JP2001098813A - 車両の遠隔ドアロック制御装置 - Google Patents

車両の遠隔ドアロック制御装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両から携帯送受信機までの距離に応じて車両
のドアを自動的に施錠・解錠するドアの遠隔制御装置に
おいて、携帯送受信機に前記ドアを任意に施錠・解錠す
るための手動制御信号送信機能を持たせ、手動による制
御を自動制御よりも優先的に実行する車両ドアの遠隔制
御装置を提供すること。 【構成】車両に搭載され、予定通信エリアの送信要求信
号を車外に向かって送信する送信機と、前記送信要求信
号の受信に応答して携帯送受信機から返送される返送信
号を受信する車載受信機と、前記返送信号の前記車載受
信機による受信の有無に応じて前記車両のドアの施錠お
よび解錠を制御するドアロック制御手段とを具備し、前
記携帯送受信機から送信される手動制御信号を受信した
ときは、前記制御手段は、前記返送信号の受信に応答す
る前記制御に優先して、前記手動制御信号に応答したド
アロック制御を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のドアの施錠、解
錠を無線方式で自動的に行なう車両の遠隔ドアロック制
御装置、より詳細には、車両毎に固有のコードを割り当
てられた携帯送受信機すなわちエントリキーを携帯した
使用者(運転者)が、予定距離以上車両から離れたら車
両のドアを自動的に施錠し、反対にある距離範囲内に近
付いたら、施錠されているドアを自動的に解錠する、車
両の遠隔ドアロック制御装置に関する。
【0002】より具体的にいえば、本発明は、上記のよ
うな車両の遠隔ドアロック制御装置において、携帯送受
信機から手動操作によって送信された手動制御信号が車
両側で受信されたときは、この手動制御信号に応答する
ドアロック制御を優先的に実行するようにした、車両の
遠隔ドアロック制御装置に関する。
【0003】
【従来の技術】車両に搭載した送信機から、当該車両を
中心としてある予定範囲内で受信可能な(以下、「予定
通信エリアを有する」と言うことがある)送信要求信号
を送信しておき、車両に固有のコードを割り当てられた
エントリーキー(携帯送受信機付き)を携帯した使用者
(運転者)が車両から離れ、前記予定通信エリア外に出
て前記エントリーキーが前記送信要求信号を受信しなく
なり、したがってその返送信号を返送しなくなると、車
両側では返送信号を受信しなくなって車両のドアが自動
的に施錠され、反対に前記エントリキーが予定通信エリ
ア内に入ってきて前記送信要求信号を受信するようにな
り、返送信号を返送するようになって車両側でこれを受
信すると、前記ドアが自動的に解錠されるようにした機
能、すなわちウエルカム機能を有する車両ドアの施錠/
解錠遠隔制御装置が知られている。
【0004】例えば特開平5−106376号公報や特
開平10−25939号公報には、ある予定通信エリア
を有する送信要求信号を、車両に設けた車載送信機から
間欠的に送信し、車両の使用者が携帯するエントリキー
が前記通信エリア内にあって前記送信要求信号が受信さ
れると、これに応答して返送信号を返送させ、車両側の
車載受信機がこの返送信号を受信すると、この返送信号
が正規のものかどうかを判定し、正規の信号であるとき
は当該車両のドアを自動的に解錠し、一方前記返送信号
が正規のものでないときや、前記エントリキーが前記通
信エリア外にあって前記車載受信機が前記返送信号を受
信しない(したがって、返送信号が返送されない)とき
は、前記ドアを施錠するようにした車両ドア施錠/解錠
遠隔制御装置が開示されている。
【0005】これによれば、車両の使用者はエントリキ
ーを携帯しているだけで、何等の注意も操作もする必要
なしに、車両から予定距離以上離れればドアが自動的に
施錠され、反対に予定距離範囲内に近付けば自動的にド
アが解錠されるので、ドアの施錠忘れを無くし、盗難な
どを効果的に防止できると共に、車両に戻ったときに解
錠する手数が省けるという利便性が期待される。
【0006】このような従来装置では、前記通信エリア
を狭く(例えば、1m以内に)設定しておけば、降車時
にドアが自動施錠されるのを確認することが容易であ
り、送信電力も小さくて済むのでバッテリの消耗が少な
く、さらにIDコード(車両に特有の識別コード)が他
人によって傍受されるのも確実に防止できる利点があ
る。なおドアの施錠は、ドアロック機構の作動音やシル
コンスイッチのロック位置への移動などによって聴覚
的、視覚的に確認される。
【0007】また特開平10−153025号公報の装
置では、前記送信要求信号送信用とは別に、中程度の広
さの領域内への物体侵入を検知するための送信アンテナ
を車両側に付設し、物体すなわち運転者の前記領域への
入来が検知されたときに狭い通信エリアの送信要求信号
を車両側から送信し、運転者のエントリキーによる前記
送信要求信号の受信を示す返送信号が返送されたときに
ドアを解錠する一方、ドアの施錠のためには広い通信エ
リアの別個の第2の通信手段を準備し、第2通信手段で
の交信が不能になった時点でドアを施錠するようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、エ
ントリキーの所持者(例えば運転者:以下、単に「エン
トリキー」ということがある)が車両から離れて予定通
信エリア外へ出てしまい、ドアが自動施錠された後、同
乗者が忘れ物などを取りに車両へ戻るような場合には、
ドアを解錠するためにエントリキーの所持者が一緒に、
前記予定通信エリア内まで戻らなければならないなどの
不都合があった。
【0009】また前記所持者が降車してから車両の近く
で、例えば、トランク内の荷物整理などの作業をしてい
るなどのために、ドアが自動施錠されない間や、遠方か
ら車両に近付いてドアが自動解錠されてから乗員が実際
に車両に到達するまでの間に、不審な第3者が車両に近
付いたり、特に運転者とは反対側のドアが開けられて車
内の物品などが盗まれそうになったりした場合に、仮に
乗員が気付いても緊急的にドアを施錠することができな
いなどの問題があった。
【0010】特開平10−25939号公報に記載され
た装置には、電子(エントリ)キーに手動スイッチを設
けることが単に図示されてはいるが、前記電子キーから
の手動スイッチ操作によるドア施錠/解錠操作と本来の
自動ドア施錠/解錠機能との関連性、すなわちこの装置
が自動施錠/解錠制御モードにある状態で、前記電子キ
ーから手動スイッチ操作によるドア施錠/解錠操作が行
なえるかどうか、仮に行なえたとして、具体的にどのよ
うに作動させるかについては、何も開示されていない。
【0011】本発明の目的は、車両のドアがエントリキ
ーからの返送信号の受信に応答する自動施錠/解錠制御
モードにある時でも、エントリキーからの手動スイッチ
操作によるドアロック制御を優先させることにより、前
記エントリキーの所持者が自己の意思にしたがって任意
にドアを遠隔施錠/解錠できるようにした、車両の遠隔
ドアロック制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1、2に記載した
車両の遠隔ドアロック制御装置は、車両に搭載され、予
定範囲内で受信可能な送信要求信号を車外に向かって送
信する送信機と、前記送信要求信号の受信に応答して携
帯送受信機から返送される返送信号を受信する車載受信
機と、前記返送信号の前記車載受信機による受信の有無
に応じて、前記車両のドアの施錠および解錠の少なくと
も一方を制御するドアロック制御手段とを具備した車両
の遠隔ドアロック制御装置において、前記携帯送受信機
に設けられたスイッチの手動操作によって送信され、か
つ前記返送信号とは異なる手動制御信号を前記車載受信
機が受信したときは、前記ドアロック制御手段は、前記
返送信号の受信の有無に応じた前記ドアロック制御に優
先して、前記手動制御信号に応答したドアロック制御を
実行することを特徴とする。
【0013】これによれば、例えば、予定距離範囲外へ
遠ざかってドアが自動施錠された後、同乗者が忘れ物な
どを取りに車両へ戻るような場合でも、その場で前記携
帯送受信機(エントリキー)のスイッチを手動操作して
ドアを解錠するための手動制御信号を送出するだけで、
前記返送信号に基づくドアロック制御に優先してドアを
