JP2001095009A - 画像出力方法および装置、画像表示方法および装置並びに画像表示システム - Google Patents
画像出力方法および装置、画像表示方法および装置並びに画像表示システムInfo
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- JP2001095009A JP2001095009A JP27167599A JP27167599A JP2001095009A JP 2001095009 A JP2001095009 A JP 2001095009A JP 27167599 A JP27167599 A JP 27167599A JP 27167599 A JP27167599 A JP 27167599A JP 2001095009 A JP2001095009 A JP 2001095009A
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像データを変更することなく、モニタ等の
表示手段に表示される画像のホワイトバランスを調整す
る。 【解決手段】 画像出力手段1の撮影部11において撮
影された画像データSに基づいて、推定部12において
撮影光源の色温度情報Hを推定し、これを画像データS
に付帯させて記録部13において記録媒体14に記録す
る。CRTモニタである画像表示手段2においては、読
出部21において記録媒体14から画像データSおよび
色温度情報Hが読み出され、変更部22において色温度
情報Hに基づいてR,G,Bの光を発色するための電子
銃の出力が変更され、これにより表示部23の色温度が
変更されてホワイトバランスの調整がなされた画像が表
示される。
表示手段に表示される画像のホワイトバランスを調整す
る。 【解決手段】 画像出力手段1の撮影部11において撮
影された画像データSに基づいて、推定部12において
撮影光源の色温度情報Hを推定し、これを画像データS
に付帯させて記録部13において記録媒体14に記録す
る。CRTモニタである画像表示手段2においては、読
出部21において記録媒体14から画像データSおよび
色温度情報Hが読み出され、変更部22において色温度
情報Hに基づいてR,G,Bの光を発色するための電子
銃の出力が変更され、これにより表示部23の色温度が
変更されてホワイトバランスの調整がなされた画像が表
示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを出力
する画像出力方法および装置、画像データをCRTモニ
タ等の表示手段に表示する画像表示方法および装置、並
びに画像表示システムに関するものである。
する画像出力方法および装置、画像データをCRTモニ
タ等の表示手段に表示する画像表示方法および装置、並
びに画像表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル電子スチルカメラ(以下デジタ
ルカメラとする)において取得したデジタル画像データ
や、フイルムに記録された画像を読取ることにより得ら
れたデジタル画像データを、プリント等のハードコピー
としてあるいはディスプレイ上にソフトコピーとして再
現することが行われている。このように、デジタル画像
データを再現する場合においては、ネガフイルムからプ
リントされた写真と同様の高品位な画質を有するものと
することが期待されている。
ルカメラとする)において取得したデジタル画像データ
や、フイルムに記録された画像を読取ることにより得ら
れたデジタル画像データを、プリント等のハードコピー
としてあるいはディスプレイ上にソフトコピーとして再
現することが行われている。このように、デジタル画像
データを再現する場合においては、ネガフイルムからプ
リントされた写真と同様の高品位な画質を有するものと
することが期待されている。
【0003】ところで、上記画像データを得るための撮
影は、タングステン光、蛍光灯あるいは屋外の昼光のよ
うに種々の撮影光源の下で行われるため、撮影された画
像に対して撮影光源に拘わらず一定品質の画像を得るこ
とができるように、ホワイトバランスを調整する処理を
施す必要がある。このホワイトバランス調整は、撮影光
源の色温度に拘わらず、所定の色温度を有する撮影光源
下において撮影がなされたように画像の色温度を調整す
るものであり、例えばCIE−D55(色温度が550
0K)の光源下において撮影がなされたように画像の色
温度が調整される。すなわち、まず撮影光源の色温度を
推定し、推定された色温度に基づいて色温度を補正する
ものである。具体的には、画像データがR,G,Bの各
色データからなる場合に、各色データの平均値Rm,G
m,Bmを求め、下記の式(1)に示すように各チャン
ネル間のゲインを求める。
影は、タングステン光、蛍光灯あるいは屋外の昼光のよ
うに種々の撮影光源の下で行われるため、撮影された画
像に対して撮影光源に拘わらず一定品質の画像を得るこ
とができるように、ホワイトバランスを調整する処理を
施す必要がある。このホワイトバランス調整は、撮影光
源の色温度に拘わらず、所定の色温度を有する撮影光源
下において撮影がなされたように画像の色温度を調整す
るものであり、例えばCIE−D55(色温度が550
0K)の光源下において撮影がなされたように画像の色
温度が調整される。すなわち、まず撮影光源の色温度を
