JP2007305004A - Rfidリーダ/ライタ用アンテナ及びrfidリーダ/ライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 RFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタにおいて、強い磁界強度を保持した広い交信エリアを確保すること。
【解決手段】 電磁誘導によりRFIDタグTに対してデータの交信が可能なRFIDリーダ/ライタRW1のアンテナであって、面状に並べられた複数のループアンテナ部13と、複数のループアンテナ部13のうち一つとリーダ/ライタ本体12とを接続すると共に、交信時に接続するループアンテナ部13を順次別のものに切り替えるアンテナ切替部15とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁誘導を利用して非接触で情報の交信を行うRFID(Radio Frequency Identification)システムのRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びこれを用いたRFIDリーダ/ライタに関する。
近年、微小な無線チップにより人や物を識別すると共に管理するRFID(Radio Frequency Identification)技術を用いたシステムが注目されている。このRFIDシステムでは、商品等に貼付したRFIDタグにデータを記憶させておき、無線によりRFIDリーダ/ライタまたはリーダで交信することで商品等の識別及び情報を自動的に認識して管理するものである。このRFIDシステムは、製造、販売、物流又は貸与サービス等において、RFIDタグを取り付けた物や人などの所在やID等の情報を検出してその移動等を管理することに広く採用されつつある。
上記RFIDシステムは、図9に示すように、例えば図示しないアンテナコイルとコンデンサとからなる共振回路とデータを保持するICチップとを備えたRFIDタグTと、RFIDタグTからの情報を非接触で交信するRFIDリーダ/ライタRW0(またはリーダ:以下、リーダはリーダ/ライタの一部機能として技術的に扱うことができるので、リーダ/ライタに含める)とから構成されている。このRFIDリーダ/ライタRW0は、磁界を放射するリーダ/ライタ用アンテナ1と、該リーダ/ライタ用アンテナ1に高周波(RF)を送信すると共にリーダ/ライタ用アンテナ1で受信したRFIDタグTからの情報を解析するリーダ/ライタ本体2とを備えている。
上記RFIDタグTとRFIDリーダ/ライタRW0とのデータ交信は、リーダ/ライタ本体2に接続されたリーダ/ライタ用アンテナ1を介して行われるが、30MHz程度までの周波数帯(例えば13.56MHz)で使用されるアンテナとしては通常ループアンテナが用いられる(特許文献1参照)。このループアンテナは、放射する磁界の固有の指向性を持っており、タグアンテナ及びリーダ/ライタ用アンテナ1双方の角度、位置により交信状態が変化する。
特開2004−118440号公報
しかしながら、上記従来の技術には、以下の問題が残されている。
従来のリーダ/ライタ用のアンテナでは、図8に示すように、そのアンテナ径によってアンテナ中心軸上の磁界強度(磁束密度)が異なる特性を有しているため、交信エリアがアンテナ径により制限される。すなわち、アンテナ径に応じてアンテナ中心軸上の磁界成分(X成分)が異なる。例えば、図9の(a)に示すように、ループアンテナ3のアンテナ径が大きいリーダ/ライタ用アンテナ1の場合は、アンテナ中心部のアンテナ近傍における磁界が弱まり、金属が近くに来るような場合に交信不能になることがあるが、図9の(b)に示すように、逆にループアンテナ3のアンテナ径が小さいリーダ/ライタ用アンテナ1の場合は、交信エリアが狭くなり、交信距離も短くなるが、アンテナ近傍の磁界は強くなる。このように、交信エリアが限られるため、リーダ/ライタ用アンテナ1に対するRFIDタグTの位置がずれてしまうと交信不良が生じてしまう不都合があった。特に、金属板4上にRFIDタグTを取り付けたオンメタルタグ(登録商標)を読み取る場合には、強い磁界が必要となるため、高い磁界強度が得られる交信エリアを確保する必要があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、強い磁界強度を保持した広い交信エリアを確保することができるRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明のRFIDリーダ/ライタ用アンテナは、電磁誘導によりRFIDタグに対してデータの交信が可能なRFIDリーダ/ライタのアンテナであって、面状に並べられた複数のループアンテナ部と、前記複数のループアンテナ部のうち一つと前記RFIDリーダ/ライタの本体とを接続すると共に、前記交信時に接続する前記ループアンテナ部を順次別のものに切り替えるアンテナ切替部とを備えていることを特徴とする。
