JP2001117978A - Idタグシステム - Google Patents
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- JP2001117978A JP2001117978A JP29402499A JP29402499A JP2001117978A JP 2001117978 A JP2001117978 A JP 2001117978A JP 29402499 A JP29402499 A JP 29402499A JP 29402499 A JP29402499 A JP 29402499A JP 2001117978 A JP2001117978 A JP 2001117978A
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Landscapes
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 所望のIDタグに特別の操作を行うことなく
簡単に所定情報を書込むことができるようにする。 【解決手段】 パソコン40は、設置式リーダライタ3
9の通信エリアに位置したIDタグと通信する。皿4に
内蔵された皿タグ5にはすしの販売価格が記憶されてお
り、飲食終了時に皿タグ5からすしの販売価格を読出し
て集計することにより集計作業を短時間で行うことがで
きる。ここで、設置式リーダライタ39に載せられたネ
タ種別タグ41にはネタ種別を示すネタ情報が記憶され
ており、パソコン40は、ネタ種別タグ41に記憶され
ているネタ情報を読取ったときは、そのネタ情報を皿4
に内蔵されている皿タグ5に書込む。従って、皿タグ5
に書込まれたネタ情報を読取ることにより、売れ筋のネ
タを把握することができる。
簡単に所定情報を書込むことができるようにする。 【解決手段】 パソコン40は、設置式リーダライタ3
9の通信エリアに位置したIDタグと通信する。皿4に
内蔵された皿タグ5にはすしの販売価格が記憶されてお
り、飲食終了時に皿タグ5からすしの販売価格を読出し
て集計することにより集計作業を短時間で行うことがで
きる。ここで、設置式リーダライタ39に載せられたネ
タ種別タグ41にはネタ種別を示すネタ情報が記憶され
ており、パソコン40は、ネタ種別タグ41に記憶され
ているネタ情報を読取ったときは、そのネタ情報を皿4
に内蔵されている皿タグ5に書込む。従って、皿タグ5
に書込まれたネタ情報を読取ることにより、売れ筋のネ
タを把握することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソースIDタグか
ら読取った所定情報をデストネーションIDタグに書込
む機能を備えたIDタグシステムに関する。
ら読取った所定情報をデストネーションIDタグに書込
む機能を備えたIDタグシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、移動体の識別システムとして、
高周波の電波を利用したリモートIDシステムがある。
これは、コントローラとIDタグとの間で電波による通
信を行い、離れた位置にあるIDタグのデータを読み取
ったり、IDタグにデータを書き込んだりするものであ
る。
高周波の電波を利用したリモートIDシステムがある。
これは、コントローラとIDタグとの間で電波による通
信を行い、離れた位置にあるIDタグのデータを読み取
ったり、IDタグにデータを書き込んだりするものであ
る。
【0003】このようなリモートIDシステムは、配送
システム、在庫管理システム、販売システムなど種々の
システムに応用することが考えられている。その一例と
して、例えば回転すし店の集計システムがある。このシ
ステムの概要は、すしを載せる皿に埋め込んだIDタグ
に、作った時刻、売値などのデータを記録して置き、客
が食事を終えたとき、食べたすしの皿を一か所に集めて
それら皿のIDタグと通信し、そして、IDタグからデ
ータを得て客の支払うべき金額を演算するというもので
ある。
システム、在庫管理システム、販売システムなど種々の
システムに応用することが考えられている。その一例と
して、例えば回転すし店の集計システムがある。このシ
ステムの概要は、すしを載せる皿に埋め込んだIDタグ
に、作った時刻、売値などのデータを記録して置き、客
が食事を終えたとき、食べたすしの皿を一か所に集めて
それら皿のIDタグと通信し、そして、IDタグからデ
ータを得て客の支払うべき金額を演算するというもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
IDタグシステムにおいては、売れ筋のネタを把握し、
それを仕入れや握りに反映させるには、皿に内蔵された
IDタグにネタ種別を書込み、例えば料金精算時にネタ
種別も同時に読込むことにより売れ筋のネタを把握する
必要がある。
IDタグシステムにおいては、売れ筋のネタを把握し、
それを仕入れや握りに反映させるには、皿に内蔵された
IDタグにネタ種別を書込み、例えば料金精算時にネタ
種別も同時に読込むことにより売れ筋のネタを把握する
必要がある。
【0005】しかしながら、ネタ種別をIDタグに書込
むために、例えばパソコンのキーボード操作或いはパネ
ルスイッチでの選択をすし職人に行わせることは、作業
性の観点から実施することはできないと共に、ネタ種別
を書込むための機器が別途必要となり、コスト高を招来
する。また、ネタ種別の入力ミスを生じ易く、すし職人
の疲労が大きくなる虞がある。
むために、例えばパソコンのキーボード操作或いはパネ
ルスイッチでの選択をすし職人に行わせることは、作業
性の観点から実施することはできないと共に、ネタ種別
を書込むための機器が別途必要となり、コスト高を招来
する。また、ネタ種別の入力ミスを生じ易く、すし職人
の疲労が大きくなる虞がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、所望のIDタグに特別の操作を行うこ
となく簡単に所定情報を書込むことができるIDタグシ
ステムを提供することにある。
で、その目的は、所望のIDタグに特別の操作を行うこ
となく簡単に所定情報を書込むことができるIDタグシ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、ソースIDタグ及びデストネーションIDタグを通
信エリアに位置すると、読出手段は、通信エリアに位置
するソースIDタグから所定情報を読出す。そして、書
込手段は、読出手段が読出した所定情報をデストネーシ
ョンIDタグに書込むので、特別の操作を行うことなく
簡単に所定情報をデストネーションIDタグに書込むこ
とができる。
ば、ソースIDタグ及びデストネーションIDタグを通
信エリアに位置すると、読出手段は、通信エリアに位置
するソースIDタグから所定情報を読出す。そして、書
込手段は、読出手段が読出した所定情報をデストネーシ
ョンIDタグに書込むので、特別の操作を行うことなく
簡単に所定情報をデストネーションIDタグに書込むこ
とができる。
【0008】請求項2の発明によれば、書込手段は、同
一のデストネーションIDタグに同一の所定情報を再度
書込むことはないので、デストネーションIDタグの記
憶手段としてEEPROMを用いるにしても、EEPR
OMの寿命が短くなってしまうことを防止できる。
一のデストネーションIDタグに同一の所定情報を再度
書込むことはないので、デストネーションIDタグの記
憶手段としてEEPROMを用いるにしても、EEPR
OMの寿命が短くなってしまうことを防止できる。
【0009】請求項3の発明によれば、読出手段が読込
んだ所定情報は記憶手段に記憶されるので、読出手段が
ソースIDタグから所定情報を一旦読込んだときは、ソ
ースIDタグを通信エリアから除くにしても、記憶手段
には所定情報が記憶されている。これにより、書込手段
は、ソースIDタグの有無にかかわらず所定情報をデス
トネーションIDタグに書込むことができる。
んだ所定情報は記憶手段に記憶されるので、読出手段が
ソースIDタグから所定情報を一旦読込んだときは、ソ
ースIDタグを通信エリアから除くにしても、記憶手段
には所定情報が記憶されている。これにより、書込手段
は、ソースIDタグの有無にかかわらず所定情報をデス
トネーションIDタグに書込むことができる。
【0010】請求項4の発明によれば、ソースIDタグ
は複数設けられているので、複数のソースIDタグから
読込んだ複数の所定情報をデストネーションIDタグに
一気に書込むことができる。
は複数設けられているので、複数のソースIDタグから
読込んだ複数の所定情報をデストネーションIDタグに
一気に書込むことができる。
【0011】請求項5の発明によれば、デストネーショ
ンIDタグは複数設けられているので、ソースIDタグ
から読込んだ所定情報を複数のデストネーションIDタ
グに一気に書込むことができる。
ンIDタグは複数設けられているので、ソースIDタグ
から読込んだ所定情報を複数のデストネーションIDタ
グに一気に書込むことができる。
【0012】請求項6の発明によれば、デストネーショ
ンIDタグに対する所定情報の書込位置はソースIDタ
グに記憶されているので、ソースIDタグに記憶されて
いる書込み位置情報を変更することによりデストネーシ
