WO2005050547A1 - 無線タグ回路素子収容器および無線タグ情報通信装置 - Google Patents

無線タグ回路素子収容器および無線タグ情報通信装置 Download PDF

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Abstract

 UHF帯等の高周波を用いる場合であっても、簡易な構造かつ簡便な手法により書込み対象の無線タグ回路素子との間でのみ無線タグ情報の通信を行うことができる無線タグ回路素子収容器および無線タグ情報通信装置を提供する。  無線タグ回路素子24aに対して、ID(識別情報)を問い合わせる信号を発信する(S1)。この問い合わせに対し複数の無線タグ回路素子24aから返答の電波を受信する(S2)。次に、受信した複数の無線タグ回路素子24aからの返答の電波に含まれるIDを抽出し(S3)、これらのIDを順次比較して(S4)、最も順番が早いIDを特定する(S5)。例えば、上記のようにIDが昇順の番号で付されている場合には、最も小さい番号を特定する。そして、特定したIDを含めた書込み命令をその無線タグ回路素子24aに書込む書込み情報に伴って送信する(S6)。

Description

明 細 書
無線タグ回路素子収容器および無線タグ情報通信装置
技術分野
[0001] 本発明は、無線通信により外部と情報の授受が可能な無線タグに関わり、特に無 線タグを複数収容する無線タグ回路素子収容器および無線タグに備えられた無線タ グ回路素子との間で外部より無線タグ情報の読み取り又は書込みを無線通信によつ て行う無線タグ情報通信装置に関する。
背景技術
[0002] 小型の無線タグとリーダ (読み取り装置) Zライタ (書込み装置)との間で非接触で 情報の読み取り Z書き込みを行う RFID(Radio Frequency Identification)システム が知られている。例えば、ラベル状の無線タグに備えられた無線タグ回路素子は、所 定の情報を記憶する IC回路部と、この IC回路部に接続されて情報の送受信を行うァ ンテナ部とを備えており、無線タグが汚れて 、る場合や見えな 、位置に配置されて!ヽ る場合であっても、リーダ Zライタ側より IC回路部に対して情報の読み取り Z書き込 みが可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されて いる。
[0003] このような無線タグ回路素子に対し情報の書込みを行うライタ (書込み装置)として は、例えば、特許文献 1に記載のものが知られている。この従来技術では、所定間隔 で長方形状のラベルが貼り付けられた帯状の用紙を用紙供給部力 順次巻き出して 筐体の一方側から供給し、筐体内のモジュールで生成した所定の情報を、上記帯状 用紙の搬送路に設けた読み取り Z書き込みアンテナを介してラベルに貼り付けられ た無線タグ回路素子側に送信することにより、無線タグ回路素子の ic回路部に対し て順次書き込みが行われ、最終的に筐体の他方側から排出する。
特許文献 1 :特開 2002— 2026号公報(段落番号 0002— 0009、 01-4) 発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] 無線タグとの通信においては、その周波数帯域として、従来、古くから利用されてい る 125KHz帯、利用実績が多い 13.56MHz帯等が用いられてきた。しかしながら、これ らの帯域を用いたものでは通信距離が短くなるため、無線タグとしての用途が限られ てしまうという難点があった。そこで、今後は、周波数帯域として、欧米で多く利用され て!、る UHF帯等(830— 930MHz帯、 2.45GHz帯等)の高周波の利用が考えられつつ ある。
[0005] 上記従来技術においては、このような高周波帯を利用する場合についてまで特に 配慮されていないため、そのままでは、通信距離が長くなることによって本来の情報 書込み対象である無線タグ回路素子のみならず、後続の他の無線タグ回路までが通 信可能エリア内に入ることになり、外部から対象無線タグに対して無線タグ情報の問 V、合わせの通信を行う場合、後続の他の無線タグ回路素子からも応答信号が発せら れたりして、対象の無線タグ回路素子との間でのみ無線タグ情報の通信を行うことが できな!/ヽと 、う問題点があった。
[0006] 本発明の目的は、上記問題点を解決するために為されたもので、 UHF帯等の高 周波を用いる場合であっても、簡易な構造かつ簡便な手法により書込み対象の無線 タグ回路素子との間でのみ無線タグ情報の通信を行うことができる無線タグ回路素子 収容器および無線タグ情報通信装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0007] 上記課題の目的を達成するために、本発明の請求項 1に記載の無線タグ回路素子 収容器は、アンテナ部と、識別情報を記憶する記憶部と、前記アンテナ部が受信した 識別情報の問い合わせ信号に応答して前記記憶部に記憶された識別情報を送信す る送信部とを備えた無線タグ回路素子を複数収容し、所定の順序で取出し可能に構 成され、前記記憶部は、前記無線タグ回路素子収容器力 の取出し順序に関連して 予め定められた所定の規則に従う順序情報を前記識別情報として記憶するものであ る。
[0008] 請求項 2記載の無線タグ回路素子収容器は、請求項 1記載の無線タグ回路素子収 容器において、前記無線タグ回路素子は、前記アンテナ部を介して書込むための書 込み情報を受信する受信部と、その受信部が受信した書込み情報に含まれる識別 情報が前記記憶部に記憶された識別情報と一致する場合に前記書込み情報を記憶 する情報記憶部とを備えて 、る。
[0009] 請求項 3記載の無線タグ回路素子収容器は、請求項 1又は 2に記載の無線タグ回 路素子収容器にお!ヽて、前記所定の規則の種類を識別する規則種類識別情報を記 載したマークを、無線タグ回路素子収容器の外面に識別可能に設けて 、る。
[0010] 請求項 4記載の無線タグ回路素子収容器は、請求項 1から 3のいずれかに記載の 無線タグ回路素子収容器において、前記複数の無線タグ回路素子は、リボン状の基 材に識別情報に対応する順序で配列されて内包されている。
[0011] 請求項 5記載の無線タグ回路素子収容器は、請求項 1から 4のいずれかに記載の 無線タグ回路素子収容器において、前記順序情報は、昇順または降順に従う数字 列である。
[0012] 請求項 6記載の無線タグ回路素子収容器は、請求項 1から 4のいずれかに記載の 無線タグ回路素子収容器において、前記順序情報は、ビット列よりなるハミング符号 により構成され、各々のビット列の少なくとも 2つ隣以内に配置されたビット列のハミン グ距離が 3以上離れて 、るものである。
[0013] 請求項 7記載の無線タグ情報通信装置は、アンテナ部と、無線タグ回路素子収容 器からの取出し順序に関連して予め定められた所定の規則に従う順序情報により構 成される識別情報を記憶する記憶部と、その記憶部に記憶された識別情報を送信す る送信部と、前記アンテナ部が受信した書込み情報を記憶する情報記憶部とを備え た無線タグ回路素子を複数収容する無線タグ回路素子収容器を収納する収納部と、 複数の無線タグ回路素子が送信する複数の識別情報を受信する受信部と、その受 信部により受信した複数の識別情報の中から、その識別情報を構成する順序情報に 基づいて前記所定の規則に従っていずれかの識別情報を特定する特定部とを備え ている。
