JP2002230488A - 非接触式icカード通信システム - Google Patents

非接触式icカード通信システム

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JP2002230488A
JP2002230488A JP2001022549A JP2001022549A JP2002230488A JP 2002230488 A JP2002230488 A JP 2002230488A JP 2001022549 A JP2001022549 A JP 2001022549A JP 2001022549 A JP2001022549 A JP 2001022549A JP 2002230488 A JP2002230488 A JP 2002230488A
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card
cards
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signal
contact
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Yuichiro Nakai
雄一郎 中井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の非接触式ICカードの応答信号の衝
突を避け、複数枚の非接触式ICカード全体の処理時間
を短縮化を実現する非接触式ICカード通信システムを
提供することを目的とする。 【解決手段】 複数枚の非接触式ICカード102a〜
102cとリーダ/ライタ装置101とから構成される
非接触式ICカード通信システムであって、リーダ/ラ
イタ装置101から送信される呼出信号205に対して
複数枚の非接触式ICカード102a〜102cがそれ
ぞれを特定可能な認識情報IDA,IDB,IDCを応
答して前記リーダ/ライタ装置101が前記対応する認
識情報を獲得し、リーダライタ装置101が、前記非接
触式ICカードに固有な前記認識情報IDA,IDB,
IDCと処理データA,B,Cを時系列に並べた処理要
求信号209を送信し、前記複数枚の非接触式ICカー
ド102a〜102cごとに異なるデータを処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触で電磁波に
よる通信を行う非接触式ICカード通信システム、特に
リーダ/ライタ装置の通信可能な範囲に複数枚の非接触
式ICカードが存在する非接触式ICカード通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレホン・カードや乗車券用途の
みならず、FAや物流などの用途においても非接触式I
Cカードが用いられるようになってきており、さらに各
人が複数枚の非接触式ICカードを所有する状況になり
つつある。
【0003】非接触式ICカードは、接触部をもたず、
接触不良やよごれなどに強いだけでなく、通信エリアに
存在する複数枚の非接触式ICカードを同時にデータを
書き込んだり、読み取ることが可能となるという利点を
もつことから、今後も幅広い分野で利用されることが考
えられる。
【0004】複数枚の非接触式ICカードを同時に使用
した場合の従来の非接触式ICカード通信システムにつ
いて、図面を用いて説明する。図8は、リーダ/ライタ
装置(以下、単にR/W装置と表す)801と複数枚の
非接触式ICカード802,803,804とが同時に
情報の送受信を行う場合の送受のシーケンスを示す。
【0005】R/W装置801が送信する処理要求信号
805に対し、非接触式ICカードが結果信号を返信す
るが、ここで複数枚の非接触式ICカード802,80
3,804が同一の制御部で構成される非接触式ICカ
ードであることから、R/W装置801から送出される
処理要求信号805による処理要求に対してすべての非
接触式ICカードが同じタイミングで結果信号806,
807,808を返信する。
【0006】このように、複数枚の非接触式ICカード
が通信エリアに存在した場合、応答信号が衝突すること
になり、R/W装置801が非接触式ICカードからの
応答信号を正しく認識することができなくなる。
【0007】そこで実際には、各非接触式ICカード8
02,803,804にそれぞれ固有のカードIDを所
有させることで、R/W装置801が特定の非接触式I
Cカードと個別に通信することができるような方式が一
般的にとられている。
【0008】図9は、R/W装置801が特定の非接触
式ICカード802とのみ通信を行いたい場合の送受シ
ーケンスを示す。つまり、R/W装置801が、送信す
る処理要求信号に前記特定の非接触式ICカード802
のカードID(ここでは非接触式ICカード802〜8
04のIDを“IDA”“IDB”“IDC”とする)
を付加した処理要求805を送信すると、複数枚の各非
接触式ICカード802,803,804は、受信した
処理要求信号に付加されたカードIDと自らが記憶して
いるIDとを比較し、カードIDが一致したカードの
み、ここではカード802だけが結果信号806を送信
する。これにより、特定の非接触式ICカードと通信を
行うことが可能となる。
【0009】しかし、通信エリアに存在する非接触式I
CカードのカードIDが既知でない場合、R/W装置は
非接触式ICカードのカードIDを獲得する必要があ
