JP2001092930A - リーダライタ及び非接触icカードシステム - Google Patents

リーダライタ及び非接触icカードシステム

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JP2001092930A
JP2001092930A JP27206799A JP27206799A JP2001092930A JP 2001092930 A JP2001092930 A JP 2001092930A JP 27206799 A JP27206799 A JP 27206799A JP 27206799 A JP27206799 A JP 27206799A JP 2001092930 A JP2001092930 A JP 2001092930A
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JP27206799A
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Yukitsugu Murata
幸嗣 村田
浩二 ▲鶴▼
Koji Tsuru
Yoshimitsu Otani
佳光 大谷
Yasuhiro Nagai
靖浩 永井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は同時に複数枚の非接触ICカードを
読み取ることを前提とするリーダライタにおいてリーダ
ライタから非接触ICカードへの電力供給の効率低下を
防止すること,信号送受信の誤りの発生を抑制すること
及びユーザの通過方向の識別を可能にすることを目的と
する。 【解決手段】 それぞれが単一の非接触ICカードに対
応付けられ並列に動作可能な複数のアンテナ22とそれ
らで受信される複数の信号を互いに分離するための信号
分離手段14と前記アンテナを介してそれぞれ通信する
複数の非接触ICカード30に対して互いに異なる論理
番号を割り当てる論理番号割り当て手段15と割り当て
た論理番号を用いて複数の非接触ICカードとの間で通
信する通信制御手段15とを設けたリーダライタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
に対してデータの読み書きを行うリーダライタ及びそれ
と非接触ICカードとで構成される非接触ICカードシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】非接触ICカードは、それに内蔵した集
積回路(IC)にID番号などのデータを保持すること
ができる。また、非接触ICカードに対してデータの書
き込み及び読み出しを行うためにリーダライタが用いら
れる。更に、非接触ICカードとリーダライタとは、コ
イル形状のアンテナを用いて電磁誘導などで結合するこ
とにより、非接触でデータの書き込み及び読み出しを行
うことができる。アンテナは、非接触ICカード及びリ
ーダライタのそれぞれに設けられる。
【0003】なお、電池などの電源を内蔵しない非接触
ICカードにおいては、リーダライタの送出する信号の
搬送波によって生じる磁界から電力を抽出して利用する
のが一般的である。ところで、一人のユーザが同時に複
数枚のカードを利用する必要が生じる場合がある。例え
ば、プリペイドカードで支払いをする場合に1枚のカー
ドの残金が利用料金よりも少ない場合には不足分の料金
を2枚目のカードで支払う必要がある。また、例えば高
速道路の料金所においてはICカードの通行証とクレジ
ットカードとを同時に使用する形態が考えられる。
【0004】様々な利用形態を考慮して、最近設置され
た新型のICカード公衆電話機においては同時に2枚の
非接触ICカードを利用できるようになっている。すな
わち、公衆電話機のリーダライタの読み取り部分に2枚
の非接触ICカードを重ねた状態で配置すると、それぞ
れの非接触ICカードに対してデータの読み書きができ
る。
【0005】この種のリーダライタにおいては、複数枚
の非接触ICカードを同時に読み取る場合であっても、
非接触ICカードと電磁結合するためのアンテナは1つ
だけ備わっている。従って、複数枚の非接触ICカード
のそれぞれをリーダライタのアンテナに近付けるために
複数枚の非接触ICカードは重ねた状態で配置する必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数枚の非
接触ICカードを重ねた状態で配置すると、それらに内
蔵されたアンテナ同士の間に電気的な結合が生じる。こ
の結合によって、各アンテナの共振周波数は結合がない
場合と比べて低下する。また、各非接触ICカードのア
ンテナの共振周波数は同時に重ねて使用するカードの枚
数に応じて変化することになる。
【0007】しかしながら、リーダライタのアンテナに
おける共振周波数と各非接触ICカードのアンテナにお
ける共振周波数との間にずれが存在する場合には、リー
ダライタから非接触ICカードへの電力伝送の効率が低
下するし、信号伝送の誤りも生じやすくなる。このた
め、次のような問題が生じる。 (a)予め決定した枚数(重ねて使用する枚数)に応じ
て共振周波数が決定された非接触ICカードを個別に制
作し、重ねた状態でアンテナの共振周波数がリーダライ
タの共振周波数と一致するようにする必要がある。
【0008】(b)規定の枚数の非接触ICカードを同
時に重ねて使用しない場合には、共振周波数のずれによ
って電力伝送の効率低下が生じたり信号伝送が困難にな
る可能性がある。 (c)重ねた複数枚の非接触ICカードのうち一部分だ
けに対してデータの読み書きを行う場合であっても、使
用しない非接触ICカードにも電力が供給されるので無
駄な電力消費が生じる。
【0009】ところで、非接触ICカードを利用するユ
ーザが通過するゲートの管理システムや入退室管理シス
テムにおいては、ユーザの通過方向を識別する必要が生
じる場合がある。しかし、従来のリーダライタにおいて
はユーザの通過方向を識別することができないので、リ
ーダライタの他にユーザの通過方向を識別するための装
置を設ける必要があった。
【0010】本発明は、同時に複数枚の非接触ICカー
ドを読み取ることを前提とするリーダライタ及び非接触
ICカードシステムにおいて、リーダライタから非接触
ICカードへの電力供給の効率低下を防止すること,信
号送受信の誤りの発生を抑制すること及びユーザの通過
方向の識別を可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1のリーダライタ
は、所定のアンテナを介して非接触で非接触ICカード
に対するデータの読み書きが可能なリーダライタであっ
て、それぞれが単一の非接触ICカードに対応付けら
れ、並列に動作可能な複数のアンテナと、前記複数のア
ンテナで受信される複数の信号を互いに分離するための
信号分離手段と、前記複数のアンテナを介してそれぞれ
