JP2001101510A - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JP2001101510A JP2001101510A JP27572699A JP27572699A JP2001101510A JP 2001101510 A JP2001101510 A JP 2001101510A JP 27572699 A JP27572699 A JP 27572699A JP 27572699 A JP27572699 A JP 27572699A JP 2001101510 A JP2001101510 A JP 2001101510A
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Abstract
出を常時確実に行う。 【解決手段】 本発明では、最下方に積層収容されたキ
ャラクタカードCの下面に当接する位置においてこれら
キャラクタカードCの積層方向に交差するようにスライ
ド可能に配設し、前記最下方に積層収容されたキャラク
タカードCの後端縁に当接する当接部145を有すると
ともに、該当接部145よりも先端側に位置する部分に
低面部146を有したスライド部材141を具備して自
動販売機1の搬出機構部100を構成するようにしてい
る。
Description
商品を販売する自動販売機に関し、特に、機内に積層収
容した薄板状商品を順次機外に向けて搬出するための搬
出機構部の改良に関する。
売機としては、機内にマガジン部、検銭部および搬出機
構部を備えて構成したものが一般的である。マガジン部
は、機内において薄板状商品を積層した状態で収容する
ためのものである。検銭部は、投入された硬貨が適正な
ものであるか否かを判断し、適正硬貨を内部に取り込む
一方、不適正硬貨を返却する部分である。搬出機構部
は、検銭部による判断結果が適正硬貨であった場合に駆
動可能状態となって上記マガジン部に収容した薄板状商
品を下層のものから順次機外に向けて搬出するものであ
る。
されると上記搬出機構部が駆動可能状態となる。その
後、例えば購入者がダイヤルを回転させたり、レバーを
操作することにより、あるいは適宜なアクチュエータが
作動することにより、搬出機構部が駆動し、薄板状商品
がマガジン部から機外へと搬出されるようになる。
にあっては、通常、上述した搬出機構部としてゴムロー
ラを用いたものが適用されている。すなわち、この種の
自動販売機では、機内においてマガジン部に積層収容さ
せた薄板状商品の最下面にゴムローラを配設してあり、
適正硬貨が投入された後、このゴムローラの回転によっ
て薄板状商品が機外へと搬出されることになる。
動販売機は、ゴムローラと薄板状商品との摩擦力を利用
して、薄板状商品を搬出させるようにしたものである。
従って、この摩擦力の設定が商品搬出の良否を決定する
重要なポイントとなる。つまり、ゴムローラが堅過ぎる
場合には薄板状商品との間に十分な摩擦力を得ることが
できず、一方、ゴムローラが柔らかすぎる場合には変形
・変質し易くなり、いずれにおいても薄板状商品の搬出
が不確実になるため、これらの点を考慮してゴムローラ
の材質を選択する必要がある。
の間に作用する摩擦力は、温度や湿度によって容易に変
化するものであり、またほこり等の異物の付着により容
易に変動するものである。従って、常に最良の摩擦力を
得ることのできるゴムローラを選択することは極めて困
難である。しかも、薄板状商品の種類を変更した場合に
は、これに伴ってゴムローラを再選択しなければなら
ず、作業が著しく煩雑なものとなる。
を伴うことなく、薄板状商品の搬出を常時確実に行うこ
とのできる自動販売機を提供することを解決課題とす
る。
となるように収容した薄板状商品を搬出機構部の駆動に
より順次機外に向けて搬出するようにした自動販売機に
おいて、収容した薄板状商品の板面に交差する方向に沿
った端部において当該薄板状商品の板面に当接し、かつ
この薄板状商品の板面に沿ってスライド移動可能であ
り、前記薄板状商品の後端縁に当接する当接部を有する
とともに、前記薄板状商品の板面に対向する面において
前記当接部よりも先端側に位置する部分を先端に向けて
漸次退行するように形成したスライド部材を具備して前
記搬出機構部を構成するようにしている。
収容した薄板状商品を搬出機構部の駆動により順次機外
に向けて搬出するようにした自動販売機において、収容
した薄板状商品の板面に交差する方向に沿った端部にお
いて当該薄板状商品の板面に当接し、かつこの薄板状商
品の板面に沿ってスライド移動可能であり、前記薄板状
商品の後端縁に当接する当接部を有するとともに、前記
薄板状商品の板面に対向する面に低摩擦処理を施したス
ライド部材を具備して前記搬出機構部を構成するように
している。
づいて本発明を詳細に説明する。図20は、本発明に係
る自動販売機の一実施形態を示したものである。この自
動販売機が販売する薄板状商品は、図22に示すよう
に、帯紙Bで束ねた4枚一組のカード、具体的には、主
に児童を販売対象とするキャラクタカードCであって、
長辺が89mm程度、短辺が63mm程度の矩形状を成
し、4枚合計した板厚が約1.5mmとなる比較的硬質
の紙製のものである。なお、以下の説明では便宜上、4
枚一組に束ねたものを単にキャラクタカードCという。
に、上下方向に縦長の直方状を成す筐体10を備えてい
る。この筐体10は、比較的硬質の合成樹脂によって成
形したもので、前面に開口した収容部本体11と、この
収容部本体11の開口部一側縁に揺動可能に支承させ、
該収容部本体11の開口を開閉する蓋体12とを備えて
構成してある。これら収容部本体11および蓋体12に
は、互いの間に施錠装置13が設けてあり、両者を施錠
することが可能である。
孔15、商品取出用孔16、操作ダイヤル用孔17およ
び硬貨返却用孔18がそれぞれ設けてある。
縦長のスリットであり、蓋体12の高さ方向略中央部に
おいて正面向かって右側寄りとなる位置に設けてある。
状を成す開口であり、硬貨投入口14の下方域に設けて
ある。この表示用窓孔15は、図13に示すように、蓋
体12の裏面に設けた透明樹脂板15aによって閉塞し
