JP2001092611A - データ処理装置並びに画像記録装置並びにデータ処理装置の制御方法並びに画像記録装置の制御方法および記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置並びに画像記録装置並びにデータ処理装置の制御方法並びに画像記録装置の制御方法および記憶媒体

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JP2001092611A JP26464799A JP26464799A JP2001092611A JP 2001092611 A JP2001092611 A JP 2001092611A JP 26464799 A JP26464799 A JP 26464799A JP 26464799 A JP26464799 A JP 26464799A JP 2001092611 A JP2001092611 A JP 2001092611A
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Yuichi Hosoda
祐一 細田
Mutsuaki Kakigi
睦亮 柿木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷データの必要なページのみの印刷物を配
送するメールボックスのような画像記録装置の利用形態
を容易に運用管理できること。 【解決手段】 ホストコンピュータ101が、画像記録
装置102に登録された識別名称から前記印刷データの
ページ毎の複数の排紙先と排紙部数をメールボックス排
紙指定画面によりそれぞれ指定し、各指定を1つの印刷
ジョブに含めて印刷ジョブを作成し、画像記録装置10
2が、ホストコンピュータ101から受信した1つの印
刷ジョブに含まれる印刷データのページ単位に指定され
る複数の識別名称分のページ情報をページ単位に作成す
るとともに、該複数の識別名称と同一の識別名称が登録
されている排紙口を検索し、作成された各ページ情報に
対して、検索された各排紙口および指定された排紙部数
の排紙指定を行う構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の排紙口を有
する画像記録装置又は複数の排紙口を有するオプション
装置を接続可能な画像記録装置に印刷ジョブを送信可能
なデータ処理装置並びに画像記録装置並びにデータ処理
装置の制御方法並びに画像記録装置の制御方法および記
憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータはLAN(Loca
l Area Network)によって相互に接続さ
れ、プリンタにとどまらず、コピー,ファックス機能を
備えたマルチファンクション画像処理装置等の多様な周
辺機器群においても、LAN接続が可能となっている。
【0003】これまでの画像記録装置は、LAN接続し
てネットワーク環境にて使用する場合においても、画像
記録装置の排紙口は印刷を行ったユーザの排紙を一時的
に保存しておく場所として利用されることがほとんどで
あり、実際に印刷した文書を必要なところへ配布する場
合は、プリンタで印刷した印刷物をコピー機で必要部数
ソートコピーし、それぞれの配布物を入れるボックスへ
コピーした印刷物を持っていき配布するといったことが
行われていた。
【0004】図37は、従来のプリンタの利用形態を説
明する図であり、例えば、ある文書を”人事一課”、”
人事二課”、”人事三課”、”総務一課”、”総務二
課”、”総務三課”、”管理課”といった各部署に配布
する場合に対応する。
【0005】図において、プリンタは、ホストコンピュ
ータで作成した原稿を一部出力するためにしか使用され
ず、必要な部数分のコピー、すなわち配布先の部署数分
のコピーは、プリンタで出力された原稿を基にコピー機
で必要部数分のコピーを行い、配布物用のボックスにユ
ーザ自らの手で配布していた。
【0006】また、1つのプリンタを複数のユーザで共
有して、コピー機を使うことなくプリンタのみでメール
ボックスのように印刷物の仕分けを行う場合(従来の擬
似メールボックス排紙)においても、ホストコンピュー
タ内のプリンタドライバが、プリンタドライバUI(ユ
ーザインタフェース)上でユーザにより登録された各排
紙口に対する名称をホストコンピュータ上の情報として
保存し、ユーザが名称による指定を行った排紙口に対し
て、プリンタには名称指定ではなく固定の排紙口を指定
することで疑似的なメールボックス排紙として印刷物の
仕分けを行なう場合もあった。
【0007】図38は、ユーザからの名称による排紙先
指定に対する従来のプリンタドライバの排紙先の変換処
理を説明する概念図である。
【0008】図においては、予めプリンタドライバに登
録されている排紙先の名称の中で”人事一課”という排
紙先をユーザから指定された場合に、プリンタドライバ
は、”人事一課”で登録されている固定の排紙口”ビン
1”に変換し、プリンタには”ビン1”への排紙口指定
があったものとして通知することにより、擬似的に名称
での排紙口指定を実現していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては次のような問題点があった。
【0010】同一の文書を必要な部署へ配布するような
場合に、これまでは必要部数分印刷を行い、ユーザ自ら
が手で仕分けして配布するか、1部を原稿として印刷し
てそれを必要部数分コピーしてから配布するかしなけれ
ばならないため、仕分け、あるいは配布に対するユーザ
にかかる手間が大きかった。
【0011】また、上述した従来の疑似メールボックス
排紙においては、ホストコンピュータ上で画像記録装置
の排紙口名称を登録し、その名称のついた排紙口に対す
る固定指定に変換する方法であったため、画像記録装置
を共有するホストコンピュータ上で全て同一の名称を登
録して使用しなければ、実際の運用において完全に仕分
けをすることはできなかった。画像記録装置を共有する
全てのホストコンピュータ上の設定を合わせなければな
らないのは大変な手間であり、またこの操作を怠ると、
ユーザが意図しない排紙口へ用紙が排出されてしまうと
いう問題点があった。
【0012】以下、上述した従来の擬似メールボックス
排紙の問題点について、図39を参照して説明する。
【0013】図39は、従来の疑似メールボックス排紙
における問題点を説明する図であり、従来の擬似メール
ボックス排紙による排紙を行うためのホストコンピュー
タ上での設定が統一されていなかった場合に対応する。
【0014】図に示した例は、ビン1を部長、ビン2を
室長、ビン3を主任、ビン4を室員A、ビン5を室員
B、ビン6を室員C、ビン7を庶務と決めて運用を行っ
ており、印刷時には、名称を指定することで、その名称
に対する排紙口に対して固定指定を行い、擬似的に仕分
けを行っていくものである。
【0015】しかし、図に示すように、室長が設定を間
違ってしまって、部長のビンと室長のビンを反対に設定
してしまったために、ビン1とビン2には、部長のジョ
ブと室長のジョブが混載されてしまうといった問題が容
易に発生してしまう。
【0016】また、ホストコンピュータ上からの指定に
より仕分けを行ったとしても、印刷物を複数のユーザに
対して配布する場合、印刷データを何度(配布人数回)
もプリンタに送信する必要があったために、ネットワー
クの負荷があがってしまい、印刷だけではなくネットワ
ークを介する全ての送受信において、全体のパフォーマ
ンスが悪くなってしまうという問題点があった。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第23の発
明の目的は、ホストコンピュータが、画像記録装置に対
して各排紙口毎の識別名称を登録指示し、画像記録装置
に登録された識別名称を表示し、印刷データの所定の単
位毎に、表示された識別名称から複数の排紙先をそれぞ
れ選択指定するとともに、前記印刷データの所定の単位
毎に指定された各排紙先毎の排紙部数をそれぞれ指定
し、各指定を1つの印刷ジョブに含めて印刷ジョブを作
成し、画像記録装置が、ホストコンピュータから受信し
た1つの印刷ジョブに含まれる印刷データの所定の単位
毎に指定される複数の識別名称分のページ情報を所定の
単位毎に作成し、印刷データの所定の単位毎に指定され
る複数の識別名称と同一の識別名称が登録されている排
紙口を検索し、作成された各ページ情報に対して、検索
された各排紙口および指定された排紙部数の排紙指定を
行うことにより、ユーザが複数のユーザに対して印刷デ
ータの必要なページのみの印刷物を配送するためのメー
ルボックスのような画像記録装置の利用形態を、容易に
運用管理でき且つ1回のジョブ送信でネットワークの負
荷をあげることなく高速に行える画像記録環境を提供す
ることができるデータ処理装置並びに画像記録装置並び
にデータ処理装置の制御方法並びに画像記録装置の制御
方法および記憶媒体を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、複数の排紙口を有する画像記録装置又は複数の排紙
口を有するオプション装置を接続可能な画像記録装置に
印刷ジョブを送信可能なデータ処理装置(図1に示すホ
ストコンピュータ101A)において、前記画像記録装
置に対して、前記各排紙口毎の識別名称をそれぞれ登録
指示する登録手段(図3,図34に示す排紙口名称登録
画面)と、前記画像記録装置に登録されている各排紙口
の識別名称を前記画像記録装置から要求して取得する取
得手段(図6に示すプリンタドライバ部2102が画像
記録装置102より取得処理する)と、前記取得手段が
取得した識別名称を表示し、印刷データの所定の単位毎
(ページ単位毎)に、表示された識別名称から複数の排
紙先をそれぞれ選択指定するとともに、前記印刷データ
の所定の単位毎に指定された各排紙先毎の排紙部数をそ
れぞれ指定する指定手段(図4,図32に示すメールボ
ックス排紙指定画面,図5に示す配布先指定画面)と、
前記指定手段による印刷データの所定の単位毎の複数の
排紙先の各指定と前記印刷データの所定の単位毎に指定
される各排紙先毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷
ジョブに含めて印刷ジョブ(図11,図33に示すよう
に)を作成する作成手段(図6に示すジョブパケット生
成部2107がジョブ作成処理する)とを有するもので
ある。
【0019】本発明に係る第2の発明は、前記登録手段
は、前記画像記録装置に対して、前記各排紙口毎の識別
名称および該識別名称に属する人数をそれぞれ登録指示
する(図3に示す排紙口名称登録画面のグループ人数登
録エリア503)ものであり、前記取得手段は、前記画
像記録装置の各排紙口に登録されている識別名称および
該識別名称に属する人数を前記画像記録装置から取得す
るものであり、前記指定手段は、前記印刷データの所定
の単位毎に選択指定された各排紙先毎の排紙部数に前記
取得手段により取得された排紙口の識別名称に属する人
数(図5に示す配布先指定画面の人数分配布指示チェッ
クボックス604)または任意の部数(図5に示す配布
先指定画面の配布部数入力エリア603,図35に示す
配布先指定画面の配布部数入力エリア3001)を指定
するものである。
【0020】本発明に係る第3の発明は、識別名称とし
ての文字列を複数記憶する記憶手段(図示しないROM
又はその他の記憶媒体)を有し、前記登録手段は、入力
された文字列または前記記憶手段に記憶された複数の文
字列から選択した文字列を排紙口の識別名称として、前
記画像記録装置に対して登録するものである。
【0021】本発明に係る第4の発明は、複数の排紙口
を有する画像記録装置に印刷データを送信可能なデータ
処理装置(図1に示すホストコンピュータ101B)に
おいて、前記画像記録装置の各排紙口に登録されている
識別名称を取得する取得手段(図6に示すプリンタドラ
イバ部2102が画像記録装置102より取得処理す
る)と、前記取得手段が取得した識別名称を表示し、印
刷データの所定の単位毎(ページ単位毎)に、表示され
た識別名称から複数の排紙先をそれぞれ選択指定すると
ともに、前記印刷データの所定の単位毎に指定された各
排紙先毎の排紙部数をそれぞれ指定する指定手段(図
4,図32に示すメールボックス排紙指定画面,図5,
図35に示す配布先指定画面)と、前記指定手段による
印刷データの所定の単位毎の複数の排紙先の各指定と前
記印刷データの所定の単位毎に指定される各排紙先毎の
排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョブに含めて印刷
ジョブを作成(図11,図33に示すように)する作成
手段(図4に示すプリンタドライバ部2102がジョブ
作成処理する)とを有するものである。
【0022】本発明に係る第5の発明は、前記取得手段
は、前記画像記録装置の各排紙口に登録されている識別
名称および該識別名称に属する人数を前記画像記録装置
から取得するものであり、前記指定手段は、前記印刷デ
ータの所定の単位毎に選択指定された各排紙先毎の排紙
部数に前記取得手段により取得された排紙口の識別名称
に属する人数(図5に示す配布先指定画面の人数分配布
指示チェックボックス604)または任意の部数(図5
に示す配布先指定画面の配布部数入力エリア603,図
35に示す配布先指定画面の配布部数入力エリア300
1)を指定するものである。
【0023】本発明に係る第6の発明は、前記印刷デー
タの所定の単位は、印刷データのページ単位を含むもの
である。
【0024】本発明に係る第7の発明は、前記印刷デー
タは、同一又は異なるアプリケーションにより作成され
た複数の印刷データ(図32に示す休暇連絡先.do
c,連絡表.doc,計画表,bmp等)を含むもので
ある。
【0025】本発明に係る第8の発明は、前記画像記録
装置から印刷ジョブの処理終了時に通知される印刷ジョ
ブを出力した排紙口の情報を報知する報知手段(図1に
示すホストコンピュータ101A〜101Dの不図示の
表示部)を設けたものである。
【0026】本発明に係る第9の発明は、前記識別名称
は、ユーザ名,グループ名,部署名を含むその排紙口を
使用するオーナを表す為の情報とするものである。
【0027】本発明に係る第10の発明は、データ処理
装置(図1に示すホストコンピュータ101A)より受
信した印刷ジョブの印刷結果を複数の排紙口に排紙可能
な画像記録装置102において、前記データ処理装置よ
り登録指示される前記各排紙口毎の識別名称を登録する
登録手段(図20に示すビデオコントローラ103内の
CPU409がEEPROM410に登録する)と、前
記登録手段により登録された前記各排紙口毎の識別名称
を前記データ処理装置からの要求に応じて前記データ処
理装置へ通知する第1の通知手段(図20に示すビデオ
コントローラ103内のCPU409がホストI/F部
402を介して通知する)と、前記第1の通知手段の通
知に基づいて1つの印刷ジョブに(図11,図33に示
すように)含まれる印刷データの所定の単位毎の複数の
識別名称分のページ情報(図25に示すページテーブル
1100)を前記印刷データの所定の単位毎に作成する
作成手段(図20に示すビデオコントローラ103内の
CPU409が作成する)と、前記1つの印刷ジョブに
(図11,図33に示すように)含まれる印刷データの
所定の単位毎の複数の識別名称と同一の識別名称が登録
されている排紙口を検索する検索手段(図20に示すビ
デオコントローラ103内のCPU409がEEPRO
M410内を検索する)と、前記作成手段に作成された
各ページ情報に対して、前記検索手段により検索された
各排紙口、および前記印刷データの所定の単位毎に指定
された各排紙先毎の排紙部数の排紙指定を行う制御手段
(図20に示すビデオコントローラ103内のCPU4
09が図25に示すページテーブル1100内の識別名
称1109,印刷部数1110に指示する)とを有する
ものである。
【0028】本発明に係る第11の発明は、前記登録手
段は、前記データ処理装置より登録指示される前記各排
紙口毎の識別名称および該識別名称に属する人数を登録
するもの(図20に示す画像記録装置102内のビデオ
コントローラ103内のCPU409がEEPROM4
10に登録する)であり、前記第1の通知手段は、前記
登録手段により登録された前記各排紙口毎の識別名称お
よび該識別名称に属する人数を前記データ処理装置から
の要求に応じて前記データ処理装置へ通知するものであ
る。
【0029】本発明に係る第12の発明は、前記印刷デ
ータの所定の単位は、印刷データのページ単位を含むも
のである。
【0030】本発明に係る第13の発明は、前記印刷デ
ータは、同一又は異なるアプリケーションにより作成さ
れた複数の印刷データ(図32に示す休暇連絡先.do
c,連絡表.doc,計画表,bmp等)を含むもので
ある。
【0031】本発明に係る第14の発明は、前記各排紙
口の状態を監視し、該監視される各排紙口の状態を記憶
する記憶手段(図20に示すビデオコントローラ103
内のCPU409が監視し、状態をEEPROM410
に記憶する)と、前記記憶手段に記憶された各排紙口の
状態に異常がある場合、前記データ処理装置に対して異
常のある排紙口の状態を通知する第2の通知手段(図2
0に示すビデオコントローラ103内のCPU409が
EEPROM410がホストI/F部402を介して通
知する)と、前記印刷ジョブの処理終了時に、前記デー
タ処理装置に対して印刷ジョブを出力した排紙口の情報
を通知する第3の通知手段(図20に示すビデオコント
ローラ103内のCPU409がEEPROM410が
ホストI/F部402を介して通知する)とを設けたも
のである。
【0032】本発明に係る第15の発明は、前記記憶手
段は、各排紙口の積載状況、識別名称、使用状況等を各
排紙口毎に記憶するものである。
【0033】本発明に係る第16の発明は、前記複数の
排紙口は、画像記録装置本体に設けられた複数の排紙
口,画像記録装置本体に接続されるオプション装置に設
けられた複数の排紙口を含むものである。
【0034】本発明に係る第17の発明は、前記識別名
称は、ユーザ名,グループ名,部署名を含むその排紙口
を使用するオーナを表す為の情報とするものである。
【0035】本発明に係る第18の発明は、複数の排紙
口を有する画像記録装置又は複数の排紙口を有するオプ
ション装置を接続可能な画像記録装置に印刷ジョブを送
信可能なデータ処理装置の制御方法において、前記画像
記録装置に対して、前記各排紙口毎の識別名称をそれぞ
れ登録指示する登録工程(図10のステップS403,
S405)と、前記画像記録装置に登録されている各排
紙口の識別名称を前記画像記録装置から要求して取得す
る取得工程(図示しない工程)と、該取得した識別名称
を表示し、印刷データの所定の単位毎に、表示された識
別名称から複数の排紙先をそれぞれ選択指定するととも
に、前記印刷データの所定の単位毎に指定された各排紙
先毎の排紙部数をそれぞれ指定する指定工程(図示しな
い工程)と、前記印刷データの所定の単位毎の複数の排
紙先の各指定と前記印刷データの所定の単位毎に指定さ
れる各排紙先毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジ
ョブに含めて印刷ジョブを作成する作成工程(図8のス
テップS301〜図9のステップS315)とを有する
ものである。
【0036】本発明に係る第19の発明は、複数の排紙
口を有する画像記録装置に印刷データを送信可能なデー
タ処理装置の制御方法において、前記画像記録装置の各
排紙口に登録されている識別名称を前記画像記録装置か
ら要求して取得する取得工程(図示しない工程)と、該
取得した識別名称を表示し、印刷データの所定の単位毎
に、表示された識別名称から複数の排紙先をそれぞれ選
択指定するとともに、前記印刷データの所定の単位毎に
指定された各排紙先毎の排紙部数をそれぞれ指定する指
定工程(図示しない工程)と、前記印刷データの所定の
単位毎の複数の排紙先の各指定と前記印刷データの所定
の単位毎に指定される各排紙先毎の排紙部数の各指定を
全て1つの印刷ジョブに含めて印刷ジョブを作成する作
成工程(図8のステップS301〜図9のステップS3
15)とを有するものである。
【0037】本発明に係る第20の発明は、データ処理
装置より受信した印刷ジョブの印刷結果を複数の排紙口
に排紙可能な画像記録装置の制御方法において、前記デ
ータ処理装置より登録指示される前記各排紙口毎の識別
名称を登録する登録工程(図示しない工程)と、該登録
された前記各排紙口毎の識別名称を前記データ処理装置
からの要求に応じて前記データ処理装置へ通知する通知
工程(図示しない工程)と、該通知に基づいて前記1つ
の印刷ジョブに含まれる印刷データの所定の単位毎の複
数の識別名称分のページ情報を前記印刷データの所定の
単位毎に作成する作成工程(図示しない工程)と、前記
1つの印刷ジョブに含まれる印刷データの所定の単位毎
の複数の識別名称と同一の識別名称が登録されている排
紙口を検索する検索工程(図29のステップS702)
と、前記作成された各ページ情報に対して、前記検索さ
れた各排紙口、および前記印刷データの所定の単位毎に
指定された各排紙先毎の排紙部数の排紙指定を行う指定
工程(図示しない工程)とを有するものである。
【0038】本発明に係る第21の発明は、複数の排紙
口を有する画像記録装置又は複数の排紙口を有するオプ
ション装置を接続可能な画像記録装置に印刷ジョブを送
信可能なデータ処理装置に、前記画像記録装置に対し
て、前記各排紙口毎の識別名称をそれぞれ登録指示する