通信する複数の非接触ICカードに対して互いに異なる
論理番号を割り当てる論理番号割り当て手段と、前記論
理番号割り当て手段が割り当てた各論理番号を用いて複
数の非接触ICカードとの間で通信する通信制御手段と
を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項1では、並列に動作可能な複数のア
ンテナがリーダライタに備わっているので、各々のアン
テナの近傍にそれぞれ1つの非接触ICカードを配置し
た状態で同時に複数の非接触ICカードの読み書きを行
うことができる。但し、複数の非接触ICカードから送
出される信号が互いに衝突するとリーダライタとの間で
通信ができなくなる。そこで、前記複数のアンテナで受
信される複数の信号を互いに分離するために信号分離手
段を設ける。例えば、複数の信号が現れるタイミングを
互いにずらすことによりそれらの信号を分離することが
できる。
【0013】また、同時に複数の非接触ICカードを利
用する場合には、それぞれの通信において、リーダライ
タの通信相手が複数の非接触ICカードの何れであるか
を区別する必要がある。そこで、論理番号割り当て手段
を設け、通信する複数の非接触ICカードのそれぞれに
互いに異なる論理番号を割り当てる。通信制御手段は、
前記論理番号割り当て手段が割り当てた各論理番号を用
いて複数の非接触ICカードとの間で通信を行う。
【0014】複数のアンテナがリーダライタに備わって
いるので、同時に複数の非接触ICカードを利用する場
合であっても、各々のアンテナの近傍にはそれぞれ単一
の非接触ICカードだけを配置することができる。従っ
て、複数枚の非接触ICカードを重ねて使用する必要が
なく、使用状態における非接触ICカードのアンテナの
共振周波数の低下を防止できる。
【0015】このため、通信及び電力伝送に利用するキ
ャリアの周波数とアンテナの共振周波数との差が小さく
なり、伝送誤りの生じにくい通信及び効率的な電力伝送
が実現する。請求項2は、請求項1のリーダライタにお
いて、前記信号分離手段が受信用の複数のタイムスロッ
トを形成することを特徴とする。
【0016】請求項2では、複数の非接触ICカードが
互いに異なるタイムスロットを用いてリーダライタへの
信号を送信することにより、リーダライタの複数のアン
テナが直列又は並列に接続されている場合であっても受
信される複数の信号のタイミングの違いから複数の信号
を分離できる。請求項3は、請求項1のリーダライタに
おいて、前記複数のアンテナで受信される複数の信号の
衝突を検出した場合に所定の衝突回避処理を行う衝突回
避手段を更に設けたことを特徴とする。
【0017】例えば、複数の非接触ICカードが複数の
タイムスロットの何れかを選択して通信に利用できる場
合であっても、複数の非接触ICカードが同一のタイム
スロットを選択して同時に信号を送信する可能性もあ
る。従って、複数の信号の衝突が生じ、正常な通信がで
きなくなる。請求項3では、このような信号の衝突が生
じると、衝突回避手段がそれを検出し所定の衝突回避処
理を行う。例えば、各非接触ICカードに対して使用す
るタイムスロットを変更するように指示を与える。これ
により、信号の衝突を自動的に回避できる。
【0018】請求項4のリーダライタは、所定のアンテ
ナを介して非接触で非接触ICカードに対するデータの
読み書きが可能なリーダライタであって、それぞれが単
一の非接触ICカードに対応付けられた複数のアンテナ
と、前記複数のアンテナのいずれか1つを選択的に動作
状態に切り替えるアンテナ切替手段と、前記アンテナ切
替手段を制御して、前記複数のアンテナの全てについて
それぞれのアンテナとの間で通信可能な非接触ICカー
ドの存在の有無を調べるカード検知制御手段と、前記カ
ード検知制御手段が通信可能な非接触ICカードの存在
を検出したアンテナのそれぞれを、前記アンテナ切替手
段で順次に選択して複数の非接触ICカードとの間で通
信する通信制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0019】請求項4では、複数のアンテナがリーダラ
イタに備わっているので、各々のアンテナの近傍にそれ
ぞれ1つの非接触ICカードを配置した状態で実質的に
同時に複数の非接触ICカードの読み書きを行うことが
できる。アンテナ切替手段は、前記複数のアンテナのい
ずれか1つを選択的に動作状態に切り替える。また、カ
ード検知制御手段は、前記複数のアンテナの全てについ
てそれぞれのアンテナとの間で通信可能な非接触ICカ
ードの存在の有無を調べる。通信制御手段は、前記カー
ド検知制御手段が通信可能な非接触ICカードの存在を
検出したアンテナのそれぞれを、前記アンテナ切替手段
で順次に選択して複数の非接触ICカードとの間で通信
する。
【0020】複数のアンテナがリーダライタに備わって
いるので、同時に複数の非接触ICカードを利用する場
合であっても、各々のアンテナの近傍にはそれぞれ単一
の非接触ICカードだけを配置することができる。従っ
て、複数枚の非接触ICカードを重ねて使用する必要が
なく、使用状態における非接触ICカードのアンテナの
共振周波数の低下を防止できる。
【0021】通信相手の非接触ICカードは前記アンテ
ナ切替手段で順次に選択されるので、複数の非接触IC
カードから送出された信号は衝突することなくリーダラ
イタに読み取られる。このため、信号の衝突を回避する
ための回路を非接触ICカードに組み込む必要がない。
【0022】また、通信制御手段はカード検知制御手段
が通信可能な非接触ICカードの存在を検出したアンテ
ナだけを順次に選択して複数の非接触ICカードとの間
で通信するので、通信に利用しないアンテナは選択され
ない。従って効率的な通信が可能になる。また、アンテ
ナを介してカードリーダから非接触ICカードに電力を
供給する場合には無駄な電力消費を抑制できる。
【0023】請求項5のリーダライタは、所定のアンテ
ナを介して非接触で非接触ICカードに対するデータの
読み書きが可能なリーダライタであって、それぞれが単
一の非接触ICカードに対応付けられ、所定の面上に並
べて配置された複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
のいずれか1つを選択的に動作状態に切り替えるアンテ
ナ切替手段と、前記アンテナ切替手段を制御して、前記
複数のアンテナのそれぞれについて通信可能な非接触I
Cカードの存在の有無を繰り返し調べるカード検知制御
手段と、特定の非接触ICカードの存在を検出するアン
テナの切り替わりを監視して前記非接触ICカードの移
動方向を識別する方向識別手段とを設けたことを特徴と
する。
【0024】請求項5では、非接触ICカードと通信す
るための複数のアンテナが所定の面上に並べて配置され
ている。従って、何れか1つのアンテナに非接触ICカ
ードを接近させることにより、リーダライタで非接触I
