JP2001096723A - 印刷機の排紙部プリセット方法及びその装置 - Google Patents

印刷機の排紙部プリセット方法及びその装置

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JP2001096723A
JP2001096723A JP27665399A JP27665399A JP2001096723A JP 2001096723 A JP2001096723 A JP 2001096723A JP 27665399 A JP27665399 A JP 27665399A JP 27665399 A JP27665399 A JP 27665399A JP 2001096723 A JP2001096723 A JP 2001096723A
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English (en)
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Masakazu Akatsuka
正和 赤塚
Masahiro Nagaki
正博 長木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙部の調整項目のプリセットを、必要な用
紙特性を盛り込んで精度良く行い得るようにすることに
より、印刷作業時における調整作業を不要として、資材
の浪費を回避するとともに、印刷作業能率を向上させ得
る印刷機の排紙部プリセット方法を提供する。 【解決手段】 印刷部から送られてきた紙を排紙胴で受
け入れ、チェーングリッパで紙放し手段まで搬送し、該
紙放し手段にて前記チェーングリッパから放して、排紙
収納部に収納するように構成された排紙手段を備えた印
刷機の排紙部プリセット方法において、前記紙の紙種、
坪量、紙寸法、紙目を含む紙質データに基づく前記排紙
手段のプリセット量が設定されたプリセット設定テーブ
ルを作成し、該プリセット設定テーブルから、前記紙質
データの入力値に対応する前記排紙手段のプリセット量
を選出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉式オフセット
印刷機、特に印刷部から送られてきた紙をチェーングリ
ッパで紙放し手段まで搬送し、該紙放し手段にて前記チ
ェーングリッパから放して、排紙収納部に収納するよう
に構成された排紙手段を備えた枚葉式オフセット印刷機
における排紙部のプリセット方法及びその装置に関す
る。
【従来の技術】
【0002】図5は、枚葉式オフセット印刷機の全体構
成の概略を示す構成図である。図5において、200は
印刷用インキ毎に複数設けられた印刷部、100は給紙
パイル2に収納された印刷用の紙1を該印刷部200に
供給する給紙部、300は該印刷部200で印刷された
印刷物を乾燥させて排出する排紙部である。
【0003】印刷用インキ毎に複数設けられた前記印刷
部200は、該印刷用インキに対応するインキ供給装置
(図示省略)、版板が巻装された版胴14を備え、前記
インキ供給装置より版板の絵柄部分に転移させたインキ
をゴム胴6に転移し、前記給紙部100から供給された
紙を圧胴5及び中間胴7の下部に設けられた紙ガイド9
で案内して、搬送しながら圧胴5上でゴム胴6からイン
キを受けて印刷し、前記排紙部300へ送り込むように
なっている。9は紙ガイドである。
【0004】前記給紙部100は、給紙パイル2に収納
されている紙を1枚ずつさばき、フィーダボード3に乗
せ、該フィーダボード3に設けられたはけころ4で紙の
後端部の位置を規制し見当部400にて縦横の位置決め
を行った後、紙を印刷速度まで加速させ第一中間胴15
を介して前記印刷部200に供給するようになってい
る。
【0005】前記排紙部300は、前記印刷部200に
て印刷が施された印刷物を排紙胴8で受け入れ、該排紙
胴8から紙ガイド91上を該紙ガイド91に案内させな
がら搬送して、排紙パイル12に積み重ねるようになっ
ている。そして、該排紙部300においては、前記印刷
物(紙)の先頭部のみが挟持されていて、ばたつきが発
生し易いことから、前記 紙ガイド91や紙1に送風し
て紙の挙動を安定化するためのファン10が適所に設け
られるとともに、該紙1を排紙パイル12に積み重ねる
際に、走行中の紙にブレーキをかけるため、内部から吸
引し減速させる真空車11が設けられている。また、印
刷後の紙1を乾燥させるためのドライヤ13が設けられ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の枚葉式オ
フセット印刷機にあっては、排紙部300において、排
紙胴8に受け入れた紙を、チェーングリッパによって紙
ガイド91に案内させながら搬送し、紙放し手段を経
