JP2001113798A - 画像記録装置並びに画像記録システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制御方法および記憶媒体 - Google Patents

画像記録装置並びに画像記録システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制御方法および記憶媒体

Info

Publication number
JP2001113798A
JP2001113798A JP29841999A JP29841999A JP2001113798A JP 2001113798 A JP2001113798 A JP 2001113798A JP 29841999 A JP29841999 A JP 29841999A JP 29841999 A JP29841999 A JP 29841999A JP 2001113798 A JP2001113798 A JP 2001113798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
image recording
identification name
discharge port
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29841999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Hosoda
祐一 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP29841999A priority Critical patent/JP2001113798A/ja
Publication of JP2001113798A publication Critical patent/JP2001113798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙口に登録されているユーザ専用に排紙口
の排他的制御を行う排紙モードで画像記録システムが運
用されている状態で、排紙モードを切替えて出力がなさ
れても、排紙モードが切り替わることによって生じる複
数ユーザの出力用紙の混載に対して容易に察知させるこ
と。 【解決手段】 プリンタ102が、各排紙口が識別名称
に応じた利用形態で運用されている状態で、前記各排紙
口に登録されている識別名称を無視した形態で記録媒体
が積載された排紙口を検出し、該排紙口に不正に記録媒
体が積載されたことをホストコンピュータ101B,1
01Cに通知すると、ホストコンピュータ101B,1
01Cが、プリンタ102より通知される情報を取得
し、該取得した情報に基づいてユーザに対するメッセー
ジを表示する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して複数の上位装置より受信した印刷ジョブを複数の
排紙口に仕分け排紙可能な画像記録装置並びに画像記録
システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録
システムの制御方法および記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータはLAN(Loca
l Area Network)によって相互に接続さ
れ、プリンタにとどまらず、コピー機能,ファックス機
能を備えたマルチファンクション画像処理装置等の多様
な周辺機器群においても、LAN接続が可能となってい
る。
【0003】また、最近、プリンタ等の画像記録装置
は、LANに接続されたネットワーク環境において、ま
た複数の排紙口を有する排紙オプション装置が接続され
た環境において、あるいは画像記録装置本体に複数の排
紙口を有する場合において、ネットワークを共有する複
数のユーザの仕分け目的に応じて、メールボックス排
紙,ジョブセパレート排紙,ソート排紙,スタック排紙
といった排紙方法が提案されつつある。
【0004】ここで、上述のメールボックス排紙および
ジョブセパレート排紙とは、画像記録装置の各排紙口に
対して固有の名称を与え、その名称に基づいて排紙口を
区別するとともに排紙先を決定する仕分け方法である。
【0005】両者の違いは、メールボックス排紙が、予
め画像記録装置の各排紙口に登録された識別名称を印刷
実行時に排紙先としてその識別名称を指定することによ
り、ユーザが区別しやすい名称で排紙先を指定すること
を可能とする排紙処理方法である一方、ジョブセパレー
ト排紙は、未積載の排紙口に印刷指定元のユーザ名称を
印刷処理中に動的に登録し、同じユーザから再度印刷指
定があれば初回の印刷時に登録された排紙口を検索して
その排紙口に排紙することで、印刷時に明確な排紙先を
ユーザに指定させることなくユーザ毎に印刷ジョブの仕
分けを実現する排紙処理方法である。
【0006】図29は、ジョブセパレート排紙での印刷
ジョブの仕分けを説明する概念図である。
【0007】図において、例えば、ユーザ「yuich
i」,「maekawa」,「kakky」,「hki
ta」のそれぞれが、少なくとも一度印刷を実行したこ
とにより、画像記録装置に接続された排紙オプションの
排紙口には、それぞれのユーザのユーザ名称が登録さ
れ、それぞれの排紙口には排紙口名称に一致するユーザ
の印刷ジョブが排紙されている。
【0008】ジョブセパレート排紙モードで設定されて
いる環境下において、ユーザ「yuichi」は、前回
の印刷ジョブが排紙されている排紙口に対して再度印刷
を実行する場合に、明示的に排紙先を指定しなくても、
ユーザ「yuichi」の印刷ジョブは「yuich
i」という名称で既に登録されている排紙口「ビン1」
に排紙される。
【0009】また、ソート排紙は、連続する排紙口を利
用して印刷ジョブのコピーを指定部数分の排紙口に仕分
ける排紙方法であり、スタック排紙は、満載になるまで
同じ排紙口に印刷ジョブを排紙し続け、満載になったら
次の最優先排紙口に切り替えて同様の排紙を行う排紙方
法であり、いずれも既知の排紙方法である。
【0010】図30は、ソート排紙での印刷ジョブの仕
分けを説明する概念図である。
【0011】図において、例えば、ユーザ「maeka
wa」はある印刷ジョブを3部のソート排紙指定で印刷
実行したため、画像記録装置に接続されている排紙オプ
ションの「ビン1」〜「ビン3」には、指定された印刷
ジョブがそれぞれの排紙口に1部ずつ仕分け排紙されて
いる。
【0012】以上のようなメールボックス排紙、ジョブ
セパレート排紙、ソート排紙、スタック排紙といった多
彩な排紙方法により、ネットワークを共有して画像記録
装置を利用可能な複数のユーザに対して、それぞれの仕
分け目的に応じた画像記録処理を提供することが考えら
れつつある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像記録装置において、上述したような各種排紙処理方
法を提供しようとした場合、次のような問題が生じる可
能性がある。
【0014】画像記録装置が、ジョブセパレート排紙又
はメールボックス排紙で利用される場合は、それぞれの
排紙口がそれぞれの名称で登録されたユーザ専用の排紙
口として利用されるため、複数のユーザが共有する画像
記録装置であっても、その複数の排紙口への排紙は排他
的に制御される。
【0015】しかし、ジョブセパレート排紙あるいはメ
ールボックス排紙から別の排紙モード(ソート排紙,ス
タック排紙,固定排紙)に変更して印刷する場合は、す
べての排紙口に積載されているすべての用紙を取り除か
なければ、他のユーザ専用に使用されていた排紙口であ
っても用紙が積載されてしまうため、同じ排紙口に対し
て複数のユーザの印刷ジョブが混載することになってし
まう。
【0016】図31は、ジョブセパレート排紙での印刷
を実行した後に、排紙モードを切替えてソート排紙での
印刷を実行した場合の排紙状態を説明する概念図であ
る。
【0017】図において、例えば、ジョブセパレート排
紙モードに設定されていた画像記録装置に対して、まず
ユーザ「yuichi」がある印刷ジョブを実行し、そ
の後、ユーザ「maekawa」が排紙モードをソート
排紙に切替えて、ある印刷ジョブを3部のコピー部数指
定で実行している。
【0018】このとき、画像記録装置に接続されている
排紙オプション装置の「ビン1」と「ビン3」の排紙口
には、それぞれユーザ「yuichi」とユーザ「ma
ekawa」の印刷ジョブ、ユーザ「kakky」とユ
ーザ「maekawa」の印刷ジョブというように、複
数のユーザの出力用紙が混載された状態になっている。
【0019】もし、ユーザ「yuichi」,ユーザ
「kakky」が、ユーザ「maekawa」によりソ
ート排紙で実行された出力用紙が「ビン1」,「ビン
3」にいっしょに積載されていることを知らなければ、
ユーザ「yuichi」、ユーザ「kakky」は間違
えてユーザ「maekawa」の出力用紙もいっしょに
取り除いてしまう恐れがあるという問題点があった。
【0020】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第21の発
明の目的は、画像記録装置が、複数の排紙口のそれぞれ
に対して前記各データ処理装置に関連付けられた識別名
称を登録し、各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運
用されている状態で、前記各排紙口に登録されている識
別名称を無視した形態で不正に記録媒体が積載された排
紙口を検出して、不正に記録媒体が積載されたことを前
記データ処理装置に通知し、前記データ処理装置が、画
像記録装置より通知される情報を取得し、該取得した情
報に基づいてユーザに対するメッセージを表示すること
により、ジョブセパレート排紙モード,メールボックス
排紙モード等の排紙口に登録されているユーザ専用に排
紙口の排他的制御を行う排紙モードで画像記録システム
が運用されている状態で、排紙モードを切替えて出力が
なされても、排紙モードが切り替わることによって生じ
る複数ユーザの出力用紙の混載に対して容易に察知する
ことができる画像記録装置並びに画像記録システム並び
に画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制
御方法および記憶媒体を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して複数の上位装置より受信し
た印刷ジョブを複数の排紙口に仕分け排紙可能な画像記
録装置において、前記複数の排紙口のそれぞれに対して
前記各上位装置に関連付けられた識別名称を登録する登
録手段(図14に示すEEPROM410)と、前記上
位装置より受信した印刷ジョブに付加されている識別名
称および前記登録手段により登録された各排紙口の識別
名称に基づいて、前記印刷ジョブの排紙を制御する第1
の制御手段(図14に示すCPU409がROM404
又は図示しないその他の記憶媒体に格納されたプログラ
ムに基づいて排紙制御処理する)と、前記第1の制御手
段により前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運
用されている状態で、前記各排紙口に登録されている識
別名称を無視した形態で不正に記録媒体が積載された排
紙口を検出する検出手段(図14に示すCPU409が
ROM404又は図示しないその他の記憶媒体に格納さ
れたプログラムに基づいて検出処理する)と、前記検出
手段により検出された排紙口に不正に記録媒体が積載さ
れたことを前記上位装置に通知する通知手段(図14に
示すCPU409がROM404又は図示しないその他
の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいてホストI
/F部402を介して通知処理する)とを有するもので
ある。
【0022】本発明に係る第2の発明は、前記各排紙口
に登録されている識別名称を無視した排紙形態を指定さ
れる印刷ジョブの排紙を制御する第2の制御手段(図1
4に示すCPU409がROM404又は図示しないそ
の他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて排紙
制御処理する)を設け、前記検出手段は、前記第1の制
御手段により前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態
で運用されている状態で、前記第2の制御手段により前
記各排紙口に登録されている識別名称を無視した形態で
不正に記録媒体が積載された排紙口を検出するものであ
る。
【0023】本発明に係る第3の発明は、前記検出手段
は、前記第1の制御手段により前記各排紙口が識別名称
に応じた利用形態で運用されている状態で、人為により
不正に記録媒体が積載された排紙口を検出するものであ
る。
【0024】本発明に係る第4の発明は、前記第1の制
御手段は、前記印刷ジョブに指定されている識別名称と
同一の識別名称が登録されている排紙口を検索し、該排
紙口が存在する場合は、該排紙口に排紙を行い、該排紙
口が存在しない場合は、未積載の排紙口に対して前記識
別名称を登録し、該排紙口に排紙を行うものであり、前
記各排紙口の記録媒体積載状態を監視し、積載された記
録媒体が全て取り除かれた排紙口を検出した場合、前記
排紙口に対して登録されている識別名称を前記登録手段
から消去する監視手段(図14に示すCPU409がR
OM404又は図示しないその他の記憶媒体に格納され
たプログラムに基づいて監視処理する)を設けたもので
ある。
【0025】本発明に係る第5の発明は、前記第1の制
御手段は、前記印刷ジョブに指定されている識別名称と
同一の識別名称が登録されている排紙口に排紙を行うも
のである。
【0026】本発明に係る第6の発明は、前記識別名称
は、ユーザ名,グループ名,部署名を含む、排紙口を専
用に使用するオーナを表す情報とするものである。
【0027】本発明に係る第7の発明は、前記通知手段
は、前記検出手段により検出される不正な記録媒体が積
載された排紙口に登録されている識別名称に基づいて、
前記識別名称に関連づけられている上位装置に対しての
み、前記検出手段により検出された排紙口に不正な記録
媒体が積載されたことを通知するものである。
【0028】本発明に係る第8の発明は、前記通知手段
は、前記所定の排紙口に不正な記録媒体が積載された場
合に、前記所定の通信媒体によって通信可能なすべての
上位装置に対して、前記検出手段により検出された排紙
口に不正な記録媒体が積載されたことを通知するもので
ある。
【0029】本発明に係る第9の発明は、前記検知手段
により検知した不正な記録媒体が積載された排紙口を表
示するLCD、または排紙口に不正な記録媒体が積載さ
れたことを示すLED等の表示手段(図14に示すパネ
ル部104の図示しないLCD,LED)を設けたもの
である。
【0030】本発明に係る第10の発明は、前記複数の
排紙口は、画像記録装置本体に設けられた複数の排紙
口,画像記録装置本体に接続されるオプション装置に設
けられた複数の排紙口を含むものである。
【0031】本発明に係る第11の発明は、所定の通信
媒体を介して複数のデータ処理装置より受信した印刷ジ
ョブを複数の排紙口に仕分け排紙可能な画像記録装置
と、前記画像記録装置に印刷ジョブを送信可能なデータ
処理装置とで構成される画像記録システムにおいて、前
記複数の排紙口のそれぞれに対して前記各データ処理装
置に関連付けられた識別名称を登録する登録手段(図1
4に示すEEPROM410)と、前記データ処理装置
より受信した印刷ジョブに付加されている識別名称およ
び前記登録手段により登録された各排紙口の識別名称に
基づいて、前記印刷ジョブの排紙を制御する第1の制御
手段(図14に示すCPU409がROM404又は図
示しないその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基
づいて排紙制御処理する)と、前記第1の制御手段によ
り前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運用され
ている状態で、前記各排紙口に登録されている識別名称
を無視した形態で不正に記録媒体が積載された排紙口を
検出する検出手段(図14に示すCPU409がROM
404又は図示しないその他の記憶媒体に格納されたプ
ログラムに基づいて検出処理する)と、前記検出手段に
より検出された排紙口に不正に記録媒体が積載されたこ
とを前記データ処理装置に通知する通知手段(図14に
示すCPU409がROM404又は図示しないその他
の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいてホストI
/F部402を介して通知処理する)とを有する画像記
録装置と、前記画像記録装置より通知される情報を取得
し、該取得した情報に基づいてユーザに対するメッセー
ジを表示する表示手段(図1に示すホストコンピュータ
101A〜101Dの表示部)を有するデータ処理装置
とを備えるものである。
【0032】本発明に係る第12の発明は、前記データ
処理装置に、印刷時にデータ処理装置自身の固有の識別
名称を取得し、該取得した識別名称を排紙先指定に含め
た印刷ジョブを作成する第1のジョブ作成手段(図2に
示すジョブパケット生成部2107)を設けたものであ
る。
【0033】本発明に係る第13の発明は、前記データ
処理装置に、前記画像記録装置の各排紙口に対して識別
名称を登録するための複数の識別名称登録内容を入力す
る入力手段(図2に示すアプリケーション部2101の
UIから不図示の入力部が入力処理する)と、前記入力
手段により入力された前記複数の識別名称登録内容を前
記画像記録装置に送信する登録内容送信手段(図2に示
すアプリケーション部2101がI/Fドライバ部を介
して送信処理する)と、前記画像記録装置の各排紙口に
登録された複数の識別名称を前記画像記録装置より取得
する識別名称取得手段(図2に示すプリンタドライバ部
2102)と、印刷時に、前記識別名称取得手段により
取得した複数の識別名称のいずれか複数を印刷データの
排紙先指定に含めた印刷ジョブを作成する第2のジョブ
作成手段(図2に示すジョブパケット生成部2107)
を設けたものである。
【0034】本発明に係る第14の発明は、前記データ
処理装置に、前記画像記録装置の各排紙口に登録された
複数の識別名称を前記画像記録装置より取得する識別名
称取得手段(図2に示すプリンタドライバ部2102)
と、印刷時に、前記識別名称取得手段により取得した複
数の識別名称のいずれか複数を印刷データの排紙先指定
に含めた印刷ジョブを作成する第2のジョブ作成手段
(図2に示すジョブパケット生成部2107)を設けた
ものである。
【0035】本発明に係る第15の発明は、前記識別名
称は、ユーザ名,グループ名,部署名を含む、排紙口を
専用に使用するオーナを表す情報とするものである。
【0036】本発明に係る第16の発明は、前記画像記
録装置の通知手段は、前記検出手段により検出される不
正な記録媒体が積載された排紙口に登録されている識別
名称に基づいて、前記識別名称に関連づけられているデ
ータ処理装置に対してのみ、前記検出手段により検出さ
れた排紙口に不正な記録媒体が積載されたことを通知す
るものであり、前記データ処理装置の表示手段は、前記
画像記録装置より不正な記録媒体が積載されたことを示
す通知を取得した場合に、記録媒体の取り間違いが起こ
らないように注意を促すメッセージ(「他のユーザの用
紙が積載されました。」)を表示するものである。
【0037】本発明に係る第17の発明は、前記画像記
録装置の通知手段は、前記所定の排紙口に不正な記録媒
体が積載された場合に、前記所定の通信媒体によって通
信可能なすべてのデータ処理装置に対して、前記検出手
段により検出された排紙口に不正な記録媒体が積載され
たことを通知するものであり、前記データ処理装置の表
示手段は、前記画像記録装置より不正な記録媒体が積載
されたことを示す通知を取得した場合に、不正な記録媒
体が積載された排紙口を明示してユーザ間で記録媒体の
取り間違いが起こらないように注意を促すメッセージ
(「ビン1には、別のユーザの用紙が積載されていま
す。」)を表示するものである。
【0038】本発明に係る第18の発明は、所定の通信
媒体を介して複数の上位装置より受信した印刷ジョブを
複数の排紙口に仕分け排紙可能な画像記録装置の制御方
法において、前記複数の排紙口のそれぞれに対して前記
各上位装置に関連付けられた識別名称を登録する登録工
程(図示しない工程)と、前記上位装置より受信した印
刷ジョブに付加されている識別名称および登録された各
排紙口の識別名称に基づいて、前記印刷ジョブを排紙す
る排紙工程(図22のステップS503〜S515,図
23のステップS601〜S606,図24のステップ
S701〜S704)と、前記各排紙口が識別名称に応
じた利用形態で運用されている状態で、前記各排紙口に
登録されている識別名称を無視した形態で不正に記録媒
体が積載された排紙口を検出する検出工程(図22のス
テップS516,図25のステップS802)と、該検
