JP2001100746A - 自動演奏装置及び自動演奏処理のプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

自動演奏装置及び自動演奏処理のプログラムを記録した記録媒体

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JP2001100746A
JP2001100746A JP28016499A JP28016499A JP2001100746A JP 2001100746 A JP2001100746 A JP 2001100746A JP 28016499 A JP28016499 A JP 28016499A JP 28016499 A JP28016499 A JP 28016499A JP 2001100746 A JP2001100746 A JP 2001100746A
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Shinichiro Kokito
真一郎 小木戸
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲データの中に不得意な個所が複数ある場合
に、ユーザの要望に沿った練習ができるようにする。 【解決手段】 CPU1は、ROM2に格納されている
曲データにおいて、スイッチ部4からの設定操作にした
がって、ROM2に格納されている曲データの複数の区
間を設定するとともに、各区間の再生順序、各区間の再
生パターンを設定し、RAM3に記憶するとともに表示
部6にその設定内容を表示する。CPU1は、曲データ
の設定された各区間を再生順及び再生パターンで再生す
る際は、ROM2から読み出した曲データと、鍵盤5の
演奏操作によって入力された演奏データを音源部7に送
出し、サウンドシステム8から発音させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動演奏装置及び
自動演奏処理のプログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動演奏装置の中には、曲データ
を再生するにあたって、その曲の特定の個所を区間指定
し、その区間に限定して繰り返し再生するリピート再生
の機能を具備したものがある。この機能によれば、ユー
ザは演奏操作が不得意な個所を集中的に練習することが
できる。さらに、複数のパートからなる曲データのうち
特定のパートだけを集中的に練習することも可能であ
る。例えば、メロディパート及び伴奏パートからなる曲
データの特定個所を練習する場合において、あらかじめ
曲データのメロディパートをオフにして、伴奏パートだ
けを再生させる再生パターンを指定することで、各区間
のメロディパートを集中的に練習することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動演奏装置に
おいては、演奏操作が不得意な個所が複数ある場合に
は、複数の区間を指定して各区間の練習を行うが、その
場合に曲の進行に応じた順序で各区間の練習を行わねば
ならない。ところが、実際には、不得意な個所が複数あ
る場合において、練習によってそれら複数の個所が平均
して上達するものではない。しかしながら従来の自動演
奏装置においては、より困難な区間を優先して練習した
り、逆に、よりやさしい区間からより困難な区間に移行
しながら練習することができない。また、複数のパート
からなる曲データの場合には、各区間ごとに不得意なパ
ートが異なることもあるので、従来の自動演奏装置のよ
うに各区間ごとに再生パターンが同じだと、区間ごとに
個別の練習ができない。本発明の課題は、曲データの中
に不得意な個所が複数ある場合に、ユーザの要望に沿っ
た練習ができるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の自動演
奏装置は、アドレスによって指定される自動演奏の曲デ
ータにおいて、任意の複数の区間を指定して各区間の始
端アドレス及び終端アドレスを設定するアドレス設定手
段と、このアドレス設定手段によって設定された各区間
の再生パターンを設定する再生パターン設定手段と、前
記アドレス設定手段によって設定された前記複数の区間
を任意の再生順に設定する再生順序設定手段と、この再
生順序設定手段によって設定された再生順にしたがって
各区間ごとの曲データをアドレスの進行に応じて所定の
記憶手段から読出す読出制御手段と、この読出制御手段
によって読み出された曲データを前記再生パターン設定
手段によって設定された再生パターンで再生させる再生
制御手段と、を備えた構成になっている。請求項2に記
載の記録媒体は、アドレスによって指定される自動演奏
の曲データにおいて、任意の複数の区間を指定して各区
間の始端アドレス及び終端アドレスを設定するアドレス
設定手順と、このアドレス設定手順によって設定された
各区間の再生パターンを設定する再生パターン設定手順
と、前記アドレス設定手順によって設定された前記複数
の区間を任意の再生順に設定する再生順序設定手順と、
この再生順序設定手段によって設定された再生順にした
がって各区間ごとの曲データをアドレスの進行に応じて
読出す読出制御手順と、この読出制御手段によって読み
出された曲データを前記再生パターン設定手段によって
設定された再生パターンで再生させる再生制御手順と、
を実行する自動演奏処理のプログラムを記録している。
請求項1又は2に記載の発明によれば、曲データの複数
の区間を再生する際は、設定されている再生順にしたが
って各区間を順に再生し、かつ、各区間の再生において
は、各区間ごとに設定されている再生パターンにしたが
って再生する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動演奏装置の実
施形態について電子鍵盤楽器の装置を例に採って、図を
参照しながら詳細に説明する。図1は、この実施形態に
おける装置のシステム構成を示している。CPU1は、
システムバスに接続されたROM2、RAM3、スイッ
チ部4、鍵盤5、表示部6、及び音源部7との間におい
て、コマンド及びデータの授受を行ってこの装置全体を
制御する。ROM2は、CPU1によって実行される自
動演奏処理のプログラム、及びこのプログラムの実行に
おける初期データ、並びに自動演奏の曲データを格納し
ている。RAM3は、ROM2から読み出されたデー
タ、スイッチ部4及び鍵盤5から入力されたデータ、表
示部6及び音源部7に出力するデータ等を一時的に記憶
する。また、RAM3にはプログラム実行に必要なレジ
スタ、ポインタ、フラグが設けられている。これについ
ては後述する。
【0006】スイッチ部4には、この装置にコマンドや
データを入力するための多数のスイッチが設けられてい
る。スイッチの操作に応じてこの装置の動作モードを指
示する。図2はスイッチの一部を示す図である。スイッ
チ40は、曲データの再生すなわち自動演奏を開始又は
停止を指示するスタートスイッチである。スイッチ41
及び42は、再生中の曲データの早送り及び早戻しを指
示する早送り(FF)スイッチ及び早戻し(FR)スイ
ッチである。スイッチ43及び44は、メロディパート
である右手パート及び伴奏パートである左手パートの消
音を指示するRオフスイッチ及びLオフスイッチであ
る。スイッチ45は、通常の鍵盤演奏である通常演奏モ
ードと自動演奏であるソングモードとを切り替えるソン
グスイッチである。スイッチ46は、ソングモードにお
ける2つの再生モードのいずれか1つの再生モード、又
は3つの設定モードのいずれか1つの設定モードをサイ
クリックに指定するスプリットスイッチである。スイッ
チ47は、ユーザの演奏操作を評価するための採点レッ
スンモードに切り替えるための採点レッスンスイッチで
ある。2つのスイッチ48は、表示部6に表示されたカ
ーソル位置を移動させるカーソルスイッチである。複数
のスイッチからなるスイッチ49は、数値データを入力
するテンキースイッチである。
【0007】図1における鍵盤5は、2つの鍵域に分離
して演奏することが可能であり、右手パートはメロディ
演奏を行い、左手パートは伴奏演奏を行う。また、図2