て、排紙パイル12に積み重ねるようになっている。そ
して、該排紙部300においては、前記 紙ガイド91
や紙1に送風して紙の挙動を安定化するためのファン1
0、該紙1を排紙パイル12に積み重ねる際に、走行中
の紙に、内部から吸引し減速させる真空車11、印刷後
の紙1を乾燥させるためのドライヤ13等が設けられて
いる。
【0007】しかしながら、かかる従来技術にあって
は、前記紙ガイド91の表面流形成用の空気圧、真空車
11の回転速度及び空気圧、チェーングリッパ紙放し手
段の紙放し位置、ファン10の空気圧、ドライヤ13用
熱風の空気圧等のプリセットは紙の寸法に基づき行って
いる。
【0008】このため、かかる従来技術にあっては、前
記排紙部300調整項目のプリセット値が、紙種、紙の
坪量、紙の剛性等によって変化するにも拘らず、前記の
ように紙厚や紙の寸法のみでプリセットを行っているた
め、精度の高いプリセットは困難となって、印刷作業の
開始時に紙搬送状態を見ながら前記紙種、紙の坪量、紙
の剛性等を考慮した調整を行わざるを得なくなり、かか
る調整のために無駄な紙の消費が発生し、また、調整作
業のために無駄な作業時間を要し、資材の浪費及び印刷
作業能率の低下を来たしている。
【0009】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、排
紙部の調整項目のプリセットを、必要な用紙特性を盛り
込んで精度良く行い得るようにすることにより、印刷作
業時における調整作業を不要として、資材の浪費を回避
するとともに、印刷作業能率を向上させ得る印刷機の排
紙部プリセット方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、印刷部から送
られてきた紙を排紙胴で受け入れ、チェーングリッパで
紙放し手段まで搬送し、該紙放し手段にて前記チェーン
グリッパから放して、排紙収納部に収納するように構成
された排紙手段を備えた印刷機の排紙部プリセット方法
において、前記紙の紙種、坪量、紙寸法、紙目を含む紙
質データに基づく前記排紙手段のプリセット量が設定さ
れたプリセット設定テーブルを作成し、該プリセット設
定テーブルから、前記紙質データの入力値に対応する前
記排紙手段のプリセット量を選出することを特徴とする
印刷機の排紙部プリセット方法を提案する。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項1記
載の発明を実施する装置の発明に係り、印刷部から送ら
れてきた紙を排紙胴で受け入れ、チェーングリッパで紙
放し手段まで搬送し、該紙放し手段にて前記チェーング
リッパから放して、排紙収納部に収納するように構成さ
れた排紙手段を備えた印刷機において、前記紙の紙種、
坪量、紙寸法、紙目を含む紙質データを入力する紙質デ
ータ入力手段と、前記紙質データに基づく前記排紙手段
のプリセット量が設定されたプリセット設定テーブル
と、該プリセット設定テーブルから、前記紙質データの
入力値に対応する前記排紙手段のプリセット量を選出す
る手段を備えたことを特徴とする印刷機の排紙部プリセ
ット装置にある。
【0012】かかる発明によれば、印刷される紙の紙
種、坪量、紙寸法及び紙目を含む紙質データ、並びに該
紙質データから算出された紙の剛性に基づき、前記紙ガ
イドの表面流形成用の空気圧、真空車の回転速度及び空
気圧、チェーングリッパ紙放し手段の紙放し位置、ファ
ンの空気圧、乾燥手段用熱風の空気圧等の排紙手段の調
整項目を、前記紙質データに基づいて該排紙手段の調整
項目のプリセット量が設定されたプリセット設定テーブ
ルを用いて、該調整項目の入力値に対応するプリセット
量を選出することにより、必要紙特性に適応した値に高
精度でもってプリセットすることができる。
【0013】請求項2ないし4記載の発明は、請求項1
記載の調整項目の夫々についてのプリセット方法に係
り、請求項2記載の発明は、請求項1において、前記排
紙手段は、前記チェーングリッパによって搬送される紙
を、真空圧での吸引によって前記排紙収納部の上方で制
動する真空車を備えており、前記紙質データから紙の紙
厚及び弾性係数を算出し、該弾性係数と前記紙質データ
の紙寸法から紙の剛性パラメータを算出し、さらに前記
紙質データの坪量と紙寸法から紙の質量を算出し、前記
プリセット設定テーブルとして、前記剛性パラメータ、
紙質量、紙厚及び前記紙質データの紙種に基づき、前記
真空車の回転速度及び真空圧のプリセット量が設定され
た真空車回転数、真空圧設定テーブルを作成し、該真空
車回転数、真空圧設定テーブルから、前記剛性パラメー
タ、紙質量、紙厚及び紙種の入力値に対応する真空車の
回転速度及び真空圧のプリセット量を選出することを特
徴とする。
【0014】かかる発明によれば、剛性パラメータ、紙
