JP4397325B2 - 非接触型データ記憶体のデータ処理装置 - Google Patents

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本発明は、非接触データ記憶体を用いたデータ処理装置に関し、特に、応答感度の異なる複数種類の非接触データ記憶体を用いることができるデータ処理装置及び方法に関する。
従来から、RFID(Radio Frequency Identification)システムとして、電波を用いたIDタグ(非接触IDタグ)を食器やトレイに埋設して食堂の自動精算処理を行うようにしたシステムや、スキー場のリフト券等に応用したシステムなどが実現されている。近年、IDタグが比較的安価になってきたこともあって、様々な分野への応用が研究され、実現されつつある。
非接触IDタグを用いた食堂システムとして、例えば下記特許文献1に示されるものがある。この食堂システムは、料理が顧客に渡される際に、書込み台に置かれた食器のIDタグに所要のID情報を書込む書込手段と、顧客が料理をレジ精算する際に、読込み台に置かれたトレイのIDタグからID情報を読込む読込手段と、読込手段により読込んだID情報及び予め登録されている価格情報に基づき当該料理の価格を求めて料金を精算する精算手段とを具備したものである。
特開平8−115475号公報
上述のようなIDタグを用いた食堂システムに適用されるIDタグ読出装置は、同一の応答感度を有するIDタグを用い、そのIDタグを予めトレイ或いは食器に付けておき、IDタグ読出装置の励起アンテナ(励磁アンテナ或いは励振アンテナとも言い)から一定周波数の電磁波を発射し、この電磁波の電磁誘導を利用してIDタグからのIDコードを非接触で読み出すようにしている。
このようなIDタグ読出装置では、読出領域を囲んで周回するように形成された励起アンテナを用いて磁界を発生するものが一般的であり、読出領域の位置によって磁界の強さが異なり、IDタグが存在する位置によってはIDコードを認識できないことがあるので、IDタグを付けた対象物の置き場所がある程度限定されていた。そのため、トレイ上の各食器に付されたIDタグを読み出すような広い検出エリアを要する食堂システムでは、食器の形状やトレイ上の置き場所を任意とすることができなかった。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、広い検出エリアを必要とする装置において、検出エリア内のどの位置に非接触型データ記憶体があっても適切な磁界で励起を可能とする装置を提供することにある。
本発明は、データ記憶体から少なくともデータを読み出すために前記データ記憶体を乗せる載置台と、前記載置台の下方に配置され、読出領域を囲んで周回する励磁コイルから成る励起アンテナと、前記励磁コイルを励磁して前記データ記憶体に電源エネルギーを与える励磁手段と、前記励起コイルの周回する前記読出領域に配置される複数の受信アンテナと、前記受信アンテナを切り替えるアンテナ切替部と、前記アンテナ切替部を制御して使用する受信アンテナを切り替えるとともに、該使用する受信アンテナに対応付けて予め設定された励磁電流で前記励磁コイルを励磁する前記励磁手段を制御する制御部と、を備えた、非接触型データ記憶体を用いたデータ処理装置に関し、本発明の上記目的は、
前記複数の受信アンテナは、その存在する位置によって前記読出領域の中央部付近と外周領域とに予めグループ分けされ、かつ、前記中央部付近のグループの受信アンテナ用の励磁電流は、前記外周領域のグループの受信アンテナ用の励磁電流よりも強くなるように設定されるとともに、
前記制御部は、前記外周領域のグループの各受信アンテナについて予め設定された順に基づいて前記データ記憶体からのデータ読み出しを行った後に、前記中央部付近のグループの各受信アンテナについて予め設定された順に基づいて前記データ記憶体からのデータ読み出しを行うか、又は、その逆に、前記中央部付近のグループの各受信アンテナについてデータ読み出しを行った後に前記外周領域のグループの各受信アンテナについてデータ読み出しを行うように制御することを特徴とする、非接触型データ記憶体を用いたデータ処理装置によって達成される
以上に説明したように、本発明によれば、読出領域のどの位置に非接触型データ記憶体が存在しても適切な磁界の下で当該データ記憶体を励起することが可能となり、励起アンテナの物理的な大きさに伴う各場所での電界分布特性の違いによる影響を回避することができる。
本発明では、非接触型データ記憶体のデータ処理装置において、励起アンテナに与える励磁電流の大きさ(強度)を可変できるようにすることで、非接触型データ記憶体に与える励磁用電界の強さを制御できるようにしており、励磁用アンテナの形状等に伴って読出領域内での場所によって生じる磁界の強さの違いに応じて読出領域を複数のエリアに分割し、各分割エリアに対応する受信アンテナを記憶しておき、励磁電流の大きさを段階的に変化させて、各分割エリアで励磁用電界がほぼ同一となる状態を順次発生させるようにしている。そして、そのときの励磁電流の大きさに対応する分割エリア内の受信アンテナからのデータを対象としてIDコードを読出すように制御することで、受信アンテナを介して入力される応答信号の強さが全ての受信アンテナでほぼ同一となるようにし、励起アンテナの物理的な大きさに伴う各場所での電界分布特性の違いによる影響を回避できるようにしている。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例について詳細に説明する。始めに、本発明に係る非接触型データ記憶体について説明する。本発明に適用される非接触型データ記憶体は、固有の番号(ID番号)を有し、非接触的なアンテナの電磁結合により電力を受けた際には自らが特定の周波数でIDデータをシリアル出力するもので、RFID素子若しくはトランスポンダ素子をID用のチップとしたデータキャリアであり、無電池方式のものに限らず、電池を内蔵したものも含まれる。
