JP2001096566A - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JP2001096566A JP29270499A JP29270499A JP2001096566A JP 2001096566 A JP2001096566 A JP 2001096566A JP 29270499 A JP29270499 A JP 29270499A JP 29270499 A JP29270499 A JP 29270499A JP 2001096566 A JP2001096566 A JP 2001096566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキン層(表面層)樹脂の内部にコア層(芯
層)樹脂を埋設してなる多層成形品の製造において、コ
ア層樹脂が製品表面に露出しないようにする。 【解決手段】 スキン層樹脂用の射出シリンダー6とコ
ア層樹脂用の射出シリンダー7とを配設し、各射出装置
にそれぞれ別個のランナー20、22を接続し、シリン
ダー6に接続したランナー20をキャビティ5のゲート
14、14に接続する一方、ゲート14、14付近にお
いて、シリンダー7に接続したランナー22をランナー
20に連結する。この連結は、ランナー22のノズル部
22aをランナー20内に挿入すると共に、ノズル部2
2aからの樹脂流出方向とゲート14内の樹脂流動方向
とを略一直線上に一致させ、スキン層樹脂Aの中心部に
コア層樹脂Bが流入して同心円状の層流なし、この層流
が真っ直ぐにゲート14及びキャビティ5内に供給され
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品の少なくと
も一部にスキン層(表面層)及びコア層(内部層)から
なる多層構造を有する多層成形品を成形するための射出
成形装置であって、特に仕切板やヒンジ部などの薄肉部
のように多層構造とすることが困難な部分を有する製品
の成形に適した射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】未使用
のプラスチック内に廃棄プラスチックを埋め込んで多層
成形品を成形する場合、先ず課題となるのは、廃棄プラ
スチックからなる部分を如何に隠すか、すなわち廃棄プ
ラスチックからなるコア層がスキン層表面に露出しない
ようにするかである。
【0003】従来の多層成形品の射出技術は、大きく2
つに大別できた。その一つは、製品表面のスキン層を形
成する樹脂Aだけを適量射出成形し、次いでコア層を形
成する樹脂材Bを射出し、金型キャビティ内で多層構造
を形成するという「多段成形法」であり、他の一つは、
先ずスキン層樹脂Aを適量射出させておき、次いでスキ
ン層樹脂Aとコア層樹脂Bと同時に互いに層をなすよう
に金型キャビティ内に射出し、金型キャビティ内で多層
構造を形成するという「同時成形法」である。
【0004】多段射出式の射出成形装置としては、例え
ば図6に示すように、スキン層樹脂Aを供給する第1射
出シリンダー51と、コア層樹脂Bを供給する第2射出
シリンダー52とをそれぞれスプルー53a,53bを
介してランナー54に接続し、第1射出シリンダー51
からスキン層樹脂Aをスプルー53a及びランナー54
を通して金型55のキャビティー56内に射出させた
後、射出シリンダーを切り換えて第2射出シリンダー5
2からコア層樹脂Bをスプルー53b及びランナー54
を通して金型55のキャビティー56内に射出させて、
キャビティー56内において、先に射出されたスキン層
樹脂A内をコア層樹脂Bが押し進んで多層構造を形成す
るように設計された射出成形装置50(特開昭62−2
20313号参照)や、図7に示すように、第1射出シ
リンダー51と第2射出シリンダー52とを切替弁57
にて交互に射出するように構成された多段射出式装置5
8などが使用されていた。