ョンIDタグに所定情報を効率よく記憶することが可能
となる。
ンIDタグに対する所定情報の書込位置はソースIDタ
グに記憶されているので、ソースIDタグに記憶されて
いる書込み位置情報を変更することによりデストネーシ
ョンIDタグに所定情報を効率よく記憶することが可能
となる。
【0013】請求項7の発明によれば、書込手段は、複
数のソースIDタグから読込んだ複数の所定情報を編集
した状態でデストネーションIDタグに書込むので、デ
ストネーションIDタグに所定情報を極めて効率よく書
込むことができ、書込み可能な情報量を高めることがで
きる。
数のソースIDタグから読込んだ複数の所定情報を編集
した状態でデストネーションIDタグに書込むので、デ
ストネーションIDタグに所定情報を極めて効率よく書
込むことができ、書込み可能な情報量を高めることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図1乃至図11に基づいて説明
する。なお、この実施の形態は、回転すし店の集計シス
テムに適用したものである。ここで、回転すし店とは、
次のような販売システムの店である。
明の第1の実施の形態を図1乃至図11に基づいて説明
する。なお、この実施の形態は、回転すし店の集計シス
テムに適用したものである。ここで、回転すし店とは、
次のような販売システムの店である。
【0015】図2は販売システムを概略的に示してい
る。この図2において、店内にはループ状のコンベア1
が設けられ、そのコンベア1に沿ってテーブル2および
客席3が設けられている。すしは皿4に載せられ、コン
ベア1によって客席3に沿って運ばれる。客は、コンベ
ア1によって運ばれてくる皿4のうちから、好みのすし
が載せられている皿4を取り、食べ終えた後の皿4は順
にテーブル2上に重ね置いていく。店側では、すしをそ
の売値に応じた色或いは模様の皿に載せるので、客は、
重ね置いた皿4と枚数とから店に支払うべきおおよその
金額を知ることができるようになっている。食事を終え
た後は、店員によって皿の枚数が色或いは模様別に数え
られ、店に支払うべき金額が決定される。
る。この図2において、店内にはループ状のコンベア1
が設けられ、そのコンベア1に沿ってテーブル2および
客席3が設けられている。すしは皿4に載せられ、コン
ベア1によって客席3に沿って運ばれる。客は、コンベ
ア1によって運ばれてくる皿4のうちから、好みのすし
が載せられている皿4を取り、食べ終えた後の皿4は順
にテーブル2上に重ね置いていく。店側では、すしをそ
の売値に応じた色或いは模様の皿に載せるので、客は、
重ね置いた皿4と枚数とから店に支払うべきおおよその
金額を知ることができるようになっている。食事を終え
た後は、店員によって皿の枚数が色或いは模様別に数え
られ、店に支払うべき金額が決定される。
【0016】さて、図3に示すように、すしを載せる皿
4は、例えばABS樹脂などのプラスチック製のもの
で、その内部には、IDタグ(以下、皿タグ)(デスト
ネーションIDタグに相当)5が埋め込まれている。こ
の皿タグ5は、図4に示すように、電波信号を送受信す
るためのアンテナ用コイル6と、共振コンデンサ7と、
制御用IC8と、平滑部9とから構成され、共振コンデ
ンサ7、制御用IC8および平滑部9はプリント配線基
板10上に搭載されている。
4は、例えばABS樹脂などのプラスチック製のもの
で、その内部には、IDタグ(以下、皿タグ)(デスト
ネーションIDタグに相当)5が埋め込まれている。こ
の皿タグ5は、図4に示すように、電波信号を送受信す
るためのアンテナ用コイル6と、共振コンデンサ7と、
制御用IC8と、平滑部9とから構成され、共振コンデ
ンサ7、制御用IC8および平滑部9はプリント配線基
板10上に搭載されている。
【0017】上記制御用IC8は、制御部としてのMP
U(マイクロプロセッサユニット)11の他、整流部1
2、変復調部13、メモリ部(EEPROM)14など
を構成する半導体素子をワンチップ化したものである。
また、平滑部9は、図示はしないが平滑コンデンサ、ツ
ェナーダイオードなどを有している。
U(マイクロプロセッサユニット)11の他、整流部1
2、変復調部13、メモリ部(EEPROM)14など
を構成する半導体素子をワンチップ化したものである。
また、平滑部9は、図示はしないが平滑コンデンサ、ツ
ェナーダイオードなどを有している。
【0018】そして、上記アンテナ用コイル6は、共振
コンデンサ7と並列に接続されて共振回路を構成し、外
部機器であるリーダライタから所定の高周波数の電力用
電波信号が送信されてくると、これを受信して整流部1
2に送信する。整流部12は、平滑部9と共に動作用電
源回路を構成するもので、共振回路から送信されてきた
電力用電波信号を整流し、平滑部9により平滑化し且つ
一定電圧の直流電力(動作用電力)にしてMPU11な
どに供給する。
コンデンサ7と並列に接続されて共振回路を構成し、外
部機器であるリーダライタから所定の高周波数の電力用
電波信号が送信されてくると、これを受信して整流部1
2に送信する。整流部12は、平滑部9と共に動作用電
源回路を構成するもので、共振回路から送信されてきた
電力用電波信号を整流し、平滑部9により平滑化し且つ
一定電圧の直流電力(動作用電力)にしてMPU11な
どに供給する。
【0019】リーダライタから送信されてくるデータな
どの信号は、電力用電波信号に重畳して送信されるよう
になっており、その信号は、変復調部13により復調さ
れてMPU11に与えられる。MPU11は、メモリ部
14が有するROMに記憶された動作プログラムに従っ
て動作するもので、変復調部13から入力される信号に
応じた処理を実行し、受信したデータをメモリ部14が
有するEEPROMなどの消去可能な不揮発性メモリに
書き込んだり、メモリ部14からデータを読み出して変
復調部13により変調し、アンテナ用コイル6から電波
信号として送信したりする。
どの信号は、電力用電波信号に重畳して送信されるよう
になっており、その信号は、変復調部13により復調さ
れてMPU11に与えられる。MPU11は、メモリ部
14が有するROMに記憶された動作プログラムに従っ
て動作するもので、変復調部13から入力される信号に
応じた処理を実行し、受信したデータをメモリ部14が
有するEEPROMなどの消去可能な不揮発性メモリに
書き込んだり、メモリ部14からデータを読み出して変
復調部13により変調し、アンテナ用コイル6から電波
信号として送信したりする。
【0020】この皿4の皿タグ5と通信するリーダライ
タとしては、図5に示す手持式リーダライタ15があ
る。この手持式リーダライタ15は、握り部を兼用する
操作部16、例えば液晶からなる表示部17などを備え
ており、また、動作用電源として電池18(図6参照)
を内蔵している。操作部16には、例えば複数のキース
イッチ19が設けられ、これらキースイッチ19によ
り、動作内容を指示したり、集計に必要な基礎的デー
タ、例えば皿4の種類別単価などを入力したりするよう
になっている。この操作部16には、上記のキースイッ
チ19に加えて、集計処理を指示するための集計用キー
スイッチ20が設けられている。
タとしては、図5に示す手持式リーダライタ15があ
る。この手持式リーダライタ15は、握り部を兼用する
操作部16、例えば液晶からなる表示部17などを備え
ており、また、動作用電源として電池18(図6参照)
を内蔵している。操作部16には、例えば複数のキース
イッチ19が設けられ、これらキースイッチ19によ
り、動作内容を指示したり、集計に必要な基礎的デー
タ、例えば皿4の種類別単価などを入力したりするよう
になっている。この操作部16には、上記のキースイッ
チ19に加えて、集計処理を指示するための集計用キー
スイッチ20が設けられている。
【0021】手持式リーダライタ15は、その電気的構
成を示す図6のように、主制御部21およびリモート制
御部22を備えている。そして、主制御部21には、前
記キースイッチ19および集計用キースイッチ20がス
イッチ回路23を介して接続されていると共に、前記表
示部17および上位装置との間でデータの授受を行う通
信部24などが接続されている。このスイッチ回路23
は、操作されたキースイッチに応じた信号を主制御部2
1に送信するものである。また、リモート制御部22は
皿タグ5との間のデータ通信を担当するものであり、皿
タグ5との間で電波信号を送受信するアンテナ部25、
およびブザーなどの発音部26が接続されている。
成を示す図6のように、主制御部21およびリモート制
御部22を備えている。そして、主制御部21には、前
記キースイッチ19および集計用キースイッチ20がス
イッチ回路23を介して接続されていると共に、前記表
示部17および上位装置との間でデータの授受を行う通
信部24などが接続されている。このスイッチ回路23
は、操作されたキースイッチに応じた信号を主制御部2
1に送信するものである。また、リモート制御部22は
皿タグ5との間のデータ通信を担当するものであり、皿
タグ5との間で電波信号を送受信するアンテナ部25、
およびブザーなどの発音部26が接続されている。
【0022】図7は手持式リーダライタ15の主制御部
21の構成を概略的に示している。この図7において、
主制御部21は、MPU27、動作プログラムを記憶し
