JP2005275457A - 携帯可能電子媒体の発行装置、携帯可能電子媒体、及び携帯可能電子媒体の発行方法 - Google Patents

携帯可能電子媒体の発行装置、携帯可能電子媒体、及び携帯可能電子媒体の発行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 発行システムが複数の非接触式ICカードCに対して発行に必要な複数の発行命令を短時間で送信することができ、大量の非接触式ICカードに対する発行処理を短時間で実行することができる。
【解決手段】 発行システム1は、非接触式ICカードCからの応答の有無にかかわらずに、発行処理に必要な全ての発行命令を複数の非接触式ICカードCに対して順次送信し、非接触式ICカードCは、発行システム1から順次供給される複数の発行命令に対して応答なしで発行処理を行うようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、無線通信機能を有する非接触式のICカード内の不揮発性メモリに発行情報を記録する発行処理を行う携帯可能電子媒体の発行システム、及び携帯可能電子媒体の発行方法に関する。
従来、ICカードは、その使用目的や使用用途に応じて必要な鍵ファイルやデータファイル等をICカード内部の不揮発性メモリ上に定義し、更に、それらのファイルにデータを書き込むことによって使用可能な状態になる。この手順は一般にICカードの発行処理と呼ばれている。
上記ICカードは、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどを有するICチップが内蔵されており、その製造段階においてROM等に外部からのコマンドを処理するための制御プログラムが記録されている。このようなICカードでは、上記のような発行処理において発行装置からのデータ書込み要求などの発行命令に応じた処理を実行する機能が予め用意されている。自身に発行情報を書込むための命令を実行する機能が用意されている。
従来のICカードでは、通常、1つのコマンドに対して実行により1つのファイルを定義したり、1単位のデータを書き込むようになっており、さらに、各コマンドに対してその実行結果などを応答するようになっている。このため、従来のICカードの発行処理は、発行装置が発行に必要なファイルやデータの数だけ発行命令を各ICカードに送信し、ICカードが各発行命令を逐次実行し、その実行結果などを示す応答を発行装置に返すことによってなされる。
特に、ICカードは、その使用目的に応じて、金融情報や個人情報など重要な情報を扱うことが多い。このため、ICカード内に記録されるデータの信頼性やセキュリティ性が重視される。このため、ICカードでは、与えられた命令の処理が完全に完結してから次の命令を受けて処理を行う逐次方式の処理を行っている。また、ICカードはデータの記憶素子としてEEPROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリを用いているが、これらの記憶素子は1回のデータ書き込みに数mSから数百mSの時間を要するという短所がある。上記のようなICカードの発行手続きを行う場合において、ICカードに与えられるデータ書込み命令などの発行命令は、一般に前述の逐次方式の通信方法によって実行される。このため、ICカード内の不揮発性メモリへのデータの書き込むを繰り返して発行処理を行うようになっている。
さらに、近年では、様々な分野でICカードが使われるようになってきている。このため、ICカードが多機能化して1つのカードで様々な機能を有するようになっている。そのためには、発行手続きにおいて1つのICカード内に多くのファイル定義やデータの書込みを行わねばならない。しかしながら、前述のような逐次方式で発行のための命令を実行しているために、1つのICカードを発行するのに数分の時間を要することも珍しくないという問題点がある。
上記のように、従来の携帯可能電子媒体の発行装置では、複数の発行命令群を携帯可能電子媒体に実行させるには、各発行命令を伝送する毎に携帯可能電子媒体からの応答を受信して処理結果の確認を繰り返して行う必要があるため、複数の携帯可能電子媒体の発行手続きに時間がかかるという問題点がある。
そこで、この発明は、複数の携帯可能電子媒体に対する発行手続きに時間がかかるという問題点を解決するため、複数の携帯可能電子媒体に対する発行手続きを短時間で行うことができる携帯可能電子媒体の発行装置、携帯可能電子媒体、及び携帯可能電子媒体の発行方法を提供することを目的とする。
この発明の携帯可能電子媒体の発行装置は、受信した命令に応じて動作する携帯可能電子媒体の発行処理を行うものにおいて、携帯可能電子媒体へ発行命令を送信する送信手段と、前記送信手段により携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、応答の有無にかかわらずに、複数の携帯可能電子媒体に対して順次送信する処理手段とから構成されている。
この発明の携帯可能電子媒体は、受信した命令に応じて動作するものにおいて、発行装置からの発行命令を受信する受信手段と、前記受信手段により発行装置から発行命令を順次受信するごとに、受信した発行命令に対して応答を行わずに、受信した発行命令に応じた発行処理を実行する実行手段とから構成されている。
