JP2001097970A - イソクマリン誘導体の製造方法 - Google Patents

イソクマリン誘導体の製造方法

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JP2001097970A
JP2001097970A JP33447199A JP33447199A JP2001097970A JP 2001097970 A JP2001097970 A JP 2001097970A JP 33447199 A JP33447199 A JP 33447199A JP 33447199 A JP33447199 A JP 33447199A JP 2001097970 A JP2001097970 A JP 2001097970A
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group
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Toshio Tsuchida
外志夫 土田
Hazuki Nagai
葉月 永井
Takashi Nakajima
崇 中島
Masafumi Yoshida
政史 吉田
Kaname Konuki
要 小貫
Asako Kuroda
麻子 黒田
Kunio Isshiki
邦夫 一色
Tomio Takeuchi
富雄 竹内
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Microbial Chemistry Research Foundation
Mercian Corp
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Microbial Chemistry Research Foundation
Mercian Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イソクマリン−3−イル酢酸誘導体の効率の
よい製造方法の提供。 【解決手段】 式 【化1】 で表されるホモフタル酸誘導体を、式 【化2】 で表されるマロン酸誘導体と反応させることを特徴とす
るイソクマリン−3−イル酢酸誘導体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イソクマリン−3
−イル−酢酸誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イソクマリン−3−イル−酢酸誘導体、
例えば、式
【0003】
【化9】 で表される化合物は、免疫調節作用の異常または血管新
生に随伴する疾患の予防および治療に有効であることが
知られている(国際公開WO97/48693)。この
国際公開パンフレットによれば、8−ヒドロキシ−3−
メチル−6−メトキシ−イソクマリンから数段階を経て
製造されている。この製造方法における各段階は、いず
れも良好な収率で進行する点ですぐれた方法であるが、
必ずしも、多様な置換基を有するイソクマリン−3−イ
ル−酢酸誘導体を効率よく提供できるとは限らない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、イソクマリン−3−イル−酢酸誘導体を効率よ
く製造でき、しかも、特に、生理活性に大きな影響を及
ぼしうるプロピオン酸鎖の2位置換基に多様性をもたし
うる該誘導体の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、例えば、
ケトミウム コキリオデス(Chaetomium cochliodes
などのカビにより生産され、また、化学合成的にもアセ
ト酢酸の環化縮合により容易に生成することもできるo
−オルセリン酸を出発原料として高収率で製造できるホ
モフタル酸誘導体(例えば、F.M.Houser et al.,
J.Org.Chem.,42、4155(1977))や、詳細には後述
する本発明者らによって開発された製造によるホモフタ
ル酸誘導体を、マロン酸誘導体と反応させることによ
り、各種イソクマリン−3−イル−酢酸誘導体が効率よ
く製造できることを、ここに見い出した。本発明は、か
ような知見に基づくものである。
【0006】したがって、本発明は、式(I)
【0007】
【化10】 (上式中、Rは水素原子、未置換もしくは置換低級アル
キル基、未置換もしくは置換低級アルケニル基、未置換
もしくは置換低級アルキニル基、未置換もしくは置換低
級アルコキシ基、保護されたアミノ基、水酸基または保
護された水酸基を示し、Raは水素原子またはカルボキ
シル基の保護基を示し、Rbは水素原子または水酸基の
保護基を示し、そしてRcは未置換もしくは置換低級ア
ルキル基を示す)で表されるイソクマリン−3−イル−