たROM28、データを一時的に記憶するRAM29、
リモート制御部22との通信を実行する通信部30など
から構成されている。MPU27は、データを処理した
り、周辺機器を制御したりするもので、リモート制御部
22或いはスイッチ回路23から送られてくる信号に応
じた処理を実行すると共に、その実行中の処理内容或い
は処理結果などを表示部17に表示するように構成され
ている。
21の構成を概略的に示している。この図7において、
主制御部21は、MPU27、動作プログラムを記憶し
たROM28、データを一時的に記憶するRAM29、
リモート制御部22との通信を実行する通信部30など
から構成されている。MPU27は、データを処理した
り、周辺機器を制御したりするもので、リモート制御部
22或いはスイッチ回路23から送られてくる信号に応
じた処理を実行すると共に、その実行中の処理内容或い
は処理結果などを表示部17に表示するように構成され
ている。
【0023】また、図8はリモート制御部22の構成を
概略的に示している。この図8において、MPU31、
動作プログラム及び後述するデータベースを記憶したR
OM32、データを一時的に記憶するRAM33、主制
御部21との通信を実行する通信部34などから構成さ
れている。このMPU31は、皿タグ5との通信を制御
すると共に、発音部26の制御を行うもので、皿タグ5
との通信を行う際には、まず、キャリア信号を送信部3
5で変調して電力用電波信号として送信用アンテナ36
から送信し、その後、送信すべきデータを電力用電波信
号に重畳するように送信部35で変調して送信用アンテ
ナ36から送信する。
概略的に示している。この図8において、MPU31、
動作プログラム及び後述するデータベースを記憶したR
OM32、データを一時的に記憶するRAM33、主制
御部21との通信を実行する通信部34などから構成さ
れている。このMPU31は、皿タグ5との通信を制御
すると共に、発音部26の制御を行うもので、皿タグ5
との通信を行う際には、まず、キャリア信号を送信部3
5で変調して電力用電波信号として送信用アンテナ36
から送信し、その後、送信すべきデータを電力用電波信
号に重畳するように送信部35で変調して送信用アンテ
ナ36から送信する。
【0024】皿タグ5から発信された電波信号について
は、これを受信用アンテナ37により受信し、受信部3
8で復調してデータとして弁別する。そして、リモート
制御部22のMPU31は、受信部38で復調されたデ
ータをRAM33に一時的に記憶し、その後、そのデー
タを通信部34を介して主制御部21側に送信するよう
になっている。このリモート制御部22による制御の下
で行われる皿タグ5との通信において、通信モードがマ
ルチリードモードにある場合には、その通信の実行中、
リモート制御部22は、発音部26を駆動して「ピッ、
ピッ」という動作音を発するように制御する。
は、これを受信用アンテナ37により受信し、受信部3
8で復調してデータとして弁別する。そして、リモート
制御部22のMPU31は、受信部38で復調されたデ
ータをRAM33に一時的に記憶し、その後、そのデー
タを通信部34を介して主制御部21側に送信するよう
になっている。このリモート制御部22による制御の下
で行われる皿タグ5との通信において、通信モードがマ
ルチリードモードにある場合には、その通信の実行中、
リモート制御部22は、発音部26を駆動して「ピッ、
ピッ」という動作音を発するように制御する。
【0025】なお、上記マルチリードモードとは、アン
テナ部25による通信エリアに存在する全ての皿タグ5
と通信するモードをいう。通信モードは、このマルチリ
ードモードの他、シングルリードモード、シングルライ
トモードがある。このシングルリードモードとは、皿タ
グ5のID番号を指定して当該ID番号の皿タグ5から
データを読み取るためのモードであり、シングルライト
モードとは、皿タグ5のID番号を指定して当該ID番
号の皿タグ5にデータを書き込むためのモードである。
テナ部25による通信エリアに存在する全ての皿タグ5
と通信するモードをいう。通信モードは、このマルチリ
ードモードの他、シングルリードモード、シングルライ
トモードがある。このシングルリードモードとは、皿タ
グ5のID番号を指定して当該ID番号の皿タグ5から
データを読み取るためのモードであり、シングルライト
モードとは、皿タグ5のID番号を指定して当該ID番
号の皿タグ5にデータを書き込むためのモードである。
【0026】さて、図2に示すようにコンベア1の内側
には皿4に載せられているすしの種別を管理するすしネ
タ管理システム(図2では後述する設置式リーダライタ
39のみを示している)が設置されている。
には皿4に載せられているすしの種別を管理するすしネ
タ管理システム(図2では後述する設置式リーダライタ
39のみを示している)が設置されている。
【0027】図1はすしネタ管理システムの全体を示し
ている。この図1において、設置式リーダライタ39に
は皿4が載置可能となっている。この設置式リーダライ
タ39は、パソコン(読出手段、書込手段に相当)40
からの指令に応じて皿4に質問信号を送信することによ
り通信エリアに位置する皿4に内蔵された皿タグ5から
ID情報を読取るようになっている。この設置式リーダ
ライタ39は上述した手持式リーダライタ15と略同一
構成であるので、その説明は省略する。
ている。この図1において、設置式リーダライタ39に
は皿4が載置可能となっている。この設置式リーダライ
タ39は、パソコン(読出手段、書込手段に相当)40
からの指令に応じて皿4に質問信号を送信することによ
り通信エリアに位置する皿4に内蔵された皿タグ5から
ID情報を読取るようになっている。この設置式リーダ
ライタ39は上述した手持式リーダライタ15と略同一
構成であるので、その説明は省略する。
【0028】ここで、設置式リーダライタ39にはネタ
種別タグ(ソースIDタグに相当)41が載置されるよ
うになっている。このネタ種別タグ41にはネタの種別
を示すネタ情報(所定情報に相当)が記憶されており、
そのネタ情報をパソコン40が読取るようになってい
る。
種別タグ(ソースIDタグに相当)41が載置されるよ
うになっている。このネタ種別タグ41にはネタの種別
を示すネタ情報(所定情報に相当)が記憶されており、
そのネタ情報をパソコン40が読取るようになってい
る。
【0029】パソコン40は、ネタ種別タグ41からネ
タ情報を読取ることによりすしのネタ種別を判断し、判
断したネタ種別を設置式リーダライタ39から送信する
ことにより皿タグ5に書込む。
タ情報を読取ることによりすしのネタ種別を判断し、判
断したネタ種別を設置式リーダライタ39から送信する
ことにより皿タグ5に書込む。
【0030】次に上記構成の作用について説明する。図
9はパソコン40の動作を示すフローチャートで、ネタ
種別タグ41が1個の場合の動作例を示している。この
図9において、パソコン40は、まず、マルチIDリー
ドを実行する(S101)。このマルチIDリードと
は、後述するように通信可能なIDタグを個別に識別し
ながら各IDタグに記憶されているタグ情報を読取る動
作のことで、パソコン40は、読取ったタグ情報に含ま
れるID番号に基づいて通信可能なIDタグ数(ネタ種
別タグ41及び皿タグ5の数)を判断するようになって
いる。
9はパソコン40の動作を示すフローチャートで、ネタ
種別タグ41が1個の場合の動作例を示している。この
図9において、パソコン40は、まず、マルチIDリー
ドを実行する(S101)。このマルチIDリードと
は、後述するように通信可能なIDタグを個別に識別し
ながら各IDタグに記憶されているタグ情報を読取る動
作のことで、パソコン40は、読取ったタグ情報に含ま
れるID番号に基づいて通信可能なIDタグ数(ネタ種
別タグ41及び皿タグ5の数)を判断するようになって
いる。
【0031】さて、すし職人は、すしを握ったときは所
定の皿4に載せる。この場合、すしを載せる皿4は、す
しの値段を示す模様が印刷されている皿4であり、その
皿4にはID番号及びすしの販売価格が記憶された皿タ
グ5が内蔵されている。
定の皿4に載せる。この場合、すしを載せる皿4は、す
しの値段を示す模様が印刷されている皿4であり、その
皿4にはID番号及びすしの販売価格が記憶された皿タ
グ5が内蔵されている。
【0032】続いて、すし職人は、設置式リーダライタ
39に握ったすしのネタ情報(例えばトロを示す番号)
が記憶されたネタ種別タグ41を載置する。この状態で
は、設置式リーダライタ39の通信可能なIDタグ数は
1個であるので、パソコン40は、ステップ102にお
いて「NO」と判断し、IDタグ数の計数を継続する
(S101、S102)。
39に握ったすしのネタ情報(例えばトロを示す番号)
が記憶されたネタ種別タグ41を載置する。この状態で
は、設置式リーダライタ39の通信可能なIDタグ数は
1個であるので、パソコン40は、ステップ102にお
いて「NO」と判断し、IDタグ数の計数を継続する
(S101、S102)。
【0033】そして、すし職人が皿4を設置式リーダラ
イタ39の通信エリアに位置すると、通信可能なIDタ
グ数は2となるので、パソコン40は、ステップS10
2において「YES」と判断し、各IDタグからタグ情
報をリードする。このとき、一方のIDタグがネタ種別