出された排紙口に不正に記録媒体が積載されたことを前
記上位装置に通知する通知工程(図22のステップS5
16,図25のステップS803)とを有するものであ
る。
【0039】本発明に係る第19の発明は、所定の通信
媒体を介して複数のデータ処理装置より受信した印刷ジ
ョブを複数の排紙口に仕分け排紙可能な画像記録装置
と、前記画像記録装置に印刷ジョブを送信可能なデータ
処理装置とで構成される画像記録システムの制御方法に
おいて、前記画像記録装置における、前記複数の排紙口
のそれぞれに対して前記各データ処理装置に関連付けら
れた識別名称を登録する登録工程(図示しない工程)
と、前記データ処理装置より受信した印刷ジョブに付加
されている識別名称および登録された各排紙口の識別名
称に基づいて、前記印刷ジョブを排紙する排紙工程(図
22のステップS503〜S515,図23のステップ
S601〜S606,図24のステップS701〜S7
04)と、前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態で
運用されている状態で、前記各排紙口に登録されている
識別名称を無視した形態で不正に記録媒体が積載された
排紙口を検出する検出工程(図22のステップS51
6,図25のステップS802)と、該検出された排紙
口に不正に記録媒体が積載されたことを前記データ処理
装置に通知する通知工程(図22のステップS516,
図25のステップS803)と、前記データ処理装置に
おける、前記画像記録装置より通知される情報を取得
し、該取得した情報に基づいてユーザに対するメッセー
ジを表示する表示工程(図26のステップS1001〜
S1003)とを備えるものである。
【0040】本発明に係る第20の発明は、所定の通信
媒体を介して複数の上位装置より受信した印刷ジョブを
複数の排紙口に仕分け排紙可能な画像記録装置に、前記
複数の排紙口のそれぞれに対して前記各上位装置に関連
付けられた識別名称を登録する登録工程(図示しない工
程)と、前記上位装置より受信した印刷ジョブに付加さ
れている識別名称および登録された各排紙口の識別名称
に基づいて、前記印刷ジョブを排紙する排紙工程(図2
2のステップS503〜S515,図23のステップS
601〜S606,図24のステップS701〜S70
4)と、前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運
用されている状態で、前記各排紙口に登録されている識
別名称を無視した形態で不正に記録媒体が積載された排
紙口を検出する検出工程(図22のステップS516,
図25のステップS802)と、該検出された排紙口に
不正に記録媒体が積載されたことを前記上位装置に通知
する通知工程(図22のステップS516,図25のス
テップS803)とを実行させるためのプログラムを記
憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【0041】本発明に係る第21の発明は、所定の通信
媒体を介して複数の上位装置より受信した印刷ジョブを
複数の排紙口に仕分け排紙可能な画像記録装置に、前記
複数の排紙口のそれぞれに対して前記各データ処理装置
に関連付けられた識別名称を登録する登録工程(図示し
ない工程)と、前記データ処理装置より受信した印刷ジ
ョブに付加されている識別名称および登録された各排紙
口の識別名称に基づいて、前記印刷ジョブを排紙する排
紙工程(図22のステップS503〜S515,図23
のステップS601〜S606,図24のステップS7
01〜S704)と、前記各排紙口が識別名称に応じた
利用形態で運用されている状態で、前記各排紙口に登録
されている識別名称を無視した形態で不正に記録媒体が
積載された排紙口を検出する検出工程(図22のステッ
プS516,図25のステップS802)と、該検出さ
れた排紙口に不正に記録媒体が積載されたことを前記デ
ータ処理装置に通知する通知工程(図22のステップS
516,図25のステップS803)とを実行させ、前
記画像記録装置に所定の通信媒体を介して印刷ジョブを
送信可能なデータ処理装置に、前記画像記録装置より通
知される情報を取得し、該取得した情報に基づいてユー
ザに対するメッセージを表示する表示工程(図26のス
テップS1001〜S1003)を実行させるためのプ
ログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶
媒体。
【0042】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明に
おける実施形態を説明する。
【0043】図1は、本発明の画像記録装置およびデー
タ処理装置を適用可能な画像記録システムの構成を説明
する図であり、ジョブセパレート排紙モードで運用され
ている場合に、ソート排紙モードでの印刷ジョブを指定
された際の画像記録処理及び排紙状態通知処理を説明す
る概念図に対応する。
【0044】以下、画像記録装置を4つのホストコンピ
ュータ、すなわち4人のユーザで共有して使用する場合
の例を説明する。
【0045】図において、102は画像記録装置(プリ
ンタ)で、外部装置(ホストコンピュータ101(10
1A,101B,101C,101D))と所定の通信
媒体、例えばEthernet等のLANを介して接続
され、各ホストコンピュータから送信される画像情報に
基づいて記録媒体に画像記録を行い、ビン1〜7に排紙
出力する。
【0046】各ホストコンピュータ101A,101
B,101C,101Dのユーザはそれぞれ「yuic
hi」,「maekawa」,「kakky」,「hk
ita」で、ホストコンピュータを立ち上げ、ユーザが
ログインする時に、上記各名称がデフォルト値として登
録される。
【0047】この名称はユーザの編集が可能であり、ホ
ストコンピュータ上のUI(ユーザインタフェース)か
ら入力することができる。
【0048】また、既にジョブセパレート排紙モードで
の印刷ジョブがユーザ「yuichi」,「maeka
wa」,「kakky」,「hkita」により実行さ
れた状況で、画像記録装置の排紙口「ビン1」,「ビン
2」,「ビン3」,「ビン4」には、それぞれのユーザ
名が登録されている。
【0049】この状況において、ユーザ「yuich
i」がソート排紙モードでの印刷ジョブを指定した場
合、画像記録処理は、排紙モードがジョブセパレート排
紙モードとは異なるモードであることにより、印刷ジョ
ブの排紙口選択時に既に登録されている排紙口の名称を
無視して図のように「ビン1」,「ビン2」,「ビン
3」のそれぞれの排紙口に排紙を行う。
【0050】ここで、ジョブセパレート排紙モードとし
ての排紙口の積載状態を解釈した場合、「ビン2」と
「ビン3」は共に複数の印刷指定元ユーザのジョブが排
紙されていることになってしまう。
【0051】そのため、本実施形態で示す画像記録シス
テムでは、例えばユーザ「maekawa」がソート排
紙モードで排紙されたジョブの出力用紙が自分の名前で
登録されている排紙口に排紙されていることを知らない
で、その排紙口に積載されているすべての用紙が自分の
出力したものと思って取り除いてしまわないように、画
像記録装置が、複数の印刷指定元ユーザのジョブが混載
している排紙口を検知して、その排紙口に登録されてい
るユーザのホストコンピュータ(101B,101C)
に対して排紙状態の異常を通知し、その通知を受信した
ホストコンピュータがユーザに対して警告メッセージM
SGを表示する。
【0052】このメッセージMSGにより、ジョブセパ
レート排紙モードからソート排紙モードに切り替わって
も、間違って他のユーザの出力用紙を取ってしまう問題
が解消される。
【0053】以下、図2〜図5を用いて、本発明の画像
記録装置およびデータ処理装置を適用可能な画像記録シ
ステムにおけるホストコンピュータ101上の処理につ
いて説明する。
【0054】図2は、本発明の第1実施形態を示すデー
タ処理装置の構成を説明するブロック図であり、図1に
示した画像記録システムにおける、ホストコンピュータ
101A〜101H(以下、単にホストコンピュータ1
01)から画像記録装置102への印刷ジョブ送信、画
像記録装置102の情報獲得、環境設定を行う仕組みを
具現化したものである。
【0055】図に示すように、画像記録システムは印刷
すべきジョブを生成するホストコンピュータ101と実
際に用紙に印刷を行う画像記録装置102、および所定
のインタフェース2110,後述する図6に示すインタ
フェース2211から構成されている。
【0056】インタフェース2110,後述する図6に
示すインタフェース2211は、IEEE1284等で
規定されているローカルインタフェースでもEther
netのようなネットワークインタフェースでもよく、
本実施形態ではローカルインタフェースの場合を例とし
て説明する。
【0057】図2において、2101はアプリケーショ
ン部で、ユーザがグラフィックユーザインタフェース
(UI)を操作しながら所望の印刷データを生成する。
2102はプリンタドライバ部で、アプリケーション部
2101が作成した画像データを画像記録装置102が
印刷可能なページ記述言語(以下、PDLと略称)デー
タに変換する。
【0058】2103は送信バッファで、プリンタドラ
イバ部2102が変換したPDLデータを一時的に格納
しておく。2107はジョブパケット生成部で、送信バ
ッファ2103に格納されたPDLデータとアプリケー
ション部2101が有するジョブ属性情報とから所定の
ジョブパケットを生成する。2105はユーティリティ
部で、画像記録装置102の状態の確認や送信した印刷
ジョブの印刷状態の確認や、印刷ジョブの取り消し、割
り込みなどの操作をグラフィックユーザインタフェース
を用いて、これらの要求を画像記録装置102が解釈可
能な管理パケットに変換する。
【0059】2106は論理チャネル制御部で、ジョブ
パケットと管理パケットをそれぞれ異なるチャネルに割
り振り、OSI7階層におけるトランスポート層の多重
化を行う。2104はI/Fドライバ部で、論理的なデ
ータを電気信号に変換し、インタフェースとのやりとり
を行う。
【0060】このように、ホストコンピュータ101
は、アプリケーション部2101,プリンタドライバ部
2102,送信バッファ2103,ジョブパケット生成
部2107,ユーティリティ部2105,論理チャネル
制御部2106,I/Fドライバ部2104等から構成
される。
【0061】なお、上記ホストコンピュータ101内の
各部は、それぞれ専用のハードウエアにより構成して
も、CPU,CPUが実行するプログラムを格納したR
OM又はその他の記憶媒体,RAM,EEPROM,ハ
ードディスク等により構成してもよい。
【0062】また、ホストコンピュータ部101の論理
チャネル制御部2106から画像記録装置102の論理
チャネル制御部2202(後述する図6に示す)までに
行われるデータ通信は、例えばネットワークの場合はT
CP/IP、ローカルの場合はIEEE1284/IE
EE1284.4による規定のプロトコルにより、トラ
ンスポート層レベルの多重化が行われてるものとし、詳
細の説明については省略する。
【0063】論理的にジョブパケット生成部2107か
ら送信されるジョブパケットは、画像記録装置102の
ジョブプリプロセッサ部2203(後述する図6に示
す)によって受信され、この経路をジョブチャネルとい
い、ユーティリティ部2105から送受信される管理パ
ケットは画像記録装置102の情報管理部2210(後
述する図6に示す)によって送受信され、この経路を管
理チャネルという。
【0064】双方のチャネルは双方向通信が可能である
ことを規定しているが、ジョブチャネルに関してはホス
トコンピュータ→画像記録装置の片方向だけでも本実施
形態を阻害するものではない。
【0065】論理的にジョブパケット生成部2107か
ら送信されるジョブパケットはジョブチャネルと管理チ
ャネルはOSI7階層におけるトランスポート層レベル
で多重化されており、片方のフロー処理が他方に影響す
ることはない。
【0066】ここで、この画像記録システムの管理者を
ユーザ「yuichi」とすると、ユーザ「yuich
i」は、ホストコンピュータ101A上又は後述する図
9に示すプリンタ102のバネル部104上でメールボ
ックス排紙で使用する排紙口名称(識別名称)を登録指
示(入力)する処理を実行することができる。
【0067】例えば、ホストコンピュータ101A上で
指定する場合、具体的には、アプリケーション部210
1により起動されるプリンタ設定アプリケーションの設
定画面(不図示のUI)上で、ユーザが図示しないキー
ボード等から各ビン(「ビン1」〜「ビン7」)に対す
る識別名称をそれぞれ入力又は選択することにより指定
すると、該指示された各ビンに対応する各識別名称は、
アプリケーション部2101によりI/Fドライバ部2
104を介してプリンタ102へ送信され、プリンタ1
02内に登録される。
【0068】以後、これらの識別名称は、プリンタドラ
イバ部2102により印刷時にプリンタ102から取得
され、メールボックス排紙指定の印刷時に、プリンタド
ライバ部2102により起動されるプリンタドライバの
ユーザインタフェース(UI)上でユーザに1つ又は複
数指定され、該指定された1つ又は複数の識別名称は、
印刷ジョブに付加する情報として使用される。即ち、前
記識別名称取得手段により取得した複数の識別名称のい
ずれか複数を印刷データの排紙先指定に含めた印刷ジョ
ブを作成する。
【0069】通常上記識別名称の登録は、プリンタ設置
時に1回だけ設定すれば良く、メールボックス排紙モー
ドの運用を変更したい場合に、システム管理者等が排紙
口名称等の変更を適宜行うことができる。また、この登
録処理は、パスワード等により管理者など特定のユーザ
のみ実行可能となっている。
【0070】次に、図3を参照して、本発明のデータ処
理装置および画像記録装置を適用可能な画像記録システ
ムのジョブパケット,管理パケットの構造について説明
する。
【0071】図3は、本発明のデータ処理装置のジョブ
パケット,管理パケットの構造について説明する図であ
る。
【0072】データ処理装置および画像記録装置を適用
可能な画像記録システムのジョブパケット,管理パケッ
トは、アプリケーション層のプロトコルであり、ヘッダ
部、パラメータ部から構成されるパケット構造になって
いる。
【0073】また、1つの印刷ジョブは複数のジョブパ
ケットから構成され、印刷ジョブを構成する一連のジョ
ブパケットの集まりをジョブスクリプトと呼ぶ。
【0074】図において、縦軸はバイト(byte)を
示し、横軸は各バイトのビット(bit)を示してい
る。
【0075】パケットの0〜1バイト目は、オペレーシ
ョンコード701を示す領域で、パケットの機能を示す
長さ2バイトのIDである。このオペレーションコード
701は、ジョブパケットにおいては以下の値を取るこ
とができる。なお、コード中の「0x」は16進数表示
を示す。 「0x0201」:ジョブ開始オペレーション 「0x0202」:ジョブ属性設定オペレーション 「0x0204」:PLDデータ送信オペレーション 「0x0205」:ジョブ終了オペレーション 次に、パケットの2〜3バイト目は、ブロック番号70
2を示す領域で、ジョブパケットを送信した側が、返答
を要求する場合に、受信側からの返答が送信側のどの返
答要求に対するものであるか、その対応を取るために使
用する番号である。
【0076】例えば、それぞれブロック番号=1,2,
3というジョブパケットを立て続けに送信した時に、ブ
ロック番号=2というエラーパケットが帰ってきた場
合、送信側は、2番目に送ったジョブパケットにエラー
が発生したことを特定することが可能である。
【0077】パケットの4〜5バイト目は、パラメータ
長703を示す領域で、パラメータ長はデータ部のバイ
ト長さを示す領域で、0〜64Kバイトまでを示すこと
が可能である。
【0078】パケットの6〜7バイト目は、ジョブパケ
ットの各種フラグを示す領域で、それぞれ以下の値を示
す。
【0079】まず、6バイト目の6ビット目は、通知フ
ラグ704を示す領域で、この値が「1」の時は、ホス
トコンピュータからの要求パケットに対する返答ではな
く、画像記録装置がなんらかの通知事項があることをホ
ストコンピュータに通知することを示している。
【0080】次に、6バイト目の7ビット目は、エラー
フラグ705を示す領域で、この値が「1」の場合、画
像記録装置で何らかのエラーが発生したことを示す。こ
のフラグは画像記録装置からホストコンピュータに送ら
れる返信パケットに付加される。
【0081】また、7バイト目の0ビット目は、返答送
信706を示す領域で、この値が「1」の時は、ホスト
コンピュータからの要求パケットに対する返答であるこ
とを示している。
【0082】さらに、7バイト目の1ビット目は、継続
フラグ707を示す領域で、この値が「1」の場合、デ
ータ部にすべてのデータが入らなかったため、次のジョ
ブパケットで残りのデータが送られることを示す。次の
ジョブパケットは前のパケットと同じオペレーション・
コード、ブロック番号を設定しなくてはならない。
【0083】また、7バイト目の2ビット目は、返答要
求708を示す領域で、ホストコンピュータから画像記
録装置に対して返答パケットが必要な場合に「1」をセ
ットする。この返答要求708に「0」がセットされた
ときには、要求パケットが正常に処理された場合には返
答は返されないが、画像記録装置102でエラーが発生
した場合には、画像記録装置102が受け取ったパケッ
トの返答要求708にセットされた値(「0」or
「1」)に関わらず、画像記録装置102は、つねにエ
ラーフラグ705を「1」にした返答パケットを返信す
る。
【0084】また、パケットの8〜9バイト目は、ユー
ザID709を示す領域で、10〜11バイト目は、パ
スワード710を示す領域で、要求パケットでできる操
作にセキェリティ的制限を設ける際に、認証に使われる
領域である。
【0085】パケットの12バイト目以降は、データ部
711を示す領域で、オペレーションコード701に対
応した追加データが格納される。
【0086】(ジョブ開始オペレーション)の場合、追
加データとして、ジョブの実行モードが記述される。指
定可能な実行モードを以下にあげる。「0x01」:ジ
ョブの通常実行。当該ジョブは通常ジョブとして画像記
録装置のキューの最後に追加され、スケジューリングが
回ってきたら印刷処理を行う。「0x04」:ジョブの
割り込み実行。当該ジョブは割り込みジョブとして扱
い、すべてのジョブ処理を停止して当該ジョブの印刷を
優先して実行する。
【0087】(ジョブ属性設定オペレーション)の場
合、設定したいジョブ属性IDとジョブ属性値を設定す
る。ジョブ属性IDとは、ジョブに関する属性あるいは
環境に対応した識別子を示すもので、ISO‐1017
5(DPA)で規定されるジョブの属性に相当するID
が予め割り振られている。以下にジョブ属性の代表的な
ものを挙げる。
【0088】・ジョブ属性ID 「0x0101」:ジョブ名称 「0x0103」:ジョブオーナ名 「0x016a」:ジョブサイズ 「0x017a」:排紙モード指定 「0x018a」:印刷部数 この他、画像記録装置の機能に応じて、給紙に関する指
定、排紙に関するフィニッシングの指定、モノクロ・カ
ラーなどのジョブ属性とそれに対応するIDを割り振る
ことができる。
【0089】(PDLデータ送信オペレーション)の場
合は、追加データ部にはPDLデータが入る。1つのジ
ョブパケットのデータは前記パラメータ長に格納できる
最大サイズ64KBまで格納可能であり、それ以上のデ
ータは複数のPDLデータ送信オペレーションに分割し
て送信する。この場合は前記継続フラグに1を立てる。
【0090】(ジョブ終了オペレーション)の場合は追
加データは存在しない。
【0091】以下、図4,図5を参照して、図2に示し
たホストコンピュータ101内のジョブパケット生成部
2107の制御処理動作について説明する。
【0092】図4,図5は、本発明のデータ処理装置お
よび画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第1
の制御処理手順を示すフローチャートであり、特に、ジ
ョブパケット生成部2107のジョブパケット生成処理
手順に対応する。なお、S301〜S316は各ステッ
プを示す。
【0093】ジョブパケット生成部2107は、アプリ
ケーション部2101により、印刷指定が選択された時
にプリンタドライパ部2102により起動され、プリン
タドライバ部2102が印刷データを送信バッファ部2
103に生成完了した後に処理を開始する。
【0094】まず、ステップS301において、当該ジ
ョブが割り込み指定がされたかどうを判断する。割り込
み指定はプリンタドライバ部2102のユーザインタフ
ェースが提供するプロパティによって指定される。
【0095】ステップS301で割り込み指定ありと判
断された場合には、ステップS303において、動作モ
ードをジョブの割り込み実行「0x04」とし、一方、
割り込み指定なしと判断された場合には、ステップS3
02において、動作モードをジョブの通常実行「0x0
1」に設定する。
