JP2001095190A - 扁平モータ - Google Patents

扁平モータ

Info

Publication number
JP2001095190A
JP2001095190A JP27160499A JP27160499A JP2001095190A JP 2001095190 A JP2001095190 A JP 2001095190A JP 27160499 A JP27160499 A JP 27160499A JP 27160499 A JP27160499 A JP 27160499A JP 2001095190 A JP2001095190 A JP 2001095190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat motor
taste
portions
motor according
insulating bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27160499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4246863B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Akita
裕之 秋田
Yuji Nakahara
裕治 中原
Namihei Suzuki
浪平 鈴木
Yoshio Takita
芳雄 滝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP27160499A priority Critical patent/JP4246863B2/ja
Publication of JP2001095190A publication Critical patent/JP2001095190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4246863B2 publication Critical patent/JP4246863B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性の向上を図るとともに製造工程の時間
短縮が可能な扁平モータを提供する。 【解決手段】 回転可能に設けられた磁石、磁石に対し
離間して設けられ放射状に配置された複数のテイース部
4bと各テイース部4bよりも磁石に近接して設けられ
る対向面部4aでなるステータコア4、ステータコア4
の各テイース部4bにそれぞれ施された巻線3とを備え
た扁平モータにおいて、巻線3を絶縁ボビン1に巻回し
絶縁ボビン1を介して各テイース部4bに装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば家庭用冷
蔵庫の自動製氷器の給水タンク用遠心ポンプ等に用いら
れる扁平モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の扁平モータは、例えば特
開平3−179195号公報に図15で示すように、羽
根101と一体の永久磁石102をロータと見なし、こ
のロータと仕切板103を介して配設される基板104
上に巻線105を配置した扁平ステータを用いて直接駆
動することにより、遠心ポンプ自体の薄型化が図れるよ
うに構成されている。しかしながら、上記のように構成
された扁平モータにおいて、永久磁石102の磁束をな
るべく多く巻線105側に導いて高出力化を図るために
は、巻線105とロータの間を極力縮める必要がある
が、構造上この距離を縮めることは困難であるので、巻
線105の巻回数を増やさなければならないが、巻回数
を増やすと巻線105自体の寸法が大きくなり薄型化が
阻害される。
【0003】そこで、この出願の発明と同一の出願人は
特願平11−49882号により以下に示すような扁平
モータの提案を行い、テイース部の先端にテイース部よ
り永久磁石に近接して対向する対向面部を設けることに
より、効率よく永久磁石の磁束を巻線側に導いて、薄型
化を損なうことなく高出力化を可能にしている。
【0004】図16は図15に示すとは異なる従来の扁
平モータの構成を示す断面図、図17は図16に示す線
XVII−XVIIに沿って視た平面図である。図にお
いて、106は羽根と一体の永久磁石107でなるロー
タ、108はこのロータ106と仕切板109を介して
配設されるステータコアで、放射状に延在する3個のテ
イース部110と、その先端にそれぞれコ字状に180
°折曲され、永久磁石107と後述の巻線より近接且つ
対向して形成された対向面部111で構成されている。
112は各テイース部110にそれぞれ巻回された巻線
で、ステータコア108と共にステータ113を構成し
ている。114はステータコア108を固定する基板で
あり、上記ロータ106およびステータ113で3相の
扁平モータが構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の扁平モータは以
上のように構成され、テイース部110の先端にテイー
ス部110より永久磁石107に近接して対向する対向
面部111を設けることにより、薄型化を損なうことな
く高出力化を可能にしているが、巻線112をテイース
部110に直接巻回するようにしているため、対向面部
111が巻回作業の邪魔となり作業性を低下させるとと
もに、ステータコア108の成形工程と巻線112の巻
回工程とをシリーズに組まなければならないので、製造
