JP2001101649A - 磁気記録媒体およびスパッタリングターゲット - Google Patents

磁気記録媒体およびスパッタリングターゲット

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JP2001101649A
JP2001101649A JP27346399A JP27346399A JP2001101649A JP 2001101649 A JP2001101649 A JP 2001101649A JP 27346399 A JP27346399 A JP 27346399A JP 27346399 A JP27346399 A JP 27346399A JP 2001101649 A JP2001101649 A JP 2001101649A
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JP27346399A
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English (en)
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Akira Sakawaki
彰 坂脇
Masakazu Kobayashi
正和 小林
Hiroshi Sakai
浩志 酒井
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な表面平坦性を有し、かつS/N、エラ
ーレート、熱揺らぎ耐性に優れた磁気記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 非金属基板1と、その上に形成された非
磁性下地膜4、磁性膜5、および保護膜6を基本構成と
し、非金属基板1と非磁性下地膜4との間に、表面テク
スチャにより直上の膜の結晶配向性を調整する配向性調
整膜3が形成され、この配向性調整膜3は、NiPXか
らなるものであり、Xの融点が600〜2000℃であ
る磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
などに用いられる磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、磁気ディスク装置などの高記
録密度化に伴い、記録再生時の磁気ヘッドと磁気記録媒
体との間の距離をより小さくすることが要望されてい
る。例えば、磁気記録媒体面積あたりの記録密度を10
Gbits/inch2以上とするためには、上記ヘッドと媒体と
の間の距離を小さく、例えば10nm以下とするのが好
ましく、ヘッドとの衝突を避けるため、磁気記録媒体は
表面が平滑であることが望ましい。また磁気ディスク装
置が衝撃を受けたときなどに磁気ヘッドが磁気記録媒体
に衝突し表面に凹部が形成されるのを防ぐために、磁気
記録媒体用基板には十分な硬度が必要である。
【0003】一般に、磁気記録媒体用の基板としては、
表面にNiP合金メッキ膜を形成したアルミニウム合金
からなるもの(以下、NiPメッキAl基板という)が
広く用いられている。このNiP合金メッキ膜は、基板
表面を硬質化し耐久性を高めるとともに、その表面に研
磨処理や平坦化処理を行いやすくするためのものであ
る。NiP合金メッキ膜の表面には、通常、媒体表面と
磁気ヘッドとの接触抵抗を軽減し耐久性を向上させるた
めに、テクスチャと呼ばれる円周方向に沿う凹凸がラッ
ピングテープや遊離砥粒により機械的に形成される。こ
のテクスチャは、磁性膜のCo合金結晶軸を基板円周方
向にそろえ、磁性粒の過剰な成長を抑制し、磁性粒経の
分布を揃える作用を有する。しかしながら、NiPメッ
キAl基板では、表面研磨を行うことにより、ヘッドと
媒体との距離を上記範囲とするため表面平滑性の向上を
図ることができるものの、この表面研磨処理には信頼性
やコストなどの点で問題があった。さらに、NiPメッ
キAl基板を用いた磁気記録媒体では、NiP合金メッ
キ膜の硬度が十分であるものの、Al基板の硬度が十分
でないため、例えば磁気ディスク装置が衝撃を受けたと
きなどに磁気ヘッドが磁気記録媒体に衝突することによ
って、衝突部分のAl基板が変形し磁気記録媒体表面に
ヘッドスラップと呼ばれる凹部が形成され、これが記録
再生時のエラーの原因となることがあった。
【0004】このため、最近では、Al基板に代えてガ