【0096】次に、ステップS304において、図3示
したオペレーションコード701を格納する領域にジョ
ブ開始オペレーションコード「0x0201」を指定し
たジョブパケットを論理チャネル制御部2106に発行
する。
【0097】この時、ジョブパケットの追加データ領域
に動作モードが設定され、通常ジョブか割り込みジョブ
かの指定がなされる。以降、ジョブ終了オペレーション
を発行するまで、全てのオペレーションは当該ジョブの
情報設定のためだけに用いられる。
【0098】次に、ステップS305において、ジョブ
の名称を設定する。図3に示したオペレーションコード
701を格納する領域にジョブ属性設定オペレーション
コード「0x0202」、データ部711に、ジョブ名
称を示すジョブ属性ID「0x0101」および、ジョ
ブ属性値となる名称を指定したジョブパケットを論理チ
ャネル制御部2106に発行する。
【0099】次に、ステップS306において、ジョブ
の所有者の設定を行う。図3に示したオペレーションコ
ード701を格納する領域に、ジョブ属性設定オペレー
ションコード「0x0202」、データ部711に、ジ
ョブ所有者を示すジョブ属性ID「0x0103」およ
び、ジョブ属性値となる所有者名を指定したジョブパケ
ットを論理チャネル制御部2106に発行する。
【0100】次に、ステップS307において、ジョブ
のサイズの設定を行う。図3に示したオペレーションコ
ード701を格納する領域にジョブ属性設定オペレーシ
ョンコード「0x0202」、データ部711に、ジョ
ブサイズを示すジョブ属性ID「0x016a」およ
び、ジョブ属性値となるジョブのデータサイズを指定し
たジョブパケットを論理チャネル制御部2106に発行
する。
【0101】次に、ステップS308において、排紙モ
ードの設定を行う。図3に示したオペレーションコード
701を格納する領域にジョブ属性設定オペレーション
コード「0x0202」、データ部711に、排紙モー
ドを示すジョブ属性ID「0x017a」および、ジョ
ブ属性値となる排紙指定を示すコードを格納したジョブ
パケットを論理チャネル制御部2106に発行する。な
お、ジョブ属性値となる排紙モードには、固定排紙モー
ド,ジョブセパレート排紙モード,メールボックス排紙
モード,ソート排紙モード,スタック排紙モードといっ
たモードがある。
【0102】次に、ステップS309において、変数s
izeに送信すべきPDLデータのサイズを代入する。
【0103】次に、ステップS310において、変数s
izeの大きさをチェックし、変数sizeが64Kよ
り大きいかどうかを比較判定する。ジョブパケットに指
定できるパラメータのサイズはパケットヘッダのパラメ
ータ長のサイズが16ビットで表現されているため、最
大64Kバイトの制限があるので、それ以上のデータは
複数のジョブパケットに分割して発行されることにな
る。
【0104】もし、ステップS310でデータのサイズ
変数sizeが64Kよりも大きいと判定された場合
は、ステップS314において、図3に示したパケット
ヘッダの継続フラグ707を1に設定し、さらにステッ
プS315において、送信バッファ2103から64K
バイト分のPDLデータが取り出され、図3に示したオ
ペレーションコード701を格納する領域にPDLデー
タ送信オペレーション「0x0204」を、データ部7
11に前記取り出されたPDLデータを指定したジョブ
パケットを論理チャネル制御部2106に発行し、ステ
ップS316において、ステップS315で送信した6
4Kを変数sizeから減じて、ステップS310の処
理に戻る。
【0105】一方、ステップS310でデータのサイズ
変数sizeが64Kより大きくない(64K以下)と
判定された場合は、あと1回のPDLデータ送信オペレ
ーションで全データの送信が完了する。この場合は、ス
テップS311において、図3に示したパケットヘッダ
の継続フラグ707を「0」にして、PDLデータ送信
が最後であることを設定し、さらにステップS312に
おいて、送信バッファ2103からすべてのPDLデー
タが取り出され、図3のオペレーションコード701を
格納する領域にPDLデータ送信オペレーション「0x
0204」に、データ部711に前記取り出されたPD
Lデータを指定したジョブパケットを論理チャネル制御
部2106に発行する。
【0106】なお、ステップS312において指定され
る属性設定オペーレーションの設定内容には、画像記録
装置の機能に応じて、印刷部数,給紙に関する指定,排
紙に関するフィニッシングの指定(ジョブセパレート排
紙モードの場合のユーザ名,メールボックス排紙モード
の場合の複数の排紙先(識別名称)等を含む),モノク
ロ/カラー指定なども含まれる。
【0107】その後、ステップS313において、図3
のオペレーションコード711を格納する領域にジョブ
終了オペレーションコード「0x0205」を指定した
ジョブパケットを論理チャネル制御部2106に発行し
て処理を終了する。
【0108】以下、図6〜図26を用いて、本発明の画
像記録装置およびデータ処理装置を適用可能な画像記録
システムにおける画像記録装置102上の処理について
説明する。
【0109】図6は、本発明の第1実施形態を示す画像
記録装置の構成を説明するブロック図であり、図1に示
した画像記録システムにおける画像記録装置102に対
応する。
【0110】図において、2201はI/Fドライバ部
で、論理的なデータを電気信号に変換し、インタフェー
ス2211とのやりとりを行う。2202は論理チャネ
ル制御部で、I/Fドライバ部2201から受信したデ
ータを解析し、ジョブパケットと管理パケットをそれぞ
れ異なるチャネルに割り振り、OSI7階層におけるト
ランスポート層の多重化を行う。
【0111】2204はジョブスプーラで、HDDやフ
ラッシュメモリ、あるいはDRAMなどの大容量メモリ
デバイスから構成され、印刷ジョブのPDLデータを印
刷完了まで一時的に保持する。2205は機器データベ
ース部で、印刷ジョブの属性情報を格納する。
【0112】2203はジョブプリプロセッサ部で、ジ
ョブパケットを受け取って解析を行い、印刷ジョブの属
性情報は機器データベース部2205,PDLデータは
ジョブスプーラ2204に分けて格納する。2213は
ジョブ読み出しテーブルで、ジョブの処理順番を記述す
る。2207は描画バッファで、リアルタイムに描画処
理可能な中間データをページ単位に印刷完了まで一時的
に保持する。
【0113】2206はPDLトランスレータ部で、ジ
ョブ読み出しテーブル2213に記述された順番にジョ
ブを取りだし、機器データベース部2205に格納され
た属性情報とジョブスプーラ2204に格納されたPD
Lデータを解析し、リアルタイムに描画処理可能な中間
データを生成して描画バッファ2207に格納する。2
208は描画部で、描画バッファ2207から中間デー
タを取得し、プリンタエンジン部2209が行う用紙搬
送処理とともにリアルタイムに中間データのレンダリン
グを行い、プリンタエンジン部2209にビデオデータ
として送信を行う。
【0114】プリンタエンジン部2209は、既知の電
子写真技術を用いて描画部2208から送信されたビデ
オデータを元に、用紙に物理的に印刷を行う。
【0115】2210は情報管理部で、ホストコンピュ
ータ101から送信された管理パケットを受け取り、要
求に応じて機器データベース部2205から情報の獲得
を行い、またジョブの取り消し要求や割り込み要求を行
い、またジョブの終了や機器の異常を検知して自立的に
ホストコンピュータ101に通知イベントを発行する。
【0116】2212は割り込み処理部で、ジョブの割
り込み指定が行われた時に、実際の割り込み処理を行
う。
【0117】図に示すように、画像記録装置102は、
I/Fドライバ部2201,論理チャネル制御部220
2,ジョブプリプロセッサ部2203,ジョブスプーラ
2204,機器データベース部2205,PDLトラン
スレータ部2206,描画バッファ2207,描画部2
208,プリンタエンジン部2209,情報管理部22
10,割り込み処理部2212,ジョブ読み出しテーブ
ル2213から構成される。
【0118】なお、上記画像記録装置102内の各部
は、それぞれ専用のハードウエアにより構成しても、C
PU,CPUが実行するプログラムを格納したROM又
はその他の記憶媒体,RAM,EEPROM,ハードデ
ィスク等により構成してもよい。
【0119】以下、図7を参照して、図6に示したジョ
ブプリプロセッサ部2203の制御動作について説明す
る。
【0120】図7は、本発明のデータ処理装置および画
像記録装置を適用可能な画像記録システムの第2の制御
処理手順を示すフローチャートであり、特に、ジョブプ
リプロセッサ部2203の処理手順に対応する。なお、
S401〜S414は各ステップを示す。また、ジョブ
プリプロセッサ部2203は、画像記録装置102の起
動時に処理開始し、以後、画像記録装置102の電源遮
断まで処理を継続する。
【0121】まず、最初にステップS401において、
ジョブパケットの受信を行う。受信すると、ステップS
402において、受信したジョブがジョブ開始オペレー
ションかどうか比較判定し、ジョブ開始オペレーション
以外のオペレーションが到着したと判定された場合には
不正動作となり、ステップS403において、ジョブパ
ケットの破棄を行い、ステップS401の処理に戻る。
【0122】一方、ステップS402で受信したジョブ
がジョブ開始オペレーションと判定された場合は、ステ
ップS404において、当該ジョブのジョブIDの獲得
を行い、ジョブIDは2バイトの番号として割り振ら
れ、機器データベース部2205におけるジョブ属性情
報の読み書き処理のキーとして利用される。
【0123】次に、ステップS405において、ジョブ
読み出しテーブルに当該ジョブのジョブIDを追加し、
ステップS406において、ジョブパケットの追加デー
タを検索し、動作モードが「0x04」かどうか比較判
定し、動作モードが「0x04」でないと判定された場
合は、そのままステップS408に進む。
【0124】一方、ステップS406でジョブパケット
の追加データの動作モードが「0x04」と判定された
場合は、上述したとおり割り込み印刷指定を示してお
り、その場合には、ステップS407において、割り込
み処理部2212に対して割り込み印刷の指示を出し、
ステップS408に進む。
【0125】次に、ステップS408において、次のジ
ョブパケットの受け付けを行い、ステップS409にお
いて、受信したジョブパケットが属性設定オペレーショ
ンであるか否かを比較判定し、属性設定オペレーション
であると判定された場合は、ステップS410におい
て、機器データベース部2205で属性データの設定を
行う。この時キーとなるのはステップS404で獲得し
たジョブIDとジョブパケットの追加データに記述され
てある属性IDおよび属性データである。
【0126】例えば、受信したジョブパケットが、排紙
モードのジョブ属性値としてメールボックス排紙を指定
した属性設定オペレーションの場合は、ジョブ属性値と
なるメールボックス排紙、および指定配布先数分の配布
先,配布部数を指定したコードを取得し、機器データベ
ース部2205で属性データの設定を行う。
【0127】ステップS410の属性設定が完了すると
次のジョブパケットを受信するため、ステップS408
の処理に戻る。
【0128】一方、ステップS409で受信したジョブ
パケットが属性設定オペレーションでないと判定された
場合は、ステップS411において、受信したジョブパ
ケットがPDLデータ送信オペレーションか否かを比較
判定し、PDLデータ送信オペレーションであると判定
された場合は、ステップS412において、ジョブスプ
ーラ2204にPDLデータの追加を行う。この時、ジ
ョブIDをキーとして渡し、後で取り出すときにもジョ
ブIDをキーとして取り出せるようにしておく。ジョブ
スプーラ2204への追加が完了すると次のジョブパケ
ットを受信するため、ステップS408の処理に戻る。
【0129】一方、ステップS411で受信したジョブ
パケットがPDLデータ送信オペレーションでないと判
定された場合は、ステップS413において、ジョブパ
ケットがジョブ終了オペレーションであるかどうかを比
較判定し、ジョブ終了オペレーションであると判定され
た場合は、一連のループを抜けてステップS401の初
期状態に戻る。
【0130】一方、ステップS413でジョブパケット
がジョブ終了オペレーションでないと判定された場合、
即ちいずれのオペレーションにも該当しない場合には、
不正なジョブパケットであるので、ステップS414に
おいて、ジョブパケットの破棄を行い、ステップS40
8の処理に戻る。
【0131】以上の動作によって、ジョブプリプロセッ
サ部2203は、ジョブパケットを機器データベース部
2203とジョブスプーラ2204にデータの振り分け
を行うことができる。
【0132】次に、図8を参照して、図6に示したジョ
ブ読み出しテーブル2213の説明を行う。
【0133】図8は、図6に示したジョブ読み出しテー
ブル2213を表す説明図である。図において、(a)
は、ジョブ読み出しテーブル2213にジョブ1〜4が
登録されている状態を示す。この状態において、PDL
トランスレータ部2206が、トランスレートを実行す
る時、読み出しテーブルの上から順番に印刷ジョブの取
りだしを行い、ジョブプリプロセツサ部2203が図7
のステップS405においてジョブ読み出しテーブルに
ジョブ5を追加した場合、(b)に示すように、ジョブ
5が読み出しテーブルの最後に追加される。
【0134】また、プリンタエンジン部2209におい
てジョブ1の最後のページの排紙を完了したと認識する
と、(c)に示すように、ジョブ1はジョブ読み出しテ
ーブルから削除される。
【0135】以上のように、ジョブ読み出しテーブル2
213はPDLトランスレータ部2206が処理するジ
ョブの順番の制御を行う。
【0136】以下、PDLトランスレータ部2206の
処理以降の動作について説明する。PDLトランスレー
タ部2206は、ジョブスプーラ2204に格納された
PDLデータと機器データベース部2205に格納され
たジョブ情報を元にトランスレート処理を行い、描画部
2208がリアルタイムに描画できる中間データに変換
し、描画バッファ2207に送信する。
【0137】次に、描画バッファ2207は、複数ペー
ジ分の中間データを格納し、描画部2208に渡す。次
に、描画部2208は、描画バッファ2207から中間
データを取得し、プリンタエンジン部2209が行う用
紙搬送処理とともにリアルタイムに中間データのレンダ
リングを行い、プリンタエンジン部2209にビデオデ
ータとして送信を行う。
【0138】次に、プリンタエンジン部2209は、既
知の電子写真技術を用いて描画部2208から送信され
たビデオデータを元に、用紙に物理的に印刷を行う。
【0139】また、情報管理部2210は、ユーティリ
ティ部2105の情報獲得要求を管理パケットの形で受
け取り、機器データベース部2205から必要な情報を
獲得し、管理パケットに変換して論理チャネル制御部2
202を介してホストコンピュータに返答する。また、
ジョブの終了を検知して自発的に終了の通知を管理パケ
ットに変換して通知する。
【0140】なお、画像記録装置102の本体には後述
する図9に示す操作パネル(パネル部104)が備え付
けられており、このパネル部104は、液晶やLEDな
どのディスプレイ装置と操作ボタンから構成されてお
り、ユーザからの設定を情報管理部2210を通して機
器データベース部2205に反映させ、あるいは現在の
機器の状態を表示するという処理を行うことができる。
【0141】次に、図9〜図21を参照して、図1に示
した画像記録装置102の構成について説明する。
【0142】図9は、図1に示した画像記録装置102
を適用可能なレーザビームプリンタの構成を説明するブ
ロック図である。
【0143】なお、本実施形態を適用する画像記録装置
は、レーザビームプリンタに限られるものではなく、イ
ンクジェットプリンタ,昇華式プリンタ,熱転写式プリ
ンタ等他のプリント方式のプリンタでも良いことは言う
までもない。
【0144】また、以下の説明および図においては、オ
プションユニットを2台接続した例を説明するが、更に
多くのオプションユニットを接続可能であり、またオプ
ションユニットの機能を本体が共有しても構わない。
【0145】図において、レーザビームプリンタ(プリ
ンタ)102は、各種オプション装置が接続可能であ
り、ホストコンピュータ等の外部機器101と汎用イン
タフェース(例えばセントロニクス、RS232C,U
SB等),ネットワーク(例えばEthernet等)
で接続され、汎用インタフェースを介して外部機器10
1から転送される印刷情報(所定のプリンタ言語に基づ
くコードデータ等の制御情報、例えばPost Scr
ipt,LIPSIII,LIPSIV,イメージデー
タ等を含む)に基づく画像記録を行なう。
【0146】103はビデオコントローラで、外部機器
101と前記汎用インタフェースで接続され、外部機器
101から前記汎用インタフェースを介して転送される
コードデータ(ESCコード、各種PDLデータ等)を
受信し、該コードデータに基づくドットデータ等からな
るページ情報を生成し、ビデオインタフェース80を介
して後述するエンジンコントローラ105に対してイメ
ージデータ(2値又は多値)を送信するとともに、統括
インタフェース90を介して後述するオプションコント
ローラ部106に対して給紙指定及び排紙指定のコマン
ド等を送信する。エンジンコントローラ105は、前記
ビデオコントローラ103から転送されるイメージデー
タに基づいて、周知の電子写真プロセスによって感光ド
ラム上に潜像を形成し、供給される用紙に転写、定着し
て印字を行なう。なお、この時、オプションコントロー
ラ部106に対して給排紙のタイミングの指示等を行な
う。
【0147】104はパネル部で、操作のための各種ス
イッチ(ボタン)、LED表示器、LCD表示器等から
構成されるユーザとのインタフェースであり、ユーザは
パネル部104を操作することによりプリンタ102に
所定の動作を指示することができる。なお、ユーザによ
り設定された各種データ等は図示しない不揮発性メモ
リ、例えばNVRAM,EEPROM等に記憶管理され
る。
【0148】オプションコントローラ部106は、図示
しないCPU,ROM,RAM等を備え、前記ビデオコ
ントローラ103から転送される給排紙指定等及びエン
ジンコントローラ105からの給排紙指示等に基づい
て、1台以上のオプション装置(ユニット)を統括して
制御する統括コントローラであり、各種オプション装置
に具備されるオプションコントローラユニットとオプシ
ョンユニットインタフェース70を介して通信を行な
い、各種オプション装置を統括的に制御する。
【0149】また、オプションコントローラ部106の
RAM内には、ビデオコントローラ103がアクセス可
能な共有メモリ(後述する図15に示す)があり、該共
有メモリは約40頁分の搬送状況管理エリア、基本ステ
ータスエリア、コマンドステータス管理エリア、立ち上
げ処理エリア等から構成され、ビデオコントローラ10
3は、上記共有メモリの各エリアを介して各オプション
装置に対する指定を行なう。
【0150】なお、上記搬送状況管理エリアは、ビデオ
コントローラ103が印字方法(給紙口、排紙口、色、
ステイプルする、シフトする等)を各オプション装置へ
通知する領域と、各オプション状態(どこまで印字し
た、排紙完了した等)をビデオコントローラ103に通
知する領域から構成される。
【0151】また、基本ステータスエリアは、各オプシ
ョン装置の異常(ドアオープン、紙詰り、故障、カセッ
ト用紙無し、用紙サイズ不一致、満載、ステープル針な
し等)をビデオコントローラ103に通知する領域で、
コマンド&ステータス管理エリアは、ビデオコントロー
ラ103とコマンドステータスのやりとりを行なう領域
で、立ち上げ処理エリアは、ビデオコントローラ103
が各オプション装置の立ち上げ処理を指定する領域であ
る。
【0152】107は給紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばペーパデッキオプションユニットで、内
部にペーパデッキコントローラ(大容量給紙カセットコ
ントローラ)107aを有し、オプションコントローラ
部106から送信される制御情報に基づいて給紙制御を
行なう。なお、上記ペーパデッキコントローラ107a
は、不図示のCPU,ROM,RAMを備え、CPUが
ROMに格納されてプログラムに基づいて給紙オプショ
ン装置107を制御する。また、ROMには給紙オプシ
ョン装置107の拡張情報、例えばペーパデッキに格納
可能な用紙サイズの情報等が格納されている。
【0153】108は排紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばソート機能を有するソータオプションユ
ニットで、内部にソータコントローラ(大容量排紙スタ
ッカコントローラ)108aを有し、オプションコント
ローラ部106から送信される制御情報に基づいてソー
ト動作及び排紙動作を行なう。なお、上記ソータコント