酢酸誘導体の製造方法であって、式(II)
【0008】
【化11】 (上式中、Rcは式(I)について定義したのと同義で
あり、R1は水酸基の保護基を示す)で表されるホモフ
タル酸誘導体を、不活性有機溶媒中、必要により縮合剤
の存在下で、式(III)
【0009】
【化12】 (上式中、Rは式(I)について定義したのと同義であ
り、R2はカルボキシル基の保護基を示し、そしてXは
O−アルカリ金属またはO−アルカリ土類金属を示す
か、あるいは塩素もしくは臭素を示す)で表されるマロ
ン酸誘導体と反応させ、さらに必要により、生成した化
合物を保護基の脱離反応に付すことを特徴とする製造方
法に関する。
【0010】本発明の方法によれば、入手容易な出発原
料から、少ない工程で目的のイソクマリン−3−イル−
酢酸誘導体を高収率で得ることができる。
【0011】以下、本発明について具体的に説明する。
【0012】本発明に関連する各式で表される化合物を
特定する各基の定義の具体的な内容は次のとおりであ
る。
【0013】「低級アルキル」は、炭素数1〜6個を有
する直鎖もしくば分枝の飽和脂肪族炭化水素基を意味
し、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロ
ピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、n−ペンチル、イソアミル、n−ヘキシルなどが挙
げられる。好ましいアルキル基は炭素数4個までの基で
ある。以下、本明細書においては、低級アルキルが基の
一部を占める場合も含め、以上の例示が適用できる。こ
れらのアルキル基が置換されている場合の置換基は、ハ
ロ、炭素数3〜7を有するシクロアルキル、場合によっ
て1個以上の低級アルキル、ハロ、ニトロで置換されて
いてもよいアリール(例、フェニル、ナフチル)、低級
アルコキシ、低級アルキルチオ、モノもしくはジ−低級
アルキル置換アミノ、などを挙げることができ、これら
の置換基は1個以上存在することができる。ハロは、フ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素を意味するが、上記置換基に
おけるハロは、フッ素、塩素が好ましい。低級アルコキ
シ、低級アルキルチオおよび低級アルキル置換アミノに
おける低級アルキルは、上記「低級アルキル」の定義に
従う(以下、本明細書全体を通じて共通する)。置換ア
ルキルの具体的なものとしては、フルオロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジ
クロロメチル、シクロプロピルメチル、シクロペンチル
メチル、1−シクロプロピルエチル、ベンジル、ベンズ
ヒドリル、メトキシメチル、i−プロポキシメチル、メ
チルチオメチル、メチルアミノメチル、ジメチルアミノ
メチル、ジメチルアミノエチル、ジエチルアミノメチル
などが挙げられる。
【0014】「低級アルケニル」は、炭素数2〜6個を
有し、炭素−炭素二重結合を含有する直鎖もしくは分枝
の脂肪族炭化水素基を意味し、例えば、エテニル、プロ
ペニル、n−ブテニル、i−ブテニル、3−メチルブト
−2−エニル、n−ヘプテニルなどが挙げられる。これ
らの低級アルテニルが置換されている場合の置換基は、
上記「低級アルキル」についての置換基と同義であるこ
とができる。また、置換基の置換様式も上記低級アルキ
ルの場合に準じる。
【0015】「低級アルキニル」は、炭素数2〜6個を
有し、炭素−炭素三重結合を含有する直鎖もしくは分枝
の脂肪族炭化水素基を意味し、例えば、エチニル、プロ
ピニル、n−ブチニル、i−ブチニル、3−メチルブト
−2−イニル、n−ペンチニルなどを挙げることができ
る。これらの低級アルキニルが置換されている場合の置
換基は、上記「低級アルキル」についての置換基と同義
であることができる。また、置換基の置換様式も上記低
級アルキルの場合に準じる。
【0016】「R」基の定義における「低級アルコキ
シ」は、上記置換基低級アルコキシに共通するものであ
り、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i
−プロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、te
rt−ブトキシ、n−ペンチルオキシなどが挙げられ
る。これらの低級アルコキシが置換されている場合の置
換基は、上記「低級アルキル」の置換基と同義であるこ
とができ、置換低級アルコキシの具体的なものとして
は、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフル
オロメトキシ、シクロプロピルメトキシ、ベンジルオキ
シ、メトキシメトキシ、エトキシメトキシ、エトキシエ
トキシ、ジメチルアミノメトキシ、ジメチルアミノエト
キシなどが挙げられる。