ラス、セラミックスなどからなる硬質な非金属基板が用
いられることが多くなっている。特にガラス基板では、
ヘッドと媒体間の距離を上記範囲とするために十分な表
面平滑性を容易かつ安価に実現できる。また、基板自体
の硬度が高いため、ヘッドスラップが生じにくいと言う
利点がある。しかしながら、ガラス、セラミックスなど
からなる基板を用いた場合には、基板の表面硬度が高い
ために、テクスチャ加工を施すのが難しい問題がある。
テクスチャ加工は、基板上に下地膜、磁性膜、保護膜な
どを形成する際に、下地膜内の結晶配向性を均一化し、
これにより磁性膜の結晶方向を一定方向に向け、良好な
磁気特性を得るために重要な工程である。このため、テ
クスチャ加工を施すのが難しい上記ガラス、セラミック
などからなる非金属基板を用いた場合には、得られる磁
気記録媒体の磁気特性が十分でなくなることがあった。
【0005】このような問題を解決するために、ガラ
ス、セラミックスなどからなる非金属基板上にテクスチ
ャ加工が可能な硬質膜を形成することが提案されている
(例えば特開平4−29561号公報、特開平9−16
7337号公報)。これら公報には、非金属基板表面に
無電解メッキ膜などのメッキ膜を形成した基板を用いた
磁気記録媒体が開示されている。しかしながら、これら
公報に記載された磁気記録媒体は、製造工程が煩雑であ
り、無電解メッキを行うためにパラジウム、白金などの
重金属を含む触媒材料を用いる必要があるため廃液の後
処理や触媒材料の取り扱いが難しい問題を有している。
【0006】この問題を解決しうる磁気記録媒体として
は、ガラス、セラミックスなどの非金属基板表面に、テ
クスチャ加工が可能な硬質膜としてNiP膜をスパッタ
リングで形成したものが提案されている(例えば特開平
5−197941号公報)。また製造時の加熱によりN
iP膜が磁性化されるのを避けるためにNiP合金に第
3の元素を添加した材料からなる膜を非金属基板上に形
成することも提案されている(例えば、特開平6−26
7050号公報)。これら公報に記載された磁気記録媒
体では、ガラス、セラミックスなどの硬質の非金属基板
を用いているが、テクスチャ加工が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記磁
気記録媒体では、基板のテクスチャ加工における加工性
の点で不十分であるという問題がある。すなわち、基板
表面にスパッタリングによりNiP膜を形成した場合に
は、NiP膜表面が無電解メッキ膜等に比べ硬度が低く
かつ脆くなるため、テクスチャ加工時にNiP膜表面に
バリや深い凹部が形成されやすくなり、その結果、ヘッ
ドと媒体との間の距離を小さくするために十分な表面平
滑性を得ることができなくなり、記録再生時にエラーが
発生することがあった。また第3元素を添加する特開平
6−267050号公報に記載の磁気記録媒体では、N
iPに第3元素(Z)を添加した膜を形成することによ
りこの膜の磁化温度を高めることができるが、このNi
PZ膜が硬く、テクスチャ加工における加工性(研削
量、テクスチャライン密度など)が悪く、磁気特性の低
下が生じやすい問題がある。また、上記従来の磁気記録
媒体では、S/N、エラーレート、熱揺らぎ耐性などの
特性が不十分である不満があった。本発明は、上記事情
に鑑みてなされたもので、良好な表面平滑性を有し、か
つS/N、エラーレート、熱揺らぎ耐性などの磁気特性
に優れた磁気記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録媒体
は、非金属基板と非磁性下地膜との間に、表面テクスチ
ャにより直上の膜の結晶配向性を調整する配向性調整膜
が形成され、この配向性調整膜は、NiPXからなるも
のであり、Xの融点が600〜2000℃であることを
特徴とするものである。Xは、IIA、IIIA、VIIA、VII
I、IB、IIIB、IVB、VB族元素(Ac系元素は除く)のう
ち1種以上とするのが好ましい。配向性調整膜は、Pと
Xの含有量の合計が20〜50at%である材料からな
るものとするのが好ましい。Pの含有量は15〜40a
t%、Xの含有量は2〜25at%とするのが好まし
い。非金属基板と配向性調整膜との間には、配向性調整
膜を基板側から剥離しにくくする非磁性密着膜を形成
し、この非磁性密着膜を、Cr、Mo、Nb、V、R
e、Zr、W、Tiのうち1種以上からなるものとする