図1は本発明に適用される非接触型データ記憶体と、データ処理装置側のアンテナ部の構成の一例をそれぞれ示している。非接触型データ記憶体10は、本例ではIDタグであり、同図に示すように、アンテナとして機能するコイル11と、整流回路12a,メモリのアクセス及び応答信号の変調機能を有するタグ制御回路12b及びEEPROM12cから成るIC部とで構成されている。本例ではIDタグ10のメモリとしてEEPROMを用い、書込コマンドによりデータを書込み可能な構成としている。
図2(A)及び(B)は、IDタグ10の構造の一例を示しており、IDタグ10は周囲にコイル11が巻き回してあり、その中にIC部12がある。本例では、円盤状の樹脂ホルダ13の中央部に形成された円形の凹部にコイル11とIC部12を配置し、その上部を樹脂モールド14でカバーすることで、円盤状のIDタグ10を形成している。なお、図2の例においてはIC部12が矩形であり、IC部12の外周に環状のコイル11を配設した例としているが、コイル11とIC部12の形状や配置は用途に応じて適宜変更可能である。
後述する食堂のレジ精算システムでは、上記のようなIDタグ10を食器に貼り付け或いは埋設しておき、食堂の食器トレイに載った状態で読出すようにしており、その実施例では固有の番号(例えば、20〜40ビット程度の固有のIDコード)をEEPROM12cに書き込んでおき、読出しのみを行うようにしている。
ここで、IDタグの読出しの原理について図1を参照して説明する。データ処理装置側のタグ読出部には励起アンテナ(励磁アンテナ)121が設けられており、励起アンテナ121に高周波電流を流すと、励起アンテナ121からの基本発振信号の電磁誘導によりタグ10の内部に電源電圧が誘起されると共に基本クロックが誘起される。この電源の電力のもとに誘起された基本クロックに同期してEEPROM12cの内容がタグ制御回路12bによって読出され、変調器によって変調されたシリアル信号がアンテナコイル11から出力され、データ処理装置側の受信アンテナ111で受信されるようになっている。タグ10に記憶されているデータは本例ではIDのみで、初期書き込みにてIDを書き込み、その後は常に読出し専用で使用するようにしている。
次に、本発明に係るデータ処理装置の構成について説明する。
図3は、本発明に係るデータ処理装置の読出部の構成の一例をブロック図で示している。データ処理装置100の読出部(リーダ)は、複数の制御CPU130を備えており、受信アンテナ群の信号処理をグループ単位で並行して行うようにしている。本例では、読出領域を複数のエリアに分割し、各分割エリア内の受信アンテナ群をそれぞれ1グループとして、各グループの分割エリア内におけるIDタグの読出処理をそれぞれの制御CPU130の制御の下に並行して実施する構成としている。
図3において、各受信部110は、当該グループの受信アンテナ111と、当該グループの各受信アンテナを切替えるアンテナ切替部112a、IDタグからの応答信号(シリアル信号)を増幅する増幅部112bと、増幅後の信号を復調する復調部112cと、復調された応答信号をIDコードに変換するデコード部112dとで構成されている。一方、送信部(励磁部)120は、所定の発振周波数を与える発振部122aと、励起アンテナに与える励磁電流を可変すると共に励磁電流のオン/オフを制御する電流制御部122bと、励振ドライバ122cと、励起アンテナ(励磁アンテナ)121とで構成されており、送信部120内の電流制御部122bでは、全体を制御する制御CPU130aからの指令に従い、指令された大きさの励磁電流を励起アンテナ121に与え、IDタグの読出領域内に適切な磁界を生じさせるようにしている。本例では、データ処理装置100の読出部全体の制御と送信部120の制御とを制御CPU130a(以下、マスターCPUと言う)で行い、後述する各分割エリアにおけるIDタグの読出制御をマスターCPU130aと、その他の制御CPU130b(以下、スレーブCPUと言う)で行う構成としている。
図4は、読出部の構成要素であるアンテナモジュールの構成の一例を示している。このアンテナモジュール101は、IDタグを有する構造体(IDタグ付きの食器等)を乗せる載置台の下方に配置される。ここでは、後述する食堂の精算システムに適用する場合を例としており、食堂で使用される食器トレイに合わせて矩形状としている。図4において、アンテナモジュール101は、導線を巻回して成るコイル111を受信アンテナ(タグリードアンテナ)として用い、各受信アンテナ111が互いに干渉しないように読出領域内に配置し、その受信アンテナ群を周回するように形成された矩形状の励磁コイルで成る励起アンテナ121を同一平面状に配置した構成としている。