てある。
の短辺よりも大きな幅を有し、かつ該キャラクタカード
Cの厚さよりも十分大きな高さを有した矩形状を成す開
口であり、表示用窓孔15よりも下方において蓋体12
の正面向かって左側寄りとなる位置に設けてある。
形を成す開口であり、商品取出用孔16よりも下方にお
いて蓋体12の正面向かって右側寄りとなる位置に設け
てある。
を成す開口であり、商品取出用孔16の下方域に設けて
ある。
述した硬貨投入口14から表示用窓孔15に亘る部位に
切替表示手段20を設けている。この切替表示手段20
は、購入者に対して自動販売機1が稼働中であるか否か
を切替表示するためのもので、ガイド板21と、ストッ
パ突当部22と、表示プレート23と、揺動アーム24
とを備えている。
(b)に示すように、硬貨投入口14よりも僅かに大き
なスリット21aを有する板状部材であり、このスリッ
ト21aを硬貨投入口14に合致させ、かつ蓋体12の
裏面との間に僅かに間隙を確保した状態で当該蓋体12
の裏面における硬貨投入口14に対応する部位に取り付
けてある。
に、蓋体12の裏面において表示用窓孔15よりもさら
に下方となる位置から筐体10の内方に向けて突設した
部分であり、蓋体12と一体成形してある。
に、金属製の薄板を適宜折り曲げ成形することにより、
表示部23a、邪魔板部23b、ガイド部23c、スト
ッパ部23dおよび連係部23eを一体に成形して構成
したものである。
かに幅が大きく、かつ該表示用窓孔15よりも十分大き
な高さを有した矩形状を成すもので、その表面に2種類
の表示を記載してある。これらの表示は、それぞれ蓋体
12の表示用窓孔15を通じて択一的に外部に現れるも
ので、本実施形態の場合、表示部23aの下端部におい
て白地に赤色で「うりきれ」と水平方向に沿って記載し
た第1表示と、この第1表示よりも上方に位置する部位
において白地に青色で「販売中」と水平に沿って記載し
た第2表示と、からなる。
央部から上方に向けて突出した狭幅の矩形状を成す部分
であり、上述した硬貨投入口14の1/2よりも僅かに
大きな高さを有している。
中央部から裏面側に向けて略直角に屈曲した部分であ
り、ガイド板21のスリット21aよりも僅かに狭い幅
を有して構成してある。
から裏面側に向けて略直角に屈曲した部分であり、当該
表示部23aとほぼ同一の幅を有して構成してある。
側から表面側に向けて略直角に屈曲し、後述する揺動ア
ーム24との接続部になる部分である。
を蓋体12とガイド板21との間に介在させ、かつガイ
ド部23cをガイド板21のスリット21aに挿通させ
た状態で、蓋体12に対して上下方向に移動可能に配設
してある。
示すように、蓋体12の裏面に設けたアームブラケット
25に支持させてあり、蓋体12の裏面に沿った水平軸
心回りに揺動することが可能である。この揺動アーム2
4は、蓋体12に向かう端部に、蓋体12の裏面に沿っ
て水平に延在する接続軸26を有しており、該接続軸2
6を介して上述した表示プレート23の接続部に接続し
てある。
は、通常状態にある場合、図13および図16に示すよ
うに、表示プレート23の自重によりストッパ部23d
がストッパ突当部22に当接し、該表示プレート23の
蓋体12に対する下動が阻止されている。この状態にお
いては、蓋体12の表示用窓孔15に第2表示が合致
し、透明樹脂板15aおよび表示用窓孔15を通じて
「販売中」を表示しているとともに、ガイド部23cの
上面が硬貨投入口14の下端縁に合致している。
ム24の蓋体12と反対側に向かう端部(以下、揺動ア
ーム24の自由端部という)を下動させると、図18に
示すように、重力に抗して表示プレート23が上動す
る。この結果、蓋体12の表示用窓孔15に第1表示が
合致し、透明樹脂板15aおよび表示用窓孔15を通じ
て「うりきれ」を表示しているとともに、邪魔板部23
bが硬貨投入口14をその下端部から1/2以上に亘る
部分を閉塞するようになる。
タンである。また、図20中の符号12aは販売する商
品の広告を表示するための広告表示部である。
すように、筐体10の収容部本体11に硬貨処理部30
を設けてある。
収容部本体11の下端部に設けた仕切板31と、この仕
切板31の下方域に設けたコインボックス32および硬
貨返却通路33とを備えている。
切るための板状部材であり、ほぼ水平となる状態で収容
部本体11に設けてある。この仕切板31には、正面向
かって右側となる位置に適正硬貨取入口31aを設けて
いるとともに、正面向かって左側となる位置に不適正硬
貨取入口31bを設けてある。
ておくための箱体である。このコインボックス32は、
上面に開口する直方状を成すもので、仕切板31におけ
る適正硬貨取入口31aの下方域に着脱可能に配設して
ある。
不適正硬貨取入口31bから手前側に向けて漸次下方に
傾斜するように延在し、硬貨返却皿34に終端する硬貨
搬送通路である。この硬貨返却通路33の終端を構成す
る硬貨返却皿34は、上述した蓋体12の硬貨返却用孔
18を通じて外部に突出する部分である。
すように、収容部本体11における硬貨処理部30の上
方部に搬出機構部100、硬貨取扱部40およびマガジ
ン部50を収容してある。これら搬出機構部100、硬
貨取扱部40およびマガジン部50は、共通のユニット
枠体200に設けてあり、ユニットとして一体に取り扱
うことが可能である。
いてマガジン部50に収容させたキャラクタカードCを
外部に搬出するための機構部であり、図5に示すよう
に、ユニット枠体200の下端部に操作軸101および
主軸102を備えている。
後方向に沿って延在し、かつ水平軸心回りに回転可能に
配設してある。この操作軸101には、図3に示すよう
に、奥側端部にドライブネジ歯車103を設けていると
ともに、手前側端部に操作ダイヤル104を設けてあ
る。操作ダイヤル104は、上述した蓋体12の操作ダ
イヤル用孔17を通じて外部に突出する部分であり、機
外からの操作によって操作軸101を自己の軸心回りに
回転させることが可能である。
方向に沿って延在し、かつ水平軸心回りに回転可能に配
設してある。この主軸102には、中間部にドリブンネ
ジ歯車105を取り付けてある。ドリブンネジ歯車10