質量、紙厚と、及び紙種に基づき、前記真空車の回転速
度及び真空圧との関係が、紙種毎に真空車回転数、真空
圧設定テーブルに設定され、印刷される紙の紙種と前記
剛性パラメータ、紙質量及び紙厚とが入力されると、該
真空車回転数、真空圧設定テーブルから前記入力値に対
応する前記真空車の回転速度及び真空圧のプリセット値
が求められる。従って、かかる発明によれば、前記真空
車の回転速度及び真空圧を、紙の剛性、紙質量、紙厚及
び紙種に適応した値に高精度で以ってプリセットするこ
とができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、前記排紙手段は、チェーングリッパによって搬送さ
れる紙に送風して、該紙の挙動を安定化させるファンを
備えており、前記紙質データから紙の紙厚及び弾性係数
を算出し、該弾性係数と前記紙質データの紙寸法から紙
の剛性パラメータを算出し、前記プリセット設定テーブ
ルとして、前記剛性パラメータ及び前記紙質データの紙
種に基づき、前記ファンの空気圧のプリセット量が設定
されたファン空気圧設定テーブルを作成し、該ファン空
気圧設定テーブルから、前記剛性パラメータ及び紙種の
入力値に対応するファン空気圧のプリセット量を選出す
ることを特徴とする。
【0016】かかる発明によれば、前記剛性パラメータ
と前記ファンの空気圧との関係が紙種毎にファン空気圧
設定テーブルに設定され、印刷される紙の紙種と前記剛
性パラメータとが入力されると、該ファン空気圧設定テ
ーブルから、前記入力値に対応するファン空気圧のプリ
セット値が求められる。従って、かかる発明によれば、
ファンから送出される空気の空気圧を前記紙の剛性及び
紙種に適応した値に高精度で以ってプリセットすること
ができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1におい
て、前記紙質データから紙の紙厚を算出し、前記紙質デ
ータの坪量と紙寸法から紙の質量を算出し、前記プリセ
ット設定テーブルとして、前記紙厚、紙質量及び前記紙
質データの紙種に基づき、該紙放し手段における前記チ
ェーングリッパの紙放し位置のプリセット量が設定され
たチェーングリッパ紙放し位置設定テーブルを作成し、
該チェーングリッパ紙放し位置設定テーブルから、前記
紙厚、紙質量及び紙種の入力値に対応する前記紙放し位
置のプリセット量を選出することを特徴とする。
【0018】かかる発明によれば、紙厚及び紙質量とチ
ェーングリッパの紙放し位置との関係が、紙種毎にチェ
ーングリッパ紙放し位置設定テーブルに設定され、印刷
される紙の紙種と紙の紙厚及び紙質量とが入力される
と、該チェーングリッパ紙放し位置設定テーブルから前
記入力値に対応するチェーングリッパの紙放し位置のプ
リセット値が求められる。従って、かかる発明によれ
ば、前記チェーングリッパの紙放し位置を、前記紙厚及
び紙質量に適応した値に高精度で以ってプリセットする
ことができる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1におい
て、前記排紙手段は、前記チェーングリッパによって搬
送される紙を空気の表面流によって案内する紙ガイドを
備えており、前記紙質データから紙の紙厚及び弾性係数
を算出し、該弾性係数と前記紙質データの紙寸法から紙
の剛性パラメータを算出し、前記プリセット設定テーブ
ルとして、前記剛性パラメータ及び前記紙質データの紙
種に基づき、前記紙ガイドの前記表面流形成用空気の空
気圧のプリセット量が設定された紙ガイド空気圧設定テ
ーブルを作成し、該紙ガイド空気圧設定テーブルから、
前記剛性パラメータ及び紙種の入力値に対応する前記表
面流形成用空気の空気圧のプリセット量を選出すること
を特徴とする。
【0020】かかる発明によれば、剛性パラメータと前
記紙ガイドの前記表面流形成用空気の空気圧との関係が
紙種毎に前記紙ガイド空気圧設定テーブルに設定されて
おり、印刷される紙の紙種と前記紙の剛性とが入力され
ると、該紙ガイド空気圧設定テーブルから、前記入力値
に対応する前記紙ガイドの前記表面流形成用空気の空気
圧のプリセット値が求められる。従って、かかる発明に
よれば、前記紙ガイドの前記表面流形成用空気の空気圧
を、紙の剛性及び紙種に適応した値に高精度で以ってプ
リセットすることができる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1におい
て、前記排紙手段は、前記チェーングリッパによって搬
送される紙を加熱空気によって乾燥させる乾燥手段を備
えており、前記紙質データから紙の紙厚及び弾性係数を
算出し、該弾性係数と前記紙質データの紙寸法から紙の
剛性パラメータを算出し、前記プリセット設定テーブル
として、前記剛性パラメータ及び前記紙質データの紙種
に基づき、前記乾燥手段の加熱空気の空気圧のプリセッ