のが好ましい。また、本発明のスパッタリングターゲッ
トは、上記磁気記録媒体の配向性調整膜を形成するため
に用いられるスパッタリングターゲットであって、Ni
PXからなり、Xの融点が600〜2000℃であり、
かつXがIIA、IIIA、VIIA、VIII、IB、IIIB、IVB、VB族
元素(Ac系元素は除く)のうち1種以上であり、Pと
Xの含有量の合計が20〜50at%であり、残部が実
質的にNiからなる焼結体であることを特徴とするもの
である。Pの含有量が15〜40at%、Xの含有量は
2〜25at%とするのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の磁気記録媒体の
一実施形態を示すもので、ここに示す磁気記録媒体は、
非金属基板1上に、非磁性密着膜2を介して配向性調整
膜3が形成され、その上に非磁性下地膜4、磁性膜5、
および保護膜6が順次形成されたものである。なお以
下、非金属基板1から配向性調整膜3までの構成を媒体
基板7という。
【0010】非金属基板1としては、ガラス、セラミッ
クス、これらの混合物、シリコン、シリコンカーバイド
などの非金属材料からなるものが用いられる。特に、耐
久性、コストなどの観点からガラス、セラミックス、こ
れらの混合物を用いるのが好ましい。ガラス基板として
は、汎用のソーダライムガラス、アルミノケートガラ
ス、アルミノシリケートガラス、リチウム系の結晶化ガ
ラスなどを用いることができる。セラミックス基板とし
ては、汎用の酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒
化珪素などを主成分とする焼結体、およびそれらの繊維
強化物などが使用可能である。非金属基板1は表面が予
め研磨加工され、表面粗さRaが100Å以下、好まし
くは20Å以下とされたものを用いるのが好ましい。
【0011】密着膜2は、配向性調整膜3を基板1側か
ら剥離しにくくするためのもので、非金属基板1および
配向性調整膜3に対する密着性に優れた材料、例えばC
r、Mo、Nb、V、Re、Zr、W、Tiのうち1種
以上を主成分とする合金を使用することができる。密着
膜2の膜厚は、200nm以下、例えば20〜200n
mとするのが好ましい。200nmを越えると密着膜2
の表面凹凸が大きくなり、磁気記録媒体の表面凹凸が大
きくなるため好ましくない。
【0012】配向性調整膜3は、直上に形成される非磁
性下地膜4の結晶配向性を高め、これにより下地膜4上
に形成される磁性膜5の結晶配向性を高めるためのもの
で、NiPXからなり、表面にテクスチャ加工が施され
た膜である。配向性調整膜3は、非磁性下地膜4の結晶
配向性を調整するだけでなく、非磁性下地膜4中の結晶
粒を微細化し、これにより磁性膜5中の磁性粒を微細化
する結晶粒微細化膜としても機能する。
【0013】Xは、融点が600〜2000℃、好まし
くは600〜1600℃、さらに好ましくは900〜1
600℃である材料である。Xの融点が上記範囲未満で
あると、配向性調整膜3の磁化温度が低くなり配向性調
整膜3が磁化されやすくなり、磁気記録媒体の磁気特性
が悪化する。また配向性調整膜3が硬度が低くかつ脆く
なりテクスチャ加工性が低下する。上記融点が上記範囲
を越えると、配向性調整膜3の硬度が高くなりすぎ、該
膜表面のテクスチャ加工性が低下し、テクスチャ加工の
際に非磁性下地膜4,磁性膜5に十分な配向性を付与す
るために必要なテクスチャラインの密度、深さ、幅、均
一性などを得るのが困難となる。
【0014】Xは、IIA、IIIA、VIIA、VIII、IB、III
B、IVB、VB族元素(Ac(アクチニド)系元素は除く)
のうち1種以上とするのが好ましい。以下、Xの具体例
を融点とともに挙げる。元素名に続く括弧内の数字は融
点(℃)を示す。IIA族元素としては、Be(1278)、M
g(651)、Ca(848)、Sr(769)、Ba(725)、Ra(70
0)、IIIA族元素としては、Sc(1400)、Y(1495)、La
(880)、Ce(795)、Pr(約940)、Nd(1024)、Sm(10
72)、Tb(約1450)、Ho(約1500)、VIIA族元素として
は、Mn(1244)、VIII族元素としては、Fe(1535)、P
d(1554)、Co(1494)、Rh(1966)、IB族元素として