工程に長時間を要する等という問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、作業性の向上を図るとともに製
造工程の時間短縮が可能な扁平コイルを提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る扁平モータは、回転可能に設けられた磁石、磁石に対
し離間して設けられ放射状に配置された複数のテイース
部と各テイース部よりも磁石に近接して設けられる複数
の対向面部でなるステータコア、ステータコアの各テイ
ース部にそれぞれ施された巻線とを備えた扁平モータに
おいて、巻線を絶縁ボビンに巻回し絶縁ボビンを介して
各テイース部に装着するようにしたものである。
【0008】また、この発明の請求項2に係る扁平モー
タは、請求項1において、ステータコアのテイース部と
対向面部をコ字状に一体化したものである。
【0009】また、この発明の請求項3に係る扁平モー
タは、請求項1または2において、テイース部の個数を
3の倍数に設定したものである。
【0010】また、この発明の請求項4に係る扁平モー
タは、請求項1ないし3のいずれかにおいて、各対向面
部をそれぞれ各テイース部側に拡開された扇状に形成し
たものである。
【0011】また、この発明の請求項5に係る扁平モー
タは、請求項4において、各対向面部を扇状の一辺が各
テイース部の中心に対してほぼ90゜の位置となるよう
に形成したものである。
【0012】また、この発明の請求項6に係る扁平モー
タは、請求項1または2において、各テイース部を放射
状の中心部分で溶接により一体に接合するようにしたも
のである。
【0013】また、この発明の請求項7に係る扁平モー
タは、請求項1ないし3のいずれかにおいて、各テイー
ス部を放射状の中心部分で樹脂により固定するようにし
たものである。
【0014】また、この発明の請求項8に係る扁平モー
タは、請求項1ないし3のいずれかにおいて、ステータ
コアの下部にステータコアを固定する基板に嵌入される
突起部を形成するようにしたものである。
【0015】また、この発明の請求項9に係る扁平モー
タは、請求項1ないし3のいずれかにおいて、絶縁ボビ
ンを各テイース部毎に嵌合によりそれぞれ装着するよう
にしたものである。
【0016】また、この発明の請求項10に係る扁平モ
ータは、請求項1ないし3のいずれかにおいて、絶縁ボ
ビンを放射状に一体成形し、各放射状部を各テイース部
に嵌合により装着するようにしたものである。
【0017】また、この発明の請求項11に係る扁平モ
ータは、請求項10において、絶縁ボビンの各テイース
部との嵌合部にテイース部を保持して固定する保持手段
を形成したものである。
【0018】また、この発明の請求項12に係る扁平モ
ータは、請求項10において、絶縁ボビンの中央部に巻
線の端末を固定する端子を形成したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態1における扁平モータの構成を示し、(A)
は平面図、(B)は(A)における線B−Bに沿った断
面図、図2は図1における扁平モータの絶縁ボビンの構
成を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は
正面図、図3は図1における扁平モータのステータコア
の構成を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、図4
は図3におけるステータコアを展開して示す平面図、図
5は図1における扁平モータの製造工程を示す図であ
る。
【0020】図において、1は樹脂で一体注型により形
成された絶縁ボビンで、図2に示すように扁平筒状部1
aと、その両端にそれぞれ形成されるフランジ部1b、
1cとでなり、一方のフランジ部1cの両側には端子金
具2が固着されるとともに、フランジ部1cの端子金具
2と対応する位置には引出穴1dが貫通して明けられて
いる。3は絶縁ボビン1に巻回された巻線で、その端末
は引出穴1dを介して外側に引き出され、それぞれ両端
子金具2にからげられた後ハンダにより固着されてい
る。
【0021】4は図4に示すように扇状に形成された対
向面部4aと、この対向面部4aの弧状部の中心から他
方に延在し、先端が120°に尖った矩形状に形成され
たテイース部4bでなり、図中破線で示す部分をそれぞ
れ90°折曲させることによりコ字状に形成されたステ
ータコアであり、テイース部4bの一部から基板5へ差
し込むための突起部4cが突出して形成されている。そ
して、このステータコア4のテイース部4bに、巻線3
が巻回された絶縁ボビン1を装着し、3対の各テイース
部4bの先端を突き合わせて固定するとともに、各突起
部4cを基板5に差し込むことによりステータ6が構成
され、図示はしないがステータコア4の対向面部4aと
対向して被駆動部側に配設されるロータとしての磁石と
ともに扁平モータが構成されている。
【0022】次に、上記のように構成された実施の形態
1における扁平モータの製造工程を図5に基づいて説明
する。まず図5(A)に示すように樹脂を一体注型する
ことにより絶縁ボビン1を形成する。次いで図5(B)
に示すように、この絶縁ボビン1に巻線3を巻回すると
ともに、この両端末を絶縁ボビン1の引出穴1dから外
側に引き出して、端子金具2にからげた後ハンダ付けに
より固着する。一方、これらの工程と並行して図4に示
すような形状の板状部材を、順送りプレスにより連続成
形し、図3に示すようにそれぞれコ字状に折曲させると
