JP2002155105A - 合成樹脂エマルジョンの製造方法 - Google Patents
合成樹脂エマルジョンの製造方法Info
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Abstract
びモノマー相の溶存酸素を高効率にて除去することによ
り、ポリマー物性の低下を招来しない好適なラジカル重
合開始剤の配合量での乳化重合を可能とし、耐水性等の
物性に優れた合成樹脂エマルジョンを提供すること。 【解決手段】 ラジカル重合性不飽和単量体を含んでな
るモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、該モノマー相および水性媒体中
の溶存酸素をそれぞれ膜式脱酸素装置で脱酸素し、且つ
ラジカル重合開始剤の量がラジカル重合性不飽和単量体
に対し0.001〜0.1重量%であることを特徴とす
る合成樹脂エマルジョンの製造方法。
Description
反応における溶存酸素を効果的に除去することにより、
従来よりも少ない重合開始剤量で重合を行い、ポリマー
の耐水性、耐久性を飛躍的に向上させる合成樹脂エマル
ジョンの製造方法に関する。
開始剤(以下、開始剤と記す)によって発生するラジカ
ルが、反応系中に存在する酸素(溶存酸素)および重合
性不飽和単量体(以下、モノマーと記す)中に含まれる
重合禁止剤と反応して失活することから、溶存酸素や重
合禁止剤を上回る開始剤を使用するか、溶存酸素を除去
することが必要とされる。
ると、比較的低分子量のオリゴマーの発生が増え、ポリ
マーの耐水性、耐久性が損なわれてしまう。市販のモノ
マー中に添加されている重合禁止剤は蒸留、抽出、吸着
などにより除去することは可能であるが、工業的に多量
のモノマー類を蒸留・抽出・吸着処理することあるいは
予め重合禁止剤が添加されていないものを使用すること
は安全面やプロセス面、コスト面で非常に困難である。
めに溶存酸素を必要とするため、溶存酸素がなくなると
重合禁止効果が失われることが知られている。従って、
反応系中の溶存酸素を除去することにより、必要最小限
の開始剤量でラジカル乳化重合を行うことが可能にな
る。
ない開始剤量で乳化重合を行うことに関して、従来より
種々の方法が試みられている。たとえば、特開平5−2
14006号公報では、重合反応系中の水性媒体(以
下、水相と記す)を窒素やヘリウムなどの不活性ガスで
バブリングし、水中の溶存酸素を置換する方法が開示さ
れている。
やモノマー相のバブリングでは、溶存酸素をある程度除
去することは可能となる。たとえば、ラジカル乳化重合
反応に用いられる溶媒中の溶存酸素は、モノマーなどの
有機溶媒の場合では最大40ppm、水の場合では最大
10ppmの濃度で含まれている。しかし、単なるバブ
リングでは溶存酸素量が十分なレベルにまで低減するの
にかなりの時間を要するため、製造効率が悪くなる。ま
た、モノマー相を長時間バブリングすることは、モノマ
ーが重合を起こしてしまう恐れがあるため危険が伴う。
しかし、特開平5−214006号公報の方法において
は、上記の問題点に対策手法に関しては何ら開示されて
いない。
は、重合反応系中の溶存酸素を酸素吸収剤に吸収させる
方法が開示されている。この方法は、水相に使用する酸
素吸収剤が水溶性でなければならず、酸素吸収剤による
エマルジョンポリマーの耐水性の低下が避けられない。
脱酸素装置により重合反応系の水相およびモノマー相を
脱酸素処理する方法が開示されている。この方法では、
効果的、経済的に重合反応系の脱酸素処理が可能で、重
合反応を安定化する効果は認められるものの、重合開始
剤の量が規定されておらずポリマーの物性向上には何ら
寄与しない。
樹脂エマルジョン製造時において水相及びモノマー相の
溶存酸素を高効率にて除去することにより、ポリマー物
性の低下を招来しない好適なラジカル重合開始剤の配合
量での乳化重合を可能とし、耐水性等の物性に優れた合
成樹脂エマルジョンを提供することにある。
を解決するべく鋭意検討をかさねた結果、重合反応系中
の水相及びモノマー相の溶存酸素をそれぞれ膜式脱酸素
装置及び/又は減圧脱気法により処理することで、系内
の溶存酸素を効率的、安全に脱酸素することが可能とな
り、特定量のラジカル重合開始剤の存在下で乳化重合を
行うことにより、エマルジョンポリマーの耐水性等の物
性に優れた合成樹脂エマルジョンが得られることを見い
だした。
相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合し、乳化重合