に示したRオフスイッチ又はLオフスイッチを操作し
て、一方のパートを再生する自動演奏のパートに割り当
て、他方のパートをユーザの手動演奏のパートに割り当
てることができる。表示部6は、再生モードにおける曲
データの表示及び設定モードにおける設定状態を表示す
る。音源部7は、サウンドシステム8に接続され、CP
U1から送られてくる楽音データに応じた波形データを
生成して、サウンドシステム8から発音させる。
【0008】図3は、ROM2に格納されている複数の
自動演奏の曲データの構成を示している。各曲データ
は、アドレスレジスタにセットされたアドレスdによっ
て指定される多数のイベントデータEVENT(d)で
構成され、曲データの最後のイベントデータはENDデ
ータになっている。また、曲データは複数の小節によっ
て区切られており、各小節データは拍数に応じた個数の
イベントデータで構成されている。すなわち、この図に
示すように、各小節データは、小節線データに続いて、
拍に応じた数のノートデータ及びタイムデータで構成さ
れている。ノートデータは鍵盤の鍵番号すなわち音高デ
ータ及びベロシティデータを含んでいる。タイムデータ
は、次のアドレスのノートデータの発音開始時間までの
時間データを示している。
【0009】図4から図6までは、RAM3のエリアを
示し、設定モードにおける設定状態を記憶している。曲
データは、リピート演奏の複数の区間を指定することが
できるが、図4は、その複数の区間を再生順に記憶した
エリアを示している。すなわち、指定された複数の区間
は、REP[1]、REP[2]、REP[3]…RE
P[i]…の順に再生される。各区間は、その区間の再
生内容に対応した設定データで構成されている。すなわ
ち、指定された順に応じた区間番号n、その区間の最初
の小節線データの番号を示す始端小節SBAR[n]、
この始端小節の最初の再生のノートデータの番号を示す
始端拍SBEAT[n]、その区間の最後の小節線デー
タを示す終端小節EBAR[n]、終端小節の最後の再
生のノートデータを示す終端拍EBEAT[n]、及
び、この区間をリピート再生する場合の再生の回数、各
回の再生パターンのデータで構成されている。
【0010】図5及び図6は、自動演奏処理の実行にお
いて参照するレジスタ、ポインタ、フラグの内容を示し
ている。図5において、dは、上記したように、図3に
示した曲データのアドレスをセットするレジスタであ
る。j及びkは、小節線データ及びノートデータの番号
をセットするレジスタである。iは、上記したように区
間再生順の番号をセットするポインタである。Rは、図
4に示した設定リピートの番号をセットするポインタで
あり、rは、リピート再生するたびに変化する再生リピ
ートの回数をセットするポインタである。mは、表示部
におけるカーソルの位置を指定するポインタである。N
UMは、テンキースイッチから入力された数値データを
セットするレジスタである。Tは、タイマインタラプト
ごとに変化するタイムレジスタである。Dは、リピート
再生の区間の始端アドレスを一時的にセットするレジス
タである。Nは、後述する採点レッスン再生の場合のレ
ッスン回数をセットするレジスタである。
【0011】図6において、SMFは、通常モード
(0)又はソングモード(1)を示すフラグである。M
ODEは、現在のモードが、通常再生モード(0)、区
間リピート再生モード(1)、区間連続再生モード
(2)、分割点設定モード(3)、区間演奏順設定モー
ド(4)、区間リピート設定モード(5)のいずれのモ
ードであるかを示すレジスタである。CLFは、再生モ
ード(0)又は採点レッスンモード(1)を示すフラグ
である。ROFは、右手パートオン(0)又はオフ
(1)を示すフラグである。LOFは、左手パートオン
(0)又はオフ(1)を示すフラグである。FJFは、
早送りオフ(0)又はオン(1)を示すフラグである。
RJFは、早戻しオフ(0)又はオン(1)を示すフラ
グである。TKFは、テンキー入力なし(0)又は入力
あり(1)を示すフラグである。STFは、再生停止状
態(0)又は再生状態(1)を示すフラグである。 L
PFは、ROMから読み出した曲データが区間内(1)
であるか区間外(0)であるかを示すフラグである。
【0012】次に、この実施形態の装置の動作につい
て、図7から図26に示すCPU1の動作フローチャー
ト及び図27に示す表示部6の画面に基づいて説明す
る。図7は、メインフローであり、イニシャライズ処理
(ステップA1)の後、スイッチ処理(ステップA
2)、設定処理(ステップA3)、表示処理(ステップ
A4)、再生処理(ステップA5)、鍵盤処理(ステッ
プA6)、採点レッスン処理(ステップA7)、その他
の処理(ステップA8)を繰り返し実行する。また、こ
のメインフローの実行中にタイマインタラプトが入る
と、タイマインタラプト処理を実行して、図4に示した
タイマレジスタの値をデクリメントして(ステップA
9)、メインフローに戻る。
【0013】図8は、メインフローにおけるイニシャラ
イズ処理のフローである。SMFを0(通常モード)に
セットし(ステップB1)、MODEを0(通常再生モ
ード)にセットし(ステップB2)、CLFを0(再生
モード)にセットし(ステップB3)、ROF及びLO
Fを0(パートオン)にセットし(ステップB4)、F
JF及びRJFを0(早送り及び早戻しオフ)にセット
する(ステップB5)。また、STFを0(再生停止状
態)にセットし(ステップB6)、R及びrを1にセッ
トし(ステップB7)、nを0にセットし(ステップB
8)、j及びkを0にセットし(ステップB9)、すべ
てのREP[ ]をクリアするとともにiに1をセット
する(ステップB10)。また、その他のイニシャライ
ズ処理を行う(ステップB11)。そしてメインフロー
に戻る。
【0014】図9は、メインフローにおけるスイッチ処
理のフローである。スタートスイッチがオンされたか否
かを判別し(ステップC1)、オンされたときはSTF
を反転する(ステップC2)。次に、STFが1である
か否かを判別する(ステップC3)。STFが1(再生
状態)に変化した場合にはiに1をセットし(ステップ
C4)、Nに1をセットし(ステップC5)、dに1を
セットする(ステップC6)。また、Tに所定時間をセ
ットして(ステップC7)、タイマインタラプトを許可
する(ステップC8)。そしてメインフローに戻る。ス
テップC3においてSTFが0(再生停止状態)に変化
した場合は、タイマインタラプトを禁止して(ステップ
C9)、メインフローに戻る。
【0015】ステップC1においてスタートスイッチが
オンされない場合には、STFが1であるか否かを判別
し(ステップC10)、STFが1(再生状態)である
場合にはMODEが1であるか否かを判別する(ステッ
プC11)。MODEが1(区間リピート再生モード)
である場合には、早送り(FF)スイッチがオンされた
否かを判別する(ステップC12)。このスイッチがオ
ンされたときはFJFに1をセットする(ステップC1
3)。早送り(FF)スイッチがオンされない場合に
は、早戻し(FR)スイッチがオンされたか否かを判別
する(ステップC14)。このスイッチがオンされたと
きはRJFに1をセットする(ステップC15)。FJ
F若しくはRJFに1をセットした後、ステップC11
においてMODEが1でない場合、又は早送りスイッチ
も早戻しスイッチもオンされない場には、メインフロー
に戻る。
【0016】ステップC10においてSTFが0(再生
停止状態)である場合には、図10のフローのステップ
C16に移行し、ソングモードスイッチがオンされたか
否かを判別する。このスイッチがオンされたときは、S
MFを反転する(ステップC17)。そしてメインフロ
ーに戻る。このスイッチがオンされない場には、SMF
が1であるか否かを判別する(ステップC18)。SM
Fが1(ソングモード)である場合には、ソングスプリ
ットスイッチがオンされたか否かを判別する(ステップ
C19)。このスイッチがオンされたときは、MODE
の値をインクリメントする(ステップC20)。このと
きMODEの値が5を超えたか否かを判別し(ステップ
C21)、5を超えた場合にはMODEの値を0にする
