JP2001092937A - Idタグおよびそのリードライトシステム - Google Patents

Idタグおよびそのリードライトシステム

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JP2001092937A JP26857499A JP26857499A JP2001092937A JP 2001092937 A JP2001092937 A JP 2001092937A JP 26857499 A JP26857499 A JP 26857499A JP 26857499 A JP26857499 A JP 26857499A JP 2001092937 A JP2001092937 A JP 2001092937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IDタグにデータを書き込む場合、データが
正しく書き込まれたか否かの確認を迅速に行う。 【解決手段】 IDタグは、コントローラからの書き込
みデータを受信すると、そのデータをEEPROMに書
き込む。次に、コントローラからマルチベリファイコマ
ンドを書き込みデータと同一の確認対象データとともに
受信すると、IDタグは、EEPROMに書き込んだデ
ータを読み出して確認対象データと比較する。この比較
により、両者が一致していないと判断すると、IDタグ
は、ベリファイNGフラグを「1」にセットする。この
後、コントローラからベリファイマルチリードコマンド
を受信すると、IDタグは、ベリファイNGフラグが
「1」にセットされているものに限り、応答信号を送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記憶部に書き込まれ
ているデータの内容確認を迅速に行ない得るようにした
IDタグおよびそのリードライトシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動体の識別システムとして、高周波の
電波を利用したリモートIDシステムがある。これは、
リーダライタとIDタグとの間で電波による通信を行
い、離れた位置にあるIDタグにデータを書き込んだ
り、IDタグからデータを読み出したりするものであ
る。
【0003】このようなIDシステムは、配送システ
ム、在庫管理システム、販売システムなどの種々のシス
テムに応用することが考えられている。その一例とし
て、宝飾品の販売システムに応用した場合、各宝飾品に
IDタグを付け、そのIDタグに仕入日、仕入先、品目
を書き込み、そして販売したら、その販売日、販売先な
どを書き込む。
【0004】一般に商品は、同じ仕入先から同時に多数
仕入れることが多い。宝飾品の場合も、同じ仕入先から
同時に複数品目を購入することが多いため、仕入れた宝
飾品の一つ一つに付したIDタグには、マルチライト動
作によってそれら多数のIDタグに仕入日、仕入先など
を同時に書き込むようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リーダライタは、書き
込みデータを送信した後、そのデータがIDタグに正し
く書き込まれているか否かを確認する動作を行う。この
確認動作は、リーダライタがIDタグを一つ一つ指定し
てIDタグに書き込まれているデータを読み出し、そし
て読み出したデータを書き込み指示したデータと比較す
ることによって行うようにしている。このように、従来
では、IDタグにデータが正しく書き込まれたか否かの
確認をリーダライタ側で行うようにしているため、ID
タグを一つ一つ順に確認せざるを得ず、確認のために要
する時間が長くなるという問題があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、書き込みデータの確認を迅速に行うこ
とができるIDタグおよびそのリードライトシステムを
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のIDタグは、リードライト装置から
送信された確認命令を確認対象データと共に受信したと
き、記憶手段に確認対象データと同一データが書き込ま
れているか否かを検出し、その検出結果を検出結果記憶
手段に記憶する構成としたものである。
【0008】この構成によれば、データが正しく書き込
まれたことの確認をIDタグ自身が行うので、リードラ
イト装置としては、その確認結果だけが分かれば良い。