この発明の携帯可能電子媒体の発行方法は、携帯可能電子媒体の発行装置を用いて携帯可能電子媒体の発行処理を行う方法であって、前記携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、各携帯可能電子媒体からの応答の有無にかかわらずに、前記発行装置から複数の携帯可能電子媒体に対して順次送信し、前記発行装置から発行命令を受信した各携帯可能電子媒体は発行命令に対して応答することなく発行命令に応じた発行処理を行うことを特徴とする。
この発明によれば、複数の携帯可能電子媒体に対する発行手続きを短時間で行うことができる携帯可能電子媒体の発行装置、携帯可能電子媒体、及び携帯可能電子媒体の発行方法を提供できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るICカード発行システム(携帯可能電子媒体の発行装置)の構成例を示す図である。本実施の形態において、上記ICカード発行システムは、携帯可能電子媒体としての無線通信機能を有する非接触式ICカードCに対する発行処理を行うものであるものとする。
図1に示すように、ICカード発行システムは、制御装置11とリーダライタ12とから構成され、上記制御装置11と上記リーダライタ12とが通信ライン13により接続されている。これにより、上記制御装置11と上記リーダライタ12とは、上記通信ライン13を介してデータの送受信が行なわれるように構成されている。
上記制御装置11は、PC等により構成され、上記リーダライタ12に対する上位装置として機能する。上記リーダライタ12は、所定の通信範囲12a内の非接触式ICカードCとの無線通信を行う機能を有し、上記制御装置11からの指示に基づいて上記非接触式ICカードCへコマンドを送信したり、上記非接触式ICカードCからの応答を受信したりするようになっている。従って、上記リーダライタ12は、非接触式ICカードCとの無線通信によるデータの送受信によって、非接触式ICカードCにデータを記録したり、非接触式ICカードCからデータを読み取ったりするようになっている。
次に、上記制御装置11の構成例について説明する。
図2は、上記制御装置11の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、上記制御装置11は、制御部21、操作部22、表示部23、記憶部24、インターフェース25などを有している。
上記制御部21は、制御装置全体を制御するものであり、例えば、RAM、ROM及びCPUなどにより構成される。また、上記制御部21は、タイマ21aを有し、上記リーダライタ12によりコマンドの送信タイミングを制御する機能も有している。上記操作部22は、オペレータからの操作指示が入力されるものであり、例えば、キーボードなどの入力装置により構成される。上記表示部23は、オペレータに対する操作案内などを表示するものであり、例えば、CRTディスプレイなどにより構成される。上記記憶部24は、非接触式ICカードの発行データなどが記録されるものであり、例えば、ハードディスクドライブなどにより構成される。上記インターフェース25は、通信ライン13を介してリーダライタ12とのデータの送受信を行うインターフェースである。
次に、上記リーダライタ12の構成例について説明する。
図3は、上記リーダライタ12の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、上記リーダライタ12は、制御部31、記憶部32、インターフェース33、送受信部34、アンテナ35などを有している。
上記制御部31は、リーダライタ全体の制御を司るものである。上記記憶部32は、上記制御装置11から与えられたデータや上記非接触式ICカードCとの通信データなどを一時的に記憶するものである。上記インターフェース33は、通信ライン13を介して上記制御装置11とのデータの送受信を行うインターフェースである。
上記送受信部34は、上記アンテナ35を介して上記非接触式ICカードCとのデータの送受信を行うものである。上記送受信部34は、例えば、変復調回路、送信回路、受信回路などにより構成されている。上記アンテナ35は、無線電波を送信したり、無線電波を受信したりするものである。上記送受信部34及び上記アンテナ35は、送信手段あるいは通信手段として機能し、上記通信範囲12a内の非接触式ICカードCとの無線通信を行う。
次に、上記非接触式ICカードCの構成例について説明する。
図4は、上記非接触式ICカードCの構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、非接触式ICカードCは、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)41、ROM42、RAM43、不揮発性メモリ44、送受信回路45、およびアンテナ46を有している。上記CPU41、ROM42、RAM43、不揮発性メモリ44、送受信回路45及び電源生成部47などの各部は、ICチップにより構成され、当該非接触式ICカードCの筐体内に埋設される。
上記CPU41は、制御手段としての機能し、非接触式ICカード全体の制御を司るものである。上記CPU41は、例えば、上記リーダライタ12からのコマンドに応じて各種データ処理などを実行するようになっている。上記ROM42は、プログラムメモリとして機能し、例えば、マスクROMなどの書換え不可能な不揮発性メモリにより構成されている。上記ROM42には、当該非接触式ICカードの動作を司る制御プログラムやデータなどが記憶されている。
