JP3450700B2 - 画像出力方法及び装置 - Google Patents

画像出力方法及び装置

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JP3450700B2 JP04859598A JP4859598A JP3450700B2 JP 3450700 B2 JP3450700 B2 JP 3450700B2 JP 04859598 A JP04859598 A JP 04859598A JP 4859598 A JP4859598 A JP 4859598A JP 3450700 B2 JP3450700 B2 JP 3450700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を出力する画
像出力方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータは、LAN(ローカ
ルエリアネットワーク)によって相互接続されており、
プリンタにとどまらず、コピー、ファックス機能を備え
たマルチファンクション画像処理装置等の多様な周辺機
器群においても、LAN接続が可能となっている。
【0003】フロア等の構内接続としてのLANは、1
つのユーザグループとして接続機器の共有使用及びデー
タ転送を可能としているが、地理的に離れた場所にある
幾つかのLANを、高速総合デジタルネットワーク(I
SDN)回線や公衆電話回線等で接続することにより、
WAN(ワイドエリアネットワーク)を構成している場
合もある。
【0004】通常それぞれのLANには、ファイルサー
バー、プリントサーバーを含むコンピュータ群により構
成され、各コンピュータ内に搭載されるネットワークオ
ペレーティングシステムの機能として、データやファイ
ルの転送、共有、プリンタの共有等を行う各種プロトコ
ルに対応している。
【0005】また、各コンピュータ上で動作するアプリ
ケーションから転送された印刷ジョブは、一般にプリン
トサーバーを介してネットワーク上に接続されたプリン
タへ印刷ジョブの転送を行うことができるようになって
いる。
【0006】更に、ネットワークを構築するための各種
機器、ネットワーク上に接続されたコンピュータ等を含
む装置の遠隔管理を行うための通信プロトコルも標準化
されており、例えば、簡易ネットワーク管理プロトコル
(SNMP:SimpleNetwork Manag
ement Protocol)等がある。これらのプ
ロトコルを実装したネットワーク機器の場合には、ネッ
トワーク管理ソフトウエアにより、ネットワーク上の遠
隔地から各種機器を管理することができ、例えば、プリ
ンタの場合には、プリンタ情報の取得、プリンタ状態監
視、プリンタ状態変化時の通知、初期化制御等を行うこ
とができる。
【0007】LANを構成する各コンピュータ上で動作
するユーザアプリケーションには、文書作成ソフト、表
計算ソフト等様々なものがある。それらのアプリケーシ
ョンを使用して作成されたデータは、オペレーティング
システムの一機能としてプリンタドライバソフトウエア
により、プリンタ制御言語であるPDL(Printe
r Description Language)デー
タに変換された後、印刷ジョブとしてプリントスプーラ
に一時格納され、プリンタに送出するように構成されて
いることが多い。
【0008】ここで印刷ジョブは、プリンタドライバソ
フトウエアによりプリンタ制御言語(PDL)データと
して、1つまたは複数の文書ファイルから生成され、1
つの印刷文書を構成する単位であり、通常ジョブ開始命
令とジョブ終了命令とによって区切られている。若しく
は、印刷データに明確な区切りがない場合等には、プリ
ンタ側で独自にジョブの開始と終了とを定義する場合も
ある。
【0009】このようなネットワーク環境下に接続され
た画像出力装置においては、複数のユーザから利用され
るため、出力された印刷データは、出力ジョブ単位で出
力した順に混在して出力排紙口に積載されることにな
る。
【0010】そのため画像出力装置は複数の排紙口を備
えることができ、各ユーザはプリンタドライバ等により
特定の排紙口を選択して他のユーザから出力された印刷
ジョブと混在しないように排紙口に積載できるようにな
っている。
【0011】画像出力装置本体が備える排出可能な排紙
口を選択してサーチして、自動的に排紙口を決定するよ
うな自動排紙口選択モード機能を搭載して、自動的に排
紙口を切り替えることができるように構成している場合
もある。
【0012】更には、画像出力装置が備える各排紙口に
1対1で対応する排紙口名称を割り当て、プリンタドラ
イバにより各ユーザが装置排紙口名称を選択することに
より、ユーザ毎に出力すべき排紙口を選択できるような
機能(以下、メールボックス機能と記述する)を搭載し
ている場合もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、複数の排紙口を各ユーザはプリン
タドライバ等により特定の排紙口や排紙口名称により選
択しても、他のユーザも同一の排紙口を選択することが
でき、結果的に異なるユーザの印刷ジョブが特定の排紙
口で混在してしまう場合があるという問題点があった。
【0014】また、排出可能な排紙口をサーチして自動
的に排紙口を決定するような自動排紙口選択モードにお
いても、多量の出力ジョブを複数の排紙口を使用してエ
ラー等を発生させることなく出力することを目的として
いるため、出力ジョブの混在を防止することはできない
という問題点があった。
【0015】また、先ユーザによって発生したエラー
等、例えば、排紙口の積載量をオーバーした場合には、
エラー発生のための出力処理が中断することになり、同
一の排紙口を指定した後続の他のユーザの印刷ジョブの
出力処理も中断されてしまうという問題点があった。
【0016】更には、メールボックス機能において排紙
口名称を割り当てる場合に、便宜的にユーザ名称を排紙
口名称として割り当てることにより、各ユーザが自分の
ユーザ名称が割り当てられた排紙口を選択するように運
用することにより、複数のユーザにより利用しても混在
を避けることが可能である。
【0017】しかしながら、従来メールボックス機能に
おいては、画像出力装置の備える排紙口の数と同数以下
のユーザで利用する場合には効果があるが、排紙口の数
より多い人数で利用する場合にも限られたユーザ名称し
か登録できなかった。このため、排紙口名称として登録
できないユーザが利用する場合には、オペレータコール
等を表示してオペレータの介在によりユーザ名称の更新
を行ったり、メールボックス機能を利用できないユーザ
用の排紙口を設ける等の対策が必要であり、排紙口の数
以上のユーザが利用する大規模ネットワーク環境ではメ
ールボックス機能を十分に活用できないという問題点が
あった。
【0018】また、複数の排紙オプションを接続可能な
画像出力装置においては、各排紙オプションの排紙ビン
等を統一的(シーケンシャル)に管理及び出力指定でき
ないという問題点があった。
【0019】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、複数のユーザが他のユーザの出力
排紙口を意識することなく、自動的に排他制御を実行す
ることにより、印刷ジョブが特定の排紙口で混在するこ
とを防止することができる画像出力方法及び装置を提供
しようとするものである。
【0020】また、本発明の第2の目的とするところ
は、装置が備える排紙口に依存することなくN人のユー
ザ毎の出力排紙口を割り当てることにより、印刷ジョブ
が特定の排紙口で混在することを防止することができる
画像出力方法及び装置を提供しようとするものである。
【0021】また、本発明の第3の目的とするところ
は、複数のユーザが他のユーザによって引き起こされた
出力排紙口の障害発生等を検知して自動的に排他制御を
実行することにより、印刷ジョブを中断することなく出
力することができる画像出力方法及び装置を提供しよう
とするものである。
【0022】更に、本発明の第4の目的とするところ
は、装置への出力時点で印刷ジョブの出力排紙口を選択
することにより、有限な装置排紙口をN人で利用する場
合における印刷ジョブの混在排紙を防止し且つN人のユ
ーザ毎のメールボス機能を実現することができる画像出
力方法及び装置を提供しようとするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の画像出力方法は、複数の排紙口
を有する画像出力装置により画像を出力する画像出力方
法であって、Nの仮想排紙口にユーザ名称を割り当て
ユーザ名称割り当てステップと、前記ユーザ名称割り
当てステップにより割り当てられたユーザ名称と入力さ
れた印刷ジョブのユーザ名称とを比較照合することによ
