JP2001099224A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2001099224A
JP2001099224A JP28110999A JP28110999A JP2001099224A JP 2001099224 A JP2001099224 A JP 2001099224A JP 28110999 A JP28110999 A JP 28110999A JP 28110999 A JP28110999 A JP 28110999A JP 2001099224 A JP2001099224 A JP 2001099224A
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宏 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータによりバルブを作動させて液体通路の
開閉状態を切り替える際に、モータスイッチによるモー
タ停止タイミングの精度低下及び誤動作を防止する。 【解決手段】 モータスイッチ91は、ロータリバルブ
と連結されたウォームホイール72の下面へ対向する板
ばね92,93を備えている。ウォームホイール72の
凹部97の底面には、径方向において互いに異なる2領
域に台形状の第1カム部98及び第2カム部99が形成
されている。板ばね92,93がカム部98,99によ
り撓み変形し、接点部材95,96から離間すると、モ
ータスイッチはモータを停止させ、ロータリバルブをア
イドルオリフィス及びこもり用オリフィスに何れかに対
応する位置に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体が封入された
主液室と複数の副液室とを有し、振動周波数等に応じて
主液室と連通する副液室を切り換えることが可能な防振
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に適用される防振装置としては、振
動発生部となる車両のエンジンと振動受部となる車体と
の間にエンジンマウントとしての防振装置を配設し、こ
の防振装置によりエンジンが発生する振動を吸収するも
のが知られている。
【0003】上記のような防振装置としては、例えば、
筒状に形成された外筒の内側に内筒が配置されると共
に、外筒と内筒との間に液体が封入された主液室及び複
数の副液室が設けられ、この複数の副液室がそれぞれ複
数の制限通路により主液室へ連通される構造のものがあ
る。このような主液室及び副液室はそれぞれ隔壁の一部
が弾性体により形成されており、また複数の制限通路は
それぞれオリフィスとして構成されており、その長さ及
び内径が互いに相違している。また制限通路の途中には
バルブ収納室が形成されており、このバルブ収納室内に
は複数の制限通路を選択的に開閉するためのバルブが配
置されている。このようなバルブは、例えば、モータか
ら伝達されるトルクにより回転する円筒状のロータリバ
ルブとして構成されており、回転方向における位置(位
相)に応じて制限通路を選択的に開閉する。この防振装
置では、吸収すべき振動周波数に応じてロータリバルブ
の位置を制御してロータリバルブにより1本又は2本以
上の制限通路を選択的に開放する。これにより、弾性
体、主液室及び副液室、これらの液室間を流通する液体
等からなる防振装置の振動吸収部の動ばね定数を、吸収
すべき振動周波数の減衰に適した大きさに調整できる。
【0004】図10には上記のような防振装置に適用さ
れ、ロータリバルブを所定位置へ停止させるためのモー
タスイッチの一例が示されている。このモータスイッチ
150は、ギヤ152の軸方向の一側面へ対向するよう
に支持された3枚の板ばね154,156,158を備
えている。ここで、ギヤ152は、モータ(図示省略)
をロータリバルブに連結してモータからのトルクをロー
タリバルブへ伝達するギヤ列の一部を構成している。ギ
ヤ152の一側面には、その回転軸160の周囲にリン
グ状の凹部162が形成されている。この凹部162内
には絶縁性材料により形成された薄肉リング状の絶縁板
164が嵌め込まれている。絶縁板164の外側面上に
は、銅等の導電性材料により薄膜状の導電パターン16
6が形成されている。導電パターン166には、軸心S
に対する径方向及び周方向においてそれぞれ異なる2領
域に形成された開口部168,170が形成されてい
る。従って、絶縁板164は、開口部168,170を
通して外側面の一部のみが外側ヘ露出している。一方の
開口部168は、径方向へは他方の開口部170に対し
て外側に離間し、かつ周方向へは他方の開口部170と
位相角が180°ずれるように配置されている。
【0005】3枚の板ばね154,156,158はそ
れぞれ導電性及び弾性を有する金属材料からなり、その
先端部のギヤ152側の面には半球状のブラシ部154
A,156A,158Aがそれぞれ設けられている。板
ばね154,156,158はプリント配線板(図示省
略)上へ配設されるターミナルボックス172により片
持ち状態に支持されており、このターミナルボックス1
72は、ブラシ部154A,156A,158Aが導電
パターン166又は絶縁板164上へ圧接するように各
板ばね154,156,158をギヤ152との間でた
わみ変形させている。
【0006】モータスイッチ150は、図10に示され
るようにモータ停止時には内側及び外側の板ばね15
4,158の一方を必ず開口部168,170を通して
絶縁板164へ接している。ここで、図10に示される
ように開口部168を通して外側の板ばね154が絶縁
板164と接しているときには、内側の板ばね158は
導電パターン166へ圧接する。また中央の板ばね15
6は常に導電パターン166へ接している。従って、図
10に示される状態では、導電パターン166へ接して
いる板ばね156と板ばね158とは導電パターン16
6を介して導通状態となる。
【0007】導電パターン166の開口部168,17
0はそれぞれロータリバルブを停止させる所定の2位置
に対応している。すなわち、ロータリバルブが開口部1
68に対応する一方の位置に停止すると、この一方の位
置に対応する制限通路(以下、第1の制限通路という)
が開放されると共に他方の位置に対応する制限通路(以
下、第1の制限通路という)が閉止され、開放された第
1の制限通路により主液室と副液室とが連通される。ま
たロータリバルブが開口部170に対応する他方の位置
に停止すると、第1の制限通路とは長さ及び内径が異な
る第2の制限通路が開放されると共に第1の制限通路が
閉止され、第2の制限通路により主液室と副液室とが連
通される。
【0008】上記のような防振装置の制御部(図示省
略)は、図10(A)に示される状態で外部からの切替
信号を受けると、導電パターン158へ圧接している板
ばね154へ駆動電流を供給する。この駆動電流は導電
パターン166及び中央の板ばね156を通してモータ
へ供給される。これにより、モータが回転開始してモー
タからのトルクがギア152を含むギヤ列によりロータ
リバルブへ伝達され、ギヤ152が時計方向(矢印C方
向)へ回転する。そして、図10(A)で2点鎖線によ
り示されるように内周側の開口部170が板ばね158
の位置まで移動して、内周側の板ばね158が絶縁板1
64へ接すると、ロータリバルブにより開口部170に