[0014] 請求項 8記載の無線タグ情報通信装置は、請求項 7記載の無線タグ情報通信装置 にお 、て、複数の無線タグ回路素子に対してそれぞれの無線タグ回路素子が有する 識別情報の送信を要求する識別情報要求部を備え、前記受信部は、その識別情報 要求部による識別情報の要求に応答して複数の無線タグ回路素子が送信する識別 情報を受信するものである。 [0015] 請求項 9記載の無線タグ情報通信装置は、請求項 7又は 8に記載の無線タグ情報 通信装置において、前記無線タグ回路素子は、前記アンテナ部を介して書込むため の書込み情報を受信する受信部と、その受信部が受信した書込み情報に含まれる 識別情報が、前記記憶部に記憶された識別情報と一致する場合に、前記書込み情 報を記憶する情報記憶部とを備えて 、るものであって、前記特定部により特定された 識別情報を含む書込み命令を無線タグ回路素子に書込む書込み情報に伴なつて送 信する送信部とを備えて ヽる。
[0016] 請求項 10記載の無線タグ情報通信装置は、請求項 7から 9のいずれかに記載の無 線タグ情報通信装置において、無線タグ回路素子を内包するリボン状の基材に印刷 を行う印刷部を備え、前記送信部は、その印刷部が印刷する内容に対応する書込み 情報を送信するものである。
[0017] 請求項 11記載の無線タグ情報通信装置は、請求項 7から 10のいずれかに記載の 無線タグ情報通信装置において、前記特定部は、無線タグ回路素子収容器が有す る規則種類識別情報を検出する規則種類検出部を備え、その規則種類検出部によ り検出された規則種類に応じて受信した複数の識別情報の中からいずれかの識別 情報を特定するものである。
[0018] 請求項 12に記載の無線タグ情報通信装置は、請求項 7から 11のいずれかに記載 の無線タグ情報通信装置において、前記受信部が受信したハミング符号により構成 される複数の識別情報に基づ 、て、誤りのある識別情報を認識する認識部を備えて いる。
[0019] 請求項 13に記載の無線タグ情報通信装置は、請求項 7から 12のいずれかに記載 の無線タグ情報通信装置において、前記特定部は、一度特定した識別情報に基づ いて、所定の規則に従う識別情報を有する無線タグ回路素子が存在する力否かを再 度検出する再検出部を備えている。
[0020] 請求項 14に記載の無線タグ情報通信装置は、アンテナ部と、無線タグ回路素子収 容器力ゝら取出される順序に関連した順序情報により構成される識別情報を記憶する 記憶部と、その記憶部に記憶された識別情報を送信する送信部と、前記アンテナ部 が受信した書込むための書込み情報に含まれる識別情報が、前記記憶部に記憶さ れた識別情報と一致する場合に、その書込み情報を記憶する情報記憶部とを備えて V、る無線タグ回路素子を複数収容し、取出し可能に構成されて 、る無線タグ回路素 子収容器を着脱自在に収納する収納部と、その収納部から前記無線タグ回路素子 を所定の書込み位置に取出すための取出し部と、無線タグ回路素子に対してその無 線タグ回路素子が有する識別情報の送信を要求する識別情報要求部と、その識別 情報要求部による識別情報の要求に応答して無線タグ回路素子が送信する識別情 報を受信する受信部と、その受信部により受信した識別情報が複数個存在する場合 、その複数個の識別情報の中から識別情報を構成する順序情報に基づいて前記書 込み位置に取出された無線タグ回路素子の識別情報を特定する特定部と、その特 定部により特定された識別情報を含む書込み命令を無線タグ回路素子に書込む書 込み情報に伴なつて送信する送信部とを備えている。
発明の効果
[0021] 請求項 1に記載の無線タグ回路素子収容器によれば、収容されて 、る無線タグ回 路素子は、無線タグ回路素子収容器からの取出し順序に関連して予め定められた所 定の規則に従う識別情報を送信するので、無線タグ回路素子収容器力もの取出し順 序に対応して、無線タグ回路素子を特定することができるという効果がある。
[0022] 請求項 2記載の無線タグ回路素子収容器によれば、請求項 1に記載の無線タグ回 路素子収容器の奏する効果に加え、アンテナ部が受信した書込み情報に含まれる 識別情報が、記憶部に記憶された識別情報と一致する場合に、書込み情報を記憶 する情報記憶部を備えているので、書込み情報を、特定された識別情報を含む書込 み情報とすることにより、特定された無線タグ回路素子のみにその書込み情報を書込 むことができると!、う効果がある。
[0023] 請求項 3記載の無線タグ回路素子収容器によれば、請求項 1又は 2に記載の無線 タグ回路素子収容器の奏する効果に加え、所定の規則に対応する規則の種類を識 別する規則種類識別情報を記載したマークを無線タグ回路素子収容器に識別可能 に設けたので、いずれの規則に従った識別情報を有する無線タグ回路素子を収容し ているのかを識別し、その識別した規則に従って識別情報を特定することができると いう効果がある。 [0024] 請求項 4記載の無線タグ回路素子収容器によれば、請求項 1から 3のいずれかに 記載の無線タグ回路素子収容器の奏する効果に加え、複数の無線タグ回路素子は 、リボン状の基材に識別情報に対応する順序で配列されて内包されているので、リボ ン状の基材を順次取出すことにより所定の順序で無線タグ回路素子を取出すことが できるという効果がある。
[0025] 請求項 5記載の無線タグ回路素子収容器によれば、請求項 1から 4のいずれかに 記載の無線タグ回路素子収容器の奏する効果に加え、所定の規則に従う順序情報 は、昇順または降順に従う数字列であるので、簡単な演算により複数の順序情報の 中から識別情報を特定することができるという効果ある。
[0026] 請求項 6記載の無線タグ回路素子収容器によれば、請求項 1から 4のいずれかに 記載の無線タグ回路素子収容器の奏する効果に加え、識別情報はビット列よりなる ノ、ミング符号により構成され、各々のビット列の少なくとも 2つ隣以内に配置されたビ ット列のハミング距離が 3以上離れて 、るものであるので、複数の識別情報を受信し、 その受信した識別情報のいずれかに誤りがあった場合に、その誤りを認識することが できるという効果がある。
[0027] 請求項 7記載の無線タグ情報通信装置によれば、無線タグ回路素子収容器からの 取出し順序に関連した識別情報を記憶し、その識別情報を送信する送信部を備えた 無線タグ回路素子を収納する収納部と、複数の無線タグ回路素子が送信する複数 の識別情報を受信する受信部と、その受信部により受信した複数の識別情報の中か ら、その識別情報を構成する順序情報に基づ 、て 、ずれかの識別情報を特定する 特定部とを備えているので、無線タグ回路素子を取出す順序に対応して無線タグ回 路素子を特定することができるという効果がある。
[0028] 請求項 8記載の無線タグ情報通信装置によれば、請求項 7に記載の無線タグ情報 通信装置の奏する効果に加え、複数の無線タグ回路素子に対してそれぞれの無線 タグ回路素子が有する識別情報の送信を要求する識別情報要求部を備え、受信部 は、その識別情報要求部による識別情報の要求に応答して複数の無線タグ回路素 子が送信する識別情報を受信するものであるので、取出し順序に応じて無線タグ回 路素子を特定する必要があるときに、識別情報要求部により識別情報の送信を要求 し、その時の取出し順序に応じて無線タグ回路素子を特定することができるという効 果がある。
[0029] 請求項 9記載の無線タグ情報通信装置によれば、請求項 7又は 8に記載の無線タ グ情報通信装置の奏する効果に加え、無線タグ回路素子は、受信部が受信した書 込み情報に含まれる識別情報が、記憶部に記憶された識別情報と一致する場合に、 その書込み情報を記憶する情報記憶部を備えて 、るものであって、無線タグ通信装 置は、特定部により特定した識別情報を含む書込み命令を無線タグ回路素子に書 込む書込み情報に伴なつて送信する送信部とを備えているので、取出し順序に応じ て特定した無線タグ回路素子にのみ、書込み情報を書込むことができるという効果が ある。