例えば、上記リーダライタ12からのコマンドに対する処理は、上記CPU41が上記ROM42に記憶されている種々の制御プログラムを実行することにより実現される。すなわち、上記リーダライタ12などの外部からの種々のコマンドに対する当該非接触式ICカードCの動作は、上記ROM42に記憶される各コマンドに対応する各制御プログラムにより実現される。
上記RAM43は、ワーキングメモリとして機能し、書換え可能な揮発性メモリにより構成されている。上記RAM43は、例えば、外部との通信データや上記CPU41により実行される種々の処理における作業用のデータなどを一時的に記憶するバッファメモリとして利用される。
上記不揮発性メモリ44は、書換え可能な不揮発性のデータメモリとして機能し、たとえば、EEPROMやフラッシュメモリなどの記憶内容が書換え可能な不揮発性メモリにより構成されている。上記不揮発性メモリ44には、当該非接触式ICカードの使用目的や使用用途に応じた運用データとしての各種データが格納(記憶)される。例えば、当該非接触式ICカードがクレジットカードとして利用される場合、上記不揮発性メモリ44には、所持者の個人情報やカード発行会社、カード識別情報及び有効期限情報などの金融情報などがクレジット取引用のデータとして記録される。
上記送受信回路45は、上記アンテナ46を介して上記リーダライタ12などの外部機器とのデータ通信を行うものである。上記送受信回路45は、例えば、変調回路、復調回路、送信回路及び送受信回路などにより構成される。上記アンテナ46は、電波の送受信を行うものである。上記アンテナ46は、例えば、当該非接触式ICカードCの筐体内に埋設され、上記CPU41、ROM42、RAM43、不揮発性メモリ44、送受信回路45及び電源生成部47などの機能を有するICチップに接続されている。
上記送受信回路45及び上記アンテナ46は、受信手段あるいは通信手段として機能し、上記リーダライタ12とのデータの送受信を実現するものである。例えば、上記リーダライタ12から電波で送信されたコマンドは、上記アンテナ46により受信されて受信信号として上記送受信回路45に供給される。上記送受信回路45では、上記アンテナ46から供給された受信信号を復調して上記CPU41へ供給するようになっている。また、当該非接触式ICカードC内で生成された送信データは、上記送受信回路45により変調されて上記アンテナ46を介して外部へ送信される。
上記電源生成部47は、電源生成手段として機能し、アンテナ46が受信した電力波から動作電圧を生成するものである。上記電源生成部47は、上記アンテナ46が受信した電力波から生成した動作電圧を当該非接触式ICカードC内の各部に供給するようになっている。
次に、上記発行システム1と上記非接触式ICカードCとの関係について説明する。
上述したように、上記非接触式ICカードCは、無線通信により外部機器とのデータ通信を行う機能を有している。このような非接触式ICカードCの発行処理は、発行システム側から種々の発行命令をコマンドとして送信し、その発行命令に応じた処理を非接触式ICカードC自身が実行することにより行われる。
通常、非接触式ICカードは、外部からの1つのコマンドに対して、そのコマンドに対する処理を実行し、その処理結果を応答として返信するようになっている。このため、従来は、発行処理時においても、発行システムからの1つの発行命令(コマンド)に対して非接触式ICカードが必ず1つの応答を行っている。つまり、従来の発行処理は、発行システムと非接触式ICカードとが1対1で行われている。
これに対して、本実施の形態では、発行システム1と非接触式ICカードCとが1対複数で発行処理を行うようにするものである。すなわち、本実施の形態では、図1に示すように、1つの発行システム1に対して複数の非接触式ICカードCが発行処理を行うものである。また、図1では複数の非接触式ICカードCがリーダライタ12の通信範囲12a内に存在する場合を示しているが、上記発行システム1と複数の非接触式カードCとの関係は種々の形態が可能である。
図5は、1つの発行システムに対して複数の非接触式ICカードCが重ねられた状態で発行処理を行う形態を示す図である。また、図6は、1つの発行システムに対して搬送装置50により搬送される複数の非接触式ICカードCが発行処理を行う形態を示す図である。
図5に示す例では、発行システム1は、重ねられた状態の複数の非接触式ICカードCに対して発行命令を送信し、重ねられた状態の複数の非接触式ICカードCは、上記発行システム1からの発行命令をそれぞれ受信し、受信した発行命令に応じた発行処理を実行する。この場合、上記発行システム1のリーダライタ12の通信特性は、図5に示すように、重ねられた状態の複数の非接触式ICカードCが通信範囲12a内となるように設計される。
また、図6に示す例では、上記発行システム1は、搬送装置50により搬送される複数の非接触式ICカードに対して発行命令を送信し、上記搬送装置50上の複数の非接触式ICカードCは、上記発行システム1からの発行命令を受信し、受信した発行命令に応じた発行処理を実行する。この場合、上記発行システム1のリーダライタ12の通信特性は、図6に示すように、上記搬送装置50により搬送される複数の非接触式ICカードが通信範囲12a内となるように設計される。
