JPH06177845A - 多チャンネル多重装置 - Google Patents

多チャンネル多重装置

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JPH06177845A
JPH06177845A JP4330182A JP33018292A JPH06177845A JP H06177845 A JPH06177845 A JP H06177845A JP 4330182 A JP4330182 A JP 4330182A JP 33018292 A JP33018292 A JP 33018292A JP H06177845 A JPH06177845 A JP H06177845A
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Keiichi Teranishi
慶一 寺西
Mitsuhiro Kazahaya
光弘 風早
Katsuyuki Taguchi
勝行 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、データブロックの概念を持つデー
タ圧縮・伸長システムにおいては、多チャンネルの多重
・分離を行う事ができる多チャンネル多重装置を提供す
る事を目的とする。 【構成】 量子化によりデジタル化されたデジタルオー
ディオデータを1/N(N>1の整数)にデータ圧縮し
て送信データブロックの列を生成するデータ圧縮回路
と、M(M>1の整数)チャンネル分の前記送信データ
ブロックのうち少なくとも1つの送信データブロックに
チャンネル識別フラグを付加するチャンネル識別フラグ
付加回路と、少なくとも1つの送信データブロックにチ
ャンネル識別フラグが付加されたMチャンネル分の送信
データブロックをデジタルオーディオインターフェース
のM個のデータ領域にはめ込む多重回路と、受信データ
ブロックに分離する分離回路と、デジタル化されたデジ
タルオーディオデータを生成するデータ伸長回路を備え
たことを特徴とする多チャンネル多重装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮伸長技術を応用し
た多チャンネルデジタルオーディオインターフェースに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年オーディオにおける動向として、機
器の音声チャンネルの多チャンネル化がある。例えば、
衛星放送の普及によりヨーロッパにおいては放送が多く
の国々を一度にカバーするようになってきており、エリ
ア拡大に伴ってマルチリンガル放送の要望が強くなって
きている。そのため特に業務用ビデオ機器やオーディオ
機器における音声チャンネルの多チャンネル化への要望
も強くなっている。最近のビデオ機器の音声チャンネル
数は従来の2チャンネルから4チャンネルになっている
が、これからの市場要望の拡大に伴いさらに音声の多チ
ャンネル化が進んで行くものと思われる。
【0003】ところで、近年の音響機器におけるデジタ
ル化はLPからCDへの媒体の変化にも代表されるよう
に多くの人が認めるところである。現在、アナログオー
ディオ信号の量子化には直線量子化と非直線量子化があ
り、CDはサンプリング周波数44.1KHzで量子化
ビット数16ビットの直線量子化が使用され、DATに
はサンプリング周波数48KHzで量子化ビット数16
ビットの直線量子化が使用されている。
【0004】また、最近デジタル音声においてデジタル
技術を駆使したデジタルオーディオデータ圧縮技術が注
目され始めている。特に人間の聴覚特性を積極的に利用
して不要情報を削減し効率よくデータ圧縮を行う圧縮技
術は、デジタルコンパクトカセット(以下DCC(登録
商標)と略す)やミニディスク(以下MD(登録商標)
と略す)等の民生用オーディオ機器にも採用され、市場
に登場し始めた。例えば、DCCで使用される圧縮伸長
技術を用いれば、現在CDやDAT等で一般的に使用さ
れている直線量子化によって得られたデジタル音声の転
送レートを1/4〜1/5にまで圧縮し、再生時には音
質の劣化がほとんどないままに再び伸長する事ができ
る。
【0005】例えば、サンプリング周波数48KHz・
量子化ビット数16ビットの音声2チャンネルの転送レ
ートは、 48k×16ビット×2チャンネル=1.536Mbp
s であるが、1/4圧縮により384Kbpsの転送レー
トにする事が出来る。これは、サンプリング周波数48
KHz・量子化ビット数4ビットの2チャンネルの転送
レートに相当する。
【0006】以上の2つの技術動向に基づき、圧縮技術
を利用して音声チャンネルの多チャンネル化を図る特許
「多チャンネル多重装置 出願番号4−208713
出願日平成4年8月5日」が出願されている。これは、
デジタルオーディオインタフェース上に圧縮技術を使用
して圧縮した複数チャンネルを多重する事を目的として
いる。この技術を使用すれば、伝送フォーマットをほと
んど変更する必要無しに容易にチャンネル数の増加を図
る事ができる上、デジタル記録再生機と接続することに
よりデジタルインターフェースを持つあらゆる記録再生
機を多チャンネル化することができるようになる。
【0007】上記従来技術で示されるフォーマットにつ
いて、具体例を挙げて以下説明する。本例では、複数チ
ャンネルを多重するデジタルオーディオインタフェース
は、EIAJ規格CP−340のデジタルオーディオイ
ンターフェース(以下AES/EBUデジタルオーディ
オインターフェースと呼ぶ)であるとする。まず、AE
S/EBUデジタルオーディオインターフェースについ
て説明する。図10はAES/EBUデジタルオーディ
オインターフェースの信号フォーマットを示す図であ
る。信号フォーマットはチャンネルステータスの一部の
内容を除き民生用・業務用・機器の種類・伝送形態を問
わず同一である。基本単位は1フレーム(1サブフレー
ム×2チャンネル)で、192フレームで1ブロックを
構成している。さらに、1フレームの中をチャンネル1
