで動作する半導体記憶装置を、マスタ工程で形
成することができ、スライス工程でDDRモードおよび
SDRモードのいずれかのSDRAMを形成することが
できる。
【0105】したがって、SDRモード時において外部
電源配線53および内部電源配線54が隣接して配置さ
れるように下層の内部電源回路60をレイアウトしてお
くことにより、DDRモード時、外部からの電源電圧を
伝達する電源配線53の幅を拡張することが容易に可能
となる。
【0106】この実施の形態3においては、周辺電源電
圧を発生する内部電源回路とアレイ電源電圧を発生する
内部電源回路とが別々に設けられている。しかしなが
ら、この周辺電源電圧およびアレイ電源電圧が同じ電圧
レベルであってもよい。
【0107】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、電源パッドに結合される電源配線と内部電源配
線が隣接するように、下層の内部電源回路をマスタ工程
においてレイアウトしているため、容易にモード切換時
において、外部電源線の配線幅を内部レイアウトを変更
することなく変更することができ、低抵抗で安定に外部
電源電圧を生成することができる。
【0108】[実施の形態4]図18は、この発明の実
施の形態4に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。図18においては、バンク♯A−♯D
それぞれに対応するメモリアレイ70a−70dがチッ
プ4分割領域に配置される。これらのメモリアレイ70
a−70dの各々は、先の実施の形態1と同様2つのメ
モリセルマットを含む。
【0109】これらのメモリアレイ70a−70dの中
央領域にマスタ制御回路2が配設される。メモリアレイ
70a−70d各々に対応して、実施の形態1における
列系の信号(YA、WDE、およびRDC)を配設する
ための信号配線領域10a、10b、10cおよび10
dがそれぞれ配置される。これらのメモリアレイ70a
および70bの間に、内部電源回路73apおよび73
aaが配置され、またメモリアレイ70cおよび70d
の間に、内部電源回路73bpおよび73baが配置さ
れる。
【0110】内部電源回路73apおよび73bpは、
SDRモード時周辺電源電圧を発生する周辺降圧回路
(VDCP)として動作し、内部電源回路73aaおよ
び73baは、SDRモード時、アレイ電源電圧を生成
するアレイ降圧回路(VDCA)として動作する。この
信号配線領域10aおよび10bと内部電源回路73a
pおよび73aaの間に、電源配線領域72aおよび7
2bがそれぞれ配置される。信号配線領域10cおよび
10dと内部電源回路73bpおよび73baの間領域
に、それぞれ、電源配線領域72cおよび72dが配設
される。
【0111】信号配線領域10a−10d、内部電源配
線領域72a−72dおよび内部電源回路73ap,7
3aa,73bp,73baは、スライス工程により、
上層メタル配線により最終のレイアウトが実現される。
マスタ制御回路2、およびメモリアレイ70a−70d
および下層に形成される各制御回路(ローカル制御回路
等)は、マスタ工程で、SDRモードおよびDDRモー
ド共通に形成される。
【0112】単に各領域における配線レイアウトをスラ
イス工程で変更するだけでよく、容易にSDRモードお
よびDDRモードのSDRAMを実現することができ
る。
【0113】なお、図18に示す構成においては、バン
ク♯Aおよびバンク♯Bに共通内部電源回路73apお
よび73aaが設けられ、バンク♯Cおよびバンク♯D
に共通に、内部電源回路73bpおよび73baが設け
られている。しかしながら、バンクそれぞれに対応し
て、2つの内部電源回路の組が設けられてもよい。
【0114】図18に示す構成は、実質的に、実施の形
態1から3の組合せであり、これらと同様の効果を得る
ことができる。また、これらの信号配線領域10a−1
0d、および電源配線領域72a−72dの電源線は、
同層の配線であり、また内部電源回路の電流駆動能力を
変える場合、マスク切換配線は、電源線と同層のメタル
配線であり、これらをすべて同層の配線とすることによ
り、スライス工程におけるメタル配線レイアウトを最適
化することができる。
【0115】[他の適用例]上述の説明においては、S
DRAMが説明されている。しかしながら、メモリセル
アレイが2つのブロックに分割可能であり、データ入出
力ビット数が異なる半導体記憶装置に対して、本実施の
形態1は適用することができる。また、SDRモードお
よびDDRモードに限定されず、内部降圧回路を有しか
つ外部電源電圧が異なるモードであれば、本実施の形態
2および3は適用可能である。
【0116】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、動作
モード切換時、上層メタル配線のマスク変更により語構
成の変更、および内部電源電圧の変更を実現しているた
め、同一チップを用いて異なる動作モードで動作する半
導体記憶装置を容易に実現することができる。
【0117】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