(ステップC22)。
【0017】インクリメントしたMODEの値が5以下
である場合、又はステップC22においてMODEの値
を0にした後は、メインフローに戻る。ステップC19
においてソングスプリットスイッチがオンされない場合
には、MODEの値が1又は2のいずれかであるか否か
を判別する(ステップC23)。MODEの値が1又は
2のいずれかである場合、すなわち、ソングモードの中
の区間リピート再生モード又は区間連続再生モードであ
る場合には、採点レッスンスイッチがオンされたか否か
を判別する(ステップC24)。このスイッチがオンさ
れたときは、CLFを反転する(ステップC25)。そ
してメインフローに戻る。
【0018】ステップC23においてMODEの値が1
及び2のいずれでもない場合、又はステップC24にお
いて採点レッスンスイッチがオンされない場合は、図1
1のフローのステップC26に移行し、テンキースイッ
チがオンされたか否かを判別する。テンキースイッチか
ら数値データが入力されたときは、MODEの値が3又
は4のいずれかであるか否かを判別する(ステップC2
7)。MODEの値が3又は4のいずれかである場合に
は、TKFに1をセットして(ステップC28)、NU
Mにその数値データをセットする(ステップC29)。
数値データをセットした後、又はステップC27におい
てMODEの値が3及び4のいずれでもない場合には、
メインフローに戻る。
【0019】ステップC26においてテンキースイッチ
がオンされない場合には、カーソルスイッチがオンされ
たか否かを判別する(ステップC30)。このスイッチ
がオンされたときは、MODEの値が3又は5のいずれ
かであるか否かを判別する(ステップC31)。MOD
Eの値が3又は5のいずれかである場合、すなわち、曲
データを分割して区間を設定する分割点設定モード、又
は、設定した区間における再生パターンを設定する区間
内リピート設定モードのいずれかである場合には、表示
部のカーソル位置を移動するカーソル移動処理を行う
(ステップC32)。このカーソル移動処理の後、又は
ステップC31においてMODEの値が3及び5のいず
れでもない場合には、メインフローに戻る。
【0020】ステップC30においてカーソルスイッチ
がオンされない場合には、MODEの値が5であるか否
かを判別し(ステップC33)、MODEの値が5(区
間内リピート設定モード)である場合には、Rオフスイ
ッチがオンされたか否かを判別する(ステップC3
4)。このスイッチがオンされたときは、ROFを反転
する(ステップC35)。Rオフスイッチがオンされな
い場合には、Lオフスイッチがオンされたか否かを判別
する(ステップC36)。このスイッチがオンされたと
きは、LOFを反転する(ステップC37)。ROF若
しくはLOFを反転した後、又はRオフスイッチもLオ
フスイッチもオンされない場合には、メインフローに戻
る。
【0021】図10のステップC18においてSMFが
0である場合、すなわち、手動演奏の通常モードである
場合には、図11のフローのステップC34に移行し、
Rオフスイッチ又はLオフスイッチがオンされたか否か
を判別する。すなわち、通常モードの場合にもRオフス
イッチ及びLオフスイッチの操作は有効になる。
【0022】図12は、図11のステップC32におけ
るカーソル移動処理のフローである。左カーソルスイッ
チがオンされたか否かを判別し(ステップC38)、こ
のスイッチがオンされたときはmの値をデクリメントす
る(ステップC39)。このときmが1より小さい値に
なったか否かを判別し(ステップC40)、1より小さ
い値になったときはmを1にセットする(ステップC4
1)。ステップC38において左カーソルスイッチがオ
ンされない場合には、右カーソルスイッチがオンされた
場合であるので、mをインクリメントする(ステップC
42)。この場合には、MODEが3であるか否かを判
別する(ステップC43)。MODEが3(分割点設定
モード)である場合には、mの最大値は5であるので、
インクリメントしたmが5を超えたか否かを判別し(ス
テップC)、mが5を超えた場合にはmを5にセットす
る(ステップC45)。ステップC41若しくはC45
においてmを1若しくは5にセットした後、ステップC
40においてmが1以上である場合、若しくはステップ
C44においてmが5以下である場合、又はステップC
43においてMODEが3でない場合には、メインフロ
ーに戻る。
【0023】例えば、図27の画面は、後述する設定処
理における表示内容を示した画面である。そのうち、図
27(1)の分割点設定の画面、及び図27(4)の区
間リピート設定の画面にはカーソルを表示する。すなわ
ち、図11のフローのステップ31においてMODEの
値が3(分割点設定モード)又は5(区間内リピート設
定モード)のいずれかのモードの場合にカーソル移動処
理を行う。カーソルスイッチによってmの値をデクリメ
ント又はインクリメントすると、表示されているカーソ
ル位置が左又は右に移動する。mが1の場合とは、図2
7(1)、(4)の画面において、カーソル位置がm1
にある状態である。この場合には、左カーソルスイッチ
をオンしてもカーソル位置は左には移動できない。ま
た、図27(1)の分割点設定の画面では、カーソルの
表示位置はm1〜m5の5箇所だけであるので、カーソ
ル位置がm5にある場合には、右カーソルスイッチをオ
ンしてもカーソル位置は右には移動できない。
【0024】図13は、メインフローにおける設定処理
のフローである。MODEが3であるか否かを判別し
(ステップD1)、MODEが3である場合には分割点
設定処理を実行して(ステップD2)、メインフローに
戻る。MODEが3でない場合には、MODEが4であ
るか否かを判別する(ステップD3)。MODEが4で
ある場合には、区間再生順設定処理を実行して(ステッ
プD4)、メインフローに戻る。MODEが4でない場
合には、MODEが5であるか否かを判別する(ステッ
プD5)。MODEが5である場合には、区間内リピー
ト設定処理を実行して(ステップD6)、メインフロー
に戻る。
【0025】図14は、図13の設定処理のフローにお
ける分割点設定処理のフローである。TKFが1(テン
キー入力あり)であるか否かを判別し(ステップE
1)、TKFが0(テンキー入力なし)である場合に
は、直ちに図13のフローに戻る。TKFが1である場
合には、mの値に対応した処理を行う。すなわち、図2
7(1)の画面において、現在のカーソル位置に対応し
た処理を行う。mが1であるか否かを判別し(ステップ
E2)、mが1でカーソル位置が図27(1)の画面で
m1である場合には、NUMにセットされたテンキーの
数値をnにセットして区間番号の値を設定する(ステッ
プE3)。mが1でない場合にはmが2であるか否かを
判別し(ステップE4)、mが2でカーソル位置が図2
7(1)の画面でm2である場合には、NUMにセット
された数値をSBAR(n)にセットして始端小節の値
を設定する(ステップE5)。mが1及び2でない場合
にはmが3であるか否かを判別し(ステップE6)、m
が3でカーソル位置が図27(1)の画面でm3である
場合には、NUMにセットされた数値をSBEAT
(n)にセットして始端拍の値を設定する(ステップE
7)。
【0026】mが1〜3でない場合にはmが4あるか否
かを判別し(ステップE8)、mが4でカーソル位置が
図27(1)の画面でm4である場合には、NUMにセ
ットされた数値をEBAR(n)にセットして終端小節
の値を設定する(ステップE9)。mが1〜4でない場
合にはmが5であるか否かを判別し(ステップE1
0)、mが5でカーソル位置が図27(1)の画面でm
5である場合には、NUMにセットされた数値をEBE
AT(n)にセットして終端拍の値を設定する(ステッ
プE11)。NUMの数値データをいずれかのレジスタ
にセットした後は、TKFに0をセットしてメインフロ
ーに戻る。
【0027】図27(1)の例では、4分の4拍子の曲
データについて、区間番号1を設定した場合を示してい
る。この区間では、始端小節番号1、始端拍番号1、終
端小節番号4、終端拍番号4に設定されている。すなわ