とチャンネル2のサブフレームに分けている。サブフレ
ームは32ビットで構成され、オーディオデータ部は2
0ビットあり将来のビット拡張用に予備の4ビット(A
UX)がある。サブフレームの先頭には4ビットのプリ
アンブルがあり、頭だし用の同期信号とサブフレームの
識別信号を兼ねている。図10でB・M・Wがプリアン
ブルであるが、Mはフレーム内での前半サブフレーム・
Wが後半サブフレームを表すと共にBはブロックの先頭
を表している。サブフレームの最後の4ビットは制御信
号で、Vはオーディオデータが正しいかどうかを示すバ
リディティフラグ、Uはユーザーデータ、Cはチャンネ
ルステータスで1ブロック(192ビット)で1ワード
を構成しエンファシスの有無やサンプリング周波数等の
システム情報が転送される。この部分は民生用と業務用
で一部異なっている。
【0008】以上のようにAES/EBUデジタルオー
ディオインターフェース1系統で2チャンネルのデジタ
ルオーディオデータを転送する事ができる。チャンネル
毎のオーディオデータ部は20ビットであり即ち最大2
0ビットのデータを転送できる転送レートを備えている
ので、圧縮技術により圧縮後の転送レートが4ビット相
当になれば1チャンネル部分に圧縮データのみならば最
大5チャンネル分のデータが入る事がわかる。AUXま
で使用すれば最大6チャンネル多重する事ができる。
【0009】図11は上述の技術で示されたAES/E
BUデジタルオーディオインターフェースフォーマット
に多重した信号の形態の例である。図11は4ビットに
圧縮された4チャンネルデータがサブフレームに多重さ
れている様子を示す。サブフレームは2つで1フレーム
を形成しているので、インターフェース全体として8チ
ャンネルの多重が行える。
【0010】図12は図11に示した多重方法で8チャ
ンネル多重した際の多重化フォーマットの模式図であ
る。図12ではサブフレームはオーディオデータのみと
して記しており、中の数字は各チャンネルを図中で区別
しやすいように付加したチャンネル番号である。図11
および図12は全てのチャンネルを1フレーム内に納ま
るように多重している。この方式を用いるとすべてのチ
ャンネルが1フレーム内に納まることになり、あるフレ
ームと隣接するフレームとでデータの並びに差がなくな
る。そのため、複数フレームを使用して複数チャンネル
を多重化するよりも構成が簡単になるため、このフォー
マットを従来技術では最適としている。
【0011】ところで、以上の方式では16ビットの1
サンプルが4ビットに順次圧縮されている場合において
有効である。しかしながら実際には多くの圧縮用LSI
においてそうではない。圧縮データは符号化データであ
りその中には係数などのさまざまな情報が含まれてお
り、デジタルオーディオデータのようなサンプルという
概念はすでになく、4ビットが1サンプルというように
独立して意味を持つものではない。一般に圧縮課程にお
いて圧縮されたデータは、意味を持つ1つのデータの塊
として圧縮用LSI等から順次出力される。その単位を
データブロックと呼ぶことにする。例えば多くの場合、
データブロックの大きさは16ビットである。データブ
ロックについて、もう少し例を挙げて説明する。
【0012】図13は、圧縮LSIにおける直線量子化
データ入力とデータブロック出力との関係の1例を示す
図である。圧縮時には16ビット直線量子化されたデジ
タルオーディオデータが順次圧縮用LSIに入力されて
いく。圧縮用LSI内では演算が行われ演算結果が出力
されることになるが、入出力のタイミングは16ビット
が入力されるたびに4ビットが出力されるというもので
はなく、16ビット4サンプルが入力されるたびに16
ビットの圧縮データ(データブロック)が圧縮用LSI
から出力されるといったことになる。図13は、入力直
線量子化データの時間長に対してデータブロックの時間
長が4倍となる例を示している。この16ビットのデー
タブロックは16ビットが1つのまとまりとして意味を
持つものであり、つまりLSB・MSBの概念がある。
伸長の際には図13の入力と出力の信号の流れが逆にな
り、データブロックとしての単位で伸長用LSIにデー
タを入力しなければならない。
【0013】以上のようにデータブロックという概念を
通して、データの圧縮・伸長が行われている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
願の従来技術の方式では4ビット構成でデータを処理し
ていたため、データブロックの概念を持つデータ圧縮・
伸長システムにおいては、チャンネルの多重・分離を行
う事ができないという問題があった。
【0015】前記問題に対して解決しなければならない
課題には、 1.デジタルオーディオインターフェースフォーマット
上にどのような形態でデータ多重するか。特に、多重・
分離という課程を通しながらどのようにしてデータブロ
ックという単位を保持するか。 2.多チャンネル化されたデータ上での、多重データの
うち特定のチャンネルをデータ劣化なくどのようにすれ
ばチャンネルの入れ替えができるか。の2つがある。
【0016】本発明は上記課題を解決するもので、デー
タブロックの概念を持つデータ圧縮・伸長システムにお
いては、多チャンネルの多重・分離を行う事ができる多
チャンネル多重装置を提供する事を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の課題を解決するた
めに本発明の多チャンネル多重装置では、第1方式と第
2方式の2つの多重化方式を示す。
【0018】第1方式による本発明の多チャンネル多重
装置は、量子化によりデジタル化されたデジタルオーデ
ィオデータを1/N(N>1の整数)にデータ圧縮して
送信データブロックの列を生成するデータ圧縮回路と、
M(M>1の整数)チャンネル分の前記送信データブロ
ックのうち少なくとも1チャンネルにチャンネル識別フ
ラグを付加するチャンネル識別フラグ付加回路と、少な
くとも1つにチャンネル識別フラグが付加されたMチャ
ンネル分の前記送信データブロックをデジタルオーディ