登録工程(図10のステップS403,S405)と、
前記画像記録装置に登録されている各排紙口の識別名称
を前記画像記録装置から要求して取得する取得工程(図
示しない工程)と、該取得した識別名称を表示し、印刷
データの所定の単位毎に、表示された識別名称から複数
の排紙先をそれぞれ選択指定するとともに、前記印刷デ
ータの所定の単位毎に指定された各排紙先毎の排紙部数
をそれぞれ指定する指定工程(図示しない工程)と、前
記印刷データの所定の単位毎の複数の排紙先の各指定と
前記印刷データの所定の単位毎に指定される各排紙先毎
の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョブに含めて印
刷ジョブを作成する作成工程(図8のステップS301
〜図9のステップS315)とを実行させるためのプロ
グラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶
したものである。
【0039】本発明に係る第22の発明は、複数の排紙
口を有する画像記録装置に印刷データを送信可能なデー
タ処理装置に、前記画像記録装置の各排紙口に登録され
ている識別名称を前記画像記録装置から要求して取得す
る取得工程(図示しない工程)と、該取得した識別名称
を表示し、印刷データの所定の単位毎に、表示された識
別名称から複数の排紙先をそれぞれ選択指定するととも
に、前記印刷データの所定の単位毎に指定された各排紙
先毎の排紙部数をそれぞれ指定する指定工程(図示しな
い工程)と、前記印刷データの所定の単位毎の複数の排
紙先の各指定と前記印刷データの所定の単位毎に指定さ
れる各排紙先毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジ
ョブに含めて印刷ジョブを作成する作成工程(図8のス
テップS301〜図9のステップS315)とを実行さ
せるためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な
記憶媒体に記憶したものである。
【0040】本発明に係る第23の発明は、データ処理
装置より受信した印刷ジョブの印刷結果を複数の排紙口
に排紙可能な画像記録装置に、前記データ処理装置より
登録指示される前記各排紙口毎の識別名称を登録する登
録工程(図示しない工程)と、該登録された前記各排紙
口毎の識別名称を前記データ処理装置からの要求に応じ
て前記データ処理装置へ通知する通知工程(図示しない
工程)と、該通知に基づいて前記1つの印刷ジョブに含
まれる印刷データの所定の単位毎の複数の識別名称分の
ページ情報を前記印刷データの所定の単位毎に作成する
作成工程(図示しない工程)と、前記1つの印刷ジョブ
に含まれる印刷データの所定の単位毎の複数の識別名称
と同一の識別名称が登録されている排紙口を検索する検
索工程(図29のステップS702)と、前記作成され
た各ページ情報に対して、前記検索された各排紙口、お
よび前記印刷データの所定の単位毎に指定された各排紙
先毎の排紙部数の排紙指定を行う指定工程(図示しない
工程)とを実行させるためのプログラムをコンピュータ
が読み取り可能な記憶媒体に記憶したものである。
【0041】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明に
おける実施形態を説明する。
【0042】図1は、本発明の第1実施形態を示すデー
タ処理装置および画像記録装置を適用可能な画像記録シ
ステムの仕分け方法を説明する概念図であり、複数のユ
ーザが共有するプリンタの排紙ビンをメールボックスと
して使用し、複数ユーザの印刷ジョブの仕分け排紙を実
現する場合に対応する。
【0043】なお、複数のユーザが共有するプリンタに
予め登録されている複数の排紙口に対する名称をユーザ
がホストコンピュータ内のプリンタドライバUIで指定
することで印刷物の仕分けを行って共有するプリンタの
各排紙ビンをメールボックスとして使用する排紙方法
を、以下、メールボックス排紙と呼ぶことにする。
【0044】以下、この図を基に実際の運用について説
明する。
【0045】図において、102は画像記録装置(プリ
ンタ)で、外部装置(ホストコンピュータ101(10
1A,101B,101C,101D))と所定の通信
媒体、例えばIEEE1284等で規定されているロー
カルインタフェース、又はEthernetのようなネ
ットワークインタフェースを介して接続され、各ホスト
コンピュータから送信される画像情報に基づいて記録媒
体に画像記録を行い、排紙オプション装置108のビン
1〜7に排紙出力するものであり、4人のユーザA、
B、C、Dで共有して使用するものとする。なお、排紙
ビンは上段よりビン1,ビン2,……,ビン7とする。
【0046】この例では、メールボックス排紙指定の印
刷が可能な環境において、ユーザBが以下、図2で示さ
れるような5ページから成る”休暇連絡先文書”の必要
なページを必要な部署に配布しようとしているところで
ある。
【0047】図2は、メールボックス排紙指定の印刷が
可能な環境において、5ページから成る”休暇連絡先文
書”の必要なページを必要な部署に配布する場合の模式
図である。
【0048】図に示すように、”休暇連絡先文書”の5
ページのうちのページ1を”人事一課”、”人事二
課”、”人事三課”に、ページ2を”人事一課”のみ
に、ページ3を”人事二課”のみに、ページ4を”人事
三課”のみに配布し、ページ5はどこにも配布しない、
というように”休暇連絡先文書”の必要なページを必要
な部署に配布しようとしている。
【0049】メールボックス排紙指定で印刷を行う場合
は、まずプリンタの各排紙口に対して、メールボックス
の宛て先となる名称の登録設定を行わなければならな
い。
【0050】上記4人のユーザのうち、Aがプリンタの
設定等を管理する管理者である場合、管理者Aはこのネ
ットワークに繋っているプリンタでメールボックス排紙
(メールボックス排紙モードでの排紙)を行うために各
排紙ビンに対して名称の登録を行う必要がある。
【0051】管理者がプリンタの各排紙ビンに対して名
称登録を行う場合、プリンタの設定を行うアプリケーシ
ョンにより、例えば以下図3で示されるUI(ユーザイ
ンタフェース)上で行われる。
【0052】図3は、図1に示したプリンタ102に対
する排紙口名称登録画面の一例を示す模式図であり、A
がプリンタの設定等を管理する管理者である場合、ホス
トコンピュータ101Aの図示しないキーボードなどか
らの指示で、ホストコンピュータ101A上のアプリケ
ーションにより図1のホストコンピュータ101A上の
表示部に表示される。
【0053】図において、501は固定排紙口表示エリ
アで、ホストコンピュータ101Aが後述する図20に
示すプリンタ102内のEEPROM410に予め設定
されている”ビン1”,”ビン2”,”ビン3”,…
…,”ビン7”といった固定の排紙口をプリンタ102
から取得し、該取得した固定の排紙口(”ビン1”,”
ビン2”,”ビン3”,……,”ビン7”)が表示され
る。
【0054】502は排紙口名称登録エリアで、固定排
紙口表示エリア501に表示されるプリンタ102の各
固定の排紙口(”ビン1”,”ビン2”,”ビン3”,
……,”ビン7”)に対して、”人事一課”,”人事二
課”,”人事三課”,”総務一課”,”総務二課”,”
総務三課”,”管理課”といったメールボックスの宛て
先としてユーザが認識しやすい排紙口名称(ユーザ名、
グループ名、部署名などのその排紙口を使用するオーナ
を表すための識別情報)をホストコンピュータの図示し
ないキーボードにより入力または、予め図示しないRO
M又はその他の記憶媒体に格納されている複数の排紙口
名称から選択して登録することができる。
【0055】また、図3に示すように、プリンタの排紙
口に対して部署名で登録するような場合、1つのビン
が、そのビンに登録されている部署に所属する複数ユー
ザの共通のメールボックスとなるため、同じ文書に対し
てそのユーザ分のコピー部数での配布を可能にするため
に、各排紙口名称に対してグループ人数の登録も可能と
なっている。
【0056】503はグループ人数登録エリアで、排紙
口名称登録エリア502に登録されているグループに所
属するユーザの人数ををホストコンピュータの図示しな
いキーボードにより入力して登録することができる。
【0057】このように、グループ人数を登録しておく
ことにより、印刷時にはその登録された対象のビンに、
配布先の名称でグループ人数分配布することが可能であ
る。
【0058】504はOKキーで、このキーをホストコ
ンピュータ101Aの図示しないポインティングデバイ
スで指示することにより、排紙口名称登録画面の登録を
有効にして、排紙口名称登録画面を終了する。505は
キャンセルキーで、このキーをホストコンピュータ10
1Aの図示しないポインティングデバイスで指示するこ
とにより、排紙口名称登録画面の登録を無効にして、排
紙口名称登録画面を終了する。
【0059】なお、メールボックス排紙での排紙口名称
に登録する名称、即ち、排紙口名称登録エリア502に
登録する名称としては、図2のような部署名の他に、ユ
ーザ名、グループ名などのその排紙口を使用するオーナ
を表すための識別情報が有効である。
【0060】また、この排紙口名称を登録する際にパス
ワードを設けて、管理者のみが行えるように構成しても
よい。
【0061】さらに、この排紙口名称登録は、画像記録
装置の操作部に図2に示した排紙口名称登録画面を表示
して行ってもよい。
【0062】次に、印刷時におけるメールボックス排紙
の指定方法について説明する。
【0063】例えば、図1,図2において、ユーザB
が”休暇連絡先文書”の5ページのうちのページ1を”
人事一課”、”人事二課”、”人事三課”に、ページ2
を”人事一課”のみに、ページ3を”人事二課”のみ
に、ページ4を”人事三課”のみに配布し、ページ5は
どこにも配布しない場合について説明する。
【0064】以下、図4、図5を参照して、メールボッ
クス排紙の指定を行うプリンタドライバのUI(ユーザ
インタフェース)について説明する。
【0065】図4は、図1に示したプリンタ102に対
するメールボックス排紙指定の印刷指示を行うためのメ
ールボックス排紙指定画面の一例を示す模式図であり、
図1のホストコンピュータ101(101A〜101
D)上のプリンタドライバにより印字時に図1のホスト
コンピュータ101上の表示部に表示される。
【0066】図において、2701は選択文書表示エリ
アで、選択された文書のファイル名が表示される。ここ
では、”休暇連絡先.doc”が選択された場合を示
す。2702は配布ページ選択エリアで、配布するペー
ジを選択する。2703は配布先指定ボタンで、このボ
タンをホストコンピュータ101の図示しないポインテ
ィングデバイスで指示することにより図5に示す配布先
指定画面が表示され、配布ページ選択エリア2702で
選択されているページの配布指定を行うことができる。
【0067】2704は配布先指定状況表示エリアで、
ページ毎の配布先の指定状況を表示する。2705は選
択ページ指定内容参照ボタンで、このボタンをホストコ
ンピュータ101の図示しないポインティングデバイス
で指示することにより図示しない選択ページ指定内容参
照画面が表示され、配布ページ選択エリア2702で選
択されているページの指定内容を参照できる。
【0068】2706はOKキーで、このキーをホスト
コンピュータ101の図示しないポインティングデバイ
スで指示することにより、メールボックス排紙指定画面
の指定を有効にして、メールボックス排紙指定画面を終
了する。2707はキャンセルキーで、このキーをホス
トコンピュータ101の図示しないポインティングデバ
イスで指示することにより、メールボックス排紙指定画
面の指定を無効にして、メールボックス排紙指定画面を
終了する。
【0069】図5は、図4に示した配布ページ選択エリ
ア2702で選択されているページの配布指定を行う配
布先指定画面の一例を示す模式図であり、図4に示した
配布先指定ボタン2703を指示することにより、図1
のホストコンピュータ101(101A〜101D)上
のプリンタドライバにより図1のホストコンピュータ1
01上の表示部に表示される。
【0070】図において、602は配布先表示エリア
で、図3に示した排紙口名称登録画面により登録された
排紙口名称で全ての配布先が表示される。601は配布
指示チェックボックスで、このチェックボックスをホス
トコンピュータ101の図示しないポインティングデバ
イスで指示することにより、配布先表示エリア602に
表示される各配布先に対してそれぞれ配布の有無を指示
することができる。603は配布部数入力エリアで、こ
の入力エリアにホストコンピュータ101の図示しない
キーボードで数字入力することにより、配布指示チェッ
クボックス601で配布指示された配布先へ入力された
数字部数の配布を行うことができる。604は人数分配
布指示チェックボックスで、このチェックボックスをホ
ストコンピュータ101の図示しないポインティングデ
バイスで指示することにより、配布指示チェックボック
ス601で配布指示された配布先へ各配布先のグループ
人数(図3に示したグループ人数登録エリア503に登
録されたグループ人数)分配布することができる。
【0071】なお、人数分配布指示チェックボックス6
04がチェックされている場合は、配布部数入力エリア
603での指示は無効となる。
【0072】また、配布先表示エリア602に表示され
る排紙口名称および各排紙口名称に対応するグループ人
数は、後述する図20に示す画像記録装置102内のE
EPROM410に予め登録されている”人事一
課”,”人事二課”,”人事三課”,”総務一課”,”
総務二課”,”総務三課”,”管理課”といった排紙口
名称および各名称に対応する各グループ人数を、ホスト
コンピュータ101が画像記録装置102に対して要求
して取得するものとする。
【0073】605はOKキーで、このキーをホストコ
ンピュータ101Aの図示しないポインティングデバイ
スで指示することにより、メールボックス排紙指定画面
の指定を有効にして、メールボックス排紙指定画面を終
了する。606はキャンセルキーで、このキーをホスト
コンピュータ101Aの図示しないポインティングデバ
イスで指示することにより、メールボックス排紙指定画
面の指定を無効にして、メールボックス排紙指定画面を
終了する。
【0074】以下、印刷時におけるメールボックス排紙
の指定方法について説明する。
【0075】メールボックス排紙の指定は、例えば図
4、図5で示されるプリンタドライバのUI(ユーザイ
ンタフェース)上で行われる。
【0076】図4では、メールボックス排紙指定で配布
しようとする”体暇連絡先文書”のファイル”体暇連絡
先.doc”が”選択文書”として表示されている。
【0077】ユーザは、図4のUIにおいて、配布しよ
うとするページごとに”配布ページ”をリストから順に
選択し、”排紙先指定”ボタンをプッシュして選択した
ページの具体的な排紙先の指定を行っていく。
【0078】図4の配布先指定ボタン2703をプッシ
ュすることにより図5に示した配布先指定画面が表示さ
れる。
【0079】この画面において、ユーザは図4のUI画
面で配布ページ選択エリア2702で選択したページに
対する配布先の指定を行う。選択した文書,ページが”
選択文書”,”配布ページ”の欄にそれぞれ”休暇連絡
先.doc”、”ページ1”と表示され、また、すべて
の配布先が図3において登録された名称で表示される。
【0080】ユーザは、それぞれの配布先に対して印刷
しようとするページの配布を行うかどうか、それぞれの
チェックボックスに対してチェックを行うことで指定す
る。
【0081】また、チェックされた配布先にいくつ配布
するかを”配布部数”の欄にその部数を指定することに
より、図5の例では、”人事一課”、”人事二課”、”
人事三課”にそれぞれ1部ずつ配布することができる。
【0082】配布部数の指定方法には、配布指定された
配布先に同じ数の部数分配布するために数値を指定する
手段と、図3の名称登録時に設定されたグループ人数の
設定値に従って配布先ごとにそのグループの人数分配布
するように指定する手段とがある。
【0083】後者のように配布先ごとにグループの人数
分配布する場合は、図5のUI上では、人数分配布指示
チェックボックス604に対してチェックを行うことに
より指定が可能である。
【0084】図5のUI上で配布先を指定すると図4の
UI画面には配布先指定状況表示エリア2704に”体
暇連絡先.doc”のそれぞれのページに対して配布先
が指定されているかどうかが表示される。
【0085】ユーザが配布先を指定したページは”配布
先指定済”と表示され、この指定で印刷を実行した場合
には”配布先指定済”と表示されているページのみがそ
の指定内容に従ってメールボックス排紙が行われる。
【0086】一方、配布先の指定を行ってないページ
は”未指定”と表示され、この状態の指定で印刷を実行
した場合には、”未指定”のページはどの配布先にも配
布されない。
【0087】逆に、ユーザは、”選択文書”のページの
中に、どの配布先にも配布する必要のないページがあれ
ば、図4のUI画面で配布先を指定しないことによりそ
のページのみ印刷を行わないことが可能となる。
【0088】以上のようなプリンタドライバUI上での
メールボックス排紙指定を行うことにより、ユーザは図
1、図2の例のように5ページから成る”体暇連絡先文
書”の必要なページを必要な部署に配布することができ
る。
【0089】以下、本実施形態を詳細に説明する。
【0090】まず、図6〜図10を用いて、本画像記録
システムのホストコンピュータ101上の処理を説明す
る。
【0091】図6は、本発明の第1実施形態を示すデー
タ処理装置の構成を説明するブロック図であり、図1に
示した画像記録システムにおける、ホストコンピュータ
101A〜101D(以下、単にホストコンピュータ1
01)から画像記録装置102への印刷ジョブ送信,画
像記録装置の情報獲得,環境設定を行う仕組みを具現化
したものである。
【0092】図に示すように、画像記録システムは印刷
すべきジョブを生成するホストコンピュータ101と実
際に用紙に印刷を行う画像記録装置102、および所定
のインタフェース2110,後述する図12に示すイン
タフェース2211から構成されている。
【0093】インタフェース2110,後述する図12
に示すインタフェース2211はIEEE1284等で
規定されているローカルインタフェースでもEther
netのようなネットワークインタフェースでもよく、
本実施形態ではローカルインタフェースの場合を例とし
て説明する。
【0094】図6において、2101はアプリケーショ
ン部で、ユーザがグラフィックユーザインタフェースを
操作しながら所望の印刷データを生成する。2102は
プリンタドライバ部で、アプリケーション部2101が
作成した画像データを画像記録装置102が印刷可能な
ページ記述言語(以下PDLと略称)データに変換す
る。
【0095】2103は送信バッファで、プリンタドラ
イバ部2102が変換したPDLデータを一時的に格納
しておく。2107はジョブパケット生成部で、送信バ
ッファ2103に格納されたPDLデータとアプリケー
ション部2101が有するジョブ属性情報とから所定の
ジョブパケットを生成する。2105はユーティリティ
部で、画像記録装置102の状態の確認や送信した印刷
ジョブの印刷状態の確認や、印刷ジョブの取り消し、割
り込みなどの操作をグラフィックユーザインタフェース
を用いて、これらの要求を画像記録装置102が解釈可
能な管理パケットに変換する。
【0096】2106は論理チャネル制御部で、ジョブ
パケットと管理パケットをそれぞれ異なるチャネルに割
り振り、OSI7階層におけるトランスポート層の多重
化を行う。2104はI/Fドライバ部で、論理的なデ
ータを電気信号に変換し、インタフェースとのやりとり
を行う。
【0097】このように、ホストコンピュータ101
は、アプリケーション部2101,プリンタドライバ部
2102,送信バッファ2103,ジョブパケット生成
部2107,ユーティリティ部2105,論理チャネル
制御部2106,I/Fドライバ部2104等から構成
される。
【0098】なお、上記ホストコンピュータ101内の
各部は、それぞれ専用のハードウエアにより構成して
も、CPU,CPUが実行するプログラムを格納したR
OM又はその他の記憶媒体,RAM,EEPROM,ハ
ードディスク等により構成してもよい。
【0099】また、ホストコンピュータ101の論理チ
ャネル制御部2106から画像記録装置102の論理チ
ャネル制御部2202(後述する図12に示す)までに
行われるデータ通信は、例えばネットワークの場合はT
CP/IP、ローカルの場合はIEEE1284/IE
EE1284.4による規定のプロトコルにより、トラ
ンスポート層レベルの多重化が行われてるものとし、詳
細な説明については省略する。
【0100】論理的にジョブパケット生成部2107か
ら送信されるジョブパケットは、画像記録装置102の
ジョブプリプロセッサ部2203(後述する図12に示
す)によって受信され、この経路をジョブチャネルとい
い、ユーティリティ部2105から送受信される管理パ
ケットは画像記録装置102の情報管理部2210(後
述する図12に示す)によって送受信され、この経路を
管理チャネルという。
【0101】双方のチャネルは双方向通信が可能である
ことを規定しているが、ジョブチャネルに関してはホス
トコンピュータ→画像記録装置の片方向だけでも本実施