メモリアレイを2つの列グループに分割し、第1の動作
モード時には、多ビットデータの上位ビットデータおよ
び下位ビットデータを2つのグループに個別に格納し、
かつ第2の動作モード時には、偶数列アドレスのデータ
および奇数列アドレスのデータを個別に格納するように
構成しているため、単に列系信号のレイアウトを上層メ
タル配線の切換により、異なる動作モードで動作する半
導体記憶装置を共通のチップを用いて容易に実現するこ
とができる。
【0118】請求項2に係る発明に従えば、第2の動作
モード時においては、データアクセスコマンド印加時、
偶数列アドレスのデータおよび奇数列アドレスのデータ
を互いに異なるタイミングで外部装置との間で転送して
いるため、いわゆるSDRモードおよびDDRモードで
動作する半導体記憶装置を共通のチップを用いてマスタ
工程でレイアウトすることができる。
【0119】請求項3に係る発明に従えば、第1の動作
モードが、クロック信号の一方方向の変化に同期してデ
ータの入出力を行なう動作モードであり、第2の動作モ
ードが、クロック信号の両方向の変化それぞれに同期し
てデータの入力/出力を行なう動作モードであり、容易
にSDRモードおよびDDRモードで動作する半導体記
憶装置を共通のチップを用いて実現することができる。
【0120】請求項4に係る発明に従えば、2つのメモ
リセル列グループの間には、行アドレスに従って行を選
択状態へ駆動する行選択回路が配置されており、容易
に、メモリセルアレイを、列選択信号に関して2分割す
ることができ、配線レイアウトが簡略化される。
【0121】請求項5に係る発明に従えば、メモリアレ
イの2つの列グループをそれぞれ内部データバスの組そ
れぞれに対応させ、これらの内部データバスを複数のデ
ータパッドそれぞれに対応して配置される内部データ線
を含み、第1の動作モード時と第2の動作モード時で、
この内部データバスとデータパッドとの間でデータ転送
方式を異ならせているため、容易に、2つの動作モード
に対応するデータ記憶装置を共通のチップを用いて実現
することができる。
【0122】請求項6に係る発明に従えば、第1の動作
モード時には、外部電源ノードを降圧して周辺回路用の
電源電圧を生成しかつ第2の動作モード時には、外部電
源ノードの電圧を降圧してメモリアレイへ供給されるア
レイ電源電圧を生成する内部電源回路を設けているた
め、効率的に、動作モードに応じて内部電源電圧を生成
することができ、応じて共通のチップを用いて異なる動
作モードで動作する半導体記憶装置を容易に実現するこ
とができる。
【0123】請求項7に係る発明に従えば、第1の動作
モード時、内部電源回路の電流駆動能力よりも第2の動
作モード時の電流駆動能力を大きくしているため、外部
電源電圧が第2の動作モード時低下しても、容易にこの
外部電源電圧の低下を補償して安定に所望の電圧レベル
の内部電源電圧を生成することができ、共通のチップを
用いて異なる動作モードで動作する半導体記憶装置を容
易に実現することができる。
【0124】請求項8に係る発明に従えば、プログラミ
ング用のドライブ素子を、電源ノードに結合するMOS
キャパシタにプログラム可能としているため、容易に、
電源ノードに結合するデカップリングキャパシタを実現
することができ、未使用素子を効率的に利用することが
できる。
【0125】請求項9に係る発明に従えば、内部電源回
路が、比較回路とドライブトランジスタとを含み、これ
らの比較回路およびドライブトランジスタをそれぞれ、
電流駆動能力を調整可能としているため、容易に動作モ
ードに応じて最適な電流駆動能力に実現することがで
き、共通のチップを用いて異なる動作モードで動作する
半導体記憶装置を容易に実現することができる。
【0126】請求項10に係る発明に従えば、電源配線
領域において、第1の動作モード時2つの異なる電圧レ
ベルの電圧を伝達する電源線が近接して配設されるよう
に内部電源回路をレイアウトし、第2の動作モード時に
は、この内部電源配線領域にまで、外部電源配線を延在
させており、配線領域を効率的に利用することができ、
かつ第2の動作モード時における電源配線抵抗を低減し
て安定に電源電圧を供給することができる。
【0127】請求項11に係る発明に従えば、第1の動
作モードはSDRモードであり、第2の動作モードがD
DRモードであり、これらの2つの動作モードに従って
動作するSDRAMを、共通のチップを用いて容易に実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示す半導体記憶装置の1つのバンクの
構成を概略的に示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における半導体記憶
装置のSDRモード時の信号配線レイアウトを概略的に
示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における半導体記憶
装置のSDRモード時の内部データバスとメモリセルマ
ットとの対応関係を概略的に示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における半導体記憶
装置のDDRモード時における信号配線レイアウトを概