対応する第2の制限通路が開放すると共にモータが停止
する。この状態から、制御部は更に切替信号を受ける
と、外側の板ばね154へのみ駆動電流を供給し、この
駆動電流を導電パターン166及び中央の板ばね156
を通してモータへ供給する。これにより、モータは回転
開始し、ギヤ152上の開口部168が板ばね154の
位置まで移動すると停止する。この時、ロータリバルブ
により開口部158に対応する第1の制限通路が開放さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなモータスイッチ150では、導電パターン166
が板ばね154,156,158との接触により摩耗
し、導電パターン166を形成した導電性材料の摩耗粉
が発生する。制限通路の切替回数の増加に伴って絶縁板
164上へ導電性を有する摩耗粉が堆積すると、例え
ば、図10(A)で実線により示されるように板ばね1
54が開口部168の内側へ移動しても、板ばね154
と中央の板ばね156とが摩耗粉を通して短絡(導通)
状態となるおそれがある。このように絶縁板164上の
板ばね154と中央の板ばね156との間で短絡が生じ
ると、第1の制限通路を正常に開放する位置でロータリ
バルブを停止できなくなる。
【0010】本発明の目的は、上記事実を考慮し、モー
タによりバルブを作動させて液体通路の開閉状態を切り
替える際に、モータスイッチによるモータ停止タイミン
グの精度低下及び誤動作が防止される防振装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の防振装置
は、振動発生部及び振動受部の一方に連結される外筒
と、振動発生部及び振動受部の他方に連結され、前記外
筒の内側に配置された内筒と、前記外筒と前記内筒との
間に配置された弾性体と、前記弾性体を隔壁の一部とし
て液体が封入され、かつ弾性体の変形により内容積が変
化する主液室と、隔壁の少なくも一部が弾性変形可能と
され、液体が封入される副液室と、前記主液室と前記副
液室との間を繋ぐ複数の液体通路と、前記複数の液体通
路をそれぞれ開閉するバルブと、前記バルブに連結さ
れ、前記複数の液体通路の開閉状態を切り替える際に回
転してバルブを作動させるモータと、前記バルブの作動
に連動して回転し、回転軸回りにおける前記複数の液体
通路と対応する部位に凹状又は凸状のカム部が設けられ
た回転体と、可撓性を有するばね部材を前記カム部に沿
って弾性変形又は復元するように支持し、該ばね部材が
カム部に沿って弾性変形又は復元すると前記モータを停
止させる停止制御用モータスイッチと、を有するもので
ある。
【0012】上記構成の防振装置によれば、バルブの作
動に連動して回転する回転体の回転軸回りにおける複数
の液体通路と対応する部位に凹状又は凸状のカム部が設
けられ、かつばね部材がカム部に沿って弾性変形又は復
元すると、モータスイッチがモータを停止することによ
り、モータスイッチが、ばね部材に機械的運動であるカ
ム部に沿った弾性変形又は復元が生じると、バルブを作
動させているモータを停止させるので、予め寸法精度及
び位置精度が十分高くなるようにカム部を回転体に設け
ておけば、液体通路の開閉状態を切り替える際にバルブ
を所望の流体通路の開閉状態と対応する位置へ精度よく
停止できる。またバルブによる液体通路の切替回数が増
加しても、摩耗等によりカム部の外形形状が変化しない
ように十分な耐摩耗性及び強度を有する材料によってカ
ム部を形成しておけば、モータスイッチによるモータ停
止タイミングが経時的に変化することを防止できるの
で、バルブの停止位置の精度が経時的に低下することを
防止できる。
【0013】請求項2記載の防振装置は、請求項1記載
の防振装置において、前記モータスイッチは、前記ばね
部材と接触して導通状態となり、かつ前記ばね部材が前
記カム部に沿って弾性変形又は復元すると共に該ばね部
材に対して接触又は離間する接点部材を有するものであ
る。
【0014】上記構成の防振装置によれば、ばね部材と
接触して導通状態となる接点部材が、ばね部材がカム部
に沿って弾性変形又は復元すると共に該ばね部材に対し
て接触又は離間することにより、ばね部材にカム部に沿
った弾性変形又は復元が生じると、ばね部材と接点部材
との導通状態が変化するので、ばね部材のカム部に沿っ
た弾性変形又は復元に同期してモータを停止させること
が可能になる。
【0015】請求項3記載の防振装置は、請求項1又は
2記載の防振装置において、回転体は、前記モータを前
記バルブにトルク伝達可能に連結するギヤ列を構成した
少なくとも1枚の歯車からなるものである。
【0016】上記構成の防振装置によれば、モータスイ
ッチの回転体が、モータをバルブに連結する歯車からな
ることにより、モータスイッチとギヤ列との部品を一部
共用化できるので、装置の部品点数を減少できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
防振装置について図面を参照して説明する。
【0018】(実施形態の構成)図1から図3には本発
明の実施形態に係る防振装置が示されており、所謂ブッ
シュタイプの防振装置へ本発明が適用された形態であ
り、図中符号Oは中心線を示し、この中心線に沿った方
向が軸方向である。この防振装置10は車体(図示省
略)への連結用の取付フレーム11を備えており、この
取付フレーム11の環状部12内には円筒状の外筒金具
13が配設されている。
【0019】外筒金具13の内周面には、薄肉状の第1
ダイヤフラム14の延出端部が加硫接着されている。第
1のダイヤフラム14は、図1に示されるように外筒金
具13の上部に配置され、後述する第1副液室の弾性変
形可能な隔壁を構成している。第1ダイヤフラム14の
基端側には、第1ダイヤフラム14と一体的に形成され
た仕切壁15が設けられており、この仕切壁15を挟ん
で第1ダイヤフラム14と隣り合う部分には薄肉状で、
第1ダイヤフラム14より高剛性とされた第2ダイヤフ
ラム16が仕切壁17と一体的に形成されている。第2
ダイヤフラム16の延出端部は外筒金具13の内周面に
加硫接着されて、後述する第2副液室の弾性変形可能な
隔壁を構成している。これらの第1ダイヤフラム14、
仕切壁15及び第2ダイヤフラム16はゴムにより一体
的に成形されている。ダイヤフラム14,16は、外筒
金具13との間に空気室17,18を形成している。こ
れらの空気室17,18は必要に応じて外部と連通され
る。
【0020】外筒金具13内には中間筒20及び中間ブ
ロック21が挿入されている。中間ブロック21は、外
筒金具13の軸方向から見て略半円形のブロック状とさ
れており、図1に示されるように中間ブロック21の外
周面が外筒金具13の内周面に密着している。図3に示
されるように、中間筒20の軸方向両端部には、それぞ
れ円形フランジ部22が半径方向へ突出するように形成
され、これら一対のフランジ部22間に中間ブロック2
1が嵌入されている。一対のフランジ部22の外周面は
それぞれ外筒金具13の内周面へ密着されている。
【0021】中間筒20における軸方向における中間部
分は、図1に示されるように下方に向けて開いた略コ字
形の板材23からなり、この板材23の軸方向両端部が
一対のフランジ部22へそれぞれ固着されている。この
板材23は、コ字形の開放部23Aを中間ブロック21
の上面に形成された平面部21Aに対向させており、こ