仮想排紙口を選択する仮想排紙口選択ステップと、出
力すべき装置排紙口を選択する装置排紙口選択ステップ
と、ユーザ名称情報を伴った印刷ジョブが入力されると
仮想排紙口と装置排紙口との対応付けを行って出力すべ
き装置排紙口を決定するように制御する装置排紙口選択
制御ステップとを有することを特徴とする。
【0024】
【0025】
【0026】また、上記第の目的を達成するために請
求項記載の画像出力方法は、請求項記載の画像出力
方法において、装置排紙口に既に出力済みで且つ現在積
載中のカレントユーザ名称を検知するカレントユーザ名
称検知ステップを有し、前記装置排紙口選択制御ステッ
プは、出力すべき装置排紙口として前記カレントユーザ
名称検知ステップにより検知されたカレントユーザ名称
と新たに入力された印刷ジョブに付随したユーザ名称と
を比較照合することにより出力すべき装置排紙口を選択
制御することを特徴とする。
【0027】
【0028】
【0029】また、上記第の目的を達成するために請
求項記載の画像出力装置は、複数の排紙口を有する画
像出力装置であって、N段の仮想排紙口にユーザ名称を
割り当てるユーザ名称割り当て手段と、前記ユーザ名称
割り当て手段により割り当てられたユーザ名称と入力さ
れた印刷ジョブのユーザ名称とを比較照合することによ
り仮想排紙口を選択する仮想排紙口選択手段と、出力す
べき装置排紙口を選択する装置排紙口選択手段と、ユー
ザ名称情報を伴った印刷ジョブが入力されると仮想排紙
口と装置排紙口との対応付けを行って出力すべき装置排
紙口を決定するように制御する装置排紙口選択制御手段
とを有することを特徴とする。
【0030】また、上記第の目的を達成するために請
求項記載の画像出力装置は、請求項記載の画像出力
装置において、装置排紙口に既に出力済みで且つ現在積
載中のカレントユーザ名称を検知するカレントユーザ名
称検知手段を有し、前記装置排紙口選択制御手段は、出
力すべき装置排紙口として前記カレントユーザ名称検知
手段により検知されたカレントユーザ名称と新たに入力
された印刷ジョブに付随したユーザ名称とを比較照合す
ることにより出力すべき装置排紙口を選択制御すること
を特徴とする。また、上記第1または第2の目的を達成
するために請求項5記載の画像出力方法は、請求項1又
は2記載の画像出力方法において、前記印刷ジョブは、
ホストコンピュータにて生成されるものであり、PDL
描画データ、ステープル実行命令、出力面指定命令、ユ
ーザ名称、用紙サイズ情報、用紙種類情報を含む複数の
情報で構成されるものであり、前記仮想排紙口選択ステ
ップは、前記複数の情報で構成される印刷ジョブの中か
ら該印刷ジョブのユーザ名称を取得し、該印刷ジョブの
中から取得した該印刷ジョブのユーザ名称と前記ユーザ
名称割り当てステップにて割り当てられたユーザ名称と
を比較照合することにより仮想排紙口を選択することを
特徴とする。更に、上記第1または第2の目的を達成す
るために請求項6記載の画像出力方法は、請求項1、
2、5の何れかに記載の画像出力方法において、前記ユ
ーザ名称割り当てステップにおけるユーザ名称の割り当
て処理は、印刷ジョブの入力に先立ってホストコンピュ
ータを介して行われることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0032】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図7に基づき説明する。以下の説
明及び図においては、画像出力装置としてレーザビーム
プリンタを例示して説明するが、本発明はレーザビーム
プリンタに限られるものではなく、他のプリント方式の
プリンタでも良いことは言うまでもない。また、以下の
説明及び図においては、画像出力装置にオプション装置
(オプションユニット)を2台接続した場合を例示して
説明するが、更に多くのオプション装置を接続可能であ
り、また、オプション装置の機能を画像出力装置本体が
共有しても構わない。
【0033】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像出力装置であるレーザビームプリンタ(LBP)の
構成を示すブロック図である。図1において、100は
レーザビームプリンタ(以下、プリンタと記述する)
で、各種オプション装置が接続可能であり、ホストコン
ピュータ等の外部機器101と汎用インターフェース
(例えば、LANインターフェースやセントロニクス
等)で接続され、この汎用インターフェースを介して外
部機器101から転送される印刷情報(所定のプリンタ
言語に基づく文字コードデータ、図形描画命令、イメー
ジデータ等の画像情報や用紙切り替え、排紙口切り替え
等の装置制御情報を含む)に基づく記録画像を行う。
【0034】なお、外部機器101の詳細については図
3を用いて後述する。
【0035】プリンタ100は、操作パネル102、制
御ユニット103、給紙オプション装置104、排紙オ
プション装置105を有している。
【0036】操作パネル102は、操作のための各種の
スイッチ(ボタン)、LED(液晶表示器)やLED
(発光ダイオード)表示器よりなる表示装置等により構
成されるユーザとのインターフェースである。ユーザは
操作パネル102を操作することにより、プリンタ10
0に所定の動作を指示することができる。なお、ユーザ
により設定された各種データ等は、不揮発メモリ、例え
ば、NVRAM(後述する図3に示す)等の不揮発メモ
リに記憶管理される。
【0037】制御ユニット103は、ビデオコントロー
ラ106、エンジンコントローラ107、オプションコ
ントローラ108により構成されている。
【0038】ビデオコントローラ106は、外部機器1
01と汎用インターフェースで接続され、外部機器10
1から汎用インターフェースを介して転送される印刷デ
ータ(各種PDLデータ等)を受信し、該印刷データに
基づくドットデータ等からなるページ情報を生成し、ビ
デオインターフェース109を介してエンジンコントロ
ーラ107に対してイメージデータ(2値または多値)
を送信すると共に、統括インターフェース110を介し
てオプションコントローラ108に対して給紙指定及び
排紙指定のコマンド等を送信する。
【0039】エンジンコントローラ107は、ビデオコ
ントローラ106から転送されるイメージデータに基づ
いて、周知の電子写真プロセスによって感光ドラム上に
潜像を形成し、供給される用紙に転写、定着して印字を
行う。なお、このとき、オプションコントローラ108
に対して給排紙のタイミングの指示等を行う。
【0040】オプションコントローラ108は、図示し
ないCPU(中央演算制御装置)、ROM(リードオン
リーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等を
備え、ビデオコントローラ106から転送される給排紙
指定等及びエンジンコントローラ107からの給排紙指
示等に基づいて1台以上のオプション装置を統括して制
御する統括コントローラであり、各種オプション装置に
具備されるオプションコントローラユニットとオプショ
ン装置インターフェース111を介して通信を行い、各
種のオプション装置を統括的に制御する。
【0041】また、オプションコントローラ108のR
AM内には、ビデオコントローラ106がアクセス可能
な不図示の共有メモリがあり、該共有メモリは約40頁
分の搬送状況管理エリア、基本ステータスエリア、コマ
ンドステータス管理エリア等から構成され、ビデオコン
トローラ106は、前記共有メモリの各エリアを介して
各オプション装置に対する指定を行う。
【0042】なお、前記搬送状況管理エリアは、ビデオ
コントローラ106が印字方法(給紙口、排紙口、色、
ステイプルする、シフトする等)を各オプション装置へ
通知する領域と、各オプション状態(どこまで印字し
た、排紙完了した等)をビデオコントローラ106に通
知する領域から構成されている。
【0043】また、基本ステータスエリアは、各オプシ
ョン装置の異常(ジャム、紙無し、ステイプル針無し
等)をビデオコントローラ106に通知する領域で、コ
マンド&ステータス管理エリアは、ビデオコントローラ
106とコマンドステータスのやり取りを行う領域であ
る。
【0044】給紙オプション装置104は、例えば、ペ
ーパーデッキオプション装置で、内部にペーパーデッキ
コントローラ(大容量給紙カセットコントローラ)10
4aを有し、オプションコントローラ108から送信さ
れる制御情報に基づき給紙制御を行う。なお、ペーパー
デッキコントローラ104aは、不図示のCPU(中央
演算制御装置)、ROM(リードオンリーメモリ)、R
AM(ランダムアクセスメリ)等を備え、CPUがRO
Mに格納されているプログラムに基づいて給紙オプショ
ン装置104を制御する。また、ROMには、給紙オプ
