JP2001098012A - ポリマーディスパージョンまたは溶液のストリッピング法 - Google Patents

ポリマーディスパージョンまたは溶液のストリッピング法

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JP2001098012A JP2000257906A JP2000257906A JP2001098012A JP 2001098012 A JP2001098012 A JP 2001098012A JP 2000257906 A JP2000257906 A JP 2000257906A JP 2000257906 A JP2000257906 A JP 2000257906A JP 2001098012 A JP2001098012 A JP 2001098012A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリマー反応組成物中のゲルを低減するスト
リッピング方法。 【解決手段】 ストリッピング中のポリマーのpHを7
から11に調節し、調節されたpHをストリッピング中
維持し、ポリマーの温度をストリッピング中30℃から
70℃に維持し、連続ストリッピング操作を用いるか、
またこの組み合わせにより、ストリッピングする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はポリマーディスパージョンの反応
組成物から揮発性有機化合物(「VOC」)およびアン
モニアなどのアミンを除去する(「ストリッピング」)
方法に関する。特に、本発明はポリマーディスパージョ
ン中のゲルを減少させる、ポリマーディスパージョンを
ストリッピングする方法に関する。
【0002】ポリマーは溶液重合、懸濁重合、および乳
化重合をはじめとするさまざまな方法により製造するこ
とができる。本発明において用いる場合、ディスパージ
ョンとは乳化ポリマーまたは懸濁ポリマーを意味する。
重合プロセスは有効であるが、重合が完了した後には常
に若干のVOCが存在する。本発明において用いる場
合、VOCとは、残存モノマー、モノマー由来の不純
物、および界面活性剤またはモノマー由来の溶媒などの
任意の揮発性有機化合物を意味する。残存モノマーは重
合中に反応せず、ポリマーディスパージョン中に残存す
るモノマーである。VOCは強い臭いを有する傾向があ
る。一般に、VOCはppmオーダーの非常に低い量で
感じることができる。一部のVOCは有毒である。一部
のVOCの毒性のために、またVOCの臭いが刺激的で
ある傾向があるために、ポリマーディスパージョンは一
般には化学的に「チェース」されるかまたはVOCをス
トリップされるかのいずれかである。
【0003】化学的チェーシング(chasing)
は、未反応のモノマーと反応する化学物質、たとえばタ
ーシャリーブチルヒドロペルオキシド、過硫酸アンモニ
ウム、過硫酸カリウム、または過硫酸ナトリウムなど
の、たとえば未反応モノマーの炭素−炭素二重結合と反
応できるものを添加することを含む。チェーシングの結
果、ポリマーラテックス中の残存モノマーは減少する
が、残存モノマーの量は依然として許容できないほど高
い可能性がある。さらに、炭素−炭素二重結合を有しな
いVOCはチェースできない。したがって、化学的チェ
ーシングの後にストリッピングを行って、未反応VOC
を除去する場合もある。
【0004】ストリッピングは、ディスパージョンを加
熱し、気体をディスパージョン中にスパージしてVOC
を除去するプロセスである。ストリッピングではさら
に、ストリッピングをより低い温度で行うことができる
ように真空を用いることもできる。ポリマーディスパー
ジョンをストリッピングする利点は、チェーシングによ
るよりもストリッピングによりさらに低いVOC量を達
成できることである。
【0005】ポリマーディスパージョンのストリッピン
グに関連する問題の一つは、ストリッピングプロセス中
にゲルが形成されることである。ゲルはポリマー粒子ま
たは分子の凝集体であり、ポリマー溶液またはディスパ
ージョン中にポリマーの小塊が形成される。ゲルは後の
施用において問題を引き起こす可能性があるので、ゲル
形成を低減するポリマーディスパージョンストリッピン
グプロセスが必要とされる。
【0006】ポリマーディスパージョンのストリッピン
グに関連する第二の問題は、ポリマーディスパージョン
が界面活性剤を含むことが多いことである。ポリマーは
さらにカルボキシ末端基のために界面活性剤として挙動
することができる。界面活性剤またはポリマーの界面活
性挙動によりストリッピング操作中に発泡が起こりう