解錠することが可能になる。したがってエントリキーの
所持者までが一緒に、前記予定通信エリア内まで戻らな
ければならないなどの不都合が解消される。
【0014】また前記キーの所持者が降車してから車両
の近くにおり、前記予定通信エリアから出ないために、
ドアが自動施錠されない間や、遠方から車両に近付いて
ドアが自動解錠されてから乗員が実際に車両に到達する
までの間に、不審な第3者が車両のドアを開けそうにな
った場合には、直ちに前記所持者の意思のみで緊急的に
ドアを施錠することができ、不測の盗難などを防止する
ことができる。
【0015】請求項3に記載した車両の遠隔ドアロック
制御装置は、さらにタイマを具備し、前記タイマの設定
時間経過後は、前記手動制御信号に応答したドアロック
制御の優先実行が解除されることを特徴とする。
【0016】これによれば、例えば、前述のように、ド
アが自動施錠された後、同乗者が忘れ物などを取りに車
両へ戻るために、ドアを解錠したような場合、エントリ
キーのスイッチを再度手動操作してドアを施錠しなくて
も、タイマで設定した予定時間後には、車両からエント
リキーまでの距離に応じた本来のドアロック制御によっ
て自動的に施錠されるので、施錠忘れが確実に防止され
る。
【0017】また、乗車のために車両に近付いている途
中に、ドアが解錠されている状態で、誤って、あるいは
無意識にエントリキーの手動操作スイッチに触れてしま
い、ドアが施錠されてしまっても、前記予定時間が経過
すれば本来のドアロック制御によって自動的に解錠され
るので、再度手動操作してドアを解錠する煩わしさが無
くなり、利便性が向上される。
【0018】請求項4に記載した車両の遠隔ドアロック
制御装置は、さらに前記手動制御信号に応答したドアロ
ック制御の優先実行中に、前記車載受信機が手動制御信
号を重ねて受信したときは、前記手動制御信号に応答し
たドアロック制御の優先実行が解除されることを特徴と
する。
【0019】これによれば、前述のような事態に即応し
て、エントリキーのスイッチの手動操作によって優先的
にドアを施錠または解錠した後に、この優先制御を停止
させようとする場合、前に行なったスイッチ操作とは無
関係に、単にエントリキーのいずれかのスイッチを手動
操作するだけで済むので、前に行なったスイッチ操作の
内容を記憶しておいて反対の操作をする必要が無くな
り、またその後は、車両からエントリキーまでの距離に
応じた本来のドアロック制御が行なわれ、自動的に適正
な施錠/解錠状態が確立されるので、盗難防止と利便性
とを両立させることが容易である。
【0020】請求項5に記載した車両の遠隔ドアロック
制御装置は、さらに前記携帯送受信機からの前記手動制
御信号の送信が、前記返送信号に優先して送信されるこ
とを特徴とする。
【0021】これによれば、エントリキーのスイッチの
手動操作に応答する手動制御信号が即座に、優先的に送
信されるので、使用者の意思にしたがったドアロック制
御が可及的速やかに実行される利点がある。例えば、使
用者が前記予定通信エリア内にまで近付いてドアが解錠
された状態であって、エントリキーの受信機が送信要求
信号を受信し、これに応答して返送信号を送信して解錠
状態が維持されるべきタイミングであっても、不審な第
3者が車両のドアに近付くなどの異常が発生したときに
は、エントリキーのスイッチの手動操作によって即座に
ドアを施錠して盗難防止の機能を全うすることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の一実施例を適用した車両用エントリキー装置を詳細に
説明するが、具体的説明に入る前に、以下の説明および
図面に使用する各種フラグ、ビットが1のときの意味、
およびタイマの意味を列記して説明する。 AREC =Aコード受信 ATM =A送信要求信号送信 BCHG =BL送信要求信号からBS送信要求信号送
信への切り換え判定開始 BLTM =BL送信要求信号送信 BREC =Bコード受信 BSTM =BS送信要求信号送信 BTM =B送信要求信号送信 I(変数)=Aコードの連続受信回数 IMCHK=イモビチェックを開始 IMDONE=イモビチェック済 IMOK =イモビチェック結果OK m(変数)=タイマT−OUTの設定値 MOD(n,m)=除算n/mの余り MU =マニュアルコードに応答する処理の優先実
行中 n(変数)=送信すべき送信要求信号の種別設定用 OUT =A送信要求信号通信エリア外にある RCHK =車両近傍不存在判定タイマT−OUTが始
動済 RF1/2=リフレッシュ手順1/2の処理済 T−BCHG=B送信要求の変更設定タイマ T−IMCHK=イモビチェック時間設定タイマ T−MU =マニュアルコード応答の優先実行処理持続
時間設定タイマ T−OUT=Aコード通信エリア外を判定する時間設定
タイマ 送信要求信号タイマ割込み許可ビット=送信要求信号送
信のタイマ割込み可能 マニュアル作動禁止ビット=同作動の禁止 まず、図1のブロック図を参照して、本発明の一実施例
を適用したウエルカムシステムについて説明する。
【0023】スマートエントリユニット1は、車両のバ
ッテリなどの電源回路2、LF送信回路9a〜9cに接
続される入出力回路3、後述するイグニッションSWユ
ニット10に通信線32を介して接続されるバス通信回
路4、記憶回路5、MOSFET6、入力回路7、およ
びこれらに接続され種々の制御を行うCPU8から構成
され、さらに該CPU8にはRF受信回路9fが接続さ
れている。
【0024】また、前記入力回路7には、後述するエン
トリキー50から、手動操作によって送信されるマニュ
アルコードのみに応答するマニュアルモードに設定する
ためのマニュアルSW7aや、ドアの施錠/解錠状態を
検出するドアロックSW7bの他、4個のドアSW7
c、トランクSW7d、およびドアキーシリンダSW7
eなどが接続されている。なお、ドアSW、トランクS
Wはそれぞれ、それらの開閉状態を検出するスイッチで
あり、またドアキーシリンダSWはドアキーシリンダが
ロックまたはアンロック側に操作されたことを検出する
スイッチである。
【0025】通常は車両の運転者が保持管理するエント
リキー50は、RF信号をアンテナを介して送信するR
F回路51、ブザーなどの警報、表示器52、前記LF
送受信回路9a〜9cから発信されたLF信号を受信し
て信号処理をする整流トリガ(TRIG)回路53、C
PU54、電池55等から構成されている。さらに本発
明のために、エントリキー50はさらに、手動遠隔制御
によってドアをロックしたり、アンロックしたりするマ
ニュアルコードを送信するための手動ロック/アンロッ
クスイッチ56、57、ならびにエントリキー50から
マニュアルモードに設定するためのスイッチ58などを
具備している。なお、前記スイッチ56、57を1個の
スイッチに統合し、操作ごとにロック、アンロックが繰
り返されるようにすることもできる。
【0026】前記イグニッションSWユニット10は、
スマートエントリユニット1との間で、通信線32を介
して信号の送受信をするバス通信回路11、電源回路1
2、記憶回路13、イモビ(盗難防止機能)用アンテナ
14、低周波(LF)送受信回路15、キーの着脱を検
出するキーSW16、イグニッション(IGN)SW1
7、該IGNSW17の接点位置を検出するIGNポジ
ション検知部18、前記IGNSW17の回転端子を駆
動するモータ19、該モータ19を駆動するモータドラ
イバ20、キーシリンダに抜き差しされる予備キー(ま
たは、緊急キー)21、該予備キー21の抜取りを制限
するインターロックACT(アクチュエータ)22、該
インターロックACT22を駆動するACTドライバ2
3、および前記各部の動作を制御するCPU24から構
成されている。また、該CPU24には、エンジンを始
動するためのクイックスタートSW31が接続されてい
る。
【0027】次に、前記スマートエントリユニット1と
エントリキー50の動作の概要について、図2、図3の
タイミングチャートおよび図13の概念図を参照して説
明する。図2はエントリキー50を所持している人(以
下では、単に「エントリキー」ということがある)が遠
方から車両1に近づいて乗車する時の接近検知に、また
図3はこれとは逆に降車後に車両1から離れていく時の
離隔検知にそれぞれ応答して車両ドアの施錠・解錠を制
御するウエルカム機能を説明する図である。これらの図