ション装置104の拡張情報、例えば、ペーパーデッキ
に格納可能な用紙サイズの情報等が格納されている。
【0045】排紙オプション装置105は、例えば、ス
テイプル機能を有するフィニッシャオプション装置で、
内部にフィニッシャコントローラ105aを有し、オプ
ションコントローラ108から送信される制御情報に基
づきステイプル動作及び排紙動作を行う。なお、フィニ
ッシャコントローラ105aは、不図示のCPU(中央
演算制御装置)、ROM(リードオンリーメモリ)、R
AM(ランダムアクセスメモリ)等を備え、CPUがR
OMに格納されているプログラムに基づいて排紙オプシ
ョン装置105を制御する。また、ROMには、排紙オ
プション装置105の拡張情報、例えば、排紙ビンの
数、ステイプル機能の有無、排紙用紙を所定の方向にず
らすシフト機能の有無、排紙用紙のフェースの向きを反
転させる反転機能の有無の情報等が格納されている。
【0046】なお、給紙オプション装置104及び排紙
オプション装置105には、表示部及び各種キーを備え
る操作部104b及び105bがそれぞれ設けられ、各
オプション使用時のユーザに対するメッセージ及び操作
方法等を表示すると共に操作可能となっている。
【0047】図2は、図1に示すプリンタ100の構成
を示す縦断面図であり、同図において図1と同一部分に
は同一符号が付してある。
【0048】図2において、201は用紙カセットで、
記録紙Sを保持し、不図示の仕切り板によって仕切られ
て電気的に記録紙Sのサイズを検知する記録紙サイズ検
知機構を有する。202はカセット給紙クラッチで、用
紙カセット201上に載置された記録紙Sの束から最上
位の記録紙Sを1枚のみ分離し、不図示の駆動手段によ
って分離した記録紙Sを給紙ローラ203まで搬送させ
るカムであり、給紙の度に間欠的に回転し、1回転に対
応して1枚の記録紙Sを給紙する。
【0049】204は記録紙検知センサで、用紙カセッ
ト201に保持されている記録紙Sの量を検知する。2
05はレジストシャッタで、用紙を押圧して給紙を停止
させる。給紙ローラ203は記録紙Sの先端部をレジス
トシャッタ205まで搬送する。206は手差用トレイ
で、記録紙Sを載置する。207は手差給紙ローラで、
手差用トレイ206に載置された記録紙Sをレジストシ
ャッタ205まで搬送する。208はオプション給紙ロ
ーラ(給紙中継搬送ローラ)で、給紙オプション装置1
04から給紙された記録紙Sをプリンタ100の内部へ
供給する。
【0050】カセット給紙クラッチ202、手差給紙ロ
ーラ207、オプション給紙ローラ208の下流には、
記録紙Sを同期搬送する一対のレジストローラ209が
設けられている。このレジストローラ209の下流に
は、後述するレーザスキャナ部211から発したレーザ
光によって記録紙S上にトナー像を公知の電子写真プロ
セスにより形成する画像記録部210が設けられてい
る。
【0051】211はレーザスキャナ部で、レーザユニ
ット212、ポリゴンミラー213、結像レンズ群21
4、ビーム検出器215、折り返しミラー216、光量
センサ217を有している。レーザユニット212は、
ビデオコントローラ106から送出される画像信号に基
づいてレーザ光を発する。レーザユニット212から発
せられたレーザ光は、ポリゴンミラー213により走査
され、結像レンズ群214及び折り返しミラー216を
介して後述する感光ドラム218に照射されて、該感光
ドラム218上に潜像を形成する。ビーム検出器215
は、レーザユニット212から発せられたレーザ光を検
知して主走査同期信号を出力する。光量センサ217
は、レーザユニット212から発せられたレーザ光の光
量を検知する。
【0052】画像記録部210は、感光ドラム218、
一次帯電器219、現像器220、前露光ランプ22
1、転写帯電器222、クリーナ223を有している。
一次帯電器219は、感光ドラム218上を均一に帯電
させる。現像器220は、一次帯電器219により帯電
され、レーザスキャナ部211によりレーザ露光されて
感光ドラム218上に形成された潜像をトナー現像す
る。前露光ランプ221は、感光ドラム218を光除電
する。転写帯電器222は、現像器220により現像さ
れた感光ドラム218上のトナー像をレジストローラ2
09により給紙される記録紙Sに転写する。クリーナ2
23は、感光ドラム218上の残存トナー像を取り除
く。
【0053】224は定着器で、画像記録部210によ
り記録紙Sに形成されたトナー像を記録紙Sに定着させ
る。225は搬送ローラで、記録紙Sを排紙搬送する。
226は排紙センサで、記録紙Sの排紙状態を検知す
る。227はフラッパで、記録が完了した記録紙Sの搬
送方向を排紙トレイ228側または排紙オプション装置
105側に切り替える。229及び230は排紙ローラ
で、フラッパ227の切り替えにより搬送される記録紙
Sを排紙トレイ228に排紙する。231は排紙積載量
検知センサで、排紙トレイ228上に積載された記録紙
Sの積載量を検知する。
【0054】また、制御ユニット103内のエンジンコ
ントローラ107は、画像記録部210、レーザスキャ
ナ部211、定着器224による電子写真プロセスの制
御及びプリンタ100内の記録紙Sの搬送制御を行う。
【0055】次に、プリンタ100に着脱可能に接続さ
れた各種オプション装置について説明する。
【0056】図1に示したオプションコントローラ10
8は、図2に示すプリンタ100内に設けられ、各種オ
プション装置を共通バスとなるオプション装置インター
フェス111を介して同一のプロトコルで通信可能に構
成されている。また、オプションコントローラ108
は、統括インターフェース110を介してビデオコント
ローラ107に接続される。
【0057】給紙オプション装置104は、ペーパーデ
ッキ232、ペーパーデッキ給紙ローラ233、搬送ロ
ーラ234、給紙中継搬送ローラ235、記録紙格納量
検知センサ236を有している。ペーパーデッキ232
は昇降可能であって、その上部に記録紙Sを大容量に積
載する。ペーパーデッキ給紙ローラ233は、ペーパー
デッキ232上に積載された記録紙Sを給紙する。搬送
ローラ234は、ペーパーデッキ給紙ローラ233から
給紙される記録紙Sをオプション給紙ローラ208方向
に搬送する。給紙中継搬送ローラ235は、給紙オプシ
ョン装置104の下部に着脱可能に複数接続可能な他の
給紙系オプション装置(異なるサイズまたは同一サイズ
の記録紙を給紙可能なオプション装置)から給紙される
記録紙を中継搬送する。記録紙格納量検知センサ236
は、ペーパーデッキ232上に載置された記録紙Sの載
置量を検知する。
【0058】なお、給紙オプション装置104は、ペー
パーデッキコントローラ104aにより制御される。
【0059】排紙オプション装置105は、第1の排紙
ビン237、第2の排紙ビン238、第3の排紙ビン2
39、ビン昇降モータ240、フラッパ241、排紙積
載量検知センサ242、排紙ローラ243、搬送ローラ
244,245、排紙ローラ246、ステイプラ24
7、ステイプル針残量検知センサ248を有している。
【0060】第1〜第3の排紙ビン237〜239は、
記録済みの記録紙Sを仕分けして積載するものである。
ビン昇降モータ240は、第1〜第3の排紙ビン237
〜239を上下方向に移動させて記録紙Sを各ビンへ仕
分けするものである。フラッパ241は、プリンタ10
0のフラッパ227により振り分けられ排紙オプション
装置105に送られた記録紙Sをビデオコントローラ1
06からの指示に基づいて用紙のフェース切り替えを行
うように搬送切り替えを行うものである。
【0061】排紙積載量検知センサ242は、ビン昇降
モータ240により昇降される第1〜第3の排紙ビン2
37〜239に排紙される記録紙Sの積載量を検知す
る。また、排紙積載量検知センサ242は、高さセンサ
であって、第1〜第3の排紙ビン237〜239に積載
された記録紙Sの高さが例えば88mm(約700枚に
相当する)に到達した(検知した)時点で、フィニッシ
ャコントローラ105aが満載であることをオプション
コントローラ108を介してビデオコントローラ106
に通知する。
【0062】ビデオコントローラ106により統括イン
ターフェース110を介して記録紙Sのフェースアップ
指定の場合は、フラッパ241により振り分けられた記
録紙Sは、排紙ローラ243によりそのまま排紙口へ送
られる。また、ビデオコントローラ106により統括イ
ンターフェース110を介して記録紙Sのフェースダウ
ン指定の場合は、フラッパ241により振り分けられた
記録紙Sは、搬送ローラ244,245により一旦記録
紙Sの後端が搬送ローラ244を越えるまで搬送され、
次に、搬送ローラ245が反転して記録紙Sの後端から
排紙ローラ246に送り込まれ、排紙口へ送られる。
