JP2009260757A - Rfid用インレット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本願発明は手で保持して使用するRFID用インレットにおいて、ダイポール・アンテナ構造でありながらアンテナ素子の分岐を4つ以上とし、かつ、各分岐を2つ以上同時に摘めないように考慮したレイアウトとし、そのうち1つのアンテナ素子の分岐を摘んだとしても通信性能低下を抑える構造としたものである。
【選択図】図1
Description
近年では、このような構成から成るRFID用インレット(電子タグ)を様々な製品用途(例えば、入園証・施設利用証)に適用する試みがされている。ところが、入園証・施設利用証は、一般に需要者が手(指)で保持して使用するが、指がアンテナ部に触れた場合、人体を通じて、アンテナ部がGND電位に落とされる状態となり、電気特性(利得)が低下する。この結果、リード部でRFID用インレットから発する信号を読み取ることが困難となり、RFID用インレット(電子タグ)の信頼性が低下することが本願発明者の検討により明らかとなった。ちなみに、本願発明者が市販の電磁界シミュレータによって解析したところによると、図14から図16に示すように、単純な蛇行ダイポール・アンテナ(Meandered Dipole Antenna)では、一方の極を指でカバーされることにより、大幅なアンテナ利得の低下(図15参照)があることが明らかとなった。
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。
(a)第1の主面、第2の主面、第1の長辺、第2の長辺、第1の短辺、および第2の短辺を有するカード形状の樹脂シート;
(b)前記樹脂シートの前記第1の主面上に形成されたメタル薄膜パターン;
(c)前記メタル薄膜パターンに固定され、前記第1及び第2の短辺のほぼ中間に位置するRFIDタグ・チップ、
ここで、前記メタル薄膜パターンは、以下を含む:
(b1)前記RFIDタグ・チップが固定されたチップ・ボンディング部;
(b2)前記チップ・ボンディング部に接続された整合回路部;
(b3)前記整合回路部に接続され、第1の極および第2の極を有するダイポール・アンテナ部、
ここで、前記ダイポール・アンテナ部は、以下を含む:
(b3−1)前記第1の極に属し、前記第1の長辺に沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第1の蛇行アンテナ分岐;
(b3−2)前記第1の極に属し、前記第2の長辺に沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第2の蛇行アンテナ分岐;
(b3−3)前記第2の極に属し、前記第1の長辺に沿って前記第1の蛇行アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第3の蛇行アンテナ分岐;
(b3−4)前記第2の極に属し、前記第2の長辺に沿って前記第2の蛇行アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第4の蛇行アンテナ分岐、
ここで、前記第1の蛇行アンテナ分岐と前記第2の蛇行アンテナ分岐との間、および前記第3の蛇行アンテナ分岐と前記第4の蛇行アンテナ分岐との間には、それぞれ第1及び第2の余白領域があり、前記第1又は第2の短辺に平行な方向に測った前記第1及び第2の余白領域の主要な幅は、20ミリメートル以上である。
(a)第1の主面、第2の主面、第1の長辺、第2の長辺、第1の短辺、および第2の短辺を有するカード形状の樹脂シート;
(b)前記樹脂シートの前記第1の主面上に形成されたメタル薄膜パターン;
(c)前記メタル薄膜パターンに固定され、前記第1及び第2の短辺のほぼ中間に位置するRFIDタグ・チップ、
ここで、前記メタル薄膜パターンは、以下を含む:
(b1)前記RFIDタグ・チップが固定されたチップ・ボンディング部;
(b2)前記チップ・ボンディング部に接続された整合回路部;
(b3)前記整合回路部に接続され、第1の極および第2の極を有するダイポール・アンテナ部、
ここで、前記ダイポール・アンテナ部は、以下を含む:
(b3−1)前記第1の極に属し、前記第1の長辺に沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第1の準直線型アンテナ分岐;
(b3−2)前記第1の極に属し、前記第2の長辺に沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第2の準直線型アンテナ分岐;
(b3−3)前記第2の極に属し、前記第1の長辺に沿って前記第1の準直線型アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第3の準直線型アンテナ分岐;
