JP2001101092A - デジタル複合機及びこれに接続するネットワークサーバ - Google Patents
デジタル複合機及びこれに接続するネットワークサーバInfo
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Abstract
タル複合機を接続した場合に、このネットワークサーバ
へのデータ転送時間をトータルとして大幅に削減し、利
用効率を向上すること。 【解決手段】 デジタル複合機から複数ページの文書を
ネットワークサーバに転送する場合に各ページを読み取
る毎にシングルページファイルを作成し、読取動作と平
行してこのシングルページファイルをネットワークサー
バに転送し、最終ページの転送の際に併せてその旨のコ
マンドを転送する。一方、ネットワークサーバは、転送
されるシングルページファイルをそれぞれ登録し、デジ
タル複合機から最終ページである旨を示すコマンドを検
出すると、それまで登録したシングルページファイルを
統合してマルチページファイルとして登録する。
Description
し、複数台をネットワーク上で接続して文書管理を共用
して行うデジタル複合機及びこれに接続するネットワー
クサーバに関する。
などの機能を1つの装置で実現するデジタル複合機が出
現しており、さらにこのデジタル複合機に大容量メモリ
を搭載して文書管理機能を持たせたものが提供されてい
る。
文書登録の際に、まず、読取部で登録すべき文書を読み
取らせて登録し、次に登録文書の管理情報及び当該登録
文書を特定する文書コードを生成し、この文書コードに
基づいて識別マークを生成し、次にこの識別マークを登
録文書の一部と合成した管理用文書を作成して出力して
いる。また、文書検索の際は、まず、管理用文書を読取
部で読み取らせ、この管理用文書から識別マークを抽出
し、この識別マークから文書コードを解析し、この文書
コードに対応する文書を検索して取り出す。
うな従来技術の構成では、この種のデジタル複合機を複
数台ネットワーク上で接続して活用する場合、以下の問
題が生じている。
を複数台使用する場合、これらをネットワーク上で接続
し、各デジタル複合機に登録されている文書を別のデジ
タル複合機から取り出すという使い方も可能となる。こ
の際、接続するデジタル複合機が多くなると、このネッ
トワーク全体をコントロールするサーバが必要となり、
このサーバを中心にデジタル複合機のネットワークを構
築することになる。この場合、サーバ自身に大容量メモ
リを持たせることによって、各デジタル複合機に登録さ
れた文書をサーバのメモリに転送して、サーバに各デジ
タル複合機の登録文書を集め、サーバで登録文書を一括
管理することも可能である。
サーバへのデータ転送に時間がかかると、その間デジタ
ル複合機は、転送処理のために占有され、他のコピー、
プリンタ等の別の操作を行うことができず、転送という
処理が増えたために複合機としての利用効率が著しく低
下するという問題が生ずる。
数ページの文書を1つのファイルとして転送する場合、
デジタル複合機では、複数のページを順次読み取り、全
てのページの読み取りを終了すると、これらをまとめて
1つのファイルを生成し、これをサーバに転送すること
になる。この場合、デジタル複合機内では、複数ページ
の文書から1つのファイルを生成する処理が別途発生す
る。また、この生成したファイルを一度に転送するた
め、ファイルの大きさが大きい場合には転送自体に大変
時間がかかることになる。この場合、このファイル生成
処理と転送処理という処理が完了するまでデジタル複合
機は、この処理に占有されてしまう。このため、他の処
理を行うことができず、デジタル複合機としての利用効
率を著しく低下させることになる。
であり、サーバを介して複数台ネットワーク上で接続し
た場合に、このサーバへのデータ転送時間をトータルと
して大幅に削減し、デジタル複合機としての利用効率を
向上できるデジタル複合機を提供することを目的とす
る。
機から複数ページの文書をサーバに転送する場合、文書
の各ページを読み取る毎にシングルページファイルを作
成し、読取動作と平行してこのシングルページファイル
をサーバに転送し、最終ページの転送の際に併せてその
旨のコマンドを転送する。一方、サーバは、転送される
シングルページファイルをそれぞれ登録し、デジタル複
合機から最終ページである旨を示すコマンドを検出する
と、それまで登録したシングルページファイルを統合し
てマルチページファイルとして登録するようにしたもの
である。
ル複合機は、読み取った文書の文書コードを生成しこの