Cカードのデータの読み書きを行うことができる。アン
テナ切替手段は、前記複数のアンテナのいずれか1つを
選択的に動作状態に切り替える。従って、選択されたア
ンテナについて非接触ICカードと通信可能か否かを識
別できる。選択するアンテナを順次に切り替えることに
より、各々のアンテナについて通信可能な非接触ICカ
ードの存在の有無を調べることができる。その動作を繰
り返すことにより、カード検知制御手段は各アンテナと
非接触ICカードとの対応関係を常時把握できる。
【0025】例えば、ゲートを通過する利用者が、リー
ダライタの複数のアンテナが並んだ面の近くに非接触I
Cカードをかざしながら移動すると、その非接触ICカ
ードと通信可能なアンテナが移動に伴って順次に切り替
わる。方向識別手段は、特定の非接触ICカードの存在
を検出するアンテナの切り替わりを監視して前記非接触
ICカードの移動方向を識別する。
【0026】このリーダライタを用いることにより非接
触ICカードの移動方向を識別できるので、ゲートを通
過する利用者の移動方向を検出したり、特定の部屋を入
退室する利用者の入室/退室の区別を行うことができ
る。請求項6の非接触ICカードシステムは、所定のア
ンテナを介して非接触で非接触ICカードに対するデー
タの読み書きが可能なリーダライタと、複数の非接触I
Cカードとで構成される非接触ICカードシステムであ
って、リーダライタには、それぞれが単一の非接触IC
カードに対応付けられた互いに並列に動作可能な複数の
アンテナと、前記複数のアンテナで受信される複数の信
号を互いに分離するための信号分離手段と、前記複数の
アンテナを介してそれぞれ通信する複数の非接触ICカ
ードに対して互いに異なる論理番号を割り当てる論理番
号割り当て手段と、前記論理番号割り当て手段が割り当
てた各論理番号を用いて複数の非接触ICカードとの間
で通信する通信制御手段とを設け、各々の非接触ICカ
ードには送信信号を出力するタイミングなどの条件を内
部で発生した乱数で決定する送信条件決定手段と、前記
リーダライタが割り当てた論理番号を記憶して保持する
論理番号保持手段と、前記論理番号保持手段が保持する
論理番号と一致する論理番号が含まれる前記リーダライ
タからの信号を選択的に受信して処理する信号選択手段
とを設けたことを特徴とする。
【0027】請求項6の非接触ICカードシステムは、
請求項1と同様な構成のリーダライタと複数の非接触I
Cカードとで構成されている。また、非接触ICカード
に備わった送信条件決定手段は送信信号を出力するタイ
ミングなどの条件を内部で発生した乱数で決定する。論
理番号保持手段は、リーダライタが割り当てた論理番号
を記憶して保持する。信号選択手段は、論理番号保持手
段が保持する論理番号と一致する論理番号が含まれるリ
ーダライタからの信号を選択的に受信して処理する。
【0028】従って、カードリーダは複数の非接触IC
カードとの間で実質的に同時に通信を行いそれぞれの非
接触ICカードに対するデータの読み書きを行うことが
できる。また、複数の非接触ICカードを重ねて使用す
る必要がないため、非接触ICカードのアンテナの共振
周波数が変化するのを避けることができる。請求項7の
非接触ICカードシステムは、所定のアンテナを介して
非接触で非接触ICカードに対するデータの読み書きが
可能なリーダライタと、複数の非接触ICカードとで構
成される非接触ICカードシステムであって、リーダラ
イタには、それぞれが単一の非接触ICカードに対応付
けられた複数のアンテナと、前記複数のアンテナのいず
れか1つを選択的に動作状態に切り替えるアンテナ切替
手段と、前記アンテナ切替手段を制御して、前記複数の
アンテナの全てについてそれぞれのアンテナとの間で通
信可能な非接触ICカードの存在の有無を調べるカード
検知制御手段と、前記カード検知制御手段が通信可能な
非接触ICカードの存在を検出したアンテナのそれぞれ
を、前記アンテナ切替手段で順次に選択して複数の非接
触ICカードとの間で通信する通信制御手段とを設け、
各々の非接触ICカードには、前記リーダライタからの
応答要求に対して応答信号を送出する応答制御手段を設
けたことを特徴とする。
【0029】請求項7の非接触ICカードシステムは、
請求項4のリーダライタと複数の非接触ICカードとで
構成されている。非接触ICカードに設けた応答制御手
段は、リーダライタからの応答要求に対して応答信号を
送出する。カードリーダは、選択したアンテナから送出
した応答要求に対して応答信号を受信した場合には、そ
のアンテナと通信可能な非接触ICカードが存在するこ
とを認識できる。また、応答信号を受信しない場合には
そのアンテナと通信可能な非接触ICカードが存在しな
いことを認識できる。
【0030】従って、カードリーダは複数の非接触IC
カードのそれぞれとの間で通信を行い、各々の非接触I
Cカードに対するデータの読み書きを行うことができ
る。また、複数の非接触ICカードを重ねて使用する必
要がないため、非接触ICカードのアンテナの共振周波
数が変化するのを避けることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明のリ
ーダライタ及び非接触ICカードシステムの1つの実施
の形態について、図1〜図4及び図9を参照して説明す
る。この形態は請求項1〜請求項3及び請求項6に対応
する。
【0032】図1はこの形態のリーダライタの構成を示
すブロック図である。図2はこの形態の非接触ICカー
ドの構成を示すブロック図である。図3はこの形態の装
置の動作(1)を示すフローチャートである。図4はこ
の形態の装置の動作(2)を示すフローチャートであ
る。図9はこの形態の信号タイミングの例を示すタイム
チャートである。
【0033】この形態では、請求項1及び請求項6のア
ンテナ,信号分離手段,論理番号割り当て手段及び通信
制御手段は、それぞれループアンテナ22,タイミング
発生回路14,ステップS13及びステップS19に対
応する。また、請求項3の衝突回避手段はステップS1
0,S12に対応する。また、請求項6の送信条件決定
手段,論理番号保持手段及び信号選択手段は、それぞれ
ステップS31,S34及びS38に対応する。
【0034】この形態で用いるリーダライタは、図1に
示すように制御ユニット10とアンテナユニット20と
で構成されている。この例では、電気的に直列に接続さ
れた3つのループアンテナ22がアンテナユニット20
に備わっている。3つのループアンテナ22は、平面状
の基板21の上に1列に並べて配置してある。なお、接
続するループアンテナ22の数は必要に応じて変更すれ
ばよい。また、この例では複数のループアンテナ22を
直列に接続してあるが、複数のループアンテナ22を給
電点に並列に接続してもよい。また、複数のループアン
テナ22の配置形態についても必要に応じて変更でき
る。
【0035】この例ではリーダライタに3つのループア
