JP3864633B2 - Idタグおよびそのリードライトシステム - Google Patents

Idタグおよびそのリードライトシステム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記憶部に書き込まれているデータの内容確認を迅速に行ない得るようにしたIDタグおよびそのリードライトシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体の識別システムとして、高周波の電波を利用したリモートIDシステムがある。これは、リーダライタとIDタグとの間で電波による通信を行い、離れた位置にあるIDタグにデータを書き込んだり、IDタグからデータを読み出したりするものである。
【0003】
このようなIDシステムは、配送システム、在庫管理システム、販売システムなどの種々のシステムに応用することが考えられている。その一例として、宝飾品の販売システムに応用した場合、各宝飾品にIDタグを付け、そのIDタグに仕入日、仕入先、品目を書き込み、そして販売したら、その販売日、販売先などを書き込む。
【0004】
一般に商品は、同じ仕入先から同時に多数仕入れることが多い。宝飾品の場合も、同じ仕入先から同時に複数品目を購入することが多いため、仕入れた宝飾品の一つ一つに付したIDタグには、マルチライト動作によってそれら多数のIDタグに仕入日、仕入先などを同時に書き込むようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
リーダライタは、書き込みデータを送信した後、そのデータがIDタグに正しく書き込まれているか否かを確認する動作を行う。この確認動作は、リーダライタがIDタグを一つ一つ指定してIDタグに書き込まれているデータを読み出し、そして読み出したデータを書き込み指示したデータと比較することによって行うようにしている。このように、従来では、IDタグにデータが正しく書き込まれたか否かの確認をリーダライタ側で行うようにしているため、IDタグを一つ一つ順に確認せざるを得ず、確認のために要する時間が長くなるという問題があった。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、書き込みデータの確認を迅速に行うことができるIDタグおよびそのリードライトシステムを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、データ記憶手段および検出結果記憶手段を備えたIDタグと、このIDタグに対してデータの読み書きを行なう読み書き手段を備えたリードライト装置とからなり、前記リードライト装置は、複数の前記IDタグに対して同時にデータを書き込む動作を実行した後、それら複数のIDタグに対して同時に前記書き込みデータと同一のデータを確認対象データとして前記確認命令と共に送信し、前記複数の各IDタグは、前記リードライト装置から送信されたデータを前記データ記憶手段に書き込んだ後、前記リードライト装置から前記確認対象データが前記確認命令と共に送信されてきたとき、前記データ記憶手段に前記確認対象データと同一のデータが書き込まれているか否かを検出してその結果を前記検出結果記憶手段に記憶するように構成され、更に、前記リードライト装置は、前記確認命令を送信した後、問い合わせ信号を前記複数のIDタグに対して同時に送信し、前記複数の各IDタグは、前記データ記憶手段に前記確認対象データと同一のデータが書き込まれていないことが検出されたときに限り、前記問い合わせ信号に応答する応答信号を前記リードライト装置に送信するように構成されていることを特徴とするIDタグリードライトシステムにある。
【0008】
この構成によれば、データが正しく書き込まれたことの確認をIDタグ自身が行うので、リードライト装置としては、その確認結果だけが分かれば良い。このため、複数のIDタグに同じデータを書き込んだ場合、その確認のための所要時間を短縮できる。
しかも、確認のためのデータを複数のIDタグに同時に送信でき、また、複数のIDタグは確認を同時に平行して行うので、リードライト装置により複数のIDタグについて順次確認する場合に比べてIDタグに確認を行わせるための所要時間の短縮化を図ることができる。
その上、各IDタグは、確認対象データと同一のデータが書き込まれていない場合にだけ応答信号を送信するので、リードライト装置としては、データが正しく書き込まれたIDタグと通信する必要がなく、確認のための所要時間をより一層短縮することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例につき図1ないし図6を参照しながら説明する。なお、この実施例は宝飾品の販売システムに適用したものである。