の開放部23A内を図示しないエンジンへ連結される内
筒金具24が貫通している。この内筒金具24はエンジ
ンの搭載状態で外筒金具13と同軸的になるように配置
されており、従って、エンジンの非搭載状態では図1〜
図3に示されるように非同軸的に配置されている。内筒
金具24と中間筒20との間にはゴム材等で形成される
弾性体25が掛け渡されており、この弾性体25により
内筒金具24は外筒金具13に対して相対移動可能とな
っている。
【0022】図1に示されるように、弾性体25は開放
部23A内から中間筒20における板材23の外周面ま
で延設されて薄肉状の弾性膜26となり、板材23の外
周面全体を覆っている。中間筒20の外周面は、弾性膜
26を介して中間ブロック21の周方向両端部の内周円
弧面21Bへ密着している。また弾性体25には、軸方
向中間部であって内筒金具24の下側に内筒金具24の
軸心に向かってV字状に凹んだ切欠部25Aが形成され
ており、この切欠部25Aと中間ブロック24の平面部
21Aとの間の空間が主液室27とされている。一方、
中間筒20の一対のフランジ部22間には、中間筒20
と第1ダイヤフラム14によって空間が形成され、この
空間が第1副液室28とされていると共に、中間筒20
と第2ダイヤフラム18によって第1副液室28と隣り
合う空間が形成され、この空間が第2副液室29とされ
ている。なお、板材23の開放部23Aと弾性体25と
の間に形成される空洞部30は図3に示されるように軸
方向へ貫通している。
【0023】図3に示されるように、中間ブロック21
の外周面には、それぞれ周方向へ延在し、かつ軸方向に
おける幅が互いに異なる溝部31及び溝部32が形成さ
れ、これらの溝部31,32は、その外周側が外筒金具
13により閉止されている。これらの溝部31,32の
うち軸方向における幅が狭い溝部31の一端は、中間ブ
ロック21の一方の端部21C(図1では左側端部)に
開口し、第1副液室28へ連結されている。この溝部3
1の他端は、図1に示されるように中間ブロック21の
底部から平面部21Aへ貫通した貫通穴33を介して主
液室27に連結している。そして、溝部31及び外筒金
具13からなる液体通路と貫通孔33とは主液室27と
第1副液室28とを連通させ、シェイク振動吸収用の制
限通路であるシェイクオリフィス34を構成している。
また溝部31,32のうち軸方向における幅が広い溝部
32の一端は、中間ブロック21の他方の端部21D
(図1では右側端部)に開口し、第2副液室29へ連結
されている。
【0024】図1に示されるように、中間ブロック21
の平面部21A側には円穴35が形成されており、この
円穴35の底部には円穴35よりも小径とされると共
に、中間ブロック21の外周面へ貫通した円形貫通穴3
6が円穴35と同軸的に形成されている。中間ブロック
21の外周側には、座ぐり部37が円形貫通穴36と同
軸的に形成されており、座ぐり部37の外側には環状の
溝部38が設けられている。この溝部38内にはシール
用のOリング39が嵌め込まれている。また外筒金具1
3には座ぐり部37と同軸的に座ぐり部37と同一内径
とされた円形開口13Aが形成されている。さらに環状
部12には、円形開口40と同軸的に円形開口40より
大径とされたフランジ挿入口12Aが形成されている。
【0025】中間ブロック21の円穴35及び円形貫通
穴36にはロータリバルブ41が回転可能に挿入されて
いる。このロータリバルブ41の上部には、上面が開口
した大径の円筒部42が設けられ、この円筒部42と反
対側には小径の軸部43が円筒部42と同軸的に、かつ
一体的に設けられている。また中間ブロック21の平面
部21Aには、円穴35の周縁部を方形凹状とする嵌挿
部21Eが形成されており、この嵌挿部21E内には方
形薄板状の蓋板44が嵌め込まれている。この蓋板44
には円穴35と対応する位置へ円穴35より小径とされ
た円形開口44Aが形成され、蓋板44は、円形開口4
4Aを通してロータリバルブ41の円筒部42の内部と
主液室27とを連通させると共に、ロータリバルブ41
の円穴35からの脱落を防止している。また、ロータリ
バルブ41の軸部43の外周面には一対の環状溝が形成
されており、この一対の環状溝には一対のOリング45
がそれぞれ嵌め込まれている。このOリング45によっ
て円形貫通穴36からの液漏れが防止されている。
【0026】一方、図1に示されるように中間ブロック
21の内部には、円穴35の内周面から半径方向に沿っ
て一対の通路46,47が互いに反対方向に延出するよ
うに形成されている。一方の通路46は円穴35の内周
面から中間ブロック21の端部21D側に向かって延出
し、中間ブロック21の外周面に形成された溝部32へ
連結されている。従って、通路46は溝部32を介して
第2副液室29へ連通しており、この通路46と溝部3
2及び外筒金具13からなる液体通路とはアイドル振動
吸収用の制限通路であるアイドルオリフィス47を構成
している。
【0027】また他方の通路47は円穴35の内周面か
ら端部21C側に向かって延出し、中間ブロック21の
外周面に設けられた凹部49内へ開口している。この凹
部49は中間ブロック21の外周面に沿って円弧状に湾
曲し、その周縁部には第3ダイヤフラム固定用の溝部4
9Aが形成されている。第3ダイヤフラム50は、その
外周端部が溝部49Aの形状と対応するリブ形状とされ
ており、この外周端部が全周に亘って溝部49A内へ嵌
め込まれると共に、外周端部付近が中間ブロック21と
外筒金具13とに挟持されて固定されている。第3ダイ
ヤフラム50は、凹部49内へ向かって凸状となるよう
に湾曲しており、凹部49との間に第3副液室51を形
成すると共に、この第3副液室51の弾性変形可能な隔
壁を形成している。さらに第3ダイヤフラム50は外筒
金具13との間に空気室52を形成している。ここで、
第3ダイヤフラム51は面積が第1ダイヤフラム14の
面積より小さくされ、剛性が第1ダイヤフラム14の剛
性より大きくされている。そして主液室27と第3副液
室51とへ連結された通路47は、こもり音吸収用の制
限通路であるこもり用オリフィス53を構成している。
主液室27及び副液室28,29,51にはそれぞれエ
チレングリコール等の液体が充填封入され、主液室27
と第2副液室29との間及び主液室27と第3副液51
との間は、ロータリバルブ41を介してオリフィス4
8,53により繋がれている。
【0028】ロータリバルブ41の円筒部42には、そ
の外周面に貫通穴54が形成されており、この貫通穴5
4は円筒部42の内外を連通させている。これにより、
ロータリバルブ41が貫通穴54を通路46へ対向させ
る位置へ回転すると、主液室27と第2副液室29との
間がアイドルオリフィス48により連通し、またロータ
リバルブ41が貫通穴54を通路47へ対向させる位置
へ回転すると、主液室27と第3副液室51との間がこ
もり用オリフィス53により連通する。
【0029】一方、取付フレーム11の環状部12に
は、図1に示されるようにロータリバルブ41を作動さ
せるためのモータ等を内蔵したモータユニット60が取
り付けられている。モータユニット60は、図4に示さ
れるように外郭部を構成したケーシング61を備えてお
り、このケーシング61は、環状部12側に配置される
上部ケース62及び、この上部ケース62の下側へ取り
付けられる下部ケース63からなり、ケーシング61の