このため、複数のIDタグに同じデータを書き込んだ場
合、その確認のための所要時間を短縮できる。
【0009】請求項2記載のIDタグは、リードライト
装置から送信された問い合わせ信号を受信したとき、検
出結果記憶手段の記憶内容に応じて応答信号を送信する
構成としたものである。この構成によれば、例えばデー
タが正しく書き込まれていない場合にだけ応答信号を送
信すれば良いので、リードライト装置としては、データ
が正しく書き込まれたIDタグと通信する必要がなく、
確認のための所要時間をより一層短縮することができ
る。
【0010】請求項3記載のIDタグリードライトシス
テムは、前記請求項1のIDタグと同様に、データが正
しく書き込まれたことの確認をIDタグ自身が行うの
で、その確認のための所要時間を短縮できる。
【0011】請求項4記載のIDタグリードライトシス
テムでは、リードライト装置は、複数のIDタグに対し
てデータを書き込む動作を実行した後、それら複数のI
Dタグに対して書き込みデータと同一データを確認対象
データとして確認命令と共に送信することを特徴とする
ものである。この構成によれば、確認のためのデータを
複数のIDタグに同時に送信でき、また、IDタグは確
認を同時に平行して行うので、リードライト装置により
複数のIDタグについて順次確認する場合に比べてID
タグに確認を行わせるための所要時間の短縮化を図るこ
とができる。
【0012】請求項5記載のIDタグリードライトシス
テムでは、リードライト装置は、確認命令を送信した
後、問い合わせ信号を複数のIDタグに送信し、それら
複数のIDタグは、確認対象データと同一データが書き
込まれているか否かを検出した結果に応じて問い合わせ
信号に応答する応答信号を送信するので、確認のための
所要時間を更に短縮することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
1ないし図6を参照しながら説明する。なお、この実施
例は宝飾品の販売システムに適用したものである。宝飾
品の販売システムは、商品である宝飾品を仕入れたと
き、その宝飾品にIDタグを付け、IDタグに仕入日、
仕入先、品目などを書き込む。そして、宝飾品が売れた
場合には、IDタグに販売日、販売担当者、顧客名など
を書き込む。これらのデータは、在庫管理、販売管理な
どに利用される。
【0014】さて、図6は宝飾店に備えられたリードラ
イト装置としてのコントローラ1を示すもので、このコ
ントローラ1は、卓上アンテナ台2に接続されていると
共に、管理手段としてのホストコンピュータ3(図5参
照)に接続されている。上記卓上アンテナ台2はショー
ケース内に配置されてディスプレイ台として使用される
ようになっており、その卓上アンテナ台2上には、商品
である複数個の宝飾品4が配置されている。
【0015】各宝飾品4には、IDタグ5が付けられて
いる。なお、IDタグ5は値札と兼用するようにしても
良いし、値札とは別のものとして構成しても良い。この
IDタグ5と前記コントローラ1とは電波による通信を
行うもので、ここで両者の電気的構成について説明す
る。図4はIDタグ5の電気的構成を示している。同図
において、IDタグ5は、電波信号を送受信するための
アンテナ用コイル6と、共振コンデンサ7と、制御用I
C8と、平滑部9とを備えている。制御用IC8は、制
御手段としてのMPU(マイクロプロセッサユニット)
10の他、整流部11、変復調部12、メモリ部13な
どを構成する半導体素子をワンチップ化したものであ
る。この場合、データ記憶手段としてのメモリ部13
は、動作プログラムを記憶したROMと、一時記憶用と
して消去可能な不揮発性メモリ、例えばEEPROMと
を有している。
【0016】そして、アンテナ用コイル6は、共振コン
デンサ7と並列に接続されて共振回路を構成し、コント
ローラ1の卓上アンテナ2から高周波数の電力用電波信
号が送信されてくると、これを受信して整流部11に供
給する。整流部11は平滑部9と共に動作用電源回路を
構成するもので、共振回路から送信されてきた電力用電
波信号を整流し、平滑部9により平滑化し且つ一定電圧
の直流電力(動作用電力)にしてMPU10などに供給
する。
【0017】卓上アンテナ2から送信されてくる信号
は、電力用電波信号に重畳して送信されるようになって
おり、その信号は変復調部12により復調されてMPU
10に与えられる。MPU10は、メモリ部13のRO