文書コードに基づいて識別マークを生成し、これを前記
文書の全部又は一部と合成して管理用文書を出力する文
書管理手段と、サーバに文書及び文書コードを転送する
転送手段と、読み取った管理用文書の識別マークから文
書コードを解析し、これに対応する文書を前記サーバか
ら取り出す文書検索手段と、複数ページの文書をサーバ
に転送する場合、前記複数ページの文書を各ページ読み
取る毎にシングルページファイルを作成し、読取動作と
平行して前記シングルページファイルをサーバに転送
し、最終ページの転送の際に併せてその旨のコマンドを
転送する制御手段と、を具備する構成を採る。
全てのページを読み取り終ってからまとめてサーバに転
送するのではなく、各ページを読み取る毎にシングルペ
ージファイルを作成して読取動作と平行してサーバに転
送することにより、読取動作の終了と転送処理の終了と
の時間的間隔を大幅に狭めることができるので、読取処
理が完了すると極めて短期間の間に他の処理に移行する
ことが可能となり、ネットワーク上で接続した場合であ
っても、複数人が共用して複数の用途に使用するデジタ
ル複合機としての利用効率を向上させることができる。
としてまとめて転送するのではなく、各ページを読み取
る毎にシングルページファイルとして転送するので、転
送処理のためのトータルとしての処理時間を大幅に削減
でき、文書の読取処理が終了しても転送処理が終了する
まで長時間待ち、他の処理を実行できないという事態を
回避できる。
旨のコマンドを転送することにより、デジタル複合機側
で複数ページの文書を1つのファイルにする処理を行う
のではなく、サーバ側でコネクトオンから最終ページコ
マンドまでの各ページを1つのファイルにまとめる処理
を行うことが可能となるので、デジタル複合機では1つ
のファイルを生成する処理は発生せず、最終ページの読
み取りとほぼ同時にサーバへの転送処理が完了して次の
処理を行うことが可能となる。
ーバは、デジタル複合機から登録指示に基づき転送され
た文書及び文書コードを登録する登録手段と、デジタル
複合機から検索指示に基づき文書コードを受け取るとこ
の文書コードに対応する文書を検索して前記デジタル複
合機に転送する検索手段と、転送された複数ページの文
書を登録する場合に各ページ毎にシングルページファイ
ルとして登録し、最終ページである旨のコマンドを検出
するとそれまで登録した各シングルページファイルの文
書を統合して1つのマルチページファイルとして前記登
録手段に登録する制御手段と、を具備する構成を採る。
毎にシングルページファイルとして登録しておき、その
同一処理内において最終ページである旨のコマンドを検
出すると、それまでの各ページのシングルページファイ
ルの文書を統合してマルチページファイルとして登録す
ることにより、転送時にはシングルページファイルとし
て逐次登録すると共に最終的には各ファイルを1つのフ
ァイルして管理することができるので、転送処理のトー
タルとしての時間を大幅に削減できると共に登録後の管
理が複雑になるのを防止できる。
ーバは、第2の態様において、前記制御手段は、転送さ
れた複数ページの文書を登録する場合に各ページ毎にシ
ングルページファイルとして登録し、最終ページである
旨のコマンドを検出するとそれまで登録した各シングル
ページファイルの文書を統合して1つのマルチページフ
ァイルとして前記登録手段に登録する一方、シングルペ
ージファイルとして登録した文書をすべて削除する構成
を採る。
ージファイルとして登録して最終的にはマルチページフ
ァイルとして登録するという処理を行うことにより、シ
ングルページファイルとして登録した文書がマルチペー
ジファイルとして登録された後にも残って、不要なファ
イルが無駄に累積されるのを防止できる。
ーバは、第2の態様において、前記制御手段は、転送さ
れた複数ページの文書を登録する場合に各ページ毎にシ
ングルページファイルとして登録し、最終ページである
旨のコマンドを検出しなかった場合、シングルページフ
ァイルとして登録したすべての文書を削除する構成を採
る。
ルとして転送されたファイルを一時的に登録しておく
が、最終コマンドの有無を判断して最終コマンドを検知
しない場合は、一時的に登録した各シングルページファ
イルを削除することにより、サーバ内においてデジタル
複合機で指示した通りのファイル形式で文書が登録され
ないのを防止できるので、文書を検索して取り出す際に
ファイル形式が異なるために所望の文書を適切に取出せ
ないという事態を回避できる。
ーバは、第2の態様において、前記制御手段は、転送さ