【0005】他方、同時射出式の射出成形装置として
は、例えば図8に示すように、コア層樹脂Bを供給する
第2射出シリンダー62の延設ノズル64を、スキン層
樹脂Aを供給する第1射出シリンダー61のノズル63
内に挿入して、第1射出シリンダー61のノズル63内
を流動するスキン層樹脂Aの中心部にコア層樹脂Bを送
り込んで同心円状の層流をなさせ、この層流を金型キャ
ビティ内に射出させるように設計された射出成形装置6
0が使用されていた(特公昭61−39174号参
照)。
【0006】しかし、前者の多段射出式装置は、スキン
層樹脂A及びコア層樹脂Bの粘性、並びに加熱・冷却温
度を適切に調整しないと、スキン層の一部にコア層樹脂
Bが露出することがあった。特に成形品の屈曲部におい
てはこのような露出が目立っていた。他方、後者の同時
射出式装置にしても、射出シリンダー61と金型キャビ
ティ65とを結ぶスプルー乃至ライナーなどの樹脂案内
路内で乱流を生じ、製品の表面の一部にコア層樹脂Bが
露出することがあった。中でも、コア層とスキン層との
厚さが異なる場合には層流の先頭部が不安定になりやす
くこのような傾向が見られたほか、図9に示すように、
ランナー64からゲート65に至る間で同心円状の層流
に乱れが生じることが多かった。
【0007】また別の課題として、ビール箱のようなク
レート容器における仕切板や、薄肉部からなるヒンジ部
の如く多層構造とすることが困難な部分の成形をどうす
るか、ということがあった。当該仕切板は、肉厚が薄い
ために本来的に多層構造とすることが困難であり、無理
やり多層構造とすればコア層樹脂Bが板表面に露出して
くるのは必死であった。
【0008】そこで本発明は、上記課題に鑑みて、スキ
ン層樹脂とコア層樹脂とからなる層流を金型キャビティ
内に安定供給して製品表面にコア層樹脂を露出させず、
更には、仕切板やヒンジ部の薄肉部などのように多層構
造に成形するのが本来的に困難な部位を有する成形品で
あっても、やはり製品表面にコア層樹脂を露出させず、
スキン層樹脂のみから成形した製品と外観上変わらない
製品を成形し得る射出成形装置を提供せんとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、成形品の少なくとも一部にスキン層及びコア
層からなる多層構造を有する多層成形品の射出成形装置
において、スキン層樹脂用の射出装置とコア層樹脂用の
射出装置とをそれぞれ配設し、各射出装置にそれぞれ別
個のランナーを接続し、スキン層樹脂用射出装置に接続
した第1ランナーを金型のゲートに接続する一方、コア
層樹脂用射出装置に接続した第2ランナーを第1ランナ
ーに連結すると共に第2ランナーのノズル部先端を第1
ランナーの中心部に挿入し、第1ランナー内を流動する
スキン層樹脂の中心部にコア層樹脂を流入させて同心円
状の層流を形成し、この層流を前記ゲートを通じて金型
キャビティ内に射出するように射出成形装置を構成する
こととした。なお、本発明でいうところの「射出装置」
とは、例えば射出シリンダーなどの溶融樹脂を供給する
装置を意味する。射出装置とランナーとの接続は、直接
接続のほか、スプルーを介して間接的に接続する場合も
包含する。
【0010】上述のように従来の同時射出式装置は、ス
プルー乃至ライナーなどの樹脂案内路内で乱流を生じて
製品の表面にコア層が露出することがあったが、本発明
は、各射出装置に接続する第1、第2ランナーをそれぞ
れ別個に設けると共に第2ランナーを第1ランナーに連
結し、第1ランナー内においてスキン層樹脂の中心部に
コア層樹脂を流入させて同心円状の層流を形成し、これ
をゲートを通じて金型キャビティ内に射出させるもので
あるから、樹脂案内路内における層流状態の移動距離を
短くすることができ、これにより樹脂案内路内での乱流
の発生を抑制できるから層流を安定して金型キャビティ
内に供給でき、製品表面にコア層樹脂が露出するのを抑
制できる。