る。図10は、R/W装置801に非接触式ICカード
のカードIDを獲得させるための送受シーケンスを示
す。
【0010】ここでカードIDを有する複数枚の非接触
式ICカード802,803,804において、カード
802は“IDA”というカードID、カード803は
“IDB”というカードID、カード804は“ID
C”というカードIDをそれぞれ所有しているとする。
【0011】図10に示すR/W装置801は、処理要
求信号を送信する前にカードIDを要求する呼出信号9
05を送信すると、各非接触式ICカードは固有のカー
ドIDを付した応答信号、応答信号906,907,9
08を返信する。ここで、複数の応答信号906,90
7,908がそれぞれ別のタイミングで返信されると、
R/W装置801は、各非接触式ICカードのカードI
Dを獲得する。R/W装置801は、この応答信号から
得られたカードIDをもとに特定の非接触式ICカード
とのみ通信を行うことが可能となる。
【0012】しかし、非接触式ICカードが同一の制御
部で構成されている場合では、図11で示すように、カ
ード802,803,804が同じタイミングで応答信
号906,907,908が送信され、そのために応答
信号が互いに衝突し、R/W装置801が各非接触式I
CカードのカードIDを獲得することが困難になる。
【0013】R/W装置801は、すべての非接触式I
CカードのカードIDを獲得するまで、呼出信号の再送
を繰り返すことになり、すべてのIDを獲得するまでの
全体の処理時間Tを増加させてしまう。
【0014】この問題を解決するために、応答信号を返
送するタイミングを変化させ、かつ2回目以降の呼出信
号にカードIDを付加して送信する手法が用いられてお
り、その手法を用いた通信方式について、図12を用い
て説明する。
【0015】図12に示すように、2回目以降の呼出信
号に、既にR/W装置が獲得したカードIDを付加して
送信し、かつ呼出信号に対する応答期間の内、応答タイ
ミングの位置の数(スロット数)を4箇所(I,II,II
I,IV)設ける設定を行い、各非接触式ICカードは4
箇所の中からランダムな返送タイミング位置で応答信号
を返送する。
【0016】具体的には、図12において1回目の呼出
信号1205に対してカード803とカード804の応
答信号907,908が衝突するため、R/W装置80
1はカード803,804のカードID“IDB”“I
DC”を獲得することはできないが、カード802の応
答信号906は衝突していないことから正常にカード8
02のカードID“IDA”を獲得することができる。
【0017】次に、カード807,808のカードID
“IDB”“IDC”を獲得するためにR/W装置80
1が、再度、2回目の呼出信号1209を送信するが、
その際には2回目の呼出信号1209に1回目の呼出信
号1205で獲得したカードID“IDA”を付加して
送信する。
【0018】ここで、カードIDが付加されていない呼
出信号1205は図13(a)に示す呼出信号パケット
の構成をとるが、カードIDが付加された2回目の呼出
信号は、図13(b)に示す呼出信号パケットの構成を
とる。この呼出信号パケット1209を受信した非接触
式ICカードは、呼出信号1209に付加されたカード
IDとそれぞれが格納しているカードIDを比較し、一
致しない場合にのみカードIDを含む応答信号を送信す
る。
【0019】したがって、呼出信号1209に付加され
たIDAと同一のカードIDを有するカード802は、
応答信号を送信せず、そのまま次のコマンドの受信待ち
となる。また、カード803,804は、カードIDが
一致しないことから、それぞれ“IDB”,“IDC”
を含む応答信号910,911をR/W装置801へ送
信する。
【0020】ここで、応答信号910はスロットIIに返
送され、応答信号911はスロットIIIに返送されるた
め衝突が発生せず、R/W装置801は正常にカードI
D、“IDB”“IDC”を獲得することができる。
【0021】またここで、一度目の呼出信号1205に
対してカード803,804の応答信号907、908
がスロットIIの位置で衝突したため、2度目の呼出信号
1209に対して応答信号910はスロットIIに返送さ
れ、応答信号911はスロットIIIに返送位置を変更さ
せているが、この返送位置の変更手段は、非接触式IC
カードを構成する乱数生成部で乱数を生成させ、その乱
数により、応答送信タイミングを制御することにより、
応答タイミングを変更した応答信号を送信することがで
きる。
【0022】このように、数度の呼出信号の再送処理に
よりすべてのカードIDを獲得することが可能となる。
図14はR/W装置801が複数枚の非接触式ICカー
ドを対象に、各カードごとに異なるデータを書きこむ場
合の送受シーケンスを示す。
【0023】R/W装置801が処理要求信号として、
データを書き込むコマンド(以下、単に書込コマンドと
表す)を送信する。図14に示すように、R/W装置8
01からカード802のカードIDである“IDA”に
カード803に書き込むべきデータを付加した書込コマ
ンド1401を送信する。各カードは書込コマンド14
01に付加されたカードIDと自らが記憶しているID
とを比較し、カードIDが一致したカード802のみが
書込コマンドを実行し、結果信号1402を送信する。
【0024】次に、R/W装置801は“IDB”とい
うカードIDとカード803に書き込むべきデータを付