は、Cu(1085)、Ag(962)、Au(1064)、IIIB族元素
としては、Al(660)、IVB族元素としては、Si(141
4)、Ge(959)、VB族元素としては、As(817)、Sb(6
31)を挙げることができる。このほか、IVA、VA、VIA族
元素、例えばTi(1675)、Zr(1852)、V(1890)、Cr
(1890)を使用することもできる。
【0015】上記元素のなかでも特に、融点が600〜
1600℃の範囲にあるBe(1278)、Mg(651)、Ca
(848)、Sr(769)、Ba(725)、Ra(700)、Sc(140
0)、Y(1495)、La(880)、Ce(795)、Sm(1072)、M
n(1244)、Fe(1535)、Pd(1554)、Co(1494)、Cu
(1085)、Ag(962)、Au(1064)、Al(660)、Si(141
4)、Ge(959)、As(817)、Sb(631)を用いるのが好
ましい。
【0016】配向性調整膜3中のPの含有量を「a」、
Xの含有量を「b」とした場合、PとXの含有量の合
計、すなわち「a+b」は、20〜50at%とするの
が好ましい。aは15〜40at%、好ましくは20〜
30at%とするのが望ましく、bは2〜25at%と
するのが望ましい。
【0017】Pの含有量は15at%未満であると、配
向性調整膜3が磁化されやすくなり磁気記録媒体の磁気
特性が悪化する。また40at%を越えると、配向性調
整膜3が硬くなり過ぎ配向性調整膜3表面のテクスチャ
加工性が低下する。Xの含有量が2at%未満である場
合、またはPとXの含有量の合計が20at%未満であ
る場合には、配向性調整膜3が脆くなり膜3表面のテク
スチャ加工性が低下する。またXの含有量が25at%
を越える場合、またはPとXの含有量の合計が50at
%を越える場合には、配向性調整膜3本来の性質が薄
れ、テクスチャ加工性が悪化するとともに、非磁性下地
膜4の結晶配向性を整える能力も低下し、結果として非
磁性下地膜4、磁性膜5の結晶配向性が悪化し磁性膜5
の磁気異方性が悪化する。
【0018】また、Xの含有量は、10at%を越え、
25at%以下となる範囲(好ましくは15at%〜2
5at%)とするのが好適である。これは、含有量がこ
の範囲にあると、配向性調整膜3に良好な硬度、粘性が
与えられ、テクスチャ加工性が向上するためである。
【0019】配向性調整膜3の膜厚は20nm以上、好
ましくは20〜300nmとするのが望ましい。この膜
厚は、上記範囲未満であるとテクスチャ加工時に密着膜
2が露出してしまうおそれがあり、上記範囲を越える
と、配向性調整膜3が剥離しやすくなるとともに、表面
に凹凸が生じやすくなるため好ましくない。
【0020】MRヘッド用の磁気記録媒体では、記録密
度向上のため磁気ヘッドの低フライングハイト化が要求
されることから、配向性調整膜3の表面粗さRaは2n
m以下とするのが望ましい。
【0021】非磁性下地膜4は、従来公知の下地膜材
料、例えばCr、Ti、Ni、Si、Ta、W、Mo、
V、Nbのうち1種以上、またはこれらに加え結晶性を
損なわない範囲で他の元素を含有する合金からなるもの
とすることができる。非磁性下地膜4の材料としては、
Cr、またはCr/Ti系、Cr/W系、Cr/V系、
Cr/Si系の合金を用いるのが好適である。また非磁
性下地膜4は単層構造としてもよいし、互いに同一また
は異なる組成の膜を複数積層させた多層構造としてもよ
い。非磁性下地膜4の厚さは、1〜200nm、好まし
くは2〜100nmとするのが望ましい。
【0022】磁性膜5は、Coを主成分とする材料から
なるものとされ、この材料としては、例えばCr、P
t、Ta、B、Ti、Ag、Cu、Al、Au、W、N
b、Zr、V、Ni、FeおよびMoのうち1種以上
と、Coとの合金を用いることができる。上記材料の好
適な具体例としては、Co/Cr/Ta系、Co/Cr
/Pt系、Co/Cr/Pt/Ta系の合金を主成分と
するものを挙げることができる。なかでも特に、Co/
Cr/Pt/Ta系の合金を用いることが好ましい。磁
性膜5の厚さは、10〜40nmとすることができる。
【0023】保護膜6の材料としては、従来公知のもの
を使用してよく、例えばカーボン、酸化シリコン、窒化
シリコン、酸化ジルコニウム等の単一成分またはこれら
を主成分とする材料を使用することができる。保護膜6
の厚さは、2〜20nmとするのが好ましい。また、保