推定し、推定された色温度に基づいて色温度を補正する
ものである。具体的には、画像データがR,G,Bの各
色データからなる場合に、各色データの平均値Rm,G
m,Bmを求め、下記の式(1)に示すように各チャン
ネル間のゲインを求める。
【0004】kR=Rm/Gm kB=Bm/Gm (1) そして、このゲインを用いて下記の式(2)に示すよう
に各色データのゲインを調整することにより色温度を補
正する。
に各色データのゲインを調整することにより色温度を補
正する。
【0005】
【数1】
【0006】 但し、R0,G0,B0:補正前のデータ R1,G1,B1:補正後のデータ そして、このようなホワイトバランス調整がなされた画
像を再生すれば、撮影光源の色温度に依存することなく
シーンの色を忠実に再現することができる。
像を再生すれば、撮影光源の色温度に依存することなく
シーンの色を忠実に再現することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像デ
ータを表示するためのモニタ等の表示手段は、単に画像
を表示するための機能のみしか有していないため、ホワ
イトバランスの調整のための色温度の推定および色温度
の補正は、パソコン等の画像処理装置、あるいはデジタ
ルカメラやスキャナにおいて行う必要がある。一方、デ
ジタルカメラのユーザはパソコンを有さないことが多い
ため、デジタルカメラ内においてホワイトバランス調整
処理を行う必要がある。しかしながら、デジタルカメラ
は撮影から極めて短い時間でデータの処理を行って画像
データを記録する必要があるため、ホワイトバランス調
整処理に十分な資源を割くことができない。さらに、画
像データは例えば256階調のようにダイナミックレン
ジが有限であるため、色温度を補正した際にデータ値が
0−255の範囲を超えてしまった場合、超えた値は0
または255にクリップされてしまう。このように、デ
ータ値がクリップされると画像情報の一部が失われてし
まい、後で修正を行いたくても修正できなくなるという
問題がある。
ータを表示するためのモニタ等の表示手段は、単に画像
を表示するための機能のみしか有していないため、ホワ
イトバランスの調整のための色温度の推定および色温度
の補正は、パソコン等の画像処理装置、あるいはデジタ
ルカメラやスキャナにおいて行う必要がある。一方、デ
ジタルカメラのユーザはパソコンを有さないことが多い
ため、デジタルカメラ内においてホワイトバランス調整
処理を行う必要がある。しかしながら、デジタルカメラ
は撮影から極めて短い時間でデータの処理を行って画像
データを記録する必要があるため、ホワイトバランス調
整処理に十分な資源を割くことができない。さらに、画
像データは例えば256階調のようにダイナミックレン
ジが有限であるため、色温度を補正した際にデータ値が
0−255の範囲を超えてしまった場合、超えた値は0
または255にクリップされてしまう。このように、デ
ータ値がクリップされると画像情報の一部が失われてし
まい、後で修正を行いたくても修正できなくなるという
問題がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、後で画像データの修正を容易に行うことができるよ
うに画像データに対してホワイトバランス調整処理を施
すことができる画像出力方法および装置、画像表示方法
および装置並びに画像表示システムを提供することを目
的とするものである。
り、後で画像データの修正を容易に行うことができるよ
うに画像データに対してホワイトバランス調整処理を施
すことができる画像出力方法および装置、画像表示方法
および装置並びに画像表示システムを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像出力方
法は、原画像を表す画像データを出力する画像出力方法
において、前記画像データに基づいて、前記原画像の色
温度情報を推定し、該色温度情報を前記画像データに付
帯させて出力することを特徴とするものである。
法は、原画像を表す画像データを出力する画像出力方法
において、前記画像データに基づいて、前記原画像の色
温度情報を推定し、該色温度情報を前記画像データに付
帯させて出力することを特徴とするものである。
【0010】ここで、「色温度情報」とは、画像データ
に基づいて算出される色温度そのものの他、画像データ
がRGBデータからなる場合にはR,G,B各チャンネ
ル間のゲインの比率であってもよい。
に基づいて算出される色温度そのものの他、画像データ
がRGBデータからなる場合にはR,G,B各チャンネ
ル間のゲインの比率であってもよい。
【0011】また、「色温度情報を画像データに付帯さ
せる」には、画像データのヘッダ部分に色温度情報を記
録する、色温度情報のデータを画像データと同一の記録
媒体に記録する、あるいは画像データが、イーストマン
コダック社が提案するFlashPixファイルのよう
に、1つのファイル内に複数の性質の異なるデータを記
録することができるファイル形式の場合には、このファ
イルに画像データおよび色温度情報を記録する等種々の
方法を採用することができる。
せる」には、画像データのヘッダ部分に色温度情報を記
録する、色温度情報のデータを画像データと同一の記録
媒体に記録する、あるいは画像データが、イーストマン