[0030] 請求項 10記載の無線タグ情報通信装置によれば、請求項 7から 9のいずれかに記 載の無線タグ情報通信装置の奏する効果に加え、無線タグ回路素子を内包する基 材に印刷を行う印刷部を備え、送信部は、その印刷部が印刷する内容に対応する情 報を送信するものであるので、印刷する情報に対応した情報を無線タグ回路素子に 書込むことができるという効果がある。
[0031] 請求項 11記載の無線タグ情報通信装置によれば、請求項 7から 10のいずれかに 記載の無線タグ情報通信装置の奏する効果に加え、特定部は、無線タグ回路素子 収容器が有する規則種類識別情報を検出する規則種類検出部を備え、受信した複 数の識別情報の中から、その規則種類検出部により検出された規則種類に応じてい ずれかの識別情報を特定するものであるので、無線タグ情報通信装置は、種々の規 則種類に従った順序情報を有する無線タグ回路素子収容器であっても、その規則種 類を識別して取出し順序に応じた無線タグ回路素子を特定することができるという効 果がある。
[0032] 請求項 12に記載の無線タグ情報通信装置によれば、請求項 7から 11のいずれか に記載の無線タグ情報通信装置の奏する効果に加え、受信部が受信したハミング符 号により構成される複数の識別情報に基づいて、誤りのある識別情報を認識する認 識部を備えているので、ノイズなどにより識別情報が誤って受信された場合であって も、誤って受信された識別情報であることを認識することができるという効果がある。 [0033] 請求項 13に記載の無線タグ情報通信装置によれば、請求項 7から 12のいずれか に記載の無線タグ情報通信装置の奏する効果に加え、特定部は、一度特定した識 別情報に基づいて、所定の規則に従う識別情報を有する無線タグ回路素子が存在 する力否かを再度検出する再検出部を備えているので、一度特定部特定した識別 情報が誤った識別識別を特定した場合であっても、正し 、識別情報を特定すること ができるという効果がある。
[0034] 請求項 14に記載の無線タグ情報通信装置によれば、アンテナ部を介して書込み のための書込み情報を受信しその書込み情報を記憶する情報記憶部と、受信部が 受信した書込み情報に含まれる識別情報が、前記記憶部に記憶された識別情報と 一致する場合に、その書込み情報に基づき情報記憶部に書込みを行う書込み制御 部とを備えている無線タグ回路素子を複数収容するものであって、受信部が受信に した複数の識別情報力 取出し順序に対応して識別情報を特定し、その特定した識 別情報を含む書込み命令を無線タグ回路素子に書き込む書込み情報に伴なつて送 信する送信部とを備えて 、るので、取出し順序に応じて特定した無線タグ回路素子 にのみ、書き込み情報を書込むことができるという効果がある。また、収納部に収納さ れた無線タグ回路素子を所定の書き込み位置に取出し、識別情報の要求を行った 後、受信した識別情報に基づいて書き込み位置に取出した無線タグ回路素子を特 定し、その無線タグ回路素子に書き込み情報を送信することができるので、簡単な操 作で、即座に無線タグラベルを作成することができると 、う効果もある。
図面の簡単な説明
[0035] [図 1]本発明が好適に適用される無線タグ生成システムを説明する図である。
[図 2]無線タグ情報通信装置の構成を示す図である。
[図 3]無線タグ回路素子の構成を説明する図である。
[図 4]無線タグラベルの外観を説明する平面図である。
[図 5]無線タグラベルの外観を説明する底面図である。
[図 6]無線タグラベルの断面図である。
[図 7]カートリッジの構成を詳しく説明する図である。
[図 8]カートリッジ 28の外側に付されたバーコードおよびそのバーコード 108を読み 取る読取りセンサ 33を示す図である
[図 9]無線タグ情報通信装置の制御回路の構成を説明する回路ブロック図である。
[図 10]無線タグ情報通信装置による無線タグ回路素子への情報書き込み動作を模 式的に説明する図である。
[図 11]無線タグ情報通信装置による無線タグ回路素子への情報書き込み動作を説 明するフローチャートである。
[図 12]無線タグ回路素子による無線タグ通信装置との情報交換動作を説明するフロ 一チャートである。
[図 13]無線タグ情報通信装置による無線タグ回路素子への情報書き込み動作を説 明するフローチャートである。
[図 14]無線タグ情報通信装置による無線タグ回路素子への情報書き込み動作を説 明するフローチャートである。
[図 15]ハミング符号の生成処理を表わすフローチャートである。
[図 16]複数のハミング符号による HD情報を受信した場合の、誤りを認識する処理を表 わすフローチャートである。
[図 17]カセット内に収納されたタグストラップを模式的に表わす図である。
符号の説明
10:無線タグ生成システム、 12:無線タグ情報通信装置、 14:通信回線、 16:ルート サーバ、 18:端末、 20:汎用コンピュータ、 22:情報サーバ、 24:無線タグラベル、 24 a:無線タグ回路素子、 26:タグテープ、 28:カートリッジ (無線タグ回路素子収容器) 、 30:カートリッジ用パルスモータ、 31:カートリッジホルダ(収納部)、 32:カートリッジ 用パルスモータ駆動回路、 33:読取りセンサ (規則種類検出部)、 34:サーマルへッ ド(印刷部)、 36:印刷駆動回路、 38:送出ローラ (取出し部)、 40:送出ローラ用パル スモータ、 42:送出ローラ駆動回路、 44:搬出口、 46:搬送ガイド、 48:ソレノイド、 50 :カツタ、 52:センサ、 54:装置側アンテナ部、 56:高周波回路、 58:信号処理回路、 60:制御回路、 60a:送信部、 60b:受信部、 60c:特定部、 60d:再検出部、 60e:識 別情報要求部、 60f:認識部、 62:入出力インターフェイス、 64:アンテナ部、 66:整 流部、 68:電源部、 70:クロック抽出部、 72:メモリ、 72a:順序情報記憶部、 72b:情 報記憶部、 74 :変復調部、 76 :制御部(書込み制御部)、 76a :送信部、 76b :受信部 、 78 :印字、 80 :IC回路部、 82 :ベースフィルム、 84, 88 :粘着層、 86 :カノ一フィル ム、 90 :剥離紙、 92 :基材テープ、 94 :第 1ロール、 96 :第 2ロール、 98 :インクリボン、 100 :インクリボンロール、 102 :卷取ローラ、 104 :圧着ローラ、 106 :ハウジング、 10 8 :バーコード (規則種類識別情報を記載したマーク)、 140 : CPU, 142 :ROM、 14 4 : RAM, 150 :カセット、 152 :タグストラップ、 EA:電波到達範囲
発明を実施するための最良の形態
[0037] 以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
[0038] 図 1は、本発明が好適に適用される無線タグ生成システム 10を説明する図である。
この無線タグ生成システム 10にお 、て、本発明の一実施例である複数の無線タグ情 報通信装置 12は、有線或いは無線による通信回線 14を介してルートサーバ 16、端 末 18、汎用コンピュータ 20、及び複数の情報サーバ 22に接続されている。
[0039] この無線タグ生成システム 10では、端末 18又は汎用コンピュータ 20において、無 線タグラベル 24に書込む情報や無線タグラベル 24の印刷範囲に印刷する文字など の情報がユーザにより入力されるとともに、情報サーバ 22に記憶されている物品情 報のアドレスと、ルートサーバ 16におけるそれらの対応情報の格納先アドレス等が指 定されることにより、無線タグ情報通信装置 12により無線タグに内包される無線タグ 回路素子 24aに識別情報および物品情報等が書込まれ、無線タグラベル 24の印刷 範囲に、印刷が行われる。