形態を阻害するものではない。
【0102】ジョブチャネルと管理チャネルはOSI7
階層におけるトランスポート層レベルで多重化されてお
り、片方のフロー処理が他方に影響することはない。
【0103】次に、図7を参照して、本発明のデータ処
理装置および画像記録装置を適用可能な画像記録システ
ムのジョブパケット,管理パケットの構造について説明
する。
【0104】図7は、本発明のデータ処理装置のジョブ
パケット,管理パケットの構造について説明する図であ
る。
【0105】データ処理装置および画像記録装置を適用
可能な画像記録システムのジョブパケット,管理パケッ
トは、アプリケーション層のプロトコルであり、ヘッダ
部、パラメータ部から構成されるパケット構造になって
いる。
【0106】また、1つの印刷ジョブは複数のジョブパ
ケットから構成され、印刷ジョブを構成する一連のジョ
ブパケットの集まりをジョブスクリプトと呼ぶ。
【0107】図において、縦軸はバイト(byte)を
示し、横軸は各バイトのビット(bit)を示してい
る。
【0108】パケットの0〜1バイト目は、オペレーシ
ョンコード701を示す領域で、パケットの機能を示す
長さ2バイトのIDである。このオペレーションコード
701は、ジョブパケットにおいては以下の値を取るこ
とができる。なお、コード中の「0x」は16進数表示
を示す。 「0x0201」:ジョブ開始オペレーション 「0x0202」:ジョブ属性設定オペレーション 「0x0204」:PLDデータ送信オペレーション 「0x0205」:ジョブ終了オペレーション 次に、パケットの2〜3バイト目は、ブロック番号70
2を示す領域で、ジョブパケットを送信した側が、返答
を要求する場合に、受信側からの返答が送信側のどの返
答要求に対するものであるか、その対応を取るために使
用する番号である。
【0109】例えば、それぞれブロック番号=1,2,
3というジョブパケットを立て続けに送信した時に、ブ
ロック番号=2というエラーパケットが帰ってきた場
合、送信側は、2番目に送ったジョブパケットにエラー
が発生したことを特定することが可能である。
【0110】パケットの4〜5バイト目は、パラメータ
長703を示す領域で、パラメータ長はデータ部のバイ
ト長さを示す領域で、0〜64Kバイトまでを示すこと
が可能である。
【0111】パケットの6〜7バイト目は、ジョブパケ
ットの各種フラグを示す領域で、それぞれ以下の値を示
す。
【0112】まず、6バイト目の6ビット目は、通知フ
ラグ704を示す領域で、この値が「1」の時は、ホス
トコンピュータからの要求パケットに対する返答ではな
く、画像記録装置がなんらかの通知事項があることをホ
ストコンピュータに通知することを示している。
【0113】次に、6バイト目の7ビット目は、エラー
フラグ705を示す領域で、この値が「1」の場合、画
像記録装置で何らかのエラーが発生したことを示す。こ
のフラグは画像記録装置からホストコンピュータに送ら
れる返信パケットに付加される。
【0114】また、7バイト目の0ビット目は、返答送
信706を示す領域で、この値が「1」の時は、ホスト
コンピュータからの要求パケットに対する返答であるこ
とを示している。
【0115】さらに、7バイト目の1ビット目は、継続
フラグ707を示す領域で、この値が「1」の場合、デ
ータ部にすべてのデータが入らなかったため、次のジョ
ブパケットで残りのデータが送られることを示す。次の
ジョブパケットは前のパケットと同じオペレーション・
コード、ブロック番号を設定しなくてはならない。
【0116】また、7バイト目の2ビット目は、返答要
求708を示す領域で、ホストコンピュータから画像記
録装置に対して返答パケットが必要な場合に「1」をセ
ットする。この返答要求708に「0」がセットされた
ときには、要求パケットが正常に処理された場合には返
答は返されない。しかし、画像記録装置102でエラー
が発生した場合には、画像記録装置102が受け取った
パケットの返答要求708にセットされた値(「0」o
r「1」)に関わらず、画像記録装置102は、つねに
エラーフラグ705を「1」にした返答パケットを返信
する。
【0117】また、パケットの8〜9バイト目は、ユー
ザID709を示す領域で、10〜11バイト目は、パ
スワード710を示す領域で、要求パケットでできる操
作にセキェリテイ的制限を設ける際に、認証に使われる
領域である。本実施形態には影響しない。
【0118】パケットの12バイト目以降は、データ部
711を示す領域で、オペレーションコード701に対
応した追加データが格納される。
【0119】(ジョブ開始オペレーション)の場合、追
加データとして、ジョブの実行モードが記述される。指
定可能な実行モードを以下にあげる。
【0120】「0x01」:ジョブの通常実行。当該ジ
ョブは通常ジョブとして画像記録装置のキューの最後に
追加され、スケジューリングが回ってきたら印刷処理を
行う。
【0121】「0x04」:ジョブの割り込み実行。当
該ジョブは割り込みジョブとして扱い、すべてのジョブ
の処理を停止して当該ジョブの印刷を優先して実行す
る。
【0122】(ジョブ属性設定オペレーション)の場
合、設定したいジョブ属性IDとジョブ属性値を設定す
る。ジョブ属性IDとは、ジョブに関する属性あるいは
環境に対応した識別子を示すもので、ISO−1017
5(DPA)で規定されるジョブの属性に相当するID
が予め割り振られている。以下にジョブ属性の代表的な
ものを挙げる。 ・ジョブ属性ID 「0x0101」:ジョブ名称 「0x0103」:ジョブオーナ名 「0x016a」:ジョブサイズ 「0x017a」:排紙モード指定 「0x018a」:印刷部数 この他、画像記録装置の機能に応じて、排紙に関するフ
ィニッシングの指定、モノクロ・カラーなどのジョブ属
性とそれに対応するIDを割り振ることができる。
【0123】(PDLデータ送信オペレーション)の場
合は、追加データ部にはPDLデータが入る。1つのジ
ョブパケットのデータは前記パラメータ長に格納できる
最大サイズ64KBまで格納可能であり、それ以上のデ
ータは複数のPDLデータ送信オペレーションに分割し
て送信する。この場合は前記継続フラグに1を立てる。
【0124】(ジョブ終了オペレーション)の場合は追
加データは存在しない。
【0125】以下、図8,図9を参照して、図6に示し
たホストコンピュータ101内のジョブパケット生成部
2107の制御処理動作について説明する。
【0126】図8,図9は、本発明のデータ処理装置お
よび画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第1
の制御処理手順を示すフローチャートであり、特に、ジ
ョブパケット生成部2107のジョブパケット生成処理
手順に対応する。なお、S301〜S316は各ステッ
プを示す。
【0127】ジョブパケット生成部2107は、アプリ
ケーション部2101により、印刷指定が選択された時
にプリンタドライパ部2102により起動され、プリン
タドライバ部2102が印刷データを送信バッファ部2
103に生成完了した後に処理を開始する。
【0128】まず、ステップS301において、当該ジ
ョブが割り込み指定がされたかどうを判断する。割り込
み指定はプリンタドライバ部2102のユーザインタフ
ェースが提供するプロパティによって指定される。
【0129】ステップS301で割り込み指定ありと判
断された場合には、ステップS303において、動作モ
ードをジョブの割り込み実行「0x04」とし、一方、
割り込み指定なしと判断された場合には、ステップS3
02において、動作モードをジョブの通常実行「0x0
1」に設定する。
【0130】次に、ステップS304において、図7に
示したオペレーションコード701を格納する領域にジ
ョブ開始オペレーションコード「0x0201」を指定
したジョブパケットを論理チャネル制御部2106に発
行する。
【0131】この時、ジョブパケットの追加データ領域
に動作モードが設定され、通常ジョブか割り込みジョブ
かの指定がなされる。以降、ジョブ終了オペレーション
を発行するまで、全てのオペレーションは当該ジョブの
情報設定のためだけに用いられる。
【0132】次に、ステップS305において、ジョブ
の名称を設定する。図7に示したオペレーションコード
701を格納する領域にジョブ属性設定オペレーション
コード「0x0202」、データ部711に、ジョブ名
称を示すジョブ属性ID「0x0101」および、ジョ
ブ属性値となる名称を指定したジョブパケットを論理チ
ャネル制御部1106に発行する。
【0133】次に、ステップS306において、ジョブ
の所有者の設定を行う。図7に示したオペレーションコ
ード701を格納する領域に、ジョブ属性設定オペレー
ションコード「0x0202」、データ部711に、ジ
ョブ所有者を示すジョブ属性ID「0x0103」およ
び、ジョブ属性値となる所有者名を指定したジョブパケ
ットを論理チャネル制御部2106に発行する。
【0134】次に、ステップS307において、ジョブ
のサイズの設定を行う。図7に示したオペレーションコ
ード701を格納する領域にジョブ属性設定オペレーシ
ョンコード「0x0202」、データ部711に、ジョ
ブサイズを示すジョブ属性ID「0x016a」およ
び、ジョブ属性値となるジョブのデータサイズを指定し
たジョブパケットを論理チャネル制御部2106に発行
する。
【0135】次に、ステップS308において、排紙モ
ードの設定を行う。図7に示したオペレーションコード
701を格納する領域にジョブ属性設定オペレーション
コード「0x0202」、データ部711に、排紙モー
ドを示すジョブ属性ID「0x017a」および、ジョ
ブ属性値となる固定排紙,ジョブセパレート指定,メー
ルボックス排紙,ソート指定,スタック指定等の排紙指
定を示すコードを格納したジョブパケットを論理チャネ
ル制御部2106に発行する。
【0136】次に、ステップS309において、変数s
izeに送信すべきPDLデータのサイズを代入する。
【0137】次に、ステップS310において、変数s
izeの大きさをチェックし、変数sizeが64Kよ
り大きいかどうかを比較判定する。ジョブパケットに指
定できるパラメータのサイズはパケットヘッダのパラメ
ータ長のサイズが16ビットで表現されているため、最
大64Kバイトの制限があるので、それ以上のデータは
複数のジョブパケットに分割して発行されることにな
る。
【0138】もし、ステップS310でデータのサイズ
sizeが64Kよりも大きいと判定された場合は、ス
テップS314において、図7に示したパケットヘッダ
の継続フラグ707を1に設定し、さらにステップS3
15において、送信バッファ403から64Kバイト分
のPDLデータが取り出され、図7に示したオペレーシ
ョンコード701を格納する領域にPDLデータ送信オ
ペレーション「0x0204」を、データ部711に前
記取り出されたPDLデータを指定したジョブパケット
を論理チャネル制御部2106に発行し、ステップS3
16において、ステップS315で送信した64Kをs
izeから減じて、ステップS310の処理に戻る。但
し、ステップS308でメールボックス排紙を設定した
場合、データ部711に格納されるPDLデータは、後
述する図11に示すデータ構造とする。
【0139】一方、ステップS310でデータのサイズ
sizeが64Kより大きくない(64K以下)と判定
された場合は、後1回のPDLデータ送信オペレーショ
ンで全データの送信が完了する。この場合は、ステップ
S311において、図7に示したパケットヘッダの継続
フラグ707を「0」にして、PDLデータ送信が最後
であることを設定し、さらにステップS312におい
て、送信バッファ2103からすべてのPDLデータが
取り出され、図7のオペレーションコード701を格納
する領域にPDLデータ送信オペレーション「0x02
04」に、データ部711に前記取り出されたPDLデ
ータを指定したジョブパケットを論理チャネル制御部2
106に発行する。但し、ステップS308でメールボ
ックス排紙を設定した場合、データ部711に格納され
るPDLデータは、後述する図11に示すデータ構造と
する。
【0140】その後、ステップS313において、図7
のオペレーションコード711を格納する領域にジョブ
終了オペレーションコード「0x0205」を指定した
ジョブパケットを論理チャネル制御部2106に発行し
て処理を終了する。
【0141】以下、図10を参照して、図3に示した排
紙口名称登録画面の制御処理を行うホストコンピュー
タ、例えばホストコンピュータ101A上でプリンタ設
定アプリケーションが行うメールボックス排紙に関する
処理についてフローチャートを基に詳細に説明する。
【0142】図10は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第2の制
御処理手順を示すフローチャートであり、特に、アプリ
ケーション部2101の図3に示した排紙口名称登録画
面による登録処理(ホストコンピュータ上でメールボッ
クス排紙指定時に使用する排紙口名称(配布先名称)を
登録する処理)に対応する。なお、S401〜S405
は各ステップを示す。
【0143】まず、ステップS401において、排紙口
名称の登録を指定されたか否かを判定し、排紙口名称の
登録が指定されていないと判定された(キャンセルキー
505を指示された)場合は、そのまま処理を終了し、
排紙口名称の登録を指定されたと判定された、即ちユー
ザが識別名称の登録を行う(OKキー504を指示され
た)場合は、ステップS402において、排紙口名称及
びそのグループに属する人数の編集を指定した、即ち排
紙口名称登録エリア502またはグループ人数登録エリ
ア503を編集したか否かを判定し、編集していないと
判定された場合は、そのまま処理を終了する。
【0144】一方、ステップS402において、排紙口
名称及びそのグループに属する人数(排紙口名称登録エ
リア502またはグループ人数登録エリア503)を編
集したと判定された場合は、ステップS403におい
て、排紙口名称登録エリア502からユーザの入力操作
により指定された排紙口名称を獲得し、ステップS40
4において、グループ人数登録エリア503からユーザ
の入力操作により指定されたグループ人数を獲得し、ス
テップS405において、獲得した各排紙口名称,各グ
ループ人数を画像記録装置102への指定に変換,送信
して登録を行う。
【0145】以後、これらはメールボックスモード指定
の印刷時に付加する情報として使用され、プリンタドラ
イバUI(図4に示したメールボックス排紙指定画面)
上には、上記設定された名称を一元管理されている画像
記録装置102から情報として受け取り、配布先表示エ
リア602として表示される。
【0146】通常上記、図3および図10で示した設定
は、プリンタ設置時に1回だけ設定すれば良く、メール
ボックスモードの運用を変更したい場合に、システム管
理者等が排紙口名称、あるいはグループ人数の変更を適
宜行って仕分け方法を変更することができる。これによ
り、ホストコンピュータ101A〜101Dのユーザは
画像記録装置102で一元管理されている1つの排紙口
情報を参照でき、従来のような各ユーザによる排紙口登
録による不具合を解消できる。
【0147】図11は、図7におけるジョブパケットの
データ部の構造を示したものであり、図1,図2の例の
ようなメールボックス排紙がユーザにより指定された場
合のデータ内容を示している。
【0148】メールボックス排紙が指定された場合、プ
リンタドライバは、ユーザからの指定内容に従ってバイ
ンダという所定の単位ごとに複数の排紙先を指定する印
刷データを作成する。
【0149】上記のバインダとは、複数のジョブ内容を
1つのジョブの中に収めるために設けた概念である。複
数のユーザがネットワークを介して1つのプリンタを共
有する場合には、有るユーザが連続して複数のジョブを
送信したつもりでも、それらの印刷ジョブの間に他のユ
ーザのジョブが割り込まれて自分のジョブの出力用紙の
間に他のユーザの出力用紙が混入してしまう可能性があ
る。しかし、それら複数ジョブ1つ1つを、1つのバイ
ンダとみなして複数のバインダをまとめて1つのジョブ
にすることで、他のユーザのジョブがバインダ間に割り
込まれることなく指定通りの排紙が実現できる。
【0150】また、例えば上記バインダ単位に印刷部
数、排紙先、配布先、ステイプル、ジョブオフセット等
のフィニッシング指定等を切り換えることにより、ホス
トコンピュータ上で、何度も印刷指示を繰り返し行う手
間を省くことができるようになる。
【0151】さらに、印刷物を複数のユーザに対して配
布する場合でも、まとめて1つのジョブにするので、印
刷データを何度(配布人数回)もプリンタに送信する必
要がなくなり、ネットワークに負荷をかけることもなく
なる。
【0152】図11の例では、ユーザが配布指定したペ
ージごとにバインダ1、バインダ2、バインダ3、バイ
ンダ4と印刷データの内容を示している。例えばバイン
ダ1のデータ部には、”休暇連絡先.doc”のページ
1に関する指定が記述されており、"配布先 "にあたる指
定排紙口指定は、”人事一課”、”人事二課”、”人事
三課”で、それぞれ部数”1”で排紙を行うよう指定さ
れている。また、画像データは”休暇連絡先.doc”
のページ1の画像データ(注意事項)という指定となっ
ている。”休暇連絡先.doc”のページ2(人事一課
連絡先)に関する指定、ページ3(人事二課連絡先)に
関する指定、ページ4(人事三課連絡先)に関する指定
も同様に記述されており、その結果、図2に示した印刷
ジョブが図1に示したような排紙先にそれぞれ配布され
る。
【0153】以上のようなデータを作成して、ページご
とで異なるメールボックス排紙指定をすべて1ジョブで
印刷指定することが可能となるのである。
【0154】図12は、本発明の第1実施形態を示す画
像記録装置の構成を説明するブロック図であり、図1に
示した画像記録システムにおける画像記録装置102に
対応する。
【0155】図において、2201はI/Fドライバ部
で、論理的なデータを電気信号に変換し、インタフェー
ス2211とのやりとりを行う。2202は論理チャネ
ル制御部で、I/Fドライバ部2201から受信したデ
ータを解析し、ジョブパケットと管理パケットをそれぞ
れ異なるチャネルに書けり振り、OSI7階層における
トランスポート層の多重化を行う。
【0156】2204はジョブスプーラで、HDDやフ
ラッシュメモリ、あるいはDRAMなどの大容量メモリ
デバイスから構成され、印刷ジョブのPDLデータを印
刷完了まで一時的に保持する。2205は機器データベ
ース部で、印刷ジョブの属性情報を格納する。
【0157】2203はジョブプリプロセッサ部で、ジ
ョブパケットを受け取って解析を行い、印刷ジョブの属
性情報は機器データベース部2205,PDLデータは
ジョブスプーラ2204に割り分けて格納する。221
3はジョブ読み出しテーブルで、ジョブの処理順番を記
述する。2207は描画バッファで、リアルタイムに描
画処理可能な中間データを格納する。
【0158】2206はPDLトランスレータ部で、ジ
ョブ読み出しテーブル2213に記述された順番にジョ
ブを取りだし、機器データベース部2205に格納され
た属性情報とジョブスプーラ2204に格納されたPD
Lデータを解析し、リアルタイムに描画処理可能な中間
データを生成して描画バッファ2207に格納する。
【0159】2209はプリンタエンジン部で、描画バ
ッファ2207から中間データを取得し、プリンタエン
ジン2209が行う用紙搬送処理とともにリアルタイム
に中間データのレンダリングを行い、プリンタエンジン
部2209にビデオデータとして送信を行う描画部22
08、既知の電子写真技術を用いて描画部2208から
送信されたビデオデータを元に、用紙に物理的に印刷を
行う。
【0160】2210は情報管理部で、ホストコンピュ
ータ101から送信された管理パケットを受け取り、要
求に応じて機器データベース部2205から情報の獲得
を行い、またジョブの取り消し要求や割り込み要求を行
い、またジョブの終了や機器の異常を検知して自立的に
ホストコンピュータ101に通知イベントを発行する。
【0161】2212は割り込み処理部で、ジョブの割
り込み指定が行われた時に、実際の割り込み処理を行
う。
【0162】図に示すように、画像記録装置102は、
I/Fドライバ部2201,論理チャネル制御部220
2,ジョブプリプロセッサ部2203,ジョブスプーラ
2204,機器データベース部2205,PDLトラン
スレータ部2206,描画バッファ2207,描画部2
208,プリンタエンジン2209,情報管理部221
0,割り込み処理部2212,ジョブ読み出しテーブル
2213から構成される。
【0163】なお、上記画像記録装置102内の各部
は、それぞれ専用のハードウエアにより構成しても、C
PU,CPUが実行するプログラムを格納したROM又
はその他の記憶媒体,RAM,EEPROM,ハードデ
ィスク等により構成してもよい。
【0164】以下、図13を参照して、図12に示した
ジョブプリプロセッサ部2203の制御動作について説
明する。
【0165】図13は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第3の制
御処理手順を示すフローチャートであり、特に、ジョブ
プリプロセッサ部2203の処理手順に対応する。な
お、S501〜S514は各ステップを示す。
【0166】ジョブプリプロセッサ部2203は、画像
記録装置102の起動時に処理開始し、以後、画像記録