ともに、突起部4cを突出してステータコア4を形成す
る。
【0023】次に、図5(C)に示すようにこれら各ス
テータコア4のテイース部4bに、絶縁ボビン1の扁平
筒状部1aを圧入ぎみに嵌合させて一体化し、これらを
それぞれ3対ずつ図5(D)に示すような状態で配置す
るとともに、図5(E)に示すようにテイース部4bの
先端同士を突き合わせ、TIG溶接により固着一体化さ
せた後、突起部4cを基板5に差し込み、端子金具2を
基板5上にハンダ付けで固着することにより、図1に示
すようなステータ6が完成する。
【0024】このように上記実施の形態1によれば、巻
線3を絶縁ボビン1にそれぞれ巻回した後、絶縁ボビン
1をコ字状に形成されたステータコア4のテイース部4
bに嵌合し、3対ずつテイース部4bの先端を突き合わ
せTIG溶接で固着一体化することにより、ステータ6
を構成するようにしているので、巻線3の巻回作業が容
易となり、また、巻線3の巻回作業工程と、ステータコ
ア4のプレス成形工程とをそれぞれ並行して行うことが
できるため、製造工程時間の短縮化が可能となり、ま
た、ステータコア4の対向面部4aを、テイース部4b
側に拡開する扇状に形成しているので、図1(A)に示
す状態から明らかなように、ロータ側の磁石(図示せ
ず)と対向する領域をお互いに干渉することなく有効に
活用することができるようになるため、モータの性能向
上が可能となる。
【0025】また、テイース部4bの一部から基板5へ
差し込むための突起部4cを突出させて形成するように
しているので、ステータ6の基板5への位置決めおよび
固定が容易となり、また、各テイース部4bの先端同士
をTIG溶接により固着一体化させているので、他の部
品を用いる必要がなく部品点数の削減を可能とし、ま
た、この固着一体化を巻線3が施された絶縁ボビン1を
ステータコア4のテイース部4bに装着した後、ホット
メルト等の樹脂で行えば、絶縁ボビン1も同時に固着す
ることができるので、テイース部4bと絶縁ボビン1と
の間のがたつきを無くし騒音を抑制することが可能にな
る。さらにまた、テイース部4bを3個、すなわちその
個数を3の倍数とすることにより、3相電源での駆動が
可能となり、制御基板を安価に得ることができる。
【0026】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2における扁平モータの構成を示す平面図、図7は図
6における扁平モータのステータコアの構成を展開して
示す平面図、図8は図6における扁平モータのステータ
の材料どりの状態を示す平面図である。図において、絶
縁ボビン1および巻線3は上記実施の形態1におけるも
のと同様である。
【0027】7は図7に示すように扇状に形成された対
向面部7aと、この対向面部7aから他方に延在し、先
端が120°尖った矩形状に形成されたテイース部7b
とでなり、図中破線で示す部分をそれぞれ90°折曲さ
せることによりコ字状に形成されたステータコアであ
り、テイース部4bの一部から基板へ差し込むための突
起部7cが突出して形成されている。なお、このステー
タコア7は上記実施の形態1におけるステータコア4と
は異なり、対向面部7aの一辺がテイース部7bの中心
に対してほぼ90°の位置となるように偏心して形成さ
れている。
【0028】そして、このステータコア7のテイース部
7bに、巻線3が形成された絶縁ボビン1を装着し、3
対の各テイース部7bの先端を突き合わせて固定すると
ともに、各突起部7cを基板に差し込むことによりステ
ータ8が構成され、図示はしないが上記実施の形態1に
おけると同様に、ステータコア7の対向面部7aと対向
して被駆動部側に配設されるロータとしての磁石ととも
に扁平モータが構成されている。
【0029】このように上記実施の形態2によれば、ス
テータコア7の対向面部7aの一辺がテイース部7bの
中心に対して、ほぼ90°の位置となるように偏心して
形成されているので、プレス成形の際、ステータコア7
の板どりを図8に示すように配置することにより、隣接
するステータコア7のお互いのテイース部7bと対向面
部7aの偏心して突出した側の部位とが対向した位置と
なり、効率良く材料どりが出来るため、材料の歩留りの
向上が可能になる。
【0030】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3における扁平モータの構成を示す平面図、図10は
図9における扁平モータの絶縁ボビンの構成を示す平面
図、図11は図10における絶縁ボビンの構成を示す断
面図、図12は図10における絶縁ボビンに巻線を施し
ステータコアを装着する状態を示す平面図、図13はこ
の発明の実施の形態3における扁平モータの図9とは異
なる構成を示す平面図、図14は図13における扁平モ
ータの絶縁ボビンの構成を示す平面図である。
【0031】図において、9は上記実施の形態1におけ
るステータコア4と同様に、扇状に形成された対向面部
9aとこの対向面部9aの扇状部の中心から他方に延在
し、先端が120°に尖った矩形状に形成されたテイー
ス部9bとがコ字状に折曲されてなるステータコアで、
テイース部9bの先端近傍の両側部に凹部9cが、ま
た、テイース部9bの一部から基板へ差し込むための突
起部9dがそれぞれ形成されている。
【0032】10は図10に示すように三角状の中央部
10aと、三角状の各辺から放射状にそれぞれ延在して
形成される放射状部10bでなる絶縁ボビンで、各放射
状部10bの先端の両側には端子金具11が固着されて