(b3−4)前記第2の極に属し、前記第2の長辺に沿って前記第2の準直線型アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第4の準直線型アンテナ分岐、
ここで、前記第1の準直線型アンテナ分岐と前記第2の準直線型アンテナ分岐との間、および前記第3の準直線型アンテナ分岐と前記第4の準直線型アンテナ分岐との間には、それぞれ第1及び第2の余白領域があり、前記第1又は第2の短辺に平行な方向に測った前記第1及び第2の余白領域の主要な幅は、20ミリメートル以上である。
(a)第1の主面、第2の主面、第1の長辺、第2の長辺、第1の短辺、および第2の短辺を有するカード形状の樹脂シート;
(b)前記樹脂シートの前記第1の主面上に形成されたメタル薄膜パターン;
(c)前記メタル薄膜パターンに固定され、前記第1及び第2の短辺のほぼ中間に位置するRFIDタグ・チップ、
ここで、前記メタル薄膜パターンは、以下を含む:
(b1)前記RFIDタグ・チップが固定されたチップ・ボンディング部;
(b2)前記チップ・ボンディング部に接続された整合回路部;
(b3)前記整合回路部に接続され、第1の極および第2の極を有するダイポール・アンテナ部、
ここで、前記ダイポール・アンテナ部は、以下を含む:
(b3−1)前記第1の極に属し、一端が前記整合回路部に接続し、他端が前記第1の短辺に向かって前記第1及び第2の長辺間をほぼその全幅に渡って蛇行しながら途中まで延在する第1の蛇行アンテナ根元部;
(b3−2)前記第1の蛇行アンテナ根元部の前記他端に接続し、それを前記第1及び第2の長辺間の中間付近を前記第1の蛇行アンテナ根元部よりも狭い幅で蛇行しながら前記第1の短辺近傍まで延長する第1の蛇行アンテナ先端部;
(b3−3)前記第2の極に属し、一端が前記整合回路部に接続し、他端が前記第2の短辺に向かって前記第1及び第2の長辺間をほぼその全幅に渡って蛇行しながら途中まで延在する第2の蛇行アンテナ根元部;
(b3−4)前記第2の蛇行アンテナ根元部の前記他端に接続し、それを前記第1及び第2の長辺間の中間付近を前記第2の蛇行アンテナ根元部よりも狭い幅で蛇行しながら前記第2の短辺近傍まで延長する第2の蛇行アンテナ先端部。
(a)第1の主面、第2の主面、第1の長辺、第2の長辺、第1の短辺、および第2の短辺を有するカード形状の樹脂シート;
(b)前記樹脂シートの前記第1の主面上に形成されたメタル薄膜パターン;
(c)前記メタル薄膜パターンに固定され、前記第1及び第2の短辺のほぼ中間に位置するRFIDタグ・チップ、
ここで、前記メタル薄膜パターンは、以下を含む:
(b1)前記RFIDタグ・チップが固定されたチップ・ボンディング部;
(b2)前記チップ・ボンディング部に接続された整合回路部;
(b3)前記整合回路部に接続され、第1の極および第2の極を有するダイポール・アンテナ部、
ここで、前記ダイポール・アンテナ部は、以下を含む:
(b3−1)前記第1の極に属し、その主要部が前記第1の長辺に近接して、それに沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第1の蛇行アンテナ分岐;
(b3−2)前記第1の極に属し、その主要部が前記第2の長辺に近接して、それに沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第2の蛇行アンテナ分岐;
(b3−3)前記第2の極に属し、その主要部が前記第1の長辺に近接して、それに沿って前記第1の蛇行アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第3の蛇行アンテナ分岐;
(b3−4)前記第2の極に属し、その主要部が前記第2の長辺に近接して、それに沿って前記第2の蛇行アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第4の蛇行アンテナ分岐。
1.本願において、実施の態様の記載は、必要に応じて、便宜上複数のセクションに分けて記載する場合もあるが、特にそうでない旨明示した場合を除き、これらは相互に独立別個のものではなく、単一の例の各部分、一方が他方の一部詳細または一部または全部の変形例等である。また、原則として、同様の部分は繰り返しを省略する。また、実施の態様における各構成要素は、特にそうでない旨明示した場合、理論的にその数に限定される場合および文脈から明らかにそうでない場合を除き、必須のものではない。
(1)ID情報を保持した電子回路チップ、すなわち、RFIDタグ・チップ(たとえば0.4から1ミリメートル角程度)またはタグIC(単に「タグ・チップ」とも言う)、
(2)メタル薄膜等からなるアンテナ(整合回路を含む)、および
(3)それらを保持する樹脂シート等の基体シート
等から構成されている。この段階のRFIDタグを特に区別していうときは、「RFID用インレット」、「電子タグ用インレット」、又は単に「インレット(Inlet)」あるいは「インレイ(Inlay)」という。通常、RFID用インレットは、そのままRFIDタグとして使用したり、
(4)上下の一方または両方を保護シート(必要に応じてマーク、パターン、文字等を印刷等した樹脂シートまたは紙その他)で保護して、そのまま(カード形状で)使用したり、産品に貼り付けたりして使用する。また、この最終形態((4)の処理が施されたRFID用インレット)のことを「RFIDタグ」ということがある。なお、インレットの2次元寸法は、最終形態としてのRFIDタグの2次元寸法と同一か、それよりも小さい。保護シートよりも基体シート(樹脂シート)を大きくしてもよいが、その場合は基体シートが最終形態としてのRFIDタグ(カード)の寸法を決定することになるので、インレットとカードの寸法が等しい場合に含まれる。以下の各実施の形態(図1,8,17,19、および20など)においては、できるだけインレットをカードの大きさに近づけたいので、合わせ余裕等を考慮して、周辺の余白部分は2ミリメートル程度に設定している(汎用カードサイズも小型カードサイズも同じ)。すなわち、通常は、カードの方が各辺が4ミリメートル程度大きい。
実施の形態について更に詳述する。各図中において、同一または同様の部分は同一または類似の記号または参照番号で示し、説明は原則として繰り返さない。
図1は本願の一実施形態のRFID用インレットの上面図である。図2は本願の一実施形態のRFID用インレットの上面におけるチップ・ボンディング部の拡大平面図(図2(a)はタグ・チップ取り付け前、図2(b)は、タグ・チップ取り付け後である)である。図3は本願の一実施形態のRFID用インレットの上面におけるチップ・ボンディング部の拡大平面図(図2(b))のX−X’断面に対応する部分拡大断面図である。図4は本願の一実施形態のRFID用インレットを両面から粘着シート等で挟み込んでカード形状のRFIDタグとしたときの全体構造を(チップ・ボンディング部周辺の寸法を誇張し、他を圧縮している)を説明するための全体分解断面図(図1又は図2のY−Y’断面)である。図5は本願の一実施形態のRFID用インレットにおけるタグ・チップの内部回路とアンテナ等の関係を示す回路構造概略説明図である。図6は本願の一実施形態のRFID用インレットの整合回路部を中心とする概略等価回路である。図7は本願の一実施形態のRFID用インレットを両面から粘着シート等で挟み込んでカード形状のRFIDタグとしたときのRFIDタグ上面図(現実の外観の例)である。図8は本願の一実施形態のRFID用インレットを両面から粘着シート等で挟み込んでカード形状のRFIDタグとしたときのRFIDタグ上面図(アンテナ等の状態を見やすいように、作図上、図4の上部粘着シートを取り去ったもの)である。これらに基づいて、本願の一実施形態の汎用カードサイズ広帯域RFID用インレットを説明する。
図9は本願の一実施形態のRFID用インレットを両面から粘着シート等で挟み込んでカード形状のRFIDタグとしたときの3次元アンテナ利得パターンまたは放射パターン(フリーの状態)の斜視図である。図10は本願の一実施形態のRFID用インレットを両面から粘着シート等で挟み込んでカード形状のRFIDタグとしたものを指で保持してリーダにかざす際の様子を示す上面図(図10(a))および、その場合の3次元アンテナ利得パターンまたは放射パターン(図10(a)のように短辺側中央部を指で保持した状態)の正面図(図10(b))である。これらに基づいて、各種のアンテナ形式についてアンテナ利得パターン又は放射パターンとリーダとの関係を説明する。
この例は、セクション1の変形例であり、保護粘着シート等の誘電率等の特性が十分に制御された環境で使用する汎用カードサイズ狭帯域RFID用インレットである。
この例は、セクション1と同様に、蛇行アンテナにより、広帯域として、小型カードのために、デュアルやマルチ分岐構造とできないため、先端部の蛇行幅を相対的に狭くして、両側に余白領域11a,11b,12a,12bを設けたものである。この場合、メタル薄膜パターン2の形状は、RFIDタグ・チップ5を通り、短辺41,42に平行な対称軸に関して、ほぼ対象になっている。
図21は本願の一実施形態、その変形例、および他の一実施形態のRFID用インレットならびにそれを用いた電子タグの製造方法の流れを示すプロセス・ブロック・フロー図である。これに基づいて、各インレットおよび電子タグに共通する製造方法のプロセス・フローの概要を説明する。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
1a (樹脂シートの)第1の主面(上面または表面)
1b (樹脂シートの)第2の主面(下面又は裏面)
2 メタル薄膜パターン
4 チップ・ボンディング部
5 RFIDタグ・チップ
6 整合回路部
7,8 ダイポール・アンテナ部(第1の極と第2の極)
7a 第1の蛇行アンテナ分岐(第1の極に属する)
7b 第2の蛇行アンテナ分岐(第1の極に属する)
8a 第3の蛇行アンテナ分岐(第2の極に属する)
8b 第4の蛇行アンテナ分岐(第2の極に属する)
11 第1の余白領域
12 第2の余白領域
22 RFID用インレット
31 (樹脂シートの)第1の長辺
32 (樹脂シートの)第2の長辺
41 (樹脂シートの)第1の短辺
42 (樹脂シートの)第2の短辺
Claims (20)
- 以下を含むRFID用インレット:
(a)第1の主面、第2の主面、第1の長辺、第2の長辺、第1の短辺、および第2の短辺を有するカード形状の樹脂シート;
(b)前記樹脂シートの前記第1の主面上に形成されたメタル薄膜パターン;
(c)前記メタル薄膜パターンに固定され、前記第1及び第2の短辺のほぼ中間に位置するRFIDタグ・チップ、
ここで、前記メタル薄膜パターンは、以下を含む:
(b1)前記RFIDタグ・チップが固定されたチップ・ボンディング部;
(b2)前記チップ・ボンディング部に接続された整合回路部;
(b3)前記整合回路部に接続され、第1の極および第2の極を有するダイポール・アンテナ部、
ここで、前記ダイポール・アンテナ部は、以下を含む:
(b3−1)前記第1の極に属し、前記第1の長辺に沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第1の蛇行アンテナ分岐;
(b3−2)前記第1の極に属し、前記第2の長辺に沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第2の蛇行アンテナ分岐;
(b3−3)前記第2の極に属し、前記第1の長辺に沿って前記第1の蛇行アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第3の蛇行アンテナ分岐;
(b3−4)前記第2の極に属し、前記第2の長辺に沿って前記第2の蛇行アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第4の蛇行アンテナ分岐、
ここで、前記第1の蛇行アンテナ分岐と前記第2の蛇行アンテナ分岐との間、および前記第3の蛇行アンテナ分岐と前記第4の蛇行アンテナ分岐との間には、それぞれ第1及び第2の余白領域があり、前記第1又は第2の短辺に平行な方向に測った前記第1及び第2の余白領域の主要な幅は、20ミリメートル以上である。 - 前記1項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、860MHzから960MHzのUHF帯域で使用するRFIDタグ用のインレットである。
- 前記1項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、内部電源を有さないパッシブ型RFIDタグ用のインレットである。
- 前記1項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、汎用カード形状のRFIDタグ用のインレットである。
- 前記1項のRFID用インレットにおいて、前記メタル薄膜パターンは、前記RFIDタグ・チップを対象中心として、ほぼ対称に配置されている。
- 前記1項のRFID用インレットにおいて、前記ダイポール・アンテナの先端付近において、前記第1の蛇行アンテナ分岐と前記第2の蛇行アンテナ分岐との間、および、前記第3の蛇行アンテナ分岐と前記第4の蛇行アンテナ分岐との間の間隔は、これらのアンテナ分岐の幅よりも広い。
- 前記1項のRFID用インレットにおいて、前記第1の長辺および第2の長辺の長さは、78から88ミリメートル程度であり、前記第1の短辺および第2の短辺の長さは、48から58ミリメートル程度である。
- 前記1項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、広帯域RFIDタグ用のインレットである。
- 以下を含むRFID用インレット:
(a)第1の主面、第2の主面、第1の長辺、第2の長辺、第1の短辺、および第2の短辺を有するカード形状の樹脂シート;
(b)前記樹脂シートの前記第1の主面上に形成されたメタル薄膜パターン;
(c)前記メタル薄膜パターンに固定され、前記第1及び第2の短辺のほぼ中間に位置するRFIDタグ・チップ、
ここで、前記メタル薄膜パターンは、以下を含む:
(b1)前記RFIDタグ・チップが固定されたチップ・ボンディング部;
(b2)前記チップ・ボンディング部に接続された整合回路部;
(b3)前記整合回路部に接続され、第1の極および第2の極を有するダイポール・アンテナ部、
ここで、前記ダイポール・アンテナ部は、以下を含む:
(b3−1)前記第1の極に属し、前記第1の長辺に沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第1の準直線型アンテナ分岐;