ち、区間番号1のリピート再生は、第1小節目の最初の
拍(ノート)から第4小節目の第4拍までの4小節分を
繰り返し再生する設定がされている。この場合におい
て、カーソルスイッチを操作してカーソル位置を移動さ
せ、テンキースイッチから数値を入力することにより、
カーソル位置の設定値を変更することができる。なお、
複数の区間を設定する場合において、任意の区間の中に
他の区間が含まれていてもよく、その含まれる区間が複
数であってもよい。また、曲全体を1つの区間として設
定することも可能である。
【0028】すなわち、図14のフローの分割点設定処
理を実行することによって、CPU1は、自動演奏の曲
データにおいて、任意の複数の区間を指定して、各区間
の始端アドレス及び終端アドレスを設定するアドレス設
定手段を構成する。
【0029】図15は、図13の設定処理における区間
再生順設定処理のフローである。TKFが1(テンキー
入力あり)であるか否かを判別し(ステップF1)、T
KFが0(テンキー入力なし)である場合には、直ちに
図13のフローに戻る。TKFが1である場合には、N
UMにセットされた数値をREP[i]にセットしてi
番目に再生する区間を設定する(ステップF2)。最初
は、図8のイニシャライズ処理でiに1がセットされて
いるので、図4のREP[1]にテンキースイッチから
入力された区間番号が設定される。次に、iをインクリ
メントして(ステップF3)、TKFに0をセットする
(ステップF4)。そして、メインフローに戻る。
【0030】図27(2)の画面は、区間1、区間2、
区間3、区間4、区間5…の順に再生する場合の設定の
例である。図27(3)の画面は、区間2、区間3、再
び区間3、区間1、区間5…の順に再生する場合の設定
の例である。上記したように、例えば区間5の中に区間
2及び区間3が含まれていてもよいし、区間1が曲の最
初から最後までの区間であってもよい。
【0031】すなわち、図15のフローの区間再生順設
定処理を実行することによって、CPU1は、設定され
た複数の区間を任意の再生順に設定する再生順序設定手
段を構成する。
【0032】図16は、図13の設定処理における区間
内リピート設定処理のフロー、すなわち再生するパター
ンを設定するフローである。この設定処理では、図14
の分割点設定処理において設定された各区間の再生パタ
ーンを設定する。まず、mが1であるか否かを判別し
(ステップG1)、mが1である場合にはカーソル位置
が図27(4)の画面でm1すなわち区間番号の位置に
ある。この場合には、TKFが1(テンキー入力あり)
であるか否かを判別する(ステップG2)。TKFが0
(テンキー入力なし)である場合には、直ちにメインフ
ローに戻る。TKFが1である場合には、NUMにセッ
トされた数値データをnにセットして区間番号を指定す
る(ステップG3)。図27(4)の画面の例では、区
間番号として2がテンキースイッチから入力された状態
を示している。
【0033】ステップG1においてmが1でない場合、
すなわち、区間番号がすでに指定された状態の場合に
は、ROFが1であるか否かを判別する(ステップG
5)。ROFが1(Rパートオフ)である場合には、図
4に示したREP[i]において、RP[n、R]に1
(右手パートオフの再生パターン)をセットする(ステ
ップG6)。ステップG5においてROFが0(Rオ
ン)である場合には、LOFが1であるか否かを判別す
る(ステップG7)。LOFが1(Lパートオフ)であ
る場合には、RP[n、R]に2(左手パートオフの再
生パターン)をセットする(ステップG8)。ROF及
びLOFがともに0である場合には、RP[n、R]に
0(全パートオンの再生パターン)をセットする(ステ
ップG9)。RP[n、R]にいずれかの再生パターン
を設定した後は、Rをインクリメントして(ステップG
10)、メインフローに戻る。したがって、Rには区間
番号nで指定する区間のリピート再生の回数がセットさ
れる。
【0034】図27(4)の画面の場合には、区間番号
を2に設定した後、右カーソルスイッチの操作でカーソ
ル位置をm2に移動したとき、RオフスイッチもLオフ
スイッチもオフの状態になっていて、カーソルの上位置
には全パートオンの再生パターンの記号が表示されてい
る。さらに、右カーソルスイッチの操作でカーソル位置
をm3に移動したときも、RオフスイッチもLオフスイ
ッチもオフの状態になっていて、カーソルの上位置には
同じく全パートオンの再生パターンの記号が表示されて
いる。次に、右カーソルスイッチの操作でカーソル位置
をm4に移動したときは、Rオフスイッチがオンされて
カーソルの上位置には右パートオフの再生パターンの記
号が表示されている。また、右カーソルスイッチの操作
でカーソル位置をm5に移動したときも、Rオフスイッ
チがオンされてカーソルの上位置には右パートオフの再
生パターンの記号が表示されている。そして、この区間
のリピート再生の回数は4回に設定される。
【0035】すなわち、図16のフローの区間内リピー
ト設定処理を実行することによって、CPU1は、設定
された各区間の再生パターンを設定する再生パターン設
定手段を構成する。
【0036】なお、上記区間内リピート設定において
は、各区間ごとに再生パターンを設定するようにした
が、曲データの全ての区間において同じ再生パターンを
設定するようにしてもよい。この場合には、図27
(4)の画面には区間番号は表示されない。
【0037】図17は、メインフローにおける再生処理
のフローである。STFが1であるか否かを判別し(ス
テップH1)、STFが0(再生停止状態)である場合
には、直ちにメインフローに戻る。STFが1(再生状
態)である場合には、MODEの値に応じた再生処理を
実行する。すなわち、MODEが0であるか否かを判別
し(ステップH2)、MODEが0である場合には曲デ
ータを最初から最後まで順に再生する通常再生処理を実
行する(ステップH3)。MODEが0でない場合に
は、MODEが1であるか否かを判別し(ステップH
4)、MODEが1である場合には区間リピート再生処
理を実行する(ステップH5)。MODEが0及び1で
ない場合には、MODEが2であるか否かを判別し(ス
テップH6)、MODEが2である場合には、区間連続
再生処理を実行する(ステップH7)。いずれかの再生
処理を実行した後、又は、MODEが0〜2のいずれの
値でもない場合には、メインフローに戻る。
【0038】図18〜図20は、図17における区間リ
ピート再生処理のフローである。図18のフローにおい
て、Tの値が0に達したか否かを判別する(ステップJ
1)。このフローに最初に移行したときは、Tには図9
のスイッチ処理によって所定時間がセットされている。
このTの値が図7のタイマインタラプト処理でデクリメ
ントされて0に達したか否かを判別し、0になっていな
い場合にはメインフローに戻る。Tの値が0に達したと
きは、タイマインタラプトを禁止して(ステップJ
2)、dにセットされているアドレスの曲データである
EVENT[d]をROMから読み出す(ステップJ
3)。そして、読み出したデータが小節線データである
か否かを判別する(ステップJ4)。実際の曲データの
中には、小節線データ及びノートデータ以外にも、調を
示すデータ、拍子を示すデータ、その他のデータを含ん
でいる。ただし、この実施形態においては、説明を簡便
にするため曲データの構成を小節線データ、ノートデー
タ、及び曲の終了を示すENDデータに限定する。
【0039】読み出したデータが小節線データである場
合には、その小節の番号であるBAR[d]をjにセッ
トする(ステップJ5)。そして、dをインクリメント
して(ステップJ6)、次のデータを指定する。このと
き、次のデータがENDデータであるか否かを判別して
(ステップJ7)、ENDデータである場合にはdに1
をセットして最初のデータを指定する。読み出したデー
タが小節線データでない場合は、LPFが0であるか否
かを判別する(ステップJ9)。LPFが0(区間外)
である場合には、図4に示すリピート再生すべき区間R
EP[i]において、区間番号nの始端アドレスを検索
する必要がある。そこで、jにセットされた値が区間の
始端小節SBAR[n]の値と同じであるか否かを判別