おり、図11に示すように各放射状部10bの内部には
ステータコア9のテイース部9bが嵌合可能な嵌合穴1
0cがそれぞれ形成され、各嵌合穴10cは中央で連通
されるとともに、嵌合されるテイース部9bの凹部9c
と対応する位置には、この凹部9cと勘合することによ
りテイース部9bを保持して固定する保持手段としての
凸部10dが形成されている。
【0033】12は絶縁ボビン10の各放射状部10b
にそれぞれ巻回された巻線で、その端末は引出穴(図示
せず)から外側に引き出され、それぞれ端子金具11に
からげられた後ハンダにより固着される。そして、巻線
12が巻回された絶縁ボビン10の各嵌合穴10cと、
ステータコア9のテイース部9bとを勘合させて固定す
るとともに、図示はしないが各突起部9dを基板に差し
込むことによりステータ13が構成され、ステータコア
9の対向面部9aと対向して被駆動部側に配設されるロ
ータとしての磁石とともに扁平モータが構成される。
【0034】このように上記実施の形態3によれば、絶
縁ボビン10を中央部10aとこの中央部10aから放
射状にそれぞれ延在する放射状部10bとで一体に形成
するとともに、ステータコア9のテイース部9bとの嵌
合部に凸部10dを設けて、テイース部9bの先端近傍
に形成される凹部9cと嵌合させることにより、テイー
ス部9bを保持固定するようにしているので、他の部品
を用いることなくテイース部9b同士の接続ができるよ
うになるため、部品点数の削減が可能となり、また、ス
テータコア9と絶縁ボビン10の挿脱が容易となるた
め、組立の作業性が向上する。
【0035】また、図14に示すように絶縁ボビン10
の中央部10aに複数の端子金具14を植設するように
すれば、図13に示すように各巻線12の端末をこの端
子金具14にからげて順次巻回させることにより、線を
切らずに各巻線12を連続して巻回することができるた
め、巻線の作業性の向上が可能になる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、回転可能に設けられた磁石、磁石に対し離間して
設けられ放射状に配置された複数のテイース部と各テイ
ース部よりも磁石に近接して設けられる複数の対向面部
でなるステータコア、ステータコアの各テイース部にそ
れぞれ施された巻線とを備えた扁平モータにおいて、巻
線を絶縁ボビンに巻回し絶縁ボビンを介して各テイース
部に装着するようにしたので、組立作業性の向上を図る
とともに製造工程の時間短縮が可能な扁平コイルを提供
することができる。
【0037】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、ステータコアのテイース部と対向面部を
コ字状に一体化したので、さらに組立作業性の向上が可
能な扁平コイルを提供することができる。
【0038】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または2において、テイース部の個数を3の倍数に
設定したので、安価な制御基板で駆動制御が可能な扁平
モータを提供することができる。
【0039】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1ないし3のいずれかにおいて、各対向面部をそれぞ
れ各テイース部側に拡開された扇状に形成したので、対
向面部の面積を大きくして性能の向上が可能な扁平モー
タを提供することができる。
【0040】また、この発明の請求項5によれば、請求
項4において、各対向面部を扇状の一辺が各テイース部
の中心に対してほぼ90゜の位置となるように形成した
ので、材料の歩止りの向上が可能な扁平モータを提供す
ることができる。
【0041】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1または2において、各テイース部を放射状の中心部
分で溶接により一体に接合するようにしたので、部品点
数の削減が可能な扁平モータを提供することができる。
【0042】また、この発明の請求項7によれば、請求
項1ないし3のいずれかにおいて、各テイース部を放射
状の中心部分で樹脂により固定するようにしたので、部
品点数の削減は勿論のこと騒音の抑制が可能な扁平モー
タを提供することができる。
【0043】また、この発明の請求項8によれば、請求
項1ないし3のいずれかにおいて、ステータコアの下部
にステータコアを固定する基板に嵌入される突起部を形
成したので、位置決めおよび固定が容易な扁平モータを
提供することができる。
【0044】また、この発明の請求項9によれば、請求
項1ないし3のいずれかにおいて、絶縁ボビンを各テイ
ース部毎に嵌合によりそれぞれ装着するようにしたの
で、単独に巻線処理ができ生産性の向上が可能な扁平モ
ータを提供することができる。
【0045】また、この発明の請求項10によれば、請
求項1ないし3のいずれかにおいて、絶縁ボビンを放射
状に一体成形し、各放射状部を各テイース部に嵌合によ
り装着するようにしたので、部品点数の削減が可能な扁
平モータを提供することができる。
【0046】また、この発明の請求項11によれば、請
求項10において、絶縁ボビンの各テイース部との嵌合
部にテイース部を保持して固定する保持手段を形成した
ので、部品点数の削減が可能な扁平モータを提供するこ
とができる。
【0047】また、この発明の請求項12によれば、請
求項10において、絶縁ボビンの中央部に巻線の端末を
固定する端子を形成したので、線を切らずに各巻線を連