図4の例では、アンテナモジュール101は60個の受信アンテナ111を備えており、例えばIDタグの読出領域を4分割して4個の制御CPU130で並行処理して読み出す場合は、分割した1つのエリア内に15個の受信アンテナ111が含まれるように、長手方向又は短手方向に4分割、田の字型に4分割、或いは矩形を4段階に縮小して4分割するというように所定の形状で分割する。
図5はIDタグの読出領域102aを長手方向に4分割した例を示している。データ処理装置100では、各分割エリアP1,P2,P3,P4内の15個の受信アンテナ111を1グループとして、前述のマスターCPU130aと各スレーブCPU130bの合計4個の制御CPUによって、各グループ毎にIDタグの読出動作を制御する。IDタグの読出しについては、4個の制御CPUには同じプログラムが内蔵されており、4グループの受信アンテナ郡をそれぞれ同じ要領と同じ速度でスキャンしていく。
ここで、読出対象となるIDタグの特性と、複数の特性を有するIDタグが混在した状態での本発明の読出方法について説明する。
使用中のIDタグが生産中止等により、入手困難となった時、システムに使用するIDタグを新しいものに切り替える必要が生じることがある。市場には同一変調方式且つ同一周波数で使用できるIDタグが数多く存在するが、磁界に関する感度及び一定磁界で励起した時の出力はそれぞれ異なっているのが実状である。このため、システムに使用するIDタグの種類の切り替え途中では、同一励起で、出力が異なるIDタグを混在して使用する必要が生じる。IDタグには衝突防止機能が無く、磁界があればデータを送信し続けるが、このようなIDタグを使用する時は、励磁電流の大きさを制御することにより、タグ間の影響程度を少なくして個々のIDタグを読取ることが可能となる。
本発明では、制御部(マスターCPU130a)の制御の下で、励起アンテナ121に与える励磁電流の大きさを電流制御部122bを介して可変することで、IDタグに与える励磁用電界の強さを制御できるようにしている。そして、本発明の参考例では、異なる応答感度を有するIDタグのタイプに応じて全体を段階的に可変して制御することで、複数種類のIDタグが混在した状態でもそれぞれのタグのIDコードを読出せるようにしている。
図6は、応答感度(磁界の感度,出力特性)が異なる2種類の非接触IDタグa,bの出力特性の例を示しており、縦軸Vは出力電圧を示し、横軸Hは磁界の強さを示している。タグaは、図6中の特性曲線に示すように、タグbに比べて弱い磁界でも動作するとともに高い出力を呈することができる高感度/高出力タイプの非接触IDタグである。一方、タグbはタグaよりも強い磁界で動作し、出力が低いものである。図6中の相互干渉ラインとは、許容最低タグ間距離において、タグa(又はb)の影響でタグb(又はa)が読めなくなる時のタグの出力レベルである。これらのタグaとタグbが混在した状態で読出す場合には、例えば最初に弱い磁界をかけてタグaを読出し、次に相互干渉による影響が避けられる範囲で磁界を強くしてタグbを読出すことにより、異なる特性をもつ2種類のタグの読出しを実現することができる。
図6の例では、タグaを読む時は、励磁電流1で励磁し、タグbからの影響がないAの磁界の下で読出し、次にタグbを読む時は、励磁電流2で励磁することにより、タグaからの影響が少ないBの磁界の下で読出すことにより、それぞれのタグのデータを読出すことができる。
上述のような励磁電流の大きさの制御機能を備えたデータ処理装置は、例えばIDタグを用いた食堂の自動精算システムに好適に提供することができる。すなわち、食堂では、非接触IDタグを取り付けた食器を毎日使用する訳であるが、“配膳”→“食事に使用”→“洗浄乾燥”といったサイクルを繰り返し、ある期間が来ると食器自体の寿命により古くなったものは廃棄し、新しい食器と入れ替えるといったことが常に行われている。従って旧いタイプのIDタグは必然的に新しいタイプのIDタグに置き換わることになるが、全てを一気に置き換えることは資源の無駄となり、その過程において旧、新のタイプが混在することは経費の問題から避けられないということになる。本発明の参考例におけるデータ処理装置では、これらの新旧タイプのIDタグが混在した状態でもそれぞれのIDタグを読出すことが可能となる。
以下、本発明に係るデータ処理装置を食堂の自動精算システムに適用した場合を例として説明する。
セルフ方式の食堂では、通常メニュー選択コーナーで自分の好きな単品の食器(料理)を選択して取ったり、注文したりして食器をトレイに載せ、食前又は食後に精算するようにしている。本システムでは、食器に装着されたIDタグのID番号に応じてサーバにメニュー番号,メニュー名称,単価等が別途登録されている。本発明に係るデータ処理装置を備えた自動精算機(以下、「オートレジ端末機」と言う)では、各メニューに対応しているIDタグの読出データから支払い金額を計算すると共に、非接触IDカードのデータから利用者を特定して決済情報をサーバへ送出して決済をする。決済用には利用者はプリペイドカード、社員IDカード(非接触ICカード,磁気カード等)を使用する。決済の形態としては、ポストペイド方式による決済と、読込専用の非接触IDカード又は書換可能な非接触IDカード(非接触ICカード)をプリペイドカードとして利用した場合のプリペイド方式による決済とがあり、また、無人,有人の観点からは、決済用の無人レジでの決済と一般的なPOSレジ(有人レジ)での決済とがある。