ローラ108aは、不図示のCPU,ROM,RAMを
備え、CPUがROMに格納されたプログラムに基づい
て排紙オプション装置108を制御する。また、ROM
には排紙オプション装置108の拡張情報例えば、排紙
ビンの数、ソート機能の有無、ステイプル機能の有無、
排紙用紙を所定の方向にずらすシフト機能の有無、排紙
用紙のフェースの向きを反転させる反転機能の有無の情
報等が格納されている。
【0154】なお、給紙オプション装置107及び排紙
オプション装置108には表示部及び各種キーを備える
操作部(コントローラ)107b及び108bがそれぞ
れ設けられ、各オプション使用時のユーザに対するメッ
セージ及び操作方法等を表示及び操作が可能となってい
る。
【0155】また、109は制御ユニットで、プリンタ
102の印字プロセス制御を行なうエンジンコントロー
ラ105、プリンタ102全体の制御とホストコンピュ
ータ等の外部機器101からのデータを解析しイメージ
データに変換するビデオコントローラ103、各種オプ
ションユニットを統括して制御するオプションコントロ
ーラ部106により構成されている。
【0156】なお、オプションコントローラ部106
は、共通のオプションユニットインタフェース70によ
って各オプションユニットを管理し、統括インタフェー
ス90を介してビデオコントローラ103と通信する。
本実施形態では、各給排紙オプションユニットをオプシ
ョンコントローラ部106を経由してビデオコントロー
ラ103が制御することが特徴である。
【0157】図10は、図9に示したプリンタ102の
構成を説明する断面図であり、図9と同一のものには同
一の符号を付してある。
【0158】図において、230は用紙カセットで、記
録紙Sを保持し、不図示の仕切り板によって電気的に記
録紙Sのサイズを検知する機構を有する。231はカセ
ット給紙クラッチで、用紙カセット230上に載置され
た記録紙Sの最上位の記録紙一枚のみを分離し、不図示
の駆動手段によって分離した記録紙Sを給紙ローラ20
4まで搬送させるカムであり、給紙のたびに間欠的に回
転し、1回転に対応して一枚の記録紙を給紙する。23
0Sは記録紙検知センサで、用紙カセット230に保持
された記録紙Sの量を検知する。
【0159】227はレジストシャッタで、用紙を押圧
して給紙を停止させる。給紙ローラ204は、記録紙S
の先端部をレジストシャッタ227まで搬送する。20
2は手差用トレイで、記録紙Sを載置する。203は手
差し給紙クラッチで、手差し用トレイ202に載置され
た記録紙Sをレジストシャッタ227まで搬送する。2
33はオプション給紙ローラ(給紙中継搬送ローラ)
で、給紙オプション装置107から給紙された記録紙S
をプリンタ102本体内へ供給する。
【0160】また、前記手差し給紙クラッチ203、カ
セット給紙クラッチ231、オプション給紙ローラ23
3の下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ
対205が設けられ、レジストローラの下流には、レー
ザスキャナ部206から発したレーザ光によって、記録
紙S上にトナー像を公知の電子写真プロセスにより形成
する画像記録部207が設けられている。
【0161】レーザスキャナ部206において、215
はレーザユニットで、ビデオコントローラ103から送
出される画像信号(VDO信号)に基づいてレーザ光を
発する。レーザユニット215から発せられたレーザ光
は、ポリゴンミラー216により走査され、結像レンズ
群218及び折返ミラー219を介して感光ドラム22
0上に潜像を形成する。217はビーム検出器で、レー
ザユニット215から発せられたレーザ光を検知して主
走査同期信号を出力する。270は光量センサで、レー
ザユニット215から発せられたレーザ光の光量を検知
する。
【0162】また、画像記録部207において、222
は一次帯電器で、感光ドラム220上を均一に帯電させ
る。223は現像器で、一次帯電器222により帯電さ
れ、レーザスキャナ部206によりレーザ露光されて感
光ドラム220に形成された潜像をトナー現像する。2
24は転写帯電器で、前記現像器223により現像され
た感光ドラム220上のトナー像をレジストローラ20
5により給紙される記録紙Sに転写する。225はクリ
ーナで、感光ドラム220上の残存トナーを取り除く。
221は前露光ランプで、感光ドラム220を光除電す
る。
【0163】208は定着器で、画像記録部207によ
り記録紙Sに形成されたトナー画像を記録紙Sに熱定着
させる。210は搬送ローラで、記録紙Sを排紙搬送す
る。209は排紙センサで、記録紙Sの排紙状態を検知
する。211はフラッパで、記録が完了した記録紙Sの
搬送方向を排紙トレイ213側又は排紙オプション装置
108側に切り換える。214及び212は排紙ローラ
で、フラッパ211の切り換えにより搬送される記録紙
Sを積載トレイ213に排紙する。213Sは排紙積載
量検知センサで、積載トレイ213上に積載された記録
紙Sの積載量を検知する。
【0164】また、制御ユニット109内のエンジンコ
ントローラ105は、レーザスキャナ部206、画像記
録部207、定着器208による電子写真プロセスの制
御、及びプリンタ102本体内の記録紙の搬送制御を行
なう。
【0165】さらに、ビデオコントローラ103は、パ
ーソナルコンピュータ等の外部機器101と汎用インタ
フェース(例えばセントロニクス、RS232C等)で
接続され、汎用インタフェースを介して送られてくる画
像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをV
DO信号として、ビデオインタフェース80を介してエ
ンジンコントローラ105へ送る。
【0166】次に、プリンタ102本体に着脱可能に接
続された各種オプションユニットについて説明する。
【0167】図9に示したオプションコントローラ部1
06は、図10に示したプリンタ本体内に設けられ、各
種オプションユニットを共通パスとなるオプションユニ
ットインタフェース70を介して同一のプロトコルで通
信可能に構成されている。また、オプションコントロー
ラ部106は、統括インタフェース90を介してビデオ
コントローラ103に接続される。
【0168】ペーパデッキオプションユニット等の給紙
オプション装置107において、241はペーパデッキ
で、昇降するデッキ上に記録紙Sを大容量に積載する。
242はペーパデッキ給紙ローラで、ペーパデッキ24
1上に積載された記録紙Sを給紙する。
【0169】244は搬送ローラで、ペーパデッキ給紙
ローラ242から給紙される記録紙Sをオプション給紙
ローラ233方向に搬送する。243は給紙中継搬送ロ
ーラで、ペーパデッキオプションの下部に着脱可能に複
数接続可能な他の給紙系オプションユニット(異なるサ
イズ又は同一サイズの記録紙を給紙可能なオプションユ
ニット)から給紙される記録紙を中継搬送する。また、
241Sは記録紙格納量検知センサで、ペーパデッキ2
41上に載置された記録紙Sの載置量を検知する。
【0170】なお、ペーパデッキオプションユニット等
の給紙オプション装置107は、ペーパデッキコントロ
ーラ107aによって制御される。
【0171】ソータオプションユニット等の排紙オプシ
ョン装置108において、251〜257はフェースダ
ウン排紙を行なう第1排紙ビン〜第7排紙ビンで、記録
済みの記録紙Sを仕分けして積載するものである。ま
た、258は第8排紙ビンで、ソータオプションへ搬入
された用紙をそのままストレートに通紙し、フェースア
ップ排紙を行なう。280はフラッパで、プリンタ10
2本体のフラッパ211により振り分けられソータオプ
ションユニット108に送られた記録紙Sをビデオコン
トローラ103からの指示に基づいて用紙のフェース切
り換えを行なうように搬送切り換えを行なう。また、2
61S〜268Sは排紙エンプティ検知センサで、第1
排紙ビン251〜第8排紙ビン258に排紙される記録
用紙の積載用紙有り無しを検知する。
【0172】さらに、排紙積載量検知センサ271S〜
278Sは、前記第1排紙ビン251〜第8排紙ビン2
58上に積載された記録紙の積載量(積載量ゼロ(空)
〜満載)を検知し、前記第1排紙ビン251〜第8排紙
ビン258に積載された記録用紙の高さが例えば18m
m(約120枚に相当)に到達した(検知した)時点
で、ソータコントローラ108aが満載をオプションコ
ントローラ部106を介してビデオコントローラ103
に通知する。
【0173】また、上記第1排紙ビン251〜第8排紙
ビン258は、各ビンで約120枚、つまり8ビンで約
960枚積載可能であり、そのうち第1排紙ビン251
〜第7排紙ビン257はソート排紙を行なうことが可能
である。
【0174】ビデオコントローラ103により統括イン
タフェース90を通してフェースアップ指定された場合
は、フェースアップフラッパ280をオンにし振り分け
を行ない、振り分けられた記録紙Sは、ローラ290に
よりそのまま排紙口へ送られる。また、ビデオコントロ
ーラ103により統括インタフェース90を通してフェ
ースダウン指定された場合は、フェースアップフラッパ
280をオフにし振り分けを行ない、振り分けられた記
録紙Sは、ローラ291により一旦記録紙Sの後端がフ
ェースアップフラッパ280を越えるまで搬送され、次
にローラ291が反転して記録紙Sの後端から縦パスに
送り込まれ、指定排紙ビンによってビンフラッパ281
〜286を所定のタイミングで駆動して各フェースダウ
ン排紙口へ振り分けを行ない、フェースダウン状態で排
紙を完了する。排紙ビンが第7排紙ビン257の場合、
ビンフラッパを駆動せずそのまま排紙を行なうことによ
り、フェースダウン排紙を完了する。
【0175】さらに、不図示のステイプラにより、ビデ
オコントローラ103により統括インタフェース90を
通してステイプル指定されている場合は、不図示のステ
イプルトレイに記録紙Sを蓄え、記録紙Sを整列して、
ステイプラがステイプル実行して第1排紙ビン251〜
第8排紙ビン258のいずれかに排紙する。また、ビデ
オコントローラ103により統括インタフェース90を
通してシフト指定されている場合は、ステイプル指定さ
れている場合と同様に、不図示のステイプルトレイに用
紙を蓄え、記録紙Sを整列し記録紙Sをトレイごとずら
して、すなわち、排紙される記録紙Sの載置域(トレ
イ)をずらしてから第1排紙ビン251〜第8排紙ビン
258のいずれかに排紙する。また、不図示のステイプ
ル針残量検知センサを有し、ステイプル内に格納された
ステイプル針の残量を検知する。
【0176】なお、ソータオプションユニット108
は、ソータコントローラ108aによって制御される。
【0177】また、オプションコントローラ部106、
ペーパデッキコントローラ107a、ソータコントロー
ラ108aは、それぞれコネクタで接続され、オプショ
ンユニットインタフェース70によりシリアル通信を行
なう。両者は互いに同じコネクタにより直列接続され、
従って、ペーパデッキオプションユニット107と、ソ
ータオプションユニット108は、その接続順を入れ替
えて接続することも可能である。
【0178】なお、前記手差し給紙ローラ203、カセ
ット給紙クラッチ231、ペーパデッキ給紙ローラ24
2の下流には、記録紙Sを搬送する前記レジストローラ
対205、給紙ローラ204、搬送ローラ244がそれ
ぞれ設けられ、レジストローラ対205の下流には、前
記レーザスキャナ部206から発せられたレーザ光によ
って、記録紙S上にトナー像を形成する画像記録部20
7が設けられている。更に、画像記録部207の下流に
は、記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着
器208が設けられ、定着器208の下流には、排紙部
の搬送状態を検知する排紙センサ209、記録紙を搬送
する搬送ローラ210、記録が完了した記録紙Sの搬送
方向を切り換えるフラッパ211等が設けられている。
【0179】図11は、図9に示したプリンタ102の
構成を説明するブロック図であり、図9と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0180】図において、91はシリアル通信インタフ
ェースで、ペーパデッキオプションユニット107への
給紙指定やソータオプションユニット108への排紙ビ
ン指定等のコマンドが、ビデオコントローラ103から
オプションコントローラ部106に送信され、ペーパデ
ッキオプションユニット107の紙有無状態やソータオ
プションユニット108の各排紙ビンの積載状態、ステ
イプル針の有無状態等のステータスがオプションコント
ローラ部106とビデオコントローラ103とは、CP
Uバスで直結することもできる。
【0181】92はOPTRDY信号で、ビデオコント
ローラ103が指定したオプション、例えばステイプル
が使用できる状態になっているか否かを示す信号として
機能し、オプションコントローラ部106からビデオコ
ントローラ103に送信される。93はPOUTT信号
で、プリンタ102本体が記録紙を排紙するタイミング
信号として機能する。94はPFEDT信号で、プリン
タ102本体がオプションユニットから記録紙を受け入
れるタイミングを示す信号として機能する。95はSP
CNG信号で、オプションユニット内を高速搬送されて
きた記録紙Sをスピードダウンして、プリンタ102本
体の搬送速度に整合させるための信号として機能する。
【0182】81は通信インタフェースで、プリンタ1
02本体の給紙カセットへの給紙指定やプリンタ102
本体の排紙トレイ231への排紙指定及び印字等のコマ
ンドが、ビデオコントローラ103からエンジンコント
ローラ105に送信され、プリンタ102本体のカセッ
ト230の紙有無状態や紙づまり等のステータスがエン
ジンコントローラ105からビデオコントローラ103
に送信される。82はVDO信号で、ビデオコントロー
ラ103から送信されるビットデータを示す。
【0183】その他、不図示であるが、このエンジンコ
ントローラ105による各処理に対する制御は、ビデオ
コントローラ103との間でやりとりされる信号に基づ
き実行され、その信号として、/CPRDY、/PPR
DY、/RDY、/PRNT、/VSREQ、/VSY
NC、/BD、/SCLK、/CMD、/CBSY、/
STS、/SBSY、/CCRT(Condition
Change ReporT)の各信号があり、その
詳細は図21に示す通りである。
【0184】図12は、ビデオコントローラ(VC)1
03とエンジンコントローラ(EC)105との間でや
りとりされる信号を説明する図である。
【0185】なお、上記信号のうち、/CCRT信号の
使用方法を示すと、処理は以下の手順1及び手順2のよ
うになる。
【0186】(手順1)ビデオコントローラ103は通
常/RDY信号と/CCRT信号とをチェックし、それ
らの信号に変化があった場合に、ステータスの情報を読
みとりにいく。その際、/CCRT信号が”FALS
E”であり、/RDY信号が”FALSE”になった場
合には、まずミスプリント、ウェイト、スリープ、オペ
レータコールなどの内容のステータスをチェックするも
その結果に応じて、各ビットに応じた下位のステータス
を参照して詳細を確認する。
【0187】(手順2)―方、/CCRT信号が”TR
UE”になった場合には、まず用紙サイズ変更、給紙部
紙有無変更、給紙部機能変更、警告内容変更などの内容
のステータスを読みとり、変更になったステータスの種
類を認識して、そのグループのステータスを順次読みと
り詳細を認識する。また、/CCRT信号のリセツト手
順について、エンジンコントローラ105は末端のステ
ータス変化、すなわち用紙サイズの変更、用紙の有無の
変化、給紙部機能の変更、警告状態の変化を常時チェッ
クし、変化があった場合には、その上位に該当する状態
変化ステータスを”1”にセットすると共に、ハード信
号である/CCRT信号を”TRUE”にする。その後
ビデオコントローラ103からのステータス要求コマン
ドを受信して状態変化ステータスがビデオコントローラ
103に読み込まれたことをもって、/CCRT信号
を”FALSE”にする。
【0188】また、統括インタフェース90は、シリア
ル通信インタフェース91、OPTRDY信号92、P
OUTT信号93、PFEDT信号94、SPCNG信
号95の5本のハード信号とで構成される。
【0189】なお、POUTT信号93、PFEDT信
号94、SPCNG信号95の3信号は、エンジンコン
トローラ105から出力され、ビデオインタフェース8
0を介し、ビデオコントローラ103をスルーして、オ
プションコントローラ部106へ入力される。上記各信
号の詳細は、図13に示す通りである。
【0190】図13は、ビデオコントローラ(VC)1
03,エンジンコントローラ(EC)105とオプショ
ンコントローラ(OC)部106との間でやりとりされ
る信号を説明する図である。
【0191】図14は、図9に示したビデオコントロー
ラ103の構成を説明するブロック図であり、図9と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0192】図において、401はパネルインタフェー
ス(I/F)部で、パネル部104とのデータ通信によ
って、操作者からの諸設定及び指示をパネル部104か
ら受けとる。402はホストインタフェース(I/F)
部で、ホストコンピュータ等の外部機器101との信号
の入出力部である。406はエンジンインタフェース
(I/F)部で、エンジンコントローラ105との信号
の入出力部であり、不図示の出力バッファレジスタから
データ信号送出を行なうとともにエンジンコントローラ
105との通信制御を行なう。
【0193】403は画像データ発生部で、外部機器1
01より送られる制御コードデータに基づいて実際の印
字のためのビットマップデータを発生する。405は画
像メモリで、画像データを格納する。
【0194】409はCPUで、ビデオコントローラ1
03全体の制御を司る。404はROMで、CPU40
9の制御コードを格納する。407はRAMで、CPU
409の使用する一時記憶手段として機能する。410
はEEPROMで、不揮発性のメモリ媒体で構成され
る。
【0195】408はDMA制御部で、CPU409か
らの指示により画像メモリ405内のビットマップデー
タを、エンジンインタフェース部406に転送する。4
12は、オプションインタフェース(I/F)部であ
り、CPU409からの指示に応じてオプションコント
ローラ部106との通信を行なう。また、POUTT信
号93、PFEDT信号94、SPCNG信号95をエ
ンジンインタフェース部406からスルーで統括インタ
フェース90に送る。
【0196】411はシステムバスで、アドレスバス及
びデータバスを持つ。パネルインタフェース部401、
ホストインタフェース部402、画像データ発生部40
3、ROM404、画像メモリ405、エンジンインタ
フェース部406、RAM407、DMA制御部40
8、CPU409、EEPROM410、オプションイ
ンタフェース部412は、各々システムバス411に接
続され、システムバス411上にある全ての機能部にア
クセス可能である。
【0197】なお、CPU409を制御する制御コード
は、不図示のシステムクロックによってタスクと称され
るロードモジュール単位で時分割制御するOSと、機能
単位に動作する後述する図18に示す複数のロードモジ
ュール(タスク)によって構成されるものとする。
【0198】以上の構成により、ビデオコントローラ1
03は、給排紙口を複数有し、外部機器101から入力
される印刷情報に基づいて記録媒体に画像を記録可能な
プリンタ102に給送するあるいは排送する記録媒体の
ハンドリングを制御する。
【0199】以下、図15,図16を参照して、ビデオ
コントローラ103がオプションコントローラ部106
を通じて、各オプション装置を統括制御する制御方法を
説明する。
【0200】図15は、図9に示したオプションコント
ローラ部106内に設けられるRAMに確保されるビデ
オコントローラ103との共有メモリの摸式図である。
【0201】図15に示す共有メモリは、ページ指定を
行ない、用紙の搬送状況を知るための搬送状況管理エリ
ア、各オプションの異常状態を知るための基本ステータ
ス部、コマンドステータスのやりとりを行なうコマンド
ステータス部、オプション装置の立ち上げ処理を指定す
る立ち上げ処理部とから成る。
【0202】立ち上げ処理部はビデオコントローラ10
3から指定を行なう立ち上げ指定部分と、指定を行なっ
た結果、各オプションが処理を完了したことを通知する
完了通知部分とから成る。
【0203】ビデオコントローラ103が、この立ち上
げ処理部に指定を行なうことにより各オプション類の立
ち上げ処理を行なう。電源が投入されると、ビデオコン
トローラ103から、共有メモリの初期化指定、オプシ
ョンコントローラ部106で必要な各オプションのコン
フィグレーション情報取得指定、情報取得完了などを立
ち上げ指定部分に知らせて、各処理が完了したかどうか
を完了通知部分を監視し、全てが完了したら立ち上げ処
理終了となる。
【0204】搬送状況管理エリアは、給紙口、排紙口、