[0040] 図 2は、上記無線タグ情報通信装置 12の構成を説明する図である。この無線タグ 情報通信装置 12は、図 4および図 6に示す無線タグラベル 24を作成するためのもの で、後述するように所定の印字文字等の印刷を施したり、所望の書き込み ID及び物 品情報等を IC回路部 80に書き込む等してユーザの要望に応じた無線タグラベル 24 を即座に作成できるようにしたもので、その無線タグラベル 24の素材となるタグテー プ 26を生成するための後述するカバーフィルム 86、インクリボン 98、アンテナ部 64 及び IC回路部 80から成る無線タグ回路素子 24aが所定の間隔で帯状に配設された 基材テープ 92等を収納する着脱自在のカートリッジ 28と、このカートリッジ 28を着脱 自在に収納するカートリッジホルダ 31と、カートリッジ用パルスモータ 30を駆動してそ のカートリッジ 28からタグテープ 26の送出を制御するカートリッジ用パルスモータ駆 動回路 32と、無線タグ回路素子 24aにカートリッジ力も取出される順序に応じた識別 情報の種類を記載したカートリッジの外側に付されたマークを読み取る読取センサ 3 3と、上記タグテープ 26に印刷を行うためにサーマルヘッド 34の駆動を制御する印 刷駆動回路 36と、そのタグテープ 26を矢印で示す方向に送出するための送出ロー ラ 38と、送出ローラ用パルスモータ 40を介してその送出ローラ 38の駆動を制御する 送出ローラ駆動回路 42と、上記タグテープ 26をカートリッジ 28から搬出口 44へ案内 するための搬送ガイド 46と、ソレノイド 48の駆動に応じてそのタグテープ 26を所定の 長さで切断して個々の無線タグラベル 24に分割するカツタ 50と、上記搬出口 44にお けるそのタグテープ 26の有無を検出するセンサ 52と、上記無線タグ回路素子 24aと の間で通信を行うための装置側アンテナ部 54と、その装置側アンテナ部 54を介して その無線タグ回路素子 24aに情報を書き込むための高周波回路 56と、その無線タグ 回路素子 24aから読み出された信号を処理して情報を読み出すための信号処理回 路 58と、上記カートリッジ用ノ ルスモータ駆動回路 32、読取センサ 33、印刷駆動回 路 36、送出ローラ駆動回路 42、ソレノイド 48、高周波回路 56、及び信号処理回路 5 8等を介して上記無線タグ情報通信装置 12の駆動を制御するための制御回路 60と を、備えて構成されている。その制御回路 60は、入出力インターフェイス 62により上 記通信回線 14に接続されている。
[0041] カートリッジ 28は、カートリッジホルダ 31に設けられた図示しない蓋を開閉し、着脱 できるように構成され、幅の異なるタグテープや種々の識別情報が予め記憶された無 線タグ回路素子 24aを収納したカートリッジ 28を収納することができる。すなわち、本 実施例では、上記カートリッジ 28が無線タグ回路素子収容器に、カートリッジホルダ 3 1がそのカートリッジ 28を収容する収納部にそれぞれ相当する。
[0042] また、図 2に示すように、前記制御回路 60は、前記複数の無線タグ回路素子 24aに 向けて所定の送信信号を送信する送信部 60aと、それら複数の無線タグ回路素子が 送信する複数の識別情報を受信する受信部 60bと、その受信部 60bにより受信した 複数の識別情報の中から、その識別情報を構成する順序情報に基づいて後述する 所定の規則に従っていずれかの識別情報を特定する特定部 60cと、その特定部 60c に含まれ、一度特定した識別情報に基づいて、所定の規則に従う識別情報を有する 無線タグ回路素子 24aが存在するか否かを再度検出する再検出部 60dと、前記複数 の無線タグ回路素子 24aに対してそれぞれの無線タグ回路素子 24aが有する識別 情報の送信を要求する識別情報要求部 60eと、上記受信部 60bが受信したハミング 符号により構成される複数の識別情報に基づいて、誤りのある識別情報であることを 認識する認識部 60fとを、機能的に備えている。
[0043] 図 3は、上記無線タグ回路素子 24aの構成を説明する図である。この図 3に示すよう に、上記無線タグ回路素子 24aは、前記無線タグ情報通信装置 12と UHF等の高周 波を用いた RFID通信により信号の送受信を行うためのアンテナ部 64と、そのアンテ ナ部 64により受信された搬送波を整流する整流部 66と、その整流部 66により整流さ れた搬送波のエネルギを蓄積するための電源部 68と、上記アンテナ部 64により受信 された搬送波力もクロック信号を抽出して制御部 76に供給するクロック抽出部 70と、 無線タグ回路素子収容器力 無線タグ回路素子 24aの取出し順序に関連して予め 定められた所定の規則に従う順序情報を記憶する順序情報記憶部 72aと所定の情 報を記憶し得る情報記憶部 72bとを有するメモリ 72と、上記アンテナ部 64に接続さ れた変復調部 74と、上記整流部 66、クロック抽出部 70、及び変復調部 74等を介し て上記無線タグ回路素子 24aの作動を制御するための制御部 76とを、備えて構成さ れている。この制御部 76は、前記無線タグ情報通信装置 12と通信を行うことにより上 記メモリ 72に上記所定の情報を記憶する制御や、上記アンテナ部 64により受信され た搬送波を変復調部 74にお 、て上記メモリ 72に記憶された情報信号に基づ 、て変 調したうえで反射波として上記アンテナ部 64から反射返信する制御等の基本的な制 御を実行する。すなわち、上記アンテナ部 64が受信した識別情報の問い合わせ信 号に応答して上記メモリ部 72に記憶された識別情報を送信する送信部 76aと、上記 メモリ部 72に書込むための書込み情報を上記アンテナ部 64を介して受信する受信 部 76bとを、機能的に備えている。また、上記整流部 66、電源部 68,クロック抽出部 70、変復調部 74、制御部 76、及びメモリ 72は、一つの集積回路である IC回路部 80 内に形成されている。
[0044] 図 4は、前記無線タグラベル 24の外観を示す平面図であり、図 5は、同じく前記無 線タグラベル 24の外観を示す底面図である。図 4に示すように、前記無線タグラベル 24の片側の面 (表面)には、例えば、ユーザにより入力された「RF— ID」等の印字 78 がカバーフィルム 86に形成されている。また、図 5に示すように、無線タグラベル 24 の裏面は、剥離紙 90が粘着されて 、て何も印刷されて 、な!/、。
[0045] 図 6は、無線タグラベル 24の断面を示す図であり、図 4の VI-VI視断面図である。上 記整流部 66、電源部 68、クロック抽出部 70、メモリ 72、変復調部 74、及び制御部 7 6等を含む IC回路部 80は、 PET (ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベ 一スフイルム 82と一体的に設けられており、上記アンテナ部 64は、そのベースフィル ム 82の表面に印刷等により形成されている。そして、そのベースフィルム 82の表側に は粘着層 84を介して透明なカバーフィルム 86が、裏側には粘着層 88を介して剥離 紙 90がそれぞれ接着されている。上記印字 78は、上記カバーフィルム 86の裏面す なわち上記粘着層 84側の面に印刷されている。また、前記無線タグラベル 24が所定 の商品等に貼り付けられる際には、上記剥離紙 90が剥がされて粘着層 88により接 着される。