内部は中空状の収納室64とされている。上部ケース6
2には、その上面にフランジ挿入口41を塞ぐように環
状部12に固定される外側フランジ部65が設けられて
おり、この外側フランジ部65の上面には、環状部12
の外周面と同一の曲率半径を有する凹状曲面65Aが形
成されている。
【0030】外側フランジ部65の上面中央部からは環
状部12の厚さに対応する突出長を有する内側フランジ
部66が突出し、この内側フランジ部66の上面には外
筒金具13の外周面と同一の曲率半径を有する凹状曲面
66Aが形成されている。内側フランジ部66の凹状曲
面66Aには、その外周端に沿って環状の溝部66Bが
形成されており、この溝部66B内には液漏れ防止用の
Oリング67が嵌め込まれている。
【0031】内側フランジ部66の上面中央部からは円
筒状の挿入部68が突出している。挿入部68内の中空
部68Aは、底板部に開口した挿通穴68Bを通して収
納室64内へ連通している。また挿入部68の先端側の
開口には樹脂等からなる円板状の蓋部材69が嵌挿され
て中空部68Aの上端を閉止している。この蓋部材69
の中心部には貫通穴69Aが形成されている。挿入部6
8の中空部68Aにはバルブ駆動軸70が挿通してい
る。バルブ駆動軸70の上端側は、図4に示されるよう
に下端側より細い細軸71とされており、この細軸71
は蓋部材69の貫通穴69Aを通して挿入部68内から
上方へ突出している。細軸71の先端部には、バルブ作
動軸70の軸心S1に沿って平板状とされた連結部71
Aが形成されている。
【0032】モータユニット60は、図1に示されるよ
うに外側フランジ部65の凹状曲面65Aを環状部13
の外周面へ密着させると共に、内側フランジ部66をフ
ランジ挿入口12Aを通して環状部12内へ挿入し、か
つ外筒金具13の円形開口13Aを通して挿入部68を
座ぐり部37内へ挿入している。この状態で、外側フラ
ンジ部65はボルト等の締結部材(図示省略)等により
環状部12へ締結固定される。このとき、挿入部68か
ら突出した細軸71の連結部71Aが、ロータリバルブ
41の軸部43の下端面に形成されたスリット状の嵌挿
溝43Aへ挿入される。これにより、バルブ駆動軸70
がロータリバルブ41へ連結され、バルブ駆動軸70と
ロータリバルブ41とは一体となって回転する。
【0033】ケーシング61の収納室64内には、バル
ブ駆動軸70と連結されるウォームホイール72が配置
されている。ウォームホイール72の外周面には傾斜し
た歯(ハスバ)73が形成されている。ここで、ウォー
ムホイール72は、樹脂材料等の非導電性材料により一
体成形されたものであり、収納室64内に配置されてい
るモータ74からのトルクをバルブ駆動軸70へ伝達す
るギヤ列の一部を構成している。
【0034】ウォームホイール72の上面からは、軸心
1を中心として円筒状の軸結合部75が突出してい
る。この軸結合部75には、図4に示されるように軸心
1に沿ってバルブ駆動軸70の外径に対応する結合穴
75Aが形成されると共に、この結合穴75Aを挟んで
径方向へ貫通した貫通穴75Bが形成されている。さら
にウォームホイール72の上面には、軸結合部75の外
周に沿って円環状のガイド溝76が形成されている。こ
のガイド溝76には、上部ケース62の収納室64側の
内面に形成されたガイド部77が相対的に摺動可能に挿
入する。
【0035】上部ケース62の内面には、ガイド部77
の内周側に軸心S1を中心として円形の凹部78が形成
されている。凹部78内にはウォームホイール72の軸
結合部75が挿入されると共に、挿通穴68Bを通して
バルブ駆動軸70が収納室64内から中空部68A内へ
突出している。また凹部78の頂面と軸結合部75の上
面との間には、弾性材料からなるシールリング79が挿
入されており、シールリング79はバルブ駆動軸70の
外周面及び凹部78の内周面へ密着している。このシー
ルリング79はロータリバルブ41側から収納室64へ
の液体の浸入を防止している。
【0036】図4に示されるように、ウォームホイール
72の下面からは軸心S1に沿って丸棒状の回転軸80
が突出しており、この回転軸80の先端面は半球状に形
成されている。一方、ケーシング61内には、ウォーム
ホイール72の下面へ対向するように平板状のプリント
配線板81が配置されており、このプリント配線板81
のウォームホイール72へ対向する上面には略リング状
のギヤカバー82が設置されている。ギヤカバー82に
は、軸心S1に沿って円形の軸受穴82Aが形成されて
いる。この軸受穴82Aには、ウォームホイール72の
回転軸80の先端部が挿入し、この軸受穴82Aを通し
て回転軸80の先端面はプリント配線板81へ接してい
る。従って、ウォームホイール72は上部ケース62の
ガイド部77、プリント配線板81及びギヤカバー82
により軸方向及び径方向へ位置決めされると共に、バル
ブ駆動軸70と同軸上へ回転可能に支持される。
【0037】ウォームホイール72の軸結合部75の結
合穴75Aには、図4に示されるようにバルブ駆動軸7
0の下端部が挿入されている。バルブ駆動軸70の下端
部には軸心S1に対する径方向へ突出する丸棒状の連結
ピン83が一体成形されている。連結ピン83はバルブ
駆動軸70の直径より長くされており、バルブ駆動軸7
0の外周面から突出する両端部がそれぞれ軸結合部75
の貫通穴75Bへ挿入される。これにより、バルブ駆動
軸70はウォームホイール72へ連結されてウォームホ
イール72と一体となって回転する。
【0038】ケーシング61の収納室84内には、図5
に示されるようにウォームホイール72に隣接して中間
ギヤ83が配置されている。中間ギヤ84の一端部側に
はウォーム(ウォームギヤ)85が設けられており、こ
のウォーム85の外周面にはウォームホイール72の歯
72と対応する歯(ウォーム歯)85Aが形成されてい
る。また中間ギヤ84の他端部側にはウォーム85より
大径とされたギヤ86がウォーム85と同軸上に一体的
に設けられており、このギヤ86の外周面には平歯86
Aが形成されている。中間ギヤ84は、その両端部がそ
れぞれ上ケース62上に配置された一対の軸受87によ
り回転可能に支持されている。一対の軸受87は、中間
ギヤ84の軸心S2を軸心S1に沿ったウォームホイール
72の軸方向と直交すると共に、ウォームホイール72
の歯72Aとウォーム85の歯85Aとが互いに噛み合
うように中間ギヤ84を支持している。
【0039】プリント配線板81上には、図5に示され
るようにロータリバルブ41を回転させるためのモータ
88が設置されている。このモータ88の駆動軸の先端
部には、ギヤ86より小径とされたピニオン89が同軸
的に固定されている。ピニオン89の外周面には、ギヤ
86の平歯86Aと対応する平歯89Aが形成されてい
る。ここで、モータ88は、その駆動軸の軸心S3が中
間ギヤ84の軸心S2と平行となり、かつピニオン89
は平歯89Aがギヤ86の平歯86Aと互いに噛み合う
ように支持されている。
【0040】本実施形態の防振装置10では、図4に示
されるようにウォームホイール72、中間ギヤ84及び
ピニオン89がモータ88からのトルクをロータリバル
ブ41へ伝達するギヤ列90を構成しており、モータ8
8により発生されたトルクはギヤ列90によりロータリ
バルブ41と一体となって回転するバルブ駆動軸70へ
伝達される。
【0041】また本実施形態の防振装置10では、ロー