図7は、食堂用自動精算システムの全体構成の一例を示している。図7において、サーバ500は、利用者を特定するIDに対応させてオーダデータ及び金額データを記憶し、決済情報等を集計及び管理する装置であり、LANなどの通信ラインを介して他の装置と接続されている。トッピング端末600は、IDタグに対して価格変更が生じた際、新価格を登録するための端末であり、トッピングメニューに対応し、価値変更のあったタグコードを新価格とともにサーバ500に通知する。オートレジ端末機200は、利用料金を自動精算するための端末機であり、前述のデータ処理装置(以下、非接触IDタグ読出装置と言う),サーバ500とのデータ通信等を行うプロセッサ本体,カードリーダー等から構成されている。
オートレジ端末機200には予めサーバ500からIDに対応するメニュー名と価格等のデータがダウンロードされて記憶されている。メニューの追加、変更、値段設定変更があればその都度サーバ500から変更箇所の差分或いは全部のデータのダウンロードを行う。オートレジ端末機200では、載置台の上に乗せられたトレイ上の食器タグからIDコードを非接触IDタグ読出装置により読出し、そのIDコードに対応する金額データ及び料理名称コード等をオーダ情報としてサーバ500に通知する。その際、非接触IDカード(以下、非接触ICカードを例とし、ICカードと言う)がポストペイドカードとして利用された場合は、ICカードから読取った利用者のIDコードをサーバ500に通知する。一方、プリペイドカードとしてICカードが利用された場合は、オートレジ端末機200でプリペイド残金の減算を行い、処理結果(決済情報)をサーバ500に通知する。
決済端末300は、プリペイドカードとしてICカードが利用され、プリペイド残金が不足した場合などの料金の支払いに伴う精算と決済をする端末である。また、自己のID(利用者ID)に基づく照会機能として、支払いの明細や月内の利用額合計を表示する機能や、オーダの内容からカロリー値等の栄養値を計算して表示する機能を備えている。決済端末300では、ICカードのIDコードでサーバ500からオーダ情報及び金額データをダウンロードし、決済処理を行う。決済端末300では、プリペイドカードとして購入したICカードを用いて支払う方法と社員用ICカードを用いて支払う方法の他に、別システムで使用しているプリペイドカードによるプリペイド決済、磁気カードによるID決済、現金支払いによる現金決済がある。POSレジ400Aは、オートレジ端末機200や決済端末300で異常が発生した場合の精算処理を行う有人レジであり、一般的なPOS端末400が設置されている。このPOS端末400では、決済端末300と同様に、別システムで使用しているプリペイドカードによるプリペイド決済、磁気カードによるID決済、現金支払いによる現金決済による支払いが可能である。
以下、本発明を適用したオートレジ端末機200の構成と動作例について詳細に説明する。
図8はオートレジ端末機200の内部構成を図3に示した読出部の構成例に対応させて示している。図8において、オートレジ端末機200は、前述のデータ処理装置(非接触IDタグ読出装置)100と、自動精算処理に係る全体の制御及び上位コンピュータとのデータ通信の制御を行うプロセッサ本体(パーソナルコンピュータ)211と、タッチパネル式の液晶ディスプレー212と、カード決済を行うためのカードリーダー213と、載置台に乗せられた食器トレイを検知するためのトレイ検知センサ214などから構成される。非接触IDタグ読出装置100の部分の構成は前述のデータ処理装置と同一構成のため、ここでは説明を省略する。
図9は、オートレジ端末機200の主要部の構成を模式的に示している。全体制御用のプロセッサ本体211は、載置台102を有する非接触IDタグ読出装置100と、RS−232C等のインタフェースのケーブルによって接続されている。
図10は、食堂に設置されるオートレジ端末機200の主要部の外観構成の一例を示している。図10において、利用者は、各種食器1を載せたトレイ2をトレイ載置台102上に置き、カードリーダーの読取部213aの上方で非接触ICカードをかざして利用料金を精算するようになっている。トレイ載置台102の下方には、前述の非接触IDタグ読出装置のアンテナモジュール101が設けられており、トレイ2に載せられた各食器1に埋められたIDタグ10のIDコードが読出され、各IDコードに対応する金額データから求めた合計金額(請求金額)と各IDコードに対応する料理名称(メニューの詳細)等が表示部212に表示される。
例えば、図9のような食器1a,1b,1c,1dがトレイ2上にある場合、オートレジ端末機200のプロセッサ本体211は、非接触IDタグ読出装置100からの読出情報(IDコード,当該受信アンテナのアンテナ番号或いは位置を特定する座標データ)に基づき、図11(A)に示すトレイ2上の各食器1a,1b,1c,1dの位置を認識し、図11(B)に示すにように、合計金額をディスプレー212上に表示すると同時に、ディスプレー212上の対応する位置に、各食器1a,1b,1c,1dを示すシンボル画像1A,1B,1C,1Dと共にそれぞれの料理名称と金額、カロリー計算値等を表示する。
