JP2001097315A - 袋堆積物から袋を取り出して更に移送する装置 - Google Patents

袋堆積物から袋を取り出して更に移送する装置

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JP2001097315A
JP2001097315A JP2000251056A JP2000251056A JP2001097315A JP 2001097315 A JP2001097315 A JP 2001097315A JP 2000251056 A JP2000251056 A JP 2000251056A JP 2000251056 A JP2000251056 A JP 2000251056A JP 2001097315 A JP2001097315 A JP 2001097315A
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Milan Kuhar
ミラン・クーハー
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Waagner Biro Binder AG
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    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00—Separating articles from piles
    • B65H3/08—Separating articles from piles using pneumatic force
    • B65H3/12—Suction bands, belts, or tables moving relatively to the pile
    • B65H3/124—Suction bands or belts
    • B65H3/128—Suction bands or belts separating from the top of pile
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2403/00—Power transmission; Driving means
    • B65H2403/50—Driving mechanisms
    • B65H2403/53—Articulated mechanisms
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    • B65H2403/5311—Parallelogram mechanisms
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)
  • De-Stacking Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】袋堆積物から袋を取り出して更に移送する装置 【解決手段】袋ホッパー内に堆積貯蔵される最上面の袋
を持ち上げ兼吸気装置によって分離し、別の処理位置に
移動する装置。袋取り出しの高出力を達成するためと、
前記別の処理を施す位置を選択できるようにするため
に、持ち上げ兼吸気装置は、上部ストランドと下部スト
ランドの間に、袋をコンベヤーのベルトに向かって押圧
する大気圧よりも小さい圧力を発生する装置が設けられ
た被駆動コンベヤーベルトである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、請求項１記載の
前文による袋堆積物から袋を取り出して更に移送する装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の知られた装置においては、袋ホ
ッパー内に貯蔵された袋堆積物の最上面の袋が吸着機能
を備える（旋回可能な）グリッパーアームによって取り
出されて持ち上げられ、残存する袋堆積物から分離され
る。
【０００３】チェーンコンベヤーの間隙を通る１つの真
空グリッパーによって、そのような袋堆積物の最上面の
袋を持ち上げることは、ＧＢ３７５．２６０から知られ
ており、前記チェーンコンベヤーは、複数本のロッドに
接続され、ロッド構造体は１つまたは数箇所の間隙によ