る。発泡は、シリコン、鉱油および植物油、エトキシル
化脂肪酸、およびアルコールなどの化学物質の添加によ
り抑制することができる。発泡を抑制するための化学物
質の添加の2つの欠点は、化学物質が高価であること
と、化学物質がポリマーの性質に悪影響をおよぼしうる
こと、例えば化学物質がコーティングにフィッシュアイ
またはホールなどの表面欠陥を引き起こしうることであ
る。
【0007】破泡機(mechanical foam
breaker)もポリマーディスパージョンストリ
ッピング操作中の発泡を減少させるために用いることが
できるが、破泡機はポリマーディスパージョンにおける
ゲルの形成を減少させない。したがって、ストリッピン
グ中の泡の形成を防ぐかまたはストリッピング中に生じ
る泡を破壊するポリマーディスパージョンのストリッピ
ングプロセスも必要とされる。
【0008】ポリマーディスパージョンストリッピング
プロセス中の泡の生成を抑制する一法は、ドイツ未審査
特許出願第DE19517680号に記載されている。
該特許に開示されている方法では、泡の生成を低減する
ためにストリッピング中に5から6.8の範囲にpHを
調節することが必要とされる。ストリッピング後、pH
を8から10に調節する。該プロセスは破泡機を利用せ
ず、ストリッピング中のゲル形成の問題を取り扱ってい
ない。
【0009】ポリマー製造中の泡を破壊する方法は、欧
州特許出願第EP865811号に開示されている。該
プロセスは、ポリマーの製造プロセス中に泡を破壊する
ために破泡機を利用する。該プロセスは、ポリマー溶液
またはディスパージョンストリッピングプロセス中のゲ
ル形成の問題を扱っていない。
【0010】米国特許第4130527号は連続ストリ
ッピング操作を用いるストリッピング法を開示する。蒸
気をポリマー膜の流下に対して向流に供給する。該開示
はポリマーディスパージョンまたは溶液のストリッピン
グ中の発泡またはゲル形成の問題を意図してしない。
【0011】文献の開示にも関わらず、泡の形成が防止
されるかまたはストリッピング中に形成された泡が破壊
され、ゲル形成を最小にするポリマーディスパージョン
のストリッピング法が引き続き必要とされている。
【0012】本発明は:反応組成物を提供し、反応組成
物を破泡機および撹拌機の存在下でストリッピングする
ことを含み;a)ストリッピングの前にpHを7から1
1に調節し、調節されたpHをストリッピング中維持す
る、b)ストリッピング中、反応組成物の温度を30℃
から70℃に維持する、およびC)その組み合わせから
選択される方法により反応組成物を処理する方法を提供
する。
【0013】前記のように、本発明のプロセスにおける
第一段は、反応組成物を提供することを含む。反応組成
物は懸濁重合または乳化重合により製造することができ
るポリマーである。乳化重合により製造されるポリマー
が好ましい。ポリマーはホモポリマーまたはコポリマー
であってよい。
【0014】ポリマーディスパージョンを製造するのに
有用なモノマーには、これに限定されないが、メチルア
クリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、デシルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
ヒドロキシエチルメタクリレート、およびヒドロキシプ
ロピルアクリレートをはじめとする(メタ)アクリルエ
ステルモノマー;アクリルアミドまたは置換アクリルア
ミド;スチレンまたは置換スチレン;ビニルアセテート
または他のビニルエステル;塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、N−ビニルピロリドンなどのビニルモノマー;およ
びアクリロニトリルまたはメタクリロニトリルを含むエ
チレン性不飽和モノマーがある。ブチルアクリレート、
メチルメタクリレート、およびスチレンが好ましい。
【0015】エチレン性不飽和酸含有モノマーまたはそ
の塩もまた有用である。適当なエチレン性不飽和酸含有
モノマーとしては、これに限定されないが、アクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、ホスホエチルメタクリ
レート、2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパ
ンスルホン酸、ビニルスルホン酸ナトリウム、イタコン
酸、フマル酸、マレイン酸、モノメチルイタコネート、
モノメチルフマレート、モノブチルフマレート、および
無水マレイン酸があげられる。アクリル酸およびメタク