ここで利用者はディスプレー212の表示を見て、支払いに同意する場合には非接触ICカードを図10中のカードリーダーの読取部213aの上方でかざすことにより利用料金を精算する。オートレジ端末機200では、図10中の操作部の「OK」ボタン215aの表示を点灯し、処理の終了を知らせる。これで利用者の精算は完了し、オートレジ端末機200では、ポストペイドカードとしてICカードが利用された場合には、カードリーダー213によってICカードから読取った利用者のIDコード及びオーダ情報を決済情報としてサーバ500に送信し、給与天引等により利用料金の決済をする。
上述のような構成において、本発明に係る非接触IDタグ読出装置を備えたオートレジ端末機200の動作例を詳細に説明する。
先ず、本発明の参考例におけるマスターCPUの読出動作に係る制御例を図12のフローチャートの流れに沿って説明する。
マスターCPU130a(制御CPU1)では、載置台102の上にトレイ2が乗せられたか否かを反射型のトレイ検知センサ214により検知し(ステップS1)、トレイ2を検知したのであれば、励起アンテナ121に励磁する励磁電流として先ず第1の励磁電流1を設定する(ステップS2)。そして、各スレーブCPU130bに読出開始コマンド(第1の励磁電流1による読出開始指令)を送出し、マスターCPU130aと各スレーブCPU130bの制御の下に第1段階の励磁磁界の強度下におけるIDタグの読出しを各グループの受信アンテナ群毎に一斉に開始する(ステップS3)。
本例では、読出領域を4つのエリアに分割し、各分割エリアに複数のアンテナを配設しておき、図5に示したように各分割エリアP1,P2,P3,P4を1グループとして個々のグループをそれぞれマスターCPU130aと各スレーブCPU130bで並行処理してタグの読出しを行う(ステップS4)。その際、当該分割エリア内の複数の受信アンテナ111の中から1つのアンテナを駆動対象として選択し、アンテナ切替部30で各アンテナ111を順次切替えて駆動して当該アンテナからのIDコードを読出し、当該アンテナのアンテナ番号(或いは位置を特定する座標データ)をIDコードに付加し、読出情報として一時記憶する(ステップS5)。
マスターCPU130aでは、上記IDコードの読出し処理を自分のエリア内で指定された分の全受信アンテナについて行い(ステップS6)、別途、テーブル(後述の制御テーブル)で指定された所定のアンテナの処理が終了したのであれば、励起アンテナ121に励磁する励磁電流として第2の励磁電流2を設定して(ステップS7)、各スレーブCPU130bに読出開始コマンド(第2の励磁電流2による読出開始指令)を送出し、第2段階の励磁磁界の強度下におけるIDタグの読出しを各グループ単位で行う(ステップS8)。そして、上記ステップS4〜ステップS6と同様に、自分のエリア内の別途指定された全受信アンテナについてIDコードの読出処理を行い(ステップS9〜ステップS11)、全受信アンテナの処理が終了したのであれば、他のグループ(各スレーブCPU130b)の読出しが全て完了したか否かを後述する終了フラグによりチェックし(ステップS12)、完了したのであれば、各スレーブCPU130bから読出情報を受信する(ステップS13)。
上記ステップS5とS10で読出したタグの読出情報は、1個のタグに対して隣接するアンテナ2〜3個で読まれておりデータが重複しており、更に、2段階の磁界の強度下においても該当アンテナにより同一IDを読出している場合があるので、IDコードの値とその位置情報(読出情報に含まれるアンテナ番号又は座標データ)を基に、同一IDコードのデータが重複しているか否かを判断し、自分のエリア内での重複分(該当する受信アンテナ111の読出情報)を削除して整理する。また、上記ステップS13において受信した各スレーブCPU130bの読出情報は、当該エリア内での重複分が同様に削除されて送信されてくる。マスターCPU130aでは、自分のエリア内の分と各スレーブCPU130bで読出した分を合わせて、各CPUで読出した読出情報の中に複数のエリアにまたがって重複して読出しているものがあるかどうかをIDコードの値とその位置情報を基に判断し、重複分を削除して1個のタグに対して1個の読出情報となるように整理する。そして、整理後の各タグの読出情報を読出結果とし(ステップS14)、読出動作を全て終了する。
次に、スレーブCPU130bにおける読出動作に係る制御例を図13のフローチャートの流れに沿って説明する。なお、第1の励磁電流1を用いたIDタグの読出動作、第2の励磁電流2を用いたIDタグの読出動作、重複している読出情報の削除処理は、それぞれマスターCPU130aの動作と同一であるため、簡略化して説明する。
各スレーブCPU130bでは、マスターCPU130aからの第1の励磁電流1による読出開始コマンドを待ち、読出開始コマンドの受信によってIDタグの読出動作を一斉に開始する(ステップS21)。第1段階の励磁磁界の強度下におけるIDタグの読出動作が完了すると(ステップS22〜S24)、読出終了フラグをオンにしてマスターCPU130aからの読出開始コマンドを待ち、マスターCPU130aから受信した第2の励磁電流2による読出開始コマンドにより、第2段階の励磁磁界の強度下におけるIDタグの読出動作を開始する(ステップS25)。そして、その読出動作が完了すると(ステップS26〜S28)、第2段階における読出終了フラグをオンにすると共に、自分のエリア内の読出情報の重複分を削除して整理し(ステップS29)、整理後の読出情報をマスターCPU130aに送出し(ステップS30)、当該スレーブCPU130bの読出動作を全て終了する。