装置102の電源遮断まで処理を継続する。
【0167】まず、最初にステップS501において、
ジョブパケットの受信を行う。受信すると、ステップS
502において、受信したジョブがジョブ開始オペレー
ションかどうか比較判定し、ジョブ開始オペレーション
以外のオペレーションが到着したと判定された場合には
不正動作となり、ステップS503において、ジョブパ
ケットの破棄を行い、ステップS501の処理に戻る。
【0168】一方、ステップS502で受信したジョブ
がジョブ開始オペレーションと判定された場合は、ステ
ップS504において、当該ジョブのジョブIDの獲得
を行い、ジョブIDは2バイトの番号として割り振ら
れ、機器データベース部2205におけるジョブ属性情
報の読み書き処理のキーとして利用される。
【0169】次に、ステップS505において、ジョブ
読み出しテーブルに当該ジョブのジョブIDを追加し、
ステップS506において、ジョブパケットの追加デー
タを検索し、動作モードが「0x04」かどうか比較判
定し、動作モードが「0x04」でないと判定された場
合は、そのままステップS508に進む。
【0170】一方、ステップS506でジョブパケット
の追加データの動作モードが「0x04」と判定された
場合は、上述したとおり割り込み印刷指定を示してお
り、その場合には、ステップS507において、割り込
み処理部2212に対して割り込み印刷の指示を出し、
ステップS508に進む。
【0171】次に、ステップS508において、次のジ
ョブパケットの受け付けを行い、ステップS509にお
いて、受信したジョブパケットが属性設定オペレーショ
ンであるか否かを比較判定し、属性設定オペレーション
であると判定された場合は、ステップS510におい
て、機器データベース部2205で属性データの設定を
行う。この時キーとなるのはステップS504で獲得し
たジョブIDとジョブパケットの追加データに記述され
てある属性IDおよび属性データである。
【0172】例えば、受信したジョブパケットが、排紙
モードのジョブ属性値としてメールボックス排紙を指定
した属性設定オペレーションの場合は、ジョブ属性値と
なるメールボックス排紙および、指定配布先数分の配布
先,配布部数を指定したコードを取得し、機器データベ
ース部2205で属性データの設定を行う。
【0173】ステップS510の属性設定が完了すると
次のジョブパケットを受信するため、ステップS508
の処理に戻る。
【0174】一方、ステップS509で受信したジョブ
パケットが属性設定オペレーションでないと判定された
場合は、ステップS511において、受信したジョブパ
ケットがPDLデータ送信オペレーションか否かを比較
判定し、PDLデータ送信オペレーションであると判定
された場合は、ステップS512において、ジョブスプ
ーラ2204にPDLデータの追加を行う。この時、ジ
ョブIDをキーとして渡し、後で取り出すときにもジョ
ブIDをキーとして取り出せるようにしておく。ジョブ
スプーラ2204への追加が完了すると次のジョブパケ
ットを受信するため、ステップS508の処理に戻る。
【0175】一方、ステップS511で受信したジョブ
パケットがPDLデータ送信オペレーションでないと判
定された場合は、ステップS513において、ジョブパ
ケットがジョブ終了オペレーションであるかどうかを比
較判定し、ジョブ終了オペレーションであると判定され
た場合は、一連のループを抜けてステップS501の初
期状態に戻る。
【0176】一方、ステップS513でジョブパケット
がジョブ終了オペレーションでないと判定された場合、
即ちいずれのオペレーションにも該当しない場合には、
不正なジョブパケットであるので、ステップS514に
おいて、ジョブパケットの破棄を行い、ステップS50
8の処理に戻る。
【0177】以上の動作によって、ジョブプリプロセッ
サ部2203は、ジョブパケットを機器データベース部
2205とジョブスプーラ2204にデータの振り分け
を行うことができる。
【0178】次に、図14を参照して、図12に示した
ジョブ読み出しテーブル2213の説明を行う。
【0179】図14は、図12に示したジョブ読み出し
テーブル2213を表す説明図である。
【0180】図において、(a)は、ジョブ読み出しテ
ーブル2213にジョブ1〜4が登録されている状態を
示す。この状態において、PDLトランスレータ部22
06が、トランスレートを実行する時、読み出しテーブ
ルの上から順番に印刷ジョブの取りだしを行い、ジョブ
プリプロセッサ部2203が図13のステップS505
においてジョブ読み出しテーブルにジョブ5を追加した
場合、(b)に示すように、ジョブ5が読み出しテーブ
ルの最後に追加される。
【0181】また、プリンタエンジン部2209におい
てジョブ1の最後のページの排紙を完了したと認識する
と、(c)に示すように、ジョブ1はジョブ読み出しテ
ーブルから削除される。
【0182】以上のように、ジョブ読み出しテーブル2
213はPDLトランスレータ部2206が処理するジ
ョブの順番の制御を行う。
【0183】以下、PDLトランスレータ部2206の
処理以降の動作について説明する。
【0184】PDLトランスレータ部2206は、ジョ
ブスプーラ2204に格納されたPDLデータと機器デ
ータベース部2205に格納されたジョブ情報を元にト
ランスレート処理を行い、描画部2208がリアルタイ
ムに描画できる中間データに変換し、描画バッファ22
07に送信する。
【0185】次に、描画バッファ2207は、複数ペー
ジ分の中間データを格納し、描画部2208に渡す。次
に、描画部2208は、描画バッファ2207から中間
データを取得し、プリンタエンジン部2209が行う用
紙搬送処理とともにリアルタイムに中間データのレンダ
リングを行い、プリンタエンジン部2209にビデオデ
ータとして送信を行う。
【0186】次に、プリンタエンジン部2209は、既
知の電子写真技術を用いて描画部2208から送信され
たビデオデータを元に、用紙に物理的に印刷を行う。
【0187】また、情報管理部2210は、ユーティリ
ティ部2105の情報獲得要求を管理パケットの形で受
け取り、機器データベース部2205から必要な情報を
獲得し、管理パケットに変換して論理チャネル制御部2
202を介してホストコンピュータに返答する。また、
ジョブの終了を検知して自発的に終了の通知を管理パケ
ットに変換して通知する。
【0188】なお、画像記録装置102の本体には後述
する図15に示す操作パネル104が備え付けられてお
り、この操作パネル104は、液晶やLEDなどのディ
スプレイ装置と操作ボタンから構成されており、ユーザ
からの設定を情報管理部2210を通して機器データベ
ース部2205に反映させ、あるいは現在の機器の状態
を表示するという処理を行うことができる。
【0189】次に、図15〜図27を参照して、図1に
示した画像記録装置102の構成について説明する。
【0190】図15は、図1に示した画像記録装置10
2を適用可能なレーザビームプリンタの構成を説明する
ブロック図である。
【0191】なお、本実施形態を適用する画像記録装置
は、レーザビームプリンタに限られるものではなく、L
ED式、インクジェット式、熱転写式、昇華式等他のプ
リント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。
【0192】また、以下の説明および図においては、オ
プションユニットを2台接続した例を説明するが、更に
多くのオプションユニットを接続可能であり、またオプ
ションユニットの機能を本体が共有しても構わない。
【0193】図において、レーザビームプリンタ(プリ
ンタ)102は、各種オプション装置が接続可能であ
り、ホストコンピュータ等の外部機器101と汎用イン
タフェース(例えばセントロニクス、RS232C,U
SB等),ネットワーク(例えばEthernet等)
で接続され、汎用インタフェースを介して外部機器10
1から転送される印刷情報(所定のプリンタ言語に基づ
くコードデータ等の制御情報、例えばPost Scr
ipt,LIPSIII,LIPSIV,イメージデー
タ等を含む)に基づく画像記録を行なう。
【0194】103はビデオコントローラで、外部機器
101と前記汎用インタフェースで接続され、外部機器
101から前記汎用インタフェースを介して転送される
コードデータ(ESCコード、各種PDLデータ等)を
受信し、該コードデータに基づくドットデータ等からな
るページ情報を生成し、ビデオインタフェース80を介
して後述するエンジンコントローラ105に対してイメ
ージデータ(2値又は多値)を送信するとともに、統括
インタフェース90を介して後述するオプションコント
ローラ部106に対して給紙指定及び排紙指定のコマン
ド等を送信する。エンジンコントローラ105は、前記
ビデオコントローラ103から転送されるイメージデー
タに基づいて、周知の電子写真プロセスによって感光ド
ラム上に潜像を形成し、供給される用紙に転写、定着し
て印刷を行なう。なお、この時、オプションコントロー
ラ部106に対して給排紙のタイミングの指示等を行な
う。
【0195】104はパネル部で、操作のための各種ス
イッチ(ボタン)、LED表示器、LCD表示器等から
構成されるユーザとのインタフェースであり、ユーザは
パネル部104を操作することによりプリンタ102に
所定の動作を指示することができる。なお、ユーザによ
り設定された各種データ等は図示しない不揮発性メモ
リ、例えばNVRAM,EEPROM等に記憶管理され
る。
【0196】オプションコントローラ部106は、図示
しないCPU,ROM,RAM等を備え、前記ビデオコ
ントローラ103から転送される給排紙指定等及びエン
ジンコントローラ105からの給排紙指示等に基づい
て、1台以上のオプション装置(ユニット)を統括して
制御する統括コントローラであり、各種オプション装置
に具備されるオプションコントローラユニットとオプシ
ョンユニットインタフェース70を介して通信を行な
い、各種オプション装置を統括的に制御する。
【0197】また、オプションコントローラ部106の
RAM内には、ビデオコントローラ103がアクセス可
能な共有メモリ(後述する図21に示す)があり、該共
有メモリは約40頁分の搬送状況管理エリア、基本ステ
ータスエリア、コマンドステータス管理エリア、立ち上
げ処理エリア等から構成され、ビデオコントローラ10
3は、上記共有メモリの各エリアを介して各オプション
装置に対する指定を行なう。
【0198】なお、上記搬送状況管理エリアは、ビデオ
コントローラ103が印刷方法(給紙口、排紙口、色、
ステイプルする、シフトする等)を各オプション装置へ
通知する領域と、各オプション状態(どこまで印刷し
た、排紙完了した等)をビデオコントローラ103に通
知する領域から構成される。
【0199】また、基本ステータスエリアは、各オプシ
ョン装置の異常(JAM,紙なしステイプル針なし等)
をビデオコントローラ103に通知する領域で、コマン
ド&ステータス管理エリアは、ビデオコントローラ10
3とコマンドステータスのやりとりを行なう領域で、立
ち上げ処理エリアは、ビデオコントローラ103が各オ
プション装置の立ち上げ処理を指定する領域である。
【0200】107は給紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばペーパデッキオプションユニットで、内
部にペーパデッキコントローラ(大容量給紙カセットコ
ントローラ)107aを有し、オプションコントローラ
部106から送信される制御情報に基づいて給紙制御を
行なう。なお、上記ペーパデッキコントローラ107a
は、不図示のCPU,ROM,RAMを備え、CPUが
ROMに格納されたプログラムに基づいて給紙オプショ
ン装置107を制御する。また、ROMには給紙オプシ
ョン装置107の拡張情報、例えばペーパデッキに格納
可能な用紙サイズの情報等が格納されている。
【0201】108は排紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばソート機能を有するソータオプションユ
ニットで、内部にソータコントローラ(大容量排紙スタ
ッカコントローラ)108aを有し、オプションコント
ローラ部106から送信される制御情報に基づいてソー
ト動作及び排紙動作を行なう。なお、上記ソータコント
ローラ108aは、不図示のCPU,ROM,RAMを
備え、CPUがROMに格納されたプログラムに基づい
て排紙オプション装置108を制御する。また、ROM
には排紙オプション装置108の拡張情報例えば、排紙
ビンの数、ソート機能の有無、ステイプル機能の有無、
排紙用紙を所定の方向にずらすシフト機能の有無、排紙
用紙のフェースの向きを反転させる反転機能の有無の情
報等が格納されている。
【0202】なお、給紙オプション装置107及び排紙
オプション装置108には表示部及び各種キーを備える
操作部(コントローラ)107b及び108bがそれぞ
れ設けられ、各オプション使用時のユーザに対するメッ
セージ及び操作方法等を表示及び操作が可能となってい
る。
【0203】また、109は制御ユニットで、プリンタ
102の印刷プロセス制御を行なうエンジンコントロー
ラ105、プリンタ102全体の制御とホストコンピュ
ータ等の外部機器101からのデータを解析しイメージ
データに変換するビデオコントローラ103、各種オプ
ションユニットを統括して制御するオプションコントロ
ーラ部106により構成されている。
【0204】なお、オプションコントローラ部106
は、共通のオプションユニットインタフェース70によ
って各オプションユニットを管理し、統括インタフェー
ス90を介してビデオコントローラ103と通信する。
本実施形態では、各給排紙オプションユニットをオプシ
ョンコントローラ部106を経由してビデオコントロー
ラ103が制御することが特徴である。
【0205】図16は、図15に示したプリンタ102
の構成を説明する断面図であり、図12と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0206】図において、230は用紙カセットで、記
録紙Sを保持し、不図示の仕切り板によって電気的に記
録紙Sのサイズを検知する機構を有する。231はカセ
ット給紙クラッチで、用紙カセット230上に載置され
た記録紙Sの最上位の記録紙一枚のみを分離し、不図示
の駆動手段によって分離した記録紙Sを給紙ローラ20
4まで搬送させるカムであり、給紙のたびに間欠的に回
転し、1回転に対応して一枚の記録紙を給紙する。23
0Sは記録紙検知センサで、用紙カセット230に保持
された記録紙Sの量を検知する。
【0207】227はレジストシャッタで、用紙を押圧
して給紙を停止させる。給紙ローラ204は、記録紙S
の先端部をレジストシャッタ227まで搬送する。20
2は手差用トレイで、記録紙Sを載置する。203は手
差し給紙クラッチで、手差し用トレイ202に載置され
た記録紙Sをレジストシャッタ227まで搬送する。2
33はオプション給紙ローラ(給紙中継搬送ローラ)
で、給紙オプション107から給紙された記録紙Sをプ
リンタ102本体内へ供給する。
【0208】また、前記手差し給紙ローラ203、カセ
ット給紙クラッチ231、オプション給紙ローラ233
の下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対
205が設けられ、レジストローラの下流には、レーザ
スキャナ部206から発したレーザ光によって、記録紙
S上にトナー像を公知の電子写真プロセスにより形成す
る画像記録部207が設けられている。
【0209】レーザスキャナ部206において、215
はレーザユニットで、ビデオコントローラ103から送
出される画像信号(VDO信号)に基づいてレーザ光を
発する。レーザユニット215から発せられたレーザ光
は、ポリゴンミラー216により走査され、結像レンズ
群218及び折返ミラー219を介して感光ドラム22
0上に潜像を形成する。217はビーム検出器で、レー
ザユニット215から発せられたレーザ光を検知して主
走査同期信号を出力する。270は光量センサで、レー
ザユニット215から発せられたレーザ光の光量を検知
する。
【0210】また、画像記録部207において、222
は一次帯電器で、感光ドラム220上を均一に帯電させ
る。223は現像器で、一次帯電器222により帯電さ
れ、レーザスキャナ206部によりレーザ露光されて感
光ドラム220に形成された潜像をトナー現像する。2
24は転写帯電器で、前記現像器223により現像され
た感光ドラム220上のトナー像をレジストローラ20
5により給紙される記録紙Sに転写する。225はクリ
ーナで、感光ドラム220上の残存トナーを取り除く。
221は前露光ランプで、感光ドラム220を光除電す
る。
【0211】208は定着器で、画像記録部207によ
り記録紙Sに形成されたトナー画像を記録紙Sに熱定着
させる。210は搬送ローラで、記録紙Sを排紙搬送す
る。209は排紙センサで、記録紙Sの排紙状態を検知
する。211はフラッパで、記録が完了した記録紙Sの
搬送方向を排紙トレイ213側又は排紙オプション10
8側に切り換える。214及び212は排紙ローラで、
フラッパ211の切り換えにより搬送される記録紙Sを
積載トレイ213に排紙する。213Sは排紙積載量検
知センサで、積載トレイ213上に積載された記録紙S
の積載量を検知する。
【0212】また、制御ユニット109内のエンジンコ
ントローラ105は、レーザスキャナ部206、画像記
録部207、定着器208による電子写真プロセスの制
御、及びプリンタ102本体内の記録紙の搬送制御を行
なう。
【0213】さらに、ビデオコントローラ103は、パ
ーソナルコンピュータ等の外部機器101と汎用インタ
フェース(例えばセントロニクス、RS232C等)で
接続され、汎用インタフェースを介して送られてくる画
像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをV
DO信号として、ビデオインタフェース80を介してエ
ンジンコントローラ105へ送る。
【0214】次に、プリンタ102本体に着脱可能に接
続された各種オプションユニットについて説明する。
【0215】図15に示したオプションコントローラ部
106は、図16に示したプリンタ本体内に設けられ、
各種オプションユニットを共通パスとなるオプションユ
ニットインタフェース70を介して同一のプロトコルで
通信可能に構成されている。また、オプションコントロ
ーラ部106は、統括インタフェース90を介してビデ
オコントローラ103に接続される。
【0216】ペーパデッキオプションユニット等の給紙
オプション装置107において、241はペーパデッキ
で、昇降するデッキ上に記録紙Sを大容量に積載する。
242はペーパデッキ給紙ローラで、ペーパデッキ24
1上に積載された記録紙Sを給紙する。
【0217】244は搬送ローラで、ペーパデッキ給紙
ローラ242から給紙される記録紙Sをオプション給紙
ローラ233方向に搬送する。243は給紙中継搬送ロ
ーラで、ペーパデッキオプションの下部に着脱可能に複
数接続可能な他の給紙系オプションユニット(異なるサ
イズ又は同一サイズの記録紙を給紙可能なオプションユ
ニット)から給紙される記録紙を中継搬送する。また、
241Sは記録紙格納量検知センサで、ペーパデッキ2
41上に載置された記録紙Sの載置量を検知する。
【0218】なお、ペーパデッキオプションユニット等
の給紙オプション装置107は、ペーパデッキコントロ
ーラ107aによって制御される。
【0219】ソータオプションユニット等の排紙オプシ
ョン装置108において、251〜257はフェースダ
ウン排紙を行なう第1排紙ビン〜第7排紙ビンで、記録
済みの記録紙Sを仕分けして積載するものである。ま
た、258はソータオプションへ搬入された用紙をその
ままストレートに通紙し、フェースアップ排紙を行なう
第8排紙ビンである。280はフラッパで、プリンタ1
02本体のフラッパ211により振り分けられソータオ
プションユニット108に送られた記録紙Sをビデオコ
ントローラ103からの指示に基づいて用紙のフェース
切り換えを行なうように搬送切り換えを行なう。また、
261S〜268Sは排紙エンプティ検知センサで、第
1排紙ビン251〜第8排紙ビン258に排紙される記
録用紙の積載用紙有り無しを検知する。
【0220】さらに、排紙積載量検知センサ271S〜
278Sは、前記第1排紙ビン251〜第8排紙ビン2
58上に積載された記録紙の積載量(積載量ゼロ(空)
〜満載)を検知し、前記第1排紙ビン251〜第8排紙
ビン258に積載された記録用紙の高さが例えば18m
m(約120枚に相当)に到達した(検知した)時点
で、ソータコントローラ108aが満載をオプションコ
ントローラ部106を介してビデオコントローラ103
に通知する。
【0221】また、上記第1排紙ビン251〜第8排紙
ビン258は、各ビンで約120枚、つまり8ビンで約
960枚積載可能であり、そのうち第1排紙ビン251
〜第7排紙ビン257はソート排紙を行なうことが可能
である。
【0222】ビデオコントローラ103により統括イン
タフェース90を通してフェースアップ指定された場合
は、フェースアップフラッパ280をオンにし振り分け
を行ない、振り分けられた記録紙Sは、ローラ290に
よりそのまま排紙口へ送られる。また、ビデオコントロ
ーラ103により統括インタフェース90を通してフェ
ースダウン指定された場合は、フェースアップフラッパ
280をオフにし振分を行ない、振り分けられた記録紙