【0011】上記本発明の射出成形装置において、上記
ゲート付近において第2ランナーを第1ランナーに連結
し、第2ランナーのノズル部からの樹脂流出方向と当該
ゲート内の樹脂流動方向とを略一直線上に一致させるよ
うに設計するのが好ましい。このように第2ランナーの
ノズル部からの樹脂流出方向と当該ゲート内の樹脂流動
方向とを略一直線上に一致させれば、スキン層樹脂とコ
ア層樹脂とからなる同心円状の層流を真っ直ぐにゲート
内に流入させることができるから、図9に示すようなラ
ンナーからゲートに至る間での層流の乱れを阻止するこ
とができ、より安定して当該層流を金型キャビティ内に
供給できる。
【0012】さらに、本発明の射出成形装置において
は、上記ゲートすなわち上記層流が通過するゲート(こ
れを「スキン/コアゲート」ともいう)のほかに、スキ
ン層樹脂のみが通過するゲート(これを「スキン限定ゲ
ート」ともいう)を配設し、このゲートにも第1ランナ
ーを接続すると共に開閉機構を設けてなる構成とするこ
とができる。言い換えれば、多層構造に構成することが
困難な部分の付近にもゲートを配設すると共にこのゲー
トには層流を通過させないでスキン層樹脂のみを通過さ
せるようにする。つまり、多層構造に構成することが困
難な部分はあえて多層構造とはしないでスキン層樹脂の
みから形成し、これにより製品全体のスキン層表面すな
わち外側面にコア層が露出するのを確実に避けることが
できる。
【0013】上記本発明の射出成形装置を用いて成形を
行なう場合、先ず、スキン層樹脂のみを第1ランナーを
通じて金型キャビティに射出した後、続いて、コア層樹
脂を第2ランナーを通じて第1ランナーに供給し、同心
円状の層流を金型キャビティに射出する。そして、金型
キャビティが完全に充填される前に、コア層樹脂の供給
を停止し、スキン層樹脂のみを金型キャビティに射出す
るようにするのが好ましい。このような工程で成形すれ
ば、コア層樹脂をスキン層樹脂で確実に被覆することが
できるばかりか、次の製品の成形における最初のショッ
ト、すなわちスキン層樹脂のみのショットと、前の製品
の成形における最後のショットとを連続して行なうこと
ができるから、コア層樹脂の混入を心配することなく連
続成形を行なうことができる。
【0014】また、本発明の射出成形装置においては、
第1ランナーと第2ランナーとの連結部に開閉機構を設
け、この開閉機構によって当該連結部と共に上記層流が
通過するゲートの開閉をも行えるように構成することが
できる。かかる開閉機構を配設しない場合、上述のよう
にスキン限定ゲートを設けたとしても、かかるスキン限
定ゲートからの射出のタイミング及びその射出条件(圧
力・速度)は、スキン/コアゲートからのスキン側の射
出条件又はその選択範囲に一致するため、スキン限定ゲ
ートからの射出を独立して制御することはできない(図
10参照)。このため、スキン層のみからなる構成部分
の樹脂充填量が大きい場合(例えば肉厚の場合など)、
スキン層とコア層からなる多層構造からなる構成部分の
コア層の射出タイミングが遅くなり、コア層の充填構成
比率(ボリュ−ム)が低くなってしまったり、或いは、
図12及び図13に示すように、薄肉部からなるヒンジ
部を成型体本体と一体に形成する場合、当該ヒンジ部に
コア層樹脂が侵入してヒンジ機能を低下させるおそれが
ある。また、スキン層とコア層からなる多層構造を有す
る成形体の製造において、充填量の構成比率を向上させ
るにはスキン層側を高速射出すればよいが、この場合、
スキン層のみからなる部分が肉厚でボイドやジェッティ
ングの発生しやすい形状であると様々な不具合が生じる
といった課題がある。これに対し、上述のように第1ラ
ンナー、第2ランナー間の連結部及び層流が通過するゲ
ートの開閉を行うことができる開閉機構を設ければ、ス
キン限定ゲートからの射出を独立して制御することがで
き、独自に射出のタイミングや射出条件(圧力・速度)
を設定することができるから、上記の課題も解決するこ