において、各送信要求信号の高さは信号の強さすなわち
通信エリアの大きさ(送信要求信号の受信可能範囲)を
表わしている。
【0028】まず、エントリキーが車外にあり、かつ車
両から十分に離れていてドアがロックされている降車ま
たは駐車状態においては、図2の左端に示されているよ
うに、車両からA送信要求信号(例えば、100KH
z)が、第1の予定時間間隔(y秒間隔)で、図13に
符号Aで示す最大通信エリア(例えば、4〜5m)を有
する強度で発信されている。エントリキーを所持してい
る人が、車両からA送信要求信号の通信エリアA内の距
離にまで接近してきて、該エントリキーが時刻t1 に前
記A送信要求信号を受信すると、これに応答してエント
リキーは、前記A送信要求信号の受信を示すAコードを
含む返送信号(以下、単に「Aコード」ということがあ
る)を返送する。返送信号のフォーマットについては、
図15を参照して後述する。
【0029】車両側でこの返送信号を受信し、正規の返
送信号であると判定されると、車両からは時刻t2 にB
L(ラージ)送信要求信号(図13に符号BLで示す、
例えば、約1mの通信エリアを有する:例えば、300
KHz)を第2の予定時間(x秒)間隔で発信する。こ
こでy>xであり、図示の例ではy=3xに設定されて
いる。時刻t3 で、エントリキーが前記BL送信要求信
号を受信すると、エントリキー50はこれに応答してB
コードを含む返送信号(以下、単に「Bコード」という
ことがある)を返送する。該Bコードを含む返送信号が
正規のものであると判定されると、車両のドアロックが
アンロックにされる。
【0030】そこで、時刻t4 にドアが開けられ(ドア
SWオン)、次いで時刻t5 に該ドアが閉められると、
乗員が乗車し終ったと判断され(乗車検知)、当該車内
を通信エリアとするI(イモビ)送信要求信号が発信さ
れる。エントリキーが該I送信要求信号に応答してI
(イモビコード)を含む返送信号を送信すると、車両側
ではその正当性を確認するイモビチェック(イモビコー
ド判定)を実行し、Iコードが一致すると、I送信要求
信号の送信が禁止されると共に、時刻t6 にFI−EC
U33をエンジン作動可能状態にする。
【0031】続いて時刻t7 に、イグニッションSW
(IGN.SW)がON位置まで回転されると、Aおよ
びB送信要求信号の送信が停止されると共に、後述する
リフレッシュ2処理が実行される。なおAおよびB送信
要求信号の送信停止は、Iコードの一致または、ドアの
開閉に伴うドアスイッチのオン・オフ変化やイグニッシ
ョンスイッチの操作などの乗車検知に応答して実行する
こともできる(図2の2点鎖線に対応)。
【0032】つぎに、走行していた車両1が停車され、
図3に示されているように、時刻t1 にIGN.SWが
ON位置からACC位置に回動されると、FI−ECU
33はイモビ機能によってエンジン作動不能状態にされ
る。時刻t2 にドアSWがオフ(ドア閉)からオン(ド
ア開)になると、乗員が降車しようとしていると判断さ
れてBS(スモール)送信要求信号(図13に符号BS
で示す、約0.5mの通信エリアを有する:例えば、3
00KHz)の送信が開始される。その後は予定の時間
間隔で、BS送信要求信号が車両から送信される。さら
に時刻t3 にドアSWがオンからオフ(ドア閉)に変化
するのに応答して、I送信要求信号も予定の周期で送信
され始める。
【0033】なお、前記のBS送信要求信号およびBL
送信要求信号は共に、エントリキーからのBコードを含
む返送信号の送出を要求する信号であり、通信エリア
(受信可能範囲)が異なるのみで、他の特性などは同一
である。またこれらが本明細書の請求項に言う「送信要
求信号」に該当している。
【0034】エントリキーが車外に出ると、該エントリ
キーはI送信要求信号を受信しなくなる一方、前記BS
送信要求信号を受信するようになり、この受信に応答し
てBコードを含む返送信号を返送する。時刻t4 に、該
返送信号が受信されてそのその正当性が判定されると、
A送信要求信号が出力され始める。その一方、I送信要
求信号の送信は停止される。エントリキーはAおよびB
S送信要求信号を受信している間中は、その応答として
AおよびBコードを含むそれぞれの返送信号を返送しつ
づける。
【0035】エントリキーが車両から次第に離れて、図
13のBS通信エリアの外に出るとBS送信要求信号は
受信されなくなるので、Bコードを含む返送信号は返送
されなくなる。車両側で、Aコードを含む返送信号の受
信を判定した後(図3の時刻t5 から)、予定期間の間
(例えば、図3に例示するように、30秒間)Bコード
を含む返送信号が受信されないと、BS送信要求信号の
送信がBL送信要求信号の送信に切り換えられる。
【0036】また、車両側で、Aコードを含む返送信号
の受信とその判定のみが連続して実行され、Bコードが
予定時間の間に一度も受信されないようになると(実施
例の場合は、Aコードが連続して受信される間、すなわ
ちy秒間にBコードが一度も受信、判定されないと)、
最後のAコード判定時刻t7 においてドアがロックされ
る。
【0037】エントリキーが車両から十分に離れ、A送
信要求信号も受信しなくなり、したがってエントリキー
がAコードを返送しなくなってから、T−OUTタイマ
の設定時間(m秒)が経過した時刻t8 以降は、A送信
要求信号のみが予定周期y秒で間欠送信されるようにな
る。なお、変形例として、図3に点線で示すように、B
コードが受信予想時刻に(予定回数)受信されなかった
直後のAコード受信時刻t5 でドアをロックしても良
い。
【0038】次に、図4および図5のフローチャートを
参照して、前記スマートエントリユニット1の動作の概
要を説明する。
【0039】当該システムに通電された時点で、システ
ム全体の初期化が行われる(ステップS1)。ステップ
S2では、イグニッションスイッチ(以下、IGN.S
W)がオンにされているか否かが判断される。図3のt
1 時点で、停車のために乗員が該IGN.SWをオフに
すると、手順はステップS3に進んでリフレッシュ1の
処理、すなわちイモビ(盗難防止)システムに関する各
種フラグの初期化が行われる。前記ステップS3の処理
については、図7を参照して後述する。
【0040】次のステップS5では、ドアがアンロック
状態か否かの判断がなされ、ステップS6では、ドアS
Wがオンからオフに変化したか否か(すなわち車両のド
アが開状態から閉じられたか)の判断がなされる。降車
のためにドアを開閉するまでは、ステップS6の判断は
否定であるから、処理はステップS9へジャンプし、エ
ントリキーの手動スイッチ操作に応答するドアの施錠・
解錠のみが可能なマニュアルモードに切り換えるための
マニュアルスイッチAW7aがオンであるかどうかが判
定される。通常は、該マニュアルSWはオフにされ、ウ
エルカム機能は作動状態にされている(すなわち、マニ
ュアルモードが選択されていない)から、この判定は否
定になる。ステップS10では、ドアSWがオフからオ
ンに(すなわち、ドアが閉から開に)されたか否かが判
断される。
【0041】降車のために乗員がドアを開けると、ドア
スイッチがオフからオンに変化するのでステップS10
の判定が肯定になり、ステップS11においてBREC
フラグが1かどうか(すなわち、Bコードが受信された
かどうか)が判定される。初めは受信されないのでステ
ップS12へ進んで、BSTMフラグが1に、また送信
すべき送信要求信号の種別(A、BS、BLのいずれ
か)を設定するための変数nが0にされる。
【0042】該ステップS12は、どの送信要求信号を
送信するかの選定をする処理であり、後述の説明から明
らかなように、ここでは通信エリアの小さいBS送信要
求信号送信を設定している。ステップS13では、送信
要求信号送信処理の実行を許可するタイマ割込み許可ビ
ットがセットされ、前記割込みによる送信要求信号送信
が可能にされる。
【0043】つぎのステップS14では、エントリキー
50から返送されて車両側で受信された返送信号に含ま
れるコード信号を、車両側の記憶回路5に予め記憶され
たIDコードと比較して、正規のIDコードが受信され
たか否かの判断がなされる。
【0044】最初は前記ステップS14の判断は否定で
あるから、処理はステップS15Aへ進み、IMCHK
フラグを参照してイモビチェックが行なわれているかど
うかを判定する。この段階ではイモビチェックは行なわ