カラー/モノクロ、ステイプル位置と実行などの印字方
法を指定する部分と、用紙をどこまで給紙したか、プリ
ント信号を出して良いか、排紙完了したかなどのオプシ
ョンの状態を教えてもらう部分とから成る。ビデオコン
トローラ103が、上記印字方法を指定し、各オプショ
ンの状態を把握しながら、印字を実行していく。
【0205】上記指定は最大40ページ分の指定が可能
であり、1ページごと順番に指定を行ない、排紙完了し
た領域は空き領域とみなし、再指定を行なえるように初
期化して、リングバッファとして使用する。
【0206】基本ステータス部は、各装置の異常状態を
通知するエリアで、紙なし、紙サイズ不一致、ドアオー
プン、紙づまり、故障、満載、ステイプル針なし等の状
態をこの領域から取得する。基本ステータスの内容か
ら、更に詳細な情報をコマンドステータスによって取得
する。
【0207】コマンドステータス部は、各オプションの
詳細情報取得及びオプションの動作制御を行なうための
領域であり、この領域に必要に応じたコマンドを指定
し、情報を取得する。例えば、取得可能な情報は、装置
名称、給紙実装用紙サイズ、給紙用紙残量、紙づまりの
位置、種類、アクセスポイント、排紙用紙の積載量、故
障詳細などであり、これらは、後述する図16に示すよ
うに、それぞれの状況に応じたコマンドを発行しステー
タスを受けとる。また省電力モードへ移行、紙づまり時
の緊急停止、排紙ビンの移動、リセット実行などのオプ
ションの制御もコマンドステータス部を使用して行な
う。
【0208】図16は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第3の処
理手順を示すフローチャートであり、図9に示したビデ
オコントローラ103が、基本ステータスを元にコマン
ドステータスを発行して入出力各オプションの詳細情報
を取得する手順に対応し、図14に示したビデオコント
ローラ103内のCPU409がROM404に格納さ
れたプログラムに基づいて実行する。なお、(a)は、
入力装置の異常を発見した場合に対応し、(b)は、出
力装置の異常を発見した場合に対応する。また、S10
1〜S108,S111〜S117は各ステップを示
す。
【0209】まず、(a)に示すように、ビデオコント
ローラ103は、図15に示した共有メモリの基本ステ
ータス部により入力装置の異常を発見すると(S10
1)、コマンドステータス部にコマンドを指定し、異常
装置(入力オプション装置を複数接続している場合は何
れの入力装置であるか)を特定する(S102)。
【0210】さらに、コマンドステータス部にコマンド
を指定し、異常内容(紙なし、紙サイズ不一致、ドアオ
ープン、紙づまり、故障等)を特定する(S103)。
【0211】次に、特定された異常内容に応じたコマン
ドを指定し、例えば、紙なしの場合には、紙無しデッキ
の特定(S104)、及び紙無し要因の特定を行い(S
105)、また紙づまりの場合には、紙づまり箇所の特
定を行い(S106)、また故障の場合には故障箇所の
特定を行う(S107)。
【0212】そして、上記コマンドにより取得した異常
内容を示すメッセージをパネル部104,操作部107
b,外部機器101の表示部等に表示する(S10
8)。
【0213】また、(b)に示すように、ビデオコント
ローラ103は、図15に示した共有メモリの基本ステ
ータス部により出力装置の異常を発見すると(S11
1)、コマンドステータス部にコマンドを指定し、異常
装置(出力オプション装置を複数接続している場合は何
れの出力装置であるか)を特定する(S112)。
【0214】さらに、コマンドステータス部にコマンド
を指定し、異常内容(満載、ステイプル針なし、ドアオ
ープン、紙づまり、故障等)を特定する(S113)。
【0215】次に、特定された異常内容に応じたコマン
ドを指定し、例えば、満載の場合には満載デッキの特定
を行い(S114)、また紙づまりの場合には、紙づま
り箇所の特定を行い(S115)、また故障の場合には
故障箇所の特定を行う(S116)。
【0216】そして、上記コマンドにより取得した異常
内容を示すメッセージをパネル部104,操作部107
b,外部機器101の表示部等に表示する(S11
7)。
【0217】このように、ビデオコントローラ103は
上記情報を取得し、異常がない状態で印字を実行し、基
本ステータスから異常発生を検知した場合は、異常箇所
を特定するコマンドステータスを発行し、更にその装置
に対して異常内容を特定し、その異常に応じた詳細な情
報収集及び制御を行なっていく。
【0218】図17は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第4の処
理手順を示すフローチャートであり、図9に示したビデ
オコントローラ103が、オプションコントローラ部1
06の共有メモリにアクセスを行ない各オプションとコ
マンドステータスのやりとりを行ない、情報交換する手
順に対応し、図14に示したビデオコントローラ103
内のCPU409がROM404に格納されたプログラ
ムに基づいて実行する。なお、S201〜S211は各
ステップを示す。
【0219】オプション情報を獲得する場合、オプショ
ンコントローラ部106が持つメモリ内のコマンドステ
ータス管理エリアへ指定を行ない、情報を受けとる。コ
マンド指定領域に、必要な情報の種類を識別するIDを
所定のアドレスに指定し(S201)、実行コマンドで
オプションコントローラ部106へ指定するデータ数を
所定のアドレスに指定し(S202)、指定内容を表す
データを所定のアドレスに指定する(S203)。
【0220】そして、コマンドを送信したことを通知
し、オプションコントローラ部106が各オプション装
置とやりとりを行ない情報を取得するためのトリガをか
ける(S204)。
【0221】ステップS204によるトリガと指定内容
を元に、オプションコントローラ部106は必要なオプ
ション装置とシリアル通信を行ない、指定された情報を
得る。一方、オプションコントローラ部106が完全に
情報を得るまで、タイマを起動し、ビデオコントローラ
103がステータス情報を取得可能な状態であるかどう
かを監視する(S205,S206)。
【0222】ステップS205で一定時間経っても、ス
テップS206でステータス情報獲得可能状態に移行し
ない場合は、ステータス情報は獲得できないので、再度
コマンド実行するようリトライ通知を行ない(S21
1)、処理を終了する。
【0223】一方、ステップS205での一定時間経過
前に、ステップS206でステータス情報獲得可能状態
に移行したら、ステータスのIDを取得し、指定したコ
マンドに対するステータス情報かどうかを確認する(S
207)。
【0224】次にステータスデータ数を取得し(S20
8)、ステータスデータ数分のステータスデータを取得
し(S209)、オプションコントローラ部106に対
してステータス獲得完了を通知し(S210)、処理を
終了する。
【0225】以下、図18〜図21を参照して、図9に
示した外部機器101からオプションコントローラ部1
06及びエンジンコントローラ105までのデータフロ
ーについて説明する。
【0226】図18は、図9に示した外部機器101か
らオプションコントローラ部106及びエンジンコント
ローラ105までのデータフローを示す図である。
【0227】なお、図14に示したビデオコントローラ
103のCPU409を制御する制御コードは、不図示
のシステムクロックによってタスクと称されるロードモ
ジュール単位に時分割制御するOSと、機能単位に動作
する複数のロードモジュール(タスク)によって構成さ
れるものとする。
【0228】図18に示すトランスレータ処理システム
(解析展開タスク1001)、スケジューリングシステ
ム(ページ操作タスク1002)、エンジンI/Fシス
テム(エンジンI/Fタスク1003)、オプションI
/Fシステム(オプションI/Fタスク1004)は、
上述したようにCPU409を実体とするタスクであ
り、論理的に並行動作するものとする。
【0229】図19は、図14に示したRAM407に
格納されるページテーブルの構造を示す図であり、図1
8中のページテーブル1100に対応する。
【0230】図において、ページテーブル1100は、
ページ情報を格納する。このページテーブル1100
は、CPU409において、各ページを論理的に認識す
るためのテーブルであり、ページテーブル1100は、
「ページ番号」1101,「ラスタポインタ」110
2,「状態フラグ」1103,……,「給紙モード」1
104,「要求用紙サイズ」1105,「コピーページ
ID」1106,「処理番号」1107,「排紙モー
ド」1108,「識別名称」1109等から構成され、
実体は図14に示したRAM407の不図示の制御情報
格納領域に連続領域として存在し、不図示のページ管理
機能部またはCPU409によって獲得、解放を管理さ
れる。
【0231】ページテーブル1100内の「ラスタポイ
ンタ」1102は、図14に示した画像メモリ405中
の1ページ分の領域の先頭ポインタであり、CPU40
9は電源投入の初期化時に、前記画像メモリ405中の
不図示の該当領域をページ毎に分割してここにリンクす
る。
【0232】また、「状態フラグ」1103は、ページ
の状態を示すフラグを格納する領域であり、図19で示
すようにページの展開終了/未終了を示す「展開終了フ
ラグ」1103a,ページの指定終了/未終了を示す
「ページ指定終了フラグ」1103b,ページの印字開
始/未開始を示す「印字開始フラグ」1103c,ペー
ジの排紙終了/未終了を示す「排紙終了フラグ」110
3d,ページ情報展開領域の解放中/未解放中を示す
「解放フラグ」1103eなどがあり、この状態フラグ
により作成したページ情報がどういう状態にあるか判断
することが可能である。
【0233】さらに、「給紙モード」1104は、給紙
手段の決定方法を指示するものであり、不図示の「自動
給紙」,「カセット1(カセット230)給紙」,「ペ
ーパデッキ(カセット107)給紙」,「MPトレイ
(手差用紙トレイ202)給紙」などがあり、「自動給
紙」は、用紙サイズが一致し用紙が載置されている給紙
手段から所定の優先順に従って検索し決定するモードで
ある。
【0234】また、「要求用紙サイズ」1105は、エ
ンジンコントローラ105に対して給紙を依頼する用紙
サイズの数値表現が格納される。
【0235】さらに、「識別名称」1109には、排紙
先の排紙口名称を表す文字列が格納される図20は、図
14に示したRAM407に格納されるエンジン状態テ
ーブルの構造を示す図である。
【0236】図において、1200はエンジン状態テー
ブルで、ビデオコントローラ103において把握されて
いるエンジンコントローラ105およびオプション(1
06,107,108)の状態を示すテーブルであり、
「/RDY状態」1201,「/CCRT状態」120
2,……,「給紙段数」1203,「カセット1紙有
無」1204,「カセット1紙サイズ」1205,「ペ
ーパデッキ紙有無」1206,「ペーパデッキ紙サイ
ズ」1207,「MPトレイ紙有無」1208,「MP
トレイ紙サイズ」1209等により構成され、実際のエ
ンジンコントローラ105およびオプション(106,
107,108)の状態とは同一ではなく、任意のタイ
ミングで所定の通信によってエンジンコントローラ10
5およびオプション(106,107,108)の状態
を反映させ更新されるものである。
【0237】例えば、「/RDY状態」1201は、図
12に示した/RDY信号の状態を反映するフラグであ
り、エンジンI/Fタスクが/RDY信号の”FALS
E”を検知している間”TRUE”にする。
【0238】また、「/CCRT状態」1202は、図
12に示した/CCRT信号の状態を反映するフラグで
あり、エンジンI/Fタスクによって実際の/CCRT
信号の状態が反映される。エンジンI/Fタスクが/C
CRT信号の”TRUE”を検知し、エンジンコントロ
ーラ105の状態を所定のシリアル通信によって獲得す
ることによって前記した通り/CCRT信号は”FAL
SE”となる。
【0239】さらに、「給紙段数」1203は、オプシ
ョンカセットユニットの装着等を反映し選択可能な給紙
段数である。
【0240】また、「カセット1紙有無」1204は、
カセット230の用紙有無である。さらに、「カセット
1紙サイズ」1205は、カセット230の不図示のダ
イヤルで設定された用紙サイズであり、操作者はダイヤ
ル値と同一の用紙を載置しているという前提から、カセ
ット230の用紙サイズとして認識される。
【0241】また、「ペーパデッキ紙有無」1206
は、給紙オプションカセット107の用紙有無である。
「ペーパデッキ紙サイズ」1207は、給紙オプション
カセット107の不図示の仕切り板で設定された用紙サ
イズであり、操作者は仕切り板の値と同一の用紙を載置
しているという前提から、給紙オプションカセット10
7の用紙サイズとして認識される。
【0242】「MPトレイ紙有無」1208は、手差用
トレイ202の用紙有無である。「MPトレイ紙サイ
ズ」1209は、手差用トレイ202の不図示のセンサ
により検知された用紙サイズである。
【0243】なお、図19に示したページテーブルおよ
び図20に示したエンジン状態テーブル(図18中には
不図示)の両テーブルとも解析展開タスク、ページ操作
タスク、エンジンI/Fタスク、オプションI/Fタス
クから参照・更新される。
【0244】図21は、図14に示したRAM407に
格納されるジョブ制御テーブルの構造を示す図であり、
図18中のジョブ制御テーブル1300に対応する。
【0245】図において、ジョブ制御テーブル1300
は、CPU409において、ジョブを制御するためのテ
ーブルであり、ジョブ制御テーブル1300は、「ジョ
ブID」1301,「ジョブ完了状態」1302,…
…,「ソート指定有無」1303,「使用可能ビン番
号」1304,「ソートのコピー部数」1305,「オ
リジナルページ数」1306,「ページ数確定状態」1
307等から構成され、実体は図14に示したRAM4
07の不図示の制御情報格納領域に連続領域として存在
し、CPU409によって獲得、解放を管理される。
【0246】以下に、図18のデータフローを説明す
る。
【0247】図18に示すように、外部機器101から
入力される印字データ(制御コード、PDL等)は、ホ
ストインタフェース部402に所定のブロック単位に格
納される。
【0248】「解析展開タスク」1001は、ホストI
/F部402にデータを検出すると、図19に示したペ
ージテーブル1100を獲得する。そして上記1ブロッ
ク単位にデータを解析し、画像形成情報(PDLの図形
描画命令、文字コード等)に関しては図14に示した画
像データ発生部403を用いて、あるいはCPU409
自身でイメージ展開を行ない、図19に示したページテ
ーブル1100の「ラスタポインタ」1102で示され
る領域に格納する。
【0249】また、プリンタに対しての制御情報(コピ
ー枚数、給紙選択等)に関しては図19に示したページ
テーブル1100に格納する。1ページ分のデータを解
析展開終了した後に、「状態フラグ」内の「展開終了フ
ラグ」をTRUEにして、FIFO構造のページキュー
(例えば、画像メモリ405又はEEPROM410内
に設けられる)にエンキューする。
【0250】「ページ操作タスク」1002は、図21
に示したジョブ制御テーブル1200を参照し、上述し
たページキュー中の全てのページテーブル1100内の
「状態フラグ」1103を同時監視し、状態に応じて搬
送手順を変更して印字を実現する。
【0251】この際、オプションI/F部412により
給紙手段、排紙手段、印刷モード等の印字指定を行なう
とともに、エシジンI/F部406によって、給紙手段
等の設定をエンジンコントローラ105に対して実際に
行なう。「排紙終了フラグ」1103cがTRUEとな
ったページテーブル1100はページキューからデキュ
ーされ、図示しないページ管理機能部に戻される。
【0252】「エンジンI/Fタスク」1003及び
「オプションI/Fタスク」1004は、それぞれ、エ
ンジンI/F部406、オプションI/F部412を介
してエンジンコントローラ105及びオプションコント
ローラ部106と所定の周期で通信を行ない、ページの
状態が変化する要因が発生すると、上述の「状態フラ
グ」1103を更新する。
【0253】また、/RDY信号の変化を監視し、TR
UE→FALSEの変化に対しては、プリンタの状態を
エラー発生中とするとともにエラーの解除を監視する。
さらに、/RDY信号、及び/CCRT信号など、状態
の変化を監視し、上述した(手順1)及び(手順2)を
実行し、図20に示した「エンジン状態テーブル」12
00を更新する。
【0254】パネル部104からの動作モード指定(コ
ピー枚数、給紙選択等)は、パネルI/F部401に―
旦格納される。不図示のプリンタ制御タスクは、適当な
間隔によってパネルI/F部401を巡回監視し、デー
タが存在するとEEPROM410に格納し、同時に制
御情報としてRAM407の不図示の制御情報格納領域
に格納する。EEPROM410に格納することによっ
て、プリンタの電源を一旦OFFした後でも、ユーザの
所望のモードによってプリンタを動作させることが可能
となる。
【0255】以下、図22を参照して、画像記録装置1
02の印刷データを受信し印刷完了するまでの処理手順
について説明する。
【0256】図22は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第5の制
御処理手順を示すフローチャートであり、画像記録装置
102がホストコンピュータ等の外部機器101より印
刷データを受信し印刷完了するまでの処理に対応し、図
14に示したCPU409がROM404又は図示しな
いその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて
実行する。なお、S501〜S519は各ステップを示
す。また、ステップS501,S502は、解析展開タ
スク1001により実行され、ステップS503〜S5
13,S518,S519は、ページ操作タスク100
2により実行され、ステップS514〜S517は、エ
ンジンI/Fタスク1003により実行されるものとす
る。
【0257】まず、ステップS501において、解析展
開タスク1001が、ホストコンピュータ等の外部機器
101から送られた印刷ジョブ(印刷データ,制御デー
タ)を解析し、ステップS502において、制御情報及
び描画情報をメモリに展開格納する。即ち、解析展開タ
スク1001が、受信した印刷ジョブを解析し、印刷デ
ータの制御情報(属性情報)より、この印刷ジョブで印
刷する総ページ数(指定された各排紙口名称毎の印刷部
数の総計)だけページテーブル1100を作成してRA
M407に格納するとともに、描画情報(PDLデー
タ)を展開して画像メモリ405へ格納する。
【0258】ここで、このページテーブル1100に
は、印刷データの制御情報(属性情報)として指定され
た属性のみが格納される(ページテーブル1100の
「排紙モード」1108には排紙モードを示す値が格納
され、「識別名称」1109には排紙口名称を表す文字
列が格納される)。
【0259】なお、ステップS503以降の検索処理
は、上記のように作成されたページテーブル単位で行う
ものとなる。
【0260】次に、ステップS503において、ページ
操作タスク1002が、メモリ(RAM407)に格納
された制御情報(属性情報)から排紙モードが自動指定
かどうかを判断し、自動指定でないと判断された場合
は、ステップS512において、固定時の処理として制
御情報に基づき固定的に指定された排紙口を選択し、ス
テップS514に進む。
【0261】一方、ステップS503で、制御情報から
排紙モードが自動指定であると判断された場合は、ステ
ップS504において、ジョブセパレートが指定されて
いるかどうかを判断し、ジョブセパレートが指定されて
いると判断された場合は、ステップS505において、
ジョブセパレート指定時の検索処理(後述する図23に
示す)を行い、ステップS514に進む。
【0262】一方、ステップS504でジョブセパレー
トが指定されていないと判断された場合は、ステップS
506において、メールボックス排紙が指定されている
かどうかを判断し、メールボックス排紙が指定されてい
ると判断された場合は、ステップS507において、メ
ールボックス排紙指定時の検索処理(後述する図24に
示す)を行い、ステップS514に進む。
【0263】一方、ステップS506でメールボックス
排紙が指定されていないと判断された場合は、ステップ
S508において、ソートが指定されているかどうかを
判断し、ソートが指定されていると判断された場合は、
ステップS509において、ソート指定時の検索処理を
行い、ステップS514に進む。
【0264】一方、ステップS508でソートが指定さ
れていないと判断された場合は、ステップS510にお
いて、スタックが指定されているかどうかを判断し、ス
タックが指定されていると判断された場合は、ステップ
S511において、スタック指定時の検索処理を行い、