また、上記搬送装置50は、上記発行システム1の制御装置11により制御されるようにしても良い。この場合、上記制御装置11は、上記搬送装置50により非接触式ICカードCの搬送を制御しつつ、上記リーダライタ12による搬送装置50上の非接触式ICカードCに対する発行命令の供給を制御する。すなわち、上記発行システム1では、上記制御装置11によって大量の非接触式ICカードに対する搬送処理と発行処理とを制御することができ、大量の非接触式ICカードCの発行を自動化することができる。
さらに、上記図5に示す形態と図6に示す形態と組み合わせて、重ねた状態の複数の非接触式ICカードを搬送装置50により搬送しつつ発行処理を行うようにしても良い。この場合、大量の非接触式ICカードの発行を効率良く行うことができるため、特に、大量の非接触式ICカードの発行を短期間で行う必要がある状況などで有効である。
また、複数の非接触式ICカードに対する発行処理を非接触式ICカードの製造段階で実行するようにしても良い。例えば、非接触式ICカードの製造において複数の非接触式ICカードが大きなカード基材上に形成されている状態の製造段階がある場合、その状態で複数の非接触式ICカードに対して発行処理を行うようにしても良い。この場合、大きなカード基材上に複数の非接触式ICカードが形成されている状態において発行システム1が複数の非接触式ICカードに対して後述するような発行処理を行い、その発行処理の完了後に、個々の非接触式ICカードをカード基材から打ち抜き、或いは、切断することにより、発行処理済みの非接触式ICカードを製造及び発行するようすれば良い。このような形態によれば、製造段階で効率的に複数の非接触式ICカードに対する発行処理を実行できる。
次に、発行処理時における上記発行システム1の動作について説明する。
図7は、発行処理における上記発行システム1の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、上記制御装置11では、発行処理に必要な種々の発行命令(発行命令群)が設定される(ステップS11)。上記発行命令群の各発行命令は、複数の非接触式ICカードCに対して発行処理としての不揮発性メモリ44へのデータの書込み処理等を要求するものであるが、その処理結果の応答は要求しないコマンドである。
また、上記発行命令群の各発行命令は、発行処理において発行システム1から非接触式ICカードCへ送られるファイルの定義命令やデータの書込み命令などの複数の発行命令としての複数のコマンド(発行命令1、2、…、n)である。すなわち、上記発行命令群は、不揮発性メモリ44におけるファイルの定義命令やデータの書込み命令などであり、発行する非接触式ICカードCの不揮発性メモリ44の仕様に応じて設定されるものである。このため、上記発行命令群は、発行する複数の非接触式ICカードCに共通のものであり、上記発行命令群に対する処理によって、各非接触式ICカードCの不揮発性メモリ44には、同様なファイルが定義され、同様な設定データが書き込まれる。
また、上記不揮発性メモリ44の仕様は、不揮発性メモリ44上に定義する鍵ファイル及びデータファイルなどのファイルや設定データなどのファイルに記録する書込みデータなどを示すものであり、発行する非接触式ICカードCの使用目的や使用用途に基づいて予め決められる。例えば、上記発行命令群は、オペレータが上記操作部22にて不揮発性メモリ44上の定義ファイル及び書込みデータなど指定することにより設定される。
上記制御装置11において発行命令群が設定されると、上記制御装置11の制御部21は、各発行命令(発行命令1、2、…、n)に対する処理を非接触式ICカードCが実行するのに要する時間(処理時間)を判断する(ステップS12)。
各発行命令に対する処理時間は、非接触式ICカードCの動作速度や不揮発性メモリ44へのデータの書込みに要する時間などに基づいて予測される処理時間である。なお、本実施の形態では各発行命令に対する処理時間を予め判断しておくものとしたが、各発行命令に対する処理時間の判断は、各発行命令を送信した際に判断するようにしても良い。
上記発行命令群の各発行命令に対する処理時間を判断すると、上記制御装置11の制御部21は、上記リーダライタ12により各発行命令(発行命令1、2、…、n)を順次送信する(ステップS13、S15、S17)。各発行命令は、上記制御装置11から制御部21から上記リーダライタ12へ送信用のコマンドとして供給され、上記リーダライタ12から通信範囲12a内の複数の非接触式ICカードCに対して送信される。
上記リーダライタ12により発行命令(発行命令1、2、…、n)を送信すると、上記制御装置11の制御部21は、上記タイマ21aにより発行命令(発行命令1、2、…、n)を送信した時からの時間を計時し、その発行命令に対する処理時間が経過したか否かを監視する(ステップS14、S16、S18)。これにより送信した発行命令に対する処理時間が経過したと判断するごとに、上記制御装置11の制御部21は、次ぎの発行命令を順次送信する。
上記のような発行処理では、上記発行システム1が、非接触式ICカードCからの応答の有無にかかわらずに、発行処理に必要な全ての発行命令を上記リーダライタ12の通信範囲12a内の複数の非接触式ICカードCに対して順次送信するようにしたものである。これにより、上記発行システム1は、各発行命令を複数の非接触式ICカードCに対して一括して送信することができるため、複数の非接触式ICカードCに対して発行に必要な複数の発行命令を短時間で送信することができ、大量の非接触式ICカードに対する発行処理を短時間で実行することができる。