ト量が設定された乾燥空気圧設定テーブルを作成し、該
乾燥空気圧設定テーブルから前記剛性パラメータ及び紙
種の入力値に対応する前記加熱空気の空気圧のプリセッ
ト量を選出することを特徴とする。
【0022】かかる発明によれば、剛性パラメータと前
記乾燥手段の加熱空気の空気圧との関係が紙種毎に前記
乾燥空気圧設定テーブルに設定されており、印刷される
紙の紙種と前記紙の剛性とが入力されると、該乾燥空気
圧設定テーブルから、前記入力値に対応する前記乾燥手
段の加熱空気の空気圧のプリセット値が求められる。従
って、かかる発明によれば、前記乾燥手段の加熱空気の
空気圧を、紙の剛性及び紙種に適応した値に高精度で以
ってプリセットすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0024】図1は本発明の実施形態に係る枚葉式オフ
セット印刷機の排紙部プリセット装置の制御ブロック
図、図2はファン空気圧設定テーブルの一例を示す構成
図、図3は前記ファン空気圧設定テーブルの他の例を示
す構成図、図4は前記排紙部の側面図である。図4にお
いて、300は排紙部で、該排紙部は、図5に示すよう
に、前記印刷部200にて印刷が施された印刷物を排紙
胴8で受け入れ、該排紙胴8から紙ガイド91上を該紙
ガイド91に案内させながら搬送して、排紙パイル12
に積み重ねるようになっている。尚、この実施形態にお
いては、図4に示すように、前記紙ガイド91は、ベル
ヌーイ空気圧式の紙ガイド62にて構成されている。
【0025】図4において、60はチェーングリッパ、
61は紙放し機構であり、前記排紙胴8に受け入れられ
た紙は、該チェーングリッパ60によって咥えられて前
記紙放し機構61まで搬送され、該紙放し機構61に前
記チェーングリッパ60が当たると、該チェーングリッ
パ60の口が開いて紙が離され、排紙パイル12に積み
重ねられるようになっている。
【0026】62はベルヌーイ空気圧 式の紙ガイドで
あり、前記チェーングリッパ60による搬送路の下部に
沿って延設されたエアーチャンバにて構成され、該紙ガ
イド62の長手方向に沿って複数設けられたブロワ63
から圧縮空気が供給され、前記搬送路にそって穿孔され
た複数の噴出孔から該空気を噴出せしめることにより、
前記チェーングリッパ60によって搬送される紙1に空
気の表面流(ベルヌーイ流)を与えて、該紙をチェーン
グリッパ60側に吸着させ、搬送するようになってい
る。
【0027】そして、該排紙部300においては、前記
印刷物(紙)の先頭部のみが挟持されていて、ばたつき
が発生し易いことから、前記 チェーングリッパ60に
より搬送される紙1に送風して紙の挙動を安定化するた
めのファン10が適所に設けられるとともに、該紙1を
排紙パイル12に積み重ねる際に、走行中の紙にブレー
キをかけるため、内部から吸引し減速させる真空車11
が設けられている。また、印刷後の紙1を乾燥させるた
めのドライヤ13が適所に設けられている。以上に示し
た排紙部300の構成は従来技術と同様である。
【0028】本発明においては、かかる排紙部300に
おける前記調整項目のプリセット方法及び装置を改良し
ている。
【0029】即ちかかる排紙部調整項目のプリセット装
置の制御ブロック図を示す図1において、30は紙質入
力手段で次のように構成されている。
【0030】31はコート紙、上質紙等の紙種を入力す
る紙種入力部、32は紙の坪量を入力するための坪量入
力部、33は紙目の縦目あるいは横目の別を入力する紙
目入力部、34は紙の縦寸法を入力する紙サイズ入力部
(A)、35は紙の横寸法を入力する紙サイズ入力部
(B)である。
【0031】かかる紙質入力手段30からの前記紙質デ
ータは、プリセット量設定手段40に入力される。該プ
リセット量設定手段40において、39は紙厚設定部
で、前記坪量入力部32から坪量が入力され、図6に示
すような、該坪量Yと紙厚Tとの関係線図から、入力さ
れた該坪量Yに対応する紙厚Tを求める(設定す
る)。
【0032】41は紙質量設定部で、坪量入力部から入
力される紙の坪量、紙サイズ入力部(A)から入力され
る紙の縦寸法、紙サイズ入力部(B)から入力される紙
の横寸法に基づき、搬送される紙1の質量を算出する。
【0033】36は弾性係数算出部で、前記紙種入力部
31から紙種が、前記紙目入力部33から紙目の別(縦
目あるいは横目)が、前記坪量入力部32から坪量が夫
々入力されるとともに、前記紙厚設定部39にて設定さ
れた紙厚が入力される。
【0034】前記弾性係数算出部36においては、次の
2通りの手段により紙1の弾性係数Eを算出する。
【0035】第1の手段においては、図7に示されるよ
うに、紙種毎に設定された坪量Yと弾性係数Eとの関係
線図から入力された坪量Y及び紙種に対応する弾性係