Mに記憶された動作プログラムに従って動作するもの
で、変復調部12から入力される信号に応じた処理を実
行し、受信したデータをメモリ部13のEEPROMな
どの消去可能な不揮発メモリに書き込んだり、メモリ部
13からデータを読み出して変復調部12により変調
し、アンテナ用コイル6から電波信号として送信したり
する。
【0018】一方、コントローラ1は図5に示すよう
に、制御手段としてのMPU14、送信アンテナ15に
接続された送信部16、受信アンテナ17に接続された
受信部18、プログラムなどを記憶したROM19、デ
ータなどを一時記憶するRAM20などを備えている。
なお、上記の送信アンテナ15および受信アンテナ17
は、卓上アンテナ2内に配設されている。
【0019】コントローラ9は、IDタグ5と通信する
場合、まず、キャリア信号を送信部18で変調して電力
用電波信号として送信アンテナ15から送信し、その
後、送信すべきデータをその電力用電波信号に重畳する
ように送信部18で変調して送信アンテナ15から送信
する。IDタグ5から送信された電波信号については、
これを受信アンテナ17で受信し、受信部18で復調し
てデータとして弁別する。そして、受信部18で復調し
たデータは、RAM20に記憶される。なお、21はホ
ストコンピュータ3を接続したI/O(入出力部)であ
る。
【0020】宝飾品4を仕入れた場合、各宝飾品4にI
Dタグ5を付ける。そして、それら宝飾品4を卓上アン
テナ台2上に載せる。一方、ホストコンピュータ3のキ
ーボードなどの操作手段を操作して仕入日、仕入先、品
目などのデータを入力し、それらデータをコントロール
1により各宝飾品4のIDタグ5に書き込むための操作
を行う。すると、コントローラ1は、ホストコンピュー
タ3からの書き込み指令に基づいてIDタグ5にデータ
を書き込む。
【0021】このIDタグ5へデータを書き込む場合の
制御内容を図1および図2のフローチャートを参照しな
がら説明する。コントローラ1のMPU14は、ホスト
コンピュータ3から書き込み指令を受けると、まず電力
用電波信号を送信アンテナ15から送信し、そして、そ
の電力用電波信号に乗じてマルチライトコマンドを書き
込みデータと共に送信する(図2のステップS1)。こ
のマルチライトコマンドを書き込みデータと共に送信す
る場合のフォーマットを図3に示す。同図において、先
頭の「SYNC」は同期信号、次の「STX」はテキス
ト開始を示す。テキスト部分は、最初のID番号「0
0」は送信する相手を不特定とする情報、次がマルチラ
イトコマンド、以下、データを書き込むEEPROMの
アドレス、データ長、書き込むデータからなる。テキス
ト部分の次の「FCS」はCRCなどのフレームチェッ
クシーケンス、最後の「ETX」はテキストの終結を示
す。
【0022】送信アンテナ15から送信された電力用電
波信号は、卓上用アンテナ台2上に載せられた各IDタ
グ5のアンテナ用コイル6に受信され、そして平滑部9
および整流部11により一定電圧の直流電源に変換され
てMPU10などに供給される。これにより、各IDタ
グ5のMPU10は動作を開始し、図1に示すルーチン
を実行するようになる。
【0023】図1のルーチンに入ると、IDタグ5のM
PU10は、まず、コマンドを受信したか否かを監視す
る状態となり(ステップSA1)、コマンドを受信する
と、ステップSA1で「YES」となってステップSA
2に移行する。なお、ステップSA2〜ステップSA4
までは、受信したコマンドの種類を判別するためのもの
で、ステップSA2では受信したコマンドがマルチライ
トコマンドであるか否かを判断し、ステップSA3では
マルチベリファイコマンドであるか否かを判断し、ステ
ップSA4ではベリファイマルチリードコマンドである
か否かを判断する。
【0024】ここでは、コントローラ1側の送信アンテ
ナ15からはマルチライトコマンドが送信されたのであ
るから、MPU10は、ステップSA2で「YES」と
判断してステップSA5に移行し、マルチライトコマン
ドと共に送信されてきた書き込みデータをメモリ部13
のEEPROMに書き込んでリターンとなる。この後、
IDタグ5のMPU10は、再び書き込みルーチンに入
り、コマンドを受信したか否かを監視する状態となる
(ステップSA1)。
【0025】コントローラ1のMPU14は、マルチラ
イトコマンドを書き込みデータと共に送信した後、確認
命令としてのマルチベリファイコマンドを送信すると共