させることにより合成樹脂エマルジョンを製造する方法
において、該モノマー相および水性媒体中の溶存酸素を
それぞれ膜式脱酸素装置で脱酸素し、且つラジカル重合
開始剤の量がラジカル重合性不飽和単量体に対し0.0
01〜0.1重量%であることを特徴とする合成樹脂エ
マルジョンの製造方法、
なるモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、水性媒体の溶存酸素を減圧脱気
と不活性ガスのバブリングにより脱酸素し、モノマー相
の溶存酸素を膜式脱酸素装置で脱酸素し、且つラジカル
重合開始剤の量がラジカル重合性不飽和単量体に対し
0.001〜0.1重量%であることを特徴とする合成
樹脂エマルジョンの製造方法
なるモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、水性媒体およびモノマー相の溶
存酸素をそれぞれ減圧脱気と不活性ガスのバブリングに
より脱酸素し、且つラジカル重合開始剤の量がラジカル
重合性不飽和単量体に対し0.001〜0.1重量%で
あることを特徴とする合成樹脂エマルジョンの製造方
法、
なるモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、水性媒体の溶存酸素を膜式脱酸
素装置で脱酸素し、モノマー相の溶存酸素を減圧脱気と
不活性ガスのバブリングにより脱酸素し、且つラジカル
重合開始剤の量がラジカル重合性不飽和単量体に対し
0.001〜0.1重量%であることを特徴とする合成
樹脂エマルジョンの製造方法、
なるモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、水性媒体の溶存酸素を温度40
℃〜80℃の条件下で減圧脱気と不活性ガスのバブリン
グにより脱酸素することを特徴とする上記2又は3に記
載の合成樹脂エマルジョンの製造方法、
法により得られた合成樹脂エマルジョン、を提供するも
のである。
は減圧脱気法により、該重合反応系の溶存酸素を効果的
に除去できる。そのため、ラジカルと溶存酸素または重
合禁止剤とが反応して失活することを防止できると共
に、溶存酸素によるラジカルの失活を考慮する必要がな
くなる。したがって、ラジカル重合開始剤の重合反応系
への添加量を従来よりも減少させることができるため、
得られるポリマーの耐水性、耐久性を向上することがで
きる。加えて溶存酸素の除去により、ラジカル重合反応
が安定的に進行するため、従来、ラジカル重合反応では
重合できなかった反応性の低い重合も可能とすることが
できる。
ていた開始剤の重合反応系への過剰な添加は回避され
る。また、それに伴うディレータイムの発生も回避し
て、ラジカル重合を即時に開始することができる。
に伴うラジカル重合反応のコントロールの困難さを解消
することができる。すなわち、重合の開始・進行と溶存
酸素の除去との両方をラジカル重合開始剤の添加により
行う方法では、それぞれのバランスをとることが困難で
あるため、ラジカル重合反応のコントロールも困難とな
る。しかし、上記本発明の方法により溶存酸素を除去す
ることができるため、ラジカル重合開始剤により発生す
るラジカルは、重合の開始・進行のみに用いることがで
きる。したがって、ラジカル重合反応をよりコントロー
ルし易くなる。
下に詳しく説明する。なお、これによって本発明が限定
されるものではない。本発明のエマルジョンの製造方法
は、重合反応系、すなわちラジカル乳化重合反応に用い
られるモノマーや溶媒などに於いて、これらに含まれる
溶存酸素を膜式脱酸素装置および/または減圧脱気法に
より脱酸素し、ラジカル乳化重合反応を行う方法であ
る。これによって、ラジカル乳化重合反応時に溶存酸素
を除去するため、必要最小限の重合開始剤により上記ラ
ジカル乳化重合反応を行うことができ、またラジカル乳
化重合反応をより安定化するとともにコントロールし易
くすることができる。
れる膜式脱酸素装置としては、特に限定されるものはな
いが、脱気効率や連続式で処理することなどを考慮する
と気体透過性の中空糸膜をガス交換膜として使用するも
のが好ましい。ガス交換膜としては、たとえば、ポリオ
レフィン系、ポリスルホン系、ポリ4フッ化エチレン
(テフロン(登録商標))系、ポリカーボネート系、ポ
リエステル系、セルロース系、ポリアミド系、芳香族ポ
リアミド系、ポリアクリロニトリル系、ポリメチルメタ
クリレート系、エチレンビニルアルコール共重合体、ポ
リエーテル系などを用いることができる。これらの中で
も特に重合反応系の水相を処理するために気体透過性の
