JP2001099456A - 換気乾燥装置 - Google Patents

換気乾燥装置

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JP2001099456A
JP2001099456A JP27602599A JP27602599A JP2001099456A JP 2001099456 A JP2001099456 A JP 2001099456A JP 27602599 A JP27602599 A JP 27602599A JP 27602599 A JP27602599 A JP 27602599A JP 2001099456 A JP2001099456 A JP 2001099456A
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JP
Japan
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ventilation
suction port
orifice member
air
room
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JP27602599A
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Shiro Tanaka
資朗 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環風量を損なうことなく他室の
必要とする換気風量が得られる換気乾燥装置を得る。 【解決手段】 循環用送風機により室内の空気を
吸込み再び当該室内に吹出す循環系と、排気用送風機に
より室内の空気を吸込み室外へ排気する換気系を併せ持
ち、循環系の吸込口4と換気系の吸込口5とが本体箱体
2の一面に開設された開口部6に設けられたオリフィス
部材7に並んで離隔して配設され、換気系にはオリフィ
ス部材7の吸込口5に連通する吸込風路が設けられ、吸
込風路により当該室内以外の他の部屋の空気も吸込口5
から吸込むことができるように構成した換気乾燥装置に
ついて、その循環系の吸込口4より換気系の吸込口5の
方が本体箱体2の開口部6の奥側に位置するようにし、
この後退した吸込口5の周囲を吸込風路の換気系との連
絡部として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として浴室や洗
面所などの室内を乾燥雰囲気にするための換気乾燥装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユニットバス等の普及とともに浴室や洗
面所等の多機能化が進んでいる。そうした中で、例えば
特開昭63―77498号公報、特開平4―24049
5号公報、実開平6―38895号公報に示されている
ように、浴室の浴室としての快適性の向上を図るととも
に、浴室を乾燥雰囲気にして衣類等の乾燥室としても利
用できるようにした換気乾燥装置が開発されてきてい
る。
【0003】これらの換気乾燥装置は、基本的にはいず
れも図8に示すように換気用送風機20を主体とする換
気系と、循環用送風機21と加熱手段22とを主体とす
る循環系を備え、換気機能と温風乾燥機能とを果たすよ
うになっている。換気機能を果たす換気用送風機20
も、温風乾燥機能を果たす循環用送風機21及び加熱手
段22も共に、室内外を仕切る天井等の仕切構造に貫通
して装着される本体箱体23内に隔壁により離隔状態に
して組込まれている。本体箱体23の下端は開口し、こ
の開口部に換気系の吸込口24と循環系の吸込口25と
吹出口とが形成された一枚のオリフィス部材26が取付
けられている。本体箱体23の開口部には外方へ張出す
取付フランジが形成され、仕切構造に複数のネジにより
取付けられ、室内側に臨むオリフィス部材26は室内側
に装着される化粧グリル27により被覆される。
【0004】こうした換気乾燥装置の中には、特開平1
0―185270号公報に示されているように換気機能
の充実化を図ったものもある。即ち、設置場所以外の部
屋の換気も実施できるように換気系の吸込口に連絡する
吸込風路が構成され、化粧グリル以外からダクトを介し
て他の部屋の空気を吸込み、換気系により設置した室内
の空気とともに室外へ排気するように構成されている。
これにより、別途に換気扇を設けることなく他の部屋の
換気も行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の換気乾
燥装置において、多室にわたる換気機能を果たすものに
おいては、循環系の吸込口と換気系の吸込口とがオリフ
ィス部材に並んで略同一平面に開口していて、他の部屋
から吸込んだ気流は室内側に装着した化粧グリルを通過
せず、吸込風路から化粧グリルとオリフィス部材との狭