[0046] 図 7は、前記カートリッジ 28 (無線タグ回路素子収容器)の構成を詳しく説明する図 である。このカートリッジ 28には、一部を拡大して示すように、前記アンテナ部 64及び IC回路部 80等力もなる無線タグ回路素子 24aが所定の間隔で配置された帯状の基 材テープ 92が卷回された第 1ロール 94と、その基材テープ 92と略同じ幅である前記 カバーフィルム 86が卷回された第 2ロール 96と、インクリボン 98が卷回されたインクリ ボンロール 100と、そのインクリボン 98を巻き取るための卷取ローラ 102と、上記基材 テープ 92とカバーフィルム 86とを押圧してそれらを接着させつつ矢印で示す方向に テープ送りをする圧着ローラ 104とが、それぞれの軸心回りに自転可能に設けられて いる。上記第 1ロール 94及び第 2ロール 96は、図面では同心円状に描かれているが 、実際には芯に巻かれた渦巻き状になっている。上記インクリボンロール 100及び卷 取ローラ 102は、上記カバーフィルム 86の裏面側すなわち上記基材テープ 92と接 着される側に配設されており、上記インクリボン 98は、前記無線タグ情報通信装置 1 2本体に設けられたサーマルヘッド 34に押圧されることで、上記カバーフィルム 86の 裏面に当接させられるようになって!/、る。 [0047] 前記タグテープ 26の形成においては、前記カートリッジ用パルスモータ 30の駆動 により上記卷取ローラ 102と圧着ローラ 104とが矢印で示す方向にそれぞれ同期し て自転させられる。この際に、前記印刷駆動回路 36により前記サーマルヘッド 34に 備えられた複数の発熱素子に通電されると、前記カバーフィルム 86の裏面すなわち 上記基材テープ 92と接着される側の面に所定の文字や記号、或いはバーコード等 が印刷され、その印刷が行われたうえで上記圧着ローラ 104により上記基材テープ 9 2と接着されて前記タグテープ 26として形成される。前記無線タグラベル 24の作成に 際しては、前記高周波回路 56等によりそのタグテープ 26に備えられた各無線タグ回 路素子 24aの IC回路部 80に所定の情報が書き込まれた後、前記カツタ 50により所 定の長さで切断されて個々の無線タグラベル 24に分割される。すなわち、本実施例 では、前記送出ローラ 38が取出し部に、サーマルヘッド 34が印刷部にそれぞれ相 当する。
[0048] 個々の無線タグ回路素子 24aには、カートリッジ 28に収容されている順序 (言い換 えれば取出される順序)に応じて、所定の規則に基づいて付与された識別情報が予 め記憶されている。この所定の規則の種類が識別できるように、カートリッジ 28のハウ ジング 106の外側に、その規則の種類が認識可能なように、規則種類識別情報を記 載したマークであるバーコード 108が付与されている。
[0049] 図 8は、カートリッジ 28とそのカートリッジ 28のハウジング 106の外側に付されたバ 一コードおよびそのバーコード 108を読み取る読取センサ 33を示す図である。無線 タグ情報通信装置 12は、その動作を開始する際には、読取センサ 33がカートリッジ 2 8のハウジング 106の外側に付されて無線タグ回路素子 24aがカートリッジ 28に収容 されている順序に応じた識別情報の規則の種類を保持するバーコード 108を読み取 り、どのような規則の識別情報が記憶されているのかを識別する。その後、読み書き 動作を行う際にその識別情報を用いて先頭の無線タグ回路素子 24aを特定し、書き 込み動作を行うのである(後に詳述する)。すなわち、本実施例では、前記読取りセン サ 33が前記カートリッジ 28の有する規則種類識別情報を検出する規則種類検出部 に相当する。この識別情報としては、降順のもの、昇順のもの、後で詳細を説明する ノ、ミング符号によるもの等がある。ノ、ミング符号を用いたものにあっては用いて!/ヽるハ ミング符号の種類も識別可能なようにバーコードによるマークが付されている。
[0050] 図 9は、前記無線タグ情報通信装置 12の制御回路 60の構成を説明する回路プロ ック図である。この図 9に示すように、前記制御回路 60は、中央演算処理装置である CPU140、 ROM (Read Only Memory) 142、及び RAM (Random Access Memory) 144等力も成り、 RAM144の一時記憶機能を利用しつつ ROM142に予め記憶され たプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータである。入出力インタ 一フェイス (lZO) 62は、入出力回路であり、上記読取センサ 33およびセンサ 52の 検出信号を入力し、上記、無線タグ回路素子 24aとの送受信信号を処理して情報を 読み出すための信号処理回路 58と情報を入出力し、カートリッジ用パルスモータ駆 動回路 32、印刷駆動回路 36、送出ローラ駆動回路 42、ソレノイド 48等を駆動する信 号を出力する。また、この制御回路 60は、前記入出力インターフェイス 62を介して前 記通信回線 14に接続されており、前記ルートサーバ 16、端末 18、汎用コンピュータ 20、及び情報サーバ 22等との間で情報のやりとりが可能とされている。
[0051] 図 10は、本発明の概要を説明する図である。第 1ロール 94には、複数の無線タグ 回路素子 24aが収納され、個々の無線タグ回路素子 24aに情報を書込む場合、予め 、各無線タグ回路素子 24aには、収納されている順にそのメモリ 72の順序情報記憶 部 72aに識別情報としての順序情報(以下、 IDという)を記憶しておく。この図におい ては、第 1ロール 94の先頭力 順に、 ID : 1、 ID : 2、というように昇順に従って順序番 号力 なる識別情報が記憶されている。無線タグ情報通信装置 12 (ライター)が、そ の IDを問い合わせる電波を発信すると、その電波の到達範囲 EAに含まれ、問い合 わせた信号を受信した無線タグ回路素子 24aは、自己の有する IDを応答する。無線 タグ情報通信装置 12は、複数の IDを受信した場合、これらの中で最も番号が小さい 、すなわち順番が早い番号を特定し、その特定された無線タグ回路素子 24aに対し て書き込む情報を送信する。図 10においては、 ID: 1が最も順番が早いので、 ID: 1 という識別番号を付して書き込むべき情報を電波により送信する。
[0052] 先頭に位置する ID: 1という IDを有する無線タグ回路素子 24aは、その受信した電 波に含まれる IDと、自己の IDとが一致するので、受信した電波に含まれる書込むベ き情報をメモリ 72の情報記憶部 72bに記憶する。これ以外の無線タグ回路素子 24a は、受信した電波に含まれる IDと自己の IDとが一致しないので、この電波を無視す る。したがって、先頭の無線タグ回路素子 24aのみに、この情報を記憶させることがで きる。以下、無線タグ情報通信装置 12及び無線タグ回路素子 24aが行う処理につい て説明する。
[0053] 図 11は、無線タグ情報通信装置 12の CPU140が実行する無線タグ回路素子 24a への情報の書込み処理プログラムのフローチャートである。
[0054] まず、無線タグ回路素子 24aに対して、 IDを問い合わせる電波を発信する(Sl)。