また、本発明のRFIDリーダ/ライタは、アンテナを介して電磁誘導によりRFIDタグに対してデータの交信が可能なRFIDリーダ/ライタであって、前記アンテナが、上記本発明のRFIDリーダ/ライタ用アンテナであることを特徴とする。
これらのRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタでは、所定の交信距離で磁界強度が最適になるアンテナサイズのループアンテナ部を同一面状に複数並べ、アンテナ切替部により、交信時に接続するループアンテナ部を順次別のものに切り替えるので、高い磁界強度の交信エリアが複数並べられて順次切り替えられる状態となる。したがって、アンテナサイズの大きな一つのループアンテナを採用する場合よりも、広く強い磁界の交信エリアが確保でき、交信性能を向上させることができる。
特に、金属板に取り付けたRFIDタグとの交信においては、各ループアンテナ部が小型で磁界強度が強いため、RFIDタグを取り付けた金属の影響を低減させることができる。例えば、アンテナとして、12×38mmのサイズかつ3ターン巻きで配線されたアンテナ1(小)と、53×52mmのサイズかつ5ターン巻きで配線されたアンテナ2(中)と、114×57mmのサイズかつ1ターン巻きで配線されたアンテナ3(大)との3種類について、各アンテナ1〜3の金属板−アンテナ間距離とアンテナの共振周波数変化率との関係を図10に示す。この図からわかるように、アンテナサイズに応じて金属板−アンテナ間距離に対する共振周波数変化率が変わり、アンテナサイズが小さい方が金属の影響を受け難く、共振周波数の変化が小さくなる。このように一つの面積の広いアンテナよりも、小さいサイズのアンテナを複数組み合わせると、金属の影響が少なく、広い交信エリアを確保することができる。
なお、本発明において、RFIDリーダ/ライタ用とは、RFIDの読み取り機能を有するリーダ及びRFIDの書き込み機能を有するライタの少なくとも一方を備えた装置に用いるものをいう。
また、本発明のRFIDリーダ/ライタ用アンテナは、前記複数のループアンテナ部が、互いに間隔を空けて配置されていることを特徴とする。すなわち、このRFIDリーダ/ライタ用アンテナでは、複数のループアンテナ部が、互いに間隔を空けて配置されているので、隣接したループアンテナ部との共振による干渉を低減させることができる。
また、本発明のRFIDリーダ/ライタ用アンテナは、前記複数のループアンテナ部が、一方向に並べられていることを特徴とする。すなわち、このRFIDリーダ/ライタ用アンテナでは、複数のループアンテナ部が一方向に並べられているので、RFIDタグの移動方向をループアンテナ部の並べられた方向に一致させることで、移動するRFIDタグに対する交信性能を向上させることができる。
また、本発明のRFIDリーダ/ライタ用アンテナは、前記複数のループアンテナ部の少なくとも1つが異なる形状とされていることを特徴とする。すなわち、このRFIDリーダ/ライタ用アンテナでは、複数のループアンテナ部の少なくとも1つが異なる形状とされているので、サイズの異なるループアンテナ部でアンテナ中心軸方向の異なる磁界強度を得られ、アンテナ中心軸方向における交信エリアが広くなる。したがって、ループアンテナ部とRFIDタグとの距離のずれに対しても交信性能を改善することができる。
本発明のRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタによれば、面状に並べられた複数のループアンテナ部と、交信時に接続するループアンテナ部を順次別のものに切り替えるアンテナ切替部とを備えているので、アンテナサイズの大きな一つのループアンテナを採用する場合よりも、広く強い磁界の交信エリアが確保でき、交信性能を向上させることができる。特に、金属板に取り付けたRFIDタグとの交信においては、各ループアンテナ部が小型で磁界強度が強いため、RFIDタグを取り付けた金属の影響を低減させることができる。
以下、本発明にかかるRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタの第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
本実施形態のRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11及びRFIDリーダ/ライタRW1は、例えば、通信周波数13.56MHzの電磁誘導方式を採用したRFIDシステムに用いられるものであり、図1に示すように、RFIDタグTと非接触でデータ交信を行うものである。
このRFIDリーダ/ライタRW1は、RFIDタグTに対して電力供給とデータの送受信を行うために磁界を放射するRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11と、該RFIDリーダ/ライタ用アンテナ11に接続されRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11を駆動すると共に送受信するデータの処理を行うリーダ/ライタ本体12とを備えている。