【0063】ステイプラ247は、ビデオコントローラ
106により統括インターフェース110を介してステ
イプル指定されている場合は、不図示のステイプルトレ
イに記録紙Sを蓄え、記録紙Sを整列してステイプラ2
47がステイプルを実行して第1〜第3の排紙ビン23
7〜239のいずれかに排紙する。また、ビデオコント
ローラ106により統括インターフェース110を介し
てシフト指定されている場合は、ステイプル指定されて
いる場合と同様に、不図示のステイプルトレイに記録紙
Sを蓄え、記録紙Sを整列して記録紙Sをステイプルト
レイごとずらしてから、即ち、排紙される記録紙Sの載
置領域(トレイ)をずらしてから、第1〜第3の排紙ビ
ン237〜239のいずれかに排紙する。ステイプル針
残量検知センサ248は、ステイプラ247内に格納さ
れたステイプル針の残量を検知するものである。
【0064】なお、排紙オプション装置105は、フィ
ニッシャコントローラ105aによって制御される。
【0065】また、オプションコントローラ108、ペ
ーパーデッキコントローラ104a、フィニッシャコン
トローラ105aは、それぞれコネクタで接続され、オ
プションユニットインターフェース111によりシリア
ル通信を行う。お互いは同じコネクタにより直列接続さ
れ、従って、給紙オプション装置104と排紙オプショ
ン装置105は、その接続順を入れ替えて接続すること
も可能である。
【0066】なお、手差給紙ローラ207、カセット給
紙クラッチ202、ペーパーデッキ給紙ローラ233の
下流には、記録紙Sを搬送する一対のレジストローラ2
09、給紙ローラ203、搬送ローラ234がそれぞれ
設けられている。レジストローラ209の下流には、レ
ーザスキャナ部211から発せられたレーザ光によっ
て、記録紙S上にトナー像を形成する画像記録部210
が設けられている。更に、画像記録部210の下流に
は、記録紙S上に形成されたトナー像を定着する定着器
224が設けられている。定着器224の下流には、排
紙部の搬送状態を検知する排紙センサ226、記録紙S
を搬送する搬送ローラ225、記録が完了した記録紙S
の搬送方向を切り替えるフラッパ227等が設けられて
いる。
【0067】図3は、本実施の形態に係るプリンタ制御
システムの構成を示すブロック図である。ここでは、図
2に示すレーザビームプリンタ100を例にして説明す
る。なお、本発明の機構が実行されるのであれば、単体
の機器であっても、複数の機器からなっているシステム
であっても、LAN等のネットワークを介して処理が行
われるシステムであっても、本発明を適用できることは
言うまでもない。また、システム或いは装置にプログラ
ムを供給することによって実施される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。この場合、本発明に係るプロ
グラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成することに
なる。そして、記憶媒体からそのプログラムをシステム
或いは装置に読み出すことによって、そのシステム或い
は装置が特定の態様で機能する。
【0068】図3においてプリンタ制御システムは、本
実施の形態に係る画像出力装置であるプリンタ100と
パーソナルコンピュータ(1)300とパーソナルコン
ピュータ(2)301とプリントサーバー302とをL
AN303により接続してなる。パーソナルコンピュー
タ(1)300とパーソナルコンピュータ(2)301
は、図1の外部機器101に相当する。
【0069】以下、パーソナルコンピュータ(1)30
0及びパーソナルコンピュータ(2)301をパソコン
(1)300及びパソコン(2)301と記述する。
【0070】図3において印刷ジョブは、パソコン
(1)300上で動作するアプリケーションソフトプロ
グラムによりプリンタ用の制御言語として生成され、プ
リントサーバー302内のプリントスプーラ内に格納さ
れる。パソコン(1)300やプリントサーバー302
は、ネットワークオペレーティングシステムの提供する
機能として実現される。プリントサーバー302は、プ
リンタ100を構成するLANインターフェース(I/
F)カード304とLAN303を介して通信制御処理
を実行して印刷ジョブをビデオコントローラ106へ転
送する。リンタ100を構成するLANインターフェー
スカード304とLAN303を介して通信制御処理を
実行し、印刷ジョブをビデオコントローラ106へ転送
する。
【0071】他のユーザの利用するパソコン(2)30
1も同様に該パソコン(2)301上で動作するアプリ
ケーションプログラムによりプリンタ用の制御言語とし
て生成され、プリントサーバー302内のプリントスプ
ーラ内に格納される。プリントサーバー302は、プリ
ンタ100を構成するLANインターフェースカード3
04とLAN303を介して通信制御処理を実行し、印
刷ジョブをビデオコントローラ106へ転送する。
【0072】ここで印刷ジョブとは、入力ページの一塊
を定義するジョブ開始命令とジョブ終了命令により区切
られたデータ単位で入力され、この塊を指すものであ
る。
【0073】ビデオコントローラ106は、CPU(中
央演算処理装置)305、RAM(ランダムアクセスメ
モリ)306、ROM(リードオンリーメモリ)30
7、入力部308、NVRAM(不揮発性ランダムアク
セスメモリ)309、排紙口選択制御部310、MC
(メモリコントローラ)311、オプションインターフ
ェース(I/F)312、印刷部インターフェース(I
/F)313を有し、これらの各構成要素は、システム
バス314を介して接続されている。
【0074】CPU305は、ROM307のプログラ
ム用ROM307aに記憶された制御プログラムに基づ
いて、システムバス314に接続される各種のデバイス
とのアクセスを総括的に制御し、印刷部I/F313を
介してエンジンコントローラ107に制御される印刷部
315に出力情報としての画像信号を出力する。
【0075】オプションI/F312は、CPU305
からの指示に応じてオプションコントローラ108との
通信を行う。また、印刷部I/F313とオプションコ
ントローラ108との通信信号をスルーで統括インター
フェース110に送ることもある。
【0076】ROM307のプログラム用ROM307
aには、後述する図4及び図7のフローチャートで示さ
れるようなCPU305の制御プログラム等を記憶す
る。
【0077】ROM307のフォント用ROM307b
には、出力画像を生成する際に使用するフォントデータ
(アウトラインフォントデータ或いはドットフォントデ
ータ)等を記憶している。CPU305は、LANイン
ターフェースカード304を介して入力部308によっ
てプリントサーバー302との通信処理が行えるように
構成されている。
【0078】RAM306は、COU305の主メモ
リ、ワークエリア、受信バッファ等として機能するメモ
リで、図示しない増設ポートに接続されるオプションR
AMによりメモリ容量を拡張することができるように構
成されている。なお、RAM306は、受信バッファメ
モリ305a、ページバッファメモリ305b、排紙口
情報格納部305cを有している。受信バッファメモリ
305aは、入力した印刷データを格納する。また、ペ
ージバッファメモリ305bは、入力部308に入力さ
れた印刷データを中間コードもしくは中間ビットマップ
画像として格納する。また、排紙口情報格納部305c
は、オプションI/F312を介して排紙オプション1
05内の検知センサ等によって得られる排紙部316の
処理状況、各排紙ビン237〜239毎の用紙の積載の
有無、積載量情報等を記憶する。
【0079】外部メモリ317は、MC311によりア
クセスを制御されるハードディスク等の2次記憶装置等
を接続できるようになっている。この外部メモリ317
は、ホストコンピュータ101上の外字ファイルやフォ
ームファイル等から転送された登録データを記憶する登
録メモリに用いられる。また、入力されたデータを受信
格納する受信スプールバッファとしても利用され、更に
は印刷すべきデータやフォームデータを中間コード化若
しくは中間ビットマップ画像化して格納するページバッ
ファメモリとしても利用される。
【0080】外部メモリ317は1個に限らず、1個以
上備えて、内蔵フォントに加えてオプションフォントカ
ード、言語系(PDL)の異なるプリンタ制御言語を解
釈するエミュレーションプログラムを格納した外部メモ
リを複数接続できるように構成されていても良い。ま
た、外部メモリ317としてハードディスクに限定する
ものではなく、フラッシュメモリカード等を装着しても
良い。
【0081】なお、CPU305を制御する制御プログ
ラムは、不図示のシステムクロックによってタスクと呼
ばれるロードモジュール単位に時分割制御するリアルタ