加した書込コマンド1403を送信する。複数枚存在す
るカードの中で書込コマンドに付加されたカードIDの
“IDB”と一致したカード803のみが書込コマンド
を実行し、結果信号1404を返送する。
【0025】この送受シーケンスを繰り返すことで、異
なるでカードに対して、異なるデータを個別に書きこむ
ことができる。カード804についても同様の送受シー
ケンスを行う。
【0026】このように、各カードに異なるデータを書
きこむ際は、呼出信号時に獲得したカードIDと、書き
こむべきデータを処理要求信号に付加することで、各カ
ードごとに、処理の実行と結果信号の送信を繰り返させ
る手法が一般的である。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】非接触式ICカード
は、接点をもたず、移動しながらの使用が可能である特
徴を持ち、通信エリア内に存在する間に全処理を終了す
ることが要求されることが多いため、処理時間のスピー
ドアップ化が求められる。しかし、複数枚の非接触式I
Cカードを同時に処理する場合は処理時間が増大し、処
理時間の高効率化が要求される。
【0028】複数枚のカードが存在する場合は、R/W
装置が特定のカードIDを付した処理要求信号を送信
し、送信されたカードIDと同一のカードのみが処理を
実行して、R/W装置に応答信号を送信する。しかし複
数の非接触式ICカードに対して、一度に同一の処理要
求信号を出す場合、カードのそれぞれが、たがいのカー
ドの存在を認識していないため、応答信号のタイミング
が同一になる場合があり、信号の衝突が生じ、アンテナ
1は結果的に同応答信号を受信できなくなる。
【0029】このような信号の衝突を避けるため、最初
にR/W装置はカードIDを付加しない呼出信号を送信
することで、通信エリア内に侵入したカードのカードI
Dを取得し、続いてそのカードIDを付加した処理要求
信号を送信することで、各カード個別の処理を実現する
方式が一般的である。
【0030】しかしこの方式では、たとえば、複数のカ
ードに対し実行する処理内容が同一であって扱うデータ
が異なる場合は、まず一つ目のカードに対し、カードI
D付き処理要求信号を送信し、カードからの応答信号を
R/W装置が受信してから、その後、別のカードに対
し、処理要求信号を送信し、カードからの応答を待つと
いう送受信を繰り返すことになり、手続きが長くかかる
ことになる。
【0031】通信エリアに存在するカード枚数が増加す
るほど、同手続きにかかる処理時間が増大することにな
る。本発明はこのような問題点を鑑み、複数枚の非接触
式ICカードの応答信号の衝突を避け、複数枚の非接触
式ICカード全体の処理時間を短縮化を実現する非接触
式ICカード通信システムを提供することを目的とす
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
非接触式ICカード通信システムは、複数枚の非接触式
ICカードとリーダ/ライタ装置とから構成される非接
触式ICカード通信システムであって、前記リーダ/ラ
イタ装置から送信される呼出信号に対して複数枚の非接
触式ICカードがそれぞれを特定可能な認識情報を応答
して前記リーダ/ライタ装置が前記対応する認識情報を
獲得し、前記リーダライタ装置が、前記非接触式ICカ
ードに固有な前記認識情報と処理データを時系列に並べ
た処理要求信号を送信し、前記複数枚の非接触式ICカ
ードごとに異なるデータを処理することを特徴とする。
【0033】本発明の請求項2記載の非接触式ICカー
ド通信システムは、複数枚の非接触式ICカードとリー
ダ/ライタ装置とから構成される非接触式ICカード通
信システムであって、前記リーダ/ライタ装置から送信
される呼出信号に対して複数枚の非接触式ICカードが
それぞれを特定可能な認識情報を応答して前記リーダ/
ライタ装置が前記対応する認識情報を獲得し、前記リー
ダ/ライタ装置は認識情報を獲得した前記非接触式IC
カードに対応した連続固有番号を割り当てて再度の呼出
信号に前記連続固有番号を付して送信し、これを受信し
た前記非接触式ICカードは前記リーダ/ライタ装置か
ら割り当てられた前記連続固有番号を保持し、前記リー
ダ/ライタ装置が、前記非接触式ICカードの前記連続
固有番号と処理データを時系列に並べて一つの処理要求
信号に付して送信することにより前記複数枚の非接触式
ICカードごとに異なるデータを一度に処理することを
特徴とする。
【0034】本発明の請求項3記載の非接触式ICカー
ド通信システムは、請求項1または請求項2において、
複数枚の非接触式ICカードを特定可能な認識情報が、
各非接触式ICカードが保持する固有IDコードである
ことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図7に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1〜図3は本発明の(実施の形態
1)を示す。
【0036】まず、R/W装置と非接触式ICカードと
の間のデータ転送を行う非接触式ICカード通信システ
ムについて図1を用いて説明する。この非接触カードシ
ステムは、非接触式ICカード102およびR/W装置
101とで構成されている。R/W装置101は、デー
タ信号を送受信するアンテナ103と、送信するデータ
を変調する変調部107と受信データを復調する復調部
112と、変復調されたデータを制御する制御部105
と、制御されたデータのリードやライトを実行させるメ