上記RFIDリーダ/ライタ用アンテナ11は、平面状に並べられた複数のループアンテナ部13(本実施形態では3つ)と、複数のループアンテナ部13のうち一つとリーダ/ライタ本体12とを接続すると共に、交信時に接続するループアンテナ部13を順次別のものに切り替えるアンテナ切替部15とを備えている。なお、各ループアンテナ部13とアンテナ切替部15は、接続線14により接続されている。
上記ループアンテナ部13は、FR4(Flame Retardant Type 4:ガラスエポキシ)等を用いたプリント基板(PCB)で作製され、長方形状に形成されたFR4の基板13aと、該基板13a表面上にCu(銅)で配線されたアンテナ配線部13bとを備えている。上記基板13aは、例えば15mm×52mmのサイズに設定されている。また、上記アンテナ配線部13bは、例えば11mm×28mmのサイズで3ターン巻きで配線されていると共に、接続線14と繋ぐ部分で基板13a裏面へスルーホールを介して配線されている。なお、アンテナ配線部13bは、Cu配線の巻き線で構成しても構わない。
また、各ループアンテナ部13は、互いの長辺側を隣接させて互いに所定の間隔を空けて一方向に配列されている。すなわち、これらループアンテナ部13は、RFIDタグTの移動方向に一致させて配列されている。
各ループアンテナ部13の間隔は、図2に示すように、ループアンテナ部13間距離に対する反射係数の関係から20mm以上に設定される。すなわち、ループアンテナ部13同士の間隔を20mm以上離間させることにより、他のループアンテナ部13の共振が影響して生じる干渉を低減させることができる。なお、ループアンテナ部13の間隔を20mm未満に設定する場合は、他のループアンテナ部13の共振による影響を低減させるために、同調の調整を行うことが好ましい。
なお、この図2におけるグラフは、図3に示すように、ループアンテナ部13の間に所定間隔を空けて同一形状の被測定ループアンテナ13Sを配置し、ループアンテナ部13との間隔dを変えながら計測した結果である。
なお、いずれかのループアンテナ部13の先端を逆方向に向けても、他のループアンテナ部13との干渉レベルに差は生じない。
上記リーダ/ライタ本体12は、高周波を発生させる高周波電源部12aと、送受信するデータの変換を行う通信回路部12bと、送受信するデータのデコードを行う演算処理部12cと、データを記憶する記憶部12dとを備えている。
上記RFIDタグTは、名札、IDカード、定期券、回数券等に適用される非接触ICカード等や図書館の書籍管理等に適用される非接触ICラベル等に用いられるものである。また、オンメタルタグ(登録商標)は、金属板4に取り付けられており、磁束によって生じた起電力で駆動されるICチップ(図示略)、タグアンテナ(図示略)及び磁性体(図示略)を備えている。
上記金属板4は、例えば青銅板、白銅板、ステンレス板、アルミニウム板、チタン板等の純金属板又は合金板である。
このRFIDリーダ/ライタRW1でRFIDタグTとデータ交信を行うには、RFIDリーダ/ライタ用アンテナ11から所定距離だけ離れた上方にRFIDタグTを配置させた状態で、RFIDリーダ/ライタ用アンテナ11から磁界を放射させる。このとき、RFIDタグTは、ループアンテナ部13の並べられた方向に沿って移動させられてRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11上方に配置される。この状態で、アンテナ切替部15は、リーダ/ライタ本体12と接続されるループアンテナ部13を順次切り替えて磁界を放射する交信エリアを順次変更することで、強い磁界強度の領域をループアンテナ部13の並べられた方向に順次発生させる。
そして、これらの交信エリアのいずれかの位置に配されたRFIDタグTでは、強い磁束による起電力によって内部のICチップが駆動され、所定のデータをタグアンテナを介して送信する。すなわち、RFIDタグTがRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11の中心上方から多少ずれて配置されても、順次切り替えられる交信エリアのいずれかで高い磁界を受け、データを送信する。さらに、このタグアンテナからの送信をRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11のうち最適位置にあるループアンテナ部13が受信し、このデータがリーダ/ライタ本体12に送られることで、データ交信が行われる。
このように本実施形態では、所定の交信距離で磁界強度が最適になるアンテナサイズのループアンテナ部13を同一面状に複数並べ、アンテナ切替部15により、交信時に接続するループアンテナ部13を順次別のものに切り替えるので、高い磁界強度の交信エリアが複数並べられて交信エリアが順次切り替えられる状態となる。したがって、アンテナサイズの大きな一つのループアンテナを採用する場合よりも、広く強い磁界の交信エリアが確保でき、交信性能を向上させることができる。