特に優れた特許第2512937号に開示されているよ
うなポリ4−メチルペンテン−1系やモノマー相を処理
するために耐溶剤性が良いテフロン系のものが好まし
い。
を真空ポンプなどにより減圧し、中空糸内部にモノマー
や水を流すことにより、連続的に効率よく溶存酸素の除
去が可能である。水相は反応容器内に水を仕込む際、た
とえばポリ4−メチルペンテン−1系のような膜式脱酸
素装置により処理できる。ポリ−4メチルペンテン−1
は特に脱気性能に優れ、ppbオーダーでの脱酸素処理
が可能である。
採られることが多いため、モノマー相は反応槽内に滴下
する直前にたとえばテフロン系のような膜式脱酸素装置
により処理しながら滴下することができる。モノマー相
は不活性ガスのバブリングによる脱気方法では長時間か
かりその間に重合反応が開始してしまう危険性がある。
り、重合反応系、すなわちラジカル乳化重合反応に用い
られるモノマーや水中の溶存酸素を、効率的かつ安全に
除去することができる。
いられる減圧脱気法は、重合反応を行う容器内やモノマ
ーを貯蔵する容器内を真空ポンプなどにより大気圧未満
に減圧し、重合反応系内に存在する溶存酸素を脱気する
方法である。特に窒素やヘリウムなどの不活性ガスのバ
ブリングによる脱気方法と併用することで重合反応系内
の溶存酸素を極めて短時間で除去することができる。こ
の場合、容器内を減圧しながら不活性ガスをバブリング
すること、容器内の減圧と不活性ガスのバブリングを交
互に行うことの両方の方法を用いることができるが、コ
ストや原料の特性により適宜選択して使用される。
度が高くなるに従って水中の飽和溶存酸素量は低くなる
ことが知られており、(飽和溶存酸素量:水温20℃で
8.84ppm、40℃で6.59ppm)上記減圧脱
気法と不活性ガスのバブリングに加えて重合反応系の水
相の温度を上げることによりさらに効率的に溶存酸素除
去処理することができる。この場合の温度はできるだけ
高い方が好ましいが、あまりに温度が高く減圧度が高い
と沸騰の恐れがあり、また重合反応時の温度以下であれ
ば冷却の必要がなくなり効率的、経済的であるため、4
0℃から80℃の範囲が好ましい。(40℃の水蒸気圧
55.3torr、80℃の水蒸気圧355torr)
しては上記2つの方法を各々使用することもできるし、
もちろん併用することも可能である。また、窒素やヘリ
ウムなどの不活性ガスのバブリングによる脱気方法やポ
リマーの耐水性を悪化させない範囲で酸素吸収剤による
溶存酸素の除去方法を併用しても構わない。重合反応を
スムーズに進行させるためには、上記方法によって重合
反応系中の溶存酸素を1.0ppm以下より好ましくは
0.5ppm以下とすることが必要である。
通常乳化重合に用いられているものでよく、特に限定さ
れるものではないが、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム、過硫酸ナトリウムなどの過硫酸塩、アゾ
ビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビスジメチル
バレロニトリル、2,2’−アゾビス(2−アミノジプ
ロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(2−イ
ミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、4,4’
−アゾビス(4−シアノ吉草酸)などのアゾ系の化合物
など塩等、
ルヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンゼンヒドロ
ペルオキシド、p−メンタンヒドロペルオキシド、1,
1,3,3−テトラメチルブチルヒドロペルオキシド、
2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキ
シドなどの有機過酸化物、過酸化水素などを挙げること
ができる。過硫酸塩または過酸化物と、鉄イオン、銅イ
オンなどの金属イオンおよびグルコース、デキストロー
ス、ナトリウムスルホオキシレートホルムアルデヒド、
ピロ亜硫酸ソーダ、L−アスコルビン酸などの還元剤を
組み合わせて用いる公知のレドックス系開始剤も用いる
ことができる。さらに、キレート化剤としては、ピロリ
ン酸ナトリウム、エチレンジアミン4酢酸塩などを挙げ
ることができる。これらの使用量は、それぞれの開始剤
の組合せに応じて適宜変化させることができる。
いてもよいし、適宜2種類以上を混合して用いてもよ
い。また、これら開始剤の使用量は、用いるモノマーの