れた複数ページの文書を登録する場合に各ページ毎にシ
ングルページファイルとして登録し、最終ページである
旨のコマンドを検出せずにキャンセルを示すコマンドを
検出した場合、シングルページファイルとして登録した
すべての文書を削除する構成を採る。
ルとして転送されたファイルを一時的に登録しておく
が、キャンセルを示すコマンドの有無を判断してキャン
セルを示すコマンドを検出した場合は、各シングルペー
ジファイルを削除することにより、不要なファイルが無
駄に累積されるのを防止できる。
は、デジタル複合機から複数ページの文書をサーバに登
録する場合に前記複数ページの文書を各ページ読み取る
毎にシングルページファイルを作成し、読取動作と平行
して前記シングルページファイルを前記サーバに転送
し、最終ページの転送の際に併せてその旨のコマンドを
転送するようにした。
のページを読み取り終ってからまとめてサーバに転送す
るのではなく、各ページを読み取る毎にシングルページ
ファイルを作成して読取動作と平行してサーバに転送す
ることにより、読取動作の終了と転送処理の終了との時
間的間隔を大幅に狭めることができるので、読取処理が
完了すると極めて短期間の間に他の処理に移行すること
が可能となり、ネットワーク上で接続した場合であって
も、複数人が共用して複数の用途に使用するデジタル複
合機としての利用効率を向上させることができる。
は、デジタル複合機からの登録指示に基づき複数ページ
の文書を登録する場合に前記デジタル複合機から転送さ
れる各ページ毎にシングルページファイルとして登録
し、最終ページである旨のコマンドを検出するとそれま
で登録した各シングルページファイルを統合して1つの
マルチページファイルとして登録するようにした。
転送データを各ページ毎にシングルページファイルとし
て登録しておき、その同一処理内において最終ページで
ある旨のコマンドを検出すると、それまでの各ページの
シングルページファイルの文書を統合してマルチページ
ファイルとして登録することにより、転送時にはシング
ルページファイルとして逐次登録すると共に最終的には
各ファイルを1つのファイルして管理することができる
ので、転送処理のトータルとしての時間を大幅に削減で
きると共に登録後の管理が複雑になるのを防止できる。
面を参照して詳細に説明する。
合機の機能ブロック図であり、図2は、このデジタル複
合機に接続されるネットワークサーバの機能ブロック図
である。
内部バス2を介してスキャナコントローラ3、プリンタ
コントローラ4、FAXコントローラ5、ネットワーク
コントローラ6が接続されている。スキャナコントロー
ラ3によってイメージスキャナ部7の動作が制御され、
プリンタコントローラ4によってレーザプリンタ部8の
動作が制御される。また、FAXコントローラ5が公衆
回線を介して、ファクシミリデータを送受信するファク
シミリ通信を実行し、ネットワークコントローラ6が本
デジタル複合機(CPU1)とネットワーク9との間で
データの受け渡しを行う。
コントローラ11を介して大容量の記憶装置12が接続
されている。記憶装置12は、登録文書が格納される場
所であり、多数の文書を格納できる大きな記憶容量を有
している。また、別のインターフェースコントローラ1
3を介してリムーバブルな記憶媒体14が接続可能にな
っている。記憶媒体14に登録文書を格納することもで
きる。以下、記憶装置12に文書登録する場合を例にし
て説明する。
情報及び文書コードは、管理用メモリ15に格納され
る。登録文書の管理情報は、文書登録時に付与された文
書ID、サイズ、日付、その他の情報で構成される。登
録文書の文書コードは、文書IDとその他の情報(例え
ば、そのデジタル複合機に付与された装置ID、メーカ
ID)とを組み合わせた情報で構成されている。文書コ
ードは、特定のパターン画像で構成される識別マークに
変換される。なお、装置ID、メーカIDは、事前に管
理用メモリ15の所定エリアに保存されている。
ネットワークサーバに文書登録する場合は、文書登録モ
ードを選択する。オペレータからの本デジタル複合機に
対する指示は、操作パネル16から入力される。操作パ
ネル16から入力された情報または本デジタル複合機に
おける所定の操作案内等は、表示部29に表示される。
文書登録モードが選択されている場合、イメージスキャ
ナ部7で読み取られた画像は、記憶装置12に格納され
て文書登録される。そのために、イメージスキャナ部7
から出力されるアナログ画像信号がA/D変換部17で
デジタル画像に変換され、入力画像処理回路18で画質
向上のための画像処理を施された後、画像圧縮回路19