また、複数のループアンテナ部13が、互いに間隔を空けて配置されているので、隣接したループアンテナ部13との共振による干渉を低減させることができる。さらに、複数のループアンテナ部13が一方向に並べられているので、RFIDタグTの移動方向をループアンテナ部13の並べられた方向に一致させることで、移動するRFIDタグTに対する交信性能を向上させることができる。
次に、本実施形態のRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11及びRFIDリーダ/ライタRW1を実際に採用した適用例について、図4を参照して説明する。
本適用例は、図4に示すように、RFIDタグTをノコギリ刃16に取り付けてノコギリ刃16のIDをRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11及びRFIDリーダ/ライタRW1で取得するシステムである。
このようなシステムでは、ノコギリ刃16に取り付けたRFIDタグTとデータ交信するために、回転速度が遅くなったときに交信するか、停止位置を定めて交信する必要があったが、回転速度がある程度速くても交信するためには交信エリアを広くとる必要があった。また、停止位置を定める場合でも、交信エリアが広いほうが停止位置の範囲を広く設定できる。
そこで、本適用例では、円環状のノコギリ刃16における一方の面にRFIDタグTを取り付けておくと共に、ノコギリ刃16の中心軸を挟んでRFIDタグTの反対側にダミータグDTを取り付け、RFIDタグTを取り付けた面に所定距離を空けて対向状態にRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11を配しておく。そして、アンテナ切替部15によってループアンテナ部13を切り替えて交信することで、ノコギリ刃16の回転によってRFIDタグTが移動していても交信の確度が向上する。
例えば、上記ノコギリ刃16のIDの読み取りだけを考えれば、交信時間は100msecであるが、従来技術のように、基板13aの外形が15mm×45mmで、アンテナサイズ11mm×28mmかつ3ターンのループアンテナ部13を1つ配置した場合、交信エリアの幅方向を30mmとすると、0.3m/secの移動速度のRFIDタグTでもID交信が可能である。これに対して、本適用例では、このループアンテナ部13を4つノコギリ刃16の回転方向に沿って配置することにより、互いに干渉が生じないとすると、1.2m/secの移動速度のRFIDタグTでも、ID交信が可能になる。
このように、ある程度速い回転速度で回転するノコギリ刃16でも、本適用例によれば、高い確度でそのIDを非接触の交信で取得することができる。
次に、第2実施形態及び第3実施形態について、図5及び図6を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態ではループアンテナ部13が一方向に並べられているのに対し、第2実施形態のRFIDリーダ/ライタ用アンテナ21及びRFIDリーダ/ライタRW2では、図5に示すように、4つのループアンテナ部23が十字状のスペースを空けて分割された4つの領域に配されている点である。また、第2実施形態のRFIDリーダ/ライタ用アンテナ21では、長尺方向に隣接するループアンテナ部23が互いに先端側を対向させて配されている。
この第2実施形態のようなループアンテナ部23の配置においても、他のループアンテナ部23との上記干渉のレベルに差は見られない。
また、第3実施形態と第2実施形態との異なる点は、第2実施形態では長尺方向に隣接するループアンテナ部23が互いに先端側を対向させて配されているのに対し、第3実施形態のRFIDリーダ/ライタ用アンテナ31及びRFIDリーダ/ライタRW3では、図6に示すように、互いに隣接する一方のループアンテナ部33における短尺方向に他方のループアンテナ部33の長尺方向を向けて配し、ループアンテナ部33で囲まれた中央部分にスペースを設けている点である。この第3実施形態のようにループアンテナ部33を配置すると、ループアンテナ部33で囲まれた中央部分で高い磁界強度が確保できず交信エリアをカバーし難くなるが、他のループアンテナ部33との上記干渉が改善される利点がある。
次に、第4実施形態かかるRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタについて、図7を参照しながら説明する。
第4実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では全て同一形状のループアンテナ部13を配置しているのに対し、第4実施形態のRFIDリーダ/ライタ用アンテナ41及びRFIDリーダ/ライタRW4では、図7に示すように、4つのループアンテナ部43A〜43Dを備え、それぞれが異なるアンテナサイズを有している点である。すなわち、第4実施形態の4つのループアンテナ部43A〜43Dは、並べられた方向順に短尺方向のサイズが順次拡大されて設定されている。