モリ部106と、データの入出力を行うコントローラ等
で構成される。
【0037】一方、非接触式ICカード102は、R/
W装置101からデータとして放射される磁界の一部を
電気信号に変換するアンテナ104と、送信するデータ
を変調する変調部111と、受信データを復調する復調
部108と、変復調されたデータを制御する制御部10
9と、制御されたデータのリードやライトを実行させる
不揮発性メモリ部110と、乱数を生成させる乱数生成
部113とで構成される。非接触式ICカード102を
構成するこれらは、所定の基板またはフィルム上に形成
してカード型に構成されている。
【0038】次に、R/W装置101と非接触式ICカ
ード102との間の通信方法について説明する。コント
ローラから呼出信号や処理要求信号などの命令信号を受
けたR/W装置101は、制御部105でメモリ部10
6とのアクセスを行い、変調部107へ制御命令信号を
送信し、アンテナ103を介して非接触式ICカード1
02に変調信号が送信される。
【0039】R/W装置101から送信された変調信号
は、非接触式ICカード102のアンテナ104で受信
され、復調部108にてその変調信号が復調され、復調
された復調信号は制御部109に制御命令信号として送
信される。その制御命令信号は、不揮発性メモリ部11
0で実行され、応答信号や結果応答信号などの信号とし
て変調部111へ送信され、変調された変調信号がアン
テナ104を介してリーダライタ装置101に送信され
る。
【0040】非接触式ICカード102より送信された
変調信号をアンテナ103で受信したR/W装置101
は、復調部112にて変調信号の復調を行い、その復調
信号を制御部105に送信する。制御部105に送信さ
れた信号は、メモリ部106とのアクセスを行い、コン
トロールに送信される。以上の方法により、R/W装置
と非接触式ICカードとの通信が行われる。
【0041】図1では1枚の非接触式ICカード102
が図示されているが、R/W装置101のサービスエリ
アには複数枚の非接触式ICカード102(例えば、図
2におけるカード102a,102b,102c)が存
在できる。
【0042】ここで、本発明の特徴は、複数枚の非接触
式ICカードの各々の非接触式ICカードに固有のカー
ドIDが存在し、R/W装置101からのコマンドパケ
ット情報から各カードが自身のコマンドであることを認
識する手段と、コマンドパケット中の自身のデータが位
置する順序情報を保持し、順序情報にしたがって応答信
号を送信する手段を保有している。
【0043】この非接触式ICカードを用いることによ
り、R/W装置101との通信において、複数のカード
IDを獲得後、効率的に処理要求コマンドを実行するこ
とができ、複数枚の非接触式ICカードの処理時間の短
縮化を図ることができる。
【0044】この非接触式ICカードを複数枚用いた非
接触式ICカード通信システムについて、図2を用いて
説明する。この図2は、R/W装置101と複数枚の非
接触式ICカード102a,102b,102cとを同
時に通信させるデータの送受シーケンスを示し、カード
ID獲得シーケンスとデータ処理シーケンスから構成さ
れる。
【0045】まず、カードID獲得シーケンスについて
説明する。R/W装置101より送信される呼出信号2
05を受信すると、それぞれ固有の返送タイミング情報
を有するカード102a,102b,102cは、それ
ぞれ固有のIDを有した応答信号206,207,20
8をそれぞれ送信する。
【0046】ここでカード102aは“IDA”という
カードID、カード102bは“IDB”というカード
ID、カード102cは“IDC”というカードIDを
それぞれ所有している。
【0047】R/W装置101から送信される呼出信号
205の情報パケットについて、図3(a)を用いて説
明する。図3(a)は、R/W装置101より送信され
るアンチコリジョン呼出コマンド、つまりIDコード返
送を要求する呼出信号205の情報パケット301を示
す。
【0048】この呼出信号パケット301は、呼出信号
のコマンドとスロットの最大スロット数値コード、その
他の情報を含んだコードとで構成され、この情報パケッ
トが非接触式ICカードに送信される。
【0049】呼出信号パケット301を受信した非接触
式ICカードは、各カードごとに乱数生成器113で生
成した乱数により返送タイミングを設定しているため、
R/W装置101の呼出信号205に対し、カード10
2aの応答信号206、カード102bの応答信号20
7、カード102cの応答信号208が互いに衝突する
ことなく、各カードは応答信号を送信し、R/W装置1
01は、カード102a,カード102b,102cの
それぞれのカードID、“IDA”“IDB”“ID
C”を獲得できる。
【0050】IDコードを獲得したR/W装置101
は、次に、データ処理シーケンスに移行する。まず、処
理を行いたい非接触式ICカードのカードIDを付加し
た処理要求信号を送信する。
【0051】図3(b)は、R/W装置101から送信
される処理要求信号209の情報パケット302を示
す。処理要求信号209は、カード102cのカードI
DであるIDC、カード102cの指定アドレス情報の
コード、カード102cに対して処理すべきデータC、
カード102aのカードIDであるIDA、カード10
2aの指定アドレス情報のコード、カード102aに対
して処理すべきデータA、カード102bのカードID