で圧縮画像に変換されてから主メモリ21に書き込まれ
る。CPU1は、主メモリ21に書き込まれた圧縮画像
を記憶装置12へ登録文書として保存する。
場合、CPU1は、主メモリ21に書き込まれた圧縮画
像に対してtiff変換部20によってtiffファイ
ル変換処理を施し、ネットワークコントローラ6を介し
て、このtiffファイルをネットワークサーバに転送
する。
を後で検索するための管理用文書を作成する。すなわ
ち、登録文書に対して固有の文書IDを付与し、その文
書IDと管理用メモリ15に保存している装置IDとメ
ーカIDとを組み合わせて文書コードを生成する。この
文書コードを識別マークとなるパターン画像に変換す
る。そして、登録文書の1ページ目または複数ページを
1ページに縮小合成したページの所定個所にこのパター
ン画像が貼り付けられる。
成する場合には、記憶装置12又は記憶媒体14から該
当ページの圧縮画像を主メモリ21に書き出す。または
文書登録前に該当ページの圧縮画像を主メモリ21から
コピーして読み出す。画像伸張回路22で該当ページの
圧縮画像を伸張処理して、画像縮小合成処理回路23を
パスして出力画像処理回路25で出力形態に合わせる画
像処理が施される。その後、パターン合成回路26へ入
力される。パターン合成回路26には、CPU1が文書
登録時に作成した識別マークとなるパターン画像のビッ
トマップデータがCPU1から与えられる。パターン合
成回路26で、登録文書の1ページ目の画像の所定位置
に識別マークを重ねた管理用文書が作成され、変調回路
27でレーザー信号にアナログ変調されてレーザプリン
タ部8からプリントアウトされる。
縮小合成する場合には、同様に主メモリ21を経由して
画像伸張回路22で該当ページの圧縮画像に伸張処理を
施す。続いて、画像縮小合成処理回路23で画像縮小し
て画像合成メモリ24の所定アドレスに書き込み、複数
ページを1ページに縮小合成した画像を作成する。この
画像は、出力画像処理回路25で出力形態に合わせる画
像処理が施された後、パターン合成回路26へ入力され
る。パターン合成回路26で、前記画像の所定位置に識
別マークが合成され管理用文書が作成される。変調回路
27でこの管理用文書の画像をレーザー信号にアナログ
変調してレーザプリンタ部8からプリントアウトされ
る。このようにして、登録文書の一部又は全部と固有の
識別マークとで構成される管理用文書が作成される。な
お、識別マークの横に文書コードの数字列を併記しても
よい。
す場合は、操作パネル16の操作で文書検索モードを選
択する。文書検索モードが選択されている場合、イメー
ジスキャナ部7から読み込まれた管理用文書の画情報
は、解析用画像メモリ28に格納される。CPU1は、
解析用画像メモリ28に格納された画情報から管理用文
書の識別マークの部分を切り出し、識別マークを解析し
て文書コードを認識する。認識した文書コードが付与さ
れている登録文書が記憶装置12または記憶媒体14か
ら検索して取り出される。取り出された文書データは、
画像縮小合成処理回路23、パターン合成回路26の処
理はパスしてレーザプリンタ部8から出力される。
場合には、上述の場合と同様の要領で管理用文書から文
書コードを認識し、この文書コードをネットワークコン
トローラ6でネットワークサーバに転送する。そして、
ネットワークサーバに認識した文書コードが付与されて
いる登録文書がある場合には、その登録文書が転送され
るので、その登録文書を受信してレーザープリンタ部8
から出力する。なお、ネットワークサーバを検索する場
合、デジタル複合機の記憶装置12を検索した後にネッ
トワークサーバを検索する。すなわち、本デジタル複合
機の記憶装置12に文書コードに対応する登録文書がな
い場合にネットワークサーバに対応する登録文書を検索
する。これにより、管理用文書を読み取るだけで本デジ
タル複合機およびネットワークサーバの双方を検索する
ことができる。
CPU31がオペレーティングシステム上で動作し、内
部バス32で接続されたインターフェースコントローラ
33を介してハードディスク34からアプリケーション
プログラムを主メモリ35にダウンロードして実行する
ことができる。CPU31が実行するアプリケーション
プログラムとして、デジタル複合機からの検索指示に基
づいて文書検索するためのプログラム、デジタル複合機
から転送されたファイルを合成するためのプログラムな
どが含まれる。
ル複合機から受信した文書コードに対応する文書データ
を検索し、文書データがある場合にネットワーク9を介
してデジタル複合機にその文書データを転送するもので
