JP4157208B2 - 制御装置と制御装置の通信制御方法 - Google Patents

制御装置と制御装置の通信制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、上位装置に接続され、タグ(情報記憶媒体)と無線通信を行うリーダライタ装置としての制御装置と制御装置の通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上位装置に接続された制御装置としてのリーダライタ装置と、固有番号が記憶され、読み取り可能また書き換え可能な情報記憶媒体を有した複数の非接触IDタグとの間で無線通信を行うマルチリード無線タグシステムが実用化されている。
【0003】
このようなタグのリードを行う際には、リーダライタ装置(RWU)からタグにアンチコリジョンコマンドを送信する。タグは、このアンチコリジョンコマンドを受信した後、時間で区切られたスロットのどこかで送信するように、内部で乱数を発生させ、その発生させた結果のスロットにタグの固有番号などのデータを返す。リーダライタ装置は、時間で区切られたデータを受信し、この受信した複数のタグの固有番号をホスト装置に送信する。
【0004】
ホスト装置は、この受信した固有番号により、複数枚あるタグの中の1つを選択し、選択したタグとデータのアクセスを行うようにリーダライタ装置に指示を送信している。ホスト装置は、この選択したタグと通信を行う際、このタグの固有番号(ID)をリーダライタ装置に送信する。リーダライタ装置は、送信された固有IDをそのまま使用したデータをタグに送信し、タグと通信を行っていた。
【0005】
さらに、リーダライタ装置は、固有のアクセス鍵を持つタグに対しては上記固有IDと固有鍵がホスト装置から送信され、送信された固有ID、固有鍵をそのまま使用し、タグと通信を行っていた。
【0006】
このように、タグのマルチリードを行う際は、通信データとしてタグ固有の番号とタグ固有または共通のアクセス鍵を使用して通信を行っていた。
【0007】
しかしながら、固有番号(ID)とアクセス鍵は、データが長いため通信に時間がかかる。すなわち、固有番号(ID)とアクセス鍵は、タグにアクセスするコマンド毎にホスト装置とリーダライタ装置との間において、ホスト装置が送信するデータとして使用し、コマンド毎に同じデータをリーダライタ装置が受信し、同じデータを何度も送受信するためデータ量が多くなり通信に時間がかかっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、タグのマルチリードを行う際、タグにアクセスするコマンド毎にホスト装置(上位装置)とリーダライタ装置(制御装置)との間において、通信データとして固有番号(ID)とアクセス鍵を使用していたが、このデータは長く、このような長いデータを何度も送受信するためデータ量が多くなって通信に時間がかかるという問題があった。
【0009】
そこで、この発明は、上位装置との通信量を減少させ、通信時間の短縮化を図ることのできる制御装置と制御装置の通信制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う制御手段とから構成されている。
【0011】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報と固有の識別情報とを上記上位装置へ返答する制御を行う制御手段とから構成されている。
【0012】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、上記上位装置より特定の簡易識別情報の解放命令を受信した際、特定の簡易識別情報とこの簡易識別情報に対応する固有の識別情報との対応関係を消滅させる制御を行う第2の制御手段とから構成されている。
【0013】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、上記上位装置より上記複数の情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記第1の制御手段で固有の識別情報に割り当てた簡易識別情報を全て解消する制御を行う第2の制御手段とから構成されている。
【0014】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、上記上位装置より上記複数の情報記憶媒体との通信停止要求を受信した際、上記第1の制御手段で固有の識別情報に割り当てた簡易識別情報を全て解消する制御を行う第2の制御手段とから構成されている。
【0015】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能とアクセス鍵を用いてアクセス可能な情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報と固有の識別情報とを上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、この第1の制御手段により上記上位装置へ返答した固有の識別情報に対応したアクセス鍵を上記上位装置から受信した際、このアクセス鍵を記憶する記憶手段と、この記憶手段にアクセス鍵を記憶すると、記憶したアクセス鍵を用いて以降の上記上位装置からの通信命令に応じて当該情報記憶媒体との通信制御を行う第2の制御手段とから構成されている。
【0016】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能とアクセス鍵を用いてアクセス可能な情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報と固有の識別情報とを上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、上記上位装置から上記第1の制御手段で返答した固有の識別情報に対応したアクセス鍵を受信した際、このアクセス鍵を保持し、このアクセス鍵を用いてこのアクセス鍵を必要とする情報記憶媒体との以降の通信を制御する第2の制御手段とから構成されている。
【0017】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能とアクセス鍵を有してアクセス鍵を用いてのみアクセス可能な情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、この第1の制御手段で簡易識別情報を割り当てた固有の識別情報に基づいてアクセス鍵を生成して保持する記憶手段と、上記上位装置より簡易識別情報を用いてデータのリード、またはライトの命令を受信した際、上記記憶手段に保持しているアクセス鍵を用いて当該簡易識別情報に対応する固有の識別情報を有する情報記憶媒体との通信を制御する第2の制御手段とから構成されている。
【0018】