って遮断される。最上面の袋は、その袋全体の部分が下
側に来るまでの時間だけ、間隙によって分離される回転
するロッド構造体によって保持される。この袋は次いで
釈放され、チェーンコンベヤーによって、別の処理を施
す位置へと移送される。
【０００４】これらの知られた装置の欠点は、チェーン
コンベヤーには僅かな間隙があるだけなので、非常に小
さい出力性能しかないことであり、また、移送対象の袋
がチェーンコンベヤーの面に接するだけであって、特に
軽量の袋については、チェーンコンベヤーによって生じ
る空気の流れによって、落下する危険に導かれるので、
チェーンコンベヤーを低速でしか駆動することができな
いことである。
【０００５】それに対する解決策もまた知られており、
袋は吸着グリッパーアームによって水平面から垂直面へ
と旋回され、袋は前記垂直面から別の移送手段によって
端部位置（たとえば、内容物充填ステーション）へ移送
される。
【０００６】不利益もまた、グリッパーの機械的構造に
起因する低出力という前記の知られた解決策から生じ
る。更には、取り出そうとする袋を吸着グリッパーを備
える水平位置に移送することは、極めて複雑な態様でし
か実現することができない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
の目的は、前記の装置であって、取り出そうとする袋の
出力の増大を可能とするとともに、取り出された袋に別
の処理を施すために、水平面、垂直面または中間位置へ
といずれにも対応させることを可能にする装置を提供す
ることである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このことは、請求項１記
載の特徴部により、この発明によって達成される。大気
圧よりも小さな圧力を発生する装置の結果として、袋堆
積物の該当する最上面の袋は、コンベヤーベルトに向か
って押圧される。この袋は、次に、コンベヤーベルトの
方向に沿ってリニアーな態様で先へと移送されることが
できる。
【０００９】請求項２記載の特徴部の結果として、コン
ベヤーベルトは、大気圧よりも低い圧力を発生する装置
および取り出された袋とともに、持ち上げることがで
き、別の処理位置へ持ち上げられ或いは旋回されること
ができる。取り出された袋は、コンベヤーベルトによっ
て高速で水平方向に移動されるか、コンベヤーベルトの
長さに応じて決まる持ち上げ／旋回装置に付随して移動
される。大気圧よりも小さい圧力は、空の袋がコンベヤ
ーベルト上でスリップできないことを保証する。
【００１０】請求項３記載の特徴は、取り出された袋の
水平および垂直（持ち上げ／下降および旋回）方向を組
み合わせ、袋の位置が常に水平位置を保つことを可能と
する。
【００１１】請求項４記載の特徴は、大気圧よりも小さ
い圧力が、取り出された袋をオプションによって吸着す
るために用いることを可能にする。
【００１２】請求項５記載の特徴は、袋を開かずに、そ
して、袋を決してコンベヤーベルトに向かって押し付け
ることなくコンベヤーを用いることを可能とする。
【００１３】請求項６〜８記載の特徴は、袋堆積物から
取り出された袋を急速に持ち上げ、同時に、取り出され
た袋をコンベヤーベルトによって更に先へと水平方向に
移動する平行四辺形リンク機構を単純に実現することを
可能にする。
【００１４】請求項９記載の特徴は、すでに堆積物から
取り出され、すでにコンベヤーベルト上で先へ移動され
た袋をコンベヤーベルトの方向変換ローラーと押圧可能
な保持ローラーの間に引き摺り込むことを可能にする。
このことは、方向変換ローラーと保持ローラーを別の処
理を施すために設けられる別の装置への供給装置として
機能させて、袋を比較的単純な態様において別に操作す
ることを可能とする。
【００１５】請求項１０の特徴は、取り出した袋を良好
に引き摺り込むことを可能にするために、保持ローラー
をコンベヤーベルトの位置に正確に適応させることを可
能にする。
【００１６】請求項１１記載の特徴は、もっと重い袋で
あってもこれを方向変換ローラーと保持ローラーの間に
容易に引き摺り込むことを可能にする。
【００１７】請求項１２記載の別の保持ローラーを設け
ることは、袋を単純な態様で別の処理および取り扱いを
可能にする。取り出された袋は、水平位置のみならず垂
直位置においても別に取り扱うことができることを可能
にする。