ある。また、ファイルを合成するためのプログラムは、
ファイル合成用メモリ36を用いて、デジタル複合機か
ら転送された複数のファイルを合成して一つのファイル
を生成するものである。具体的には、デジタル複合機か
ら転送された複数のシングルページファイルから一つの
マルチページファイルを生成する。
ネットワーク9との間のデータのやり取りは、ネットワ
ークコントローラ37が制御する。
読み取った文書を登録する場合のデジタル複合機の動作
について図3を用いて説明する。図3は、デジタル複合
機における文書登録のためのフロー図である。
まず、オペレータからの入力にしたがって文書の登録処
理を開始する(ST301)。
の登録先が指定されるので、指定された登録先を判定す
る(ST302)。
ならば、オペレータによってイメージスキャナ部7の読
取位置に文書が配置されているので、イメージスキャナ
部7によって、この文書から文書データを読み取る(S
T303)。このとき、読み取った文書データに文書I
Dを付与し、この文書IDと管理用メモリ15に格納さ
れた装置IDおよびメーカIDを組み合わせた文書コー
ドを生成する。また、このとき、オペレータから文書の
読み取りのキャンセルが指示されていないかを判定し
(ST304)、キャンセルが指示された場合には、文
書の読み取りを中断し、文書登録処理を終了する。一
方、キャンセルが指示されていない場合には、文書の読
み取りが最終ページまで終了したかを判定し(ST30
5)、最終ページまで終了していなければ、処理をST
303に戻し再度文書の読み取りを行い、最終ページま
で読み取りが終了していれば、読み取った文書データを
デジタル複合機の記憶装置12に登録した後(ST30
6)、管理用文書の印刷、文書コードの保存をした後、
文書登録処理を終了する。
れたならば、ネットワークサーバに対して文書登録を処
理内容とするアクセス要求を出す(ST307)。具体的
には、本デジタル複合機のネットワークコントローラ6
からネットワーク9経由でネットワークサーバにアクセ
スして文書登録を要求する。
けたネットワークサーバは、文書登録を許可する場合は
アクセス可の応答を返してくるので、本デジタル複合機
がアクセス可の応答を受信することにより両者間のコネ
クトが確立する(ST308)。
よってイメージスキャナ部7の読取位置に文書が配置さ
れているので、イメージスキャナ部7によって、この文
書から文書データを1ページ分だけ読み取る(ST30
9)。このとき、読み取った文書データに文書IDを付
与し、この文書IDと管理用メモリ15に格納された装
置IDおよびメーカIDを組み合わせた文書コードを生
成する。この文書コードをネットワークサーバに送信す
る。
タから1ページ分のtiffファイル(以下、「シング
ルページファイル」という)を作成する(ST31
0)。具体的には、tiff変換部20によって、読み
取った1ページ分の文書データにtiffファイル変換
処理を施し、シングルページファイルを作成する。
CP/IPプロトコルにしたがって、データ転送するた
めに通信経路をオープンして通信を開始する(ST31
1)。そして、この通信経路を介してシングルページフ
ァイルをネットワークサーバに転送する(ST31
2)。シングルページファイルの転送を終了すると、通
信経路をクローズして通信を終了する(ST313)。
ならば、オペレータからファイル転送のキャンセルが指
示されていないかを判定し(ST314)、キャンセル
が指示された場合には、ネットワークサーバに転送した
シングルページファイルの削除を要求する(ST31
5)。シングルページファイルの削除を要求した後、ネ
ットワークサーバとの間で確立していたコネクトを解除
し(ST316)、文書の登録処理を終了する。
文書の読み取りが最終ページまで終了したかを判定し
(ST317)、最終ページまで終了していなければ、
再度、1ページ分の文書データを読み取り、シングルペ
ージファイルの作成および転送を、文書の最終ページを
読み取るまで行う(ST309〜ST317)。文書の
読み取りが最終ページまで終了している場合には、ネッ
トワークサーバに文書データの転送が終了した旨を示す
エンドページコマンドを出力する(ST318)。
ドを出力したならば、ネットワークサーバとの間で確立
していたコネクトを解除する(ST319)。
た場合、または、ST306において、本デジタル複合
機の記憶装置12に文書データを登録した場合、登録し
た登録文書の複数ページとその文書コードから生成され
る識別マークとからなる管理用文書を作成してレーザー