タグ41で且つ他方のIDタグが皿タグ5でなかったと
き(S104:NO)、つまり両方のIDタグが同一で
あったときは、エラーを表示する(S105)。従っ
て、すし職人は、パソコン40のモニターにエラーが表
示されたときは、設置式リーダライタ39に例えばネタ
種別タグ41を2個載置してしまったことを確認するこ
とができ、ネタ種別タグ41の載置をやり直す。
イタ39の通信エリアに位置すると、通信可能なIDタ
グ数は2となるので、パソコン40は、ステップS10
2において「YES」と判断し、各IDタグからタグ情
報をリードする。このとき、一方のIDタグがネタ種別
タグ41で且つ他方のIDタグが皿タグ5でなかったと
き(S104:NO)、つまり両方のIDタグが同一で
あったときは、エラーを表示する(S105)。従っ
て、すし職人は、パソコン40のモニターにエラーが表
示されたときは、設置式リーダライタ39に例えばネタ
種別タグ41を2個載置してしまったことを確認するこ
とができ、ネタ種別タグ41の載置をやり直す。
【0034】また、パソコン40は、一方のIDタグが
ネタ種別タグ41で且つ他方のIDタグが皿タグ5であ
ったときは(S104:YES)、記憶しているIDタ
グのIDタグ番号が同一かを判断する(S106)。こ
のとき、タグ情報を読込んでから最初の判断である場合
は、IDタグ番号が記憶されているID番号と同一では
ないので(S106:NO)、ネタ種別タグ41から読
取ったネタ情報を皿タグ5のメモリ部14に書込んでか
ら(S107)、そのIDタグ番号を記憶する(S10
8)。
ネタ種別タグ41で且つ他方のIDタグが皿タグ5であ
ったときは(S104:YES)、記憶しているIDタ
グのIDタグ番号が同一かを判断する(S106)。こ
のとき、タグ情報を読込んでから最初の判断である場合
は、IDタグ番号が記憶されているID番号と同一では
ないので(S106:NO)、ネタ種別タグ41から読
取ったネタ情報を皿タグ5のメモリ部14に書込んでか
ら(S107)、そのIDタグ番号を記憶する(S10
8)。
【0035】続いて、パソコン40は、書込みOKを表
示する(S109)。これにより、パソコン40のモニ
タには書込みOKが表示されるので、すし職人は、皿タ
グ5にネタ情報が正しく書込まれたことを確認してか
ら、皿4をコンベア1に載せる。
示する(S109)。これにより、パソコン40のモニ
タには書込みOKが表示されるので、すし職人は、皿タ
グ5にネタ情報が正しく書込まれたことを確認してか
ら、皿4をコンベア1に載せる。
【0036】ここで、ネタ情報を書込んだIDタグの番
号をステップS108において記憶した以後において
は、読込んだIDタグ番号と記憶しているIDタグ番号
とが同一となるので、パソコン40は、同一のネタ情報
を皿タグ5に連続して書込まないようになっている(S
106:YES)。これは、皿タグ5のメモリ部14と
して用いられているEEPROMはデータ書込み回数に
限度(例えば100000回)があり、パソコン40に
よりネタ情報をEEPROMに連続して繰返して書込ん
だ場合は、短時間でEEPROMの書込み回数が限度回
数に達してしまってEEPROMの寿命が短くなってし
まうからである。
号をステップS108において記憶した以後において
は、読込んだIDタグ番号と記憶しているIDタグ番号
とが同一となるので、パソコン40は、同一のネタ情報
を皿タグ5に連続して書込まないようになっている(S
106:YES)。これは、皿タグ5のメモリ部14と
して用いられているEEPROMはデータ書込み回数に
限度(例えば100000回)があり、パソコン40に
よりネタ情報をEEPROMに連続して繰返して書込ん
だ場合は、短時間でEEPROMの書込み回数が限度回
数に達してしまってEEPROMの寿命が短くなってし
まうからである。
【0037】以上のようにして、皿4に内蔵された皿タ
グ5にネタ情報を皿タグ5のメモリ部の寿命を低下させ
ることなく確実に書込むことができる。
グ5にネタ情報を皿タグ5のメモリ部の寿命を低下させ
ることなく確実に書込むことができる。
【0038】次に、上述のようにして皿4に内蔵された
皿タグ5に記憶されたネタ情報を読出す際の動作を図1
0に示すフローチャートをも参照しながら説明する。客
が食事を済ませたときは、テーブル2に皿4を重ねる。
このとき、従来のように同じ模様の皿4を重ねる必要は
なく、全ての皿4を重ねればよい。
皿タグ5に記憶されたネタ情報を読出す際の動作を図1
0に示すフローチャートをも参照しながら説明する。客
が食事を済ませたときは、テーブル2に皿4を重ねる。
このとき、従来のように同じ模様の皿4を重ねる必要は
なく、全ての皿4を重ねればよい。
【0039】そして、食事を済ませた客の支払金額を集
計するには、手持式リーダライタ15を客のテーブル2
上に積まれている皿4に向けた状態で集計用キースイッ
チ20を操作する。
計するには、手持式リーダライタ15を客のテーブル2
上に積まれている皿4に向けた状態で集計用キースイッ
チ20を操作する。
【0040】すると、その集計用キースイッチ20に応
じた信号がスイッチ回路23から主制御部21に入力さ
れ、そのMPU27がスイッチ回路23から入力された
信号を解読する。この場合、スイッチ回路23からの入
力信号は集計指令信号であり、これは客の食べ終えた全
ての皿4の皿タグ5と通信することを指令しているの
で、MPU27は、入力された指令信号に対応する通信
モードがマルチリードモードであるか否かを判断する
(S201:YES)。
じた信号がスイッチ回路23から主制御部21に入力さ
れ、そのMPU27がスイッチ回路23から入力された
信号を解読する。この場合、スイッチ回路23からの入
力信号は集計指令信号であり、これは客の食べ終えた全
ての皿4の皿タグ5と通信することを指令しているの
で、MPU27は、入力された指令信号に対応する通信
モードがマルチリードモードであるか否かを判断する
(S201:YES)。
【0041】指令信号がマルチリードコマンドであると
判断すると、主制御部21のMPU27は、マルチリー
ドモードでの通信指令をリモート制御部22に送信す
る。すると、リモート制御部22のMPU31は、マル
チリードモードによる通信を開始し、まず電力用電波信
号を送信すると共に発音部(ブザー)26を駆動し(S
202)、次いで、電力用電波信号に重畳してマルチリ
ードコマンド信号を送信する(S203)。
判断すると、主制御部21のMPU27は、マルチリー
ドモードでの通信指令をリモート制御部22に送信す
る。すると、リモート制御部22のMPU31は、マル
チリードモードによる通信を開始し、まず電力用電波信
号を送信すると共に発音部(ブザー)26を駆動し(S
202)、次いで、電力用電波信号に重畳してマルチリ
ードコマンド信号を送信する(S203)。
【0042】すると、電力用電波信号の送信と同時に発
音部26が「ピッ、ピッ」という動作音を発するので、
店員は集計動作が開始されたことを知り、手持式リーダ
ライタ15を動かさないように固定する。一方、マルチ
リードモードでの通信開始により、皿4の皿タグ5側で
は、その電力用電波信号をアンテナ用コイル6により受
け、その電波信号を整流部12および平滑部9で整流平
滑化して一定電圧の直流電力に変換し、MPU11など
の動作用電力として供給する。
音部26が「ピッ、ピッ」という動作音を発するので、
店員は集計動作が開始されたことを知り、手持式リーダ
ライタ15を動かさないように固定する。一方、マルチ
リードモードでの通信開始により、皿4の皿タグ5側で
は、その電力用電波信号をアンテナ用コイル6により受
け、その電波信号を整流部12および平滑部9で整流平
滑化して一定電圧の直流電力に変換し、MPU11など
の動作用電力として供給する。
【0043】動作用電力の供給により、各皿4の皿タグ
5のMPU11は動作を開始し、送信されてきたコマン
ドの種類を判別する。この場合、送信されてきたコマン
ドはマルチリードコマンドであるから、テーブル2上に
積み上げられた各皿4の皿タグ5では、MPU11がメ
モリ部14からID番号と皿4の種類などのデータを読
み出し、これを変復調部13で変調してアンテナ用コイ
ル6から送信する動作を行う。
5のMPU11は動作を開始し、送信されてきたコマン
ドの種類を判別する。この場合、送信されてきたコマン
ドはマルチリードコマンドであるから、テーブル2上に
積み上げられた各皿4の皿タグ5では、MPU11がメ
モリ部14からID番号と皿4の種類などのデータを読
み出し、これを変復調部13で変調してアンテナ用コイ
ル6から送信する動作を行う。
【0044】各皿タグ5から送信された電波信号は、手
持式リーダライタ15の受信用アンテナ37により受信
され、その受信信号は、受信部38で復調され、復調さ
れたデータはRAM29に一時的に記憶される。このよ
うな皿タグ5から発信された電波信号の受信は、アンテ
ナ部25の通信エリアに存在する全ての皿4の皿タグ5
からの電波信号を受信するまで行われ(S204、S2
05)、そして、全ての皿4の皿タグ5から電波信号を
受信し終えると(S205:YES)、リモート制御部
22のMPU31はマルチリードでの通信を終了すると
共に、発音部26の駆動を停止する(S206)。この
ため、発音部26が「ピッ、ピッ」という発音動作を停