Sは、ローラ291により一旦記録紙Sの後端がフェー
スアップフラッパ280を越えるまで搬送され、次にロ
ーラ291が反転して記録紙Sの後端から縦パスに送り
込まれ、指定排紙ビンによってビンフラッパ281〜2
86を所定のタイミングで駆動して各フェースダウン排
紙口へ振分を行ない、フェースダウン状態で排紙を完了
する。排紙ビンが第7排紙ビン257の場合、ビンフラ
ッパを駆動せずそのまま排紙を行なうことにより、フェ
ースダウン排紙を完了する。
【0223】さらに、不図示のステイプラにより、ビデ
オコントローラ103により統括インタフェース90を
通してステイプル指定されている場合は、不図示のステ
イプルトレイに記録紙Sを蓄え、記録紙Sを整列して、
ステイプラがステイプル実行して第1排紙ビン251〜
第8排紙ビン258のいずれかに排紙する。また、ビデ
オコントローラ103により統括インタフェース90を
通してシフト指定されている場合は、ステイプル指定さ
れている場合と同様に、不図示のステイプルトレイに用
紙を蓄え、記録紙Sを整列し記録紙Sをトレイごとずら
して、すなわち、排紙される記録紙Sの載置域(トレ
イ)をずらしてから第1排紙ビン251〜第8排紙ビン
258のいずれかに排紙する。また、不図示のステイプ
ル針残量検知センサを有し、ステイプル内に格納された
ステイプル針の残量を検知する。
【0224】なお、ソータオプションユニット108
は、ソータコントローラ108aによって制御される。
【0225】また、オプションコントローラ部106、
ペーパデッキコントローラ107a、ソータコントロー
ラ108aは、それぞれコネクタで接続され、オプショ
ンユニットインタフェース70によりシリアル通信を行
なう。両者は互いに同じコネクタにより直列接続され、
従って、ペーパデッキオプションユニット107と、ソ
ータオプションユニット108は、その接続順を入れ替
えて接続することも可能である。
【0226】なお、前記手差し給紙ローラ203、カセ
ット給紙クラッチ231、ペーパデッキ給紙ローラ24
2の下流には、記録紙Sを搬送する前記レジストローラ
対205、給紙ローラ204、搬送ローラ244がそれ
ぞれ設けられ、レジストローラ対205の下流には、前
記レーザスキャナ部206から発せられたレーザ光によ
って、記録紙S上にトナー像を形成する画像記録部20
7が設けられている。更に、画像記録部207の下流に
は、記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着
器208が設けられ、定着器208の下流には、排紙部
の搬送状態を検知する排紙センサ209、記録紙を搬送
する搬送ローラ210、記録が完了した記録紙Sの搬送
方向を切り換えるフラッパ211等が設けられている。
【0227】図17は、図15に示したプリンタ102
の構成を説明するブロック図であり、図15と同一のも
のには同一の符号を付してある。
【0228】図において、91はシリアル通信インタフ
ェースで、ペーパデッキオプションユニット107への
給紙指定やソータオプションユニット108への排紙ビ
ン指定等のコマンドが、ビデオコントローラ103から
オプションコントローラ部106に送信され、ペーパデ
ッキオプションユニット107の紙有無状態やソータオ
プションユニット108の各排紙ビンの積載状態、ステ
イプル針の有無状態等のステータスがオプションコント
ローラ部106とビデオコントローラ103とは、CP
Uバスで直結することもできる。
【0229】92はOPTRDY信号で、ビデオコント
ローラ103が指定したオプション、例えばステイプル
が使用できる状態になっているか否かを示す信号として
機能し、オプションコントローラ部106からビデオコ
ントローラ103に送信される。93はPOUTT信号
で、プリンタ102本体が記録紙を排紙するタイミング
信号として機能する。94はPFEDT信号で、プリン
タ102本体がオプションユニットから記録紙を受け入
れるタイミングを示す信号として機能する。95はSP
CNG信号で、オプションユニット内を高速搬送されて
きた記録紙Sをスピードダウンして、プリンタ102本
体の搬送速度に整合させるための信号として機能する。
【0230】81は通信インタフェースで、プリンタ1
02本体の給紙カセットへの給紙指定やプリンタ102
本体の排紙トレイ231への排紙指定及び印刷等のコマ
ンドが、ビデオコントローラ103からエンジンコント
ローラ105に送信され、プリンタ102本体のカセッ
ト230の紙有無状態や紙づまり等のステータスがエン
ジンコントローラ105からビデオコントローラ103
に送信される。82はVDO信号で、ビデオコントロー
ラ103から送信されるビットデータを示す。
【0231】その他、不図示であるが、このエンジンコ
ントローラ105による各処理に対する制御は、ビデオ
コントローラ103との間でやりとりされる信号に基づ
き実行され、その信号として、/CPRDY、/PPR
DY、/RDY、/PRNT、/VSREQ、/VSY
NC、/BD、/SCLK、/CMD、/CBSY、/
STS、/SBSY、/CCRT(Condition
Change ReporT)の各信号があり、その
詳細は図18に示す通りである。
【0232】図18は、ビデオコントローラ(VC)1
03とエンジンコントローラ(EC)105との間でや
りとりされる信号を説明する図である。
【0233】なお、上記信号のうち、/CCRT信号の
使用方法を示すと、処理は以下の手順1及び手順2のよ
うになる。
【0234】(手順1)ビデオコントローラ103は通
常/RDY信号と/CCRT信号とをチェックし、それ
らの信号に変化があった場合に、ステータスの情報を読
みとりにいく。その際、/CCRT信号が”FALS
E”であり、/RDY信号が”FALSE”になった場
合には、まずミスプリント、ウェイト、スリープ、オペ
レータコールなどの内容のステータスをチェックするも
その結果に応じて、各ビットに応じた下位のステータス
を参照して詳細を確認する。
【0235】(手順2)―方、/CCRT信号が”TR
UE”になった場合には、まず用紙サイズ変更、給紙部
紙有無変更、給紙部機能変更、警告内容変更などの内容
のステータスを読みとり、変更になったステータスの種
類を認識して、そのグループのステータスを順次読みと
り詳細を認識する。また、/CCRT信号のリセツト手
順について、エンジンコントローラ105は末端のステ
ータス変化、すなわち用紙サイズの変更、用紙の有無の
変化、給紙部機能の変更、警告状態の変化を常時チェッ
クし、変化があった場合には、その上位に該当する状態
変化ステータスを”1”にセットすると共に、ハード信
号である/CCRT信号を”TRUE”にする。その後
ビデオコントローラ103からのステータス要求コマン
ドを受信して状態変化ステータスがビデオコントローラ
103に読み込まれたことをもって、/CCRT信号
を”FALSE”にする。
【0236】また、統括インタフェース90は、シリア
ル通信インタフェース91、OPTRDY信号92、P
OUTT信号93、PFEDT信号94、SPCNG信
号95の5本のハード信号とで構成される。
【0237】なお、POUTT信号93、PFEDT信
号94、SPCNG信号95の3信号は、エンジンコン
トローラ105から出力され、ビデオインタフェース8
0を介し、ビデオコントローラ103をスルーして、オ
プションコントローラ部106へ入力される。上記各信
号の詳細は、図19に示す通りである。
【0238】図19は、ビデオコントローラ(VC)1
03,エンジンコントローラ(EC)105とオプショ
ンコントローラ(OC)部106との間でやりとりされ
る信号を説明する図である。
【0239】図20は、図15に示したビデオコントロ
ーラ103の構成を説明するブロック図であり、図15
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0240】図において、401はパネルインタフェー
ス(I/F)部で、パネル部104とのデータ通信によ
って、操作者からの諸設定及び指示をパネル部104か
ら受けとる。402はホストインタフェース(I/F)
部で、ホストコンピュータ等の外部機器101との信号
の入出力部である。406はエンジンインタフェース
(I/F)部で、エンジンコントローラ105との信号
の入出力部であり、不図示の出力バッファレジスタから
データ信号送出を行なうとともにエンジンコントローラ
105との通信制御を行なう。
【0241】403は画像データ発生部で、外部機器1
01より送られる制御コードデータに基づいて実際の印
刷のためのビットマップデータを発生する。405は画
像メモリで、画像データを格納する。
【0242】409はCPUで、ビデオコントローラ1
03全体の制御を司る。404はROMで、CPU40
9の制御コードを格納する。407はRAMで、CPU
409の使用する一時記憶手段として機能する。410
はEEPROMで、不揮発性のメモリ媒体で構成され
る。
【0243】408はDMA制御部で、CPU409か
らの指示により画像メモリ405内のビットマップデー
タを、エンジンインタフェース部406に転送する。4
12は、オプションインタフェース(I/F)部であ
り、CPU409からの指示に応じてオプションコント
ローラ部106との通信を行なう。また、POUTT信
号93、PFEDT信号94、SPCNG信号95をエ
ンジンインタフェース部406からスルーで統括インタ
フェース90に送る。
【0244】411はシステムバスで、アドレスバス及
びデータバスを持つ。パネルインタフェース部401、
ホストインタフェース部402、画像データ発生部40
3、ROM404、画像メモリ405、エンジンインタ
フェース部406、RAM407、DMA制御部40
8、CPU409、EEPROM410、オプションイ
ンタフェース部412は、各々システムバス411に接
続され、システムバス411上にある全ての機能部にア
クセス可能である。
【0245】なお、CPU409を制御する制御コード
は、不図示のシステムクロックによってタスクと称され
るロードモジュール単位で時分割制御するOSと、機能
単位に動作する複数のロードモジュール(タスク)によ
って構成されるものとする。
【0246】以上の構成により、ビデオコントローラ1
03は、給排紙口を複数有し、外部機器101から入力
される印刷情報に基づいて記録媒体に画像を記録可能な
プリンタ102に給送するあるいは排送する記録媒体の
ハンドリングを制御する。
【0247】以下、図21,図22を参照して、ビデオ
コントローラ103がオプションコントローラ部106
を通じて、各オプション装置を統括制御する制御方法を
説明する。
【0248】図21は、図15に示したオプションコン
トローラ部106内に設けられるRAMに確保されるビ
デオコントローラ103との共有メモリの摸式図であ
る。
【0249】図21に示す共有メモリは、ページ指定を
行ない、用紙の搬送状況を知るための搬送状況管理エリ
ア、各オプションの異常状態を知るための基本ステータ
ス部、コマンドステータスのやりとりを行なうコマンド
ステータス部、オプション装置の立ち上げ処理を指定す
る立ち上げ処理部とから成る。
【0250】立ち上げ処理部はビデオコントローラ10
3から指定を行なう立ち上げ指定部分と、指定を行なっ
た結果、各オプションが処理を完了したことを通知する
完了通知部分とから成る。
【0251】ビデオコントローラ103が、この立ち上
げ処理部に指定を行なうことにより各オプション類の立
ち上げ処理を行なう。電源が投入されると、ビデオコン
トローラ103から、共有メモリの初期化指定、オプシ
ョンコントローラ部106で必要な各オプションのコン
フィグレーション情報取得指定、情報取得完了などを立
ち上げ指定部分に知らせて、各処理が完了したかどうか
を完了通知部分を監視し、全てが完了したら立ち上げ処
理終了となる。
【0252】搬送状況管理エリアは、給紙口、排紙口、
カラー/モノクロ、ステイプル位置と実行などの印刷方
法を指定する部分と、用紙をどこまで給紙したか、プリ
ント信号を出して良いか、排紙完了したかなどのオプシ
ョンの状態を教えてもらう部分とから成る。ビデオコン
トローラ103が、上記印刷方法を指定し、各オプショ
ンの状態を把握しながら、印刷を実行していく。
【0253】上記指定は最大40ページ分の指定が可能
であり、1ページごと順番に指定を行ない、排紙完了し
た領域は空き領域とみなし、再指定を行なえるように初
期化して、リングバッファとして使用する。
【0254】基本ステータス部は、各装置の異常状態を
通知するエリアで、紙なし、紙サイズ不一致、ドアオー
プン、紙づまり、故障、満載、ステイプル針なし等の状
態をこの領域から取得する。基本ステータスの内容か
ら、更に詳細な情報をコマンドステータスによって取得
する。
【0255】コマンドステータス部は、各オプションの
詳細情報取得及びオプションの動作制御を行なうための
領域であり、この領域に必要に応じたコマンドを指定
し、情報を取得する。例えば、取得可能な情報は、装置
名称、給紙実装用紙サイズ、給紙用紙残量、紙づまりの
位置、種類、アクセスポイント、排紙用紙の積載量、故
障詳細などであり、これらは、後述する図22に示すよ
うに、それぞれの状況に応じたコマンドを発行しステー
タスを受けとる。また省電力モードへ移行、紙づまり時
の緊急停止、排紙ビンの移動、リセット実行などのオプ
ションの制御もコマンドステータス部を使用して行な
う。
【0256】図22は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第4の処
理手順を示すフローチャートであり、図15に示したビ
デオコントローラ103が、基本ステータスを元にコマ
ンドステータスを発行して入出力各オプションの詳細情
報を取得する手順に対応し、図20に示したビデオコン
トローラ103内のCPU409がROM404に格納
されたプログラムに基づいて実行する。なお、(a)
は、入力装置の異常を発見した場合に対応し、(b)
は、出力装置の異常を発見した場合に対応する。また、
S101〜S108,S111〜S117は各ステップ
を示す。
【0257】まず、(a)に示すように、ビデオコント
ローラ103は、図21に示した共有メモリの基本ステ
ータス部により入力装置の異常を発見すると(S10
1)、コマンドステータス部にコマンドを指定し、異常
装置(入力オプション装置を複数接続している場合は何
れの入力装置であるか)を特定する(S102)。
【0258】さらに、コマンドステータス部にコマンド
を指定し、異常内容(紙なし、紙サイズ不一致、ドアオ
ープン、紙づまり、故障等)を特定する(S103)。
【0259】次に、特定された異常内容に応じたコマン
ドを指定し、例えば、紙なしの場合には、紙無しデッキ
の特定(S104)、及び紙無し要因の特定を行い(S
105)、また紙づまりの場合には、紙づまり箇所の特
定を行い(S106)、また故障の場合には故障箇所の
特定を行う(S107)。
【0260】そして、上記コマンドにより取得した異常
内容を示すメッセージをパネル部104,操作部107
b,外部機器101の表示部等に表示する。
【0261】また、(b)に示すように、ビデオコント
ローラ103は、図21に示した共有メモリの基本ステ
ータス部により出力装置の異常を発見すると(S11
1)、コマンドステータス部にコマンドを指定し、異常
装置(出力オプション装置を複数接続している場合は何
れの出力装置であるか)を特定する(S112)。
【0262】さらに、コマンドステータス部にコマンド
を指定し、異常内容(満載、ステイプル針なし、ドアオ
ープン、紙づまり、故障等)を特定する(S113)。
【0263】次に、特定された異常内容に応じたコマン
ドを指定し、例えば、満載の場合には満載デッキの特定
を行い(S114)、また紙づまりの場合には、紙づま
り箇所の特定を行い(S115)、また故障の場合には
故障箇所の特定を行う(S116)。
【0264】そして、上記コマンドにより取得した異常
内容を示すメッセージをパネル部104,操作部107
b,外部機器101の表示部等に表示する。
【0265】このように、ビデオコントローラ103は
上記情報を取得し、異常がない状態で印刷を実行し、基
本ステータスから異常発生を検知した場合は、異常箇所
を特定するコマンドステータスを発行し、更にその装置
に対して異常内容を特定し、その異常に応じた詳細な情
報収集及び制御を行なっていく。
【0266】図23は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第5の処
理手順を示すフローチャートであり、図15に示したビ
デオコントローラ103が、オプションコントローラ部
106の共有メモリにアクセスを行ない各オプションと
コマンドステータスのやりとりを行ない、情報交換する
手順に対応し、図20に示したビデオコントローラ10
3内のCPU409がROM404に格納されたプログ
ラムに基づいて実行する。なお、S201〜S211は
各ステップを示す。
【0267】オプション情報を獲得する場合、オプショ
ンコントローラ部106が持つメモリ内のコマンドステ
ータス管理エリアへ指定を行ない、情報を受けとる。コ
マンド指定領域に、必要な情報の種類を識別するIDを
所定のアドレスに指定し(S201)、実行コマンドで
オプションコントローラ部106へ指定するデータ数を
所定のアドレスに指定し(S202)、指定内容を表す
データを所定のアドレスに指定する(S203)。
【0268】そして、コマンドを送信したことを通知
し、オプションコントローラ部106が各オプション装
置とやりとりを行ない情報を取得するためのトリガをか
ける(S204)。
【0269】ステップS204によるトリガと指定内容
を元に、オプションコントローラ部106は必要なオプ
ション装置とシリアル通信を行ない、指定された情報を
得る。一方、オプションコントローラ部106が完全に
情報を得るまで、タイマーを起動し、ビデオコントロー
ラ103がステータス情報を取得可能な状態であるかど
うかを監視する(S205,S206)。
【0270】ステップS205で一定時間経っても、ス
テップS206でステータス情報獲得可能状態に移行し
ない場合は、ステータス情報は獲得できないので、再度
コマンド実行するようリトライ通知を行ない(S21
1)、処理を終了する。
【0271】一方、ステップS205での一定時間経過
前に、ステップS206でステータス情報獲得可能状態
に移行したら、ステータスのIDを取得し、指定したコ
マンドに対するステータス情報かどうかを確認する(S
207)。
【0272】次にステータスデータ数を取得し(S20
8)、ステータスデータ数分のステータスデータを取得
し(S209)、オプションコントローラ部106に対
してステータス獲得完了を通知し(S210)、処理を
終了する。
【0273】以下、図24〜図27を参照して、図15
に示した外部機器101からオプションコントローラ部
106及びエンジンコントローラ105までのデータフ
ローについて説明する。
【0274】図24は、図15に示した外部機器101
からオプションコントローラ部106及びエンジンコン
トローラ105までのデータフローを示す図である。
【0275】なお、図20に示したビデオコントローラ
103のCPU409を制御する制御コードは、不図示
のシステムクロックによってタスクと称されるロードモ
ジュール単位に時分割制御するOSと、機能単位に動作
する複数のロードモジュール(タスク)によって構成さ
れるものとする。
【0276】図24に示すトランスレータ処理システム
(解析展開タスク1001)、スケジューリングシステ
ム(ページ操作タスク1002)、エンジンI/Fシス
テム(エンジンI/Fタスク1003)、オプションI
/Fシステム(オプションI/Fタスク1004)は、
上述したようにCPU409を実体とするタスクであ
り、論理的に並行動作するものとする。
【0277】図25は、図20に示したRAM407に
格納されるページテーブルの構造を示す図である。
【0278】図において、1100はページテーブル
で、ページ情報を格納する。このページテーブル110
0は、CPU409において、各ページを論理的に認識
するためのテーブルであり、ページテーブル1100
は、「ページ番号」1101,「ラスタポインタ」11
02,「状態フラグ」1103,……,「給紙モード」
1104,「要求用紙サイズ」1105,「コピーペー
ジID」1106,「処理番号」1107,「排紙モー
ド」1108,「識別名称」1109,「印刷部数」1
110,「排紙口」1111等から構成され、実体は図
20に示したRAM407の不図示の制御情報格納領域
に連続領域として存在し、不図示のページ管理機能部ま
たはCPU409によって獲得、解放を管理される。
【0279】ページテーブル1100内の「ラスタポイ
ンタ」1102は、図20に示した画像メモリ405中
の1ページ分の領域の先頭ポインタであり、CPU40
9は電源投入の初期化時に、前記画像メモリ405中の
不図示の該当領域をページ毎に分割してここにリンクす
る。
【0280】また、「状態フラグ」1103は、ページ
の状態を示すフラグを格納する領域であり、図25で示
すようにページの展開終了/未終了を示す「展開終了フ
ラグ」1103a,ページの指定終了/未終了を示す
「ページ指定終了フラグ」1103b,ページの印刷開
始/未開始を示す「印刷開始フラグ」1103c,ペー
ジの排紙終了/未終了を示す「排紙終了フラグ」110
3d,ページ情報展開領域の解放中/未解放中を示す