種類や使用量などにもよるが、上記モノマーに対して、
0.001重量%〜0.1重量%の範囲内で用いること
が好ましい。この範囲は、従来用いられている開始剤の
量よりも大幅に減少させた量である。
単量体としては、一つの分子内にラジカル重合性不飽和
基を持つ化合物であれば特に限定されるものではない
が、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキ
シル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)ア
クリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレート等の炭素数1〜30のアルキル
(メタ)アクリレート類のアクリル系不飽和単量体;
ン酸またはそのモノエステル、フマル酸またはそのモノ
エステル、イタコン酸またはそのモノエステル、クロト
ン酸、p−ビニル安息香酸などのカルボン酸基含有不飽
和単量体およびこれらの塩;
プロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスル
ホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、スルホエチル(メ
タ)アクリレート、スルホプロピル(メタ)アクリレー
トなどのスルホン酸基含有不飽和単量体およびこれらの
塩;
ト、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ビニ
ルピロリドン、N−メチルビニルピリジウムクロライ
ド、(メタ)アリルトリエチルアンモニウムクロライ
ド、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリルオキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロライド等の第3級また
は第4級アミノ基含有不飽和単量体;
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート等の水酸基含有
不飽和単量体;
(メタ)アクリルアミドなどアミド基含有不飽和単量
体;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和二塩
基酸のジエステル類、スチレン、p−メチルスチレン、
α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、クロルメチ
ルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族不飽和単量体、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル系
不飽和単量体、ブタジエン、イソプレン等の共役ジオレ
フィン不飽和単量体、ジビニルベンゼン、エチレングリ
コールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジメタクリレート、メタ
クリル酸アリル、フタル酸ジアリル、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、グリセリンジアリルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエ
チレングリコールジアクリレート等の多官能不飽和単量
体、
ビニル系不飽和単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、オクチルビニルエステル、ベオバ9、ベオバ10、
ベオバ11(ベオバ:シェルケミカルカンパニー(株)
商標)等のビニルエステル不飽和単量体、エチルビニル
エーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエー
テル、シクロヘキシルビニルエーテル等のビニルエーテ
ル不飽和単量体、エチルアリルエーテル等のアリルエー
テル不飽和単量体、塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニ
リデン、フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレ
ン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレ
ン、ペンタフルオロプロピレン、パーフルオロ(プロピ
ルビニルエーテル)、パーフルオロアルキルアクリレー