【0017】「保護されたアミノ基」における保護基、
「水酸基の保護基」もしくは「保護された水酸基」にお
ける保護基および「カルボキシル基の保護基」は、本発
明に従う反応において望ましくない副反応を回避するか
もしくは低減するために、それぞれ対応する官能基の反
応性を抑制する機能を有する基を意味する。また、本発
明においては、これらの保護基が存在したまま、対応す
る化合物をプロドラッグとして使用可能にする基も保護
基に包含されうる。これらの保護基は、当業者に常用さ
れている、例えば、“Protective Groups in Organi
c Chemistry”、John Wiley and Sons、1991、に記
載されているものから選ぶことができる。
【0018】中でも好ましい「保護されたアミノ基」に
おける保護基は、低級アルカノル(例、アセチル、プロ
ピオニルなど)、アリールカルボニル(例、ベンゾイル
など)、シリル(例、tert−ブチルジメチルシリ
ル、t−ブチルフェニルシリルなど)、アリール−もし
くは低級アルキル−オキカルボニル(例、ベンジルオキ
カルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、低
級アルキルスルホニルもしくはアリールスルホニル
(例、メシル、トシルなど)が挙げられる。「水酸基の
保護基」もしくは「保護された水酸基」における保護基
としては、上記アミノ基に対する保護基に加えて低級ア
ルキル基が挙げられる。
【0019】「カルボキシル基の保護基」としては、低
級アルキル基、場合によって置換されていてもよいフェ
ニル置換低級アルキル(例、ベンジル、ベンズヒドリ
ル、トリチル、p−ニトロベンジルなど)が挙げられ
る。
【0020】また、式(I)において、Rbが水酸基の
保護基を示す場合の化合物がプロドラッグとなりうる保
護基としては、−ORbが、酢酸エステル、プロピオン
酸エステル、コハク酸エステル、フマル酸エステル、マ
レイン酸エステル、乳酸エステル、酒石酸エステル、マ
ロン酸エステルなどを最終的に形成しうるような、場合
によって水酸基や残りのカルボキシル基が保護されてい
る残基からRbが選ばれる場合を挙げることができる。
【0021】上記のように、例えば免疫調節作用の異常
または血管新生に随伴する疾患の予防および治療に有効
である式(I)のイソクマリン−3−イル−酢酸誘導体
は、上述のとおり、式(II)のホモフタル酸誘導体と
式(III)のマロン酸誘導体との環化縮合反応を介し
て製造でき、また、上述のとおり式(II)のホモフタ
ル酸誘導体は入手容易な式(IV)のo−オルセリン酸
誘導体を出発原料として製造できる。
【0022】本発明の製造方法の典型例を、以下の合成
スキームを参照しながら説明する。
【0023】
【化13】 上記スキーム中、R、Rc、R1、R2およびXは上記の
とおりである。
【0024】式(IV)の化合物から式(II)の化合
物への転化は、それらの一部の化合物の転化について記
載する、例えば、上述のF.M.Houser et.al.,J.Or
g.Chem.,42、4155(1977)に従うか、またはその改良
方法によって製造できる。
【0025】典型的には、不活性溶媒(例えば、テトラ
ヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)の中で、塩基
(例えば、ジイソプロピルアミン、ジエチルアミンな
ど)に有機リチウム(例えば、t−ブチルリチウム、n
−ブチルリチウムなど)を共存させ、式(IV)の化合
物と炭酸ジ−低級アルキル(例えば、炭酸ジメチルな
ど)とを反応させる。この反応は、通常、0〜−80
℃、好ましくは−70〜−75℃において、1時間、撹
拌することにより行うことができる。反応液に水を加
え、室温(20〜30℃)にてさらに撹拌反応させるこ
とにより、目的のホモフタル酸誘導体が生成される。
【0026】各原料の使用割合は、使用する化合物の経
済性等を考慮して適宜選ぶことができるが、通常、式
(IV)の化合物に対して炭酸ジ−低級アルキルは、等
モル量ないし2倍モル量使用するのがよい。その他の原
料の使用割合は、後述する製造例1を参照に、各場合に
ついての好ましいものを選ぶことができるであろう。
【0027】こうして生成する式(II)の化合物の反
応混合物からの分離には、酢酸エチル等の有機溶媒を用
いる抽出法、必要によりシリカゲルを用いるクロマトグ
ラフィーが利用できる。
【0028】式(II)の化合物と式(III)の化合
物の反応は、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン、ク
ロロホルムなど)中、縮合剤(例えば、オキサリルクロ
ライド、塩化チオニルなど)の存在下で、また、式(I
II)の化合物が酸ハロゲン化物である場合は、縮合剤