略的に示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置のSDRモード時の動作を示すタイミングチャート図
である。
【図7】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置のDDRモード時の動作を示すタイミングチャート図
である。
【図8】 この発明の実施の形態1における半導体記憶
装置のデータ入出力部の構成を概略的に示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に従う内部電源回路
の構成を概略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における半導体記
憶装置のSDRモード時の内部電源回路の構成を概略的
に示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態2における半導体記
憶装置のDDRモード時における内部電源回路の構成を
概略的に示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2における内部電源
回路の比較回路の構成を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態2における内部電源
回路の電流ドライブトランジスタの構成を概略的に示す
図である。
【図14】 この発明の実施の形態2の変更例1の構成
を概略的に示す図である。
【図15】 (A)および(B)は、この発明の実施の
形態2の変更例2の構成を概略的に示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態3における半導体記
憶装置のSDRモード時の電源配線レイアウトを概略的
に示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態3における半導体記
憶装置のDDRモード時の電源配線レイアウトを概略的
に示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶
装置の全体の配置を概略的に示す図である。
【図19】 従来の半導体記憶装置の品種展開の手順を
概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置、2 マスタ制御回路、3,3a,
3b ローカル制御回路、4a,4b メモリセルマッ
ト、5 Xデコーダ、6a,6b Yデコーダ、7a,
7b 書込/読出回路、8 内部データバス、10 信
号配線領域、14 データ転送回路、15a,15b
転送回路、17a,17b 入出力回路、27,29
内部電源回路、26,28 内部電源線、SW1−SW
35 メタル切換配線、T1−T20 MOSトランジ
スタ、22 外部電源ノード、40,42 内部電源回
路、50 ボンディングパッド、53 外部電源配線、
54 内部電源配線、60,62 内部電源回路、10
a−10d 信号配線領域、72a−72d 電源配線
領域、73ap,73aa,73bp,73ba内部電
源回路、70a−70d メモリアレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 武史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小西 康弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 河野 隆司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA03 AA07 AA11 AA15 BA15 BA18 BA21 BA27 BA29 CA07 CA16 CA21 5F083 GA09 GA11 LA04 ZA29

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列される複数のメモリセルを
    有するメモリアレイを備え、前記メモリアレイは少なく
    とも2つの列グループに分割され、前記2つの列グルー
    プは、第1の動作モード時には多ビットデータの上位ビ
    ットデータおよび下位ビットデータを個別に格納し、か
    つ第2の動作モード時には、偶数列アドレスのデータお
    よび奇数列アドレスのデータを個別に格納する、半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の動作モード時、データアクセ
    スを指示するアクセスコマンドの印加時前記偶数列アド
    レスのデータおよび前記奇数列アドレスのデータを互い
    に異なるタイミングで外部装置との間で転送する入出力
    回路をさらに含む、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の動作モードは、クロック信号
    の一方方向の変化に同期してデータの入力および出力を
    行なう動作モードであり、前記第2の動作モードは、前
    記クロック信号の一方方向および他方方向の変化両者に