れていないから、処理はステップS30(図5)へジャ
ンプするが、ステップS30の判断も否定になるのでフ
ローS41に進む。
【0045】フローS41の処理では、前記コードが一
定時間以上受信されない時に、ウエルカム機能に関する
フラグがイニシャライズされる。具体的には、まずステ
ップS31でOUTフラグを参照してエントリキーがA
送信要求信号の通信エリア外にあるか否かの判断がなさ
れる。最初は、エントリキーがA送信要求信号の通信エ
リア外である旨の記録はされていない(すなわち、OU
Tフラグ=0)ので、ステップS32でRCHKフラグ
が1である(エントリキーが車両の近傍に存在しないこ
とを判定する時間設定用のT−OUTタイマが始動され
ている)か否かの判断がなされる。この判断が否定の時
にはステップS33に進み、前記T−OUTタイマにm
秒が設定されてこのT−OUTタイマが始動される。
【0046】このmは、m秒>y(=3x)秒≧z秒の
関係を満足する大きさであるのが望ましい。ここで、図
2に示されているように、yはA送信要求信号の送信間
隔(または周期)、xはB送信要求信号の送信間隔、z
はI(イモビ)送信要求信号の送信間隔である。ステッ
プS34では、RCHKフラグが1にされてる。
【0047】つぎのステップS35では、前記設定時間
mが経過して前記T−OUTタイマが0になったか否か
の判断がなされる。初めは上記時間mが経過していない
のでステップS2へ戻る。
【0048】乗員が降車し終ってドアが閉じられると、
ドアスイッチがオンからオフに変化するのでステップS
6の判断が肯定になり、ステップS7に進んでリフレッ
シュ1のフラグRF1が0にされる。次のステップS8
では、I送信要求信号送信処理が実行されるのを許可す
るタイマ割込み許可ビットがセットされ、このタイマ割
込みによるI送信要求信号の送信が可能になる。その
後、処理はステップS14、S15A、S30およびフ
ローS41を経てステップS2へ戻る。
【0049】エントリキー50が車外へ移動されると、
BS送信要求信号が受信されるのでエントリキーはBコ
ードを含む返送信号を返送する。前記返送信号が車両側
の受信機で受信され、そのIDコードが正規のものであ
ると判定されると、ステップS14の判断が肯定にな
る。これにより、処理はステップS15に進んで、いま
受信したコードが、ドアのロック・アンロック用手動ス
イッチの操作によるマニュアルコードであるか否かの判
断がなされる。この判断が肯定の場合にはステップS1
6に進んで、マニュアル処理(図21および後述の説明
参照)が実行される。
【0050】ここでは送信要求信号の受信に応答したB
コードであるから、前記ステップS15の判断が否定に
なり、処理はステップS17に進んでマニュアルSWが
オンにされているか否かが判断される。そして、該ステ
ップS17の判断が肯定の時はステップS2に戻るが、
ここでも否定になるのでステップS18に進み、返送信
号に含まれるコード判定の結果に基づいて車両のドアの
ロック・アンロック制御を実行するウエルカム処理(図
9、10および後述の説明参照)が実行される。
【0051】次に図9および10を参照して、図4のス
テップS18のウエルカム処理の動作を、まず乗員がエ
ンジンを停止して降車し、エントリキーが車両から遠ざ
かる場合について説明する。前述のように、乗員の降車
が判定されると、ステップS12(図4)でBS送信要
求信号送信が選択され、nが0にリセットされると共
に、ステップS13でタイマ割込みによるB送信要求信
号送信が可能化される。そして、対応するBコードの受
信に応答してステップS18のウエルカム処理が始ま
る。
【0052】まずステップS171では、エントリキー
から返送されて車両側で受信されたコードがAコードと
一致したか否かの判断がなされるが、初めはA送信要求
信号は送信されていないので、この判定は否定になり、
処理はステップS201へ進む。ステップS201で、
受信したコードがBコードと一致していると判断された
時には、ステップS202に進んで、Bコード受信を示
すBRECフラグが1にされ、同時にAコードの連続受
信回数を示すIが0にされる。ステップS203では、
後で詳述するように、エントリキー50から送信された
マニュアルコードが受信され、これに応答する処理が優
先的に実行されていることを示すMUフラグが1になっ
ているか否かの判断がなされる。
【0053】前記ステップS203の判断が肯定のとき
はステップS213へ進み、前記処理の優先実行時間を
設定するT−MUタイマがタイムアップしているかどう
かが判断される。この判断が肯定のときには、処理はス
テップS204へ進んでドアがアンロックされ、つぎの
ステップS205ではMUフラグが0にされるが、判断
が否定であって優先実行時間内であればステップS20
4、S205をスキップしてステップS209へジャン
プする。一方、前記ステップS203の判断が否定のと
きはステップS204に進んでドアがアンロックされ
る。
【0054】つぎのステップS209では、ARECフ
ラグが1であるか否かの判断がなされるが、この時点で
はAコードは受信されておらず、この判断は否定になる
のでステップS210に進んでATMフラグが1にされ
てA送信要求信号の間欠送信が可能になる。ステップS
211では前記nが0にされる。ステップS212で
は、I送信要求信号タイマ割込み許可ビットをクリアし
てI送信要求信号の送信を禁止する。ステップS214
ではBCHGフラグを0にしてBS信号送信からBL信
号送信への切換えを禁止する。Bコードが連続受信され
ている間は上記の処理が繰り返される。
【0055】ここで前記A送信要求信号に応答してエン
トリキーから返送されたAコードが受信されると、ステ
ップS171の判定が肯定になるので、処理はステップ
S172に進み、ARECフラグを1にし、OUTフラ
グおよびRCHKフラグを0にして、エントリキー50
がAコード通信エリア内にあることを登録し、タイマT
−OUTをリセットする。ステップS173では、Aコ
ードの連続受信回数を示す変数Iに1を加算して更新す
る(このとき、Iは1になる)。ステップS174では
前記変数Iが2(1例として)になったかどうかを判定
するが、最初は2にならないのでステップS180へジ
ャンプする。
【0056】ステップS180では、BS送信要求信号
の選択を指示するBSTMフラグが1であるか否かの判
断がなされる。今はBSTMフラグは1であるのでこの
判断は肯定となり、処理がステップS181に進んで、
B送信要求信号のBSからBLへの切り換えを指示する
BCHGフラグが1であるか否かの判断がなされる。B
CHGフラグは0にされているので、ステップS182
に進んでBCHGタイマが例えば30秒に設定される。
【0057】この設定時間は、その間にエントリキーが
車両から十分に離れてBL送信要求信号の通信エリア外
へ出てしまうことが期待できるように、例えば経験的ま
たは実測に基づいて選定されることができる。その後、
処理はステップS184に進んでBCHGフラグが1に
される。次に、ステップS185で、BCHGタイマが
0になったか否かの判断がなされる。初めは0でないの
で、ステップS2へ戻る。
【0058】その後、エントリキーからのAコードが受
信されると、処理はステップS174からステップS1
80へジャンプし、さらにステップS181からステッ
プS185へジャンプする。前にBCHGタイマに設定
された時間(30秒)が経過するまではステップS18
5の判定が否定になるので直ちにステップS2へ戻る
が、前記設定時間が経過すると、ステップS185の判
定が肯定になる。
【0059】その結果、処理はステップS186に進ん
でBS送信要求信号を選択する前記BSTMフラグが0
にされ、ステップS187ではBL送信要求信号を選択
するBLTMフラグが1にセットされる。その結果、タ
イマ割込みによってBL送信要求信号が送信されるよう
になるが、前述のように、このときはエントリキーは十
分に車両から離れてその通信エリア外へ出ているので、
BL送信要求信号を受信することはできず、したがって
返送信号であるBコードは返送されない。
【0060】エントリキーがBS送信要求信号の通信エ
リア(図13参照)外へ遠ざかると、車両側ではBコー
ドが受信されず、Aコードのみが連続して受信されるよ
うになるので、ウエルカム処理ではステップS171の