宝飾品の販売システムは、商品である宝飾品を仕入れたとき、その宝飾品にIDタグを付け、IDタグに仕入日、仕入先、品目などを書き込む。そして、宝飾品が売れた場合には、IDタグに販売日、販売担当者、顧客名などを書き込む。これらのデータは、在庫管理、販売管理などに利用される。
【0014】
さて、図6は宝飾店に備えられたリードライト装置としてのコントローラ1を示すもので、このコントローラ1は、卓上アンテナ台2に接続されていると共に、管理手段としてのホストコンピュータ3(図5参照)に接続されている。上記卓上アンテナ台2はショーケース内に配置されてディスプレイ台として使用されるようになっており、その卓上アンテナ台2上には、商品である複数個の宝飾品4が配置されている。
【0015】
各宝飾品4には、IDタグ5が付けられている。なお、IDタグ5は値札と兼用するようにしても良いし、値札とは別のものとして構成しても良い。このIDタグ5と前記コントローラ1とは電波による通信を行うもので、ここで両者の電気的構成について説明する。図4はIDタグ5の電気的構成を示している。同図において、IDタグ5は、電波信号を送受信するためのアンテナ用コイル6と、共振コンデンサ7と、制御用IC8と、平滑部9とを備えている。制御用IC8は、制御手段としてのMPU(マイクロプロセッサユニット)10の他、整流部11、変復調部12、メモリ部13などを構成する半導体素子をワンチップ化したものである。この場合、データ記憶手段としてのメモリ部13は、動作プログラムを記憶したROMと、一時記憶用として消去可能な不揮発性メモリ、例えばEEPROMとを有している。
【0016】
そして、アンテナ用コイル6は、共振コンデンサ7と並列に接続されて共振回路を構成し、コントローラ1の卓上アンテナ2から高周波数の電力用電波信号が送信されてくると、これを受信して整流部11に供給する。整流部11は平滑部9と共に動作用電源回路を構成するもので、共振回路から送信されてきた電力用電波信号を整流し、平滑部9により平滑化し且つ一定電圧の直流電力(動作用電力)にしてMPU10などに供給する。
【0017】
卓上アンテナ2から送信されてくる信号は、電力用電波信号に重畳して送信されるようになっており、その信号は変復調部12により復調されてMPU10に与えられる。MPU10は、メモリ部13のROMに記憶された動作プログラムに従って動作するもので、変復調部12から入力される信号に応じた処理を実行し、受信したデータをメモリ部13のEEPROMなどの消去可能な不揮発メモリに書き込んだり、メモリ部13からデータを読み出して変復調部12により変調し、アンテナ用コイル6から電波信号として送信したりする。
【0018】
一方、コントローラ1は図5に示すように、制御手段としてのMPU14、送信アンテナ15に接続された送信部16、受信アンテナ17に接続された受信部18、プログラムなどを記憶したROM19、データなどを一時記憶するRAM20などを備えている。なお、上記の送信アンテナ15および受信アンテナ17は、卓上アンテナ2内に配設されている。
【0019】
コントローラ9は、IDタグ5と通信する場合、まず、キャリア信号を送信部18で変調して電力用電波信号として送信アンテナ15から送信し、その後、送信すべきデータをその電力用電波信号に重畳するように送信部18で変調して送信アンテナ15から送信する。IDタグ5から送信された電波信号については、これを受信アンテナ17で受信し、受信部18で復調してデータとして弁別する。そして、受信部18で復調したデータは、RAM20に記憶される。なお、21はホストコンピュータ3を接続したI/O(入出力部)である。
【0020】
宝飾品4を仕入れた場合、各宝飾品4にIDタグ5を付ける。そして、それら宝飾品4を卓上アンテナ台2上に載せる。一方、ホストコンピュータ3のキーボードなどの操作手段を操作して仕入日、仕入先、品目などのデータを入力し、それらデータをコントロール1により各宝飾品4のIDタグ5に書き込むための操作を行う。すると、コントローラ1は、ホストコンピュータ3からの書き込み指令に基づいてIDタグ5にデータを書き込む。
【0021】
このIDタグ5へデータを書き込む場合の制御内容を図1および図2のフローチャートを参照しながら説明する。