とができる。例えば図11に示すように、スキン限定ゲ
ートからの射出開始時期をスキン/コアゲートからの射
出開始時期よりも前に設定することにより、スキン層の
みからなる構成部分の樹脂充填量を増やす方向に調整す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例について図
面を参照して説明する。
【0016】射出成形装置1は、仕切板を備えたビール
箱の如きクレート容器を成形するための射出成形装置で
あって、特に容器の一部にコア層樹脂をスキン層樹脂内
に埋設してなる多層構造を有する多層成形品を成形する
のに適した射出成形装置である。
【0017】この射出成形装置1は、キャビティ5を形
成する金型部2と、スキン層樹脂Aを供給する第1射出
シリンダー6及びコア層樹脂Bを供給する第2射出シリ
ンダー7を備えた樹脂供給部3と、各射出シリンダー
6、7からの溶融樹脂を上記金型部2まで案内する樹脂
案内部4とから構成してある。
【0018】金型部2は、型締め状態における固定型板
8、垂直可動型板9及び両側の水平可動型板10、10
によってキャビティ5を形成するように構成してあり、
固定型板8は、中間プレート11を介して固定側取付け
板12に取り付けて装置固定側に固定してあり、垂直可
動型板9は、固定型板8とは反対側に可動側取付板13
を介して垂直方向に摺動可能に取り付けてあり、水平可
動型板10は可動側取付板(図示なし)を介して水平方
向に摺動可能に取り付けてある。
【0019】キャビティ5は、クレート容器と略同形状
を呈し、箱外壁形成部5a、箱底面形成部5b及び仕切
壁形成部5cを有し、箱外壁形成部5aの外側面には適
宜箇所にリブ5d、5d・・を突設している。
【0020】そして、固定型板8におけるこのキャビテ
ィ5の箱底面形成部5bの外側縁、すなわち箱外壁形成
部5aの基端部位に当たる位置に適宜間隔をおいてゲー
ト14、14・・を配設すると共に、箱底面形成部5b
内側の適宜箇所にゲート15、15・・を配設してあ
る。
【0021】ここで、ゲート14は、固定型板8のキャ
ビティ反対側にノズルブッシュ14aを埋設して形成し
てあり、このノズルブッシュ14aは、型開き方向(図
の上下方向)を軸方向とする樹脂流入孔14bと、この
樹脂流入孔14bのキャビティ側に連通し、かつ型開き
方向にテーパ状に広がりキャビティ5に開口してなる樹
脂射出孔14cとを有している。他方、ゲート15も、
上記ゲート14同様、固定型板8のキャビティ反対側に
ノズルブッシュ15aを埋設して形成してあり、このノ
ズルブッシュ15aも、型開き方向を軸方向とする樹脂
流入孔15bと、この樹脂流入孔15bのキャビティ側
に連通し、かつ型開き方向にテーパ状に広がりキャビテ
ィ5に開口してなる樹脂射出孔15cとを有している。
ただし、ゲート15には、型開き方向に昇降可能なロッ
ドバルブ16を配設してあり、ロッド16aを上昇させ
て樹脂射出孔15bから引き抜けばゲート15が開口
し、ロッド16aを下降させて樹脂射出孔15bを閉塞
すればゲート15を閉鎖できるように構成してある。
【0022】樹脂供給部3は、溶融したスキン層樹脂A
すなわち新規プラスチックを供給する第1射出シリンダ
ー6と、溶融したコア層樹脂Bすなわち廃棄プラスチッ
クを供給する第2射出シリンダー7とをそれぞれ別個に
配設し、第1射出シリンダー6のノズル6aを樹脂案内
部4の受け口としての第1スプルー19に接続し、第2
射出シリンダー7のノズル7aを同じく樹脂案内部4の
受け口としての第2スプルー21に接続してある。ここ
で、ノズル6a,7aを半球状に形成する一方、第1、
第2スプルー19、21の受け口は半球凹皿状に形成し
てあり、図のようにノズル6a,7aが傾倒した状態で
も第1、第2スプルー19、21に溶融樹脂を漏れなく
供給できるように形成してある。
【0023】樹脂案内部4は、上記固定型板8と固定側
取付け板12との間に組み込んであり、第1射出シリン
ダー6に接続する系(すなわち第1スプルー19及び第
1ランナー20)を内部に設けた第1ランナーブロック
17と、第2射出シリンダー7に接続する系(すなわち
第2スプルー21及び第2ランナー22)を内部に設け
た第2ランナーブロック18とから構成してある。
【0024】第1ランナーブロック17は、ブロック内
部に、図示はしないがヒーターを埋設してホットランナ
ーとすると共に、型開き方向に伸びた第1スプルー19
とこれに連続して型割り方向(図の水平方向)に沿って
伸びた第1ランナー20とを設けてある。第1ランナー
20は、図2(A)に示すように、型割り方向に伸びた
主ランナー20aの両側端部をゲート14、14に向か
って折曲して導入部20b、20bを形成すると共に、
これら導入部20bの軸方向とゲート14の樹脂流入孔
14bの軸方向とを略一直線上に一致させて連通し、第
1ランナー20内を流動してきた樹脂が導入部20bか
ら真っ直ぐにゲート14内に流入するように形成してあ
る。また、主ランナー20aの中央部をゲート部15に
連通させてあり、このゲート部15からもキャビティ5
内に樹脂を射出できるように構成してある。
【0025】他方、第2ランナーブロック18は、第1
ランナーブロック17同様、ブロック内部に、図示はし
ないがヒーターを埋設してホットランナーとすると共
に、型開き方向に伸びた第2スプルー21を形成すると
共に、これに連続して型割り方向に沿って伸びた第2ラ
ンナー22を設けてある。この第2ランナー22は、型
割り方向に伸びた主ランナー22aの両側端部をゲート
14、14に向かって折曲してこの折曲部先端にノズル
部22b,22bを形成し、これらノズル部22b,2
2bを上記第1ランナー20の主ランナー20aの両側
端部付近からランナー内に突入させ、ノズル部22bの
軸方向を導入部20bの中心部に向けて、好ましくは導
入部20bの中心部に位置させて、ノズル部22bの軸
方向とゲート14の樹脂流入孔14bの軸方向とを略一
直線上に一致させ、上記導入部20b内に流入するスキ
ン層樹脂Aの中心部にコア層樹脂Bを流入させて、導入
部20b内において、図2(B)に示すように、コア層
樹脂Bの周りをスキン層樹脂Aが囲んだ同心円状の層流
を形成し、かつこの層流が真っ直ぐゲート14内に流入
するように構成してある。
【0026】次に、射出成形装置1を用いた成形方法に
ついて説明する。
【0027】先ず、第1射出シリンダー6から溶融した
スキン層樹脂Aの適宜量を第1スプルー19を介して第
1ランナー20に送り、図3(A)に示すように、ゲー
ト14、14・・及び15、15・・を通じてキャビテ
ィ5内に射出し、箱外壁形成部5a、箱底面形成部5b
及び仕切壁形成部5c内にスキン層樹脂Aを注入する。
続いてその直後に、図3(B)に示すように、第2射出
シリンダー7から溶融したコア層樹脂Bを第2スプルー
21を介して第2ランナー22内に送り、第2ランナー
22のノズル部22bから第1ランナー20内にコア層
樹脂Bを流入させる。この際、上述したように第1ラン
ナー20の導入部20b内において、図2(B)に示す
ように、コア層樹脂Bとスキン層樹脂Aとからなる同心
円状の層流が形成され、この層流は真っ直ぐゲート14
内に流入し、この層流状態を保持したままキャビティ5
内に射出され、箱外壁形成部5a及び箱底面形成部5b
に注入される。この時、ゲート15、15・・からはス
キン層樹脂Aのみがキャビティ5内に注入される。
【0028】次に、図4(A)に示すように、スキン層
樹脂Aによって仕切壁形成部5cが略充填完了された時
点で、ロッド16aを下降させてゲート15、15・・
を閉鎖する。一方、ゲート14、14・・は開口してい
るから、ここを通じてスキン層樹脂A及びコア層樹脂B
からなる層流は箱外壁形成部5a及び箱底面形成部5b
に更に注入される。そして、箱外壁形成部5a及び箱底
面形成部5bへの樹脂充填が完了する直前に第2射出シ
リンダー7からのコア層樹脂Bの供給を停止させ、図4
(B)に示すように、スキン層樹脂Aのみをゲート1
4、14・・を通じてキャビティ5内に注入し、層流部
分を内側(すなわち箱外壁形成部5aであれば先端側、
箱底面形成部5bであれば中央側)に押し込んでその外
側をスキン層樹脂Aが被覆するようにして樹脂充填を完
了する。充填完了後、成形品が冷却するのを待って型開
きし、製品を取り出す。
【0029】なお、上記射出成形装置1では、第2射出
シリンダー7からのコア層樹脂Bの供給を停止すると、
第2ランナー22から第1ランナー20への樹脂の流入
がストップするように形成してあるが、図5に示すよう
に、このノズル部22bにロッドバルブ機構25を配設
し、バルブロッド25aを下降させてノズル部22bを
閉塞可能とし、第2ランナー22と第1ランナー20と
の連通部を確実に閉鎖できるようにし、スキン層樹脂A
とコア層樹脂Bとの混合を確実に避けるように形成する
こともできる。
【0030】この場合、上記の射出成形装置1において
は、ノズル部22bの軸方向とゲート14の樹脂流入孔
14bの軸方向とが略一直線上に一致しているから、バ
ルブロッド25aの可動範囲を大きくすることで、バル
ブロッド25aを下降させるとノズル部22bを閉塞
し、更にバルブロッド25aを下降させるとゲート14
の樹脂流入孔14bをも閉塞できるように構成すること
もできる。このようにスキン層樹脂A及びコア層樹脂B
を射出するゲート14の手前に開閉機構を設置し、ノズ
ル部22b及び樹脂流入孔14bを開閉可能とすれば、
スキン層のみを射出するゲート15独自で射出のタイミ
ングや射出条件(圧力・速度)を設定することができ、
例えば図11に示すように、ゲート15(スキン限定ゲ
ート)からの射出開始時期をゲート14(スキン/コア
ゲート)からの射出開始時期よりも前に設定してスキン
層樹脂のみからなる構成部分の樹脂充填量を増やす方向
に調整することができるし、また、ヒンジ部などのよう
にコア層樹脂の侵入を嫌う部分へのコア層樹脂の侵入を
確実に阻止することもできるから、図12及び図13に
示される如き薄肉部からなるヒンジ部を一体的に有する
成形体の製造を好適に行うこができる。
【0031】
【本発明の効果】本発明の射出成形装置によれば、樹脂
案内路内における層流状態の移動距離をより短くするこ
とができるから、樹脂案内路内での乱流の発生を抑制で
き、スキン層樹脂とコア層樹脂とからなる同心円状の層
流をそのままの状態でランナー及びゲートを通じて金型
キャビティ内まで供給することができ、成形品の表面に
コア層樹脂が露出するのを避けることができる。
【0032】さらに、本発明の射出成形装置は、多層構
造に構成することが困難な部分はあえて多層構造とはし
ないでスキン層樹脂のみから形成することができるか
ら、これにより製品全体のスキン層表面すなわち外側面
にコア層が露出するのを確実に避けることができる。よ
って、ビール箱の仕切板部や、OA機器や家電製品或い
はコピー機の蓋部などにおいて見られるヒンジ部のよう
に多層構造に成形することが本来的に困難な部分を有す
る製品であっても、製品の外側面全面をスキン層樹脂の
みから形成することができ、廃棄プラスチックを一部に
使用しても外観上は従来の製品と全く変わらない製品を
成形することができる。
【0033】またさらに、本発明では、スキン層樹脂及
びコア層樹脂を射出するゲートの手前に開閉機構を設置
することもできるから、スキン限定ゲート独自に射出の
タイミングや射出条件(圧力・速度)を設定することが
でき、これによってスキン限定ゲートからの射出開始時
期を早めてスキン層のみからなる構成部分の樹脂充填量
を増やすことができ、特にビール箱の仕切板部や、OA
機器や家電製品或いはコピー機の蓋板などにおいて見ら