このように第4実施形態では、4つのループアンテナ部43A〜43Dが、それぞれ異なる形状とされているので、サイズの異なるループアンテナ部43A〜43Dでアンテナ中心軸方向の異なる磁界強度を得られ、アンテナ中心軸方向における交信エリアが広くなる。したがって、ループアンテナ部43A〜43DとRFIDタグTとの距離のずれに対しても交信性能を改善することができる。
なお、複数のループアンテナ部43A〜43Dのうち、少なくとも1つが異なる形状とされていれば、距離のずれに対して同様の効果を少なからず得ることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
上記各実施形態では、各ループアンテナ部13、23、33、43A〜43Dが平面状に配置されているが、RFIDタグTの設置位置や移動方向などに対応して曲面状などの面状に各ループアンテナ部13、23、33、43A〜43Dを配置しても構わない。
上記各実施形態では、金属板4に取り付けたRFIDタグTとのデータ交信に本発明を採用しているが、他の形態のRFIDタグにも適用可能である。例えば、金属板だけでなく樹脂製等のカード状のものにRFIDタグを取り付けたものや、ラベル型、コイン(ボタン)型、ピン型、スティック型等の形態に適用したものでも構わない。
また、上記各実施形態における技術は、データの読み書きが可能なRFIDリーダ/ライタに適用しているが、データの読み取りのみ可能なRFIDリーダにも用いることができる。
また、上記各実施形態のRFIDリーダ/ライタRW1、RW2、RW3、RW4は、RFIDリーダ/ライタ用アンテナ11、21、31、41が固定設置された据え置きタイプやRFIDリーダ/ライタ用アンテナ11、21、31、41とリーダ/ライタ本体12が一体化された手持ち式タイプに適用可能である。
本発明に係る第1実施形態におけるRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタを示す構成図である。 ループアンテナ部間距離と反射係数との関係を示すグラフである。 図2のグラフにおける計測方法を説明するためのRFIDリーダ/ライタを示す構成図である。 第1実施形態のRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタを適用した例において、ノコギリ刃を示す側面図である。 本発明に係る第2実施形態におけるRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタを示す構成図である。 本発明に係る第3実施形態におけるRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタを示す構成図である。 本発明に係る第4実施形態におけるRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタを示す構成図である。 アンテナ径とアンテナ中心軸上の磁束密度(磁界強度)との関係をアンテナとの距離(x)を変えて示すグラフである。 本発明に係る従来例におけるRFIDリーダ/ライタ用アンテナ及びRFIDリーダ/ライタを示す構成図である。 アンテナサイズを変えた場合の金属板−アンテナ間距離とアンテナの共振周波数変化率との関係を示すグラフである。
符号の説明
11、21、31、41…RFIDリーダ/ライタ用アンテナ、12…リーダ/ライタ本体、13、23、33、43A〜43D…ループアンテナ部、15…アンテナ切替部、T…RFIDタグ、RW1、RW2、RW3、RW4…RFIDリーダ/ライタ

Claims (5)

  1. 電磁誘導によりRFIDタグに対してデータの交信が可能なRFIDリーダ/ライタのアンテナであって、
    面状に並べられた複数のループアンテナ部と、
    前記複数のループアンテナ部のうち一つと前記RFIDリーダ/ライタの本体とを接続すると共に、前記交信時に接続する前記ループアンテナ部を順次別のものに切り替えるアンテナ切替部とを備えていることを特徴とするRFIDリーダ/ライタ用アンテナ。
  2. 請求項1に記載のRFIDリーダ/ライタ用アンテナであって、
    前記複数のループアンテナ部が、互いに間隔を空けて配置されていることを特徴とするRFIDリーダ/ライタ用アンテナ。
  3. 請求項1又は2に記載のRFIDリーダ/ライタ用アンテナであって、
    前記複数のループアンテナ部が、一方向に並べられていることを特徴とするRFIDリーダ/ライタ用アンテナ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のRFIDリーダ/ライタ用アンテナであって、
    前記複数のループアンテナ部の少なくとも1つが異なる形状とされていることを特徴とするRFIDリーダ/ライタ用アンテナ。
  5. アンテナを介して電磁誘導によりRFIDタグに対してデータの交信が可能なRFIDリーダ/ライタであって、
    前記アンテナが、請求項1から4のいずれか一項に記載のRFIDリーダ/ライタ用アンテナであることを特徴とするRFIDリーダ/ライタ。
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