上述のようにして読み出されたIDタグの読出情報は、マスタ制御CPU130aからプロセッサ本体211に送信される。オートレジ端末機200内のプロセッサ本体211では、カードリーダー213によってICカードから読取ったカードID利用者のIDコードとマスターCPU130aからのIDタグ読出情報に基づいて前述の精算処理を行い、自動精算処理を終了する。
尚、上述のフローチャートの説明では記載していないが、図6のIDタグ特性図において、励磁電流2で励磁することにより、タグaとタグbの両方が読出せることになるが、受信側の感度を下げることによりタグbのみを受信するということも有効である。
次に、本発明について説明する。なお、データ処理装置(非接触IDタグ読出装置)100の構成及びその装置を備えたオートレジ端末機200のハードウェア構成は、本発明の参考例と同一構成のため、説明を省略する。
広い検出エリアを必要とする装置、例えば本例のように食器トレイの大きさに合わせた読出領域を必要とする装置において、図4に示したアンテナモジュール101のように、その読出領域を囲んで周回する励起アンテナ121を用いて磁界を発生する場合、読出領域内のIDタグの存在場所によって磁界の強度が異なってくると言う問題が生じる。
図14(A)及び(B)は、読出領域内の各場所での磁界の強さの違いを例示したもので、読出領域を囲んで周回する励起アンテナ121を用いて所定の励磁電流で励磁した場合、同図(B)に示すように、励起アンテナ121の直近以降は、励起アンテナ121から遠ざかるにつれて磁界の強さが減少するという現象が起きる。図14の横方向において適切な励磁の範囲は、図14(B)中の適切励磁上限SUと適切励磁下限SLの範囲内であり、図14(A)の読出領域においてAxの範囲が該当する。図14の縦方向においても同じ現象が起き、図14(A)の読出領域においてAyの範囲が適切励磁範囲となり、図14(A)中の破線枠内は適切励磁範囲外となる。このような磁界の下において、図14(A)に示すような位置にタグaおよびタグbが存在する場合、タグaに対しては適切な磁界となっているが、タグbに対しては適切な磁界となっていない。励起アンテナ121は本例では一つであり、1回の励起で、タグaおよびタグb双方に適切な磁界を提供することは不可能である。
そこで、タグaを読む時は弱磁界で、タグbを読む時は強磁界でそれぞれ読むことにより、いずれのタグも適切な出力を期待することができる。すなわち、読出領域の破線枠外のエリアを弱励磁で読出し、破線枠内のエリアを強励磁で読出せば、適切な磁界の下で各エリアを読出すことが可能となる。
前述の本発明の参考例では、制御部(制御CPU1)の制御の下で、励起アンテナに与える励磁電流の大きさをIDタグの感度に応じて電流制御部により変えることで、読出対象となるIDタグに与える励磁用電界の強さを調整し、異なる感度を有するIDタグの干渉を回避して当該感度のIDタグの読出しを行うようにしている。本発明では、読出領域内の各場所における磁界の強さを測定し、その磁界の強さの違いに応じて読出領域を分割しておき、制御部(制御CPU1)の制御の下で、各分割領域の磁界の強さが一定となるように励起アンテナに与える励磁電流の大きさを順次可変し、当該分割領域内の受信アンテナを対象として読出しを順次行うことで、ほぼ同一の磁界強さの下で読出領域の全域を読出すようにしている。このように励磁電流を変化させることにより、広い検出エリアを必要とする装置において、検出エリア内のどの位置にタグがあっても適切な磁界で励起を可能としている。本例では、複数のCPUにより並行処理するようにしており、並行処理用の前記各グループ毎の分割エリア(第1の分割エリア)と、上記磁界の強さに対応する分割エリア(第2の分割エリア)とは異なり、並行処理用の第1の分割エリアには、1つの制御CPUが処理する1グループについて上記第2の分割エリアが複数存在する場合がある。そこで、本発明では、次のような制御テーブルを用意してIDタグの読出しを制御する。
図15は、発明に用いる制御テーブルの一例を示している。60個を4分割した15個の受信アンテナ111からの読出処理を1グループとして、1つの制御CPUが1グループのIDタグの読出動作を制御する場合、図15のように15個の受信アンテナ1〜15を弱励起用アンテナ(弱励起時の読出対象アンテナ)と、強励起用アンテナ(強励起時の読出対象アンテナ)とに分類し、各受信アンテナ111(1〜15)について励起電流種別を認識するためのテーブルを用意しておく。なお、図15中の1〜15がアンテナ番号で、00はデータの終りを示している。また、本例では、図14(A)のように、読出領域を2分割し、破線枠内に受信アンテナ7〜10が配置されている場合を例としている。この場合、強励起用すなわち、強磁界の励磁下で読出す番号は7,8,9,10番の番号の受信アンテナである。