【００１８】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しつつ、この発明
をもっと詳細に説明する。
【００１９】図１において、袋の堆積物２がホッパーの
格子１の面に置かれる。使用される袋に応じて、ホッパ
ーの格子または（図示しない）完全閉鎖型の袋ホッパー
が、袋の表面の少なくとも一部が水平面を形成するよう
に設けられる。この発明の装置は、ホッパー格子１およ
び袋堆積物２を越えて、その上方に設けられる。それ
は、コンベヤーベルト３を含み、その上部ストランドと
下部ストランドの間に、大気圧より小さい圧力を発生す
る装置４（以下これを吸気ボックスと称する）が設けら
れる。２つの方向変換ローラー１９、２０が動けるよう
に保持されたアーム２１、２２に設けられる。
【００２０】アーム２２は、その端部区域２３に回転可
能に保持される。方向変換ローラー２０、したがって、
コンベヤーベルト３は、モータとギヤボックスの組み合
わせ体９を介して駆動される囲み手段による駆動部材８
を介して駆動される。
【００２１】アーム２１は、双腕レバー２４の一方のア
ームであり、その他方のアーム２５はその端部区域にお
いて調節装置６に接続される。調節装置６は、今の場
合、空力式または液圧式に付勢されるシリンダーであ
る。
【００２２】双腕レバー２４のアーム２１、および、ア
ーム２２は、公知の原理に従う平行四辺形リンク機構を
形成する。
【００２３】コンベヤーベルトの移送方向下流側に見ら
れるように、取り出された袋に別の操作を施すことを請
け負うマルチジョイント機構１３が設けられる。それ
は、双腕レバー２７の一方のアーム２６に設けられ、モ
ータとギヤボックスの組み合わせ体１１を介して駆動さ
れる囲み手段１０を介して駆動される保持ローラー７を
有する。双腕レバー２７の他方のアーム２８は、その自
由端部区域において、調節デバイス１４と接続される。
このデバイスも、今の場合、空力式または液圧式に付勢
されるシリンダーである。双腕レバー２７のアーム２６
は更に、接続ロッド２９を介して、関節レバー３０のジ
ョイント３１に固く連結される。この関節レバー３０の
自由端部区域は別の保持ローラー１２が設けられる。
【００２４】袋の堆積物２から袋５を取り出そうとする
場合は、吸気ボックス４を備えるコンベヤーベルト３が
最上面の袋５まで下降される。同時に、吸気ボックス４
内に知られた態様で大気圧より小さい圧力が発生され
る。袋５はこうしてコンベヤーベルト３に吸着される。
その後、調節装置６の付勢を経て、平行四辺形リンク機
構のスイベル運動が起こる。袋５は常にコンベヤーベル
ト３に吸着し水平位置に残る。
【００２５】このスイベル運動は、袋に別の処理を施す
位置に到達するまで継続する（図２参照）。別の処理を
施す位置において、モーター１１と囲み手段１０によっ
て駆動される保持ローラー７が、コンベヤーベルト３の
方向変換ローラー１９に向かって押圧される。調節装置
１４が付勢される結果としてコンベヤーベルト３も付勢
され、袋５は、保持ローラー７と方向変換ローラー１９
の間の間隙へと引き摺り出す（図２）。
【００２６】その後、双湾レバー２７のアーム２８が、
調節装置１４、したがってマルチジョイント機構全体の
付勢によって移動される。双腕レバー２７の移動が接続
ロッド２９を介して関節レバー３０に伝達される。
【００２７】調節装置１４の延出が、マルチジョイント
機構１３が幾つかの端部位置の一つまで移動されるよう
に、マルチジョイント機構１３の運動を引き起こす（図
３）。袋５の正確な垂直位置は、例えば、探知器１５
（図３）によって決定される。
【００２８】コンベヤーベルト３を備える平行四辺形リ
ンク機構と吸気ボックス４は、袋５がコンベヤーベルト
３を離れた時点から、初期の位置に再び移動され、マル
チジョイント機構１３が端部いちへと移動する間に袋の
堆積物２から新たな袋５を取り出すことができる。
【００２９】図４は、別の可能性のある端部位置にある
マルチジョイント機構１３を設ける別の可能性を示す。
関節レバー３０は、図３のものとは異なる外形を備え
る。マルチジョイント機構１３の下方へのスイベル移動
中に、押圧ローラー１２を装着する関節レバー３０一部
は、弾性を備え調節可能に保持されるストッパー３３と
接触し、マルチジョイント機構の該当する端部位置を規
定する。
【００３０】このことは、取り出した袋５を、別の方向