次に、非接触式ICカードCが正常に発行処理されているか否かを確認する処理について説明する。
上述した図7に示すような発行処理の手順によれば、上記発行システム1では、非接触式ICカードCが発行処理を正常に実行したか否かを確認できない。このため、上記のような手順で発行処理を行った非接触式ICカードCについては、別途、発行処理が正常に行われたか否かを確認する処理が必要となる。この実施の形態では、上記発行システム1が発行処理済みの非接触式ICカードCに対して確認命令を送信し、その確認命令に対する応答に基づいて発行処理が正常に行われているか否かを判定するものとする。
なお、非接触式ICカードCが正常に発行処理されているか否かを確認する処理は、発行システム1のリーダライタ12と非接触式ICカードとが1対1の通信形態で行うことができるものであれば良い。例えば、マルチリードの通信方式によって、リーダライタ12が通信範囲12a内の特定の非接触式ICカードとの1対1の通信を実現するようにしても良いし、上記リーダライタ12の通信範囲12aに1つの非接触式ICカードを配置して、リーダライタ12と非接触式ICカードCとが1対1の通信を実現するようにしても良い。
図8は、発行処理済みの非接触式ICカードCに対する確認処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、オペレータは、発行処理済みの非接触式ICカードCを上記リーダライタ12の通信範囲12a内に置き、上記制御装置11の操作部22にて発行処理の確認を行う旨の操作指示を入力する。すると、上記制御装置11の制御部21は、上記リーダライタ12により確認命令を送信する(ステップS21)。
この確認命令は、非接触式ICカードCに対して発行命令に対する処理として不揮発性メモリ44に書き込んだ内容を確認し、その確認結果を応答として要求するコマンドである。上記確認命令に対する応答は、上記リーダライタ12により受信され、上記リーダライタ12から上記制御装置11へ供給される。
すなわち、上記確認命令を送信した後、上記制御装置11の制御部21は、非接触式ICカードCからの応答を待つ。この状態において上記リーダライタ12が非接触式ICカードCからの応答を受信した場合、上記制御装置11の制御部21は、その応答に基づいて当該非接触式ICカードCが正常に発行処理が行われているか否かを判定する(ステップS23)。
例えば、上記確認命令に対して非接触式ICカードCから発行処理が正常に行われている旨の応答を受信した場合、上記制御装置11の制御部21は、当該非接触式ICカードCが正常に発行処理されたものと判定し(ステップS23、YES)、その旨を表示部23に表示してオペレータに通知する。
また、非接触式ICカードCから発行処理が正常に行われなかった旨の応答を受信した場合、上記制御装置11の制御部21は、当該非接触式ICカードCが正常に発行処理されていないものと判定し(ステップS23、NO)、発行エラーに対する処理としてのエラー処理を行う(ステップS24)。このエラー処理として、上記制御部21は、上記表示部23に非接触式ICカードCが正常に発行処理されていない旨を表示してオペレータに通知する。また、エラー処理としては、当該非接触式ICカードCに対して所定のエラー処理を施すようにしても良い。
上記のような確認処理によれば、上記発行システム1は、各非接触式ICカードCにおいて正常に発行処理が行われているか否かを確認命令に応答によって確認することができる。
また、上記のような確認命令による発行処理結果の確認は、1対1の通信形態としなければならないが、確認処理は、不揮発性メモリ44を読み出してその内容が正しいか否かを判定することにより実行できるため、不揮発性メモリ44へのデータの書込み処理に比べれば短時間で実行できる処理である。すなわち、処理に時間のかかる発行処理を1対多の通信形態で実行して時間を短縮することができるため、各非接触式ICカードにおける発行処理結果の確認を1対1の通信形態で行っても、発行手続き全体としては時間を短縮することが可能となる。
言い換えれば、複数の非接触式ICカードに対する発行手続きにおいて、処理に時間のかかる発行処理は、1つの発行システムに対して複数の非接触式ICカードとが通信を行う通信形態で、複数の非接触式ICカードCに対して一括して要求して各非接触式ICカードCに処理を実行させ、処理に時間のかからない処理結果の確認処理は、1つの発行システムに対して1つの非接触式ICカードとが通信を行う通信形態で、各非接触式ICカードCに対して処理結果の確認とその応答とを要求するようにしたものである。これにより、確認処理を含めた発行手続き全体としては、処理時間を短縮できるとともに、各非接触式ICカードが正しく処理されているか否かを確認することが可能となる。
次に、上記のような発行システム1に対する非接触式ICカードCの動作について説明する。
上記のように、発行システム1では、発行手続きにおいて、コマンドとして応答を要求しない発行命令と応答を要求する確認命令とを非接触式ICカードCに送信するようになっている。上記非接触式ICカードCでは、外部装置からの各コマンドに対応する処理を上記ROM42に予め記録されている制御プログラムに基づいて実行するようになっている。従来の非接触式ICカードCでは、外部装置からの各コマンドに対して応答するように設計されているが、本実施の形態の非接触式ICカードCでは、上記発行システム1から発行命令に対しては応答を行わないように設計されている。
