JP2001101801A - 音声情報処理装置 - Google Patents

音声情報処理装置

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JP2001101801A
JP2001101801A JP27385999A JP27385999A JP2001101801A JP 2001101801 A JP2001101801 A JP 2001101801A JP 27385999 A JP27385999 A JP 27385999A JP 27385999 A JP27385999 A JP 27385999A JP 2001101801 A JP2001101801 A JP 2001101801A
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JP
Japan
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audio
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audio data
frequency
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JP27385999A
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Inventor
Norihiko Fuchigami
徳彦 渕上
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 D/Aコンバータの個数を増大したりその構
成を複雑にすることなく、高音質の音声情報を得る。 【解決手段】 オーディオデコーダ7は、基本サンプリ
ング周波数fsのオーディオデータを2倍アップサンプ
リング回路8,9,10,11に供給する。2倍アップ
サンプリング回路8,9,10,11は、オーディオデ
ータのサンプリング周波数を2倍に変換し、当該周波数
変換済みのオーディオデータを端子b,d,f,hを介
してD/Aコンバータ12,13,14に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
再生装置や携帯電話機等の音声情報を取り扱う機器に設
けて好適な音声情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるコンパクトディスク(C
D)等の光ディスクに記録されているオーディオデータ
は、1種類のサンプリング周波数でサンプリングされた
データであることが一般的なのであるが、デジタル・ビ
デオ・ディスク(DVD:デジタル・バーサタイル・デ
ィスク)等の高密度光ディスクにおいては、複数のサン
プリング周波数について規定されており、この複数のサ
ンプリング周波数の中から所望のサンプリング周波数を
選択して用いることができるようになっている。
【0003】具体的には、ある基本周波数fsに対し
て、2倍や4倍という高いサンプリング周波数を選択可
能となっており、また、チャンネル数が3チャンネル以
上のオーディオデータにおいて、一つのチャンネルを2
つのグループに分割し、グループ毎に異なるサンプリン
グ周波数を設定することの可能となっている。
【0004】このため、記録を行う毎に選択するサンプ
リング周波数が異なれば、それぞれサンプリング周波数
の異なる音声情報がディスク上に混在することとなる。
【0005】図4に、DVDフォーマットのビデオディ
スクで採用されているリニアPCMのサンプリング周波
数とチャンネル数を示す。この図4からわかるように、
2種類のサンプリング周波数(全チャンネルで同一)を
使用可能となっている。
【0006】図5に、DVDフォーマットのオーディオ
ディスク(DVDオーディオ)で採用されているリニア
PCMのサンプリング周波数とチャンネル数を示す。こ
の図5からわかるように、DVDオーディオでは、48
kHzと44.1kHzの2つの系列に対してそれぞれ
fs(基本周波数)、2fs(基本周波数の2倍)、4
fs(その4倍)の3種類、計6種類のサンプリング周
波数が選択可能となっている。
【0007】なお、3チャンネル以上の場合には、2つ
のチャンネルグループ(1、2)に分割して、それぞれ
のチャンネルグループに異なる周波数(2fsとfsと
の組み合わせ)を割り当てることも可能となっている。
【0008】図6に、DVDオーディオの場合のチャン
ネル配置とチャンネルグループの関係(21種類)を示
す。なお、図中のチャンネル記号は L:Leftチャンネル、R:Rightチャンネル、C:Cente