この発明の制御装置は、上位装置に接続され、無線通信機能と複数のアクセス鍵を有してアクセス鍵を用いてのみアクセス可能な情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信する送信手段と、この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、この第1の制御手段で割り当てた簡易識別情報に対応した固有の識別情報と、固有の識別情報に付加された複数のアクセス鍵情報とを記憶する記憶手段と、上記上位装置より簡易識別情報を用いてデータのリード、またはライトの命令を受信した際、上記記憶手段に記憶されているアクセス鍵情報を用いてこの簡易識別情報に対応する固有の識別情報を有する当該情報記憶媒体との通信を制御する第2の制御手段とから構成されている。
【0019】
この発明の制御装置の通信制御方法は、上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置の通信制御方法であって、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信し、この通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信し、この受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答し、上記上位装置からの上記簡易識別情報を用いた通信命令に応じて当該情報記憶媒体と通信制御を行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、この発明に係るマルチリード無線タグシステムの概略構成を示すものである。すなわち、マルチリード無線タグシステムは、パーソナルコンピュータ等の上位装置であるホスト装置1に接続されるリーダライタ装置3と、固有ID(番号)が記憶され、読み取り可能また書き換え可能な情報記憶媒体等の複数の非接触IDタグ5との間で無線通信を行うものである。
【0023】
図2は、タグ(CU)5の概略構成を示すものである。タグ5は、全体的な制御を司るCPU51、CPU51の制御プログラム、各種情報を記憶するメモリ52、送受信切換部53、リーダライタ装置3からの各種情報を受信する受信部54、受信部54からの受信信号を復調する復調部55、送信情報を変調する変調部56、変調部56によって変調された信号を電波に変換してリーダライタ装置3に向けて送信する送信部57とから構成されている。なお、タグ5は、リーダライタ装置3からのポーリングコマンドを受信することによって電源が供給されるようになっている。
【0024】
また、タグ5は、コマンドレスポンス仕様のような機能を有し、詳しくは後述するがリーダライタ装置3からのアンチコリジョンコマンドに対して分割された時間(例えば、タイムスロット0〜7)内のどれか1つのタイミングで、応答信号としてメモリ52に予め記憶されている固有IDを送信する。
【0025】
図3は、リーダライタ装置(RWU)3の概略構成を示すものである。リーダライタ装置3は、CPU31とメモリ32とを含む制御回路33を有するディジタル部34、アナログ部35、コンデンサ41、及びコイル42とから構成されている。アナログ部35は、ディジタル部34からの8ビットのディジタルデータをアナログデータに変換するD/A変換部36、アンプ(AMP)37、フィルタ38、増幅部39、及びディジタル部34へ二値化データを出力する二値化部40とから構成されている。
【0026】
なお、CPU31は、リーダライタ装置3の全体の制御を司り、メモリ32は、後述するが、アクセス鍵等の情報を記憶する。
【0027】
図4に示す例のように、リーダライタ装置(RWU)3は、タイムスロット0〜7のタイミングでタグ5からのデータを受信し、タグデータを認識する。
【0028】
図5は、ホスト装置(PC)1とリーダライタ装置(RWU)3とのコマンドレスポンス仕様を示すものである。
【0029】
図5の(a)はブロック構成を示すもので、ホスト装置1からリーダライタ装置3へは、コマンドR、パラメータRからなるコマンドフォーマットで送信される。また、リーダライタ装置3からホスト装置1へは、レスポンスR、データRからなるコマンドフォーマットで送信される。
【0030】
図5の(b)〜(o)は、ホスト装置1とリーダライタ装置3との間のコマンドレスポンスを示すものである。
【0031】
図5の(b)、(c)は、ホスト装置1から送信される送信キャリア制御を示し、ホスト装置1からコマンドRとして「送信キャリア開始」、あるいは「送信キャリア停止」がリーダライタ装置3に送信されパラメータは送信されない。また、送信キャリア制御に関するコマンドを受信するとリーダライタ装置3からレスポンスRとして(データRはなし)「正常レスポンス」、「エラーレスポンス」が返される。
【0032】
図5の(d)、(e)は、ホスト装置1から送信されるマルチリード要求Aを示し、ホスト装置1からコマンドRとして(パラメータはなし)「マルチリード要求A」がリーダライタ装置3に送信される。リーダライタ装置3からは正常な場合にはレスポンスRとして「正常レスポンス」及びデータRとして後述する簡易ID番号等が送信され、エラー時にはレスポンスRとして(データRなし)「エラーレスポンス」が返される。
【0033】
図5の(f)、(g)は、ホスト装置1から送信されるマルチリード要求Bを示し、ホスト装置1からコマンドRとして(パラメータはなし)「マルチリード要求B」がリーダライタ装置3に送信される。リーダライタ装置3からは正常時にはレスポンスRとして「正常スポンス」及びデータRとして後述する「簡易ID番号、簡易ID番号に対応する固有ID番号」等が送信され、エラー時にはレスポンスRとして(データRなし)「エラーレスポンス」が返される。
【0034】
図5の(h)、(i)は、ホスト装置1から送信されるリード(簡易)を示し、ホスト装置1からコマンドRとして「タグ(CU)アクセス」とパラメータとして「簡易ID番号、リード、リードしたいメモリ内のアドレス」がリーダライタ装置3に送信される。リーダライタ装置3からは正常時にはレスポンスRとして「正常レスポンス」とデータRとして「リードデータ」が送信され、エラー時にはレスポンスRとして(データRなし)「エラーレスポンス」が返される。
【0035】
図5の(j)、(k)は、ホスト装置1から送信されるライト(簡易)を示し、ホスト装置1からコマンドRとして「タグ(CU)アクセス」とパラメータ「簡易ID番号、ライト、ライトしたいメモリ内のアドレス、ライトデータ」がリーダライタ装置3に送信される。リーダライタ装置3からは正常時にはレスポンスRとして「正常レスポンス」が送信され、エラー時にはレスポンスRとして「エラーレスポンス」が返される。
【0036】
図5の(l)、(m)は、ホスト装置1から送信される簡易ID解放を示し、ホスト装置1からコマンドRとして「簡易ID解放」とパラメータ「簡易ID番号等」がリーダライタ装置3に送信される。リーダライタ装置3からは正常時にはレスポンスRとして「正常レスポンス」が送信され、エラー時にはレスポンスRとして「エラーレスポンス」が返される。
【0037】