コントローラ1のMPU14は、ホストコンピュータ3から書き込み指令を受けると、まず電力用電波信号を送信アンテナ15から送信し、そして、その電力用電波信号に乗じてマルチライトコマンドを書き込みデータと共に送信する(図2のステップS1)。このマルチライトコマンドを書き込みデータと共に送信する場合のフォーマットを図3に示す。同図において、先頭の「SYNC」は同期信号、次の「STX」はテキスト開始を示す。テキスト部分は、最初のID番号「00」は送信する相手を不特定とする情報、次がマルチライトコマンド、以下、データを書き込むEEPROMのアドレス、データ長、書き込むデータからなる。テキスト部分の次の「FCS」はCRCなどのフレームチェックシーケンス、最後の「ETX」はテキストの終結を示す。
【0022】
送信アンテナ15から送信された電力用電波信号は、卓上用アンテナ台2上に載せられた各IDタグ5のアンテナ用コイル6に受信され、そして平滑部9および整流部11により一定電圧の直流電源に変換されてMPU10などに供給される。これにより、各IDタグ5のMPU10は動作を開始し、図1に示すルーチンを実行するようになる。
【0023】
図1のルーチンに入ると、IDタグ5のMPU10は、まず、コマンドを受信したか否かを監視する状態となり(ステップSA1)、コマンドを受信すると、ステップSA1で「YES」となってステップSA2に移行する。なお、ステップSA2〜ステップSA4までは、受信したコマンドの種類を判別するためのもので、ステップSA2では受信したコマンドがマルチライトコマンドであるか否かを判断し、ステップSA3ではマルチベリファイコマンドであるか否かを判断し、ステップSA4ではベリファイマルチリードコマンドであるか否かを判断する。
【0024】
ここでは、コントローラ1側の送信アンテナ15からはマルチライトコマンドが送信されたのであるから、MPU10は、ステップSA2で「YES」と判断してステップSA5に移行し、マルチライトコマンドと共に送信されてきた書き込みデータをメモリ部13のEEPROMに書き込んでリターンとなる。この後、IDタグ5のMPU10は、再び書き込みルーチンに入り、コマンドを受信したか否かを監視する状態となる(ステップSA1)。
【0025】
コントローラ1のMPU14は、マルチライトコマンドを書き込みデータと共に送信した後、確認命令としてのマルチベリファイコマンドを送信すると共に、先に送信した書き込みデータと同一データを確認対象データとして送信する(図2のステップS2)。このマルチベリファイコマンドをIDタグ5のアンテナ用コイル6が受信すると、IDタグ5のMPU10は、図1のステップSA2で 「NO」、次のステップSA3で「YES」となってステップSA6に移行する。なお、マルチベリファイコマンドのフォーマットは、コマンド部分がマルチベリファイコマンドとなるだけで他はマルチライトコマンドのフォーマットと同じである。
【0026】
このステップSA6で、MPU10は、先にEEPROMに書き込んだデータを読み出し、次のステップSA7で書き込みデータを確認用データと比較し、そしてステップSA8で両データが一致しているか否かを判断する(データ検出手段)。書き込みデータと確認用データとが一致している場合には、MPU10は、ステップSA8で「YES」となってリターンとなる。また、書き込みデータと確認用データとが不一致の場合には、MPU10は、ステップSA8で「NO」となり、次のステップS9で検出結果記憶手段としてのベリファイNGフラグを「1」にセットし、リターンとなる。この後、IDタグ5のMPU10は、再び書き込みルーチンに入り、コマンドを受信したか否かを監視する状態となる (ステップSA1)。
【0027】
コントローラ1のMPU14は、マルチベリファイコマンドを送信した後、問い合わせ信号としてのベリファイマルチリードコマンドを送信し(ステップS3)、次いで応答信号を受信したか否かを監視する状態となる(ステップS4)。各IDタグ5のMPU14は、ベリファイマルチリードコマンドを受信すると、ステップSA1で「YES」、ステップSA2で「NO」、ステップSA3で 「NO」、ステップSA4で「YES」と判断してステップSA10に移行する。MPU10は、ステップSA10でベリファイNGフラグが「1」にセットされているか否かを判断し(検出結果確認手段)、ベリファイNGフラグが「1」にセットされていない場合には、ステップSA10で「NO」となってリターンとなる。なお、マルチライト、マルチベリファイ、ベリファイマルチリードの各コマンド以外のコマンドを受信した場合には、IDタグ5のMPU14は、ステップSA4で「NO」となってステップSA12に移行し、ここで受信したコマンドに対応した処理を実行し、リターンとなる。