「解放フラグ」1103eなどがあり、この状態フラグ
により作成したページ情報がどういう状態にあるか判断
することが可能である。
【0281】さらに、「給紙モード」1104は、給紙
手段の決定方法を指示するものであり、不図示の「自動
給紙」,「カセット1(カセット230)給紙」,「ペ
ーパデッキ(カセット107)給紙」,「MPトレイ
(手差用紙トレイ202)給紙」などがあり、「自動給
紙」は、用紙サイズが一致し用紙が載置されている給紙
手段から所定の優先順に従って検索し決定するモードで
ある。
【0282】また、「要求用紙サイズ」1105は、エ
ンジンコントローラ105に対して給紙を依頼する用紙
サイズの数値表現が格納される。
【0283】さらに、「識別名称」1109には、排紙
先の排紙口名称を表す文字列が格納される。「印刷部
数」1110には、印刷部数を示す数値が格納される。
「排紙口」1111には、排紙先の排紙口を表す数値が
格納される。
【0284】図26は、図20に示したRAM407に
格納されるエンジン状態テーブルの構造を示す図であ
る。
【0285】図において、1200はエンジン状態テー
ブルで、ビデオコントローラ103において把握されて
いるエンジンコントローラ105およびオプション(1
06,107,108)の状態を示すテーブルであり、
「/RDY状態」1201,「/CCRT状態」120
2,……,「給紙段数」1203,「カセット1紙有
無」1204,「カセット1紙サイズ」1205,「ペ
ーパデッキ紙有無」1206,「ペーパデッキ紙サイ
ズ」1207,「MPトレイ紙有無」1208,「MP
トレイ紙サイズ」1209等により構成され、実際のエ
ンジンコントローラ105およびオプション(106,
107,108)の状態とは同一ではなく、任意のタイ
ミングで所定の通信によってエンジンコントローラ10
5およびオプション(106,107,108)の状態
を反映させ更新されるものである。
【0286】例えば、「/RDY状態」1201は、図
18に示した/RDY信号の状態を反映するフラグであ
り、エンジンI/Fタスクが/RDY信号の”FALS
E”を検知している間”TRUE”にする。また、「/
CCRT状態」1202は、図18に示した/CCRT
信号の状態を反映するフラグであり、エンジンI/Fタ
スクによって実際の/CCRT信号の状態が反映され
る。エンジンI/Fタスクが/CCRT信号の”TRU
E”を検知し、エンジンコントローラ105の状態を所
定のシリアル通信によって獲得することによって前記し
た通り/CCRT信号は”FALSE”となる。
【0287】さらに、「給紙段数」1203は、オプシ
ョンカセットユニットの装着等を反映し選択可能な給紙
段数である。
【0288】また、「カセット1紙有無」1204は、
カセット230の用紙有無である。さらに、「カセット
1紙サイズ」1205は、カセット230の不図示のダ
イヤルで設定された用紙サイズであり、操作者はダイヤ
ル値と同一の用紙を載置しているという前提から、カセ
ット230の用紙サイズとして認識される。
【0289】また、「ペーパデッキ紙有無」1206
は、給紙オプション装置107の用紙有無である。「ペ
ーパデッキ紙サイズ」1207は、給紙オプション装置
107の不図示の仕切り板で設定された用紙サイズであ
り、操作者は仕切り板の値と同一の用紙を載置している
という前提から、給紙オプション装置107の用紙サイ
ズとして認識される。
【0290】「MPトレイ紙有無」1208は、手差用
トレイ202の用紙有無である。「MPトレイ紙サイ
ズ」1209は、手差用トレイ202の不図示のセンサ
により検知された用紙サイズである。
【0291】なお、図25に示したページテーブルおよ
び図26に示したエンジン状態テーブル(図24中には
不図示)の両テーブルとも解析展開タスク、ページ操作
タスク、エンジンI/Fタスク、オプションI/Fタス
クから参照・更新される。
【0292】図27は、図20に示したRAM407に
格納されるジョブ制御テーブルの構造を示す図である。
【0293】図において、1300はジョブ制御テーブ
ルで、CPU409において、ジョブを制御するための
テーブルであり、ジョブ制御テーブル1300は、「ジ
ョブID」1301,「ジョブ完了状態」1302,…
…,「ソート指定有無」1303,「使用可能ビン番
号」1304,「ソートのコピー部数」1305,「オ
リジナルページ数」1306,「ページ数確定状態」1
307等から構成され、実体は図17に示したRAM4
07の不図示の制御情報格納領域に連続領域として存在
し、CPU409によって獲得、解放を管理される。
【0294】以下に、図24のデータフローを説明す
る。
【0295】図24に示すように、外部機器101から
入力される印刷データ(制御コード、PDL等)は、ホ
ストインタフェース部402に所定のブロック単位に格
納される。
【0296】「解析展開タスク」1001は、ホストI
/F部402にデータを検出すると、図25に示したペ
ージテーブル1100を獲得する。そして上記1ブロッ
ク単位にデータを解析し、画像形成情報(PDLの図形
描画命令、文字コード等)に関しては図17に示した画
像データ発生部403を用いて、あるいはCPU409
自身でイメージ展開を行ない、図25に示したページテ
ーブル1100の「ラスタポインタ」1102で示され
る領域に格納する。
【0297】また、プリンタに対しての制御情報(コピ
ー枚数(印刷部数)、給紙選択(給紙モード)等)に関
しては図25に示したページテーブル1100に格納す
る。1ページ分のデータを解析展開終了した後に、「状
態フラグ」内の「展開終了フラグ」をTRUEにして、
FIFO構造のページキュー(例えば、画像メモリ40
5又はEEPROM410内に設けられる)にエンキュ
ーする。
【0298】「ページ操作タスク」1002は、図27
に示したジョブ制御テーブル1200を参照し、上述し
たページキュー中の全てのページテーブル1100内の
「状態フラグ」1103を同時監視し、状態に応じて搬
送手順を変更して印刷を実現する。
【0299】印刷の際、オプションI/F部412によ
り給紙手段、排紙手段、印刷モード等の印刷指定を行な
うとともに、エシジンI/F部406によって、給紙手
段等の設定をエンジンコントローラ105に対して実際
に行なう。「排紙終了フラグ」1103cがTRUEと
なったページテーブル1100はページキューからデキ
ューされ、図示しないページ管理機能部に戻される。
【0300】「エンジンI/Fタスク」1003及び
「オプションI/Fタスク」1004は、それぞれ、エ
ンジンI/F部406、オプションI/F部412を介
してエンジンコントローラ105及びオプションコント
ローラ部106と所定の周期で通信を行ない、ページの
状態が変化する要因が発生すると、上述の「状態フラ
グ」1103を更新する。
【0301】また、/RDY信号の変化を監視し、TR
UE→FALSEの変化に対しては、プリンタの状態を
エラー発生中とするとともにエラーの解除を監視する。
さらに、/RDY信号、及び/CCRT信号など、状態
の変化を監視し、上述した(手順1)及び(手順2)を
実行し、図26に示した「エンジン状態テーブル」12
00を更新する。
【0302】パネル部104からの動作モード指定(コ
ピー枚数、給紙選択等)は、パネルI/F部401に―
旦格納される。不図示のプリンタ制御タスクは、適当な
間隔によってパネルI/F部401を巡回監視し、デー
タが存在するとEEPROM410に格納し、同時に制
御情報としてRAM407の不図示の制御情報格納領域
に格納する。EEPROM410に格納することによっ
て、プリンタの電源を一旦OFFした後でも、ユーザの
所望のモードによってプリンタを動作させることが可能
となる。
【0303】以下、図28を参照して、画像記録装置1
02の印刷データを受信し印刷完了するまでの処理手順
について説明する。
【0304】図28は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第6の制
御処理手順を示すフローチャートであり、画像記録装置
102がホストコンピュータ等の外部機器101より印
刷データを受信し印刷完了するまでの処理に対応し、図
20に示したCPU409がROM404又は図示しな
いその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて
実行する。なお、S601〜S618は各ステップを示
す。
【0305】まず、ステップS601において、ホスト
コンピュータ等の外部機器101から送られ図13に示
した処理により機器データベース部2205に格納され
た制御情報(属性情報)とジョブスプーラ2204に格
納された描画情報(PDLデータ)を解析し、ステップ
S602において、制御情報(属性情報)をメモリ(R
AM407)へ格納するとともに、描画情報(PDLデ
ータ)をメモリ(RAM407)へ展開格納する。ステ
ップS603において、メモリに格納された制御情報
(属性情報)から排紙モードが自動指定かどうかを判断
し、自動指定でないと判断された場合は、ステップS6
12において、固定時の処理として制御情報に基づき固
定的に指定された排紙口を選択し、ステップS614に
進む。
【0306】一方、ステップS603で、制御情報から
排紙モードが自動指定であると判断された場合は、ステ
ップS604において、ジョブセパレート(1ジョブ毎
に空の排紙口へ排紙を行なう)が指定されているかどう
かを判断し、ジョブセパレートが指定されていると判断
された場合は、ステップS605において、ジョブセパ
レート指定時の検索処理を行い、ステップS614に進
む。
【0307】一方、ステップS604でジョブセパレー
トが指定されていないと判断された場合は、ステップS
606において、メールボックス排紙が指定されている
かどうかを判断し、メールボックス排紙が指定されてい
ると判断された場合は、ステップS607において、メ
ールボックス排紙指定時の検索処理(後述する図29に
示す)を行い、ステップS614に進む。
【0308】一方、ステップS606でメールボックス
排紙が指定されていないと判断された場合は、ステップ
S608において、ソートが指定されているかどうかを
判断し、ソートが指定されていると判断された場合は、
ステップS609において、ソート指定時の検索処理を
行い、ステップS614に進む。
【0309】一方、ステップS608でソートが指定さ
れていないと判断された場合は、ステップS610にお
いて、スタックが指定されているかどうかを判断し、ス
タックが指定されていると判断された場合は、ステップ
S611において、スタック指定時の検索処理を行い、
ステップS614に進む。
【0310】一方、ステップS610でスタックが指定
されていないと判断された場合は、ステップS613に
おいて、不正指定時の検索処理を行い、ステップS61
4に進む。
【0311】次に、ステップS614において、EEP
ROM410内に格納された積載状態等のチェックや図
示しない各センサ等をチェックして、満載等の異常なし
かどうかを判断し、異常なしと判断された場合は、ステ
ップS615において、エンジン制御処理(印刷処理)
を実行し、印刷ジョブの排紙が全て終了したら、印刷ジ
ョブで指定されている識別名称の排紙ビンをホストコン
ピュータに送信し、ホストコンピュータのUI上に現在
排紙を行ったビンをユーザに通知して、印刷処理を終了
する。なお、メールボックス排紙が指定されている場合
の印刷処理では、後述する図29に示すメールボックス
排紙検索処理により決定された各排紙口にそれぞれ決定
された部数の印刷排紙処理を行う。
【0312】一方、ステップS614において、異常あ
り(例えば満載等の異常がある)と判断された場合は、
ステップS616において、異常の内容に応じたエラー
表示を画像記録装置102のパネル部104に行うとと
もに、ホストコンピュータ101に、異常の内容および
エラー表示のイベントを通知し、ステップS617にお
いて、ユーザのオペレーションにより異常が解除される
のを待って、異常が解除されたと判断されたら、ステッ
プS618において、パネル部104のエラー表示を解
除するとともに、ホストコンピュータ101に、エラー
表示解除のイベントを通知し、ステップS603の処理
から再度行い、リカバリ処理に入る。
【0313】以下、図29を参照して、画像記録装置1
02の図28のステップS607に示したメールボック
ス排紙モード時の排紙口検索処理手順について説明す
る。
【0314】図29は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第7の制
御処理手順を示すフローチャートであり、図28のステ
ップS607に示したメールボックス排紙モード時の排
紙口検索処理に対応し、図11に示した1バインダ毎に
実行されるものとする。なお、この処理は、図20に示
したCPU409がROM404又は図示しないその他
の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行す
る。なお、S701〜S705は各ステップを示す。
【0315】メールボックス排紙モードの検索処理が開
始したら、まず、ステップS701において、RAM4
07に格納された制御情報(属性情報)より、印刷デー
タに指定されている排紙口名称を一つ取り出し、ページ
を作成(図25に示したテーブル1100を獲得)す
る。
【0316】ステップS702において、ステップS7
01で取り出した指定排紙口名称と各排紙口に登録され
ている排紙口名称(EEPROM410に格納されてい
る)との比較により同一の排紙口名称があるかどうか判
断する。
【0317】ステップS702で同一の排紙口名称が存
在すると判断された場合は、ステップS703におい
て、ステップS701で作成したページに対してその名
称で登録されている排紙口を指定印刷データの排紙口と
して決定(指定)する(ページテーブル1100の「識
別名称」1109に排紙口名称を表す文字列を格納し、
「排紙口」1111に排紙口を表す数値を格納する)と
ともに、その排紙口に指定された部数を排紙部数に決定
(指定)し(ページテーブル1100の「印刷部数」1
110に格納し)、ステップS705の処理に進む。
【0318】一方、ステップS702で同一の排紙口名
称が存在しないと判断された場合は、ステップS704
において、不正指定時の検索処理としてステップS70
1で作成したページに対してエスケープ用の排紙口を指
定印刷データの排紙口に決定(指定)する(ページテー
ブル1100の「識別名称」1109に排紙口名称を表
す文字列を格納し、「排紙口」1111に排紙口を表す
数値を格納する)とともに、排紙先に指定された部数を
排紙部数に決定(指定)する(ページテーブル1100
の「印刷部数」1110に格納する)等の処理を行い、
ステップS705の処理に進む。
【0319】次に、ステップS705において、他に印
刷データに指定されている排紙口名称があるかどうかを
判断し、ないと判断された場合は、メールボックス排紙
の検索処理を終了し、あると判断された場合は、ステッ
プS701に戻り、ステップS701〜S705の処理
を繰り返す。即ち、指定された排紙口名称(識別名称)
分のページを作成し、予め排紙口に登録されている排紙
口名称と合致した排紙口に指定部数分の排紙を行う指定
を行う。
【0320】以上のメールボックス排紙検索処理を、図
11に示した1バインダ毎に実行することで、図2に示
したような排紙処理を行うことができる。
【0321】以下、図30を参照して、画像記録装置1
02の各排紙ビンの情報更新処理手順について説明す
る。
【0322】図30は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第8の制
御処理手順を示すフローチャートであり、各排紙ビンの
情報更新処理に対応し、図20に示したCPU409が
ROM404又は図示しないその他の記憶媒体に格納さ
れたプログラムに基づいて実行する。なお、S801〜
S803は各ステップを示す。
【0323】排紙口の状態は、一定周期間隔で状態変化
するステータス情報(オプションコントローラ部106
の共有メモリ(図21)にアクセスを行ないオプション
とコマンドステータスのやりとりを行なってステータス
情報)を取得し、更新を行う(EEPROM410内に
格納する)。
【0324】まず、ステップS801において、各排紙
口の積載量(状態)に変化があるかどうかを判断し、変
化があると判断された場合は、ステップS802におい
て、積載状態を更新し(EEPROM410内に格納す
る)、ステップS803に進む。
【0325】一方、ステップS802で各排紙口の積載
量(状態)に変化がないと判断された場合は、そのまま
ステップS803に進む。
【0326】次に、ステップS803において、一定時
間ウエイトし、ステップS801に戻り、ステップS8
01〜S803の処理を繰り返す。上述のように監視し
て取得した各排紙口の状態は、各排紙口毎に各排紙口の
識別名称、グループ人数と共にEEPROM410に記
憶される。
【0327】なお、上記ステップS802で更新された
積載状態(EEPROM410内に格納された積載状
態)は、図28のステップS614の異常判定時および
ステップS617の異常解除判定時にチェックされる。
【0328】以下、図31を参照して、ホストコンピュ
ータ101上でのプリンタ状態を示す情報及び表示の更
新を行う処理手順について説明する。
【0329】図31は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第9の制
御処理手順を示すフローチャートであり、ホストコンピ
ュータ上でのプリンタ状態を示す情報及び表示の更新を
行う処理に対応し、ホストコンピュータ101の図示し
ないCPUが図示しないその他の記憶媒体に格納された
プログラムに基づいて実行する。なお、S901〜S9
03は各ステップを示す。
【0330】まず、ステップS901において、イベン
ト通知(図28のステップS615における排紙を行っ
たビンの通知,ステップS616におけるエラー表示の
通知,エラー表示解除の通知等)があるまで待機し、プ
リンタの状態が変化して、イベント通知があったと判断
された場合は、通知されたイベントを受け取り、ステッ
プS902において、その内容(排紙を行ったビンの通
知,エラー表示の通知,エラー表示解除通知等)を解析
する。
【0331】次に、ステップS903において、解析し
た結果その内容に基づいて通知内容の表示又は表示解除
を行い、プリンタの状態変化をユーザに知らせる。
【0332】例えば、メールボックス排紙モードでは、
排紙口名称が一致する排紙ビンが存在していても満載等
のオペレーションエラーが発生しているために印刷でき
ない、あるいはエスケープ用の排紙口に排紙したといっ
た場合がある。
【0333】そのため、印刷ジョブ終了時、あるいは印
刷ジョブ中に、そのジョブに指定された排紙口名称で登
録されている排紙口への排紙が正常に行われたかどうか
をホストコンピュータへ通知し、ホストコンピュータ
は、「あなたのジョブは、”人事一課”と”人事二課”
に配布しました。」、あるいは「あなたのジョブは、満
載のため”人事一課”には配布できません。」、または
「あなたのジョブは、”エスケープビン”と”人事二
課”に配布しました。」といったメッセージを表示部に
表示して印刷ジョブの排紙状況等の情報をユーザに知ら
せる。
【0334】〔第2実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、ユーザがホストコンピュータ上でメールボックス
排紙指定の印刷指示を行う際に、プリンタドライバは、
1つの文書の1ページ単位ごとに配布先を指定できるよ
うなUIを表示して、ユーザの印刷指示完了後のジョブ
データの作成時においても1ページ単位ごとにバインダ
を作成する構成について説明したが、1つの文書の1ペ
ージ単位ごとでなくても、ユーザの好みに応じて複数ペ
ージ、あるいは同一又は異なるアプリケーションソフト
ウエアで作成された任意の数の文書の任意の数のページ
ごとに配布先を指定して、1つのジョブを構成するバイ
ンダとして作成するように構成してもよい。以下、その
実施形態について、図32,図33を参照して説明す
る。
【0335】図32は、本発明の第2実施形態のプリン
タに対するメールボックス排紙指定の印刷指示を行うた
めのメールボックス排紙指定画面の一例を示す模式図で
あり、メールボックス排紙モードでの印刷を可能にする
ために、ホストコンピュータ上のプリンタドライバでメ
ールボックス排紙指定の印刷指示を行うためのUI(ユ
ーザインタフェース)に相当し、印刷時に図1のホスト
コンピュータ101上の表示部に表示される。なお、図
4と同一のものには同一の符号を付してある。
【0336】図において、3201は選択文書表示エリ
アで、選択された文書のファイル名が表示される。ここ
では、”計画表.bmp”が選択された場合を示す。3
202は参照ボタンで、このボタンをホストコンピュー
タ101の図示しないポインティングデバイスで指示す
ることによりホストコンピュータ内の図示しないハード
ディスク等の記憶媒体に格納されたの文書ファイルを表
示選択することができる。
【0337】3203は配布ページ選択エリアで、配布
開始ページおよび配布終了ページを選択することができ
る。
【0338】図に示す例では、ユーザがメールボックス
排紙使用とするファイルとそのファイルのページの範囲
を選択可能とし、例えば”選択文書”として”計画表.