すなわち、上記発行システム1からの発行処理を行うための専用命令である発行命令については、当該発行命令を実行しても応答を出力しないようにする制御プログラムがROM42に記憶されている。また、上記発行システム1からの発行処理結果の確認命令については、当該確認命令を実行し、その確認結果を応答として出力する制御プログラムがROM42に記憶されている。
図9は、非接触式ICカードCの動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、上記非接触式ICカードCは、上記発行システム1からのコマンド待ちの状態となっているものとする(ステップS31)。この状態において、上記発行システム1等の外部装置からのコマンドを受信すると(ステップS31、YES)、上記非接触式ICカードCは、受信したコマンドを上記RAM43にバッファし、当該コマンドがどのようなコマンドであるかを判断する(ステップS32、S33)。
上記発行システム1から発行命令を受信した場合、上記CPU41は、受信したコマンドが発行命令である判断する(ステップS32、YES)。この場合、上記CPU41は、ROM42に記憶されている制御プログラムに基づいて当該発行命令に対する処理を実行する(ステップS33)。上記発行システム1から受信した発行命令に対する処理を実行すると、上記CPU41は、その発行命令に対する処理結果等の応答を出力することなく、次ぎのコマンドの受信待ち状態とする(ステップS34)。
このような処理により上記発行システム1から複数の発行命令が順次送信されて来ても、非接触式ICカードCは、それらの発行命令に対する応答なしで、各発行命令に対する処理を順次実行することが可能となる。
また、上記発行システム1から確認命令を受信した場合、上記CPU41は、受信したコマンドが確認命令であると判断する(ステップS33、YES)。この場合、上記CPU41は、ROM42に記憶されている制御プログラムに基づいて当該確認命令に対応する確認処理を実行する(ステップS36)。上記発行システム1から受信した確認命令に対する処理を実行すると、上記CPU41は、確認命令に対する処理結果として発行処理が正常に行われたか否かを示す応答を出力する(ステップS37)。
上記確認処理としては、例えば、不揮発性メモリ44の所定の領域に、実行した発行命令の数および各発行命令が正常に実行されたか否かを表す情報を記録しておき、その情報を確認命令に基づいて確認するようにしても良い。この場合、発行システム1は、確認命令ととともに実行すべきであった発行命令の数を送信し、これに対して、非接触式ICカードCは、上記不揮発性メモリ44の所定領域に記録されている基づき、非接触式ICカードCが実行した発行命令の数と確認命令とともに通知された発行命令の数が一致し、かつ、各発行命令が正常に実行されているか否かにより、発行処理が正常に行われているか否かを判断するようにすれば良い。
また、上記確認処理としては、発行命令によって書き込みを行った不揮発性メモリ44のメモリ領域に記録されているデータの正当性をサムチェックなどの方法により確認するようにしても良い。この場合、発行システム1は、確認命令とともに正常に発行処理された場合の値を非接触式ICカードCへ送信し、これに対して、非接触式ICカードCは、上記不揮発性メモリ44のメモリ領域に記録されているデータの値が確認命令とともに通知された正常に発行処理された場合の値とが一致するか否かにより発行処理が正常に行われたか否かを判断するようにすれば良い。
このような確認処理により上記発行システム1から確認命令が送信されてきた場合には、非接触式ICカードCは、種々の発行命令に基づく発行処理が正常に行われたか否かを確認し、その確認結果を当該確認命令に対する応答として上記発行システム1に通知することが可能となる。
また、外部装置から発行命令及び確認命令以外のコマンドを受信した場合、上記CPU41は、受信したコマンドが発行命令でも確認命令でもないその他の命令であると判断する(ステップS33、NO)。この場合、上記CPU41は、ROM42に記憶されている制御プログラムに基づいて当該命令に対応する処理を実行する(ステップS36)。このような発行命令以外の処理については、当該処理の処理結果等を応答として出力する(ステップS39)。
上記のように、本実施の形態の非接触式ICカードでは、発行システムから順次送信される発行命令を受信するごとに各発行命令に対して処理結果の応答なしで発行処理を実行するようにしたため、複数の非接触式ICカード宛に送信された発行命令に対して各非接触式ICカードがそれぞれ発行処理を行うことができる。
さらに、上記発行システムからの確認命令を受信した場合には発行命令に対する処理として実行した発行処理が正常に行われたか否かを確認し、その確認結果を発行システムに返すようにしたため、複数の発行命令に対して応答なしで発行処理を行った場合であっても、各非接触式ICカードがそれぞれ発行処理が正常に行われたか否かを発行システム川に通知することができる。
上記のように、本実施の形態で説明した発行方法では、発行システムが複数の非接触式ICカードに対して同時に一括して複数の発行命令を順次伝送し、各非接触式ICカードが発行システムからの発行処理を行うための専用命令である発行命令に対して当該発行命令を実行しても応答を出力しないようにしたものである。