【0028】
さて、ベリファイフラグが「1」にセットされている場合には、MPU10は、ステップSA10で「YES」と判断してステップSA11に移行し、このステップSA11で応答信号をID番号と共にアンテナ用コイル6から送信する (送信制御手段)。すると、その応答信号をコントローラ1の受信アンテナ17が受信する。
【0029】
コントローラ1のMPU14は、所定時間内にIDタグ5からの応答信号を受信しない場合には、ステップSA4で「NO」となってエンドとなる。また、所定時間内にIDタグ5からの応答信号を受信すると、MPU14はステップS4で「YES」となり、次のステップS5で応答信号と共に送信されたID番号をRAM20に記憶し、エンドとなる。
【0030】
ちなみに、コントローラ1のMPU14は、応答信号を送信した場合、その応答信号を送信したIDタグ5に対して以下のような動作を行う。
MPU14は、応答信号を送信したIDタグ5のID番号を指定してシングルライトコマンドを送信すると共に、書き込みデータを送信する。シングルライトコマンドは、指定したID番号を持つIDタグ5のMPU10に対し、送信したデータを書き込む動作を行わせるコマンドであるから、そのID番号を持つIDタグ5のMPU10は、送信された書き込みデータをEEPROMに書き込む。
【0031】
その後、コントローラ1は、応答信号を送信したIDタグ5のID番号を指定してシングルベリファイコマンドを書き込みデータと同一の確認データと共に送信し、次いで、ベリファイシングルコマンドを送信する。シングルベリファイコマンドは指定されたID番号を持つIDタグ5に対してだけ、EEPROMに書き込まれたデータと確認データとを比較して両者の一致、不一致を判断させ、不一致のときベリファイNGフラグを「1」にセットする動作を行わせるコマンドである。このため、指定されたID番号を持つIDタグ5のMPU10は、EEPROMに書き込まれたデータと確認データとを比較し、両者が不一致のとき、ベリファイNGフラグを「1」にセットする。
【0032】
次いで、コントローラ1は、応答信号を送信したIDタグ5のID番号を指定してベリファイシングルリードコマンドを送信する。ベリファイシングルリードコマンドは、指定されたID番号を持つIDタグ5に対してだけ、ベリファイNGフラグが「1」のとき、応答信号を送信させるコマンドであるから、指定されたID番号を持つIDタグ5のMPU10は、ベリファイNGフラグが「1」にセットされているとき、ID番号と共に応答信号を送信する。
【0033】
このベリファイシングルリードコマンドに対して応答信号を送信したIDタグ5に対しては、上記した動作を繰り返し行い、それでも応答信号を送信する場合には、IDタグ5の動作不良として別のIDタグ5と交換する。
【0034】
ここで、応答信号を送信したIDタグ5については、そのID番号をホストコンピュータ3のディスプレイ(図示せず)に表示する。このID番号からIDタグ5にはそのID番号が印刷されているので、ディスプレイに表示されたID番号を持つIDタグ5を探し、そのIDタグ5の位置を変えて送信アンテナ15に近付ける。
【0035】
IDタグ5において、EEPROMにデータを書き込む場合、EEPROMからデータを読み出す場合よりも大きな電力を必要とする。これは、書き込みの場合、前のデータを消去して新たなデータを書き込む必要があるからである。このため、送信アンテナ15からの離れた位置に置かれたIDタグ5は、電力不足となって書き込み動作を行うことができないが、読み出し動作は支障なく行うことができるようになる。このようなIDタグ5は、ベリファイNGフラグを「1」にセットする。
【0036】
そこで、ディスプレイに表示されたID番号を持つIDタグ5については、一度位置を変えてみて、その後も応答信号を送信するものについて、IDタグ5が故障しているとして、新たなIDタグ5と交換するものである。
【0037】
このように本実施例では、コントローラ1側から送信されたデータが正しくIDタグ5のEEPROMに書き込まれたか否かの判断をIDタグ5自身で行い、その結果をベリファイNGフラグに記憶する。そして、コントローラ1から問い合わせのための信号(ベリファイマルチリードコマンド、ベリファイシングルIDリードコマンド)が送信されたとき、ベリファイNGフラグが「1」にセットされている場合、すなわちデータが正しく書き込まれていない場合に限り、応答信号を送信する。
【0038】