rチャンネル LFE:低域効果チャンネル、Ls:Leftサラウンドチ
ャンネル Rs:Rightサラウンドチャンネル、S:モノラルサラ
ウンドチャンネルとなっている。
【0009】DVDオーディオでは、図6のNO.14からN
O.18に示すように、グループ1の3チャンネルのfsが
96kHz、グループ2の3チャンネルのfsが48k
Hzというような組み合わせも可能となっている。
【0010】図7に、このようなDVDオーディオから
音声情報の再生を行う光ディスク再生装置を示す。 こ
の光ディスク再生装置は、光ディスク101からデータ
を読み出す光学ピックアップ102と、光学ピックアッ
プ102からのデータに二値化処理、復調処理やエラー
訂正処理を行ってビットストリームを出力する復調/エ
ラー訂正回路103と、復調/エラー訂正回路103か
らのビットストリームを一時蓄積するトラックバッファ
104とを有している。
【0011】さらに、この光ディスク再生装置は、トラ
ックバッファ104からのビットストリームをビデオス
トリームやオーディオストリーム等に分離する多重分離
回路105と、多重分離回路105からのオーディオス
トリームを一時蓄積するオーディオバッファ106と、
オーディオバッファ106に蓄積されたオーディオスト
リームをデコードしてチャンネル毎のオーディオデータ
を生成するオーディオデコーダ107と、オーディオデ
ータをアナログ化するD/Aコンバータ108,10
9,110,111とを有している。
【0012】D/Aコンバータ108,109,11
0,111は、2チャンネル分のオーディオデータをア
ナログ化する。従って、3チャンネル毎に基本周波数f
sの異なるオーディオデータをアナログ化するために
は、図7に示すように4個のD/Aコンバータが必要で
あり、また、それぞれの基本周波数fsについてはチャ
ンネル配置とグループ毎の基本周波数fsの選択に応じ
て設定する必要がある。
【0013】図8に、ステレオ及びマルチチャンネルに
おいて、いくつかのチャンネル配置でのD/Aコンバー
タの基本周波数fsの設定の例を示す。例えば、D/A
コンバータ108はfsから4fsまでの広い範囲のコ
ンバートを必要とし、D/Aコンバータ109,11
0,111もfsと2fsのサポートを必要とする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数のfsを
サポートするDVDオーディオ等のメディアにおいて
は、D/Aコンバータの個数が総チャンネル数で最低限
必要な個数(例えば6チャンネルでは3個)だと不足す
る場合がある。また、D/Aコンバータは、fs,2f
s,4fsの広い範囲のコンバート能力が必要になる。
【0015】このため、従来の光ディスク再生装置は、
必要なD/Aコンバータの個数が増えることによってコ
ストが増大し、さらに、広い範囲のfsのコンバート能
力を必要とすることによってD/Aコンバータの構成が
複雑となり、D/Aコンバータ自体の製造コストが増大
する問題があった。
【0016】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、D/Aコンバータの個数を増大したりその構
成を複雑にすることなく、高音質の音声情報を得ること
ができるような音声情報処理装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る音声情報処理装置は、上述の課題を解決するための
手段として、サンプリング周波数の異なる複数の音声情
報のうち、最も高いサンプリング周波数の音声情報を検
出し、この最も高いサンプリング周波数の音声情報と同
じサンプリング周波数となるように他の音声情報のサン
プリング周波数を変換するサンプリング周波数変換手段
と、前記サンプリング周波数変換手段からの音声情報
を、前記最も高いサンプリング周波数でアナログ化する
デジタル/アナログ変換手段とを有する。
【0018】請求項2記載の本発明に係る音声情報処理
装置は、上述の課題を解決するための手段として、前記
各手段に加え、前記サンプリング周波数変換手段からの
音声情報の高域を拡張して前記デジタル/アナログ変換
手段に供給する高域拡張手段を有する。
【0019】請求項3記載の本発明に係る音声情報処理
装置は、上述の課題を解決するために前記サンプリング
周波数変換手段が、前記他の音声情報を、基本サンプリ
ング周波数の倍数になるサンプリング周波数の音声情報
に変換する。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態] (第1の実施の形態の構成)本発明に係る音声情報処理
装置は、例えば図1に示すような光ディスク再生装置に
適用することができる。この本発明の第1の実施の形態