5は、上述した操作軸101のドライブネジ歯車103
に歯合しており、操作ダイヤル104の操作による操作
軸101の回転を主軸102に伝達することが可能であ
る。
る端部においてユニット枠体200との間に停止位置規
定手段110および回転規制手段120を設けていると
ともに、正面左側となる端部に回転ストッパ部材106
およびドライブネジ歯車107を設けてある。
うに、カムプレート111、カムフォロアアーム112
およびカムスプリング113を備えて構成してある。カ
ムプレート111は、外形が繭形を成す板状部材であ
り、主軸102の右側端部に固着してある。カムフォロ
アアーム112は、先端部にカムローラ114を備えて
おり、このカムローラ114が上記カムプレート111
の外周面に離接するように、基端部を介してユニット枠
体200に揺動可能に配設してある。カムスプリング1
13は、カムプレート111の外周面に対してカムロー
ラ114を常時圧接させるように、カムフォロアアーム
112とユニット枠体200との間に介在させた押圧手
段である。
ラ114がカムプレート111の凹所111aに圧接し
た場合に安定状態となるものであり、カムローラ114
がカムプレート111の凹所111a以外に圧接した場
合にはカムスプリング113の押圧力により主軸102
を適宜方向に回転させ、上述した安定状態に復帰するよ
うに機能する。つまり、上記停止位置規定手段110
は、カムローラ114が常にカムプレート111の凹所
111aに圧接するように主軸102の回転停止位置を
規定するものである。
に、ラチェット盤121、ラチェット片122およびラ
チェットバネ123を備えて構成してある。ラチェット
盤121は、主軸102において上述した仕切板31に
おける適正硬貨取入口31aの上方に位置する部位に一
対の円板状プレートを固着することによって構成したも
のである。ラチェット盤121には、円板状プレートの
相互間に、それぞれ所定枚数の硬貨を貯留することので
きる硬貨貯留部124を一対設けてある。各硬貨貯留部
124は、ラチェット盤121の外周面において互いに
180°ずれた位置にそれぞれ硬貨受入口124aを有
しており、各硬貨受入口124aを通じて内部に硬貨を
出し入れすることが可能である。また、ラチェット盤1
21の外周面には、各硬貨受入口124aの一側にスト
ッパ用突起125を設けてあるとともに、一方の硬貨受
入口124aから他方の硬貨受入口124aに至る部分
に多数の反転防止用突起126を設けてある。ラチェッ
ト片122は、先端が略直角に屈曲したアーム部材であ
り、この屈曲した先端部分がラチェット盤121の外周
面に離接するように、基端部を介してユニット枠体20
0に揺動可能に配設してある。ラチェットバネ123
は、ラチェット盤121の外周面に対してラチェット片
122の先端部を常時圧接させるように、該ラチェット
片122とユニット枠体200との間に介在させた押圧
手段である。なお、ラチェット盤121の硬貨受入口1
24aは、上述した停止位置規定手段110が安定状態
にある場合、一方が鉛直上方に位置するように構成して
ある。
に示すように、通常状態にある場合、硬貨受入口124
aが鉛直上方に位置した状態から主軸102を一方方向
(図中の矢印X)に向けて回転させようとすると、ラチ
ェット片122とストッパ用突起125とが互いに当接
することによってこれが阻止されるとともに、主軸10
2を他方方向(図中の矢印Y)に向けて回転させようと
すると、ラチェット片122と反転防止用突起126と
が互いに当接することによってこれが阻止されることに
なる。
て硬貨貯留部124に所定枚数の硬貨が受け入れられる
と、図8(a)〜図8(c)に示すように、最後に受け
入れた硬貨の外周面がストッパ用突起125よりも外方
に突出するようになる。この結果、この状態から主軸1
02を矢印方向に向けて回転させようとすると、ラチェ
ット片122がこの硬貨の外周面に倣って移動すること
になるため、当該主軸102を同方向へ、ラチェット片
122が次のストッパ用突起125に当接するまで回転
させることが可能になる。つまり、上記回転規制手段1
20は、ラチェット盤121に所定枚数の硬貨が受け入
れられた場合にのみ主軸102を180°だけ回転許容
状態にするものである。なお、上述した硬貨貯留部12
4に貯留できる硬貨の枚数は、設定ネジの螺合位置に応
じて適宜変更することが可能であり、本実施形態の場
合、唯一の硬貨を受け入れるように設定してある。
3に示すように、主軸102の外周域に、その軸心方向
に沿った一対のストッパ面106aを構成するためのも
ので、当該主軸102の左端部に固着してある。
うに、操作軸101と回転ストッパ部材106との間に
位置する部位に固着した歯車である。このドライブネジ
歯車107には、その奥側部においてギアボックス13
0に歯合している。
出力軸131を備えたもので、上記ドライブネジ歯車1
07の回転を適宜増速するとともに、回転方向を適宜変
換した後に、当該出力軸131から出力するものであ
る。具体的には、操作軸101を180°回転させた場
合に出力軸131がその軸心回りに360°回転するよ
うに構成してある。
は、送出アーム132を取り付けてある。送出アーム1
32は、出力軸131から径外方向に延在するもので、
その先端上部に送出ローラ133を上下方向に沿った軸
心回りに回転可能に支承している。なお、この送出アー
ム132は、上述した停止位置規定手段110が安定状
態にある場合、図4中の実線で示すように、送出ローラ
133を支承した先端部がギアボックス130の出力軸
131よりも前方側に位置した状態で停止するように構
成してある。
び図3に示すように、ユニット枠体200における上述
したギアボックス130の上方域に一対のガイドシャフ
ト140を備えている。これらガイドシャフト140
は、横断面が円形状を成し、ユニット枠体200の前後
方向に沿って互いに平行、かつ略水平方向に沿って延在
したもので、互いの間にスライド部材141を移動可能
に支承している。すなわち、このスライド部材141
は、その両側にそれぞれ2対のガイドローラ142を具
備したブロック状部材であり、各対を成すガイドローラ