この問い合わせに対する複数の無線タグ回路素子 24aから返答の電波を受信する( S2)。次に、受信した複数の無線タグ回路素子 24aからの返答に含まれるそれぞれ の IDを抽出する(S3)。次に、これら複数の IDを順次比較し (S4)、最も順番が早い I Dを特定する(S5)。例えば、上記のように IDが昇順の番号で付されている場合には 、最も小さい番号の IDが特定される。そして、特定された IDを含む書込み命令をそ の無線タグ回路素子 24aに書込む書込み情報に伴って電波により送信し (S6)処理 を終了する。
[0055] 一方、この書き込み情報を含む電波を受信し、処理する無線タグ回路素子 24aに おける処理を図 12のフローチャートを用いて説明する。
[0056] まず、 IDを問 、合わせる電波を受信する(SI 1)と、受信した電波をデジタル信号 に復調し (S12)、そのデジタル信号から命令コマンドを抽出する(S13)。その命令が 書込み命令か否かを判断し(S 14)、書込み命令である場合には(S 14: Yes) S 12の 処理で復調したデジタル信号から IDを抽出し (S15)、無線タグ回路素子 24aが有す る IDをメモリ 72の順序情報記憶部 72aから読み出す (S16)。次に受信した IDとメモ リ 72に記憶している IDがー致するか否かを判断し (S17)、一致する場合には、受信 した電波は、自己の無線タグ回路素子 24aに送信されたものであるので、 S12の処 理で復調したデジタル信号力も書き込む情報を抽出し (S18)、その情報をメモリ 72 の情報記憶部 72bに書き込む(S 19)。一方、 S 17の判断処理において、 IDがー致 しないと判断された場合 (S 17 : No)は、この一連の処理を終了する。また、 S14の書 込み命令であるか否かの判断処理にぉ 、て、書込み命令ではな 、と判断された場 合は(S14 :No)、その命令に従って処理を行い(S20)、この一連の処理を終了する [0057] 上記処理により、カートリッジ 28に複数の無線タグ回路素子 24aが収納されている 場合に、収納されている順番に応じた IDが無線タグ回路素子 24aに予め記憶されて V、れば、その収納部から取出される先頭の無線タグ回路素子 24aを特定することが でき、その特定された無線タグ回路素子 24aにのみ所定の情報を書き込むことがで きる。
[0058] 図 11のフローチャートでは省略した力 無線タグ回路素子 24aを内包する無線タグ ラベル 24の印刷領域に、無線タグ回路素子 24aに書込む情報に対応する文字や、 ユーザにより入力された文字等を印刷するようにしてもょ 、。
[0059] IDとしては、上記実施例では、昇順規則に従うように番号の小さい方力も順に搬出 されるようにしたが、それとは逆に降順規則に従うように番号の大き!/、順に搬出される ようにしてもょ 、し、 ABCなどのような数字以外のアルファベットや文字列でもよ 、。 すなわち、予め定められた順序規則に従い、その搬出される順番が特定される符号 であればよい。
[0060] この無線タグ回路素子 24aが取出される順序に対応して付けられる IDの付け方、 すなわち規則の種類力 無線タグ回路素子 24aを収納しているカートリッジ 28にバー コード 108などのマークにより、読み取り可能に付されている。この規則種類を認識し てその規則に従って先頭の無線タグを特定する無線タグ情報通信装置 12における 書込み処理を図 13のフローチャートに従って説明する。なお、図 11のフローチャート と同じ処理であるステップは、図 11のステップと同じ番号を付して 、る。
[0061] まず、無線タグ回路素子 24aに対して、 IDを問い合わせる電波を送信し (S1)、この 問い合わせに対する複数の無線タグ回路素子 24aから返答の IDを含む電波を受信 する(S2)。次に、受信した複数の無線タグ回路素子 24aからの返答に含まれるそれ ぞれの IDを抽出し (S3)、次に、カートリッジ 28にそのカートリッジ 28から取出される 無線タグ回路素子 24aの識別情報の規則種類識別情報 (ID順規則)を表すマーク がある力否かを判断する(S31)。そのマークがある場合には(S31 : Yes)、そのマー クから ID順規則を読み取る(S32)。 S31の処理において、マークがないと判断され た場合は(S31: No)、予め設定された ID順規則を ROM142から読み出す(S33)。 [0062] その規則種類が昇順である場合には複数の IDの中から番号が最も小さ!/、IDを特 定し、降順の場合には、最も大きい IDのものをカートリッジ 28から取出された先頭の 無線タグ回路素子 24aと特定し (S34)、その特定した IDを含む書込み命令を、その 無線タグ回路素子 24aに書込む書込み情報に伴って送信し (S6)処理を終了する。
[0063] なお、 S34において特定された IDが正しいものであるか否かを確認する処理を行う ことが望ましい。場合によっては、電波の状態が悪ぐ最も順序が早い IDを受信して いない可能性があるからである。この確認処理を図 14のフローチャートに示す。
[0064] 即ち、 S34において最も早い IDが抽出された時、その最も早いと判断された IDを 含め、その IDより早い IDを有する無線タグ回路素子 24aに対して返答するよう問い 合わせの電波を送信する(S41)。この問い合わせに対して応答された IDの中で最も 早い IDを規則に基づいて抽出し(S42)、その IDが S34の処理において特定した ID と一致するか否かを比較する(S43)。一致した場合には(S43: Yes)確認されたもの として、 S6の処理を行い、一致しない場合には(S43 : No) S42で特定した IDを新た な特定した IDとし (S44)、再度その IDを含め、その IDより早い IDを有する無線タグ 回路素子 24aに対して問い合わせを行う(S41)。
[0065] 以上の処理を繰り返すことにより、最も早い IDをより確実に特定することができる。
[0066] 次に、この IDとしてハミング符号を用いる場合にっ 、て説明する。このノ、ミング符号 は、複数ビットで表される 2進数の数列で、隣り合う数値の異なるビットの数をハミング 距離と 、、ある数列の範囲でこのノ、ミング距離をある所定の値以上となるように数 列を設定することができる。なお、以下の説明では無線タグ回路素子収容器に収容 されて ヽる順序をタグ順と!/ヽぅ。
[0067] 表 1は、ノ、ミング符号が 5ビットにより構成される場合の一例を示すもので、二つ隣の 範囲内の数値とのノ、ミング距離が 3以上となるように設定された数列である。例えば、 タグ順が 4の IDは、「10000」、タグ順が 5の IDは、「01100」であり、この場合のハミ ング距離は、左から 1、 2、 3ビット目が異なり、 4, 5ビット目は同じなので 3である。同 様にタグ順が 6の IDは、「01011」であり、タグ順 4の IDである「10000」とのハミング 距離は、 4である。
[0068] [表 1] タグ順と 5ビットの I D
Figure imgf000021_0001
このノ、ミング符号による数列を IDとして用いると、同時に隣同士に存在する複数 (例 えば、 3つ)のタグからの返答があり、その返答に誤りがあった場合にその誤りを修正 することができる。
ί列えば、、問 ヽ合わせに対してタグ 4、 5、 6の応答として、「10001」、「01100」、「01 011」を受信したとする。ここで、 ID「10001」の前後には、「01100」と「01011」のど ちらも存在しないため、「10001」は、ビット値が誤って受信されたものと推定される。 次に、 ID01100の前後 2つを見ると、 ID「01011」が存在するので、 ID「01100」は、 タグ順が 5であり ID「01011」は、タグ順が 6であることが分かる。次に ID「10001」に ついて、タグ 5, 6の両隣の ID「10000」と「10111」とのハミング距離をみると、それぞ れ 1と 2であるので、ノ、ミング距離が近い「10000」が誤って「10001」に読み取られた ものであって、タグ順力 であると推定することができる。よって、読み取られたタグ順 は 4、 5、 6であって、タグ順 4が最も早いので ID「10000」を命令に含めて書込み命 令を送信することで、先頭の無線タグ回路素子 24aに情報を送信することが可能とな る。