タリバルブ41を図1に示される主液室27と第2副液
室29とをアイドルオリフィス48により互いに連通さ
せる位置(以下、第1の位置という)及び図2に示され
る主液室27と第3副液室51とをこもり用オリフィス
53により互いに連通させる位置(以下、第2の位置と
いう)の何れかの位置へ精度よく回転停止させる必要が
ある。このため、収納室64内には、ロータリバルブ4
1が第1の位置及び第2の位置にあることをそれぞれ検
出し、この検出タイミングに同期させてモータ88を停
止させるモータスイッチ91が配置されている。
【0042】モータスイッチ91は、図6及び図7に示
されるようにウォームホイール72の下面(但し、図6
及び図7ではウォームホイール72が上下反転されて示
されている。)へ対向するように支持された2枚の薄板
状の板ばね92,93を備えている。板ばね92,93
は、それぞれ導電性及び弾性を有する材料、例えばリン
青銅板等により形成されており、これらの板ばね92,
93は、プリント配線板81上へ設置されるターミナル
ボックス94により片持ち状態に支持されている。板ば
ね92,93は、図6(A)に示されるように長手中心
線が軸心S1を中心とする円軌跡の接線方向と略平行と
されており、軸心S1に対する径方向に沿って一方の板
ばね92は内周側に、他方の板ばね93は外周側にそれ
ぞれ配置されている。
【0043】また板ばね92,93は、図6(B)に示
されるようにターミナルボックス94へ連結された基端
側から自由端である先端側へ向かってウォームホイール
72へ近づくように傾斜している。これらの板ばね9
2,93の先端部には、平板状の基端部92A,93A
に対して傾斜角が大きくなるよう屈曲されると共に、略
J字状に湾曲して凸状曲面をウォームホイール72の下
面へ近接させた摺動接触部92B,93Bが形成されて
いる。
【0044】ターミナルボックス94は、図6(B),
(C)に示されるように板ばね92,93とウォームホ
イール72との間に、接点部材95,96を板ばね9
2,93へそれぞれ対向するように支持している。外周
側の板ばね92へ対向する接点部材95は図6(A)に
示されるように一対の接点板95Aを備えている。一対
の接点板95Aはそれぞれ長尺板状に形成された導電性
材料からなり、ターミナルボックス74内で互いに導通
状態となるように連結されると共に、その長手中心線が
板ばね92の長手方向と略平行となるようにターミナル
ボックス94により片持ち状態に支持されている。また
一対の接点板95Aの先端部には、それぞれ板ばね92
との対向面に半球状のブラシ部95Bが形成されてい
る。これにより、接点板95Aはブラシ部95Bを介し
て板ばね92に対して接離する。一方、板ばね93へ対
向する接点部材96も、先端部にブラシ部96Bがそれ
ぞれ形成された一対の接点板96Aを備えており、接点
部材95と同様の構造とされている。また接点部材9
5,96は一体のバネであり導通がある。
【0045】本実施形態において、ウォームホイール7
2はギヤ列90の一部を構成すると共に、モータスイッ
チ91の一部である回転体を構成している。このウォー
ムホイール72の下面には回転軸80の周囲にリング状
の凹部97が回転軸80と同軸的に形成されている。凹
部97の底面には、図6,図7に示されるように軸心S
1に対する径方向において互いに異なる2領域に第1カ
ム部98及び第2カム部99が形成されている。これら
のカム部98,99は、非導電性材料からなるウォーム
ホイール72と一体的に成形されており、平面状とされ
た凹部97の底面からプリント配線板81側へそれぞれ
突出している。
【0046】ここで、外周側に配置された第1カム部9
8は、図6(A)に示されるように軸心S1を中心とし
て軸心S1から板ばね92までの距離を半径とする円軌
跡に沿って設けられている。第1カム部98は周方向に
おいて位相角が互いに180°異なる2位置にそれぞれ
設けられており、軸方向から見て径方向における幅が一
定とされた帯状に形成されている。また図6(B)に示
されるように、第1カム部98は軸心S1に沿った断面
では略台形状に形成されており、周方向中央部が凹部9
7の底面と平行な平面からなる平坦面98Aとされ、周
方向両端部がそれぞれ凹部97の底面と平坦面98Aと
を繋ぐ傾斜面98Bとされている。
【0047】一方、内周側に配置された第2カム部99
は、図7(A)に示されるように軸心S1を中心として
軸心S1から板ばね93のまでの距離を半径とする円軌
跡に沿って設けられている。第2カム部99は周方向に
おいて位相角が互いに180°異なる2位置にそれぞれ
設けられており、軸方向から見て径方向における幅が一
定とされた帯状に形成されている。また図7(B)に示
されるように、第2カム部99は軸心S1に沿った断面
では略台形状に形成されており、周方向中央部が凹部9
7の底面と平行な平面からなる平坦面99Aとされ、周
方向両端部が凹部97の底面と平坦面99Aとを繋ぐ傾
斜面99Bとされている。そして、これら2個の第1カ
ム部98と第2カム部99とは、周方向における位相角
が互いに90°異なり、かつ凹部97の底面からの高さ
が互いに等しくなるように設けられている。
【0048】板ばね92,93は、図6(C),図7
(B)に示されるように摺動接触部92B,93Bが凹
部97の底面から所定の距離L離れるようにターミナル
ボックス94により支持されている。ここで、距離L
は、カム部98,99の高さより短い距離とされてい
る。
【0049】モータスイッチ91は、モータ88の停止
時には板ばね92,93の一方を必ずカム部98,99
へ接している。ここで、図6(B)に示されるように、
ウォームホイール72が、前述した第1の位置に停止
し、外周側の板ばね92の摺動接触部92Bがカム部9
8の平坦部98Aに接しているときには、板ばね92は
カム部98により押圧されてプリント配線板81側へ撓
み変形する。そして、板ばね92がカム部98により撓
み変形した状態では、板ばね92は接点部材95を構成
した2枚の接点板95A,95Bから離間する。またウ
ォームホイール72が第1の位置に対応する位置に停止
しているときには、内周側の板ばね93は、図6(C)
に示されるようにカム部98と接しない位置にあること
から、撓み変形が生じていない状態(復元状態)とな
る。この復元状態では、板ばね93の基端部93Aは接
点部材96を構成した2枚の接点板96A,96Bへ接
触し、接点部材96と導通状態となる。
【0050】また図7に示されるように、ウォームホイ
ール72が、前述した第2の位置に停止しているときに
は、内周側の板ばね93の摺動接触部93Bがカム部9
9の平坦部99Aに接して撓み変形し、板ばね93が2
枚の接点板96A,96Bから離間すると共に、外周側
の板ばね92が、カム部98から離間して復元状態とな
り、板ばね92が2枚の接点板95A,95Bへ接触
し、板ばね92と接点部材95とが導通状態となる。
【0051】ここで、接点部材95を構成した2枚の接
点板95A,95Bは復元状態にある板ばね92の幅方
向両端部へそれぞれ圧接する。これにより、板ばね92
の長手中心線回りの塑性的な捩じれ変形及び径方向への
偏倚を抑制している。これと同様の理由で、接点部材9
6を構成した2枚の接点板96A,96Bも復元状態に
ある板ばね96の幅方向両端部へそれぞれ圧接する。
【0052】モータ88は、図1に示されるようにコン