ト、フルオロメタクリレート等のハロゲン含有不飽和単
量体等;
ル酸グリシジルなどのエポキシ基含有不飽和単量体、、
ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン等のビニルシ
ラン系不飽和単量体、アクロレイン、ダイアセトンアク
リルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルブチルケト
ン、ダイアセトンアクリレート、アセトニトリルアクリ
レート、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ビニルアセトフェノン、ビニルベンゾフェノン等の
カルボニル基含有不飽和単量体等が挙げられる。
対し、0.1〜10重量部の範囲で界面活性剤(乳化
剤)を使用することができる。このときの乳化剤として
は、特に限定されるものではないが、従来から公知のも
のを使用することができ、例えばアルキルサルフェー
ト、アルカンスルフォネート、アルキルベンゼンスルフ
ォネート、アルキルアリールポリエーテル硫酸塩、
(ジ)アルキルスルホサクシネート、ポリオキシエチレ
ンアルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルサルフェート等のようなアニオン系乳化剤:ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポ
リオキシプロピレンブロック共重合体等のようなノニオ
ン系乳化剤:セチルトリメチルアンモニウムブロミド、
ラウリルピリジニウムクロリド等のようなカチオン系乳
化剤;
酸アンモニウム、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレ
ンスルホン酸ソーダ、ポリオキシエチレンアルケニルフ
ェニルスルホン酸アンモニウム、ポリオキシエチレンア
ルケニルフェニル硫酸ソーダ、ナトリウムアリルアルキ
ルスルホサクシネート、(メタ)アクリル酸ポリオキシ
プロピレンスルホン酸ソーダ、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリロイルホスフェート等のアニオン系反応
性乳化剤:ポリオキシエチレンアルケニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリロイルエーテ
ル等のノニオン系反応性乳化剤;
えばアクアロンHS−10,HS−20、ニューフロン
ティアA−229E(以上第一工業製薬(株)製)、ア
デカリアソープSE−3N、SE−5N、SE−10
N、SE−20N,SE−30N(以上旭電化工業
(株)製)、AntoxMS−60,MS−2N、RA
−1120,RA−2614(以上日本乳化剤(株)
製)、エレミノールJS−2,RS−30(以上三洋化
成工業(株)製)、ラテムルS−120A,S−180
A,S−180(以上花王(株)製)等のアニオン性反
応性乳化剤;
−50,ニューフロンティアN−177E(以上第一工
業製薬(株)製)、アデカリアソープNE−10,NE
−20,NE−30,NE−40(以上旭電化工業
(株)製)、RMA−564,RMA−568,RMA
−1114(以上日本乳化剤(株)製)等のノニオン性
反応性乳化剤等、一般的に乳化重合反応に用いられてい
るものであれば何等問題なく用いることができる。
は、例えば、ポリビニルアルコール、セルロースおよび
その誘導体、澱粉およびその誘導体、スチレンマレイン
酸樹脂、マレイン化ポリブタジエン、マレイン化アルキ
ッド樹脂、ポリアクリル酸(塩)、ポリアクリルアミ
ド、水溶性アクリル樹脂、メラミンホルマリン縮合物の
スルホン化物、ポリビニルピロリドン等の合成あるいは
天然の水溶性高分子が挙げられる。もちろんこれら以外
の市販の乳化剤や水溶性高分子を用いることも可能であ
り、これらのうちの2種以上を併用することも可能であ
る。
る範囲で良く、常圧下またはガス状の不飽和単量体を用
いるときは加圧下で行われる。ガス状の不飽和単量体に
ついては溶存酸素は含まれていないため、本発明による
溶存酸素の除去処理は不要である。上記ラジカル重合反
応における重合時間は、用いられるモノマーの種類や量
に応じて適宜設定すればよいが、2〜30時間程度が好
適である。また、重合反応中は前記不活性ガスにて重合
反応系をフローすることが好ましい。これによって、酸
素が重合反応系に溶け込むことを防止できる。
では、膜式脱酸素装置および/または減圧脱気法により
重合反応系中の溶存酸素を除去した上で、前述の特定範