する(ステップJ10)。
【0040】jの値がSBAR[n]の値と同じでない
場合には、ステップJ6に移行してdのアドレスをイン
クリメントして、次のデータを指定する。そして、始端
小節を検索するまでアドレスをインクリメントしながら
データの読出しを進めて、小節線データを読み出すたび
にjの値を更新する。読み出した小節線データの小節番
号であるjの値がSBAR[n]と同じになったとき
は、次のデータであるノートデータの拍番号をkにセッ
トする(ステップJ11)。そして、kにセットされた
値が始端拍SBEAT[n]の値と同じであるか否かを
判別する(ステップJ12)。
【0041】kの値がSBEAT[n]の値と同じでな
い場合には、ステップJ6に移行してdのアドレスをイ
ンクリメントして、次のデータを指定する。そして、始
端拍を検索するまでアドレスをインクリメントしながら
データの読出しを進めて、ノートデータを読み出すたび
にkの値を更新する。読み出したノートデータの拍番号
であるkの値がSBEAT[n]の値と同じになったと
きは、区間番号nの始端アドレスに達したので、LPF
を1(区間内)にセットして(ステップJ13)、Dに
区間の始端アドレスであるdの値をセットする(ステッ
プJ14)。
【0042】次に、図19のフローにおいて、dにセッ
トされている始端アドレスのタイムデータ、すなわち次
のノートデータの発音開始までの時間をTにセットして
(ステップJ15)、タイマインタラプトを許可する
(ステップJ16)。そして、RP[n、r]の値を検
索して再生パターンを判別する(ステップJ17)。図
8のイニシャライズ処理で最初はrの値が1にセットさ
れているので、RP[n、1]の再生パターンを判別す
る。RP[n、r]の値が1である場合には、左手パー
トのみの再生パターンであるので、R(右手)パートを
オフにする(ステップJ18)。RP[n、r]の値が
2である場合には、右手パートのみの再生パターンであ
るので、L(左手)パートをオフにする(ステップJ1
9)。RP[n、r]の値が0である場合には、全パー
トの再生パターンであるのでどちらのパートもオフにし
ない。
【0043】そして、いずれの再生パターンの場合も読
み出したノートデータであるEVENT[d]を音源部
に送出する(ステップJ20)。次に、dをインクリメ
ントして(ステップJ21)、次のデータを指定する。
このとき、EVENT[d]がENDデータであるか否
かを判別する(ステップJ22)。ENDデータである
場合には、dに1をセットして(ステップJ23)、次
のデータとして曲の最初のデータを指定する。次のデー
タを指定した後は、FJFが0であるか否かを判別する
(ステップJ24)。FJFが0(早送りオフ)である
場合には、RJFが0であるか否かを判別する(ステッ
プJ25)。RJFが0(早戻しオフ)の場合には、早
送り及び早戻しのいずれでもないので、現在の区間であ
るREP[i]を指定した状態のままメインフローに戻
る。
【0044】図18のステップJ9においてLPFが1
(区間内)の場合には、区間の終端アドレスを検索する
必要がある。したがって、図19のフローにおいて、ノ
ートデータの小節番号であるjの値が終端小節EBAR
[n]の値と同じであるか否かを判別する(ステップJ
26)。jの値がEBAR「n」の値と同じでない場合
には、ステップJ15に移行して、ステップJ25まで
の処理を実行する。すなわち、設定されている再生パタ
ーンで区間REP[i]のEVENT[d]を順に読み
出して音源部に送出する。
【0045】ステップJ26において、jの値がEBA
R[n]の値と同じである場合には、そのノートデータ
の拍番号BEAT[d]の値をkにセットする(ステッ
プJ27)。そして、kの値が終端拍EBEAT[n]
の値と同じであるか否かを判別する(ステップJ2
8)。kの値がEBEAT「n」の値と同じでない場合
には、ステップJ15に移行して、ステップJ25まで
の処理を実行して、設定されている再生パターンで区間
REP[i]のEVENT[d]を順に読み出して音源
部に送出する。
【0046】ステップJ28においてkの値がEBEA
T「n」の値と同じである場合には、LPFに0(区間
外)をセットし(ステップJ29)、区間の始端アドレ
スであるDの値をdにセットする(ステップJ30)。
すなわち、読出しアドレスを始端アドレスに戻す。ま
た、jにSBAR[n]の値をセットする(ステップJ
31)。次に、rの値をインクリメントして(ステップ
J32)、この区間での次の再生パターンの検索に備え
る。このとき、rの値がRの値を超えたか否かを判別す
る(ステップJ33)。rの値がRの値を超えていない
場合には、ステップJ24及びJ25において、FJF
及びRJFの値を検索する。FJF及びRJFも0で早
送りも早戻しもオフである場合には、現在の区間である
REP[i]を指定した状態のままメインフローに戻
る。
【0047】ステップJ33においてrの値がRの値を
超えた場合には、設定されたリピート再生の回数が終了
したことになる。この場合には、Tに所定時間をセット
して(ステップJ34)、タイマインタラプトを許可す
る(ステップJ35)。次に、rに1をセットして(ス
テップJ36)、最初のリピート再生における再生パタ
ーンの検索に備える。この後、ステップJ24及びJ2
5において、FJF及びRJFの値を検索する。FJF
及びRJFも0で早送りも早戻しもオフである場合に
は、現在の区間であるREP[i]を指定した状態のま
まメインフローに戻る。
【0048】ステップJ24においてFJFが1(早送
りオン)である場合には、図20のフローにおいて、i
の値をインクリメントして(ステップJ37)、図4に
示すRAMのエリアにおいて再生順が設定されている次
の区間を指定する。このとき、iが最大値imaxを超
えたか否かを判別する(ステップJ38)。iが最大値
を超えた場合には、iに1をセットして(ステップJ3
9)、最初の区間を指定する。一方、ステップJ25に
おいてRJFが1(早戻しオン)である場合には、図2
0のフローにおいて、iの値をデクリメントして(ステ
ップJ40)、図4に示すRAMのエリアにおいて再生
順が設定されている1つ前の区間を指定する。このと
き、iが1より小さい値になったか否かを判別する(ス
テップJ41)。iが1より小さい値になった場合に
は、iに最大値imaxをセットする(ステップJ4
2)。すなわち、この区間リピート再生の場合には、ス
タートスイッチ、スプリットスイッチ、採点レッスンス
イッチのいずれかがオンされない限り、曲データのリピ
ート再生を繰り返す。
【0049】iをインクリメント又はデクリメントして
次にリピート再生する区間に変更した場合には、読み出
す曲データのアドレスのポインタdには1をセットして
(ステップJ43)、曲データの先頭アドレスを指定す
る。次に、Tに所定時間をセットして(ステップJ4
4)、タイマインタラプトを許可する(ステップJ4
5)。そして、メインフローに戻る。
【0050】図21〜図23は、図17の再生処理にお
ける区間連続再生処理のフローである。図21におい
て、Tの値が0に達したか否かを判別する(ステップK
1)。このフローに最初に移行したときは、Tには図9
のスイッチ処理によって所定時間がセットされている。
このTの値が図7のタイマインタラプト処理でデクリメ
ントされて0に達したか否かを判別し、0になっていな
い場合にはメインフローに戻る。Tの値が0に達したと
きは、タイマインタラプトを禁止して(ステップK
2)、dにセットされているアドレスに対応する曲デー
タであるEVENT[d]をROMから読み出す(ステ
ップK3)。そして、読み出したデータが小節線データ
であるか否かを判別する(ステップK4)。
【0051】読み出したデータが小節線データである場
合には、その小節の番号であるBAR[d]をjにセッ
トする(ステップK5)。そして、dをインクリメント
して(ステップK6)、次のデータを指定する。このと
き、次のデータがENDデータであるか否かを判別して
(ステップK7)、ENDデータである場合にはdに1
をセットして最初のデータを指定する。読み出したデー
タが小節線データでない場合は、LPFが0であるか否