プリンタ部8から出力する(ST320)。
複合機の管理用メモリ15の管理情報テーブルに保存す
る(ST321)。このようにして、デジタル複合機に
おける一連の文書の登録処理が終了する。
機によれば、全てのページを読み取り終ってから、まと
めてサーバに転送するのではなく、各ページを読み取る
毎にシングルページファイルを作成し、読取動作と平行
してネットワークサーバに転送することにより、読取動
作の終了と転送処理の終了との時間的間隔を大幅に狭め
ることができる。したがって、読取処理が完了すると極
めて短期間の間に他の処理に移行することが可能とな
り、ネットワーク上で接続した場合であっても、複数人
が共用して複数の用途に使用するデジタル複合機として
の利用効率を向上させることができる。
としてまとめて転送するのではなく、各ページを読み取
る毎にシングルページファイルとして転送するので、転
送処理のためのトータルとしての処理時間を大幅に削減
でき、文書の読取処理が終了しても転送処理が終了する
まで長時間待ち、他の処理を実行できないという事態を
回避できる。
の旨を示すエンドページコマンドを転送することによ
り、デジタル複合機側で複数ページの文書を1つのファ
イルにする処理を行うのではなく、ネットワークサーバ
側でコネクトオンからエンドページコマンドまでに受信
した各シングルページファイルを1つのファイルにまと
める処理を行うことが可能となるので、デジタル複合機
では1つのファイルを生成する処理は発生せず、最終ペ
ージの読み取りとほぼ同時にネットワークサーバへの転
送処理が完了して次の処理を行うことが可能となる。
ネットワークサーバで登録する場合のネットワークサー
バの動作について図4を用いて説明する。図4は、ネッ
トワークサーバにおける文書登録するためのフロー図で
ある。
は、まず、ネットワーク9経由でデジタル複合機からア
クセス要求を受信したか判定し(ST401)、アクセ
ス要求を受信したならば、デジタル複合機へアクセス可
の応答を返してデジタル複合機との間にコネクトを確立
する(ST402)。
ら登録文書の文書コードとシングルページファイルが送
信されるので、この文書コードとシングルページファイ
ルを受信し(ST403)、受信した文書コードとシン
グルページファイルをネットワークサーバの主メモリ3
5に一時的に登録する(ST404)。
ーバの主メモリ35に登録すると、デジタル複合機から
登録したシングルページファイルの削除が要求されてい
るか判定し(ST405)、シングルページファイルの
削除が要求されていない場合には、デジタル複合機から
エンドページコマンドが入力されたか判定する(ST4
06)。エンドページコマンドが入力されていないなら
ば、ST403において、最初に受信したシングルペー
ジファイルから所定時間が経過したか判定し(ST40
7)、所定時間が経過していない場合には、再度、シン
グルページファイルの受信、登録、削除要求の有無の判
定を行う(ST403〜ST405)。
返し行い、デジタル複合機からエンドページコマンドが
入力されたならば、シングルページファイルの転送が終
了したと判断し、ファイル合成メモリ36によって、主
メモリ35に一時的に登録したシングルページファイル
から一つのマルチページファイルを作成する(ST40
8)。そして、作成したこのマルチページファイルをS
T403で受信した文書コードと共にハードディスク3
4に登録する(ST409)。
ページファイルを保存したならば、主メモリ35に一時
的に登録された全てのシングルページファイルを削除す
る(ST410)。そして、全てのシングルページファ
イルを削除した後、デジタル複合機から受信した文書デ
ータの登録処理が成功したか判定し(ST411)、文
書データの登録処理が成功した場合には、デジタル複合
機に文書登録の終了通知をし、デジタル複合機との間の
コネクトを解除し(ST412)、文書の登録処理を終
了する。一方、文書データの登録処理が成功しなかった
場合には、デジタル複合機にエラー通知をし、デジタル
複合機との間のコネクトを解除し(ST413)、文書
の登録処理を終了する。このようにして、デジタル複合
機で読み取った文書データがネットワークサーバに登録
される。
グルページファイルの削除がデジタル複合機から要求さ
れた場合には、この要求にしたがってネットワークサー
バの主メモリ35に一時的に登録された全てのシングル
ページファイルを削除する(ST410)。
ングルページファイルの削除が要求された場合には、登
録した全てのシングルページファイルを削除するように