変換ローラー３２を介して、水平な載置位置に移動する
ことを可能とし、この位置から（図示しない）接触押し
出しスイベル装置によって、袋５を収集することができ
る。
【００３１】図５、図６は、コンベヤーベルト３のベル
ト１６のありうべき具体例を示す。ベルト１６は、ベル
トの長手方向軸に対し傾斜して延出する吸着溝１７を備
える。大気圧より小さい圧力を吸気ボックス４から吸着
溝１７に移すことは、ベルトの中央部に設けられた開口
１８を介して行われる。その代替案として、多孔質で高
度に気体透過性の布ベルトまたは布の経糸と緯糸の間に
或る規定距離を備える緩く織成された布ベルトを用いる
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】初期位置における装置の概略的側面図。
【図２】引っ込み位置における装置の概略的側面図。
【図３】袋が、自由な吊り下げ位置に移動された場合の
この発明の概略的側面図。
【図４】袋が、別の処理を施すために水平位置に移動さ
れたこの発明の概略的側面図。
【図５】起こり得るベルトの１つの具体例を側面図で示
す。
【図６】起こり得るベルトの１つの具体例を上面図で示
す。
【符号の説明】
２…袋堆積物，３…コンベヤーベルト，５…袋，７…保
持ローラー，１２…保持ローラー，１３…マルチジョイ
ント機構，１９，２０…方向変換ローラー，２１，２２
…可動アーム，２４，２７…双腕レバー，２５，２６…
アーム，２９…接続ロッド，３０…関節レバー，３１…
ジョイント。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１１月１０日（２０００．１１．
１０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 袋堆積物から袋を取り出して更に
移送する装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、請求項１記載の
前文による袋堆積物から袋を取り出して更に移送する装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＤＥ３８０６４１９Ａ号は、取出そうと
する袋が、コンベヤーベルト面に吸着され、次に、コン
ベヤーベルトが袋を予定位置に移送するような装置を開
示する。しかしながら、袋は予定位置で釈放されなけれ
ばならないので、移送された袋に別の処理を行うことが
できる可能性は限られている。前記装置の作業エリアは
極めて狭隘で、これらの知られた装置の出力性能はかな
り低い。
【０００３】この種の知られた装置においては、袋ホッ
パー内に貯蔵された袋堆積物の最上面の袋が吸着機能を
備える（旋回可能な）グリッパーアームによって取り出
されて持ち上げられ、残存する袋堆積物から分離され
る。
【０００４】チェーンコンベヤーの間隙を通る１つの真
空グリッパーによって、そのような袋堆積物の最上面の
袋を持ち上げることは、ＧＢ３７５．２６０から知られ
ており、前記チェーンコンベヤーは、複数本のロッドに
接続され、ロッド構造体は１つまたは数箇所の間隙によ
って遮断される。最上面の袋は、その袋全体の部分が下
側に来るまでの時間だけ、間隙によって分離される回転
するロッド構造体によって保持される。この袋は次いで
釈放され、チェーンコンベヤーによって、別の処理を施
す位置へと移送される。
【０００５】これらの知られた装置の欠点は、チェーン
コンベヤーには僅かな間隙があるだけなので、非常に小
さい出力性能しかないことであり、また、移送対象の袋
がチェーンコンベヤーの面に接するだけであって、特に
軽量の袋については、チェーンコンベヤーによって生じ
る空気の流れによって、落下する危険に導かれるので、
チェーンコンベヤーを低速でしか駆動することができな
いことである。
【０００６】それに対する解決策もまた知られており、
袋は吸着グリッパーアームによって水平面から垂直面へ
と旋回され、袋は前記垂直面から別の移送手段によって
端部位置（たとえば、内容物充填ステーション）へ移送
される。
【０００７】不利益もまた、グリッパーの機械的構造に
起因する低出力という前記の知られた解決策から生じ
る。更には、取り出そうとする袋を吸着グリッパーを備
える水平位置に移送することは、極めて複雑な態様でし
か実現することができない。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