コダック社が提案するFlashPixファイルのよう
に、1つのファイル内に複数の性質の異なるデータを記
録することができるファイル形式の場合には、このファ
イルに画像データおよび色温度情報を記録する等種々の
方法を採用することができる。
【0012】本発明による画像表示方法は、本発明によ
る画像出力方法において出力された前記画像データを、
表示色温度変更機能を有する表示手段に表示する画像表
示方法において、前記色温度情報に基づいて、前記表示
手段の色温度を変更して前記画像データを表示すること
を特徴とするものである。
る画像出力方法において出力された前記画像データを、
表示色温度変更機能を有する表示手段に表示する画像表
示方法において、前記色温度情報に基づいて、前記表示
手段の色温度を変更して前記画像データを表示すること
を特徴とするものである。
【0013】ここで、「表示色温度変更機能を有する」
とは、表示手段がCRTの場合は、R,G,Bそれぞれ
の光を発色させるための電子銃の出力を変更して色温度
を変更する機能を有することであり、表示手段が液晶モ
ニタの場合は例えばバックライトの出力を変更して色温
度を変更する機能を有することである。
とは、表示手段がCRTの場合は、R,G,Bそれぞれ
の光を発色させるための電子銃の出力を変更して色温度
を変更する機能を有することであり、表示手段が液晶モ
ニタの場合は例えばバックライトの出力を変更して色温
度を変更する機能を有することである。
【0014】本発明による画像出力装置は、原画像を表
す画像データを出力する画像出力装置において、前記画
像データに基づいて、前記原画像の色温度情報を推定す
る推定手段と、該色温度情報を前記画像データに付帯さ
せて出力する出力手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
す画像データを出力する画像出力装置において、前記画
像データに基づいて、前記原画像の色温度情報を推定す
る推定手段と、該色温度情報を前記画像データに付帯さ
せて出力する出力手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0015】本発明による画像表示装置は、本発明によ
る画像出力装置において出力された前記画像データを、
表示色温度変更機能を有する表示手段に表示する画像表
示装置において、前記色温度情報に基づいて、前記表示
手段の色温度を変更する変更手段を備えたことを特徴と
するものである。
る画像出力装置において出力された前記画像データを、
表示色温度変更機能を有する表示手段に表示する画像表
示装置において、前記色温度情報に基づいて、前記表示
手段の色温度を変更する変更手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0016】本発明による画像表示システムは、本発明
による画像出力装置と、本発明による画像表示装置とを
備えたことを特徴とするものである。
による画像出力装置と、本発明による画像表示装置とを
備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の効果】本発明による画像出力方法および装置に
よれば、原画像の色温度情報を推定して、この色温度情
報を画像データに付帯させるようにしたため、画像デー
タを何ら変更することなく出力することができる。
よれば、原画像の色温度情報を推定して、この色温度情
報を画像データに付帯させるようにしたため、画像デー
タを何ら変更することなく出力することができる。
【0018】また、本発明による画像表示方法および装
置によれば、本発明による画像出力方法および装置によ
り得られた、色温度情報が付帯された画像データを表示
するに際し、色温度情報に基づいて表示手段の色温度を
変更して画像データを表示するようにしたものである。
このため、画像データを何ら変更することなく、ホワイ
トバランス調整がなされた画像を表示手段に表示するこ
とができる。
置によれば、本発明による画像出力方法および装置によ
り得られた、色温度情報が付帯された画像データを表示
するに際し、色温度情報に基づいて表示手段の色温度を
変更して画像データを表示するようにしたものである。
このため、画像データを何ら変更することなく、ホワイ
トバランス調整がなされた画像を表示手段に表示するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
形態について説明する。
【0020】図1は本発明の実施形態による画像表示シ
ステムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示す
ように、本発明による画像表示システムは、画像データ
を出力するデジタルカメラやスキャナ等の画像出力手段
1と、画像出力手段1から出力された画像データを表示
するCRTモニタ等の画像表示手段2とからなる。な
お、本実施形態においては、画像出力手段1をデジタル
カメラ、画像表示手段2をCRTモニタとして説明す
る。
ステムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示す
ように、本発明による画像表示システムは、画像データ
を出力するデジタルカメラやスキャナ等の画像出力手段
1と、画像出力手段1から出力された画像データを表示
するCRTモニタ等の画像表示手段2とからなる。な