ンテナ22が備わっているので、図1に示すように各々
のループアンテナ22と対向する位置にそれぞれ1つの
非接触ICカード30を配置すれば同時に3つの非接触
ICカード30を利用することができる。また、3つの
ループアンテナ22が電気的に互いに接続されているの
で、3つのループアンテナ22は同時に動作する。すな
わち、電力及び信号の伝送を行う場合には、3つのルー
プアンテナ22の全てについて同時に電力及び信号の伝
送が可能になる。
【0036】3つのループアンテナ22の共振周波数は
全て同じになるよう設計してあり、この共振周波数は制
御ユニット10が供給する信号の搬送波(キャリア)の
周波数と一致するように定めてある。制御ユニット10
には、搬送波発生回路11,変調回路12,復調回路1
3,タイミング発生回路14及び通信制御回路15が備
わっている。変調回路12及び復調回路13がアンテナ
ユニット20と電気的に接続されている。通信制御回路
15は、非接触ICカード30の情報を必要とするホス
トコンピュータと接続される。
【0037】搬送波発生回路11は、周波数が一定の搬
送波の信号を出力する。この搬送波は、変調回路12を
介して3つのループアンテナ22に供給される。変調回
路12は。通信制御回路15から出力される送信データ
に従って搬送波を変調する。復調回路13は、3つのル
ープアンテナ22で受信された信号を復調する。復調に
よって生成される受信データが通信制御回路15に印加
される。
【0038】タイミング発生回路14は、信号を送受信
すべきタイミングを決定する信号を出力する。この例で
は、図9に示すような信号のタイミングをタイミング発
生回路14が決定する。図9の例では、1つの信号フレ
ームに4つのタイムスロットTSと、フレーム同期信号
FSと、スロット同期信号SSとが含まれている。
【0039】この例では、4つのタイムスロットTS
(1),TS(2),TS(3),TS(4)のうち先頭のタイムス
ロットTS(1)をリーダライタの送信用に利用し、他の
3つのタイムスロットTS(2),TS(3),TS(4)を各
非接触ICカード30の送信用に利用する。フレーム同
期信号FS及びスロット同期信号SSは、通信制御回路
15及び変調回路12を介してループアンテナ22に供
給される。
【0040】この形態で用いる非接触ICカード30
は、図2に示すようにICチップ31及びループアンテ
ナ32を備えている。非接触ICカード30の大きさ
は、図1に示すようにリーダライタの各ループアンテナ
22より少し大きい程度になっている。ICチップ31
には、電源回路41,変復調回路42,通信制御回路4
3,記憶回路44及びタイミング検出回路45が備わっ
ている。また、電源回路41には整流回路46,コンデ
ンサ47及び電圧安定化回路48が備わっている。
【0041】非接触ICカード30は電池を搭載してい
ないので、電源回路41はリーダライタから伝送される
電力を利用して内部回路に供給する。すなわち、リーダ
ライタの各ループアンテナ22に供給される搬送波によ
って生じる磁界の変化をループアンテナ32で検出し、
その交流電力を整流回路46で整流して直流電力に変換
し、コンデンサ47に蓄積する。また、電圧安定化回路
48によって電圧が安定化された直流電力を各回路に供
給する。
【0042】変復調回路42は、ループアンテナ32が
リーダライタから受信した変調波を復調して復調出力を
通信制御回路43に印加するとともに、通信制御回路4
3が送出するデータを変調した信号をループアンテナ3
2に供給する。タイミング検出回路45は、ループアン
テナ32がリーダライタから受信した信号の中からフレ
ーム同期信号FS及びスロット同期信号SSを検出し、
各タイムスロットTS(1),TS(2),TS(3),TS(4)
のタイミングを識別する。
【0043】記憶回路44は、データの読み書きが可能
な不揮発性のメモリである。通信制御回路43は、記憶
回路44に対するデータの読み書き及びリーダライタと
の間の通信の制御を行う。この例では、リーダライタに
3つのループアンテナ22が備わっているので、図1に
示すように複数枚の非接触ICカード30を同時に利用
する場合であってもそれらを重ねて配置する必要がな
い。そのため、複数の非接触ICカード30のループア
ンテナ32同士の電気的な結合はほとんど無視できる。
すなわち、ループアンテナ32の共振周波数は使用状態
でも低下することがない。従って、ループアンテナ32
の共振周波数をリーダライタが出力する搬送波の周波数
と一致するように定めることができる。
【0044】図1に示すリーダライタ及び図2に示す非
接触ICカード30の動作の概略は図3及び図4に示す
通りである。図3及び図4のリーダライタの動作は通信
制御回路15の制御によって実現し、非接触ICカード
30の動作は通信制御回路43の制御によって実現す
る。図3及び図4の各ステップの内容について以下に説
明する。
【0045】リーダライタは、ステップS10で通信可
能な全ての非接触ICカード30に対して返信要求を示
す信号を送出する。この例では、図9に示す最初のタイ
ムスロットTS(1)で返信要求が送出される。この場
合、宛先HDとしては全ての非接触ICカード30を示
す論理番号が割り当てられる。図1に示すように、3つ
のループアンテナ22は互いに電気的に接続されている
ので、リーダライタが送出する信号及び搬送波の電力は
全てのループアンテナ22から同時に送出される。
【0046】一方、ループアンテナ22と対向する位置
に近接配置された各々の非接触ICカード30は、リー
ダライタがステップS10で送出した返信要求を受信す
ると、ステップS30からS31に進む。
【0047】ステップS31では所定のアルゴリズムを
用いたソフトウェアにより発生した乱数に基づき、使用
するタイムスロットを決定する。この例では、非接触I
Cカード30の送信には3つのタイムスロットTS
(2),TS(3),TS(4)を利用できるので、3つのタイ
ムスロットTS(2),TS(3),TS(4)のいずれか1つ
を乱数で選択する。ここで選択したタイムスロットを用
いて、ステップS32では非接触ICカード30のID
番号を送信する。
【0048】非接触ICカード30がステップS32で
送出したID番号は、リーダライタがステップS11で
受信する。但し、非接触ICカード30は使用するタイ
ムスロットを乱数で決定するので、複数の非接触ICカ
ード30が同時に同じタイムスロットを使用する可能性
もある。また、リーダライタの3つのループアンテナ2
2は互いに接続されているので、複数の非接触ICカー
ド30が同じタイムスロットで送出した信号は衝突して
互いに干渉する。
【0049】複数の受信信号が衝突すると、それによっ
て伝送エラーが発生する。伝送エラーが発生すると、リ
ーダライタはステップS12でそれを検出し、ステップ
S10に戻る。この場合、リーダライタから全ての非接