オインターフェースのM個のデータ領域にはめ込む多重
回路と、前記デジタルオーディオインターフェースのM
個のデータ領域にはめ込まれたMチャンネル分の受信デ
ータブロックをそのうち少なくとも1つに付加されたチ
ャンネル識別フラグによりMチャンネルの受信データブ
ロックに分離する分離回路と、分離された受信データブ
ロックの列をN倍にデータ伸長して量子化によりデジタ
ル化されたデジタルオーディオデータを生成するデータ
伸長回路により構成されている。
【0019】第2方式による本発明の多チャンネル多重
装置は、量子化によりデジタル化されたデジタルオーデ
ィオデータを1/N(N>1の整数)にデータ圧縮して
送信データブロックの列を生成するデータ圧縮回路と、
送信データブロックをL(L>1の整数)個のサブブロ
ックに分割した後にL個の送信サブブロックに少なくと
も1つのサブブロック識別フラグを付加するサブブロッ
ク識別フラグ付加回路と、M(M>1の整数)チャンネ
ル分の送信サブブロックを結合したL個の送信サブブロ
ック群を生成するサブブロック群生成回路と、少なくと
も1つのサブブロック識別フラグが付加されたL個の前
記送信サブブロック群をデジタルオーディオインターフ
ェースのL個のデータ領域にはめ込む多重回路と、前記
デジタルオーディオインターフェースのL個のデータ領
域にはめ込まれたL個の受信サブブロック群をそのうち
少なくとも1つに付加されたサブブロック識別フラグに
よりチャンネル毎にL個のサブブロックにより受信デー
タブロックを組立てるデータブロック生成回路と、前記
受信データブロックをMチャンネルに分離する分離回路
と、チャンネル毎に前記受信データブロックの列をN倍
にデータ伸長し量子化によりデジタル化されたデジタル
オーディオデータを生成するデータ伸長回路により構成
されている。
【0020】第2の課題を解決するために本発明の多チ
ャンネル多重装置は、第1方式においては、前記第1方
式の構成に加えて前記デジタルオーディオインターフェ
ースのM個のデータ領域にはめ込まれたMチャンネル分
の受信データブロックに少なくとも1つ付加されたチャ
ンネル識別フラグの連続性および周期性を監視しその状
態を出力する識別フラグ監視回路と、前記識別フラグ監
視回路の出力信号により前記受信データブロックのうち
特定チャンネルのデータブロックを対応するチャンネル
の新たな送信データブロックに置換する入れ替え手段に
より構成されている。
【0021】第2方式においては、前記第2方式の構成
に加えて、前記デジタルオーディオインターフェースの
L個のデータ領域にはめ込まれたL個の受信サブブロッ
ク群に少なくとも1つ付加されたサブブロック識別フラ
グの連続性および周期性を監視しその状態を出力する識
別フラグ監視回路と、前記識別フラグ監視回路の出力信
号により前記受信サブブロック群を構成する特定チャン
ネルのサブブロック群を対応するチャンネルの新たな送
信サブブロック群に置換する入れ替え手段により構成さ
れている。
【0022】
【作用】本発明は前記した構成により、第1方式ではデ
ータブロックを分解する事なくチャンネル識別フラグを
用いて複数チャンネル分のデータを多重・分離すること
ができ、第2方式はデータブロックをサブブロックに分
解しサブブロック識別フラグを用いて複数チャンネル分
のデータを多重・分離することができる。
【0023】また、回路を追加する事により第1方式・
第2方式ともに、多重データのうち特定のチャンネルを
入れ替えを信号の劣化もなくおこなうことができる。
【0024】
【実施例】以下本発明の8チャンネルの直線量子化オー
ディオ信号を2チャンネルの既存のデジタルオーディオ
インターフェース上に前記第1方式で圧縮多重する多チ
ャンネル多重装置の1実施例について、図面を参照しな
がら説明する。図1は前記第1方式の本発明の多チャン
ネル多重装置である。
【0025】図1において、上半分の点線内をデータ圧
縮部、下半分の点線内の部分をデータ伸長部と呼ぶ事に
する。10はデータ圧縮部側のデジタル入力回路(Di
n)、11はA/Dコンバータ、12は入力切り換えス
イッチ、13は2チャンネル(ステレオ)分のデータ圧
縮が可能なデータ圧縮回路、14はチャンネル識別フラ
グ付加回路、15は多重回路であるマルチプレクサ、1
6はデータ圧縮部側のデジタル出力回路(Dout)、
17はデータ伸長部側のデジタル入力回路(Din)、
18はチャンネル識別フラグによってチャンネルを分離
する分離回路であるデマルチプレクサ、19は2チャン
ネル分のデータ伸長が可能なデータ伸長回路、110は
出力切り換えスイッチ、111はデータ伸長部側のデジ
タル出力回路(Dout)、112はD/Aコンバータ
である。
【0026】ここで、データ圧縮回路13およびデータ
伸長回路19で使用する圧縮・伸長技術は現在DCC等
で使用されている人間の聴覚特性を使用した符号化を使
用し、16ビットの直線量子化ビット数のデータ転送レ
ートを4ビット相当の転送レート(1/4)に圧縮する
能力があるものとする。また、本実施例ではデジタル入
出力はEIAJ規格CP−340のデジタルオーディオ
インターフェース(以下AES/EBUデジタルオーデ
ィオインターフェースと呼ぶ)であるとする。
【0027】図2は本発明の多チャンネル多重装置をデ
ジタルオーディオインターフェースを有し音声をデジタ
ル記録できるビデオ機器に接続した場合の接続図であ
る。多チャンネル多重装置のデータ圧縮部デジタル出力
をビデオ機器のデジタルオーディオ入力に接続し、逆に
ビデオ機器のデジタルオーディオ出力を多チャンネル多
重装置のデータ伸長部側のデジタル入力に接続してい
る。
【0028】以上のように構成された本実施例の多チャ
ンネル多重装置について動作を説明する。図1におい
て、直線量子化されたデジタルオーディオがAES/E
BUデジタルオーディオインターフェースを通してデー
タ圧縮部側のデジタル入力回路10へ8チャンネル入力
されている。また、アナログ入力が2チャンネル単位で
A/Dコンバータ11へ入力され直線量子化される。そ
れらのデータは入力切り換えスイッチ12に従って選択