イムOS(オペレーティングシステム)と、機能単位に
動作する複数のロードモジュール(タスク)によって構
成されるものとする。
【0082】図4は、本実施の形態に係る画像出力装置
100の処理の流れを示すフローチャートである。
【0083】パソコン(1)300上のアプリケーショ
ンプログラムを用いてユーザから印刷を指定されると、
生成された印刷ジョブはプリントサーバー302とLA
Nインターフェースカード304との通信制御を実行
し、入力部308に入力される。
【0084】入力された印刷ジョブには、画像生成のた
めのPDLデータに加えて排紙オプション装置105に
対する指示を行う仮想排紙口指定コマンドやステープル
実行命令等を含むものとする。なお、その詳細について
は、後述する第2の実施の形態の項において説明する。
【0085】図4において、まず、ステップS401で
RAM306の受信バッファ306aに入力された印刷
データの中から仮想排紙口指定命令を解析し、次のステ
ップS402で指定された仮想排紙ビン(仮想排紙口)
を選択し、指示情報を印刷ジョブ情報(不図示)として
RAM306内のページバッファ306b内に格納す
る。次に、ステップS403でステープル指定の有無や
出力面の指定や印刷ジョブに関する指定及び印刷ジョブ
を構成する情報を、ROM307内のジョブ解析モジュ
ールにより解析して、RAM306内のページバッファ
メモリ306bに各中間ページを統括して対応付ける印
刷ジョブ情報(不図示)として格納する。
【0086】次に、ステップS404で引き続いて後続
のPDLデータ(印字位置を示す制御コードや文字コー
ド等)を読み込んで、ROM307内の画像生成モジュ
ールにより、PDLデータの解析を実行し、制御コード
等で指定された印字位置に対応するバンド単位に分類し
て、RAM306内のページバッファメモリ306bに
中間データとして格納するが、印刷データ中の会ページ
命令等のページ終了制御コードを検知するまで同一ペー
ジの中間データとしてページ単位に格納する。
【0087】次に、ステップS405で印刷ジョブが終
了したか否かを判断し、終了しない場合は、前記ステッ
プS403へ戻って後続のジョブデータ解析を実行す
る。
【0088】このようにしてROM307内の画像生成
モジュールは、仮想排紙口への出力するものとして1つ
の印刷ジョブがRAM306内に中間ページデータとし
て格納されると、排紙口選択制御部310が起動され
る。
【0089】一方、前記ステップS405において印刷
ジョブが終了した場合は、次のステップS406で排紙
口選択制御部310により実際に出力すべき排紙オプシ
ョン装置105の各排紙ビン237〜239をオプショ
ンインターフェース312を介して選択する。次に、ス
テップS407でRAM306内のページバッファメモ
リ306bに格納された中間ページをRAM306内の
ビットマップメモリに順次ビットマップ展開し、生成さ
れた出力すべきビットマップ画像を印刷部インターフェ
ース313を介してエンジンコントローラ107に送信
し、印刷部315によって印刷を実行した後、本処理動
作を終了する。
【0090】図5は、RAM306内の排紙口情報記憶
部に記憶される仮想排紙口情報を示す図である。同図に
おいて、501は仮想排紙口情報で、N段の仮想排紙ビ
ンを持ち、ユーザはホスト上のアプリケーションプログ
ラムによって仮想排紙ビンを選択し、プリンタドライバ
が仮想排紙口コマンドを発行することにより、仮想排紙
口番号である仮想排紙ビン(1)〜仮想排紙ビン(n)
までのいずれかを指定する。
【0091】仮想排紙口情報501は、各仮想排紙ビン
毎にそれぞれの排紙装置番号、該排紙装置の排紙口番
号、該装置排紙ビンの状態を示す情報が格納されてい
る。排紙装置番号は、排紙オプション装置が複数ある場
合に、排紙口選択制御部310によって選択された排紙
オプション装置を特定するものである。仮想排紙口が利
用されておらず、印刷ジョブが入力されていなければN
ULLを記載してある。装置排紙口は、排紙オプション
装置の排紙ビン237〜239のうち排紙口選択制御部
310によって選択された装置排紙ビン情報である。仮
想排紙口が利用されておらず、印刷ジョブが入力されて
いなければNULLを記載してある。
【0092】装置排紙ビンの状態は、排紙口選択制御部
310によって選択された装置排紙ビンの状態情報であ
る。現在出力中はの場合は出力中状態であり、出力済み
で出力した用紙が残っている場合には出力保持中状態で
あり、出力済の用紙が過積載等の場合にはエラー状態と
なる。また、仮想排紙口が利用されておらず、印刷ジョ
ブが入力されていなければNULLを記載してある。
【0093】これらの情報は、排紙オプション装置10
5内の排紙積載量検知センサ242等の検知センサによ
って検知された情報が排紙部316からオプションイン
ターフェース312に通知されて、オプションインター
フェース312によってリアルタイムで書き換えられ
る。
【0094】また、この情報は、SNMP(簡易ネット
ワーク監視プロトコル)により印刷ジョブを出力したホ
ストコンピュータ(ユーザ)上に通知され、通知を受け
たネットワークユーティリティソフトウエアにより、ユ
ーザが選択した仮想排紙ビンに出力されたかを通知する
ためにも利用される。
【0095】図6は、RAM306内の排紙口情報記憶
部に記憶される装置排紙口情報を示す図であり、同図に
おいて、601は装置排紙口情報で、装置排紙口分の領
域を備える。本実施の形態では、排紙ビン(1)60
2、排紙ビン(2)603、排紙ビン(3)604の2
段分の記憶領域を持つ。
【0096】装置排紙口情報601において、排紙装置
番号及び排紙口番号は、情報記憶領域と排紙装置と排紙
ビンとの対応付けを行うためのID(識別子)である。 (A)排紙出力面は、排紙ビンのフェースダウン/フェ
ースアップ出力の現在の状態(本実施の形態では排紙装
置の構成によって一意に決まる)を示すステータス情報
である。 (B)用紙積載量は、排紙ビンの用紙積載の有無及び積
載量を表わすステータス情報である。この情報は、排紙
オプション装置105内の排紙積載量検知センサ242
によって検知された情報が排紙部316からオプション
インターフェース312に通知されて、該オプションイ
ンターフェース312によって状態変化があると書き換
えられる。 (C)ステープル針量は、全ての排紙ビンに利用される
ステープル用針の有無を表わすステータス情報である。
この情報は、排紙オプション装置105内のステープル
用針残量検知センサ248によって検知された情報が排
紙部316からオプションインターフェース312に通
知されて、該オプションインターフェース312によっ
て状態変化があると書き換えられる。 (D)基本ステータスは、排紙ビンの排紙状態を表わす
ステータス情報である。この情報は前述したオプション
コントローラ108のRAM内のビデオコントローラ1
06がアクセス可能な不図示の共有メモリがあり、該共
有メモリに格納された搬送状況管理エリア、基本ステー
タスエリアを参照することにより得られる。
【0097】基本ステータには、アイドル状態、出力実
行中状態、エラー発生状態、ウォーニング発生状態があ
る。
【0098】以上説明した(A)〜(D)に関しては、
入力された印刷ジョブの処理状況に応じてステータスや
状態が変化するカレントステータス情報である。 (E)利用ユーザ名は、排紙ビンに現在出力中のユーザ
名称若しくは既に出力は完了したが保持されたままの出
力物の持ち主名称を表わすものである。この情報は、ホ
ストより送信されたユーザ名称、通知アドレスが格納さ
れ、出力完了や出力エラーが発生した場合に、操作パネ
ル102に表示したり、SNMP等を利用してホストコ
ンピュータ(ユーザ)に状態を通知するために利用され
る。 (F)出力可能用紙サイズは、排紙ビンが出力可能な用
紙サイズを表わす情報である。 (G)ステープル可否は、排紙ビンがステープル可能か
否かを表わす情報である。 (H)出力可能用紙種類は、排紙ビンが出力可能な用紙
の材質を表わす情報である。
【0099】以上説明した(E)〜(H)は、利用可能
な情報としてホストコンピュータに通知したり、排紙口
選択制御部310で仮想排紙口と装置排紙口とを対応付
ける場合に利用される場合もある。
【0100】図7は、本実施の形態に係る画像出力装置
における仮想排紙口と装置排紙口との対応付けを行う排
紙口選択制御部310の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【0101】図7において、まず、ステップS701で
印刷ジョブがROM307内の画像生成モジュールによ
ってRAM306内に少なくとも1ページ分の中間ペー
ジデータが格納されると、RAM306内の装置排紙口