触ICカード30に対する返信要求が再び送出されるこ
とになる。これにより、各非接触ICカード30の使用
するタイムスロットが変更され信号の衝突が回避され
る。
【0050】使用するタイムスロットが重なることなく
非接触ICカード30の送出したID番号がリーダライ
タに受信された場合には、リーダライタの処理はステッ
プS13に進む。ステップS13では、リーダライタは
ステップS32でID番号を返信した非接触ICカード
30に対して1つの論理番号を割り当てる。次のステッ
プS14では、ステップ13で決定した論理番号をその
非接触ICカード30に対して送信する。
【0051】非接触ICカード30は、リーダライタが
ステップS14で送出した論理番号をステップS33で
受信し、ステップS34で内部メモリに記憶する。この
論理番号は、以後の通信で利用される。リーダライタ
は、ステップS10を実行してから返信を受信しない状
態が所定時間続いた場合、全ての非接触ICカード30
に対する論理番号の割り当てが終了したものとみなし、
ステップS15からS16に進む。
【0052】ステップS16では、全ての非接触ICカ
ード30に対して論理番号の割り当てが終了したことを
通知する。この後、リーダライタの処理はステップS1
7に進み、各非接触ICカード30の処理はステップS
36に進む。ホストコンピュータからの指示によりデー
タの送信が必要になると、リーダライタの処理はステッ
プS17からS18に進む。ステップS18では、送信
対象の非接触ICカード30にステップS13で割り当
てた論理番号を内部メモリ上のテーブルから取得する。
そして、その論理番号を宛先HDとして付加した情報ブ
ロック(送信データDATA)をリーダライタはステッ
プS19で送信する(図9参照)。
【0053】各非接触ICカード30は、リーダライタ
がステップS19で送信した信号をステップS36で受
信するとステップS37の処理に進む。ステップS37
では、受信した信号の宛先HDからその論理番号を抽出
し、次のステップS38では抽出した論理番号とステッ
プS34で記憶した当カードの論理番号とを比較する。
論理番号が一致した場合には、当カード宛の信号なので
次のステップS39に進み受信した情報ブロックの内容
を取得する。また、取得した情報ブロックの内容に応じ
た処理を行う。すなわち、記憶回路44に対するデータ
の書き込みや読み出しを行う。
【0054】非接触ICカード30が記憶回路44から
読み出したデータをリーダライタに送出する必要がある
場合には、ステップS40からS41の処理に進む。ス
テップS41では、送信すべき情報ブロックにステップ
S34で記憶した当カードの論理番号を付加し、そのデ
ータをリーダライタに送出する。使用するタイムスロッ
トはステップS31で決定したタイムスロットと同じで
ある。
【0055】各非接触ICカード30からの信号を受信
すると、リーダライタの処理はステップS20からS2
1に進む。ステップS21では、受信した信号からそれ
に含まれる論理番号を抽出する。次のステップS22で
は、抽出された論理番号から送信元の非接触ICカード
30を特定するとともに、受信した信号の情報ブロック
を処理する。例えば、情報ブロックの内容をそれを送出
した非接触ICカード30のID番号と共にホストコン
ピュータに対して送出する。
【0056】なお、この形態では3つのループアンテナ
22に同時に高周波の電力及び信号を供給するので、単
一のアンテナを使用する場合に比べて各ループアンテナ
22に供給される電力は低下する。しかし、通常は非接
触ICカード30に対する電力の供給及び信号の伝送に
は問題は生じない。実際に、ループアンテナ22の数が
4個の場合に制御ユニット10が供給する高周波電力を
30mWに定めて行った実験では、リーダライタと各非
接触ICカード30との間で正常な通信ができることを
確認した。
【0057】なお、ループアンテナ22の数を10個に
増やした実験では、制御ユニット10が供給する電力を
100mW程度に上げる必要があり、このままでは電波
法における「微弱無線」の電界強度を超えることにな
る。しかし、例えば互いに接続される複数のループアン
テナ22の間に遅延回路を挿入すれば、複数のループア
ンテナ22に供給される電力の位相がずれるため、相互
干渉により全体の電界強度が下がる。これにより、制御
ユニット10が供給する電力が大きい場合であっても
「微弱無線」の電界強度に抑えることが可能である。
【0058】(第2の実施の形態)本発明のリーダライ
タ及び非接触ICカードシステムの1つの実施の形態に
ついて、図5〜図7を参照して説明する。この形態は請
求項4及び請求項7に対応する。
【0059】図5はこの形態のリーダライタの構成を示
すブロック図である。図6はこの形態の非接触ICカー
ドの構成を示すブロック図である。図7はこの形態の装
置の動作を示すフローチャートである。この形態は第1
の実施の形態の変形例である。図5〜図7において第1
の実施の形態と対応する要素は同一符号を付けて示して
ある。
【0060】この形態では、請求項4及び請求項7のア
ンテナはループアンテナ22に対応し、請求項4のアン
テナ切替手段は切替スイッチ16に対応し、請求項4の
カード検知制御手段はステップS50〜S53に対応
し、請求項4の通信制御手段はステップS55〜S57
に対応する。また、請求項7の応答制御手段はステップ
S70,S71に対応する。
【0061】図5に示すように、この形態のリーダライ
タは制御ユニット10B及びアンテナユニット20Bで
構成されている。アンテナユニット20Bに設けた3つ
のループアンテナ22は、互いに独立している。すなわ
ち、3つのループアンテナ22のそれぞれは、制御ユニ
ット10Bに設けられた切替スイッチ16の互いに異な
る端子(接点)に接続されている。
【0062】従って、制御ユニット10Bは3つのルー
プアンテナ22のいずれか1つを切替スイッチ16で選
択して使用することができる。切替スイッチ16はリレ
ーやアナログスイッチのように電気的に制御可能なスイ
ッチでありその状態は、通信制御回路15Bの制御によ
り切り替えることができる。この形態では、切替スイッ
チ16が存在するため複数のループアンテナ22の信号
が互いに衝突することはない。従って、特別なタイミン
グを決定する回路は制御ユニット10Bには備わってい
ない。
【0063】図6に示すように、この形態の非接触IC
カード30は、ICチップ31Bとループアンテナ32
とで構成されている。ICチップ31Bの構成について
は、タイミングを検出する回路が省略され、通信制御回
路43Bの制御が変更された以外は図2と同一である。
図5のリーダライタ及び図6の非接触ICカード30の
動作について、図7を参照して説明する。図7のリーダ
ライタの動作は通信制御回路15Bの制御により実現
し、非接触ICカード30の動作は通信制御回路43B
の制御により実現している。