続して巻回することが可能な扁平モータを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における扁平モータ
の構成を示し、(A)は平面図、(B)は(A)におけ
る線B−Bに沿った断面図である。
【図2】 図1における扁平モータの絶縁ボビンの構成
を示し(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面
図である。
【図3】 図1における扁平モータのステータコアの構
成を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図4】 図3におけるステータコアを展開して示す平
面図である。
【図5】 図1における扁平モータの製造工程を示す図
である。
【図6】 この発明の実施の形態2における扁平モータ
の構成を示す平面図である。
【図7】 図6における扁平モータのステータコアを展
開して示す平面図である。
【図8】 図6における扁平モータのステータの材料ど
りの状態を示す平面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3における扁平モータ
の構成を示す平面図である。
【図10】 図9における扁平モータの絶縁ボビンの構
成を示す平面図である。
【図11】 図10における絶縁ボビンの構成を示す断
面図である。
【図12】 図10における絶縁ボビンの巻線を施しス
テータコアを装着する状態を示す平面図である。
【図13】 この発明の実施の形態3における扁平モー
タの図9とは異なる構成を示す平面図である。
【図14】 図13における扁平モータの絶縁ボビンの
構成を示す平面図である。
【図15】 従来の扁平モータの構成を示す断面図であ
る。
【図16】 図15とは異なる従来の扁平モータの構成
を示す断面図である。
【図17】 図16に示す線XVI−XVIに沿って視
た平面図である。
【符号の説明】
1,10 絶縁ボビン、2,11,14 端子金具、
3,12 巻線、4,7,9 ステータコア、4a,7
a,9a 対向面部、4b,7b,9b テイース部、
4c,7c,9d 突起部、9c 凹部、5 基板、
6,8,13 ステータ、10a 中央部、10b 放
射状部、10c 嵌合穴、10d 凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 浪平 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 滝田 芳雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AB01 AC02 AE07 AE08 5H604 AA08 BB01 BB13 CC01 CC05 5H621 GA01 GB10 HH01 JK01 JK13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に設けられた磁石、上記磁石に
    対し離間して設けられ放射状に配置された複数のテイー
    ス部と上記各テイース部よりも上記磁石に近接して設け
    られる複数の対向面部でなるステータコア、上記ステー
    タコアの各テイース部にそれぞれ施された巻線とを備え
    た扁平モータにおいて、上記巻線は絶縁ボビンに巻回さ
    れ上記絶縁ボビンを介して各テイース部に装着されてい
    ることを特徴とする扁平モータ。
  2. 【請求項2】 ステータコアのテイース部と対向面部は
    コ字状に一体化されていることを特徴とする請求項1記
    載の扁平モータ。
  3. 【請求項3】 テイース部の個数は3の倍数に設定され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の扁平モ
    ータ。
  4. 【請求項4】 各対向面部はそれぞれ各テイース部側に
    拡開された扇状に形成されていることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の扁平モータ。
  5. 【請求項5】 各対向面部は扇状の一辺が各テイース部
    の中心に対してほぼ90゜の位置となるように形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の扁平モータ。
  6. 【請求項6】 各テイース部は放射状の中心部分で溶接
    により一体に接合されていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の扁平モータ。
  7. 【請求項7】 各テイース部は放射状の中心部分で樹脂
    により固定されていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の扁平モータ。
  8. 【請求項8】 ステータコアの下部に上記ステータコア
    を固定する基板に嵌入される突起部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の扁
    平モータ。
  9. 【請求項9】 絶縁ボビンは各テイース部毎に嵌合によ
    りそれぞれ装着されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の扁平モータ。
  10. 【請求項10】 絶縁ボビンは放射状に一体成形され各
    放射状部が各テイース部に嵌合によりそれぞれ装着され