している。シングルページファイルとして転送されたフ
ァイルを一時的に登録しておくが、デジタル複合機から
の削除要求の有無を判断し、削除要求を検出した場合
は、各シングページファイルを削除することにより、シ
ングルページファイルとして登録した文書がマルチペー
ジファイルを作成した後に残ってしまい、不要なファイ
ルが累積されるのを防止できる。
機からエンドページコマンドを受け取らないで、最初に
受信したシングルページファイルから所定時間が経過し
た場合、デジタル複合機からのシングルページファイル
の転送が何らかの理由で中断されたと判断し、主メモリ
35に一時的に登録された全てのシングルページファイ
ルを削除する(ST410)。
ジコマンドを受け取らないで、所定時間経過した場合に
は、登録した全てのシングルページファイルを削除する
ようにしている。シングルページファイルとして転送さ
れたファイルを一時的に登録しておくが、デジタル複合
機からのエンドページコマンドの有無を判断してエンド
ページコマンドを検出しない場合は、各シングルページ
ファイルを削除することにより、ネットワークサーバ内
においてデジタル複合機で指示した通りのファイル形式
で文書が登録されないのを防止できるので、文書を検索
して取り出す際にファイル形式が異なるために所望の文
書を適切に取り出せないという事態を回避できる。
クサーバに登録されている文書を検索する場合の動作に
ついて図5を用いて説明する。図5は、デジタル複合機
における文書検索のためのフロー図である。
操作パネル16から文書検索指示が入力される(ST5
01)。文書検索指示が入力された場合、オペレータに
よって検索すべき文書の管理用文書がイメージスキャナ
部7の読取位置に配置されているので、イメージスキャ
ナ部7によって、この管理用文書の所定箇所から識別マ
ークを読み取る(ST502)。
7で識別マークを読み取った場合、管理用メモリ15の
管理情報テーブルの中から一致する文書コードを検索す
る(ST503)。
ドが存在するならば(ST504)、対応する文書を記
憶装置12から取り出し、レーザープリンタ部8から出
力し(ST505)、文書の検索処理を終了する。
が存在しないならば(ST504)、ネットワークサー
バに対して文書検索を処理内容とするアクセス要求を出
す(ST506)。具体的には、本デジタル複合機のネッ
トワークコントローラ6からネットワーク9経由でネッ
トワークサーバにアクセスして文書検索を要求する。
けたネットワークサーバは、文書検索を許可する場合は
アクセス可の応答を返してくるので、本デジタル複合機
がアクセス可の応答を受信することにより両者間のコネ
クトが確立する(ST507)。
ネットワークサーバに送信する(ST508)。この文
書コードを受信して、ネットワークサーバにおいて、対
応する文書の検索が行われる(ST509)。そして、
ネットワークサーバ内に対応する文書が存在するなら
ば、ネットワークサーバから該当する文書が転送されて
くるので、この転送文書を受信する(ST510)。な
お、ネットワークサーバ内に対応する文書が存在しない
場合には、対応する文書が存在しない旨を表示部29に
表示する(ST511)。そして、ネットワークサーバ
との間のコネクトを解除し(ST512)、受信した文
書をレーザープリンタ部8から出力し(ST505)、
文書の検索処理を終了する。
ーバによれば、デジタル複合機からの転送データを各ペ
ージ毎にシングルページファイルとして登録しておき、
その同一処理内において最終ページである旨のコマンド
を受け取ると、それまでの各ページのシングルページフ
ァイルの文書を統合してマルチページファイルを作成す
る。これにより、転送時にはシングルページファイルと
して逐次受信すると共に最終的には各シングルページフ
ァイルを1つのマルチページファイルとして管理するこ
とができるので、転送処理のトータルとしての時間を大
幅に削減できると共に登録後の管理が複雑になるのを防
止できる。
によれば、マルチページファイルを作成した後、主メモ
リ35に一時的に登録した全てのシングルページファイ
ルを削除するので、シングルページファイルとして登録
した文書が、マルチページファイルを作成した後にも残
ってしまい、不要なファイルが無駄に累積されるのを防
止できる。
デジタル複合機で読み取った文書データを1ページ毎に
ネットワークサーバに送信し、このネットワークサーバ
上で受信した複数の文書データを1つの文書データに統
合するようにしているため、ネットワークサーバを介し
て複数台ネットワーク上で接続した場合に、このネット