これにより、非接触式ICカードの発行処理を発行システムと非接触式ICカードとが1対多の通信形式で行うことができるため、複数の非接触式ICカードの発行手続きにかかる時間を短縮することができ、特に、非接触式ICカードの大量発行を行う場合にはその効果が大きくなる。
さらに、上記のような形態で発行処理を行った各非接触式ICカードについては、発行システムからの確認命令により正しく発行がなされたかどうかの確認処理を行うようにしたものである。
これにより、上記のような処理結果に対する応答の確認なしで発行処理を行った非接触式ICカードであっても正しく発行処理が行われたか否かを確認することができる。また、上記のような確認命令に対する確認処理は、不揮発性メモリへの書き込みを伴う発行命令に対する発行処理に比して短時間に完了するため、発行手続き全体にかかる時間は結果として大幅に短縮することができる。
本発明の実施の形態に係るICカード発行システムの構成例を示す図。 制御装置の構成例を示すブロック図。 リーダライタの構成例を示すブロック図。 非接触式ICカードの構成例を示すブロック図。 発行処理における発行システムと複数の非接触式ICカードCとの関係例を示す図。 発行処理における発行システムと複数の非接触式ICカードCとの関係例を示す図。 発行処理における発行システムの動作例を説明するためのフローチャート。 発行処理済みの非接触式ICカードに対する確認処理の動作例を説明するためのフローチャート。 非接触式ICカードの動作例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
C…非接触式カード、1…発行システム、11…制御装置、12…リーダライタ、12a…通信範囲、13…通信ライン、21…制御部、21a…タイマ、22…操作部、23…表示部、24…記憶部、25…インターフェース、31…制御部、32…記憶部、33…インターフェース、34…送受信部、35…アンテナ、41…CPU、42…ROM、43…RAM、44…不揮発性メモリ、45…送受信回路、46…アンテナ、47…電源生成部、50…搬送装置

Claims (14)

  1. 受信した命令に応じて動作する携帯可能電子媒体の発行処理を行う携帯可能電子媒体の発行装置において、
    携帯可能電子媒体へ発行命令を送信する送信手段と、
    前記送信手段により携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、応答の有無にかかわらずに、複数の携帯可能電子媒体に対して順次送信する処理手段と、
    を具備することを特徴とする携帯可能電子媒体の発行装置。
  2. 受信した命令に応じて動作する携帯可能電子媒体の発行処理を行う携帯可能電子媒体の発行装置において、
    携帯可能電子媒体へ発行命令を送信する送信手段と、
    前記携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令について各発行命令の処理に要する時間を判断する判断手段と、
    前記送信手段により携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、応答の有無にかかわらずに前記判断手段により判断した各発行命令の処理に要する時間が経過するごとに、複数の携帯可能電子媒体に対して複数の発行命令を順次送信する処理手段と、
    を具備することを特徴とする携帯可能電子媒体の発行装置。
  3. 前記発行命令は、携帯可能電子媒体の不揮発性メモリに発行データを書き込む命令である、ことを特徴とする前記請求項1又は2に記載の携帯可能電子媒体の発行装置。
  4. 受信した命令に応じて動作する携帯可能電子媒体の発行処理を行う携帯可能電子媒体の発行装置において、
    携帯可能電子媒体とのデータの送受信を行う通信手段と、
    前記通信手段により携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、応答の有無にかかわらずに、複数の携帯可能電子媒体に対して順次送信する処理手段と、
    この処理手段により発行処理に必要な全ての発行命令を送信した各携帯可能電子媒体に対して、発行処理が正常に行われたか否かの確認を要求する確認命令を前記通信手段により送信する確認要求手段と、
    この確認要求手段により送信した確認命令に対する携帯可能電子媒体からの応答に基づいて当該携帯可能電子媒体が正常に発行されたか否かを判定する判定手段と、
    を具備することを特徴とする携帯可能電子媒体の発行装置。
  5. 受信した命令に応じて動作する携帯可能電子媒体の発行処理を行う携帯可能電子媒体の発行装置において、
    携帯可能電子媒体とのデータの送受信を行う通信手段と、
    前記携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令について各発行命令の処理に要する時間を判断する判断手段と、
    前記通信手段により携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、応答の有無にかかわらずに前記判断手段により判断した各発行命令の処理に要する時間が経過するごとに、複数の携帯可能電子媒体に対して複数の発行命令を順次送信する処理手段と、