【0064】リーダライタにおいては、ステップS50
で切替スイッチ16を制御して1つのループアンテナ2
2を選択する。選択するループアンテナ22はステップ
S50を実行するたびに順番に変更される。選択の対象
となるのは全てのループアンテナ22である。例えば、
ループアンテナ22(1),22(2),22(3),22(1),
22(2),・・・が順次に選択される。
【0065】ステップS50で選択された1つのループ
アンテナ22には、搬送波の電力が供給される。また、
リーダライタが信号を送信する時には、通信制御回路1
5Bが変調回路12に印加する信号によって搬送波は変
調される。リーダライタが非接触ICカード30からの
信号を受信する時には、切替スイッチ16で選択された
1つのループアンテナ22で受信した信号(変調波)が
復調回路13に入力され復調される。復調された信号が
通信制御回路15Bに入力される。
【0066】ステップS51では、返信要求の信号をリ
ーダライタから非接触ICカード30に対して出力す
る。ステップS50で単一のループアンテナ22だけを
選択しているので、返信要求の信号及び搬送波の電力は
選択された1つのループアンテナ22からのみ出力され
る。ステップS50では全てのループアンテナ22を選
択の対象にするので、非接触ICカード30が近傍に存
在しないループアンテナ22であっても、それが選択さ
れた場合にはステップS51の返信要求及び搬送波の電
力が出力される。
【0067】一方、ステップS50で選択されたループ
アンテナ22の近傍に配置された特定の非接触ICカー
ド30がリーダライタからの返信要求を検出すると、非
接触ICカード30の処理はステップS70からS71
に進む。ステップS71では、その非接触ICカード3
0に予め割り当てられたID番号を非接触ICカード3
0からリーダライタに対して返信する。
【0068】非接触ICカード30がステップS71で
送出したID番号をリーダライタが受信すると、リーダ
ライタの処理はステップS52からS53に進む。ステ
ップS53では、返信として受信したID番号から非接
触ICカード30を特定し、そのカードとそれを受信し
たループアンテナ22、すなわち現在選択中の1つのル
ープアンテナ22との対応関係(アンテナ番号及びカー
ドのID番号)を内部メモリに記憶する。
【0069】ステップS50〜S54の処理は繰り返し
実行され、選択されるループアンテナ22はステップS
50で順次に切り替わる。例えば所定時間を経過する
と、スキャン終了とみなしてステップS54からS55
に進む。ステップS55では、切替スイッチ16を制御
して1つのループアンテナ22を選択する。選択するル
ープアンテナ22はステップS55を実行するたびに順
番に変更される。但し、ステップS55で選択の対象と
なるのは、非接触ICカード30からの返信をステップ
S52で検出できたループアンテナ22のみである。
【0070】例えば、ループアンテナ22(2)の近傍に
1つの非接触ICカード30を配置して、ループアンテ
ナ22(3)の近傍にもう1つの非接触ICカード30を
配置した場合には、ステップS50でループアンテナ2
2(2)を選択した時並びにループアンテナ22(3)を選択
した時には返信を検出し、ループアンテナ22(1)を選
択した時には返信を検出しないので、ステップS55を
実行する度にループアンテナ22(2)及びループアンテ
ナ22(3)を交互に選択する。
【0071】ステップS55で選択された1つのループ
アンテナ22には、搬送波の電力が供給される。また、
リーダライタが信号を送信する時には、通信制御回路1
5Bが変調回路12に印加する信号によって搬送波は変
調される。リーダライタが非接触ICカード30からの
信号を受信する時には、切替スイッチ16で選択された
1つのループアンテナ22で受信した信号(変調波)が
復調回路13に入力され復調される。復調された信号が
通信制御回路15Bに入力される。
【0072】ステップS56では、ホストコンピュータ
からの指示に応答して、特定の非接触ICカード30に
対して信号を送信する。すなわち、ステップS55で選
択された1つのループアンテナ22から信号を送信す
る。1つのループアンテナ22の近傍に単一の非接触I
Cカード30が存在する場合のみを想定しているので、
信号にその宛先を指定する情報を含める必要はない。ス
テップS56で送出する信号によって非接触ICカード
30に対するデータの読み出し要求や書き込み要求など
を送出することができる。
【0073】ステップS57では、特定の非接触ICカ
ード30から送出される信号を受信する。すなわち、ス
テップS55で選択された1つのループアンテナ22で
信号を受信する。この形態では、1つのループアンテナ
22の近傍に単一の非接触ICカード30が存在する場
合のみを想定しているので、リーダライタが受信した信
号を送出した非接触ICカード30は、選択中のループ
アンテナ22にステップS53で対応付けられた特定の
非接触ICカード30である。従って、非接触ICカー
ド30が送出する信号にそのID番号などを含める必要
はない。
【0074】非接触ICカード30は、リーダライタが
ステップS56で送出した信号を受信して、その信号に
データ読み出し要求が含まれていた場合には、ステップ
S72からS73の処理に進む。ステップS73では、
検出された読み出し要求に従って記憶回路44からデー
タを読み出す。読み出したデータは、次のステップS7
4で送出される。
【0075】また、非接触ICカード30がリーダライ
タのステップS57で送出した信号を受信して、その信
号にデータ書き込み要求が含まれていた場合には、非接
触ICカード30の処理はステップS75からS76に
進む。ステップS76では検出した要求に従って記憶回
路44に対するデータの書き込みを行う。この形態で
は、切替スイッチ16で選択した1つのループアンテナ
22を順次に切り替えて信号の送受信を行うので、同時
に利用する複数の非接触ICカード30に対して信号を
分離するための処理を行う必要がない。
【0076】また、各時点で1つのループアンテナ22
だけに電力を供給するので、各非接触ICカード30に
対して効率的に電力を供給でき、カードが比較的大きな
電力を必要とする場合でも対応できる。また、非接触I
Cカード30が近傍に存在しない(返信を検出できな
い)ループアンテナ22については選択の対象から除外
するので、無駄な電力消費を抑制できる。
【0077】この形態では、非接触ICカード30の処
理が単純化されたため、カードの回路構成が簡略化さ
れ、チップサイズならびにコストの低減が可能である。
さらに、送出する電力の無駄がないためアンテナへの供
給パワーを10mW程度に低減することも可能である。 (第3の実施の形態)本発明のリーダライタの1つの実
施の形態について図8を参照して説明する。この形態は
請求項5に対応する。
【0078】この形態は、第2の実施の形態の変形例で