記憶部の装置排紙ビン(1)用の装置排紙口情報602
の(B)用紙積載量を参照し、装置排紙ビン(1)が空
きか否かを調べる。そして、空いている場合は、ステッ
プS702で装置排紙ビン(1)を選択する。次に、ス
テップS703でRAM306内の仮想排紙口情報50
1に割り当てられ且つ前記図4のステップS702にお
いて選択された仮想排紙ビン番号の領域に排紙装置番
号、装置排紙口を格納する。次に、ステップS704で
オプションコントローラ108に対して排紙ビン位置の
移動を指示した後、本処理動作を終了する。
【0102】なお、オプションコントローラ108は、
排紙ビン位置移動指示を受けると、前述したようにエン
ジンコントローラ107と通信しながら、用紙の出力に
合わせて排紙ビンを移動させる。
【0103】一方、前記ステップS701において、装
置排紙ビン(1)が空きでない場合は、ステップS70
5でRAM306内の装置排紙口記憶部の装置排紙ビン
(2)用の装置排紙口情報603の(B)用紙積載量を
参照し、装置排紙ビン(2)が空きか否かを調べる。そ
して、空いている場合は、ステップS706で装置排紙
ビン(2)を選択した後、前記ステップS703へ進ん
で、RAM306内の仮想排紙口情報501に割り当て
られ且つ前記ステップS706において選択された仮想
排紙ビン番号の領域に排紙装置番号、装置排紙口を格納
する。
【0104】一方、前記ステップS705において、装
置排紙ビン(2)が空きでない場合は、ステップS70
7でRAM306内の装置排紙口記憶部の装置排紙ビン
(3)用の装置排紙口情報603の(B)用紙積載量を
参照し、装置排紙ビン(3)が空きか否かを調べる。そ
して、空いている場合は、ステップS708で装置排紙
ビン(3)を選択した後、前記ステップS703へ進ん
で、RAM306内の仮想排紙口情報501に割り当て
られ且つ前記ステップS708において選択された仮想
排紙ビン番号の領域に排紙装置番号、装置排紙口を格納
する。
【0105】一方、前記ステップS707において装置
排紙ビン(3)が空きでない場合は、前記ステップS7
09へ進んで排紙ビンへ出力が完了するか、現在保持中
の出力用紙が取り除かれるまで排紙ビンの空き待ちを行
った後、前記ステップS701へ戻る。
【0106】なお、上記実施の形態においては、選択す
べき装置排紙口が存在しない場合に、図7のステップS
709において排紙ビンの空き待ちを行うようにした
が、本発明はこれに限られるものではなく、出力完了し
た出力保持中のユーザの通知アドレスに通知して用紙を
取り除くように構成しても良い。その場合、LANイン
ターフェースカード304に装備したSNMPを利用し
てホストコンピュータ上のユーティリティフトウエアに
より通知して画面表示することになる。
【0107】また、装置排紙口情報602〜604の
(D)基本ステータスを参照し、エラー発生状態の排紙
口を選択の対象から外すように構成しても良い。また、
排紙口選択制御部310は、各排紙ビンの空き状態を調
査して装置排紙口を選択するようにしたが、装置排紙口
情報602〜604の(F)出力可能用紙サイズ、
(G)ステープル可否、(H)出力可能用紙種類等の装
置排紙口の備える能力と入力された印刷ジョブに記載さ
れた当該情報とを比較して選択するようにしても良い。
【0108】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図8〜図12に基づき説明する。
【0109】なお、本実施の形態に係る画像出力装置及
び該画像出力装置を備えた画像出力システムは、上述し
た第1の実施の形態の図1〜図3と同一であるから、こ
れらの各図を流用して説明する。
【0110】図8は、本実施の形態に係る画像出力装置
を備えた画像出力システムにおけるRAM306内の排
紙口情報記憶部に記憶される仮想排紙口情報を示す図で
あり、同図において、801は仮想排紙口情報で、本装
置を利用する全てのユーザに割り当て可能なN段の仮想
排紙ビンを持ち、各排紙口と1対1で対応したユーザ名
を割り当てておき、ユーザはホストコンピュータ上のア
プリケーションプログラムによって自分のユーザ名が割
り当てられた仮想排紙ビンを選択するか、プリンタドラ
イバがホストコンピュータ内のシステムからユーザ名称
を取得して印刷ジョブにユーザ名称を付加することによ
り、仮想排紙ビン(1)〜仮想排紙ビン(n)までのい
ずれかを指定する。
【0111】仮想排紙口情報801は、各仮想排紙ビン
毎にそれぞれの排紙装置番号、該排紙装置の排紙口番
号、該装置排紙ビンの状態、登録ユーザ名を示す情報が
格納されている。
【0112】ここで、排紙装置番号、装置排紙口、装置
排紙ビン状態に関しては、上述した第1の実施の形態の
図5において説明したものと全く同一である。
【0113】登録ユーザ名は、ホストコンピュータ等に
より予めユーザ名称を登録しておき、排紙口選択制御部
310によって登録されているユーザ名称と入力された
印刷ジョブに付加されたユーザ名称とに基づいて仮想排
紙ビンを選択するために利用される。
【0114】なお、登録ユーザ名称は、RAM306内
に存在するとしたが、NVRAM309にも格納してお
くようにすれば、電源切断時にも保持されるため利便性
が良くなる。
【0115】これらの情報は、排紙オプション装置10
5内の排紙積載量検知センサ242等の検知センサによ
って検知された情報が排紙部316からオプションイン
ターフェース312に通知されて、該オプションインタ
ーフェース312によってリアルタイムで書き換えられ
る。
【0116】また、この情報は、SNMPにより印刷ジ
ョブを出力したホストコンピュータ(ユーザ)上に通知
され、通知を受けたネットワークユーティリティフトウ
エアにより、ユーザ自身が選択した、若しくは印刷ジョ
ブに付加されたユーザ名称によって選択された仮想排紙
ビンが実際に装置のどの排紙ビンに出力されたかを通知
するためにも利用される。
【0117】図9は、図8に示した排紙口情報801内
の各排紙口毎に付けられた登録ユーザ名称の格納処理の
流れを示すフローチャートである。
【0118】通常、この各仮想排紙口にユーザ名称を登
録する処理は、印刷ジョブの入力に先立って行われ、ホ
ストコンピュータ上のユーザ名称登録アプリケーション
等により利用すべきユーザ(名)と仮想排紙口とが1対
1となるように管理される。
【0119】図9において、まず、ステップS901で
ユーザ名称登録アプリケーションにより発行されたユー
ザ名称登録コマンドが入力されると、次のステップS9
01で同コマンドにおいて指示された仮想排紙口番号に
対応する排紙口情報801の領域を選択する。次いで、
ステップS903で選択された仮想排紙口番号(排紙ビ
ン)にユーザ名称を格納する。次に、ステップS904
で全ユーザ分の名称登録が完了したか否かを判断し、完
了しない場合は前記ステップS901へ戻り、完了した
場合は本処理動作を終了する。
【0120】従って、仮想排紙ビンの段数は、登録ユー
ザ数と同一か、同一ユーザ数で複数段を利用する場合に
は、登録ユーザ数以上の排紙ビン段数とすることも可能
である。
【0121】図10は、本実施の形態に係る画像出力装
置を有する画像出力システムの処理の流れを示すフロー
チャートである。
【0122】パソコン(1)300上のアプリケーショ
ンプログラムを用いてユーザから印刷を指示されると、
生成された印刷ジョブは、プリントサーバー302とL
ANインターフェースカード304との通信制御を実行
し、入力部308に入力される。
【0123】入力された印刷ジョブには、画像生成のた
めのPDLデータに加えて排紙オプション装置105に
対する指示を行う仮想排紙口指定マンドやステープル実
行命令、更には印刷ジョブのオーナー(ユーザ)名称や
印刷ジョブの管理/転送を実行するプリントサーバー名
称等を含むものとする。
【0124】図10において、まず、ステップS100
1でRAM306内の受信バッファメモリ306aに入
力された印刷データの中から印刷ジョブのユーザ名称、
プリントサーバー名称等の情報を取得する。次に、ステ
ップS1002で予め登録された仮想排紙口情報801
の各仮想排紙口毎に格納された登録ユーザ名称と合致す
る仮想排紙ビンを選択し、その選択情報を印刷ジョブ情
報(不図示)としてRAM306内のページバッファメ
モリ306bに格納する。
【0125】次に、ステップS1003でステープル指
定の有無や出力面の指定や印刷ジョブに関する指定及び
印刷ジョブを構成する情報をROM307内のジョブ解
析モジュールにより解析して、RAM306内のページ
バッファメモリ306bに各中間ページを統括して対応
付ける印刷ジョブ情報(不図示)として格納する。
【0126】次に、ステップS1004で引き続き後続
のPDLデータ(印字位置を示す制御コードや文字コー
ド等)を読み込んで、ROM307内の画像生成モジュ