の目的は、前記の装置であって、取り出そうとする袋の
出力の増大を可能とするとともに、取り出された袋に別
の処理を施すために、水平面、垂直面または中間位置へ
といずれにも対応させることを可能にする装置を提供す
ることである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このことは、請求項１記
載の特徴部により、この発明によって達成される。その
結果として、コンベヤーベルトは、大気圧より低い圧力
を発生する装置および取出された袋と一緒に持ち上げら
れることができ、別の処理に好ましい位置へと持ち上げ
られるか回動される。取出された袋は、コンベヤーベル
トの長さに応じて、同時にまたは相次いで、持ち上げ／
回動装置に高速で水平方向に移送される。大気圧より小
さい圧力を用いる結果として、空の袋がコンベヤーベル
ト面で滑ることはない。
【００１０】請求項２記載の特徴部によれば、コンベヤ
ーベルトは、大気圧よりも低い圧力を発生する装置およ
び取り出された袋とともに、持ち上げることができ、別
の処理位置へ持ち上げられ或いは旋回されることができ
る。取り出された袋は、コンベヤーベルトによって高速
で水平方向に移動されるか、コンベヤーベルトの長さに
応じて決まる持ち上げ／旋回装置に付随して移動され
る。大気圧よりも小さい圧力は、空の袋がコンベヤーベ
ルト上でスリップできないことを保証する。
【００１１】請求項３記載の特徴は、取り出された袋の
水平および垂直（持ち上げ／下降および旋回）方向を組
み合わせ、袋の位置が常に水平位置を保つことを可能と
する。
【００１２】請求項４記載の特徴は、大気圧よりも小さ
い圧力が、取り出された袋をオプションによって吸着す
るために用いることを可能にする。
【００１３】請求項５〜７記載の特徴は、袋を開かず
に、そして、袋を決してコンベヤーベルトに向かって押
し付けることなくコンベヤーを用いることを可能とす
る。
【００１４】請求項８記載の特徴は、袋堆積物から取り
出された袋を急速に持ち上げ、同時に、取り出された袋
をコンベヤーベルトによって更に先へと水平方向に移動
する平行四辺形リンク機構を単純に実現することを可能
にする。
【００１５】請求項９記載の特徴は、すでに堆積物から
取り出され、すでにコンベヤーベルト上で先へ移動され
た袋をコンベヤーベルトの方向変換ローラーと押圧可能
な保持ローラーの間に引き摺り込むことを可能にする。
このことは、方向変換ローラーと保持ローラーを別の処
理を施すために設けられる別の装置への供給装置として
機能させて、袋を比較的単純な態様において別に操作す
ることを可能とする。
【００１６】請求項１０の特徴は、取り出した袋を良好
に引き摺り込むことを可能にするために、保持ローラー
をコンベヤーベルトの位置に正確に適応させることを可
能にする。
【００１７】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しつつ、この発明
をもっと詳細に説明する。
【００１８】図１において、袋の堆積物２がホッパーの
格子１の面に置かれる。使用される袋に応じて、ホッパ
ーの格子または（図示しない）完全閉鎖型の袋ホッパー
が、袋の表面の少なくとも一部が水平面を形成するよう
に設けられる。この発明の装置は、ホッパー格子１およ
び袋堆積物２を越えて、その上方に設けられる。それ
は、コンベヤーベルト３を含み、その上部ストランドと
下部ストランドの間に、大気圧より小さい圧力を発生す
る装置４（以下これを吸気ボックスと称する）が設けら
れる。２つの方向変換ローラー１９、２０が動けるよう
に保持されたこの発明のアーム２１、２２に設けられ
る。
【００１９】アーム２２は、その端部区域２３に回転可
能に保持される。方向変換ローラー２０、したがって、
コンベヤーベルト３は、モータとギヤボックスの組み合
わせ体９を介して駆動される囲み手段による駆動部材８
を介して駆動される。
【００２０】アーム２１は、双腕レバー２４の一方のア
ームであり、その他方のアーム２５はその端部区域にお
いて調節装置６に接続される。調節装置６は、今の場
合、空力式または液圧式に付勢されるシリンダーであ
る。
【００２１】双腕レバー２４のアーム２１、および、ア
ーム２２は、公知の原理に従う平行四辺形リンク機構を
形成する。