護膜6上には、必要に応じ、パーフルオロポリエーテル
等のフッ素系液体潤滑剤、脂肪酸などの潤滑剤からなる
潤滑膜を設けることができる。
【0024】上記磁気記録媒体の密着膜2、配向性調整
膜3、非磁性下地膜4、磁性膜5、保護膜6はスパッタ
リング法により形成することができる。スパッタリング
法により配向性調整膜3を形成する際には、ターゲット
として、Pの含有量を「a」、Xの含有量を「b」とし
た場合、PとXの含有量の合計、すなわち「a+b」が
20〜50at%であり、残部が実質的にNiからなる
ものを用いることができる。aは15〜40at%、b
は2〜25at%とするのが好ましい。このターゲット
としては、焼結合金ターゲットや溶解法により製造され
た合金ターゲットを用いることができ、特に、焼結合金
ターゲットを用いるのが好ましい。
【0025】この焼結合金ターゲットは、上記組成の合
金粉末、あるいは上記組成となるように混合された複数
種の合金粉末または単体金属粉末の混合物を用い、これ
をHIP(熱間静水圧プレス)、ホットプレスなどの従
来公知の焼結法により焼結したものとすることができ
る。なお、上記合金粉末金属粉末としては、ガスアトマ
イズ法などの従来公知の方法により製造したものを用い
ることができる。
【0026】配向性調整膜3は、ラッピングテープや遊
離砥粒による機械的テクスチャ加工などにより、表面に
テクスチャ加工が施される。また機械的テクスチャ加工
により膜表面に形成された微小なバリやカエリ等を除去
し、より高い表面平滑性を得るために、化学エッチング
または電解エッチング(電解研磨)処理を行うことも可
能である。
【0027】本実施形態の磁気記録媒体では、配向性調
整膜3が、NiPXからなり、Xの融点が600〜20
00℃であるので、配向性調整膜3のテクスチャ加工性
を向上させることができる。このため、配向性調整膜3
表面を十分に平滑化するために必要な研削量を容易に得
ることができ、しかもバリの形成を防ぐことができる。
よって、テクスチャ加工の際に、配向性調整膜3の表面
に十分な密度、深さ、幅、均一性を有するテクスチャラ
インを形成することができる。従って、配向性調整膜3
上に形成される非磁性下地膜4の結晶配向を均一化し、
非磁性下地膜4上に形成される磁性膜5の結晶を一定方
向(例えば基板円周方向)に向け、磁性膜5の磁気異方
性を高め、磁気記録媒体の磁気特性(例えばS/N、エ
ラーレート、熱揺らぎ耐性)を向上させることができ
る。
【0028】上記Xとして、融点が上記範囲にあるもの
を用いることによってテクスチャ加工性が向上するの
は、融点が上記範囲にあるXの添加によって配向性調整
膜3が適度な硬度を有するものとなり、これによってテ
クスチャ加工時に十分な研削を行うことができるように
なり、しかも配向性調整膜3が、従来用いられるNiP
膜に比べ、ある程度の粘性を持つものとなるため、バリ
や深い研削痕の形成を防ぐことができるようになるため
であると考えることができる。
【0029】上記S/N向上効果は、次のような理由に
よって得られるものであると考えることができる。すな
わちテクスチャ加工性の向上によって配向性調整膜3の
表面に十分な密度、深さ、幅、均一性を有するテクスチ
ャラインを形成することができるため、配向性調整膜3
上に形成される非磁性下地膜4内の結晶粒を微細化し、
これにより下地膜4の影響下で成長する磁性膜5内の磁
性粒を微細化、均一化することができる。このため、ノ
イズの低減を図ることができる。また非磁性下地膜4の
結晶配向を均一化し、非磁性下地膜4上に形成される磁
性膜5の結晶を一定方向(例えば基板円周方向)に向
け、磁性膜5の磁気異方性を高めることによって単位膜
厚あたりの再生出力(S)が向上するため、磁性膜5の
厚さを薄くすることができる。磁性膜5の薄膜化により
磁性粒をさらに微細化でき、さらなるノイズ低減が可能
となる。
【0030】エラーレートには、一般に、再生出力ピー
クの半値幅、S/Nが大きく影響する。本実施形態の磁
気記録媒体では、磁性膜5の厚さが薄くなることで出力
ピークの半値幅が狭くなり、それだけ再生出力の分解能
が向上し、しかもS/Nが向上するために、エラーレー
ト向上効果が得られると考えられる。
【0031】熱揺らぎ耐性は、一般に保磁力(Hc)、
異方性磁界(Hk)が大きい媒体において良好となる。
本実施形態の磁気記録媒体では、円周方向への磁気異方