ールによりPDLデータを解析し、制御コード等で指定
された印字位置に対応するバンド単位に分類してRAM
306内のページバッファメモリ306bに中間ページ
データとして格納するが、印刷データ中の改ページ命令
等のページ終了制御コードを検知するまで、同一ページ
の中間データとしてページ単位に格納する。
【0127】次に、ステップS1005で印刷データの
終了を示す印刷ジョブ終了か否かを判断し、印刷ジョブ
終了でない場合は前記ステップS1003へ戻って、後
続のデータを解析する。
【0128】このようにして、ROM307内の画像生
成モジュールは仮想排紙口へ出力するものとして1つの
印刷ジョブがRAM306内に中間ページデータとして
格納されると、排紙口選択制御部310が起動される。
【0129】次に、ステップS1006で排紙口選択制
御部310により実際に出力すべき排紙オプション装置
105の各排紙ビンをオプションインターフェース31
2を介して選択する。次に、ステップS1007でRA
M306内のページバッファメモリ306bに格納され
た中間ページをRAM306内のビットマップメモリに
順次ビットマップ展開し、生成された出力すべきビット
マップ画像を印刷部315を介してエンジンコントロー
ラ107に送信し、該印刷部315により印刷を実行し
た後、本処理動作を終了する。
【0130】図11は、本実施の形態に係る画像出力装
置における仮想排紙口と装置排紙口との対応付けを行う
排紙口選択制御部310の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【0131】図11において、まず、ステップS110
1で印刷ジョブがROM307内の画像生成モジュール
によってRAM306内に少なくとも1ページ分の中間
ページデータが格納されると、RAM306内の装置排
紙口記憶部に格納されている各装置排紙ビン用の装置排
紙口情報602〜604の(E)利用ユーザ名称を参照
し、出力中若しくは既に出力済みで用紙保持中の装置排
紙口が存在するか否かを判断する。そして、現在利用中
の装置排紙口(装置排紙ビン(1)237〜装置排紙ビ
ン(3)239のいずれか)が存在すれば、ステップS
1102へ進んで現在利用中の装置排紙ビンを選択す
る。
【0132】次に、ステップS1103でRAM306
内の仮想排紙口記憶部に格納されている仮想排紙口情報
801に割り当てられていて、前記ステップS1102
において選択された仮想排紙ビン番号の領域に排紙オプ
ション装置番号、装置排紙口情報を格納する。次に、ス
テップS1104で排紙口情報602〜604の選択さ
れた装置排紙口に対応する記憶部に、印刷ジョブに付随
したユーザ名称(現在利用中のユーザ名称)、プリント
サーバー名称等を格納する。次に、ステップS1105
でオプションコントローラ108に対して排紙ビン位置
の移動を指示すした後、本処理動作を終了する。
【0133】なお、オプションコントローラ108は前
述したようにエンジンコントローラ107と通信しなが
ら、用紙の出力に合わせて排紙ビンを移動させる。
【0134】一方、前記ステップS1101において現
在利用中の装置排紙口が存在しない場合は、ステップS
1106へ進んで各装置排紙ビン用の装置排紙口情報6
02〜604の(B)用紙積載量を参照して、空いてい
る装置排紙口が存在するか否かを判断する。そして、空
いている装置排紙口が存在する場合は、ステップS11
07で空いている装置排紙ビンを選択した後、前記ステ
ップS1103へ進んで前記ステップS1102におい
て選択された仮想排紙ビン番号の領域に排紙オプション
装置番号、装置排紙口情報を格納する。
【0135】一方、前記ステップS1106において空
いている装置排紙口が存在しない場合は、ステップS1
108へ進んで現在保持中の出力用紙が取り除かれるま
で排紙ビンの空き待ちを行った後、前記ステップS11
01へ戻る。
【0136】なお、本実施の形態においては、選択すべ
き装置排紙口が存在しない場合に、排紙ビンの空き待ち
を行うようにしたが、本発明はこれに限られるものでは
なく、出力完了した出力保持中のユーザの通知アドレス
に通知して用紙を取り除くように構成しても良い。その
場合、LANインターフェースカード304に装備した
SNMPを利用してホストコンピュータ上のユーティリ
ティソフトウエアにより通知して画面表示することにな
る。
【0137】また、装置排紙口情報602〜604の
(D)基本ステータスを参照し、エラー発生状態の排紙
口を選択の対象から外すように構成しても良い。更に、
排紙口選択制御部310は、各排紙ビンの空き状態を調
査して装置排紙口を選択するようにしたが、装置排紙口
情報602〜604の(F)出力可能用紙サイズ、
(G)ステープル可否、(H)出力可能用紙種類等の装
置排紙口の備える能力と入力された印刷ジョブに記載さ
れた当該情報とを比較して選択するようにしても良い。
【0138】図12は、本発明の各実施の形態において
プリントサーバー302から転送される印刷ジョブの形
式を示す図である。
【0139】同図において、印刷ジョブ(1)1201
は、第1の実施の形態において入力される印刷ジョブで
あり、印刷ジョブの開始を定義するジョブ開始命令、図
4で述べたようにユーザ自身等により選択された仮想排
紙口指定命令、ステープルの実行の可否を指示するステ
ープル実行命令、図7及び図11で述べたように出力保
持中のユーザへの通知を行うためのユーザ名称情報及び
通知アドレス情報、当該印刷ジョブが使用する用紙サイ
ズの利用情報(これは装置排紙口の選択条件としても利
用される)、当該印刷ジョブが使用する用紙種類(材
質)の利用情報(これは装置排紙口の選択条件としても
利用される)、画像生成モジュールによって中間ページ
データが生成されるPDLデータの開始を指示するPD
Lデータ開始命令、PDL描画データ、PDLデータ終
了命令、印刷ジョブの終了を指示するジョブ終了命令と
からなる。
【0140】また、印刷ジョブ(2)1202は、第2
の実施の形態において入力される印刷ジョブであり、印
刷ジョブの開始を定義するジョブ開始命令、ユーザ自身
等により選択された仮想排紙口を指示する仮想排紙口指
定命令(ユーザ名称によって選択するため指定はなしと
なる)、ステープルの実行の可否を指示するステープル
実行命令、図10及び図11で述べたように仮想排紙口
を選択するためのユーザ名称指定命令(これは図11で
述べたように出力保持中の他のユーザへの通知を行うた
めのユーザ名称情報、通知アドレス情報としても利用さ
れる)、当該印刷ジョブが使用する用紙サイズの利用情
報(これは装置排紙口の選択条件としても利用され
る)、当該印刷ジョブが使用する用紙種類(材質)の利
用情報(これは装置排紙口の選択条件としても利用され
る)、画像生成モジュールによって中間ページデータが
生成されるPDLデータの開始を指示するPDLデータ
開始命令、PDL描画データ、PDLデータ終了命令、
印刷ジョブの終了を指示するジョブ終了命令とからな
る。
【0141】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像出力方
法及び装置によれば、複数のユーザが他のユーザの出力
排紙口を意識するとなく、自動的に排他制御を実行する
ことにより、印刷ジョブが特定の排紙口で混在すること
を防止することができるという効果を奏する。
【0142】また、本発明の画像出力方法及び装置によ
れば、装置が備える排紙口に依存することなくN人のユ
ーザ毎の排紙口を割り当てて印刷ジョブの混在を防止す
ることができるという効果を奏する。
【0143】また、本発明の画像出力方法及び装置によ
れば、複数のユーザが他のユーザによって引き起こされ
た排紙口の障害発生等を検知して、自動的に排他制御を
実行することにより、印刷ジョブを中断することなく出
力することが可能となり、スループットの低下を防止す
ることができるという効果を奏する。
【0144】また、本発明の画像出力方法及び装置によ
れば、装置への出力時点で印刷ジョブの排紙口を選択す
ることにより、有限な装置排紙口をN人で利用する場合
にも印刷ジョブの混在排紙を防止することができるとい
う効果を奏する。
【0145】更に、本発明の画像出力方法及び装置によ
れば、限られた装置排紙口を印刷ジョブを転送した実質
的利用者に自動的に割り当てることにより、N人のユー
ザ毎のメールボックス機能を実現することが可能とな
り、大規模ネットワーク環境において装置コストを抑え
つつユーザの利便性を格段に向上させることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像出力装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像出力装置