[0070] 図 15は、このハミング符号を生成する処理をフローチャートで表したもので、 2つ隣 までのハミング距離が 3以上の 5ビットのコードを生成する処理である。
[0071] まず、初期値として 1番目と 2番目の値をハミング距離が 3になるように設定し (S51) 、求める(計算する)リスト番号(listjio)を 3とする。求める IDの一つ前の IDを idl、二 つ前の IDを id2とする(S53)。次に、 idlと id2で共通のビットを反転させ、求める(計算 中の) ID (idO)の同じビットに代入する (S54)。次いで、 idl, id2で異なる 3ビットの位置 (桁)を抽出し (S55)、変数 iを 1とする(S56)。
[0072] S55の処理で抽出した 3ビットの i番目に対応する idlの値を反転し、残りの 2ビットは 反転せずそのままとして、 idOに代入する(S57)。こうして作成された idO力 既に作成 された ID中に存在するか否かを検出し(S58)、同じものが存在する場合(S58: Yes )は、 iを 1進めて(S59) S57の処理〖こ戻る。
[0073] S58の処理において、作成された idOと同じものが存在しない場合(S58 :No) IDリ ストの listjio番目に idOを代入し(S60) list_noを一つ進め(S61)、 listjioの最大値であ る 32を超えた力否かを判定し (S62)、 32を超えていない場合は、 S53の処理に戻り 、つぎの idOを求め、 32を超えた場合(S62 : Yes)すべての IDが決定されたので作成 された IDリストを RAM 144にファイルとして格納する(S63)。
[0074] 図 16は、複数のハミング符号で記述された IDを受信した場合に、誤りを判定して正 し!、順番の早 、IDを特定する処理を表すフローチャートである。
[0075] まず、 ID1、 ID2、 ID3の 3つの IDを受信したとする(S71)。次に、タグ順とそのタグ 順に対応した ID (ハミング符号)のリストをリスト記憶部より取得する(S72)。そのリスト から、 ID1と一致するタグ順を抽出し、そのタグ順を nlとする(S73)。同様に、 ID2、 I D3についても、タグ順を取得し、それぞれ n2、 n3とする(S74、 S75)。次に nlと n2 との差が 2以下であるかを判定する(S76)。
[0076] 2以下であれば(S76 :Yes)、 nlと n3との差が 2以下であるかを判定し(S77)、 2以 下であれば、これらの 3つの IDは、正しく受信されたものと推定する(S78)。
[0077] S77の処理において、 2以下ではないと判定された場合(S77 : No)は、 ID1と ID2 は正しい IDである力 ID3は、誤りがあると推定する(S79)。また、 S76の判定にお いて、 nlと n2との差が 2以下ではないと判定された場合(S76 : No)は、 nlと n3との 差が 2以下であるかを判定する(S80)。 2以下であると判定された場合 (S80 : Yes) は、 nlと n3は、正し!/ヽ IDであり、 n2は、誤り力 ^あると推定する(S81)。 S80の処理で 、 nlと n3との差力 ^2以下ではないと半 IJ定された場合(S80 :No)は、 n2と n3との差力 S 2以下であるかを判定する(S82)。 2以下であると判定された場合(S82 : Yes)は、 n 2と n3は、正しい IDである力 ID1は、正しくないと推定する(S83)。
[0078] S79、 S81、 S83において推定された 3つの場合は、 2つの IDは正しぐ一つは誤り があるとして、正しい 2つの IDの前後または間の IDと誤りがあると判定された IDとの ハミング距離を計算し (S84)ノ、ミング距離が 1の IDが存在するかを判定する(S85)。 存在する場合には、その誤りがあると判定した IDをハミング距離が 1である IDの誤り であると推定し、その IDを正しい IDとし、そのタグ順を正しいタグ順とする(S86)。 S7 8の処理および S86の処理において、正しいと推定される 3つの IDとそのタグ順が取 得されたので、これらのタグ順の中で一番小さ!/ヽタグ順の IDを抽出する(S87)。
[0079] 一方、 S82の判定で n2と n3との差が 2以下ではないと判定された場合(S86 :No) と、 S85の判定で、ノ、ミング距離が 1である IDが存在しないと判定された場合(S85 : No)は、ビット誤りが複数あると判断し (S88)、この場合には、単純なエラーではなく 、大きなエラーがあるものとして、エラー表示などを行い(S89)、先頭の IDは、検出 できないとして処理を終了する。なお、図 16に記載のフローチャートにおいて、破線 で示した処理は、実際には処理が行われるわけではなぐ次に行われる処理に進む 理由を記述したものである力 処理の流れを理解しやすいように敢えて記載したもの である。
[0080] 以上のように、ビット誤りが所定の範囲であれば、誤りがあつたとしてもそれを認識し 、修正して正しい順序を特定することができ、その特定された IDを書込み命令に含 めて送信することにより先頭の無線タグ回路素子 24aに必要な情報を書込むことがで きる。
[0081] 上記実施例では、無線タグラベルが、帯状のテープに所定間隔で配置され、カート リッジ内にロール状に収納されているものを、順次取出す場合について説明したが、 図 17は、カセット 150内に、無線タグ回路素子 24aを収納した複数のタグストラップ 1 52が積み上げられ、取出す順に ID力 1、 2、 3というように記憶されている場合を模 式的に描いている。このような場合であっても、本発明のように、無線タグ情報通信装 置 12から、 IDを問い合わせ、応答された複数の IDの中力も最も若い番号を抽出し、 その IDを書込み命令に含ませることにより、カセット 150から取出された先頭のタグス トラップ 152の無線タグ回路素子 24aに、情報を書込むことができる。
[0082] なお、請求項 7記載の特定部すなわち図 2に示す特定部 60cは、図 11のフローチ ヤートの S9の処理、図 12のフローチャートの S34、および図 16のフローチャートの S 87の処理が該当する。
[0083] また、請求項 8記載の識別情報要求部すなわち図 2に示す識別情報要求部 60eは 、図 11および図 12のフローチャートの S1の処理が該当する。また、請求項 10記載 の規則種類検出部すなわちすなわち図 2に示す読取りセンサ 33は、図 12のフロー チャートの S32の処理が該当する。また、請求項 12記載の認識部すなわち図 2に示 す認識部 60fは、図 16のフローチャートの S86の処理が該当する。また、請求項 13 記載の再検出部すなわち図 2に示す再検出部 60dは、図 14に記載のフローチャート が該当する。
[0084] 以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に限定され るものではなぐ本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である ことは容易に推察できるものである。