されデータ圧縮回路13への経路が決定される。
【0029】4つのデータ圧縮回路13により圧縮され
た8チャンネルのデータは、各チャンネル毎に16ビッ
トのデータブロックとして出力される。それらチャンネ
ル毎のデータブロックはチャンネル番号を識別するため
のチャンネル識別フラグをチャンネル識別フラグ付加回
路14により付加された後、マルチプレクサ15により
多重される。
【0030】図3にチャンネル識別フラグ付加回路14
により、チャンネル識別フラグを付加されたAES/E
BUデジタルオーディオインターフェースフォーマット
上の信号形態例を示す。図3(A)は直線量子化20ビ
ットの1チャンネルがサブフレーム内のオーディオデー
タ部にMSBから配置されている様子を示す。図3
(B)は圧縮結果の16ビットデータブロックがチャン
ネル識別フラグとともに配置されている様子を示す。チ
ャンネル識別フラグは、多重されるデータブロックのチ
ャンネル番号を表しこの場合8チャンネル多重している
ので3ビットを使用している。なお、図3(B)ではチ
ャンネル識別フラグをMSB側に配置したがLSB側で
もよい。 次にマルチプレクサ15によりAES/EB
Uデジタルオーディオインターフェース上に図3(B)
のフォーマットで8チャンネル多重化した模式図を図4
に示す。図4ではサブフレームはオーディオデータ部の
みとして記しており、CH1〜CH8は図4を理解し易
いように付加したデータブロックのチャンネル番号であ
る。チャンネル識別フラグの番号1〜8はチャンネル番
号であり、これによってチャンネル番号の識別が行える
のであって、データブロックの内容ではチャンネル番号
の識別は行えない。AES/EBUデジタルオーディオ
インターフェースの4フレームを使用して8チャンネル
を多重している。
【0031】マルチプレクサ15で図4のようにAES
/EBUデジタルオーディオインターフェース上に多重
化されたデータはデータ圧縮部側のデジタル出力回路1
6で変調され外部に出力される。図2のようにそれがビ
デオ機器に接続されている場合やデジタルオーディオレ
コーダに接続されている場合には、それらにデジタル記
録されることになる。
【0032】次に伸長の場合を考える。圧縮多重された
データがビデオ機器等から再生され、AES/EBUデ
ジタルオーディオインターフェースを通して、データ伸
長部側のデジタル入力回路17へ入力される。その信号
はデマルチプレクサ18に入力され、チャンネル識別フ
ラグに基づいてチャンネル毎のデータブロックに分離さ
れた後、データ伸長回路19にデータブロック単位で入
力され伸長される。
【0033】伸長後のデータは出力切り換えスイッチ1
10によって、データ伸長部側のデジタル出力回路11
1でAES/EBUデジタルオーディオインターフェー
スで出力されるかあるいはD/Aコンバータ112でD
/A変換されアナログ出力される。
【0034】なお、本実施例ではチャンネル識別フラグ
には3ビット使用したが、1ビットを使用し8サブフレ
ームおきに1を立てる事により、1〜8チャンネルの繰
り返しの先頭位置を指定することにより、1ビットでチ
ャンネル識別する方法もある。
【0035】次に第2方式における実施例を示す。 図
5は第2方式の本発明の多チャンネル多重装置である。
図1と図5はほとんどの部分が同一であるので異なる構
成要素のみを説明する。まず、チャンネル識別フラグ付
加回路14がサブブロック識別フラグ付加回路50とな
り、サブブロック識別フラグ付加回路50はデータブロ
ックのサブブロックへの分割とサブブロック識別フラグ
の付加を行う。サブブロック群生成回路51は多重チャ
ンネル分のサブブロックを結合してサブブロック群とし
て生成する。マルチプレクサ52はサブブロック群を多
重することができ、デマルチプレクサ53はサブブロッ
ク群の入力からチャンネル毎にサブブロックを分離し、
サブブロック合成回路54はサブブロック識別フラグに
よりサブブロックからデータブロックを組立てる。
【0036】図5のように構成された本実施例の多チャ
ンネル多重装置について図1と異なる部分のみ動作を説
明する。圧縮・多重時には、8チャンネルのデータは4
つのデータ圧縮回路13により圧縮され各チャンネル毎
に16ビットのデータブロックとして出力される。サブ
ブロック識別フラグ付加回路50において、データブロ
ックは4ビット構成のサブブロック4個に分解されサブ
ブロック識別フラグを付加される。
【0037】図6および図7に、サブブロック識別フラ
グ付加回路50よりサブブロックに分割された後サブブ
ロック識別フラグを付加され、それらのサブブロックが
複数チャンネル分サブブロック群生成回路51によって
サブブロック群に合成・多重されたAES/EBUデジ
タルオーディオインターフェースフォーマット上の信号
形態例を示す。
【0038】図6はオーディオデータ部20ビット内に
4組のサブブロック(1サブブロック群)とサブブロッ
ク識別フラグが多重されている様子を示す。16ビット
で構成されるデータブロックを1/4に分割し、4ビッ
ト構成のサブブロックを4個とする。各サブブロックに
1ビットのサブブロック識別フラグを付加した後に、そ
れら複数チャンネル分(本実施例では1サブフレームに
4チャンネル分)によりサブブロック群を構成しそれら
をオーディオデータ部に格納する。
【0039】図7を用いてサブブロック識別フラグの使
用方法を詳しく説明する。図7はAES/EBUデジタ
ルオーディオインターフェース上に図6のフォーマット
で8チャンネル多重化した際の模式図である。図7では
サブフレームはオーディオデータ部のみとして記してお
り、各フレーム内に書かれた1〜8の繰り返し番号は図
7を理解し易いように付加したサブブロックの属するチ
ャンネル番号である。実際にはチャンネル番号は記録さ
れない。図7からもわかるように第1方式と異なり、チ
ャンネルの番号はフレーム内のデータ位置(即ち、サブ
ブロック群内の位置)により一義に決定される事にな
る。図7の1および0で示されるフラグがサブブロック
識別フラグである。サブブロック識別フラグの目的は4
