JP2001099408A - ガスバーナユニット - Google Patents
ガスバーナユニットInfo
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- JP2001099408A JP2001099408A JP27696099A JP27696099A JP2001099408A JP 2001099408 A JP2001099408 A JP 2001099408A JP 27696099 A JP27696099 A JP 27696099A JP 27696099 A JP27696099 A JP 27696099A JP 2001099408 A JP2001099408 A JP 2001099408A
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Abstract
バーナユニットであって、上面に複数の炎口が列設され
た炎口部と該炎口部の下側に形成されかつ端部に燃料ガ
ス供給口を有するガス通路とを備えた複数本のガスバー
ナを、上方が開口したバーナケースに収容してなるガス
バーナユニットにおいて、該ガスバーナユニットをコン
パクトに形成するとともに、燃料ガス供給経路の構造が
簡単であって、高TDR特性が得られるように構成す
る。 【解決手段】 複数本のガスバーナを、炎口部長さが異
なる少なくとも2種類のガスバーナで構成し、炎口部長
さが同じ複数本のガスバーナを、各ガスバーナの燃料ガ
ス供給口の開口方向を揃えて炎口部の長手方向に直角な
方向に沿って並置して、炎口部長さが同じ複数本のガス
バーナ毎にバーナブロックを構成し、各バーナブロック
を、ガスバーナの炎口部の長手方向に沿って並置する。
Description
が列設された炎口部と該炎口部の下側に形成されかつ端
部に燃料ガス供給口を有するガス通路とを備えた複数本
のガスバーナを、上方が開口したバーナケースに収容し
てなるガスバーナユニットに関する。
だけ小さくするため、薄型でコンパクトであるととも
に、使い勝手を向上するためにTDR特性(ガスの絞り
比)が高いものが望まれている。このため、該給湯器に
使用されるガスバーナユニット自体もコンパクトにする
必要がある。この種のガスバーナユニットとしては、図
4に示すように、上面の炎口部の長手方向長さL1が8
0mm以下の小ガスバーナ2aを用いて、複数本の小ガ
スバーナ2aを、その長手方向に直角な方向に沿って並
置してバーナケース3に収容したものや、図5に示すよ
うに上面の炎口部の長手方向長さL2が180mm以上
の大ガスバーナ2bを用いて、複数本の該大ガスバーナ
2bを、その長手方向に直角方向に沿って並置してバー
ナケース3に収容したものが提案される。例えばガスバ
ーナユニットを構成するガスバーナがブンゼン式のガス
バーナである場合において、上面の炎口部の長手方向長
さL1が80mm以下の小ガスバーナでは、バーナの燃
焼性を低下させず、燃料ガスと一次空気とを充分混合さ
せるために、ガス通路である混合管の距離をある程度長
くする必要があり、そのため、ガスバーナの上下方向寸
法を長くして混合管の距離を確保することになるので、
却って、給湯器内でバーナユニットが占める体積が大き
くなる。また、上面の炎口部の長手方向長さL2が18
0mm以上の大ガスバーナは、ガスバーナ一本あたりの
燃料ガス量が多くなり、それに伴って一次空気の吸引量
を多く確保する必要があるために、混合管径を大きくし
なければならず、ガスバーナ自体が大きくなる。
は、図6に示すように、混合管の長さを長くして燃焼性
をよくするとともに、バーナの高さをできるだけ小さく
できる、上面の炎口部の長手方向長さL3が80mmか
ら180mm程度のガスバーナ2cを使用して、炎口部
長さが同じ複数本のガスバーナ2cを、その長手方向に
直角な方向に沿って並置してバーナブロックを構成し、
同じ本数のガスバーナで構成したバーナブロック11
c、12cを左右対称となるように2個並置してバーナ
ケース3に収容したものが使用されている。
スバーナユニットでは、図6に示すように該ガスバーナ
ユニット自体としてはコンパクトに形成できるが、各ガ
スバーナブロック11c、12c毎に燃料ガスの供給を
切り替えており、バーナ毎に絞ることができるガス量は
同じであるので、ガスバーナの切り替えがない場合よ
り、ガスバーナの能力を半分までしか絞ることができ
ず、TDR特性が高いものが得られない。また、燃料ガ
スの供給を本数毎に切り替えるようにすると、TDR特
性は高くなるが、燃料ガス供給経路が複雑になるととも
に、製造コストが高くなる、という問題があった。
ことができるとともに、燃料ガス供給経路の構造が簡単
であって、高TDR特性が得られるガスバーナユニット
を提供することにある。
に請求項1記載の発明は、上面に複数の炎口が列設され
た炎口部と該炎口部の下側に形成されかつ端部に燃料ガ
ス供給口を有するガス通路とを備えた複数本のガスバー
ナを、上方が開口したバーナケースに収容してなるガス
バーナユニットにおいて、前記複数本のガスバーナは、
炎口部長さが異なる少なくとも2種類のガスバーナで構
成され、炎口部長さが同じ複数本のガスバーナを、各ガ
スバーナの燃料ガス供給口の開口方向を揃えて炎口部の
長手方向に直角な方向に沿って並置して、炎口部長さが
同じ複数本のガスバーナ毎にバーナブロックを構成し、
各バーナブロックを、ガスバーナの炎口部の長手方向に
沿って並置したことを特徴とする。
スバーナの燃焼ガス供給口の開口方向を揃えているの
で、ガス供給管を一系統で分岐させて各バーナブロック
へ燃焼ガスを供給するようにでき、燃焼ガス供給経路の
構造を簡単にできる。また、ガスバーナを、炎口部長さ
が異なる、即ち、燃焼能力が異なる少なくとも2種類の