ステップS514に進む。
【0265】一方、ステップS510でスタックが指定
されていないと判断された場合は、ステップS513に
おいて、不正指定時の検索処理を行い、ステップS51
4に進む。
【0266】次に、ステップS514において、エンジ
ンI/Fタスク1003が、EEPROM410内に格
納された積載状態等のチェックやエンジンコントローラ
105を介してエンジンの図示しない各センサ等をチェ
ックして、満載,紙詰まり等の異常なしかどうかを判断
し、異常なしと判断された場合は、ステップS515に
おいて、エンジン制御処理(印刷処理)を実行し、ステ
ップS516において、印刷用紙の排紙を待って排紙終
了、あるいはジョブ終了をホストコンピュータ101に
通知する排紙通知処理(後述する図25に示す)を行
う。
【0267】一方、ステップS514において、異常あ
り(例えば満載等の異常がある)と判断された場合は、
ステップS517において、異常の内容に応じたエラー
表示を画像記録装置102のパネル部104に行うとと
もに、ホストコンピュータ101に、異常の内容および
エラー表示のイベントを通知し、ステップS518にお
いて、ユーザのオペレーションにより異常が解除される
のを待って、異常が解除されたと判断されたら、ステッ
プS519において、パネル部104のエラー表示を解
除するとともに、ホストコンピュータ101に、エラー
表示解除のイベントを通知し、ステップS503の処理
から再度行い、リカバリ処理に入る。
【0268】上記ステップS503〜S519の処理を
繰り返し、印刷ジョブの排紙が全て終了したら、印刷ジ
ョブの終了通知イベントを各ホストコンピュータに送信
し、それぞれのホストコンピュータのUI上において、
どの排紙口に用紙が出力されたのかをユーザに通知する
排紙通知処理(後述する図25に示す)を行う(S51
6)。
【0269】図23は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第6の制
御処理手順を示すフローチャートであり、図22のステ
ップS505に示したジョブセパレート排紙検索処理
(ジョブセパレート排紙モード時の排紙口検索処理)に
対応し、図14に示したCPU409がROM404又
は図示しないその他の記憶媒体に格納されたプログラム
に基づいて実行する。なお、S601〜S606は各ス
テップを示す。
【0270】ジョブセパレート排紙検索処理が開始され
たら、まず、ステップS601において、ジョブセパレ
ート排紙モード時の印刷データ(印刷ジョブ)に属性値
として含まれている印刷指定元の識別名称(ユーザの名
称等を表すオーナ名称)を取り出す。即ち、ページテー
ブル1100より、排紙口名称(「識別名称」110
9)を取り出す。
【0271】ステップS602において、ステップS6
01で取り出した指定排紙口名称(識別名称)とメール
ボックス排紙モード用として各排紙口に登録されている
排紙口名称(EEPROM410に格納されている)と
比較により同一の排紙口名称があるかどうか判断する。
【0272】ステップS602で同一の排紙口名称が存
在すると判断された場合は、ステップS603におい
て、現在参照しているページテーブルのページに対して
その名称で登録されている排紙口を指定印刷データの排
紙口として決定(指定)し、処理を終了する。
【0273】一方、ステップS602で同一の排紙口名
称が存在しないと判断された場合は、ステップS604
において、図15に示したEEPROM410に格納さ
れた排紙ビンの積載状態に基づいて判定し、未積載の排
紙口があるか否かを判定し、未積載の排紙口があると判
定された場合は、ステップS605において、未積載の
排紙口の中の優先順位に従って最優先排紙口を指定印刷
データの排紙口として決定するとともにその排紙口にス
テップS601で取り出した印刷指定元の識別名称を新
規に登録し、ジョブセパレート排紙の検索処理を終了す
る。なお、上記ステップS605で排紙口に登録された
識別名称は、次からのジョブセパレート排紙指定の検索
処理においてステップS602の判定処理に利用され
る。
【0274】一方、ステップS604において、未積載
の排紙口が存在しないと判定された場合は、ステップS
606において、不正指定時の検索処理としてエスケー
プ用の排紙口を指定印字データの排紙口に決定する等の
処理を行い、ジョブセパレート排紙の検索処理を終了す
る。
【0275】なお、上記排紙口の優先順位は、より上段
のビンがより優先順位が高いビンであるように構成して
も、より下段のビンがより優先順位が高いビンであるよ
うに構成してもよい。
【0276】また、上記ステップS605において新規
登録された排紙口の識別名称は、CPU409が、その
該排紙口に積載された記録媒体をすべて取り除いたこと
を検知した場合に、削除するものとする。
【0277】図24は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第7の制
御処理手順を示すフローチャートであり、図22のステ
ップS507に示したメールボックス排紙検索処理(メ
ールボックス排紙モード時の排紙口検索処理)に対応
し、図14に示したCPU409がROM404又は図
示しないその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基
づいて実行する。なお、S701〜S704は各ステッ
プを示す。
【0278】メールボックス排紙検索処理が開始された
ら、まず、ステップS701において、印刷データ(印
刷ジョブ)に指定されている排紙口名称を取り出す。即
ち、ページテーブル1100より、排紙口名称(「識別
名称」1109)を取り出す。
【0279】ステップS702において、ステップS7
01で取り出した排紙口名称(識別名称)とメールボッ
クス排紙モード用として各排紙口に登録されている排紙
口名称(EEPROM410に格納されている)との比
較により同一の排紙口名称があるかどうか判断する。
【0280】ステップS702で同一の排紙口名称が存
在すると判断された場合は、ステップS703におい
て、現在参照しているページテーブルのページに対して
その名称で登録されている排紙口を指定印刷データの排
紙口として決定(指定)し、処理を終了する。
【0281】一方、ステップS702で同一の排紙口名
称が存在しないと判断された場合は、ステップS704
において、不正指定時の検索処理としてエスケープ用の
排紙口を指定印字データの排紙口に決定する等の処理を
行い、メールボックス排紙の検索処理を終了する。
【0282】図25は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第8の制
御処理手順を示すフローチャートであり、図22のステ
ップS516に示した排紙通知処理(排紙終了時又はジ
ョブ終了時のホストコンピュータに対する通知処理)に
対応し、図14に示したCPU409がROM404又
は図示しないその他の記憶媒体に格納されたプログラム
に基づいて実行する。なお、S801〜S805は各ス
テップを示す。
【0283】印刷処理を実行したら、まず、ステップS
801において、そのページが排紙されたかどうか判断
し、まだ排紙されていないと判断された場合は、一定時
間待ちながらステップS801の判断処理を繰り返す。
【0284】一方、ステップS801で、もしそのペー
ジが排紙されたことが検知(判断)された場合は、ステ
ップS802において、そのページが排紙された排紙口
に登録されている識別名称と前記排紙されたページの印
刷指定元のオーナ名称(ユーザ名称)が一致するかどう
かの判断を行う。
【0285】ただし、このステップS802の判断は、
排紙口に登録可能な名称を部署名等のグループ名称でも
可能にする場合は、印刷指定時にグループ名称もホスト
コンピュータ101上でジョブの属性値として設定でき
るようにし、排紙口に登録されている識別名称と印刷指
定元のグループ名称が一致するかどうかの判断としても
よい。
【0286】また、このステップS802の判断は、ジ
ョブセパレート排紙モードにより運用されていた場合
は、ジョブセパレート排紙モード用として登録されてい
る識別名称との一致を判断し、メールボックス排紙モー
ドにより運用されていた場合は、メールボックス排紙モ
ード用として登録されている識別名称との一致を判断す
るものとする。
【0287】ステップS802の判断において、もし排
紙口名称と印刷指定元名称一致しないと判断された場合
は、ステップS803において、ジョブセパレート排紙
あるいはメールボックス排紙といった排紙口に識別名称
を登録する名称排紙モードから別の排紙モードに変更さ
れて印刷指定されたジョブのページが排紙された排紙口
にはその排紙口に登録されている名称のユーザとは異な
るユーザの用紙が混ざって積載されていると判定し、そ
の排紙口に登録されている名称のユーザが登録されてい
る(ログインしている)ホストコンピュータへ「他のユ
ーザの用紙が積載されました。」,カレントジョブの指
定元のホストコンピュータ(又はプリンタ102が接続
される全てのホストコンピュータ)へ「ビン1には、別
のユーザの用紙が積載されています。」を通知し、ステ
ップS804に進む。
【0288】一方、ステップS802の判断において、
排紙された排紙口に登録されている識別名称と印刷指定
元のオーナ名称(ユーザ名称)が一致すると判断された
場合は、そのままステップS804に進む。
【0289】次に、ステップS804において、そのペ
ージがジョブの最後のページかどうかを判断し、ジョブ
の最後のページでないと判断された場合は、そのまま排
紙通知処理を終了する。
【0290】一方、ステップS804の判断において、
そのページがジョブの最後のページであると判断された
場合は、ステップS805において、ジョブが終了した
ことおよびこのジョブで排紙された排紙口をカレントジ
ョブの指定元のホストコンピュータ(混載されている場
合(ステップS802でNo)はその排紙口に登録され
ている名称のユーザのホストコンピュータ、又はプリン
タ102が接続される全てのホストコンピュータ)へ通
知し、排紙通知処理を終了する。
【0291】以下、図26を参照して、本発明の画像記
録装置の排紙ビンの情報更新を行う処理を説明する。
【0292】図26は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第9の制
御処理手順を示すフローチャートであり、排紙ビンの情
報更新を行う処理に対応し、図14に示したCPU40
9がROM404又は図示しないその他の記憶媒体に格
納されたプログラムに基づいて実行する。なお、S90
1〜S903は各ステップを示す。
【0293】排紙口の状態は、一定周期間隔で状態変化
するステータス情報(オプションコントローラ部106
の共有メモリ(図15)にアクセスを行ないオプション
とコマンドステータスのやりとりを行なってステータス
情報)を取得し、更新を行う(図14に示したEEPR
OM410内に格納する)。
【0294】まず、ステップS901において、各排紙
ビンの積載量(状態)に変化があるかどうかを図15に
示した共有メモリを参照して判断し、排紙ビンの積載量
に変化があると判定された場合は、ステップS902に
おいて、図14に示したEEPROM410に格納され
た排紙ビンの積載状態(状態変化のあった排紙ビンの積
載状態)を更新し、ステップS903に進む。
【0295】一方、ステップS901で各排紙ビンの積
載量に変化がないと判定された場合は、そのままステッ
プS903に進む。
【0296】次に、ステップS903において、一定時
間ウエイトし、ステップS901の処理を繰り返す。
【0297】以上の処理により、一定周期間隔で確実に
排紙ビンの情報更新を行うことができる。
【0298】なお、ステップS901において、排紙口
に積載された記録媒体が全て取り除かれた排紙口が検知
された場合、ステップS902において、該排紙口に対
してジョブセパレート排紙モードとして登録された識別
名称を削除するものとする。以下、図27を参照して、
ホストコンピュータ101上でのプリンタ状態を示す情
報及び表示の更新を行う処理手順について説明する。
【0299】図27は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第10の
制御処理手順を示すフローチャートであり、ホストコン
ピュータ上でのプリンタ状態を示す情報及び表示の更新
を行う処理に対応し、ホストコンピュータ101の不図
示のCPUがROM又はその他の記憶媒体に格納された
プログラムに基づいて実行する。なお、S1001〜S
1003は各ステップを示す。
【0300】まず、ステップS1001において、イベ
ント通知(図22のステップS516の排紙通知(図2
5のステップS803の排紙口に名称混載があることの
通知,ステップS805のジョブの終了の通知),ステ
ップS517におけるエラー表示の通知,ステップS5
19におけるエラー表示解除の通知等)があるまで待機
し、プリンタの状態が変化して、イベント通知があった
と判断された場合は、通知されたイベントを受け取り、
ステップS1002において、その内容(排紙口に名称
混載があることの通知,ジョブの終了の通知,エラー表
示の通知,エラー表示解除通知等)を解析する。
【0301】次に、ステップS1003において、解析
した結果その内容に基づいて通知内容の表示部(CR
T,LCD等)への表示又は表示解除を行い、プリンタ
の状態変化をユーザに知らせる。
【0302】例えば、図1に示したように、既にジョブ
セパレート排紙モードでの印刷ジョブがユーザ「yui
chi」,「maekawa」,「kakky」,「h
kita」により実行され、(またはメールボックス排
紙モードの登録処理において、)画像記録装置の排紙口
「ビン1」,「ビン2」,「ビン3」,「ビン4」に
は、それぞれのユーザ名「yuichi」,「maek
awa」,「kakky」,「hkita」が登録され
ている。
【0303】この状況において、ユーザ「yuich
i」がソート排紙モードでの印刷ジョブを指定した場
合、画像記録処理は、排紙モードがジョブセパレート排
紙モード(メールボックス排紙モード)とは異なるモー
ドであることにより、印刷ジョブの排紙口選択時に既に
登録されている排紙口の名称を無視して図1に示したよ
うに「ビン1」,「ビン2」,「ビン3」のそれぞれの
排紙口に排紙を行う。
【0304】ここで、ジョブセパレート排紙モード(メ
ールボックス排紙モード)としての排紙口の積載状態を
解釈した場合、「ビン2」と「ビン3」は共に複数の印
刷指定元ユーザのジョブが排紙されていることになって
しまう。
【0305】そこで、画像記録装置が、複数の印刷指定
元ユーザのジョブが混載している排紙口を検知して、そ
の排紙口に登録されているユーザのホストコンピュータ
に対して、例えば、ホストコンピュータ101B(ユー
ザ「maekawa」)には「ビン2に他のユーザの用
紙が混載されています。」,ホストコンピュータ101
c(ユーザ「kakky」)には「ビン3に他のユーザ
の用紙が混載されています。」等のメッセージを通知
し、その通知を受信したホストコンピュータ101B,
101Cがユーザに対してそれぞれのメッセージを表示
する。
【0306】このメッセージにより、ジョブセパレート
排紙モード(メールボックス排紙モード)からソート排
紙モードに切り替わって、そのユーザが使用している排
紙口に他のユーザのジョブが排紙されても、その旨をユ
ーザに知らしめることにより、間違って他のユーザの出
力用紙を取ってしまうことを防止することができる。ま
た、ジョブセパレート排紙モードでは、印刷指定元のユ
ーザ名称に一致する識別名称が存在せず、他に排紙可能
な未積載の排紙口が存在しないために、印刷できない、
あるいはエスケープ用の排紙口に排紙したといった場合
がある。
【0307】そのような場合、印刷ジョブ中、あるいは
印刷ジョブ終了時に印刷指定元ユーザの名称で登録され
ている排紙口への排紙が正常に行われたかどうかの情報
を取得して、ジョブ中に「あなたのジョブは、排紙可能
な空きのビンがないため印刷できません。」等のメッセ
ージを表示したり、ジョブ終了後に「あなたのジョブ
は、エスケープビンに排紙しました。」等のメッセージ
を表示したりして、ユーザに排紙状況を通知する。
【0308】さらに、排紙モードが切り替わったことに
より、あるユーザ名称で登録されている排紙口に他のユ
ーザの出力用紙が積載されて名称混載となってしまった
といった場合もある。
【0309】そのような場合、印刷ジョブ中、あるいは
印刷終了時に、名称混載が生じている排紙口が存在する
かどうかの情報を取得して、「”maekawa”のビ
ンには、”yuichi”の用紙が出力されていま
す。」等のメッセージを全てのホストコンピュータで表
示したり、名称混載となっている排紙口に登録されてい
るユーザのホストコンピュータのみに対して「あなたの
ビンには”yuichi”の用紙が出力されていま
す。」等のメッセージを表示したりして、間違って他の
ユーザの出力用紙を取ってしまわないように、ユーザに
注意を促す。
【0310】なお、名称混載によりホストコンピュータ
上に表示された警告メッセージは、名称混載となってい
た排紙口の用紙がすべて取り除かれれば、画像記録装置
より状態通知を受けて解除される。
【0311】また、図1に示したように、画像記録装置
の排紙口「ビン1」,「ビン2」,「ビン3」,「ビン
4」に、それぞれのユーザ名が登録されている状況にお
いて、図示しないホストコンピュータから識別名称の指
定に対応していないプリンタドライバにより生成された
印刷ジョブを受信し、例えば「ビン1」に排紙した場
合、「ビン1」で他のユーザとの混載が生じてしまう。
この場合にも、「ビン1」に登録されているユーザのホ
ストコンピュータにその旨を通知するので、「ビン1」
に登録されているユーザが誤って他人のシートを持ち去
ってしまわないように警告することができる。
【0312】以上のような警告メッセージの表示は、言
うまでもなくホストコンピュータ上のみならず、画像記
録装置のパネル部104にも表示するものであってもよ
い。この場合、パネル部104上に設けられた不図示の
LCD等の表示部に不正な記録媒体を積載された排紙口
を表示するようにしてもよいし、排紙口に不正な記録媒
体が積載されたことを示すLED等を設け、該LEDを
点灯するように構成してもよい。
【0313】〔第2実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、排紙モードがジョブセパレート排紙モード、ある
いはメールボックス排紙モードといった、画像記録装置
の各排紙口に識別名称を登録してそれぞれの排紙口に登
録されているユーザ専用に排紙口の排他制御を行うモー
ドから、ユーザ間での排紙口の排他制御を無視するよう
な別の排紙モードに切り替わることにより、予め登録さ
れている名称とは異なる名称のユーザの出力用紙が排紙
されてしまっても、警告メッセージをホストコンピュー
タ上で表示して予め登録されているユーザが間違って他
のユーザの出力用紙を取り除かないように注意を促す場
合について説明したが、排紙モードがジョブセパレート
排紙モード、あるいはメールボックス排紙モードといっ
た、画像記録装置の各排紙口に識別名称を登録してそれ
ぞれの排紙口に登録されているユーザ専用に排紙口の排
他制御を行うモードで運用されていて、既に識別名称が
登録されている排紙口に対してあるユーザが手で用紙を
置いた場合にも、その排紙口に登録されているユーザに
対して「あなたの排紙口に不明の用紙が積載されまし
た。」等の警告メッセージをホストコンピュータ上に表
示するように構成してもよい。以下、その実施形態につ
いて説明する。
【0314】画像記録装置による排紙制御を受けていな
い用紙、あるいは一度排紙制御を受けてどこかの排紙口
に排紙された用紙が、ユーザの手により識別名称が登録
されている排紙口に不正に置かれた場合に、上記のよう
な警告メッセージを表示することによって、その排紙口
に登録されているユーザは、自分の排紙口に不正に置か
れた用紙があることを容易に察知するこができる。
【0315】なお、識別名称が登録されている排紙口に
不正な用紙が置かれたかどうかは、印刷処理を行ってい
ないときに排紙口の積載量が増えたかどうか、あるいは
印刷処理中に印刷ページの排紙先ではない排紙口の積載
量が増えたかどうか、印刷処理中の積載量の増え方が不
正であるかどうか等を図26に示した排紙口情報更新処
理により更新される図14に示したEEPROM410
に格納された排紙ビンの積載状態に基づいて検知するこ
とにより、図14に示したCPU409が判断処理する
ものとする。
【0316】また、図26に示した排紙口情報更新処理
により更新される図14に示したEEPROM410に
格納された排紙ビンの積載状態に基づいて、不正な積載
のあった排紙口の用紙がすべて取り除かれたと図14に
示したCPU409が判定した場合には、ホストコンピ
ュータ上で表示していた警告メッセージを解除するよう
に、ホストコンピュータに対して警告メッセージ解除の
通知を行う。
【0317】これにより、ユーザの手により識別名称が
登録されている排紙口に用紙が置かれた場合、その排紙
口に登録されているユーザは、自分の排紙口に不正に置
かれた用紙があることを容易に察知するこができ、不正
に置かれた他人の用紙を誤って持ち去ってしまうことを
防止することができる。
【0318】さらに、メールボックス排紙モードにおい
て、各排紙口を各ユーザ専用のメールボックスとして使
用している場合に、本発明の画像記録装置で印刷した用
紙以外の用紙(資料)をそのユーザに配布したい時、該
用紙をそのユーザの登録されている排紙口に積載するだ
けで、そのユーザに新たな資料が配布されたことを自動
的に通知することもでき、新たな資料がメールボックス
に配布されたにもかかわらず、ユーザがいつまでもその
事に気付かず、その資料がそのままとなってしまうこと
を防止することができる。
【0319】なお、上述したCPU409の処理はRO
M404に格納されるプログラムに基づいて実行される
ものとする。
【0320】以上より、ジョブセパレート排紙、メール
ボックス排紙といった、画像記録装置の各排紙口に識別
名称を登録してそれぞれの排紙口に登録されているユー
ザ専用に排紙口の排他的制御を行う排紙モードで運用さ
れている場合に、識別名称が既に登録された排紙口に対
して一時的に別の排紙モードで用紙が積載されても、そ
の用紙が積載されたすべての排紙口に登録されているそ
れぞれのユーザのホストコンピュータに対して別のユー
ザの出力した用紙が積載されたことを通知して、それぞ
れのユーザに注意を促すことにより、間違って別のユー
ザの出力した用紙を持っていってしまうのを未然に防ぐ
ことができる。
【0321】したがって、ネットワークを共有する複数
のユーザは、排紙モードを自由に切替えることができ、
また、排紙モードが切り替わることによって生じる複数
ユーザの出力用紙の混載に対して容易に察知することが
できる。
【0322】以下、図28に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像記録装置およびデータ処理装置を適
用可能な画像記録システムで読み出し可能なデータ処理
プログラムの構成について説明する。
【0323】図28は、本発明に係る画像記録装置およ
びデータ処理装置を適用可能な画像記録システムで読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図である。
【0324】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0325】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0326】本実施形態における図4,図5,図7,図
16,図17,図22,図23,図24,図25,図2
6,図27に示す機能が外部からインストールされるプ
ログラムによって、ホストコンピュータにより遂行され
ていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラ
ッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネッ
トワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含
む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用
されるものである。
【0327】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0328】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0329】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM,シリコンディスク等を用いることが
できる。
【0330】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0331】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0332】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0333】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0334】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,2,6,10の発明によれば、複数の排紙口のそれ
ぞれに対して前記各上位装置に関連付けられた識別名称
を登録手段が登録し、前記上位装置より受信した印刷ジ
ョブに付加されている識別名称および前記登録手段によ
り登録された各排紙口の識別名称に基づいて、第1の制
御手段が前記印刷ジョブの排紙を制御し、前記第1の制
御手段により前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態
で運用されている状態で、前記各排紙口に登録されてい
る識別名称を無視した形態で不正に記録媒体が積載され
た排紙口を検出手段が検出し、前記検出手段により検出
された排紙口に不正に記録媒体が積載されたことを前記
上位装置に通知手段が通知するので、排紙口に登録され
ているユーザ専用に排紙口の排他的制御を行う排紙モー
ドで運用されている場合に、あるユーザ専用の排紙口に
対して一時的に別のユーザの用紙が積載されても、その
排紙口に登録されているユーザが間違って別のユーザの
用紙を取り去ってしまうことを未然に防止することがで
きる。
【0335】第3の発明によれば、前記検出手段は、前
記第1の制御手段により前記各排紙口が識別名称に応じ
た利用形態で運用されている状態で、人為により不正に
記録媒体が積載された排紙口を検出するので、排紙口に
登録されているユーザ専用に排紙口の排他的制御を行う
排紙モードで運用されている場合に、あるユーザ専用の
排紙口に対して一時的に別のユーザが手で用紙を積載し
ても、その排紙口に登録されているユーザが間違って別
のユーザが積載した用紙を取り去ってしまうことを未然
に防止することができる。
【0336】第4の発明によれば、前記第1の制御手段
は、前記印刷ジョブに指定されている識別名称と同一の
識別名称が登録されている排紙口を検索し、該排紙口が
存在する場合は、該排紙口に排紙を行い、該排紙口が存
在しない場合は、未積載の排紙口に対して前記識別名称
を登録し、該排紙口に排紙を行うものであり、前記各排
紙口の記録媒体積載状態を監視し、積載された記録媒体
が全て取り除かれた排紙口を検出した場合、前記排紙口
に対して登録されている識別名称を前記登録手段から消
去する監視手段を設けたので、排紙口にユーザを動的に
登録して該排紙口に登録されているユーザ専用に排紙口
の排他的制御を行うジョブセパレート排紙モードで運用
されている場合に、あるユーザ専用の排紙口に対して一
時的に別のユーザの用紙が積載されても、その排紙口に
登録されているユーザが間違って別のユーザの用紙を取
り去ってしまうことを未然に防止することができる。
【0337】第5の発明によれば、前記第1の制御手段
は、前記印刷ジョブに指定されている識別名称と同一の
識別名称が登録されている排紙口に排紙を行うので、排
紙口にユーザを固定的に登録して該排紙口に登録されて
いるユーザ専用に排紙口の排他的制御を行うメールボッ
クス排紙モードで運用されている場合に、あるユーザ専
用の排紙口に対して一時的に別のユーザの用紙が積載さ
れても、その排紙口に登録されているユーザが間違って
別のユーザの用紙を取り去ってしまうことを未然に防止
することができる。
【0338】第7の発明によれば、前記通知手段は、前
記検出手段により検出される不正な記録媒体が積載され
た排紙口に登録されている識別名称に基づいて、前記識
別名称に関連づけられている上位装置に対してのみ、前
記検出手段により検出された排紙口に不正な記録媒体が
積載されたことを通知するので、あるユーザ専用の排紙
口に対して一時的に別のユーザの用紙が積載されとこと
をその排紙口に登録されているユーザに通知することが
できる。
【0339】第8の発明によれば、前記通知手段は、前
記所定の排紙口に不正な記録媒体が積載された場合に、
前記所定の通信媒体によって通信可能なすべての上位装
置に対して、前記検出手段により検出された排紙口に不
正な記録媒体が積載されたことを通知するので、あるユ
ーザ専用の排紙口に対して一時的に別のユーザの用紙が
積載されとことを、全てのユーザに通知することができ
る。
【0340】第9の発明によれば、前記検知手段により
検知した不正な記録媒体が積載された排紙口を表示する
LCD、または排紙口に不正な記録媒体が積載されたこ
とを示すLED等の表示手段を設けたので、あるユーザ
専用の排紙口に対して一時的に別のユーザの用紙が積載
されとことを報知することができる。
【0341】第11,15の発明によれば、前記複数の
排紙口のそれぞれに対して前記各データ処理装置に関連
付けられた識別名称を登録する登録手段と、前記データ
処理装置より受信した印刷ジョブに付加されている識別
名称および前記登録手段により登録された各排紙口の識
別名称に基づいて、前記印刷ジョブの排紙を制御する第
1の制御手段と、前記第1の制御手段により前記各排紙
口が識別名称に応じた利用形態で運用されている状態
で、前記各排紙口に登録されている識別名称を無視した
形態で不正に記録媒体が積載された排紙口を検出する検
出手段と、前記検出手段により検出された排紙口に不正
に記録媒体が積載されたことを前記データ処理装置に通
知する通知手段とを有する画像記録装置と、前記画像記
録装置より通知される情報を取得し、該取得した情報に
基づいてユーザに対するメッセージを表示する表示手段
を有するデータ処理装置とを備えるので、排紙口に登録
されているユーザ専用に排紙口の排他的制御を行う排紙
モードで運用されている場合に、あるユーザ専用の排紙
口に対して一時的に別のユーザの用紙が積載されても、
その排紙口に登録されているユーザが間違って別のユー
ザの用紙を取り去ってしまうことを未然に防止すること
ができる。
【0342】第12の発明によれば、前記データ処理装
置に、印刷時にデータ処理装置自身の固有の識別名称を
取得し、該取得した識別名称を排紙先指定に含めた印刷
ジョブを作成する第1のジョブ作成手段を設けたので、
排紙口にユーザを動的に登録して該排紙口に登録されて
いるユーザ専用に排紙口の排他的制御を行うジョブセパ
レート排紙モードで運用されている場合に、あるユーザ
専用の排紙口に対して一時的に別のユーザの用紙が積載
されても、その排紙口に登録されているユーザが間違っ
て別のユーザの用紙を取り去ってしまうことを未然に防
止することができる。
【0343】第13,14の発明によれば、前記データ
処理装置に、前記画像記録装置の各排紙口に対して識別
名称を登録するための複数の識別名称登録内容を入力す
る入力手段と、前記入力手段により入力された前記複数
の識別名称登録内容を前記画像記録装置に送信する登録
内容送信手段と、前記画像記録装置の各排紙口に登録さ
れた複数の識別名称を前記画像記録装置より取得する識
別名称取得手段と、印刷時に、前記識別名称取得手段に
より取得した複数の識別名称のいずれか複数を印刷デー
タの排紙先指定に含めた印刷ジョブを作成する第2のジ
ョブ作成手段を設けたので、排紙口にユーザを固定的に
登録して該排紙口に登録されているユーザ専用に排紙口
の排他的制御を行うメールボックス排紙モードで運用さ
れている場合に、あるユーザ専用の排紙口に対して一時
的に別のユーザの用紙が積載されても、その排紙口に登
録されているユーザが間違って別のユーザの用紙を取り
去ってしまうことを未然に防止することができる。
【0344】第16の発明によれば、前記画像記録装置
の通知手段は、前記検出手段により検出される不正な記
録媒体が積載された排紙口に登録されている識別名称に
基づいて、前記識別名称に関連づけられているデータ処
理装置に対してのみ、前記検出手段により検出された排
紙口に不正な記録媒体が積載されたことを通知するもの
であり、前記データ処理装置の表示手段は、前記画像記
録装置より不正な記録媒体が積載されたことを示す通知
を取得した場合に、記録媒体の取り間違いが起こらない
ように注意を促すメッセージを表示するので、あるユー
ザ専用の排紙口に対して一時的に別のユーザの用紙が積
載されとことをその排紙口に登録されているユーザに通
知することができる。
【0345】第17の発明によれば、前記画像記録装置
の通知手段は、前記所定の排紙口に不正な記録媒体が積
載された場合に、前記所定の通信媒体によって通信可能
なすべてのデータ処理装置に対して、前記検出手段によ
り検出された排紙口に不正な記録媒体が積載されたこと
を通知するものであり、前記データ処理装置の表示手段
は、前記画像記録装置より不正な記録媒体が積載された
ことを示す通知を取得した場合に、不正な記録媒体が積
載された排紙口を明示してユーザ間で記録媒体の取り間
違いが起こらないように注意を促すメッセージを表示す
るので、あるユーザ専用の排紙口に対して一時的に別の
ユーザの用紙が積載されとことを、全てのユーザに通知
することができる。
【0346】第18,20の発明によれば、複数の排紙
口のそれぞれに対して前記各上位装置に関連付けられた
識別名称を登録し、前記上位装置より受信した印刷ジョ
ブに付加されている識別名称および登録された各排紙口
の識別名称に基づいて、前記印刷ジョブを排紙し、前記
各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運用されている
状態で、前記各排紙口に登録されている識別名称を無視
した形態で不正に記録媒体が積載された排紙口を検出
し、該検出された排紙口に不正に記録媒体が積載された
ことを前記上位装置に通知するので、排紙口に登録され
ているユーザ専用に排紙口の排他的制御を行う排紙モー
ドで運用されている場合に、あるユーザ専用の排紙口に
対して一時的に別のユーザの用紙が積載されても、その
排紙口に登録されているユーザが間違って別のユーザの
用紙を取り去ってしまうことを未然に防止することがで
きる。
【0347】第19,21の発明によれば、前記画像記
録装置において複数の排紙口のそれぞれに対して前記各
データ処理装置に関連付けられた識別名称を登録し、前
記データ処理装置より受信した印刷ジョブに付加されて
いる識別名称および登録された各排紙口の識別名称に基
づいて、前記印刷ジョブを排紙し、前記各排紙口が識別
名称に応じた利用形態で運用されている状態で、前記各
排紙口に登録されている識別名称を無視した形態で不正
に記録媒体が積載された排紙口を検出し、該検出された
排紙口に不正に記録媒体が積載されたことを前記データ
処理装置に通知し、前記データ処理装置において前記画
像記録装置より通知される情報を取得し、該取得した情
報に基づいてユーザに対するメッセージを表示するの
で、排紙口に登録されているユーザ専用に排紙口の排他
的制御を行う排紙モードで運用されている場合に、ある
ユーザ専用の排紙口に対して一時的に別のユーザの用紙
が積載されても、その排紙口に登録されているユーザが
間違って別のユーザの用紙を取り去ってしまうことを未
然に防止することができる。
【0348】従って、排紙口に登録されているユーザ専
用に排紙口の排他的制御を行う排紙モードで画像記録シ
ステムが運用されている状態で、排紙モードを切替えて
出力がなされても、排紙モードが切り替わることによっ
て生じる複数ユーザの出力用紙の混載に対して容易に察
知することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置およびデータ処理装置を
適用可能な画像記録システムの構成を説明する図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明のデータ処理装置のジョブパケット,管
理パケットの構造について説明する図である。
【図4】本発明のデータ処理装置および画像記録装置を
適用可能な画像記録システムの第1の制御処理手順を示
すフローチャートである。
【図5】本発明のデータ処理装置および画像記録装置を
適用可能な画像記録システムの第1の制御処理手順を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施形態を示す画像記録装置の構
成を説明するブロック図である。
【図7】本発明のデータ処理装置および画像記録装置を
適用可能な画像記録システムの第2の制御処理手順を示
すフローチャートである。
【図8】図6に示したジョブ読み出しテーブルを表す説
明図である。
【図9】図1に示した画像記録装置を適用可能なレーザ
ビームプリンタの構成を説明するブロック図である。
【図10】図9に示したプリンタの構成を説明する断面
図である。
【図11】図9に示したプリンタの構成を説明するブロ
ック図である。
【図12】ビデオコントローラ(VC)とエンジンコン
トローラ(EC)との間でやりとりされる信号を説明す
る図である。
【図13】ビデオコントローラ(VC),エンジンコン
トローラ(EC)とオプションコントローラ(OC)部
との間でやりとりされる信号を説明する図である。
【図14】図9に示したビデオコントローラの構成を説
明するブロック図である。
【図15】図9に示したオプションコントローラ部内に
設けられるRAMに確保されるビデオコントローラとの
共有メモリの摸式図である。
【図16】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第3の処理手順を示す
フローチャートである。
【図17】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第4の処理手順を示す
フローチャートである。
【図18】図9に示した外部機器からオプションコント
ローラ部及びエンジンコントローラまでのデータフロー
を示す図である。
【図19】図14に示したRAMに格納されるページテ
ーブルの構造を示す図である。
【図20】図14に示したRAMに格納されるエンジン
状態テーブルの構造を示す図である。
【図21】図14に示したRAMに格納されるジョブ制
御テーブルの構造を示す図である。
【図22】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第5の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図23】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第6の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図24】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第7制御処理手順を示
すフローチャートである。
【図25】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第8の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図26】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第9の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図27】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第10の制御処理手順
を示すフローチャートである。
【図28】本発明に係る画像記録装置およびデータ処理
装置を適用可能な画像記録システムで読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【図29】ジョブセパレート排紙での印刷ジョブの仕分
けを説明する概念図である。
【図30】ソート排紙での印刷ジョブの仕分けを説明す
る概念図である。
【図31】ジョブセパレート排紙での印刷を実行した後
に、排紙モードを切替えてソート排紙での印刷を実行し
た場合の排紙状態を説明する概念図である。
【符号の説明】
101A〜101D 外部機器(ホストコンピュータ) 102 画像記録装置(プリンタ) 404 ROM 407 RAM 409 CPU 410 EEPROM 2101 アプリケーション部 2102 プリンタドライバ部 2107 ジョブパケット生成部 2203 ジョブプリプロセッサ部 2206 PDLトランスレータ部 2208 描画部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ04 AQ05 AQ06 HH01 HJ04 HL01 HN18 HQ06 HQ20 HV10 HV13 2H027 ED19 FA27 ZA07 3F050 CA08 CB07 CE07 LA01 LB03 5C062 AA35 AB22 AB25 AB35 AB42 AB53 AC15 AC65 AF00 AF15 9A001 BB01 BB03 BB04 CC06 CC07 CC08 DD02 DD06 DD07 DD08 DD10 DD13 EE02 FF02 FF03 HH31 HH34 JJ14 JJ35 KK02 KK16 KK31 KK37 KK42 LL03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して複数の上位装置