上記のテーブルは、本例では4CPU分用意され、励起アンテナに励磁電流を2段階に分けて与え、それぞれの段階で読出処理を行う。読出制御の方法としては、例えば、マスターCPU用、スレーブCPU1,2,3用の合計4テーブルをマスターCPU130a側のメモリに備え、マスターCPU130aが各スレーブCPU130bに読出し開始のコマンドと共に読出対象の受信アンテナの番号を送る。そして、スレーブCPU130bは受取ったアンテナの番号のみ読出す処理を実行する。
以下、発明における読出動作について詳細に説明する。
先ず、マスターCPU130aにおける読出動作に係る制御例を図16及び図17のフローチャートの流れに沿って説明する。
マスターCPU130aでは、載置台102の上にトレイが乗せられたか否かを反射型のトレイ検知センサ214により検知し(ステップS31)、トレイを検知したのであれば、励起アンテナ121に励磁する励磁電流として先ず弱励磁電流を設定する(ステップS32)。そして、第1段階において読出対象となる弱励起用アンテナの番号を各CPU用の制御テーブルから読出し、読出開始コマンド(弱励磁電流による読出開始指令)に読出対象のアンテナ番号の情報を含めて各スレーブCPU130bに送出し、マスターCPU130aと各スレーブCPU130bの制御の下に弱励磁電流による第1段階のIDタグの読出しを、弱励起用アンテナを対象として各グループの受信アンテナ群毎に一斉に開始する(ステップS33)。
マスターCPU130aでは、弱励起用アンテナの先頭の番号をセットしてIDコードを読出す(ステップS35)、そして、所定のアンテナが終了したか否かを制御テーブルにより判定し(ステップS36)、終了していなければ次の弱励起用アンテナの番号をセットし、アンテナ切替部30で当該アンテナに切替えて駆動し(ステップS37)、次のアンテナからのIDコードを読出す。
マスターCPU130aでは、上記IDコードの読出処理を自分のエリア内の弱励起用の全受信アンテナについて行い、全受信アンテナの処理が終了したのであれば、他のグループ(各スレーブCPU130b)の読出しが全て完了したか否かを後述する終了フラグによりチェックし(ステップS38)、完了したのであれば、制御テーブルをサーチして次の段階での読出対象のアンテナがあるか否かをチェックし(ステップS39)、無ければステップS47に移行する。本例では、弱励起用と強励起用の2段階あり、強励起用アンテナがあるので、励起アンテナに励磁する励磁電流として強電流を設定して励起アンテナを駆動し(ステップS40)、第2段階において読出対象となる強励起用アンテナの番号を各CPU用の制御テーブルから読出し、読出開始コマンド(強励磁電流による読出開始指令)に読出対象のアンテナ番号の情報を含めて各スレーブCPU130bに送出し、強励磁電流による第2段階のIDタグの読出しを弱励起用アンテナを対象として各グループ単位で行う(ステップS41)。
そして、上記ステップS34〜ステップS37と同様に、自分のエリア内の強励起用アンテナの全てについてIDコードの読出処理を行い(ステップS42〜ステップS45)、全ての強励起用アンテナの処理が終了したのであれば、他のグループ(各スレーブCPU130b)の読出しが全て完了したか否かを後述する終了フラグによりチェックし(ステップS46)、完了したのであれば、各スレーブCPU130bから読出情報を受信する(ステップS47)。
マスターCPU130aでは、本発明の参考例と同様に、同一IDコードのデータが重複している分を全て削除して1個のタグに対して1個の読出情報となるように整理する。そして、整理後の各タグの読出情報を読出結果とし(ステップS48)、読出動作を全て終了する。
次に、スレーブCPU130bにおける読出動作に係る制御例を図18のフローチャートの流れに沿って説明する。なお、弱励磁電流を用いたIDタグの読出動作、強励磁電流を用いたIDタグの読出動作、重複している読出情報の削除処理は、それぞれマスターCPU130aの動作と同一であるため、簡略化して説明する。
各スレーブCPU130bでは、マスターCPU130aからの弱励磁電流による読出開始コマンドを待ち、読出開始コマンドの受信によってIDタグの読出動作を一斉に開始する(ステップS51)。弱励磁電流による第1段階のIDタグの読出動作が完了すると(ステップS52〜S54)、読出終了フラグをオンにすると共に読出開始コマンド待ちのタイマーをセットし、マスターCPU130aからの読出開始コマンドを待つ(ステップS55)。タイムアウトの場合は、次の段階での読出対象のアンテナが無いものと判断し、ステップS60に移行する。本例では、弱励起用と強励起用の2段階あり、マスターCPU130aから受信した読出開始コマンドにより、強励磁電流による第2段階のIDタグの読出動作を開始する(ステップS56)。そして、その読出動作が完了すると(ステップS57〜S59)、読出終了フラグをオンにすると共に、自分のエリア内の読出情報の重複分を削除して整理し(ステップS60)、整理後の読出情報をマスターCPU130aに送出し(ステップS61)、当該スレーブCPU130bの読出動作を全て終了する。
以上の処理により、読出領域の全域で適切な磁界の下にIDタグを読出せるようになり、励起アンテナが発生する励磁用電界の場所による違いの影響を回避することができる。