判定のみが連続して肯定となるようになる。その結果、
ステップS173で変数Iが2に更新されてステップS
174の判定が肯定になり、つぎのステップS175で
MUフラグが1であるか否かの判断がなされる。
【0061】前記判断が肯定のときはステップS179
へ進み、前述のステップS213と同様に、T−MUタ
イマがタイムアップしているか、すなわちエントリキー
からのマニュアルコードに応答する処理の優先実行時間
が満了しているかどうかが判断される。この判断が肯定
ならば、処理はステップS176へ進んでドアがロック
される。次いで、ステップS177でMUフラグが0に
された後、処理は前述のステップS180へ進む。一
方、ステップS175の判断が否定のときも、ステップ
S176に進んでドアがロックされる。なお前記ステッ
プS179の判断が否定のときは、ステップS176、
S177をスキップしてステップS180へ進む。
【0062】エントリキーがさらに車両から離れると、
ついにはA送信要求信号も受信しなくなり、Aコードの
返送もなくなる。この状態での処理は、図4のステップ
S14の判定が否定になってステップS15Aから図5
のS30へ進むようになり、フローS41で、前述した
ようなステップS31、S32の判定が行なわれ、ステ
ップS33でT−OUTタイマにm秒が設定される。そ
してステップS35の判定が否定の間はステップS2へ
戻って処理が循環する。
【0063】Aコードの返送がなく、図5のフローチャ
ートにおいて、T−OUTタイマに設定された時間m秒
が経過して前記ステップS35の判断が肯定になると、
すなわちエントリキー50からの返送コードがm秒間受
信されないと、処理はステップS36〜S39に進ん
で、ウエルカム処理に関するフラグである、AREC,
BREC,BLTM,BSTMフラグが、それぞれ0に
イニシャライズされると共に、ステップS40に進ん
で、OUTフラグが1にされ、エントリキー50がAコ
ード通信エリア外であることが記録される。その後、最
初のステップS2へ戻って前述の処理を繰り返す。
【0064】このときはBLTMおよびBSTMフラグ
が共に0にされているので、図3の時刻t8 より後、図
2のt1 以前の状態に相当し、A送信要求信号のみが間
欠送信されている。もちろん、この間はA送信要求信号
はエントリキーによって受信されないので、Aコードを
含む返送信号は返送されない。
【0065】つぎに、エントリキー50が遠方から車両
に近付いて乗員が乗車する場合について説明する。エン
トリキーがA送信要求信号を受信しない遠距離位置から
同信号の通信エリア内の位置にまで近付くとまずA送信
要求信号が受信され、これに応答してエントリキーがA
コードを含む返送信号を返送する。車両側では正規のI
Dコードが受信されるので、ステップS14の判定が肯
定となって処理はステップS15に進み、受信したコー
ドがマニュアルコードであるか否かの判断がなされる。
【0066】この判断が肯定の場合にはステップS16
に進んで、後述のマニュアル処理(図21参照)がなさ
れる。ここでは、マニュアルコードの受信でないから前
記ステップS15の判断が否定になり、処理はステップ
S17に進んでマニュアルSWがオンにされているか否
かが判断される。そして、該ステップS17の判断が肯
定の時はステップS2に戻るが、ここでは否定になるの
でステップS18に進んで図9のウエルカム処理が実行
される。
【0067】ウエルカム処理では、ステップS171の
判定が肯定、ステップS174の判定は否定になるの
で、処理はステップS180へジャンプされる。この時
はステップS180の判定も否定であるので、ステップ
S188でBLTMフラグが1かどうかを判定する。こ
の段階では、BLTMフラグは1にされていないので、
処理はステップS189へ進み、BLTMフラグが1に
されてBL送信要求信号送信が選択され、さらにステッ
プS190で変数nに1がセットされる。Aコードのみ
が受信されている間は上記の処理が繰り返され(ただ
し、ステップS188の判定は肯定になるので、ステッ
プS189及び190の処理はジャンプされる)、A送
信要求信号およびBL送信要求信号がそれぞれ予定の周
期で間欠送信される。
【0068】なお、請求項1や2に記載した「返送信号
の受信の有無に応じたドアロック制御に優先して、手動
制御信号に応答したドアロック制御を実行する」は、具
体的には、ウエルカム処理中のステップS203→S2
13→S209の流れ、およびステップS175→S1
79→S180の流れで示される。すなわち、ウエルカ
ム処理の実行中において、後述のマニュアル処理で設定
されたMUフラグおよびT−MUタイマの値に応じ、B
コード受信時のステップS204のドアアンロックおよ
びAコード連続受信時のステップS176のドアロック
をスキップすることによって、返送信号に含まれるコー
ドに応答するドアロック制御を一旦禁止してマニュアル
コードによるドアロック制御状態を保持することであ
る。
【0069】使用者が乗車のためにさらに車両に近付く
と、エントリキーは車両から発信されるBL送信要求信
号をも受信するようになり、Bコードを含む返送信号を
返送するようになる。返送されたBコードが車両側で受
信されると、ステップS171の判定が否定、ステップ
S201の判定が肯定、ステップS203の判定が否定
になり、ステップS204でドアがアンロックされる。
このときは既にAコードが受信されているのでステップ
S209の判定が肯定になり、ステップS212へジャ
ンプしてI送信要求信号の送信を禁止する。つぎのステ
ップS214では、BCHGフラグを0にしてBL送信
要求信号からBS送信要求信号への切換えを禁止し、こ
の処理を抜ける。
【0070】乗員が車両のドアを開けて車内にはいり、
ドアを閉めると、ステップS6(図4)の判定が肯定に
なりステップS8でI送信要求信号タイマ割込み許可ビ
ットがセットされ、I送信要求信号の間欠送信の割込み
が許可される。なおこの状態では、エントリキーはAお
よびB送信要求信号を受信しないので(これらの送信要
求信号は車外に向けて送信されるから)、車両側では、
AおよびBコードはいずれも受信されない。
【0071】エントリキー50がこのI送信要求信号を
受信してIコードを返送し、これが車両側で受信される
と、メインフローのステップS14、S15およびS1
7を経た後、図9のウエルカム処理に入る。そしてステ
ップS171、S201の判定が否定になるので、図1
0のステップS221に進む。なお、前記図10の鎖線
で囲まれた各処理は既知のイモビライザ機能の処理であ
る。
【0072】前記ステップS221では、イモビチェッ
クが済んでいることを示すIMDONEフラグが1であ
るか否かの判断がなされる。この時点では前記判断は否
定であるからステップS222に進んでイモビチェック
が行われる。このイモビチェックでは、図11を参照し
て詳細に後述するように、受信したIコードが正当なも
のか否が判定され、正当なものであるときは、これを示
すIMOKフラグが1にされる。つぎのステップS22
3では、イモビチェックの結果がOKか否かの判断がI
MOKフラグを参照して行なわれる。
【0073】前記ステップS223の判断が否定の時に
は、ステップS227でエンジンを不作動状態にする
が、判断が肯定の時にはステップS224に進んでエン
ジンの始動を許可する。ステップS225ではATMフ
ラグが0にされ、さらにステップS226ではAREC
フラグが0にされる。なおこの時点で、BLTMフラグ
を0にして、送信要求信号の送信を停止することも可能
である。つぎにIコードが受信されたサイクルで、前述
と同様にして処理がステップS221に達すると、この
判断は肯定になるので、ステップS228へ進み、I送
信要求信号のタイマ割込み許可ビットをクリアしてI送
信要求信号の間欠送信を禁止する。
【0074】なお前記IMOKフラグの情報は、通信線
(バス)32を介してFI−ECU33へ伝送される
(図1参照)。前記FI−ECU33は、前記IMOK
フラグの値に応じて、すなわち、その値が1のときはエ
ンジンを作動させるように、また反対に値が0のときは
エンジンを不作動にするように、それぞれ燃料ポンプ、
燃料噴射・供給装置、点火装置(いずれも図示せず)な
どを制御する。
【0075】容易に理解されるように、前記図9の鎖線