として塩基を用い、0〜40℃、好ましくは室温で通
常、0.5〜3時間、好ましくは2〜3時間撹拌するこ
とによって完結することができる。上記反応で使用する
各反応体の好ましい使用割合も、後述の製造例を参照に
決定することができる。こうして得られた生成物は、必
要により各保護基を、それ自体既知の脱離反応により脱
離して、目的とする生理活性物質に転化できる。
【0029】なお、式(IV)のo−オルセリン酸誘導
体は、それ自体既知の方法に従い、o−オルセリン酸の
4−および/または6−位の水酸基をエーテル化、また
場合によってエステル化することによって製造できる。
【0030】別法として、式(II)のホモフタル酸誘
導体は、本発明者らによって開発された、以下の反応ス
キームに従う方法により有利に得ることもできる。
【0031】
【化14】 上記スキーム中、R1、R2、R3およびRcは上記のとお
りである。
【0032】勿論、本発明に従う上記反応スキームにお
いて、如何なる方法で得られる式(VI)の化合物を使
用することもできるが、本発明に従えば、式(VI)の
化合物は、上記反応スキームの第1工程に従って製造す
ることが好ましい。この工程は、適当な不活性溶媒(例
えば、THF、ジオキサン、ジメチルスルホキシド(D
MSO)、DMF、アセトニトリル、トルエンなど)
中、塩基、例えば、水素化ナトリウム、ナトリウムメト
キシド、tert−ブトキシドカリウム、酸化カルシウ
ムなどの存在下で、式(VII)のアセトンジカルボン
酸エステルと式(VIII)のジケテンを反応させて、
一段で目的の式(VI)の化合物を得ることができる。
この工程は、通常、アセトンジカルボン酸エステルと塩
基との混合物を0〜40℃において数分ないし数10分
間撹拌した後、反応混合液を約10℃以下に冷却し、ジ
ケテンを加えて同温度でさらに0.5〜5時間撹拌反応
させ、場合によって、20〜70℃でさらに反応させる
ことにより行うことができる。アセトンジカルボン酸エ
ステルとジケテンの使用割合は、1:3〜2:1、好ま
しくはほぼ等モル当量とするのがよい。塩基の使用量
は、前者を若干上廻るモル量で使用する。
【0033】こうして生成する式(VI)の化合物の反
応混合液からの精製は、酢酸エチル等の有機溶媒により
抽出、必要によりシリカゲル等を用いるクロマトグラフ
ィーにより得ることができる。
【0034】上記第2工程による式(VI)の化合物の
水酸基が保護された形態にある式(V)の化合物も上記
M.Yamaguchi et al.により一部は公
知である。式(VI)の化合物の2位水酸基と4位水酸
基はそれぞれ同時にか、または相互に順次エーテル化す
るか、あるいは4位水酸基をエーテル化し、次いで2位
水酸基をエステル化するか、またはエーテル化とエステ
ル化を逆の順に行うこともできる。これらのエーテル化
およびエステル化は、RcおよびR1に対応する適当な反
応体を用いてそれ自体公知の方法に従って行うことがで
きる。
【0035】こうして得られる式(V)の化合物は、第
3工程によりそのホモフタル酸ジエステルを加水分解反
応に供することにより目的のホモフタル酸誘導体(I
I)に転化できる。加水分解は、式(V)の化合物を溶
解しうる有機溶媒中、アルカリ金属水酸化物もしくはア
ルカリ土類金属水酸化物(例えば、NaOH、KOH、
Ba(OH)2、LiOH)の存在下、必要により水を加
え、加熱下で行うことができる。反応混合物から式(I
I)の化合物の分離は、上記と同様に行うことができ
る。
【0036】したがって、本発明の方法によれば、入手
容易な出発原料から、少ない工程により極めて高収率で
目的化合物を製造することができる。
【0037】
【実施例】以下、具体例を挙げ、本発明をより具体例に
説明する。以下、反応式中のMeはメチル基を、Etは
エチル基を示す。
【0038】製造例1:ホモフタル酸の製造
【0039】
【化15】 ジイソプロピルアミン(8.08g、80mmol)を
THF25mlに溶解させ氷冷した。撹拌下1.52m
ol/l n−ブチルリチウム(ヘキサン溶液)53m
lを滴下した。滴下終了後同温で10分撹拌し、次いで
−70℃に冷却した。オルセリン酸ジメチルエーテル
(3.92g、20mmol)、炭酸ジメチル(3.6
0g、40mmol)とTHF25mlの混合溶液を−
70℃で滴下した。滴下終了後同温で10分撹拌し、次
いで室温で4時間撹拌した。反応溶液に精製水30ml
を加え一夜撹拌した。有機溶媒を減圧下で除去した後、
1mol/l塩酸100mlを加えた。酢酸エチルで抽
出(250ml×2)した。有機層は硫酸ナトリウムで
乾燥させた後、ろ過濃縮した。得られた粗結晶にクロロ
ホルム25mlを加えた物をろ取した。結晶はクロロホ
ルム20mlで洗浄し、目的物を4.41g(91.9
%)で得た。 NMR(400MHz, CD3OD)δ3.71(s, 2H, CH2)、3.82&3.