なお、上述した実施の形態では、説明が複雑になるため本発明の参考例発明とを分けて説明したが、参考例及び発明を組合せたものも本発明に含まれる。すなわち、例えば発明によって適切な磁界とした当該エリアについて、参考例の励磁電流の制御方法を適用すれば良い。また、参考例では、応答感度が異なる2種類の非接触データ記憶体を対象とした場合を例として説明したが、2種類に限るものではない。また、フローチャートの流れは参考例及び発明とも、第1段階と第2段階の順序を逆にしても良い。
本発明に係る非接触型データ記憶体の構成の一例を示すブロック図である。 図1の非接触型データ記憶体の構造の一例を示す平面図と側面図である。 本発明に係るデータ処理装置の読出部の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係るアンテナモジュールの構成の一例を示す斜視構造図である。 非接触型データ記憶体の読出領域の分割方法の一例を示す図である。 本発明の参考例に係るIDタグの出力特性の例を示す図である。 本発明を適用した食堂用自動精算システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係るオートレジ端末機の内部構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係るオートレジ端末機の主要部の構成を模式的に示す図である。 本発明に係るオートレジ端末機の外観構成の一例を示す図である。 本発明に係るオートレジ端末機でのトレイ上の料理に対する表示例を示す図である。 本発明の参考例におけるデータ処理装置のマスターCPUにおける動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の参考例におけるデータ処理装置のスレーブCPUにおける読出動作の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る読出領域内の各場所での磁界の強さの違いを示す図である。 本発明に用いる制御テーブルの一例を示す図である。 本発明におけるデータ処理装置のマスターCPUにおける動作の一例を示すフローチャートである。 図16のフローチャートの分図である。 本発明におけるデータ処理装置のスレーブCPUにおける読出動作の一例を示すフローチャートである。
1 食器
2 トレイ
10 非接触型データ記憶体(IDタグ)
11 アンテナコイル
12 ICチップ
12a 整流回路
12b タグ制御回路
12c EEPROM
100 データ処理装置(非接触IDタグ読出装置)
101 アンテナモジュール
102 載置台
110 受信部
111 受信アンテナ
112 読出回路
112a アンテナ切替部
112b 増幅部
112c 復調部
112d デコード部
120 送信部
121 励起アンテナ
122 発振制御回路
122a 発振部
122b 電流制御部
122c ドライバ
130 制御CPU
130a マスタ−CPU
130b スレーブCPU
200 オートレジ端末機
211 プロセッサ本体
212 液晶ディスプレー
213 カードリーダー
214 トレイ検知センサ
215 操作部
300 決済端末(無人レジ用)
400 決済端末(有人レジ用)
500 サーバ
600 トッピング端末

Claims (1)

  1. データ記憶体から少なくともデータを読み出すために前記データ記憶体を乗せる載置台と、
    前記載置台の下方に配置され、読出領域を囲んで周回する励磁コイルから成る励起アンテナと、
    前記励磁コイルを励磁して前記データ記憶体に電源エネルギーを与える励磁手段と、
    前記励起コイルの周回する前記読出領域に配置される複数の受信アンテナと、
    前記受信アンテナを切り替えるアンテナ切替部と、
    前記アンテナ切替部を制御して使用する受信アンテナを切り替えるとともに、該使用する受信アンテナに対応付けて予め設定された励磁電流で前記励磁コイルを励磁する前記励磁手段を制御する制御部と、
    を備えた、非接触型データ記憶体を用いたデータ処理装置であって、
    前記複数の受信アンテナは、その存在する位置によって前記読出領域の中央部付近と外周領域とに予めグループ分けされ、かつ、前記中央部付近のグループの受信アンテナ用の励磁電流は、前記外周領域のグループの受信アンテナ用の励磁電流よりも強くなるように設定されるとともに、
    前記制御部は、
    前記外周領域のグループの各受信アンテナについて予め設定された順に基づいて前記データ記憶体からのデータ読み出しを行った後に前記中央部付近のグループの各受信アンテナについて予め設定された順に基づいて前記データ記憶体からのデータ読み出しを行うか、又は、その逆に、前記中央部付近のグループの各受信アンテナについてデータ読み出しを行った後に前記外周領域のグループの各受信アンテナについてデータ読み出しを行い、
    さらに、前記各受信アンテナで読み取った前記データ記憶体からのデータが重複している場合は、該重複している分を削除し、前記データ記憶体に対して1個の読み出しデータとなるように制御することを特徴とする、非接触型データ記憶体を用いたデータ処理装置。
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