142の間にガイドシャフト140を介在させることに
より、当該ガイドシャフト140の延在方向に沿ってス
ライド移動することが可能である。
係合スロット143を設けてある。係合スロット143
は、図4に示すように、スライド部材141の下面にお
いてその前後方向のほぼ中央となる位置に左右方向に沿
って形成したもので、その内部に上述した送出アーム1
32の送出ローラ133が挿入してある。
ように、その幅がキャラクタカードCよりも僅かに小さ
く、かつその長さがキャラクタカードCよりも僅かに大
きく構成してある。このスライド部材141の上面に
は、その前端部に連絡部144を構成しているととも
に、その前後方向のほぼ中央となる位置に当接部145
を設けてある。連絡部144は、後述する商品搬出通路
150との間を連絡するためのもので、後端部よりも幅
が狭く、かつその中央部に切欠144aを有している。
当接部145は、スライド部材141の前端部に、前端
に向けて漸次下方に低くなる低面部146を形成するこ
とによって構成した段部であり、キャラクタカードCの
板厚よりも僅かに小さな高さを有している。
数の溝147を形成してある。これらの溝147は、図
9および図10に示すように、それぞれスライド部材1
41のスライド方向に沿って形成したもので、スライド
部材141の上面全域に亘って設けてある。なお、図9
中の符号148は、スライド部材141の上面において
当接部145と低面部146との間に設けたゴミ逃げ用
溝である。
示すように、ユニット枠体200におけるスライド部材
141の前方域に商品搬出通路150を備えている。商
品搬出通路150は、スライド部材141の上面延長上
に位置し、ユニット枠体200の前端部に設けた商品取
出口151で終端する通路である。この商品搬出通路1
50の終端を構成する商品取出口151は、上述した蓋
体12の商品取出用孔16を通じて外部に露出する部分
である。
ように、その上面に多数の溝152を設けてあるととも
に、その幅方向の中央部にレバー用スロット153が設
けてある。多数の溝152は、上述したスライド部材1
41のものと同様に、スライド部材141のスライド方
向に沿って形成したもので、商品取出用通路の上面全域
に亘って設けてある。レバー用スロット153は、商品
搬出通路150の延在方向に沿って形成した溝状の開口
である。
は、図1に示すように、ストッパレバー160およびカ
ード検知レバー161を設けてある。
00に支承させたレバー部材であり、その先端部を、主
軸102に設けた回転ストッパ部材106の回転移動域
に出没させる状態で左右方向に沿った水平軸回りに揺動
することが可能である。このストッパレバー160に
は、ユニット枠体200との間に復帰バネ162を介在
してある。復帰バネ162は、ストッパレバー160の
先端部が常時回転ストッパ部材106の回転移動域外に
位置するように当該ストッパレバー160に作用するも
のである。
ボス部161aと、このボス部161aの周面中央部か
ら径外方向に向けて延在するカード検知部161bと、
カード検知部161bの先端部から一旦略直角方向に延
在した後、ボス部161a側に向けて僅かに屈曲して延
在した作動部161cとを有して構成したもので、ボス
部161aを介して商品搬出通路150の基端部下方に
左右方向に沿った水平軸心回りに揺動可能に配設してあ
る。図からも明らかなように、カード検知レバー161
の作動部161cは、カード検知部161bに対して十
分な長さを有するもので、その先端部がストッパレバー
160の揺動域に位置しており、当該ストッパレバー1
60に当接している。このカード検知レバー161は、
上述した復帰バネ162によってストッパレバー160
が回転ストッパ部材106の回転移動域外に位置してい
る場合、該復帰バネ162の押圧力によって上方側に揺
動し、カード検知部161bがレバー用スロット153
を介して商品搬出通路150に突出するようになる。
カウンタである。このメカニカルカウンタ170は、停
止位置規定手段110においてカムフォロアアーム11
2との間に作動ロッド171を介在させることにより、
該カムフォロアアーム112の揺動によって作動するも
のである。また、図1中の符号180は、商品取出口1
51の開口を開閉可能に閉塞する閉塞カバーである。さ
らに、図1中の符号190は、スライド部材141にお
ける連絡部144の切欠144aに対応する部位に設け
た反り防止部材である。
トを構成する硬貨取扱部40は、蓋体12の硬貨投入口
14から投入された硬貨を筐体10の内部において適宜
取り扱う部分であり、図20(b)に示すように、ユニ
ット枠体200の正面向かって右側となる部分に設けて
ある。
に、硬貨導入通路41、検銭部42、適正硬貨搬送通路
43および不適正硬貨搬送通路44を備えて構成してあ
る。
口14に対応する位置に硬貨導入口41aを有した通路
であり、硬貨投入口14から投入された硬貨をこの硬貨
導入口41aを介して受け入れた後、当該硬貨をその自
重により後述する検銭部42に搬送するものである。
硬貨が搬送された場合に、その外形や材質に基づいて適
正であるか否かを判定する部分であり、本実施形態で
は、100円硬貨が投入された場合にこれを適正硬貨と
判定するものを適用している。この検銭部42は、硬貨
が適正であると判定した場合にこれを適正硬貨排出口4
2aから排出する一方、硬貨が不適正であると判定した
場合にこれを不適正硬貨排出口42bから排出するよう
に機能する。なお、検銭部42を通過できない大径の不
適正硬貨に対しては、硬貨返却用ボタン19の操作によ
り検銭部42を開成し、不適正硬貨排出口42bに導く
ように構成してある。
正硬貨排出口42aから排出された硬貨、つまり適正で
あると判定された硬貨を、上述したラチェット盤121
において鉛直上方に位置する硬貨受入口124aまで案
内する通路である。
不適正硬貨排出口42bから排出された硬貨、つまり不
適正であると判定された硬貨を、上述した仕切板31の
不適正硬貨取入口31bまで案内する通路である。
硬貨取扱部40とともにユニットを構成するマガジン部
50は、筐体10の内部においてキャラクタカードCを