83(各s, 3H, CH3)、 3.83&3.84(各s,3H,CH3)、6.48(d,J=
2.2Hz,1H,Ar)、6.54(d,J=2.2Hz,1H,Ar) FAB-MS(NBA, m/z)240(M+)、241(M+H)。
【0040】製造例2:イソクマリン−3−イル−酢酸
誘導体の製造
【0041】
【化16】 氷冷下、マロン酸ハーフエステル(1)(552mg、
7.3mmol)をジクロロメタン10mlに懸濁さ
せ、次いでオキサリルクロライド(768mg、6mm
ol)を加えた。この混合液を2,4−ジメトキシホモ
フタル酸(240mg)のジクロロナタン溶液に氷冷
下、滴下した。同温で30分撹拌した後室温で一夜撹拌
した。精製水10mlを加えた後、酢酸エチルで抽出
(100ml×2)した。有機層を飽和食塩水で洗浄下
後、硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過濃縮した後残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢
酸エチル=9:1〜6:4)で分離精製し目的物(原料
2という)を127mg(41%)を得た。 NMR(400MHz.CDCl3)δ1.26(3H,t,J=7.0Hz,CH 3)、δ1.
53(3H,d,J=7.3Hz,CH3)、δ3.56(1H,q,J=7.3Hz,CH)、δ
3.89(3H,s,CH3)、δ3.96(3H,s,CH3)、δ4.19(2H,q, J=
7.0Hz,CH 2)、δ6.25(1H,s,=CH)、δ6.38(1H, d,J=2.2H
z,Ar),δ6.46(1H, d,J=2.2Hz,Ar) FAB MS(Gly, m/z) 307(M+H)。
【0042】製造例3:保護基の脱離
【0043】
【化17】 窒素下0℃で、30.0mg(0.098mmol)の
原料2をジクロロメタン1.0mlに溶解し、三臭化ホ
ウ素(1mol/lジクロロメタン中)196.0μl
(0.196mmol、2.0eq)を加え、0℃で
1.5時間、室温で1時間撹拌したところTLC上原料
が消失した。反応液をCHCl3希釈(20.0ml)
し、水(10.0ml)にあけ有機層分取した。水層を
CHCl3抽出(15.0ml×3)後、有機層をあわ
せ飽和食塩水(10.0ml)で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、ろ過、溶媒を留去したところ、水
酸基の保護基が脱離した目的物(8−OH体)を24.
8mg(収率86.6%)得た。 8−OH体:白色粉末1 H−NMR(400MHz, CDCl3) δ11.03(1H,s,-OH)、δ6.46(1H,d,J=2.2Hz,Ar)、δ6.