SBで囲まれた各処理は、乗車時と降車時とでB送信要
求信号の通信エリアすなわち受信可能領域にヒステリシ
スを持たせ、乗員が降車して車両から離れるときには比
較的通信エリアの狭いBS送信要求信号を選択して早期
にドアロックを行ない、反対に乗車のために乗員が車両
に近付くときには、可及的早目にドアのアンロックを行
なうために、比較的通信エリアの広いBL送信要求信号
を選択するための処理である。したがって、前記ヒステ
リシス特性を持たせないときは、BSとBL送信要求信
号間の切換に関する処理ブロックが不要であることは容
易に理解されるであろう。
【0076】さらに、前記図9の鎖線SAで囲まれた各
処理は、本発明の特徴であるマニュアルコードに応答す
る処理の優先実行を一定時間後に解除する処理である。
【0077】乗員が乗り込んでIGN.SWがオンにさ
れると、図4の前記ステップS2の判断が肯定になるの
でステップS21へ進む。そして、後で図8を参照して
詳述するリフレッシュ2の処理、すなわちウエルカム機
能に関するフラグの初期化の動作が行われる。つづくス
テップS22では、IMOKフラグが1である(すなわ
ち、イモビチェックの結果が適正であった)か否かの判
断がなされる。今はこの判断は肯定であるので、ステッ
プS23に進んでエンジンを作動可能にする処理が行わ
れる。
【0078】次のステップS25では、IMDONEフ
ラグが1である(イモビチェックが済んでいる)か否か
の判断がなされる。今は前記IMDONEフラグが1で
あるからこの判断も肯定になり、ステップS28へ進ん
でI送信要求信号タイマ割込み許可ビットがクリアされ
てI送信要求信号の送信が禁止される。車両の運転中
は、ING.SWがオンに保持されるので前述の処理が
循環される。
【0079】なお前記ステップS25の判断が否定であ
るときは処理がステップS26に進み、前記ステップS
8と同じ処理である、I送信要求信号の送信を許可する
タイマ割込み許可ビットがセットされる。つづくステッ
プS27では、図11を参照して後述するイモビチェッ
クの処理がなされる。
【0080】IGN.SWがACCまたはOFF位置へ
回動されてエンジンが停止されるとステップS2の判定
が否定になり、処理はステップS3の側へ進んで前述し
た降車時の処理が行われる。
【0081】つぎに図17を参照して、本発明の特徴で
あるステップS16(図4)のマニュアル処理を詳細に
説明する。前述した手動ロック/アンロックスイッチ5
6、57の操作に応答してエントリキー50から送信さ
れたマニュアルコードが車両側で受信されると、ステッ
プS14およびステップS15の判定が肯定になるの
で、ステップS16のマニュアル処理が実行される。
【0082】まずステップS151では、受信されてコ
ード判定されたマニュアルコードが、エントリキー50
の手動ロックスイッチ56を操作して手動送信されたロ
ックコードであるか否かの判断がなされ、この判断が否
定の時には、ステップS152に進んで、エントリキー
50の手動アンロックスイッチ57を操作して手動送信
されたアンロックコードであるか否かの判断がなされ
る。この判断も否定の時にはこの処理を終了して出口
(EXIT)に進む。
【0083】一方、ステップS152の判定が肯定の時
には、ステップS153に進んで車両のドアがアンロッ
クされる。また前記ステップS151の判断が肯定の時
には、ステップS155に進んで車両のドアがロックさ
れる。次のステップS157では、MUフラグが1(マ
ニュアルコードに応答する処理の優先実行中であること
を示す)かどうかの判断がなされ、判断が否定の時に
は、ステップS158で該MUフラグが1にされて、優
先実行中であることを登録する。
【0084】ステップS159では、前記優先実行の継
続時間を監視するマニュアルタイマが、例えば300秒
にセットされてこの処理を終了する。前記ステップS1
57の判断が肯定の時には、ステップS160に進ん
で、前記MUフラグを0にし、さらにステップS161
に進んでMUタイマが0秒にリセットされる。したがっ
て、マニュアルコードに応答する処理の優先実行中にマ
ニュアルコード(ロックまたはアンロックコードのいず
れか)を受信すると、MUフラグが0にされ、当該コー
ドに応答する処理の優先実行は即刻解除されることにな
る。
【0085】次に図6を参照して、前述したウエルカム
処理で実行される送信要求信号の送信処理について説明
する。該送信要求信号送信処理は、x秒毎のタイマ割込
みで行われ、対応する送信要求信号送信選択フラグが1
であることを条件に、AまたはB(BラージまたはBス
モール)送信要求信号が間欠的に送信される。なおこれ
らの送信要求信号に関しては、図2、図3及び図13な
どを参照して前述したとおりである。
【0086】まずステップS91では、MOD(n,
3)=0が成立するか否かの判断がなされる。該MOD
(n,3)は、先にステップS190やS211に関し
て説明した変数nを3で除算した時の余りを示す。MO
D(n,3)=0が成立する時には、ステップS92に
進んで、ATMフラグが1であるか否かの判断がなされ
る。この判断が肯定の時にはステップS93に進んで、
A送信要求信号が送信される。
【0087】一方、前記除算の余りが1または2で、前
記ステップS91の判定が否定であるか、またはステッ
プS92の判断が否定の時には、ステップS94に進ん
でBSTMフラグが1であるか否かの判断がなされる。
この判断が肯定の時にはステップS95に進んでBS送
信要求信号が送信される。ステップS94の判断が否定
の時にはステップS96に進んでBLTMフラグが1で
あるか否かの判断がなされる。この判断が肯定の時には
ステップS97に進んで、BL送信要求信号が送信され
る。
【0088】次に図7を参照して、ステップS3のリフ
レッシュ1(図4)の詳細について説明する。ステップ
S101では、リフレッシュ1の処理が既に済んでいる
ことを示すRF1(リフレッシュ1)フラグが1か否か
が判定され、これが肯定、すなわち前記処理が終了して
いる場合には、出口(EXIT)に進む。初めは前記判
定が否定になる。次のステップS103では、該IMO
Kフラグが0にされ、ステップS104では、IMDO
NE(イモビチェック済み)フラグが0にされ、ステッ
プS105では、IMCHK(イモビチェック開始)フ
ラグが0にされる。
【0089】ステップS108では、マニュアル作動禁
止ビットがクリアされる。この結果、イモビシステムに
関するフラグの初期化が終了する。ステップS109で
は、前記RF1フラグが1にされてリフレッシュ1処理
済みが登録され、ステップS110では、RF2フラグ
が0にされてリフレッシュ2未処理が登録される。
【0090】次に図8を参照して、前記ステップS21
のリフレッシュ2(図4)の処理動作の内容を具体的に
説明する。ステップS121では、前記RF2フラグが
1であるか否か、すなわちリフレッシュ2の処理が既に
済んでいるか否かの判断がなされ、この判断が肯定の場
合には、出口(EXIT)に進む。一方、否定の時に
は、ステップS122,S123,S124を順次実行
し、それぞれのステップでATMフラグ、BLTMフラ
グ、BSTMフラグが0にされる。なお、これらの処理
は、後述するように、A、BL、BS送信要求信号の送
信を禁止する処理である。
【0091】次のステップS125、S126では、そ
れぞれARECフラグ、BRECフラグが0にされる。
これらの処理は、車両側から送信した送信要求信号に応
答してエントリキー50から返送される返送信号(Aま
たはBコードを含む)が車両側の受信機で未だ受信され
ていないことを示す処理である。ステップS128で
は、送信すべきウエルカムコード送信要求信号の選定変
数であるnが0にされる。
【0092】ステップS129では、エントリキー50
がA送信要求信号の通信エリア(受信可能範囲)外にあ
ることを示すOUTフラグが0(否定)にされ、ステッ
プS130では、エントリキー50がA送信要求信号の
通信エリア内にあるかどうかを検知する制限時間を設定
するT−OUTタイマが未だ始動されていないことを表
わすために、RCHKフラグが0にされる。ステップS
131では、送信要求信号送信タイマ割込み許可ビット
がクリアされ、前記タイマ割込みによる送信が禁止され
る。ステップS132では、マニュアル作動禁止ビット
がセットされる。