ガスバーナを使用し、炎口部長さが同じ複数本のガスバ
ーナ毎にガスバーナブロックを構成し、各ガスバーナブ
ロックを、ガスバーナの長手方向に沿って並置したの
で、各バーナブロック毎に燃焼ガスの供給を切り替えだ
けで、高TDR特性を得られる。
記載の発明において、並置されたガスバーナブロック相
互の境界部において、一方のバーナブロックの各ガスバ
ーナの端部と他方のバーナブロックの各ガスバーナの端
部とが交互に重なり合うように、前記バーナブロックを
並置したことを特徴とする。
各ガスバーナ端部と他方のガスバーナブロックの端部と
が交互に重なり合うように、バーナブロックを並置した
ので、各バーナの重なり合った部分だけバーナケースを
さらに小さくできる。また、バーナケースとして、従来
の大きさのものを使用すると、バーナブロックの端部を
重ね合わせた部分だけ、ガスバーナの炎口面を大きくす
ることができ、そのため、燃焼性を損なわずに給湯器の
能力(最大ガス量)を上げることができ、能力に対して
器具を小型化できる。さらに、従来のバーナケースと大
きさが同じであって、給湯器の能力が同じであるとする
と、ガスバーナの炎口面から噴出する炎が短くなるの
で、バーナ上部に設けられる熱交換器等を小型化でき
る。
たは請求項2記載の発明において、前記ガスバーナは、
炎口部長さ毎にガスバーナの上下方向寸法が異なり、前
記バーナケースが底板を有するとともに、ガスバーナの
上下方向寸法が短いガスバーナで構成したバーナブロッ
クの下側空間を狭めるように、前記バーナケースの底板
を傾斜させたことを特徴とする。
トが占める体積をさらに減らすことができる。
ットを、複数本のブンゼン式バーナで構成した場合の実
施形態について説明するが、ガスバーナ自体はこれに限
定されるものではなく、例えば、全一次式ガスバーナや
濃淡燃焼ガスバーナでガスバーナユニットを構成するこ
ともできる。
成するブンゼン式バーナを示す斜視図である。本発明の
ガスバーナユニットは、後述するように、炎口部長さが
2種類の複数本のブンゼン式バーナで構成されるが、炎
口部の長さLとガスバーナの上下方向寸法Hが異なり、
その他の構成は同じであるブンゼン式バーナを使用す
る。
耐熱性の金属板をコ字状に折曲げて、その水平部を上面
とし、該水平部の下側にガス分布室20を形成するとと
もに、該ガス分布室20の下側であって、このガス分布
室20に連通しかつ一側にガスノズル(図示せず)が臨
むガス供給口23を設けた略U字形のガス混合管24を
形成して、該金属板を貼り合わせて、その端部をかしめ
て構成されている。また、該バーナの上面の水平部は炎
口部25を構成し、該炎口部25は、バーナ端部のかし
めた部分(以下、「かしめ部」という)22を残して、
多数のスリット状の主炎口26を長手方向に沿って列設
する。ガス分布室20の両側に多数の袖火ガス噴出口2
9を設けて、該ガス噴射口29の外側に間隔を置いて保
炎板27を臨ませて、バーナと保炎板27との間隙をガ
ス通路とし、該ガス通路の上端に袖火炎口28(図2参
照)を形成したものである。
性をよくするためにガス混合管24の長さをある程度長
くできるとともに、ガスバーナの上下方向寸法をできる
だけ小さくできるようにするため、上面の炎口部25の
長手方向長さLが80mmから180mm程度のものが
選択される。また、選択された炎口部25の長さに応じ
てガスバーナの燃焼性をよくするガス混合管24の最適
な上下方向寸法Hが定められる。
から構成されたガスバーナユニットの概略上面図であ
り、図3は、図2のIIーII線に沿った断面図である。図
2及び図3に示す本発明のガスバーナユニット1は、炎
口部の長さL及びガスバーナの上下方向高さHが同じで
ある複数本のバーナ2を、バーナの長手方向に直角な方
向に沿って、かつ燃料ガス供給口23の開口方向を揃え
て並置してなる大バーナブロック11と小バーナブロッ
ク12とを、各バーナの燃料ガス供給口23が対向しな
いように左右に並置して、後述するバーナケース3にバ
ーナ2の炎口部25を上側にして収容したものである。
また、各バーナブロック11、12を構成するバーナ2
の本数はそれぞれ同じ本数であって、バーナケース3へ
の収容時に、並置された大バーナブロック11と小バー
ナブロック12との境界部において、大バーナブロック
の各ガスバーナのかしめ部22aと小バーナブロックの
各ガスバーナのかしめ部22bとが重なり合うように各
バーナブロック11,12が並置される。この構成によ
り、バーナケース3を小さくできる。また、バーナケー
スとして、従来の大きさのものを使用すると、バーナブ
ロックの端部を重ね合わせた部分だけ、ガスバーナの炎
口面を大きくすることができ、そのため、燃焼性を損な
わずに給湯器の能力(最大ガス量)を上げることがで
き、能力に対して器具を小型化できる。さらに、従来の
バーナケースと大きさが同じであって、給湯器の能力が
同じであるとすると、ガスバーナの炎口面から噴出する
炎が短くなるので、バーナ上部に設けられる熱交換器等
を小型化できる。さらに、各バーナブロック11、12
のバーナは、各ガスバーナの炎口部の高さが同じになる
ように配置されている。
長尺で箱状のバーナケース3は、各ガスバーナ2に一次
空気及び二次空気を流入させる開口部40が形成された
底板31と、該底板と一体に形成されかつ並設された各
バーナブロック11,12の長手方向を覆う側板32
と、該側板の両端であって、バーナケース3の長手方向
の端部に形成された保持板35とから構成されている。
該保持板35には保持部材が設けられており、該保持部
材は、該バーナケースに収容される各ガスバーナのかし
め部22を保持する複数の保持溝33と、該保持溝と一
体的に形成されているとともに、各バーナの下側を支持
しかつ複数のパンチ穴を備えた底部41とからなる。ま