bmp”、”配布ページ”としてページ”1”〜ペー
ジ”2”がユーザにより選択された場合、配布先指定状
況2704に示されるように、その前に選択された”休
暇連絡先.doc”,”連絡票.doc”のように同一
のアプリケーションソフトウエア、”連絡票.do
c”,”計画表.bmp”のように異なるアプリケーシ
ョンソフトウエアにより作成された文書の印刷ジョブも
1つのジョブに含めることが可能となり、また複数ペー
ジを同じ複数の配布先指定で1つのバインダを作成する
ことができる。
【0339】また、図に示すように、メールボックス排
紙指定が行われた場合に作成されるジョブデータは、例
えば以下、図33のように構成される。
【0340】図33は、図7におけるジョブパケットの
データ部の構造を示したものであり、図32で示したよ
うなメールボックス排紙がユーザにより指定された場合
のデータ内容を示している。
【0341】図に示されるように、異なるアプリケーシ
ョンソフトウエアで作成された画像データ(”休暇連絡
先.doc”,”計画表.bmp”)をバインダという
単位で分割することによって1つのジョブで同時に指定
することを可能としている。
【0342】また、1つのバインダについて注目する
と、同じ複数の配布先指定で複数の任意のページを指定
することが可能となっており、ユーザにとっての、ペー
ジごとに同じ配布先を指定し直さなければならないとい
う無駄を除去している。
【0343】〔第3実施形態〕上記第1実施形態,第2
実施形態においては、ホストコンピュータ上において、
排紙口の名称登録時には、プリンタ設定アプリケーショ
ンがプリンタの各排紙口に対する配布先となる名称とそ
の名称の排紙口を共有するグループの人数とをプリンタ
に登録し、印刷時には、プリンタドライバが名称で指定
される複数の排紙口にその名称のグループ人数分、ある
いは指定された各排紙口とも均一の指定された部数分配
布するという形態の印刷指示を行う構成について説明し
たが、排紙口の名称登録時には、プリンタ設定アプリケ
ーションがプリンタの各排紙口に対する配布先となる名
称のみをプリンタに登録し、印刷時には、プリンタドラ
イバがユーザに名称で指定される排紙口毎にその排紙口
への配布部数を指定させて、指定された排紙口に指定さ
れた部数分配布するという形態の印刷指示を行うように
構成してもよい。以下、その実施形態について、図3
4,図35を参照して詳細に説明する。
【0344】図34は、本発明の第3実施形態のプリン
タに対する排紙口名称登録画面の一例を示す模式図であ
り、ホストコンピュータ上のプリンタ設定アプリケーシ
ョンで排紙口名称の登録を行うためのUI(ユーザイン
タフェース)に相当する。なお、図3と同一のものには
同一の符号を付してある。
【0345】図35は、本発明の第3実施形態のプリン
タに対するメールボックス排紙指定の印刷指示を行うた
めのメールボックス排紙指定画面の一例を示す模式図で
あり、メールボックス排紙モードでの印刷を可能にする
ために、ホストコンピュータ上のプリンタドライバでメ
ールボックス排紙指定の印刷指示を行うためのUI(ユ
ーザインタフェース)に相当し、印字時に図1のホスト
コンピュータ101上の表示部に表示される。なお、図
4と同一のものには同一の符号を付してある。
【0346】図35において、3001は配布部数入力
エリアで、この入力エリアにホストコンピュータ101
の図示しないキーボードで数字入力することにより、配
布指示チェックボックス601で配布指示された配布先
へそれぞれ入力された配布部数の配布を行うことができ
る。
【0347】以下、本実施形態のメールボックス排紙モ
ードでの印刷指示手順について説明する。
【0348】まず、図34に示されるように、ホストコ
ンピュータ上のプリンタ設定アプリケーションは、プリ
ンタ設定管理者により指定されたプリンタの各排紙口に
対する排紙口名称をプリンタに登録しておく。
【0349】例えば、ユーザから「計画表を人事部と総
務部の各課に人数分配布する」といった印刷を指示され
た場合には、図35で示されるようなUI(ユーザイン
タフェース)を持つプリンタドライバが、配布するかど
うかを判断するチェックボックスがチェックされている
配布先に、配布部数として指定されている部数分配布す
るようにジョブデータを作成してプリンタに送信する。
【0350】図35の例では、”計画表.bmp”のペ
ージ”1”〜ページ”2”を”人事一課”に”7”
部、”人事二課”に”9”部、”人事三課”に”7”
部、”総務一課”に”10”部、”総務二課”に”1
0”部、”総務三課”に”9”部配布するような指定が
行われており、ホストコンピュータは、このような印刷
指示の印刷ジョブを作成することとなる。
【0351】〔第4実施形態〕上記第3実施形態におい
ては、ホストコンピュータ上において、排紙口の名称登
録時には、プリンタ設定アプリケーションは、プリンタ
の各排紙口に対する配布先となる名称しかプリンタに登
録しないものであったが、プリンタの各排紙口に対する
配布先となる名称をプリンタに登録するとともに、第1
実施形態,第2実施形態のようにその名称の排紙口を共
有するグループの人数もプリンタに登録する、あるいは
ホストコンピュータ内に記憶し、印刷時には、そのグル
ープ人数を、第3実施形態で用いた図35のようなUI
の配布部数3001のデフォルト値として表示に利用す
るものであってもよい。
【0352】〔第5実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、図28で示されたステップS603〜ステップS
613の排紙モードに従った排紙口の検索処理は図24
の解析展開タスク1001が行うものであったが、ペー
ジ操作タスク1002が行うように構成してもよい。
【0353】以下、本実施形態の場合の印刷処理手順を
図28,図29を用いて説明する。
【0354】上記第1実施形態においては、ステップS
602の段階ではページテーブル1100の作成を行わ
なかったが、本実施形態においては、ステップS602
において、印刷データの制御情報(属性情報)より、排
紙先に指定された排紙口名称の数に、その排紙先に指定
された部数をかけ合わせた数だけ予めページテーブル1
100を作成しておく。
【0355】ここでのページテーブル1100には、印
刷データの制御情報(属性情報)として指定された属性
のみが格納され(ページテーブル1100の「識別名
称」1109には排紙口名称を表す文字列が格納さ
れ)、ステップS603以降の検索処理は、上記のよう
に作成されたページテーブル単位で行うものとなる。
【0356】そのため、図29の示されるメールボック
ス排紙モードの検索処理は、以下のような手順で行われ
る。
【0357】メールボックス排紙モードの検索処理が開
始したら、まず、ステップS701において、予め制御
情報(属性情報)が格納されているページテーブル11
00より、排紙口名称(「識別名称」1109)を取り
出す。
【0358】ステップS702において、ステップS7
01で取り出した指定排紙口名称と各排紙口に登録され
ている排紙口名称(EEPROM410に格納されてい
る)との比較により同一の排紙口名称があるかどうか判
断する。
【0359】ステップS702において、同一の排紙口
名称が存在すると判断された場合は、ステップS703
において、現在参照しているページテーブルのページに
対してその名称で登録されている排紙口を指定印刷デー
タの排紙口として決定(指定)し(「排紙口」1111
に排紙口を表す数値を格納し)、メールボックス排紙モ
ードの検索処理を終了する。
【0360】上記第1実施形態においては、ステップS
705の他に印刷データに指定されている排紙口名称が
あるかどうかの判断処理を行っていたが、本実施形態に
おいては、予め印刷データに指定されている排紙口名称
の数だけのページテーブル1100を作成して、そのペ
ージテーブル単位に検索処理を行うため、ステップS7
05のような処理を行う必要はない。
【0361】一方、ステップS702で同一の排紙口名
称が存在しないと判断された場合は、ステップS704
において、不正指定時の検索処理として、現在参照して
いるページテーブルのページに対してエスケープ用の排
紙口を指定印刷データの排紙口に決定(指定)する
(「排紙口」1111に排紙口を表す数値を格納する)
等の処理を行い、メールボックス排紙モードの検索処理
を終了する。
【0362】以上のようなメールボックス排紙モードの
検索処理S607を含むステップS603〜ステップS
613の一連の検索処理及びそれ以降の処理は、ステッ
プS602で予め印刷データに指定された排紙口名称の
数にそれぞれの排紙先に指定された部数をかけあわせた
数だけのページテーブル1100を作成するため、その
ページテーブル数分繰り返し行う。
【0363】以上説明したように、ホストコンピュータ
上からの指定により、プリンタに対して排紙口の名称を
登録することができ、印刷時に各ユーザはプリンタに登
録した共通の名称で排紙口指定を行うことが可能となる
ので、ホストコンピュータ毎の設定を行う必要がなく、
印刷ジョブの仕分け排紙の運用が容易になる。
【0364】また、ユーザはホストコンピュータから印
刷指示を1回だけ行い、画像記録装置に対して1ジョブ
送信を行うことにより、送信した印刷ジョブの必要なペ
ージのみを必要なユーザの排紙ビンに出力し配布を行う
ことを可能とし、プリンタの排紙口の利用形態として、
これまでのように印刷を行ったユーザが自分の出力した
印刷物を取りにくるまでの一時的な保存場所としての利
用形態だけではなく、ユーザが他のユーザに対して印刷
物を配送するためのメールボックスとしての利用形態が
実現可能となる。
【0365】よって、メールボックスのような利用形態
をできる限り容易に且つネットワークの負荷をあげるこ
となく高速に行える環境を提供することができる。
【0366】以下、図36に示すメモリマップを参照し
て本発明に係るデータ処理装置および画像記録装置で読
み出し可能な制御処理プログラムの構成について説明す
る。
【0367】図36は、本発明に係るデータ処理装置お
よび画像記録装置で読み出し可能な各種制御処理プログ
ラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図で
ある。
【0368】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0369】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0370】本実施形態における図8,図9,図10,
図13,図22,図23,図28,図29,図30,図
31に示す機能が外部からインストールされるプログラ
ムによって、ホストコンピュータにより遂行されていて
もよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュ
メモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワー
クを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報
群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用される
ものである。
【0371】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0372】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0373】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を
用いることができる。
【0374】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0375】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0376】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0377】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0378】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、登録手段が、前記画像記録装置に対し
て、前記各排紙口毎の識別名称をそれぞれ登録指示し、
取得手段が、前記画像記録装置に登録されている各排紙
口の識別名称を前記画像記録装置から要求して取得し、
指定手段が、前記取得手段が取得した識別名称を表示
し、印刷データの所定の単位毎に、表示された識別名称
から複数の排紙先をそれぞれ選択指定するとともに、前
記印刷データの所定の単位毎に指定された各排紙先毎の
排紙部数をそれぞれ指定し、作成手段が、前記指定手段
による印刷データの所定の単位毎の複数の排紙先の各指
定と前記印刷データの所定の単位毎に指定される各排紙
先毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョブに含め
て印刷ジョブを作成するので、データ処理装置上からの
指定により、画像記録装置に対して排紙口の名称を登録
することができ、印刷時に各ユーザは画像記録装置に登
録した共通の名称で排紙口指定を行うことが可能とな
り、データ処理装置上からの指定により、データ処理装
置毎の設定を行う必要がなく、印刷ジョブの仕分け排紙
の運用を容易に行うことができるとともに、ユーザはホ
ストコンピュータから印刷指示を1回だけ行い画像記録
装置に対して1ジョブ送信を行うだけで、印刷データの
必要な箇所のみを必要なユーザの排紙ビンに対して必要
部数配布するように画像記録装置に指示することができ
る。
【0379】第2の発明によれば、前記登録手段は、前
記画像記録装置に対して、前記各排紙口毎の識別名称お
よび該識別名称に属する人数をそれぞれ登録指示するも
のであり、前記取得手段は、前記画像記録装置の各排紙
口に登録されている識別名称および該識別名称に属する
人数を前記画像記録装置から取得するものであり、前記
指定手段は、前記印刷データの所定の単位毎に選択指定
された各排紙先毎の排紙部数に前記取得手段により取得
された排紙口の識別名称に属する人数または任意の部数
を指定するので、データ処理装置上からの指定により、
画像記録装置に対して各排紙口の部数を登録することが
でき、印刷データの必要な箇所の必要なユーザの排紙ビ
ンに対する配布部数を容易に指定することができる。
【0380】第3の発明によれば、識別名称としての文
字列を複数記憶する記憶手段を有し、前記登録手段は、
入力された文字列または前記記憶手段に記憶された複数
の文字列から選択した文字列を排紙口の識別名称とし
て、前記画像記録装置に対して登録するので、データ処
理装置上から画像記録装置に対して排紙口の名称を容易
に登録することができる。
【0381】第4の発明によれば、取得手段が、前記画
像記録装置の各排紙口に登録されている識別名称を取得
し、指定手段が、前記取得手段が取得した識別名称を表
示し、印刷データの所定の単位毎に、表示された識別名
称から複数の排紙先をそれぞれ選択指定するとともに、
前記印刷データの所定の単位毎に指定された各排紙先毎
の排紙部数をそれぞれ指定し、作成手段が、前記指定手
段による印刷データの所定の単位毎の複数の排紙先の各
指定と前記印刷データの所定の単位毎に指定される各排
紙先毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョブに含
めて印刷ジョブを作成するので、印刷時に予め画像記録
装置に登録された共通の名称で排紙口指定を行うことが
可能となり、データ処理装置毎の設定を行う必要がな
く、印刷ジョブの仕分け排紙の運用を容易に行うことが
できるとともに、ユーザはホストコンピュータから印刷
指示を1回だけ行い画像記録装置に対して1ジョブ送信
を行うだけで、印刷データの必要な箇所のみを必要なユ
ーザの排紙ビンに対して必要部数配布するように画像記
録装置に指示することができる。
【0382】第5の発明によれば、前記取得手段は、前
記画像記録装置の各排紙口に登録されている識別名称お
よび該識別名称に属する人数を前記画像記録装置から取
得するものであり、前記指定手段は、前記印刷データの
所定の単位毎に選択指定された各排紙先毎の排紙部数に
前記取得手段により取得された排紙口の識別名称に属す
る人数または任意の部数を指定するので、印刷データの
必要な箇所の必要なユーザの排紙ビンに対する配布部数
を容易に指定することができる。
【0383】第6の発明によれば、前記印刷データの所
定の単位は、印刷データのページ単位を含むので、印刷
データの必要なページのみを必要なユーザの排紙ビンに
対して必要部数配布するように画像記録装置に指示する
ことができる。
【0384】第7の発明によれば、前記印刷データは、
同一又は異なるアプリケーションにより作成された複数
の印刷データを含むので、同一又は異なるアプリケーシ
ョンにより作成された複数の印刷データの必要なページ
のみを必要なユーザの排紙ビンに対して必要部数配布す
るように画像記録装置に指示することができる。
【0385】第8の発明によれば、前記画像記録装置か
ら印刷ジョブの処理終了時に通知される印刷ジョブを出
力した排紙口の情報を報知する報知手段を設けたので、
ユーザは、印刷ジョブが排紙された排紙口を容易に認識
することができる。
【0386】第9の発明によれば、前記識別名称は、ユ
ーザ名,グループ名,部署名を含むその排紙口を使用す
るオーナを表す為の情報とするので、各ユーザは予め画
像記録装置の排紙口をオーナを表す名称で容易に指定す
ることができる。
【0387】第10の発明,第16の発明,第17の発
明によれば、登録手段が、データ処理装置より登録指示
される前記各排紙口毎の識別名称を登録し、第1の通知
手段が、前記登録手段により登録された前記各排紙口毎
の識別名称を前記データ処理装置からの要求に応じて前
記データ処理装置へ通知し、作成手段が、前記第1の通
知手段の通知に基づいて1つの印刷ジョブに含まれる印
刷データの所定の単位毎の複数の識別名称分のページ情
報を前記印刷データの所定の単位毎に作成し、検索手段
が、前記1つの印刷ジョブに含まれる印刷データの所定
の単位毎の複数の識別名称と同一の識別名称が登録され
ている排紙口を検索し、制御手段が、前記作成手段に作
成された各ページ情報に対して、前記検索手段により検
索された各排紙口、および前記印刷データの所定の単位
毎に指定された各排紙先毎の排紙部数の排紙指定を行う
ので、データ処理装置からの1ジョブ送信で、印刷デー
タの必要な箇所のみを必要なユーザの排紙ビンに対して
必要部数配布を行うことができ、ユーザが複数のユーザ
に対して印刷物を配送するためのメールボックスのよう
な利用形態をできる限りネットワークの負荷をあげるこ
となく高速に行うことができる。
【0388】第11の発明によれば、前記登録手段は、
前記データ処理装置より登録指示される前記各排紙口毎
の識別名称および該識別名称に属する人数を登録するも
のであり、前記第1の通知手段は、前記登録手段により
登録された前記各排紙口毎の識別名称および該識別名称
に属する人数を前記データ処理装置からの要求に応じて
前記データ処理装置へ通知するので、画像記録装置に対
して登録された各排紙口の部数をユーザに通知すること
ができる。
【0389】第12の発明によれば、前記印刷データの
所定の単位は、印刷データのページ単位を含むので、デ
ータ処理装置からの1ジョブ送信で、印刷データの必要
なページのみを必要なユーザの排紙ビンに対して必要部
数配布を行うことができる。
【0390】第13の発明によれば、前記印刷データ
は、同一又は異なるアプリケーションにより作成された
複数の印刷データを含むので、データ処理装置からの1
ジョブ送信で、同一又は異なるアプリケーションにより
作成された複数の印刷データの必要なページのみを必要
なユーザの排紙ビンに対して必要部数配布を行うことが
できる。
【0391】第14の発明によれば、前記各排紙口の状
態を監視し、該監視される各排紙口の状態を記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された各排紙口の状態に
異常がある場合、前記データ処理装置に対して異常のあ
る排紙口の状態を通知する第2の通知手段と、前記印刷
ジョブの処理終了時に、前記データ処理装置に対して印
刷ジョブを出力した排紙口の情報を通知する第3の通知
手段とを設けたので、ユーザに排紙口の状態および印刷
ジョブが排紙された排紙口を容易に通知することができ
る。
【0392】第15の発明によれば、前記記憶手段は、
各排紙口の積載状況、識別名称、使用状況等を各排紙口
毎に記憶するので、各排紙口毎に、積載状況、識別名
称、使用状況等を容易に管理することができる。
【0393】第18の発明および第21の発明によれ
ば、画像記録装置に対して、前記各排紙口毎の識別名称
をそれぞれ登録指示し、前記画像記録装置に登録されて
いる各排紙口の識別名称を前記画像記録装置から要求し
て取得し、該取得した識別名称を表示し、印刷データの
所定の単位毎に、表示された識別名称から複数の排紙先
をそれぞれ選択指定するとともに、前記印刷データの所
定の単位毎に指定された各排紙先毎の排紙部数をそれぞ
れ指定し、前記印刷データの所定の単位毎の複数の排紙
先の各指定と前記印刷データの所定の単位毎に指定され
る各排紙先毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョ
ブに含めて印刷ジョブを作成するので、データ処理装置
上からの指定により、画像記録装置に対して排紙口の名
称を登録することができ、印刷時に各ユーザは画像記録
装置に登録した共通の名称で排紙口指定を行うことが可
能となり、データ処理装置上からの指定により、データ
処理装置毎の設定を行う必要がなく、印刷ジョブの仕分
け排紙の運用を容易に行うことができるとともに、ユー
ザはホストコンピュータから印刷指示を1回だけ行い画
像記録装置に対して1ジョブ送信を行うだけで、印刷デ
ータの必要な箇所のみを必要なユーザの排紙ビンに対し
て必要部数配布するように画像記録装置に指示すること
ができる。
【0394】第19の発明および第22の発明によれ
ば、画像記録装置の各排紙口に登録されている識別名称
を前記画像記録装置から要求して取得し、該取得した識
別名称を表示し、印刷データの所定の単位毎に、表示さ
れた識別名称から複数の排紙先をそれぞれ選択指定する
とともに、前記印刷データの所定の単位毎に指定された
各排紙先毎の排紙部数をそれぞれ指定し、前記印刷デー
タの所定の単位毎の複数の排紙先の各指定と前記印刷デ
ータの所定の単位毎に指定される各排紙先毎の排紙部数
の各指定を全て1つの印刷ジョブに含めて印刷ジョブを
作成するので、印刷時に予め画像記録装置に登録された
共通の名称で排紙口指定を行うことが可能となり、デー
タ処理装置毎の設定を行う必要がなく、印刷ジョブの仕
分け排紙の運用を容易に行うことができるとともに、ユ
ーザはホストコンピュータから印刷指示を1回だけ行い
画像記録装置に対して1ジョブ送信を行うだけで、印刷
データの必要な箇所のみを必要なユーザの排紙ビンに対
して必要部数配布するように画像記録装置に指示するこ
とができる。
【0395】第20の発明および第23の発明によれ
ば、データ処理装置より登録指示される前記各排紙口毎
の識別名称を登録し、該登録された前記各排紙口毎の識
別名称を前記データ処理装置からの要求に応じて前記デ
ータ処理装置へ通知し、該通知に基づいて前記1つの印
刷ジョブに含まれる印刷データの所定の単位毎の複数の
識別名称分のページ情報を前記印刷データの所定の単位
毎に作成し、前記1つの印刷ジョブに含まれる印刷デー