お、本実施形態においては、画像出力手段1をデジタル
カメラ、画像表示手段2をCRTモニタとして説明す
る。
【0021】画像出力手段1は、シーンを撮影してシー
ンの画像を表す画像データSを得る撮影部11と、撮影
部11において得られた画像データSに基づいて、シー
ンの色温度を推定して色温度情報Hを得る推定部12
と、画像データSに色温度情報Hを付帯させてメモリス
ティックやメモリカード等の記録媒体14に記録する記
録部13とからなる。
ンの画像を表す画像データSを得る撮影部11と、撮影
部11において得られた画像データSに基づいて、シー
ンの色温度を推定して色温度情報Hを得る推定部12
と、画像データSに色温度情報Hを付帯させてメモリス
ティックやメモリカード等の記録媒体14に記録する記
録部13とからなる。
【0022】推定部12は、画像データSを構成する
R,G,Bの各色データの平均値Rm,Gm,Bmを求
め、この平均値Rm,Gm,Bmに基づいて、下記の表
1を参照して撮影光源の色温度を推定する。ここで、一
般にデジタルカメラ等の撮像装置においては色温度が約
5500Kの照明下で完全拡散面(分光反射率が全て
1.0)に対する露光量がR,G,Bの各チャンネルに
おいて等しくなる(R=G=B)ように調整されている
ため、本実施形態の画像出力手段1はこのように調整が
なされているものとする。そして、撮像装置すなわち画
像出力手段1の分光感度が既知の場合は、各種照明下に
おけるこの分光感度の完全拡散面に対する露光量を求め
ておく。また、画像出力手段1の分光感度が未知の場合
は、予め定められた規格分光感度(例えばRec.70
9等)の各種照明下での完全拡散面に対する露光量を求
めておく。
R,G,Bの各色データの平均値Rm,Gm,Bmを求
め、この平均値Rm,Gm,Bmに基づいて、下記の表
1を参照して撮影光源の色温度を推定する。ここで、一
般にデジタルカメラ等の撮像装置においては色温度が約
5500Kの照明下で完全拡散面(分光反射率が全て
1.0)に対する露光量がR,G,Bの各チャンネルに
おいて等しくなる(R=G=B)ように調整されている
ため、本実施形態の画像出力手段1はこのように調整が
なされているものとする。そして、撮像装置すなわち画
像出力手段1の分光感度が既知の場合は、各種照明下に
おけるこの分光感度の完全拡散面に対する露光量を求め
ておく。また、画像出力手段1の分光感度が未知の場合
は、予め定められた規格分光感度(例えばRec.70
9等)の各種照明下での完全拡散面に対する露光量を求
めておく。
【0023】そして推定部12においては、この各種照
明下における露光量の各チャンネルにおける比率が表1
に示すようにテーブルとして記憶されており、これによ
り平均値Rm,Gm,Bmの比率と表1の比率とが参照
されて撮影光源の色温度が色温度情報Hとして推定され
る。なお、表1において「F」とは分光感度が既知の画
像出力手段1を示す。したがって、例えば使用した画像
出力手段1が「F」であり、Rm,Gm,Bm=0.9
6:1.00:1.11であった場合には、6500K
という色温度情報Hが推定されることとなる。
明下における露光量の各チャンネルにおける比率が表1
に示すようにテーブルとして記憶されており、これによ
り平均値Rm,Gm,Bmの比率と表1の比率とが参照
されて撮影光源の色温度が色温度情報Hとして推定され
る。なお、表1において「F」とは分光感度が既知の画
像出力手段1を示す。したがって、例えば使用した画像
出力手段1が「F」であり、Rm,Gm,Bm=0.9
6:1.00:1.11であった場合には、6500K
という色温度情報Hが推定されることとなる。
【0024】
【表1】
【0025】なお、平均値Rm,Gm,Bmの比率が表
1に示す比率と一致しない場合には、平均値Rm,G
m,Bmの比率に最も近い比率となる撮影光源の色温度
を表1を参照して求めればよい。
1に示す比率と一致しない場合には、平均値Rm,G
m,Bmの比率に最も近い比率となる撮影光源の色温度
を表1を参照して求めればよい。
【0026】記録部13は、画像データSのヘッダ部分
に色温度情報Hを記述することにより、色温度情報Hを
画像データSに付帯させ、色温度情報Hが付帯された画
像データSを記録媒体14に記録するものである。な
お、記録部13は色温度情報Hおよび画像データSを単
に記録媒体14に記録するものであってもよく、画像デ
ータSが、イーストマンコダック社が提案するFlas
hPixファイルのように、1つのファイル内に複数の
性質の異なるデータを記憶することができるファイル形
式の場合には、このファイルに画像データSおよび色温
度情報Hを記録するものであってもよい。
に色温度情報Hを記述することにより、色温度情報Hを
画像データSに付帯させ、色温度情報Hが付帯された画
像データSを記録媒体14に記録するものである。な
お、記録部13は色温度情報Hおよび画像データSを単
に記録媒体14に記録するものであってもよく、画像デ
ータSが、イーストマンコダック社が提案するFlas
hPixファイルのように、1つのファイル内に複数の
性質の異なるデータを記憶することができるファイル形
式の場合には、このファイルに画像データSおよび色温
度情報Hを記録するものであってもよい。
【0027】画像表示手段2は、記録媒体14に記録さ