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の扁平モータ。
  11. 【請求項11】 絶縁ボビンの各テイース部との嵌合部
    には上部テイース部を保持して固定する保持手段が形成
    されていることを特徴とする請求項10記載の扁平モー
    タ。
  12. 【請求項12】 絶縁ボビンの中央部に巻線の端末を固
    定する端子が形成されていることを特徴とする請求項1
    0記載の扁平モータ。
JP27160499A 1999-09-27 1999-09-27 扁平モータ Expired - Fee Related JP4246863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27160499A JP4246863B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 扁平モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27160499A JP4246863B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 扁平モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001095190A true JP2001095190A (ja) 2001-04-06
JP4246863B2 JP4246863B2 (ja) 2009-04-02

Family

ID=17502401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27160499A Expired - Fee Related JP4246863B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 扁平モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4246863B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300751A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Denso Corp クランク軸直結式車両用回転電機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300751A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Denso Corp クランク軸直結式車両用回転電機
JP4743528B2 (ja) * 2006-05-01 2011-08-10 株式会社デンソー クランク軸直結式車両用回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4246863B2 (ja) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8344582B2 (en) Electric machine with teeth and bridges
JPH1189128A (ja) 電動機の固定子およびその製造方法
JP6843271B2 (ja) 電動機及び空気調和機
JPH0998545A (ja) 電動送風機とその製造方法
JP2003244883A (ja) 外転型モータ及びそのモータ固定子の組立方法
US7098565B2 (en) Core-coil assembly of motor and manufacturing method thereof
JP2005033860A (ja) クローポール型ステッピングモータのモータ構造
JP2000014057A (ja) 回転機の電機子構造及びその製造方法
JP2000184682A (ja) ステータコアおよびその製造方法
JPH1127880A (ja) ステータ
JP3274578B2 (ja) 固定子用積層鉄心
KR100412511B1 (ko) 소형모터
JP2002262520A (ja) 小型モータの回転子及びその製造方法
JP2001095190A (ja) 扁平モータ
JPH08126238A (ja) アウターロータ型2相ブラシレスモータ
JP3431854B2 (ja) ブラシレス直流モーター及びそのステーター
JP2002315251A (ja) 電動機の固定子およびその製造方法
JPH10271795A (ja) ステッピングモータ
JPH06178481A (ja) ステータ構造体
JPH04271240A (ja) 電動機の固定子及び直巻式電動機の固定子の製造方法
JP2002044891A (ja) 回転磁界型電動機及びその製造方法
JPH055821Y2 (ja)
JPH09168257A (ja) 組立性を改善したモータの固定子
KR100304862B1 (ko) Pm형 스테핑 모터의 코어구조 및 조립방법
JPH11318050A (ja) モータステータのボビンケース連結体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051014

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20051014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees