JP2001109846A - Icカードリーダ - Google Patents

Icカードリーダ

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JP2001109846A
JP2001109846A JP29090999A JP29090999A JP2001109846A JP 2001109846 A JP2001109846 A JP 2001109846A JP 29090999 A JP29090999 A JP 29090999A JP 29090999 A JP29090999 A JP 29090999A JP 2001109846 A JP2001109846 A JP 2001109846A
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JP
Japan
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card
reader
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contact
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Application number
JP29090999A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Shiomi
寿朗 塩見
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上位装置から見て、非接触式ICカード活性
化が接触式ICカード活性化と等価になるように、カー
ドリーダライタ側で非接触式ICカード活性化を自動的
に行い、接触式ICカードの場合と同様の活性化結果を
上位装置へ伝達し、上位装置における冗長な活性化処理
を不要にしたICカードリーダを得る。 【解決手段】 リーダ側通信用コイルにより、非接触式
ICカードとの間でデータ通信をし、その結果を上位装
置11に送信する。非接触式ICカードに対して最初に
行う処理手順を予め記憶し、処理手順に従った処理結果
を、接触式ICカードの応答結果と同じ形式に変換して
上位装置11に送信する処理記憶部2が設けられ、処理
記憶部2は、処理手順に従いICカードに対しリーダ側
通信用コイルによりデータ通信を行い、その結果を上位
装置11に接触式ICカードの応答結果と同じ形式に変
換して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に設けたカー
ドリーダ側通信用コイルにより、非接触式ICカードと
の間でデータの通信を行うことができるICカードリー
ダに関するもので、特に、非接触式ICカードの活性化
を自動化したICカードリーダに関するものである。な
お、本発明においてICカードリーダという場合、IC
カードリーダライタも含む。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードには、接触式に加えて
非接触式でカードリーダとの間でデータ通信を行うこと
ができるものが実用化されている。ICカードをカード
リーダに挿入したとき、そのカードの種類、シリアルナ
ンバーなどの情報を取得してそのカードを特定する必要
がある。これをICカードの活性化という。ICカードの
活性化処理は、接触式ICカードの場合と非接触式IC
カードの場合とでは異なる。
【0003】接触式ICカードの活性化の様子を図3
(a)と図4に示す。図4に示すように、カードリーダラ
イタは、ID認証端末、金融取引端末などの上位装置に
組み込まれている。接触式ICカードの場合は、図3
(a)に示すように、上位装置のパワーオンによって直ち
にカード情報を取得することができる。このときの命令
−応答の流れを図4に示す。図4において、上位装置が
活性化命令(パワーオン)をカードリーダライタに発行す
ると、カードリーダライタは接触式ICカードに向けリ
クエストReqとしてハードウエア・リセットを発行す
る。接触式ICカードは活性化応答としてアンサー・ト
ゥ・リセットATRをカードリーダライタに返し、カー
ドリーダライタはこれをそのまま上位装置に返す。この
ようにして、接触式ICカードの活性化が行われる。上
記アンサー・トゥ・リセットATRは後述の非接触式の
場合においても出力されるが、アンサー・トゥ・リセッ
トATRは接触式の場合と非接触式の場合とでは異な
る。
【0004】次に、非接触式ICカードの活性化につい
て説明する。図3(b)において、上位装置が活性化命令
(パワーオン)をカードリーダライタに発行すると、カー
ドリーダライタはこれをリクエスト命令(Req)に変換
し、これを非接触式ICカードに向けて発行する。カー