【００２２】コンベヤーベルトの移送方向下流側に見ら
れるように、取り出された袋に別の操作を施すことを請
け負うマルチジョイント機構１３が設けられる。それ
は、双腕レバー２７の一方のアーム２６に設けられ、モ
ータとギヤボックスの組み合わせ体１１を介して駆動さ
れる囲み手段１０を介して駆動される保持ローラー７を
有する。双腕レバー２７の他方のアーム２８は、その自
由端部区域において、調節デバイス１４と接続される。
このデバイスも、今の場合、空力式または液圧式に付勢
されるシリンダーである。双腕レバー２７のアーム２６
は更に、接続ロッド２９を介して、関節レバー３０のジ
ョイント３１に固く連結される。この関節レバー３０の
自由端部区域は別の保持ローラー１２が設けられる。
【００２３】袋の堆積物２から袋５を取り出そうとする
場合は、吸気ボックス４を備えるコンベヤーベルト３が
最上面の袋５まで下降される。同時に、吸気ボックス４
内に知られた態様で大気圧より小さい圧力が発生され
る。袋５はこうしてコンベヤーベルト３に吸着される。
その後、調節装置６の付勢を経て、平行四辺形リンク機
構のスイベル運動が起こる。袋５は常にコンベヤーベル
ト３に吸着し水平位置に残る。
【００２４】このスイベル運動は、袋に別の処理を施す
位置に到達するまで継続する（図２参照）。別の処理を
施す位置において、モーター１１と囲み手段１０によっ
て駆動される保持ローラー７が、コンベヤーベルト３の
方向変換ローラー１９に向かって押圧される。調節装置
１４が付勢される結果としてコンベヤーベルト３も付勢
され、袋５は、保持ローラー７と方向変換ローラー１９
の間の間隙へと引き摺り出す（図２）。
【００２５】その後、双湾レバー２７のアーム２８が、
調節装置１４、したがってマルチジョイント機構全体の
付勢によって移動される。双腕レバー２７の移動が接続
ロッド２９を介して関節レバー３０に伝達される。
【００２６】調節装置１４の延出が、マルチジョイント
機構１３が幾つかの端部位置の一つまで移動されるよう
に、マルチジョイント機構１３の運動を引き起こす（図
３）。袋５の正確な垂直位置は、例えば、探知器１５
（図３）によって決定される。
【００２７】コンベヤーベルト３を備える平行四辺形リ
ンク機構と吸気ボックス４は、袋５がコンベヤーベルト
３を離れた時点から、初期の位置に再び移動され、マル
チジョイント機構１３が端部いちへと移動する間に袋の
堆積物２から新たな袋５を取り出すことができる。
【００２８】図４は、別の可能性のある端部位置にある
マルチジョイント機構１３を設ける別の可能性を示す。
関節レバー３０は、図３のものとは異なる外形を備え
る。マルチジョイント機構１３の下方へのスイベル移動
中に、押圧ローラー１２を装着する関節レバー３０一部
は、弾性を備え調節可能に保持されるストッパー３３と
接触し、マルチジョイント機構の該当する端部位置を規
定する。
【００２９】このことは、取り出した袋５を、別の方向
変換ローラー３２を介して、水平な載置位置に移動する
ことを可能とし、この位置から（図示しない）接触押し
出しスイベル装置によって、袋５を収集することができ
る。
【００３０】図５、図６は、コンベヤーベルト３のベル
ト１６のありうべき具体例を示す。ベルト１６は、ベル
トの長手方向軸に対し傾斜して延出する吸着溝１７を備
える。大気圧より小さい圧力を吸気ボックス４から吸着
溝１７に移すことは、ベルトの中央部に設けられた開口
１８を介して行われる。その代替案として、多孔質で高
度に気体透過性の布ベルトまたは布の経糸と緯糸の間に
或る規定距離を備える緩く織成された布ベルトを用いる
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】初期位置における装置の概略的側面図。
【図２】引っ込み位置における装置の概略的側面図。
【図３】袋が、自由な吊り下げ位置に移動された場合の
この発明の概略的側面図。
【図４】袋が、別の処理を施すために水平位置に移動さ
れたこの発明の概略的側面図。
【図５】起こり得るベルトの１つの具体例を側面図で示
す。
【図６】起こり得るベルトの１つの具体例を上面図で示
す。
【符号の説明】 ２…袋堆積物，３…コンベヤーベルト，５…袋，７…保
持ローラー，１２…保持ローラー，１３…マルチジョイ
ント機構，１９，２０…方向変換ローラー，２１，２２
…可動アーム，２４，２７…双腕レバー，２５，２６…