となる光ディスク再生装置は、光ディスク1からデータ
を読み出す光学ピックアップ2と、光学ピックアップか
らのデータに二値化処理、復調処理やエラー訂正処理を
行ってビットストリームを出力する復調/エラー訂正回
路3と、復調/エラー訂正回路3からのビットストリー
ムを一時蓄積するトラックバッファ4とを有している。
【0021】また、この光ディスク再生装置は、トラッ
クバッファ4からのビットストリームをビデオストリー
ムやオーディオストリーム等に分離する多重分離回路5
と、多重分離回路5からのオーディオストリームを一時
蓄積するオーディオバッファ6とを有している。
【0022】また、この光ディスク再生装置は、オーデ
ィオバッファ6に蓄積されたオーディオストリームをデ
コードしてチャンネル毎のオーディオデータを生成する
オーディオデコーダ7と、2倍アップサンプリング回路
8,9,10,11と、切換スイッチS1,S2,S
3,S4と、D/Aコンバータ12,13,14とを有
している。
【0023】オーディオデコーダ7は、オーディオスト
リームをデコードした後、レフト(L)及びライト
(R)チャンネルのオーディオデータを2倍アップサン
プリング回路8及び端子aに供給する。オーディオデコ
ーダ7は、センター(C)チャンネルのオーディオデー
タを2倍アップサンプリング回路9及び端子cに供給す
る。オーディオデコーダ7は、低域効果(LFE)チャ
ンネルのオーディオデータを2倍アップサンプリング回
路10及び端子eに供給する。さらに、オーディオデコ
ーダ7は、レフトサラウンド(Ls)チャンネル(又は
モノラルサラウンド(S)チャンネル)及びライトサラ
ウンド(Rs)チャンネルのオーディオデータを2倍ア
ップサンプリング回路11及び端子gに供給する。
【0024】2倍アップサンプリング回路8,9,1
0,11は、オーディオデータのサンプリング周波数を
2倍に変換し、当該周波数変換済みのオーディオデータ
を端子b,d,f,hに供給する。
【0025】切換スイッチS1は、端子a又は端子bに
切換可能に構成され、端子a又は端子bに供給されたオ
ーディオデータをD/Aコンバータ12に供給する。切
換スイッチS2は、端子c又は端子dに切換可能に構成
され、端子c又は端子dに供給されたオーディオデータ
をD/Aコンバータ13に供給する。切換スイッチS3
は、端子e又は端子fに切換可能に構成され、端子e又
は端子fに供給されたオーディオデータをD/Aコンバ
ータ13に供給する。切換スイッチS4は、端子g又は
端子hに切換可能に構成され、端子g又は端子hに供給
されたオーディオデータをD/Aコンバータ14に供給
する。
【0026】D/Aコンバータ12,13,14は、2
チャンネル分のオーディオデータに対応することができ
るものであり、当該オーディオデータをアナログ化して
出力する。なお、D/Aコンバータ12,13,14
は、fsを2fsにアップサンプリングするものである
が、4fsまでのオーディオデータに対応できるように
してもよい。
【0027】(第1の実施の形態の動作)このように構
成された光ディスク再生装置は、サンプリング周波数f
s,2fs,4fsのいずれかで光ディスク1に記録さ
れたオーディオデータを、所定のサンプリング周波数で
再生することができる。
【0028】例えば光ディスク1にfs(48kHz又
は44.1kHz)で記録されたオーディオデータを2
fsにアップサンプリングする場合では、切換スイッチ
S1は端子bに接続し、切換スイッチS2は端子dに接
続し、切換スイッチS3は端子fに接続し、切換スイッ
チS4は端子hに接続する。オーディオデコーダ7は、
fsのオーディオデータを2倍アップサンプリング回路
8,9,10,11に供給する。
【0029】2倍アップサンプリング回路8は、L/R
チャンネルのオーディオデータをfsから2fsにアッ
プサンプリングし、アップサンプリング後のオーディオ
データを切換スイッチS1を介してD/Aコンバータ1
2に供給する。
【0030】2倍アップサンプリング回路9は、Cチャ
ンネルのオーディオデータをfsから2fsにアップサ
ンプリングし、アップサンプリング後のオーディオデー
タを切換スイッチS2を介してD/Aコンバータ13に
供給する。2倍アップサンプリング回路10は、LFE
チャンネルのオーディオデータをfsから2fsにアッ
プサンプリングし、アップサンプリング後のオーディオ
データを切換スイッチS3を介してD/Aコンバータ1
3に供給する。2倍アップサンプリング回路11は、L
s(S)/Rsチャンネルのオーディオデータをfsか
ら2fsにアップサンプリングし、アップサンプリング
後のオーディオデータを切換スイッチS4を介してD/
Aコンバータ14に供給する。