であるIDB、カード102bの指定アドレス情報のコ
ード、カード102bに対して処理すべきデータBを、
時系列で順番にならべた信号で構成されている。
【0052】R/W装置201が処理要求信号209を
送信中で、処理要求信号209の受信を開始したそれぞ
れのカード102a,102b,102cは、まずパケ
ット中の1番目に位置するカードIDの“IDC”と一
致したIDを有するカード102cのみがカード側での
情報パケット302の処理要求コマンドを実行する。
【0053】カード102cが処理を実行している間の
カード102aは、処理要求信号のパケットの1番目に
位置するカードID、IDCと自ら保持するカードID
のIDAを比較した結果、カードIDが異なるため、処
理を行わない。またカード102cが処理を実行してい
る間のカード102bについても同様にカードIDが異
なるため処理が実行されない。
【0054】次に、処理要求信号209の送信中で、処
理要求信号209を受信しているそれぞれのカード10
2a,102b,102cは、情報パケット302中の
2番目に位置するカードIDの“IDA”と一致したI
Dを有するカード102aのみがカード側での処理を実
行する。カード102aが処理を実行している間のカー
ド102bは、処理要求信号のパケットの2番目に位置
するカードIDのIDAと自ら保持するカードIDの
“IDB”とを比較した結果、カードIDが異なるため
処理を行わない。またカード102bが処理を実行して
いる間のカード102cについても同様にカードIDが
異なるため処理が実行されない。
【0055】続いて、処理要求信号209の送信中で、
処理要求信号209を受信しているそれぞれのカード1
02a,102b,102cは、情報パケット302中
の3番目に位置するカードIDの“IDB”と一致した
IDを有するカード102bのみがカード側での処理を
実行する。カード102bが処理を実行している間のカ
ード102aは、処理要求信号のパケットの3番目に位
置するカードIDの“IDB”と自ら保持するカードI
Dの“IDA”を比較した結果、カードIDが異なるた
め処理を行わない。また、同様にカード102cが処理
を実行している間のカード102cについても同様にカ
ードIDが異なるため処理が実行されない。
【0056】この図3(b)に示す処理要求信号パケッ
ト302は、処理要求信号209の情報パケットで、複
数のカードに対し、情報のリードやライト等の指定を行
うコマンドと、それぞれカードごとのカードIDのコー
ドと、カードごとのアドレスを指定するコマンドと、カ
ードごとの処理すべきデータなどを含むその他のコード
から構成され、処理を行うカードの枚数分、カードごと
のパケット部分が繰り返される。
【0057】R/W装置101から処理要求信号209
のすべての情報パケットが送信されたのちに、カード1
02aからの結果信号210、カード102bからの結
果信号211、カード102cからの結果信号212が
R/W装置101へ送信される。
【0058】各カード102a〜102cがR/W装置
101へ各結果信号を送信する順序は、各カード102
a〜102cが処理要求信号を受信した際に、処理要求
信号の情報パケット内での、それぞれのカードのカード
IDが含まれていた順序に従うように構成されている。
【0059】したがって、処理要求信号209の中に含
まれているカードIDの順序は、カード102c,10
2a,102bの順番であるため、図3(c)に示す結
果信号303,304,305のような返送タイミング
でR/W装置101へ送信され、返送時の信号の衝突を
回避することが可能である。
【0060】このように、複数枚のカードが同じ通信エ
リアに存在する場合において、R/W装置101が複数
枚のカードIDを効率的に獲得し、処理信号の中に、複
数枚分のカードIDとデータを連続して挿入することに
より、少ない処理信号の発行回数でデータ処理すること
ができ、処理時間の短縮化を図ることができる。
【0061】この(実施の形態1)における通信システ
ムは、非接触式ICカードを商品に取り付け、顧客が購
入した複数の商品を非接触で一括して読み取るための買
い物システム、工場などで各搬送口に非接触式ICカー
ドのタグを取りつけ工程の進捗を管理するFAシステ
ム、倉庫に管理されている納品に非接触式ICカードの
タグを取り付けて在庫を確認するための倉庫管理システ
ムなどに適用できる。
【0062】特に、R/W装置の周囲の通信エリア内に
存在する非接触式ICカードの数が膨大になるほど、従
来に比べて効率よく処理を実行することが可能であり、
通信処理時間の短縮を図ることができる。
【0063】(実施の形態2)図4〜図7は本発明の
(実施の形態2)を示す。(実施の形態1)では、リー
ダ/ライタ装置101が呼出信号205を送信し、これ
を受信した複数枚の非接触式ICカード102a〜10
2cは、それぞれ特定可能な認識情報を応答することに
よって前記リーダ/ライタ装置101が認識情報を獲得
し、リーダ/ライタ装置101が、非接触式ICカード
に固有な前記認識情報と処理データを時系列に並べた処
理要求信号209を送信したが、この(実施の形態2)
はリーダ/ライタ装置101が認識情報を獲得した後に
非接触式ICカードに送信する信号の配列が(実施の形
態1)とは異なっている。
【0064】図4に示すように、R/W装置101から
の1回目の呼出信号405に対して、カード102aの
応答信号406はスロットIIIの位置で送信され、衝突