38(1H,d, J=2.2Hz,Ar)、δ6.34(1H,s,オレフィン)、
δ4.20(2H,q,J=7.0Hz,-CO2CH 2CH3)、δ3.87(3H,s,-OM
e)、δ3.59(1H,q,J=7.3Hz,-CH(CH3)-)、δ1.54(3H,d,J=
7.3Hz,-CH(CH 3)-)、δ1.27(3H,t, J=7.0Hz,-CO2CH2CH 3) FAB-MS(NBA):m/z 293(M+H)。
【0044】窒素下0℃で、上記8−OH体24.0m
g(0.082mmol)をメタノール1.0mlに溶
解し、1mol/l NaOH水溶液0.5mlを加
え、室温で1.5時間撹拌したところTLC上原料が消
失した。反応液を酢酸エチル希釈(15.0ml)し、
1mol/l HCl水溶液(10.0ml)にあけp
H=2とし有機層分取した。水層を酢酸エチル抽出(1
0.0ml×3)した後、有機層をあわせ飽和食塩水
(5.0ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後、ろ過、溶媒を留去したところ、最終目的物を2
2.1mg(定量的)得た。1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ10.99(1H,s,-OH)、δ6.50(1H,d,J=2.3Hz,Ar)、δ6.
38(1H, 重複、Ar)、δ6.38(1H,s,オレフィン)、δ3.8
7(3H,s,-OMe)、δ3.64(1H,q,J=7.3Hz,-CH(CH3)-)、δ1.
57(3H,d,J=7.3Hz,-CH(CH 3)-) FAB-MS(NBA):m/z 265(M+H)。
【0045】製造例4: ホモフタル酸誘導体の製造
【0046】
【化18】 6aの合成(R3=Etの場合):アセトンジカルボン
酸ジエチル(10.0g、49.456mmol)のT
HF200ml溶液に氷冷下、水素化ナトリウム(60
%オイル)(2.376g、59.347mmol)を
加え同温度で30分、室温で30分撹拌した。
【0047】反応混合液を氷冷し、ジケテン(4.5m
l、59.347mmol)を滴下した後、同温度で2
時間撹拌し室温で終夜反応した。
【0048】反応混合液を水100mlでクエンチし、
1mol/l HClでpH2にした後、酢酸エチル4
00ml、250mlで2回抽出した。酢酸エチル層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮乾固するとオイ
ル状残留物が得られた。残留物は、メタノール:ヘキサ
ン:水(150ml:150ml:15ml)にて分配
し、メタノール層を濃縮乾固した。得られる残留物を酢
酸エチル300mlに溶解し、酢酸エチル層を順次5%
NaHCO3水溶液300ml、飽和食塩水300m
l、0.1mol/l HCl300ml、飽和食塩水
300mlで洗浄した後無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。酢酸エチルを濃縮乾固し、得られた残留物をシリカ
ゲルカラム(400ml)に付し、トルエン2lおよび
トルエン−酢酸エチル=10:1 2.7lにて溶出精
製して、目的物が2.6g(収率19.6%)で得られ
た。 物理化学的性状 外観:白色固体 Rf値:0.44(TLC:Merck Art.57
15トルエン−酢酸エチル=2:1) FABマススペクトル:m/z268(M+)1 H−NMRスペクトル(CDCl3):δ:1.27(3H, t, J=7.3
Hz, CH3)、 1.37(3H, t,J=7.3Hz, CH3)、 3.85(2H, s, CH
2)、 4.17(2H, q, J=7.3Hz, CH2)、 4.35(2H, q,J=7.3Hz,
CH2)、 5.93(1H, s, OH)、 6.19(1H, d, J=2.6Hz, CH)、
6.32(1H, d, J=2.6Hz, CH)、 11.72(1H, s, OH) 6bの合成(R3=Meの場合) アセトンジカルボン酸ジメチル(1.0g、5.742
mmol)のTHF10ml溶液に氷冷下、水素化ナト
リウム(60%オイル)(0.2756g、6.890
mmol)を加え同温度で30分、室温で30分撹拌し
た。
【0049】反応混合液氷冷し、ジケテン(0.44m
l、5.742mmol)を滴下した後、同温度で2時
間撹拌し室温で終夜反応した。
【0050】反応混合液に水20mlでクエンチし、1
mol/l HClでpH1〜2にした後酢酸エチル5
0mlで2回抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、濃縮乾固するとオイル状残留物が得
られた。残留物は、メタノール:ヘキサン:水(30m
l:30ml:3ml)にて分配し、メタノール層を濃
縮乾固した。得られる残留物を酢酸エチル50mlに溶
解し、酢酸エチル層を順次5%NaHCO3水溶液50
ml、飽和食塩水50ml、0.1mol/lHCl5
0ml、飽和食塩水50mlで洗浄した後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を除去した後、クロロホルムー
ヘキサンより結晶化すると目的物が0.444g(収率
32%)得られた。 物理化学的性状 外観:白色固体 Rf値:0.38(TLC:Merck Art.57
15トルエン−酢酸エチル=2:1) FABマススペクトル:m/z240(M+)1 H−NMRスペクトル(CDCl3):δ:3.71(3H, s, C
H3)、3.82(2H, s, CH2)、3.86(3H, s, CH3)、 5.97(1H,
s, OH)、 6.21(1H, d, J=2.6Hz, CH)、 6.33(1H, d, J=2.