    この処理手段により発行処理に必要な全ての発行命令を送信した各携帯可能電子媒体に対して、発行処理が正常に行われたか否かの確認を要求する確認命令を前記通信手段により送信する確認要求手段と、
    この確認要求手段により送信した確認命令に対する携帯可能電子媒体からの応答に基づいて当該携帯可能電子媒体が正常に発行されたか否かを判定する判定手段と、
    を具備することを特徴とする携帯可能電子媒体の発行装置。
  6. 前記発行命令は、携帯可能電子媒体の不揮発性メモリに発行データを書き込む命令であり、前記確認命令は、携帯可能電子媒体の不揮発性メモリに書き込まれている発行データが正常か否かの確認を要求する命令である、ことを特徴とする前記請求項4又は5に記載の携帯可能電子媒体の発行装置。
  7. 受信した命令に応じて動作する携帯可能電子媒体において、
    発行装置からの発行命令を受信する受信手段と、
    前記受信手段により発行装置から発行命令を順次受信するごとに、受信した発行命令に対して応答を行わずに、受信した発行命令に応じた発行処理を実行する実行手段と、
    を具備することを特徴とする携帯可能電子媒体。
  8. 前記発行処理は、不揮発性メモリに発行データを書き込む処理である、ことを特徴とする前記請求項7に記載の携帯可能電子媒体。
  9. 受信した命令に応じて動作する携帯可能電子媒体において、
    発行装置とのデータの送受信を行う通信手段と、
    この通信手段により発行装置から発行処理に用いられる発行命令を受信した場合、受信した発行命令に対する応答を行わずに、受信した発行命令に応じた発行処理を実行する発行処理手段と、
    前記通信手段により発行装置から発行処理が正常に行われたか否かの確認を要求する確認命令を受信した場合、前記発行処理手段による発行処理が正常に行われたか否かを確認し、その確認結果を当該発行装置へ応答する確認処理手段と、
    を具備することを特徴とする携帯可能電子媒体。
  10. 前記発行処理は、不揮発性メモリに発行データを書き込む処理であり、前記確認処理は、不揮発性メモリに書き込まれている発行データが正常か否かを確認してその確認結果を応答する処理である、ことを特徴とする前記請求項9に記載の携帯可能電子媒体。
  11. 携帯可能電子媒体の発行装置を用いて携帯可能電子媒体の発行処理を行う発行方法であって、
    前記携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、各携帯可能電子媒体からの応答の有無にかかわらずに、前記発行装置から複数の携帯可能電子媒体に対して順次送信し、
    前記発行装置から発行命令を受信した各携帯可能電子媒体は発行命令に対して応答することなく発行命令に応じた発行処理を行う、
    ことを特徴とする携帯可能電子媒体の発行方法。
  12. 携帯可能電子媒体の発行装置を用いて携帯可能電子媒体の発行処理を行う発行方法であって、
    前記携帯可能電子媒体が各発行命令の処理に要する時間を判断し、
    前記携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、各携帯可能電子媒体からの応答の有無にかかわらずに各発行命令の処理に要する時間が経過するごとに、前記発行装置から複数の携帯可能電子媒体に対して順次送信し、
    前記発行装置から発行命令を受信した各携帯可能電子媒体は発行命令に対して応答することなく発行命令に応じた発行処理を行う、
    ことを特徴とする携帯可能電子媒体の発行方法。
  13. 携帯可能電子媒体の発行装置を用いて携帯可能電子媒体の発行処理を行う発行方法であって、
    前記携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、各携帯可能電子媒体からの応答の有無にかかわらずに、前記発行装置から複数の携帯可能電子媒体に対して順次送信し、
    前記発行装置から発行命令を受信した各携帯可能電子媒体は発行命令に対して応答することなく、各発行命令に応じた発行処理を行い、
    前記発行装置から各携帯可能電子媒体に発行処理が正常に行われたか否かの確認を要求し、
    この確認要求に対して携帯可能電子媒体内で確認処理を行って、その確認結果を携帯可能電子媒体から前記発行装置へ応答する、
    ことを特徴とする携帯可能電子媒体の発行方法。
  14. 携帯可能電子媒体の発行装置を用いて携帯可能電子媒体の発行処理を行う発行方法であって、
    前記携帯可能電子媒体が各発行命令の処理に要する時間を判断し、
    前記携帯可能電子媒体の発行処理に必要な複数の発行命令を、各携帯可能電子媒体からの応答の有無にかかわらずに各発行命令の処理に要する時間が経過するごとに、前記発行装置から複数の携帯可能電子媒体に対して順次送信し、
    前記発行装置から発行命令を受信した各携帯可能電子媒体は発行命令に対して応答することなく、各発行命令に応じた発行処理を行い、
    前記発行装置から各携帯可能電子媒体に発行処理が正常に行われたか否かの確認を要求し、
    この確認要求に対して携帯可能電子媒体内で確認処理を行って、その確認結果を携帯可能電子媒体から前記発行装置へ応答する、
    ことを特徴とする携帯可能電子媒体の発行方法。
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