に、先に送信した書き込みデータと同一データを確認対
象データとして送信する(図2のステップS2)。この
マルチベリファイコマンドをIDタグ5のアンテナ用コ
イル6が受信すると、IDタグ5のMPU10は、図1
のステップSA2で「NO」、次のステップSA3で
「YES」となってステップSA6に移行する。なお、
マルチベリファイコマンドのフォーマットは、コマンド
部分がマルチベリファイコマンドとなるだけで他はマル
チライトコマンドのフォーマットと同じである。
【0026】このステップSA6で、MPU10は、先
にEEPROMに書き込んだデータを読み出し、次のス
テップSA7で書き込みデータを確認用データと比較
し、そしてステップSA8で両データが一致しているか
否かを判断する(データ検出手段)。書き込みデータと
確認用データとが一致している場合には、MPU10
は、ステップSA8で「YES」となってリターンとな
る。また、書き込みデータと確認用データとが不一致の
場合には、MPU10は、ステップSA8で「NO」と
なり、次のステップS9で検出結果記憶手段としてのベ
リファイNGフラグを「1」にセットし、リターンとな
る。この後、IDタグ5のMPU10は、再び書き込み
ルーチンに入り、コマンドを受信したか否かを監視する
状態となる(ステップSA1)。
【0027】コントローラ1のMPU14は、マルチベ
リファイコマンドを送信した後、問い合わせ信号として
のベリファイマルチリードコマンドを送信し(ステップ
S3)、次いで応答信号を受信したか否かを監視する状
態となる(ステップS4)。各IDタグ5のMPU14
は、ベリファイマルチリードコマンドを受信すると、ス
テップSA1で「YES」、ステップSA2で「N
O」、ステップSA3で「NO」、ステップSA4で
「YES」と判断してステップSA10に移行する。M
PU10は、ステップSA10でベリファイNGフラグ
が「1」にセットされているか否かを判断し(検出結果
確認手段)、ベリファイNGフラグが「1」にセットさ
れていない場合には、ステップSA10で「NO」とな
ってリターンとなる。なお、マルチライト、マルチベリ
ファイ、ベリファイマルチリードの各コマンド以外のコ
マンドを受信した場合には、IDタグ5のMPU14
は、ステップSA4で「NO」となってステップSA1
2に移行し、ここで受信したコマンドに対応した処理を
実行し、リターンとなる。
【0028】さて、ベリファイフラグが「1」にセット
されている場合には、MPU10は、ステップSA10
で「YES」と判断してステップSA11に移行し、こ
のステップSA11で応答信号をID番号と共にアンテ
ナ用コイル6から送信する(送信制御手段)。すると、
その応答信号をコントローラ1の受信アンテナ17が受
信する。
【0029】コントローラ1のMPU14は、所定時間
内にIDタグ5からの応答信号を受信しない場合には、
ステップSA4で「NO」となってエンドとなる。ま
た、所定時間内にIDタグ5からの応答信号を受信する
と、MPU14はステップS4で「YES」となり、次
のステップS5で応答信号と共に送信されたID番号を
RAM20に記憶し、エンドとなる。
【0030】ちなみに、コントローラ1のMPU14
は、応答信号を送信した場合、その応答信号を送信した
IDタグ5に対して以下のような動作を行う。MPU1
4は、応答信号を送信したIDタグ5のID番号を指定
してシングルライトコマンドを送信すると共に、書き込
みデータを送信する。シングルライトコマンドは、指定
したID番号を持つIDタグ5のMPU10に対し、送
信したデータを書き込む動作を行わせるコマンドである
から、そのID番号を持つIDタグ5のMPU10は、
送信された書き込みデータをEEPROMに書き込む。
【0031】その後、コントローラ1は、応答信号を送
信したIDタグ5のID番号を指定してシングルベリフ
ァイコマンドを書き込みデータと同一の確認データと共
に送信し、次いで、ベリファイシングルコマンドを送信
する。シングルベリファイコマンドは指定されたID番
号を持つIDタグ5に対してだけ、EEPROMに書き
込まれたデータと確認データとを比較して両者の一致、
不一致を判断させ、不一致のときベリファイNGフラグ
を「1」にセットする動作を行わせるコマンドである。
このため、指定されたID番号を持つIDタグ5のMP
U10は、EEPROMに書き込まれたデータと確認デ