【0031】D/Aコンバータ12,13,14は、サ
ンプリング周波数2fsでオーディオデータをアナログ
化して出力する。
【0032】このとき、2倍アップサンプリング回路
8,9,10,11は、最大の4チャンネル分が同時に
動作している。これは、図8のチャンネル配置13に該
当する。
【0033】このように、fsを2fsにアップサンプ
リングし、D/Aコンバータ12,13,14に2fs
のオーディオデータを供給する場合で、3個のD/Aコ
ンバータで最大6チャンネルのデコードが可能となる。
このとき、D/Aコンバータ12は96/88.2/1
92/176.4kHzに対応することになり、fsが
不要となるので、性能面での改善を期待することができ
る。一方、D/Aコンバータ13,14は、常時96/
88.2kHzで動作することができるので、その単体
のコスト及び性能を改善することができる。
【0034】一方、光ディスク1に4fs及び2fsの
オーディオデータが記録されている場合では、切換スイ
ッチS1は端子aに接続し、切換スイッチS2は端子c
に接続し、切換スイッチS3は端子eに接続し、切換ス
イッチS4は端子gに接続する。これにより、オーディ
オデコーダ7でデコードされた2fs及び4fsのオー
ディオデータは、アップサンプリングされることなくD
/Aコンバータ12,13,14に供給されて、アナロ
グ化される。
【0035】(第1の実施の形態の効果)以上の説明か
ら明らかなように、当該第1の実施の形態の光ディスク
再生装置は、光ディスク1から読み出されたオーディオ
データのサンプリング周波数fsを、D/Aコンバータ
12,13,14のコンバート能力に合わせて2fsに
することによって、D/Aコンバータ12,13,14
のサンプリング周波数をわざわざ可変する必要がなくな
る。これにより、アナログ出力の質をD/Aコンバータ
12,13,14の能力限界までに上げることができる
とともに、D/Aコンバータ12,13,14の細かい
制御が不要となることからその個数を減らしたり、その
構成自体を簡易にすることができる。
【0036】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態の光ディスク再生装置の説明をする。な
お、この第2の実施の形態の説明において、上述の第1
の実施の形態と同様の回路等については同様の符号を付
し、詳細な説明は省略するものとする。
【0037】(第2の実施の形態の構成)第2の実施の
形態の光ディスク再生装置は、図2に示すように、第1
の実施の形態と比較して、2倍アップサンプリング回路
9,10,11の代わりに2倍/4倍アップサンプリン
グ回路9A,10A,11Aを設けるとともに、切換ス
イッチS2,S3,S4を取り除いて構成されている。
【0038】オーディオデコーダ7は、オーディオスト
リームをデコードした後、レフト(L)及びライト
(R)チャンネルのオーディオデータを2倍アップサン
プリング回路8及び切換スイッチS1の端子aに供給す
る。
【0039】オーディオデコーダ7は、センター(C)
チャンネルのオーディオデータを2倍/4倍アップサン
プリング回路9Aに、低域効果(LFE)チャンネルの
オーディオデータを2倍/4倍アップサンプリング回路
10Aに、レフトサラウンド(Ls)チャンネル(又は
モノラルサラウンド(S)チャンネル)及びライトサラ
ウンド(Rs)チャンネルのオーディオデータを2倍/
4倍アップサンプリング回路11Aに供給する。2倍/
4倍アップサンプリング回路9A,10A,11Aは、
fs又は2fsのオーディオデータを、4fsのオーデ
ィオデータに変換して出力する。
【0040】このように構成された光ディスク再生装置
は、サンプリング周波数fs,2fs,4fsのいずれ
かで光ディスク1に記録されたオーディオデータを、常
に4fsのサンプリング周波数で再生することができ
る。
【0041】具体的には、切換スイッチS1は、L/R
チャンネルのオーディオデータが4fsの場合は端子a
に接続し、前記オーディオデータがfs又は2fsの場
合は端子bに接続する。そして、D/Aコンバータ1
2,13,14には、4fsのオーディオデータが供給
される。この場合も、必要となるD/Aコンバータは3
個である。
【0042】すなわち、fs又は2fsのオーディオデ
ータを全て4fsにアップサンプリングしてこれをD/
Aコンバータ12,13,14に供給する場合、3個の
D/Aコンバータ12,13,14で最大6チャンネル
のデコードが可能となる。このとき、全てのD/Aコン
バータ12,13,14は192/176.2kHzで
動作することになるので、D/Aコンバータ単体のコス
ト及び性能を改善することができる。
【0043】なお、アップサンプリング回路は、最大で