リル酸が好ましい。メタクリル酸がより好ましい。
【0016】フッ素化(メタ)アクリレートエチレン性
不飽和モノマー、たとえばZonyl製品(DuPon
t Chemical Companyの登録商標)も
有用である。
【0017】シリコン含有エチレン性不飽和モノマー、
たとえばビニルトリメトキシシランおよびメタクリルオ
キシプロピルトリメトキシシランも有用である。
【0018】C−C20アルキルスチレンおよびアル
キル−アルファ−メチルスチレン、C−C20アルキ
ルジアルキルイタコネート、 カルボン酸のC10−C
20ビニルエステル、 C−C20N−アルキルアク
リルアミドおよびメタクリルアミド、 C10−C20
アルキルアルファヒドロキシメチルアクリレート、 C
−C20ジアルキル2,2’−(オキシジメチレン)
ジアクリレート、 C−C20ジアルキル2,2’−
(アルキルイミノジメチレン)ジアクリレート、C
20N−アルキルアクリルイミド、およびC10−C
20アルキルビニルエーテルから選択されるモノマーも
有用である。
【0019】(メタ)アクリル酸のC12−C40アル
キルエステルなどの疎水性モノマーも有用である。適当
な(メタ)アクリル酸のアルキルエステルとしては、こ
れに限定されないが、ラウリル(メタ)アクリレート、
セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、ベヘニル(メタ)アクリレート、およびエイ
コシル(メタ)アクリレートがあげられる。
【0020】乳化重合は当業界で周知であり、米国特許
第5346954号に記載され、この文献は本発明の一
部として参照される。適当な開始剤およびプロセス条件
はこの特許において見いだすことができる。
【0021】本発明の一態様において、ポリマーを破泡
機の存在下でストリップする。破泡機は、M.Zlok
arnikにより、Chem.Ing.Tech.56
(1984)、p839−844に記載され、この文献
は本発明の一部として本発明のプロセスにおいて有用な
破泡機の種類について参照される。適当な破泡機として
は、これに限定されないが、サイクロン、Franzロ
ーテイター、EKATO Foamjet[EKATO
Company of Ramsey(New Je
rsey)製造]、およびFUNDAFOM泡破壊機
[ChemapAG、Volketswil(Swit
zerland)製造]があげられる。
【0022】本発明のプロセスは、ゲルが減少したポリ
マーディスパージョンを生成する。ゲルの形成は、スト
リッピングの前に反応組成物のpHを7から11、好ま
しくは8から11、より好ましくは9から11に調節す
ることにより減少させることができる。反応組成物のp
Hはストリッピング中維持される。pHの調節および維
持は、これに限定されないが、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、または水酸化アンモニウムなどの塩基の添
加により達成することができる。アミン臭の除去が望ま
しい場合には、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウム
が好ましい塩基である。
【0023】ゲルの形成はさらにストリッピング中に反
応組成物の温度を低下させることにより低減することが
できる。バッチ方式におけるストリッピングは、反応器
中で溶液またはディスパージョンを加熱し、ディスパー
ジョンに気体をスパージしてVOCを除去することを含
む。反応器に真空を適用して、より低い温度でストスト
リッピングが起こるようにすることができる。
【0024】反応組成物のストリッピングは、30℃か
ら70℃、好ましくは、40℃から70℃、より好まし
くは45から59℃の範囲の温度で行うことができる。
真空は、20mmHgから150mmHg、好ましくは
40mmHgから120mmHg、より好ましくは60
mmHgから100mmHgの範囲である。
【0025】ストリッピングに用いられる気体は、蒸
気、窒素、ヘリウム、湿分または湿潤空気、湿潤窒素、
または湿潤ヘリウムである。本発明において用いる場
合、湿分または湿潤とは気体が水蒸気を含有することを
意味する。
【0026】反応組成物のストリッピング中、pH調節
と温度調節を組み合わせることが望ましい。前記のよう
な温度およびpH範囲は、温度およびpH調節のいずれ
もポリマー溶液またはディスパージョンストリッピング
操作において用いられる場合に有用である。
【0027】本発明者らはさらに、ポリマーディスパー
ジョン中の気体のホールドアップ量がVOCの除去率に
影響を与えることを見いだした。撹拌が気体のホールド