数E を求める(推定する)。
【0036】第2の手段においては、次の要領により弾
性係数Eを求める(推定する)。先ず、図8(A)の
ように、紙1の一端から音源により音波を投入し、該紙
1の他端に置いたマイクにて該音波を受信して、音波伝
播所要時間を計測し、この音波伝播所要時間と前記音源
とマイクとの距離から音速を算出する。
【0037】そして、前記弾性係数Eと、音速U及び紙
の密度qとの間には、次式の関係がある。 弾性係数E=c(q×(U)) ここで、cは比例定数。
【0038】一方、前記密度qと、坪量Y及び紙厚Tと
の間には、q=Y/Tの関係があるから、前記音速Uの
計測値と、坪量Y及び紙厚Tの入力値とにより、音速デ
ータV=(Y/T)×(U)を算出する。そして、図
8(B)に示されている音速データV及び紙目方向(縦
方向あるいは横方向)と、弾性係数Eとの関係から、入
力された音速データVに対応する弾性係数Eを求め
る(推定する)。
【0039】次に、37は剛性算出部であり、該剛性算
出部37においては、前記弾性係数算出部36で算出さ
れた弾性係数Eと、前記紙厚設定部39で設定された紙
厚Tとにより、次式により剛性Gを算出する。 剛性G=E×(T) (1)
【0040】38は剛性パラメータ算出部であり、該剛
性パラメータ算出部38においては、前記剛性算出部3
7で算出された剛性Gと、空気密度w及び紙サイズ入力
部(A)から入力される紙の縦寸法Lとにより、次式に
より剛性パラメータGを算出する。 剛性パラメータG=G/(w×L) (2) 即ち本発明の実施形態においては、紙1の剛性は、紙厚
Tの3乗に比例し紙の長さの3乗に反比例するものと
し、該剛性を無次元的に表わすものとして、前記のよう
な剛性パラメータGを定めている。
【0041】72はファン空気圧設定テーブルであり、
該ファン空気圧設定テーブル72には、前記剛性パラメ
ータ算出部38において算出された剛性パラメータG
及び前記紙種入力部31から紙種が夫々入力され
る。該ファン空気圧設定テーブル72においては、前記
紙の剛性パラメータGと、前記ファン10から吐出さ
れる空気の空気圧との関係が紙種毎に設定されている。
【0042】図2及び図3は前記ファン空気圧設定テー
ブル72の構成の一例を示す。図2は、アナログ表示の
前記設定テーブル72であり、コート紙、上質紙、板紙
等の紙種別に、剛性パラメータの区分とこれに対応する
ファン空気圧が設定されている。図3は、デジタル表示
の前記ファン空気圧設定テーブル72であり、前記紙種
別に、剛性パラメータと、これに対応するファン空気圧
の範囲がデジタル表示されている。
【0043】しかして、前記のようにして、印刷される
紙の紙種と前記剛性パラメータとが入力されると、前記
ファン空気圧設定テーブル72から、この入力値に対応
する空気量のプリセット値が求められる。
【0044】かかるファン空気圧は、ファン空気圧調整
手段79に入力され、該ファン空気圧調整手段79にお
いて、ファン10から吐出される空気の空気圧を、前記
プリセット値に設定する。従って、前記ファン10から
吐出される空気の空気圧は、紙の剛性及び紙種に適応し
た値に高精度でもってプリセットされることとなる。
【0045】71は真空車回転数、空気圧設定テーブル
であり、該真空車回転数、空気圧設定テーブル71に
は、前記剛性パラメータ算出部38において算出された
剛性パラメータG、前記紙質量設定部41にて算出さ
れた紙の質量、前記紙厚設定部39にて設定された紙
厚、及び前記紙種入力部31から印刷に供される紙1の
紙種が夫々入力される。該真空車回転数、空気圧設定テ
ーブル71においては、紙1の剛性パラメータG、紙
の質量及び紙厚と前記真空車11の回転速度との関係が
紙種ごとに設定されるとともに、剛性パラメータG
紙の質量及び紙厚と前記真空車11の空気圧との関係が
紙種ごとに設定されている。かかる真空車回転数、空気
圧設定テーブル71の構成は、図2、図3と同様なアナ
ログ表示、あるいはデジタル表示とされている。
【0046】しかして前記のようにして、印刷される紙
の紙種と、剛性パラメータG、紙の質量及び紙厚とが入
力されると、前記真空車回転数、空気圧設定テーブル7
1から、この入力値に対応する真空車11の回転速度及
び空気圧のプリセット値が求められる。
【0047】かかる真空車11の回転速度及び空気圧
は、真空車回転数、空気圧調整手段78に入力され、該
真空車回転数、空気圧調整手段78において、真空車1
1の回転速度及び空気圧を前記プリセット値に設定す
る。従って、前記真空車11の回転速度及び空気圧は、
紙種と、紙の剛性、紙の質量及び紙厚とに適応した値に
高精度で以ってプリセットされることとなる。
【0048】73はチェーングリッパ紙放し位置設定テ
ーブルであり、該チェーングリッパ紙放し位置設定テー
ブル73には、前記紙質量設定部41にて算出された紙