つに分割したサブブロックからデータブロックを復元す
ることであり、本実施例では先頭のサブブロックではサ
ブブロック識別フラグを1とし、それ以外のサブブロッ
クではサブブロック識別フラグを0としている。図7の
チャンネル1〜4ではフレーム1でサブブロック識別フ
ラグ1とし、フレーム2・3・4で0となっている。こ
れにより1つのデータブロックを構成するサブブロック
はフレーム1・2・3・4に存在することが分かる。フ
レーム5ではサブブロック識別フラグが再び1になって
おり、新たなデータブロックが始まっていることが分か
る。また、チャンネル5と6はフレーム2からデータブ
ロックが始まっている。
【0040】なお本実施例では、チャンネル毎にサブブ
ロック識別フラグを用意したが先頭サブブロックの位置
を複数チャンネル間で揃える事ができるならばサブブロ
ック識別フラグの数を減らす事ができる。例えば、8チ
ャンネルすべてを揃える事ができるならば8チャンネル
で1ビットでよい。
【0041】マルチプレクサ52で前記のように多重化
されたデータはデータ圧縮部側のデジタル出力回路16
で変調され外部に出力される。図2のようにそれがビデ
オ機器に接続されている場合やデジタルオーディオレコ
ーダに接続されている場合には、それらにデジタル記録
されることになる。
【0042】次に伸長の場合は、多重デジタルデータは
デマルチプレクサ53に入力され図7で示したようにサ
ブブロック群の位置からチャンネルの番号を判別しチャ
ンネル毎にサブブロックがサブブロック識別フラグと共
にサブブロック合成回路54に送られる。サブブロック
合成回路54ではサブブロック識別フラグを使用して4
個のサブブロックを組み合わせて1つのデータブロック
を組立て、データ伸長回路19にデータブロック単位で
入力された後に伸長される。
【0043】なお、図5でのサブブロック識別フラグ付
加回路50とサブブロック群生成回路51あるいは、デ
マルチプレクサ53とサブブロック合成回路54は、順
序が逆でもシステムを構成する事ができる。
【0044】以上のような構成により前述の第1の課題
を解決した基本的な多チャンネル多重装置が構成できる
が、次に第2の課題であるチャンネル入れ替えについて
以下に述べることにする。機器から再生される多重チャ
ンネルデータの一部のチャンネル入れ替えを多チャンネ
ル多重装置内で行い、再びデジタル記録機器に記録する
事により各チャンネル独立の記録を行う事ができるよう
になる。複数チャンネルが多重されたデータから一部の
チャンネルの入れ替えを行うには、既に多重されている
データの一部を残したまま所望データのみを入れ替えな
ければならない。
【0045】第1方式では図4の様に多重された8チャ
ンネルのうち特定のチャンネルを入れ替えようとする際
にはチャンネル識別フラグにより入れ替えようとするチ
ャンネルを認識し、対応するチャンネル番号のサブフレ
ームだけを新しいデータと入れ替え、他のチャンネルは
そのままにしておく必要がある。図1の多チャンネル多
重装置を使用してチャンネル入れ替えを行うためには、
残しておきたいチャンネルのデータ伸長部側のデジタル
出力回路111の出力をデータ圧縮部側のデジタル入力
回路10の入力に接続してデータを戻すとともに、入れ
替えたいチャンネルデータを新たにデータ圧縮部側のデ
ジタル入力回路10およびA/Dコンバータ11に入力
する。このように接続することにより、データ伸長部側
のデジタル入力回路17に入力された多重データは、一
部分が入れ替えられ再びデータ圧縮部側のデジタル出力
回路16から出力される。この場合問題になることは、
入れ替えないデータがデータ伸長回路19とデータ圧縮
回路13を1回づつ経由することである。データの伸長
と圧縮を繰り返せばオーディオデータとしての品質が少
なからず劣化してしまう上に、時間遅延が生じる。上の
例ではデジタル入出力により入れ替えない方のデータを
戻したが、アナログ入出力を使用すればデータ伸長・圧
縮以外に、D/A変換・A/D変換も通ることにより更
に劣化が進み、時間遅延も大きくなる。そのため、チャ
ンネルを入れ替える際には入れ替えない方のデータが劣
化せず時間遅延も生じないように、伸長・圧縮やA/D
・D/A変換等を通さずに圧縮したデジタルデータその
ままを再利用するような手段を考える必要がある。
【0046】図8に信号を劣化させずにチャンネル入れ
替えが可能な多チャンネル多重装置を示す。図8は、チ
ャンネル識別フラグの連続性と周期性を監視してその状
態を出力する識別フラグ監視回路80と、チャンネル識
別フラグの状態をマルチプレクサ84に出力する信号ラ
イン81と、データ伸長部側のデジタル入力回路17と
マルチプレクサ84を接続する信号ライン82と、チャ
ンネル選択スイッチ83と、マルチプレクサ84を備え
る以外は図1と変わらない。ただし、マルチプレクサ8
4は図1とは異なり、チャンネル識別フラグ付加回路1
4からの入力以外に信号ライン82を入力として持ち、
チャンネル選択スイッチ83の入れ替えチャンネル選択
により識別フラグ監視回路80からの信号ライン81の
内容に従って信号ライン82の多重チャンネルデータ上
の選択されたチャンネルをチャンネル識別フラグ付加回
路14からの入力データで入れ替える事ができる入れ替
え手段を内蔵している。
【0047】図8においてチャンネル入れ替え動作を説
明する。その他の動作については図1と同様であるので
省略する。データ伸長部側のデジタル入力回路17へ入
力された多重データは識別フラグ監視回路80へ送られ
る。識別フラグ監視回路80ではチャンネル識別フラグ
の状態を監視し現在の入力チャンネル番号を逐次マルチ
プレクサ84に対して信号ライン81を通して出力す
る。また、データ伸長部側のデジタル入力回路17へ入
力された多重データはマルチプレクサ84へ信号ライン
82を通して戻されている。マルチプレクサ84では、
入れ替えたいチャンネルがチャンネル選択スイッチ83
によって選択されている場合には、選択に従ってマルチ
プレクサ84内で信号ライン82から入力される多重チ