ある。リーダライタ及び非接触ICカード30の構成は
第2の実施の形態と同一であり、リーダライタの動作に
図8に示す処理が追加された点のみが異なっている。非
接触ICカード30の動作は図7と同一である。この形
態では、請求項5のアンテナ及びアンテナ切替手段はそ
れぞれ図5のループアンテナ22及び切替スイッチ16
に対応し、請求項5のカード検知制御手段はステップS
60〜S64に対応し、請求項5の方向識別手段はステ
ップS65〜S69に対応する。
【0079】図8の処理は、例えばホストコンピュータ
から所定の指示があった場合に通信制御回路15Bによ
って実行される。図8の処理について以下に説明する。
リーダライタにおいては、ステップS60で切替スイッ
チ16を制御して1つのループアンテナ22を選択す
る。選択するループアンテナ22はステップS60を実
行するたびに順番に変更される。選択の対象となるのは
全てのループアンテナ22である。例えば、ループアン
テナ22(1),22(2),22(3),22(1),22(2),
・・・が順次に選択される。
【0080】ステップS60で選択された1つのループ
アンテナ22には、搬送波の電力が供給される。また、
リーダライタが信号を送信する時には、通信制御回路1
5Bが変調回路12に印加する信号によって搬送波は変
調される。リーダライタが非接触ICカード30からの
信号を受信する時には、切替スイッチ16で選択された
1つのループアンテナ22で受信した信号(変調波)が
復調回路13に入力され復調される。復調された信号が
通信制御回路15Bに入力される。
【0081】ステップS61では、返信要求の信号をリ
ーダライタから非接触ICカード30に対して出力す
る。ステップS50で単一のループアンテナ22だけを
選択しているので、返信要求の信号及び搬送波の電力は
選択された1つのループアンテナ22からのみ出力され
る。ステップS60では全てのループアンテナ22を選
択の対象にするので、非接触ICカード30が近傍に存
在しないループアンテナ22であっても、それが選択さ
れた場合にはステップS61の返信要求及び搬送波の電
力が出力される。
【0082】一方、ステップS60で選択されたループ
アンテナ22の近傍に配置された特定の非接触ICカー
ド30がリーダライタからの返信要求を検出すると、非
接触ICカード30はそれに予め割り当てられたID番
号をリーダライタに対して返信する。
【0083】非接触ICカード30がステップS71で
送出したID番号をリーダライタが受信すると、リーダ
ライタの処理はステップS62からS63に進む。ステ
ップS63では、返信として受信したID番号から非接
触ICカード30を特定し、そのカードとそれを受信し
たループアンテナ22、すなわち現在選択中の1つのル
ープアンテナ22との対応関係(アンテナ番号及びカー
ドのID番号)を位置情報として内部メモリに記憶す
る。
【0084】例えば、ループアンテナ22(2)を選択し
ている状態で非接触ICカード30からの返信を受信で
きた場合には、ループアンテナ22(2)の位置の近傍に
非接触ICカード30が存在することになる。ステップ
S60〜S64の処理は繰り返し実行され、選択される
ループアンテナ22はステップS60で順次に切り替わ
る。例えば、全てのループアンテナ22に対するスキャ
ンを1回又は予め指定した複数回数だけ実行すると、ス
キャン終了とみなしてステップS64からS65に進
む。
【0085】ステップS63で検出された位置情報は、
ステップS68で前回の位置情報として保存される。ス
テップS65では、ID番号が同じ非接触ICカード3
0に対する前回の位置情報が存在するか否かを識別す
る。前回の位置情報が存在する場合には、ステップS6
5からS66に進み、前回の位置情報と今回のスキャン
で検出された位置情報とを比較する。
【0086】ステップS66の比較の結果、両者が一致
している場合には変化がないのでステップS67からS
68を通ってS60に戻り、一致しない場合には変化が
あるのでステップS67からS69に進む。ステップS
69では、位置情報の変化から非接触ICカード30の
移動方向を識別する。例えば、図5に示すように3つの
ループアンテナ22(1),22(2),22(3)がX方向に
向かって1列に並んでいる場合に、前回の位置情報がル
ープアンテナ22(1)のアンテナ番号であり、今回の位
置情報がループアンテナ22(2)のアンテナ番号であれ
ば、監視中の非接触ICカード30はX方向に向かって
移動しているものとみなす。
【0087】また、逆に前回の位置情報がループアンテ
ナ22(2)のアンテナ番号であり、今回の位置情報がル
ープアンテナ22(1)のアンテナ番号であれば、監視中
の非接触ICカード30はX方向とは逆の方向に向かっ
て移動しているものとみなす。なお、図5の例では複数
のループアンテナ22を1列に並べて配置してあるが、
多数のアンテナを二次元座標上に並べて配置すれば、様
々な方向に対して移動方向を識別できる。
【0088】この形態の移動方向の識別は、例えば入退
室管理システムにおいて、非接触ICカード30を利用
するユーザがセキュリティエリアに入るのか、そこから
出ていくのかを識別するために利用できる。
【0089】
【発明の効果】以上の通り、本発明のリーダライタ及び
非接触ICカードシステムによれば複数枚の非接触IC
カードを同時に利用する場合であっても、複数枚の非接
触ICカードを重ねて使用する必要がないので、カード
のアンテナの共振周波数が変化するのを防止できる。従
って、効率的な電力伝送が可能であり、信号の伝送エラ
ー発生も生じにくい。
【0090】また、複数のアンテナを順番に選択して通
信する場合には、複数の非接触ICカードを分離するた
めの処理が不要になるため、非接触ICカードの回路構
成を簡略化できる。更に、カードの移動方向の識別も可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のリーダライタの構成を示す
ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の非接触ICカードの構成を
示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態の装置の動作(1)を示すフ
ローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の装置の動作(2)を示すフ
ローチャートである。
【図5】第2の実施の形態のリーダライタの構成を示す
ブロック図である。
【図6】第2の実施の形態の非接触ICカードの構成を