アップに影響する。ポリマーディスパージョンからのV
OCの除去率は、BakkerらによりChemica
l Engineering(1994年12月)p9
8−104に記載されているような凹型ブレードディス
クインペラー、ラジアルアジテーターの使用により向上
することができる。ポリマーディスパージョンからのV
OCの除去率の向上に適した更なる方法は、例えば、こ
れに限定されないが、ピッチブレードタービンなどの攪
拌機のポンピング方向を、反応組成物が反応器中で押し
上げられるように変更することである。
【0028】さまざまな理由から、連続ストリッピング
法が望ましい。したがって、本発明の第二の態様におい
て、揮発性有機化合物を含有するアクリル溶液型ポリマ
ーおよびアクリルディスパージョンポリマーから選択さ
れる反応組成物を塔頂および塔底を有するストリッピン
グカラムに連続して下方向へ供給し;ii)ストリッピ
ングカラムの塔底部から上方へ蒸気を連続して供給し;
iii)ポリマーから揮発性有機化合物を除去すること
を含むプロセスが提供される。
【0029】本発明の第二の態様において、反応組成物
はアクリル溶液型ポリマーまたはアクリルディスパージ
ョンポリマーであり、ストリッピングは連続方式で行わ
れる。連続方式において、アクリル溶液またはディスパ
ージョンポリマーをストリッピングカラムに連続的に供
給する。ポリマー溶液またはディスパージョンはカラム
を流下し、カラムの壁面に沿ってポリマーの薄膜を形成
する。蒸気を同時にカラムの上方向に向けて供給する。
揮発性有機化合物をカラム中ポリマーから除去する。プ
ロセスを前記のようなバッチ方式と同じ温度、圧力条件
下で操作することができる。
【0030】カラム中へのアクリル溶液またはディスパ
ージョンポリマーのカラムフラックスレートは2500
kg/(時・m)から30000kg/(時・
)、好ましくは7500kg/(時・m)から2
5000kg/(時・m)の範囲である。カラム中へ
の蒸気のカラムフラックスレートは、500kg/(時
・m )から12500kg/(時・m)、好ましく
は1500kg/(時・m)から10000kg/
(時・m)、より好ましくは2500kg/(時・m
)から5000kg/(時・m)の範囲である。カ
ラムに供給される蒸気とカラムに供給されるポリマー溶
液またはディスパージョンの比は0.1から0.6、好
ましくは0.15から0.45、より好ましくは0.2
から0.3の範囲である。カラムに供給される蒸気とカ
ラムに供給されるポリマー溶液またはディスパージョン
の比をこの範囲に維持することは、泡の生成を防止する
助けになる。
【0031】本発明の第二の態様において、ゲルの形成
は、pH調節および温度調節など本発明の第一の態様に
おいてすでに記載したように抑制することができる。
【0032】本発明のさらなる態様において、ポリマー
ディスパージョンはストリッピングの前に化学的にチェ
ースされる。適当な化学チェーサーとしては、酸化剤、
たとえば、これに限定されないが、水溶性ハイドロペル
オキシド、ターシャリーブチルハイドロペルオキシド、
クメンハイドロペルオキシド、過酸化水素、過酸化ナト
リウム、過酸化カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過硫酸
カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過
硫酸およびその塩、過リン酸およびその塩、過マンガン
酸カリウム、およびペルオキシ二硫酸のアンモニウムま
たはアルカリ塩;還元剤、たとえばこれに限定されない
が、アスコルビン酸、イソアスコルビン酸、チオールま
たはジスルフィド基を含有する有機化合物、硫黄含有酸
の還元性無機アルカリおよびアンモニウム塩、たとえば
ナトリウムサルファイト、ジサルファイト、チオスルフ
ェート、ハイドロサルファイト、スルフィド、ヒドロス
ルフィドまたはジチオナイト、ホルマジンスルフィン
酸、ヒドロキシメタンスルホン酸、アセトンビサルファ
イト、アミン、例えばエタノールアミン、グリコール
酸、グリオキシル酸水和物、乳酸、グリセリン酸、リン
ゴ酸、酒石酸、および通常の条件下で気体状である酸化
剤、たとえば酸素、オゾン、または空気、あるいは気体
状還元剤、たとえば二酸化硫黄;および鉄、銅、マンガ
ン、銀、白金、バナジウム、ニッケル、クロム、パラジ
ウム、またはコバルトのレドックス反応触媒金属塩のレ
ドックス組み合わせあげられる。
【0033】ポリマー溶液またはディスパージョンに添
加されるレドックス系組み合わせの量は、典型的には重
合において用いられるモノマーの全重量に基づいて0.