の質量、前記紙厚設定部39にて設定された紙厚、及び
前記紙種入力部31から印刷に供される紙1の紙種が夫
々入力される。該チェーングリッパ紙放し位置設定テー
ブル73においては、紙1の質量及び紙厚と、前記紙放
し機構61による前記チェーングリッパ60の紙放し位
置との関係が紙種ごとに設定されている。かかるチェー
ングリッパ紙放し位置設定テーブル73の構成は、図
2、図3と同様なアナログ表示、あるいはデジタル表示
とされている。
【0049】しかして前記のようにして、印刷される紙
の紙種と、紙の質量及び紙厚とが入力されると、前記チ
ェーングリッパ紙放し位置設定テーブル73から、この
入力値に対応する前記紙放し機構61による前記チェー
ングリッパ60の紙放し位置のプリセット値が求められ
る。
【0050】かかる紙放し機構61の紙放し位置は、紙
放し位置調整手段80に入力され、該紙放し位置調整手
段80において、紙放し機構61の紙放し位置を前記プ
リセット値に設定する。従って、前記紙放し機構61に
よる前記チェーングリッパ60の紙放し位置は、印刷さ
れる紙の紙種と、紙の質量及び紙厚とに適応した値に高
精度で以ってプリセットされることとなる。
【0051】74はドライヤー空気圧設定テーブルであ
り、該ドライヤー空気圧設定テーブル74には、前記剛
性パラメータ算出部38において算出された剛性パラメ
ータG、及び前記紙種入力部31から印刷に供される紙
1の紙種が夫々入力される。該ドライヤー空気圧設定テ
ーブル74においては、紙1の剛性パラメータと、前記
ドライヤー13から送出される乾燥用空気の空気圧との
関係が紙種ごとに設定されている。かかるドライヤー空
気圧設定テーブル74の構成は、図2、図3と同様なア
ナログ表示、あるいはデジタル表示とされている。
【0052】しかして前記のようにして、印刷される紙
の紙種と、剛性パラメータとが入力されると、前記ドラ
イヤー空気圧設定テーブル74から、この入力値に対応
する前記ドライヤー13から送出される乾燥用空気の空
気圧のプリセット値が求められる。
【0053】かかる乾燥用空気の空気圧は、熱風空気圧
調整手段81に入力され、該熱風空気圧調整手段81に
おいて、ドライヤー13から送出される乾燥用空気の空
気圧を前記プリセット値に設定する。従って、前記乾燥
用空気の空気圧は、印刷される紙の紙種と、紙の剛性と
に適応した値に高精度で以ってプリセットされることと
なる。
【0054】75は紙ガイド空気圧設定テーブルであ
り、該紙ガイド空気圧設定テーブル75には、前記剛性
パラメータ算出部38において算出された剛性パラメー
タG、及び前記紙種入力部31から印刷に供される紙1
の紙種が夫々入力される。該紙ガイド空気圧設定テーブ
ル75においては、紙1の剛性パラメータと、前記紙ガ
イド62の、多数の噴出孔から噴出される表面流形成用
空気の空気圧との関係が紙種ごとに設定されている。か
かる紙ガイド空気圧設定テーブル75の構成は、図2、
図3と同様なアナログ表示、あるいはデジタル表示とさ
れている。
【0055】しかして前記のようにして、印刷される紙
の紙種と、剛性パラメータとが入力されると、前記紙ガ
イド空気圧設定テーブル75から、この入力値に対応す
る、前記紙ガイド62の噴出孔から噴出される空気の空
気圧のプリセット値が求められる。
【0056】かかる紙ガイド62の空気圧は、紙ガイド
空気圧調整手段82に入力され、該紙ガイド空気圧調整
手段82において、前記紙ガイド62の噴出孔から噴出
される空気の空気圧を前記プリセット値に設定する。従
って、前記紙ガイド62用空気の空気圧は、印刷される
紙の紙種と、紙の剛性とに適応した値に高精度で以って
プリセットされることとなる。
【0057】76は真空車位置、吸引幅設定テーブルで
あり、該真空車位置、吸引幅設定テーブル76には、紙
1のサイズ、即ち前記紙サイズ入力部(A)から紙1の
縦寸法が、また、前記紙サイズ入力部(B)から紙1の
横寸法が夫々入力されている。そして、該真空車位置、
吸引幅設定テーブル76においては、前記紙の縦寸法及
び横寸法と前記真空車11の設置位置と該真空車11の
吸引部の幅寸法との関係が設定されており、前記紙のサ
イズが入力されると、これに対応する前記真空車11の
設置位置及び該真空車11の吸引部の幅寸法のプリセッ
ト値が求められる。
【0058】77はファン吹出し位置設定テーブルであ
り、該ファン吹出し位置設定テーブル77には、前記紙
サイズ入力部(A)から紙1の縦寸法が、また、前記紙
サイズ入力部(B)から紙1の横寸法が夫々入力されて
いる。そして、該ファン吹出し位置設定テーブル77に
おいては、前記紙の縦寸法及び横寸法と前記ファン10
の空気の吹出し口の位置との関係が設定されており、前
記紙の縦寸法及び横寸法が入力されると、これに対応す
る前記ファン10の空気の吹出し口の位置のプリセット