とそのオプション装置による画像出力システムの構成を
示す概略縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像出力装置
とそのオプション装置による画像出力システムの構成を
示すブロック図である。
【図4】同画像出力システムの処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像出力装置
におけるRAM内に格納された仮想排紙口情報のデータ
構造を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像出力装置
におけるRAM内に格納された装置排紙口情報のデータ
構造を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像出力装置
における排紙口選択制御部の選択処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像出力装置
におけるRAM内に格納された仮想排紙口情報のデータ
構造を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る画像出力装置
における仮想排紙口情報にユーザ名称を登録する処理の
流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る画像出力装
置を有する画像出力システムにおける処理の流れを示す
フローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る画像出力装
置における排紙口選択制御部の選択処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画
像出力装置における印刷ジョブのデータ構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
100 画像出力装置(レーザビームプリンタ:LB
P) 101 外部機器(ホストコンピュータ) 102 操作パネル 103 制御ユニット 104 給紙オプション装置 104a ペーパーデッキコントローラ 104b 操作部 105 排紙オプション装置 105a フィニッシャコントローラ 105b 操作部 106 ビデオコントローラ 107 エンジンコントローラ 108 オプションコントローラ 109 ビデオインターフェース 110 統括インターフェース 111 オプション装置インターフェース 201 用紙カセット 202 カセット給紙クラッチ 203 給紙ローラ 204 記録紙検知センサ 205 レジストシャッタ 206 手差用トレイ 207 手差給紙ローラ 208 オプション給紙ローラ 209 レジストローラ 210 画像記録部 211 レーザスキャナ部 212 レーザユニット 213 ポリゴンミラー 214 結像レンズ群 215 ビーム検出器 216 折り返しミラー 217 光量センサ 218 感光ドラム 219 一次帯電器 220 現像器 221 前露光ランプ 222 転写帯電器 223 クリーナ 224 定着器 225 搬送ローラ 226 排紙センサ 227 フラッパ 228 排紙トレイ 229 排紙ローラ 230 排紙ローラ 231 排紙積載量検知センサ 232 ペーパーデッキ 233 ペーパーデッキ給紙ローラ 234 搬送ローラ 235 給紙中継搬送ローラ 236 記録紙格納量検知センサ 237 第1の排紙ビン 238 第2の排紙ビン 239 第3の排紙ビン 240 ビン昇降用モータ 241 フラッパ 242 排紙積載量検知センサ 243 排紙ローラ 244 搬送ローラ 245 搬送ローラ 246 排紙ローラ 247 ステイプラ 248 ステイプル針残量検知センサ 300 パーソナルコンピュータ(1) 301 パーソナルコンピュータ(2) 302 プリントサーバー 303 LAN(ローカルエリアネットワーク) 304 LANインターフェースカード 305 CPU(中央演算処理装置) 306 RAM(ランダムアクセスメモリ) 306a 受信バッファメモリ 306b ページバッファメモリ 306c 排紙情報格納部 307 ROM(リードオンリーメモリ) 307a プログラムメモリ 307b フォントメモリ 308 入力部 309 NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモ
リ) 310 排紙選択制御部 311 MC(メモリコントローラ) 312 オプションインターフェース 313 印刷部インターフェース 314 システムバス 315 印刷部 316 排紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11 B65H 29/60 B65H 31/24 H04N 1/00 108

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の排紙口を有する画像出力装置によ
    り画像を出力する画像出力方法であって、N段の仮想排
    紙口にユーザ名称を割り当てるユーザ名称割り当てステ
    ップと、前記ユーザ名称割り当てステップにより割り当
    てられたユーザ名称と入力された印刷ジョブのユーザ名
    称とを比較照合することにより仮想排紙口を選択する仮
    想排紙口選択ステップと、出力すべき装置排紙口を選択
    する装置排紙口選択ステップと、ユーザ名称情報を伴っ
    た印刷ジョブが入力されると仮想排紙口と装置排紙口と
    の対応付けを行って出力すべき装置排紙口を決定するよ
    うに制御する装置排紙口選択制御ステップとを有するこ
    とを特徴とする画像出力方法。
  2. 【請求項2】 装置排紙口に既に出力済みで且つ現在積
    載中のカレントユーザ名称を検知するカレントユーザ名
    称検知ステップを有し、前記装置排紙口選択制御ステッ
    プは、出力すべき装置排紙口として前記カレントユーザ
    名称検知ステップにより検知されたカレントユーザ名称
    と新たに入力された印刷ジョブに付随したユーザ名称と
    を比較照合することにより出力すべき装置排紙口を選択
    制御することを特徴とする請求項記載の画像出力方
    法。
  3. 【請求項3】 複数の排紙口を有する画像出力装置であ
    って、N段の仮想排紙口にユーザ名称を割り当てるユー
    ザ名称割り当て手段と、前記ユーザ名称割り当て手段に
    より割り当てられたユーザ名称と入力された印刷ジョブ
    のユーザ名称とを比較照合することにより仮想排紙口を
    選択する仮想排紙口選択手段と、出力すべき装置排紙口
    を選択する装置排紙口選択手段と、ユーザ名称情報を伴
    った印刷ジョブが入力されると仮想排紙口と装置排紙口
    との対応付けを行って出力すべき装置排紙口を決定する
    ように制御する装置排紙口選択制御手段とを有すること
    を特徴とする画像出力装置。
  4. 【請求項4】 装置排紙口に既に出力済みで且つ現在積
    載中のカレントユーザ名称を検知するカレントユーザ名
    称検知手段を有し、前記装置排紙口選択制御手段は、出
    力すべき装置排紙口として前記カレントユーザ名称検知
    手段により検知されたカレントユーザ名称と新たに入力
    された印刷ジョブに付随したユーザ名称とを比較照合す
    ることにより出力すべき装置排紙口を選択制御すること
    を特徴とする請求項記載の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷ジョブは、ホストコンピュー
    タにて生成されるものであり、PDL描画データ、ステ
    ープル実行命令、出力面指定命令、ユーザ名称、用紙サ
    イズ情報、用紙種類情報を含む複数の情報で構成される
    ものであり、前記仮想排紙口選択ステップは、前記複数
    の情報で構成される印刷ジョブの中から該印刷ジョブの
    ユーザ名称を取得し、該印刷ジョブの中から取得した該
    印刷ジョブのユーザ名称と前記ユーザ名称割り当てステ
    ップにて割り当てられたユーザ名称とを比較照合するこ
    とにより仮想排紙口を選択することを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像出力方法。
  6. 【請求項6】 前記ユーザ名称割り当てステップにおけ
    るユーザ名称の割り当て処理は、印刷ジョブの入力に先
    立ってホストコンピュータを介して行われることを特徴
    とする請求項1、2、5の何れかに記載の画像出力方
    法。
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