していないため、R/W装置101はカードIDの“I
DA”を正常に獲得できる。
【0065】これに対して、カード102b,102c
の応答信号407,408は、同時にスロットIIの位置
で送信されて衝突したとすると、R/W装置101は
“IDB”および“IDC”を獲得することができな
い。
【0066】R/W装置101は、“IDB”および
“IDC”を獲得するために2回目の呼出信号を送信す
るが、2回目の呼出信号409に1回目の呼出信号40
5で獲得したカードID、“IDA”と、R/W装置1
01がカード102aに対して割り当てた連続固有番号
値である“1”を付加して送信する。
【0067】R/W装置101は、複数枚存在する非接
触式ICカードの中で、カードIDを獲得した順番に、
各カードに対し連続固有番号を1、2、3…と割り当て
ていき、カードID獲得後の呼出信号の情報パケットの
中に連続固有番号情報を含めて、非接触式ICカードへ
送信する。
【0068】ここで、カードIDが付加されていない呼
出信号405は、呼出信号パケット301と同じ構成を
とるが、カードIDが付加された2回目の呼出信号は、
図5に示す呼出信号パケットの構成をとる。
【0069】つまり、図5に示すように、呼出信号パケ
ット501は、呼出信号を送信するコマンドと、4とい
う最大スロット数値のコードと、“IDA”のコード
と、R/W装置101がカード102aに対して割り当
てた連続固有番号値の“1”のコードと、その他のコー
ドとから構成されている。
【0070】この呼出信号パケット501を受信した非
接触式ICカードは、呼出信号409に付加されたカー
ドIDとそれぞれが格納しているカードIDを比較し、
一致しない場合はカードIDを含む応答信号を送信す
る。
【0071】したがって、呼出信号409に付加された
“IDA”と同一のカードIDを有するカード102a
は、R/W装置101に応答信号を送信しないが、呼出
信号パケット501の中に含まれる連続固有番号“1”
を保持する処理を行う。
【0072】また、“IDA”を有さないカード102
b,102cは、カードIDが一致しないことから、そ
れぞれ“IDB”“IDC”を含む応答信号411,4
12をR/W装置101へ送信する。
【0073】図4では、応答信号411はスロットIIに
返送され、応答信号412はスロットIIIに返送されて
いるため、衝突が発生せず、R/W装置101は正常に
“IDB”および“IDC”を獲得できる。
【0074】続いて、R/W装置101は3回目の呼出
信号413を送信するが、2回目の呼出信号409に、
さらに2回目の呼出信号時に獲得したカードID、“I
DB”と“IDC”を追加した呼出信号パケット502
を送信する。
【0075】つまり、図5に示すように呼出信号パケッ
ト502は、呼出信号を送信するコマンドと、“4”と
いう最大スロット数値のコードと、“IDA”を付加し
たコードと、R/W装置がカード102aに対して割り
当てた連続固有番号値の“1”のコード、“IDB”を
付加したコードと、R/W装置がカード102bに対し
て割り当てた連続固有番号値の“2”のコード、つづい
て、“IDC”を付加したコードと、R/W装置がカー
ド102cに対して割り当てた連続固有番号値の“3”
のコードと、その他のコードとから構成されている。
【0076】この呼出信号パケット502を受信した非
接触式ICカードは、呼出信号413に付加されたカー
ドIDとそれぞれが格納しているカードIDを比較し、
一致しない場合はカードIDを含む応答信号を送信する
が、この例ではカード102a〜102cの“IDA”
“IDB”“IDC”のをすべて呼出信号中に含むた
め、カード102a〜102cの何れも応答信号を送信
しない。カード102bは呼出信号パケット501の中
に含まれる連続固有番号の値“2”を保持する処理を行
い、カード102cは呼出信号パケット501の中に含
まれる連続固有番号の値“3”を保持する処理を行う。
【0077】このように、R/W装置からカードIDを
付加した呼出信号を送信することにより、通信エリア内
に存在する複数の非接触式ICカードのそれぞれに対
し、連続固有番号を各カードに保持させることができ
る。
【0078】次に、R/W装置101は連続固有番号を
割り当てられた各非接触式ICカードに対し、カードI
D獲得シーケンスで割り当てた連続固有番号を付加した
処理要求コマンドを発行するデータ処理シーケンスに移
行する。
【0079】図6は、R/W装置601と複数枚の非接
触式ICカード102a,102b,102cとの処理
要求コマンドを同時に処理させる送受シーケンスを示
す。図7(a)は、R/W装置101から送信される処
理要求信号605の情報パケット701を示す。
【0080】処理要求信号605は、カード102aが
保持する連続固有番号値の“1”と、カード102aの
指定アドレス情報のコードと、カード102aに対して
処理すべきデータA、カード102bが保持する連続固
有番号値の“2”と、カード102bの指定アドレス情
報のコードと、カード102bに対して処理すべきデー
タB、カード102cが保持する連続固有番号値の
“3”と、カード102cの指定アドレス情報のコード
と、カード102cに対して処理すべきデータCとを、
時系列で順番にならべた信号で構成されている。
【0081】R/W装置101が処理要求信号605を
送信中で、処理要求信号605の受信を開始したそれぞ