タの所定の単位毎の複数の識別名称と同一の識別名称が
登録されている排紙口を検索し、前記作成された各ペー
ジ情報に対して、前記検索された各排紙口、および前記
印刷データの所定の単位毎に指定された各排紙先毎の排
紙部数の排紙指定を行うので、データ処理装置からの1
ジョブ送信で、印刷データの必要な箇所のみを必要なユ
ーザの排紙ビンに対して必要部数配布を行うことがで
き、ユーザが複数のユーザに対して印刷物を配送するた
めのメールボックスのような利用形態をできる限りネッ
トワークの負荷をあげることなく高速に行うことができ
る。
【0396】従って、ユーザが複数のユーザに対して印
刷データの必要なページのみの印刷物を配送するための
メールボックスのような画像記録装置の利用形態を、容
易に運用管理でき且つ1回のジョブ送信でネットワーク
の負荷をあげることなく高速に行える画像記録環境を提
供することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すデータ処理装置お
よび画像記録装置を適用可能な画像記録システムの仕分
け方法を説明する概念図である。
【図2】メールボックス排紙指定の印刷が可能な環境に
おいて、5ページから成る”休暇連絡先文書”の必要な
ページを必要な部署に配布する場合の模式図である。
【図3】図1に示したプリンタに対する排紙口名称登録
画面の一例を示す模式図である。
【図4】図1に示したプリンタに対するメールボックス
排紙指定の印刷指示を行うためのメールボックス排紙指
定画面の一例を示す模式図である。
【図5】図4に示した配布ページ選択エリアで選択され
ているページの配布指定を行う配布先指定画面の一例を
示す模式図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図7】本発明のデータ処理装置のジョブパケット,管
理パケットの構造について説明する図である。
【図8】本発明のデータ処理装置および画像記録装置を
適用可能な画像記録システムの第1の制御処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】本発明のデータ処理装置および画像記録装置を
適用可能な画像記録システムの第1の制御処理手順を示
すフローチャートである。
【図10】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第2の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図11】図7におけるジョブパケットのデータ部の構
造を示した図である。
【図12】本発明の第1実施形態を示す画像記録装置の
構成を説明するブロック図である。
【図13】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第3の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図14】図12に示したジョブ読み出しテーブルを表
す説明図である。
【図15】図1に示した画像記録装置を適用可能なレー
ザビームプリンタの構成を説明するブロック図である。
【図16】図15に示したプリンタの構成を説明する断
面図である。
【図17】図15に示したプリンタの構成を説明するブ
ロック図である。
【図18】ビデオコントローラ(VC)とエンジンコン
トローラ(EC)との間でやりとりされる信号を説明す
る図である。
【図19】ビデオコントローラ(VC),エンジンコン
トローラ(EC)とオプションコントローラ(OC)と
の間でやりとりされる信号を説明する図である。
【図20】図15に示したビデオコントローラの構成を
説明するブロック図である。
【図21】図15に示したオプションコントローラ部内
に設けられるRAMに確保されるビデオコントローラと
の共有メモリの摸式図である。
【図22】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第4の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図23】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第5の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図24】図15に示した外部機器からオプションコン
トローラ部及びエンジンコントローラまでのデータフロ
ーを示す図である。
【図25】図20に示したRAMに格納されるページテ
ーブルの構造を示す図である。
【図26】図20に示したRAMに格納されるエンジン
状態テーブルの構造を示す図である。
【図27】図20に示したRAMに格納されるジョブ制
御テーブルの構造を示す図である。
【図28】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第6の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図29】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第7の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図30】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第8の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図31】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第9の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図32】本発明の第2実施形態のプリンタに対するメ
ールボックス排紙指定の印刷指示を行うためのメールボ
ックス排紙指定画面の一例を示す模式図である。
【図33】図7におけるジョブパケットのデータ部の構
造を示した図である。
【図34】本発明の第3実施形態のプリンタに対する排
紙口名称登録画面の一例を示す模式図である。
【図35】本発明の第3実施形態のプリンタに対するメ
ールボックス排紙指定の印刷指示を行うためのメールボ
ックス排紙指定画面の一例を示す模式図である。
【図36】本発明に係るデータ処理装置および画像記録
装置で読み出し可能な各種制御処理プログラムを格納す
る記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図37】従来のプリンタの利用形態を説明する図であ
る。
【図38】ユーザからの名称による排紙先指定に対する
従来のプリンタドライバの排紙先の変換処理を説明する
概念図である。
【図39】従来の疑似メールボックス排紙における問題
点を説明する図である。
【符号の説明】
101A〜101D 外部機器(ホストコンピュータ) 102 画像記録装置(プリンタ) 404 ROM 407 RAM 409 CPU 410 EEPROM 2101 アプリケーション部 2102 プリンタドライバ 2107 ジョブパケット生成部 2203 ジョブプリプロセッサ部 2206 PDLトランスレータ部 2208 描画部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 HH03 HJ04 HK04 HK14 HN05 HN16 HN17 3F050 CA08 CB06 CB07 CE05 CF01 LA01 LB03 5B021 AA01 AA02 BB01 BB04 BB10 CC05 EE01 KK01 KK06

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の排紙口を有する画像記録装置又は
    複数の排紙口を有するオプション装置を接続可能な画像
    記録装置に印刷ジョブを送信可能なデータ処理装置にお
    いて、 前記画像記録装置に対して、前記各排紙口毎の識別名称
    をそれぞれ登録指示する登録手段と、 前記画像記録装置に登録されている各排紙口の識別名称
    を前記画像記録装置から要求して取得する取得手段と、 前記取得手段が取得した識別名称を表示し、印刷データ
    の所定の単位毎に、表示された識別名称から複数の排紙
    先をそれぞれ選択指定するとともに、前記印刷データの
    所定の単位毎に指定された各排紙先毎の排紙部数をそれ
    ぞれ指定する指定手段と、 前記指定手段による印刷データの所定の単位毎の複数の
    排紙先の各指定と前記印刷データの所定の単位毎に指定
    される各排紙先毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷
    ジョブに含めて印刷ジョブを作成する作成手段と、を有
    することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記登録手段は、前記画像記録装置に対
    して、前記各排紙口毎の識別名称および該識別名称に属
    する人数をそれぞれ登録指示するものであり、 前記取得手段は、前記画像記録装置の各排紙口に登録さ
    れている識別名称および該識別名称に属する人数を前記
    画像記録装置から取得するものであり、 前記指定手段は、前記印刷データの所定の単位毎に選択
    指定された各排紙先毎の排紙部数に前記取得手段により
    取得された排紙口の識別名称に属する人数または任意の
    部数を指定することを特徴とする請求項1記載のデータ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 識別名称としての文字列を複数記憶する
    記憶手段を有し、 前記登録手段は、入力された文字列または前記記憶手段
    に記憶された複数の文字列から選択した文字列を排紙口
    の識別名称として、前記画像記録装置に対して登録する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ処理装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の排紙口を有する画像記録装置に印
    刷データを送信可能なデータ処理装置において、 前記画像記録装置の各排紙口に登録されている識別名称
    を取得する取得手段と、 前記取得手段が取得した識別名称を表示し、印刷データ
    の所定の単位毎に、表示された識別名称から複数の排紙
    先をそれぞれ選択指定するとともに、前記印刷データの
    所定の単位毎に指定された各排紙先毎の排紙部数をそれ
    ぞれ指定する指定手段と、 前記指定手段による印刷データの所定の単位毎の複数の
    排紙先の各指定と前記印刷データの所定の単位毎に指定
    される各排紙先毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷
    ジョブに含めて印刷ジョブを作成する作成手段と、を有
    することを特徴とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記取得手段は、前記画像記録装置の各
    排紙口に登録されている識別名称および該識別名称に属
    する人数を前記画像記録装置から取得するものであり、 前記指定手段は、前記印刷データの所定の単位毎に選択
    指定された各排紙先毎の排紙部数に前記取得手段により
    取得された排紙口の識別名称に属する人数または任意の
    部数を指定することを特徴とする請求項4記載のデータ
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷データの所定の単位は、印刷デ
    ータのページ単位を含むことを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記印刷データは、同一又は異なるアプ
    リケーションにより作成された複数の印刷データを含む
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のデー
    タ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像記録装置から印刷ジョブの処理
    終了時に通知される印刷ジョブを出力した排紙口の情報
    を報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1
    〜7のいずれかに記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記識別名称は、ユーザ名,グループ
    名,部署名を含むその排紙口を使用するオーナを表す為
    の情報とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    に記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 データ処理装置より受信した印刷ジョ
    ブの印刷結果を複数の排紙口に排紙可能な画像記録装置
    において、 前記データ処理装置より登録指示される前記各排紙口毎
    の識別名称を登録する登録手段と、 前記登録手段により登録された前記各排紙口毎の識別名
    称を前記データ処理装置からの要求に応じて前記データ
    処理装置へ通知する第1の通知手段と、 前記第1の通知手段の通知に基づいて1つの印刷ジョブ
    に含まれる印刷データの所定の単位毎の複数の識別名称
    分のページ情報を前記印刷データの所定の単位毎に作成
    する作成手段と、 前記1つの印刷ジョブに含まれる印刷データの所定の単
    位毎の複数の識別名称と同一の識別名称が登録されてい
    る排紙口を検索する検索手段と、 前記作成手段に作成された各ページ情報に対して、前記
    検索手段により検索された各排紙口、および前記印刷デ
    ータの所定の単位毎に指定された各排紙先毎の排紙部数
    の排紙指定を行う制御手段と、を有することを特徴とす
    る画像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記登録手段は、前記データ処理装置
    より登録指示される前記各排紙口毎の識別名称および該
    識別名称に属する人数を登録するものであり、 前記第1の通知手段は、前記登録手段により登録された
    前記各排紙口毎の識別名称および該識別名称に属する人
    数を前記データ処理装置からの要求に応じて前記データ
    処理装置へ通知することを特徴とする請求項10記載の
    画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記印刷データの所定の単位は、印刷
    データのページ単位を含むことを特徴とする請求項10
    又は11記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記印刷データは、同一又は異なるア
    プリケーションにより作成された複数の印刷データを含
    むことを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載
    の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 前記各排紙口の状態を監視し、該監視
    される各排紙口の状態を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された各排紙口の状態に異常がある
    場合、前記データ処理装置に対して異常のある排紙口の
    状態を通知する第2の通知手段と、 前記印刷ジョブの処理終了時に、前記データ処理装置に
    対して印刷ジョブを出力した排紙口の情報を通知する第
    3の通知手段と、 を設けたことを特徴とする請求項10〜13のいずれか
    に記載の画像記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記憶手段は、各排紙口の積載状
    況、識別名称、使用状況等を各排紙口毎に記憶すること
    を特徴とする請求項14記載の画像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の排紙口は、画像記録装置本
    体に設けられた複数の排紙口,画像記録装置本体に接続
    されるオプション装置に設けられた複数の排紙口を含む
    ことを特徴とする請求項10〜15のいずれかに記載の
    画像記録装置。
  17. 【請求項17】 前記識別名称は、ユーザ名,グループ
    名,部署名を含むその排紙口を使用するオーナを表す為
    の情報とすることを特徴とする請求項10〜16のいず
    れかに記載の画像記録装置。
  18. 【請求項18】 複数の排紙口を有する画像記録装置又
    は複数の排紙口を有するオプション装置を接続可能な画
    像記録装置に印刷ジョブを送信可能なデータ処理装置の
    制御方法において、 前記画像記録装置に対して、前記各排紙口毎の識別名称
    をそれぞれ登録指示する登録工程と、 前記画像記録装置に登録されている各排紙口の識別名称
    を前記画像記録装置から要求して取得する取得工程と、 該取得した識別名称を表示し、印刷データの所定の単位
    毎に、表示された識別名称から複数の排紙先をそれぞれ
    選択指定するとともに、前記印刷データの所定の単位毎
    に指定された各排紙先毎の排紙部数をそれぞれ指定する
    指定工程と、 前記印刷データの所定の単位毎の複数の排紙先の各指定
    と前記印刷データの所定の単位毎に指定される各排紙先
    毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョブに含めて
    印刷ジョブを作成する作成工程と、 を有することを特徴とするデータ処理装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 複数の排紙口を有する画像記録装置に
    印刷データを送信可能なデータ処理装置の制御方法にお
    いて、 前記画像記録装置の各排紙口に登録されている識別名称
    を前記画像記録装置から要求して取得する取得工程と、 該取得した識別名称を表示し、印刷データの所定の単位
    毎に、表示された識別名称から複数の排紙先をそれぞれ
    選択指定するとともに、前記印刷データの所定の単位毎
    に指定された各排紙先毎の排紙部数をそれぞれ指定する
    指定工程と、 前記印刷データの所定の単位毎の複数の排紙先の各指定
    と前記印刷データの所定の単位毎に指定される各排紙先
    毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョブに含めて
    印刷ジョブを作成する作成工程と、を有することを特徴
    とするデータ処理装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 データ処理装置より受信した印刷ジョ
    ブの印刷結果を複数の排紙口に排紙可能な画像記録装置
    の制御方法において、 前記データ処理装置より登録指示される前記各排紙口毎
    の識別名称を登録する登録工程と、 該登録された前記各排紙口毎の識別名称を前記データ処
    理装置からの要求に応じて前記データ処理装置へ通知す
    る通知工程と、 該通知に基づいて前記1つの印刷ジョブに含まれる印刷
    データの所定の単位毎の複数の識別名称分のページ情報
    を前記印刷データの所定の単位毎に作成する作成工程
    と、 前記1つの印刷ジョブに含まれる印刷データの所定の単
    位毎の複数の識別名称と同一の識別名称が登録されてい
    る排紙口を検索する検索工程と、 前記作成された各ページ情報に対して、前記検索された
    各排紙口、および前記印刷データの所定の単位毎に指定
    された各排紙先毎の排紙部数の排紙指定を行う指定工程
    と、を有することを特徴とする画像記録装置の制御方
    法。
  21. 【請求項21】 複数の排紙口を有する画像記録装置又
    は複数の排紙口を有するオプション装置を接続可能な画
    像記録装置に印刷ジョブを送信可能なデータ処理装置
    に、 前記画像記録装置に対して、前記各排紙口毎の識別名称
    をそれぞれ登録指示する登録工程と、 前記画像記録装置に登録されている各排紙口の識別名称
    を前記画像記録装置から要求して取得する取得工程と、 該取得した識別名称を表示し、印刷データの所定の単位
    毎に、表示された識別名称から複数の排紙先をそれぞれ
    選択指定するとともに、前記印刷データの所定の単位毎
    に指定された各排紙先毎の排紙部数をそれぞれ指定する
    指定工程と、 前記印刷データの所定の単位毎の複数の排紙先の各指定
    と前記印刷データの所定の単位毎に指定される各排紙先
    毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョブに含めて
    印刷ジョブを作成する作成工程と、 を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ
    が読み取り可能な記憶媒体。
  22. 【請求項22】 複数の排紙口を有する画像記録装置に
    印刷データを送信可能なデータ処理装置に、 前記画像記録装置の各排紙口に登録されている識別名称
    を前記画像記録装置から要求して取得する取得工程と、 該取得した識別名称を表示し、印刷データの所定の単位
    毎に、表示された識別名称から複数の排紙先をそれぞれ
    選択指定するとともに、前記印刷データの所定の単位毎
    に指定された各排紙先毎の排紙部数をそれぞれ指定する
    指定工程と、 前記印刷データの所定の単位毎の複数の排紙先の各指定
    と前記印刷データの所定の単位毎に指定される各排紙先
    毎の排紙部数の各指定を全て1つの印刷ジョブに含めて
    印刷ジョブを作成する作成工程と、を実行させるための
    プログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記
    憶媒体。
  23. 【請求項23】 データ処理装置より受信した印刷ジョ
    ブの印刷結果を複数の排紙口に排紙可能な画像記録装置
    に、 前記データ処理装置より登録指示される前記各排紙口毎
    の識別名称を登録する登録工程と、 該登録された前記各排紙口毎の識別名称を前記データ処
    理装置からの要求に応じて前記データ処理装置へ通知す
    る通知工程と、 該通知に基づいて前記1つの印刷ジョブに含まれる印刷
    データの所定の単位毎の複数の識別名称分のページ情報
    を前記印刷データの所定の単位毎に作成する作成工程
    と、 前記1つの印刷ジョブに含まれる印刷データの所定の単
    位毎の複数の識別名称と同一の識別名称が登録されてい
    る排紙口を検索する検索工程と、 前記作成された各ページ情報に対して、前記検索された
    各排紙口、および前記印刷データの所定の単位毎に指定
    された各排紙先毎の排紙部数の排紙指定を行う指定工程
    と、を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュ
    ータが読み取り可能な記憶媒体。
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