ャンネルデータをチャンネル識別フラグ14からの入力
データで入れ替える。この際、マルチプレクサ84は信
号ライン81から入力されるチャンネル番号により現在
信号ライン82から戻されているチャンネル番号を知る
事ができるため、正確に選択されたチャンネルのみを入
れ替える事ができる。図4のように多重化されているデ
ータの内CH1のみを入れ替える場合には、8サブフレ
ームおきにデータを入れ替える事になる。入れ替えられ
ないデータはそのままのデジタル値を引き継ぐだけなの
で信号の劣化はまったく起こらない。
【0048】次に第2方式でのチャンネル入れ替えにつ
いて説明する。第2方式で図7の様に多重された8チャ
ンネルのうち特定のチャンネルを入れ替える際には、各
チャンネルの番号はAES/EBUデジタルオーディオ
インターフェースのフレーム内の位置により判別するこ
とができる。しかしながら、どの位置から入れ替え始め
てもよいというのではない。以前に多重されたチャンネ
ルに同じチャンネルをつなげながら記録する場合を考え
てみる。入れ替え開始点で以前に多重されたチャンネル
のデータを破壊しないように入れ替えを開始しなければ
ならない。そのためには、入れ替え開始点はサブブロッ
クに分割されたデータブロックの区切りと一致するよう
にし、データブロックを破壊しないようにする。一致し
ない場合、4つのサブブロックの途中から入れ替えが開
始されるため、4個で構成されるサブブロックの1部が
新しいサブブロックで入れ換えられるためデータブロッ
クを組み立てる事ができなくなってしまう。データブロ
ックを破壊しないようにするためには、入れ替えようと
するチャンネルのサブブロック識別フラグを認識し入れ
替えようとするチャンネルのデータブロックの区切り目
から新しいデータと入れ替える。第1方式と同様に図9
に信号を劣化させずにチャンネル入れ替えが可能な多チ
ャンネル多重装置を示す。図9は、サブブロック識別フ
ラグの連続性と周期性を監視してその状態を出力する識
別フラグ監視回路90と、サブブロック識別フラグの状
態をマルチプレクサ95に出力する信号ライン91と、
データ伸長部側のデジタル入力回路17とマルチプレク
サ95を接続する信号ライン92と、チャンネル選択ス
イッチ93と、識別フラグ監視回路90により制御され
るミュート回路94と、マルチプレクサ95を備える以
外は図5と変わらない。ただし、マルチプレクサ105
は図5とは異なり、サブブロック群生成回路51からの
入力以外に信号ライン92を入力として持ち、チャンネ
ル選択スイッチ93の入れ替えチャンネル選択により識
別フラグ監視回路90からの信号ライン91の内容に従
って信号ライン92の多重チャンネルデータ上の選択さ
れたチャンネルのサブブロックをサブブロック群生成回
路51からの入力データで入れ替える事ができる入れ替
え手段を内蔵している。
【0049】図9においてチャンネル入れ替え動作を説
明する。その他の動作については図5と同様であるので
省略する。データ伸長部側のデジタル入力回路17へ入
力された多重データは識別フラグ監視回路90へ送られ
る。識別フラグ監視回路90ではサブブロック識別フラ
グの状態を監視し各チャンネルのデータブロック開始位
置を逐次マルチプレクサ95に対して信号ライン91を
通して出力する。また、データ伸長部側のデジタル入力
回路17へ入力された多重データはマルチプレクサ95
へ信号ライン92を通して戻されている。マルチプレク
サ95では、入れ替えたいチャンネルがチャンネル選択
スイッチ93によって選択されている場合には、選択に
従ってマルチプレクサ95内でチャンネルの入れ替えが
行われる。この際、マルチプレクサ95は信号ライン9
1から入力される各チャンネルのサブブロック開始位置
情報により現在信号ライン92から戻されているチャン
ネルのサブブロックの開始点を知る事ができるため、そ
の開始点にサブブロック群生成回路51から出力される
データの内で入れ換えるチャンネルのサブブロック開始
点を合わせて切り換える事により、以前のデータブロッ
クを破壊する事なく入れ替えを開始しチャンネルを入れ
替える事ができる。入れ替えられないデータはそのまま
のデジタル値を引き継ぐだけなので信号の劣化はまった
く起こらない。
【0050】ところで、図9の多チャンネル多重装置は
ミュート回路94を備えている。これは、チャンネル入
れ替えの失敗やエラー率の悪化等の要因により識別フラ
グ監視回路がサブブロックの周期性が乱れデータが破壊
されていることが識別できたときに、出力信号に一定時
間ミュートを掛けるためのものである。サブブロックか
らデータブロックが復元できない場合には、伸長する事
ができず異音が発生する可能性が高いためである。
【0051】以上のように本実施例によれば、2つの方
式により既に規格化されているデジタルオーディオイン
ターフェースを使用して容易にチャンネル数の増加を簡
単に行う事ができる。そのうえ、音質劣化なしにチャン
ネルの入れ替えを行う事ができる。また、データの破壊
によるノイズの発生を未然に抑える事ができる。
【0052】なお、本実施例ではAES/EBUデジタ
ルオーディオインターフェースのオーディオデータ部の
みにデータを多重したが、AUX部分を使用しても良
い。また、AES/EBUデジタルオーディオインター
フェースを例として挙げたが、その他のデジタルオーデ
ィオインターフェースでもよい。また、本実施例ではデ
ータ圧縮部とデータ伸長部を同一装置内に配置したが、
データ圧縮部のみやデータ伸長部のみの装置でも良い。
【0053】
【発明の効果】本発明は前記した構成により、データブ
ロックの概念を持つ多くのデータ圧縮・伸長システムに
おいても、多チャンネルの多重・分離を行う事ができる
多チャンネル多重装置を提供することができの効果は大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1方式における多チャンネル多重装
置の1実施例のブロック線図
【図2】本発明の多チャンネル多重装置とデジタルオー
ディオインターフェースを有するビデオ機器との接続図
【図3】本発明の第1方式でAES/EBUデジタルオ