図5の(n)、(o)は、ホスト装置1から送信される簡易IDアクセス鍵設定を示し、ホスト装置1からコマンドRとして「簡易IDアクセス鍵設定」とパラメータとして「簡易ID番号、アクセス鍵等」がリーダライタ装置3に送信される。リーダライタ装置3からは正常時にはレスポンスRとして「正常レスポンス」が送信され、エラー時にはレスポンスRとして「エラーレスポンス」が返される。
【0038】
図6は、リーダライタ装置(RWU)3とタグ(CU)5とのコマンドレスポンス仕様を示すものである。
【0039】
図6の(a)はブロック構成を示すもので、リーダライタ装置3からタグ5へは、コマンドC、アクセス鍵、アドレス、データが送信される。また、タグ5からリーダライタ装置3へは、レスポンスC、データが送信される。
【0040】
図6の(b)〜(h)は、リーダライタ装置3とタグ5との間のコマンドレスポンスを示すものである。
【0041】
図6の(b)、(c)は、リーダライタ装置3から送信されるアンチコリジョンコマンドを示し、リーダライタ装置3からコマンドCとしてのみ「アンチコリジョン」がタグ5に送信され、タグ5からレスポンスCとして「正常レスポンス」と「固有ID」が返される。なお、レスポンスコマンドは乱数で発生されるレスポンスタイミングとタグ5から送信される。
【0042】
図6の(d)、(e)は、リーダライタ装置3から送信されるリードを示し、リーダライタ装置3からコマンドCとして「リード」、アクセス鍵として「固有鍵(または固定鍵)」、アドレスとして(データなし)「リードアドレス」がタグ5に送信される。このリードコマンドを受信したタグ5からは、正常時にはレスポンスCとして「正常レスポンス」とデータとして「リードデータ」が送信され、エラー時にはレスポンスCとして(データなし)「エラーレスポンス」が返される。
【0043】
図6の(f)、(g)は、リーダライタ装置3から送信されるライトを示し、リーダライタ装置3からコマンドCとして「ライト」、アクセス鍵として「固有鍵(または固定鍵)」、アドレスとして「ライトアドレス」、データとして「ライトデータ」がタグ5に送信される。タグ5からは正常時にはレスポンスCとして(データなし)「正常レスポンス」が送信され、エラー時にはレスポンスCとして(データなし)「エラーレスポンス」が返される。
【0044】
図6の(h)、(i)は、リーダライタ装置3から送信されるタグ起動コマンドを示し、リーダライタ装置3からはコマンドCとして「起動コマンド」、データとして「固有ID」がタグ5に送信される。タグ5からは正常時にはレスポンスCとして(データなし)「正常レスポンス」、あるいは「エラーレスポンス」が返される。
【0045】
図6の(j)、(k)は、リーダライタ装置3から送信されるタグ停止コマンドを示し、リーダライタ装置3からはコマンドCとして「停止コマンド」、データとして「固有ID」がタグ5に送信される。タグ5からは正常時にはレスポンスCとして(データなし)「正常レスポンス」が送信され、エラー時にはレスポンスCとして(データなし)「エラーレスポンス」が返される。
【0046】
次に、このような構成において、マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作(簡易IDとリードライト)を図7のタイムチャートを参照して説明する。
【0047】
まず、ホスト装置(PC)1は、タグ(CU)5を動作させるために送信キャリア開始コマンド(図5(b))をリーダライタ装置(RWU)3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア開始コマンドを正常に受信した際に正常レスポンス(図5(d))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0048】
続いてホスト装置1は、マルチリード要求コマンドA(図5(d))をリーダライタ装置3に送信し、リーダライタ装置3はこれを受信してアンチコリジョンリードコマンド(タイムスロット8個)(図6(b))を送信する。
【0049】
ここで、通信可能エリアにあるタグ5が、4個存在し、夫々の固有IDが[AAAA]、[BBBB]、[CCCC]、[DDDD]であったとする。
【0050】
リーダライタ装置3は、タイムスロット毎にタグ5からのデータ(図6(c))を受信し、この受信したデータはタグ5の固有IDであり、この場合、データは4つであった。図7においては、タイムスロット0で固有IDがAAAAのタグ5、タイムスロット1で固有IDがBBBBのタグ5、タイムスロット2で固有IDがCCCCのタグ5、タイムスロット7で固有IDがDDDDのタグ5がこの順番で受信された。
【0051】
リーダライタ装置3は、一番最初に受信した固有IDがAAAAのタグ5に簡易ID1を割り当て、2番目に受信した固有IDがBBBBのタグ5に簡易ID2を割り当て、3番目に受信した固有IDがCCCCのタグ5に簡易ID3を割り当て、4番目に受信した固有IDがDDDDのタグ5に簡易ID4を割り当て、これらの簡易ID1〜4のみ(図5(e))をホスト装置1へ正常レスポンスとして送信する。ホスト装置1は、簡易IDのみを取得する(状態B終了)。
【0052】
続いて、ホスト装置1は、簡易ID1のメモリデータのリード(図5(h))またはライトコマンド(図5(j))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0053】
リーダライタ装置3は、簡易ID1のリードまたはライトコマンドを受信した際、簡易IDから固有IDを求める。この場合簡易ID1は固有IDがAAAAであるから、起動コマンド(図6(h))と固有ID「AAAA」を送信し、固有IDがAAAAのタグ5から正常レスポンス(図6(i))を受け取った後、リードまたはライトの無線通信処理(図5(d)〜(g))を行い、固有IDがAAAAのタグ5から受信したデータ(図5(i)または(k))はホスト装置1に送信する。
【0054】
固有IDがAAAAのタグ5との無線通信処理が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンド(図6(j))と固有ID「AAAA」を送信し、固有ID「AAAA」のタグ5からの正常レスポンス(図6(k))を受信して終了する。
【0055】
ホスト装置1は、続いて簡易ID2のメモリデータのリードまたはライトコマンド(図5(h)または(j))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0056】
リーダライタ装置3は、簡易ID2のリードまたはライトコマンドを受信した際、簡易ID2から固有ID「BBBB」を求め、起動コマンドと固有ID「BBBB」を送信し、固有ID「BBBB」のタグ5から正常レスポンスを受け取った後、リードまたはライトの無線通信処理を行い、固有ID「BBBB」のタグ5から受信したデータをホスト装置1に送信する。
【0057】
固有IDがBBBBのタグ5との無線通信処理が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンドと固有ID「BBBB」を送信し、固有ID「BBBB」のタグ5から正常レスポンスを受信して終了する(状態C終了)。