かを判別する(ステップK9)。LPFが0(区間外)
である場合には、図4に示すリピート再生すべき区間R
EP[i]において、区間番号nの始端アドレスを検索
する必要がある。そこで、jにセットされた値が区間の
始端小節SBAR[n]の値と同じであるか否かを判別
する(ステップK10)。
【0052】jの値がSBAR[n]の値と同じでない
場合には、ステップK6に移行してdのアドレスをイン
クリメントして、次のデータを指定する。そして、始端
小節を検索するまでアドレスをインクリメントしながら
データの読出しを進めて、小節線データを読み出すたび
にjの値を更新する。読み出した小節線データの小節番
号であるjの値がSBAR[n]と同じになったとき
は、次のデータであるノートデータの拍番号をkにセッ
トする(ステップK11)。そして、kにセットされた
値が始端拍SBEAT[n]の値と同じであるか否かを
判別する(ステップK12)。
【0053】kの値がSBEAT[n]の値と同じでな
い場合には、ステップK6に移行してdのアドレスをイ
ンクリメントして、次のデータを指定する。そして、始
端拍を検索するまでアドレスをインクリメントしながら
データの読出しを進めて、ノートデータを読み出すたび
にkの値を更新する。読み出したノートデータの拍番号
であるkの値がSBEAT[n]の値と同じになったと
きは、区間番号nの始端アドレスに達したので、LPF
を1(区間内)にセットして(ステップK13)、Dに
区間の始端アドレスであるdの値をセットする(ステッ
プK14)。
【0054】次に、図22のフローにおいて、dの始端
アドレスのタイムデータすなわち次のノートデータの発
音開始までの時間をTにセットして(ステップK1
5)、タイマインタラプトを許可する(ステップK1
6)。そして、RP[n、r]の値を検索して再生パタ
ーンを判別する(ステップK17)。図8のイニシャラ
イズ処理で最初はrの値が1にセットされているので、
RP[n、1]の再生パターンを判別する。RP[n、
r]の値が1である場合には、左手パートのみの再生パ
ターンであるので、R(右手)パートをオフにする(ス
テップK18)。RP[n、r]の値が2である場合に
は、右手パートのみの再生パターンであるので、L(左
手)パートをオフにする(ステップK19)。RP
[n、r]の値が0である場合には、全パートの再生パ
ターンであるのでどちらのパートもオフにしない。
【0055】そして、いずれの再生パターンの場合も読
み出したノートデータであるEVENT[d]を音源部
に送出する(ステップK20)。次に、dをインクリメ
ントして(ステップK21)、次のデータを指定する。
このとき、EVENT[d]がENDデータであるか否
かを判別する(ステップK22)。ENDデータである
場合には、dに1をセットして(ステップK23)、次
のデータとして曲の最初のデータを指定する。そして、
メインフローに戻る。
【0056】図21のステップK9においてLPFが1
(区間内)の場合には、区間の終端アドレスを検索する
必要がある。したがって、図22のフローにおいて、ノ
ートデータの小節番号であるjの値が終端小節EBAR
[n]の値と同じであるか否かを判別する(ステップK
24)。jの値がEBAR「n」の値と同じでない場合
には、ステップK15に移行して、ステップK23まで
の処理を実行する。すなわち、設定されている再生パタ
ーンで指定した区間であるREP[i]のEVENT
[d]を順に読み出して音源部に送出する。ステップK
24において、jの値がEBAR[n]の値と同じであ
る場合には、そのノートデータの拍番号BEAT[d]
の値をkにセットする(ステップK25)。そして、k
の値が終端拍EBEAT[n]の値と同じであるか否か
を判別する(ステップK26)。kの値がEBEAT
「n」の値と同じでない場合には、ステップK15に移
行して、ステップK23までの処理を実行して、設定さ
れている再生パターンで指定した区間であるREP
[i]のEVENT[d]を順に読み出して音源部に送
出する。
【0057】ステップK26においてkの値がEBEA
T「n」の値と同じである場合には、LPFに0(区間
外)をセットし(ステップK27)、区間の始端アドレ
スであるDの値をdにセットする(ステップK28)。
また、jにSBAR[n]の値をセットする(ステップ
K29)。次に、rの値をインクリメントして(ステッ
プK30)、この区間での次の再生パターンの検索に備
える。このとき、rの値がRの値を超えたか否かを判別
する(ステップK31)。rの値がRの値を超えていな
い場合には、メインフローに戻る。
【0058】ステップK33においてrの値がRの値を
超えた場合には、設定されたリピート再生の回数が終了
したことになる。この場合には、図23のフローにおい
てiをインクリメントして(ステップK32)、次の区
間を指定する。このとき、iの値が最大値imax以下
であるか否かを判別し(ステップK33)、iの値が最
大値以下である場合には、読み出す曲データのアドレス
のポインタdには1をセットして(ステップK34)、
曲データの先頭アドレスを指定する。次に、Tに所定時
間をセットして(ステップK35)、タイマインタラプ
トを許可する(ステップK36)。そして、メインフロ
ーに戻る。ステップK33において、iの値が最大値を
超えた場合、すなわち、すべて区間のリピート再生が終
了したときは、STFに0(再生停止状態)をセットし
て(ステップK37)、メインフローに戻る。
【0059】図24〜図26は、メインフローにおける
採点レッスン再生処理のフローである。この採点レッス
ンでは、伴奏パートの再生と同時進行するユーザのメロ
ディ演奏の採点を行う。図24において、STFが1で
あるか否かを判別し(ステップL1)、STFが0(再
生停止状態)である場合にはメインフローに戻る。ST
Fが1(再生状態)である場合には、CLFが1である
か否かを判別する(ステップL2)。CLFが0で採点
レッスンモードでない場合には、メインフローに戻る。
CLFが1で採点レッスンモードである場合には、Tの
値が0に達しているか否かを判別する(ステップL
3)。Tの値が0でない場合には採点レッスン再生の開
始でないのでメインフローに戻る。Tの値が0に達して
いる場合には、タイマインタラプトを禁止する(ステッ
プL4)。そして、dにセットされているアドレスに対
応する曲データであるEVENT[d]をROMから読
み出す(ステップL5)。そして、読み出したデータが
小節線データであるか否かを判別する(ステップL
6)。
【0060】読み出したデータが小節線データである場
合には、その小節の番号であるBAR[d]をjにセッ
トする(ステップL7)。そして、dをインクリメント
して(ステップL8)、次のデータを指定する。このと
き、次のデータがENDデータであるか否かを判別して
(ステップL9)、ENDデータである場合にはdに1
をセットして最初のデータを指定する。読み出したデー
タが小節線データでない場合は、LPFが0であるか否
かを判別する(ステップL11)。LPFが0(区間
外)である場合には、図4に示すリピート再生すべき区
間REP[i]において、区間番号nの始端アドレスを
検索する必要がある。そこで、jにセットされた値が区
間の始端小節SBAR[n]の値と同じであるか否かを
判別する(ステップL12)。
【0061】jの値がSBAR[n]の値と同じでない
場合には、ステップL8に移行してdのアドレスをイン
クリメントして、次のデータを指定する。そして、始端
小節を検索するまでアドレスをインクリメントしながら
データの読出しを進めて、小節線データを読み出すたび
にjの値を更新する。読み出した小節線データの小節番
号であるjの値がSBAR[n]と同じになったとき
は、次のデータであるノートデータの拍番号をkにセッ
トする(ステップL13)。そして、kにセットされた
値が始端拍SBEAT[n]の値と同じであるか否かを
判別する(ステップL14)。
【0062】kの値がSBEAT[n]の値と同じでな
い場合には、ステップL8に移行してdのアドレスをイ
ンクリメントして、次のデータを指定する。そして、始
端拍を検索するまでアドレスをインクリメントしながら