ータとを比較し、両者が不一致のとき、ベリファイNG
フラグを「1」にセットする。
【0032】次いで、コントローラ1は、応答信号を送
信したIDタグ5のID番号を指定してベリファイシン
グルリードコマンドを送信する。ベリファイシングルリ
ードコマンドは、指定されたID番号を持つIDタグ5
に対してだけ、ベリファイNGフラグが「1」のとき、
応答信号を送信させるコマンドであるから、指定された
ID番号を持つIDタグ5のMPU10は、ベリファイ
NGフラグが「1」にセットされているとき、ID番号
と共に応答信号を送信する。
【0033】このベリファイシングルリードコマンドに
対して応答信号を送信したIDタグ5に対しては、上記
した動作を繰り返し行い、それでも応答信号を送信する
場合には、IDタグ5の動作不良として別のIDタグ5
と交換する。
【0034】ここで、応答信号を送信したIDタグ5に
ついては、そのID番号をホストコンピュータ3のディ
スプレイ(図示せず)に表示する。このID番号からI
Dタグ5にはそのID番号が印刷されているので、ディ
スプレイに表示されたID番号を持つIDタグ5を探
し、そのIDタグ5の位置を変えて送信アンテナ15に
近付ける。
【0035】IDタグ5において、EEPROMにデー
タを書き込む場合、EEPROMからデータを読み出す
場合よりも大きな電力を必要とする。これは、書き込み
の場合、前のデータを消去して新たなデータを書き込む
必要があるからである。このため、送信アンテナ15か
らの離れた位置に置かれたIDタグ5は、電力不足とな
って書き込み動作を行うことができないが、読み出し動
作は支障なく行うことができるようになる。このような
IDタグ5は、ベリファイNGフラグを「1」にセット
する。
【0036】そこで、ディスプレイに表示されたID番
号を持つIDタグ5については、一度位置を変えてみ
て、その後も応答信号を送信するものについて、IDタ
グ5が故障しているとして、新たなIDタグ5と交換す
るものである。
【0037】このように本実施例では、コントローラ1
側から送信されたデータが正しくIDタグ5のEEPR
OMに書き込まれたか否かの判断をIDタグ5自身で行
い、その結果をベリファイNGフラグに記憶する。そし
て、コントローラ1から問い合わせのための信号(ベリ
ファイマルチリードコマンド、ベリファイシングルID
リードコマンド)が送信されたとき、ベリファイNGフ
ラグが「1」にセットされている場合、すなわちデータ
が正しく書き込まれていない場合に限り、応答信号を送
信する。
【0038】このため、コントローラ1は、応答信号を
送信するIDタグ5がなければ、全てのIDタグ5に正
しくデータが書き込まれたと判断する。従って、コント
ローラ1がIDタグ5と一つずつ通信し、EEPROM
に書き込まれたデータを読み出して正しく書き込まれて
いるか否かを判断する場合に比べ、一連の書き込み動作
を短時間で済ますことができる。
【0039】図7は本発明の他の実施例を示すもので、
これは複数のIDタグ5のうちに、或るデータ、例えば
A、B、Cというデータを書き込んだものがあるか否か
を検索する場合に応用したものである。図7(a)は複
数のIDタグ5のEEPROMに記憶されているデータ
を示す。一方、図7(b)はコントローラ1からマルチ
ベリファイコマンドと共に送信する確認用データの内容
を示す。
【0040】今、コントローラ1からマルチベリファイ
コマンドと共に図7(b)に示す確認用データが送信さ
れたとする。すると、図7(a)にイ、ロ、ハで示され
た3個のIDタグ5にEEPROMにA、B、Cなるデ
ータが書き込まれているので、それら3個のイ、ロ、ハ
のIDタグ5を除く他の2個のニ、ホのIDタグ5がベ
リファイNGフラグを「1」にセットする。その後、コ
ントローラ1がベリファイマルチリードコマンドを送信
すると、ニ、ホのIDタグ5が応答信号を送信する。従
って、応答信号を送信しないイ、ロ、ハのIDタグ5が
A、B、Cなるデータを有していることが分かる。
【0041】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような変更或いは
拡張が可能である。IDタグ5にデータが正しく書き込
まれたか否かの確認は、IDタグ5のID番号を指定し
て個別に行うようにしても良い。このようにしても、コ
ントローラ1は、IDタグ5から書き込みデータを読み
出して、送信したデータと比較する動作を行わずとも、