値が求められる。
【0059】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明によれば、印
刷される紙の紙種、坪量、紙寸法及び紙目を含む紙質デ
ータ、並びに該紙質データから算出された紙の剛性に基
づき、前記紙ガイドの表面流形成用の空気圧、真空車の
回転速度及び空気圧、チェーングリッパ紙放し手段の紙
放し位置、ファンの空気圧、乾燥手段用熱風の空気圧等
の排紙手段の調整項目を、必要な用紙特性に適応した値
に高精度でもってプリセットすることができる。
【0060】従って、本発明によれば、排紙部の調整項
目のプリセットを、該調整項目毎に必要な用紙特性をも
れなく盛り込んで高精度で行うことができ、印刷作業時
における調整作業が不要となり、印刷作業能率を向上す
ることができるとともに、無駄な紙等の資材の浪費を回
避することが出来る。
【0061】そして、請求項2のように構成すれば、真
空車の回転速度及び真空圧を、紙の剛性、紙質量、紙厚
及び紙種に適応した値に高精度で以ってプリセットする
ことができる。また、請求項3のように構成すれば、フ
ァンから送出される空気の空気圧を前記紙の剛性及び紙
種に適応した値に高精度で以ってプリセットすることが
できる。また、請求項4のように構成すれば、チェーン
グリッパの紙放し位置を、前記紙厚及び紙質量に適応し
た値に高精度で以ってプリセットすることができる。ま
た、請求項5のように構成すれば、前記紙ガイドの前記
表面流形成用空気の空気圧を、紙の剛性及び紙種に適応
した値に高精度で以ってプリセットすることができる。
さらに請求項6のように構成すれば、前記乾燥手段の加
熱空気の空気圧を、紙の剛性及び紙種に適応した値に高
精度で以ってプリセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る枚葉式オフセット印
刷機の排紙部プリセット装置の制御ブロック図である。
【図2】 ファン空気圧設定テーブルの一例を示す構成
図である。
【図3】 前記ファン空気圧設定テーブルの他の例を示
す構成図である。
【図4】 上記実施形態における排紙部の側面図であ
る。
【図5】 枚葉式オフセット印刷機の概略全体構成図で
ある。
【図6】 上記実施形態における紙厚設定線図である。
【図7】 上記実施形態における弾性係数設定線図(そ
の1)である。
【図8】 上記実施形態における弾性係数設定線図(そ
の2)である。
【符号の説明】
1 紙 2 給紙パイル 3 フィーダボード 4 はけころ 5 圧胴 6 ゴム胴 14 版胴 30 紙質入力手段 31 紙種入力部 32 坪量入力部 33 紙目入力部 34 紙サイズ入力部(A) 35 紙サイズ入力部(B) 36 弾性係数算出部 37 剛性算出部 38 剛性パラメータ算出部 39 紙厚設定部 40 プリセット量設定手段 41 紙質量設定部 71 真空車回転数、空気圧設定テーブル 72 ファン空気圧設定テーブル 73 チェーングリッパ紙放し位置設定テーブル 74 ドライヤー空気圧設定テーブル 75 紙ガイド空気圧設定テーブル 76 真空車位置、吸引幅設定テーブル 77 ファン吹出し位置設定テーブル 78 真空車回転数、空気圧調整手段 79 ファン空気圧調整手段 80 紙放し位置調整手段 81 熱風空気圧調整手段 82 紙ガイド空気圧調整手段 100 給紙部 200 印刷部 300 排紙部 400 見当部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷部から送られてきた紙を排紙胴で受
    け入れ、チェーングリッパで紙放し手段まで搬送し、該
    紙放し手段にて前記チェーングリッパから放して、排紙
    収納部に収納するように構成された排紙手段を備えた印
    刷機の排紙部プリセット方法において、前記紙の紙種、
    坪量、紙寸法、紙目を含む紙質データに基づく前記排紙
    手段のプリセット量が設定されたプリセット設定テーブ
    ルを作成し、該プリセット設定テーブルから、前記紙質
    データの入力値に対応する前記排紙手段のプリセット量
    を選出することを特徴とする印刷機の排紙部プリセット
    方法。
  2. 【請求項2】 前記排紙手段は、前記チェーングリッパ
    によって搬送される紙を、真空圧での吸引によって前記
    排紙収納部の前方で制動する真空車を備えており、前記
    紙質データから紙の紙厚及び弾性係数を算出し、該弾性
    係数と前記紙質データの紙寸法から紙の剛性パラメータ
    を算出し、さらに前記紙質データの坪量と紙寸法から紙
    の質量を算出し、前記プリセット設定テーブルとして、
    前記剛性パラメータ、紙質量、紙厚及び前記紙質データ
    の紙種に基づき、前記真空車の回転速度及び真空圧のプ