01重量%から0.5重量%、好ましくは0.05重量
%から0.4重量%、より好ましくは0.2重量%から
0.3重量%の範囲である。
【0034】少なくとも1つのハイドロペルオキシド、
ペルオキソ、またはアゾ基を含有する界面活性開始剤
[イニサーフ(inisurf)として公知]も用いる
ことができる。該化合物は、B.A.Guyotおよび
K.Tauerにより、Adv.Polymer Sc
i.、第111巻、pp54−64およびK.Taue
rによりPolymer News、1995、第20
巻、pp342−347に記載され、これは本発明の一
部として化学的チェーシングに有用な適当なイニサーフ
について参照される。
【0035】イニサーフは親水性基および疎水性基のい
ずれも含有することができる。親水性基の例としては、
ポリエチレンオキシド、カルボキシレート、またはスル
ホネート基があげられる。疎水性基の例はパラフィン基
である。
【0036】イニサーフは、10〜18個の炭素原子を
有するパラフィンラジカルをアゾ化合物と、たとえばパ
ラフィンスルホクロライドまたはパラフィンジスルホン
酸塩化物を1または2個のイミノエーテルまたはアミジ
ン基を含有するアゾ化合物と結合させることにより調製
することができる。さらなるイニサーフは、ハイドロペ
ルオキシドまたは過酸化水素を12から30個の炭素原
子を含有するカルボン酸またはスルホン酸の環状酸無水
物と反応させることにより調製することができる。
【0037】他の有用な化合物としては、自動酸化可能
なオレフィン性不飽和脂肪酸、脂肪酸化合物、または脂
肪族アルコールまたは炭化水素の酸化または自動酸化の
産物であるハイドロペルオキシドまたはペルオキソ基含
有化合物があげられる。自動酸化可能な化合物として
は、木油、タル油、キリ油、ひまわり油、ラレメンチア
油(lallementia oil)アマニ油、オイ
チシカ油、エノ油、ケシ油、ごま油、クルミ油、麻実
油、またはヒマシ油があげられる。
【0038】オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、リ
シノール酸、エライジン酸、大豆油脂肪酸、フルシン
酸、エルカ酸、アラキドン酸、パルミトル酸、ペトロセ
リン酸、オレイルアルコール、ならびに天然の脂肪酸の
接合または異性化により調製した乾燥脂肪酸および脂肪
族アルコールも適当な自動酸化可能な脂肪酸、脂肪族ア
ルコールおよび炭化水素である。化合物をさらにポリエ
チレンオキシドで変性させることができる。
【0039】ポリマー溶液またはディスパージョンに添
加されるイニサーフの量は、典型的には重合に用いられ
るモノマーの全重量に基づいて0.05重量%から10
重量%、好ましくは0.1重量%から2重量%である。
【0040】求核試薬も化学チェーサーとして有用であ
る。適当な求核試薬としては、これに限定されないが、
二酸化チオ尿素、スルフィド、硫化水素、スルフィン酸
の塩、スルフェン酸、ジスルフィド、例えば硫化ナトリ
ウム、二硫化ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ナトリ
ウムサルファイト、ナトリウムビサルファイト、二酸化
ナトリウム、ホスファン、アルキルホスファン、トリフ
ェニルホスファン、アミノホスファン、リン酸およびそ
の塩、ヒドロリン酸およびその塩、アンモニア、第一お
よび第二アミン、オキシム、ヒドロキシルアミン、ヒド
ロキサム酸、ヒドラジン、および置換ヒドラジンがあげ
られる。
【0041】残存モノマーに添加される求核試薬のモル
比は、典型的にはモノマー1モルあたり0.5モルから
5モル、好ましくは0.9モルから3モル、より好まし
くは残存モノマー1モルあたり0.9モルから2モルの
求核試薬である。
【0042】重合可能なオレフィン性不飽和C−C二重
結合を含まず、300以下の分子量を有する有機カルボ
ン酸も、レドックス開始剤が併用される場合、水性ポリ
マーディスパージョンにおいて化学チェーサーとして有
用である。本発明のこの態様において、添加されるレド
ックス開始剤は、重合を開始するために用いられる開始
剤系とは別個のものである。レドックス開始剤系は典型
的には、ポリマーディスパージョンの製造に用いられる
モノマーの全量に基づいて0.01重量%から5重量%
のペルオキシドまたはペルオキシドジェネレーター、ペ
ルオキシドまたはペルオキシドジェネレーターに基づい
て30モル%から300モル%の前記の有機カルボン
酸、ポリマーディスパージョンの調製に用いられるモノ
マーの全量に基づいて0から1000ppm、好ましく
は10から100ppmのその価数を変更しうる多価金
属イオン、およびポリマーディスパージョンの調製に用
いられるモノマーの全量に基づいて0から10重量%の
鉱酸を含む。
【0043】有機カルボン酸は1〜20、好ましくは1
〜8個の炭素原子を有し、水1リットルあたり20g以
上の水への溶解度を有する脂肪族カルボン酸であること
ができる。適当な有機カルボン酸としては、これに限定