示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態の装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】第3の実施の形態の装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】第1の実施の形態の信号タイミングの例を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
10 制御ユニット 11 搬送波発生回路 12 変調回路 13 復調回路 14 タイミング発生回路 15,15B 通信制御回路 16 切替スイッチ 20 アンテナユニット 21 基板 22 ループアンテナ 30 非接触ICカード 31,31B ICチップ 32 ループアンテナ 41 電源回路 42 変復調回路 43 通信制御回路 44 記憶回路 45 タイミング検出回路 46 整流回路 47 コンデンサ 48 電圧安定化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 佳光 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 永井 靖浩 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA15 CA22 5K012 AB03 AC07 AC08 AC10 AE13 BA00 BA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアンテナを介して非接触で非接触
    ICカードに対するデータの読み書きが可能なリーダラ
    イタであって、 それぞれが単一の非接触ICカードに対応付けられ、並
    列に動作可能な複数のアンテナと、 前記複数のアンテナで受信される複数の信号を互いに分
    離するための信号分離手段と、 前記複数のアンテナを介してそれぞれ通信する複数の非
    接触ICカードに対して互いに異なる論理番号を割り当
    てる論理番号割り当て手段と、 前記論理番号割り当て手段が割り当てた各論理番号を用
    いて複数の非接触ICカードとの間で通信する通信制御
    手段とを設けたことを特徴とするリーダライタ。
  2. 【請求項2】 請求項1のリーダライタにおいて、前記
    信号分離手段が受信用の複数のタイムスロットを形成す
    ることを特徴とするリーダライタ。
  3. 【請求項3】 請求項1のリーダライタにおいて、前記
    複数のアンテナで受信される複数の信号の衝突を検出し
    た場合に所定の衝突回避処理を行う衝突回避手段を更に
    設けたことを特徴とするリーダライタ。
  4. 【請求項4】 所定のアンテナを介して非接触で非接触
    ICカードに対するデータの読み書きが可能なリーダラ
    イタであって、 それぞれが単一の非接触ICカードに対応付けられた複
    数のアンテナと、 前記複数のアンテナのいずれか1つを選択的に動作状態
    に切り替えるアンテナ切替手段と、 前記アンテナ切替手段を制御して、前記複数のアンテナ
    の全てについてそれぞれのアンテナとの間で通信可能な
    非接触ICカードの存在の有無を調べるカード検知制御
    手段と、 前記カード検知制御手段が通信可能な非接触ICカード
    の存在を検出したアンテナのそれぞれを、前記アンテナ
    切替手段で順次に選択して複数の非接触ICカードとの
    間で通信する通信制御手段とを設けたことを特徴とする
    リーダライタ。
  5. 【請求項5】 所定のアンテナを介して非接触で非接触
    ICカードに対するデータの読み書きが可能なリーダラ
    イタであって、 それぞれが単一の非接触ICカードに対応付けられ、所
    定の面上に並べて配置された複数のアンテナと、 前記複数のアンテナのいずれか1つを選択的に動作状態
    に切り替えるアンテナ切替手段と、 前記アンテナ切替手段を制御して、前記複数のアンテナ
    のそれぞれについて通信可能な非接触ICカードの存在
    の有無を繰り返し調べるカード検知制御手段と、 特定の非接触ICカードの存在を検出するアンテナの切
    り替わりを監視して前記非接触ICカードの移動方向を
    識別する方向識別手段とを設けたことを特徴とするリー
    ダライタ。
  6. 【請求項6】 所定のアンテナを介して非接触で非接触
    ICカードに対するデータの読み書きが可能なリーダラ
    イタと、複数の非接触ICカードとで構成される非接触
    ICカードシステムであって、 リーダライタには、 それぞれが単一の非接触ICカードに対応付けられた並
    列に動作可能な複数のアンテナと、 前記複数のアンテナで受信される複数の信号を互いに分
    離するための信号分離手段と、 前記複数のアンテナを介してそれぞれ通信する複数の非
    接触ICカードに対して互いに異なる論理番号を割り当
    てる論理番号割り当て手段と、 前記論理番号割り当て手段が割り当てた各論理番号を用
    いて複数の非接触ICカードとの間で通信する通信制御
    手段とを設け、 各々の非接触ICカードには送信信号を出力するタイミ
    ングなどの条件を内部で発生した乱数で決定する送信条
    件決定手段と、 前記リーダライタが割り当てた論理番号を記憶して保持
    する論理番号保持手段と、 前記論理番号保持手段が保持する論理番号と一致する論
    理番号が含まれる前記リーダライタからの信号を選択的
    に受信して処理する信号選択手段とを設けたことを特徴
    とする非接触ICカードシステム。
  7. 【請求項7】 所定のアンテナを介して非接触で非接触
    ICカードに対するデータの読み書きが可能なリーダラ
    イタと、複数の非接触ICカードとで構成される非接触
    ICカードシステムであって、 リーダライタには、 それぞれが単一の非接触ICカードに対応付けられた複
    数のアンテナと、 前記複数のアンテナのいずれか1つを選択的に動作状態
    に切り替えるアンテナ切替手段と、 前記アンテナ切替手段を制御して、前記複数のアンテナ
    の全てについてそれぞれのアンテナとの間で通信可能な
    非接触ICカードの存在の有無を調べるカード検知制御
    手段と、 前記カード検知制御手段が通信可能な非接触ICカード
    の存在を検出したアンテナのそれぞれを、前記アンテナ
    切替手段で順次に選択して複数の非接触ICカードとの
    間で通信する通信制御手段とを設け、 各々の非接触ICカードには、前記リーダライタからの
    応答要求に対して応答信号を送出する応答制御手段を設
    けたことを特徴とする非接触ICカードシステム。
JP27206799A 1999-09-27 1999-09-27 リーダライタ及び非接触icカードシステム Pending JP2001092930A (ja)

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