【0058】
全ての無線通信処理が終了した際、ホスト装置1は、タグ5との無線通信を停止させるために送信キャリア停止コマンド(図5(b))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア停止コマンドを正常に受信した際に正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0059】
上述したように、ホスト装置1とリーダライタ装置3との間で簡易IDのみを送受するアクセス方式を使用することにより、この間の通信量が減少してアクセス速度の向上が可能となる。
【0060】
なお、タグへ通信するためのアクセス鍵は、固定またはリーダライタ装置3内部で生成が可能であり、ホスト装置1とリーダライタ装置3との間での通信データには含まれず、リーダライタ装置3とタグ5との間で無線通信する際に生成している。
【0061】
次に、マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作(簡易IDと削除)を図8のタイムチャートを参照して説明する。
【0062】
まず、ホスト装置(PC)1は、タグ(CU)5を動作させるために送信キャリア開始コマンド(図5(b))をリーダライタ装置(RWU)3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア開始コマンドを正常に受信した際に正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0063】
続いてホスト装置1は、マルチリード要求コマンドAをリーダライタ装置3に送信し、リーダライタ装置3はこれを受信してアンチコリジョンリードコマンド(タイムスロット8個)(図6(b))を送信する。
【0064】
ここで、通信可能エリアにあるタグ5が、4個存在し、夫々固有IDが[AAAA]、[BBBB]、[CCCC]、[DDDD]であったとする。
【0065】
リーダライタ装置3は、タイムスロット毎にタグ5からのデータ(図6(c))を受信し、この受信したデータはタグ5の固有IDであり、この場合、データは4つであった。図8においては、タイムスロット0で固有IDがAAAAのタグ5、タイムスロット1で固有IDがBBBBのタグ5、タイムスロット7で固有IDがDDDDのタグ5がこの順番で受信された。
【0066】
リーダライタ装置3は、一番目に受信した固有IDがAAAAのタグ5に簡易ID1を割り当て、2番目に受信した固有IDがBBBBのタグ5に簡易ID2を割り当て、3番目に受信した固有IDがDDDDのタグ5に簡易ID4を割り当て、これら読み取れたタグ5に割り当てた簡易ID1,2,4(図5(e))をホスト装置1へ正常レスポンスとして送信する。ホスト装置1は、簡易IDのみを取得する(状態B終了)。
【0067】
続いて、ホスト装置1は、簡易ID1のメモリデータのリード(図5(h))またはライトコマンド(図5(j))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0068】
リーダライタ装置3は、簡易ID1のリードまたはライトコマンドを受信した際、簡易IDから固有IDを求める。この場合、簡易ID1は固有IDがAAAAであるから、起動コマンド(図6(h))と固有ID「AAAA」を送信し、固有IDがAAAAのタグ5から正常レスポンス(図6(i))を受け取った後、リードまたはライトの無線通信処理(図6(d)〜(g))を行い、固有IDがAAAAのタグ5から受信したデータ(図5(i)または(k))はホスト装置1に送信する。
【0069】
固有IDがAAAAのタグ5との無線通信処理が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンド(図6(j))と固有ID「AAAA」を送信し、固有ID「AAAA」のタグ5から正常レスポンス(図6(k))を受信して終了する(状態C終了)。
【0070】
ここで、ホスト装置1は、取得した簡易ID1に対する処理が終了した際、簡易ID解放コマンドとその簡易ID1(図5(l))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、簡易ID解放コマンドを受信した際、その簡易ID1の割り当てを解放し、ホスト装置1に正常レスポンス(図5(m))を返す(状態E終了)。
【0071】
ホスト装置1は、この正常レスポンスを受信した際、マルチリード要求コマンドA(図5(d))をリーダライタ装置3に送信し、リーダライタ装置3はこれを受信してアンチコリジョンリードコマンド(タイムスロット4個)(図6(b))を送信する。
【0072】
リーダライタ装置3は、タイムスロット毎にタグ5からのデータ(図6(c))を受信し、この受信したデータはタグ5の固有IDであり、図8においてタイムスロット1で固有IDがCCCCのタグ5が受信された。
【0073】
リーダライタ装置3は、タグ5の固有IDがCCCCに先ほど解放した簡易ID1を割り当て、この割り当てた簡易ID1をホスト装置1へ正常レスポンス(図5(e))として送信する。ホスト装置1は、簡易ID1のみを取得する(状態B終了)。
【0074】
続いて、ホスト装置1は、簡易ID1のメモリデータのリードまたはライトコマンド(図5(h)または(j))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0075】
リーダライタ装置3は、簡易ID1のリードまたはライトコマンドを受信した際、簡易ID1から固有ID「CCCC」を求め、起動コマンドと固有ID「CCCC」(図6(h))を送信し(図示しない)、固有IDがCCCCのタグ5から正常レスポンス(図6(i))を受け取った後(図示しない)、リードまたはライトの無線通信処理(図6(d)〜(g))を行い、固有IDがCCCCのタグ5から受信したデータ(図5(i)または(k))はホスト装置1に送信する。
【0076】
固有IDがAAAAのタグ5との無線通信処理が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンドと固有ID「CCCC」(図6(j))を送信し(図示しない)、固有ID「CCCC」のタグ5から正常レスポンス(図6(k))を受信し(図示しない)、終了する(状態C終了)。
【0077】
全ての無線通信処理が終了した際、ホスト装置1は、タグ5との無線通信を停止させるために送信キャリア停止コマンド(図5(b))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア停止コマンドを正常に受信した際に正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0078】
次に、マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作(簡易IDとマルチリード全削除)を図9のタイムチャートを参照して説明する。
【0079】
まず、ホスト装置(PC)1は、タグ(CU)5を動作させるために送信キャリア開始コマンド(図5(b))をリーダライタ装置(RWU)3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア開始コマンドを正常に受信した際に正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0080】
続いてホスト装置1は、マルチリード要求コマンドA(図5(d))をリーダライタ装置3に送信し、リーダライタ装置3はこれを受信してアンチコリジョンリードコマンド(タイムスロット8個)(図6(b))を送信する。
【0081】
ここで、通信可能エリアにあるタグ5が、4個存在し、夫々の固有IDが[AAAA]、[BBBB]、[CCCC]、[DDDD]であったとする。
【0082】
リーダライタ装置3は、タイムスロット毎にタグ5からのデータ(図6(c))を受信し、この受信したデータはタグ5の固有IDであり、この場合、データは4つであった。図9においては、タイムスロット0で固有IDがAAAAのタグ5、タイムスロット1で固有IDがBBBBのタグ5、タイムスロット7で固有IDがDDDDのタグ5がこの順番で受信された。
【0083】
リーダライタ装置3は、一番目に受信した固有IDがAAAAのタグ5に簡易ID1を割り当て、2番目に受信した固有IDがBBBBのタグ5に簡易ID2を割り当て、3番目に受信した固有IDがDDDDのタグ5に簡易ID4を割り当て、これら読み取れたタグ5に割り当てた簡易ID1,2,4(図5(e))をホスト装置1へ正常レスポンスとして送信する。ホスト装置1は、簡易IDのみを取得する(状態B終了)。
【0084】
続いて、ホスト装置1は、簡易ID1のメモリデータのリード(図5(h))またはライトコマンド(図5(j))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0085】
リーダライタ装置3は、簡易ID1のリードまたはライトコマンドを受信した際、簡易IDから固有IDを求める。この場合簡易ID1は固有IDがAAAAであるから、起動コマンドと固有ID「AAAA」を送信し(図示しない)、固有IDがAAAAのタグ5から正常レスポンスを受け取った後(図示しない)、リードまたはライトの無線通信処理を行い、固有IDがAAAAのタグ5から受信したデータはホスト装置1に送信する。
【0086】
固有IDがAAAAのタグ5との無線通信処理が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンドと固有ID「AAAA」を送信し(図示しない)、固有ID「AAAA」のタグ5から正常レスポンスを受信し(図示しない)、終了する(状態C終了)。
【0087】
ここで、ホスト装置1は、タグ5の固有ID「AAAA」、固有ID「BBBB」、固有ID「DDDD」とのアクセスが必要なくなった場合、すなわち、1回のマルチリードを行い、次にマルチリードを行うまでに前回のマルチリードで得たタグ5,…とは全てアクセスを完了させてしまう場合、次のマルチリード要求コマンドA(図5(d))をリーダライタ装置3に送信する。
【0088】
リーダライタ装置3は、次のマルチリード要求コマンドAを受信した際、現在使用している簡易IDは必要ないものと判断して、全ての簡易ID1,2,4を解放する。そして、リーダライタ装置3は、アンチコリジョンリードコマンド(タイムスロット4個)(図6(b))を送信する。
【0089】
リーダライタ装置3は、タイムスロット毎にタグ5からのデータ(図6(c))を受信し、この受信したデータはタグ5の固有IDであり、図9においてタイムスロット1で固有IDがCCCCのタグ5が受信された。
【0090】
リーダライタ装置3は、タグ5の固有IDがCCCCに先ほど解放した簡易ID1を割り当て、この割り当てた簡易ID1をホスト装置1へ正常レスポンス(図5(e))として送信する。ホスト装置1は、簡易ID1のみを取得する(状態B終了)。
【0091】
続いて、ホスト装置1は、簡易ID1のメモリデータのリードまたはライトコマンド(図5(h)または(j))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0092】
リーダライタ装置3は、簡易ID1のリードまたはライトコマンドを受信した際、簡易ID1から固有ID「CCCC」を求め、起動コマンドと固有ID「CCCC」(図6(h))を送信し(図示しない)、固有IDがCCCCのタグ5から正常レスポンス(図6(i))を受け取った後(図示しない)、リードまたはライトの無線通信処理(図6(d)〜(g))を行い、固有IDがCCCCのタグ5から受信したデータ(図5(i)または(k))はホスト装置1に送信する。
【0093】
固有IDがAAAAのタグ5との無線通信処理が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンドと固有ID「CCCC」(図6(j))を送信し(図示しない)、固有ID「CCCC」のタグ5から正常レスポンス(図6(k))を受信し(図示しない)、終了する(状態C終了)。
【0094】
全ての無線通信処理が終了した際、ホスト装置1は、タグ5との無線通信を停止させるために送信キャリア停止コマンド(図5(b))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア停止コマンドを正常に受信した際、使用中の簡易ID(ここでは簡易ID1)全てを解放し、正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0095】
上述したように、1回のマルチリードを行い、次にマルチリードを行うまでに前回のマルチリードで得たタグ5とは全てアクセスを完了させてしまう場合には、現在使用している簡易IDは必要なくなるため、解放コマンドを受け取る代わりに、次にマルチリード要求コマンドをリーダライタ装置3が受信すると現在使用している簡易IDを全て解放すれば、解放コマンドの通信時間を省略することができる。
【0096】
また、さらに全てのタグ5との通信を完了させるコマンド(送信キャリア停止コマンド)を受信した場合にも、全ての簡易IDの解放を行い、簡易IDの解放コマンドを使用しないで動作させることができる。
【0097】
次に、マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作(簡易IDと固有IDと第1のアクセス鍵)を図10のタイムチャートを参照して説明する。ここでのタグ5は、固有IDと固有なアクセス鍵を持ち、この固有なアクセス鍵を使用しなければ当該タグに対してリードライトができないものとし、アクセス鍵は固有IDから生成が可能であるとする。
【0098】
ホスト装置(PC)1は、タグ(CU)5を動作させるために送信キャリア開始コマンド(図5(b))をリーダライタ装置(RWU)3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア開始コマンドを正常に受信した際に正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0099】
続いてホスト装置1は、マルチリード要求コマンドB(図5(f))をリーダライタ装置3に送信し、リーダライタ装置3はこれを受信してアンチコリジョンリードコマンド(タイムスロット8個)(図6(b))を送信する。
【0100】
ここで、通信可能エリアにあるタグ5が、4個存在し、夫々の固有IDが[AAAA]、[BBBB]、[CCCC]、[DDDD]であったとする。
【0101】
リーダライタ装置3は、タイムスロット毎にタグ5からのデータ(図6(c))を受信し、この受信したデータはタグ5の固有IDであり、この場合、データは4つであった。図10においては、タイムスロット0で固有IDがAAAAのタグ5、タイムスロット1で固有IDがBBBBのタグ5、タイムスロット2で固有IDがCCCCのタグ5、タイムスロット7で固有IDがDDDDのタグ5がこの順番で受信された。
【0102】
リーダライタ装置3は、受信した順に簡易IDを割り当てていき、タグ5の固有IDがAAAAに簡易ID1を割り当て、タグ5の固有IDがBBBBに簡易ID2を割り当て、タグ5の固有IDがCCCCに簡易ID3を割り当て、タグ5の固有IDがDDDDに簡易ID4を割り当てる。そして、これらの簡易ID1と固有ID「AAAA」、簡易ID2と固有ID「BBBB」、簡易ID3と固有ID「CCCC」、簡易ID4と固有ID「DDDD」をホスト装置1へ正常レスポンス(図5(g))として送信する。ホスト装置1は、これらの簡易IDと固有IDを取得する(状態B終了)。
【0103】
ホスト装置1は、まず簡易ID1のデータをリードしたい場合、簡易ID1に対応する固有ID「AAAA」からアクセス鍵を生成し、この生成した簡易ID1に対応するアクセス鍵(図5(n))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、受信した簡易ID1のアクセス鍵をメモリ32に記憶(セット)した後、ホスト装置1に正常レスポンス(図5(o))を返す(状態D)。
【0104】
続いて、ホスト装置1は、簡易ID1のメモリデータのリードコマンド(図5(h))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0105】
リーダライタ装置3は、簡易ID1の固有IDが「AAAA」であるから、起動コマンドと固有ID「AAAA」(図6(h))を送信し、固有IDがAAAAのタグ5から正常レスポンス(図6(i))を受け取った後、簡易ID1からアクセス鍵を求め、タグ(CU)送信コマンドを生成してタグ5へ送信する。このようにセットしたアクセス鍵を使用してタグ5と無線通信を行うことによりホスト装置1との通信データ量を減らすことができる。
【0106】
必要に応じて複数回繰り返し、固有ID「AAAA」のタグ5との無線通信処理(図6(d)〜(g))が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンドと固有ID「AAAA」(図6(j))を送信し、固有ID「AAAA」のタグ5からの正常レスポンス(図6(k))を受信して終了する(状態C)。
【0107】
続いてホスト装置装置1は、簡易ID2のデータをリードしたい場合、簡易ID2に対応する固有ID「BBBB」からアクセス鍵を生成し、この生成した簡易ID2に対応するアクセス鍵(図5(n))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、受信した簡易ID2のアクセス鍵をメモリ32に記憶(セット)した後、正常レスポンス(図5(o))をホスト装置1に返す(状態D)。
【0108】
続いてホスト装置1は、データリードする簡易ID2のメモリデータのリードコマンド(図5(h))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0109】
リーダライタ装置3は、簡易ID2の固有IDが「BBBB」であるから、起動コマンドと固有ID「BBBB」(図6(h))を送信し、固有IDがBBBBのタグ5から正常レスポンス(図6(i))を受け取った後、簡易ID2からアクセス鍵を求め、タグ(CU)送信コマンドを生成してタグ5へ送信する。
【0110】
固有ID「BBBB」のタグ5との無線通信処理(図6(d)〜(g))が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンドと固有ID「BBBB」(図6(j))を送信し、固有ID「BBBB」のタグ5からの正常レスポンスを受信して終了する(状態C終了)。
【0111】
全ての無線通信処理が終了した際、ホスト装置1は、タグ5との無線通信を停止させるために送信キャリア停止コマンド(図5(b))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア停止コマンドを正常に受信した際、メモリ32に記憶された全てのアクセス鍵を削除して正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1に返す(状態A)。
【0112】
なお、上記実施例では、ホスト装置1で固有IDからアクセス鍵を生成したが、固有IDからアクセス鍵を生成するのをリーダライタ装置3で行うようにしても良い。これにより、ホスト装置1とリーダライタ装置3との間の通信の簡略化、通信量の減少化を図ることができる。
【0113】
次に、マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作(簡易IDと固有IDと第2のアクセス鍵)を図11のタイムチャートを参照して説明する。
【0114】
ホスト装置(PC)1は、タグ(CU)5を動作させるために送信キャリア開始コマンド(図5(b))をリーダライタ装置(RWU)3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア開始コマンドを正常に受信した際に正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0115】
続いてホスト装置1は、マルチリード要求コマンドA(図5(d))をリーダライタ装置3に送信し、リーダライタ装置3はこれを受信してアンチコリジョンリードコマンド(タイムスロット8個)(図6(b))を送信する。
【0116】
ここで、通信可能エリアにあるタグ5が、4個存在し、夫々の固有IDが[AAAA]、[BBBB]、[CCCC]、[DDDD]であったとする。
【0117】
リーダライタ装置3は、タイムスロット毎にタグ5からのデータ(図6(c))を受信し、この受信したデータはタグ5の固有IDであり、この場合、データは4つであった。図11においては、タイムスロット0で固有IDがAAAAのタグ5、タイムスロット1で固有IDがBBBBのタグ5、タイムスロット2で固有IDがCCCCのタグ5、タイムスロット7で固有IDがDDDDのタグ5がこの順番で受信された。