されないが、ギ酸、安息香酸、モノクロロ酢酸、トリフ
ルオロ酢酸、ナフタレンカルボン酸、シュウ酸、コハク
酸、アジピン酸、フタル酸、テレフタル酸、その誘導
体、その塩があげられる。
【0044】多価金属イオンは、鉄、銅、マンガン、バ
ナジウム、ニッケル、セリウム、クロム、白金、および
パラジウムから選択することができる。鉄およびマンガ
ンが好ましい。
【0045】レドックス開始剤系の量は、用いるモノマ
ーに基づいて、0.01重量%から10重量%、好まし
くは0.01重量%から5重量%の範囲である。
【0046】本明細書および請求項において、特記しな
いかぎり、百分率は重量%であり、すべての温度は摂氏
温度である。
【0047】本明細書および請求項の目的について、記
載される範囲および比の範囲は組み合わせることができ
ると理解される。例えば、特定のパラメータについて1
〜20および5〜15の範囲が記載されている場合、1
〜15または5〜20の範囲も意図されると理解され
る。
【0048】以下の実施例は本発明を説明することを意
図する。実施例は本発明の範囲を制限するものではな
い。
【0049】実施例1 バッチスチームストリッピング 加熱されたジャケット、撹拌機、EKATO Foam
jet、ニードル弁により調節されるバキュームソー
ス、真空の電子調節器、オーバーヘッドコンデンサー、
および蒸気スパージャーを有する20リットルの容器を
含むバッチスチームストリッピング装置を組み立てた。
圧力を所定の温度での水蒸気−液平衡付近に調節した。
容器に11000gのポリマーディスパージョンを添加
し、これを前記の方法の1つにより化学的にチェースし
た。ポリマーのpHは調節しないか、あるいは水酸化ナ
トリウムまたは水酸化アンモニウムで調節するかのいず
れかであった。蒸気を10g/分の割合で蒸気スパージ
ャーからパージした。EKATO Foamjetを3
350回転/分の速度で回転させた。ストリッピングプ
ロセスを約4時間行った。2つの市販のブチルアクリレ
ート/メチルメタクリレートポリマーを表1に示した種
々の温度(℃)、圧力(mmHg)、およびpHでスチ
ームストリップした。
【0050】上記のポリマーは、全バッチサイズ135
00gに基づいて以下のプロセスにより事前に化学的に
チェースされた:90〜99.99%のエチレン性不飽
和モノマーをポリマーに変換した後、ポリマーを60℃
に冷却した。冷却されたポリマーに80mlのプロモー
ター溶液供給物(水中0.15%FeSO・HO)
を添加した。ポリマーを約15分間撹拌した。56ml
の水中8gのターシャリーブチルヒドロペルオキシドを
含有する触媒溶液供給物(charge promot
er solution)をポリマーに添加した。ポリ
マーを約15分間撹拌した。160mlの水中8gのイ
ソアスコルビン酸を含有する活性剤溶液供給物をポリマ
ーに添加した。ポリマーを約15分間撹拌した。化学的
チェーシングの後、ポリマーディスパージョンをスチー
ムストリップした。
【0051】各ポリマーディスパージョンのサンプルを
スチームストリッピングの前後にゲル含量について試験
した。750mlのポリマーディスパージョンを325
メッシュスクリーンに通すことにより試験を行った。ス
クリーン上のゲルを乾燥し、750mlのディスパージ
ョンあたりのゲルの乾燥重量を計算した。スクリーンが
ゲルでオーバーロードになり、全サンプルをスクリーン
に通すことができない(結合した)場合、サンプルは不
良と見なされ、ゲルを測定しなかった。ゲル試験の結果
を表1に報告する。
【0052】 表1 pH ゲル ポリマー 前 後 温度 前 後 A 9.5 10. 53 0.02 0.01 A 9.8 8.6 54 0.02 0.05 A 9.0 7.4 54 実施せず 実施せず* B 4.7 4.7 58 0.02 結合 B 4.5 4.5 50 0.02 0.16 B 4.4 4.2 47 0.03 0.06 B 9.1 8.5 49 0.02 0.02 B 9.1 8.7 55 0.02 0.08 *=実施後、容器中に大量のゲルが残存するために、ゲル試験はこのサンプルに 関して実施しなかった。
【0053】実施例2 ポリマーの移動方向の比較 これらの実験は、ポリマーからのVOCの除去率に対す
るストリッピング中の撹拌方向の影響を示すことを意図
した。実験1においては、撹拌機が反応器直径の28%
に等しい直径を有する3ピッチブレードタービンである
以外はセットアップは実施例1と同様であった。この実
験においては、撹拌機は反応器中ポリマーを押し下げ
た。実験2において、撹拌機は反応器直径の48%に等
しい直径を有する2ピッチブレードタービンであった。
この実験においては、撹拌機は反応器の上方へポリマー
を押し上げた。約10000gのポリマーエマルジョン
をストリッピング容器に添加した。ポリマーエマルジョ
ンを50℃に加熱した。蒸気を系に平均流速19.7g
/分で導入した。実験3は、蒸気流速を8.6g/分に
減少させる以外は実験2と同様であった。サンプルを3
0分間隔で抜き取り、残存VOCについてガスクロマト