隘な間隔部分を経て換気系の吸込口に吸込まれることに
なり、吸込口付近での通風抵抗が大きく他の部屋につい
ては必要な換気風量が得難いといった問題点がある。吸
込風路の吸込口に至る部分を単純に広く採ると、隣接す
る循環系の吸込口部分に悪影響が及び循環風量が損なわ
れるため、循環風量を損なうことなく他室の換気風量も
得られる工夫を講じる必要がある。
【0006】本発明は、係る従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、その課題とするところは、
循環風量を損なうことなく他室の必要とする換気風量が
得られる換気乾燥装置を得ることであり、その装置のコ
ストの低減や性能の向上を推進することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、循環用送風機により室内の空気を
吸込み再び当該室内に吹出す循環系と、排気用送風機に
より室内の空気を吸込み室外へ排気する換気系を併せ持
ち、循環系の吸込口と換気系の吸込口とが本体の一面に
開設された開口部に設けられたオリフィス部材に並んで
離隔して配設され、換気系にはオリフィス部材の吸込口
に連通する吸込風路が設けられ、この吸込風路により室
内以外の他の部屋の空気も吸込口から吸込むことができ
るように構成した換気乾燥装置について、その循環系の
吸込口より換気系の吸込口の方が本体の開口部の奥側に
位置するようにし、この後退した吸込口の周囲を吸込風
路の換気系との連絡部として構成する手段を採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1に係る前記手段におけるオリフィス部材に
段差を設け、この段差により循環系の吸込口と換気系の
吸込口とに段差を設定する手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1に係る前記手段におけるオリフィス部材を
循環系の吸込口側と換気系の吸込口側とに分割構成し、
その換気系の吸込口側のオリフィス部材を循環系側のオ
リフィス部材より本体の開口部の奥寄りに設ける手段を
採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項3に係る前記手段における循環系のオリフィ
ス部材を換気系のオリフィス部材より耐熱強化した構成
とする手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段
における吸込風路に換気系の吸込口へ空気流を急縮小さ
せることなく導く通風ガイドを設ける手段を採用する。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3によっ
て示す本実施の形態は、主として浴室や洗面所などの天
井構造等の仕切構造1に取付けられ、当該室内を乾燥雰
囲気にするとともに、当該室内以外の一つ以上の他室も
換気する機能を備えた換気乾燥装置に関するものであ
る。この換気乾燥装置は、一面の開放した略六面体に構
成された本体箱体2内が隔壁(図示しない)により二つ
に離隔され、循環用送風機(図示しない)により室内の
空気を吸込み再び当該室内に吹出す循環系と、排気用送
風機3により当該室内の空気を吸込み室外へ排気する換
気系が独立状態に併設されている。循環系の吸込口4と
換気系の吸込口5とは、図1,3に示すように本体箱体
2の一面に開設された開口部6を閉蓋する状態に設けら
れた一枚のオリフィス部材7の略対角線上に並んで隔壁
8により離隔して配設されている。
【0013】オリフィス部材7には循環系の吸込口4及
び吹出口9とともに換気系の吸込口5に連絡する二系統
の吸込風路10の各連絡口11がそれぞれ設けられてい
る。本体箱体2の開口部6には外方へ張出す取付フラン
ジが形成され、仕切構造1に複数のネジにより取付けら
れ、室内側に臨むオリフィス部材7は室内側に装着され
る化粧グリル12により被覆される。循環系の経路は、
化粧グリル12からオリフィス部材7の吸込口4に至
り、吸込口4から循環用送風機を経て吹出口9を通じて
化粧グリル12から再び室内へ通じる一連の通路であ
り、吹出口12の近傍には当該部を通過する気流を昇温
する加熱手段13が配設されている。
【0014】一方、換気系の経路は、化粧グリル12か
らオリフィス部材7の吸込口5に至り、吸込口5から排
気用送風機3を経て本体箱体2の一側に設けられたダク
ト接続口14に通じる一連の通路であり、ダクト接続口
14に接続されるダクト(図示しない)を介して室外に
連絡される。換気系の吸込口5に連絡する二系統の吸込
風路10の一方は、本体箱体2の一側に設けられたダク
ト接続口15から本体箱体2内に至り、オリフィス部材
7の一方の連絡口11から化粧グリル12とオリフィス
部材7との間隔部分を経て換気系の吸込口5に通じる一