    リセット量が設定された真空車回転数、真空圧設定テー
    ブルを作成し、該真空車回転数、真空圧設定テーブルか
    ら、前記剛性パラメータ、紙質量、紙厚及び紙種の入力
    値に対応する真空車の回転速度及び真空圧のプリセット
    量を選出することを特徴とする請求項1記載の印刷機の
    排紙部プリセット方法。
  3. 【請求項3】 前記排紙手段は、チェーングリッパによ
    って搬送される紙に送風して、該紙の挙動を安定化させ
    るファンを備えており、前記紙質データから紙の紙厚及
    び弾性係数を算出し、該弾性係数と前記紙質データの紙
    寸法から紙の剛性パラメータを算出し、前記プリセット
    設定テーブルとして、前記剛性パラメータ及び前記紙質
    データの紙種に基づき、前記ファンの空気圧のプリセッ
    ト量が設定されたファン空気圧設定テーブルを作成し、
    該ファン空気圧設定テーブルから、前記剛性パラメータ
    及び紙種の入力値に対応するファン空気圧のプリセット
    量を選出することを特徴とする請求項1記載の印刷機の
    排紙部プリセット方法。
  4. 【請求項4】 前記紙質データから紙の紙厚を算出し、
    前記紙質データの坪量と紙寸法から紙の質量を算出し、
    前記プリセット設定テーブルとして、前記紙厚、紙質量
    及び前記紙質データの紙種に基づき、該紙放し手段にお
    ける前記チェーングリッパの紙放し位置のプリセット量
    が設定されたチェーングリッパ紙放し位置設定テーブル
    を作成し、該チェーングリッパ紙放し位置設定テーブル
    から、前記紙厚、紙質量及び紙種の入力値に対応する前
    記紙放し位置のプリセット量を選出することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷機の排紙部プリセット方法。
  5. 【請求項5】 前記排紙手段は、前記チェーングリッパ
    によって搬送される紙を空気の表面流によって案内する
    紙ガイドを備えており、前記紙質データから紙の紙厚及
    び弾性係数を算出し、該弾性係数と前記紙質データの紙
    寸法から紙の剛性パラメータを算出し、前記プリセット
    設定テーブルとして、前記剛性パラメータ及び前記紙質
    データの紙種に基づき、前記紙ガイドの前記表面流形成
    用空気の空気圧のプリセット量が設定された紙ガイド空
    気圧設定テーブルを作成し、該紙ガイド空気圧設定テー
    ブルから、前記剛性パラメータ及び紙種の入力値に対応
    する前記表面流形成用空気の空気圧のプリセット量を選
    出することを特徴とする請求項1記載の印刷機の排紙部
    プリセット方法。
  6. 【請求項6】 前記排紙手段は、前記チェーングリッパ
    によって搬送される紙を加熱空気によって乾燥させる乾
    燥手段を備えており、前記紙質データから紙の紙厚及び
    弾性係数を算出し、該弾性係数と前記紙質データの紙寸
    法から紙の剛性パラメータを算出し、前記プリセット設
    定テーブルとして、前記剛性パラメータ及び前記紙質デ
    ータの紙種に基づき、前記乾燥手段の加熱空気の空気圧
    プリセット量が設定された乾燥空気圧設定テーブルを作
    成し、該乾燥空気圧設定テーブルから前記剛性パラメー
    タ及び紙種の入力値に対応する前記加熱空気の空気圧の
    プリセット量を選出することを特徴とする請求項1記載
    の印刷機の排紙部プリセット方法。
  7. 【請求項7】 印刷部から送られてきた紙を排紙胴で受
    け入れ、チェーングリッパで紙放し手段まで搬送し、該
    紙放し手段にて前記チェーングリッパから放して、排紙
    収納部に収納するように構成された排紙手段を備えた印
    刷機において、前記紙の紙種、坪量、紙寸法、紙目を含
    む紙質データを入力する紙質データ入力手段と、前記紙
    質データに基づく前記排紙手段のプリセット量が設定さ
    れたプリセット設定テーブルと、該プリセット設定テー
    ブルから、前記紙質データの入力値に対応する前記排紙
    手段のプリセット量を選出する手段を備えたことを特徴
    とする印刷機の排紙部プリセット装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006231683A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Toppan Printing Co Ltd ブランケット乾燥装置およびブランケット乾燥方法
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