【0118】
リーダライタ装置3は、受信した順に簡易IDを割り当てていき、タグ5の固有IDがAAAAに簡易ID1を割り当て、タグ5の固有IDがBBBBに簡易ID2を割り当て、タグ5の固有IDがCCCCに簡易ID3を割り当て、タグ5の固有IDがDDDDに簡易ID4を割り当てる。そして、これらの簡易ID1と固有ID「AAAA」、簡易ID2と固有ID「BBBB」、簡易ID3と固有ID「CCCC」、簡易ID4と固有ID「DDDD」をホスト装置1へ正常レスポンス(図5(g))として送信する。ホスト装置1は、これらの簡易IDと固有IDを取得する(状態B終了)。
【0119】
ホスト装置1は、簡易ID1〜4の固有IDからそれぞれのアクセス鍵を生成し、この生成した簡易ID1〜4に対応するアクセス鍵(図5(n))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、受信した簡易ID1〜4のアクセス鍵をメモリ32に記憶(セット)した後、正常レスポンス(図5(o))をホスト装置1に返す(状態D)。
【0120】
続いてホスト装置1は、まず簡易ID1のデータをリードしたい場合、簡易ID1のメモリデータのリードコマンド(図5(h))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0121】
リーダライタ装置3は、簡易ID1の固有IDが「AAAA」であるから、起動コマンドと固有ID「AAAA」(図6(h))を送信し、固有IDがAAAAのタグ5から正常レスポンス(図6(i))を受け取った後、簡易ID1からアクセス鍵を求め、タグ(CU)送信コマンドを生成してタグ5へ送信する。必要に応じて複数回繰り返し、固有ID「AAAA」のタグ5との無線通信処理(図6(d)〜(g))が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンドと固有ID「AAAA」(図6(j))を送信し、固有ID「AAAA」のタグ5からの正常レスポンス(図6(k))を受信して終了する(状態C)。
【0122】
続いてホスト装置装置1は、簡易ID2のデータをリードしたい場合、データリードする簡易ID2のメモリデータのリードコマンド(図5(h))をリーダライタ装置3へ送信する。
【0123】
リーダライタ装置3は、簡易ID2の固有IDが「BBBB」であるから、起動コマンドと固有ID「BBBB」(図6(h))を送信し、固有IDがBBBBのタグ5から正常レスポンス(図6(i))を受け取った後、簡易ID2からアクセス鍵を求め、タグ(CU)送信コマンドを生成してタグ5へ送信する。
【0124】
固有ID「BBBB」のタグ5との無線通信処理(図6(d)〜(g))が終了した際、リーダライタ装置3は、停止コマンドと固有ID「BBBB」(図6(j))を送信し、固有ID「BBBB」のタグ5からの正常レスポンス(図6(k))を受信して終了する(状態C)。
【0125】
全ての無線通信処理が終了した際、ホスト装置1は、タグ5との無線通信を停止させるために送信キャリア停止コマンド(図6(k))をリーダライタ装置3に送信する。リーダライタ装置3は、送信キャリア停止コマンドを正常に受信した際、メモリ32に記憶されたアクセス鍵全てを削除して正常レスポンス(図5(c))をホスト装置1へ返す(状態A)。
【0126】
上述したようにアクセス鍵をセットするようにしたことで、1回の通信でリーダライタ装置3にアクセス鍵をセットすることができ、リーダライタ装置3はタグ5との通信が可能となり、ホスト装置1からは簡易IDのみを使用してリードライトができる。
【0127】
次に、このマルチリード動作後、もう一度マルチリードを行うか、全ての無線通信を終了させる場合にアクセス鍵データを全て削除し、さらに簡易IDも全て削除することにより、ホスト装置1とリーダライタ装置3との間の通信量をさらに減少させることができる。
【0128】
図12は、タグ5が有するメモリ52の構成例を示すものである。メモリ52に記憶されているデータは、固有ID、キー1、キー2、アドレス3,4,5,6である。この場合、アクセスキー(鍵)1では、アドレス3,4のエリアのみアクセスが可能となり、アクセスキー(鍵)2では、アドレス5,6のエリアのみアクセスが可能となるように構成されている。
【0129】
この場合、リーダライタ装置3は、タグ5の簡易IDと固有IDのデータベースと、それと独立したアクセスキー(鍵)番号とアクセスキーデータのデータベースを持ち、ホスト装置1は、リーダライタ装置3に各々の命令に応じてタグ5の簡易ID、あるいは、キー番号を指定して行うことによって、リーダライタ装置3は、タグに向けて固有ID、もしくはキーデータを付加してアクセスを行うことができる。これにより、ホスト装置1が各々タグの固有IDからアクセスキーを生成する方法を公開せずに済み、セキュリティのより高度化を図ることができる。
【0130】
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、簡易IDを使用することにより、繰り返すデータのトラフィック量を減少させ、リーダライタ装置のホスト装置に対するレスポンスをより良くすることができる。
【0131】
また、リーダライタ装置が、タグに固有のアクセス鍵を使用してタグとアクセスを行わなければならない場合、ホスト装置とリーダライタ装置との間のアクセス鍵データの送受信を極力減少させるため、このアクセス鍵をリーダライタ装置で保持し、タグとアクセスする際にこの保持しているアクセス鍵、すなわち保持鍵を使用してアクセスし、ホスト装置とリーダライタ装置との間の通信量を減少させ、レスポンスをより良くすることができる。
【0132】
さらに、簡易IDとアクセス鍵とを両方使用し、通信の簡略化と共にレスポンスをさらに良くすることができる。
【0133】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、上位装置との通信量を減少させ、通信時間の短縮化を図ることのできる制御装置と制御装置の通信制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るマルチリード無線タグシステムの概略構成を示す図。
【図2】タグ(CU)の概略構成を示す図。
【図3】リーダライタ装置の概略構成を示す図。
【図4】リーダライタ装置とタグとの間のタイムスロットのタイミングを説明するための図。
【図5】ホスト装置(PC)とリーダライタ装置(RWU)とのコマンドレスポンス仕様を示す図。
【図6】リーダライタ装置(RWU)とタグ(CU)とのコマンドレスポンス仕様を示す図。
【図7】マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作を説明するためのタイムチャート。
【図8】マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作を説明するためのタイムチャート。