連の通路であり、ダクト接続口15に接続されるダクト
(図示しない)を介して他の部屋に連絡される。
【0015】吸込風路10の他方は、本体箱体2の他側
に設けられたダクト接続口15から本体箱体2内に至
り、オリフィス部材7の他方の連絡口11から化粧グリ
ル12とオリフィス部材7との間隔部分を経て換気系の
吸込口5に通じる一連の通路であり、ダクト接続口15
に接続されるダクト(図示しない)を介して更に他の部
屋に連絡される。オリフィス部材7には、循環系の吸込
口4及び吹出口9より換気系の吸込口5及び各連絡口1
1の方が本体箱体2の開口部6の奥側に位置するように
平面を略二分する形態の段差部16が設けられている。
この段差部16は、循環系の吸込口4及び吹出口9と、
換気系の吸込口5及び各連絡口11とを隔てる隔壁8で
もある。
【0016】このように構成された換気乾燥装置は、装
置の設置された室内を循環系による温風の循環と、換気
系による換気による湿度排除により乾燥雰囲気にするこ
とができる。また、循環系のみの運転により室内を暖房
雰囲気にすることもできる。一方で、ダクトにより接続
した他の二部屋の換気も一つの排気用送風機3により行
うことができる。ダクトで連絡された他の部屋について
は、ダンパー装置(図示しない)により経路を開閉する
ことにより選択的な換気も実施できる。
【0017】本実施の形態の換気乾燥装置では、オリフ
ィス部材7に段差部16があり換気系の吸込口5及び各
吸込風路10の連絡口11のあるオリフィス部材7と化
粧グリル12との間隔部分が広く構成されていて、間隔
部分が吸込チャンバーとして働くため吸込風路10の通
風抵抗は少なく、他室についても十分な換気風量が得ら
れ、一台の排気用送風機3により多室に快適な換気環境
を形成することができる。オリフィス部材7の段差部1
6は循環系の吸込口4及び吹出口9の構成に影響を及ぼ
すものではないので循環系の循環風量は損なわれること
がない。
【0018】実施の形態2.図4と図5に示す本実施の
形態の換気乾燥装置は、実施の形態1で示した換気乾燥
装置のオリフィス部材7に関するコストの低減を図った
ものであり、それに係る構成以外は実施の形態1のもの
と同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分
については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それ
らについての説明は省略する。
【0019】本実施の形態の換気乾燥装置は、図5に示
すようにオリフィス部材7を循環系の吸込口4及び吹出
口9の有る循環側7aと、換気系の吸込口5及び各連絡口
11の有る換気側7bとに二分割した構成が採られてい
る。これまで、一枚のオリフィス部材の略同一平面に両
吸込口が配設されていたことは従来の技術の説明で述べ
たとおりである。この従来のオリフィス部材の成形金型
を使って、循環側7aと換気側7bとを成形し、換気側7
bを本体箱体2の奥側に循環側7aとは段差を付けて取
付けることにより、新規な成形金型によらず実施の形態
1で示したオリフィス部材7と同等の機能を果たさせる
ことができ、コストの低減を推進できる。これ以外の機
能は実施の形態1のものと同じである。
【0020】実施の形態3.図6と図7に示す本実施の
形態の換気乾燥装置は、実施の形態1で示した換気乾燥
装置のオリフィス部材7に関するコストの低減と送風性
能の向上を図る工夫を講じたものであり、それに係る構
成以外は実施の形態1のものと同じである。従って、実
施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1の
ものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略す
る。
【0021】本実施の形態の換気乾燥装置は、図7に示
すように実施の形態2で示したものと同様にオリフィス
部材7を循環系の吸込口4及び吹出口9の有る循環側7
aと、換気系の吸込口5及び各連絡口11の有る換気側
7bとに二分割した構成が採られている。そして、換気
系の吸込口5に至る経路の長い吸込風路10にダクト接
続口15から換気系の吸込口5へ空気流を急縮小させる
ことなく導く斜状の通風ガイド17を図6に示すように
設け、当該吸込風路10の圧力損失の低減を達成したも
のである。ダクト接続口15は本体箱体2の一側に設け
られ、オリフィス部材7は本体箱体2の開口部6近くに
設けられる。従って、ダクト接続口15からオリフィス
部材7の室内側に至る吸込風路10には必ず段差がで
き、圧力損失が大きくなる。この段差部分を通風ガイド
17で構成することにより気流が円滑に吸込口5に流れ
送風性能が向上する。これ以外の機能は実施の形態1,
2のものと同じである。
【0022】なお、オリフィス部材7を分割構成する場
合、循環側7aを換気側7bより耐熱強化構成とすること