止するので、店員は集計動作が終了したことを知る。
持式リーダライタ15の受信用アンテナ37により受信
され、その受信信号は、受信部38で復調され、復調さ
れたデータはRAM29に一時的に記憶される。このよ
うな皿タグ5から発信された電波信号の受信は、アンテ
ナ部25の通信エリアに存在する全ての皿4の皿タグ5
からの電波信号を受信するまで行われ(S204、S2
05)、そして、全ての皿4の皿タグ5から電波信号を
受信し終えると(S205:YES)、リモート制御部
22のMPU31はマルチリードでの通信を終了すると
共に、発音部26の駆動を停止する(S206)。この
ため、発音部26が「ピッ、ピッ」という発音動作を停
止するので、店員は集計動作が終了したことを知る。
【0045】ここで、アンテナ部25の通信エリアに存
在する全ての皿4の皿タグ5からの電波信号を受信した
か否かの判断は、例えば、次のようにして行われる。す
なわち、図11に示すように、リモート制御部22のM
PU27は、マルチリードコマンドを一定の時間をおい
て繰り返し送信し、このマルチリードコマンドの送信区
間を例えば10のタイムスロットに分割している。
在する全ての皿4の皿タグ5からの電波信号を受信した
か否かの判断は、例えば、次のようにして行われる。す
なわち、図11に示すように、リモート制御部22のM
PU27は、マルチリードコマンドを一定の時間をおい
て繰り返し送信し、このマルチリードコマンドの送信区
間を例えば10のタイムスロットに分割している。
【0046】一方、皿タグ5のMPU11は、マルチリ
ードコマンドを受信すると、これに応答する信号を送信
するタイムスロットの位置を、まず自身のID番号の1
の位の位置に決定する。例えば、アンテナ部25の通信
エリア内に3個の皿タグ5a,5b,5cが存在し、そ
れらのID番号がそれぞれ121,132,142であ
ったとすると、それら3個の皿タグ5a,5b,5cは
タイムスロットの数をそれぞれ1,2,2に決定する。
ードコマンドを受信すると、これに応答する信号を送信
するタイムスロットの位置を、まず自身のID番号の1
の位の位置に決定する。例えば、アンテナ部25の通信
エリア内に3個の皿タグ5a,5b,5cが存在し、そ
れらのID番号がそれぞれ121,132,142であ
ったとすると、それら3個の皿タグ5a,5b,5cは
タイムスロットの数をそれぞれ1,2,2に決定する。
【0047】このため、リモート制御部22から第1回
のマルチリードコマンドが発信されると、これに対する
応答信号を、皿タグ5aは第1のタイムスロットで発
信、皿タグ5b,5cは第2のタイムスロットで発信す
る。第1のタイムスロットで発信する皿タグ5は1個だ
けであるから、その皿タグ5aからの発信された電波信
号はリモート制御部22に受信され、皿タグ5aはリモ
ート制御部22から受信した旨の信号を受け取る。しか
しながら、皿タグ5b,5cは共に第2のタイムスロッ
トで発信するので、その応答信号は衝突し、リモート制
御部22に受信されない。
のマルチリードコマンドが発信されると、これに対する
応答信号を、皿タグ5aは第1のタイムスロットで発
信、皿タグ5b,5cは第2のタイムスロットで発信す
る。第1のタイムスロットで発信する皿タグ5は1個だ
けであるから、その皿タグ5aからの発信された電波信
号はリモート制御部22に受信され、皿タグ5aはリモ
ート制御部22から受信した旨の信号を受け取る。しか
しながら、皿タグ5b,5cは共に第2のタイムスロッ
トで発信するので、その応答信号は衝突し、リモート制
御部22に受信されない。
【0048】リモート制御部22から2回目のマルチリ
ードコマンドが送信されると、皿タグ5b,5cは、今
度は発信するタイムスロットの位置をID番号の10の
位の数の位置に決定、つまりID番号132の皿タグ5
bはタイムスロットの数を3に決定し、ID番号142
の皿タグ5cはタイムスロットの数を4に決定する。こ
のため、皿タグ5b,5cの応答信号は、第2回目のマ
ルチリードコマンド発信後の第3のタイムスロットと第
4のタイムスロットで発信される。この場合、第3およ
び第4のタイムスロットで発信するIDタグはそれぞれ
1個だけであるから、その皿タグ5b,5cから発信さ
れた電波信号はリモート制御部22に受信され、皿タグ
5,5bはリモート制御部22から受信した旨の信号を
受け取る。
ードコマンドが送信されると、皿タグ5b,5cは、今
度は発信するタイムスロットの位置をID番号の10の
位の数の位置に決定、つまりID番号132の皿タグ5
bはタイムスロットの数を3に決定し、ID番号142
の皿タグ5cはタイムスロットの数を4に決定する。こ
のため、皿タグ5b,5cの応答信号は、第2回目のマ
ルチリードコマンド発信後の第3のタイムスロットと第
4のタイムスロットで発信される。この場合、第3およ
び第4のタイムスロットで発信するIDタグはそれぞれ
1個だけであるから、その皿タグ5b,5cから発信さ
れた電波信号はリモート制御部22に受信され、皿タグ
5,5bはリモート制御部22から受信した旨の信号を
受け取る。
【0049】次に、リモート制御部22から3回目のマ
ルチリードコマンドが送信される。すると、3個の皿タ
グ5a,5b,5cは、既に応答信号を受信した旨の信
号を受けているので、3回目のマルチリードコマンドに
応答することはない。従って、リモート制御部22は、
3回目のマルチリードコマンドの送信から10タイムス
ロット分の時間が経過するまでに応答信号を受信しなか
ったことにより、通信エリア内に存在する全てのIDタ
グと通信したと判断する。
ルチリードコマンドが送信される。すると、3個の皿タ
グ5a,5b,5cは、既に応答信号を受信した旨の信
号を受けているので、3回目のマルチリードコマンドに
応答することはない。従って、リモート制御部22は、
3回目のマルチリードコマンドの送信から10タイムス
ロット分の時間が経過するまでに応答信号を受信しなか
ったことにより、通信エリア内に存在する全てのIDタ
グと通信したと判断する。
【0050】なお、主制御部21は、集計用キースイッ
チ20の操作以外の操作でリモート制御部22に通信を
実行させる場合、そのモードは、シングルリードモード
或いはシングルライトモードであるから、ステップS2
01で「NO」と判断し、リモート制御部22はシング
ルリードコマンド或いはシングルライトコマンドを送信
し(S207)、指定されたID番号の皿タグ5はリモ
ート制御部22にデータを送信したり、リモート制御部
22からデータを受信したりする(S208)。
チ20の操作以外の操作でリモート制御部22に通信を
実行させる場合、そのモードは、シングルリードモード
或いはシングルライトモードであるから、ステップS2
01で「NO」と判断し、リモート制御部22はシング
ルリードコマンド或いはシングルライトコマンドを送信
し(S207)、指定されたID番号の皿タグ5はリモ
ート制御部22にデータを送信したり、リモート制御部
22からデータを受信したりする(S208)。
【0051】以上のようにして、重ねられた皿4に内蔵
された全ての皿タグ5に記憶されたID情報を読取るこ
とができる。このID情報としては、ID番号及び販売
価格に加えてネタ情報が含まれているので、そのネタ情
報に基づいて現在の売れ筋のすしネタを把握して、客に
提供するすしに反映することができる。
された全ての皿タグ5に記憶されたID情報を読取るこ
とができる。このID情報としては、ID番号及び販売
価格に加えてネタ情報が含まれているので、そのネタ情
報に基づいて現在の売れ筋のすしネタを把握して、客に
提供するすしに反映することができる。
【0052】このような実施の形態によれば、設置式リ
ーダライタ39の通信エリアにネタ情報が記憶されたネ
タ種別タグ41及び皿タグ5が内蔵された皿4が位置さ
れたときは、パソコン40によりネタ種別タグ41から
ネタ情報を読取ると共に、読取ったネタ情報を皿タグ5
に書込むようにしたので、すし職人がパソコン40にネ
タ種別を一々打込んで入力して設定する構成に比較し
て、設置式リーダライタ39にネタ種別タグ41を載置
するだけでネタ情報を皿タグ5に書込むことができ、ネ
タ種別を設定する労力を軽減することができると共に設
定ミスが生じてしまうことを防止できる。
ーダライタ39の通信エリアにネタ情報が記憶されたネ
タ種別タグ41及び皿タグ5が内蔵された皿4が位置さ
れたときは、パソコン40によりネタ種別タグ41から
ネタ情報を読取ると共に、読取ったネタ情報を皿タグ5
に書込むようにしたので、すし職人がパソコン40にネ
タ種別を一々打込んで入力して設定する構成に比較し
て、設置式リーダライタ39にネタ種別タグ41を載置
するだけでネタ情報を皿タグ5に書込むことができ、ネ
タ種別を設定する労力を軽減することができると共に設
定ミスが生じてしまうことを防止できる。
【0053】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図12を参照して説明する。この第2の実
施の形態は、パソコン40がネタ種別タグ41からネタ
情報を一旦読取ったときは、設置式リーダライタ39上
からネタ種別タグ41が取除かれた場合であっても、ネ
タ情報を皿タグ5に書込めれるようにしたことを特徴と
する。
実施の形態を図12を参照して説明する。この第2の実