このため、コントローラ1は、応答信号を送信するIDタグ5がなければ、全てのIDタグ5に正しくデータが書き込まれたと判断する。従って、コントローラ1がIDタグ5と一つずつ通信し、EEPROMに書き込まれたデータを読み出して正しく書き込まれているか否かを判断する場合に比べ、一連の書き込み動作を短時間で済ますことができる。
【0039】
図7は本発明の他の実施例を示すもので、これは複数のIDタグ5のうちに、或るデータ、例えばA、B、Cというデータを書き込んだものがあるか否かを検索する場合に応用したものである。
図7(a)は複数のIDタグ5のEEPROMに記憶されているデータを示す。一方、図7(b)はコントローラ1からマルチベリファイコマンドと共に送信する確認用データの内容を示す。
【0040】
今、コントローラ1からマルチベリファイコマンドと共に図7(b)に示す確認用データが送信されたとする。すると、図7(a)にイ、ロ、ハで示された3個のIDタグ5にEEPROMにA、B、Cなるデータが書き込まれているので、それら3個のイ、ロ、ハのIDタグ5を除く他の2個のニ、ホのIDタグ5がベリファイNGフラグを「1」にセットする。その後、コントローラ1がベリファイマルチリードコマンドを送信すると、ニ、ホのIDタグ5が応答信号を送信する。従って、応答信号を送信しないイ、ロ、ハのIDタグ5がA、B、Cなるデータを有していることが分かる。
【0041】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、以下のような変更或いは拡張が可能である。
IDタグ5にデータが正しく書き込まれたか否かの確認は、IDタグ5のID番号を指定して個別に行うようにしても良い。このようにしても、コントローラ1は、IDタグ5から書き込みデータを読み出して、送信したデータと比較する動作を行わずとも、ベリファイNGフラグが「1」にセットされているかを読み出すだけで良いから、その確認のために要する時間を短縮できる。
前記一実施例では、ベリファイNGフラグが「1」にセットされているものだけ、応答信号を送信するようにしたが、ベリファイNGフラグが「1」か「0」かの別を送信するようにしても良い。
また、送信した確認データと同一のデータを有するIDタグのみが応答信号を送信するようにすると、同一データを有するIDタグの検索に用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、IDタグにデータを書き込む場合の制御内容を示すIDタグ側のフローチャート
【図2】同コントローラ側のフローチャート
【図3】マルチライトコマンドのフォーマットを示す概念図
【図4】IDタグの電気的構成を示すブロック図
【図5】コントローラの電気的構成を示すブロック図
【図6】コントローラを示す斜視図
【図7】本発明の他の実施例を示すIDタグの書き込みデータの内容とマルチベリファイIDコマンドの確認データの内容を示す図
【符号の説明】
図中、1はコントローラ(リードライト装置)、2は卓上アンテナ、4は宝飾品、5はIDタグ、10はMPU(データ検出手段)、13はメモリ部(データ記憶手段)、14はMPU、20はRAMである。

Claims (1)

  1. データ記憶手段および検出結果記憶手段を備えたIDタグと、このIDタグに対してデータの読み書きを行なう読み書き手段を備えたリードライト装置とからなり、
    前記リードライト装置は、複数の前記IDタグに対して同時にデータを書き込む動作を実行した後、それら複数のIDタグに対して同時に前記書き込みデータと同一のデータを確認対象データとして前記確認命令と共に送信し、
    前記複数の各IDタグは、前記リードライト装置から送信されたデータを前記データ記憶手段に書き込んだ後、前記リードライト装置から前記確認対象データが前記確認命令と共に送信されてきたとき、前記データ記憶手段に前記確認対象データと同一のデータが書き込まれているか否かを検出してその結果を前記検出結果記憶手段に記憶するように構成され、
    更に、前記リードライト装置は、前記確認命令を送信した後、問い合わせ信号を前記複数のIDタグに対して同時に送信し、
    前記複数の各IDタグは、前記データ記憶手段に前記確認対象データと同一のデータが書き込まれていないことが検出されたときに限り、前記問い合わせ信号に応答する応答信号を前記リードライト装置に送信するように構成されていることを特徴とするIDタグリードライトシステム。
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