れた画像データSを読み出す読出部21と、画像データ
Sのヘッダ部に記述されている色温度情報Hに基づい
て、R,G,Bそれぞれの光を発色させるための電子銃
の出力を変更することにより表示部23の基準色温度を
変更する変更部22とを備える。なお、画像表示手段2
としては、例えばBARCO社製MEGA CALIBRATOR(5000
K〜9900Kで色温度変更可能)や、中央無線社製CM
PD-2110A(3000K〜10000Kで色温度変更可
能)を採用することができる。また、表示部23として
は本実施形態においてはCRTとなる。
れた画像データSを読み出す読出部21と、画像データ
Sのヘッダ部に記述されている色温度情報Hに基づい
て、R,G,Bそれぞれの光を発色させるための電子銃
の出力を変更することにより表示部23の基準色温度を
変更する変更部22とを備える。なお、画像表示手段2
としては、例えばBARCO社製MEGA CALIBRATOR(5000
K〜9900Kで色温度変更可能)や、中央無線社製CM
PD-2110A(3000K〜10000Kで色温度変更可
能)を採用することができる。また、表示部23として
は本実施形態においてはCRTとなる。
【0028】変更部22においては、色温度情報Hに基
づいて、下記の式(3)に示すように表示部23の基準
色温度を変更する。
づいて、下記の式(3)に示すように表示部23の基準
色温度を変更する。
【0029】M=M0+S0−S (3) 但し、M:変更された基準色温度 M0:基準色温度 S0:原シーンの基準色温度 S:色温度情報Hに基づく色温度 ここで、基準色温度M0は画像表示手段2において規格
値として定められているものであり、9000K〜10
000Kの間の値(例えば規格値として9300K)に
設定される。また、原シーンの基準色温度としては、画
像出力手段1がデジタルカメラの場合、標準白色として
5500Kが設定されているため、この値を使用する。
ここで、例えばM0=9000K、S0=5500Kと
した場合、日陰のシーンの場合には撮影光源の色温度は
6500K程度となり、画像表示手段2の色温度を90
00Kから変更することなくそのまま画像データSを表
示すると若干青味がかった画像となる。これに対して、
式(3)に基づいて基準色温度を変更すると、M=90
00K+5500K−6500K=8000Kとなるこ
とから、表示部23の基準色温度を8000Kに変更し
て画像を表示すれば、適切にホワイトバランスの調整が
なされた画像を再現することができる。
値として定められているものであり、9000K〜10
000Kの間の値(例えば規格値として9300K)に
設定される。また、原シーンの基準色温度としては、画
像出力手段1がデジタルカメラの場合、標準白色として
5500Kが設定されているため、この値を使用する。
ここで、例えばM0=9000K、S0=5500Kと
した場合、日陰のシーンの場合には撮影光源の色温度は
6500K程度となり、画像表示手段2の色温度を90
00Kから変更することなくそのまま画像データSを表
示すると若干青味がかった画像となる。これに対して、
式(3)に基づいて基準色温度を変更すると、M=90
00K+5500K−6500K=8000Kとなるこ
とから、表示部23の基準色温度を8000Kに変更し
て画像を表示すれば、適切にホワイトバランスの調整が
なされた画像を再現することができる。
【0030】なお、基準色温度の変更は上記式(3)に
基づくものに限定されるものではなく、下記の式(4)
に示すように変更してもよい。
基づくものに限定されるものではなく、下記の式(4)
に示すように変更してもよい。
【0031】M=M0・S0/S (4) 次いで、本実施形態の動作について説明する。図2は本
実施形態の動作を示すフローチャートである。まず、画
像出力手段1においてシーンの撮影を行い、撮影部11
において画像データSを得る(ステップS1)。画像デ
ータSは推定部12に入力され、ここで画像データSに
基づいて上記表1を参照して撮影光源の色温度が推定さ
れ、これが色温度情報Hとして出力される(ステップS
2)。画像データSおよび色温度情報Hは記録部13に
入力され、ここで色温度情報Hが画像データSに付帯さ
れて記録媒体14に記録される(ステップS3)。以上
が画像出力手段1において行われる処理である。
実施形態の動作を示すフローチャートである。まず、画
像出力手段1においてシーンの撮影を行い、撮影部11
において画像データSを得る(ステップS1)。画像デ
ータSは推定部12に入力され、ここで画像データSに
基づいて上記表1を参照して撮影光源の色温度が推定さ
れ、これが色温度情報Hとして出力される(ステップS
2)。画像データSおよび色温度情報Hは記録部13に
入力され、ここで色温度情報Hが画像データSに付帯さ
れて記録媒体14に記録される(ステップS3)。以上
が画像出力手段1において行われる処理である。
【0032】画像表示手段2においては、まず読出部2
1において記録媒体14から画像データSおよび色温度
情報Hが読み出される(ステップS4)。読み出された
色温度情報Hは変更部22に入力され、ここで色温度情
報Hに基づいてR,G,Bの各色を発色させるための電
子銃の出力が変更されて表示部23の色温度が変更され
(ステップS5)、これにより、ホワイトバランスが調
整された画像が表示される(ステップS6)。