施の形態は、パソコン40がネタ種別タグ41からネタ
情報を一旦読取ったときは、設置式リーダライタ39上
からネタ種別タグ41が取除かれた場合であっても、ネ
タ情報を皿タグ5に書込めれるようにしたことを特徴と
する。
【0054】パソコン40の動作を示す図12におい
て、マルチIDリードにより読取ったIDタグ数が2個
で且つ異なるIDタグの場合は、第1の実施の形態と同
一であるので説明を省略する。
て、マルチIDリードにより読取ったIDタグ数が2個
で且つ異なるIDタグの場合は、第1の実施の形態と同
一であるので説明を省略する。
【0055】さて、すし職人は、握るすしのネタ情報が
記憶されているネタ種別タグ41を設置式リーダライタ
39に載置する。すると、パソコン40は、マルチID
リードより読取ったIDタグ数が1個であると共に(S
306:YES)、そのタグ情報を読取ったときは(S
307)、タグ情報はネタ種別タグであるを示している
ので(S308:YES)、読取ったネタ種別を記憶し
てから(S310)、モニタに読取りOKを表示する
(S311)。
記憶されているネタ種別タグ41を設置式リーダライタ
39に載置する。すると、パソコン40は、マルチID
リードより読取ったIDタグ数が1個であると共に(S
306:YES)、そのタグ情報を読取ったときは(S
307)、タグ情報はネタ種別タグであるを示している
ので(S308:YES)、読取ったネタ種別を記憶し
てから(S310)、モニタに読取りOKを表示する
(S311)。
【0056】従って、すし職人は、モニタに読取りOK
が表示されることによりネタ情報が読取られたことを確
認したときは、ネタ種別タグ41を設置式リーダライタ
39から取除く。そして、握ったすしを皿4に載置して
から、その皿4を設置式リーダライタ39の通信エリア
に位置させる。
が表示されることによりネタ情報が読取られたことを確
認したときは、ネタ種別タグ41を設置式リーダライタ
39から取除く。そして、握ったすしを皿4に載置して
から、その皿4を設置式リーダライタ39の通信エリア
に位置させる。
【0057】すると、パソコン40は、マルチIDリー
ドよりIDタグ数が1個で(S302:NO)且つID
タグが皿タグ5であることから(S309:YES)、
ネタ種別は記憶されているかを判断する(S312)。
このとき、ネタ種別は記憶されているので、第1の実施
の形態と同様にして、皿タグ5から読取ったID番号が
記憶されているID番号と同一でないことを確認してか
ら(S314:NO)、ネタ種別を皿タグ5に書込むと
共に(S315)、ID番号を記憶してから(S31
6)、書込みOKを表示する(S317)。従って、す
し職人は、パソコン40のモニタに書込みOKが表示さ
れたときは、ネタ情報を皿タグ5に書込めたことを確認
することができる。
ドよりIDタグ数が1個で(S302:NO)且つID
タグが皿タグ5であることから(S309:YES)、
ネタ種別は記憶されているかを判断する(S312)。
このとき、ネタ種別は記憶されているので、第1の実施
の形態と同様にして、皿タグ5から読取ったID番号が
記憶されているID番号と同一でないことを確認してか
ら(S314:NO)、ネタ種別を皿タグ5に書込むと
共に(S315)、ID番号を記憶してから(S31
6)、書込みOKを表示する(S317)。従って、す
し職人は、パソコン40のモニタに書込みOKが表示さ
れたときは、ネタ情報を皿タグ5に書込めたことを確認
することができる。
【0058】また、皿タグ5に書込むネタ種別を変更し
たいときは、所望のネタ情報が記憶されているネタ種別
タグ41を設置式リーダライタ39の通信エリアに位置
させてから取除くことにより、パソコン40に記憶され
ているネタ種別を変更することができる。
たいときは、所望のネタ情報が記憶されているネタ種別
タグ41を設置式リーダライタ39の通信エリアに位置
させてから取除くことにより、パソコン40に記憶され
ているネタ種別を変更することができる。
【0059】このような第2の実施の形態によれば、パ
ソコン40は、ネタ種別タグ41から読込んだネタ情報
を記憶した状態でネタ種別タグ41が取除かれたとき
は、記憶しているネタ情報を皿タグ5に書込むようにし
たので、設置式リーダライタ39の通信エリアからネタ
種別タグ41が取除かれるにしてもネタ種別を皿タグ5
に確実に書込むことができ、使い勝手を向上することが
できる。
ソコン40は、ネタ種別タグ41から読込んだネタ情報
を記憶した状態でネタ種別タグ41が取除かれたとき
は、記憶しているネタ情報を皿タグ5に書込むようにし
たので、設置式リーダライタ39の通信エリアからネタ
種別タグ41が取除かれるにしてもネタ種別を皿タグ5
に確実に書込むことができ、使い勝手を向上することが
できる。
【0060】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図13乃至図15を参照して説明するに、
第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。この第3の実施の形態は、皿タグ5に、ネ
タ種別に加えて、すし職人の名前を示す番号を記憶する
ようにしたことを特徴とする。
実施の形態を図13乃至図15を参照して説明するに、
第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。この第3の実施の形態は、皿タグ5に、ネ
タ種別に加えて、すし職人の名前を示す番号を記憶する
ようにしたことを特徴とする。
【0061】即ち、図13において、設置式リーダライ
タ39の読書き位置にはネタ種別タグ41に加えてすし
職人の番号が記憶された名前タグ(ソースIDタグに相
当)42が載置可能となっている。つまり、ソースID
タグは2種類存在することになる。
タ39の読書き位置にはネタ種別タグ41に加えてすし
職人の番号が記憶された名前タグ(ソースIDタグに相
当)42が載置可能となっている。つまり、ソースID
タグは2種類存在することになる。
【0062】この場合、パソコン40の動作を示すフロ
ーチャートは省略するものの、パソコン40は、マルチ
IDリードにより読込んだIDタグが3個であるかを判
断すると共に、IDタグが3個の場合は、そのうちの2
個のIDタグがネタ種別タグ41及び名前タグ42で、
他の1個が皿タグ5であることを確認してから、ネタ種
別タグ41及び名前タグ42から読取ったネタ情報及び
名前情報を皿タグ5に書込むようになっている。
ーチャートは省略するものの、パソコン40は、マルチ
IDリードにより読込んだIDタグが3個であるかを判
断すると共に、IDタグが3個の場合は、そのうちの2
個のIDタグがネタ種別タグ41及び名前タグ42で、
他の1個が皿タグ5であることを確認してから、ネタ種
別タグ41及び名前タグ42から読取ったネタ情報及び
名前情報を皿タグ5に書込むようになっている。
【0063】図14はネタ種別タグ41及び名前タグ4
2のフォーマットを示している。この図14において、
ネタ種別タグ41には、「ID番号」、「管理フラ
グ」、「管理種別」、「データ領域」、「書込み位置」
等が設定されている。ここで、管理フラグは、管理対象
となるソースIDタグが複数ある場合は「ON」され
る。この場合、管理対象としてはネタ種別タグ41と名
前タグ42の2種類存在することから、管理フラグは
「ON」される。また、管理種別は、管理対象となるソ
ースIDタグの種別を示すもので、ソースIDタグがネ
タ種別記憶用であるときは「1」が記憶され、ソースI
Dタグが職人の名前記憶用であるときは「2」が記憶さ
れる。データ領域には、データ長と共にデータが記憶さ
れる。このデータとしては、ソースIDタグがネタ種別
記憶用であるときはネタの種別(例えばトロは1、マグ
ロは2、エビは3)が記憶されると共に、ソースIDタ
グが職人の名前記憶用であるときはすし職人の番号が記
憶される。また、書込み位置は、皿タグ5へのデータ書
込み位置を示しており、書込むデータ毎に書込み位置が
設定されるようになっている。尚、この書込み位置をパ
ソコン40に記憶し、パソコン40により書込み位置を
設定するようにしてもよい。
2のフォーマットを示している。この図14において、
ネタ種別タグ41には、「ID番号」、「管理フラ
グ」、「管理種別」、「データ領域」、「書込み位置」
等が設定されている。ここで、管理フラグは、管理対象
となるソースIDタグが複数ある場合は「ON」され
る。この場合、管理対象としてはネタ種別タグ41と名
前タグ42の2種類存在することから、管理フラグは
「ON」される。また、管理種別は、管理対象となるソ
ースIDタグの種別を示すもので、ソースIDタグがネ
タ種別記憶用であるときは「1」が記憶され、ソースI
Dタグが職人の名前記憶用であるときは「2」が記憶さ
れる。データ領域には、データ長と共にデータが記憶さ
れる。このデータとしては、ソースIDタグがネタ種別
記憶用であるときはネタの種別(例えばトロは1、マグ
ロは2、エビは3)が記憶されると共に、ソースIDタ
グが職人の名前記憶用であるときはすし職人の番号が記
憶される。また、書込み位置は、皿タグ5へのデータ書
込み位置を示しており、書込むデータ毎に書込み位置が
設定されるようになっている。尚、この書込み位置をパ
ソコン40に記憶し、パソコン40により書込み位置を