ーディオインターフェースフォーマットに多重した信号
形態の例を示す図
【図4】本発明の第1方式での8チャンネル多重化を示
す模式図
【図5】本発明の第2方式における多チャンネル多重装
置の1実施例のブロック線図
【図6】本発明の第2方式でAES/EBUデジタルオ
ーディオインターフェースフォーマットに多重した信号
形態の例を示す図
【図7】本発明の第2方式での8チャンネル多重化を示
す模式図
【図8】本発明の第1方式で音質劣化の無いチャンネル
入れ替え可能な多チャンネル多重装置の1実施例のブロ
ック線図
【図9】本発明の第2方式で音質劣化の無いチャンネル
入れ替え可能な多チャンネル多重装置の1実施例のブロ
ック線図
【図10】AES/EBUデジタルオーディオインター
フェースの信号フォーマットを説明する図
【図11】従来例においてAES/EBUデジタルオー
ディオインターフェースフォーマットに多重した信号形
態の例を示す図
【図12】従来例において8チャンネル多重化を示す模
式図
【図13】データブロックの概念を説明する図
【符号の説明】
10 ・・・ デジタル入力回路(Din) 11 ・・・ A/Dコンバータ 12 ・・・ 入力切り換えスイッチ 13 ・・・ データ圧縮回路 14 ・・・ チャンネル識別フラグ付加回路 15 ・・・ マルチプレクサ 16 ・・・ デジタル出力回路(Dout) 17 ・・・ デジタル入力回路(Din) 18 ・・・ デマルチプレクサ 19 ・・・ データ伸長回路 110・・・ 出力切り換えスイッチ 111 ・・ デジタル出力回路(Dout) 112 ・・ D/Aコンバータ 50 ・・・ サブブロック識別フラグ付加回路 51 ・・・ サブブロック群生成回路 52 ・・・ マルチプレクサ 53 ・・・ デマルチプレクサ 54 ・・・ サブブロック合成回路 80 ・・・ 識別フラグ監視回路 81 ・・・ 信号ライン 82 ・・・ 信号ライン 83 ・・・ チャンネル選択スイッチ 84 ・・・ マルチプレクサ 90 ・・ 識別フラグ監視回路 91 ・・ 信号ライン 92 ・・ 信号ライン 93 ・・ チャンネル選択スイッチ 94 ・・ ミュート回路 95 ・・ マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 勝行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化によりデジタル化されたデジタル
    オーディオデータを1/N(N>1の整数)にデータ圧
    縮して送信データブロックの列を生成するデータ圧縮回
    路と、M(M>1の整数)チャンネル分の前記送信デー
    タブロックのうち少なくとも1つの送信データブロック
    にチャンネル識別フラグを付加するチャンネル識別フラ
    グ付加回路と、少なくとも1つの送信データブロックに
    チャンネル識別フラグが付加されたMチャンネル分の送
    信データブロックをデジタルオーディオインターフェー
    スのM個のデータ領域にはめ込む多重回路を備えたこと
    を特徴とする多チャンネル多重装置
  2. 【請求項2】 デジタルオーディオインターフェースの
    M個のデータ領域にはめ込まれたMチャンネル分の受信
    データブロックのうち少なくとも1つの受信データブロ
    ックに付加されたチャンネル識別フラグによりMチャン
    ネルの受信データブロックに分離する分離回路と、分離
    された前記受信データブロックの列をN倍にデータ伸長
    し量子化によりデジタル化されたデジタルオーディオデ
    ータを生成するデータ伸長回路を備えたことを特徴とす
    る多チャンネル多重装置
  3. 【請求項3】 デジタルオーディオインターフェースの
    M個のデータ領域にはめ込まれたMチャンネル分の受信
    データブロックのうち少なくとも1つの受信データブロ
    ックに付加されたチャンネル識別フラグの連続性および
    周期性を監視しその状態を出力する識別フラグ監視回路
    と、識別フラグ監視回路によりサブブロック識別フラグ
    の連続性あるいは周期性が乱れたことが認識された場合
    に対応するチャンネルまたは全チャンネルの出力にミュ
    ーティングをかけることを特徴とする請求項2に記載の
    多チャンネル多重装置
  4. 【請求項4】 量子化によりデジタル化されたデジタル
    オーディオデータを1/N(N>1の整数)にデータ圧
    縮して送信データブロックの列を生成するデータ圧縮回
    路と、M(M>1の整数)チャンネル分の前記送信デー
    タブロックのうち少なくとも1つの送信データブロック
    にチャンネル識別フラグを付加するチャンネル識別フラ
    グ付加回路と、少なくとも1つの送信データブロックに
    チャンネル識別フラグが付加されたMチャンネル分の送
    信データブロックをデジタルオーディオインターフェー
    スのM個のデータ領域にはめ込む多重回路と、前記デジ
    タルオーディオインターフェースのM個のデータ領域に
    はめ込まれたMチャンネル分の受信データブロックをそ
    のうち少なくとも1つに付加されたチャンネル識別フラ
    グによりMチャンネルの受信データブロックに分離する
    分離回路と、分離された前記受信データブロックの列を
    N倍にデータ伸長して量子化によりデジタル化されたデ
    ジタルオーディオデータを生成するデータ伸長回路を備
    えたことを特徴とする多チャンネル多重装置
  5. 【請求項5】 デジタルオーディオインターフェースの
    M個のデータ領域にはめ込まれたMチャンネル分の受信
    データブロックに少なくとも1つ付加されたチャンネル
    識別フラグの連続性および周期性を監視しその状態を出
    力する識別フラグ監視回路と、前記識別フラグ監視回路
    の出力信号により前記受信データブロックのうち特定チ
    ャンネルのデータブロックを対応するチャンネルの新た