収容しておくための部分であり、図20(b)に示すよ
うに、ユニット枠体200の正面向かって左側となる部
分に設けてある。
に、スライド部材141の上方域にマガジン51を備え
ている。マガジン51は、横断面が矩形で、前面に開口
した筒状を成すもので、その内部に商品収容域52を構
成している。この商品収容域52は、スライド部材14
1の上面、商品搬出通路150の基端部および反り防止
部材190をカード載置面とするもので、多数のキャラ
クタカードCをそれぞれの長辺が前後に沿う姿勢で上下
方向に沿って積層収容することが可能である。
ラクタカードCの最上部に搭載するためのカード用錘5
3が用意されている。カード用錘53は、マガジン51
の内部に収容できる大きさに形成したものである。この
カード用錘53には、その前後両端部に立壁53aを設
けているとともに、その上面から上方および前方に突出
するようにツマミ53bが設けてある。
1の下端部にカード規制板54を備えているとともに、
該マガジン51において正面向かって右側となる側縁部
にストロークガイド55、ストローク部材60および係
合部材56を備えている。
品搬出通路150との間に位置した板状部材であり、そ
の最下端部と商品搬出通路150の上面との間に、キャ
ラクタカードC一枚分以上、二枚分未満の板厚に相当す
る間隙を確保した状態で上記マガジン51に取り付けて
ある。図11からも明らかなように、このカード規制板
54の下端縁は、キャラクタカードCの短辺においてそ
の中央部および両端部に対応する部位にそれぞれ逃げ部
54a,54bを設けてある。これら逃げ部54a,5
4bは、商品搬出通路150の上面との間隙が、ほぼキ
ャラクタカードC二枚分の板厚に相当する距離となるよ
うに切り欠いて構成した部分である。
うに、横断面がL字状を成す長尺部材であり、その一方
の壁に長手方向に沿った上下一対のガイド溝55aを有
しており、これらガイド溝55aがマガジン51の前方
域において鉛直方向に沿って延在する状態で当該マガジ
ン51に取り付けてある。図からも明らかなように、各
ガイド溝55aは、それぞれがキャラクタカードCの板
厚よりも十分大きな長さを有して形成してある。
61と可動ストローク体62と押圧バネ63と係合体6
4を備えて構成したものである。
壁61aを有し、これら対向壁61a間に鉛直方向に沿
った支持軸65を備えたものである。このストローク部
本体61は、ストロークガイド55のガイド溝55aを
介してストロークガイドネジ66を螺合させることによ
り、マガジン51に対して上下方向にストローク移動す
ることが可能である。図16および図18からも明らか
なように、ストローク部本体61は、蓋体12を閉塞し
た状態において上方に移動させた場合、上述した切替表
示手段20の揺動アーム24から離隔した上方域に配置
される一方、下方に移動させた場合には当該揺動アーム
24の自由端部に当接し、該揺動アーム24を下動させ
るように作用する。
うに、基部62aと基部62aの先端から略直角に屈曲
した突出部62bとを有して構成したものである。基部
62aは、ストローク部本体61とほぼ同一の長さを有
しているものの、突出部62bは、基部62aの下端よ
りもさらに下方に向けて延在している。この可動ストロ
ーク体62は、基部62aの基端を介してストローク部
本体61の支持軸65に揺動可能に支承してあり、この
支持軸65の軸心回りに揺動することによりマガジン5
1の前面開口を通じて突出部62bを、商品収容域52
の外周域前方から進退移動させることが可能である。
突出部62bが常時マガジン51の前面開口から商品収
容域52に突出するように、ストローク部本体61に対
して可動ストローク体62を押圧する押圧手段である。
部62aから突出部62bとは反対の方向に突出したも
ので、その先端上縁部に係合舌片部64aを有してい
る。係合舌片部64aは、支持軸65側に向けて略直角
方向に突出した部分であり、水平方向に沿って延在して
いる。この係合体64は、その下縁部に切欠64bを有
しており、該切欠64bを介して可動ストローク体62
をユニット枠体200に係合させることが可能である。
上端部から前方に向けて突出したもので、その先端上縁
部に係合部56aを有している。係合部56aは、正面
向かって左側に向けて略直角方向に突出した部分であ
り、水平方向に沿って延在している。
に、上述したストローク部材60が上方に位置している
状態において、可動ストローク体62の突出部62bが
マガジン51の商品収容域52から退行している場合、
係合部56aの上面に係合体64の係合舌片部64aが
当接するようになり、ストローク部材60の下方への移
動を阻止するように機能する。
62の突出部62bがマガジン51の商品収容域52に
進出移動した場合には、図17に示すように、係合体6
4の係合舌片部64aとの当接状態が解除され、ストロ
ーク部材60の自重による下方への移動を許容するよう
に機能する。
マガジン51の商品収容域52にキャラクタカードCを
積層収容させた後、蓋体12を閉塞し、さらに蓋体12
と収容部本体11とを施錠した状態が販売待機状態とな
る。
可動ストローク体62を回転させ、図19に示すよう
に、係合体64に設けた切欠64bをユニット枠体20
0の適宜箇所に係合させれば、当該可動ストローク体6
2の突出部62bが押圧バネ63の押圧力に抗してマガ
ジン51の商品収容域52から退避した状態に保持され
るため、キャラクタカードCの積層収容作業を容易に行
うことが可能である。
停止位置規定手段110の作用によって搬出機構部10
0の停止位置が規定され、送出アーム132がその先端
部をギアボックス130の出力軸131よりも前方側に
位置した状態で停止しているため、図1(a)に示すよ
うに、スライド部材141がその最前端位置で停止した
状態にある。従って、マガジン51の商品収容域52
は、そのカード載置面が、スライド部材141の上面、
商品搬出通路150の基端部および反り防止部材190
によって構成され、積層収容された最下方のキャラクタ
カードCに対して接触面積を大きくとることができるこ
とになり、当該キャラクタカードCが変形するような事