により、少ない材料で防火性能の向上を推進することが
可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、循環風量を損
なうことなく他室の必要とする換気風量が得られる換気
乾燥装置が得られる。
【0024】請求項2の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに構成を簡素化できる。
【0025】請求項3の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともにコストを低減することができる。
【0026】請求項4の発明によれば、請求項3に係る
前記効果とともに低コストで耐熱性能の向上を図ること
ができる。
【0027】請求項5の発明によれば、請求項1〜請求
項4までのいずれかに係る前記効果とともに吸込風路の
圧力損失が低減し送風性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の換気乾燥装置を化粧グリルを
外して示す正面図である。
【図2】 実施の形態1の換気乾燥装置の側面図であ
る。
【図3】 実施の形態1の換気乾燥装置のオリフィス部
材を示す拡大斜視図である。
【図4】 実施の形態2の換気乾燥装置を化粧グリルを
外して示す正面図である。
【図5】 実施の形態2のオリフィス部材を示す斜視図
である。
【図6】 実施の形態3の換気乾燥装置の側面図であ
る。
【図7】 実施の形態3のオリフィス部材を示す斜視図
である。
【図8】 従来の換気乾燥装置を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 本体箱体、 3 排気用送風機、 4 吸込口、
5 吸込口、 6 開口部、 7 オリフィス部材、
10 吸込風路、 11 連絡口、 16 段差部、
7a 循環側、 7b 換気側、 17 通風ガイド。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環用送風機により室内の空気を吸込み
    再び当該室内に吹出す循環系と、排気用送風機により前
    記室内の空気を吸込み室外へ排気する換気系を併せ持
    ち、前記循環系の吸込口と前記換気系の吸込口とが本体
    の一面に開設された開口部に設けられたオリフィス部材
    に並んで離隔して配設され、前記換気系には前記オリフ
    ィス部材の吸込口に連通する吸込風路が設けられ、この
    吸込風路により当該室内以外の他の部屋の空気も前記吸
    込口から吸込むことができるように構成した換気乾燥装
    置であって、前記循環系の吸込口より前記換気系の吸込
    口の方が前記本体の開口部の奥側に位置するようにし、
    この後退した吸込口の周囲を前記吸込風路の前記換気系
    との連絡部として構成した換気乾燥装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の換気乾燥装置であっ
    て、オリフィス部材に段差を設け、この段差により循環
    系の吸込口と換気系の吸込口とに段差を設定した換気乾
    燥装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の換気乾燥装置であっ
    て、オリフィス部材を循環系の吸込口側と換気系の吸込
    口側とに分割構成し、その換気系の吸込口側のオリフィ
    ス部材を循環系側のオリフィス部材より本体の開口部の
    奥寄りに設けた換気乾燥装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の換気乾燥装置であっ
    て、循環系のオリフィス部材を換気系のオリフィス部材
    より耐熱強化した構成とした換気乾燥装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記
    載の換気乾燥装置であって、吸込風路に換気系の吸込口
    へ空気流を急縮小させることなく導く通風ガイドを設け
    た換気乾燥装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243788A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Electric Corp 換気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009243788A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Electric Corp 換気装置

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