【0093】以上の処理により、ウエルカム機能に関す
るフラグ等の初期化が終了する。次いで、ステップS1
35では、前記RF2フラグが1にされてリフレッシュ
2処理済みが登録され、ステップS136では、RF1
フラグが0にされてリフレッシュ1未処理が登録され
る。
【0094】次に図11を参照して、前記ステップS2
22(図10)のイモビチェックの処理の詳細を説明す
る。まずステップS230では、イモビチェックが開始
されたことを示すIMCHKフラグが1であるか否かの
判断がなされる。イモビチェックが開始されておらず、
前記判断が否定の時には、ステップS235に進んでイ
モビチェックタイマT−IMCHKにイモビチェック動
作時間(例えば30秒)がセットされる。ステップS2
36ではIMCHKフラグが1にされる。
【0095】イモビチェックが開始されており、前記ス
テップS230の判断が肯定の時にはステップS231
に進み、エントリキーから送信されたイモビコードI
が、予め車両側の記憶回路5または13に記憶されたコ
ードと一致したか否かの判断がなされる。この判断が肯
定の時には、ステップS232に進んでイモビコード照
合が確認されたことを示すIMOKフラグが1にされ、
さらにステップS233へ進む。これにより、前述のよ
うに、FI−EUC33はエンジンが作動するように制
御する。
【0096】前記ステップS231の判断が否定の時に
は、処理はステップS246へ進み、前記IMCHKタ
イマがタイムアップしたか否かの判断がなされる。この
判断が否定ならばイモビチェック処理を一旦抜け、一方
前記ステップS246の判断が肯定の時にはステップS
233に進む。ステップS233では、イモビチェック
が終了したことを示すIMDONEフラグが1にされ
る。
【0097】図12は、例えばステップS26(図4)
でI送信要求信号タイマINT許可bitがセットされ
た状態で、前記I送信要求信号を間欠送信する処理であ
り、例えばz秒毎にタイマ割込みがなされる。最初のス
テップS271でIMDONEフラグを参照してイモビ
チェックが済んでいるか否かを判定し、済んでいないと
きにはステップS272に進んでI送信要求信号が送信
される。イモビチェックが済んでおり、前記ステップS
271の判断が肯定のときは、そのまま何もしないでこ
の処理を抜ける。
【0098】この実施例によれば、車両のドアが送信要
求信号に応答する返送信号の受信の有無に基づいてドア
ロック制御を行なうウエルカム機能が働いている時で
も、エントリキーから送信される手動制御信号によるマ
ニュアルコードに応答する制御を優先的に実行させるこ
とができるので、例えば、エントリキーが車両から予定
距離以上離れてドアが自動施錠された後、エントリキー
を所持していない同乗者が忘れ物などを取りに車両へ戻
るような場合には、エントリキーの所持者はその場です
ぐに、または同乗者が車両に近づいた時点で、エントリ
キーの手動アンロックスイッチを操作するだけでドアを
解錠することができる。またエントリキーが車両の近く
にあってドアが自動施錠されない間や、遠方から車両に
近付いてドアが自動解錠されてから前記キーの所持者が
実際に車両に到達するまでの間に、用心のため、または
緊急的にドアを施錠することも容易であるので、ウエル
カム機能による自動施錠・解錠の利便性を十分に生かし
ながら、エントリキーの所持者の自由意思を優先したド
アロック制御を実現することができる。
【0099】このような利点をより一層確実にするに
は、エントリキーからの手動制御信号の通信エリア(受
信可能範囲)を、車両からのBL送信要求信号のそれよ
りも大きく設定しておくのが望ましい。
【0100】さらに、このようなマニュアルコードに応
答する処理の優先実行時間をタイマで設定し、設定時間
が経過したときに自動的に前記優先実行を解除すれば、
上記のように車両へ戻るときに、ウエルカム機能によっ
て自動施錠されていたドアを手動制御信号によって解錠
しても、予定時間後には自動的に再び施錠されるので、
エントリキー所持者が余分な心配りをしなくてすむ利点
がある。
【0101】また、ウエルカム機能に基づいてドアが解
錠または施錠された後に、不用意にエントリキーの手動
スイッチに触れてドアが施錠または解錠されてしまった
としても、設定された予定時間後には自動的にウエルカ
ム機能に基づくドア解錠/施錠状態に復旧されるので、
再度エントリキーの手動スイッチを操作する必要がなく
なり、利便性が一層向上される。
【0102】前述の実施例では、ドアの施錠・解錠を制
御するためのBS、BL送信要求信号の他に、これらよ
りも広い通信エリアを有するA送信要求信号を車両から
送信するようにしたが、当業者には容易に理解されるよ
うに、前記A送信要求信号は必須ではなく、これを省略
することができる。
【0103】また以上では、車両の全ドアに共通のB送
信要求信号およびこれに応答する返送信号を用いる例を
説明したが、この場合は、エントリキーが遠くから近付
いて図13に符号BL(ラージ)で示したような予定通
信エリア内に入ると、すべてのドアが同時に解錠されて
しまう。
【0104】このような事態を避けるために、図14の
概念図に示すように、左右の各ドア2a、2bおよび後
部トランク2cごとに固有の、なるべくはそれぞれに適
した独自の通信エリアを有するB送信要求信号B1、B
2、B3を送信するようにし、ドアの施錠は、例えば、
どれか1つのB送信要求信号が受信されなくなったとき
に全ドア同時に実行するが、反対に解錠時には、どのド
アに対応するB送信要求信号の返送信号(Bコード)が
車載受信機で受信されるかにしたがって、受信されたB
コードに対応する特定のドアのみを解錠するようにする
ことができる。
【0105】なおこの場合も、施錠時と解錠時とでB送
信要求信号の通信エリアの大きさに、前述と同様のヒス
テリシス特性を持たせたり、大きい通信エリアを有する
A送信要求信号を省略したりできることは当然である。
またこのように、ドアごとに固有のB送信要求信号およ
び返送信号を用いる場合には、例えば図9のウエルカム
処理フローにおいて、ステップS201でドアごとの固
有コードの一致を判定するように修正すれば良いこと
は、当業者には明らかであるので、その詳細フローの開
示およびその説明は省略する。
【0106】図15は、上述および後述する本発明の各
実施例に好適な、エントリキーから送信されるコード信
号のフォーマット構成の1例を示す図である。なお、コ
ード信号とは、送信要求信号に応答してエントリキーか
ら送信される返送信号、およびエントリキーの手動スイ
ッチの操作で送信されるマニュアルコードなどを含めた
総称である。同図において、CDAはスタートビット、
CDBは識別コード、CDIDは車両ごとに固有の1D
コード、CDFは機能コードであり、括弧内の数字はビ
ット数の1例を表している。
【0107】基本的にはIDコードによってエントリキ
ーが正規のものかどうかを判定し、機能コードに基づい
てAコード(探査コード)かBコード(ドアロック制御
基本コード)か、あるいはマニュアルコードかを識別し
ている。4ビットの機能コードは例えば、図13の場合
はAコード=[1000]、Bコード=[1001]、
マニュアルロックコード=[1101]、マニュアルア
ンロックコード=[1100]であり、また図14の場
合は例えばAコード=[1000]、ドライバドア用B
コード=[1001]、アシスタントドア用Bコード=
[1010]、トランク用Bコード=[1011]、マ
ニュアルロックコード=[1101]、マニュアルアン
ロックコード=[1100]とすることができる。
【0108】図16は、同じく本発明の各実施例に好適
なイモビ(盗難防止)用の返送信号のフォーマット構成
の1例を示す図である。周知のように、イモビ用のコー
ド照合は盗難防止の上で極めて重要であるので、他のコ
ードとはその構成を異にするのが望ましい。同図におい
て、CDAはスタートビット、CDBは識別コード、C
DIMはイモビ用IDコードである。もちろん、Iコー
ドを、他のA、Bコードと同様に機能コード部で識別す
るようにしてもよい。
【0109】以上では、施錠時と解錠時とでB送信要求
信号の通信エリアの大きさにヒステリシス特性を持たせ
る例について述べたが、本発明においては、このような
ヒステリシス特性を持たせることは必ずしも必要ではな
く、図2、3のタイミングチャートおよび図13の概念