アーム，２９…接続ロッド，３０…関節レバー，３１…
ジョイント。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 持ち上げ兼吸気装置は、好ましくは、上
    部ストランドと下部ストランドの間に、袋（５）をコン
    ベヤーのベルトに向かって押圧する大気圧よりも小さい
    圧力を発生する装置が設けられた被駆動コンベヤーベル
    トである点に特徴を有する、 持ち上げ兼吸気装置によって袋堆積物（２）から、一つ
    の袋（５）を取り出し、袋（５）を更に別の処理すなわ
    ち充填処理へと移送するための装置。
  2. 【請求項２】 コンベヤーベルト（３）は水平方向およ
    び垂直方向に調節可能である点に特徴を有する請求項１
    記載の装置。
  3. 【請求項３】 コンベヤーベルト（３）の方向変換ロー
    ラー（１９，２０）は、平行四辺形リンク機構を形成す
    る２つの可動アーム（２１，２２）に設けられ、２つの
    アーム（２１，２２）は、コンベヤーベルト（３）をバ
    ッグ（５）がコンベヤーベルト（３）に向かって吸着さ
    れる第１の位置から、別の処理を施す位置に移動する点
    に特徴を有する請求項１または２記載の装置。
  4. 【請求項４】 コンベヤーベルト（３）は、開口（１
    ３）を備える点に特徴を有する請求項１〜３記載の装
    置。
  5. 【請求項５】 コンベヤーベルト（３）は、気体透過性
    材料から製造される点に特徴を有する請求項１〜３記載
    の装置。
  6. 【請求項６】 平行四辺形リンク機構の一方のアーム
    （２２）は、その一方の端部区域に回転可能に保持さ
    れ、コンベヤーベルト（３）の一方の方向変換ローラー
    （２０）は、平行四辺形リンク機構の他方の端部区域に
    設けられる点に特徴を有する請求項１〜５記載の装置。
  7. 【請求項７】 平行四辺形リンク機構の他方のアーム
    （２１）は、双腕レバーすなわち回転可能な保持された
    レバー（２４）の一部であり、 一方のアーム（２５）の自由端部区域は、調節装置
    （６）、好ましくは空力式または液圧式シリンダーまた
    は電気的付勢駆動体と接続され、 コンベヤーベルト（３）の方向変換ローラー（１９）
    は、他方のアーム（２１）自由端部区域に設けられる点
    に特徴を有する請求項１〜６のいずれか１記載の装置。
  8. 【請求項８】 方向変換ローラー（１９，２０）の少な
    くとも１つは、駆動体（９）と接続される点に特徴を有
    する請求項１〜７のいずれか１記載の装置。
  9. 【請求項９】 好ましくは、被駆動保持ローラー（７）
    が、移動方向において、被駆動コンベヤーベルト（３）
    の下流側に設けられ、前記保持ローラーは、別の処理を
    施す位置において、コンベヤーベルト（３）、特に、コ
    ンベヤーベルト（３）の方向変換ローラー（１９）に向
    かって押圧されることができる点に特徴を有する請求項
    １〜８のいずれか１記載の装置。
  10. 【請求項１０】 保持ローラー（７）は、可動アーム
    （２６）に設けられ、 前記アーム（２６）は、双腕レバーの一部、すなわち、
    回転可能に保持されたレバー（２７）の一部であり、そ
    の他方のアーム（２８）は、その自由端部区域におい
    て、調節デバイス（１４）と接続され、 双腕レバー（２７）の一方のアーム（２６）は、接続ロ
    ッド（２９）を介して、回転可能に保持された関節レバ
    ー（３０）のジョイント（３１）と固く接続される点に
    特徴を有する請求項１〜９のいずれか１記載の装置。
  11. 【請求項１１】 保持ローラー（７）が駆動される点に
    特徴を有する請求項１〜１０のいずれか１記載の装置。
  12. 【請求項１２】 保持ローラー（１２）は、関節レバー
    （３０）の自由端部区域に設けられ、 前記保持ローラー（１２）は、マルチジョイント機構
    （１３）の双腕レバー（２７）に設けられた保持ローラ
    ー（７）に向かって押圧される点に特徴を有する請求項
    １〜１１のいずれか１記載の装置。
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