囲でラジカル重合開始剤を添加、重合することになる。
それゆえ、溶存酸素あるいは重合禁止剤によるラジカル
の失活を考慮する必要がなくなり、開始剤の添加量を従
来よりも少なくすることができる。したがって、乳化重
合におけるモノマーミセルやシードポリマー粒子などに
存在するラジカルの数を従来よりも少なく、理想的に
は、ミセル1つの中に1つのラジカルが存在する状態に
近づけることができる。このとき上記ディレータイムは
若干発生するが、従来のラジカル重合反応では重合でき
なかった反応性の低い重合を可能とし、かつポリマーの
耐水性などの物性を向上できる。
ン中のポリマーは耐水性等の物性に優れることから、塗
料、接着、繊維加工剤、紙加工剤あるいは土木等の各用
途に適用可能である。
らに詳細に説明する。なお、本発明はこれらにより何ら
限定されるものではない。 なお、実施例中の部は、特
に断りのない限り重量部を示す。
けた反応釜内を予め窒素置換し、純水525部に反応性
乳化剤:アクアロンHS−1025(第一工業製薬
(株)製)3.2部を溶解したものを膜式脱酸素装置:
セパレルPF(大日本インキ化学工業(株)製)で処理
し、反応釜に仕込んだ。反応釜内の溶存酸素濃度を溶存
酸素計:カスタニーD−25(堀場製作所(株)製)で
測定したところ、溶存酸素濃度は0.1ppmであっ
た。他方アクリル酸ブチル204部(三菱化学(株)
製、重合禁止剤100ppm含有)、メタクリル酸メチ
ル192部(三菱レイヨン(株)製、重合禁止剤5pp
m含有)、メタクリル酸4部(三菱レイヨン(株)製、
重合禁止剤250ppm)、アクアロンHS−1025
8部、純水69部の混合物を乳化し、モノマー乳化物
を作成した。
温度を70℃に保ち、モノマー乳化物24部を膜式脱酸
素装置:セパレルPF−F(大日本インキ化学工業
(株)製)で処理して反応釜内に仕込んだ。このときの
溶存酸素濃度は0.5ppmであった。続いて重合開始
剤:過硫酸カリウム粉末0.1gを反応釜内に仕込ん
だ。20分後、残りのモノマー乳化物を上記セパレルP
F−Fで脱酸素処理しながら定量ポンプで4時間かけて
反応釜内に滴下した。滴下終了30分後、80℃で5時
間ホールドし、重合を完結した。重合反応中は窒素導入
ラインにより反応容器内をフローし、重合反応系内に酸
素が溶け込むことがないようにした。重合反応は初期よ
りスムーズに進行できた。冷却後200メッシュナイロ
ンシャーで濾過し取り出した。固形分濃度40.0%、
粘度500mPa・s、pH3.5の合成樹脂エマルジ
ョン(1)を得た。
(100torr)しながら窒素バブリング(200m
l/分)することにより脱酸素処理を行ったこと以外は
実施例1と同じ条件で乳化重合した。この場合、水相の
溶存酸素濃度が0.5ppmになるのに要した時間は3
0分であった。重合反応は初期よりスムーズに進行でき
た。固形分濃度40.1%、粘度450mPa・s、p
H3.5の合成樹脂エマルジョン(2)を得た。
それぞれ常温で減圧脱気(100torr)しながら窒
素バブリング(各200ml/分)することにより脱酸
素処理を行ったこと以外は実施例1と同じ条件で乳化重
合した。この場合、水相およびモノマー相の溶存酸素濃
度が0.5ppmになるのに要した時間はそれぞれ30
分と40分であった。重合反応は初期よりスムーズに進
行できた。固形分濃度40.0%、粘度480mPa・
s、pH3.5の合成樹脂エマルジョン(3)を得た。
脱気(100torr)しながら窒素バブリング(20
0ml/分)することにより脱酸素処理を行ったこと以
外は実施例1と同じ条件で乳化重合した。この場合、モ
ノマー相の溶存酸素濃度が0.5ppmになるのに要し
た時間は40分であった。重合反応は初期よりスムーズ
に進行できた。固形分濃度40.1%、粘度440mP
a・s、pH3.4の合成樹脂エマルジョン(4)を得
た。
脱気(200torr)しながら窒素バブリング(20
0ml/分)することにより脱酸素処理を行ったこと以
外は実施例1と同じ条件で乳化重合した。この場合、水
相の溶存酸素濃度が0.5ppmになるのに要した時間
は20分であった。重合反応は初期よりスムーズに進行
できた。固形分濃度40.0%、粘度470mPa・
s、pH3.5の合成樹脂エマルジョン(5)を得た。
素バブリング(各200ml/分)により脱酸素処理を
行ったこと以外は実施例1と同じ条件で乳化重合した。
この場合、溶存酸素が0.5ppmになるのに4時間を
要した。重合反応は初期よりスムーズに進行できた。固
形分濃度39.9%、粘度480mPa・s、pH3.