れのカード102a〜102cは、まず情報パケット7
01中の1番目に位置する連続固有番号値“1”と自ら
保持する連続固有番号を比較し、一致した連続固有番号
を有するカード102aのみがカード側での情報パケッ
ト701の処理要求コマンドを実行する。
【0082】カード102aが処理を実行している間の
カード102bは、処理要求信号のパケットの1番目に
位置する連続固有番号値“1”と、自ら保持する連続固
有番号値“2”と比較した結果、一致しないので処理は
実行されない。
【0083】また、同様にカード102aが処理を実行
している間のカード102cについても同様に連続固有
番号値が異なるため処理が実行されない。次に、処理要
求信号605の送信中で、処理要求信号605を受信し
ているそれぞれのカード102a〜102cは、情報パ
ケット701中の2番目に位置する連続固有番号値
“2”と自ら保持する連続固有番号値を比較し、一致し
た連続固有番号値を有するカード102bのみが、カー
ド側での情報パケット701の処理要求コマンドを実行
する。
【0084】カード102bが処理を実行している間の
カード102aは、処理要求信号のパケットの2番目に
位置する連続固有番号値“2”と、自ら保持する連続固
有番号値“1”とを比較した結果、一致しないので処理
は実行されない。
【0085】また、同様にカード102bが処理を実行
している間のカード102cについても同様に連続固有
番号値が異なるため処理が実行されない。続いて、処理
要求信号605の送信中で、処理要求信号605を受信
しているそれぞれのカード102a〜102cは、情報
パケット701中の3番目に位置する連続固有番号値
“3”と自ら保持する連続固有番号値を比較し、一致し
た連続固有番号値を有するカード102cのみが、カー
ド側での情報パケット701の処理要求コマンドを実行
する。
【0086】カード102cが処理を実行している間、
カード102aは、処理要求信号のパケットの3番目に
位置する連続固有番号値“3”と、自ら保持する連続固
有番号値“1”とを比較した結果、一致しないので処理
は実行されない。また、同様にカードCが処理を実行し
ている間、カード102bについても同様に連続固有番
号値が異なるため処理が実行されない。
【0087】R/W装置101から処理要求信号605
のすべての情報パケットが送信されたのちに、カード1
02aからの結果信号606、カード102bからの結
果信号607、カード102cからの結果信号608が
R/W装置101へ送信される。
【0088】なお、各カードがR/W装置101へ各結
果信号を送信する順序は、各カードが保持する連続固有
番号に従う。したがって、処理要求信号605の中に含
まれている連続固有番号値の値は、カード102aが
“1”、カード102bが“2”、カード102cが
“3”であるため、図7(b)に示す結果信号702,
703,704のような返送タイミングでR/W装置1
01へ送信され、返送時の信号の衝突を回避することが
可能である。各カードのカードID情報をもとに、各カ
ードに重複しない連続固有番号を付することで、たった
一回の処理要求信号で、各カードごとに異なるデータを
書き込むなどの処理が可能となり、返送時には、各カー
ドで保持している連続固有番号をもとに返送信号を送出
することで、信号の衝突を回避することが可能となる。
膨大な数の非接触式ICカードが存在している場合にお
いて、効率よく処理を実行することが可能であり、処理
時間の短縮を図ることができる。
【0089】このように(実施の形態2)によれば、多
くの情報量を必要とするカードIDよりさらに少ない情
報量で特定カードとの通信が可能となり、多量のカード
に対しての、処理要求コマンドの実行処理時間を短縮す
ることができる。ここでは、3枚の非接触式ICカード
が存在する場合を例として説明したが、非接触式ICカ
ードの枚数が増えるにしたがって、本発明の効果がより
顕著になるのは明らかである。
【0090】(実施の形態2)の用途は、(実施の形態
1)と同様、商品に非接触式ICタグを取りつける買い
物システム、工場などでの工程管理用FAシステム、納
品に非接触式ICタグを取りつける倉庫管理システムな
どに有効である。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明の非接触式ICカー
ド通信システムは、リーダライタ装置が、非接触式IC
カードに固有な前記認識情報と処理データを時系列に並
べた処理要求信号を送信して信号の衝突を回避するか、
認識情報を獲得した非接触式ICカードに対応した連続
固有番号を割り当てて再度の呼出信号に前記連続固有番
号を付して送信して非接触式ICカードに前記連続固有
番号を保持させてリーダ/ライタ装置が連続固有番号と
処理データを時系列に並べて一つの処理要求信号に付し
て送信して信号の衝突を回避することができるので、膨
大な数の非接触式ICカードが存在している場合におい
て、効率よく処理を実行することが可能であり、処理時
間の短縮を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触式ICカード通信システムの構
成図
【図2】本発明の(実施の形態1)におけるR/W装置
と複数枚の非接触式ICカードとのデータの送受のシー
ケンス図
【図3】同実施の形態における呼出信号の情報パケット
図と処理要求信号の情報パケット図
【図4】本発明の(実施の形態2)におけるR/W装置
の複数枚の非接触式ICカードのカードID獲得と非接