ドリーダライタ内の通信領域には複数の非接触式ICカ
ードが存在することがあるので、カード分別が行われ
る。カード分別は上記通信領域内に存在するカードの数
だけ実行される。次に、分別された複数のカードの中か
ら特定のカードを選択し、これに特定のシリアル番号を
付加する。これによってカード情報が取得され、これを
上位装置に返すことによって非接触式ICカードの活性
化が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】非接触式ICカードの
活性化においては、上記のように通信領域内に存在する
カードの数だけカード分別処理が実行される。このカー
ド分別処理は、通信領域内に存在する複数の非接触式I
Cカードに対応する機能を実現するために必要である。
しかし、接触式ICカードおよび非接触式ICカードの
双方に対応する現状のカードリーダライタは、接触式I
Cカードのリーダライタに非接触式ICカードに対応す
る機能を追加するものであり、かかるカードリーダライ
タでは、取り込むカードは一度に1枚であるにもかかわ
らず、上記図3(b)に示すように冗長な活性化処理にな
っている。加えて、これらの処理の結果は、そのカード
がどのようなカードであるかというカード情報の取得で
あって、接触式ICカード活性化の場合と同じであるに
もかかわらず、カードリーダライタの上位装置には、こ
れらの手続を行うための新しい処理機能を搭載する必要
がある。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、上位装置から見て、非
接触式ICカード活性化が接触式ICカード活性化と等
価になるように、カードリーダライタ側で非接触式IC
カード活性化を自動的に行い、接触式ICカードの場合
と同様の活性化結果を上位装置へ伝達するようにするこ
とにより、上位装置における冗長な活性化処理を不要に
したICカードリーダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
カードリーダ内部に設けたリーダ側通信用コイルによ
り、非接触式通信用コイルを備えたICカードとの間で
データの通信をし、その結果を上位装置に送信するよう
にしたICカードリーダにおいて、非接触式通信用コイ
ルを備えたICカードに対して最初に行う処理手順を予
め記憶し、この処理手順に従った処理結果を、接触式I
Cカードの応答結果と同じ形式に変換して上記上位装置
に送信する処理記憶部が設けられ、上記処理記憶部は、
その処理手順に従い上記ICカードに対し上記リーダ側
通信用コイルによりデータ通信を行い、その結果を上記
上位装置に接触式ICカードの応答結果と同じ形式に変
換して送信することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、処理記憶部は、上位装置からの接触式IC
カードの活性化命令を非接触式ICカードの活性化命令
に変換する第1の変換部を有するとともに、非接触式I
Cカードの応答結果を接触式ICカードの応答結果と同
じ形式に変換する第2の変換部を有することを特徴とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、ICカードをカードリーダ内に取り込み搬
送するカード搬送機構を備え、このカード搬送機構によ
るカード挿入口からのカード取り込み時に、上記処理記
憶部の処理手順に従いデータ通信を行ってその結果を上
記処理記憶部に記憶することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかるICカードリーダの実施の形態について説明す
る。まず、図1に示すICカードリーダ内部の制御系統
の例について説明する。図1に符号1を付して示すIC
カードリーダ制御部は、制御部7、処理記憶部2、デー
タメモリ6を有してなる。制御部7には、外部装置とし
て、上位装置11、モータ8、センサ9、通信コイル1
0が接続されている。上位装置11は、例えば、金融取
引端末、交通機関のリロード端末などであり、この上位
装置11にICカードリーダが組み込まれる。ICカー
ドリーダは、ICカードをカードリーダ内に取り込み搬
送するカード搬送機構を備えていて、上記モータ8は、
上記カード搬送機構の駆動源となっている。センサ9は
カード検出用のセンサであって、通常は、カード挿入
口、カード搬送路に配置されている。通信コイル10
は、非接触式ICカードとの間でデータをやり取りする
ためのコイルである。
【0011】上記処理記憶部2は、第1の変換部3と、
第2の変換部4と、操作フロー部5とを備えている。第1
の変換部3は、上位装置からの接触式ICカードの活性
化命令を非接触式ICカードの活性化命令に変換する。
第2の変換部4は、非接触式ICカードの応答結果を接
触式ICカードの応答結果と同じ形式に変換する。操作
フロー部5は、制御部7の制御プログラムを記憶するも
ので、非接触式通信用コイルを備えたICカードに対し
て最初に行う処理手順を予め記憶している。
【0012】上記のように構成された制御系統による非
接触式ICカード活性化処理時の命令−応答の例を図2
に示す。図2において、2−1で示す上位装置からの活
性化命令(PON)に対し、カードリーダライタは非接触
式ICカードとの間で交互に信号をやり取りしながら2
−2から2−10までの処理を行った後、上位装置へ返
すようになっている。以下、2−1から2−10までの
処理を具体的に説明する。
【0013】2−1:上位装置は、接触式ICカードの
場合と同様の活性化命令PON(パワーオン)をカード
リーダライタへ発行する。 2−2:カードリーダライタは、上位装置からの活性化
命令により、非接触式ICカードへ電源を供給するとと
もに、非接触式ICカード用リクエスト命令REQ命令
に変換し、これを非接触式ICカードに向けて発行す
る。電源の供給も、信号のやり取りと同様に、リーダ側
通信用コイルと、ICカード側の非接触式通信用コイル
との電磁結合によって行われる。 2−3:非接触式ICカードは、アンサー・トゥ・リク
エストATQをカードリーダライタへ返す。 2−4:カードリーダライタは、この返されてきた情報
によりカード分別方式を決定する。そして、セレクトS
ELにカード分別のためのコードを指定したナンバー・
オブ・バリッド・ビットNVBを付加したカード分別命
令として、これを非接触式ICカードに向けて発行す
る。 2−5:装置内の非接触式ICカードは1枚であるか
ら、他のカードとの衝突は発生せず、そのカードは、そ
のカード特有のユニークID(UID)をカードリーダラ
イタへ返す。
【0014】2−6:カードリーダライタは、上記2−
5の応答を基にセレクトSELにカード選択のためのコ
ードを指定したナンバー・オブ・バリッド・ビットNV
Bを付加したカード選択命令を非接触式ICカードに向
けて発行する。 2−7:非接触式ICカードは、選択命令に対しこれを
受け入れ、その応答としてSAK(Select Ac
knowledge)をカードリーダライタへ返す。 2−8:カードリーダライタは、カード情報取得命令
(Request for ATS)を非接触式ICカ
ードに向けて発行する。 2−9:非接触式ICカードには、カード情報(Ans
wer to Select:ATS)をカードリーダ
ライタへ返す。 2−10:カードリーダライタは、カード情報を、図4
について説明した接触式ICカード活性化時の応答信号
と同様のアンサー・トゥ・リセット(ATR)形式に加
工し、上位装置へ返す。
【0015】以上説明した一連の動作をカードリーダラ
イタ内で行うことにより、上位装置は、図2に示す2−
1の活性化命令を発行するだけで非接触式ICカードを
活性化することができるとともに、図2の2−10で示
すように、接触式ICカード活性化のときと同様の情報
を得ることができる。従って、上位装置は、接触式IC
カード活性化と同じ手続で非接触式ICカードを活性化
することができ、上位装置では冗長な処理が不要である
とともに、非接触式ICカードの活性化処理を行うため
の新しい処理機能を上位装置に搭載する必要はない。ま
た、活性化処理と同時にカードからの情報も得ることが
できる。
【0016】図2に示す命令−応答の流れにおいて、カ
ードリーダライタと非接触式ICカードとの間の通信
は、カードリーダ内部に設けたリーダ側通信用コイル
と、ICカードが備えている非接触式通信用コイルとの
電磁結合によって行われる。上記リーダ側通信用コイル
は、カードリーダライタのカード挿入口付近に配置する
とよい。カードリーダライタはICカードをカードリー
ダ内に取り込み搬送するカード搬送機構を備え、このカ
ード搬送機構にICカードを送り込むためのカード挿入
口を有している。そこで、上記のようにリーダ側通信用
コイルをカード挿入口付近に配置すれば、ICカードを
カード搬送機構によってカードリーダ内に取り込むとき
に、リーダ側通信用コイルとICカードの非接触式通信
用コイルとの間で通信し、図1に示す処理記憶部2の操
作フロー部5に格納されている所定の操作フローに従
い、図2に示す処理手順で処理することにより、非接触
式ICカードの活性化を行い、カードを識別するために
必要な情報を事前に取得することができる。この事前処
理により、カードリーダライタは上位装置からの活性化
命令に対しカードを搬送することなく、瞬時にカード認
識に必要な情報を上位装置に返すことができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、非接触式通信用
コイルを備えたICカードに対して最初に行う処理手順
を予め記憶し、この処理手順に従った処理結果を、接触