図において、Bラージ送信要求信号とBスモール送信要
求信号を共通の単一B送信要求信号とすることもでき
る。
【0110】以上では車両のドアのロックおよびアンロ
ックの両方を、車両側受信機による返送信号受信の有無
に応じて自動制御する例について述べたが、これらの一
方のみを自動制御するように変形して実施できることは
明らかであろう。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、ウエルカム機能に基づ
くドアロック制御よりも、エントリキーからの手動制御
信号に基づく施錠/解錠操作を優先実行させることがで
きるので、例えば、エントリキーの所持者が車両から予
定距離以上離れてドアが自動施錠された後、エントリキ
ーを所持していない同乗者が忘れ物などを取りに車両へ
戻るような場合にも、その場で手動アンロックスイッチ
を操作するだけで、適当なタイミングにドアを解錠する
ことができ、またエントリキーの所持者が車両の近くに
いてドアが自動施錠されない間や、遠方から車両に近付
いてドアが自動解錠されてから乗員が実際に車両に到達
するまでの間に、用心のため、または緊急的にドアを施
錠することも容易であるので、ウエルカム機能によるド
アロック制御の利便性を十分に生かしながら、乗員の自
由意志によるドアロック制御を両立させることができ
る。
【0112】さらに、このような手動制御によるドアロ
ック制御の優先実行継続時間を予め設定しておき、設定
時間が経過したときに前記優先実行を自動的に停止させ
れば、ウエルカム機能によって自動的に施錠されるの
で、エントリキー所持者が余分な心配りをしなくてすむ
利点がある。また、車両に近づいて解錠された後に、不
用意にエントリキーの手動ロックスイッチに触れてドア
が施錠されてしまっても、設定時間後には自動的に解錠
されるので、再度手動でアンロックスイッチを操作する
必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構造例を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の1実施例において、エントリキーが車
両に近付いて乗員が乗車する時のドアの自動的アンロッ
ク作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】本発明の1実施例において、乗員が下車してエ
ントリキーが車両から遠ざかる時のドアの自動的ロック
作用を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の1実施例の動作を示すメインフローチ
ャートの1部である。
【図5】本発明の1実施例の動作を示すメインフローチ
ャートの残部である。
【図6】本発明の1実施例における送信要求信号のタイ
マ割込み送信処理を示すフローチャートである。
【図7】前記図4中のリフレッシュ1の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】前記図4中のリフレッシュ2の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】前記図4中のウエルカム処理の1部を示すフロ
ーチャートである。
【図10】前記図4中のウエルカム処理の残部を示すフ
ローチャートである。
【図11】前記図4中のイモビチェック処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明の1実施例におけるI送信要求信号の
タイマ割込み送信処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の1実施例における車両からエントリ
キーまでの距離と各制御の関係を示す概念図である。
【図14】本発明の他の実施例における車両からエント
リキーまでの距離と各制御の関係を示す概念図である。
【図15】本発明に用いるのに好適な各種コードのビッ
ト構成例を示す図である。
【図16】本発明に好適なイモビコードのビット構成例
を示す図である。
【図17】本発明のマニュアル処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…スマートエントリユニット、 3…入出力回路、
4、11…バス通信回路、 8、24、54…CPU、
9a,b,c…LF送信回路、 9f…RF受信回
路、 10…イグニッションスイッチ、 50…エント
リキー、 51…RF回路、 52…警報表示器、 5
3…整流トリガ回路、 56…手動ロックスイッチ、
57…手動アンロックスイッチ、 58…マニュアルモ
ード設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井村 義和 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB65 DD06 FF24 FF27 FF36 HH01 JJ03 KK03 LL00 LL01 SS01 SS02 SS04 SS11 TT03 5K048 AA16 BA42 BA55 DA01 DB01 DC01 EB02 EB03 HA04 HA06 HA32 HA33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載され、予定範囲内で受信可能な
    送信要求信号を車外に向かって送信する送信機と、 前記送信要求信号の受信に応答して携帯送受信機から返
    送される返送信号を受信する車載受信機と、 前記返送信号の前記車載受信機による受信の有無に応じ
    て、前記車両のドアの施錠および解錠の少なくとも一方
    を制御するドアロック制御手段とを具備した車両の遠隔
    ドアロック制御装置であって、 前記携帯送受信機に設けられたスイッチの手動操作によ
    って送信され、かつ前記返送信号とは異なる手動制御信
    号を前記車載受信機が受信したときは、前記ドアロック
    制御手段は、前記返送信号の受信の有無に応じた前記ド
    アロック制御に優先して、前記手動制御信号に応答した
    ドアロック制御を実行することを特徴とする車両の遠隔
    ドアロック制御装置。
  2. 【請求項2】車両に搭載され、予定範囲内で受信可能な
    送信要求信号を車外に向かって送信する送信機と、 前記送信要求信号を受信して返送信号を返送する携帯送
    受信機と、 車両に搭載され、前記携帯送受信機から返送される返送
    信号を受信する車載受信機と、 前記返送信号の前記車載受信機による受信の有無に応じ
    て、前記車両のドアの施錠および解錠の少なくとも一方
    を制御するドアロック制御手段とを具備した車両の遠隔
    ドアロック制御装置であって、 前記携帯送受信機には、前記返送信号とは異なる手動制
    御信号を送信するための手動操作スイッチが設けられ、 前記手動制御信号を前記車載受信機が受信したときは、
    前記ドアロック制御手段は、前記返送信号の受信の有無
    に応じた前記ドアロック制御に優先して、前記手動制御
    信号に応答したドアロック制御を実行することを特徴と
    する車両の遠隔ドアロック制御装置。
  3. 【請求項3】前記手動制御信号に応答したドアロック制
    御の優先実行時間を計時するタイマをさらに具備し、 前記タイマの設定時間経過後は、前記手動制御信号に応
    答したドアロック制御の優先実行が解除されることを特
    徴とする請求項1または2に記載の車両の遠隔ドアロッ
    ク制御装置。
  4. 【請求項4】前記手動制御信号に応答したドアロック制
    御の優先実行中に、前記車載受信機が手動制御信号を受
    信したときは、前記ドアロック制御の優先実行が解除さ
    れることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の車両の遠隔ドアロック制御装置。
  5. 【請求項5】前記携帯送受信機からの前記手動制御信号
    の送信は、前記返送信号に優先して送信されることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両の遠
    隔ドアロック制御装置。
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