6Hz, CH)、 11.57(1H, s, OH)製造例5 :下記式で表される化合物5の製造
【0051】
【化19】 5aの合成 窒素下室温で、ジヒドロキシ体6a 1.31g(4.
89mmol)をジメチルホルムアミド(DMF)10
mlに溶解し、0℃に冷却した。これに炭酸カリウム
2.02g(14.7mmol、3.0当量)、ヨウ化
メチル1.33ml(19.6mmol、4.0当量)
を加え、0℃で2時間撹拌した。反応液を水にあけ酢酸
エチルで3回抽出した。有機層を合わせて飽和食塩水で
洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除
去した後、得られた残渣をシリカゲルカラム(トルエン
−酢酸エチル=10:1)にて精製すると目的物が1.
15g(収率79.6%)得られた。なお、化合物5c
は、製造例4で得られる化合物6bを6aの代わりに用
いて、上記処理を繰り返すことによって製造できる。化
合物5a(ジメトキシ体):淡黄色油状物1 H−NMR(400MHz, CDCl3) δ6.41(2H, s, 芳香族)、δ4.34(2H, q, J=7.0Hz, -CO2
CH 2CH3)、δ4.14(2H, q,J=7.3Hz, -CO2CH 2CH3)、δ3.81
(3H, s, -OMe)、δ3.80(3H, s, -OMe)、δ3.66(2H, s,
-CH2-)、δ1.35(3H, dd, J=7.0, 7.0Hz, -CO2CH2CH 3)、
δ1.25(3H, dd, J=7.0, 7.0Hz, -CO2CH2CH 3) 5bの合成 窒素下室温で、ジヒドロキシ体6a 3.57g(1
3.3mmol)をジメチルホルムアミド(DMF)3
0mlに溶解し、0℃に冷却した。これに炭酸カリウム
3.67g(26.6mmol、2.0当量)、ヨウ化
メチル2.50ml(40.2mmol、3.0当量)
を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢
酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて飽和食塩水
で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
除去した後、得られた残渣をシリカゲルカラム(シリカ
ゲル140ml、トルエン:酢酸エチル=9:1)にて
精製すると目的物5bが2.49g(収率66.4%)
得られた。またジメトキシ体5aが0.49g(収率1
2.4%)得た。 化合物5b(モノ−メトキシ体):無色針状晶1 H−NMR(400MHz, CDCl3) δ11.80(1H, s, -OH)、δ6.43(1H, d, J=2.9Hz, 芳香
族)、δ6.29(1H, d, J=2.9Hz, 芳香族)、δ4.35(2H, q,
J=7.3Hz, -CO2CH 2CH3)、δ4.15(2H, q, J=7.0Hz,-CO2C
H 2CH3)、δ3.86(2H, s, -CH2-)、δ3.81(3H, s, -OM
e)、δ1.37(3H, dd, J=7.3, 7.3Hz, -CO2CH2CH3 )、δ1.