トローラ100に連結されており、コントローラ100
によって駆動電流が供給されて一方向へ回転し、モータ
スイッチ91により駆動電流の供給が遮断されて回転停
止するようになっている。ここで、モータ88は、ウォ
ームホイール72をプリント配線板81側から見て時計
方向(図6,7の矢印C方向)へ回転させるように回転
方向が定められている。またコントローラ100は少な
くとも車速センサ101及びエンジン回転数検出センサ
101からの検出信号を受け、車速及びエンジン回転数
をそれぞれ検出し、アイドル振動発生時かアイドル振動
発生時かシェイク振動発生時るようになっている。
【0053】収納室64内のプリント配線板81には、
図5に示されるように3本の電源ケーブル103,10
4,105が接続されており、コモン線である電源ケー
ブル104はプリント配線板81及びターミナルボック
ス94を介して板ばね93,94とコントローラ100
とを接続している。また電源ケーブル103,105は
それぞれプリント配線81及びターミナルボックス94
を介して接点部材95,96とコントローラ100とを
接続している。
【0054】コントローラ100は、アイドル振動の発
生時にはアイドル信号に対応する一方の電源ケーブル1
03にのみ駆動電流を供給し、またシェイク振動の発生
時にはシェイク振動に対応する他方の電源ケーブル10
5にのみ駆動電流を供給する。
【0055】(実施形態の作用)次に、本実施形態に係
る防振装置10の作用を説明する。
【0056】内筒金具24に連結されたエンジンが作動
すると、エンジンの振動が内筒金具24を介して弾性体
25に伝達される。弾性体25は吸振主体として作用
し、弾性体25の内部摩擦に基づく制振機能によって振
動が吸収される。さらに弾性体25及び第1ダイヤフラ
ム14の変形に伴って内容積が変化する主液室27及び
第1副液室28の中の液体がシェイクオリフィス34を
介して相互に流動し、弾性体25及び第2ダイヤフラム
16の変形に伴って内容積が変化する主液室27及び第
2副液室29の中の液体がアイドルオリフィス48を介
して相互に流動し、弾性体25及び第3ダイヤフラム5
0の変形に伴って内容積が変化する主液室27及び第3
副液室51の中の液体がこもり用オリフィス53を介し
て相互に流動し、これらオリフィス空間に生ずる液体流
動の粘性抵抗及び液柱共振に基づく減衰作用等で防振効
果を向上することができる。
【0057】そして、常時開放されているシェイクオリ
フィス34に加え、アイドルオリフィス48及びこもり
用オリフィス53を設けると共に、主液室27をオリフ
ィス34,53のいずれかに連通させるようにコントロ
ーラ100及びモータスイッチ91により制御されるロ
ータリバルブ41を設けた結果として、以下のような作
用を奏する。
【0058】車両が例えば、アイドリング状態(停止状
態)から70〜80km/h以上の高速域まで加速すると
き、アイドリング状態から5km/h以下の速度ではアイ
ドル振動(20〜40Hz)が主体的に生じるアイドル振
動発生状態となり、走行速度が70〜80km/h以上に
なるとシェイク振動(15Hz未満)が主体的に生じるシ
ェイク振動発生状態となる。コントローラ100は、車
速センサ101及びエンジン回転数検出センサ102か
らの信号により現在の振動状態がシェイク振動発生状態
かアイドル振動発生状態かを判断する。
【0059】ここで、コントローラ100は、車両の走
行前、即ち制御開始時には現在の振動状態をアイドル振
動発生状態であると判断し、電源ケーブル103にのみ
駆動電流を供給している。このとき、モータスイッチ9
1は図6に示されるように外周側の板ばね92のみが第
1カム部98により弾性変形して板ばね92と接点部材
95とが離間し、かつ復元状態にある内周側の板ばね9
3が接点部材96と接触して板ばね93と接点部材96
とが導通状態になっている。そして、ロータリバルブ4
2は、図1に示されるように主液室27をアイドルオリ
フィス48へ連通させる第1の位置に停止している。
【0060】コントローラ100は、車両速度が低速域
から高速域へ移行して振動状態がアイドル振動発生状態
からシェイク振動発生状態に変化したと判断すると、駆
動電流の供給先を電源ケーブル103から電源ケーブル
105へ切り替える。これにより、駆動電流が電源ケー
ブル105と互いに導通状態とされた板ばね93及び接
点部材96とを介してモータ88へ供給される。
【0061】モータ88は電源ケーブル105からの駆
動電流により回転し、モータ88に連結されたウォーム
ホイール72が図6に示される位置から矢印C方向へ回
転する。このとき、バルブ駆動軸70によりウォームホ
イール72に連結されたロータリバルブ41も、図1に
示される第1の位置からウォームホイール72と一体と
なって回転する。そして、ウォームホイール72が図7
に示される位置まで回転すると、第2カム部99により
板ばね93が弾性変形して板ばね93と接点部材96と
が離間する。これにより、モータ88への駆動電流が遮
断されてモータ88が停止する。このとき、ロータリバ
ルブ41は、図2に示される第2の位置に停止してアイ
ドルオリフィス48を閉止すると共に主液室27をこも
り用オリフィス53に連通させる。
【0062】この結果、常時開放されているシェイクオ
リフィス34が主液室27と第1副液室28とを連通す
ると共に、こもり用オリフィス53が主液室27と第3
副液室51とを連通する。これにより、主液室27内に
生じるエンジン振動に基づく圧力変化がシェイクオリフ
ィス34及びこもり用オリフィス53内の液体に伝達さ
れると共に、この液体の抵抗等を受けシェイク振動が吸
収される。さらに、シェイク振動と共に生じることがあ
る高周波で小振幅の振動であるこもり音(50〜100
Hz)に対しては、こもり用オリフィス53内で液柱共振
して動ばね定数が低下し、こもり音が吸収される。
【0063】またコントローラ100は、車両速度が高
速域から低速域へ移行して振動状態がシェイク振動発生
状態からアイドル振動発生状態に変化したと判断する
と、駆動電流の供給先を電源ケーブル105から電源ケ
ーブル103へ切り替える。これにより、駆動電流が電
源ケーブル105と互いに導通状態とされた板ばね93
及び接点部材96とを介してモータ88へ供給される。
これにより、駆動電流が電源ケーブル103と互いに導
通状態とされた板ばね92及び接点部材95とを介して
モータ88へ供給される。
【0064】モータ88は電源ケーブル103からの駆
動電流により回転し、モータ88に連結されたウォーム
ホイール72が図7に示される位置から矢印C方向へ回
転する。このとき、バルブ駆動軸70によりウォームホ
イール72に連結されたロータリバルブ41も、図2に
示される第2の位置からウォームホイール72と一体と
なって回転する。そして、ウォームホイール72が図6
に示される位置まで回転すると、第1カム部98により
板ばね92が弾性変形して板ばね92と接点部材95と
が離間する。これにより、モータ88への駆動電流が遮
断されてモータ88が停止する。このとき、ロータリバ
ルブ41は、図1に示される第1の位置に停止してこも
り用オリフィス53を閉止すると共に主液室27をアイ
ドルオリフィス48に連通させる。
【0065】この結果、常時開放されているシェイクオ
リフィス34が主液室27と第1副液室28とを連通す