(b3−2)前記第1の極に属し、前記第2の長辺に沿って前記第1の短辺近傍まで延在する第2の準直線型アンテナ分岐;
(b3−3)前記第2の極に属し、前記第1の長辺に沿って前記第1の準直線型アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第3の準直線型アンテナ分岐;
(b3−4)前記第2の極に属し、前記第2の長辺に沿って前記第2の準直線型アンテナ分岐とほぼ反対方向に、前記第2の短辺近傍まで延在する第4の準直線型アンテナ分岐、
ここで、前記第1の準直線型アンテナ分岐と前記第2の準直線型アンテナ分岐との間、および前記第3の準直線型アンテナ分岐と前記第4の準直線型アンテナ分岐との間には、それぞれ第1及び第2の余白領域があり、前記第1又は第2の短辺に平行な方向に測った前記第1及び第2の余白領域の主要な幅は、20ミリメートル以上である。 - 前記9項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、860MHzから960MHzのUHF帯域で使用するRFIDタグ用のインレットである。
- 前記9項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、内部電源を有さないパッシブ型RFIDタグ用のインレットである。
- 前記9項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、汎用カード形状のRFIDタグ用のインレットである。
- 前記9項のRFID用インレットにおいて、前記メタル薄膜パターンは、前記RFIDタグ・チップを対象中心として、ほぼ対称に配置されている。
- 前記9項のRFID用インレットにおいて、前記メタル薄膜パターンは、前記RFIDタグ・チップを通り前記第1の短辺および第2と平行な直線を対称軸として、ほぼ対称に配置されている。
- 前記9項のRFID用インレットにおいて、前記ダイポール・アンテナの先端付近において、前記第1の準直線型アンテナ分岐と前記第2の準直線型アンテナ分岐との間、および、前記第3の準直線型アンテナ分岐と前記第4の準直線型アンテナ分岐との間の間隔は、前記整合回路部の幅よりも広い。
- 前記9項のRFID用インレットにおいて、前記第1の長辺および第2の長辺の長さは、78から88ミリメートル程度であり、前記第1の短辺および第2の短辺の長さは、48から58ミリメートル程度である。
- 以下を含むRFID用インレット:
(a)第1の主面、第2の主面、第1の長辺、第2の長辺、第1の短辺、および第2の短辺を有するカード形状の樹脂シート;
(b)前記樹脂シートの前記第1の主面上に形成されたメタル薄膜パターン;
(c)前記メタル薄膜パターンに固定され、前記第1及び第2の短辺のほぼ中間に位置するRFIDタグ・チップ、
ここで、前記メタル薄膜パターンは、以下を含む:
(b1)前記RFIDタグ・チップが固定されたチップ・ボンディング部;
(b2)前記チップ・ボンディング部に接続された整合回路部;
(b3)前記整合回路部に接続され、第1の極および第2の極を有するダイポール・アンテナ部、
ここで、前記ダイポール・アンテナ部は、以下を含む:
(b3−1)前記第1の極に属し、一端が前記整合回路部に接続し、他端が前記第1の短辺に向かって前記第1及び第2の長辺間をほぼその全幅に渡って蛇行しながら途中まで延在する第1の蛇行アンテナ根元部;
(b3−2)前記第1の蛇行アンテナ根元部の前記他端に接続し、それを前記第1及び第2の長辺間の中間付近を前記第1の蛇行アンテナ根元部よりも狭い幅で蛇行しながら前記第1の短辺近傍まで延長する第1の蛇行アンテナ先端部;
(b3−3)前記第2の極に属し、一端が前記整合回路部に接続し、他端が前記第2の短辺に向かって前記第1及び第2の長辺間をほぼその全幅に渡って蛇行しながら途中まで延在する第2の蛇行アンテナ根元部;
(b3−4)前記第2の蛇行アンテナ根元部の前記他端に接続し、それを前記第1及び第2の長辺間の中間付近を前記第2の蛇行アンテナ根元部よりも狭い幅で蛇行しながら前記第2の短辺近傍まで延長する第2の蛇行アンテナ先端部。 - 前記17項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、860MHzから960MHzのUHF帯域で使用するRFIDタグ用のインレットである。
- 前記17項のRFID用インレットにおいて、前記RFID用インレットは、内部電源を有さないパッシブ型RFIDタグ用のインレットである。
- 前記17項のRFID用インレットにおいて、前記第1の長辺および第2の長辺の長さは、48から58ミリメートル程度であり、前記第1の短辺および第2の短辺の長さは、22から32ミリメートル程度である。
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