ベリファイNGフラグが「1」にセットされているかを
読み出すだけで良いから、その確認のために要する時間
を短縮できる。前記一実施例では、ベリファイNGフラ
グが「1」にセットされているものだけ、応答信号を送
信するようにしたが、ベリファイNGフラグが「1」か
「0」かの別を送信するようにしても良い。また、送信
した確認データと同一のデータを有するIDタグのみが
応答信号を送信するようにすると、同一データを有する
IDタグの検索に用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、IDタグにデ
ータを書き込む場合の制御内容を示すIDタグ側のフロ
ーチャート
【図2】同コントローラ側のフローチャート
【図3】マルチライトコマンドのフォーマットを示す概
念図
【図4】IDタグの電気的構成を示すブロック図
【図5】コントローラの電気的構成を示すブロック図
【図6】コントローラを示す斜視図
【図7】本発明の他の実施例を示すIDタグの書き込み
データの内容とマルチベリファイIDコマンドの確認デ
ータの内容を示す図
【符号の説明】
図中、1はコントローラ(リードライト装置)、2は卓
上アンテナ、4は宝飾品、5はIDタグ、10はMPU
(データ検出手段)、13はメモリ部(データ記憶手
段)、14はMPU、20はRAMである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するデータ記憶手段と、 外部のリードライト装置から送信された確認命令を確認
    対象データと共に受信したとき、前記記憶手段に前記確
    認対象データと同一データが書き込まれているか否かを
    検出する書き込みデータ検出手段と、 この書き込みデータ検出手段による検出結果を記憶する
    検出結果記憶手段とを具備してなるIDタグ。
  2. 【請求項2】 前記リードライト装置から送信された問
    い合わせ信号を受信したとき、前記検出結果記憶手段の
    記憶内容に応じて応答信号を送信するように構成されて
    いることを特徴とするIDタグ。
  3. 【請求項3】 IDタグと、このIDタグに対してデー
    タの読み書きを行なう読み書き手段を備えたリードライ
    ト装置とからなり、 前記リードライト装置から前記IDタグに対して確認命
    令を確認対象データと共に送信したとき、前記IDタグ
    はデータ記憶手段に前記確認対象データと同一データが
    書き込まれているか否かを検出してその結果を検出結果
    記憶手段に記憶する構成であることを特徴とするIDタ
    グリードライトシステム。
  4. 【請求項4】 前記リードライト装置は、複数の前記I
    Dタグに対してデータを書き込む動作を実行した後、そ
    れら複数のIDタグに対して前記書き込みデータと同一
    データを確認対象データとして前記確認命令と共に送信
    することを特徴とする請求項3記載のIDタグリードラ
    イトシステム。
  5. 【請求項5】 前記リードライト装置は、前記確認命令
    を送信した後、問い合わせ信号を前記複数のIDタグに
    送信し、それら複数のIDタグは、前記確認対象データ
    と同一データが書き込まれているか否かを検出した結果
    に応じて前記問い合わせ信号に応答する応答信号を送信
    することを特徴とする請求項3または4記載のIDタグ
    リードライトシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005275457A (ja) * 2004-03-22 2005-10-06 Toshiba Corp 携帯可能電子媒体の発行装置、携帯可能電子媒体、及び携帯可能電子媒体の発行方法
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KR101112571B1 (ko) 2009-09-24 2012-03-14 주식회사 비즈모델라인 단말기 인증기능이 구비된 무선인식태그
JP2019028666A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 富士通セミコンダクター株式会社 無線通信機能を備えた半導体記憶装置及びアプリケーション制御方法

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