態を可及的に防止することができる。因に、上述した状
態においては、スライド部材141の上面に設けた当接
部145がキャラクタカードCのほぼ中央に当接するこ
とになる。しかしながら、この当接部145は、キャラ
クタカードCの板厚よりも僅かに小さな高さを有して構
成したものであるため、キャラクタカードCを変形させ
るには至らない。
2に設けた回転ストッパ部材106の回転移動域外に位
置しているとともに、カード検知レバー161が上方に
揺動してカード検知部161bを商品搬出通路150に
突出させた位置に配置された状態にある。
のキャラクタカードCを積層収容した後においては、そ
の最上部にカード用錘53を搭載し、さらに可動ストロ
ーク体62とユニット枠体200との係合状態を解除さ
せ、図15に示す状態にセットすればよい。
2の突出部62bが押圧バネ63の押圧力によりマガジ
ン51の商品収容域52に進出移動するように押圧され
る。しかしながら、当該可動ストローク体62の突出部
62bは、カード用錘53の前方側立壁53aや積層収
容したキャラクタカードCの短辺に当接し、商品収容域
52へ進出移動することができない。
係合体64の係合舌片部64aが係合部56aの上面に
当接するようになり、ストローク部材60の下方への移
動が阻止されることになる。従って、上述した状態から
蓋体12を閉塞した場合には、ストローク部材60が切
替表示手段20の揺動アーム24から離隔した位置に配
置されことになり、図16に示すように、蓋体12の表
示用窓孔15に第2表示が合致し、透明樹脂板15aお
よび表示用窓孔15を通じて「販売中」を表示するとと
もに、ガイド部23cの上面が硬貨投入口14の下端縁
に合致して当該硬貨導入口41aが硬貨投入許容状態と
なる。
した回転規制手段120の作用により主軸102の回転
が阻止されているため、そのまま操作ダイヤル104を
操作しても、搬出機構部100が動作することはない。
4を通じて硬貨が投入されると、当該硬貨が硬貨導入通
路41を通じて検銭部42に搬送され、この検銭部42
において適正硬貨であるか否か、つまり100円硬貨で
あるか否かが判定される。投入された硬貨が100円で
ない場合には、この硬貨が検銭部42の不適正硬貨排出
口42bから排出され、さらに不適正硬貨搬送通路44
を通じて不適正硬貨取入口31bまで案内された後、最
終的に硬貨返却通路33を通じて硬貨返却皿34に返却
されることになる。
る場合には、検銭部42の適正硬貨排出口42aから排
出され、さらに適正硬貨搬送通路43を通じてラチェッ
ト盤121の硬貨受入口124aに案内され、その硬貨
貯留部124に受け入れられることになる。
段120による主軸102の回転阻止状態が解除される
ことになり、機外に突出した操作ダイヤル104の操作
により、操作軸101、ドライブネジ歯車103および
ドリブンネジ歯車105を介して主軸102を一方方向
へ回転させることができるようになる。この場合、ラチ
ェット盤121が180°回転すると、再び回転規制手
段120によって主軸102の回転が阻止されることに
なる。この結果、適正硬貨を1個投入することにより、
操作ダイヤル104が180°だけ回転可能状態とな
り、これに伴って主軸102を一方方向へ回転させるこ
とが可能となる。
した時点で硬貨貯留部124に受け入れられていた10
0円硬貨は、重力の作用により硬貨受入口124aを通
じて落下し、仕切板31に設けた適正硬貨取入口31a
を通じてコインボックス32に集積されることになる。
また、この間のカムフォロアアーム112の揺動により
作動ロッド171を介してメカニカルカウンタ170が
作動し、当該メカニカルカウンタ170の表示が+1さ
れる。
02が回転すると、この主軸102の回転がドライブネ
ジ歯車107およびギアボックス130に順次伝達さ
れ、その出力軸131に設けた送出アーム132が上下
方向に沿った軸心回りに1回転することになる。
ラ133およびスライド部材141に設けた係合スロッ
ト143の協働により、当該スライド部材141のスラ
イド移動に変換されることになる。この場合、上述した
ように、送出アーム132は、販売待機状態において送
出ローラ133を支承した先端部が、ギアボックス13
0の出力軸131よりも前方側に位置した状態で停止し
ている。従って、スライド部材141は、図2に示すよ
うに、一旦後方へ向けてスライドし、その後、前方へ向
けてスライドするようになる。
際、その上面に設けた当接部145は、キャラクタカー
ドCの後端縁を通過する。従って、その後のスライド部
材141の前方へのスライドの際に、当接部145が最
下方に積層収容されたキャラクタカードCの後端縁に当
接することになり、当該キャラクタカードCがスライド
部材141とともに前方へ移動することになる。すなわ
ち、図1(b)に示すように、キャラクタカードCがマ
ガジン51の商品収容域52から商品搬出通路150へ
搬出され、その前端部分が商品取出口151から突出し
た取出位置で停止することになる。この結果、購入者
は、商品取出口151から突出した部分を把持してキャ
ラクタカードCを引き抜くことが可能になり、その取り
扱い性が向上する。
イド部材141のスライドの際にその当接部145にキ
ャラクタカードCの後端縁を当接させてこれを押し出し
搬出するようにしているため、つまり摩擦力によらずに
キャラクタカードCを搬出させるようにしているため、
スライド部材141の材質を選択したり、商品変更に伴
って材質を再選択するといった、摩擦力を設定するため
の煩雑な作業が不要となり、当該キャラクタカードCの
搬出を容易に、かつ確実に行うことが可能になる。
面に低面部146を形成してある。この低面部146
は、上述したように先端に向けて漸次下方に低くなるも
のであるから、図2(a)に示すように、温度や湿度の
影響により、仮にキャラクタカードCが長辺方向におい
て上方に向けて凸となるように反っている場合はもちろ
ん、たとえ図2(b)に示すように、下方に向けて凸と
なるように反っていた場合であっても、確実に最下方に
積層収容された1枚のみを搬出することができる。つま
り、この自動販売機1においては、図2(b)に示すよ