    同期してデータの入力および出力を行なう動作モードで
    ある、請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリアレイの2つのグループの間
    に設けられ、アドレス信号に従って前記2つのグループ
    のアドレス指定された行を選択状態へ駆動するための行
    選択回路をさらに備える、請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 行列状に配列される複数のメモリセルを
    有しかつ少なくとも2つの列グループに分割されるメモ
    リアレイ、 複数のデータパッド、 前記複数のデータパッド各々に対応して配置される複数
    の内部データ線、 列アドレス信号に従って、前記メモリアレイの2つのグ
    ループ各々から同時に選択された所定数の選択列と前記
    複数の内部データ線との間でデータの転送を行なうため
    の読出/書込回路、および前記複数の内部データ線と前
    記複数のデータパッドとの間に結合され、第1の動作モ
    ード時、前記複数の内部データ線と前記複数のデータパ
    ッドとの間でデータを転送し、かつ第2の動作モード時
    前記内部データ線の前記2つのグループ各々に対応する
    内部データ線の組各々と互いに異なるタイミングで前記
    複数のデータパッドの所定のデータパッドとの間でデー
    タ転送を行なうデータ転送回路を備える、半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 行列状に配列される複数のメモリセルを
    有するメモリアレイ、 前記メモリアレイのメモリセルの選択を行なうための周
    辺回路、および第1の動作モード時には外部電源ノード
    の電圧を降圧して前記周辺回路へ供給される動作電源電
    圧を生成し、かつ第2の動作モード時には前記外部電源
    ノードの電圧を降圧して前記メモリアレイへ供給される
    アレイ電源電圧を生成するための内部電源回路を備え
    る、半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記内部電源回路は、前記第1の動作モ
    ード時の電流駆動能力よりも前記第2の動作モード時の
    電流駆動能力を大きくするための調整回路を含む、請求
    項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記内部電源回路は、前記外部電源ノー
    ドと内部電源線との間に並列に結合される複数のプログ
    ラミング用ドライブ素子を含み、前記複数のプログラミ
    ング用ドライブ素子は、前記外部電源ノードおよび前記
    内部電源線の一方に結合するキャパシタにプログラム可
    能な絶縁ゲート型電界効果トランジスタを含み、前記複
    数のプログラミング用ドライブ素子の各々は、動作可能
    状態にプログラムされたとき、前記電源ノードと前記内
    部電源線との間で、基準電圧と前記内部電源線上の電圧
    との差に応じた電流を供給する、請求項6記載の半導体
    記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記内部電源回路は、 基準電圧と前記内部電源線上の電圧とを比較する比較回
    路と、 前記比較回路の出力信号に従って前記電源ノードと前記
    内部電源線との間で電流の流れを生じさせるドライブト
    ランジスタとを含み、 前記比較回路は、前記第1の動作モード時の電流駆動能
    力よりも前記第2の動作モード時の電流駆動能力を大き
    くするためのプログラム素子を含み、かつ前記ドライブ
    トランジスタは、前記第1の動作モード時の電流駆動能
    力よりも前記第2の動作モード時の電流駆動能力を大き
    くするためのプログラマブル素子を含む、請求項6記載
    の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 電源パッドに結合する第1の電源線、
    および前記第1の電源線下層にかつ近傍に配設され、第
    1の動作モード時前記第1の電源線上の電圧を降圧して
    内部電源電圧を生成するための内部電源回路を備え、前
    記内部電源電圧は、前記第1の動作モード時前記第1の
    電源線と近接して配置される内部電源線に伝達され、か
    つ第2の動作モード時には前記内部電源線の配置領域に
    は前記第1の電源線が延在して配置される、半導体記憶
    装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の動作モードは、クロック信
    号の一方のエッジに同期してデータの入出力を行なう動
    作モードであり、前記第2の動作モードは、前記クロッ
    ク信号の立下がりエッジおよび立上がりエッジ両者に同
    期してデータの入出力を行なう動作モードである、請求
    項6または10に記載の半導体記憶装置。
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