触式ICカードへの連続固有番号割り当てシーケンス図
【図5】同実施の形態における呼出信号の情報パケット
【図6】同実施の形態におけるR/W装置と複数枚の非
接触式ICカードとの処理要求信号を送受のシーケンス
【図7】同実施の形態における処理要求信号の情報パケ
ット図
【図8】従来のR/W装置と複数枚の非接触式ICカー
ドとのデータの処理要求信号の送受シーケンスの説明図
【図9】従来のR/W装置と複数枚の非接触式ICカー
ドとのデータの処理要求信号の送受シーケンスの説明図
【図10】従来のR/W装置と複数枚の非接触式ICカ
ードとの呼出信号の送受シーケンスの説明図
【図11】従来のR/W装置と複数枚の非接触式ICカ
ードとの呼出信号の送受シーケンスの説明図
【図12】従来のR/W装置と複数枚の非接触式ICカ
ードとの呼出信号の送受シーケンスの説明図
【図13】従来のR/W装置と複数枚の非接触式ICカ
ードとの呼出信号の情報パケットの説明図
【図14】従来のR/W装置と複数枚の非接触式ICカ
ードとの処理要求信号の情報パケットの説明図
【符号の説明】
101 リーダ/ライタ装置 102 非接触式ICカード 103 アンテナ 104 アンテナ 105 制御部 106 メモリ部 107 変調部 108 復調部 109 制御部 110 不揮発性メモリ部 111 変調部 112 復調部 113 乱数生成部 102a 非接触式ICカード 102b 非接触式ICカード 102c 非接触式ICカード 205 呼出信号 206 カード102aの応答信号 207 カード102bの応答信号 208 カード102cの応答信号 209 処理要求信号 210 カード102aの結果信号 211 カード102bの結果信号 212 カード102cの結果信号 409 カード102aのカードIDを付加した呼出信
号 413 カード102a〜102cのカードIDを付加
した呼出信号 605 連続固有番号を付加した処理要求信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の非接触式ICカードとリーダ/ラ
    イタ装置とから構成される非接触式ICカード通信シス
    テムであって、 前記リーダ/ライタ装置から送信される呼出信号に対し
    て複数枚の非接触式ICカードがそれぞれを特定可能な
    認識情報を応答して前記リーダ/ライタ装置が前記対応
    する認識情報を獲得し、 前記リーダライタ装置が、前記非接触式ICカードに固
    有な前記認識情報と処理データを時系列に並べた処理要
    求信号を送信し、 前記複数枚の非接触式ICカードごとに異なるデータを
    処理する非接触式ICカード通信システム。
  2. 【請求項2】複数枚の非接触式ICカードとリーダ/ラ
    イタ装置とから構成される非接触式ICカード通信シス
    テムであって、 前記リーダ/ライタ装置から送信される呼出信号に対し
    て複数枚の非接触式ICカードがそれぞれを特定可能な
    認識情報を応答して前記リーダ/ライタ装置が前記対応
    する認識情報を獲得し、 前記リーダ/ライタ装置は認識情報を獲得した前記非接
    触式ICカードに対応した連続固有番号を割り当てて再
    度の呼出信号に前記連続固有番号を付して送信し、 これを受信した前記非接触式ICカードは前記リーダ/
    ライタ装置から割り当てられた前記連続固有番号を保持
    し、 前記リーダ/ライタ装置が、前記非接触式ICカードの
    前記連続固有番号と処理データを時系列に並べて一つの
    処理要求信号に付して送信することにより前記複数枚の
    非接触式ICカードごとに異なるデータを処理する非接
    触式ICカード通信システム。
  3. 【請求項3】複数枚の非接触式ICカードを特定可能な
    認識情報が、各非接触式ICカードが保持する固有ID
    コードである請求項1または請求項2に記載の非接触式
    ICカード通信システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100470769B1 (ko) * 2002-11-11 2005-03-11 주식회사 마이크로트랙 트랜스폰더 간의 데이터 충돌 방지 방법 및 시스템
WO2005050547A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha 無線タグ回路素子収容器および無線タグ情報通信装置
KR100648853B1 (ko) 2004-07-19 2006-11-24 주식회사 컨트롤칩스 무선 주파수 식별 시스템의 태그 충돌 방지 방법
JP2007114951A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Denso Wave Inc カード通信システム,リーダライタ及びicカード
US7538677B2 (en) 2003-03-14 2009-05-26 Seiko Epson Corporation Contactless data communication system, contactless identification tag and contactless identification tag control program

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