うに、キャラクタカードCの凸部分が低面部146に位
置するため、スライド部材141の上面に対して当該キ
ャラクタカードCの後端縁が相対的に近接することにな
り、この後端縁と当接部145とが確実に当接し、その
搬出も確実なものとなる。
けたカード規制板54は、その下端縁の中央部および両
端部にそれぞれ逃げ部54a,54bを設けてある。従
って、キャラクタカードCにおいてその短辺方向に反り
が発生していた場合であっても、確実に最下方に積層収
容された1枚のみを搬出することができる。つまり、図
11(a)に示すように、キャラクタカードCが下方に
向けて凸となるように反っていた場合には、カード規制
板54の両端部に設けた逃げ部54bによって当該キャ
ラクタカードCとの干渉が回避され、一方、図11
(b)に示すように、キャラクタカードCが上方に向け
て凸となるように反っていた場合には、カード規制板5
4の中央部に設けた逃げ部54aによって当該キャラク
タカードCとの干渉が回避され、さらに図11(c)に
示すように、キャラクタカードCがねじれるように反っ
ていた場合には、これらの逃げ部54a,54bによっ
て当該キャラクタカードCとの干渉が回避されることに
なり、いずれの状態にあってもキャラクタカードCの確
実な搬出が可能になる。
および商品搬出通路150には、それぞれの上面に多数
の溝147,152を設けてある。従って、スライド部
材141のスライドの際、特にスライド部材141が後
方へ向けてスライドする際に、これら多数の溝147,
152の作用により、キャラクタカードCとの摩擦力が
低減されることになり、搬出機構部100の各部に過負
荷が加わるような虞れがない。このため、過負荷に起因
した当該搬出機構部100の不具合発生を未然に防止す
ることができるようになる。なお、スライド部材141
の上面にはキャラクタカードCとの摺接によってゴミが
付着堆積するようになる。しかしながら、上述したよう
にスライド部材141の上面にゴミ逃げ用溝148を設
けているため、当該ゴミがこのゴミ逃げ用溝148に落
ち込むようになり、ゴミの影響によってキャラクタカー
ドCの後端縁と当接部145との当接状態が損なわれる
虞れもない。
通路150の取出位置に搬出された状態においては、図
1(b)に示すように、当該キャラクタカードCがカー
ド検知部161bを押圧することにより、カード検知レ
バー161が下方側に揺動し、その作動部161cを介
してストッパレバー160の先端部が、主軸102に設
けた回転ストッパ部材106の回転移動域に突出した状
態に保持される。この状態においては、100円硬貨を
投入した後に、操作ダイヤル104を介して主軸102
を回転させようとしても、回転ストッパ部材106がス
トッパレバー160の先端部に当接するため、当該主軸
102を回転することができず、キャラクタカードCの
搬出も行われない。
ードCを引き抜けば、図1(a)に示すように、復帰バ
ネ162の押圧力によりストッパレバー160が回転ス
トッパ部材106の回転移動域外に位置し、さらにこの
復帰バネ162の押圧力によってカード検知レバー16
1が上方側に揺動し、そのカード検知部161bを商品
搬出通路150に突出させた状態に復帰するようにな
る。従って、この状態では、100円硬貨が既に投入さ
れている場合、あるいは新たに100円硬貨が投入され
た場合、操作ダイヤル104を介して主軸102を回転
させ、再びキャラクタカードCを搬出することができる
ようになる。
ば、先に購入したキャラクタカードCを取出位置から取
り出さない限り、次の購入操作を行うことができないこ
とになり、キャラクタカードCが内部で詰まる、キャラ
クタカードCや搬出機構部100が損傷する、等々の不
具合が発生する虞れがない。
ラクタカードCの減少に伴ってカード用錘53がマガジ
ン51の商品収容域52において順次下動するようにな
る。しかしながら、ストローク部材60に関しては、可
動ストローク体62の突出部62bが、カード用錘53
の前方側立壁53aや積層収容したキャラクタカードC
の短辺に当接している限り、商品収容域52へ進出移動
することができないため、係合体64の係合舌片部64
aが係合部56aの上面に当接した状態に保持され、下
方への移動が継続的に阻止されている。従って、切替表
示手段20による表示も「販売中」のままとなり、硬貨
導入口41aも硬貨投入許容状態のままとなる。
いてキャラクタカードCがさらに減少し、該キャラクタ
カードCに搭載したカード用錘53の前方側立壁53a
が可動ストローク体62の突出部62bよりも下位とな
ると、図17に示すように、可動ストローク体62の突
出部62bが押圧バネ63の押圧力によりマガジン51
の商品収容域52に進出移動することになり、係合体6
4の係合舌片部64aと係合部56aの上面との当接状
態が解除され、ストローク部材60が一気に下動するよ
うになる。この結果、揺動アーム24の自由端部がスト
ローク部材60によって下動され、図18に示すよう
に、重力に抗して表示プレート23が瞬時に上動するよ
うになり、蓋体12の表示用窓孔15に第1表示が合致
し、透明樹脂板15aおよび表示用窓孔15を通じて
「うりきれ」を表示するとともに、邪魔板部23bが硬
貨投入口14をその下端部から1/2以上に亘る部分を
閉塞する。すなわち、板厚が約1.5mmというキャラ
クタカードCを販売する自動販売機1にあっても、切替
表示手段20による表示を瞬時に切り替えることができ
るようになり、購入者に対する表示も極めて明確なもの
となる。
マガジン51の商品収容域52に対してその外周域前方
から進出移動するものであるため、全てのキャラクタカ
ードCがなくなる以前においても切替表示手段20によ
る表示を切り替えることが可能である。つまり、カード
用錘53における前方側立壁53aの高さを適宜変更す
ることにより、あるいは可動ストローク体62における
突出部62bの長さを適宜変更することにより、ストロ
ーク部材60を作動させる位置を容易に変更することが
可能である。例えば、マガジン51の商品収容域52に
5〜6枚のキャラクタカードCを残した時点で切替表示