グラフィーにより分析した。これらの実験の結果を表2
に示す。
【0054】 表2 初期 経時的残存VOC%(分) 実施例 VOC(ppm) 30 60 90 120 180 240 1(Comp)1205 NA 77 NA 60 41 33 2 1165 58 29 16 9 5 2 3 1351 61 48 39 31 23 17 Comp=比較例
【0055】前記実験は、撹拌方向を、撹拌機がポリマ
ーを反応器の下方に押し下げるのと反対に、ポリマーが
反応器中を押し上げられるように変更すると、非常に速
くポリマーからVOCが除去されることを示す。
【0056】実施例3 連続スチームストリッピング 2つの異なるストリッピング装置のセットを用いていく
つかの市販のエマルジョンポリマーを連続的にストリッ
プした。第一の装置はBuffalo Technol
ogies Corporation流下膜式ストリッ
パーであった。カラムの内径は5.1cm、長さは3.
7mであった。エマルジョンポリマーをカラムの下方向
へ供給し、蒸気をカラムの上方向に供給した。ストリッ
ピングを、真空下および常圧下の両方で行った(湿潤空
気ストリッピング)。ポリマーをストリッピングの前後
のいずれもでガスクロマトグラフィーによりVOCにつ
いて測定した。100℃より低い沸点を有するVOCを
組み合わせて、100℃より高い沸点を有するVOCと
同様に報告した。サンプルをさらに325メッシュスク
リーンを通して、ゲル形成について試験した。これらの
実験の結果を表3に示す。
【0057】 表3 ポリマー 蒸気 カラム温度(℃) VOC 実施例 (kg/時)(kg/時)塔頂 底部 <100℃ >100℃ ゲル 1 A/16 6 52 51 160 320 なし 2 A/9 7 52 50 65 215 なし 3 A/29 5 52 51 130 258 なし 4 A/9 5 52 51 257 246 なし 5 A/41 5 50 50 205 281 120 6 A/37 5 50 49 294 296 なし 7 A/46 6 51 49 120 259 130 8 A/30 6 51 49 207 284 なし 9 A/37 6 49 49 97 236 なし 10 B/11 5 49 48 69 260 B 11 B/19 9 49 48 58 308 B 12(WA)B/51 19 33 31 580* 919* B WA=湿潤空気ストリッピング *=推定される実験誤差 ゲルはppmで報告 B=結合
【0058】ポリマーAについての初期VOC量は、1
00℃より低い沸点で1342ppm、100℃より高
い沸点で432ppmであった。ポリマーBについての
初期VOC量は、100℃より低い沸点で477pp
m、100℃より高い沸点で605ppmであった。前
記実施例はBuffalo Technologies
Corporation流下膜式カラムを用いた連続プ
ロセスはVOCをポリマーディスパージョンから除去し
たが、ゲルを形成しなかったことを示す。
【0059】装置の第二のセットは、Artisan
Industries Corporationチュー
ブ/ディスク流下膜式ストリッパーであった。カラムの
内径は10.2cmであり、長さは3.7mであった。
エマルジョンポリマーをカラムの下方向に供給し、蒸気
をカラムの上方向に供給した。ストリッピングを真空下
および湿潤空気ストリッピングのいずれもで行った。ポ
リマーを前記のようにして分析した。これらの実験の結
果を表4に示す。
【0060】 表4 ポリマー 蒸気 カラム温度(℃) VOC 実施例 (kg/時)(kg/時)塔頂 底部 <100℃ >100℃ ゲル 13 A/18 1 49 52 345 300 なし 14 A/18 1 48 49 531 366 なし 15 A/18 1 46 48 420 355 なし 16 A/18 2 51 52 90 251 なし 17 A/18 2 49 50 86 231 なし 18 A/18 2 47 48 90 269 なし 19 A/18 2.5 51 53 48 204 なし 20 A/18 2.4 49 51 25 158 なし 21 A/18 2.6 48 49 29 173 なし 22 B/18 1.4 59 59 83 358 なし 23 B/18 2.6 59 59 64 310 なし 24 B/18 4.3 59 60 41 277 なし 25(WA)B/51 6.5 49 44 274 553 なし WA=湿潤空気ストリッピング
【0061】ポリマーAについての初期VOC量は、1
00℃より低い沸点で1541ppm、100℃より高
い沸点で484ppmであった。ポリマーBについての
初期VOC量は100℃より低い沸点で470ppm、
100℃より高い沸点で588ppmであった。前記実
施例は、Artisan Industries Co
rporationチューブ/ディスク流下膜式ストリ
ッパーを用いた連続プロセスはVOCをポリマーディス