25(3H, dd, J=7.3, 7.3Hz, -CO2CH2CH3 ) FAB-MS(NBA) : m/z 283[M+H]製造例6
【0052】
【化20】 化合物5cをメタノール100mlに溶解し、室温で2
mol/ml NaOHを50ml加えた。この反応液
を加熱し、6.5時間還流させた後、さらに2mol/
ml NaOHを50ml加えた。引き続き15時間還
流させた。
【0053】反応液を室温まで戻し、水100mlを加
え、酢酸エチル100mlで洗浄した。この水層に2m
ol/ml塩酸100mlを加え、pH1を確認した
後、酢酸エチル200ml、100ml、100mlで
抽出した。この有機層をまとめて、水200mlで洗浄
した。Na2SO4で乾燥し、濾過後濃縮した。得られた
粗結晶をヘキサン100mlに懸濁させ、酢酸エチル5
0mlを加えて30分間撹拌した。これを濾過し、ヘキ
サン:酢酸エチル=3:1溶液100mlで洗浄し結晶
を7.37g得た。
【0054】この結晶は、製造例1で得られたホモフタ
ル酸と同一のNMRスペクトルを示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 崇 神奈川県藤沢市鵠沼神明2−9−2 N 204 (72)発明者 吉田 政史 神奈川県茅ヶ崎市松林2−15−7−203 (72)発明者 小貫 要 神奈川県横浜市南区永田北2−23−1− 313 (72)発明者 黒田 麻子 神奈川県川崎市川崎区大師駅前2−10−1 −502 (72)発明者 一色 邦夫 神奈川県座間市南栗原2−2−17 (72)発明者 竹内 富雄 東京都品川区東五反田5−1−11ニューフ ジマンション701 Fターム(参考) 4C062 GG08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (上式中、Rは水素原子、未置換もしくは置換低級アル
    キル基、未置換もしくは置換低級アルケニル基、未置換
    もしくは置換低級アルキニル基、未置換もしくは置換低
    級アルコキシ基、保護されたアミノ基、水酸基または保
    護された水酸基を示し、Raは水素原子またはカルボキ
    シル基の保護基を示し、Rbは水素原子または水酸基の
    保護基を示し、そしてRcは未置換もしくは置換低級ア
    ルキル基を示す)で表されるイソクマリン−3−イル−
    酢酸誘導体の製造方法であって、式(II) 【化2】 (上式中、Rcは未置換もしくは置換低級アルキル基を
    示し、R1は水酸基の保護基を示す)で表されるホモフ
    タル酸誘導体を、不活性有機溶媒中、必要により縮合剤
    の存在下で、式(III) 【化3】 (上式中、Rは式(I)について定義したのと同義であ
    り、R2はカルボキシル基の保護基を示し、そしてXは
    O−アルカリ金属またはO−アルカリ土類金属を示す
    か、あるいは塩素もしくは臭素を示す)で表されるマロ
    ン酸誘導体と反応させ、さらに必要により、生成した化
    合物を保護基の脱離反応に付すことを特徴とする製造方
    法。
  2. 【請求項2】 式(II)で表されるホモフタル酸誘導
    体が、式(IV) 【化4】 (上式中、RcおよびR1は式(II)について定義した
    のと同義である)で表されるo−オルセリン酸誘導体を
    不活性有機溶媒中、塩基の存在下に炭酸ジー低級アルキ
    ルと反応させて製造されるものである請求項1記載の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 式(II)で表されるホモフタル酸誘導
    体が、式(V) 【化5】 (上式中、RcおよびR1は、式(II)について定義し
    たのと同義であり、2個のR3はそれぞれ独立してカル
    ボキシル基の保護基を示す)で表されるホモフタル酸ジ
    エステルを加水分解反応に付して製造されたものである
    請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 式(V)で表されるホモフタル酸ジエス
    テルが、(i)式(VII) 【化6】 (上式中、2個のR3は、それぞれ独立してカルボキシ
    ル基の保護基を示す)で表されるアセトンジカルボン酸
    エステルを、溶媒中で、式(VIII) 【化7】 で示されるジケテンと反応させて、式(VI) 【化8】 (上式中、2個のR3は、それぞれ独立してカルボキシ
    ル基の保護基を示す)で表されるホモフタル酸誘導体を
    取得し、次いで(ii)こうして取得した式(VI)の
    ホモフタル酸誘導体の水酸基を、溶媒中で、式Rc−I
    または(RcO)2SO2(ここで、Rcは上記式(I)に
    ついて定義したのと同義である)を用いるアルキル化反
    応に付し、さらに必要により未アルキル化水酸基を保護
    する反応に付して製造されたものである請求項3記載の
    製造方法。
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