ると共に、アイドルオリフィス48が主液室27と第2
副液室29とを連通する。これにより、液体は通過抵抗
の小さなアイドルオリフィス48を介して主液室27と
第1副液室28との間で移動し、アイドルオリフィス4
8内で液柱共振して動ばね定数が低下して、振動が吸収
される。さらに主液室27と第1副液室28との間を繋
ぐシェイクオリフィス34は常時開放されているので、
シェイクオリフィス34側にも液体が流動可能となる。
これにより、アイドル振動の振動と共に発生することが
あるシェイク振動と同様の低周波数域の振動により、第
1ダイヤフラム14を変形させることが可能となる。従
って、第1ダイヤフラム14が変形して、アイドル振動
の振動と同時に発生することがある低周波数域の振動
を、主液室27と第1副液室28との間を連通するシェ
イクオリフィス34により減衰できる。
【0066】以上説明した本実施形態の防振装置10に
よれば、ロータリバルブ41と連結されたウォームホイ
ール72にアイドルオリフィス48に対応する第1カム
部98及びこもり用オリフィス53に対応する第2カム
部99を設け、板ばね92,93が第1カム部98,9
9に沿って撓み変形し、接点部材95,96から離間す
ると、モータスイッチ91がモータ88を停止させるこ
とにより、板ばね92,93に機械的運動である撓み変
形が生じると、ロータリバルブ41を回転させているモ
ータ88を停止させるので、予め寸法精度及び位置精度
が十分高くなるようにカム部98,99をウォームホイ
ール72に設けておけば、アイドルオリフィス48とこ
もり用オリフィス53との一方のみが主液室27へ連通
するようにオリフィス48,53の開閉状態を切り替え
る際に、ロータリバルブ41を所望のオリフィス48,
53の開閉状態に対応する位置へ精度よく停止できる。
【0067】またロータリバルブ41によるオリフィス
48,53の切替回数が増加しても、摩耗等によりカム
部98,99の外形形状が変化しないように十分な耐摩
耗性及び強度を有する材料によってカム部98,99を
形成しておけば、モータスイッチ91によるモータ88
の停止タイミングが経時的に変化することを防止できる
ので、ロータリバルブ41の停止位置の精度が経時的に
低下することを防止できる。
【0068】次に、本実施形態の防振装置10における
モータスイッチ110の変形例を図8及び図9に基づい
て説明する。なお、図6及び図7に示されるモータスイ
ッチ91に基づいて説明した部材と基本的に構成及び機
能が共通の部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0069】図8及び図9に示されるモータスイッチ1
10は、図6及び図7に示されるモータスイッチ91と
同様に収納室64内へ配置されている。モータスイッチ
110は、図8及び図9に示されるようにウォームホイ
ール72の下面に形成されたカム面111へ対向するよ
うに支持された2枚の薄板状の板ばね112,113備
えている。板ばね112,113は、それぞれ導電性及
び弾性を有する材料、例えばリン青銅板等により形成さ
れており、これらの板ばね92,93は、プリント配線
板81上へ設置されるターミナルボックス94により片
持ち状態に支持されている。
【0070】板ばね112,113は、図8(B),図
9(B)に示されるようにターミナルボックス94へ連
結された基端部112A,113Aがウォームホイール
72の下面と平行となるように支持されている。これら
の板ばね112,113の先端部には、基端部112
A,113Aの先端から略V字状に屈曲されて、V字状
の屈曲頂部をウォームホイール72のカム面111へ圧
接させる摺動接触部112B,113Bが形成されてい
る。
【0071】ターミナルボックス94は、板ばね11
2,113とプリント配線板81との間に、接点部材9
5,96を板ばね112,113へそれぞれ対向するよ
うに支持している。これらの接点部材95,96はそれ
ぞれ一対の接点板95A,96Aを備えている。
【0072】ウォームホイール72のカム面111に
は、図8,図9に示されるように軸心S1に対する径方
向において互いに異なる2領域に第1カム部114及び
第2カム部115が形成されている。これらのカム部1
14,115は、非導電性材料からなるウォームホイー
ル72と一体的に成形されており、平面状とされたカム
面111から板ばね112,113から離間するように
凹んでいる。
【0073】ここで、外周側に配置された第1カム部1
14は、図8(A)に示されるように軸心S1を中心と
して軸心S1から板ばね112までの距離を半径とする
円軌跡に沿って設けられている。第1カム部114は周
方向において位相角が互いに180°異なる2位置にそ
れぞれ設けられており、軸方向から見て径方向における
幅が一定とされた帯状に形成されている。また図8
(B)に示されるように、第1カム部114は軸心S1
に沿った断面では略台形状に形成されており、周方向中
央部がカム面111と平行な平面からなる平坦面114
Aとされ、周方向両端部がそれぞれカム面111と平坦
面114Aとを繋ぐ傾斜面114Bとされている。
【0074】一方、内周側に配置された第2カム部11
5は、図9(A)に示されるように軸心S1を中心とし
て軸心S1から板ばね113のまでの距離を半径とする
円軌跡に沿って設けられている。第2カム部115は周
方向において位相角が互いに180°異なる2位置にそ
れぞれ設けられており、軸方向から見て径方向における
幅が一定とされた帯状に形成されている。また図9
(B)に示されるように、第2カム部115は軸心S1
に沿った断面では略台形状に形成されており、周方向中
央部がカム面111と平行な平面からなる平坦面115
Aとされ、周方向両端部がカム面111と平坦面115
Aとを繋ぐ傾斜面115Bとされている。そして、これ
ら2個の第1カム部114と第2カム部115とは、周
方向における位相角が互いに90°異なり、かつカム面
111から平坦面115A,114Aまでの深さが互い
に等しくなるように設けられている。
【0075】板ばね112,113は、図8(C),図
9(B)に示されるように摺動接触部112B,113
Bがカム面111により押圧され、軸方向に沿って高さ
Hだけ撓み変形する。ここで、高さHはカム部114,
115の深さより短い距離とされている。
【0076】上記のように構成されたモータスイッチ1
10では、モータ88の停止時には板ばね112,11
3の一方を必ずカム部114,115内へ挿入する。こ
こで、図8(B)に示されるように、ウォームホイール
72が、前述した第1の位置に停止しており、外周側の
板ばね112の摺動接触部112Bがカム部114内へ
挿入され、平坦部114Aに対向しているときには、こ
の板ばね112は復元状態となって接点部材95から離
間する。またウォームホイール72が第1の位置に停止
しているときには、内周側の板ばね113は、図8
(C)に示されるようにカム面111により押圧されて
撓み変形し、接点部材96へ接触する。
【0077】一方、図9に示されるようにウォームホイ
ール72が、前述した第2の位置に停止しているときに
は、内周側の板ばね113の摺動接触部113Bがカム
部115内へ挿入され、平坦部115Aに対向する。こ
れにより、板ばね113は復元状態となり、板ばね11
3が接点部材板96から離間する。このとき、外周側の
板ばね112は、カム面111により押圧されて撓み変