1において記録媒体14から画像データSおよび色温度
情報Hが読み出される(ステップS4)。読み出された
色温度情報Hは変更部22に入力され、ここで色温度情
報Hに基づいてR,G,Bの各色を発色させるための電
子銃の出力が変更されて表示部23の色温度が変更され
(ステップS5)、これにより、ホワイトバランスが調
整された画像が表示される(ステップS6)。
【0033】このように、本実施形態においては、撮影
光源の色温度情報Hを推定して、この色温度情報Hを画
像データSに付帯させて出力し、画像データSを表示す
るに際し、色温度情報Hに基づいて画像表示手段2の色
温度を変更するようにしたため、画像データSを何ら変
更することなく、ホワイトバランスの調整がなされた画
像を画像表示手段2に表示することができる。
光源の色温度情報Hを推定して、この色温度情報Hを画
像データSに付帯させて出力し、画像データSを表示す
るに際し、色温度情報Hに基づいて画像表示手段2の色
温度を変更するようにしたため、画像データSを何ら変
更することなく、ホワイトバランスの調整がなされた画
像を画像表示手段2に表示することができる。
【0034】なお、上記実施形態においては、画像出力
手段1をデジタルカメラとして説明しているが、画像出
力手段1をスキャナとしてもよい。この場合、スキャナ
において読取る画像を撮影した際の撮影光源の色温度が
色温度情報Hとして推定されることとなる。
手段1をデジタルカメラとして説明しているが、画像出
力手段1をスキャナとしてもよい。この場合、スキャナ
において読取る画像を撮影した際の撮影光源の色温度が
色温度情報Hとして推定されることとなる。
【0035】また、上記実施形態においては、画像表示
手段2をCRTモニタとして説明しているが、液晶モニ
タであってもよい。この場合、画像出力手段1において
推定された色温度情報Hに基づいて、液晶モニタのバッ
クライトの色温度を変更すればよい。
手段2をCRTモニタとして説明しているが、液晶モニ
タであってもよい。この場合、画像出力手段1において
推定された色温度情報Hに基づいて、液晶モニタのバッ
クライトの色温度を変更すればよい。
【0036】さらに、上記実施形態においては、色温度
情報Hが付帯された画像データSを記録媒体14に記録
して画像表示手段2において画像データSを読み出すよ
うにしているが、画像出力手段1と画像表示手段2とを
ケーブル接続し、あるいはネットワークを介して接続
し、色温度情報Hが付帯された画像データSを画像出力
手段1から画像表示手段2に転送するようにしてもよ
い。
情報Hが付帯された画像データSを記録媒体14に記録
して画像表示手段2において画像データSを読み出すよ
うにしているが、画像出力手段1と画像表示手段2とを
ケーブル接続し、あるいはネットワークを介して接続
し、色温度情報Hが付帯された画像データSを画像出力
手段1から画像表示手段2に転送するようにしてもよ
い。
【図1】本発明の実施形態による画像表示システムの構
成を示す概略ブロック図
成を示す概略ブロック図
【図2】本実施形態において行われる処理を示すフロー
チャート
チャート
1 画像出力手段 2 画像表示手段 11 撮影部 12 推定部 13 記録部 14 記録媒体 21 読出部 22 変更部 23 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 9/04 B 5C079 1/48 G06F 15/68 310A 5C082 9/04 H04N 1/46 A 9/79 9/79 G H Fターム(参考) 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CA19 CB01 CB08 CB12 CB16 CE17 CH07 DA16 DB02 DB06 DB09 5C055 AA07 BA03 BA06 BA07 BA08 EA05 GA00 HA16 HA37 5C065 AA03 AA07 BB02 BB03 BB04 CC01 CC08 CC09 GG30 GG49 HH02 HH04 5C066 AA01 AA02 AA03 AA05 AA11 AA17 BA13 BA20 CA05 CA17 DA01 DB01 DB06 EA03 EA15 EA16 EC01 EF00 FA01 GA01 GA32 GB03 HA02 KA12 KD06 KE07 KE16 KM01 KM11 5C076 AA14 AA26 BA06 5C079 HB01 JA25 LA23 MA11 MA17 NA03 NA27 PA05 5C082 AA27 BA20 BA34 CA12 CB01 DA51 MM10
Claims (5)
- 【請求項1】 原画像を表す画像データを出力する画像
出力方法において、前記画像データに基づいて、前記原
画像の色温度情報を推定し、 該色温度情報を前記画像データに付帯させて出力するこ
とを特徴とする画像出力方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像出力方法において出
力された前記画像データを、表示色温度変更機能を有す
る表示手段に表示する画像表示方法において、 前記色温度情報に基づいて、前記表示手段の色温度を変
更して前記画像データを表示することを特徴とする画像
表示方法。 - 【請求項3】 原画像を表す画像データを出力する画像