    な送信データブロックに前記チャンネル識別フラグの連
    続性および周期性が保たれるように置換する入れ替え手
    段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の多チャン
    ネル多重装置
  6. 【請求項6】 識別フラグ監視回路によりチャンネル識
    別フラグの連続性あるいは周期性が乱れたことが認識さ
    れた場合に対応するチャンネル叉は全チャンネルの出力
    にミューティングをかけることを特徴とする請求項5に
    記載の多チャンネル多重装置
  7. 【請求項7】 量子化によりデジタル化されたデジタル
    オーディオデータを1/N(N>1の整数)にデータ圧
    縮して送信データブロックの列を生成するデータ圧縮回
    路と、送信データブロックをL(L>1の整数)個のサ
    ブブロックに分割した後にL個の送信サブブロックのう
    ち少なくとも1つ送信サブブロックにサブブロック識別
    フラグを付加するサブブロック識別フラグ付加回路と、
    M(M>1の整数)チャンネル分の送信サブブロックを
    結合したL個の送信サブブロック群を生成するサブブロ
    ック群生成回路と、少なくとも1つのサブブロック識別
    フラグが付加されたL個の前記送信サブブロック群をデ
    ジタルオーディオインターフェースのL個のデータ領域
    にはめ込む多重回路を備えたことを特徴とする多チャン
    ネル多重装置
  8. 【請求項8】 デジタルオーディオインターフェースの
    L個のデータ領域にはめ込まれたL個の受信サブブロッ
    ク群のうち少なくとも1つの受信サブブロック群に付加
    されたサブブロック識別フラグによりチャンネル毎にL
    個のサブブロックから受信データブロックを組立てるデ
    ータブロック生成回路と、前記受信データブロックをM
    チャンネルに分離する分離回路と、チャンネル毎に前記
    受信データブロックの列をN倍にデータ伸長し量子化に
    よりデジタル化されたデジタルオーディオデータを生成
    するデータ伸長回路を備えたことを特徴とする多チャン
    ネル多重装置
  9. 【請求項9】 デジタルオーディオインターフェースの
    L個のデータ領域にはめ込まれたL個の受信サブブロッ
    ク群に少なくとも1つ付加されたサブブロック識別フラ
    グの連続性および周期性を監視しその状態を出力する識
    別フラグ監視回路と、前記識別フラグ監視回路によりサ
    ブブロック識別フラグの連続性あるいは周期性が乱れた
    ことが認識された場合に対応するチャンネルまたは全チ
    ャンネルの出力にミューティングをかけることを特徴と
    する請求項8に記載の多チャンネル多重装置
  10. 【請求項10】 量子化によりデジタル化されたデジタ
    ルオーディオデータを1/N(N>1の整数)にデータ
    圧縮して送信データブロックの列を生成するデータ圧縮
    回路と、送信データブロックをL(L>1の整数)個の
    サブブロックに分割した後にL個の送信サブブロックの
    うち少なくとも1つ送信サブブロックにサブブロック識
    別フラグを付加するサブブロック識別フラグ付加回路
    と、M(M>1の整数)チャンネル分の送信サブブロッ
    クを結合したL個の送信サブブロック群を生成するサブ
    ブロック群生成回路と、少なくとも1つのサブブロック
    識別フラグが付加されたL個の送信サブブロック群をデ
    ジタルオーディオインターフェースのL個のデータ領域
    にはめ込む多重回路と、前記デジタルオーディオインタ
    ーフェースのL個のデータ領域にはめ込まれたL個の受
    信サブブロック群のうち少なくとも1つ受信サブブロッ
    ク群に付加されたサブブロック識別フラグによりチャン
    ネル毎にL個のサブブロックから受信データブロックを
    組立てるデータブロック生成回路と、前記受信データブ
    ロックをMチャンネルに分離する分離回路と、チャンネ
    ル毎に前記受信データブロックの列をN倍にデータ伸長
    し量子化によりデジタル化されたデジタルオーディオデ
    ータを生成するデータ伸長回路を備えたことを特徴とす
    る多チャンネル多重装置
  11. 【請求項11】 デジタルオーディオインターフェース
    のL個のデータ領域にはめ込まれたL個の受信サブブロ
    ック群に少なくとも1つ付加されたサブブロック識別フ
    ラグの連続性および周期性を監視しその状態を出力する
    識別フラグ監視回路と、前記識別フラグ監視回路の出力
    信号により前記受信サブブロック群を構成する特定チャ
    ンネルのサブブロック群を対応するチャンネルの新たな
    送信サブブロック群に前記サブブロック識別フラグの連
    続性および周期性が保たれるように置換する入れ替え手
    段を備えたことを特徴とする請求項10に記載の多チャ
    ンネル多重装置
  12. 【請求項12】 識別フラグ監視回路によりサブブロッ
    ク識別フラグの連続性あるいは周期性が乱れたことが認
    識された場合に対応するチャンネル叉は全チャンネルの
    出力にミューティングをかけることを特徴とする請求項
    11に記載の多チャンネル多重装置
  13. 【請求項13】 送信データブロック出力および受信デ
    ータブロック入力およびその両信号をデジタル記録再生
    装置と接続した事を特徴とする請求項1ないし請求項6
    のいずれかに記載の多チャンネル多重装置
  14. 【請求項14】 送信サブブロック群出力および受信サ
    ブブロック群入力およびその両信号をデジタル記録再生
    装置と接続した事を特徴とする請求項7ないし請求項1
    2のいずれかに記載の多チャンネル多重装置
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