    より受信した印刷ジョブを複数の排紙口に仕分け排紙可
    能な画像記録装置において、 前記複数の排紙口のそれぞれに対して前記各上位装置に
    関連付けられた識別名称を登録する登録手段と、 前記上位装置より受信した印刷ジョブに付加されている
    識別名称および前記登録手段により登録された各排紙口
    の識別名称に基づいて、前記印刷ジョブの排紙を制御す
    る第1の制御手段と、 前記第1の制御手段により前記各排紙口が識別名称に応
    じた利用形態で運用されている状態で、前記各排紙口に
    登録されている識別名称を無視した形態で不正に記録媒
    体が積載された排紙口を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された排紙口に不正に記録媒体
    が積載されたことを前記上位装置に通知する通知手段
    と、を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記各排紙口に登録されている識別名称
    を無視した排紙形態を指定される印刷ジョブの排紙を制
    御する第2の制御手段を設け、 前記検出手段は、前記第1の制御手段により前記各排紙
    口が識別名称に応じた利用形態で運用されている状態
    で、前記第2の制御手段により前記各排紙口に登録され
    ている識別名称を無視した形態で不正に記録媒体が積載
    された排紙口を検出することを特徴とする請求項1記載
    の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記第1の制御手段に
    より前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運用さ
    れている状態で、人為により不正に記録媒体が積載され
    た排紙口を検出することを特徴とする請求項1記載の画
    像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御手段は、前記印刷ジョブ
    に指定されている識別名称と同一の識別名称が登録され
    ている排紙口を検索し、該排紙口が存在する場合は、該
    排紙口に排紙を行い、該排紙口が存在しない場合は、未
    積載の排紙口に対して前記識別名称を登録し、該排紙口
    に排紙を行うものであり、 前記各排紙口の記録媒体積載状態を監視し、積載された
    記録媒体が全て取り除かれた排紙口を検出した場合、前
    記排紙口に対して登録されている識別名称を前記登録手
    段から消去する監視手段を設けたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御手段は、前記印刷ジョブ
    に指定されている識別名称と同一の識別名称が登録され
    ている排紙口に排紙を行うことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記識別名称は、ユーザ名,グループ
    名,部署名を含む、排紙口を専用に使用するオーナを表
    す情報とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記通知手段は、前記検出手段により検
    出される不正な記録媒体が積載された排紙口に登録され
    ている識別名称に基づいて、前記識別名称に関連づけら
    れている上位装置に対してのみ、前記検出手段により検
    出された排紙口に不正な記録媒体が積載されたことを通
    知することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記通知手段は、前記所定の排紙口に不
    正な記録媒体が積載された場合に、前記所定の通信媒体
    によって通信可能なすべての上位装置に対して、前記検
    出手段により検出された排紙口に不正な記録媒体が積載
    されたことを通知することを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記検知手段により検知した不正な記録
    媒体が積載された排紙口を表示するLCD、または排紙
    口に不正な記録媒体が積載されたことを示すLED等の
    表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の排紙口は、画像記録装置本
    体に設けられた複数の排紙口,画像記録装置本体に接続
    されるオプション装置に設けられた複数の排紙口を含む
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像
    記録装置。
  11. 【請求項11】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置より受信した印刷ジョブを複数の排紙口に仕分
    け排紙可能な画像記録装置と、前記画像記録装置に印刷
    ジョブを送信可能なデータ処理装置とで構成される画像
    記録システムにおいて、 前記複数の排紙口のそれぞれに対して前記各データ処理
    装置に関連付けられた識別名称を登録する登録手段と、
    前記データ処理装置より受信した印刷ジョブに付加され
    ている識別名称および前記登録手段により登録された各
    排紙口の識別名称に基づいて、前記印刷ジョブの排紙を
    制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段により
    前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運用されて
    いる状態で、前記各排紙口に登録されている識別名称を
    無視した形態で不正に記録媒体が積載された排紙口を検
    出する検出手段と、前記検出手段により検出された排紙
    口に不正に記録媒体が積載されたことを前記データ処理
    装置に通知する通知手段とを有する画像記録装置と、 前記画像記録装置より通知される情報を取得し、該取得
    した情報に基づいてユーザに対するメッセージを表示す
    る表示手段を有するデータ処理装置と、を備えることを
    特徴とする画像記録システム。
  12. 【請求項12】 前記データ処理装置に、印刷時にデー
    タ処理装置自身の固有の識別名称を取得し、該取得した
    識別名称を排紙先指定に含めた印刷ジョブを作成する第
    1のジョブ作成手段を設けたことを特徴とする請求項1
    1記載の画像記録システム。
  13. 【請求項13】 前記データ処理装置に、前記画像記録
    装置の各排紙口に対して識別名称を登録するための複数
    の識別名称登録内容を入力する入力手段と、前記入力手
    段により入力された前記複数の識別名称登録内容を前記
    画像記録装置に送信する登録内容送信手段と、前記画像
    記録装置の各排紙口に登録された複数の識別名称を前記
    画像記録装置より取得する識別名称取得手段と、印刷時
    に、前記識別名称取得手段により取得した複数の識別名
    称のいずれか複数を印刷データの排紙先指定に含めた印
    刷ジョブを作成する第2のジョブ作成手段を設けたこと
    を特徴とする請求項11記載の画像記録システム。
  14. 【請求項14】 前記データ処理装置に、前記画像記録
    装置の各排紙口に登録された複数の識別名称を前記画像
    記録装置より取得する識別名称取得手段と、印刷時に、
    前記識別名称取得手段により取得した複数の識別名称の
    いずれか複数を印刷データの排紙先指定に含めた印刷ジ
    ョブを作成する第2のジョブ作成手段を設けたことを特
    徴とする請求項11記載の画像記録システム。
  15. 【請求項15】 前記識別名称は、ユーザ名,グループ
    名,部署名を含む、排紙口を専用に使用するオーナを表
    す情報とすることを特徴とする請求項13記載の画像記
    録システム。
  16. 【請求項16】 前記画像記録装置の通知手段は、前記
    検出手段により検出される不正な記録媒体が積載された
    排紙口に登録されている識別名称に基づいて、前記識別
    名称に関連づけられているデータ処理装置に対しての
    み、前記検出手段により検出された排紙口に不正な記録
    媒体が積載されたことを通知するものであり、 前記データ処理装置の表示手段は、前記画像記録装置よ
    り不正な記録媒体が積載されたことを示す通知を取得し
    た場合に、記録媒体の取り間違いが起こらないように注
    意を促すメッセージを表示することを特徴とする請求項
    11〜14のいずれかに記載の画像記録システム。
  17. 【請求項17】 前記画像記録装置の通知手段は、前記
    所定の排紙口に不正な記録媒体が積載された場合に、前
    記所定の通信媒体によって通信可能なすべてのデータ処
    理装置に対して、前記検出手段により検出された排紙口
    に不正な記録媒体が積載されたことを通知するものであ
    り、 前記データ処理装置の表示手段は、前記画像記録装置よ
    り不正な記録媒体が積載されたことを示す通知を取得し
    た場合に、不正な記録媒体が積載された排紙口を明示し
    てユーザ間で記録媒体の取り間違いが起こらないように
    注意を促すメッセージを表示することを特徴とする請求
    項11〜15のいずれかに記載の画像記録システム。
  18. 【請求項18】 所定の通信媒体を介して複数の上位装
    置より受信した印刷ジョブを複数の排紙口に仕分け排紙
    可能な画像記録装置の制御方法において、 前記複数の排紙口のそれぞれに対して前記各上位装置に
    関連付けられた識別名称を登録する登録工程と、 前記上位装置より受信した印刷ジョブに付加されている
    識別名称および登録された各排紙口の識別名称に基づい
    て、前記印刷ジョブを排紙する排紙工程と、 前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運用されて
    いる状態で、前記各排紙口に登録されている識別名称を
    無視した形態で不正に記録媒体が積載された排紙口を検
    出する検出工程と、 該検出された排紙口に不正に記録媒体が積載されたこと
    を前記上位装置に通知する通知工程と、を有することを
    特徴とする画像記録装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 所定の通信媒体を介して複数のデータ
    処理装置より受信した印刷ジョブを複数の排紙口に仕分
    け排紙可能な画像記録装置と、前記画像記録装置に印刷
    ジョブを送信可能なデータ処理装置とで構成される画像
    記録システムの制御方法において、 前記画像記録装置における、前記複数の排紙口のそれぞ
    れに対して前記各データ処理装置に関連付けられた識別
    名称を登録する登録工程と、前記データ処理装置より受
    信した印刷ジョブに付加されている識別名称および登録
    された各排紙口の識別名称に基づいて、前記印刷ジョブ
    を排紙する排紙工程と、前記各排紙口が識別名称に応じ
    た利用形態で運用されている状態で、前記各排紙口に登
    録されている識別名称を無視した形態で不正に記録媒体
    が積載された排紙口を検出する検出工程と、該検出され
    た排紙口に不正に記録媒体が積載されたことを前記デー
    タ処理装置に通知する通知工程と、 前記データ処理装置における、前記画像記録装置より通
    知される情報を取得し、該取得した情報に基づいてユー
    ザに対するメッセージを表示する表示工程と、を備える
    ことを特徴とする画像記録システムの制御方法。
  20. 【請求項20】 所定の通信媒体を介して複数の上位装
    置より受信した印刷ジョブを複数の排紙口に仕分け排紙
    可能な画像記録装置に、 前記複数の排紙口のそれぞれに対して前記各上位装置に
    関連付けられた識別名称を登録する登録工程と、 前記上位装置より受信した印刷ジョブに付加されている
    識別名称および登録された各排紙口の識別名称に基づい
    て、前記印刷ジョブを排紙する排紙工程と、 前記各排紙口が識別名称に応じた利用形態で運用されて
    いる状態で、前記各排紙口に登録されている識別名称を
    無視した形態で不正に記録媒体が積載された排紙口を検
    出する検出工程と、 該検出された排紙口に不正に記録媒体が積載されたこと
    を前記上位装置に通知する通知工程と、を実行させるた
    めのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能
    な記憶媒体。
  21. 【請求項21】 所定の通信媒体を介して複数の上位装
    置より受信した印刷ジョブを複数の排紙口に仕分け排紙
    可能な画像記録装置に、前記複数の排紙口のそれぞれに
    対して前記各データ処理装置に関連付けられた識別名称
    を登録する登録工程と、前記データ処理装置より受信し
    た印刷ジョブに付加されている識別名称および登録され
    た各排紙口の識別名称に基づいて、前記印刷ジョブを排
    紙する排紙工程と、前記各排紙口が識別名称に応じた利
    用形態で運用されている状態で、前記各排紙口に登録さ
    れている識別名称を無視した形態で不正に記録媒体が積
    載された排紙口を検出する検出工程と、該検出された排
    紙口に不正に記録媒体が積載されたことを前記データ処
    理装置に通知する通知工程とを実行させ、 前記画像記録装置に所定の通信媒体を介して印刷ジョブ
    を送信可能なデータ処理装置に、前記画像記録装置より
    通知される情報を取得し、該取得した情報に基づいてユ
    ーザに対するメッセージを表示する表示工程を実行させ
    るためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り
    可能な記憶媒体。
JP29841999A 1999-10-20 1999-10-20 画像記録装置並びに画像記録システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制御方法および記憶媒体 Pending JP2001113798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29841999A JP2001113798A (ja) 1999-10-20 1999-10-20 画像記録装置並びに画像記録システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制御方法および記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29841999A JP2001113798A (ja) 1999-10-20 1999-10-20 画像記録装置並びに画像記録システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制御方法および記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001113798A true JP2001113798A (ja) 2001-04-24

Family

ID=17859472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29841999A Pending JP2001113798A (ja) 1999-10-20 1999-10-20 画像記録装置並びに画像記録システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制御方法および記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001113798A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023878A (ja) * 2006-07-22 2008-02-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、混載状態警告方法および混載状態警告プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023878A (ja) * 2006-07-22 2008-02-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、混載状態警告方法および混載状態警告プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001175440A (ja) データ処理装置並びに画像記録装置並びにデータ処理装置の制御方法並びに画像記録装置の制御方法および記憶媒体
US6965404B2 (en) Image recording device, image input device, and data processor, image recording method, and storage medium recording image record control program
US6914687B1 (en) Data processing apparatus and image recording apparatus, method for controlling data processing apparatus and method for controlling image recording apparatus, and storage medium
US7379200B2 (en) Printing system, method for controlling printing system, and computer-readable memory medium
EP1085745B1 (en) Data processing apparatus, image recording apparatus, method of controlling data processing apparatus, method of controlling image recording apparatus, and storage medium
EP0936536B1 (en) Image output method and apparatus therefor
EP0825551B1 (en) Data output control method and apparatus, and associated control program
JP2001094719A (ja) 画像記録装置並びに画像記録システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制御方法および記憶媒体
JP4573975B2 (ja) 印刷装置および印刷システムおよび印刷装置の制御方法および記憶媒体
JP2001080176A (ja) データ処理装置並びに画像記録装置並びにデータ処理装置の制御方法並びに画像記録装置の制御方法および記憶媒体
JP2001113798A (ja) 画像記録装置並びに画像記録システム並びに画像記録装置の制御方法並びに画像記録システムの制御方法および記憶媒体
JP2001246813A (ja) 印刷装置及びその制御方法及び印刷システム
JP4323635B2 (ja) 画像記録装置
JP2001080175A (ja) データ処理装置並びに画像記録装置並びにデータ処理装置の制御方法並びに画像記録装置の制御方法および記憶媒体
JP4346747B2 (ja) 画像記録装置
JP4011804B2 (ja) 画像記録装置並びに画像記録システムおよび画像記録方法
JP2001092612A (ja) データ処理装置並びに画像記録装置並びにデータ処理装置の制御方法並びに画像記録装置の制御方法および記憶媒体
JP3450700B2 (ja) 画像出力方法及び装置
JP4612780B2 (ja) 画像記録装置、制御装置、制御方法、並びに、プログラム
JP3507338B2 (ja) 画像記録装置および該画像記録装置の制御方法
JPH1148585A (ja) 印刷装置およびその給排紙指定方法
JP2001205869A (ja) 印刷装置並びに印刷装置の制御方法並びに記憶媒体並びに印刷システムおよび画像処理方法
JP2000246996A (ja) 画像記録装置、排出履歴情報出力方法及び記憶媒体
JP4346725B2 (ja) 画像出力方法及び装置
JP2000198616A (ja) 画像記録装置