性が高められることにより保磁力(Hc)、異方性磁界
(Hk)が向上することから、熱揺らぎ耐性が高められ
ると考えられる。なお、熱揺らぎとは、記録ビットが不
安定となり記録したデータの熱消失が起こる現象をい
い、磁気記録装置においては、記録したデータの再生出
力の経時的な減衰として現れる。熱揺らぎ耐性は、活性
化体積あたりの熱エネルギー(kT)に対する磁気エネ
ルギー(vKu)の比で表され、この比が大きいほど熱
的に安定であるということができる。
【0032】また、配向性調整膜3表面を十分に平滑化
するために必要な研削量を容易に得ることができ、しか
もバリの形成を防ぐことができることから、配向性調整
膜3表面を平滑化し、磁気記録媒体の平坦性を高め、グ
ライドハイト特性を向上させることができる。
【0033】また、密着膜2を設けることによって、配
向性調整膜3の剥離を防ぐことができるだけでなく、記
録再生時などにおいて媒体が局部的に高温となったとき
にこの部分の熱を直ちに媒体面方向に拡散させ、温度上
昇を低く抑え、磁気特性低下を防ぐことができる。
【0034】なお、上記構成の磁気記録媒体は、非金属
基板1と配向性調整膜3との間に密着膜2を設けたが、
本発明では、密着膜2を形成することなく、非金属基板
1上に配向性調整膜3を直接形成してもよい。密着膜2
を設けない場合には、配向性調整膜3の膜厚は100〜
200nmとするのが好ましい。配向性調整膜3の膜厚
は、上記範囲未満であるとテクスチャ加工時に非金属基
板1が露出してしまうおそれがあり、上記範囲を越える
と、配向性調整膜3が剥離しやすくなるとともに、表面
に凹凸が生じやすくなるため好ましくない。
【0035】
【実施例】(試験例1〜42)以下、試験例を挙げて本
発明を詳細に説明するが、本発明はその範囲を越えない
限り、以下の実施例に限定されるものでない。 (1)表面を洗浄したガラス基板1を、DCマグネトロ
ンスパッタ装置(アネルバ社製3010)内にセット
し、チャンバ内を真空到達度2×10-7Paとなるまで
排気した後、基板1上に表1および表2に示す密着膜2
(厚さ200nm)を形成し、次いで配向性調整膜3を
形成した。 (2)形成した配向性調整膜3表面に機械的に基板円周
方向にテクスチャリングを施し、次いで表面を洗浄し
た。テクスチャリング後の配向性調整膜3の表面粗さR
a、最大突起高さRp、およびテクスチャラインの線密
度を表2に示す。 (3)テクスチャリングを施した媒体基板7を上記スパ
ッタ装置内にセットし、チャンバ内を真空到達度2×1
-7Paとなるまで排気した後、媒体基板7をヒータに
て加熱し、Cr/Ti合金からなる非磁性下地膜4(厚
さ250Å)、Co合金からなる磁性膜5(厚さ250
Å)、カーボン保護膜6を順次形成し磁気記録媒体を得
た。媒体基板7の加熱温度を表1に併せて示す。
【0036】得られた磁気記録媒体について、保磁力
(Hc)、異方性(円周方向のHc/半径方向のHc)
を測定した。また再生部に巨大磁気抵抗(GMR)素子
を有する複合型薄膜磁気記録ヘッドを用い、記録条件を
線記録密度206.8kFCIとして、記録再生出力と
ノイズの比(S/N)、再生時のエラーレートを測定し
た。結果を表1に併せて示す。熱揺らぎ耐性について
は、室温における回転履歴損失の測定より求めた異方性
磁界Hkと飽和磁化Msから式Ku=Hk・Ms/2に
基づいて算出した異方性定数Kuと、磁性結晶粒の体積
(平均粒径と膜厚の積)vを用いてvKu/kTを算出
した。k、Tはそれぞれボルツマン定数、絶対温度であ
る。なおvKu/kTは、磁気エネルギー(vKu)と
熱エネルギー(kT)との比を示すものであり、この値
が大きいほど熱的に安定であると言うことができる。結
果を表1に併せて示す。テクスチャ加工した配向性調整
膜3の表面粗さRa、最大突起高さRpおよびテクスチ
ャラインの線密度を測定した結果を表2に示す。Ra、
Rp、線密度は、AFM(Digital Instruments製)を
用いて測定した。
【0037】(試験例43〜52)試験例1〜42で用
いた方法に準じて磁気記録媒体を作製し、配向性調整膜
3のテクスチャ加工前後の表面粗さRaを測定し、これ
に基づいて配向性調整膜3のテクスチャ加工性を評価し
た。結果を表3に示す。
【0038】また、上記試験例の磁気記録媒体の磁性膜
内の磁性粒の平均粒径を測定した結果を表4に示す。磁
性粒径は、次のようにして測定した。すなわち、磁気記