設定するようにしてもよい。
【0064】また、図15は皿タグ5のデータフォーマ
ットを示している。この図15において、皿タグ5に
は、「ID番号」、「管理フラグ」、「タグ種別」、
「データ領域」が設定されている。この場合、管理対象
となるデストネーションIDタグは皿タグ5だけである
ので、管理フラグは「OFF」され、タグ種別には皿タ
グ5であることを示す番号が記憶される。そして、デー
タ領域の所定ビットはソースIDタグにより所定のデー
タ書込み位置に設定される。つまり、データ領域におけ
る例えば10バイト目はネタ種別記憶領域に設定され、
20バイト目は職人番号記憶領域に設定され、さらに所
定バイト目は握り時刻記憶領域に設定されている。尚、
ソースIDタグ数が3以上となり、皿タグ5に書込むデ
ータ数が増加したときは、データ領域における所定の空
き領域の先頭バイトがデータ書込み位置に設定される。
ットを示している。この図15において、皿タグ5に
は、「ID番号」、「管理フラグ」、「タグ種別」、
「データ領域」が設定されている。この場合、管理対象
となるデストネーションIDタグは皿タグ5だけである
ので、管理フラグは「OFF」され、タグ種別には皿タ
グ5であることを示す番号が記憶される。そして、デー
タ領域の所定ビットはソースIDタグにより所定のデー
タ書込み位置に設定される。つまり、データ領域におけ
る例えば10バイト目はネタ種別記憶領域に設定され、
20バイト目は職人番号記憶領域に設定され、さらに所
定バイト目は握り時刻記憶領域に設定されている。尚、
ソースIDタグ数が3以上となり、皿タグ5に書込むデ
ータ数が増加したときは、データ領域における所定の空
き領域の先頭バイトがデータ書込み位置に設定される。
【0065】この第3の実施の形態によれば、ソースI
Dタグ側に、皿タグ5にタグ情報を書込む際の書込み位
置を設定するようにしたので、皿タグ5へのタグ情報の
書込み位置が固定されている構成に比較して、データ領
域を効率よく使用することができ、フレキシブルなシス
テムを構築することができる。
Dタグ側に、皿タグ5にタグ情報を書込む際の書込み位
置を設定するようにしたので、皿タグ5へのタグ情報の
書込み位置が固定されている構成に比較して、データ領
域を効率よく使用することができ、フレキシブルなシス
テムを構築することができる。
【0066】(第4の実施の形態)次に本発明をビデオ
のレンタルシステムに適用した第4の実施の形態を図1
6乃至図18を参照して説明する。この第4の実施の形
態は、ソースIDタグが複数個、デストネーションID
タグが複数個存在する場合に好適するシステムであるこ
とを特徴とする。
のレンタルシステムに適用した第4の実施の形態を図1
6乃至図18を参照して説明する。この第4の実施の形
態は、ソースIDタグが複数個、デストネーションID
タグが複数個存在する場合に好適するシステムであるこ
とを特徴とする。
【0067】即ち、近年、大型のビデオレンタル店にお
いては、ビデオケース51にIDタグ(以下、ビデオタ
グ)52(図16参照)を貼着し、そのビデオタグ52
によりビデオを管理することが考えられている。この場
合、ビデオタグ52の記憶項目としては、常に固定した
固定情報と、貸出・返却時に変動する変動情報とに区分
される。
いては、ビデオケース51にIDタグ(以下、ビデオタ
グ)52(図16参照)を貼着し、そのビデオタグ52
によりビデオを管理することが考えられている。この場
合、ビデオタグ52の記憶項目としては、常に固定した
固定情報と、貸出・返却時に変動する変動情報とに区分
される。
【0068】図17は、ビデオタグのデータフォーマッ
トを示している。この図17において、ビデオタグ52
には、「ID番号」、「ビデオ番号」、「フロア」、
「棚番号」、「段数」、「ジャンル」、「新旧区分」、
「貸出日」、「返却予定日」、「貸出店」、「扱い職員
番号」、「お客様番号」等が設定されている。ここで、
フロアは、レンタルビデオ店においてビデオが保管され
る階を示している。また、棚番号は、ビデオが保管され
る棚を示す番号である。また、段数は、ビデオが保管さ
れる棚における段を示している。また、ジャンルは、ビ
デオの種別を示している。また、新旧区分とは、ビデオ
が新作か旧作かを示している。
トを示している。この図17において、ビデオタグ52
には、「ID番号」、「ビデオ番号」、「フロア」、
「棚番号」、「段数」、「ジャンル」、「新旧区分」、
「貸出日」、「返却予定日」、「貸出店」、「扱い職員
番号」、「お客様番号」等が設定されている。ここで、
フロアは、レンタルビデオ店においてビデオが保管され
る階を示している。また、棚番号は、ビデオが保管され
る棚を示す番号である。また、段数は、ビデオが保管さ
れる棚における段を示している。また、ジャンルは、ビ
デオの種別を示している。また、新旧区分とは、ビデオ
が新作か旧作かを示している。
【0069】この場合、ビデオタグに記憶される各種タ
グ情報のうち、ビデオの貸出・返却時に変動する変動情
報としては扱い職員名及びお客様名が相当し、それぞれ
対応して図16に示すように扱い職員タグ53及びお客
様番号タグ54が設けられおり、ビデオの貸出或いは返
却処理を実行するときは各タグ53,54を設置式リー
ダライタ39に載せるようになっている。尚、貸出日及
び貸出予定日に関しては当日においては変動することが
ないので、パソコン40に当日に設定される。また、貸
出店に関しては変動することはないので、パソコン40
に固定的に設定されている。
グ情報のうち、ビデオの貸出・返却時に変動する変動情
報としては扱い職員名及びお客様名が相当し、それぞれ
対応して図16に示すように扱い職員タグ53及びお客
様番号タグ54が設けられおり、ビデオの貸出或いは返
却処理を実行するときは各タグ53,54を設置式リー
ダライタ39に載せるようになっている。尚、貸出日及
び貸出予定日に関しては当日においては変動することが
ないので、パソコン40に当日に設定される。また、貸
出店に関しては変動することはないので、パソコン40
に固定的に設定されている。
【0070】図18はパソコン40の動作を示してお
り、ソースIDタグ(扱い職員タグ53、お客様番号タ
グ54)及びデストネーションIDタグ(ビデオタグ5
2)の数が不特定の場合における動作を簡略的に示して
いる。この図18において、パソコン40は、マルチI
Dリードにより全てのIDタグからID番号を読取り
(S401,S402)、読取ったID番号に基づいて
ソースIDタグであると判断した扱い職員タグ53及び
お客様番号タグ54からデータを読取り(S403,S
404,S405)、全てのデータの読取りが終了した
ときは(S406:YES)、データを編集する。この
データ編集とは、図17に示したデータフォーマットと
なるようにデータを所定順に並べるものである。そし
て、パソコン40は、デストネーションIDタグ(ビデ
オタグ52)のID番号を指定してデータを順に書込む
(S408,S09)。
り、ソースIDタグ(扱い職員タグ53、お客様番号タ
グ54)及びデストネーションIDタグ(ビデオタグ5
2)の数が不特定の場合における動作を簡略的に示して
いる。この図18において、パソコン40は、マルチI
Dリードにより全てのIDタグからID番号を読取り
(S401,S402)、読取ったID番号に基づいて
ソースIDタグであると判断した扱い職員タグ53及び
お客様番号タグ54からデータを読取り(S403,S
404,S405)、全てのデータの読取りが終了した
ときは(S406:YES)、データを編集する。この
データ編集とは、図17に示したデータフォーマットと
なるようにデータを所定順に並べるものである。そし
て、パソコン40は、デストネーションIDタグ(ビデ
オタグ52)のID番号を指定してデータを順に書込む
(S408,S09)。
【0071】このような実施の形態によれば、ソースI
Dタグ或いはデストネーションIDタグの数が不特定の
場合であっても、IDタグの数にかかわらず実施するこ
とが可能となり、本システムの適用範囲を広げることが
できる。
Dタグ或いはデストネーションIDタグの数が不特定の
場合であっても、IDタグの数にかかわらず実施するこ
とが可能となり、本システムの適用範囲を広げることが
できる。
【0072】本発明は、上記各実施の形態に限定される
ものではなく、次のように変形または拡張できる。1つ
のソースIDタグに複数のタグ情報を記憶しておき、そ
れらのタグ情報をデストネーションIDタグに書込むよ
うにしてもよい。ソースIDタグに固定的なタグ情報を
記憶しておき、全てのデストネーションIDタグに対し
て固定的なタグ情報を書込むようにしてもよい。
ものではなく、次のように変形または拡張できる。1つ
のソースIDタグに複数のタグ情報を記憶しておき、そ
れらのタグ情報をデストネーションIDタグに書込むよ
うにしてもよい。ソースIDタグに固定的なタグ情報を
記憶しておき、全てのデストネーションIDタグに対し
て固定的なタグ情報を書込むようにしてもよい。
【図1】本発明の第1の実施の形態における全体のシス
テム構成を示す概略図
テム構成を示す概略図
【図2】回転すしの販売システムを示す平面図
【図3】IDタグを内蔵した皿を示す斜視図
【図4】IDタグの電気的構成を示すブロック図
【図5】手持式リーダライタによる読書き状態を示す図