出力装置において、 前記画像データに基づいて、前記原画像の色温度情報を
推定する推定手段と、 該色温度情報を前記画像データに付帯させて出力する出
力手段とを備えたことを特徴とする画像出力装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の画像出力装置において出
力された前記画像データを、表示色温度変更機能を有す
る表示手段に表示する画像表示装置において、 前記色温度情報に基づいて、前記表示手段の色温度を変
更する変更手段を備えたことを特徴とする画像表示装
置。 - 【請求項5】 請求項3記載の画像出力装置と、請求項
4記載の画像表示装置とを備えたことを特徴とする画像
表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27167599A JP2001095009A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 画像出力方法および装置、画像表示方法および装置並びに画像表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27167599A JP2001095009A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 画像出力方法および装置、画像表示方法および装置並びに画像表示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001095009A true JP2001095009A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17503322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27167599A Withdrawn JP2001095009A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 画像出力方法および装置、画像表示方法および装置並びに画像表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001095009A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002290760A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-04 | Minolta Co Ltd | 画像データ生成装置、画像処理装置及び画像処理システム、並びにプログラム |
JP2003123071A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-04-25 | Samsung Electronics Co Ltd | 色温度を用いた映像ブラウジング装置及びその方法 |
JP2006292795A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Nec Access Technica Ltd | 液晶ディスプレイ装置及びそれに用いるプリントカラーマッチング方法 |
JP2011049796A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Aiphone Co Ltd | カラーテレビドアホン装置 |
-
1999
- 1999-09-27 JP JP27167599A patent/JP2001095009A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7202866B2 (en) | 2001-07-09 | 2007-04-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method of browsing image data based on color temperature, and computer readable medium therefor |
US7239315B2 (en) | 2001-07-09 | 2007-07-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method of browsing image data based on color temperature, and computer readable medium therefor |
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JP2011049796A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Aiphone Co Ltd | カラーテレビドアホン装置 |
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---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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