録媒体から切り出し、切断面を研磨加工し厚さ50μm
以下とした試験片を用意し、透過型電子顕微鏡を用いて
得られた試験片の画像から無作為に選択された3000
個の磁性粒の平均粒径を算出した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】表1より、試験例1、2と試験例36との
比較から、NiP膜を設けたものに比べ、NiPにMn
(10at%)を添加したNiP10Mnからなる配向
性調整膜3を設けた場合には、保磁力、S/N、エラー
レート、熱揺らぎ耐性等の特性が向上したことがわか
る。また媒体基板7の加熱温度が高い場合でも優れた磁
気特性を得ることができたことがわかる。試験例1と試
験例42との比較より、融点が600℃未満であるSn
をXとして用いた場合には、配向性調整膜3の磁化温度
が低下することがわかる。試験例3と試験例32との比
較より、配向性調整膜3中のXの含有量を5at%以上
とすることによって、配向性調整膜3の磁化温度を高く
することができることがわかる。試験例4と試験例3
3、34との比較より、配向性調整膜3中のPの含有量
が40at%を越える場合、またはPとXの含有量の合
計が50at%を越える場合には、磁気異方性が低下す
ることがわかる。
【0044】表2より、試験例1、6と試験例36との
比較から、NiP膜を使用したものに比べ、NiP10
Mnからなる配向性調整膜3を使用した場合には、膜3
表面のRa、Rpを小さくすることができることがわか
る。このことからNiPXからなる配向性調整膜3によ
って、配向性調整膜3のテクスチャ加工性を向上させバ
リの発生を防ぐことができることがわかる。試験例33
より、配向性調整膜3中のPの含有量が40at%を越
えると、Ra、Rpがともに試験例1より非常に小さく
なりテクスチャ加工性が低くなったことがわかる。試験
例40、41より、Xとして融点が2000℃を越える
Ta(2996)、Tc(2140)を用いると、テクスチャ加工性
が悪くなることがわかる。
【0045】表3より、配向性調整膜3の膜厚を20〜
300nmとすることによって、テクスチャ加工性を高
めることができることがわかる。また非磁性密着膜2を
設けることによって配向性調整膜3の剥離を防ぐことが
できることがわかる。
【0046】表4より、NiP膜を使用したものに比
べ、NiPXからなる配向性調整膜3を使用した場合に
は、磁性粒を微細化することができることがわかる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気記録
媒体は、非金属基板と非磁性下地膜との間に、表面テク
スチャにより直上の膜の結晶配向性を調整する配向性調
整膜が形成され、この配向性調整膜が、NiPXからな
り、Xの融点が600〜2000℃であるので、配向性
調整膜のテクスチャ加工性を向上させることができる。
このため、配向性調整膜表面を十分に平滑化するために
必要な研削量を容易に得ることができ、しかもバリの形
成を防ぐことができる。よって、テクスチャ加工の際
に、配向性調整膜の表面に十分な密度、深さ、幅、均一
性を有するテクスチャラインを形成することができる。
従って、非磁性下地膜を介して配向性調整膜上に形成さ
れる磁性膜の結晶配向性を向上させ、その磁気異方性を
高め、磁気記録媒体のS/N、エラーレート、熱揺らぎ
耐性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁気記録媒体の一実施形態を示す一
部断面図である。
【符号の説明】
1・・・非金属基板、2・・・密着膜、3・・・配向性調整膜、
4・・・非磁性下地膜、5・・・磁性膜、6・・・保護膜
フロントページの続き (72)発明者 酒井 浩志 千葉県市原市八幡海岸通5番の1 昭和電 工株式会社HD研究開発センター内 Fターム(参考) 4K029 AA04 AA09 BA25 BC06 BD11 CA05 DC04 DC09 5D006 BB01 CA01 CA05 CA06 CB04 DA03 EA03 FA09 5D112 AA02 AA03 AA11 AA24 BA03 BD03 BD04 BD06 FA04 FB06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非金属基板と、その上に形成された非磁
    性下地膜、磁性膜、および保護膜を基本構成とする磁気