データの読出しを進めて、ノートデータを読み出すたび
にkの値を更新する。読み出したノートデータの拍番号
であるkの値がSBEAT[n]の値と同じになったと
きは、区間番号nの始端に達したので、LPFを1(区
間内)にセットして(ステップL15)、Dに区間の始
端アドレスであるdの値をセットする(ステップL1
6)。
【0063】次に、図25のフローにおいて、dの始端
アドレスにおけるタイムデータ、すなわち次のノートデ
ータの発音開始までの時間をTにセットして(ステップ
L17)、タイマインタラプトを許可する(ステップL
18)。そして、rの値が1(1回目の再生)でないか
否かを判別する(ステップL19)。rが1でない場合
にはRパートをオフにして(ステップL20)、ユーザ
の右手パート(メロディパート)の演奏に備える。rが
1である場合(図8のイニシャライズ処理で最初はrの
値が1にセットされている)には、模範演奏として右手
パートもオンにして(ステップL21)、メロディパー
トも伴奏パートも再生する。
【0064】次に、読み出したノートデータであるEV
ENT[d]を音源部に送出する(ステップL22)。
また、dをインクリメントして(ステップL23)、次
のデータを指定する。このとき、EVENT[d]がE
NDデータであるか否かを判別する(ステップL2
4)。ENDデータである場合には、dに1をセットし
て(ステップL25)、次のデータとして曲の最初のデ
ータを指定する。そして、メインフローに戻る。
【0065】図24のステップL11においてLPFが
1(区間内)の場合には、区間の終端アドレスを検索す
る必要がある。したがって、図25のフローにおいて、
ノートデータの小節番号であるjの値が終端小節EBA
R[n]の値と同じであるか否かを判別する(ステップ
L26)。jの値がEBAR「n」の値と同じでない場
合には、ステップL17に移行して、ステップL25ま
での処理を実行する。すなわち、rの値が1であるか2
以上であるかに応じて、全てのパート又は伴奏パートの
曲データを読み出し、そのノートデータであるEVEN
T[d]を音源部に順に送出する。ステップL26にお
いて、jの値がEBAR[n]の値と同じである場合に
は、そのノートデータの拍番号BEAT[d]の値をk
にセットする(ステップL27)。そして、kの値が終
端拍EBEAT[n]の値と同じであるか否かを判別す
る(ステップL28)。kの値がEBEAT「n」の値
と同じでない場合には、ステップL17に移行して、ス
テップL25までの処理を実行して、読み出したEVE
NT[d]を順に音源部に送出する。
【0066】ステップL28においてkの値がEBEA
T「n」の値と同じである場合には、LPFに0(区間
外)をセットし(ステップL29)、rの値がN+1の
値より小さいか否かを判別する(ステップL30)。N
の初期値は図9のスイッチ処理において1にセットされ
ているので、rの値が1すなわち1回目の再生の場合に
は、rの値はN+1=2の値より小さい。この場合に
は、rの値をインクリメントする(ステップL31)。
次に、始端アドレスであるDの値をdにセットする(ス
テップL32)。また、jにSBAR[n]の値をセッ
トする(ステップL33)。次に、Tに所定時間をセッ
トして(ステップL34)、タイマインタラプトを許可
する(ステップL35)。そして、メインフローに戻
る。
【0067】ステップL30において、rの値がN+1
の値に達したときは、図26のフローにおいて演奏採点
処理を行う(ステップL36)。すなわち、rの値が1
で最初の模範演奏が終了して、rの値が2にインクリメ
ントされた場合には、左パートすなわち伴奏パートだけ
が再生され、右パートすなわちメロディパートはユーザ
の演奏になる。したがって、そのユーザの演奏を採点す
る。そして、採点結果が合格か否かを判別する(ステッ
プL37)。不合格である場合には、採点結果に応じて
Nの値をセットする(ステップL38)。例えば、あと
2回ほど練習すれば合格ラインに達する採点結果の場合
にはNの値を2にセットし、5回ほど練習しなければ合
格ラインに達しない採点結果の場合にはNの値を5にセ
ットする。Nの値をセットした後は、rの値を1にセッ
トする(ステップL39)。そして、図25のステップ
L32に移行する。したがって、再度、同じ区間を再生
することになる。この場合に、rの値が1にセットされ
ているので、1回目の再生は右手パートをオンにした模
範演奏となる。採点結果の後の練習において、この模範
演奏を行わず1回目の演奏から右手パートをオフにした
再生を行う構成にする場合には、図26のステップL3
9においてrの値を2にセットする構成にすればよい。
【0068】図26のステップL37において、採点結
果が合格である場合には、iの値をインクリメントして
(ステップL40)、次の区間を指定する。このとき、
iの値が最大値imax以下であるか否かを判別し(ス
テップL41)、iの値が最大値以下である場合には、
dに1をセットして(ステップL42)、曲データの最
初のデータを指定する。次に、新たに指定した区間の練
習に備えて、r及びNの値をともに1にセットする(ス
テップL43)。次に、Tに所定時間をセットして(ス
テップL44)、タイマインタラプトを許可する(ステ
ップL45)。そして、メインフローに戻る。ステップ
L41においてiの値が最大値を超えたときは、STF
に0(再生停止状態)をセットして(ステップL4
6)、メインフローに戻る。
【0069】したがって、CPU1は、図24〜図26
の採点レッスン再生処理を実行することにより、曲デー
タの再生に伴って演奏操作がされた場合に、その演奏操
作の程度を採点し、その採点結果に応じた再生パターン
を設定させる演奏採点手段を構成する。
【0070】なお、この採点レッスン再生処理において
は、右パートをオフにしてメロディパートの演奏練習を
行う構成にしたが、左パートをオフにして伴奏パートの
演奏練習を行う構成にしてもよい。
【0071】このように、上記実施形態においては、C
PU1は、区間再生順設定処理(再生順序設定手段)に
よって設定された再生順にしたがって、各区間ごとの曲
データをアドレスの進行に応じて、所定の記憶手段であ
るROM2から読み出す読出制御手段を構成するととも
に、読み出した曲データを区間内リピート設定処理(再
生パターン設定手段)によって設定された再生パターン
で音源部に再生させる再生制御手段を構成する。そし
て、曲データの複数の区間を再生する際は、設定されて
いる再生順にしたがって各区間を順に再生し、かつ、各
区間の再生においては、各区間ごとに設定されている再
生パターンにしたがって再生する。したがって、曲デー
タの中に不得意な個所が複数ある場合に、より困難な区
間を優先して練習したり、逆に、よりやさしい区間から
より困難な区間に移行しながら練習することができるの
で、ユーザの要望に沿った練習をすることができる。
【0072】この場合において、図18〜図20の区間
リピート再生処理のフローに示したように、所定の操作
すなわち早送りスイッチ又は早戻しスイッチのオン操作
がされた場合には、次の区間又は前の区間に移行し、こ
の所定の操作がない場合には、現在の区間を繰り返し再
生する。したがって、ユーザは不得意な区間を納得がい
くまで繰り返し練習することができる。また、主旋律の
フレーズが変化しながら連続する曲も多くあるので、あ
る区間の演奏を習得した場合に、前の区間に戻って再度
の演奏練習を行いたいこともある。このような場合に
も、所定の操作によって容易に前の区間に戻ることがで
きる。
【0073】また、図16の区間内リピート設定処理の
フローに示したように、各区間のリピート再生の回数を
設定するとともに、各回の再生パターンを設定する。し
たがって、図27(4)の例のように、区間番号2の区
間においてはリピート再生の回数を4回と設定して、1
回目及び2回目は右パート(メロディパート)及び左パ
ート(伴奏パート)を再生し、3回目及び4回目は左パ
ートだけを再生するように、各回の再生パターンを設定
することができる。この場合には、ユーザはメロディパ
ート及び伴奏パートの模範演奏を2回聞いて、後の2回
は伴奏パートに合わせてメロディパートの演奏練習を行