れるヒンジ部のような薄肉部の形成を所望するように行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る射出成形装置の一例を
示した断面図である。
【図2】図1の射出成形装置におけるゲート部付近の構
造を拡大した断面図である。
【図3】図1の射出成形装置を用いた成形方法を工程順
に説明した部分断面図である。
【図4】図3の工程に続いて、図1の射出成形装置を用
いた成形方法を工程順に説明した部分断面図である。
【図5】図2に示したゲート部付近構造の変形例を示す
部分断面図である。
【図6】従来の射出成形装置の一例の一部を示した断面
図である。
【図7】同じく、従来の射出成形装置の一例を示した断
面図である。
【図8】同じく、従来の射出成形装置の一例の一部を示
した断面図である。
【図9】図8に示した射出成形装置を用いて成形した場
合の状態を示した部分断面図である。
【図10】スキン/コアゲートに開閉機構を設けない場
合のスキン/コアゲートからの射出時期と、スキン限定
ゲートからの射出時期選択領域とを並列して示した図で
ある。
【図11】スキン/コアゲートに開閉機構を設けた場合
のスキン/コアゲートからの射出時期と、スキン限定ゲ
ートからの射出時期とを並列して示した図である。
【図12】薄肉部からなるヒンジ部を一体的に有する成
形体の一例としてコピー機の蓋板を示した図であって、
(A)はその斜視図、(B)はその断面図である。
【図13】同じく薄肉部からなるヒンジ部を一体的に有
する成形体の一例として、ヒンジ一体型コンテナを示し
た斜視図ある。
【符号の説明】
A スキン層樹脂 B コア層樹脂 1 射出成形装置 3 樹脂供給部 4 樹脂案内部 5 キャビティ 6 第1射出シリンダー 7 第2射出シリンダー 8 固定型板 9 垂直可動型板 10 水平可動型板 11 中間プレート 14、15 ゲート 16 ロッドバルブ 17 第1ランナーブロック 18 第2ランナーブロック 19 第1スプルー 20 第1ランナー 21 第2スプルー 22 第2ランナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品の少なくとも一部にスキン層及び
    コア層からなる多層構造を有する多層成形品の射出成形
    装置であって、 スキン層樹脂用の射出装置とコア層樹脂用の射出装置と
    をそれぞれ配設し、各射出装置にそれぞれ別個のランナ
    ーを接続し、 スキン層樹脂用射出装置に接続した第1ランナーを金型
    のゲートに接続する一方、コア層樹脂用射出装置に接続
    した第2ランナーを第1ランナーに連結すると共に第2
    ランナーのノズル部先端を第1ランナーの中心部に挿入
    し、第1ランナー内を流動するスキン層樹脂の中心部に
    コア層樹脂を流入させて同心円状の層流を形成し、この
    層流を前記ゲートを通じて金型キャビティ内に射出する
    構成を有する射出成形装置。
  2. 【請求項2】 上記ゲート付近において第2ランナーを
    第1ランナーに連結し、第2ランナーのノズル部からの
    樹脂流出方向と当該ゲート内の樹脂流動方向とを略一直
    線上に一致させるようにした請求項1に記載の射出成形
    装置。
  3. 【請求項3】 上記ゲートすなわち上記層流が通過する
    ゲートのほかに、スキン層樹脂のみが通過するゲートを
    配設し、このゲートにも第1ランナーを接続すると共に
    開閉機構を設けてなる構成を有する請求項1又は2に記
    載の射出成形装置。
  4. 【請求項4】 第1ランナーと第2ランナーとの連結部
    に開閉機構を設け、この開閉機構によって当該連結部の
    開閉と共に上記層流が通過するゲートの開閉をも行うこ
    とができるように構成した請求項1〜3のいずれかに記
    載の射出成形装置。
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