    記録媒体において、 非金属基板と非磁性下地膜との間に、表面テクスチャに
    より直上の膜の結晶配向性を調整する配向性調整膜が形
    成され、この配向性調整膜は、NiPXからなるもので
    あり、Xの融点が600〜2000℃であることを特徴
    とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 Xは、IIA、IIIA、VIIA、VIII、IB、III
    B、IVB、VB族元素(Ac系元素は除く)のうち1種以上
    であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 配向性調整膜は、PとXの含有量の合計
    が20〜50at%である材料からなることを特徴とす
    る請求項1または2記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 配向性調整膜は、Pの含有量が15〜4
    0at%である材料からなることを特徴とする請求項1
    〜3のうちいずれか1項記載の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 配向性調整膜は、Xの含有量が2〜25
    at%である材料からなることを特徴とする請求項1〜
    4のうちいずれか1項記載の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 非金属基板と配向性調整膜との間に、配
    向性調整膜を基板側から剥離しにくくする非磁性密着膜
    が形成され、この非磁性密着膜が、Cr、Mo、Nb、
    V、Re、Zr、W、Tiのうち1種以上からなること
    を特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載の磁
    気記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちいずれか1項記載の
    磁気記録媒体の配向性調整膜を形成するために用いられ
    るスパッタリングターゲットであって、NiPXからな
    り、Xの融点が600〜2000℃であり、かつXがII
    A、IIIA、VIIA、VIII、IB、IIIB、IVB、VB族元素(Ac
    系元素は除く)のうち1種以上であり、PとXの含有量
    の合計が20〜50at%であり、残部が実質的にNi
    からなる焼結体であることを特徴とするスパッタリング
    ターゲット。
  8. 【請求項8】 Pの含有量が15〜40at%であるこ
    とを特徴とする請求項7記載のスパッタリングターゲッ
    ト。
  9. 【請求項9】 Xの含有量が2〜25at%であること
    を特徴とする請求項7または8記載のスパッタリングタ
    ーゲット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7470476B2 (en) 2002-10-23 2008-12-30 Hoya Corporation Glass substrate for magnetic recording medium and method for manufacturing the same
JP2021080530A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 浅井産業株式会社 多層皮膜、その製造方法、及び多層皮膜が被覆された機械部材

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US7470476B2 (en) 2002-10-23 2008-12-30 Hoya Corporation Glass substrate for magnetic recording medium and method for manufacturing the same
JP2021080530A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 浅井産業株式会社 多層皮膜、その製造方法、及び多層皮膜が被覆された機械部材

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