5の合成樹脂エマルジョン(6)を得た。
ったこと以外は実施例1と同じ条件で乳化重合した。こ
の場合、反応系水相の溶存酸素濃度は8.9ppmであ
った。重合反応は初期より反応性が悪く、そのまま重合
反応を続けたがポリマーは得られなかった。
添加量を2.0gとし、重合反応系の脱酸素処理を行わ
なかったこと以外は実施例1と同じ条件で乳化重合し
た。この場合、重合反応系水相の溶存酸素濃度は8.9
ppmであった。重合反応は初期よりスムーズに進行で
きた。固形分濃度40.0%、粘度30mPa・s、p
H2.0の合成樹脂エマルジョン(7)を得た。
ことにより脱酸素処理を行った。脱酸素剤として亜硫酸
ナトリウムを反応系水相に5.0g添加し、開始剤:過
硫酸カリウムを重合初期に0.02g加え、0.08g
を純水20gに溶解し、モノマー乳化物とともに4時間
15分かけて滴下したこと以外は、実施例1と同じ条件
で乳化重合を行った。この場合の重合反応系水相の溶存
酸素濃度は検出限界未満(0.01ppm)であった。
固形分濃度39.8%、粘度300mPa・s、pH
3.4の合成樹脂エマルジョン(8)を得た。
にして得られた合成樹脂エマルジョン(1)〜(8)を
ガラス板上に流し込み、室温で1週間乾燥し、厚さ約
0.5mmのフィルムを作成した。これらのフィルムを
約2cm角に切り取り重量を測定後、純水に浸漬した。
1週間後フィルムを引き上げ余分な水分を拭き取った後
重量を測定、重量変化からフィルムの吸水率を算出し
た。また、フィルムの白化度合いを3段階で評価した。
められる。×:白化が認められる。
脂エマルジョン(実施例1〜5)は、優れた耐水性を示
すことが分かる。これらに対し、比較例1は実施例1〜
5に匹敵する耐水性を示すが、脱酸素処理に時間がかか
るため、製造効率が悪い。比較例3は開始剤量が多いた
めに、耐水性が悪くなっている。比較例4は、脱酸素剤
を使用しているために耐水性が悪くなっている。
素を効率よく除去することができ、ラジカル重合開始剤
の配合量をポリマー物性の低下がおこらない好適な範囲
とすることができる。その結果、優れた耐水性等をもつ
合成樹脂エマルジョンが提供され、塗料、接着、繊維加
工剤、紙加工剤あるいは土木等の各用途に適用できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 ラジカル重合性不飽和単量体を含んでな
るモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、該モノマー相および水性媒体中
の溶存酸素をそれぞれ膜式脱酸素装置で脱酸素し、且つ
ラジカル重合開始剤の量がラジカル重合性不飽和単量体
に対し0.001〜0.1重量%であることを特徴とす
る合成樹脂エマルジョンの製造方法。 - 【請求項2】 ラジカル重合性不飽和単量体を含んでな
るモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、水性媒体の溶存酸素を減圧脱気
と不活性ガスのバブリングにより脱酸素し、モノマー相
の溶存酸素を膜式脱酸素装置で脱酸素し、且つラジカル
重合開始剤の量がラジカル重合性不飽和単量体に対し
0.001〜0.1重量%であることを特徴とする合成
樹脂エマルジョンの製造方法。 - 【請求項3】 ラジカル重合性不飽和単量体を含んでな
るモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、水性媒体およびモノマー相の溶
存酸素をそれぞれ減圧脱気と不活性ガスのバブリングに
より脱酸素し、且つラジカル重合開始剤の量がラジカル
重合性不飽和単量体に対し0.001〜0.1重量%で
あることを特徴とする合成樹脂エマルジョンの製造方
法。 - 【請求項4】 ラジカル重合性不飽和単量体を含んでな
るモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、水性媒体の溶存酸素を膜式脱酸
素装置で脱酸素し、モノマー相の溶存酸素を減圧脱気と
不活性ガスのバブリングにより脱酸素し、且つラジカル
重合開始剤の量がラジカル重合性不飽和単量体に対し
0.001〜0.1重量%であることを特徴とする合成
樹脂エマルジョンの製造方法。 - 【請求項5】 ラジカル重合性不飽和単量体を含んでな
るモノマー相、水性媒体、ラジカル重合開始剤を混合
し、乳化重合させることにより合成樹脂エマルジョンを
製造する方法において、水性媒体の溶存酸素を温度40
℃〜80℃の条件下で減圧脱気と不活性ガスのバブリン
グにより脱酸素することを特徴とする請求項2又は3に
記載の合成樹脂エマルジョンの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の製造方
法により得られた合成樹脂エマルジョン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000355765A JP2002155105A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 合成樹脂エマルジョンの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002155105A true JP2002155105A (ja) | 2002-05-28 |
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ID=18828124
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JP2000355765A Pending JP2002155105A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 合成樹脂エマルジョンの製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002155105A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005281549A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性粘着剤組成物、その製造方法及び粘着製品 |
CN102924651A (zh) * | 2012-11-09 | 2013-02-13 | 益阳祥瑞科技有限公司 | 一种纯丙烯酸酯弹性乳液 |
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-
2000
- 2000-11-22 JP JP2000355765A patent/JP2002155105A/ja active Pending
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