パージョンから除去したが、ゲルを形成しなかったこと
を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 19/02 B01D 19/02 (72)発明者 ジェームズ・マイケル・リポフスキー アメリカ合衆国ペンシルバニア州19047, ラングホーン,ノールブルック・ドライ ブ・467 (72)発明者 ドーン・マリー・マクファデン アメリカ合衆国ペンシルバニア州19067, ヤードリー,エス・フリント・コート・ 240 (72)発明者 リチャード・シュー−フア・ウー アメリカ合衆国ペンシルバニア州19034, フォート・ワシントン,コンクエスト・ウ ェイ・1608

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応組成物を提供し、反応組成物を破泡
    機および撹拌機の存在下でストリッピングすることを含
    み、 a)ストリッピングの前にpHを7から11に調節し、
    ストリッピング中、調節されたpHを維持する; b)ストリッピング中、反応組成物の温度を30℃から
    70℃に維持する; c)その組み合わせ;から選択される方法により反応組
    成物を処理する方法。
  2. 【請求項2】 ストリッピングの前に反応組成物のpH
    を8から11に調節し、ストリッピング中維持する請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ストリッピングの前に反応組成物のpH
    を8.5から11に調節し、ストリッピング中維持する
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 ストリッピング中、反応組成物の温度を
    40℃から70℃に維持する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 ストリッピング中、反応組成物の温度を
    45℃から59℃に維持する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 ストリッピングの前に反応組成物のpH
    を9から11に調節し、ストリッピング中維持し、スト
    リッピング中反応組成物の温度を45℃から59℃に維
    持する請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応組成物がディスパージョンポリマー
    である請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 撹拌機が反応器中で反応組成物をポンプ
    アップする請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 ストリッピングの前にレドックス系の組
    み合わせ、イニサーフ、求核試薬からなる群から選択さ
    れる化学チェーサーで反応組成物をチェースする請求項
    1記載の方法。
  10. 【請求項10】 (i)揮発性有機化合物を含むアクリ
    ル溶液型ポリマーおよびアクリルディスパージョンポリ
    マーから選択される反応組成物を塔頂部と塔底部を有す
    るストリッピングカラムに連続的に下方へ向けて供給
    し; (ii)ストリッピングカラムの塔底部から上方へ連続
    して蒸気を供給し; (iii)揮発性有機化合物を反応組成物から除去する
    ことを含む方法。
  11. 【請求項11】 反応組成物のカラム中へのカラムフラ
    ックスレートが2500kg/(時・m)から300
    00kg/(時・m)の範囲であり、カラム中への蒸
    気のカラムフラックスレートが500kg/(時・
    )から12500kg/(時・m)である請求項
    10記載の方法。
  12. 【請求項12】 ストリッピングが30℃から70℃の
    温度、20mmHgから150mmHgの圧力で行われ
    る請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 ストリッピング前に反応組成物のpH
    を8から11に調節し、ストリッピング中維持する請求
    項10記載の方法。
  14. 【請求項14】 ストリッピング中、反応組成物の温度
    を40℃から70℃に維持する請求項10記載の方法。
  15. 【請求項15】 ストリッピング前に反応組成物のpH
    を8.5から11に調節し、ストリッピング中維持し、
    ストリッピング中、反応組成物の温度を45℃から59
    ℃に維持する請求項10記載の方法。
  16. 【請求項16】 反応組成物を、ストリッピング前にレ
    ドックス系の組み合わせ、イニサーフ、および求核試薬
    からなる群から選択される化学チェーサーでチェースす
    る請求項10記載の方法。
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