うことにより、ユーザのきめこまかな要望に沿った練習
が可能となる。
【0074】また、図24〜図26の採点レッスン再生
処理のフローに示したように、曲データの再生に伴って
鍵盤5の演奏操作がされた場合に、その演奏操作の程度
を採点し、その採点結果に応じた再生パターンを設定す
る。したがって、ユーザは、自分の演奏練習の程度を客
観的に評価することができ、その客観的な評価に適した
練習を行うことができる。
【0075】なお、上記実施形態においては、電子鍵盤
楽器の装置について説明したが、本発明の自動演奏装置
は、電子管楽器その他の電子楽器にも適用できる。ま
た、自らは発音装置を具備しないコントローラの装置に
も適用できる。
【0076】また、上記実施形態においては、再生する
曲データをROM2に格納する構成としたが、フロッピ
ーディスクその他の外部記憶手段から曲データを供給す
る構成にしてもよく、所定の通信回線を介して外部装置
からダウンロードする構成も可能である。
【0077】また、上記実施形態においては、リピート
再生する区間を小節線や拍に基づいて設定する構成とし
たが、曲データを再生しながらリアルタイムで任意のタ
イミングに始端アドレス及び終端アドレスを設定する構
成にすることも可能である。
【0078】また、上記実施形態においては、リピート
再生する各区間をユーザの操作によって設定する構成と
したが、あらかじめ曲データの中に分割点設定情報を含
めておく構成にしてもよい。
【0079】また、上記実施形態においては、複数の区
間を設定する場合に、各区間の始端アドレス及び終端ア
ドレスを設定する構成としたが、任意のアドレスを分割
点アドレスとして設定し、2つの分割点アドレスの間を
各区間として設定する構成にしてもよい。
【0080】また、上記実施形態においては、ROM2
に格納した自動演奏処理のプログラムをCPU1が実行
する構成としたが、フロッピーディスク等の記録媒体か
らこのプログラムを供給して、パソコン等の汎用の情報
処理装置によって、その記録媒体から読み出したプログ
ラムを実行させる構成にして、記録媒体の発明を実現す
ることもできる。あるいは、インターネット等を利用し
て所定の通信回線を介して外部装置からこのプログラム
をダウンロードする構成も可能である。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、曲データの複数の区間
を再生する際は、設定されている再生順にしたがって各
区間を順に再生し、かつ、各区間の再生においては、各
区間ごとに設定されている再生パターンにしたがって再
生する。したがって、曲データの中に不得意な個所が複
数ある場合に、より困難な区間を優先して練習したり、
逆に、よりやさしい区間からより困難な区間に移行しな
がら練習することができるので、ユーザの要望に沿った
練習をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における電子鍵盤楽器の装置のシステ
ム構成を示すブロック図。
【図2】図1におけるスイッチ部の一部の詳細な図。
【図3】図1のROMに格納されている曲データの構成
を示す図。
【図4】図1のRAMに記憶されるデータを示す図。
【図5】図1のRAMに記憶されるデータを示す図。
【図6】図1のRAMに記憶されるデータを示す図。
【図7】図1のCPUの動作を示すメインフローチャー
ト及びタイマインタラプト処理のフローチャート。
【図8】図7におけるイニシャライズ処理のフローチャ
ート。
【図9】図7におけるスイッチ処理のフローチャート。
【図10】図9に続くスイッチ処理のフローチャート。
【図11】図10に続くスイッチ処理のフローチャー
ト。
【図12】図11におけるカーソル移動処理のフローチ
ャート。
【図13】図7における設定処理のフローチャート。
【図14】図13における分割点設定処理のフローチャ
ート。
【図15】図13における区間再生順設定処理のフロー
チャート。
【図16】図13における区間内リピート設定処理のフ
ローチャート。
【図17】図7における再生処理のフローチャート。
【図18】図17における区間リピート再生処理のフロ
ーチャート。
【図19】図18に続く区間リピート再生処理のフロー
チャート。
【図20】図19に続く区間リピート再生処理のフロー
チャート。
【図21】図17における区間連続再生処理のフローチ
ャート。
【図22】図21に続く区間連続再生処理のフローチャ
ート。
【図23】図22に続く区間連続再生処理のフローチャ
ート。
【図24】図7における採点レッスン再生処理のフロー
チャート。
【図25】図24に続く採点レッスン再生処理のフロー
チャート。
【図26】図25に続く採点レッスン再生処理のフロー
チャート。
【図27】表示部における設定モードの画面を示す図。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 スイッチ部 5 鍵盤 6 表示部 7 音源部 8 サウンドシステム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレスによって指定される自動演奏の
    曲データにおいて、任意の複数の区間を指定して各区間
    の始端アドレス及び終端アドレスを設定するアドレス設
    定手段と、 このアドレス設定手段によって設定された各区間の再生
    パターンを設定する再生パターン設定手段と、 前記アドレス設定手段によって設定された前記複数の区
    間を任意の再生順に設定する再生順序設定手段と、 この再生順序設定手段によって設定された再生順にした
    がって各区間ごとの曲データをアドレスの進行に応じて
    所定の記憶手段から読出す読出制御手段と、 この読出制御手段によって読み出された曲データを前記
    再生パターン設定手段によって設定された再生パターン
    で再生させる再生制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記読出制御手段は、所定の操作がされ
    た場合には読出中の区間から前記設定された再生順にお
    ける次の区間又は前の区間における始端アドレスにアド
    レスを変更して曲データを読出し、前記所定の操作がさ
    れない場合には読出中の区間の曲データを当該区間の始
    端アドレスから終端アドレスまで繰り返し読み出すこと
    を特徴とする請求項1に記載の自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記再生パターン設定手段は、前記アド
    レス設定手段によって設定された各区間のリピート再生
    の回数を設定するとともに、各回の再生パターンを設定
    することを特徴とする請求項1に記載の自動演奏装置。
  4. 【請求項4】 前記曲データの再生に伴って演奏操作が
    された場合に当該演奏操作の程度を採点し、前記再生パ
    ターン設定手段に対して当該採点結果に応じた再生パタ
    ーンを設定させる演奏採点手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の自動演奏装置。
  5. 【請求項5】アドレスによって指定される自動演奏の曲
    データにおいて、任意の複数の区間を指定して各区間の
    始端アドレス及び終端アドレスを設定するアドレス設定
    手順と、 このアドレス設定手順によって設定された各区間の再生
    パターンを設定する再生パターン設定手順と、 前記アドレス設定手順によって設定された前記複数の区
    間を任意の再生順に設定する再生順序設定手順と、 この再生順序設定手段によって設定された再生順にした
    がって各区間ごとの曲データをアドレスの進行に応じて
    読出す読出制御手順と、 この読出制御手段によって読み出された曲データを前記
    再生パターン設定手段によって設定された再生パターン
    で再生させる再生制御手順と、 を実行する自動演奏処理のプログラムを記録した記録媒
    体。
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