形する。これにより、板ばね112は接点部材95へ接
触する。
【0078】上記のように構成されたモータスイッチ1
10では、板ばね112,113に機械的運動である撓
み変形からの復元が生じることにより、ロータリバルブ
42が主液室27をアイドルオリフィス48に連通する
第1の位置、又はロータリバルブ42が主液室27をこ
もり用オリフィス53に連通する第2の位置にあること
を検出し、これに同期させてモータ88への駆動電流を
遮断することができる。従って、予め寸法精度及び位置
精度が十分高くなるようにカム部114,115をウォ
ームホイール72に設けておけば、アイドルオリフィス
48とこもり用オリフィス53との一方のみが主液室2
7へ連通するようにオリフィス48,53の開閉状態を
切り替える際に、ロータリバルブ41を所望のオリフィ
ス48,53の開閉状態に対応する位置へ精度よく停止
できる。
【0079】またロータリバルブ41によるオリフィス
48,53の切替回数が増加しても、摩耗等によりカム
部114,115の外形形状が変化しないように十分な
耐摩耗性及び強度を有する材料によってカム部114,
115を形成しておけば、モータスイッチ91によるモ
ータ88の停止タイミングが経時的に変化することを防
止できるので、ロータリバルブ41の停止位置の精度が
経時的に低下することを防止できる。
【0080】
【発明の効果】以上のように説明したように本発明の防
振装置によれば、モータによりバルブを作動させて液体
通路の開閉状態を切り替える際に、モータスイッチによ
るモータ停止タイミングの精度低下及び誤動作を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る防振装置のロータリバ
ルブが主液室とアイドルオリフィスとを連通した状態を
示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る防振装置のロータリバ
ルブが主液室とこもり用オリフィスとを連通した状態を
示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る防振装置を示す分解斜
視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る防振装置のモータユニ
ットの内部構造を示すバルブ駆動軸の軸心に沿った断面
図である。
【図5】本発明の実施形態に係る防振装置のモータユニ
ットの内部構造を示すバルブ駆動軸に対する軸直角方向
の断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るモータスイッチの一例
を示し、このモータスイッチがロータリバルブをアイド
ルオリフィスに対応する位置へ停止させている状態を示
す平面図及び側面断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係るモータスイッチの一例
を示し、このモータスイッチがロータリバルブをこもり
用オリフィスに対応する位置へ停止させている状態を示
す平面図及び側面断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るモータスイッチの変形
例を示し、このモータスイッチがロータリバルブをアイ
ドルオリフィスに対応する位置へ停止させている状態を
示す平面図及び側面断面図である。
【図9】本発明の実施形態に係るモータスイッチの変形
例を示し、このモータスイッチがロータリバルブをこも
り用オリフィスに対応する位置へ停止させている状態を
示す平面図及び側面断面図である。
【図10】従来の防振装置に用いられるロータリバルブ
に対する停止制御用のモータスイッチの一例を示す平面
図及び側面断面図である。
【符号の説明】
10 防振装置 13 外筒金具(外筒) 42 内筒金具(内筒) 25 弾性体 27 主液室 28 第1副液室 29 第2副液室 34 シェイクオリフィス(液体通路) 41 ロータリバルブ(バルブ) 48 アイドルオリフィス(液体通路) 53 こもり用オリフィス 72 ウォームホイール(回転体) 88 モータ 91 モータスイッチ 92,93,112,113 板ばね(ばね部材) 95,96 接点部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 CA05 CA35 3J047 AA03 CA12 CB10 FA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部及び振動受部の一方に連結さ
    れる外筒と、 振動発生部及び振動受部の他方に連結され、前記外筒の
    内側に配置された内筒と、 前記外筒と前記内筒との間に配置された弾性体と、 前記弾性体を隔壁の一部として液体が封入され、かつ弾
    性体の変形により内容積が変化する主液室と、 隔壁の少なくも一部が弾性変形可能とされ、液体が封入
    される副液室と、 前記主液室と前記副液室との間を繋ぐ複数の液体通路
    と、 前記複数の液体通路をそれぞれ開閉するバルブと、 前記バルブに連結され、前記複数の液体通路の開閉状態
    を切り替える際に回転してバルブを作動させるモータ
    と、 前記バルブの作動に連動して回転し、回転軸回りにおけ
    る前記複数の液体通路と対応する部位に凹状又は凸状の
    カム部が設けられた回転体と、 可撓性を有するばね部材を前記カム部に沿って弾性変形
    又は復元するように支持し、該ばね部材がカム部に沿っ
    て弾性変形又は復元すると前記モータを停止させる停止
    制御用モータスイッチと、 を有することを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 前記モータスイッチは、前記ばね部材と
    接触して導通状態となり、かつ前記ばね部材が前記カム
    部に沿って弾性変形又は復元すると共に該ばね部材に対
    して接触又は離間する接点部材を有することを特徴とす
    る請求項1記載の防振装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、前記モータを前記バルブ
    にトルク伝達可能に連結するギヤ列を構成した少なくと
    も1枚の歯車からなることを特徴とする請求項1又は2
    記載の防振装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174601A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式防振装置
JP2009264498A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式防振装置
JP2010002001A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 液封入式防振装置

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JP2009264498A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式防振装置
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