ワークサーバへのデータ転送時間をトータルとして大幅
に削減し、デジタル複合機としての利用効率を向上でき
る。
の機能ブロック図
バの機能ブロック図
文書登録のフロー図
ける文書登録のフロー図
文書検索のフロー図
Claims (7)
- 【請求項1】 読み取った文書の文書コードを生成しこ
の文書コードに基づいて識別マークを生成し、これを前
記文書の全部又は一部と合成して管理用文書を出力する
文書管理手段と、サーバに文書及び文書コードを転送す
る転送手段と、読み取った管理用文書の識別マークから
文書コードを解析し、これに対応する文書を前記サーバ
から取り出す文書検索手段と、複数ページの文書をサー
バに転送する場合、前記複数ページの文書を各ページ読
み取る毎にシングルページファイルを作成し、読取動作
と平行して前記シングルページファイルをサーバに転送
し、最終ページの転送の際に併せてその旨のコマンドを
転送する制御手段と、を具備することを特徴とするデジ
タル複合機。 - 【請求項2】 デジタル複合機からの登録指示に基づき
転送された文書及び文書コードを登録する登録手段と、
デジタル複合機からの検索指示に基づき文書コードを受
け取るとこの文書コードに対応する文書を検索して前記
デジタル複合機に転送する検索手段と、転送された複数
ページの文書を登録する場合に各ページ毎にシングルペ
ージファイルとして登録し、最終ページである旨のコマ
ンドを検出するとそれまで登録した各シングルページフ
ァイルの文書を統合して1つのマルチページファイルと
して前記登録手段に登録する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とするネットワークサーバ。 - 【請求項3】 前記制御手段は、転送された複数ページ
の文書を登録する場合に各ページ毎にシングルページフ
ァイルとして登録し、最終ページである旨のコマンドを
検出するとそれまで登録した各シングルページファイル
の文書を統合して1つのマルチページファイルとして前
記登録手段に登録する一方、シングルページファイルと
して登録した文書をすべて削除することを特徴とする請
求項2記載のネットワークサーバ。 - 【請求項4】 前記制御手段は、転送された複数ページ
の文書を登録する場合に各ページ毎にシングルページフ
ァイルとして登録し、最終ページである旨のコマンドを
検出しなかった場合、シングルページファイルとして登
録したすべての文書を削除することを特徴とする請求項
2記載のネットワークサーバ。 - 【請求項5】 前記制御手段は、転送された複数ページ
の文書を登録する場合に各ページ毎にシングルページフ
ァイルとして登録し、最終ページである旨のコマンドを
検出せずにキャンセルを示すコマンドを検出した場合、
シングルページファイルとして登録したすべての文書を
削除することを特徴とする請求項2記載のネットワーク
サーバ。 - 【請求項6】 デジタル複合機から複数ページの文書を
サーバに登録する場合に前記複数ページの文書を各ペー
ジ読み取る毎にシングルページファイルを作成し、読取
動作と平行して前記シングルページファイルを前記サー
バに転送し、最終ページの転送の際に併せてその旨のコ
マンドを転送することを特徴とする文書登録方法。 - 【請求項7】 デジタル複合機からの登録指示に基づき
複数ページの文書を登録する場合に前記デジタル複合機
から転送される各ページ毎にシングルページファイルと
して登録し、最終ページである旨のコマンドを検出する
とそれまで登録した各シングルページファイルを統合し
て1つのマルチページファイルとして登録することを特
徴とする文書登録方法。
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Family Applications (1)
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JP2007036993A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読取装置およびそのデータ転送方法 |
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-
1999
- 1999-09-30 JP JP27914599A patent/JP4291472B2/ja not_active Expired - Fee Related
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