6チャンネル分が同時に動作する。これは、図8に示す
チャンネル配置13,18,21に該当する。
【0044】(第2の実施の形態の効果)以上の説明か
ら明らかなように、当該第2の実施の形態の光ディスク
再生装置は、光ディスク1から読み出されたオーディオ
データのサンプリング周波数fs,2fsを、D/Aコ
ンバータ12,13,14のコンバート能力である4f
sにすることによって、D/Aコンバータ12,13,
14のサンプリング周波数をわざわざ可変する必要がな
くなる。これにより、アナログ出力の質をD/Aコンバ
ータ12,13,14の能力限界までに上げることがで
きるとともに、D/Aコンバータ12,13,14の細
かい制御が不要となることからその個数を減らしたり、
その構成自体を簡易にすることができる。
【0045】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態の光ディスク再生装置の説明をする。な
お、この第3の実施の形態の説明において、上述の各実
施の形態と同様の回路等については同様の符号を付し、
詳細な説明は省略するものとする。
【0046】(第3の実施の形態の構成)この第3の実
施の形態の光ディスク再生装置は、2倍アップサンプリ
ング回路8,9,10,11及び2倍/4倍アップサン
プリング回路9A,10A,11Aに、信号の帯域を拡
張する帯域拡張回路を設けたものである。この帯域拡張
回路としては、本件出願人が特願平9−31088号
(特開平11−144382号)、或いは特願平9−2
90135号(特開平11−126097号)で先に開
示している帯域拡張技術を用いることができる。
【0047】この第3の実施の形態の光ディスク再生装
置の場合、図3(a)に示すような基本周波数fsのオ
ーディオデータを2倍にアップサンプリングすることで
図3(b)に示すようなアップサンプリングされたオー
ディオデータを形成する。そして、このアップサンプリ
ング後のオーディオデータに、基本周波数fsのオーデ
ィオデータに基づいて新たに形成した高域信号を付加す
ることで、図3(C)に示すような帯域を拡張したオー
ディオデータを形成し、これを前記D/Aコンバータ1
2,13,14に供給する。
【0048】具体的には、図3(a)に示すようにfs
=48kHzの元信号には24kHz以上の周波数成分
は含まれない。この信号を2倍アップサンプリングして
fs=96kHzの信号に変換した場合でも、図3
(b)に示すように24kHz以上の周波数成分を含ん
でいない。
【0049】しかし、前記帯域拡張技術を用いて24k
Hz〜48kHzの信号帯域の高域信号を新たに形成
し、これを信号帯域が24kHzの元信号に付加すれ
ば、図3(c)に示すようにD/Aコンバータの入力信
号はDCから48kHzまでの周波数成分を含むことに
なり、オーディオデータの音質を向上させることができ
る。
【0050】このように当該第3の実施の形態の光ディ
スク再生装置は、アップサンプリング時に本来の信号の
中に存在しない高域信号を付加し、帯域を拡張したオー
ディオデータをD/Aコンバータ12,13,14に供
給することによって、光ディスク1には記録されなかっ
た原音の高域成分に近似した成分を付加するので高音質
な音声を出力することができる。
【0051】最後に、本発明は一例として説明した上述
の実施の形態に限定されることはない。例えば、上述の
実施の形態の説明では、光ディスク1から再生された音
声情報の処理を行うこととしたが、本発明は、この他、
例えば携帯電話器等のように音声情報を取り扱う機器で
あれば何にでも適用可能である。そして、これ以外であ
っても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であ
れば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿
論である。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係る音声情報処
理装置は、サンプリング周波数変換手段が、サンプリン
グ周波数の異なる複数の音声情報のうち、最も高いサン
プリング周波数の音声情報を検出し、この最も高いサン
プリング周波数の音声情報と同じサンプリング周波数と
なるように他の音声情報のサンプリング周波数を変換
し、デジタル/アナログ変換手段が、このサンプリング
周波数変換手段からの音声情報を、前記最も高いサンプ
リング周波数でアナログ化することにより、デジタル/
アナログ変換手段の個数を増大したりその構成を複雑に
することなく、高音質の音声情報を出力することができ
る。
【0053】請求項2記載の本発明に係る音声情報処理