【図9】マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作を説明するためのタイムチャート。
【図10】マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作を説明するためのタイムチャート。
【図11】マルチリード無線タグシステムのマルチリード動作を説明するためのタイムチャート。
【図12】タグが有するメモリの構成例を示す図。
【符号の説明】
1…ホスト装置(上位装置)
3…リーダライタ装置(制御装置)
5…タグ(情報記憶媒体)
31,51…CPU(制御手段)
32,52…メモリ(記憶手段)
34…ディジタル部
35…アナログ部
53…送受信切換部
54…受信部
57…送信部

Claims (10)

  1. 上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  2. 上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報と固有の識別情報とを上記上位装置へ返答する制御を行う制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  3. 上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、
    上記上位装置より特定の簡易識別情報の解放命令を受信した際、特定の簡易識別情報とこの簡易識別情報に対応する固有の識別情報との対応関係を消滅させる制御を行う第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  4. 上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、
    上記上位装置より上記複数の情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記第1の制御手段で固有の識別情報に割り当てた簡易識別情報を全て解消する制御を行う第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  5. 上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、
    上記上位装置より上記複数の情報記憶媒体との通信停止要求を受信した際、上記第1の制御手段で固有の識別情報に割り当てた簡易識別情報を全て解消する制御を行う第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  6. 上位装置に接続され、無線通信機能とアクセス鍵を用いてアクセス可能な情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報と固有の識別情報とを上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、
    この第1の制御手段により上記上位装置へ返答した固有の識別情報に対応したアクセス鍵を上記上位装置から受信した際、このアクセス鍵を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段にアクセス鍵を記憶すると、記憶したアクセス鍵を用いて以降の上記上位装置からの通信命令に応じて当該情報記憶媒体との通信制御を行う第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  7. 上位装置に接続され、無線通信機能とアクセス鍵を用いてアクセス可能な情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体へ通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報と固有の識別情報とを上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、
    上記上位装置から上記第1の制御手段で返答した固有の識別情報に対応したアクセス鍵を受信した際、このアクセス鍵を保持し、このアクセス鍵を用いてこのアクセス鍵を必要とする情報記憶媒体との以降の通信を制御する第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  8. 上位装置に接続され、無線通信機能とアクセス鍵を有してアクセス鍵を用いてのみアクセス可能な情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、
    この第1の制御手段で簡易識別情報を割り当てた固有の識別情報に基づいてアクセス鍵を生成して保持する記憶手段と、
    上記上位装置より簡易識別情報を用いてデータのリード、またはライトの命令を受信した際、上記記憶手段に保持しているアクセス鍵を用いて当該簡易識別情報に対応する固有の識別情報を有する情報記憶媒体との通信を制御する第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  9. 上位装置に接続され、無線通信機能と複数のアクセス鍵を有してアクセス鍵を用いてのみアクセス可能な情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置において、
    上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信する送信手段と、
    この送信手段からの通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答する制御を行う第1の制御手段と、
    この第1の制御手段で割り当てた簡易識別情報に対応した固有の識別情報と、固有の識別情報に付加された複数のアクセス鍵情報とを記憶する記憶手段と、
    上記上位装置より簡易識別情報を用いてデータのリード、またはライトの命令を受信した際、上記記憶手段に記憶されているアクセス鍵情報を用いてこの簡易識別情報に対応する固有の識別情報を有する当該情報記憶媒体との通信を制御する第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする制御装置。
  10. 上位装置に接続され、無線通信機能を有する情報記憶媒体と無線通信を行う制御装置の通信制御方法であって、上記上位装置より複数の上記情報記憶媒体との通信要求を受信した際、上記情報記憶媒体への通信要求信号を送信し、この通信要求信号に応じた上記情報記憶媒体からの固有の識別情報を含む応答信号を受信し、この受信できた1つまたは複数の情報記憶媒体の固有の識別情報に対して、この固有の識別情報より情報量の少ない簡易識別情報を割り当て、この割り当てた簡易識別情報を上記上位装置へ返答し、上記上位装置からの上記簡易識別情報を用いた通信命令に応じて当該情報記憶媒体と通信制御を行うことを特徴とする制御装置の通信制御方法。
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