た、図3に示すように、バーナケース3の底板31は、
該バーナケースに収容されるガスバーナの上下方向寸法
Hに合わせて、大バーナブロック側の平坦部36と、小
バーナブロック側の傾斜部37とから構成されている。
この小バーナブロック12の下側空間を狭めるように、
バーナケースの底板を傾斜して形成することにより、給
湯器におけるバーナユニットの占有体積をさらに減らす
ことができる。また、小バーナブロック側の傾斜部37
を、大バーナブロック側の平坦部36のように形成し
て、バーナケース3の底板31を、断面で見て、階段状
に形成することもできる。
バーナを示す斜視図。
置の一例を示す概略上面図。
置の変形例を示す概略上面図。
置の他の変形例を示す概略上面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 上面に複数の炎口が列設された炎口部と
該炎口部の下側に形成されかつ端部に燃料ガス供給口を
有するガス通路とを備えた複数本のガスバーナを、上方
が開口したバーナケースに収容してなるガスバーナユニ
ットにおいて、 前記複数本のガスバーナは、炎口部長さが異なる少なく
とも2種類のガスバーナで構成され、炎口部長さが同じ
複数本のガスバーナを、各ガスバーナの燃料ガス供給口
の開口方向を揃えて炎口部の長手方向に直角な方向に沿
って並置して、炎口部長さが同じ複数本のガスバーナ毎
にバーナブロックを構成し、各バーナブロックを、ガス
バーナの炎口部の長手方向に沿って並置したことを特徴
とするガスバーナユニット。 - 【請求項2】 並置されたガスバーナブロック相互の境
界部において、一方のバーナブロックの各ガスバーナの
端部と他方のバーナブロックの各バーナの端部とが交互
に重なり合うように、前記バーナブロックを並置したこ
とを特徴とする請求項1記載のガスバーナユニット。 - 【請求項3】 前記ガスバーナは、炎口部長さ毎にガス
バーナの上下方向寸法が異なり、前記バーナケースが底
板を有するとともに、ガスバーナの上下方向寸法が短い
ガスバーナで構成したバーナブロックの下側空間を狭め
るように、前記バーナケースの底板を傾斜させたことを
特徴とする請求項1または2記載のガスバーナユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27696099A JP3657477B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | ガスバーナユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27696099A JP3657477B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | ガスバーナユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001099408A true JP2001099408A (ja) | 2001-04-13 |
JP3657477B2 JP3657477B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=17576817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27696099A Expired - Fee Related JP3657477B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | ガスバーナユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3657477B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315642A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ガスバーナ |
CN109404905A (zh) * | 2017-08-16 | 2019-03-01 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 燃烧器及燃气热水器 |
CN109404904A (zh) * | 2017-08-16 | 2019-03-01 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 燃烧器及燃气热水器 |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27696099A patent/JP3657477B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007315642A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ガスバーナ |
CN109404905A (zh) * | 2017-08-16 | 2019-03-01 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 燃烧器及燃气热水器 |
CN109404904A (zh) * | 2017-08-16 | 2019-03-01 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 燃烧器及燃气热水器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3657477B2 (ja) | 2005-06-08 |
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