装置は、高域拡張手段が、サンプリング周波数変換手段
からの音声情報の高域を拡張してデジタル/アナログ変
換手段に供給することにより、さらに高音質の音声情報
を出力することができる。
【0054】請求項3記載の本発明に係る音声情報処理
装置は、サンプリング周波数変換手段が、前記他の音声
情報を、基本サンプリング周波数の倍数になるサンプリ
ング周波数の音声情報に変換することにより、デジタル
/アナログ変換手段の個数を増大したりその構成を複雑
にすることなく、高音質の音声情報を出力することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声情報処理装置を適用した第1
の実施の形態の光ディスク再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明に係る音声情報処理装置を適用した第2
の実施の形態の光ディスク再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明に係る音声情報処理装置を適用した第2
の実施の形態の光ディスク再生装置に設けられている帯
域拡張回路によって周波数帯域が拡張される様子を示す
波形図である。
【図4】DVDフォーマットのビデオディスクで採用し
ているリニアPCMのサンプリング周波数とチャンネル
数を説明するための図である。
【図5】DVDフォーマットのオーディオディスクで採
用しているリニアPCMのサンプリング周波数とチャン
ネル数を説明するための図である。
【図6】DVDオーディオの場合のチャンネル配置とチ
ャンネルグループの関係(21種類)を説明するための
図である。
【図7】従来の光ディスク再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】ステレオ及びマルチチャンネルにおいて、いく
つかのチャンネル配置でのD/Aコンバータの基本周波
数fsの設定の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…光学ピックアップ、3…復調/エ
ラー訂正回路、4…トラックバッファ、5…多重分離回
路、6…オーディオバッファ、7…オーディオデコー
ダ、8,9,10,11…2倍アップサンプリング回
路、12,13,14…D/Aコンバータ、S1,S
2,S3…切換スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリング周波数の異なる複数の音声
    情報のうち、最も高いサンプリング周波数の音声情報を
    検出し、この最も高いサンプリング周波数の音声情報と
    同じサンプリング周波数となるように他の音声情報のサ
    ンプリング周波数を変換するサンプリング周波数変換手
    段と、 前記サンプリング周波数変換手段からの音声情報を、前
    記最も高いサンプリング周波数でアナログ化するデジタ
    ル/アナログ変換手段とを有することを特徴とする音声
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記サンプリング周波数変換手段からの
    音声情報の高域を拡張して前記デジタル/アナログ変換
    手段に供給する高域拡張手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の音声情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記サンプリング周波数変換手段は、前
    記他の音声情報を、基本サンプリング周波数の倍数にな
    るサンプリング周波数の音声情報に変換することを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の音声情報処理装置。
JP27385999A 1999-09-28 1999-09-28 音声情報処理装置 Pending JP2001101801A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006337970A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Tetsuo Mizumoto 音声入力自動化パソコン
JP2010134481A (ja) * 2010-02-24 2010-06-17 Toshiba Corp 音声再生装置および高域補間処理方法
JP2016221269A (ja) * 2015-05-26 2016-12-28 明門香港股▲フェン▼有限公司 小児運動装置

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