[0085] 例えば、上記実施例では、無線タグ回路素子収納器に収納されて!、る順序と識別 情報との関係の規則を識別する情報は、カートリッジまたはテープカセットのハウジン グの外側にバーコードを付し、無線タグ情報通信装置の読取りセンサがそのバーコ ードを検出することによりその規則を認識するものとしたが、このマークは、接触により 判別されるもの、例えば、所定の位置に穴または突起が形成されていて、装置がそ の形状を認識する、あるいは他の光学的方法により認識する、あるいは電波などによ り、その規則の情報が収納器あるいは、無線タグから発信され、装置が認識するよう にしてもよい。
[0086] また、上記実施例では、識別情報の問い合わせに対して複数の無線タグ回路素子 から IDを受信すると、その複数の IDの中で最も順序が早い IDを特定した力 前回取 出された IDを記憶してぉ 、て、その IDの次の順序の IDを特定するようにしてもょ 、。
[0087] この場合、カートリッジは、交換可能であるのでカートリッジ毎に識別情報を有し、い ずれのカートリッジは、いずれの IDが最後に取出されたかを記憶すれば、カートリツ ジを交換した場合であっても IDを特定することができる。
[0088] また、上記実施例では、前記無線タグ情報通信装置の制御回路に特定部、識別情 報要求部、認識部等の構成が機能的に設けられていたが、これらは所定の制御装 置として制御回路とは別体として設けられるものであってもよい。また、信号処理回路 の一部として機能的に設けられるものであっても構わない。
[0089] その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種 々の変更が加えられて実施されるものである。

Claims

請求の範囲
[1] アンテナ部と、識別情報を記憶する記憶部と、前記アンテナ部が受信した識別情報 の問 、合わせ信号に応答して前記記憶部に記憶された識別情報を送信する送信部 とを備えた無線タグ回路素子を複数収容し、所定の順序で取出し可能に構成された 無線タグ回路素子収容器であって、
前記記憶部は、前記無線タグ回路素子収容器力 の取出し順序に関連して予め 定められた所定の規則に従う順序情報を前記識別情報として記憶するものであること を特徴とする無線タグ回路素子収容器。
[2] 前記無線タグ回路素子は、前記アンテナ部を介して書込むための書込み情報を受 信する受信部と、その受信部が受信した書込み情報に含まれる識別情報が前記記 憶部に記憶された識別情報と一致する場合に前記書込み情報を記憶する情報記憶 部とを備えていることを特徴とする請求項 1記載の無線タグ回路素子収容器。
[3] 前記所定の規則の種類を識別する規則種類識別情報を記載したマークを、無線タ グ回路素子収容器の外面に識別可能に設けていることを特徴とする請求項 1又は 2 に記載の無線タグ回路素子収容器。
[4] 前記複数の無線タグ回路素子は、リボン状の基材に識別情報に対応する順序で配 列されて内包されていることを特徴とする請求項 1から 3のいずれかに記載の無線タ グ回路素子収容器。
[5] 前記順序情報は、昇順または降順に従う数字列であることを特徴とする請求項 1か ら 4の 、ずれかに記載の無線タグ回路素子収容器。
[6] 前記順序情報は、ビット列よりなるノ、ミング符号により構成され、各々のビット列の少 なくとも 2つ隣以内に配置されたビット列のノ、ミング距離が 3以上離れているものであ ることを特徴とする請求項 1から 4のいずれかに記載の無線タグ回路素子収容器。
[7] アンテナ部と、無線タグ回路素子収容器力 の取出し順序に関連して予め定めら れた所定の規則に従う順序情報により構成される識別情報を記憶する記憶部と、そ の記憶部に記憶された識別情報を送信する送信部とを備えた無線タグ回路素子を 複数収容する無線タグ回路素子収容器を収納する収納部と、
複数の無線タグ回路素子が送信する複数の識別情報を受信する受信部と、 その受信部により受信した複数の識別情報の中から、その識別情報を構成する順 序情報に基づいて前記所定の規則に従っていずれかの識別情報を特定する特定部 とを備えて 、ることを特徴とする無線タグ情報通信装置。
[8] 複数の無線タグ回路素子に対してそれぞれの無線タグ回路素子が有する識別情 報の送信を要求する識別情報要求部を備え、
前記受信部は、その識別情報要求部による識別情報の要求に応答して複数の無 線タグ回路素子が送信する識別情報を受信するものであることを特徴とする請求項 7 記載の無線タグ情報通信装置。
[9] 前記無線タグ回路素子は、前記アンテナ部を介して書込むための書込み情報を受 信する受信部と、その受信部が受信した書込み情報に含まれる識別情報が、前記記 憶部に記憶された識別情報と一致する場合に、前記書込み情報を記憶する情報記 憶部とを備えて 、るものであって、
前記特定部により特定された識別情報を含む書込み命令を無線タグ回路素子に 書込む書込み情報に伴なつて送信する送信部とを備えていることを特徴とする請求 項 7又は 8記載の無線タグ情報通信装置。
[10] 無線タグ回路素子を内包するリボン状の基材に印刷を行う印刷部を備え、
前記送信部は、その印刷部が印刷する内容に対応する書込み情報を送信するも のであることを特徴とする請求項 7から 9のいずれかに記載の無線タグ情報通信装置
[11] 前記特定部は、無線タグ回路素子収容器が有する規則種類識別情報を検出する 規則種類検出部を備え、その規則種類検出部により検出された規則種類に応じて受 信した複数の識別情報の中から!/、ずれかの識別情報を特定するものであることを特 徴とする請求項 7から 10のいずれかに記載の無線タグ情報通信装置。
[12] 前記受信部が受信したハミング符号により構成される複数の識別情報に基づいて、 誤りのある識別情報であることを認識する認識部を備えていることを特徴とする請求 項 7から 11のいずれかに記載の無線タグ情報通信装置。
[13] 前記特定部は、一度特定した識別情報に基づいて、所定の規則に従う識別情報を 有する無線タグ回路素子が存在する力否力を再度検出する再検出部を備えているこ とを特徴とする請求項 7から 12のいずれかに記載の無線タグ情報通信装置。
アンテナ部と、無線タグ回路素子収容器から取出される順序に関連した順序情報 により構成される識別情報を記憶する記憶部と、その記憶部に記憶された識別情報 を送信する送信部と、前記アンテナ部が受信した書込むための書込み情報に含まれ る識別情報が、前記記憶部に記憶された識別情報と一致する場合に、その書込み 情報を記憶する情報記憶部とを備えて!/、る無線タグ回路素子を複数収容し、取出し 可能に構成されて ヽる無線タグ回路素子収容器を着脱自在に収納する収納部と、 その収納部から前記無線タグ回路素子を所定の書込み位置に取出すための取出 し部と、
無線タグ回路素子に対してその無線タグ回路素子が有する識別情報の送信を要 求する識別情報要求部と、
その識別情報要求部による識別情報の要求に応答して無線タグ回路素子が送信 する識別情報を受信する受信部と、
その受信部により受信した識別情報が複数個存在する場合、その複数個の識別情 報の中から識別情報を構成する順序情報に基づいて前記書込み位置に取出された 無線タグ回路素子の識別情報を特定する特定部と、
その特定部により特定された識別情報を含む書込み命令を無線タグ回路素子に書 込む書込み情報に伴なつて送信する送信部とを備えていることを特徴とする無線タ グ情報通信装置。
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