手段20による表示を「販売中」から「うりきれ」に切
り替えるようにカード用錘53の前方側立壁53aの高
さを設定すれば、切替表示手段20による表示の切り替
えが実施される直前において100円硬貨が3〜4枚連
続投入された場合であっても、すべての硬貨に対してキ
ャラクタカードCを搬出することができるようになり、
購入者に対して不利益を与える虞れがない。
れ」になった場合には、蓋体12を開成させ、マガジン
51の商品収容域52にキャラクタカードCを補充する
とともに、ストローク部材60を再びセットする。さら
にコインボックス32に集積された硬貨を回収した後に
蓋体12を閉塞して施錠すれば、再び上述した販売待機
状態に復帰することになる。
ヤルの手動操作によって搬出機構部を駆動するようにし
た自動販売機を例示しているが、電動モータ等のアクチ
ュエータの作動によって搬出機構部を駆動するようにし
ても構わない。また、紙製のキャラクタカードを販売す
る自動販売機を例示しているが、樹脂製カード等、薄板
状のものを販売するものであっても構わない。
品を上下方向に沿って層状に収容し、かつその最下端部
にスライド部材を配設するようにしているが、本発明で
はこれらに限定されない。例えば、薄板状商品を上下方
向に沿って層状に収容し、かつその最上端部にスライド
部材を配設するようにしたり、薄板状商品を水平方向に
沿って層状に収容し、その左右方向の一端部にスライド
部材を配設するようにしても構わない。但し、これらの
場合には、いずれも薄板状商品をスライド部材に対して
押圧する手段を設ける必要がある。
ド部材における薄板状商品に対向する面に多数の溝を形
成することによって薄板状商品との摩擦を低減させるよ
うにしているが、例えばスライド部材にテフロン(商品
名)等の低摩擦部材を貼り付けることによって薄板状商
品との摩擦を低減するようにしても構わない。
両者間の摩擦力によらず、スライド部材のスライドの際
にその当接部に薄板状商品の後端縁を当接させてこれを
押し出し搬出するようにしているため、スライド部材の
材質選択や商品変更に伴う材質の再選択といった煩雑な
作業を要することなく、当該薄板状商品の搬出を確実に
行うことが可能になる。
ド部材において当接部よりも先端側に位置する部分を先
端に向けて漸次退行するように形成しているため、温度
や湿度の影響によって薄板状商品に反りが発生している
場合であっても、その後端縁に対して当接部を確実に当
接させることができるようになる。
部材に低摩擦処理を施すようにしているため、搬出機構
部に加えられる負荷を低減することができ、過負荷によ
る当該搬出機構部の不具合発生を未然に防止することが
できるようになる。
の一実施形態を示したもので、(a)は販売待機状態を
示す断面側面図、(b)は薄板状商品を搬出した状態を
示す断面側面図である。
出機構部の動作状態を示す断面側面図である。
る。
断面平面図である。
的に示す断面側面図である。
で、(a)は要部斜視図、(b)は断面側面図である。
の動作を順に示す断面側面図である。
カード規制板を示す正面図、(c)は自動販売機が搬出
可能な薄板状商品のねじれ状態を示す端面図である。
解斜視図である。
図である。
の状態を示す斜視図である。
ガジン部の状態を示す断面側面図、(b)はその正面
図、(c)はその平面図である。
の状態を示す斜視図である。
ガジン部の状態を示す断面側面図、(b)はその正面
図、(c)はその平面図である。
す斜視図である。
(b)は蓋体を開成した状態を示す正面図である。
る。
ドの斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 機内に層状となるように収容した薄板状
商品を搬出機構部の駆動により順次機外に向けて搬出す
るようにした自動販売機において、 前記搬出機構部は、 収容した薄板状商品の板面に交差する方向に沿った端部
において当該薄板状商品の板面に当接し、かつこの薄板
状商品の板面に沿ってスライド移動可能であり、前記薄
板状商品の後端縁に当接する当接部を有するとともに、
前記薄板状商品の板面に対向する面において前記当接部
よりも先端側に位置する部分を先端に向けて漸次退行す
るように形成したスライド部材を具備することを特徴と
する自動販売機。 - 【請求項2】 機内に層状となるように収容した薄板状
商品を搬出機構部の駆動により順次機外に向けて搬出す
るようにした自動販売機において、 前記搬出機構部は、 収容した薄板状商品の板面に交差する方向に沿った端部
において当該薄板状商品の板面に当接し、かつこの薄板
状商品の板面に沿ってスライド移動可能であり、前記薄
板状商品の後端縁に当接する当接部を有するとともに、
前記薄板状商品の板面に対向する面に低摩擦処理を施し
たスライド部材を具備することを特徴とする自動販売
機。
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JP27572699A JP4211905B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 自動販売機 |
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JP27572699A JP4211905B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 自動販売機 |
Publications (2)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014040329A (ja) * | 2013-12-03 | 2014-03-06 | Canon Inc | シート検知装置及び画像形成装置 |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27572699A patent/JP4211905B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
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