式ICカードの応答結果と同じ形式に変換して上位装置
に送信する処理記憶部が設けられ、この処理記憶部は、
その処理手順に従いICカードに対しリーダ側通信用コ
イルによりデータの通信をし、その結果を上位装置に接
触式ICカードの応答結果と同じ形式に変換して送信す
るようになっている。そのため、上位装置はカードリー
ダに対し活性化命令を発行するだけで非接触式ICカー
ドを活性化することができ、接触式ICカード活性化の
ときと同様の情報を得ることができる。従って、上位装
置は、接触式ICカード活性化と同じ手続で非接触式I
Cカードを活性化することができ、冗長な処理が不要で
あるとともに、非接触式ICカードの活性化処理を行う
ための新しい処理機能を搭載する必要はない。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、処理記憶部は、上位装置からの接触
式ICカードの活性化命令を非接触式ICカードの活性
化命令に変換する第1の変換部を有するとともに、非接
触式ICカードの応答結果を接触式ICカードの応答結
果と同じ形式に変換する第2の変換部を有しているた
め、上位装置はカードリーダに対し活性化命令を発行す
るだけで、接触式ICカードの活性化と同様に、非接触
式ICカードを活性化することができる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明において、ICカードをカードリーダ内に取り
込み搬送するカード搬送機構を備え、このカード搬送機
構によるカード挿入口からのカード取り込み時に、処理
記憶部の処理手順に従いデータ通信を行ってその結果を
処理記憶部に記憶するようにしたため、ICカードをカ
ード搬送機構によってカードリーダ内に取り込むとき
に、非接触式ICカードの活性化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるICカードリーダの実施の形態
を示す機能ブロック図である。
【図2】上記ICカードリーダによるICカードの活性
化動作の例を示す命令−応答の流れ図である。
【図3】上記ICカードリーダの活性化動作の例を示す
もので、(a)は接触式ICカードの場合、(b)は非
接触式ICカードの場合を示すフローチャートである。
【図4】接触式ICカードの活性化動作の例を示す命令
−応答の流れ図である。
【符号の説明】
1 ICカードリーダ制御部 2 処理制御部 3 第1の変換部 4 第2の変換部 5 操作フロー部 7 制御部 10 非接触式通信用コイル 11 上位装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードリーダ内部に設けたリーダ側通信
    用コイルにより、非接触式通信用コイルを備えたICカ
    ードとの間でデータの通信をし、その結果を上位装置に
    送信するようにしたICカードリーダにおいて、 非接触式通信用コイルを備えたICカードに対して最初
    に行う処理手順を予め記憶し、この処理手順に従った処
    理結果を、接触式ICカードの応答結果と同じ形式に変
    換して上記上位装置に送信する処理記憶部が設けられ、 上記処理記憶部は、その処理手順に従い上記ICカード
    に対し上記リーダ側通信用コイルによりデータの通信を
    し、その結果を上記上位装置に接触式ICカードの応答
    結果と同じ形式に変換して送信することを特徴とするI
    Cカードリーダ。
  2. 【請求項2】 前記処理記憶部は、上位装置からの接触
    式ICカードの活性化命令を非接触式ICカードの活性
    化命令に変換する第1の変換部を有するとともに、非接
    触式ICカードの応答結果を接触式ICカードの応答結
    果と同じ形式に変換する第2の変換部を有する請求項1
    記載のICカードリーダ。
  3. 【請求項3】 ICカードをカードリーダ内に取り込み
    搬送するカード搬送機構を備え、このカード搬送機構に
    よるカード挿入口からのカード取り込み時に、上記処理
    記憶部の処理手順に従いデータ通信を行ってその結果を
    上記処理記憶部に記憶する請求項2記載のICカードリ
    ーダ。
JP29090999A 1999-10-08 1999-10-13 Icカードリーダ Pending JP2001109846A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG168469A1 (en) * 2009-07-17 2011-02-28 Sony Corp System, method, and apparatus for data communication

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