【図6】手持式リーダライタの電気的構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図7】主制御部の電気的構成を示すブロック図
【図8】リモート制御部の電気的構成を示すブロック図
【図9】パソコンの動作を示すフローチャート
【図10】手持式リーダライタの動作を示すフローチャ
ート
ート
【図11】マルチリードモードによる通信タイミングを
示す図
示す図
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるパソコン
の動作を示すフローチャート
の動作を示すフローチャート
【図13】本発明の第3の実施の形態IDタグとの通信
状態で示す設置式リーダライタの斜視図
状態で示す設置式リーダライタの斜視図
【図14】ネタ種別タグ及び名前タグのデータフォーマ
ットを示す図
ットを示す図
【図15】皿に内蔵されたIDタグのデータフォーマッ
トを示す図
トを示す図
【図16】本発明の第4の実施の形態における複数のソ
ースIDタグからのタグ情報を複数のビデオに書込む状
態を示す設置式リーダライタの斜視図
ースIDタグからのタグ情報を複数のビデオに書込む状
態を示す設置式リーダライタの斜視図
【図17】ビデオタグのデータフォーマットを示す図
【図18】パソコンの動作を示すフローチャート
1はコンベア、4は皿、5はIDタグ(デストネーショ
ンIDタグ)、15は手持式リーダライタ、39は設置
式リーダライタ、40はパソコン(読出手段、書込手
段)、41はネタ種別タグ(ソースIDタグ)、42は
名前タグ(ソースIDタグ)、51はビデオレース、5
2はビデオタグ(デストネーションIDタグ)、53は
扱い職員番号タグ(ソースIDタグ)、54はお客様番
号タグ(ソースIDタグ)である。
ンIDタグ)、15は手持式リーダライタ、39は設置
式リーダライタ、40はパソコン(読出手段、書込手
段)、41はネタ種別タグ(ソースIDタグ)、42は
名前タグ(ソースIDタグ)、51はビデオレース、5
2はビデオタグ(デストネーションIDタグ)、53は
扱い職員番号タグ(ソースIDタグ)、54はお客様番
号タグ(ソースIDタグ)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/30 L Fターム(参考) 3E042 AA04 BA20 CB03 EA01 5B049 BB11 BB31 BB55 BB60 CC08 CC27 CC36 DD01 DD04 EE02 EE23 FF03 FF04 FF08 GG03 GG06 GG09 5B055 BB10 BB13 BB20 CB10 CC02 EE03 EE13 EE21 KK05 KK09 KK19 PA05 PA11 PA38 5B058 CA15 KA01 YA01 9A001 CC05 JJ57 KK57
Claims (7)
- 【請求項1】 所定情報を記憶したソースIDタグと、 情報を書込み可能なデストネーションIDタグと、 通信エリアに位置する前記ソースIDタグから前記所定
情報を読出す読出手段と、 この読出手段が読出した前記所定情報を前記通信エリア
に位置する前記デストネーションIDタグに書込む書込
手段とを備えたことを特徴とするIDタグシステム。 - 【請求項2】 前記書込手段は、前記読出手段が前記ソ
ースIDタグから読込んだ所定情報を前記デストネーシ
ョンIDタグに書込んだ状態で前記読出手段が同一のソ
ースIDタグから所定情報を読込んだときは同一のデス
トネーションIDタグに対する所定情報の書込みを禁止
することを特徴とする請求項1記載のIDタグシステ
ム。 - 【請求項3】 前記読出手段が読込んだ所定情報を記憶
する記憶手段を設け、 前記書込手段は、前記読出手段が前記ソースIDタグか
ら読込んだ所定情報に代えて前記記憶手段に記憶されて
いる所定情報を前記デストネーションIDタグに書込む
ことを特徴とする請求項1または2記載のIDタグシス
テム。 - 【請求項4】 前記ソースIDタグは複数設けられてい
ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のI
Dタグシステム。 - 【請求項5】 前記デストネーションIDタグは複数設
けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか
に記載のIDタグシステム。 - 【請求項6】 前記ソースIDタグは、前記デストネー
ションIDタグに対する所定情報の書込み位置情報を記
憶し、 前記書込手段は、前記ソースIDタグに記憶されている
書込み位置情報に基づいて前記デストネーションIDタ
グに対する所定情報の書込み位置を決定することを特徴
とする請求項4または5記載のIDタグシステム。 - 【請求項7】 前記書込手段は、前記読込手段が複数の
ソースIDタグから複数の所定情報を読込んだときは、
各所定情報を編集した状態で前記デストネーションID
タグに書込むことを特徴とする請求項5記載のIDタグ
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29402499A JP2001117978A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | Idタグシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29402499A JP2001117978A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | Idタグシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001117978A true JP2001117978A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17802282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29402499A Pending JP2001117978A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | Idタグシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001117978A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003008481A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-10 | Denso Corp | Idタグシステム,idタグリーダ及びidタグ |
JP2003281245A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-03 | Yoshio Shimizu | 商品情報入力装置および商品提供システム |
JP2006004110A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Japan Crescent Co Ltd | 飲食店における商品管理方法およびその装置 |
KR101199142B1 (ko) | 2006-03-03 | 2012-11-09 | 엘지이노텍 주식회사 | Rfid를 이용한 물류 시스템 |
JP2014109874A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Toshiba Tec Corp | 注文入力装置およびプログラム |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP29402499A patent/JP2001117978A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003008481A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-10 | Denso Corp | Idタグシステム,idタグリーダ及びidタグ |
JP2003281245A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-03 | Yoshio Shimizu | 商品情報入力装置および商品提供システム |
JP2006004110A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Japan Crescent Co Ltd | 飲食店における商品管理方法およびその装置 |
KR101199142B1 (ko) | 2006-03-03 | 2012-11-09 | 엘지이노텍 주식회사 | Rfid를 이용한 물류 시스템 |
JP2014109874A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Toshiba Tec Corp | 注文入力装置およびプログラム |
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